JP2008086513A - 球受ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】命釘の調整を防止するとともに、命釘と一体として球受部を設けることで、遊技機への取り付けを容易とする。
【解決手段】遊技盤に取り付けられる取付部51と、遊技球が落入する球受部512と、金属線材53a、53bを保持する保持部514とを一体として形成し、保持部514に保持せしめた金属線材53a、53bの先端を、取付部51に固定された規制部52で支持する。これにより、命釘に相当する金属線材53a、53bは、先端の位置決めがなされ、意図的に金属線材を変形させることが困難となり、球受部512への入球率の意図的な調整を防止することができる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、弾球遊技機の球受ユニットに係り、詳しくは、命釘を一体として備える球受ユニットに関するものである。
周知のように、パチンコ遊技においては、遊技機に装備されている遊技盤面の遊技領域に設けられている各種入賞口にパチンコ球が入賞すると、その入賞口に設定されている所定数の賞球が払出されるようになっている。また、遊技機の中には、始動入賞口への入賞をきっかけとして、抽選が行われ、抽選結果に応じて、その後の遊技の内容が変化するものもある。
このように、入賞口への遊技球の入賞確率は、遊技機の遊戯性を規定する大きな要素となるものである。入賞口への入賞確率は、入賞口の直近上方に設けられた命釘の間隔を調整することで、調節することが可能である。
特開平11−299977号(図4:符号30)
命釘は、パチンコ店側で変形させることができるため、意図的に入賞確率を調整することにより、パチンコ機メーカ側で設定した入賞確率と異なる確率に変更されてしまう場合がある。既述のように、入賞確率が変動すると、パチンコ機の遊技内容にも多大な影響を与え、設計当初に予定していた遊技内容が実現できなくなるといった問題がある。
また、命釘の調整を防止するために、特許文献1の命釘規制部30のような部材が提案されている。ところで、命釘規制部30は、遊技盤面に打ち込まれた命釘の先端に、命釘規制部30を嵌め合わせる必要があるが、打ち込まれた釘の角度や長さは、パチンコ機毎に微差があり、同一規格で形成された命釘規制部30を打ち込み状態に微差のある命釘に嵌め合わせることが困難なパチンコ機もある。
本発明の目的は、命釘の調整を防止するとともに、命釘と一体として球受部を設けることで、遊技機への取り付けを容易とする球受ユニット提供することにある。
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 弾球遊技機の遊技盤面上に配置され、投入された遊技球が流下する遊技領域内に設けられ、遊技球を受け入れる球受け部を有する球受けユニットであって、
遊技盤面上に固定され、遊技球を受け入れる開口をする球受部と、
前記開口に対向する位置に、遊技球が通過し得る間隔を空けて設けられた一対の金属線材と、
前記一対の金属線材をそれぞれ保持する保持部と、
前記一対の金属線材の各突出側端に接続され、該各金属線材の先端位置を規定する規制部とを備え、
前記規制部と前記球受部と保持部とは、一体化されていることを特徴とする球受ユニット。
(2) 弾球遊技機の遊技盤面上に配置され、投入された遊技球が流下する遊技領域内に設けられ、遊技球を受け入れる球受け部を有する球受けユニットであって、
遊技盤面上に固定され、遊技球を受け入れる開口をする球受部と、
前記開口に対向する位置に、遊技球が通過し得る間隔を空けて設けられた一対の導球部とを有し、
前記球受部と前記導球部とは、同一材料によって一体成形されていることを特徴とする球受ユニット。
(3) 前記球受部と前記導球部は樹脂を射出成形により一体成形されている上記(2)に記載の球受ユニット。
(4) 前記導球部内には、軸方向に金属線材が埋設されている上記(2)又は(3)に記載の球受ユニット。
(5) 前記導球部には、遊技球を案内する案内部が、外側下方へ向けて傾斜して設けられている上記(2)〜(4)のいずれか1に記載の球受ユニット。
(6) 前記球受部の開口は、入賞口である上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の球受ユニット。
(7) 前記球受部の開口は、遊技球が通過するゲートの通球口である上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の球受ユニット。
請求項1に記載の発明によれば、球受部と線材と規制部とが一体となっているので、線材の形状や長さに応じて規制部の取り付け位置を調整する必要が無く、一体として遊技盤へ取り付けることが可能となるため、取り付け作業が容易となり、遊技機の製造作業効率が向上する。
球受部への遊技球の入球確率を規定する金属線材は、その位置及び形状が予め規制部によって規定されているので、線材の変形が防止され、意図的な入球確率の変更を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、球受部と導球部が一体となっているので、一体として遊技盤へ取り付けることが可能となるため、取り付け作業が容易となり、遊技機の製造作業効率が向上する。また、球受部への遊技球の入球確率を規定する導球部は、その位置及び相互の間隔が予め規定されて一体形成されているため、遊技盤への取り付け後に導球部の位置を変更し、意図的に入球確率を変更することを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、射出成形により構成されるため、一体形成することが容易であり、かつ安価に製造可能となる。また、樹脂により構成されているので、命釘のように容易に変形させることができない。このため、導球部を意図的に変形させることによる、意図的な入球確率の変更を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、内部に金属線材を埋設することによって、金属製の釘と同様の強度と弾性を導球部に付与させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、一対の導球部の間を通過出来ずにこぼれた遊技球を球受部の外側へ案内でき、誘導釘や道釘などを設けることなく、これと同様の作用を発揮させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、球受部の開口は入賞口であるため、入賞確率の意図的な変更を防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、球受部の開口はゲートの通球口であるため、ゲート通過率の意図的な変更を防止することができる。ゲートへの入球に基づく遊技内容の変動率を、設計時に意図した内容に維持させることが可能となる。
図1は、本実施形態における遊技機を示す図である。以下、本明細書において、遊技機の遊技者が配置される側を正面、前面又は前側として表現し、遊技者の配置位置に対して反対側を背面、後面又は後側とし、図1に示されているような正面視において、左右方向をY軸方向、前後方向をX軸方向、鉛直方向をZ軸と定義し、右方向をY軸方向の正方向、前側から後側へ向かう方向をX軸方向の正方向、鉛直下方へ向かう方向をZ軸の正方向と定義する。
図1においてパチンコ遊技機100は、外郭方形枠サイズに形成されて縦長の固定保持枠を構成する外枠1の開口前面に、外枠1に合わせて方形枠サイズに形成された開閉搭載用の前枠2を備えている。
前枠2は、外枠1の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面右側に設けられた施錠装置12によって閉鎖状態に保持されるようになっている。
前枠2の上部領域には、遊技盤3が配置されており、遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて略円形状の遊技領域6が設けられている。
遊技領域6には、略中央部に表示装置として図柄変動表示装置6jが設置される窓部で構成された表示部6aが設けられている。
表示部6aの周りには装飾部材6Bや始動入賞口6cおよび特別入賞口6dなどがそれぞれ配置されている。遊技領域下部にはアウト球を回収するアウト口6eも設けられており、始動入賞口6cや特別入賞口6dに入賞せずに落下したアウト球を遊技盤3の背面側から機外に排出できるようになっている。
また、前枠2の前面上部側には、遊技盤3を視認できるように透明なガラス盤を備えたガラス枠70が水平方向に開閉可能かつ着脱可能に設けられ、通常は、施錠装置12により閉鎖状態に保持されて遊技盤3の前面を覆っている。
前枠2の前面下部側でガラス枠70の下方には、皿ユニット701が、前枠2に開閉支持されている背面板(図示されず)に取り付けられて設けてある。
皿ユニット701は、図示しない施錠装置により通常、閉鎖状態に保持されている。皿ユニット701は、球受け皿を構成している球貯留部701aと、球貯留部701aの正面左側下部に設けられた灰皿701bと、球貯留部701aの正面右側下部に設けられた発射ハンドル701cとを有している。
図2は始動口6cを有する球受ユニット5の正面図、図3は、球受ユニット5の分解斜視図、図4は、同じく全体斜視図である。球受けユニット5は、ステージ90の中央に設けられた遊技球排出部901の鉛直下方に設けられている。球受ユニット5は、遊技盤3の表面に固定された取付部51と、取付部51に設けられた球受部512と、金属線材53a、53bと、金属線材53a、53bをそれぞれ保持する保持部515と、金属線材53a、53bの先端位置を規定する規制部52と、球受部512で受けた遊技球を、遊技盤3の背面側に誘導する誘導部516とを備えている。
この実施形態の球受ユニット5では、取付部51、球受部512、誘導部516、保持部515は、樹脂で構成され、一体成形により製造されている。取付部51は、板状に形成され、遊技盤3の表面に重ねされ、遊技領域6内での遊技球の流下を妨げないように、薄板状に形成されており、角部には、木ねじが挿通するねじ挿通孔518a、518b、518cが厚さ方向に形成されている。
取付部51の正面側中央には、球受部512が形成されている。球受部512は、遊技球が受け入れられる開口513を有する箱形状であり、球受部512の形成位置には、背面側へ遊技球を排出するための通球孔514が形成されている。開口513から球受部512内に入った遊技球は、通球孔514から遊技盤3の背面側方向へ排出される。
図5は、球受ユニット5の背面全体斜視図である。通球孔514の背面側には、導球路516が接続されており、通球孔514から排出された遊技球は、導球路516によって、遊技盤3の背面側へ確実に案内される。導球路516は、遊技球が転動可能な幅と深さを有する溝形状に形成されており、遊技盤3の厚さ方向に延設され、遊技盤3の厚さと同程度の長さに形成されている。取付部51の背面側において、導球路516の上方には、金属線材53a、53bを保持する保持部515が形成されている。保持部515は、両端の挿通保持部515a、515bの内部に金属線材53a、53bを挿通させて、これを保持する穴が形成され、この穴は、取付部51の正面側に開口している。挿通保持部515a、515bの間には、板状部515cが形成され、保持されている金属線材53a、53bが相互に平行な姿勢を維持できるように、挿通保持部515a、515bの相対位置を平行な状態に保っている。
金属線材53a、53bの相対的な位置関係は、必ずしも平行でなくてもよく、例えば、正面へ向けて間隔が漸増するように、先端へ向けて広がる姿勢であってもよく、あるいは、上方へ向けて傾斜していてもよい。この場合には、金属線材53a、53bの相対的な位置関係が、先端へ向けて広がる関係となるように(或いは、上方へ向けて傾斜した姿勢となるように)、挿通保持部515a、515bの位置や姿勢が設定される。以上説明した保持部515及び導球路516は、遊技盤3に装着された状態では、遊技盤3に形成されたユニット取付孔31内に収容される。
以上のような保持部515によって保持される一対の金属線材53a、53bは、球受部512の開口513上方に位置し、入賞口に対する命釘に相当する作用を有する。金属線材53a、53bは、例えば、真鍮などの釘に用いられる材料と同一のものを用いることができる。
図4に示されているように、各金属線材53a、53bの先端には、規制部52が接続される。規制部52は、金属線材53a、53bの先端の間隔を規制する規制片521と、該規制片521の両端部にそれぞれ設けられた接続片522a、522bとを有し、接続片522a、522bの間には、球受部512を収容する収容部524が設けられている。規制片521の背面側には、金属線材53a、53bの先端が挿入される挿入穴526a、526bが形成されており、この挿入穴526a、526bの間隔は、所望の入賞率となる距離に設定されている。規制片521によって、金属線材53a、53bを意図的に変形させることが防止されているため、設定された前記入賞率は確保維持される。
接続片522a、522bの背面側先端には位置決め用の挿入ピン523a、523bがそれぞれ立設され、取付部51に形成された穴に挿入される。接続片522a、522bの先端は、取付部51に当接され、木ねじ54a、54bによって、取付部51に固定される。このようにして、規制部52と取付部51とは一体として構成され、取付部51、球受部512、規制部52、金属線材53a、53bが一体化された球受ユニット5が構成される。
以上のように構成された規制部52と取付部51が一体となることで、金属線材53a、53bは、間隔のみならず、遊技盤面に対する上下角度についても、規制される。
規制部52の規制片521内には、磁気センサ525が埋設されている。図6は、規制片521の磁気センサ525埋設部分の断面平面図である。磁気センサ525の両端部に端子527a、527bが突出し、各端子は、挿入穴526a、526b内にそれぞれ露出している。そして、挿入穴526a、526b内において、端子527a、527bに金属線材53a、53bが当接し、それぞれ電気的に接続される。金属線材53a、53bの基端には、導線542a、542bが接続され、さらに該導線542a、542bは、保持部515の後端に接続されたリード線541a、541bに接続される。リード線541a、541bは、磁気センサ525からの検出信号に基づいて不正を報知する報知回路に接続される。この場合、金属線材53a、53bは、導体で構成される。或いは、金属線材53a、53bの下側に導線を付設し、該導線を介して磁気センサ525の出力信号を伝達する構成としてもよい。
このように、金属線材53a、53bの先端の間に磁気センサ525を設けることによって、ガラス枠に設けられたガラス板に最も近接した位置に磁気センサを配置でき、より精密に磁気の検出を行うことができる。
図7は、他の実施形態の球受ユニット7を示す分解斜視図である。球受けユニット7は、ゲート70(6i)を有するユニットである。球受ユニット7は、遊技盤3の表面に固定される取付部71と、取付部71に設けられた球受部712と、金属線材73a、73bと、金属線材73a、73bをそれぞれ保持する保持部715と、金属線材73a、73bの先端位置を規定する規制部72とを備えている。
この実施形態の球受ユニット7では、取付部71、球受部712、保持部715は、樹脂で構成され、一体成形により製造されている。取付部71は、板状に形成され、遊技盤3の表面に重ねされ、遊技領域6内での遊技球の流下を妨げないように、薄板状に形成されており、角部には、木ねじが挿通するねじ挿通孔718a、718bが厚さ方向に形成されている。
取付部71の正面側中央には、球受部712が形成されている。球受部712の内側には、遊技球の通過センサ75を収容する収容部が形成されている。収容部には、背面側から通過センサ75が挿入され、挿入された状態で保持される。球受部71に通過センサ75が挿入されると、通過センサ75の通球口713が球受部712の開口として機能する。
取付部71の背面側において、金属線材73a、73bを保持する保持部715が形成されている。保持部715は、両端の挿通保持部715a、715bの内部に金属線材73a、73bを挿通させて、これを保持する穴が形成され、この穴は、取付部71の正面側に開口している。挿通保持部715a、715bの間には、板状部715cが形成され、保持されている金属線材73a、73bが相互に平行な姿勢を維持できるように、挿通保持部715a、715bの相対位置を平行な状態に保っている。金属線材73a、73bの相対的な位置関係は、必ずしも平行でなくてもよく、例えば、正面へ向けて間隔が漸増するように、先端へ向けて広がる姿勢であってもよく、あるいは、上方へ向けて傾斜していてもよい。この場合には、金属線材73a、73bの相対的な位置関係が、先端へ向けて広がる関係となるように(或いは、上方へ向けて傾斜した姿勢となるように)、挿通保持部715a、715bの位置や姿勢が設定される。以上説明した保持部715は、遊技盤3に装着された状態では、遊技盤3に形成されたユニット取付孔内に収容される。
以上のような保持部715によって保持される一対の金属線材73a、73bは、球受部712の開口713上方に位置し、ゲート70に対する命釘に相当する作用を有する。金属線材73a、73bは、例えば、真鍮などの釘に用いられる材料と同一のものを用いることができる。
各金属線材73a、73bの先端には、規制部72が接続される。規制部72は、金属線材73a、73bの先端の間隔を規制する規制片721と、該規制片721の両端部にそれぞれ設けられた接続片722a、722bとを有し、接続片722a、722bの間には、球受部712を収容する収容部724が設けられている。規制片721の背面側には、金属線材73a、73bの先端が挿入される挿入穴726a、726bが形成されており、この挿入穴726a、726bの間隔は、所望の落入率となる距離に設定されている。規制片721によって、金属線材73a、73bを意図的に変形させることが防止されているため、設定された前記落入率は確保維持される。
接続片722a、722bの先端は、取付部71に当接され、木ねじ74a、74bによって、取付部71に固定される。このようにして、規制部72と取付部71とは一体として構成され、取付部71、球受部712、規制部72、金属線材73a、73bが一体化された球受ユニット7が構成される。
以上のように構成された規制部72と取付部71が一体となることで、金属線材73a、73bは、間隔のみならず、遊技盤面に対する上下角度についても、規制される。
図8は、他の実施形態の球受ユニットを示す全体正面図、図9は、同じく全体斜視図である。球受けユニット8は、遊技盤3の表面に固定された取付部81と、取付部81に設けられた球受部812と、金属線材83a、83bと、金属線材83a、83bをそれぞれ保持する保持部815と、金属線材83a、83bの先端位置を規定する規制部82と、球受部812で受けた遊技球を、遊技盤3の背面側に誘導する誘導部816とを備えている。
この実施形態の球受ユニット8では、取付部81、球受部812、誘導部816、保持部815は、樹脂で構成され、一体成形により製造されている。取付部81は、板状に形成され、遊技盤3の表面に重ねされ、遊技領域6内での遊技球の流下を妨げないように、薄板状に形成されており、角部には、木ねじが挿通するねじ挿通孔818a、818b、818cが厚さ方向に形成されている。取付部81は、ねじ挿通孔818a、818b、818cを挿通する木ねじ(或いは、ネジ等)によって、遊技盤面に固定される。
取付部81の正面側中央には、球受部812が形成されている。球受部812は、遊技球が受け入れられる開口813を有する箱形状であり、球受部812の形成位置には、背面側へ遊技球を排出するための通球孔814が形成されている。開口813から球受部812内に入った遊技球は、通球孔814から遊技盤3の背面側方向へ排出される。
通球孔814の背面側には、導球路816が接続されており、通球孔814から排出された遊技球は、導球路816によって、遊技盤3の背面側へ確実に案内される。導球路816は、遊技球が転動可能な幅と深さを有する溝形状に形成されており、遊技盤3の厚さ方向に延設され、遊技盤3の厚さと同程度の長さに形成されている。取付部81の背面側において、導球路816の上方には、金属線材83a、83bを保持する保持部815a、815bが形成されている。各保持部815a、815bの内部に金属線材83a、83bが挿通されている。
一方、取付部81の正面側において、保持部815a、815bに対向する位置には、一対の導球部82a、82bが突出している。金属線材83a、83bは、保持部815a、815bと導球部82a、82b内を同時に挿通し、遊技球が当たる導球部82a、82bの強度を補強する。導球部82a、82bは、取付状態において、開口813の鉛直上方において、開口813に対向する位置に配置されている。開口813には、導球部82a、82bの間を通過して遊技球が落入するため、導球部82a、82bの間隔を調整することによって、落入確率を調整することができる。
導球部82a、82bの間隔Wは、球受部812の開口813に遊技球が落入する確率が、所定の確率となるように、予め設定されており、入球率を規定する規定手段として機能している。また、取付部81と一体に構成された樹脂で導球部82a、82bが構成されているので、変形させるべく外部から力を加えると、破損しやすく、塑性変形可能な釘と比較して、意図的に変形させることが不可能な構成となっている。
導球部82a、82bの外側には、導球部82a、82bの外側へ向けて遊技球を案内する案内部821a、821bが設けられている。案内部821a、821bは、導球部82a、82bに接続されている部分では、左右方向(遊技盤上におけるY軸方向)に略水平な案内面を備え、さら外側へ向けて下方へ傾斜する構成となっている。このような案区部821a、821bを設けることによって、案内面上の水平部に落下した遊技球は、一旦案内面上で静止し、外側の案内面に沿って落下する球と、又は内側に間隙から球受部812へ落下する球とに振分けられる。この振分けは、案内面上で遊技球が一旦静止するため、遊技者の注意が注がれ、入球への期待度が増幅されることとなり興趣性が増す。
図10は、他の実施形態の球受ユニットを示す全体正面図、図11は、同じく全体斜視図である。球受けユニット9は、遊技盤3の表面に固定された取付部91と、取付部91に設けられた球受部912と、金属線材93a、93bと、金属線材93a、93bをそれぞれ保持する保持部915と、金属線材93a、93bの先端位置を規定する規制部92と、球受部912で受けた遊技球を、遊技盤3の背面側に誘導する誘導部916とを備えている。
この実施形態の球受ユニット9では、取付部91、球受部912、誘導部916、保持部915は、樹脂で構成され、一体成形により製造されている。取付部91は、板状に形成され、遊技盤3の表面に重ねされ、遊技領域6内での遊技球の流下を妨げないように、薄板状に形成されており、角部には、木ねじが挿通するねじ挿通孔918a、918b、918cが厚さ方向に形成されている。取付部91は、ねじ挿通孔918a、918b、918cを挿通する木ねじ(或いは、ネジ等)によって、遊技盤面に固定される。
取付部91の正面側中央には、球受部912が形成されている。球受部912は、遊技球が受け入れられる開口913を有する箱形状であり、球受部912の形成位置には、背面側へ遊技球を排出するための通球孔914が形成されている。開口913から球受部912内に入った遊技球は、通球孔914から遊技盤3の背面側方向へ排出される。
通球孔914の背面側には、導球路916が接続されており、通球孔914から排出された遊技球は、導球路916によって、遊技盤3の背面側へ確実に案内される。導球路916は、遊技球が転動可能な幅と深さを有する溝形状に形成されており、遊技盤3の厚さ方向に延設され、遊技盤3の厚さと同程度の長さに形成されている。取付部91の背面側において、導球路916の上方には、金属線材93a、93bを保持する保持部915a、915bが形成されている。各保持部915a、915bの内部に金属線材93a、93bが挿通されている。
一方、取付部91の正面側において、保持部915a、915bに対向する位置には、一対の導球部92a、92bが突出している。導球部92a、92bは、円柱状に形成され、中心部に金属線材93a、93bが挿通する。金属線材93a、93bは、保持部915a、915bと導球部92a、92b内を同時に挿通し、遊技球が当たる導球部92a、92bの強度を補強する。導球部92a、92bは、取付状態において、開口913の鉛直上方において、開口913に対向する位置に配置されている。開口913には、導球部92a、92bの間を通過して遊技球が落入するため、導球部92a、92bの間隔を調整することによって、落入確率を調整することができる。
導球部92a、92bの間隔Wは、球受部912の開口913に遊技球が落入する確率が、所定の確率となるように、予め設定されており、入球率を規定する規定手段として機能している。また、取付部91と一体に構成された樹脂で導球部92a、92bが構成されているので、変形させるべく外部から力を加えると、破損しやすく、塑性変形可能な釘と比較して、意図的に変形させることが不可能な構成となっている。
次に、本遊技機における遊技制御を行う遊技制御手段について説明する。
(遊技制御手段)
図12において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含む弾球遊技機100全体を統括制御する手段である。遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
遊技制御手段200は、遊技盤3の背面側に設けられた制御基板上に設けられている。ここで、遊技制御手段200は、1つの制御基板上に限らず、複数の制御基板上にわたって設けられていても良い。例えば、主として遊技の進行に直接係わる部分の制御を担当するメイン制御基板と、このメイン制御基板に電気的に接続され、主として演出に係わる部分(画像表示、ランプ類の点灯、及びサウンドの出力等)の制御を担当するサブ制御基板とを設けることが挙げられる。このようにする場合、上述した図柄変動表示装置6jは、サブ制御基板と電気的に接続される。また、メイン制御基板とサブ制御基板とは、中継基板などを介して接続される構成とすることもできる。
遊技制御手段200は、本実施形態では、以下の各手段を備える。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
すなわち、これらの始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsは、それぞれ、本発明における遊技球の入賞を検知する遊技球検知センサの1つである。
始動入賞口センサ6csは、球受ユニット5の背面側に設けられ、球受ユニット5に設けられた始動入賞口6cへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。始動入賞口6cに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ6csを通過する。これにより、始動入賞口センサ6csから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、始動入賞口6cに遊技球が入賞したことを検出する。
同様に、特別入賞口センサ6dsは、特別入賞口6dの所定位置に設けられ、特別入賞口6dへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。特別入賞口6dに遊技球が入賞すると、特別入賞口センサ6dsを通過する。これにより、特別入賞口センサ6dsから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したことを検出する。
(抽選手段)
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出されたことを条件として、可変表示手段である図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、▲1▼当選/非当選の有無、▲2▼図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び▲3▼図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの▲1▼〜▲3▼の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。
(当たり抽選手段)
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。
当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
当たり判定手段は、当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数に基づいて、当選であるか非当選であるかを判定する。当たり判定用乱数発生手段が発生させる所定の周期の当たり判定用乱数のうち、当選に該当する乱数が予め定められている。そして、当たり抽選用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が、当選に該当する乱数と一致する場合には当選と判定し、一致しない場合には非当選と判定する。このように、始動入賞口センサ6csへ入賞によって、抽選が開始されるため、始動入賞口センサ6csへの入賞確率が高くなれば、抽選が行われる回数多くなり、入賞確率が低くなれば、抽選が行われる回数は少なくなる。始動入賞口6cへの入賞確率は、本発明の球受ユニットによって固定されるため、命釘の操作によって、当所設計された遊戯性が損なわれることが抑制される。
ここで、本実施形態では、遊技状態が通常遊技状態又は後述する時間短縮遊技状態のときは、当選確率は、1/327に設定されている。
これに対し、後述する確率変動遊技状態では、当選確率は、1/51に設定されている。
(停止図柄抽選手段)
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。ここで、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により、当選と判定された場合には、複数の当選図柄から、いずれか1の当選図柄を抽選によって選択する。
当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、当選図柄選択用乱数発生手段と、当選図柄選択用乱数取得手段と、当選図柄選択手段とを備える。
当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、当選図柄選択用乱数取得手段は、当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した当選図柄選択用乱数のうち1の当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、当選図柄選択手段は、当選図柄選択用乱数取得手段で取得した当選図柄選択用乱数に対応する当選図柄を選択する。
本実施形態では、図柄変動表示装置6jに停止表示される識別情報としての停止図柄は、左、中及び右の3図柄(数字)から構成されており、「000」〜「999」までの1000通り有する。そして、予め定められた3つの図柄の組み合わせを当選図柄(例えば、「777」、「331」「531」など)に設定している。本実施形態では、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合には、3つの図柄が同じである、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄のうち、いずれか1を選択するようにする。このような識別情報である図柄は、数字に代表される文字に限らず、記号、図形、又はこれらの組み合わせであってもよい。
なお、本実施形態では、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄は、全て同一確率で選択される。すなわち、各当選図柄の選択確率は、それぞれ1/10に設定されている。これにより、当選図柄として奇数図柄(「111」、「333」等)が選択される確率と、偶数図柄(「000」、「222」等)が選択される確率とは、ともに1/2となる。
ここで、本実施形態の弾球遊技機100では、遊技状態として、通常遊技状態、確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態の3種類が設けられている。
「確率変動遊技状態」とは、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの奇数図柄(例えば「111」)となった場合に、その特別遊技が終了した後の遊技で、次の特別遊技が開始されるまでに設定される遊技状態であって、当選確率が通常遊技状態及び時間短縮遊技状態より高い遊技状態(上述のように、1/51の当選確率を有する遊技状態)をいう。
また、「時間短縮遊技状態」とは、確率変動遊技状態のときに図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合に、その特別遊技の終了後の遊技において、所定遊技回数(例えば100遊技)間だけ設定される遊技状態をいう。そして、時間短縮遊技状態で所定遊技回数が行われると、時間短縮遊技状態が終了し、通常遊技状態に移行する。
ここで、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、図柄変動表示装置6jによる図柄の変動開始から停止表示されるまでの時間が通常遊技状態より短い時間に設定される。
なお、通常遊技状態又は時間短縮遊技状態のときに図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合には、その特別遊技が終了した後の遊技は、通常遊技状態となる。通常遊技状態及び時間短縮遊技状態は、上述したように、1/327の当選確率を有する遊技状態である。
また、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、非当選図柄選択用乱数発生手段と、非当選図柄選択用乱数取得手段と、非当選図柄選択手段とを備える。
非当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する非当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、非当選図柄選択用乱数取得手段は、非当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した非当選図柄選択用乱数のうち1の非当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、非当選図柄選択手段は、非当選図柄選択用乱数取得手段で取得した非当選図柄選択用乱数に対応する非当選図柄を選択する。
本実施形態では、非当選と判定された場合には、左図柄、中図柄及び右図柄ごとに、それぞれ独立して上述の非当選図柄選択用乱数発生手段により乱数を取得し、その取得した乱数に基づいて、左図柄、中図柄及び右図柄を選択する。
ここで、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合には、「000」〜「999」までの1000個の停止図柄のうち、「000」、「111」、・・、「999」の10個の当選図柄とならないように、非当選図柄を選択する。
(変動パターン抽選手段)
変動パターン抽選手段22cは、図柄変動表示装置6jに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。
変動パターン抽選手段22cは、変動パターン選択用乱数発生手段と、変動パターン選択用乱数取得手段と、変動パターン選択手段とを備える。
変動パターン選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する変動パターン選択用乱数を発生させる。そして、変動パターン選択用乱数取得手段は、変動パターン選択用乱数発生手段によって発生した変動パターン選択用乱数のうち1の変動パターン選択用乱数を取得する。次いで、変動パターン選択手段は、変動パターン選択用乱数取得手段で取得した変動パターン選択用乱数と、当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定結果に基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
本実施形態では、当選時用と非当選時用との2つの(変動パターン選択用の)データテーブルを設けておき、当たり判定手段により当選と判定されたときは、当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。同様に、当たり判定手段により非当選と判定されたときは、非当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。
ここで、本実施形態では、図柄の変動表示の開始時には、3つの図柄の全てを変動表示した後、左図柄、右図柄、中図柄の順に停止表示させ、最終的に、3つの図柄の全てを停止表示する。
このとき、3つの図柄のうち、左図柄及び右図柄が同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、左図柄及び右図柄が停止し、中図柄が未だ変動表示中の場合に、左図柄と右図柄とが同じ図柄となっている状態をいう。
例えば、選択された停止図柄が「333」や「777」のように当選図柄であるとき、又は「313」や「787」のように、左及び右の図柄が同一であるが中図柄が同一でないときには、左及び右の図柄を停止表示させるとともに、中の図柄を変動表示して、リーチ状態である旨を表示する。そして、このような停止図柄が選択されたときには、リーチ状態である旨の表示を行う変動パターンが選択される。この変動パターンには、最終的に当選図柄で停止表示される信頼度が異なる複数の変動パターンが予め設けられている。例えば、当選図柄で停止表示される確率が低い変動パターン1と、当選図柄で停止表示される確率が高い変動パターン2とを設けることが挙げられる。
この場合に、停止図柄抽選手段22bによって当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン1よりも変動パターン2の方を高い確率で選択するようにする。
これに対し、停止図柄抽選手段22bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン2よりも変動パターン1の方を高い確率で選択するようにする。
(図柄表示制御手段)
図柄表示制御手段23は、始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
図柄表示制御手段23は、抽選手段22の抽選結果に基づいて、図柄の変動表示及び停止表示を制御する。すなわち、図柄表示制御手段23は、停止図柄抽選手段22bによって選択された停止図柄、及び変動パターン抽選手段22cによって選択された変動パターンに従い、図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御する。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選の乱数と一致し、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、具体的には、特別入賞口6dが開放され、遊技球を受け入れ易い状態となるこで、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
特別遊技中は、特別遊技制御手段24は、特別入賞口6dの開放及び閉鎖動作を行うための特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
特別遊技制御手段24は、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。そして、所定の条件を満たしたと判別したときは、特別入賞口6dを一旦閉鎖するように特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
そしてまた、再度、特別入賞口6dの開放条件を満たすと判別したときは、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。
具体的には、特別入賞口6dに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒間)経過するまで1回の開放状態を維持する。この動作は、所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。
尚、これに加えて、以下の構成を含めてもよい。即ち、特別入賞口6d内に設けられた特定領域(開放を継続する権利を獲得するための領域をいう。図示せず。)を通過したときは、再度、上記の開放状態が繰り返される。特別遊技中は、この動作は、特定領域を通過したことを条件として、上記所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。特別入賞口6d内の特定領域には、遊技球の通過を検出するためのセンサ(図示せず)が設けられており、そのセンサの検出結果が特別遊技制御手段24に送信されるように構成されている。
そして、特別遊技制御手段24は、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときには、特別遊技を終了するように制御する。
(球搬出制御手段)
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球を弾球遊技機1の皿701aに払い出す。
(普通図柄制御手段)
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
ここで、普通図柄始動口センサ6isは、普通図柄始動口6iの遊技球の通過領域の少なくとも一部に配置されており、普通図柄始動口6iの遊技球の通過を常時監視しているセンサである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
(普通図柄抽選手段)
普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
すなわち、普通図柄抽選手段263は、例えばソフトウェア乱数によって所定の周期を有する当たり判定用乱数を発生させ、有効となっている普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に、当たり判定用乱数値を取得し、その当たり判定用乱数値に基づいて当選であるか非当選であるかを判定する。
さらに、普通図柄抽選手段263は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「7」に決定する。また、普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が非当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「5」又は「6」に決定する。
ここで、「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。
また、普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iの状態に応じて、すなわち通常確率か高確率かで、当選であるか非当選であるかの判定方法が異なるように制御する。通常確率と高確率とで、ともに普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に当たり判定用乱数値を取得する点は同じであるが、当選確率が異なるようにする。本実施形態では、通常確率では1/2の確率で当選となるように設定され、高確率では9/10の確率で当選となるように設定されている。すなわち、通常確率時及び高確率時は、それぞれ、取得される当たり判定用乱数値のうち1/2、及び9/10が当選と判定される乱数値となる。
(普通図柄変動制御手段)
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
(球誘導装置制御手段)
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これとは逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
作動させる時期としては、普通図柄変動表示装置264dの図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置264dに停止表示された直後である。
ゲート70の通過に基づいて、普通図柄抽選手段263は抽選を行う。この抽選で当選したときには、普通図柄変動表示装置264dには、最終的に「7」の図柄が停止表示される。その直後に、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させて、始動入賞口6cの入口部分の電動チュリップ6hを拡大させる。ゲート70を通過する確率が高くなれば、電動チュリップ6hが拡大する回数が多くなり、低くなれば拡大する回数が少なくなる。ゲート70を遊技球が通過する確率は、球受ユニット7によって、変更不能に構成されているため、意図的に遊技性を変更させることが抑制される。
また、本実施形態では、普通図柄変動制御手段264は、遊技状態に応じて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動時間を変化させるように制御する。先ず、通常遊技状態では、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を30秒に設定する。そして、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させる時間を0.5秒に設定する。
すなわち、30秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、0.5秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
これに対し、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を5秒に設定する。そして、球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置265dを作動させる時間を3秒に設定する。
すなわち、5秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、3秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
以上より、通常遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさは、ほとんど変化しない。しかし、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさが通常遊技状態より大幅に高くなる。
(画像表示制御手段)
画像表示制御手段27は、図柄変動表示装置6jに表示される演出画像を制御する。
本発明の弾球遊技機の全体正面図である。 始動入賞口を有する球受ユニットの正面図である。 球受ユニットの分解斜視図である。 球受ユニットの全体斜視図である。 球受ユニットの背面斜視図である。 規制部の断面平面図である。 他の実施形態における球受ユニットの分解斜視図である。 他の実施形態における球受ユニットの正面図である。 他の実施形態における球受ユニットの斜視図である。 他の実施形態における球受ユニットの正面図である。 他の実施形態における球受ユニットの斜視図である。 遊技制御手段の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 弾球遊技機
1 外枠
12 施錠装置
2 前枠
200 遊技制御手段
3 遊技盤
3A、3B ヒンジ金具
5 球受ユニット
51 取付部
52 規制部
53a、53b 金属線材
512 球受部
515 保持部
6 遊技領域
6a 表示部
6B 装飾部材
6c 始動入賞口
6d 特別入賞口
70 ガラス枠
701 皿ユニット
701a 球貯留部
701b 灰皿
701c 発射ハンドル
9 ステージ

Claims (7)

  1. 弾球遊技機の遊技盤面上に配置され、投入された遊技球が流下する遊技領域内に設けられ、遊技球を受け入れる球受け部を有する球受けユニットであって、
    遊技盤面上に固定され、遊技球を受け入れる開口をする球受部と、
    前記開口に対向する位置に、遊技球が通過し得る間隔を空けて設けられた一対の金属線材と、
    前記一対の金属線材をそれぞれ保持する保持部と、
    前記一対の金属線材の各突出側端に接続され、該各金属線材の先端位置を規定する規制部とを備え、
    前記規制部と前記球受部と保持部とは、一体化されていることを特徴とする球受ユニット。
  2. 弾球遊技機の遊技盤面上に配置され、投入された遊技球が流下する遊技領域内に設けられ、遊技球を受け入れる球受け部を有する球受けユニットであって、
    遊技盤面上に固定され、遊技球を受け入れる開口をする球受部と、
    前記開口に対向する位置に、遊技球が通過し得る間隔を空けて設けられた一対の導球部とを有し、
    前記球受部と前記導球部とは、同一材料によって一体成形されていることを特徴とする球受ユニット。
  3. 前記球受部と前記導球部は樹脂を射出成形により一体成形されている請求項2に記載の球受ユニット。
  4. 前記導球部内には、軸方向に金属線材が埋設されている請求項2又は3に記載の球受ユニット。
  5. 前記導球部には、遊技球を案内する案内部が、外側下方へ向けて傾斜して設けられている請求項2〜4のいずれか1に記載の球受ユニット。
  6. 前記球受部の開口は、入賞口である請求項1〜5のいずれか1に記載の球受ユニット。
  7. 前記球受部の開口は、遊技球が通過するゲートの通球口である請求項1〜5のいずれか1に記載の球受ユニット。
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