JP2008092846A - 循環型養魚システム - Google Patents

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Abstract

【課題】飼育水中の有機物についても分解処理できるとともに、溶存酸素濃度の高い飼育水を養殖水槽内へ戻すことのできる循環型養魚システムを提供する。
【解決手段】飼育水中の有機物を分解して浄化する微生物処理装置を、固液分離された飼育水を貯留する貯留槽51と、エアレーション送水ポンプ54と、上記貯留槽51の上部に配置される、その表面に微生物が付着された担体が設置された浄化槽53と、上記エアレーション送水ポンプ54から吐出された飼育水を上記浄化槽53内へ吐出させる第1の吐出手段56と、上記浄化槽53の上部から上記養殖水槽1内へ戻すための吐出管と、上記吐出管の内部に配設された、一端が上記吐出管の突出口側に開口する空気導入管とを備えた第2の吐出手段57とから構成し、上記養殖水槽1内へ、微生物により浄化された溶存酸素濃度の高い飼育水を戻すようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、水槽内で魚類を養殖する養魚システムに関するもので、特に、水槽内の飼育水を循環させて使用する循環型養魚システムに関する。
従来、水槽内で魚類を養殖する養魚システムとしては、養殖水槽内の飼育水を循環させて使用する循環型養魚システムが知られている。図5はその一構成例を示す図で、この循環型養魚システムでは、まず、円筒形の養殖水槽81の底部に排出口81Dを設け、この排出口81Dから、上記養殖水槽81の底部に集まった魚の糞や残餌を含んだ飼育水を、サイクロン型の固液分離装置82に送って固液分離し、上記糞や残餌等の固形分を上記固液分離装置82の排出口82Dより排出するとともに、固形分が除去された飼育水をフィルタ装置83に送り、上記固液分離装置82では取りきれなかった粒径の小さな固形物を除去する。次に、上記大小の固形物が除去された飼育水をバイオフィルタ84に送り、好気性バクテリアの作用により、上記魚類の排泄物中に含まれるアンモニアを酸化して硝酸に変化させた後、脱窒素槽85に送りこれを除去する。最後に、上記飼育水を、紫外線照射装置86を用いて殺菌してから、酸素溶入器87に入れて、この酸素溶入器87において上記飼育水に酸素発生装置88で発生させた酸素を補給し、この殺菌・酸素補給された飼育水を上記養殖水槽81に戻すようにしている。
これにより、養殖水槽81内の環境を常に浄化された状態に保つことができるので、魚類の養殖を効率よくかつ確実に行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第3769680号公報
しかしながら、上記従来の循環型養魚システムでは、固液分離装置82やフィルタ装置83により魚の糞や残餌などの固形分を除去してはいるものの、上記飼育水中に含まれている有機物を除去する手段を備えていないことから、飼育水の浄化が十分とはいえなかった。
また、上記循環型養魚システムでは、飼育水に酸素を補給する際に、専用の容器(酸素溶入器87)や酸素発生装置88のような高価な設備を用いているため、広いスペースが必要なだけでなく、コスト高となっていた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、飼育水中の有機物についても分解処理することができるとともに、簡単な構成で溶存酸素濃度の高い飼育水を養殖水槽内へ戻すことのできる循環型養魚システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、魚介類を飼育する養殖水槽と、この養殖水槽から回収した飼育水を固液分離する固液分離槽と、浄化槽内に設置された担体表面に付着された微生物により、上記固液分離槽から送られてくる飼育水中の有機物を分解して浄化する微生物処理装置とを備え、養殖水槽の飼育水を回収して浄化した後再び養殖水槽に供給する循環型養魚システムにおいて、上記微生物処理装置を上記固液分離された飼育水を貯留する貯留槽と、この貯留槽内に設置された水中ポンプと、上記貯留槽の上部に配置される、その表面に微生物が付着された担体が設置された浄化槽と、上記水中ポンプから吐出された飼育水を上記浄化槽内へ吐出させる吐出手段と、上記浄化槽の上部から上記養殖水槽内へ戻すための吐出管と、上記吐出管の内部に配設された、一端が上記吐出管の突出口側に開口する空気導入管とから構成し、上記養殖水槽内へ、微生物により浄化された溶存酸素濃度の高い飼育水を戻すようにしたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の循環型養魚システムにおいて、上記養殖水槽を円筒状もしくは逆円錐状としてその下部側に集沈槽を設け、この集沈槽内に送水ポンプを設置して沈殿槽内の飼育水を回収するとともに、上記浄化された飼育水を上記養殖水槽の周縁部から上記養殖水槽内に戻して養殖水槽中に水流を発生させ、上記飼育水中の糞や残餌を上記集沈槽内に集めるようにしたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の循環型養魚システムにおいて、上記飼育水中の汚濁物質を吸着して濾過する鉱石を備えた鉱石濾過槽とを設けるとともに、上記微生物処理装置の後段に、上記飼育水中のアンモニアを吸着するための吸着剤を配置した吸着槽を設けて、アンモニアを取り除いた飼育水を上記養殖水槽内へ戻すようにしたものである。
本発明によれば、魚介類を飼育する養殖水槽の飼育水を回収して浄化した後再び養殖水槽に供給する際に、養殖水槽から回収した固液分離した飼育水を、貯留槽と、この貯留槽内に設置された水中ポンプと、上記貯留槽の上部に配置される、その表面に微生物が付着された担体が設置された浄化槽と、上記水中ポンプから吐出された飼育水を上記浄化槽内へ吐出させる吐出手段と、上記浄化槽の上部から上記養殖水槽内へ戻すための吐出管と、上記吐出管の内部に配設された、一端が上記吐出管の突出口側に開口する空気導入管とから構成し、上記微生物により飼育水内の有機物を分解して飼育水を浄化するとともに、その内部に空気導入管を配設した吐出管から微細化された気泡を含んだ溶存酸素濃度の高い飼育水を上記養殖水槽内へ戻すようにしたので、簡単な構成で溶存酸素濃度が高く、かつ、浄化された飼育水を戻すことができる。
このとき、上記養殖水槽を円筒状もしくは逆円錐状としてその下部側に集沈槽を設け、この集沈槽内に送水ポンプを設置して集沈槽内の飼育水を回収するとともに、上記浄化された飼育水を上記養殖水槽の周縁部から上記養殖水槽内に戻して養殖水槽中に水流を発生させ、上記飼育水中の糞や残餌を上記集沈層に集めるようにすれば、魚の糞や残餌などを上記集沈槽に効率よく集めることができるので、魚類の泳いでいる領域を清浄に保つことができる。
また、上記微生物処理装置の後段に、上記飼育水中のアンモニアを吸着するための吸着剤を配置した吸着分離槽を設けて、アンモニアを取り除いた飼育水を上記養殖水槽内へ戻すようにすれば、養殖水槽内を更に浄化することができる。
以下、本発明の最良の形態について、図面に基づき説明する。
図1及び図2は、本最良の形態に係る循環型養魚システムの構成を示す図である。各図において、1は養殖する魚類と飼育水とを収納する円筒形の養殖水槽で、その中央部の下側には飼育水中の糞や残餌を集めるための集沈槽11が設けられている。12は上記集沈槽11内に設置された送水ポンプ、2は上記送水ポンプ12で回収した集沈槽11内の汚れた飼育水から、糞や残餌などの固形物を沈降させる処理を行う固液分離槽、3は槽本体3a内に気泡を噴出させて、上記固液分離槽2では取りきれなかった微細な固形物を上部へ浮き上がらせて、槽本体3a中央部に設けられた排出管3bから排出する加圧浮上浄化槽、4はその表面に嫌気性の微生物が養生付着された接触材4aが設置された酸化接触槽、5は上記酸化接触槽4から送られてきた飼育水を貯留する貯留槽51と、この貯留槽51の上側に設けられた、その表面に好気性の微生物が付着された担体52が設置された浄化槽53とを備えた微生物処理装置、6は上記微生物処理装置5の後段に設けられ、上記飼育水中のアンモニアや窒素を吸着するための吸着剤6aが配置された吸着分離槽、7は上記飼育水中の汚濁物質を吸着して濾過する鉱石7aを備えた鉱石濾過槽、8はこの鉱石濾過槽7で濾過された飼育水を貯留する浄化水貯留槽、9は上記固液分離槽2と加圧浮上浄化槽3で分離された固形物を含む汚水を収納する汚水槽である。以下、上記固液分離槽2から浄化水貯留槽8及び汚水槽9を浄化処理手段10という。
上記養殖水槽1の集沈槽11から回収された汚れた飼育水は、固液分離槽2、加圧浮上浄化槽3、酸化接触槽4、及び、微生物処理装置5により浄化され、後述する微生物処理装置5に設けられた第2の吐出手段57の帰還用のパイプ57rから養殖水槽1内に戻されるが、その一部は、上記微生物処理装置5から吸着分離槽6及び鉱石濾過槽7に送られた後、鉱石濾過槽7の後段に設けられた浄化水貯留槽8の供給用のパイプ8pから養殖水槽1内に戻される。なお、上記帰還用のパイプ57rと上記供給用のパイプ8pとは上記養殖水槽1の周縁部にそれぞれ設置されており、かつ、各パイプ57r,8pの吹き出し口は、当該パイプから吹き出される飼育水の方向が上記養殖水槽1の周方向になるように向けられている。
なお、図1では、飼育水の浄化手順を明確にするため、浄化処理手段10の各槽を全て養殖水槽1の上部に記載した。
ところで、上記浄化槽53中の飼育水中の有機物を効率よく分解するためには、上記飼育水の溶存酸素濃度を高めて、上記浄化槽53内に設置された担体52に付着されている好気性の微生物を活性化してやる必要がある。そこで、本例では、上記微生物処理装置5の貯留槽51内に設置する送水ポンプとして、図1に示すような、一端が空気中に開口する空気吸入パイプ54pを備えたエアレーション送水ポンプ54を用いている。このエアレーション送水ポンプ54は、図3に示すように、モータ54Mにより回転するスクリュー羽根54kの吸入み口近傍に上記空気吸入パイプ54pの他端側を配置したもので、上記スクリュー羽根54kの回転により貯留槽51内の飼育水が引き込まれる際に、上記吸込み口近傍は負圧となることを利用して、大気中の空気を上記吸込み口近傍に供給することができるようにしている。これにより、上記供給された空気を上記スクリュー羽根54kにより上記飼育水に巻き込んで混合することができるので、上記エアレーション送水ポンプ54の排出管54nから移送管55を介して、浄化槽53に送られる飼育水中の溶存酸素濃度を高めることができる。この溶存酸素濃度の高い飼育水は、移送管55を介して、浄化槽53内に設置された上記担体52底部側に設けられた、複数のノズル56nを備え第1の吐出手段56に圧送され、上記ノズル56nの先端から上記浄化槽53内へ吐出される。
また、上記浄化槽53の中央部には、浄化槽53の上部から上記養殖水槽1へ飼育水を戻すための帰還用の吐出管57aと、この吐出管57aの内部に設置された、一端が空気中に開口し他端が上記吐出管57aの吐出口側に開口する空気導入管57bとを備えた第2の吐出手段57が設けられている。
図4は上記第2の吐出手段57の詳細を示す図で、第2の吐出手段57の帰還用の吐出管57aの上部には、飼育水導入口57sが設けられており、その下部には空気導入管57bの吐出側において、その径が小さくなるようなテーパー部57pと上記吐出管57a内を通って落下する飼育水に上記空気導入管57bからの空気を巻き込んで微細気泡を発生させる気液混合部57qとが設けられており、この気液混合部57qの先端に、上記飼育水を上記養殖水槽1に戻すための帰還用のパイプ57rが取付けられている。
次に、本発明による循環型養魚システムにおける飼育水の浄化方法について説明する。
まず、送水ポンプ12により、円筒形の養殖水槽1の中央部の下側に設けられた上記集沈槽11内の糞や残餌が多く含まれる飼育水を回収して固液分離槽2に送る。
本例では、図2に示すように、微生物処理装置5の帰還用のパイプ57rと浄化水貯留槽8の供給用のパイプ8pとから養殖水槽1に戻される飼育水は、養殖水槽1の周縁部から養殖水槽1の周方向に沿って吐出されるので、養殖水槽1中には渦巻き状の水流が発生する。これにより、上記飼育水中の糞や残餌は、上記集沈槽11内に集まり易くなるので、魚の糞や残餌を効率よく集めることができるとともに、養殖水槽1内を清浄に保つことができる。
固液分離槽2では、飼育水中の糞や残餌などの固形物をその底部に沈降させ、これを汚水槽9に送るとともに、槽の上部から上記固形物が取り除かれた飼育水を、加圧浮上浄化槽3に送る。加圧浮上浄化槽3では槽本体3a内に気泡を噴出させて、上記固液分離槽2では取りきれなかった微細な固形物を上部へ浮き上がらせて、槽本体3a中央部に設けられた排出口3bから汚水槽9に排出するとともに、その底部の微細な固形物が除去された飼育水を酸化接触槽4に送り、上記飼育水を嫌気性の微生物が養生付着された接触材に接触させて、上記飼育水中の上記微生物の栄養分となる有機物を取り除いた後、飼育水を微生物処理装置5に送るとともに、この浄化した飼育水の溶存酸素濃度を高めて上記養殖水槽1内へ戻す。
ここで、微生物処理装置5の作用について詳細に説明する。
エアレーション送水ポンプ54を稼動すると、貯留槽51中の飼育水は、スクリュー羽根54kの回転によりエアレーション送水ポンプ54に吸込まれ、移送管55を介して浄化槽53内に設置された第1の吐出手段56のノズル56nから浄化槽53内へ吐出される。このとき、上記飼育水は、エアレーション送水ポンプ54の吸込み口近傍において、空気吸入パイプ54pから吸込まれた空気を巻き込みながら混合するので、上記浄化槽53内へは、溶存酸素濃度の高い飼育水が供給される。この飼育水は、上記浄化槽53内を上昇していく過程で、担体52に付着された好気性の微生物により有機物が分解されて浄化される。本例では上記のように、浄化槽53内へ溶存酸素濃度の高い飼育水を供給しているので、好気性の微生物による飼育水の浄化を効率よくかつ確実に行うことができる。
また、第1の吐出手段56からは貯留槽51から順次飼育水が供給されるので、上記浄化槽53内の水位は上昇する。この水位が帰還用の吐出管57aの上部に形成された浄化水導入口57sまで達すると、上記浄化槽53上部の浄化された飼育水は、エアーを巻き込みながら、上記浄化水導入口57sから帰還用の吐出管57a内へと流れ込み、テーパー部57pで空気導入管57bの周りに集められ、気液混合部57qにて、上記空気導入管57b内の空気と接触する。このとき、上記飼育水はほぼ浄化槽53の高さ分だけ落下することからその流速は極めて大きくなる。このため、上記飼育水は、気液混合部57qにて上記空気導入管57bの下部の空気を巻き込みながら、帰還用のパイプ57rを介して、養殖水槽1内に吐出される。これにより、上記養殖水槽1内へは、浄化された微細な気泡を含んだ飼育水が戻されることになる。
これにより、酸素溶入器や酸素発生装置を用いることなく、飼育水中の溶存酸素濃度を高めることができる。
また、本例では、上記浄化槽53の底部に貯留室58を設け、この貯留室58に貯留されている浄化された飼育水の一部を吸着分離槽6に送り、吸着材6aの作用により上記飼育水中のアンモニアや窒素を吸着した後、鉱石濾過槽7に送って上記飼育水中の汚濁物質を吸着して濾過するようにしている。上記鉱石濾過槽7で濾過されて更に浄化された飼育水は浄化水貯留槽8に貯留され、必要に応じて、供給用のパイプ8pから養殖水槽1内に戻される。これにより、上記養殖水槽1内の飼育水を更に浄化することができるので、養殖水槽1内の環境を常に浄化された状態に保つことができ、魚類の養殖を効率よくかつ確実に行うことができる。
このように、本最良の形態によれば、魚介類を飼育する養殖水槽1から回収した飼育水を固液分離槽2で固液分離した後、槽内に設置された担体表面に付着された微生物により、上記飼育水中の有機物を分解して浄化する微生物処理装置を、上記固液分離された飼育水を貯留する貯留槽51と、この貯留槽51内に設置された、エアレーション送水ポンプ54と、上記貯留槽51の上部に配置される、その表面に微生物が付着された担体が設置された浄化槽53と、上記エアレーション送水ポンプ54から吐出された溶存酸素濃度の高い飼育水を上記浄化槽53内へ吐出させる第1の吐出手段56と、上記浄化槽53の上部から上記養殖水槽1内へ戻すための吐出管57aと、上記吐出管57aの内部に配設された、一端が上記吐出管57aの突出口側に開口する空気導入管57bとを備えた第2の吐出手段57とから構成し、上記養殖水槽1内へ、微生物により浄化された溶存酸素濃度の高い飼育水を戻すようにしたので、飼育水中の有機物についても効率よく分解処理することができるとともに、簡単な構成で溶存酸素濃度の高い飼育水を養殖水槽1内へ戻すことができる。
なお、上記最良の形態では養殖水槽1を円筒状にしたが、逆円錐状としてもよい。これにより、飼育水中の糞や残餌を更に効率よく集沈槽内に集めることができる。但し、この場合には、養殖水槽1の容積が減少するので、飼育する魚類の種類や数により、円筒状もしくは逆円錐状を選択するようにすればよい。
本発明によれば、簡単な構成で溶存酸素濃度が高く、かつ、浄化された飼育水を戻すことができるので、養殖水槽内の環境を常に浄化された状態に保つことができ、魚類の養殖を効率よくかつ確実に行うことができる。
本最良の形態に係る循環型養魚システムの構成を示す図である。 本最良の形態に係る循環型養魚システムの構成を示す平面図である。 本最良の形態に係るエアレーション送水ポンプを示す図である。 本最良の形態に係る第2の吐出手段の要部断面図である。 従来の循環型養魚システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 養殖水槽、2 固液分離槽、3 加圧浮上浄化槽、3a 槽本体、3b 排出管、
4 酸化接触槽、4a 接触材、5 微生物処理装置、6 吸着分離槽、6a 吸着剤、
7 鉱石濾過槽、7a 鉱石、8 浄化水貯留槽、8p 供給用のパイプ、9 汚水槽、
10 浄化処理手段、11 集沈槽、12 送水ポンプ、51 貯留槽、52 担体、
53 浄化槽、54 エアレーション送水ポンプ、54p 空気吸入パイプ、
54M モータ、54k スクリュー羽根、54n 排出管、55 移送管、
56 第1の吐出手段、56n ノズル、57 第2の吐出手段、
57a 帰還用の吐出管、57b 空気導入管、57r 帰還用のパイプ。

Claims (3)

  1. 魚介類を飼育する養殖水槽と、この養殖水槽から回収した飼育水を固液分離する固液分離槽と、曝気槽内に設置された担体表面に付着された微生物により、上記固液分離槽から送られてくる飼育水中の有機物を分解して浄化する微生物処理装置とを備え、養殖水槽の飼育水を回収して浄化した後再び養殖水槽に供給する循環型養魚システムにおいて、上記微生物処理装置を上記固液分離された飼育水を貯留する貯留槽と、この貯留槽内に設置された水中ポンプと、上記貯留槽の上部に配置される、その表面に微生物が付着された担体が設置された浄化槽と、上記水中ポンプから吐出された飼育水を上記浄化槽内へ吐出させる吐出手段と、上記浄化槽の上部から上記養殖水槽内へ戻すための吐出管と、上記吐出管の内部に配設された、一端が上記吐出管の突出口側に開口する空気導入管とから構成し、上記養殖水槽内へ、微生物により浄化された溶存酸素濃度の高い飼育水を戻すようにしたことを特徴とする循環型養魚システム。
  2. 上記養殖水槽を円筒状もしくは逆円錐状としてその下部側に集沈槽を設け、この集沈槽内に送水ポンプを設置して沈殿槽内の飼育水を回収するとともに、上記浄化された飼育水を上記養殖水槽の周縁部から上記養殖水槽内に戻して養殖水槽中に水流を発生させ、上記飼育水中の糞や残餌を上記集沈槽内に集めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の循環型養魚システム。
  3. 上記微生物処理装置の後段に、上記飼育水中のアンモニアを吸着するための吸剤を配置した吸着分離槽を設けて、アンモニアを取り除いた飼育水を上記養殖水槽内へ戻すようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の循環型養魚システム。
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