JP2008087374A - 射出成形機 - Google Patents

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伸夫 井上
Wataru Ichihara
済 市原
Tetsuji Nishino
哲司 西野
Sadataka Rikuta
定孝 陸田
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Abstract

【課題】プランジャを前進移動して計量空間内の成形材料をノズル孔から射出したときに、この計量空間内に成形材料が滞留するのを抑えることが可能になり、加硫成形サイクルを短縮する。
【解決手段】射出成形機10であって、プランジャ14は、ノズル孔11と対向する先端18に向かうに従い漸次縮径されたテーパ部19と、このテーパ部19の基端19aにおける外径よりも大径とされて、計量空間12の内壁面に摺接する基端部20と、テーパ部19の基端19aと基端部20の先端20aとを連結する傾斜部21と、を備え、計量空間12においてノズル孔11が形成された一端側部分22の内壁面は、テーパ部19および傾斜部21の外形形状に沿った内面形状とされて、このプランジャ14が前進端位置に到達したときに、その先端18がノズル孔11に嵌合した状態で、テーパ部19および傾斜部21が計量空間12の一端側部分22に嵌合する構成とされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば防振ゴム等のゴム製品を加硫成形する際に用いられる射出成形機に関するものである。
この種の射出成形機として、一端にノズル孔が形成されるとともに、内部にノズル孔と連通する計量空間が形成されたシリンダと、該シリンダの他端側に前記計量空間の内壁面と摺接可能に支持されたプランジャと、前記シリンダに形成された供給路を通して前記計量空間に可塑化状態にある成形材料を充填する押し出し機と、が備えられ、押し出し機から計量空間内に供給された成形材料の流動圧により、プランジャをノズル孔に対して後退移動させつつ、計量空間に成形材料を充填し、その後、この成形材料を、ノズル孔に向かうプランジャの前進移動によって、ノズル孔から射出して金型キャビティ内に充填する構成が知られている。
そして、この射出成形機では、従来から、プランジャを前進移動してシリンダの計量空間内の成形材料を射出したときに、この計量空間内に成形材料が滞留するのを抑えることに対する要望がある。このように成形材料の滞留を抑えることによって、計量空間内の成形材料の加熱温度を高め、金型キャビティ内での加硫時間を短縮させることにより加硫成形サイクルを短縮させることが可能になる。すなわち、前述のように計量空間内で滞留した滞留成形材料は、次の加硫成形工程で押し出し機において初めて可塑化状態とされた新たな成形材料と比べて、加硫開始温度が低くなるので、計量空間における設定加熱温度は、前記滞留成形材料が加硫を開始しない程度に抑えておく必要があって高く設定することができなかった。そのため、加硫成形サイクルを短縮させることが困難であるという問題があった。
そこで、計量空間内の滞留成形材料を低減するための手段として、例えば下記特許文献1に示されるように、プランジャの先端部の外形形状と、計量空間の前記一端側の部分の内面形状とをそれぞれ、プランジャが前進端位置に到達したときに、計量空間内において前記一端側の部分がプランジャの先端部で満たされるような形状とすることが考えられる。
特開2003−11189号公報
しかしながら、前記従来の射出成形機では、プランジャの先端部外周面、および計量空間の前記一端側の部分の内壁面がそれぞれ、プランジャおよび計量空間の共通中心軸線方向に沿って延びるストレート面となっていたので、プランジャが前進端位置に到達したときにこれらの間に成形材料が滞留し易く、計量空間内の滞留成形材料を削減することが困難であるという問題があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、プランジャを前進移動して計量空間内の成形材料をノズル孔から射出したときに、この計量空間内に成形材料が滞留するのを抑えることが可能になり、加硫成形サイクルを短縮することができる射出成形機を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の射出成形機は、一端にノズル孔が形成されるとともに、内部にノズル孔と連通する計量空間が形成されたシリンダと、該シリンダの他端側に前記計量空間の内壁面と摺接可能に支持されたプランジャと、前記シリンダに形成された供給路を通して前記計量空間に可塑化状態にある成形材料を充填する押し出し機と、が備えられ、押し出し機から計量空間内に供給された成形材料の流動圧により、プランジャをノズル孔に対して後退移動させつつ、計量空間に成形材料を充填し、その後、この成形材料を、ノズル孔に向かうプランジャの前進移動によって、ノズル孔から射出して金型キャビティ内に充填する射出成形機であって、前記プランジャは、ノズル孔と対向する先端に向かうに従い漸次縮径されたテーパ部と、このテーパ部の基端における外径よりも大径とされて、前記計量空間の内壁面に摺接する基端部と、前記テーパ部の基端と基端部の先端とを連結する傾斜部と、を備え、前記計量空間においてノズル孔が形成された一端側部分の内壁面は、前記テーパ部および傾斜部の外形形状に沿った内面形状とされて、このプランジャが前進端位置に到達したときに、その先端がノズル孔に嵌合した状態で、前記テーパ部および傾斜部が計量空間の前記一端側部分に嵌合する構成とされていることを特徴とする。
この発明によれば、プランジャが前進端位置に到達したときに、その先端がノズル孔に嵌合した状態で、テーパ部および傾斜部が計量空間の前記一端側部分に嵌合するので、プランジャを前進端位置に到達させた状態で、テーパ部および傾斜部の各外周面と、計量空間の前記一端側部分の内壁面との間の隙間を実質的になくすことが可能になり、この計量空間内に成形材料が滞留するのを抑えることができる。したがって、次の加硫成形工程では、計量空間内に充填されるほぼ全ての成形材料が、押し出し機において始めて可塑化状態とされた成形材料となるので、この計量空間内に充填された成形材料の加硫開始温度をその全体でほぼ均等にすることが可能になり、この計量空間中の成形材料の加熱温度を高く設定してもこの成形材料に焼けが発生するのを抑えることができる。これにより、計量空間中の成形材料の加熱温度を高く設定して、加硫成形サイクルを短縮させることが可能になり、量産性を向上させることができる。
しかも、プランジャは、テーパ部と基端部とが傾斜部を介して連結された構成となっているので、プランジャを前進移動させ、計量空間内の成形材料をノズル孔に向けて流動させる過程において、前記傾斜部の外周面と計量空間の前記一端側部分の内壁面との間で、前記成形材料に大きなせん断力や圧縮力が付与されることになり、この成形材料の発熱やノズル孔に向けた流動を促すことが可能になり、この計量空間内の成形材料の滞留量を確実に低減することができる。
ここで、前記押し出し機から計量空間内に成形材料を供給する際に、前記ノズル孔に向けて前進移動してこのノズル孔を閉塞する閉塞手段が設けられてもよい。
この場合、前述したように、プランジャが前進端位置に到達したときに、その先端がノズル孔に嵌合した状態で、テーパ部および傾斜部が計量空間の前記一端側部分に嵌合する構成とされて、計量空間の一端における内壁面は、ノズル孔から他端側に向かうに従い漸次拡径されたテーパ形状とされているため、押し出し機から計量空間内に成形材料を供給したときに、この成形材料がその流動圧によりノズル孔から漏出し易くなっているにもかかわらず、前記閉塞手段が設けられているので、このような成形材料の漏出を防ぐことができる。
また、前記プランジャはノズル孔に対して進退可能に支持されるとともに、計量空間内の成形材料をノズル孔から射出した後、押し出し機から前記計量空間に成形材料を供給する際に、予めプランジャをノズル孔に対して後退移動させ、このプランジャのテーパ部および傾斜部と計量空間の前記一端側部分の内壁面との間に隙間を設けておき、その後、押し出し機から前記供給路を通して前記隙間に成形材料を供給する制御部が設けられてもよい。
この場合、前記制御部が設けられているので、計量空間内の成形材料をノズル孔から射出した後、押し出し機から供給路に成形材料を供給したときに、この成形材料の流動圧を、プランジャをノズル孔に対して後退移動させる推力として確実に作用させることができる。
さらに、前記供給路は、計量空間の前記一端側部分の内壁面に開口するとともに、押し出し機側から計量空間に向かうに従い漸次前記一端側に向けて傾斜してもよい。
この場合、供給路が、押し出し機側から計量空間に向かうに従い漸次前記一端側に向けて傾斜しているので、前回の加硫成形工程時に押し出し機から計量空間に供給されず、この押し出し機内に成形材料が滞留していても、今回の加硫成形工程で押し出し機から計量空間に成形材料を供給したときに、まず、この滞留した成形材料を計量空間においてノズル孔が開口している一端側に位置させて、その後、この成形材料の上に、今回の加硫成形工程で押し出し機において初めて可塑化状態とされた新たな成形材料を順次供給することが可能になる。したがって、前記滞留した成形材料を、次回の加硫成形工程に持ち越すことなく今回の加硫成形工程で確実に計量空間内から金型キャビティ内に射出することが可能になり、複数の加硫成形工程にわたって計量空間内に成形材料が滞留するのを防ぐことができる。これにより、計量空間内に充填された成形材料全体の加硫開始温度のさらなる均等化を図ることが可能になり、計量空間内の加熱温度を高く設定しても、この計量空間内で成形材料に焼けが発生するのを確実に抑えることができる。以上より、計量空間に充填された成形材料の加熱温度を高く設定することができ、加硫成形サイクルをより一層短縮することが可能になる。
さらに、前記供給路が、計量空間の前記一端側部分の内壁面に開口しているので、押し出し機から計量空間内に成形材料を供給した際に、この成形材料の流動圧を、プランジャのテーパ部および傾斜部の各外周面に作用させて、このプランジャを後退移動させる推力として良好に作用させることが可能になり、現行と同様の加硫成形工程を実現することができる。
また、前記プランジャにおいて、基端部と傾斜部との連結部分、および前記先端の少なくとも一方は、凸曲面状に形成されてもよい。
この場合、プランジャの基端部と傾斜部との連結部分がその径方向外方に凸の曲面状に形成されると、このプランジャが前進端位置に到達した状態で、前記連結部分と計量空間の内壁面との間に成形材料が滞留して焼けが発生するのを防ぐことができる。一方、プランジャの先端がノズル孔に向けて凸の曲面状に形成されると、プランジャが前進端位置に到達して、その先端がノズル孔に嵌合したときに、この先端やノズル孔の内周面等がかける等して破損するのを抑制することができる。
さらに、前記プランジャにおいて少なくとも前記テーパ部および傾斜部を加熱する加熱手段が設けられてもよい。
この場合、計量空間内に充填された成形材料のうち、プランジャのテーパ部および傾斜部に当接する部分の熱が、このプランジャに伝導して冷やされるのを防ぐことが可能になり、計量空間内に充填された成形材料をその全域にわたって均等に高い温度に維持することができる。
この発明によれば、プランジャを前進移動して計量空間内の成形材料をノズル孔から射出したときに、この計量空間内に成形材料が滞留するのを抑えることが可能になり、加硫成形サイクルを短縮することができる。
以下、本発明に係る射出成形機の一実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
この射出成形機10は、一端にノズル孔11が形成されるとともに、内部にノズル孔11と連通する計量空間12が形成されたシリンダ13と、該シリンダ13の他端側に計量空間12の内壁面と摺接可能に支持されたプランジャ14と、シリンダ13に形成された供給路15を通して計量空間12に可塑化状態にある成形材料を充填する押し出し機16と、が備えられている。そして、押し出し機16から計量空間12内に供給された成形材料の流動圧により、プランジャ14をノズル孔11に対して後退移動させつつ、計量空間12に成形材料を充填し、その後、この成形材料を、ノズル孔11に向かうプランジャ14の前進移動によって、ノズル孔11から射出して金型キャビティ17内に充填するようになっている。
なお、金型キャビティ17は、互いに接近離間可能に設けられた一対の金型17a、17b間に形成されている。さらに、一対の金型17a、17bのうち、射出成形機10側に設けられた上型17aの表面にはランナー部材17cが設けられている。このランナー部材17cにおいてノズル孔11と対向する表面には、このノズル孔11と同軸上に注入孔17dが形成されており、この注入孔17dは、上型17aおよびランナー部材17cに形成されたランナー17eを介して金型キャビティ17と連通している。
ここで、射出成形機10は、注入孔17dが形成されたライナー部材17cの前記表面に対して接近離間可能に設けられており、射出成形機10が前進端位置に到達したときに、ノズル孔11の開口面と注入孔17dの開口面とが当接して、これらのノズル孔11と注入孔17dとが連通するようになっている。
また、図示の例では、押し出し機16のノズルは、シリンダ13の側部に逆止弁24を介して連結されており、シリンダ13内に形成された供給路15は、この逆止弁24と計量空間12とを連通させている。
そして、本実施形態では、プランジャ14は、ノズル孔11と対向する先端18に向かうに従い漸次縮径されたテーパ部19と、このテーパ部19の基端19aにおける外径よりも大径とされて、計量空間12の内壁面に摺接する基端部20と、テーパ部19の基端19aと基端部20の先端20aとを連結する傾斜部21と、を備えている。テーパ部19および傾斜部21はそれぞれ、このプランジャ14の縦断面視で、プランジャ14の中心軸線O方向に傾斜する方向に直線状に延びる外周面を有し、基端部20はプランジャ14の中心軸線O方向に沿って延在した外周面を有している。
また、プランジャ14の縦断面視において、テーパ部19の外周面と前記中心軸線Oとがなす角度は、傾斜部21の外周面と前記中心軸線Oとがなす角度よりも小さくなっている。さらに、基端部20と傾斜部21との連結部分、つまり基端部20の先端20aは、このプランジャ14の径方向外方に凸となる曲面状に形成され、テーパ部19と傾斜部21との連結部分、つまりテーパ部19の基端19aは、このプランジャ14の径方向内方に凹となる曲面状に形成されている。また、プランジャ14の先端18は、ノズル孔11に向けて凸となる曲面状に形成されている。
ここで、シリンダ13の計量空間12において、ノズル孔11が形成された一端側部分22の内壁面は、テーパ部19および傾斜部21の外形形状に沿った内面形状とされている。
本実施形態では、計量空間12は、ノズル孔11から他端側に向けて漸次拡径した計量空間テーパ部25と、このテーパ部25の他端25aにおける内径よりも大径とされて、プランジャ14の基端部20の外周面に摺接する計量空間基端部26と、計量空間テーパ部25の他端25aと計量空間基端部26においてノズル孔11側の一端26aとを連結する計量空間傾斜部27と、を備えている。そして、前述した計量空間12の前記一端側部分22の内壁面は、計量空間テーパ部25の内壁面と計量空間傾斜部27の内壁面とにより構成されている。
以上より、図4に示されるように、プランジャ14が前進端位置に到達したときに、その先端18がノズル孔11に嵌合した状態で、テーパ部19および傾斜部21の各外周面が計量空間12の前記一端側部分22の内壁面に接触して嵌合するようになっている。
ここで、図示の例では、プランジャ14が前進端位置に到達したときに、その先端18は、ノズル孔11よりも下方に突出しないでこのノズル孔11の開口縁における径方向内方に位置されて、その開口面とほぼ面一となり、ノズル孔11に嵌合するようになっている。
なお、プランジャ14が、図4に示されるように前進端位置に到達しているとき、および図2および図3に示されるように後進端位置に到達しているとき、つまり計量空間12内に成形材料が充填されて、プランジャ14を前進移動させる直前の状態にあるとき、の別を問わず、プランジャ14の基端部20外周面と計量空間基端部26の内壁面とは、これらの間に成形材料が実質的に流入しない程度に接触している。
また、本実施形態では、シリンダ13に形成された供給路15は、計量空間12の前記一端側部分22に開口している。図示の例では、供給路15は、計量空間12の前記一端側部分22において計量空間傾斜部27に開口している。ここで、シリンダ13に設けられた前記逆止弁24は、供給路15の計量空間傾斜部27における開口部よりも前記他端側に位置されており、この供給路15は、押し出し機16側の逆止弁24から計量空間12に向かうに従い前記一端側、つまりノズル孔11側に向けて傾斜して延在している。なお、押し出し機16は、その中心軸線が、計量空間12の前記一端側部分22よりも他端側に位置されるようにして設けられている。
さらに、本実施形態では、押し出し機16から計量空間12内に成形材料を供給する際に、このノズル孔11に向けて前進移動してこのノズル孔11を閉塞する閉塞手段が設けられている。図示の例では、閉塞手段は、シリンダ13におけるノズル孔11の開口面と、ランナー部材17cにおける注入孔17dの開口面との間を、これらの両開口面に沿った方向にスライド移動可能に設けられた閉塞板28が備えられている。この閉塞板28は、耐熱温度が300℃以上で、かつ断熱性を有する例えばエポキシ系、若しくはシリコン系等の合成樹脂で形成されている。また、閉塞板28は、例えば流体圧シリンダに連結されて前述のようにノズル孔11の開口面に向けて進退可能に設けられている。
また、本実施形態では、プランジャ14はノズル孔11に対して進退可能に設けられており、計量空間12内の成形材料をノズル孔11から射出した後、押し出し機16から計量空間12に成形材料を充填する際に、予めプランジャ14をノズル孔11に対して後退移動させ、図1に示されるように、プランジャ14のテーパ部19および傾斜部21と計量空間12の前記一端側部分22の内壁面との間に隙間Sを設けておき、その後、押し出し機16から供給路15を通して前記隙間Sに成形材料を供給する制御部29が設けられている。
ここで、本実施形態では、押し出し機16の内部に、その長手方向に沿って延在した第1加熱手段30が、この押し出し機16の全周にわたって設けられている。
また、シリンダ13の内部には、計量空間12をその全周にわたって径方向外方から囲繞するように、前記中心軸線O方向に沿って延在した第2加熱手段31および第3加熱手段32が設けられている。第2加熱手段31は、シリンダ13の内部において、計量空間12の計量空間基端部26において前記逆止弁24が設けられた前記中心軸線O方向位置よりも他端側の部分を径方向外方から囲繞するように設けられ、第3加熱手段32は、計量空間12の計量空間傾斜部27における前記一端側の部分を、その径方向外方から囲繞するように設けられている。
さらに、本実施形態では、プランジャ14の内部に、基端部20から傾斜部21にかけて前記中心軸線O方向に沿って延びる第4加熱手段33が設けられている。この第4加熱手段33により、プランジャ14のうち、少なくとも傾斜部21およびテーパ部19の各外周面を加熱できるようになっている。
これらの第2〜第4加熱手段31、32、33により、計量空間12内に充填された成形材料において、プランジャ14のテーパ部19および傾斜部21と計量空間12の内壁面とにそれぞれ当接する部分を、その全域にわたって同等の温度で加熱できるようになっている。
なお、以上の第1〜第4加熱手段30、31、32、33はそれぞれ、押し出し機16、シリンダ13およびプランジャ14の各内部に形成された熱媒通路に、高温状態にある例えば機械油等の熱媒が供給可能とされて構成されている。すなわち、前記熱媒通路と図示されない熱媒供給手段とが連結され、熱媒をこれらの間で循環させ、常時一定の温度に加熱された熱媒を前記熱媒通路に供給できるようになっている。なお、第2〜第4加熱手段31、32、33の設定加熱温度はそれぞれ同等とされるとともに、第1加熱手段30の設定加熱温度は第2〜第4加熱手段31、32、33の設定加熱温度以上となっている。
また、本実施形態では、前記ランナー部材17cの表面に形成された注入孔17dからランナー17eに向けて延びる注入流路34には、絞り部35が形成されている。絞り部35は、注入流路34の注入孔17d側の部分に形成され、この注入流路34の内径を、注入孔17dの開口面からランナー17e側に向かうに従い漸次縮径させている。そして、この注入流路34の内径は、絞り部35からランナー17eに向かうに従い漸次拡径している。
次に、以上のように構成された射出成形機10を用いて射出成形する方法について説明する。
まず、閉塞板28をノズル孔11に向けて前進移動して、この閉塞板28の表面とノズル孔11とを対向させる。この際、射出成形機10をランナー部材17cの表面に向けて前進移動し、閉塞板28をノズル孔11の開口面とランナー部材17cの表面との間に挟み込むことにより、ノズル孔11を閉塞する。さらに、この際、プランジャ14を進退駆動する図示されない駆動手段に制御部29から信号を発信して、プランジャ14を、前進端位置に到達している状態からノズル孔11に対して所定量だけ後退移動させ、このプランジャ14のテーパ部19および傾斜部21と計量空間12の内壁面との間に隙間Sを形成する(図1)。
ここで、プランジャ14の後退移動量は、例えば5mm以上15mm以下、好ましくは10mmとして、前述したプランジャ14のテーパ部19および傾斜部21と計量空間12の前記一端側部分22との嵌合は解除されたものの、プランジャ14のテーパ部19は、その大部分が計量空間テーパ部25内に位置され、プランジャ14の傾斜部21は、その大部分が計量空間傾斜部27内に位置されている状態にする。
なお、前記後退移動量が5mmより小さいと、押し出し機16から計量空間12内に供給された成形材料の流動圧を、プランジャ14を後退移動させる推力として良好に作用させることができなくなるおそれがあり、また、前記後退移動量が15mmより大きいと、押し出し機16から計量空間12への成形材料の充填が完了したときに、この成形材料中にエアが混入されているおそれがある。
次に、制御部29から押し出し機16に信号を発信して、押し出し機16から逆止弁24および供給路15を通して前記隙間Sに成形材料を供給する。この際に、プランジャ14のテーパ部19および傾斜部21の各外周面に作用する成形材料の流動圧により、プランジャ14をノズル孔11に対して後退移動させつつ計量空間12の体積を増大させて、この計量空間12に成形材料を充填する。このように成形材料を充填する過程において、上型17aと下型17bとを型締めし金型キャビティ17を形成するとともに、これらの上型17aおよび下型17bをランナー部材17cに向けて前進移動して、上型17aの表面をランナー部材17cの裏面に当接させる(図2)。
ここで、閉塞板28は、断熱性を有する前述した材質により形成されているので、押し出し機16から計量空間12内に成形材料を供給する過程において、一対の金型17a、17bおよびランナー部材17cの熱がシリンダ13に伝導して、計量空間12内の成形材料のうち前記一端側部分22に位置する部分に焼けが発生するのを抑制できるようになっている。
その後、射出成形機10をランナー部材17cの表面から後退移動させるとともに、閉塞板28をノズル孔11に対して後退移動させてノズル孔11を開口させる(図3)。
次に、射出成形機10を注入孔17dが形成されたランナー部材17cの表面に向けて前進移動して、ノズル孔11と注入孔17dとを連通させる。そして、プランジャ14をノズル孔11に向けて前進移動して、計量空間12の体積を除々に減少させつつこの空間12内の成形材料をノズル孔11から射出して、注入孔17d、注入流路34およびランナー17eをこの順に通過させて金型キャビティ17に充填する。ここで、成形材料は、絞り部35を通過して流路断面積が狭められたときに、せん断力が作用して発熱し、その流動性がさらに高められる。
その後、プランジャ14が前進端位置に到達したときに、プランジャ14の先端18がノズル孔11に嵌合した状態で、テーパ部19および傾斜部21が計量空間12の前記一端側部分22に嵌合し、プランジャ14のテーパ部19および傾斜部21の各外周面と、計量空間12の前記一端側部分22の内壁面との間の隙間が実質的になくなる(図4)。そして、金型キャビティ17内で成形材料を所定時間加熱して加硫した後に、ランナー部材17c、上型17aおよび下型17bを型開きして、加硫成形品を取り出す。なお、この加硫中、若しくは金型キャビティ17への成形材料の射出を完了した後、加硫前に、射出成形機10をランナー部材17cに対して後退移動させる。
以上説明したように、本実施形態による射出成形機10によれば、プランジャ14が前進端位置に到達したときに、その先端18がノズル孔11に嵌合した状態で、テーパ部19および傾斜部21が計量空間12の前記一端側部分22に嵌合するので、プランジャ14を前進端位置に到達させた状態で、テーパ部19および傾斜部21の各外周面と、計量空間12の前記一端側部分22の内壁面との間の隙間を実質的になくすことが可能になり、この計量空間12内に成形材料が滞留するのを抑えることができる。
したがって、次の加硫成形工程では、計量空間12内に充填されるほぼ全ての成形材料が、押し出し機16において始めて可塑化状態とされた成形材料となるので、この計量空間12内に充填された成形材料の加硫開始温度をその全体でほぼ均等にすることが可能になり、この計量空間12中の成形材料の加熱温度を高く設定してもこの成形材料に焼けが発生するのを抑えることができる。これにより、計量空間12中の成形材料の加熱温度を高く設定して、加硫成形サイクルを短縮させることが可能になり、量産性を向上させることができる。
しかも、プランジャ14は、テーパ部19と基端部20とが傾斜部21を介して連結された構成となっているので、プランジャ14を前進移動させ、計量空間12内の成形材料をノズル孔11に向けて流動させる過程において、傾斜部21の外周面と計量空間12の前記一端側部分22の内壁面との間で、前記成形材料に大きなせん断力や圧縮力が付与されることになり、この成形材料の発熱やノズル孔11に向けた流動を促すことが可能になり、この計量空間12内の成形材料の滞留量を確実に低減することができる。
さらに、シリンダ13に形成された供給路15が、計量空間12の前記一端側部分22の内壁面に開口しているので、押し出し機16から計量空間12内に成形材料を供給した際に、この成形材料の流動圧を、プランジャ14のテーパ部19および傾斜部21の各外周面に作用させて、このプランジャ14を後退移動させる推力として良好に作用させることが可能になり、現行と同様の加硫成形工程を実現することができる。
また、本実施形態では、前記閉塞手段が設けられているので、前述したように、プランジャ14が前進端位置に到達したときに、その先端18がノズル孔11に嵌合した状態で、テーパ部19および傾斜部21が計量空間12の前記一端側部分22に嵌合する構成を実現するために、計量空間12の前記一端を、ノズル孔11から他端側に向かうに従い漸次拡径された計量空間テーパ部25としたことから、押し出し機16から計量空間12内に成形材料を供給したときに、この成形材料がその流動圧によりノズル孔11から漏出し易くなっているにもかかわらず、このような成形材料の漏出を防ぐことができる。
さらに、本実施形態では、制御部29が設けられているので、計量空間12内の成形材料をノズル孔11から射出した後、押し出し機16から供給路15に成形材料を供給したときに、この成形材料の流動圧を、プランジャ14をノズル孔11に対して後退移動させる推力として確実に作用させることができる。
また、本実施形態では、供給路15が、押し出し機16側から計量空間12に向かうに従い漸次前記一端側に向けて傾斜しているので、前回の加硫成形工程時に押し出し機16から計量空間12に供給されず、この押し出し機16内に成形材料が滞留していても、今回の加硫成形工程で押し出し機16から計量空間12に成形材料を供給したときに、まず、この滞留した成形材料を計量空間12においてノズル孔11が開口している一端側に位置させて、その後、この成形材料の上に、今回の加硫成形工程で押し出し機16において初めて可塑化状態とされた新たな成形材料を順次供給することが可能になる。
したがって、前記滞留した成形材料を、次回の加硫成形工程に持ち越すことなく今回の加硫成形工程で確実に計量空間12内から金型キャビティ17内に射出することが可能になり、複数の加硫成形工程にわたって計量空間12内に成形材料が滞留するのを防ぐことができる。これにより、計量空間12内に充填された成形材料全体の加硫開始温度のさらなる均等化を図ることが可能になり、計量空間12内の加熱温度を高く設定しても、この計量空間12内で成形材料に焼けが発生するのを確実に抑えることができる。以上より、計量空間12に充填された成形材料の加熱温度を高く設定することができ、加硫成形サイクルをより一層短縮することが可能になる。
さらに、本実施形態では、シリンダ13の内部に設けられた第2、第3加熱手段31、32のみならず、プランジャ14の内部にも第4加熱手段33が設けられているので、計量空間12内に充填された成形材料をその全体にわたって均等な温度で加熱することが可能になり、加硫成形サイクルの短縮化および加硫成形品の高品質化の双方を確実に実現することができる。
ところで、従来の射出成形機では、計量空間12内に供給された成形材料の流動圧で、プランジャ14を確実に後退移動させるために、供給路15は、押し出し機16側から計量空間12に向かうに従い漸次シリンダ13の前記他端側に向けて傾斜して延在していた。
そのため、押し出し機16から計量空間12内に供給された成形材料では、後から供給された成形材料によって始めに供給された成形材料が前記他端側に押し上げられていた。
ここで、前述したように、前回の加硫成形工程時に押し出し機16から計量空間12に供給されず、この押し出し機16内に成形材料が滞留していた場合、この滞留成形材料が今回の加硫成形工程で始めに計量空間12に供給されることになる。
したがって、従来では、計量空間12内に充填された成形材料のうち、前記滞留成形材料がプランジャ14の先端部外周面に接触していた。さらに、この滞留成形材料は、今回の加硫成形工程で押し出し機において初めて可塑化状態とされた新たな成形材料と比べて、加硫開始温度が低くなっている。
以上より、前記従来の射出成形機では、計量空間12内に充填された成形材料のうち、プランジャ14の先端部外周面に当接する部分の熱が、このプランジャ14に伝導して、この部分の成形材料が冷やされるのを防ぐために、本実施形態のようにプランジャ14に第4加熱手段33を設けると、前記滞留成形材料に焼けが生ずるおそれがあった。
ところが、本実施形態では、前述のように、供給路15が、押し出し機16側から計量空間12に向かうに従い漸次前記一端側に向けて傾斜しているため、押し出し機16から成形材料を計量空間12に供給したときに、まず、前記滞留成形材料を計量空間12においてノズル孔11が開口している一端側に位置させて、その後、この成形材料の上に、今回の加硫成形工程で押し出し機16において初めて可塑化状態とされた新たな成形材料を順次供給することが可能になるので、プランジャ14に第4加熱手段33を設けても、計量空間12内に充填された成形材料に焼けが発生するのを確実に抑えることができる。これにより、焼けを生じさせることなく、計量空間12内に充填された成形材料をその全域にわたって均等に高い温度に維持することができる。
また、本実施形態では、基端部20と傾斜部21との連結部分、つまり基端部20の先端20aが、このプランジャ14の径方向外方に凸となる曲面状に形成されているので、プランジャ14が前進端位置に到達した状態で、前記連結部分と計量空間12の内壁面との間に成形材料が滞留して焼けが発生するのを防ぐことができる。
また、プランジャ14の先端18が、ノズル孔11に向けて凸となる曲面状に形成されているので、プランジャ14が前進端位置に到達して、その先端18がノズル孔11に嵌合したときに、この先端18やノズル孔11の内周面等がかける等して破損するのを抑制することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態の第1〜第4加熱手段30、31、32、33に代えて、シリンダ13等に電熱ヒータ等を埋設した構成を採用してもよい。
また、前記実施形態では、ランナー部材17cに、注入孔17d、絞り部35および注入流路34を形成したが、これに代えて、例えば、注入孔17d、絞り部35および注入流路34を、ランナー部材とは別の部材に形成して、ランナー部材に前記別の部材を着脱可能に設けるようにしてもよい。
さらに、プランジャ14の傾斜部21として、このプランジャ14の縦断面視で、先端18に向けて斜め下方に直線状に延びる外周面を有する構成を示したが、これに代えて、例えば、このプランジャ14の径方向内方に凹む曲面状に形成してもよいし、あるいは径方向外方に凸となる曲面状に形成してもよい。
また、プランジャ14を前進端位置に到達させたときに、その先端18を、ノズル孔11よりも下方に突出させないでこのノズル孔11の開口縁における径方向内方に位置させて、その開口面とほぼ面一にしたが、これに代えて、例えば、プランジャ14を前進端位置に到達させたときに、その先端18をノズル孔11よりも下方に突出させてもよい。
さらに、前記実施形態では、閉塞板28を備えた閉塞手段を設けたが、この閉塞手段は設けなくてもよい。
また、前記実施形態では、計量空間12内の成形材料をノズル孔11から射出した後、押し出し機16から計量空間12に成形材料を充填する際に、予めプランジャ14をノズル孔11に対して後退移動させ、プランジャ14のテーパ部19および傾斜部21と計量空間12の内壁面との間に隙間Sを設けておき、その後、押し出し機16から供給路15を通して前記隙間Sに成形材料を供給したが、前記隙間Sを設けずに押し出し機16から計量空間12内に成形材料を供給してもよい。
さらに、前記実施形態では、計量空間12と押し出し機16とを連通させる供給路15を、押し出し機16側から計量空間12に向かうに従い漸次ノズル孔11側に向けて傾斜して延在させたが、これに代えて、例えば、シリンダ13の前記他端側に向けて傾斜して延在させてもよいし、あるいは前記中心軸線Oに直交する水平方向に延在させてもよい。
また、前記実施形態では、計量空間12内の成形材料をノズル孔11から射出した後、押し出し機16から計量空間12に成形材料を供給する際に、予めプランジャ14をノズル孔11に対して5mm以上15mm以下後退移動させたが、この後退移動量は前記実施形態に限られるものではない。
プランジャを前進移動して計量空間内の成形材料をノズル孔から射出したときに、この計量空間内に成形材料が滞留するのを抑えることが可能になり、加硫成形サイクルを短縮することができる。
本発明に係る一実施形態の射出成形機の一部縦断面図であって、第1工程図を示すものである。 本発明に係る一実施形態の射出成形機の一部縦断面図であって、第2工程図を示すものである。 本発明に係る一実施形態の射出成形機の一部縦断面図であって、第3工程図を示すものである。 本発明に係る一実施形態の射出成形機の一部縦断面図であって、第4工程図を示すものである。
符号の説明
10 射出成形機
11 ノズル孔
12 計量空間
13 シリンダ
14 プランジャ
15 供給路
16 押し出し機
17 金型キャビティ
18 先端
19 テーパ部
19a テーパ部の基端
20 基端部
20a 基端部の先端
21 傾斜部
22 一端側部分
28 閉塞板(閉塞手段)
29 制御部
S 隙間

Claims (6)

  1. 一端にノズル孔が形成されるとともに、内部にノズル孔と連通する計量空間が形成されたシリンダと、該シリンダの他端側に前記計量空間の内壁面と摺接可能に支持されたプランジャと、前記シリンダに形成された供給路を通して前記計量空間に可塑化状態にある成形材料を充填する押し出し機と、が備えられ、
    押し出し機から計量空間内に供給された成形材料の流動圧により、プランジャをノズル孔に対して後退移動させつつ、計量空間に成形材料を充填し、その後、この成形材料を、ノズル孔に向かうプランジャの前進移動によって、ノズル孔から射出して金型キャビティ内に充填する射出成形機であって、
    前記プランジャは、ノズル孔と対向する先端に向かうに従い漸次縮径されたテーパ部と、このテーパ部の基端における外径よりも大径とされて、前記計量空間の内壁面に摺接する基端部と、前記テーパ部の基端と基端部の先端とを連結する傾斜部と、を備え、
    前記計量空間においてノズル孔が形成された一端側部分の内壁面は、前記テーパ部および傾斜部の外形形状に沿った内面形状とされて、このプランジャが前進端位置に到達したときに、その先端がノズル孔に嵌合した状態で、前記テーパ部および傾斜部が計量空間の前記一端側部分に嵌合する構成とされていることを特徴とする射出成形機。
  2. 請求項1記載の射出成形機であって、
    前記押し出し機から計量空間内に成形材料を供給する際に、ノズル孔に向けて前進移動してこのノズル孔を閉塞する閉塞手段が設けられていることを特徴とする射出成形機。
  3. 請求項1または2に記載の射出成形機であって、
    前記プランジャはノズル孔に対して進退可能に支持されるとともに、
    計量空間内の成形材料をノズル孔から射出した後、押し出し機から前記計量空間に成形材料を供給する際に、予めプランジャをノズル孔に対して後退移動させ、このプランジャのテーパ部および傾斜部と計量空間の前記一端側部分の内壁面との間に隙間を設けておき、その後、押し出し機から前記供給路を通して前記隙間に成形材料を供給する制御部が設けられていることを特徴とする射出成形機。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の射出成形機であって、
    前記供給路は、計量空間の前記一端側部分の内壁面に開口するとともに、押し出し機側から計量空間に向かうに従い漸次前記一端側に向けて傾斜していることを特徴とする射出成形機。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の射出成形機であって、
    前記プランジャにおいて、基端部と傾斜部との連結部分、および前記先端の少なくとも一方は、凸曲面状に形成されていることを特徴とする射出成形機。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の射出成形機であって、
    前記プランジャにおいて少なくとも前記テーパ部および傾斜部を加熱する加熱手段が設けられていることを特徴とする射出成形機。
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