JP2008087085A - パルスレンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】シャットオフ機構における動作パラメータの調整や設定を左右両回転で行なうことができ、トルクばらつきを小さくして高精度で作動することができ、その回転加圧機構にオイルパルス構造を用いてさらに給気圧の安定化を図ったパルスレンチを提供する。
【解決手段】減圧装置1を通過したオイルの油圧力によりその軸方向に駆動される駆動ロッド2と、回転中心2cを軸として駆動方向を変換させるL字天ビン2bと、L字天ビン2bにより駆動され空気モータ14への圧縮空気量を遮断するシャットオフバルブ3と、シャットオフバルブ3の動作圧力を所定値に設定する制御圧力設定手段4と、を備えるようにパルスレンチ10に両回転方向に機能するシャットオフ機構を設け、給気部に自動減圧機構を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボルトナットなどの取付部材が取り付けられるアンビルシャフトを、油圧により間欠的に加圧する回転加圧機構を備え、ボルトナットなどを締めつけたり緩めたりするためのオイルパルスレンチ(パルスレンチ)に関する。
近年、大型トラックなどの整備工程において、ホイール取り付けの信頼性や安全性を確保するための締め付け工具関連技術が注目されている。例えば、信頼度の高い締付トルクを得ることのできるナットランナーが開発されているが、これは、反力受部が不可欠であり、大型化や作業能率の低下が避けられない。
そのため、従来のインパクトレンチの作業性を維持したままで精度良くトルク管理でき、大型トラックなどにおけるホイールのインナーナットやアウターナットを所定の締付トルクで締付可能とした専用レンチなどが要望されている。
例えば、特許文献1には、レンチの締め付けトルクがある一定の値に達すると自動的に停止するシャットオフ機構を有したインパクトレンチが記載され、動作トルクがあるしきい値まで高くなると内部の油(オイル)圧が上昇して軸方向に駆動される駆動ロッドにより軸方向バルブを閉じて圧縮空気の通路を遮断する構成になっている。
特開2006−82189号公報
近年、大型トラックにおけるホイールボルトの折損事故が問題視されて国土交通省による対策が検討され、ホイール取り付け指導がなされて、安全に作業効率を落とさない締め付工具の開発の指針が打ち出されている中で、前記従来のインパクトレンチなどのものはその対策が充分といえない情況にあった。すなわち、従来のインパクトレンチを大型トラックのホイールボルト締め付け用として適用した場合には、回転する金属片のハンマーで固定した金属製のアンビルシャフトを打撃するため、1打当りのトルクがばらついて、安定した締め付けトルクが得られないことに加えて、その締め付け操作に際しては個人差が大きい人間の感覚に頼らざるを得ないために操作に熟練を要するという課題があった。
さらに大型トラックではタイヤ圧が高いため、高速で補給可能な高圧コンプレッサーが使用されているが、コンプレッサーは小規模で小エリアのため小型で高圧のものを使用しているところが多く、インパクトレンチの出力源となる圧縮空気の圧力変動が大きく、このホイール取り付けのばらつきが左右され易いという欠点があった。
特に特許文献1に記載のインパクトレンチでは、シャットオフ機構の駆動ロッドの動きにより軸方向バルブが直接的に開閉され、一方向の回転にのみシャットオフ機構がはたらくものである。したがって、大型トラック用の両手持大型インパクトレンチに対し締め付けトルクを設定するための圧力設定手段などの配置位置が限定されるとともに、大型トラック特有の左ネジ、右ネジ両方にシャットオフ機構がはたらく構造として、使い勝手がよく操作性に優れたデザインのものすることが困難であり、かつ全体をコンパクトにすることも困難であるという課題があった。
本発明は前記従来の課題を解決するためになされたもので、大型トラックのホイール取り付け作業などにおいて、シャットオフ機構におけるしきい値などの動作パラメータの調整や設定を容易に行なうことができ、左右の回転方向に対して共にシャットオフ機構が働くなど、特に大型トラックなどのホイール交換における作業性や操作性、デザイン性に優れたパルスレンチを提供することを目的とする。
(1)本発明のパルスレンチは、空気モータで駆動される略円筒状のライナの回転によりボルトナットなどの取付部材が取り付けられるアンビルシャフトを、油圧により間欠的に加圧する回転加圧機構を備えたパルスレンチにおいて、前記ライナ内の作動用オイルに連通され、加圧時に発生する油圧を所定値に調整させる減圧装置と、前記減圧装置を通過したオイルの油圧力によりその軸方向に駆動される駆動ロッドと、前記駆動ロッドの進退動作に連動して回転中心を軸として駆動方向を変換させるL字天ビンと、そのL字天ビンにより駆動され前記空気モータへの圧縮空気を遮断するシャットオフバルブと、前記シャットオフバルブの動作圧力を弾性部材を介して所定値に設定する制御圧力設定手段と、を備えた空気モータのシャットオフ機構を設けたことを特徴とする。
特に、前記減圧装置は、前記ライナ内の作動用オイルに連通され打撃時に発生する高圧衝撃波形の油圧を低圧衝撃波形の油圧に調整させることができ、前記シャットオフ機構は、両(左右)回転方向を制御できるものである。
(2)本発明のパルスレンチは、前記(1)において、前記シャットオフ機構に圧縮空気を供給する給気部に規定値以上の高圧をカットする自動減圧機構を設けたことにも特徴を有している。
(1)本発明によれば、減圧装置を通過したオイルの油圧力によりその軸方向に駆動される駆動ロッドの進退動作に連動して駆動方向を変換させるL字天ビンにより、空気モータへの圧縮空気量を制御して、シャットオフバルブの動作圧力を所定値に設定する空気モータのシャットオフ機構を設けているので、大型トラックのホイール取り付け作業などにおいて、その調整や設定を容易に行なうことができ作業性や操作性、デザイン性に優れたパルスレンチを提供することができる。すなわち、本発明に係るパルスレンチの回転加圧機構は従来の金属同士の打撃と異なり、内部のオイル密閉による抵抗により機械的に180°に配置された突出部により正確な加圧間隔を有するオイルの密封抵抗によるパルス発生構造となっており、さらに、締付トルクの管理精度は、高精度でトルク管理が可能なナットランナーと同等であり、しかも作業性は従来から用いられているインパクトレンチと同等となる構造であって、両者の長所を併せ持つ。したがって、本発明によれば、大型トラックのホイール交換作業などにおいて、1打撃のトルクにばらつきが大きく、最終締め付けトルクが安定しない従来のインパクトレンチ構造の課題を解決することができる。
(2)本発明によれば、圧縮空気を供給する給気部に規定値以上の高圧をカットする自動減圧機構を設けることもできるので、締め付けトルクのばらつきを小さくしてパルスレンチ本体の寿命を延ばすことができる。なお、この構造に使用されるスプリングの強さにより確保設定圧力を適宜決定することができる。
なお、このような自動減圧機構の構造は打込機などにも使用されているが、この場合は低圧になった時に自動的に給気バルブを開き、入気させる目的で実用されているものである。本発明は反対に高圧をカットする目的に換えて利用するものである。
この様に、給気部に自動減圧機構を設けることによって、一定の締め付けトルクになると空気モータへ入る給気口をシャットオフして締付けを停止させるので、大型トラック特有の右ネジ、左ネジにも関係なく、両方向にシャットオフ機構が働くことで、一台にて両ネジに対応できるという効果も有している。
本実施形態のパルスレンチは、回転加圧機構におけるライナ内の作動用オイルに連通され加圧時に発生する油圧の一部を取り出して適正な締付力になった時点の信号を正確に駆動ロッドに伝えるように調整させる減圧装置と、前記減圧装置を通過したオイルの油圧力によりその軸方向に駆動される駆動ロッドと、前記駆動ロッドの進退動作に連動して回転中心を軸として駆動方向を変換させるL字天ビンと、そのL字天ビンにより駆動され前記空気モータへの圧縮空気を遮断するシャットオフバルブと、前記シャットオフバルブの動作圧力を弾性部材を介して所定値に設定する制御圧力設定手段と、を備えた空気モータのシャットオフ機構を設けたものであり、シャットオフ機構を作動させるためのトルクのしきい値の調整や設定を容易に行なうことができその作業性と操作性に優れるとともに、アンビルシャフトに装着されるボルトナットなどに過剰なトルクが付加されるのを防止して、しかも空気モータを駆動させる高圧空気が無駄に消費されるのを効果的に抑制することができる。
減圧装置は、回転加圧機構におけるライナ内の作動用オイルに連通され加圧時に発生する高圧衝撃波形の油圧を低圧波形の油圧に調整させることができる装置である。
駆動ロッドは、減圧装置を通過したオイルの油圧力によりその略円筒状に形成された回転加圧機構の軸方向に駆動される長尺状のロッド部材からなり、その油圧力の変動にしたがって進退して、L字天ビンを介して空気モータに供給する圧縮空気をシャットオフバルブで遮断したり供給したりするようになっている。
L字天ビンは、駆動ロッドの進退動作に連動して回転中心を軸として駆動方向を所定の角度範囲、例えば10〜90°の角度範囲で変換させる機能を有したL字状部材などで構成される。これによって、パルスレンチ本体の下部などの所定位置に配されたシャットオフバルブを駆動ロッドを介して駆動させることができる。
シャットオフバルブは、空気モータを駆動させるための圧縮空気の給気部下流側に設けられ、L字天ビンにより開閉駆動されて空気モータへの圧縮空気を遮断する制御機能を有している。
制御圧力設定手段は、シャットオフバルブの動作圧力を規定するための固有の弾性挙動を有したスプリングなどからなる弾性部材を備え、この弾性部材によって動作圧力を所定値に設定することができるようになっている。
本実施形態のパルスレンチは、前記シャットオフ機構に圧縮空気を供給する給気部に規定値以上の高圧をカットする自動減圧機構を設けることもできる。このような自動減圧機構によって、空気モータに供給される圧縮空気の圧力が規定値を超えることがないようにして、耐久性や動作安定性を良好にすることができる。
従来のインパクトレンチ構造のレンチを用いて大型トラックのボルト締め付けを行う場合においては、高圧コンプレッサーにより供給されている出力源の空気圧が変動する問題があった。例えば、14〜15kg/cm2で初回ボルトを締め付け、後半には徐々にダウンし8ー9kg/cm2で締め、少し時間を
おくと14〜15kg/cm2で締め付け直すと出力にばらつきが出て、過剰締め付けによるボルト折損事故に繋がるおそれがあった。しかし、自動減圧機構を適用することによって、高圧がカットされるため締め付けトルクのばらつきが小さくなり、パルスレンチ本体の寿命が延びるなどの利点を有している。
さらに、従来のインパクトレンチ構造のもので大型トラックのホイールを結合するためのボルトを締め付ける場合には、打撃時間が人間の感覚で決められていて打撃時間を制御するものがなかった。しかし、パルスレンチにシャットオフ機構を設けることによって、一定の締め付けトルクが得られれば自動的に給気部をシャットオフして打撃を停止させるので、一定の締め付けトルクが得られる効果がある。また、大型トラック特有の右ネジ、左ネジにも関係なく、両方向にシャットオフ機構が働くため、このオイルパルスレンチ(パルスレンチ)一台にて両ネジに対応できるという効果も得られる。
本実施形態のパルスレンチは、空気モータに接続されて回転されその内部がオイルで充填される略円筒状のライナと、前記ライナ内側に前記ライナと同軸に回転自在に配置されたアンビルシャフトと、前記アンビルシャフトの回転軸に直交して前記アンビルシャフトに設けられたシリンダと、前記シリンダに嵌合してスライド自在に取り付けられたピストンと、前記シリンダ内と前記アンビルシャフト外側とを連通するオイル通路と、前記ピストンの先側に把持され前記ライナの内壁面に弾性手段を介して圧着して転動されるローラ状やボール状の転動部材と、回転される前記ライナの内壁面に隆起して形成され前記転動部材を転圧する突設部と、を有した回転加圧機構を備えるように構成したものである。これによって、前記ライナに充填されたオイルがオイル通路を介してピストンを保持するシリンダ内に流入可能に配設されるので、突設部が転動部材(被転圧部)に圧着する際の打撃トルクの伝達性や各部材間の潤滑性、静粛性に優れると共に、単純な構造でオイルパルスを発生させる回転打撃機構を構成でき、長期にわたる耐久性やメンテナンス性、経済性に優れたオイルパルスレンチを提供できる。
また、前記ライナのオイルを前記ピストンの基部が嵌合された前記シリンダ内に導入する逆止弁が前記オイル通路に設けられている構成とすることができる。これによって、前記ライナの内壁面の内側に隆起した突設部が前記ピストンに把持された転動部材に圧着(又は打撃)される時にピストンが嵌合したシリンダ内部のオイルが逆止弁によって、密閉状態に保持され、転動部材及びピストンの没入が阻止されて転動部材を効果的に圧着できる。また転動部材が前記ライナの突設部を越えて回転した後は、逆止弁を介してシリンダ内部にアンビルシャフト外周のオイルが供給されて転動部材の先側を伸張させた状態で回転させることができる。こうして、転動部材と突設部との圧着時点又は衝突時点で被圧着部となる転動部材を確実に支持してこの加圧力を効果的にアンビルシャフトに伝達することができる。
さらに、前記回転加圧機構が同軸に複数多段連結され、前記ライナの突設部及び前記ピストン、前記転動部材の対が互いに回転対称状に配置することもできる。これによって、回転加圧機構を回転対称状に複数配置して、アンビルの回転軸にモーメントを負荷し、1回転に1打撃させるためのカム機構などの複雑な構造を要することなく実現できるため、打撃効率を高め小型化を容易にできると共に、回転部分による振動や騒音などを少なくして安定した打撃状態を維持させることができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例についてより具体的に説明する。図1は本発明の一実施例に係るパルスレンチの正面断面図であり、図2は同パルスレンチにおける減圧装置の拡大図であり、図3は同パルスレンチにおけるシャットオフ機構の部分拡大図である。図1〜図3において、10はパルスレンチ、11はパルスレンチ10の本体ケーシング、12はボルトナットなどがその先部に嵌合して装着されるソケットなどの締付ジグを交換可能とした締付ジグ交換用部材、13はこの締付ジグ交換用部材12に加圧力を負荷しながら回転駆動させるためのパルスレンチ10の回転加圧機構、14は回転加圧機構13に回転駆動力を付与するための空気モータ、15はパルスレンチ10の把持部を兼ねた空気モータ14に圧縮空気を供給するための給気部、1は回転加圧機構13における作動用オイルに連通された減圧装置、2は減圧装置1により減圧されたオイルの油圧力により駆動され空気モータ14の軸芯位置に配置された駆動ロッド、2bは駆動ロッド2を受けて駆動方向を約90°に変換するL字天ビン、3はL字天ビン2bに連動して空気モータ14への高圧空気の供給を遮断するシャットオフバルブ、4はシャットオフバルブ3の後端にコイルばねなどの弾性部材5を調整自在に配置して所定の押圧力を付加するための制御圧力設定手段、6は空気モータ14の左右回転方向を切り替えるための切替バルブ、7はその切替レバーである。
パルスレンチ10のシャットオフ機構は、図3及び図4の部分拡大図に示すように減圧装置1と、その軸方向に駆動される駆動ロッド2と、弾性部材5による弾性力を駆動ロッド2に調整可能に付与する制御圧力設定手段4を含んで構成される。
減圧装置1は図2に示されるように、回転加圧機構13のライナに充填された作動用オイルの油圧力により開放されるボール弁1a及びコイルバネ1bにより付勢された弁座1cを有する。こうして回転加圧機構13によりライナ内に間欠的に発生する衝撃波の強度が所定値を超える範囲を減圧装置1のボール弁1aとコイルバネ1bによりカットした後、さらに減圧装置1の減圧ボックス1eに付設されたオリフィス1fによって衝撃波の方向を直角方向に変換された作動用オイルを油室1dに供給する。この作動油を介してピストン2aを押圧することによって、駆動ロッド2をその軸方向に滑らかに駆動させる。
制御圧力設定手段4は図3に示すように、駆動ロッド2の駆動方向を約90°変換させるL字天ビン2bの後端に取り付けられる弁部4aと、弁部4aが接離されて定着される弁座部4bと、弁部4a側に所定の弾性力を付与する弾性部材5をスプリング取り付けにより調整可能に保持する本体ケーシング11に固定されたスクリュガイド4fに弾性部材受部4cを備えている。
図10(a)に示すようにL字天ビン2bは左右方向に進退する駆動ロッド2の後端にてパルスレンチ10の本体ケーシング11に設けられた回転中心2cに軸支されて可動自在に配置されている。このL字天ビン2bの他端はシャットオフバルブ3に当接しており、駆動ロッド2の動きに同期してシャットオフバルブ3を開閉する構造となっている。
図10(b)は変容例のL字天ビン2b'であって、ここでは駆動ロッド2及びシャットオフバルブ3とL字天ビン2b'との当接部にローラ2dを介して接合して可動自在なリンクを形成した例を示している。この場合には、駆動ロッド2の進退動作に対して動力伝達効率を良くし、シャットオフバルブ3を動作させることができ、応答性に優れたものとすることができる。
ここで図6は作動用オイルによって押し出されるピストン2aのピストンストロークの時間変化を示したシャットオフダイヤグラム図である。図示するように回転加圧機構13におけるライナ内の作動用オイルが減圧装置1を介して油室1dに注入されるのに伴って、スタート直後からボルト又はナットが着座するまではピストン2aが緩やかに移動する。ピストン2aはボルトやナットの着座後、さらにピストン2aのストロークエンドまで移動される。そしてそのまま、給気レバー15aを引いた状態で空気モータ14への高圧空気が遮断され、シャットオフ状態が維持される。このシャットオフ状態に至る時間は弾性部材5によって調整された設定荷重により決定されようにしている。制御圧力設定手段4の弾性部材5の弾性力によりL字天ビン2b及び駆動ロッド2を介してピストン2aが引き戻されて元位置にリセットされる。なお、このピストン2aの復帰工程においては油室1d内の作動用オイルは図示しない油流路を通ってライナ内に戻される。
パルスレンチ10の回転加圧機構は図1、図7〜図9に示すように空気モータ14の駆動軸14aに接続されて回転される略円筒状のライナ13aと、ライナ13a内の前後にそれぞれ形成された油室13b、13b'内に回転自在に配置されたアンビルシャフト13cと、アンビルシャフト13cに形成されたシリンダ13d、13d'と、シリンダ13d、13d'にその胴部が嵌合されてアンビルシャフト13cの回転軸と垂直方向にスライド自在に取り付けられたピストン13j、13j'と、ピストン13j、13j'に把持されその先端がライナ13aの内壁面にコイルバネ13hなどを介して圧着コロガリされる転動部材の一例であるローラ13i、13i'と、シリンダ13d、13d'内のピストン13j、13j'下部の油室13k、13k'と油室13b、13b'とをそれぞれ連通するオイル通路に設けられたボール状の逆止弁13f、13f'とを有している。なお、前記ローラ13i,13i'が圧着されるローラ圧着部13eは、これらローラ13i、13i'を把持するピストン13j、13j'などを備えて構成されている。
ライナ13aの内壁面には山形状に隆起した前後一対の突設部13g、13g'が設けられている。こうして、ローラ圧着部13eのローラ13i、13i'を突設部13g、13g'で圧着してその反力がアンビルシャフト13cの軸心に向かってピストン13j、13j'に伝わり油室13k、13k'に密閉圧を立ててオイルパルスを発生させアンビルシャフト13cに回転衝撃トルクを負荷する。
なお、ライナ13aの前側に配置される油室13b及びシリンダ13d、突設部13gは、ライナ13aの後側に配置される油室13b'及びシリンダ13d'、突設部13g'に対してその回転軸が同軸に設けられると共に、互いに180度反転した位置関係になるように前後一体に取り付けられている。
各ピストン13j、13j'に把持されたローラ13i、13i'は共に進退自在に配置されている。ローラ13i、13i'はその全体が円形状断面を有してライナ13aの内壁面に当接される。ローラ13i、13i'はピストン13j、13j'により回転可能に支持され、コイルバネ13hなどの弾性部材を介してその先端がシリンダ13d、13d'から伸長するように付勢されている。
シリンダ13d、13d'基部側の油室13b、13b'に連通するオイル通路には逆止弁13fが設けられている。この逆止弁13fによって、内部に充填されたオイルにより、ローラ13i、13iのピストン13j、13j'と共なるシリンダ13d、13d'への沈み込みが阻止され、さらに、逆止弁13fを介して油室13b、13b'のオイルを油室13k、13k'に取り込んで一旦沈み込んだローラ13i、13i'がピストン13j、13j'と共に弾性部材によって伸長されて復元されるのを許容するようにしている。
なお、13l、13l‘はボールホルダ、13mは回転加圧機構13において設定圧力に達したライナ内のオイルを図示しないバイパス流路に逃がすためのリリーフバルブ、13nはリリーフバルブ13mの設定圧力を規定する調整ピンを固定するためのロックスクリューである。
空気モータ14としては、本体ケーシング11に内蔵されたロータ支持部14bとロータ支持部14bに内蔵されその軸心に対して偏心した空気室14cを有するロータ部14dとを備えたエアモータを用いている。この空気室14c内に給気部15に連通する正回転流路又は逆回転流路が配設される。こうして、給気部15の給気レバー15aや図9に示す切替レバー7を操作することにより、ロータ支持部14bの内周壁面に設けられた図9に示す回転流路ポートや排気ポートとなる左回転流路部9、右回転流路部9aに連通する吐出孔から圧縮空気を噴出させ、空気モータ14のロータ部14dを正逆いずれかの方向に回転させることができる。このロータ部14dは回転加圧機構13のライナ13aに連結されており、これによって図8に示すように空気モータ14の動力が伝達されるようにしている。なお、図9(a)、(b)はそれぞれ右左回転用に切替レバー7を動作させたときの空気フローを示している。
図4は実施例のパルスレンチにおける自動減圧機構の拡大図であり、図5は自動減圧機構の動作説明図である。
自動減圧機構が設けられる給気部15にはエアホース連結部15bに接続されるエアホースを介して図示しないコンプレッサーやエアタンクなどから所定圧力の圧縮空気が供給される。エアホース連結部15bより入気したエアは、一次圧力室15gより給気通路15iを通って自動弁部15dと自動弁座部15eの間より、給気通路15jを通り、入気二次圧力室15hへと流れる。高圧のまま入気二次圧力室15hに入ったエアーによって、ピストン構造を有した自動バルブは大径側の方から小径側へ自動弁スプリング15fの荷重に相応して自動バルブ15cが自動弁座部15eの方向に移動し、自動弁部15dと自動弁座部15eのクリアランスLをLyからLzに自動的に絞って低圧を維持するようになっている(図5参照)。
なお、給気部15はパルスレンチ10の把持部を兼ねてハンドル状に形成され、その給気レバー15aを指先で操作することにより所定流量の圧縮空気が取り込まれる。
図1において、空気モータから排出される空気は排気通路16aより排気口16bへ供給される。この空気は排気口16bに接続された回転加圧機構13を冷却するようにしてもよい。このように排気口16b以外に排気通路16cをケーシング11の先端側に設けることで、空気モータから排出される空気の一部又は全流量で回転加圧機構13の発熱する胴体部を冷却することもできる。
パルスレンチ10は圧縮空気を供給する給気部15に規定値、例えば1.1MPa以上の高圧をカットする自動減圧機構が設けられているので、締め付けトルクのばらつきを小さくしてパルスレンチ本体の耐久性に優れたものとすることができる。
また、自動減圧機構に適用される自動弁スプリング15fを弾性特性の異なる強弱タイプなどのものに交換することによって確保設定圧力を適宜決定することができる。
表1は自動減圧機構の自動弁スプリング15fに強弱が異なる4種類(スプリングA〜スプリングD)のものを適用したときの元圧力に対する静圧及動圧の測定データ(減圧インレットデータ表)である。
Figure 2008087085
表1のデータから明らかなように元圧力を大きく変動させても、自動減圧機構を適用することでその静圧及び動圧のばらつきを押さえることができることが分かる。また、元圧力の大きさなどに応じて、適正な弾性特性を有したスプリングを選択することで、これらのばらつきをさらに低減できる。
図5(a)は自動弁スプリング15fとして、スプリング取付荷重の大きい表1のスプリングAを適用したときの模式図であり、図5(b)はスプリング荷重の比較的小さい表1のスプリングDを適用したときの模式図である。ここでは、給気側と本体側とにおける受圧面積S1とS2との差(S2−S1)により給気側の圧力P0が発生して、図に示す間隔Lyが制御されるようになっている。また、図5(b)に示すようにスプリング力が弱いスプリングDを用いたケースでは、間隔Lzが小さくなってさらに流量が制御されるので、給気通路15j内の圧力P1は下降する。
以上説明したような自動減圧機構をパルスレンチ10に設けることで。特に大型トラックのボルト締め付けを行う場合などにおいて高圧コンプレッサーにより供給される出力源の空気圧が変動しても、自動減圧機構の適用により締め付けトルクのばらつきを小さくすることができる。従って、過剰締め付けによるボルト折損事故を有効に防止できる上に、パルスレンチ本体の耐久性も効果的に高めることができる。
続いて、以上のように構成された実施例におけるパルスレンチ10の回転加圧機構について図7〜図9を参照して説明する。なお、以下においては、図1に示す前側の回転加圧機構13について説明するが、図7において(b)は(a)を180度反転させたような位置関係にあり、後側の回転加圧機構(b)についても回転機構(a)と同様に成立するものである。
まず、図7に示すように、アンビルシャフト13cの各シリンダ13d、13d'がライナ13aのそれぞれ突設部13g、13g'からもっとも遠い位置からスタートするものとする。ここで空気モータ14を給気部15から供給される圧縮空気によって作動させることにより、ライナ13aを右回りに回転させる。このとき各ローラ13i、13i'の先端はシリンダ13d、13d'から突出するようにコイルバネ13hで付勢され、ライナ13aの内周面に沿って抵抗を受けることなく、コロガリ接触し高加速にて助走させることができるようにしている。
こうして、突出した各ローラ13i、13i'の先端が突設部13g、13g'に当接する位置に達すると、ローラ13i、13i'をシリンダ13d、13d'内に押し込む方向に力が作用する。しかし、このとき下部のシリンダ13d、13d'内の油室13k、13k'にはオイルが充填され逆止弁13fによって密閉された固定状態に保持されており、突設部13g、13g'がローラ13i、13i'に衝突することによって、ローラ13i、13i'が突設部13g、13g'に乗り上げ、内部のオイルにパルス状に変化する圧力を効果的に発生させることができる。
次ぎに、シリンダ13d、13d'の油室13k、13k'内のオイルが弾性収縮してローラ13i、13i'の先端が沈み込んだ状態で瞬発的に突設部13gの山を乗り越えると、コイルバネ13hで付勢されたローラ13i、13i'の先端が伸長するのに伴って、逆止弁13fから油室13b、13b'内のオイルが取り込まれて、先端がライナ13aの周壁に当接する。以降はローラ13i、13i'がライナ13aの周壁に当接したままコロガリ又は摺動して加速され、スタート位置に復帰する。
すなわち、このパルスレンチ10ではライナ13aが一回転する間に、アンビルシャフト13cの突設部13g、13g'を介して180度対称位置に配置した二つのローラ13i、13i'が加圧され、その瞬発的な偶力によって1回転に1打撃させるための特別な機構を付加することなく、アンビルシャフト13cに接続された締付ジグ交換用部材12が1回転に1打の偶力回転圧(転圧)が加えられる。こうして、突設部13g、13g'による加圧力を効果的にアンビル12に伝達して長期にわたる耐久性やメンテナンス性、経済性に優れたパルスレンチを提供することができる。
さらにパルスレンチ10は、空気モータ14への高圧空気の供給を遮断するシャットオフバルブ3に連動する駆動ロッド2の後端に弾性部材5を調整自在に配置して所定の押圧力を付加することができるので、シャットオフ機構におけるしきい値などの調整や設定を容易に行なうことができる。
以上説明したように、本発明のパルスレンチは、減圧装置を通過したオイルの油圧力により駆動される駆動ロッドの進退動作に連動してその駆動方向を変換させるL字天ビンを介してシャットオフバルブを駆動させ空気モータへの圧縮空気を遮断する。この時、シャットオフバルブの動作圧力を所定値に設定することを要旨とするものである。これによって、シャットオフ機構における動作パラメータの調整や設定を左右両回転で行なうことができ、パルスレンチのトルクばらつきを小さくして高精度で作動させることができるとともに、その給気部に自動減圧機構を付加して、さらに締付トルクの安定化を図ることができる。
さらに、左右回転時に駆動ロッドを軸方向に制御駆動できる構造のパルスレンチの給気部に自動減圧機構を付加して、パルスレンチを作動させるために圧力ばらつきの少ない圧縮空気を要する大型トラックのホイール取り付け作業などにおいて、その調整や設定を容易に行なうことができ、作業性と耐久性に優れたパルスレンチを提供することができる。
本発明の一実施例に係るパルスレンチの正面断面図である。 同パルスレンチにおける減圧装置の拡大図である。 同パルスレンチにおけるシャットオフ機構の部分拡大図である。 同パルスレンチにおける自動減圧機構の拡大図である。 同パルスレンチの自動減圧機構の動作説明図である。 ピストンストロークにおけるシャットオフダイヤグラム図である。 図1における矢視A、矢視Bの側面図である。 図1における矢視Cの断面図である。 図1における矢視Dの断面図である。 L字天ビンの説明図である。
符号の説明
1 減圧装置
1a ボール弁
1b コイルバネ
1c 弁座
1d 油室
1e 減圧ボックス
1f オリフィス
2 駆動ロッド
2a ピストン
2b L字天ビン
3 シャットオフバルブ
4 制御圧力設定手段
4a 弁部
4b 弁座部
4c 弾性部材受部
4f スクリュガイド
10 パルスレンチ
11 本体ケーシング
12 締付ジグ交換用部材
13 回転加圧機構
13a ライナ
13c アンビルシャフト
14 空気モータ

Claims (2)

  1. 空気モータで駆動される略円筒状のライナの回転によりボルトナットなどの取付部材が取り付けられるアンビルシャフトを、油圧により間欠的に加圧する回転加圧機構を備えたパルスレンチにおいて、
    前記ライナ内の作動用オイルに連通され、加圧時に発生する油圧を所定値に調整させる減圧装置と、
    前記減圧装置を通過したオイルの油圧力によりその軸方向に駆動される駆動ロッドと、
    前記駆動ロッドの進退動作に連動して回転中心を軸として駆動方向を変換させるL字天ビンと、
    そのL字天ビンにより駆動され前記空気モータへの圧縮空気を遮断するシャットオフバルブと、
    前記シャットオフバルブの動作圧力を弾性部材を介して所定値に設定する制御圧力設定手段と、
    を備えた空気モータのシャットオフ機構を設けたことを特徴とするパルスレンチ。
  2. 前記シャットオフ機構に圧縮空気を供給する給気部に規定値以上の高圧をカットする自動減圧機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のパルスレンチ。
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