JP2008086869A - 有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物処理方法 - Google Patents

有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来廃棄されていた固液分離装置にて分離された難分解性固形物に対し、再度嫌気性消化を行って有機性廃棄物の分解効率を向上させる。
【解決手段】
有機性廃棄物を嫌気性消化槽2にて嫌気性消化し,嫌気性消化槽2からの流出液を固液分離装置3にて固液分離し、前記固液分離装置3にて分離された難分解性固形物13を前記嫌気性消化槽2や乾式嫌気性消化槽5に送出して再分解を行う。
また、前記固液分離された難分解性固形物13に対し乾式嫌気性消化を行うとき、事前に嫌気性消化を行うことでVFAの発生を防止して分解効率を向上させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、難分解性物質を含む被処理物質の嫌気性消化法を用いた有機性廃棄物処理装置及び有機性廃棄物処理方法に関する。
例えば生ゴミ等の有機性廃棄物は従来、含水率を調節した後、焼却処理するなどの方法で処分されてきたが、地球環境保全の観点から、メタンガス等の有価物を回収するための生物反応処理方法が広く利用され始めている。生物反応処理方法は、環境に対して温和な条件で処理が可能な反面、処理に時間がかかり設備が大規模化し、また、被処理物が生物的に分解困難な物質、分解可能な物質と分解し難い物質が物理的に不可分な状態で結合した物質(難分解性物質という)を含む場合は処理が難しいなどの問題がある。
そこで、生ゴミのように、難分解性物質が含まれる固形物や発酵不適物を含んでいる被処理物を嫌気性処理する場合には、固形物を破砕し、生ゴミに混じっている石、ビニール袋、金属断片のような発酵不適物をスクリーンや除渣手段によって除去した後に、可溶化槽で可溶化した後メタン発酵槽で嫌気性処理を行い、メタン発酵槽に蓄積した未分解の固形物をメタン発酵槽の底部から取り除く処理を行うものが知られている(特許文献1参照)。
また、他の処理方法として、貝殻や卵の殻など前処理手段では除去できないものを、嫌気性処理の過程で嫌気性消化槽の下部より重力沈降によって除いたり、あるいは酸発酵槽と嫌気性消化槽の間にスクリーンや脱水機などの夾雑物分離手段を用いて除去を行っているものも知られている(特許文献2参照)。
ただ、これらの方法では、未分解の固形物がメタン発酵槽(嫌気性消化槽)に蓄積しデッドボリュームとなってメタン発酵槽の容積効率を低下させることは防げるが、蓄積した未分解の固形物を底部から取り除く際に、未分解の分解可能な固形物が引き抜かれ、結果として嫌気性消化槽の分解効率が低下するという別の問題を生じる。
また、有機物を十分に分解させる前に、スクリーンや脱水機などの夾雑物分離手段を用いた場合も利用可能な有機物が除去されるため、見かけ上、分解効率が低下し、メタンガス等の有価物の発生が減少するという問題が生じる。
他方、コーヒー粕やビール生産工程から生じる有機性廃棄物等は、生ゴミのような発酵不適物が混じるなどの問題がないため、前記のような発酵不適物除去手段を導入する必要はない。しかしながらコーヒー粕やビール粕は難分解性物質を多く含むため、分解率を上げ、利用可能な有機物を利用し尽くすためには、可溶化槽、メタン発酵槽での滞留時間を長くせざるを得ない。
そのため、難分解性物質を含むコーヒー粕やビール生産工程から生ずる廃棄物等に嫌気性消化法を適用するには装置の大型化が避けられないが、実際にそのような大型の装置を建設することは困難である。
以上の問題に加え、メタン生成菌による有機物の分解は、そもそも高濃度のアンモニアによって阻害されるという問題がある。そのため、被処理物や嫌気性処理過程において新たに発生したアンモニアを、膜分離工程によって固形物と分離して除去する方法が提案されている(特許文献3参照)。
しかし、アンモニアは嫌気性消化工程での流出液に溶解し、かつ前記流出液には難分解性の固形物が含まれているため、膜分離で処理した場合には、固形物との摩擦によって分離膜が損耗するから、この方法では、アンモニア濃度を所定レベルに維持できないという問題もある。
以上の問題を解決するために、本出願人は先に、難分解性の固形物、メタン生成菌などの微生物、溶解性成分の滞留時間を調節して、有機性廃棄物を嫌気性消化し、その流出液を固液分離し、その分離液を濃縮して再度嫌気性消化する嫌気性処理方法を提案した(特許文献4参照)。
この嫌気性処理方法は図7に示すように、難分解性物質を含む有機性廃棄物であるコーヒー粕等(1)を希釈液(2)と共に可溶化槽1に投入し、易分解性物質を低分子に分解する。分解した低分子と難分解性の固形物を含む可溶化槽1からの流出水を嫌気性消化槽2に導入し、さらに難分解性の固形物の低分子化を進め、低分子化された有機物質をメタンガスと炭酸ガス等に分解する。
可溶化槽1と嫌気性消化槽2は、別々に設けた方が好ましいが、可溶化槽1を省略して嫌気性消化槽2の中で可溶化を行うようにしてもよい。
嫌気性消化槽2から引き抜かれた難分解性の固形物の一部である余剰汚泥12は公知の方法により処分又は再利用され、また、引き抜かれた流出液をスクリーンやメッシュを有する固液分離装置3によって固液分離し、難分解性固形物13はさらに脱水するなどして廃棄又は再利用する。
固液分離装置3から排出された分離液は、溶解性成分と微生物を含むが、これを膜分離手段4によって分離する。膜を通過した溶解性成分は廃棄し、膜を通過しなかった濃縮汚泥の一部15は嫌気性消化槽2に返送する。その余の濃縮汚泥14については、そのまま又は更に濃縮・脱水の工程を経て廃棄又は再利用する。
この嫌気性処理方法によれば、膜分離槽4で濃縮した汚泥中に含まれるメタン生成菌を嫌気性消化槽2に返送することで、嫌気性消化槽のメタン生成菌の濃度を所定レベルに維持することができ、難分解性の固形物を系外に排出して滞留時間を調節でき、分離膜を損耗させたり、第二の固液分離手段を大型化することなく、溶解性成分であるアンモニアを所定レベル以下に調節できる。これらの結果、易分解性物質と難分解性物質が物理的に分離できない状態で結合したものを効率的に分離処理することができる。
しかし、この方法で固液分離した難分解性固形物13には、まだ利用可能な物質が含まれておりメタン発酵を行う余地が残っているため、さらにその利用を図ることが課題となっている。
特開平11−197639号公報 特開平11−77005号公報 特許第3442288号公報 特願2005−104199 特開2000−15230号公報
本発明は、以上のような従来技術の持つ課題を解決するためになされたものであって、その目的は、従来廃棄されていた固液分離にて得られる固形物に対し更に嫌気性消化を行って有機性廃棄物の分解効率を向上させることである。
請求項1の発明は、有機性廃棄物に嫌気性消化を行う第一の嫌気性消化手段と、前記嫌気性消化手段によって消化された有機性廃棄物を固液分離する第一の分離手段を有する有機性廃棄物処理装置であって、前記第一の分離手段で固液分離された固形物を乾式嫌気性消化する乾式嫌気性消化手段を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置であって、前記第一の分離手段で分離した分離液を第一の嫌気性消化手段に返送する手段を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置であって、前記第一の分離手段で分離した分離液を嫌気性消化する第二の嫌気性消化手段を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置であって、前記第一の分離手段で固液分離された分離液を再度固液分離する第二の分離手段と、前記第二の分離手段で固液分離された固形物を第一の嫌気性消化手段に返送する手段を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、有機性廃棄物を嫌気性消化する嫌気性消化手段と、前記嫌気性消化手段によって消化された有機性廃棄物を固液分離する第一の分離手段と、前記第一の分離手段によって固液分離された流出液を再度固液分離する第二の分離手段と、前記第二の分離手段で固液分離された固形物を前記嫌気性消化手段に返送する手段を有する有機性廃棄物処理装置であって、前記第一の分離手段で固液分離した固形物を第一の嫌気性消化手段に返送する手段を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の有機性廃棄物処理装置であって、前記第一の分離手段で固液分離した固形物を乾式嫌気性消化する乾式嫌気性消化手段を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、有機性廃棄物を嫌気性消化する工程と,前記嫌気性消化工程からの流出液を固液分離する第一の分離工程と、前記第一の分離工程にて分離された固形物を乾式嫌気性消化する工程を有することを特徴とする有機性廃棄物処理方法である。
請求項8の発明は、請求項7に記載の有機性廃棄物処理方法であって、前記第一の分離工程で分離された分離液を嫌気性消化する工程を有することを特徴とする。この方法には異なる嫌気性消化槽にて嫌気性消化を行うものも含む。
請求項9の発明は、請求項8に記載の有機性廃棄物処理方法であって、前記第一の分離工程で分離された分離液を再度固液分離する第二の分離工程と、第二の分離工程で分離された固形物を嫌気性消化する工程とを有することを特徴とする。
請求項10の発明は、有機性廃棄物を嫌気性消化する工程と,前記嫌気性消化工程からの流出液を固液分離する第一の分離工程と、前記第一の分離工程で分離された分離液を再度固液分離する第二の分離工程と、前記第二の分離工程で分離された固形物を嫌気性消化する工程を有する有機性廃棄物処理方法であって、前記第一の分離工程で分離された固形物を嫌気性消化する工程を有することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10に記載の有機性廃棄物処理方法であって、前記第一の分離工程にて分離された固形物を乾式嫌気性消化する工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、有機性廃棄物の分解効率を向上させることができる。また、固液分離された固形物に対し乾式嫌気性消化を行う際に、VFA(揮発性脂肪酸)の発生を防止して、分解効率を向上させることができる。
以下に本発明の有機性廃棄物処理装置の第1ないし第6の実施形態を、図を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置を概略的に示した図である。ここで、図1中、図7と同一の箇所には同一の符号を付してある。
本実施形態に係る有機性廃棄物処理装置は、有機性廃棄物を酸発酵する可溶化槽1と、前記可溶化槽1からの流出液を嫌気性消化する第一の嫌気性消化手段である嫌気性消化槽2と、嫌気性消化された流出液に対し固液分離を行う第一の分離手段である固液分離装置3と前記固液分離装置3にて固液分離された固形物を乾式嫌気性消化する乾式嫌気性消化槽5と、各槽及び装置を連結し、流出液等の廃棄及び移送を行う管路P1〜P6からなる。
図1に示す有機性廃棄物処理装置において、有機性廃棄物等であるコーヒー粕等(1)を希釈液(2)と共に可溶化槽1に投入する。このとき加える希釈液は清水でもよいし、固液分離装置からの流出水や固液分離装置3にて固形物を脱水したときに得られた分離水、膜分離処理からの分離水及びそれをさらに通常の方法で処理した水であってもよい。
可溶化槽1では酸生成菌が分解性の脂質やタンパク、糖質に作用して、炭素数が概ね6以下の低分子に分解される。金属片、貝殻や卵の殻などの比重が大きい夾雑物が含まれる場合には、可溶化槽1の底部から引き抜いて除去する。
分解した低分子と難分解性の固形物を含む可溶化槽1からの流出水を管路P1を通じて嫌気性消化槽2へ送出し、さらに難分解性の固形物の低分子化を進めると共に、低分子化された有機物質をメタンガスと炭酸ガス等に分解する。また、生成したガス成分は系外に導かれ、燃料等の用途に用いられる。
嫌気性消化槽2から管路P2を通じて排出された余剰汚泥12は、周知の方法により処分等され、又、管路P3を通じて送出された流出液はスクリーンやメッシュを有する固液分離装置3によって固液分離される。
この固液分離装置3で用いられるスクリーンの目幅やメッシュの孔径は、流出液17に含まれる固形物の粒経を勘案して適宜決定されるが、コーヒー粕の場合のスクリーンの目幅は、その粒径と同等から3倍程度で0.1mm〜2mm程度が好ましく、さらには0.4〜0.5mm程度が好ましい。
以上の処理は本出願人が先に出願した特許文献4に記載されたものと同様である。
ここで、本実施形態では、固液分離して得られた固形物である難分解性固形物13を乾式嫌気性消化槽5にて再度分解する。
この処理においては、管路P4を通じて難分解性固形物13を乾式嫌気性消化槽5へ送出する。乾式嫌気性消化槽5にて分解を終えると、廃液及び余剰物16は管路P5を通じて排出される。
なお、固液分離装置3で分離された難分解性固形物13の全てを処理しきれない場合は、図示しない管路から難分解性固形物13の一部を廃棄することもできる。以下で説明する第2ないし第6の実施形態においても同様である。
固液分離して得られた分離液17は管路P6を通じて処分や再分解等される。
なお、乾式嫌気性消化は含水率75%程度未満の有機性廃棄物を対象とした消化処理であるため、液状化のために外部から水分を加えて含水量を高くする必要がなく、高濃度有機物を嫌気性消化することができ、嫌気性消化後に発生する廃液量が嫌気性消化槽2における嫌気性消化に比べ少ないという利点がある。
しかし、乾式嫌気性消化槽は高濃度発酵を行うため、易分解性物質の分解を行うと、急激に大量なVFAが発生し、乾式嫌気性消化槽内のpHを低下させる。また、湿式の嫌気性消化槽とは異なり、完全混合とすることが困難、或いは完全混合としないため、投入部付近に部分的にVFA濃度が高まり、pHが低くなる部分を生じやすい。メタンガス生成菌はpH7.0以上の環境で活発に活動するため、VFAの大量発生はメタンガス生成菌の活動を阻害する。
本実施形態では、嫌気性消化槽2で既に易分解性物質を分解しているため、乾式嫌気性消化槽5では難分解性固形物13のみを分解する。そのため、VFAの大量発生が抑制され、分解処理を安定して行うことができ、本発明の目的である、従来廃棄されていた固液分離にて得られる固形物を、更に嫌気性消化して有機性廃棄物の分解効率を向上させることができる。
なお、本実施形態における分解処理はコーヒー粕以外に、ビール粕、焼酎粕や豆腐その他の食品製造工場の廃棄物等の他、主に農産物を加工し、必要成分を分離した後の廃棄物であって、数日以内に容易に分解可能な低分子化合物と分解に時間のかかる天然高分子化合物を物理的に不可分に含むものに広く適用できる。以下で説明する第2ないし第6の実施形態においても同様である。
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置を概略的に示した図である。ここで、図2中、図7と同一の箇所には同一の符号を付してある。
本実施形態に係る有機性廃棄物処理装置は、第1の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置の管路P6が、固液分離装置3からの流出液17を嫌気性消化槽2へ返送する手段となっている。
図2に示す有機性廃棄物処理装置において、有機性廃棄物等であるコーヒー粕等(1)を希釈液(2)と共に可溶化槽1に投入して分解する。低分子と難分解性の固形物を含む可溶化槽1からの流出水を、管路P1を通じて嫌気性消化槽2へ送出し、さらに難分解性の固形物の低分子化を進めると共に、低分子化された有機物質をメタンガスと炭酸ガス等に分解する。
嫌気性消化槽2から管路P2を通じて排出された余剰汚泥12は、周知の方法により処分等され、又、管路P3を通じて送出された流出液は固液分離装置3にて固液分離する。
ここで、本実施形態では固液分離にて得られた難分解性固形物13は第1の実施形態と同様に乾式嫌気性消化槽5へ送出して再分解するが、前記固液分離にて得られた分離液17は、図示しないポンプ等の給送手段を用いて、管路P6を通じて嫌気性消化槽2へ返送され、嫌気性消化に利用される。
なお、嫌気性消化槽2において、嫌気性消化槽2内のメタン生成菌は増殖が遅く、分解した有機性廃棄物を含む流出液を排出することによって、共にメタン生成菌も排出されて、嫌気性消化槽2内のメタン生成菌の数が低下する。また、嫌気性消化槽2内のTS(総固形物)濃度も流出液の排出によって低下する。TS濃度が低すぎると分解効率が低下し、高すぎると余剰汚泥12が増えてしまうため、TS濃度は4〜10%程度が望ましい。
本実施形態は、乾式嫌気性消化による有機性廃棄物の分解効率の向上に加え、固液分離装置3の流出液17を嫌気性消化槽2へ返送することでメタン生成菌の濃度を高濃度に維持しつつ、TS濃度を調節することができる。
また、嫌気性消化槽2にて固液分離装置3の流出液17を再分解することで、分解効率を向上させることができる。
(第3の実施形態)
図3は本発明の第3の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置を概略的に示した図である。ここで、図3中、図7と同一の箇所には同一の符号を付してある。
本実施形態に係る有機性廃棄物処理装置は、第1の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置の管路P6に、第二の嫌気性消化手段である嫌気性消化槽2’及び管路P7が配備されたものである。
図3に示す有機性廃棄物処理装置において、有機性廃棄物等であるコーヒー粕等(1)を希釈液(2)と共に可溶化槽1に投入して分解する。低分子と難分解性の固形物を含む可溶化槽1からの流出水を、管路P1を通じて嫌気性消化槽2へ送出し、さらに難分解性の固形物の低分子化を進めると共に、低分子化された有機物質をメタンガスと炭酸ガス等に分解する。
嫌気性消化槽2から管路P2を通じて排出された余剰汚泥12は、周知の方法により処分等され、又、管路P3を通じて送出された流出液は固液分離装置3にて固液分離する。
ここで、本実施形態では固液分離にて得られた難分解性固形物13は第1及び第2の実施形態と同様に乾式嫌気性消化槽5へ送出して再分解するが、前記固液分離にて得られた分離液17は、図示しないポンプ等の給送手段を用いて、管路P6を通じて嫌気性消化槽2’へと送出する。
送出した分離液17に含まれる固形分は再度嫌気性消化槽2’にて分解し、その余剰汚泥12’は管路P7を通じて排出される。
本実施形態は、乾式嫌気性消化による有機性廃棄物の分解効率の向上に加え、固液分離装置3の流出液17を嫌気性消化槽2’へ送出して再分解することで、分解効率を向上させることができる。
また、嫌気性消化槽2’が配備されたことで、有機性廃棄物の分解率を高めることができる。
(第4の実施形態)
図4は本発明の第4の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置を概略的に示した図である。ここで、図4中、図7と同一の箇所には同一の符号を付してある。
本実施形態に係る有機性廃棄物処理装置は、第1の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置の管路P6に、第二の分離手段である膜分離槽4及び管路P8〜P10が配備されたものである。
図4に示す有機性廃棄物処理装置において、有機性廃棄物等であるコーヒー粕等(1)を希釈液(2)と共に可溶化槽1に投入して分解する。低分子と難分解性の固形物を含む可溶化槽1からの流出水を、管路P1を通じて嫌気性消化槽2へ送出し、さらに難分解性の固形物の低分子化を進めると共に、低分子化された有機物質をメタンガスと炭酸ガス等に分解する。
嫌気性消化槽2から管路P2を通じて排出された余剰汚泥12は、周知の方法により処分等され、又、管路P3を通じて送出された流出液は固液分離装置3にて固液分離する。
なお、第二の分離手段は平膜や中空糸膜などの有機膜やセラミック膜などが設置面積などの面で好ましいが、これに限らず沈殿や凝集沈殿、さらにスクリュー型やベルト型など各種機械式濃縮機を用いることができる。
ここで、本実施形態では固液分離にて得られた難分解性固形物13は第1ないし第3の実施形態と同様に乾式嫌気性消化槽5へ送出して再分解するが、前記固液分離にて得られた分離液17は管路P6を通じて膜分離槽4へと送出する。
膜分離槽4へと送出された溶解性成分と微生物を含む分離液17を、浸漬型平膜や回転型平膜やチューブラー膜を適用できる膜分離槽4にて溶解性成分と微生物を分離する。アンモニア等の溶解性成分が含まれる膜透過液18は管路P10を通じて排出する。膜を透過しなかった濃縮汚泥の一部15は図示しないポンプ等の給送手段を用いて、管路P9を通じて嫌気性消化槽2に返送する。その余の濃縮汚泥14については、そのまま又は更に濃縮・脱水の工程を経て管路P8を通じ、廃棄等される。
このとき、膜透過槽4の膜は、目詰まりを防止するためにガス撹拌による上向流形成によって洗浄してもよいし、ダイナミック膜を形成してもよく、被処理物に合わせて適宜選ばれる。
本実施形態は、乾式嫌気性消化による有機性廃棄物の分解効率の向上に加え、膜分離槽4にて膜分離することで、膜の損耗を防ぎながら、阻害物であるアンモニアが効果的に除去され、また、濃縮汚泥の一部15を嫌気性消化槽2へ返送することで、メタン生成菌の滞留時間を調節でき、TS濃度も前述した4〜10%程度に維持でき、分解効率を向上させる。
また、嫌気性消化槽2にて膜分離槽4の濃縮汚泥の一部15を再分解することで、分解効率を向上させる。
(第5の実施形態)
図5は本発明の第5の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置を概略的に示した図である。ここで、図5中、図7と同一の箇所には同一の符号を付してある。
本実施形態に係る有機性廃棄物処理装置は、有機性廃棄物を酸発酵する可溶化槽1と、前記可溶化槽1からの流出液に対し嫌気性消化を行う嫌気性消化槽2と、嫌気性消化が行われた流出液に対し固液分離を行う第一の分離手段である固液分離装置3と前記固液分離装置3にて固液分離された分離液に対し再度固液分離を行う第二の分離手段である膜分離槽4と、各槽及び装置を連結し、流出液等の廃棄及び移送を行う管路P1〜3、P6、P8〜P11からなる。
図5に示す有機性廃棄物処理装置において、有機性廃棄物等であるコーヒー粕等(1)を希釈液(2)と共に可溶化槽1に投入して分解する。低分子と難分解性の固形物を含む可溶化槽1からの流出水を、管路P1を通じて嫌気性消化槽2へ送出し、さらに難分解性の固形物の低分子化を進めると共に、低分子化された有機物質をメタンガスと炭酸ガス等に分解する。
嫌気性消化槽2から管路P2を通じて排出された余剰汚泥12は、周知の方法により処分等され、又、管路P3を通じて送出された流出液は固液分離装置3にて固液分離する。
ここで本実施形態では、固液分離にて得られた分離液17は第4の実施形態と同様に、管路P6を通じて膜分離槽4へ送出して、膜透過液18と、濃縮汚泥に分離するが、固液分離にて得られた難分解性固形物13は図示しないポンプ等の給送手段を用いて、管路P11を通じて嫌気性消化槽2へ返送する。これにより難分解性固形物13の嫌気性消化槽2内での滞留時間を延ばし、分解を進める。
なお、難分解性固形物13の滞留時間は20日〜60日程度となるよう、固液分離装置3から難分解性固形物13を適宜廃棄して調節する。
アンモニア等の溶解性成分が含まれる膜透過液18は管路P10を通じて系外へ排出し、濃縮汚泥の一部15は図示しないポンプ等の給送手段を用いて、管路P9を通じて嫌気性消化槽2へ返送して再分解し、その余の濃縮汚泥14は管路P8を通じて廃棄等される。
本実施形態では、膜分離槽4にて膜分離することで、膜の損耗を防ぎながら、阻害物であるアンモニアが効果的に除去され、また、濃縮汚泥の一部15を嫌気性消化槽2へ返送することで、メタン生成菌の滞留時間を調節でき、TS濃度も前述した4〜10%程度に維持でき、分解効率を向上させる。
また、固液分離装置3にて分離された難分解性固形物13を返送することによっても、嫌気性消化槽2内のメタン生成菌の濃度及びTS濃度を調節できる。
この処理によって、難分解性固形物13の滞留時間が長くなり、分解に時間を要する物質の再分解を行うことができる。
(第6の実施形態)
図6は本発明の第6の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置を概略的に示した図である。ここで、図6中、図7と同一の箇所には同一の符号を付してある。
本実施形態に係る有機性廃棄物処理装置は、第5の実施形態に係る有機性廃棄物処理装置に、乾式嫌気性消化槽及び管路P4、P5が配備されたものである。
図6に示す有機性廃棄物処理装置において、有機性廃棄物等であるコーヒー粕等(1)を希釈液(2)と共に可溶化槽1に投入して分解する。低分子と難分解性の固形物を含む可溶化槽1からの流出水を、管路P1を通じて嫌気性消化槽2へ送出し、さらに難分解性の固形物の低分子化を進めると共に、低分子化された有機物質をメタンガスと炭酸ガス等に分解する。
嫌気性消化槽2から管路P2を通じて排出された余剰汚泥12は、周知の方法により処分等され、又、管路P3を通じて送出された流出液は固液分離装置3にて固液分離する。
固液分離装置3にて固液分離された分離液は膜分離槽4にて膜透過液18と濃縮汚泥に分離される。膜透過液18は管路P10を通じて系外に排出し、濃縮汚泥の一部15は管路P9を通じて嫌気性消化槽2へ返送し、その余の濃縮汚泥14は管路P8を通じて廃棄等される。
このように嫌気性消化槽2へ濃縮汚泥の一部15を返送することで、第二の分離手段でも難分解性物質の滞留時間を調整でき、さらに分解の効率化に寄与する。
ここで本実施形態では、固液分離装置3にて分離された難分解性固形物13を図示しないポンプ等の給送手段を用いて、管路P11とP4を通じて嫌気性消化槽2と乾式嫌気性消化槽5へ送出し、各槽にて再分解を行う。
このとき、難分解性固形物13の嫌気性消化槽2と乾式嫌気性消化槽5に送出する割合は、管路P11とP4の径のサイズによって決定してもよいし、又は管路P11とP4のどちらか一方に送出するように弁で切り替えるようにしてもよい。この操作により、消化槽2における難分解性固形物13の滞留時間を調整する。
嫌気性消化槽2へ送出した難分解性固形物13は再分解された後、管路P3を通じて固液分離装置3へ送出され、再度固液分離される。
乾式嫌気性消化槽5にて再分解された難分解性固形物13の廃液及び余剰物16は管路P5を通じて系外へ排出される。
本実施形態では、第5の実施形態における効果に加え、乾式嫌気性消化によって分解効率及び分解処理量が向上する。
上記乾式嫌気性消化処理は、嫌気性消化槽2で既に易分解性物質を分解しているため、難分解性固形物13のみを分解する。そのため、VFAの大量発生が抑制され、分解処理を安定して行うことができ、従来廃棄されていた固液分離にて得られる固形物に対し、再分解を行うことができる。
なお、本実施形態に似た方法として、嫌気性発酵槽から引き抜かれた消化汚泥を膜分離槽及び脱水機にて固形物を分離し、分離した固形物を嫌気性発酵槽へ返送して、嫌気性発酵槽のメタン菌や汚泥の濃度を調整する工程を有するアンモニア除去方法が知られている(特許文献5参照)。
しかし、上記のアンモニア除去方法は、嫌気性消化における消化汚泥を固液分離することなく直接膜分離を行っているため、前述した固形物の摩擦により、分離膜が損耗するという問題が生ずるものであって、本実施形態の先行技術となるものではない。
上記第6の実施形態における具体例を以下に示す。
固液分離装置3による固液分離で得られた難分解性固形物13を嫌気性消化槽2へ返送することで、有機性廃棄物がビール粕の場合、水理学的滞留時間(HRT)15日間で処理を行ったとき、図7に示したような従来法では分解率が70%程度であるのに対し、本発明における処理法では分解率が80%程度まで増加する。
これは、メタンガス等のバイオガス発生量でいえば、含水率65〜85%のビール粕1tあたり15m程度の増加量である。
また、難分解性固形物13を乾式嫌気性消化槽5へ導入した場合においても、バイオガス発生量は上記と同等程度増加する。
さらに、ビール粕を可溶化槽1及び嫌気性消化槽2で事前に消化処理を行わず、直接乾式嫌気性消化槽5で嫌気性消化を行った場合、消化初期段階でVFA濃度は2000mg/L以上となるが、本発明における処理法ではVFA濃度は300mg/L以下で推移し、終始安定した分解を行うことができる。
上記いずれかの乾式嫌気性消化手段を備えた実施形態において、乾式嫌気性消化手段に替えて、堆肥製造工程を具備するようにすると、十分好気性とならない製造工程初期段階で悪臭の原因となるVFAの発生を上記と同様に抑制し、良質の堆肥を製造することができる。
本発明の第1の実施形態に係る嫌気性処理装置の概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る嫌気性処理装置の概略図である。 本発明の第3の実施形態に係る嫌気性処理装置の概略図である。 本発明の第4の実施形態に係る嫌気性処理装置の概略図である。 本発明の第5の実施形態に係る嫌気性処理装置の概略図である。 本発明の第6の実施形態に係る嫌気性処理装置の概略図である。 従来の嫌気性処理方法の工程図である。
符号の説明
1・・・可溶化槽、2・・・嫌気性消化槽、2’・・・嫌気性消化槽、3・・・固液分離装置、4・・・膜分離槽、5・・・乾式嫌気性消化槽、12・・・余剰汚泥、13・・・難分解性固形物、14・・・その余の濃縮汚泥、15・・・濃縮汚泥の一部、16・・・廃液及び余剰物、17・・・分離液、18・・・膜透過液、P1〜P11・・・管路。

Claims (11)

  1. 有機性廃棄物に嫌気性消化を行う第一の嫌気性消化手段と、前記嫌気性消化手段によって消化された有機性廃棄物を固液分離する第一の分離手段を有する有機性廃棄物処理装置であって、
    前記第一の分離手段で固液分離された固形物を乾式嫌気性消化する乾式嫌気性消化手段を有することを特徴とする有機性廃棄物処理装置。
  2. 請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置であって、
    前記第一の分離手段で分離した分離液を第一の嫌気性消化手段に返送する手段を有することを特徴とする有機性廃棄物処理装置。
  3. 請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置であって、
    前記第一の分離手段で分離した分離液を嫌気性消化する第二の嫌気性消化手段を有することを特徴とする有機性廃棄物処理装置。
  4. 請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置であって、
    前記第一の分離手段で固液分離された分離液を再度固液分離する第二の分離手段と、前記第二の分離手段で固液分離された固形物を第一の嫌気性消化手段に返送する手段を有することを特徴とする有機性廃棄物処理装置。
  5. 有機性廃棄物を嫌気性消化する嫌気性消化手段と、前記嫌気性消化手段によって消化された有機性廃棄物を固液分離する第一の分離手段と、前記第一の分離手段によって固液分離された流出液を再度固液分離する第二の分離手段と、前記第二の分離手段で固液分離された固形物を前記嫌気性消化手段に返送する手段を有する有機性廃棄物処理装置であって、
    前記第一の分離手段で固液分離した固形物を第一の嫌気性消化手段に返送する手段を有することを特徴とする有機性廃棄物処理装置。
  6. 請求項5に記載の有機性廃棄物処理装置であって、
    前記第一の分離手段で固液分離した固形物を乾式嫌気性消化する乾式嫌気性消化手段を有することを特徴とする有機性廃棄物処理装置。
  7. 有機性廃棄物を嫌気性消化する工程と,前記嫌気性消化工程からの流出液を固液分離する第一の分離工程と、前記第一の分離工程にて分離された固形物を乾式嫌気性消化する工程を有することを特徴とする有機性廃棄物処理方法。
  8. 請求項7に記載の有機性廃棄物処理方法であって、
    前記第一の分離工程で分離された分離液を嫌気性消化する工程を有することを特徴とする有機性廃棄物処理方法。
  9. 請求項8に記載の有機性廃棄物処理方法であって、
    前記第一の分離工程で分離された分離液を再度固液分離する第二の分離工程と、第二の分離工程で分離された固形物を嫌気性消化する工程とを有することを特徴とする有機性廃棄物処理方法。
  10. 有機性廃棄物を嫌気性消化する工程と,前記嫌気性消化工程からの流出液を固液分離する第一の分離工程と、前記第一の分離工程で分離された分離液を再度固液分離する第二の分離工程と、前記第二の分離工程で分離された固形物を嫌気性消化する工程を有する有機性廃棄物処理方法であって、
    前記第一の分離工程で分離された固形物を嫌気性消化する工程を有することを特徴とする有機性廃棄物処理方法。
  11. 請求項10に記載の有機性廃棄物処理方法であって、
    前記第一の分離工程にて分離された固形物を乾式嫌気性消化する工程を有することを特徴とする有機性廃棄物処理方法。
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