JP2008087771A - 解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器 - Google Patents

解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器 Download PDF

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Abstract

【課題】注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器において、本来の容器の強度や耐久性を維持しつつ、その容器の解体を従来よりも容易にできるようにする。
【解決手段】注出口栓付き矩形状トップ板2C31と矩形状トップ板4C31の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板2C4 、4C4 の内面と、前記折込み二等辺三角トップ板1C32、3C32の上部に連設された折込みトップシール板1C4 、3C4 の内外面とに、容器解体用の易剥離性ニス層Nが塗布形成され、対向する重ね合わせトップシール板と折込みトップシール板とによりヒートシールされたトップシール部C4 をその突き合わせ対向部C41の両側部分にて前記易剥離性ニス層を介して剥離しながら外側に引き出して前記トップ部C3 を角状に開口し、さらにボトム部C1 をその四角底板の三方を切り開いて四角状に開口し、容器Cを四角筒状体にした後に偏平状に折り畳んで解体する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ゲーベルトップ型の液体包装用紙製容器のトップ部にプラスチック製の液体注出用口栓部が取り付けられた密封性の液体包装用紙製容器(紙パック)において、使用後の容器の用紙回収のための解体処理を容易にした解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器に関する。
一般的に、ゲーベルトップ型の液体包装用紙製容器Cは、図5(a)の全体斜視図に示すように、四角筒体状の胴部C1 と、該胴部C1 下部にボトム部C2 と、該胴部C1 上部にゲーベルトップ型(両面傾斜屋根型)の対向する一対の矩形状トップ板C31、C31と、対向する一対の折込み二等辺三角トップ板C32、C32とからなるトップ部C3 とを備えた容器である。
前記トップ部C3 の上端には、容器を密封するために形成された垂直な合掌シール面であるトップシール部C4 を備える。このトップシール部C4 は、前記矩形状トップ板C31、C31の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板と、該重ね合わせトップシール板の対向内面の突き合わせ部C41に突き合わせて折り込まれる前記折込み二等辺三角トップ板C32、C32の上部に連設された折込みトップシール板とを備える。
密封シール前の容器Cにおいて開口するトップ部C3 から、容器内に液体内容物を充填した後に、トップ部C3 の前記二等辺三角トップ板C32、C32上部の折込みトップシール板を矩形状トップ板C31、C31上部の対向する重ね合わせトップシール板の対向内面に挟み込み、対向する該重ね合わせトップシール板の内面同士を圧接してヒートシールすることにより、図5(a)に示すように容器Cのトップ部C3 上部には、垂直な合掌シール面としてのトップシール部C4 が形成されて容器Cは密封シールされるものである。
上記ゲーベルトップ型の液体包装用紙製容器Cには、図5(a)のように、その容器トップ部C3 に注出用の口栓が設けられていないシール剥離開封方式の容器と、図6のように、その容器トップ部C3 にプラスチック製の注出用の口栓Dが設けられた口栓開封方式の容器があり、図5(a)に示すシール剥離開封方式のゲーベルトップ型液体包装用紙製容器Cは、そのトップシール部C4 のシールを剥離開封して注出用の開口部を形成するものである。
このシール剥離開封方式の容器Cのトップシール部C4 を剥離開封して開口部を形成するには、図5(b)の上面図に示すように、対向する重ね合わせトップシール板と折込みトップシール板とによりヒートシールされたトップシール部C4 をその突き合わせ部C41より片側部分にて剥離して矢印方向に開き、続いて図5(c)の上面図に示すように、剥離したトップシール部C4 の折込みトップシール板を重ね合わせトップシール板より剥離しながら矢印方向に外側に引き出し、図5(d)に示すように容器Cのトップシール部C4 を開封して、注出用の開口部C5 を形成するものである。
上記液体包装用紙製容器C(紙パック)の空になった使用後の角筒状容器は、偏平状に解体して容器の嵩を縮小し、回収再生運搬処理における取扱いをし易くした後、分別回収して紙資源として再生処理する必要がある。そのために液体包装用紙製容器を本来の容器の強度や耐久性を維持しつつ、解体し易く改良することは、回収再生処理において重要である。
従来、上記のようなトップ部C3 部分に注出口栓を備えていないシール剥離開封方式のゲーベルトップ型の液体包装用紙製容器Cを解体する際は、図5(a)に示す容器Cのヒートシール部C4 のシール箇所を剥離して容器トップ部C3 を角状に開口し、さらに容器ボトム部C1 の角底板の三方をハサミなどにて切り開いて容器ボトム部C1 を角状に開口して、容器Cを角筒体の状態に解体した後、容器胴部C1 を偏平状にして容器の嵩を縮小することができ、比較的に解体処理が容易であった。
しかしながら、図6のように、容器トップ部C3 部分にプラスチック製の注出口栓Dを備えたゲーベルトップ型液体包装用紙製容器Cを解体する場合は、その容器トップ部C3 上部のヒートシール部C4 のシール箇所が剥離開封可能なシール部としては形成されておらず、剥離開封が不要な強固なヒートシール部として形成されていて剥離し難くなっている。そのために、従来は口栓D部分から容器トップ部C3 にハサミを入れて解体のきっかけとする他なく、注出口栓Dを備えたゲーベルトップ型容器は、シール剥離開封方式のゲーベルトップ型液体包装用紙製容器に比較してその解体が困難であった。
以下に、本発明に関連する公知の特許文献を記載する。
特開2004−1798号公報
本発明の課題は、容器トップ部部分にプラスチック製の注出口栓を備えたゲーベルトップ型液体包装用紙製容器において、本来の容器の強度や耐久性を維持しつつ、その容器の解体を従来よりも容易にできるようにすることにあり、容易に角筒状及び偏平状に解体して容器の嵩を縮小できるようにして、回収再生運搬処理作業における容器の取扱いを実施し易くすることにある。
本発明の請求項1に係る発明は、四角筒体状の胴部C1 と、該胴部C1 下部にボトム部C2 と、該胴部C1 上部に対向する片側に注出口栓Dを取付けた一対の矩形状トップ板C31、C31と、対向する一対の折込み二等辺三角トップ板C32、C32とからなるゲーベルトップ型の注出口栓付きトップ部C3 とからなり、前記トップ部C3 の上端には容器を密封するために形成された垂直な合掌シール面であるトップシール部C4 を備え、該トップシール部C4 は、前記矩形状トップ板C31、C31の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板と、該重ね合わせトップシール板の対向内面の突き合わせ部C41に突き合わせて折り込まれる前記折込み二等辺三角トップ板C32、C32の上部に連設された折込みトップシール板とを備え、開口するトップ部C3 から容器内に液体内容物を充填した後に前記トップ部C3 の二等辺三角トップ板C32、C32上部の折込みトップシール板を矩形状トップ板C31、C31上部の対向する重ね合わせトップシール板の対向内面に挟み込み、対向する該重ね合わせトップシール板の内面同士を圧接してヒートシールすることにより前記トップ部C3 上部に垂直な合掌シール面としてのトップシール部C4 を形成して密封シールされる注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器において、前記矩形状トップ板C31、C31の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板の内面と前記折込み二等辺三角トップ板C32、C32の上部に連設された折込みトップシール板の内外面とに容器解体用の易剥離性ニス層が塗布形成され、前記四角筒体状の胴部C1 の4箇所にある角筒体角隅部のうち、1乃至4箇所の角隅部の直角折目に沿って切り離し線mが設けられ、対向する重ね合わせトップシール板と折込みトップシール板とによりヒートシールされたトップシール部C4 をその突き合わせ対向部C41の両側部分にて前記易剥離性ニス層を介して剥離し、続いて剥離した前記トップシール部C4 の両側の折込みトップシール板を重ね合わせトップシール板より前記易剥離性ニス層を介して剥離しながら外側に引き出して前記トップ部C3 を角状に開口した後、開口した該トップ部C3 から、胴部C1 の四つの角隅部のうち、1乃至4箇所の角隅部に沿って設けた前記切り離し線mに沿って、各側板のうち1乃至4つの側板を切り離して解体することを特徴とする解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器である。
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器において、前記容器解体用の易剥離性ニス層が、前記容器C本体の最内、最外面に積層形成されているポリオレフィン系接着性樹脂層面上に塗布形成されていることを特徴とする解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器である。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器において、前記容器解体用の易剥離性ニス層が、ベタ状、又はライン状、ドット状等のパータン状に塗布形成されていることを特徴とする解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器である。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至3のいずれか1項に係る注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器において、前記トップ部C3 の矩形状トップ板C31に取り付けらている注出用口栓Dが、前記トップ部C3 を角状に開口した後若しくは前記容器Cを四角筒状体にした後において除去可能であることを特徴とする解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器である。
本発明によれば、注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器のゲーベル型(両側傾斜屋根型)のトップ部C3 を形成しているトップシール部C4 のヒートシール面に、解体用の易剥離ニス層が塗布形成されていて、前記トップシール部C4 は、該易剥離ニス層を介してヒートシールされているため、トップシール部C4 のシール面を容易に剥離することができる。そのため、従来は解体が困難であった口栓開封方式の口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器であっても、その口栓付きトップ部C3 の部分を、トップシール部C4 のシール面の容易な剥離操作によって、簡単に四角状に開口することが可能になる。また、本発明容器の前記四角筒体状の胴部C1 の4箇所にある角筒体角隅部のうち1乃至4箇所の角隅部の直角折目に沿って、切り離し線mが設けられているため、上記トップシール部C4 のシール面の容易な剥離操作によって、口栓付きトップ部C3 部分を簡単に四角状に開口した後、開口したトップ部C3 から、胴部C1 の各側板(1、2、3、4)による四つの角隅部のうち、1乃至4箇所の角隅部に沿って設けた切り離し線mに沿って、各側板(1、2、3、4)のうち1乃至4つの側板を完全に切り離し、またはその一部がボトム部C2 などにて繋がった状態で切り開くことにより、ボトム部C2 をハサミなどにて切り開くことなく、容易に容器を偏平(平坦)な状態に折り畳んで解体することができるものである。
本発明の注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器を、その実施の形態に沿って以下に詳細に説明すれば、本発明の容器は、図3(a)の全体外観斜視図に示すように胴部C1 と、ボトム部C2 と、ゲーベル型(両側傾斜屋根型)のトップ部C3 と、トップシール部C4 とから構成され、トップ部C3 には、それを構成する対向する一対の矩形状トップ板C31、C31と、対向する一対の折込み二等辺三角状トップ板C32、C32などから形成されている。
図1は、本発明容器の組み立て製函に使用されるブランクシートの一例を示す平面図であり、胴部C1 は、平行な各々折目を介して連設された矩形状側板1、2、3、4、矩形状貼着板5からなり、ボトム部C2 は、該胴部C1 の下部に折目を介して連設された折込
み二等辺三角トップ板1C22、折返し三角板1C23、1C23、矩形状底板2C21、折込み二等辺三角トップ板3C22、折返し三角板3C23、3C23、矩形状底板4C21、矩形状貼着板5C2 、及び折返し三角板1C23と矩形状底板2C21と折返し三角板3C23との下部に亘るボトムシール板C21からなる。
また、トップ部C3 は、前記胴部C1 の上部に折目を介して連設された折込み二等辺三角トップ板1C32、折返し三角板1C23、1C33、矩形状底板2C31、折込み二等辺三角トップ板3C32、折返し三角板3C33、3C33、矩形状底板4C31、矩形状貼着板5C3 からなり、トップシール部C4 は、前記トップ部C3 の上部に亘る折込みトップシール板1C4 、1C4 、重ね合わせトップシール板2C4 、折込みトップシール板3C4 、重ね合わせトップシール板3C4 、4C4 、及び貼着トップシール板5C4 からなる。また、トップ部C3 の矩形状底板2C31又は矩形状底板4C31のいずれかには、プラスチック製の注出用口栓Dを取り付けるための取付孔2C33が孔設されている。
なお、図3(a)における胴部C1 は、図1におけるそれぞれ前記矩形状側板1、2、3、4、矩形状貼着板5を折目を介して同一方向に直角に折り曲げて、前記側板4の外端部に矩形状貼着板5を貼着して角筒体としたものに相当し、図3(a)における対向する一対の矩形状トップ板C31、C31は、図1におけるそれぞれ前記矩形状底板2C31、4C31に相当し、図3(a)における対向する一対の折込み二等辺三角状トップ板C32、C32は、図1におけるそれぞれ前記二等辺三角トップ板1C32、3C32に相当する。
図1に示すブランクシートを用いて、胴部C1 、ボトム部C2 の各構成板を折目に沿って折り曲げて組み立てヒートシールし、図3(a)に示す注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器Cの胴部C1 、ボトム部C2 を製函する方法ついての説明は、従来より公知の公開特許文献がある。またトップ部C3 、トップシール部C4 の各構成板を折目に沿って折り曲げて組み立てヒートシールし、図3(a)に示す注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器Cのトップ部C3 、トップシール部C4 を製函する方法ついての説明は、本発明における[背景技術]にて説明したので、ここでは容器Cの製函方法、順序の詳細な説明は省略する。
本発明の容器、及びその容器を製函するためのブランクシートには、通常は紙を基材シートとして使用し、その基材シート層と、耐液性のある合成樹脂層と、必要に応じてバリア性層とを積層したシートが使用されている。
本発明容器のブランクシート表面(容器外面側となる最外層)には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンを主体とするブレンド樹脂などポリオレフィン樹脂、又はポリエチレンを主体とするポリエチレンテレフタレート樹脂とのブレンド樹脂など熱溶融接着性のポリオレフィン樹脂層が積層形成され、そのポリオレフィン樹脂層の表面又は裏面には適宜なる印刷層(絵柄インキ層)が形成されている。一方、ブランクシート裏面(容器内面側となる最内層)には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンを主体とするブレンド樹脂など熱溶融接着性のポリオレフィン樹脂層(シーラント層)が積層形成されている。
また、本発明容器のブランクシートの最外層と最内層の間の中間層には、必要に応じてアルミニウム箔層(ガスバリア層)、アルミニウム箔層(ガスバリア層)/ポリエチレンテレフタレート樹脂層、アルミニウム蒸着層(ガスバリア層)/ポリエチレンテレフタレート樹脂層、酸化珪素や酸化マグネシウムなど無機酸化物蒸着層(ガスバリア層)/ポリエチレンテレフタレート樹脂層などのガスバリア性層が積層形成されている。
図2(a)、図2(b)は、本発明容器のブランクシートにおけるトップ部C3 及びト
ップシール部C4 部分の平面図であり、図2(a)、(b)の図面表面側がブランクシートの裏面(容器内面側)を示し、図面裏面側がブランクシートの表面(容器外面側)を示す。
本発明の注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器は、図2(a)に示すトップシール部C4 を構成する各折込みトップシール板1C4 、1C4 、重ね合わせトップシール板2C4 、折込みトップシール板3C4 、3C4 、重ね合わせトップシール板4C4 、及び貼着トップシール板5C4 のうち、各々折込み二等辺三角トップ板1C32、3C32の上部に連設されたそれぞれ折込みトップシール板1C4 、1C4 、3C4 、3C4 の各ブランクシート表面(シール板表面、図2(a)の図面裏面側)に、熱溶融接着性のポリオレフィン樹脂層上から容器解体用の易剥離性ニス層Nが塗布形成されている。
また、本発明の注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器は、図2(b)に示すトップシール部C4 を構成する各折込みトップシール板1C4 、1C4 、重ね合わせトップシール板2C4 、折込みトップシール板3C4 、3C4 、重ね合わせトップシール板4C4 、及び貼着トップシール板5C4 のうち、各折込み二等辺三角トップ板1C32、3C32の上部に連設されたそれぞれ折込みトップシール板1C4 、1C4 、3C4 、3C4 の各ブランクシート裏面(シール板裏面、図2(b)の図面表面側)と、各々矩形状トップ板2C31、4C31の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板2C4 、4C4 の各ブランクシート裏面(シール板裏面、図2(b)の図面表面側)に、熱溶融接着性のポリオレフィン樹脂層上から容器解体用の易剥離性ニス層Nが塗布形成されている。
本発明において易剥離性ニス層Nに使用するニス剤としては、例えば、アクリル樹脂系ニス、ウレタン樹脂系ニス、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系ニスなど、食品衛生上、容器適性上において好適な適宜ニス剤を選択することが可能である。
前記易剥離性ニス層Nは、ベタ状に塗布形成されてもよいし、あるいはライン状(ストライプ状)又は図4に示すようにドット状等のパータン状に塗布形成されてもよい。
本発明の容器を製函するためのブランクシートは、図1に示すように、前記胴部C1 を構成する各々矩形状側板1、2、3、4、矩形状貼着板5を連設する平行な4本の折目a、b、c、dのうち1本又は2本以上の折目に沿って、トップシール部C4 又はトップ部C3 からボトム部C2 までその折目の全長に亘って若しくはトップシール部C4 又はトップ部C3 から胴部C1 (又はボトムC2 )のその折目の途中まで、容器解体用の切り離し線m(ミシン目)が刻切されていて、トップ部C1 のみを角状に開口することによりボトム部C2 を切り開くことなく、角筒状の本発明の容器Cを平坦に解体することができ、また容器Cを細分化して解体できるようになっている。なお、その際は、切り離し線mの刻切深度が、液体包装用の紙製容器C本体の強度や耐久性能、保液性能、ガスバリア性能など容器適性を損なわない程度に実施することが必要である。
本発明の容器を製函するためのブランクシートに容器解体用の切り離し線mを刻切する方法としては、例えば、リニア型又はロータリー型のミシン刃状カッター(破線状カッター)を用い、刻切するシートとしては、保液性能やガスバリア性能などを付与するための合成樹脂層あるいはガスバリア性層などが未だ積層層形成されていない紙製の基材シートを使用し、刃先が基材シートを貫通しない程度の深度で刻切し、その後に、その基材シートに対して合成樹脂層あるいはガスバリア性層などを積層形成することが望ましい。これにより本発明の紙製容器C本体の強度や耐久性能、保液性能、ガスバリア性能などの容器適性を損なわないようにすることができる。
図1に示す上記ブランクシートを用いて、トップシール部C4 が未シール状態で組み立
て製函された本発明の解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器C(図3(a)の外観図参照)は、そのトップシール部C4 が未シール状態の開口するトップ部C3 から液体内容物が充填される。充填後は、トップ部C3 が折り曲げられて閉鎖され、トップシール部C4 が密封ヒートシールされて容器C内に内容物が密封包装される。
本発明容器Cは、図3(a)に示すように、四角筒体状の胴部C1 と、該胴部C1 下部にボトム部C2 と、該胴部C1 上部に対向する片側に注出口栓Dを取付けた一対の矩形状トップ板C31、C31と、対向する一対の折込み二等辺三角状トップ板C32、C32などからなるゲーベルトップ型の注出口栓付きトップ部C3 とからなる。
図3(a)に示すように、前記トップ部C3 の上端には容器を密封するために形成された垂直な合掌シール面であるトップシール部C4 を備え、該トップシール部C4 は、前記矩形状トップ板C31、C31の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板と、該重ね合わせトップシール板の対向内面の突き合わせ部C41に突き合わせて折り込まれる前記折込み二等辺三角トップ板C32、C32の上部に連設された折込みトップシール板とを備え、開口するトップ部C3 から容器内に液体内容物を充填した後に前記トップ部C3 の二等辺三角トップ板C32、C32上部の折込みトップシール板を矩形状トップ板C31、C31上部の対向する重ね合わせトップシール板の対向内面に挟み込み、対向する該重ね合わせトップシール板の内面同士を圧接してヒートシールすることにより前記トップ部C3 上部に垂直な合掌シール面としてのトップシール部C4 を形成して密封シールされる。
本発明の解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器Cは、図2、及び図3(a)に示す前記矩形状トップ板C31(2C31)、C31(4C31)の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板2C4 、4C4 の内面と、前記折込み二等辺三角トップ板C32(1C32)、C32(3C32)の上部に連設された折込みトップシール板1C4 、3C4 の内外面とに、容器解体用の易剥離性ニス層Nが塗布形成されている。
そのために、前記対向する重ね合わせトップシール板2C4 、4C4 と折込みトップシール板1C4 、3C4 とによりヒートシールされたトップシール部C4 を、図3(b)に示すように、その突き合わせ対向部C41の両側部分にて、前記易剥離性ニス層Nを介して容易に剥離することができる。続いて、図3(c)に示すように、突き合わせ対向部C41の両側部分にて剥離した前記トップシール部C4 の両側の折込みトップシール板1C4 、3C4 を、重ね合わせトップシール板2C4 、4C4 より前記易剥離性ニス層Nを介して容易に剥離することができる。
このようにしてトップシール部C4 の両側の折込みトップシール板1C4 、3C4 を易剥離性ニス層Nを介して剥離しながら両外側に引き出すことにより、前記重ね合わせトップシール板2C4 、4C4 は離反して、前記トップ部C3 を容易に角状に開口させることができる。
このようにしてトップ部C3 のみを角状に開口した後は、開口したトップ部C3 から胴部C1 の各側板1、2、3、4による四つの角隅部のうち、1乃至4箇所の角隅部に沿って設けた切り離し線mに沿って、各側板1、2、3、4のうち1乃至4つの適宜な側板を完全に切り離し、またはその一部がボトム部C2 などにて繋がった状態で切り開くことにより、ボトム部C1 を角状に開口することなく、容器Cを偏平(平坦)な状態に解体するものである。なお、本発明においては、勿論、上記のようにしてトップ部C3 部分を四角状に開口した後に、ボトム部C1 を、その四角底板の三方を切り開いて四角状に開口して、容器Cを平行四辺形状の四角筒状体として偏平状に折り畳んで解体するようにしてもよい。
本発明の解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器を組み立て製函するためのブランクシートの一例を説明する平面図。 (a)〜(b)は本発明の解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器のブランクシートのトップシール部に易剥離性ニス層を塗布した一例を説明する部分平面図。 (a)は本発明の剥離開封方式のゲーベルトップ型液体包装用紙製容器の外観斜視図、(b)はその紙製容器のトップ部における両側のトップシール部を剥離した状態を示す平面図、(c)はその紙製容器のトップ部における両側のトップシール部を引き出してトップ部を角状に開口した状態を示す平面図。 本発明の解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器のトップシール部にパターン状に塗布される易剥離性ニス層の一例を説明する部分平面図。 一般的な剥離開封方式のゲーベルトップ型液体包装用紙製容器の外観斜視図。 一般的な口栓開封方式の注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器の外観斜視図。
符号の説明
C…容器本体
C1 …胴部
C2 …ボトム部
C3 …トップ部
C4 …トップシール部
C41…突き合わせ部
C5 …開口部
2C33…注出用口栓取付孔
1、2、3、4…側板
5…貼着板
C31…矩形状トップ板
C32…二等辺三角トップ板
D…注出用口栓
N…易剥離性ニス層

Claims (4)

  1. 四角筒体状の胴部C1 と、該胴部C1 下部にボトム部C2 と、該胴部C1 上部に対向する片側に注出口栓Dを取付けた一対の矩形状トップ板C31、C31と、対向する一対の折込み二等辺三角トップ板C32、C32とからなるゲーベルトップ型の注出口栓付きトップ部C3 とからなり、前記トップ部C3 の上端には容器を密封するために形成された垂直な合掌シール面であるトップシール部C4 を備え、該トップシール部C4 は、前記矩形状トップ板C31、C31の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板と、該重ね合わせトップシール板の対向内面の突き合わせ部C41に突き合わせて折り込まれる前記折込み二等辺三角トップ板C32、C32の上部に連設された折込みトップシール板とを備え、開口するトップ部C3 から容器内に液体内容物を充填した後に前記トップ部C3 の二等辺三角トップ板C32、C32上部の折込みトップシール板を矩形状トップ板C31、C31上部の対向する重ね合わせトップシール板の対向内面に挟み込み、対向する該重ね合わせトップシール板の内面同士を圧接してヒートシールすることにより前記トップ部C3 上部に垂直な合掌シール面としてのトップシール部C4 を形成して密封シールされる注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器において、前記矩形状トップ板C31、C31の上部に連設されて対向する重ね合わせトップシール板の内面と前記折込み二等辺三角トップ板C32、C32の上部に連設された折込みトップシール板の内外面とに容器解体用の易剥離性ニス層が塗布形成され、前記四角筒体状の胴部C1 の4箇所にある角筒体角隅部のうち、1乃至4箇所の角隅部の直角折目に沿って切り離し線mが設けられ、対向する重ね合わせトップシール板と折込みトップシール板とによりヒートシールされたトップシール部C4 をその突き合わせ対向部C41の両側部分にて前記易剥離性ニス層を介して剥離し、続いて剥離した前記トップシール部C4 の両側の折込みトップシール板を重ね合わせトップシール板より前記易剥離性ニス層を介して剥離しながら外側に引き出して前記トップ部C3 を角状に開口した後、開口した該トップ部C3 から、胴部C1 の四つの角隅部のうち、1乃至4箇所の角隅部に沿って設けた前記切り離し線mに沿って、各側板のうち1乃至4つの側板を切り離して解体することを特徴とする解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器。
  2. 前記容器解体用の易剥離性ニス層が、前記容器C本体の最内、最外面に積層形成されているポリオレフィン系接着性樹脂層面上に塗布形成されていることを特徴とする請求項1記載の解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器。
  3. 前記容器解体用の易剥離性ニス層が、ベタ状、又はライン状、ドット状等のパータン状に塗布形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器。
  4. 前記トップ部C3 の矩形状トップ板C31に取り付けらている注出用口栓Dが、前記トップ部C3 を角状に開口した後若しくは前記容器Cを四角筒状体にした後において除去可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の解体容易な注出口栓付きゲーベルトップ型液体包装用紙製容器。
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