JP2008085906A - パケット損失率算出システム - Google Patents

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    • H04L43/0829Packet loss

Abstract

【課題】精度良く、往路および復路のパケット損失率を算出することを課題とする。
【解決手段】パケット損失率算出システム1の送信側プローブ10は、品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信し、品質測定用パケットが送信されるごとに、パケット送信カウンタ(S)を加算する。続いて、受信側プローブ20は、送信側プローブ10によって送信された品質測定用パケットを受信し、パケット受信カウンタ(M)を品質測定用パケットに付加して、送信側プローブ10に返信する。続いて、送信側プローブ10は、返信された品質測定用パケットを受信し、その品質測定用パケットから受信パケット数を抽出し、全ての品質測定用パケットを受信した後、パケット送信カウンタ(S)とパケット受信カウンタ(M)との差分、および抽出されたパケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ(R)との差分を用いて、パケット損失率を算出する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、品質測定に用いる品質測定用パケットを任意の測定拠点に配置された送信側プローブと受信側プローブとの間で送受信し、品質測定用パケットから得た情報を用いて、測定拠点間のパケット損失率を算出するパケット損失率算出システムに関する。
従来より、サービス品質(例えば、パケット損失率)を測定することを目的とし、任意のサービスを擬似する品質測定用パケットを能動的に送信するアクティブなサービス品質測定がある。このようなサービス品質測定を行うには、任意のサービス品質測定を行う測定装置(例えば、プローブやサーバ等)として送信側プローブと受信側プローブとをネットワークにおける任意の測定拠点に配置する。そして、送信側プローブと受信側プローブとの間で、送信側プローブが品質測定用パケットを能動的に生成・送信し、単数または複数の受信側プローブがその品質測定用パケットを受信して送信側プローブに返信し、送受信した品質測定用パケットから得た任意の測定情報を基に品質測定値を算出する。
例えば、特許文献1では、品質測定用パケットから得られる時間情報を用いてパケット損失率を算出する手法として、受信側プローブにおける品質測定用パケットの受信時間情報と、受信側プローブからの測定用パケットの送信時間情報とを取得し、取得された受信時間情報および送信時間情報を基にパケット損失率を算出する方法が開示されている。
また、その他の従来の技術では、品質測定用パケットから得られる送受信パケット数を用いてパケット損失率を算出する方法として、送信側プローブから受信側プローブへ送信した品質測定用パケット数(以下では、Sとする)と、受信側プローブから送信側プローブが受信した品質測定用パケット数(以下では、Rとする)とを取得し、取得されたSおよびRを基にパケット損失率を算出する方法も実施されている。具体的には、「(R−S)/S」の式を用いて、パケット損失率を算出する。
特開2005−269170号公報
ところで、上記した従来の技術では、精度良くパケット損失率を算出することができないという課題や、往路および復路のパケット損失率を算出することができないという課題があった。
つまり、上記した特許文献1の技術では、時間情報を用いてパケット損失率を算出するので、時間情報とパケット損失率との間に必ずしも因果関係があるとは限らず、精度良くパケット損失率を算出することができないという課題があった。
また、上記した従来の技術では、送信側プローブから受信側プローブ、さらに受信側プローブから送信側プローブに至る往復の経路におけるパケット損失率のみを算出するので、送信側プローブから受信側プローブへの往路におけるパケット損失率や、受信側プローブから送信側プローブへの復路におけるパケット損失率のように、往路および復路のパケット損失率を算出することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、精度良く、往路および復路のパケット損失率を算出することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、品質測定に用いる品質測定用パケットを任意の測定拠点に配置された送信側プローブと受信側プローブとの間で送受信し、当該品質測定用パケットから得た情報を用いて、測定拠点間のパケット損失率を算出するパケット損失率算出システムであって、前記送信側プローブは、前記受信側プローブへ送信した前記品質測定用パケットの送信パケット数を記憶する送信パケット数記憶手段と、前記受信側プローブから返信されてきた前記品質測定用パケットの返信パケット数を記憶する返信パケット数記憶手段と、前記品質測定用パケットを前記受信側プローブに送信する測定用パケット送信手段と、前記測定用パケット送信手段によって前記品質測定用パケットが送信されるごとに、前記送信パケット数記憶手段によって記憶された前記送信パケット数を加算する送信パケット加算手段と、前記受信側プローブから返信された前記品質測定用パケットを受信し、当該品質測定用パケットから前記受信側プローブが受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出する測定用パケット抽出手段と、前記受信側プローブから返信された前記品質測定用パケットを受信するごとに、前記返信パケット数記憶手段によって記憶された前記返信パケット数を加算する返信パケット加算手段と、前記送信パケット数記憶手段によって記憶された送信パケット数と前記測定用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数との差分、および前記測定用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する測定損失率算出手段と、を備え、前記受信側プローブは、前記送信側プローブから受信した前記品質測定用パケットの受信パケット数を記憶する受信パケット数記憶手段と、前記測定用パケット送信手段によって送信された前記品質測定用パケットを受信する測定用パケット受信手段と、前記測定用パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されるごとに、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を加算する受信パケット加算手段と、前記測定用パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されるごとに、受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記品質測定用パケットに付加して、前記送信側プローブに返信する測定用パケット返信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記送信側プローブは、前記品質測定用パケットを全て前記受信側プローブに送信した後に、さらに前記受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信する確認用パケット送信手段と、前記受信側プローブから返信された前記測定確認用パケットを受信し、当該測定確認用パケットから前記受信パケット数を抽出する確認用パケット抽出手段と、前記送信パケット数記憶手段によって記憶された送信パケット数と前記確認用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数との差分、および前記確認用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する確認損失率算出と、をさらに備え、前記受信側プローブは、前記確認用パケット送信手段によって送信された前記測定確認用パケットを受信する確認用パケット受信手段と、前記確認用パケット受信手段によって前記測定確認用パケットが受信されると、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記測定確認用パケットに付加して、前記送信側プローブに返信する確認用パケット返信手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記確認用パケット送信手段は、複数の前記測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記送信側プローブは、前記品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、前記送信パケット数記憶手段に記憶された前記送信パケット数を前記受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットに付加して、当該測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信する測定中パケット送信手段と、前記受信側プローブから返信された前記測定確認用パケットを受信し、当該測定確認用パケットから前記送信パケット数および前記受信パケット数を抽出する測定中受信パケット数抽出手段と、前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記送信パケット数と前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記受信パケット数との差分、および前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する測定中損失率算出と、をさらに備え、前記受信側プローブは、測定中パケット送信手段によって送信された前記測定確認用パケットを受信する測定中送信パケット受信手段と、前記測定中送信パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されると、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記測定確認用パケットにさらに付加して、前記送信側プローブに返信する測定中パケット返信手段と、をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記測定中パケット送信手段は、複数の前記測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、送信側プローブは、受信側プローブへ送信した品質測定用パケットの送信パケット数を記憶し、受信側プローブから返信されてきた品質測定用パケットの返信パケット数を記憶し、品質測定用パケットを受信側プローブに送信し、品質測定用パケットが送信されるごとに、記憶された送信パケット数を加算し、受信側プローブから返信された品質測定用パケットを受信し、その品質測定用パケットから受信側プローブが受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出し、受信側プローブから返信された品質測定用パケットを受信するごとに、記憶された返信パケット数を加算し、記憶された送信パケット数と抽出された受信パケット数との差分、および抽出された受信パケット数と記憶された返信パケット数との差分を用いて、パケット損失率を算出し、受信側プローブは、送信側プローブから受信した品質測定用パケットの受信パケット数を記憶し、送信された品質測定用パケットを受信し、品質測定用パケットが受信されるごとに、記憶された受信パケット数を加算し、品質測定用パケットが受信されるごとに、記憶された受信パケット数を品質測定用パケットに付加して、送信側プローブに返信するので、精度良く、往路および復路のパケット損失率を算出することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、送信側プローブは、品質測定用パケットを全て受信側プローブに送信した後に、さらに受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットを受信側プローブに送信し、受信側プローブから返信された測定確認用パケットを受信し、その測定確認用パケットから受信パケット数を抽出し、記憶された送信パケット数と抽出された受信パケット数との差分、および抽出された受信パケット数と記憶された返信パケット数との差分を用いて、パケット損失率を算出し、受信側プローブは、送信された測定確認用パケットを受信し、測定確認用パケットが受信されると、記憶された受信パケット数を測定確認用パケットに付加して、送信側プローブに返信するので、送信側プローブから受信側プローブへ送信された最後の品質測定用パケットが損失した場合であっても、品質測定終了時に受信側プローブが保存している受信パケット数を改めて送信し、品質測定終了時のパケット損失率を算出することが可能である。
また、請求項3の発明によれば、複数の測定確認用パケットを受信側プローブに送信するので、測定確認用パケットの一部が発生した場合でも、品質測定終了時のパケット損失率を確実に算出することが可能である。
また、請求項4の発明によれば、送信側プローブは、品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、記憶された送信パケット数を受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットに付加して、その測定確認用パケットを受信側プローブに送信し、受信側プローブから返信された測定確認用パケットを受信し、その測定確認用パケットから送信パケット数および受信パケット数を抽出し、抽出された送信パケット数と抽出された受信パケット数との差分、および抽出された受信パケット数と記憶された返信パケット数との差分を用いて、パケット損失率を算出し、受信側プローブは、送信された測定確認用パケットを受信し、品質測定用パケットが受信されると、記憶された受信パケット数を測定確認用パケットにさらに付加して、送信側プローブに返信するので、パケット損失率測定中に品質測定用パケットが損失した場合でも、その時点におけるパケット損失率を算出することが可能である。
また、請求項5の発明によれば、複数の測定確認用パケットを受信側プローブに送信するので、測定確認用パケットの一部が発生した場合でも、パケット損失率測定中のパケット損失率を確実に算出することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るパケット損失率算出システムの実施例を詳細に説明する。
以下の実施例では、実施例1に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴、パケット損失率算出システムの構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[実施例1に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明するための図である。
実施例1のパケット損失率算出システム1では、任意の測定拠点に配置された送信側プローブ10と受信側プローブ20との間で、品質測定に用いる品質測定用パケットを送受信し、その品質測定用パケットから得た情報を用いて、測定拠点間のパケット損失率を算出することを概要とする。そして、このパケット損失率算出システム1では、精度良く、往路および復路のパケット損失率を算出する点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について具体的に説明すると、送信側プローブ10は、図1に示すように、受信側プローブ20へ送信した品質測定用パケットの送信パケット数を記憶するパケット送信カウンタ記憶部14aと、送信側プローブ10から受信した品質測定用パケットの受信パケット数の最大値を記憶するパケット受信カウンタ最大値記憶部14bと、受信側プローブ20から返信されてきた品質測定用パケットの返信パケット数を記憶するパケット返信カウンタ記憶部14cとを備える。また、受信側プローブ20は、送信側プローブ10から受信した品質測定用パケットの受信パケット数を記憶するパケット受信カウンタ記憶部23aを備える。
このような構成のもと、パケット損失率算出システム1の送信側プローブ10は、後述する音声品質測定サーバ60から音声品質測定のためのシナリオ(例えば、測定開始時刻)を受信すると、シナリオ内の測定開始時刻を待ち、測定開始時刻になると、品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信する(図1の(1)参照)。そして、送信側プローブ10は、品質測定用パケットが送信されるごとに、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)を加算する(図1の(2)参照)。
続いて、受信側プローブ20は、送信側プローブ10によって送信された品質測定用パケットを受信し(図1の(3)参照)、品質測定用パケットが受信されるごとに、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を加算する(図1の(4)参照)。そして、受信プローブ20は、品質測定用パケットが受信されるごとに、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を品質測定用パケットに付加して(図1の(5)参照)、送信側プローブ10に返信する(図1の(6)参照)。
続いて、送信側プローブ10は、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信し、その品質測定用パケットから受信側プローブ20が受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出し、品質測定用パケットの受信パケット数の最大値としてパケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶する(図1の(7)参照)。そして、送信側プローブ10は、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信するごとに、パケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)を加算する(図1の(8)参照)。
そして、送信側プローブ10は、全ての品質測定用パケットを受信した後、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)と抽出されたパケット受信カウンタ(M)との差分、および抽出されたパケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)との差分を用いて、パケット損失率を算出する(図1の(9)参照)。具体的には、送信側プローブ10は、後述するタイマのタイムアウトが発生して品質測定用パケットの受信を中止した後、パケット送信カウンタ(S)とパケット受信カウンタ(M)との差分からパケット送信カウンタ(S)を除算し((S−M)/S)、往路のパケット損失率を算出する。また、送信側プローブ10は、パケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ(R)との差分からパケット受信カウンタ(M)を除算し((M−R)/M)、復路のパケット損失率を算出する。
このように、パケット損失率算出システム1は、パケット送信カウンタ、パケット受信カウンタおよびパケット返信カウンタを用いて、往路のパケット損失率と復路のパケット損失率をそれぞれ算出するので、上記した主たる特徴のごとく、精度良く、往路および復路のパケット損失率を算出する点に主たる特徴がある。
[パケット損失率算出システムの構成]
次に、図2を用いて、図1に示したパケット損失率算出システムの構成を説明する。図2は、実施例1に係るパケット損失率算出システムの全体的な構成を示す図である。
同図に示すように、パケット損失率算出システム1は、送信側プローブ10と、受信側プローブ20と、SIPサーバ30と、音声品質測定サーバ60と、クライアント70とから構成される。また、送信側プローブ10と受信側プローブ20とSIPサーバ30とがネットワーク40を介して接続され、送信側プローブ10と音声品質測定サーバ60とクライアント70とが保守ネットワーク50を介して接続される。なお、パケット損失率算出システム1では、音声接続を確立するためのシグナルとしてSIPプロトコルと、音声接続上で音声パケットを送信するためのRTPプロトコルとを使用するVoIPを用いて、音声品質測定する場合を説明する。
SIPサーバ30は、ネットワーク40上でSIP通話に必要なセッション確立などの処理を仲介するサーバである。音声品質測定サーバ60は、送信側プローブ10および受信側プローブ20の音声品質測定動作を制御し、プローブでの測定結果を収集して蓄積する装置であり、送信側プローブ10に対して音声品質測定のためのシナリオを配布する。また、音声品質測定サーバ60は、送信側プローブ10から往路のパケット損失率および復路のパケット損失率を受信し、クライアント70からの要求に応じて、パケット損失率をクライアント70に送信する。また、クライアント70は、音声品質測定サーバ60を制御するために、ユーザによって直接使用される装置であり、音声品質測定サーバ60にパケット損失率を送信する旨の要求を出し、音声品質測定サーバ60からパケット損失率の情報を受信して出力する。
[実施例1に係る送信側プローブの構成]
次に、図3〜図10を用いて、図1に示した送信側プローブの構成を説明する。図3は、実施例1に係る送信側プローブの構成を示すブロック図であり、図4は、パケット送信カウンタ記憶部を説明するための図であり、図5は、パケット受信カウンタ最大値記憶部を説明するための図であり、図6は、パケット返信カウンタ記憶部を説明するための図であり、図7は、レジスタを説明するための図であり、図8は、SIPによるセッション開設を説明するための図であり、図9は、SIPによるセッション終了を説明するための図であり、図10は、往路における品質測定用パケットの構成を説明するための図である。
図3に示すように、この送信側プローブ10は、通信制御I/F11、保守通信制御I/F12、制御部13、記憶部14を備え、ネットワーク40を介して受信側プローブ20およびSIPサーバ30と接続され、保守ネットワーク50を介して音声品質測定サーバ60およびクライアント70と接続される。以下にこれらの各部の処理を説明する。
通信制御I/F11は、接続される受信側プローブ20およびSIPサーバ30との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、通信制御I/F11は、受信側プローブ20との間で品質測定用パケットの送受信を行い、また、SIPサーバ30との間でSIPによるセッション開設に必要なデータやセッション終了に必要なデータ等の送受信を行う。
保守通信制御I/F12は、接続される音声品質測定サーバ60およびクライアント70との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、保守通信制御I/F12は、音声品質測定サーバ60との間でシナリオを受信し、測定結果を送信する。
記憶部14は、制御部13による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、パケット送信カウンタ記憶部14a、パケット受信カウンタ最大値記憶部14b、パケット返信カウンタ記憶部14cを備える。
このパケット送信カウンタ記憶部14aは、受信側プローブ20へ送信した品質測定用パケットの送信パケット数を記憶する。具体的には、パケット送信カウンタ記憶部14aは、図4に例示するように、品質測定用パケットが送信されるごとに加算されたパケット送信カウンタ(S)を記憶する。
パケット受信カウンタ最大値記憶部14bは、送信側プローブ10から受信した品質測定用パケットの受信パケット数の最大値を記憶する。具体的には、パケット受信カウンタ最大値記憶部14bは、図5に例示するように、受信側プローブ20から受信した品質測定用パケット内における品質測定用パケット受信カウンタM(後述する図13参照)の最大値を記憶する。
パケット返信カウンタ記憶部14cは、受信側プローブ20から返信されてきた品質測定用パケットの返信パケット数を記憶する。具体的には、パケット返信カウンタ記憶部14cは、図6に例示するように、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信するごとに加算されたパケット返信カウンタ(R)を記憶する。
制御部13は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、SIPプロトコル部13a、シナリオ制御部13b、測定用パケット送信部13c、送信パケット加算部13d、測定用パケット抽出部13e、返信パケット加算部13f、測定損失率算出部13gを備える。なお、測定用パケット送信部13cは、特許請求の範囲に記載の「測定用パケット送信手段」に対応し、送信パケット加算部13dは、特許請求の範囲に記載の「送信パケット加算手段」に対応し、測定用パケット抽出部13eは、特許請求の範囲に記載の「測定用パケット抽出手段」に対応し、返信パケット加算部13fは、特許請求の範囲に記載の「返信パケット加算手段」に対応し、測定損失率算出部13gは、特許請求の範囲に記載の「測定損失率算出手段」に対応する。
SIPプロトコル部13aは、受信側プローブ20とSIPサーバ30との間で、レジスタの実施、SIPによるセッション開設やセッション終了を行う。
ここで、図7を用いてレジスタについて詳しく説明する。SIPプロトコル部13aは、図7に示すように、レジスタをSIPサーバ30に送信し、SIPサーバ30から「200OK」を受信することによりSIPサーバ30を経由しての発信および着信が可能になる。なお、これは一般のIP電話が行うレジスタと同様の方法であり、SIPサーバ30のIPアドレスやポート番号、自分のSIP−URIやContactアドレス等、レジスタに必要な設定は事前に送信側プローブ10および受信側プローブ20それぞれに設定されており、その設定に従ってSIPサーバ30へのレジスタを実施する。
次に、図8を用いてSIPによるセッション開設について詳しく説明する。SIPプロトコル部13aは、図8に示すように、後述するシナリオ制御部13bが音声品質測定サーバ60からシナリオを受信すると、シナリオ内の測定開始時刻を待ち、測定開始時刻になると、シナリオ制御部13bから受信側プローブ20に到達するためのSIP−URIと音声コーデック種類を受け取り、それらの情報を設定したINVITEw/SDPメッセージをSIPサーバ30を経由して受信側プローブ20に送信する。また、SIPプロトコル部13aは、SIPサーバ30からINVITE実行中であることを通知する暫定応答100TRYING、呼び出し中であることを示す暫定応答180RINGINGを受信する。
そして、SIPプロトコル部13aは、受信側プローブ20の応答を受信し、200OKw/SDPメッセージで得た受信側プローブ20の音声パケット受信用のIPアドレスとポート番号とともに、相手応答をシナリオ制御部13bに通知し、ACK応答(セッション確立了解)をSIPサーバ30を経由して受信側プローブ20に送信する。
次に、図9を用いてSIPによるセッション終了について詳しく説明する。SIPプロトコル部13aは、図9に示すように、セッション終了時には、BYEメッセージをSIPサーバ30を経由して受信側プローブ20に送信し、受信側プローブ20からSIPサーバ30を経由してACK応答(セッション確立了解)を受信してセッションを終了する。
シナリオ制御部13bは、音声品質測定サーバ60からシナリオを受信し、受信されたシナリオを基に所定の処理を指示する。具体的には、シナリオ制御部13bは、音声品質測定サーバ60からシナリオとして、測定開始時刻、受信側プローブ20に到達するためのSIP−URI、音声パケット受信用ポート番号、音声コーデックの種類、音声パケットの送信間隔、音声パケットの送信個数が含まれるデータを受信する。また、シナリオ制御部13bは、受信側プローブ20の音声パケット受信用のIPアドレスとポート番号とともに、相手応答をSIPプロトコル部13aから受け付けると、後述する測定用パケット送信部13cにIPアドレス、ポート番号およびシナリオの内容を通知して品質測定開始を指示する。
測定用パケット送信部13cは、品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信する。具体的には、測定用パケット送信部13cは、シナリオ制御部13bから品質測定開始の指示を受け付けると、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)の値と、パケット受信カウンタ最大値記憶部14bによって記憶されたパケット受信カウンタ最大値(Mmax)と、パケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)の値とをそれぞれゼロに設定する。また、測定用パケット送信部13cは、測定用パケット抽出部13eに対し、品質測定用パケットの受信準備を指示してタイマを起動させる。
そして、測定用パケット送信部13cは、シナリオ内のコーデック種類と送信間隔から品質測定用パケットとして送信するRTPパケットのペイロードサイズを計算し、そのサイズ分のRTPペイロードサイズを持ったRTPパケットを擬似音声パケットとして生成し、擬似音声パケットのRTPペイロードに品質測定用パケットを表すパケット識別情報を記述して品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信を開始する。なお、この品質測定用パケットを表わすパケット識別情報としては、図10に例示するように、ASCIIコードによる「MEASURE」という文字を使用する。
そして、測定用パケット送信部13cは、シナリオ内によって指示された音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信したかを判定し、音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信していないと判定された場合には、全ての予定された品質測定パケットを送信していないとして、送信処理を行う。また、音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信したと判定された場合には、全ての予定された品質測定パケットを送信したとして、送信処理を終了する。なお、測定用パケット送信部13cは、RTPパケットとして、RTPヘッダにはシーケンス番号やタイムスタンプといったRTPパケットとして必要なヘッダ設定も送信の都度行なう。
送信パケット加算部13dは、品質測定用パケットが送信されるごとに、パケット送信カウンタ(S)を加算する。具体的には、送信パケット加算部13dは、品質測定用パケットが送信されるごとに、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)に「1」を加算する。さらに、そのパケット送信カウンタ(S)の値をRTPペイロードにも品質測定用送信カウンタ一時値Stempとして記述する。
測定用パケット抽出部13eは、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信し、その品質測定用パケットから受信側プローブ20が受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出し、品質測定用パケットの受信パケット数の最大値としてパケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶する。
具体的には、測定用パケット抽出部13eは、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットのRTPペイロードから品質測定用パケット受信カウンタM(図13参照)を抽出し、この値とパケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶されているパケット受信カウンタ最大値Mmaxとを比較し、品質測定用パケット受信カウンタMの方がパケット受信カウンタ最大値Mmaxよりも大きい場合には、パケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶されているパケット受信カウンタ最大値Mmaxを抽出された品質測定用パケット受信カウンタMの値に更新する。
また、測定用パケット抽出部13eは、全ての品質測定用パケットを受信したかを判断するためのタイマを備える。このタイマは、受信準備を指示された時点で起動し、RTPパケット受信の度にリセットされる。タイマは、ネットワークの負荷状況で想定したRTPパケットの到達遅延を考慮してタイムアウトする時間を事前に設定しておく。測定用パケット抽出部13eは、このタイマのタイムアウトが発生することをもって、送信側プローブ10に対して到達しうる全ての品質測定用パケットを受信したと判断し、RTPパケット受信を停止する。
返信パケット加算部13fは、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信するごとに、パケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)を加算する。具体的には、返信パケット加算部13fは、受信側プローブ20から返信されたRTPペイロード内部に記述されたパケット識別情報を調べ、品質測定用パケットを表す「MEASURE」が記述されていれば、パケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)に「1」を加算する。
測定損失率算出部13gは、全ての品質測定用パケットを受信した後、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)と抽出されたパケット受信カウンタ(M)との差分、および抽出されたパケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)との差分を用いて、パケット損失率を算出する。
具体的には、測定損失率算出部13gは、測定用パケット抽出部13eが品質測定用パケットの受信を中止した後、パケット送信カウンタ記憶部14a、パケット受信カウンタ最大値記憶部14b、パケット返信カウンタ記憶部14cからそれぞれパケット送信カウンタ(S)、品質測定用パケット受信カウンタ最大値Mmax、パケット返信カウンタ(R)を読み出す。そして、測定損失率算出部13gは、品質測定用パケット受信カウンタ最大値Mmaxをパケット受信カウンタ(M)として、パケット送信カウンタ(S)とパケット受信カウンタ(M)との差分からパケット送信カウンタ(S)を除算し((S−M)/S)、往路のパケット損失率を算出する。また、測定損失率算出部13gは、パケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ(R)との差分からパケット受信カウンタ(M)を除算し((M−R)/M)、復路のパケット損失率を算出する。そして、測定損失率算出部13gは、保守ネットワーク50を経由して音声品質測定サーバ60へ往路のパケット損失率および復路のパケット損失率を送信する。
[実施例1に係る受信側プローブの構成]
次に、図11〜図13を用いて、図1に示した受信側プローブの構成を説明する。図11は、実施例1に係る受信側プローブの構成を示すブロック図であり、図12は、パケット受信カウンタ記憶部を説明するための図であり、図13は、復路における品質測定用パケットの構成を説明するための図である。
図11に示すように、この受信側プローブ20は、通信制御I/F21、制御部22、記憶部23を備え、ネットワーク40を介して送信側プローブ10およびSIPサーバ30と接続される。以下にこれらの各部の処理を説明する。
通信制御I/F21は、接続される送信側プローブ10およびSIPサーバ30との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的には、通信制御I/F21は、送信側プローブ10との間で品質測定用パケットの送受信を行い、また、SIPサーバ30との間でSIPによるセッション開設に必要なデータやセッション終了に必要なデータ等の送受信を行う。
記憶部23は、制御部22による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、パケット受信カウンタ記憶部23aを備える。
パケット受信カウンタ記憶部23aは、送信側プローブ10から受信した品質測定用パケットの受信パケット数を記憶する。具体的には、パケット受信カウンタ記憶部23aは、図12に例示するように、品質測定用パケットが受信されるごとに加算されたパケット受信カウンタ(M)を記憶する。
制御部22は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、SIPプロトコル部22a、測定用パケット受信部22b、受信パケット加算部22c、測定用パケット返信部22dを備える。なお、測定用パケット受信部22bは、特許請求の範囲に記載の「測定用パケット受信手段」に対応し、受信パケット加算部22cは、特許請求の範囲に記載の「受信パケット加算手段」に対応し、測定用パケット返信部22dは、特許請求の範囲に記載の「測定用パケット返信手段」に対応する。
SIPプロトコル部22aは、受信側プローブ20とSIPサーバ30との間で、レジスタの実施、SIPによるセッション開設やセッション終了を行う(図7〜図9参照)。
測定用パケット受信部22bは、送信側プローブ10によって送信された品質測定用パケットを受信する。具体的には、測定用パケット受信部22bは、送信側プローブ10によって送信された品質測定用パケットを受信し、その受信された品質測定用パケット内のパケット識別情報を調べ、「MEASURE」である場合には、後述する受信パケット加算部22cに通知する。
受信パケット加算部22cは、品質測定用パケットが受信されるごとに、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を加算する。具体的には、受信パケット加算部22cは、測定用パケット受信部22bからパケット識別情報が「MEASURE」である旨の通知を受け付けると、パケット受信カウンタ記憶部13aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)に「1」を加算する。そして、受信パケット加算部22cは、品質測定パケット処理部10ではその受信した品質測定用パケットのRTPペイロードサイズと、RTPペイロード内の品質測定用送信カウンタ一時値Stempの値と、パケット識別情報として品質測定用パケットを表す「MEASURE」と、品質測定用パケット受信カウンタMの示している値とを測定用パケット返信部22dに通知する。
測定用パケット返信部22dは、品質測定用パケットが受信されるごとに、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を品質測定用パケットに付加して、送信側プローブ10に返信する。
具体的には、測定用パケット返信部22dは、受信パケット加算部22cから品質測定用パケットのRTPペイロードサイズと、RTPペイロード内の品質測定用送信カウンタ一時値Stempの値と、パケット識別情報として品質測定用パケットを表す「MEASURE」と、品質測定用パケット受信カウンタMの示している値とを受け付けると、送信側プローブ10に対するRTPパケットを生成する。また、測定用パケット返信部22dは、図13に例示するように、復路における品質測定用パケットにパケット識別情報「MEASURE」を記述するとともに、品質測定用パケット受信カウンタMの値(図13の例で言えば、品質測定用パケット受信カウンタM「16」)を記入する。そして、測定用パケット返信部22dは、作成されたRTPパケットにその他必要なヘッダ情報(シーケンス番号、タイムスタンプ等)を記述したのち、品質測定用パケットをネットワーク40経由で送信側プローブ10に対して返信する。
[実施例1に係る送信側プローブによる品質測定用パケット送信処理]
次に、図14を用いて、実施例1に係る送信側プローブ10による品質測定用パケット送信処理を説明する。図14は、実施例1に係る送信側プローブ10の送信処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、送信側プローブ10の測定用パケット送信部13cは、音声品質測定サーバ60から音声品質測定のためのシナリオ(例えば、測定開始時刻)を受信すると(ステップS101肯定)、シナリオ内の測定開始時刻を待ち、測定開始時刻になると、品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信する(ステップS102)。
続いて、送信パケット加算部13dは、品質測定用パケットが送信されるごとに、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)を加算する(ステップS103)。
そして、測定用パケット送信部13cは、シナリオ内によって指示された音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信したかを判定し(ステップS104)、音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信していないと判定された場合には(ステップS104否定)、全ての予定された品質測定パケットを送信していないとして、送信処理を行う(ステップS102)。また、測定用パケット送信部13cは、音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信したと判定された場合には(ステップS104肯定)、全ての予定された品質測定パケットを送信したとして、送信処理を終了する。
[実施例1に係る受信側プローブによる品質測定用パケット返信処理]
次に、図15を用いて、実施例1に係る受信側プローブ20による品質測定用パケット返信処理を説明する。図15は、実施例1に係る受信側プローブ20の返信処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、受信側プローブ20の測定用パケット受信部22bは、送信側プローブ10によって送信された品質測定用パケットを受信すると(ステップS201肯定)、品質測定用パケットが受信されるごとに、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を加算し(ステップS202)、品質測定用パケットが受信されるごとに、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を品質測定用パケットに付加して、送信側プローブ10に返信する(ステップS203)。
[実施例1に係る送信側プローブによるパケット損失率算出処理]
次に、図16を用いて、実施例1に係る送信側プローブ10によるパケット損失率算出処理を説明する。図16は、実施例1に係る送信側プローブ10の算出処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、送信側プローブ10の測定用パケット抽出部13eは受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信すると(ステップS301肯定)、その品質測定用パケットから受信側プローブ20が受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出し、品質測定用パケットの受信パケット数の最大値としてパケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶する(ステップS302)。
そして、返信パケット加算部13fは、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信するごとに、パケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)を加算する(ステップS303)。その後、測定用パケット抽出部13eは、タイマのタイムアウトが発生したかを判定し(ステップS304)、タイムアウトが発生していない場合には(ステップS304否定)、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信する(ステップS301)。また、測定用パケット抽出部13eがタイマのタイムアウトが発生したと判定した場合には(ステップS304肯定)、測定損失率算出部13gは、パケット送信カウンタ(S)とパケット受信カウンタ(M)との差分からパケット送信カウンタ(S)を除算し((S−M)/S)、往路のパケット損失率を算出するとともに、パケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ(R)との差分からパケット受信カウンタ(M)を除算し((M−R)/M)、復路のパケット損失率を算出する(ステップS305)。
[実施例1の効果]
上述してきたように、送信側プローブ10は、受信側プローブ20へ送信した品質測定用パケットの送信パケット数を記憶し、受信側プローブ20から返信されてきた品質測定用パケットの返信パケット数を記憶し、品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信し、品質測定用パケットが送信されるごとに、記憶された送信パケット数を加算し、受信側プローブ20から返信された品質測定用パケットを受信し、その品質測定用パケットから受信側プローブ20が受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出し、受信側プローブから返信された品質測定用パケットを受信するごとに、記憶された返信パケット数を加算し、記憶された送信パケット数と抽出された受信パケット数との差分、および抽出された受信パケット数と記憶された返信パケット数との差分を用いて、パケット損失率を算出し、受信側プローブ20は、送信側プローブ10から受信した品質測定用パケットの受信パケット数を記憶し、送信された品質測定用パケットを受信し、品質測定用パケットが受信されるごとに、記憶された受信パケット数を加算し、品質測定用パケットが受信されるごとに、記憶された受信パケット数を品質測定用パケットに付加して、送信側プローブ10に返信するので、精度良く、往路および復路のパケット損失率を算出することが可能である。
ところで、上記の実施例1において、送信側プローブが全ての品質測定用パケットを受信側プローブに送信した後に、さらに受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットを受信側プローブに送信するようにしてもよい。
そこで、以下の実施例2では、送信側プローブが測定確認用パケットを受信側プローブに送信する場合として、実施例2に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴、パケット損失率算出システムの構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例2による効果を説明する。
[実施例2に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴]
まず最初に、図17を用いて、実施例2に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明する。図17は、実施例2に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明するための図である。
実施例2のパケット損失率算出システム1aでは、測定確認用パケットを送信側プローブ10aと受信側プローブ20aとの間で送受信し、その測定確認用パケットから得た情報を用いて、測定拠点間のパケット損失率を算出することを概要とする。そして、このパケット損失率算出システム1aでは、送信側プローブから受信側プローブへ送信された最後の品質測定用パケットが損失した場合であっても、品質測定終了時に受信側プローブが保存している受信パケット数を改めて送信し、品質測定終了時のパケット損失率を算出する点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について具体的に説明すると、図17に示すように、パケット損失率算出システム1aの送信側プローブ10aは、全ての品質測定用パケットを受信側プローブ20aに送信した後に、さらに測定確認用パケットを受信側プローブ20aに送信する(図17の(1)参照)。
続いて、受信側プローブ20aは、送信側プローブ10aによって送信された測定確認用パケットを受信し(図17の(2)参照)、パケット受信カウンタ記憶部23aによって現に記憶されているパケット受信カウンタ(M)を測定確認用パケットに付加して(図17の(3)参照)、送信側プローブ10aに返信する(図17の(4)参照)。
続いて、送信側プローブ10aは、受信側プローブ20aから返信された測定確認用パケットを受信し、その測定確認用パケットから受信側プローブ20aが受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出する(図17の(5)参照)。そして、送信側プローブ10aは、品質測定用パケットの受信パケット数の最大値としてパケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶された受信パケット数よりも抽出された受信パケット数の値が大きい場合には、品質測定用パケットの受信パケット数の最大値としてパケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶する。
そして、送信側プローブ10aは、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)と抽出されたパケット受信カウンタ(M)との差分、および抽出されたパケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)との差分を用いて、パケット損失率を算出する(図17の(6)参照)。
このように、パケット損失率算出システム1aは、送信側プローブ10aから受信側プローブ20aへ送信された最後の品質測定用パケットが損失した場合であっても、品質測定終了時に受信側プローブ20aが保存している受信パケット数を改めて送信するので、上記した主たる特徴のごとく、品質測定終了時のパケット損失率を算出する点に主たる特徴がある。
[実施例2に係る送信側プローブの構成]
次に、図18および図19を用いて、図17に示した送信側プローブの構成を説明する。図18は、実施例2に係る送信側プローブの構成を示すブロック図であり、図19は、往路における測定用パケットの構成を説明するための図である。
図18に示すように、送信側プローブ10aは図3に示した送信側プローブ10と比較して、確認用パケット送信部13h、確認用パケット抽出部13i、確認損失率算出部13jを新たに備える点が相違する。
確認用パケット送信部13hは、全ての品質測定用パケットを受信側プローブ20aに送信した後に、測定確認用パケットを受信側プローブ20aに送信する。具体的には、確認用パケット送信部13hは、シナリオで予定された全ての品質測定用パケットの送信を終えた後に、そのシナリオでの品質測定パケット送信後の測定確認用パケット送信の要求に従い、パケット識別情報「CONFIRM」が付加された測定確認用パケットを送信する。なお、この測定確認用パケットを表わすパケット識別情報としては、図19に例示するように、ASCIIコードによる「CONFIRM」という文字を使用する。
確認用パケット抽出部13iは、受信側プローブ20aから返信された測定確認用パケットを受信し、その測定確認用パケットから受信側プローブ20aが受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出する。
具体的には、確認用パケット抽出部13iは、受信側プローブ20aから返信された測定確認用パケットを受信し、RTPペイロード内部に記述されたパケット識別情報を判定する。その結果、確認用パケット抽出部13iは、パケット識別情報が測定確認用パケットを表す「CONFIRM」であれば、品質測定用パケット返信カウンタRの値の加算処理を行なわずに、RTPペイロードからの品質測定用パケット受信カウンタMを抽出し、この値と品質測定用パケット受信カウンタ最大値Mmaxとで値を比較し、品質測定用パケット受信カウンタMの方が大きければ、その値をもって品質測定用パケット受信カウンタ最大値Mmaxの値を更新する。
確認損失率算出部13jは、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)と抽出されたパケット受信カウンタ(M)との差分、および抽出されたパケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)との差分を用いて、パケット損失率を算出する。
具体的には、確認損失率算出部13jは、確認用パケット抽出部13iが測定確認用パケットの受信を中止した後、パケット送信カウンタ(S)とパケット受信カウンタ(M)との差分からパケット送信カウンタ(S)を除算し((S−M)/S)、往路のパケット損失率を算出する。また、確認損失率算出部13jは、パケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ(R)との差分からパケット受信カウンタ(M)を除算し((M−R)/M)、復路のパケット損失率を算出する。そして、確認損失率算出部13jは、保守ネットワーク50を経由して音声品質測定サーバ60へ往路のパケット損失率および復路のパケット損失率を送信する。
[実施例2に係る受信側プローブの構成]
次に、図20および図21を用いて、図17に示した受信側プローブの構成を説明する。図20は、実施例2に係る送信側プローブの構成を示すブロック図であり、図21は、往路における測定用パケットの構成を説明するための図である。
図20に示すように、受信側プローブ20aは図11に示した受信側プローブ20と比較して、確認用パケット受信部22e、確認用パケット返信部22fを新たに備える点が相違する。
確認用パケット受信部22eは、送信側プローブ10aによって送信された測定確認用パケットを受信する。具体的には、送信側プローブ10aによって送信された測定確認用パケットを受信し、その受信された品質測定用パケット内のパケット識別情報を調べ、「CONFIRM」である場合には、後述する確認用パケット返信部22fに通知する。
確認用パケット返信部22fは、測定確認用パケットが受信されるごとに、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を測定確認用パケットに付加して、送信側プローブ10aに返信する。
具体的には、確認用パケット返信部22fは、確認用パケット受信部22eからパケット識別情報が「CONFIRM」である旨の通知を受け付けると、品質測定用パケットではないので、品質測定用パケット受信カウンタMの加算処理を行なわずに、受信したRTPパケットのRTPペイロードサイズと、RTPペイロード内の品質測定用送信カウンタ一時値Stempの値と、パケット識別情報(この場合は、「CONFIRM」)と、品質測定用パケット受信カウンタMの示している値とを用いて、測定確認用パケットを生成する(図21参照)。そして、確認用パケット返信部22fは、作成されたRTPパケットにその他必要なヘッダ情報(シーケンス番号、タイムスタンプ等)を記述したのち、品質測定用パケットをネットワーク40経由で送信側プローブ10aに対して返信する。
[実施例2に係る送信側プローブによる測定確認用パケット送信処理]
次に、図22を用いて、実施例2に係る送信側プローブ10aによる測定確認用パケット送信処理を説明する。図22は、実施例2に係る送信側プローブ10aの送信処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、送信側プローブ10aの確認用パケット送信部13hは、全ての品質測定用パケットを受信側プローブ20aに送信すると(ステップS401肯定)、さらに測定確認用パケットを受信側プローブ20aに送信する(ステップS402)。
[実施例2に係る受信側プローブによる測定確認用パケット返信処理]
次に、図23を用いて、実施例2に係る受信側プローブ20aによる測定確認用パケット返信処理を説明する。図23は、実施例2に係る受信側プローブ20aの返信処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、受信側プローブ20aの確認用パケット受信部22eが送信側プローブ10aによって送信された測定確認用パケットを受信すると(ステップS501肯定)、確認用パケット返信部22fは、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を測定確認用パケットに付加して、送信側プローブ10aに返信する(ステップS502)。
[実施例2に係る送信側プローブによるパケット損失率算出処理]
次に、図24を用いて、実施例2に係る送信側プローブ10aによるパケット損失率算出処理を説明する。図24は、実施例2に係る送信側プローブ10aの算出処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、送信側プローブ10aの確認用パケット抽出部13iは、受信側プローブ20aから返信された測定確認用パケットを受信すると(ステップS601肯定)、その測定確認用パケットから受信側プローブ20aが受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出し、品質測定用パケットの受信パケット数の最大値としてパケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶する(ステップS602)。
そして、確認損失率算出部13jは、パケット送信カウンタ(S)とパケット受信カウンタ(M)との差分からパケット送信カウンタ(S)を除算し((S−M)/S)、往路のパケット損失率を算出するとともに、パケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ(R)との差分からパケット受信カウンタ(M)を除算し((M−R)/M)、復路のパケット損失率を算出する(ステップS603)。
[実施例2の効果]
上述してきたように、送信側プローブ10aは、品質測定用パケットを全て受信側プローブ20aに送信した後に、さらに受信側プローブ20aの測定結果を確認するための測定確認用パケットを受信側プローブ20aに送信し、受信側プローブ20aから返信された測定確認用パケットを受信し、その測定確認用パケットから受信パケット数を抽出し、記憶された送信パケット数と抽出された受信パケット数との差分、および抽出された受信パケット数と記憶された返信パケット数との差分を用いて、パケット損失率を算出し、受信側プローブ20aは、送信された測定確認用パケットを受信し、測定確認用パケットが受信されると、記憶された受信パケット数を測定確認用パケットに付加して、送信側プローブ10aに返信するので、送信側プローブ10aから受信側プローブ20aへ送信された最後の品質測定用パケットが損失した場合であっても、品質測定終了時に受信側プローブ20aが保存している受信パケット数を改めて送信し、品質測定終了時のパケット損失率を算出することが可能である。
ところで、上記の実施例1において、品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットを受信側プローブに送信するようにしてもよい。
そこで、以下の実施例3では、品質測定用パケットを送信中に送信側プローブが測定確認用パケットを受信側プローブに送信する場合として、実施例3に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴、パケット損失率算出システムの構成および処理の流れを順に説明し、最後に実施例3による効果を説明する。
[実施例3に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴]
まず最初に、図25を用いて、実施例3に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明する。図25は、実施例3に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明するための図である。
実施例3のパケット損失率算出システム1bでは、品質測定用パケットを送信中において、測定確認用パケットを送信側プローブ10bと受信側プローブ20bとの間で送受信し、その測定確認用パケットから得た情報を用いて、その時点における測定拠点間のパケット損失率を算出することを概要とする。そして、このパケット損失率算出システム1bでは、パケット損失率測定中に品質測定用パケットが損失した場合でも、その時点におけるパケット損失率を算出する点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について具体的に説明すると、図25に示すように、パケット損失率算出システム1bの送信側プローブ10bは、品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)を測定確認用パケットに付加し(図25の(1)参照)、その測定確認用パケットを受信側プローブ20bに送信する(図25の(2)参照)。
続いて、受信側プローブ20bは、送信側プローブ10bによって送信された測定確認用パケットを受信し(図25の(3)参照)、パケット受信カウンタ記憶部23aによって現に記憶されているパケット受信カウンタ(M)を測定確認用パケットに付加して(図25の(4)参照)、送信側プローブ10bに返信する(図25の(5)参照)。
続いて、送信側プローブ10bは、受信側プローブ20bから返信された測定確認用パケットを受信し、その測定確認用パケットからパケット受信カウンタ(M)およびパケット送信カウンタ(S)を抽出する(図25の(6)参照)。
そして、送信側プローブ10bは、抽出されたパケット送信カウンタ(S)と抽出されたパケット受信カウンタ(M)との差分、および抽出されたパケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)との差分を用いて、パケット損失率を算出する(図25の(7)参照)。
このように、パケット損失率算出システム1bは、送信側プローブ10bが品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、受信側プローブ20bの測定結果を確認するための測定確認用パケットを受信側プローブ20bに送信するので、上記した主たる特徴のごとく、パケット損失率測定中に品質測定用パケットが損失した場合でも、その時点におけるパケット損失率を算出する点に主たる特徴がある。
[実施例3に係る送信側プローブの構成]
次に、図26を用いて、図25に示した送信側プローブの構成を説明する。図26は、実施例3に係る送信側プローブの構成を示すブロック図である。
図26に示すように、送信側プローブ10bは図3に示した送信側プローブ10と比較して、品質測定用送信カウンタ一時値最大値記憶部14d、測定中パケット送信部13k、測定中パケット抽出部13l、測定中損失率算出部13mを新たに備える点が相違する。
品質測定用送信カウンタ一時値最大値記憶部14dは、送信側プローブ10bが送信した品質測定用パケットの送信パケット数の最大値を記憶する。具体的には、品質測定用送信カウンタ一時値最大値記憶部14dは、受信側プローブ20bに送信した品質測定用パケット内における品質測定用送信カウンタ一時値Stempの最大値を記憶する。
測定中パケット送信部13kは、品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)を測定確認用パケットに付加し、その測定確認用パケットを受信側プローブ20bに送信する。
具体的には、測定中パケット送信部13kは、指定された所定の回数の品質測定用パケットを送信した時点で測定確認用パケットを送信することを規定した途中測定確認用パケット送信時期をシナリオから読み出し、読み出された途中測定確認用パケット送信時期に従って、パケット送信カウンタ(S)を品質測定用送信カウンタ一時値Stempとして測定確認用パケットに付加して受信側プローブ20bに送信する。
測定中パケット抽出部13lは、受信側プローブ20bから返信された測定確認用パケットを受信し、その測定確認用パケットからパケット受信カウンタ(M)およびパケット送信カウンタ(S)を抽出する。
具体的には、測定中パケット抽出部13lは、受信側プローブ20bから返信された測定確認用パケットを受信し、RTPペイロード内部に記述されたパケット識別情報を判定する。その結果、測定中パケット抽出部13lは、パケット識別情報が測定確認用パケットを表す「CONFIRM」であれば、品質測定用パケット返信カウンタRの値の加算処理を行なわずに、RTPペイロードからの品質測定用パケット受信カウンタMと品質測定用送信カウンタ一時値Stempとを抽出する。
そして、測定中パケット抽出部13lは、抽出された品質測定用パケット受信カウンタMとパケット受信カウンタ最大値記憶部14bに記憶された品質測定用パケット受信カウンタ最大値Mmaxとで値を比較し、品質測定用パケット受信カウンタMの方が大きければ、その値をもって品質測定用パケット受信カウンタ最大値Mmaxの値を更新する。また、測定中パケット抽出部13lは、抽出された品質測定用送信カウンタ一時値Stempと品質測定用送信カウンタ一時値最大値記憶部14dに記憶された品質測定用送信カウンタ一時値最大値Stempmaxとで値を比較し、品質測定用送信カウンタ一時値Stempの方が大きければ、その値をもって品質測定用送信カウンタ一時値最大値Stempmaxの値を更新する。
測定中損失率算出部13mは、抽出されたパケット送信カウンタ(S)と抽出されたパケット受信カウンタ(M)との差分、および抽出されたパケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)との差分を用いて、パケット損失率を算出する。
具体的には、測定中損失率算出部13mは、品質測定用送信カウンタ一時値最大値記憶部14d、パケット受信カウンタ最大値記憶部14b、パケット返信カウンタ記憶部14cからそれぞれ品質測定用送信カウンタ一時値最大値Stempmax、品質測定用パケット受信カウンタ最大値Mmax、パケット返信カウンタ(R)を読み出す。
そして、測定中損失率算出部13mは、品質測定用送信カウンタ一時値最大値Stempmaxをパケット送信カウンタ(S)とし、品質測定用パケット受信カウンタ最大値Mmaxをパケット受信カウンタ(M)として、パケット送信カウンタ(S)とパケット受信カウンタ(M)との差分からパケット送信カウンタ(S)を除算し((S−M)/S)、往路のパケット損失率を算出する。また、測定中損失率算出部13mは、パケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ(R)との差分からパケット送信カウンタ(M)を除算し((M−R)/M)、復路のパケット損失率を算出する。そして、測定中損失率算出部13mは、保守ネットワーク50を経由して音声品質測定サーバ60へ往路のパケット損失率および復路のパケット損失率を送信する。
[実施例3に係る受信側プローブの構成]
次に、図27を用いて、図25に示した受信側プローブの構成を説明する。図27は、実施例3に係る送信側プローブの構成を示すブロック図である。
図27に示すように、受信側プローブ20bは図11に示した受信側プローブ20と比較して、測定中パケット受信部22g、測定中パケット返信部22hを新たに備える点が相違する。
測定中パケット受信部22gは、受信側プローブ20bは、送信側プローブ10bによって送信された測定確認用パケットを受信する。具体的には、測定中パケット受信部22gは、送信側プローブ10bによって送信された測定確認用パケットを受信し、その受信された品質測定用パケット内のパケット識別情報を調べ、「CONFIRM」である場合には、後述する測定中パケット返信部22hに通知する。
測定中パケット返信部22hは、測定確認用パケットが受信されるごとに、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を測定確認用パケットに付加して送信側プローブ10bに返信する。
具体的には、測定中パケット返信部22hは、測定中パケット受信部22gからパケット識別情報が「CONFIRM」である旨の通知を受け付けると、品質測定用パケットではないので、品質測定用パケット受信カウンタM加算処理を行なわずに、受信したRTPパケットのRTPペイロードサイズと、RTPペイロード内の品質測定用送信カウンタ一時値Stempの値と、パケット識別情報(この場合は、「CONFIRM」)と、品質測定用パケット受信カウンタMの示している値とを用いて、測定確認用パケットを生成する。そして、測定中パケット返信部22hは、作成されたRTPパケットにその他必要なヘッダ情報(シーケンス番号、タイムスタンプ等)を記述したのち、品質測定用パケットをネットワーク40経由で送信側プローブ10bに対して返信する。
[実施例3に係る送信側プローブによる測定確認用パケット送信処理]
次に、図28を用いて、実施例3に係る送信側プローブ10bによる測定確認用パケット送信処理を説明する。図28は、実施例3に係る送信側プローブ10bの送信処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、送信側プローブ10b測定中パケット送信部13kは、シナリオ内の途中測定確認用パケット送信時期によって指定された所定の回数の品質測定用パケットを送信すると(ステップS701肯定)、パケット送信カウンタ記憶部14aによって記憶されたパケット送信カウンタ(S)を測定確認用パケットに付加し、その測定確認用パケットを受信側プローブ20bに送信する(ステップS702)。
そして、測定中パケット送信部13kは、シナリオ内によって指示された音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信したかを判定し(ステップS703)、音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信していないと判定された場合には(ステップS703否定)、全ての予定された品質測定パケットを送信していないとして、送信処理を行う(ステップS701)。また、測定中パケット送信部13kは、音声パケット送信個数の品質測定用パケットを受信側プローブ20に送信したと判定された場合には(ステップS703肯定)、全ての予定された品質測定パケットを送信したとして、送信処理を終了する。
[実施例3に係る受信側プローブによる測定確認用パケット返信処理]
次に、図29を用いて、実施例3に係る受信側プローブ20bによる測定確認用パケット返信処理を説明する。図29は、実施例3に係る受信側プローブ20bの返信処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、受信側プローブ20bの測定中パケット受信部22gは、送信側プローブ10bによって送信された測定確認用パケットを受信すると(ステップS801肯定)、測定中パケット返信部22hは、パケット受信カウンタ記憶部23aによって記憶されたパケット受信カウンタ(M)を測定確認用パケットに付加して、送信側プローブ10aに返信する(ステップS802)。
[実施例3に係る送信側プローブによるパケット損失率算出処理]
次に、図30を用いて、実施例3に係る送信側プローブ10bによるパケット損失率算出処理を説明する。図30は、実施例3に係る送信側プローブ10bの算出処理動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、送信側プローブ10bの測定中パケット抽出部13lは、受信側プローブ20aから返信された測定確認用パケットを受信すると(ステップS901肯定)、その測定確認用パケットからパケット受信カウンタ(M)およびパケット送信カウンタ(S)を抽出する(ステップS902)。
そして、測定中損失率算出部13mは、抽出されたパケット送信カウンタ(S)と抽出されたパケット受信カウンタ(M)との差分、および抽出されたパケット受信カウンタ(M)とパケット返信カウンタ記憶部14cによって記憶されたパケット返信カウンタ(R)との差分を用いて、パケット損失率を算出する(ステップS903)。
[実施例3の効果]
上述してきたように、送信側プローブ10bは、品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、記憶された送信パケット数を受信側プローブ20bの測定結果を確認するための測定確認用パケットに付加して、その測定確認用パケットを受信側プローブ20bに送信し、受信側プローブ20bから返信された測定確認用パケットを受信し、その測定確認用パケットから送信パケット数および受信パケット数を抽出し、抽出された送信パケット数と抽出された受信パケット数との差分、および抽出された受信パケット数と記憶された返信パケット数との差分を用いて、パケット損失率を算出し、受信側プローブ20bは、送信された測定確認用パケットを受信し、品質測定用パケットが受信されると、記憶された受信パケット数を測定確認用パケットにさらに付加して、送信側プローブ10bに返信するので、パケット損失率測定中に品質測定用パケットが損失した場合でも、その時点におけるパケット損失率を算出することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例4として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)複数送信
また、上記の実施例2および実施例3では、測定確認用パケットを一度の機会につき一回送信する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の測定確認用パケットを送信するようにしてもよい。
例えば、送信側プローブ10aは、全ての品質測定用パケットを受信側プローブ20aに送信した後に、複数の測定確認用パケットを受信側プローブ20aに送信する。
このように、複数の測定確認用パケットを受信側プローブに送信するので、測定確認用パケットの一部が発生した場合でも、品質測定終了時のパケット損失率を確実に算出することが可能である。
(2)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、測定用パケット送信部13cと送信パケット加算部13dを統合してもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(3)プログラム
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図31を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図31は、パケット損失率算出処理を実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、送信側プローブとしてのコンピュータ600は、RAM620、ROM630およびCPU640をバス650で接続して構成される。
そして、ROM630には、上記の実施例と同様の機能を発揮する送信側プローブ、つまり、図31に示すように、SIPプロトコルプログラム631、シナリオ制御プログラム632、測定用パケット送信プログラム633、送信パケット加算プログラム634、測定用パケット抽出プログラム635、返信パケット加算プログラム636および測定損失率算出プログラム637が予め記憶されている。なお、プログラム631〜637については、図3に示した送信側プローブ10の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU640が、これらのプログラム631〜637をROM630から読み出して実行することで、図31に示すように、各プログラム631〜637は、SIPプロトコルプロセス641、シナリオ制御プロセス642、測定用パケット送信プロセス643、送信パケット加算プロセス644、測定用パケット抽出プロセス645、返信パケット加算プロセス646および測定損失率算出プロセス647として機能するようになる。各プロセス641〜647は、図3に示したSIPプロトコル部13a、シナリオ制御部13b、測定用パケット送信部13c、送信パケット加算部13d、測定用パケット抽出部13e、返信パケット加算部13f、測定損失率算出部13gにそれぞれ対応する。
そして、CPU640は、パケット送信カウンタデータ621、パケット受信カウンタ最大値データ622、パケット返信カウンタデータ623に対してデータを登録するとともに、パケット送信カウンタデータ621、パケット受信カウンタ最大値データ622、パケット返信カウンタデータ623に基づいてパケット損失率を算出する処理を実行する。
また、同図に示すように、受信側プローブとしてのコンピュータ700は、RAM720、ROM730およびCPU740をバス750で接続して構成される。
そして、ROM730には、上記の実施例と同様の機能を発揮する受信側プローブ、つまり、図31に示すように、SIPプロトコルプログラム731、測定用パケット受信プログラム732、受信パケット加算プログラム733、測定用パケット返信プログラム734が予め記憶されている。なお、プログラム731〜734については、図11に示した受信側プローブ20の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU740が、これらのプログラム731〜734をROM730から読み出して実行することで、図31に示すように、各プログラム731〜734は、SIPプロトコルプロセス741、測定用パケット受信プロセス742、受信パケット加算プロセス743、測定用パケット返信プロセス744として機能するようになる。各プロセス741〜744は、図11に示したSIPプロトコル部22a、測定用パケット受信部22b、受信パケット加算部22c、測定用パケット返信部22dにそれぞれ対応する。
そして、CPU740は、パケット受信カウンタデータ721に対してデータを登録するとともに、パケット受信カウンタデータ721に基づいてパケット損失率を算出する処理を実行する。
(付記1)品質測定に用いる品質測定用パケットを任意の測定拠点に配置された送信側プローブと受信側プローブとの間で送受信し、当該品質測定用パケットから得た情報を用いて、測定拠点間のパケット損失率を算出するパケット損失率算出システムであって、
前記送信側プローブは、
前記受信側プローブへ送信した前記品質測定用パケットの送信パケット数を記憶する送信パケット数記憶手段と、
前記受信側プローブから返信されてきた前記品質測定用パケットの返信パケット数を記憶する返信パケット数記憶手段と、
前記品質測定用パケットを前記受信側プローブに送信する測定用パケット送信手段と、
前記測定用パケット送信手段によって前記品質測定用パケットが送信されるごとに、前記送信パケット数記憶手段によって記憶された前記送信パケット数を加算する送信パケット加算手段と、
前記受信側プローブから返信された前記品質測定用パケットを受信し、当該品質測定用パケットから前記受信側プローブが受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出する測定用パケット抽出手段と、
前記受信側プローブから返信された前記品質測定用パケットを受信するごとに、前記返信パケット数記憶手段によって記憶された前記返信パケット数を加算する返信パケット加算手段と、
前記送信パケット数記憶手段によって記憶された送信パケット数と前記測定用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数との差分、および前記測定用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する測定損失率算出手段と、
を備え、
前記受信側プローブは、
前記送信側プローブから受信した前記品質測定用パケットの受信パケット数を記憶する受信パケット数記憶手段と、
前記測定用パケット送信手段によって送信された前記品質測定用パケットを受信する測定用パケット受信手段と、
前記測定用パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されるごとに、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を加算する受信パケット加算手段と、
前記測定用パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されるごとに、受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記品質測定用パケットに付加して、前記送信側プローブに返信する測定用パケット返信手段と、
を備えたことを特徴とするパケット損失率算出システム。
(付記2)前記送信側プローブは、
前記品質測定用パケットを全て前記受信側プローブに送信した後に、さらに前記受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信する確認用パケット送信手段と、
前記受信側プローブから返信された前記測定確認用パケットを受信し、当該測定確認用パケットから前記受信パケット数を抽出する確認用パケット抽出手段と、
前記送信パケット数記憶手段によって記憶された送信パケット数と前記確認用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数との差分、および前記確認用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する確認損失率算出と、
をさらに備え、
前記受信側プローブは、
前記確認用パケット送信手段によって送信された前記測定確認用パケットを受信する確認用パケット受信手段と、
前記確認用パケット受信手段によって前記測定確認用パケットが受信されると、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記測定確認用パケットに付加して、前記送信側プローブに返信する確認用パケット返信手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載のパケット損失率算出システム。
(付記3)前記確認用パケット送信手段は、複数の前記測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信することを特徴とする付記2に記載のパケット損失率算出システム。
(付記4)前記送信側プローブは、
前記品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、前記送信パケット数記憶手段に記憶された前記送信パケット数を前記受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットに付加して、当該測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信する測定中パケット送信手段と、
前記受信側プローブから返信された前記測定確認用パケットを受信し、当該測定確認用パケットから前記送信パケット数および前記受信パケット数を抽出する測定中受信パケット数抽出手段と、
前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記送信パケット数と前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記受信パケット数との差分、および前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する測定中損失率算出と、
をさらに備え、
前記受信側プローブは、
前記測定中パケット送信手段によって送信された前記測定確認用パケットを受信する測定中送信パケット受信手段と、
前記測定中送信パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されると、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記測定確認用パケットにさらに付加して、前記送信側プローブに返信する測定中パケット返信手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記1に記載のパケット損失率算出システム。
(付記5)前記測定中パケット送信手段は、複数の前記測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信することを特徴とする付記4に記載のパケット損失率算出システム。
(付記6)品質測定に用いる品質測定用パケットを任意の測定拠点に配置された送信側プローブと受信側プローブとの間で送受信し、当該品質測定用パケットから得た情報を用いて、測定拠点間のパケット損失率を算出するパケット損失率算出方法をコンピュータに実行させるパケット損失率算出プログラムであって、
前記送信側プローブとしてのコンピュータに、
前記受信側プローブへ送信した前記品質測定用パケットの送信パケット数を記憶する送信パケット数記憶手順と、
前記受信側プローブから返信されてきた前記品質測定用パケットの返信パケット数を記憶する返信パケット数記憶手順と、
前記品質測定用パケットを前記受信側プローブに送信する測定用パケット送信手順と、
前記測定用パケット送信手順によって前記品質測定用パケットが送信されるごとに、前記送信パケット数記憶手順によって記憶された前記送信パケット数を加算する送信パケット加算手順と、
前記受信側プローブから返信された前記品質測定用パケットを受信し、当該品質測定用パケットから前記前記受信側プローブが受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出する測定用パケット抽出手順と、
前記受信側プローブから返信された前記品質測定用パケットを受信するごとに、前記返信パケット数記憶手順によって記憶された前記返信パケット数を加算する返信パケット加算手順と、
前記送信パケット数記憶手順によって記憶された送信パケット数と前記測定用パケット抽出手順によって抽出された受信パケット数との差分、および前記測定用パケット抽出手順によって抽出された受信パケット数と前記返信パケット数記憶手順によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する損失率算出手順と、
を実行させ、
前記受信側プローブとしてのコンピュータに、
前記送信側プローブから受信した前記品質測定用パケットの受信パケット数を記憶する受信パケット数記憶手順と、
前記測定用パケット送信手順によって送信された前記品質測定用パケットを受信する測定用パケット受信手順と、
前記測定用パケット受信手順によって前記品質測定用パケットが受信されるごとに、前記受信パケット数記憶手順によって記憶された前記受信パケット数を加算する受信パケット加算手順と、
前記測定用パケット受信手順によって前記品質測定用パケットが受信されるごとに、受信パケット数記憶手順によって記憶された前記受信パケット数を前記品質測定用パケットに付加して、前記送信側プローブに返信する測定用パケット返信手順と、
を実行させることを特徴とするパケット損失率算出プログラム。
以上のように、本発明に係るパケット損失率算出システムは品質測定に用いる品質測定用パケットを任意の測定拠点に配置された送信側プローブと受信側プローブとの間で送受信し、当該品質測定用パケットから得た情報を用いて、測定拠点間のパケット損失率を算出する場合に有用であり、特に、精度良く、往路および復路のパケット損失率を算出することに適する。
実施例1に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係るパケット損失率算出システムの全体的な構成を示す図である。 実施例1に係る送信側プローブの構成を示すブロック図である。 パケット送信カウンタ記憶部を説明するための図である。 パケット受信カウンタ最大値記憶部を説明するための図である。 パケット返信カウンタ記憶部を説明するための図である。 レジスタを説明するための図である。 SIPによるセッション開設を説明するための図である。 SIPによるセッション終了を説明するための図である。 往路における品質測定用パケットの構成を説明するための図である。 実施例1に係る受信側プローブの構成を示すブロック図である。 パケット受信カウンタ記憶部を説明するための図である。 復路における品質測定用パケットの構成を説明するための図である。 実施例1に係る送信側プローブの送信処理動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る受信側プローブの返信処理動作を示すフローチャートである。 実施例1に係る送信側プローブの算出処理動作を示すフローチャートである。 実施例2に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例2に係る送信側プローブの構成を示すブロック図である。 往路における測定確認用パケットの構成を説明するための図である。 実施例2に係る受信側プローブの構成を示すブロック図である。 復路における測定確認用パケットの構成を説明するための図である。 実施例2に係る送信側プローブの送信処理動作を示すフローチャートである。 実施例2に係る受信側プローブの返信処理動作を示すフローチャートである。 実施例2に係る送信側プローブの算出処理動作を示すフローチャートである。 実施例3に係るパケット損失率算出システムの概要および特徴を説明するための図である。 実施例3に係る送信側プローブの構成を示すブロック図である。 実施例3に係る受信側プローブの構成を示すブロック図である。 実施例3に係る送信側プローブの送信処理動作を示すフローチャートである。 実施例3に係る受信側プローブの返信処理動作を示すフローチャートである。 実施例3に係る送信側プローブの算出処理動作を示すフローチャートである。 パケット損失率算出処理を実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
1、1a、1b パケット損失率算出システム
10、10a、10b 送信側プローブ
11 通信制御I/F
12 保守通信制御I/F12
13 制御部
13a SIPプロトコル部
13b シナリオ制御部
13c 測定用パケット送信部
13d 送信パケット加算部
13e 測定用パケット抽出部
13f 返信パケット加算部
13g 測定損失率算出部
14 記憶部
14a パケット送信カウンタ記憶部
14b パケット受信カウンタ最大値記憶部
14c パケット返信カウンタ記憶部
20、20a、20b 受信側プローブ
30 SIPサーバ
40 ネットワーク
50 保守ネットワーク
60 音声品質測定サーバ
70 クライアント

Claims (5)

  1. 品質測定に用いる品質測定用パケットを任意の測定拠点に配置された送信側プローブと受信側プローブとの間で送受信し、当該品質測定用パケットから得た情報を用いて、測定拠点間のパケット損失率を算出するパケット損失率算出システムであって、
    前記送信側プローブは、
    前記受信側プローブへ送信した前記品質測定用パケットの送信パケット数を記憶する送信パケット数記憶手段と、
    前記受信側プローブから返信されてきた前記品質測定用パケットの返信パケット数を記憶する返信パケット数記憶手段と、
    前記品質測定用パケットを前記受信側プローブに送信する測定用パケット送信手段と、
    前記測定用パケット送信手段によって前記品質測定用パケットが送信されるごとに、前記送信パケット数記憶手段によって記憶された前記送信パケット数を加算する送信パケット加算手段と、
    前記受信側プローブから返信された前記品質測定用パケットを受信し、当該品質測定用パケットから前記受信側プローブが受信したパケット数を示す受信パケット数を抽出する測定用パケット抽出手段と、
    前記受信側プローブから返信された前記品質測定用パケットを受信するごとに、前記返信パケット数記憶手段によって記憶された前記返信パケット数を加算する返信パケット加算手段と、
    前記送信パケット数記憶手段によって記憶された送信パケット数と前記測定用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数との差分、および前記測定用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する測定損失率算出手段と、
    を備え、
    前記受信側プローブは、
    前記送信側プローブから受信した前記品質測定用パケットの受信パケット数を記憶する受信パケット数記憶手段と、
    前記測定用パケット送信手段によって送信された前記品質測定用パケットを受信する測定用パケット受信手段と、
    前記測定用パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されるごとに、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を加算する受信パケット加算手段と、
    前記測定用パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されるごとに、受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記品質測定用パケットに付加して、前記送信側プローブに返信する測定用パケット返信手段と、
    を備えたことを特徴とするパケット損失率算出システム。
  2. 前記送信側プローブは、
    前記品質測定用パケットを全て前記受信側プローブに送信した後に、さらに前記受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信する確認用パケット送信手段と、
    前記受信側プローブから返信された前記測定確認用パケットを受信し、当該測定確認用パケットから前記受信パケット数を抽出する確認用パケット抽出手段と、
    前記送信パケット数記憶手段によって記憶された送信パケット数と前記確認用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数との差分、および前記確認用パケット抽出手段によって抽出された受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する確認損失率算出と、
    をさらに備え、
    前記受信側プローブは、
    前記確認用パケット送信手段によって送信された前記測定確認用パケットを受信する確認用パケット受信手段と、
    前記確認用パケット受信手段によって前記測定確認用パケットが受信されると、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記測定確認用パケットに付加して、前記送信側プローブに返信する確認用パケット返信手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のパケット損失率算出システム。
  3. 前記確認用パケット送信手段は、複数の前記測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信することを特徴とする請求項2に記載のパケット損失率算出システム。
  4. 前記送信側プローブは、
    前記品質測定用パケットを送信中における任意の契機に、前記送信パケット数記憶手段に記憶された前記送信パケット数を前記受信側プローブの測定結果を確認するための測定確認用パケットに付加して、当該測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信する測定中パケット送信手段と、
    前記受信側プローブから返信された前記測定確認用パケットを受信し、当該測定確認用パケットから前記送信パケット数および前記受信パケット数を抽出する測定中受信パケット数抽出手段と、
    前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記送信パケット数と前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記受信パケット数との差分、および前記測定中受信パケット数抽出手段によって抽出された前記受信パケット数と前記返信パケット数記憶手段によって記憶された返信パケット数との差分を用いて、前記パケット損失率を算出する測定中損失率算出と、
    をさらに備え、
    前記受信側プローブは、
    前記測定中パケット送信手段によって送信された前記測定確認用パケットを受信する測定中送信パケット受信手段と、
    前記測定中送信パケット受信手段によって前記品質測定用パケットが受信されると、前記受信パケット数記憶手段によって記憶された前記受信パケット数を前記測定確認用パケットにさらに付加して、前記送信側プローブに返信する測定中パケット返信手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のパケット損失率算出システム。
  5. 前記測定中パケット送信手段は、複数の前記測定確認用パケットを前記受信側プローブに送信することを特徴とする請求項4に記載のパケット損失率算出システム。
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