JP2008088799A - ランナ装置 - Google Patents

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一雄 高田
Yoshio Kanemoto
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Abstract

【課題】ランナ本体,上下調整機構の組立工作を容易にする。ランナ本体の耐荷重性を高める。
【解決手段】レールRを走行するランナ本体2の内部に戸板Dに連結される吊軸3と連係して戸板Dの吊持ち高さを調整する上下調整機構4が収容されている。上下調整機構4は、吊軸3に連結され吊軸3を上下移動させるリンク部41とランナ本体2に螺合されてリンク部41に突当てられリンク部41を動作させる調整ネジ42とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、折戸,引戸等の戸板の上部を吊持ちして折戸,引戸等の開閉を案内する上吊式のランナ装置に係る技術分野に属する。
上吊式のランナ装置では、戸板のおさまりの修正等のために、戸板の吊持ち高さを調整する上下調整機構が設けられる。上下調整機構としては、戸板側での大幅な取付け加工を避けるために、天井,鴨居等に配設されたレールを走行するランナ本体(走行部材)に設けられるタイプのものがある。このタイプの上下調整機構については、制約されたレールの空間に配置されるランナ本体からの無用の突出を避けるために、ランナ本体の内部にコンパクトに収容することが要求される。
従来、上下調整機構をランナ本体の内部にコンパクトに収容することを指向したランナ装置としては、例えば、以下に記載のものが知られている。
特開2004−36267号公報。
特許文献1には、レールを走行するランナ本体の内部に戸板に連結される吊軸と連係して戸板の吊持ち高さを調整する上下調整機構が収容されたランナ装置が記載されている。上下調整機構は、ランナ本体にスライド可能に支持されたスライダと、スライダに穿孔され吊軸の上下移動を案内するスライド用長孔と、吊軸に固定されスライド用長孔に挿通されたピンと、ランナ本体に抜止めされてスライダに螺合されスライダをスライド動作させる調整ネジとからなる。
特許文献1に係るランナ装置は、上下調整機構にギア噛合等の複雑な構造を回避したスライド構造を採用することで、上下調整機構をランナ本体の内部にコンパクトに収容している。
特許文献1に係るランナ装置では、上下調整機構の各部をランナ本体の内部に収容し、上下調整機構の調整ネジをランナ本体に抜止めするとともに上下調整機構のスライダに螺合させなければならないため、ランナ本体,上下調整機構の組立工作が面倒であるという問題点がある。また、ランナ本体の内部に上下調整機構の比較的大型部品であるスライダのスライド空間を確保することでランナ本体の強度が低下してしまうため、ランナ本体の耐荷重性が低いという問題点がある。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、ランナ本体,上下調整機構の組立工作が容易でランナ本体の耐荷重性の高いランナ装置を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係るランナ装置は、特許請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、レールを走行するランナ本体の内部に戸板に連結される吊軸と連係して戸板の吊持ち高さを調整する上下調整機構が収容されたランナ装置において、上下調整機構は吊軸に連結され吊軸を上下移動させるリンク部とランナ本体に螺合されてリンク部に突当てられリンク部を動作させる調整ネジとからなることを特徴とする。
この手段では、調整ネジをランナ本体に螺合させ上下調整機構のリンク部に突当てるようにしたことで、上下調整機構の他の部品をランナ本体に収容した後で調整ネジをランナ本体に螺合させて収容させることができる。また、上下調整機構の吊軸を上下移動させる部品としてリンク部を採用したことで、ランナ本体の内部に大きなスライド空間等を確保する必要がなくなる。
また、請求項2では、レールを走行するランナ本体の内部に戸板に連結される吊軸と連係して戸板の吊持ち高さを調整する上下調整機構が収容されたランナ装置において、上下調整機構は吊軸に連結され吊軸を上下移動させるリンク部とランナ本体に設けた受溝に嵌め込んだナットに螺合されてリンク部に突当てられリンク部を動作させる調整ネジとからなることを特徴とする。
この手段では、調整ネジをランナ本体ではなくランナ本体に設けたナットに螺合させる。
また、請求項3では、請求項1または2記載のランナ装置において、上下調整機構のリンク部はリンクプレートと吊軸に固定されリンクプレートの一端部に嵌合された第1リンクピンと上下整機構の調整ネジが突当てられるリンクプレートの他端部に嵌合された第2リンクピンとからなることを特徴とする。
この手段では、上下調整機構のリンク部として2軸リンク構造が採用される。
また、請求項4では、請求項3のランナ装置において、ランナ本体は上下調整機構のリンク部の第1リンクピン,第2リンクピンの動作方向を規制する規制溝が設けられていることを特徴とする。
この手段では、上下調整機構のリンク部の第1リンクピン,第2リンクピンの動作方向がランナ本体の規制溝によって規制される。
また、請求項5では、請求項4のランナ装置において、上下調整機構のリンク部の第1リンクピン,第2リンクピンは円柱形の丸ピンとされ、ランナ本体の規制溝は長孔形とされていることを特徴とする。
この手段では、上下調整機構のリンク部の丸ピンからなる第1リンクピン,第2リンクピンの動作方向がランナ本体の長孔形からなる規制溝によって規制される。
また、請求項6では、請求項3〜5のいずれかのランナ装置において、上下調整機構のリンク部の第2リンクピンはリンクプレートの他端部とともに上下整機構の調整ネジが突当てられる大径部が設けられていることを特徴とする。
この手段では、上下整機構の調整ネジが上下整機構のリンク部のリンクプレート,第2リンクピンに双方に突当てられる。
また、請求項7では、請求項1〜6のいずれかのランナ装置において、ランナ本体は走行方向に延びて上下調整機構,吊軸を両側から覆う縦面で接合される二つ割構造からなることを特徴とする。
この手段では、上下調整機構の一部と吊軸とがランナ本体の半部で両側から挟まれ覆われるようにしてランナ本体に収容される。
本発明に係るランナ装置は、上下調整機構の調整ネジをランナ本体に螺合させ上下調整機構のリンク部に突当てるようにしたことで、上下調整機構の他の部品をランナ本体に内蔵した後で調整ネジをランナ本体に螺合させて内蔵させることができるため、ランナ本体,上下調整機構の組立工作が容易になる効果がある。また、上下調整機構の吊軸を上下移動させる部品としてリンク部を採用したことで、ランナ本体の内部に大きなスライド空間等を確保する必要がなくなるため、ランナ本体の耐荷重性が高くなる効果がある。
以下、本発明に係るランナ装置を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、図1に示すように、天井,鴨居等に直線状に配設された下部開放の箱形のレールRの内部を走行するものを示してある。
この実施形態は、走行輪1,ランナ本体2,吊軸3,上下調整機構4の各部で構成されている。
走行輪1は、図1に示すように、ランナ本体2に固定された車軸11の両端部にベアリング(図示せず)を介して車輪12が回転可能に支持されている。この走行輪1は、ランナ本体2に間隔(前後方向に)を介して2基が配置され、2軸4輪からなる安定した転動構造でレールRの内部を円滑に走行する。
ランナ本体2は、図1,図4〜図7に示すように、レールRの長さ方向に細長く形成されてレールRの内部に収容されるブロック体21に補強リブ22,走行輪受孔23,組立用ビス孔24,位置決部材25,吊軸挿通溝26,規制溝27,調整ネジ用螺合孔28が設けられている。ブロック体21は、走行方向に延びた縦面(接合面)で接合される2つの半部21a,21bの二つ割構造からなる(図6,図7参照)。補強リブ22は、ブロック体21の半部21a,21bに走行輪受孔23,組立用ビス孔24,位置決部材25,吊軸挿通溝26,規制溝27,調整ネジ用螺合孔28の周縁を囲む等して補強するもので、結果的にブロック体21の半部21a,21bの他部分に接合面に開放された肉抜きを形成してランナ本体1の軽量化をも図っている。走行輪受孔23は、走行輪1の車軸1が挿通されるもので、ブロック体21の半部21a,21bに間隔を介して2個ずつが貫通形成されている。組立用ビス孔24は、ブロック体21の接合された半部21a,21bをカシメにより固定するビス29が挿通されるもので、ブロック体21の半部21a,21bに間隔(走行輪受孔23よりも長い)を介して2個ずつが貫通形成されている。位置決部材25は、ブロック体21の半部21a,21bを接合する際に位置決めするもので、ブロック体21の一方の半部21aに接合面から突出した突起25aが間隔(組立用ビス孔24とほぼ同一)を介して2個設けられ他方の半部21bに接合面に開口され突起25aが嵌合される受穴25bが間隔を介して2個設けられている(図6,図7参照)。吊軸挿通溝26は、吊軸3の後述する連結部31が挿通されるもので、ブロック体21の半部21a,21bの中央部分に接合により平面が円形の相対する位置に弦を設けた形状になるように形成されている。規制溝27は、図4,図5に詳細に示されるように、上下調整機構4の後述するリンク部41の第1リンクピン412,第2リンクピン413の動作方向を規制するもので、ブロック体21の半部21a,21bの接合面に開放されて長孔形に形成され、第1規制溝27aが吊軸挿通溝26の上部付近に吊軸3の移動方向である上下方向に配置され、第2規制溝27bが第1規制溝27aに近接して傾斜して配置されている。調整ネジ用螺合孔28は、後述する上下調整機構4の調整ネジ42が螺合されるもので、ブロック体21の半部21a,21bの下端に開口されて吊軸挿通溝26(規制溝27の第1規制溝27a)に向けて上昇傾斜する軸線(規制溝27の第2規制溝27bの長軸線と同一線上にあって一部が重なっている)で斜めに雌ネジが刻設されている。
吊軸3は、図1〜図3に示すように、円柱形のシャフトを基本形として上部から連結部31,ピン孔32,フランジ部33が設けられている。連結部31は、円柱を平面が円形の相対する位置に弦を設けた形状になるようにカットしたもので、上半部に位置してランナ本体1のブロック体21の上下幅よりもわずかに長く形成されている。ピン孔32は、後述する上下調整機構4のリンク部41の第1リンクピン412が挿通固定されるもので、連結部31の上端部付近に位置されている。フランジ部33は、戸板Dに取付けられた連結部材(図示せず)に連結され抜止めされるもので、下端部に径を大きくして設けられている。
上下調整機構4は、図2,図3に詳細に示されるように、リンク部41,調整ネジ42からなる。リンク部41は、リンクプレート411,第1リンクピン412,第2リンクピン413からなる。リンクプレート411は、両端部が円弧形の細板形の板部411aの両端部に嵌合孔411bが穿孔されている。このリンクプレート411は、同一形状のものが1対用意される。第1リンクピン412は、吊軸3のピン孔32に挿通固定され吊軸3の連結部31の両外側でリンクプレート411の嵌合孔411bにそれぞれ嵌合される円柱形の丸ピンに形成されている。この第1リンクピン412は、軸長が嵌合されているリンクプレート411の嵌合孔411bから少し外側に突出する程度に設定されている。第2リンクピン413は、リンクプレート411の嵌合孔411bにそれぞれ嵌合される小径部413aと小径部413aの間にある大径部413bとにより段付きの円柱形の丸ピンに形成されている。この第2リンクピン413は、大径部413bの外周面がリンクプレート411の板部411aの両端部の円弧形と同一面を形成するように設定されている。調整ネジ42は、ランナ本体2の調整ネジ用螺合孔28に螺合されてリンク部41のリンクプレート411の板部411aと第2リンクピン413の大径部413bとに突当てられるもので、外周面の全体に雄ネジが刻設された頭部のない柱状ネジに形成されている。
この形態を組立てるには、まず、図2,図3に示すように、吊軸3に上下調整機構4のリンク部41を連結する。この連結については、挿通,嵌合工作となるため、自動機で簡単に実施することができる。次に、図6,図7に示すように、連結された吊軸3と上下調整機構4のリンク部41との両側からランナ本体2のブロック体21の半部21a,21bを接合させ、吊軸3と上下調整機構4のリンク部41とを挟込んでランナ本体2のブロック体21の半部21a,21bをビス29でカシメ固定する。この組立てについては、接合,挟込み,カシメ工作となるとともに、ランナ本体2の位置決部材25(突起25a,受穴25b)による精密な位置決めがなされるため、自動機で簡単に実施することができる。そして、ランナ本体2の調整ネジ用螺合孔28に上下調整機構4の調整ネジ42を螺合させ上下調整機構4のリンク部41のリンクプレート411の板部411aに突当てさせることで組立てが完成する。従って、上下調整機構4のリンク部41を吊軸3とともにランナ本体2の内部収容した後に、上下調整機構4の調整ネジ42をランナ本体2の調整ネジ用螺合孔28に単に螺合させるだけでよく、ランナ本体2,上下調整機構4(吊軸3)の組立工作が容易となる。
この形態によると、上下調整機構4の調整ネジ42を斜め下方からドライバ等の工具で回動させ、上下調整機構4の調整ネジ42の先端で上下調整機構4のリンク部41のリンクプレート411の板部411aと第2リンクピン413の大径部413bとを押すと、上下調整機構4のリンク部41のリンクプレート411の板部411aと第1リンクピン412とが吊軸3を押上げる。この結果、吊軸3が上方に移動され、レールR,戸板Dの間隔Sを狭くして戸板Dの吊持ち高さを高くする(図1(B)参照)。また、上下調整機構4の調整ネジ42をドライバ等の工具で逆方向に回動させると、上下調整機構4の調整ネジ42の先端が荷重で追従する上下調整機構4のリンク部41のリンクプレート411の板部411aと第2リンクピン413の大径部413bとともに後退し、上下調整機構4のリンク部41のリンクプレート411の板部411aと第1リンクピン412とが吊軸3を引下げる。この結果、吊軸3が下方に移動され、レールR,戸板Dの間隔Sを広くして戸板Dの吊持ち高さを低くする(図1(A)参照)。
この上下調整機構4の動作では、上下調整機構4の調整ネジ42の先端に対して、上下調整機構4のリンク部41のリンクプレート411の板部411aと第2リンクピン413の大径部413bとが対面して、広い当接面積が確保されるため、上下調整機構4のリンク部41に無用の摩耗,損傷を引起こすことなく円滑な動作を奏させる。また、図5に示すように、上下調整機構4のリンク部41の丸ピンからなる第1リンクピン412,第2リンクピン413の動作方向がランナ本体2の長孔形からなる2つの規制溝27(第1規制溝27a,第2規制溝27b)によって規制されるため、上下調整機構4のリンク部41に無用の摩耗,損傷を引起こすことなく確実な動作を奏させる。
また、上下調整機構4のリンク部41がリンクプレート411,第1リンクピン412,第2リンクピン413のコンパクトな構造からなるため、ランナ本体2(ブロック体21)の内部に無用の空間を設ける必要がない。従って、ランナ本体2に設けられた補強リブ22との相乗によって、ランナ本体2に高い耐荷重性が備えられる。
図8は、本発明に係るランナ装置の他の実施形態の平面図、図9は、図8のA−A断面における拡大分解斜視図である。なお、図中の符号において、図1〜図7と同一の符号は同一の部分を示すので、重複説明を省略する。
本実施形態によるランナ装置は、図8及び図9に示すように、ブロック体21の半部21a,21bに一対の調整ネジ挿通孔43a,43bを設け、該調整ネジ挿通孔43a、43bの途中に一対の受溝45a,45bを設けている。
前記調整ネジ挿通孔43a,43bは、ブロック体21を組み立てると筒状の孔となり、その径は調整ネジ42の外径より大きい。
前記受溝45a,45bは、調整ネジ挿通孔43a,43bの溝に交差して設けられ、第2規制溝27bと離間している。また、前記受溝45a,45bの形状は、組み立てるとナット44の外形形状とほぼ等しくなり、ナット44をしっかりと嵌合することができる。
前記ナット44は、四角ナットであり、内周に調整ネジ42を螺合する雌ネジが形成されている。なお、ナット44は、四角ナットに限られず、例えば六角ナットにしてもよいが、その場合には、前記受溝45a,45bの形状を六角ナットの外形形状と等しくする必要がある。
この実施形態によるブロック体21の組み立ては、ランナ本体2のブロック体21の半部21a,21bを重ねて吊軸3と上下調整機構4のリンク部41とを挟み込むとき、受溝45a,45bにナット44を嵌め込み、この半部21a,21bとを重ねた後、ナット44に調整ネジ42を螺合させて上下調整機構4のリンク部41のリンクプレート41の板部411aに突き当てさせることにより行う。
本実施形態によると、ブロック体21の受溝45a,45bにナット44を嵌合し、このナット44に調整ネジ42を螺合させるため、調整ネジ挿通孔43a,43bにネジ切りをする必要がなく、加工が容易になる。
以上、図示した形態の他に、上下調整機構4のリンク部41,調整ネジ42のランナ本体2に対する配置を変更することも可能である。
本発明に係るランナ装置を実施するための最良の形態の縦断面図であり、(A)に戸板の吊持ち高さの下限状態が示され、(B)に戸板の吊持ち高さの上限状態が示されている。 図1の要部の分解状態の斜視図である。 図2の組立状態図である。 図1の要部の正面図である。 図1の要部を切断した拡大斜視図である。 図1の組立工作例を示す平面図である。 図6の組立完成図である。 本発明に係るランナ装置を実施するための他の形態の平面図である 図8のA−A断面における拡大分解斜視図である。
符号の説明
1 走行輪
2 ランナ本体
21 ブロック体
21a,21b 半部(二つ割構造)
27 規制溝
28 調整ネジ用螺合孔
29 ビス
3 吊軸
4 上下調整機構
41 リンク部
411 リンクプレート
412 第1リンクピン
413 第2リンクピン
413b 大径部
42 調整ネジ
43a,43b 調整ネジ挿通孔
44 ナット
45a,45b 受溝
D 戸板
R レール

Claims (7)

  1. レールを走行するランナ本体の内部に戸板に連結される吊軸と連係して戸板の吊持ち高さを調整する上下調整機構が収容されたランナ装置において、上下調整機構は吊軸に連結され吊軸を上下移動させるリンク部とランナ本体に螺合されてリンク部に突当てられリンク部を動作させる調整ネジとからなることを特徴とするランナ装置。
  2. レールを走行するランナ本体の内部に戸板に連結される吊軸と連係して戸板の吊持ち高さを調整する上下調整機構が収容されたランナ装置において、上下調整機構は吊軸に連結され吊軸を上下移動させるリンク部とランナ本体に設けた受溝に嵌め込んだナットに螺合されてリンク部に突当てられリンク部を動作させる調整ネジとからなることを特徴とするランナ装置。
  3. 請求項1または2記載のランナ装置において、上下調整機構のリンク部はリンクプレートと吊軸に固定されリンクプレートの一端部に嵌合された第1リンクピンと上下整機構の調整ネジが突当てられるリンクプレートの他端部に嵌合された第2リンクピンとからなることを特徴とするランナ装置。
  4. 請求項3のランナ装置において、ランナ本体は上下調整機構のリンク部の第1リンクピン,第2リンクピンの動作方向を規制する規制溝が設けられていることを特徴とする。
  5. 請求項4のランナ装置において、上下調整機構のリンク部の第1リンクピン,第2リンクピンは円柱形の丸ピンとされ、上ランナ本体の規制溝は長孔形とされていることを特徴とするランナ装置。
  6. 請求項3〜5のいずれかのランナ装置において、上下調整機構のリンク部の第2リンクピンはリンクプレートの他端部とともに上下整機構の調整ネジが突当てられる大径部が設けられていることを特徴とするランナ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかのランナ装置において、ランナ本体は走行方向に延びて上下調整機構,吊軸を両側から覆う縦面で接合される二つ割構造からなることを特徴とするランナ装置。
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