JP2008087716A - 車両用熱交換装置 - Google Patents

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和生 中所
Naohisa Kamiyama
直久 神山
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Abstract

【課題】車室内の暖房または冷房を開始する際、所定温度にて温度調整を行なう状態をより迅速に実現することが可能な車両用熱交換装置を得る。
【解決手段】第1熱交換器1と第2熱交換器2を循環する液状熱媒体の循環回路4と、第1熱交換器1から排出される熱媒体を貯えるとともに保温性を有する貯液部5と、この貯液部5から第1熱交換器1へ熱媒体3を供給可能な電動ポンプ6と、この電動ポンプ6の下流側に設けられる三方弁7と、この三方弁7に接続されるバイパス通路8と、第1熱交換器1の入口側と出口側に設けられる電磁弁9,10と、制御部11とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱媒体が循環する第1熱交換器および第2熱交換器を備えた車両用熱交換装置に関する。
この種の従来技術に関連するものとして、自動車エンジンの冷却水により加熱される熱交換器と、この熱交換器より熱媒体が供給され、車室の床部に設けられる発熱部と、熱媒体を加熱する電熱ヒータとを備え、車室内の床部よりカーペットを介して暖房を行なう自動車用の暖房装置が提案されている。(例えば特許文献1)。
実開平5−54018号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来技術では、寒冷時に車室の暖房を開始する際、発熱部内に残留する熱媒体および発熱部自体の温度が下がっているため、自動車エンジンの冷却水により加熱される熱交換器から熱媒体を発熱部に供給しても、迅速に車室内の暖房を行なうことが難しくかなりの時間を要し、すなわち即暖性が劣るという問題があった。さらに、車室内の床部よりカーペットを介して加熱するため、この点からも即暖性が劣っていた。また、エンジンを停止した駐車中に車室内の暖房を行なうため、電熱ヒータで熱媒体を長時間加熱した場合、バッテリが上がるという問題があり、さらに、外気温や熱負荷に応じて発熱部の温度調整を自動的に行なうことができないという問題もあった。
そこで、本発明は、車室内の暖房または冷房を開始する際、所定温度にて温度調整を行なう状態をより迅速に実現することが可能な車両用熱交換装置を得ることを目的とする。
請求項1にかかる発明にあっては、可撓性を有する材料で形成される熱媒体通路を有する第1熱交換器と、他の第2熱交換器と、これらの第1熱交換器および第2熱交換器を循環する液状熱媒体の循環回路とを備え、前記第1熱交換器が、前記熱媒体を保有する状態、および前記熱媒体を排出した状態を有する構成にしてある。
請求項2にかかる発明にあっては、前記第1熱交換器が、可撓性を有し、互いに接合されて前記熱媒体通路が設けられる一対のシート状材料から構成されている。
請求項3にかかる発明にあっては、前記第1熱交換器より重力方向下方に配置され、前記第1熱交換器から排出される前記熱媒体を貯える貯液部と、この貯液部から前記第1熱交換器へ前記熱媒体を供給可能な電動ポンプとを備えた構成にしてある。
請求項4にかかる発明にあっては、少なくとも前記第1熱交換器が、当該車両用熱交換装置による温度調整対象物に当接された状態で固定されている構成にしてある。
請求項5にかかる発明にあっては、前記第1熱交換器の出口側に電磁弁を備え、この電磁弁を閉じた状態で電動ポンプにより前記第1熱交換器に前記熱媒体を充填し、前記電磁弁を開いた状態で前記第1熱交換器から前記熱媒体を排出して前記循環回路内に貯える構成にしてある。
請求項6にかかる発明にあっては、前記第1熱交換器が、車室内の床部に配置され、この第1熱交換器の放熱で床暖房を行なうとともに、自動車駆動装置が停止した際に電動ポンプの停止状態で前記第1熱交換器から前記熱媒体を排出して前記循環回路内に貯える回収モードと、前記自動車駆動装置の作動時に前記電動ポンプにより前記熱媒体を循環させて、前記第2熱交換器で前記自動車駆動装置用の冷却水との熱交換を行なう受熱モードとを有する構成にしてある。
請求項1にかかる発明によれば、例えば、寒冷時に車室内の暖房を開始する際、予め第1熱交換器から熱媒体を排出することにより、熱マスによる第1熱交換器への影響を抑制した状態で、受熱した熱媒体を第1熱交換器へ供給して熱媒体の放熱を行なう。これによって、上記のように車室内の暖房を開始する際に、所定温度にて車室内の暖房を行なう状態をより迅速に実現することができる。なお、暑い時に車室内の冷房を開始する場合も同様であり、所定温度にて車室内の冷房を行なう状態をより迅速に実現できる。
請求項2にかかる発明によれば、可撓性を有する一対のシート状材料を互いに接合することによって第1熱交換器が構成されているので、この第1熱交換器を、当該車両用熱交換装置による温度調整対象物に密着させることができる。
請求項3にかかる発明によれば、電動ポンプの作動により第1熱交換器へ熱媒体を速やかに充填できるとともに、第1熱交換器より重力方向下方に配置される貯液部へ重力を利用して熱媒体を速やかに排出させることができる。
請求項4にかかる発明によれば、少なくとも第1熱交換器が温度調整対象物に当接された状態で固定され、両者は確実に接触しているので、第1熱交換器にて熱媒体の熱交換を十分に行なうことができる。
請求項5にかかる発明によれば、第1熱交換器の出口側に設けた電磁弁を閉じた状態で電動ポンプで第1熱交換器に熱媒体を充填することにより、第1熱交換器が熱媒体を保有する状態を実現できるとともに、電磁弁を開いて第1熱交換器から熱媒体を排出して循環回路内に貯えることにより、第1熱交換器が熱媒体を排出した状態を実現できる。
請求項6にかかる発明によれば、予め自動車駆動装置が停止した際に回収モードにて、電動ポンプの停止状態で第1熱交換器から熱媒体を排出して循環回路内に貯えておき、次いで、自動車駆動装置の運転時に受熱モードへ移行し、電動ポンプにより熱媒体を循環させて、第2熱交換器にて自動車駆動装置用の冷却水との熱交換を行なって熱媒体で受熱するとともに、第1熱交換器の放熱で床暖房を行なう。これによって、車室内の暖房開始時に、熱マスによる第1熱交換器への影響を抑制できるので、所定温度にて車室内の暖房を行なう状態をより迅速に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用熱交換装置を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用熱交換装置を示すブロック図、図2は、第1実施形態に設けられる第1熱交換器に熱媒体を充填した状態を示す回路図、図3は、第1実施形態に設けられる第1熱交換器から熱媒体を排出した状態を示す回路図、図4は、車室の床部に配設されるカーペットを示す断面図、図5は、カーペットおよび配管を示す斜視図、図6は、配管ジョイントを結合した状態を示す断面図、図7は、配管ジョイントを分離した状態を示す断面図、図8は、配管ジョイント用のクリップ部材を示す図、図9は、第1実施形態により車室内の暖房を行なう際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図8の(a)は、クリップ部材の側面図、図8の(b)は、クリップ部材の正面図であり、図6、図7および図8の(a)ではそれぞれ中心線より上部のみを示し、下半分を省略している。
図1に示すように、本実施形態にかかる車両用熱交換装置は、放熱部としての第1熱交換器1と、受熱部としての第2熱交換器2と、これらの第1熱交換器1および第2熱交換器2を循環する液状熱媒体3の循環回路4と、第1熱交換器1から排出される熱媒体3を貯えるとともに保温性を有する貯液部(リザーバタンク)5と、この貯液部5から第1熱交換器1へ熱媒体3を供給可能な電動ポンプ6と、この電動ポンプ6の下流側に設けられる三方弁7と、この三方弁7に接続されるバイパス通路8と、第1熱交換器1の入口側および出口側に設けられる電磁弁9,10と、これらの電動ポンプ6、三方弁7および電磁弁9,10を制御する制御部11とから構成されている。
図4および図5に示すように、第1熱交換器1は、車室12内の床部13に配置されたカーペット14に内蔵されるブラッダタイプのものであり、可撓性を有する材料で形成される熱媒体通路15を備え、図2に示すように熱媒体3を保有する状態、および図3に示すように熱媒体3を排出した状態を有している。熱媒体通路15には、ワンタッチ式配管ジョイント16を介して配管17が接続されている。
図6〜図8に示すように、配管ジョイント16は、互いに結合される一対のケーシング18,19と、これらのケーシング18,19の結合状態を保持するクリップ部材20と、ケーシング18,19にそれぞれ内蔵され、ばね部材21、22により互いに近づく方向へ付勢される弁部材23,24と、ケーシング18,19の分離状態で弁部材23,24をシールするシール部材25,26とから構成されている。これにより、図6に示す配管ジョイント16の結合状態で弁部材23,24が互いを押圧することにより、弁部材23,24が開いているので、配管ジョイント16内を熱媒体3が流動する。また、配管ジョイント16からクリップ部材20を取り外してケーシング18,19を分離した場合、弁部材23,24が閉じてシール部材25,26でシールすることにより、第1熱交換器1の熱媒体通路15および配管17から熱媒体3が漏出することを防止している。
エンジン(自動車駆動装置)31用の冷却水が循環する循環回路32には、ラジエータ33、および第2熱交換器2が介設されている。エンジン31用の冷却水が循環回路32を循環する際に、この冷却水との熱交換を第2熱交換器2にて行なうことにより循環回路4を循環する熱媒体3が受熱するようになっている。
図2および図3に示すように、貯液部5は、第1熱交換器1より重力方向下方に配置され、第1熱交換器1からの熱媒体3を受け入れる際に混入エアを排出するエア抜き部5aを備えている。
図1に示すように、制御部11は、外気温センサ34、内気温センサ35、媒体温度センサ36、バッテリ電圧センサ37、およびエンジン水温センサ38に接続され、各センサ34〜38から検知信号が入力される。
この第1実施形態にあっては、エンジン31を停止する際にそれまで受熱した熱媒体3を第1熱交換器1から排出して貯液部5に貯えておくことにより、この貯液部5は保温性を有することから、エンジン31を停止した駐車時にも熱媒体3が保温された状態にある。
そして、図9に示す処理手順にしたがって車室12内の床暖房を行なわれる。具体的には、ステップS1としてイグニッションキー(図示せず)ONのときに、エンジン31が始動し、ステップS2としてイグニッションキーがOFFされず、電気系統がON状態にある場合、エンジン31の運転状態が継続されるとともに、ステップS3として外気温センサ34から入力される温度検知信号に基づき、制御部11により外気温が所定温度、例えば0度C以下であるか否かを判定する。その結果、外気温が0度C以下である場合、ステップS4として内気温センサ35から入力される温度検知信号に基づき、内気温が所定温度、例えば25度C以下であるか否かを判定する。その結果、内気温が25度C以下である場合、ステップS5として媒体温度センサ36から入力される温度検知信号に基づき、貯液部5に貯えられている熱媒体3の温度が所定温度、例えば0度C以上であるか否かを判定する。その結果、熱媒体3の温度が0度C以上である場合、ステップS6としてバッテリ電圧センサ37から入力される電圧検知信号に基づき、バッテリ(図示せず)の電圧が所定電圧、例えば10V以上であるか否かを判定する。
その結果、バッテリ電圧が10V以上である場合、ステップS7としてカーペット14に内蔵される第1熱交換器1の入口側の電磁弁9を開き、次いで、ステップS8としてエンジン31がONであるか否かを判定し、エンジン31がONである場合、ステップS9としてエンジン水温センサ38から入力される温度検知信号に基づいて、エンジン31の水温が熱媒体3の温度を越えているか否かを判定する。その結果、エンジン31の水温が熱媒体3の温度を越えている場合、ステップS10として三方弁7の媒体流路を第2熱交換器2側に切り替えることにより受熱モードを開始し、ステップS11として電動ポンプ6を作動させ、ステップS12として図2に示すように循環回路4を介して熱媒体3を循環させて、第2熱交換器2で熱媒体3の受熱を行ない、第1熱交換器1に充填して熱媒体3の放熱を行なうことにより、車室12内の床暖房を行なう。このとき、第1熱交換器1の出口側の電磁弁10を適宜閉じて熱媒体3の排出抵抗を付与することにより、その抵抗分、第1熱交換器1の熱媒体通路15内が昇圧され、熱媒体通路15の隅々まで熱媒体3が満たされて十分な面積が確保できるため、熱交換効率が向上する。
次いで、ステップS13として媒体温度センサ36から入力される温度検知信号に基づき、貯液部5に貯えられている熱媒体3の温度が設定値を越えたか否かを判定し、熱媒体3の温度が設定値を越えた場合、ステップS14として、ステップS11における電動ポンプ6の作動開始から所定時間が経過したか否かを判定する。その結果、所定時間が経過したと判定した場合、ステップS15として、電動ポンプ6を停止させてステップS2へ戻る。
また、上記のステップS3にて外気温が0度Cを越えると判定した場合、上記のステップS2へ戻り、同様に、ステップS4にて内気温が25度Cを越えると判定した場合と、ステップS5にて熱媒体3の温度が0度Cより低いと判定した場合と、ステップS6にてバッテリ電圧が10Vより低いと判定した場合もそれぞれステップS2へ戻る。
また、上記のステップS8にてエンジン31がOFFであると判定した場合、および上記のステップS9にてエンジン31の水温が熱媒体3の温度以下である場合、ステップS16に進んで、三方弁7の媒体流路をバイパス通路8側に切り替えることによりバイパスモードを開始し、ステップS17として電動ポンプ6を作動させて、ステップS18として、貯液部5で保温しておいた熱媒体3をバイパス通路8を介して循環させ、第1熱交換器1に充填して熱媒体3の放熱を行なうことにより、車室12内の床暖房を行なう。次いで、ステップS19として、ステップS11における電動ポンプ6の作動開始から所定時間が経過したか否かを判定する。その結果、所定時間が経過したと判定した場合、ステップS15へ進んで電動ポンプ6を停止させてステップS2へ戻る。
また、上記のステップS2にてイグニッションキーがOFFされ、電気系統がOFF状態にあると判定された場合、ステップS20として第1熱交換器1の入口側の電磁弁9を閉じて出口側の電磁弁10を開き、ステップS21として、カーペット14に内蔵される第1熱交換器1の熱媒体通路15から熱媒体3を重力などにより排出して貯液部5へ回収した後、一連の処理を終了する。
このように構成した第1実施形態では、寒冷時に車室12内の暖房を開始する際、第1熱交換器1から熱媒体3を排出し、熱マスによる第1熱交換器1への影響を抑制した状態で、熱媒体3を第1熱交換器1へ充填して放熱するので、所定温度にて車室12内の暖房を行なう状態を迅速に実現することができる。
また、上記第1実施形態では、カーペット14に内蔵した第1熱交換器1により比較的近い部位から輻射熱が乗員に伝わるので、この乗員が早く温かさを感じることができる。さらに、第1熱交換器1が温度調整対象物であるカーペット14に当接された状態で固定され、両者は確実に接触しているので、第1熱交換器1にて熱媒体3の放熱を十分に行なうことができる。
また、上記第1実施形態では、エンジン31の停止状態、およびエンジン31の水温が熱媒体3の温度以下である場合、図9のステップS16にてバイパスモードに切り替えて、貯液部5で保温しておいた熱媒体3をバイパス通路8を介して循環させて、第1熱交換器1に充填して熱媒体3の放熱を行なうことにより、車室12内の床暖房を行なうので、この点からも、寒冷時に車室12内の暖房を開始する際に、所定温度にて車室12内の暖房を行なう状態を迅速に実現することができる。さらに、エンジン31の水温が熱媒体3の温度以下である場合、バイパスモードとして第2熱交換器2にてエンジン31の冷却水の放熱を行なわないので、エンジン31の冷却水を速やかに温めることができる。
また、上記第1実施形態では、第1熱交換器1の熱媒体通路15にワンタッチ式配管ジョイント16を介して配管17が接続されているので、カーペット14を掃除する場合などに配管ジョイント16の分離によりカーペット14を容易に取り外すことができる。
また、上記第1実施形態では、外気温センサ34、内気温センサ35、媒体温度センサ36、およびエンジン水温センサ38から入力される温度検知信号に基づき、制御部11により電動ポンプ6、三方弁7および電磁弁9,10を用いて車室12内の暖房制御をより綿密に行なえるとともに、バッテリ電圧センサ37から入力される電圧検知信号に基づいて制御することにより、バッテリ上がり事故を防止することもできる。
なお、本実施形態にあっては、第1熱交換器1の出口側に電磁弁10を設けた場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、電磁弁10の代わりに、熱媒体3の流れを制御する絞り弁を設けることもできる。
(第2実施形態)図10は、本発明の第2実施形態に係る車両用熱交換装置を示す説明図、図11は、図10の車両用熱交換装置を矢印Aの方向から見た側面図、図12は、第2実施形態に設けられる第1熱交換器の斜視図、図13は、図12のB−B線に沿う断面図、図14は、第2実施形態により車室内のインストルメントパネルの冷却を行なう際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図13の(a)は、第1熱交換器に熱媒体を充填した状態を示し、図13の(b)は、第1熱交換器から熱媒体を排出した状態を示している。
図10および図11に示すように、車両41に設けられる車室42の前部にはインストルメントパネル43が配設され、このインストルメントパネル43の側方にサイドフェンダ44が形成されている。
そして、本実施形態にかかる車両用熱交換装置は、日射による温度上昇が大きい車室42の内装材、例えばインストルメントパネル43内に配置される第1熱交換器(受熱部)45と、サイドフェンダ44内に設けられる第2熱交換器(放熱部)46と、これらの第1熱交換器45および第2熱交換器46を循環する熱媒体47の循環回路48と、この循環回路48に設けられる電動ポンプ49および電磁弁50と、温度センサ51〜53からの温度信号が入力され、電動ポンプ49および電磁弁50の制御を行なう制御部54とから構成されている。
熱媒体47は、循環回路48内で状態変化を伴わない液体、例えば不凍液を含むLLC(ロング・ライフ・クーラント)であり、電動ポンプ49により当該熱媒体47を循環させるようになっている。
第1熱交換器45は、可撓性を有する材質、例えば図12および図13に示すように厚さ0.3mmのエーテル系ウレタンからなる樹脂シート61,62を重ね合わせて袋状に形成した膨張収縮可能なバッグから構成されている。上述した樹脂シート61,62の周囲が溶着されるとともに、振動溶着により所定間隔をおいて多数の溶着箇所63が設けられ、各溶着箇所63の間に、熱媒体47が流動する熱媒体通路64が形成されている。また、上述した樹脂シート61,62からなる第1熱交換器45は、インストルメントパネル43裏面に装着され、第1熱交換器45の出口側に電磁弁50が備えられている。
第2熱交換器46は、第1熱交換器45より重力方向下方に配置され、熱媒体47を貯えるとともに表面より自然放熱を行なう貯液部(リザーバタンク)からなり、この貯液部の出口側に電動ポンプ49を備えている。当該第2熱交換器46が配置されるサイドフェンダ44では、車両41の走行時に、前方から走行風が流動して排気口(図示せず)より排出されるので、走行風で第2熱交換器46を冷却することにより、熱媒体47の放熱を行なうようになっている。一方、車両41の停止時にいわゆるチムニー効果により下方から上方の排出口(図示せず)へ自然な熱対流が生じるので、この熱対流で第2熱交換器46を冷却することによって、熱媒体47の放熱が行なわれる。
熱媒体47を循環させる循環回路48は、第2熱交換器46から電動ポンプ49を介して第1熱交換器45へ熱媒体47を供給する供給管65と、第1熱交換器45から電磁弁50を介して第2熱交換器46へ熱媒体47を排出する排出管66とを有している。
制御部54は、インストルメントパネル43の表面温度を検出する第1温度センサ51、第1熱交換器45内の熱媒体47の温度を検出する第2温度センサ52、および第2熱交換器46内の熱媒体47の温度を検出する第3温度センサ53からの各温度信号を受信して、電動ポンプ49および電磁弁50の制御を行なうとともに、タイマ67による計時も行なうようになっている。
この第2実施形態にあっては、予め電磁弁50を閉じて電動ポンプ49の作動により供給管65を介して第1熱交換器45に熱媒体47を充填させる。このとき、図13の(a)に示すように第1熱交換器45の熱媒体通路64が膨張するので、可撓性を有する樹脂シート61,62で収縮しようとする張力が生じている。このようにして第1熱交換器45の熱媒体通路64に熱媒体47を充填した状態で、炎天下で車両41を止めておくと、日射により車室42内のインストルメントパネル43の温度が上昇するので第1熱交換器45内の熱媒体47により受熱する。
そして、図14に示す処理手順にしたがってインストルメントパネル43の冷却が行なわれる。具体的には、ステップS21として、車両41に乗員が接近してイモビライザ信号を検知すると、ステップS22としてインストルメントパネル43の表面温度を第1温度センサ51で検出し、制御部54により表面温度が所定温度、例えば33度C以上であるか否かを判定する。その結果、表面温度が33度C以上である場合、ステップS23として、第2熱交換器46内の熱媒体47の温度を第3温度センサ53で検出し、制御部54により表面温度が第2熱交換器46内の熱媒体47の温度以上であるか否かを判定して、その結果、表面温度が第2熱交換器46内の熱媒体47の温度以上である場合、ステップS24として、タイマ67で計時動作を開始するとともに、電磁弁50を開くと、重力、および樹脂シート61,62に加わっている張力により、第1熱交換器45内の熱媒体47が排出管66を介して第2熱交換器46へ排出される。その結果、図13の(b)に示すように第1熱交換器45の熱媒体通路64が収縮するので樹脂シート61,62で張力が生じる状態が解除される。このとき、車両41が走行している場合には、サイドフェンダ44内を走行風が流れるので、この走行風で第2熱交換器46を冷却して熱媒体47の放熱を行なう。また、車両41が停止している場合には、サイドフェンダ44内で熱対流が生じるので、この熱対流により第2熱交換器46を冷却して熱媒体47の放熱を行なう。
次いで、ステップS25として、タイマ67の計時動作開始から所定時間が経過すると、ステップS26として電磁弁50を閉じて、ステップS27として、第2熱交換器46内の熱媒体47の温度を第3温度センサ53で検出し、制御部54により第2熱交換器46内の熱媒体47の温度が所定温度以下であるか否かを判定して、その結果、第2熱交換器46内の熱媒体47の温度が所定温度以下である場合、タイマ67で計時動作を開始するとともに、ステップS28として、電動ポンプ49の作動により第2熱交換器46内から熱媒体47を供給管65を介して供給して第1熱交換器45に充填する。このとき、図13の(a)に示すように第1熱交換器45の熱媒体通路64が膨張する。
次いで、ステップS29として、タイマ67の計時動作開始から所定時間が経過すると、ステップS30として電動ポンプ49を停止させた後、ステップS22へ戻って上記の一連のステップS22〜S30を繰り返す。
さらに、ステップS21にてイモビライザ信号を検知しない場合、イモビライザ信号を検知するまで待機し、同様に、ステップS22にてインストルメントパネル43の表面温度が33度Cより低いと判定した場合、およびステップS23にてインストルメントパネル43の表面温度が第2熱交換器46内の熱媒体47の温度より低いと判定した場合も、ステップS21に戻り次のイモビライザ信号を検知するまで待機するようになっている。
このように構成した第2実施形態にあっては、日射により車室42内のインストルメントパネル43が加熱された場合、第1熱交換器45内の熱媒体47が受熱して高温となるので、この熱媒体47を第1熱交換器45から排出した後、サイドフェンダ44内の第2熱交換器46で放熱した熱媒体47を第2熱交換器46へ再び戻すので、インストルメントパネル43の冷却を十分に行なうことができる。したがって、インストルメントパネル43から乗員の顔面などへの輻射熱を抑制できるとともに、この輻射熱により図示しないフロントガラスの温度も上昇し、フロントガラスから乗員の顔面などに及ぶ輻射熱も抑制でき、これによって、車室42内の乗員が不快な熱気を感じることを防止できる。
また、上記第2実施形態にあっては、車室42内の空調を行なう空調ユニット(図示せず)とは別個の循環回路48により熱媒体47を循環させて、車室42の前部側方のサイドフェンダ44内で放熱を行ない、空調ユニット内や車室42内へ熱気を吹き出すことがないので、車室42内の冷却性能を低下させることなくて済む。さらに、インストルメントパネル43の輻射熱による車室42内の温度上昇を抑制できるので、乗車時に車室42内温度のクールダウン時間を短縮させることができる。
また、上記第2実施形態にあっては、熱媒体47を第1熱交換器45から排出する際に、重力、および第1熱交換器45自体を収縮しようとする張力を利用して第1熱交換器45より第2熱交換器46へ熱媒体47を速やかに流出させることができる。さらに、可撓性を有する一対の樹脂シート61,62を互いに接合することによって第1熱交換器45が構成されているので、この第1熱交換器45を、温度調整対象物であるインストルメントパネル43に密着させることができ、両者が確実に接触しているので、第1熱交換器45にて熱媒体47の熱交換を十分に行なうことができる。
また、上記第2実施形態にあっては、可撓性を有する材質から構成した第1熱交換器45に熱媒体47を充填する際に、第1熱交換器45の熱媒体通路64が膨張しつつ熱媒体47を受け入れるようになっているので、第1熱交換器45から空気を抜くバイパス通路を特に設けなくてもよく、かつ車両41の移動時に第1熱交換器45で振動や音の伝達を抑制できるとともに、第1熱交換器45を構成する樹脂シート61,62に多数の溶着箇所63が設けられているので、車両41が移動する際に熱媒体47の遥動を抑制できる。
また、上記第2実施形態にあっては、熱媒体47が、循環回路48内で状態変化を伴わない液体であるため熱容量が大きく、しかも電動ポンプ49で確実に熱媒体47を循環できるので、この点でもインストルメントパネル43を冷却する性能を向上させることができる。
なお、上記第2実施形態では、第1熱交換器45が、可撓性を有する材質、例えばエーテル系ウレタンからなる樹脂シート61,62を重ね合わせて袋状に形成した膨張収縮可能なバッグから構成されている場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、他の可撓性材質を用いることもでき、さらに、車室42の高温部分に配置される受熱部を、可撓性を有さない材質から構成して空気抜きバイパス通路を設けるようにしてもよい。
さらに、上記第2実施形態では、図14のステップS22にてインストルメントパネル43の表面温度を所定温度と比較するようにしたが、表面温度の代わりに、第2温度センサ52で検出した第1熱交換器45内の熱媒体47の温度を所定温度と比較してもよい。
さらに、上記第2実施形態では、第2熱交換器46が、熱媒体47を貯えるとともに表面より自然放熱を行なう貯液部から構成されているが、さらに貯液部へ冷却風を送る電動ファンを設けることにより、第2熱交換器46の放熱容量を大きくすることもできる。
さらに、上記第2実施形態では、図14のステップS29にて電動ポンプ49の作動開始から所定時間が経過したか否かを判定する場合を例示したが、この時間判定の代わりに、第1熱交換器45内の熱媒体47の圧力が所定圧力を越えたか否かを判定することによっても、電動ポンプ49の作動により熱媒体47を第1熱交換器45内へ十分充填したことを確認することができる。
さらに、上記第2実施形態では、第1熱交換器45を、日射による温度上昇が大きいインストルメントパネル43裏面に設けた場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、日射による温度上昇が大きい他の内装材、例えば車室42の天井部(図示せず)に第1熱交換器45を設けることにより、天井部を十分に冷却できるので、天井部から乗員の頭部などへの輻射熱を抑制でき、これにより、車室内の乗員に不快な熱気が及ぶことを防止できる。
そして、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の第1実施形態に係る車両用熱交換装置を示すブロック図。 第1実施形態に設けられる第1熱交換器に熱媒体を充填した状態を示す回路図。 第1実施形態に設けられる第1熱交換器から熱媒体を排出した状態を示す回路図。 車室の床部に配設されるカーペットを示す断面図。 カーペットおよび配管を示す斜視図。 配管ジョイントを結合した状態を示す断面図。 配管ジョイントを分離した状態を示す断面図。 配管ジョイント用のクリップ部材を示す図であり、特に(a)はクリップ部材の側面図、また(b)はクリップ部材の正面図。 第1実施形態により車室内の暖房を行なう際の処理手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る車両用熱交換装置を示す説明図。 図10の車両用熱交換装置を矢印Aの方向から見た側面図。 第2実施形態に設けられる第1熱交換器の斜視図。 図12のB−B線に沿う断面図であり、特に(a)は第1熱交換器に熱媒体を充填した状態を示す図、また(b)は第1熱交換器から熱媒体を排出した状態を示す図。 第2実施形態により車室内のインストルメントパネルの冷却を行なう際の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 第1熱交換器(放熱部)
2 第2熱交換器(受熱部)
3 熱媒体
4 循環回路
5 貯液部
6 電動ポンプ
9,10 電磁弁
12 車室
13 床部
14 カーペット(温度調整対象物)
15 熱媒体通路
31 エンジン(自動車駆動装置)
32 循環回路
41 車両
42 車室
43 インストルメントパネル(温度調整対象物)
44 サイドフェンダ
45 第1熱交換器(受熱部)
46 第2熱交換器(放熱部、貯液部)
47 熱媒体
48 循環回路
49 電動ポンプ
50 電磁弁
61,62 樹脂シート(シート状材料)
64 熱媒体通路

Claims (6)

  1. 可撓性を有する材料で形成される熱媒体通路(15、64)を有する第1熱交換器(1、45)と、他の第2熱交換器(2、46)と、これらの第1熱交換器(1、45)および第2熱交換器(2、46)を循環する液状熱媒体(3、47)の循環回路(4、48)とを備え、
    前記第1熱交換器(1、45)が、前記熱媒体(3、47)を保有する状態、および前記熱媒体(3、47)を排出した状態を有することを特徴とする車両用熱交換装置。
  2. 前記第1熱交換器(45)が、可撓性を有し、互いに接合されて前記熱媒体通路(64)が設けられる一対のシート状材料(61,62)から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用熱交換装置。
  3. 前記第1熱交換器(1、45)より重力方向下方に配置され、前記第1熱交換器(1、45)から排出される前記熱媒体(3,47)を貯える貯液部(5、46)と、この貯液部(5、46)から前記第1熱交換器(1、45)へ前記熱媒体(3、47)を供給可能な電動ポンプ(6、49)とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の車両用熱交換装置。
  4. 少なくとも前記第1熱交換器(1、45)が、当該車両用熱交換装置による温度調整対象物(14、43)に当接された状態で固定されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用熱交換装置。
  5. 前記第1熱交換器(1、45)の出口側に電磁弁(10、50)を備え、この電磁弁(10、50)を閉じた状態で電動ポンプ(6、49)により前記第1熱交換器(1、45)に前記熱媒体(3、47)を充填し、前記電磁弁(10、50)を開いた状態で前記第1熱交換器(1、45)から前記熱媒体(3、47)を排出して前記循環回路(4、48)内に貯えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の車両用熱交換装置。
  6. 車室(12)内の床部(13)に、前記第1熱交換器(1)が配置され、この第1熱交換器(1)の放熱で床暖房を行なうとともに、
    自動車駆動装置(31)が停止した際に電動ポンプ(6)の停止状態で前記第1熱交換器(1)から前記熱媒体(3)を排出して前記循環回路(4)内に貯える回収モードと、
    前記自動車駆動装置(31)の作動時に前記電動ポンプ(6)により前記熱媒体(3)を循環させて、前記第2熱交換器(2)で前記自動車駆動装置(31)用の冷却水との熱交換を行なう受熱モードとを有することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の車両用熱交換装置。
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