JP2008085465A - ハンズフリー通話装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents
ハンズフリー通話装置、制御方法および制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ユーザの送話音声を収音して通話可能な接続状態にある携帯電話端末に送信するとともに、当該携帯電話端末から受話音声を受信して放音するハンズフリー通話装置10において、携帯電話端末20を当該ハンズフリー通話装置10で利用するための利用登録情報と、当該携帯電話端末20に関連する電話帳データ123と、を対応づけて記憶する記憶部108を備え、いずれかの携帯電話端末20の登録を解除するに際し、当該解除対象の携帯電話端末20に対応づけられた電話帳データ123を記憶部108から参照不能状態とする。
【選択図】図2
Description
そこで、本発明の目的は、ハンズフリー通話装置において、携帯電話端末の登録を抹消した場合において、情報漏洩をなくし、セキュリティの確保およびプライバシーの保護を図ることが可能なハンズフリー通話装置、制御方法および制御プログラムをを提供することにある。
上記構成によれば、情報記憶部は、携帯電話端末を当該ハンズフリー通話装置で利用するための利用登録情報と、当該携帯電話端末に関連する関連情報と、を対応づけて記憶する。
参照禁止部は、いずれかの携帯電話端末の登録を解除するに際し、当該解除対象の携帯電話端末に対応づけられた関連情報を情報記憶部から参照不能状態とする。
したがって、登録解除にあたり携帯電話端末に対応づけられた関連情報を情報記憶部から参照することはできなくなるので、セキュリティの確保およびプライバシーの保護を図ることができる。
したがって、転送された電話帳データが漏洩するのを確実に防止することができる。
また、前記参照禁止部は、前記参照不能状態とするに際し、前記関連情報を前記情報記憶部から消去するようにしてもよい。
この結果、より確実にセキュリティの確保およびプライバシーの保護を図ることができる。
上記構成によれば、登録解除にあたり携帯電話端末に対応づけられた関連情報を情報記憶部から参照することはできなくなるので、セキュリティの確保およびプライバシーの保護を図ることができる。
上記構成によれば、登録解除にあたり携帯電話端末に対応づけられた関連情報を情報記憶部から参照することはできなくなるので、セキュリティの確保およびプライバシーの保護を図ることができる。
図1は、本実施形態に係るハンズフリー通話装置を備えたハンズフリー通話システムの構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、ハンズフリー通話システム1は、車両50に搭載されたハンズフリー通話装置10と、ユーザにより車両50内に持ち込まれた携帯電話端末20とを有し、ハンズフリー通話装置10及び携帯電話端末20が互いにBluetooth(登録商標)規格に準拠した近距離無線通信可能に構成されている。携帯電話端末20は、移動通信網30を介して他の携帯電話端末40や固定電話(図示略)と通話通信するものであり、スピーカやマイク、通話通信のためのアンテナ等を備えている。
上記ハンズフリー通話装置10は、運転手や同乗者等のユーザが車両50内で携帯電話端末20を把持することなく、他の携帯電話端末40や固定電話(図示略)と通話することを可能にする装置であり、ユーザからの送話音声を携帯電話端末20へ送信すると共に、他の携帯電話端末40や固定電話からの受話音声を携帯電話端末20から受信して車両50内に放音する。
図2において、制御部(参照禁止部)100は、当該ハンズフリー通話装置10を構成する各部を中枢的に制御する。
近距離無線通信部101は、携帯電話端末20との間で近距離無線通信する無線通信装置(図示略)を有し、携帯電話端末20が他の携帯電話端末40や固定電話から受けた受話音声データを受信して制御部100に出力し、また、他の携帯電話端末40や固定電話への送話音声を送話音声データとして携帯電話端末20に送信する。
放音部102は、制御部100からの音声信号にしたがって車室内に音声を放音するものであり、受音部103は、ユーザの発した送話音声を収音し、音声信号に変換した後に制御部100に出力する。
制御部100は、近距離無線通信部101から受話音声データを取得した場合、その受話音声データに基づいて音声出力信号を生成し放音部102に出力して受話音声を放音部102から車室内に放音し、また、受音部103から送話音声を取得した場合、当該送話音声に対応する送話音声データを近距離無線通信部101を介して携帯電話端末20に送信し、携帯電話端末20から他の携帯電話端末40や固定電話に送話音声データを伝送する。
操作部105は、上記電話帳の表示指示といった、ユーザの指示入力を制御部100に出力するものである。
計時部107は、現在時刻データ及び日付データを生成して制御部100に出力するものである。
記憶部108は、制御部100が実行する各種プログラムやデータを記憶するものであり、これらの他にも記憶部108には、カレンダーデータ120と、受信履歴データ121、発信履歴データ122と、電話帳データ123と、を記憶する。
受信履歴データ121は、ユーザが過去に受信した履歴を記録するデータであり、図3に示すように、受信した受信相手と、受信時刻、受信日および曜日を対応付けて記録する。
この発信履歴データ122には、ユーザがハンズフリー通話装置10を用いて受信するごとに制御部100によって記録が追加される。すなわち、制御部100は、受信が行われた場合、受信相手、受信日付、受信時刻および曜日を含む1件のレコードを生成し、受信履歴データ121に追加する。このように、受信履歴データ121は、本実施形態では、発信用の電話帳データとしても用いることとしている。
この発信履歴データ122には、ユーザがハンズフリー通話装置10を用いて発信するごとに制御部100によって記録が追加される。すなわち、制御部100は、発信が行われた場合、発信相手、発信日付、発信時刻および曜日を含む1件のレコードを生成し、発信履歴データ122に追加する。このように、発信履歴データ122は、本実施形態では、発信用の電話帳データとしても用いることとしている。
電話帳データ123は、発信相手の名称及び電話番号が記録されたデータである。
まず、登録対象の携帯電話端末とハンズフリー通話装置10との間で初めて短距離無線通信接続が確立されると(ステップS11)、ハンズフリー通話装置10は、当該携帯電話端末を利用可能状態とすべく当該携帯電話端末固有のデバイスアドレスデータを不揮発性メモリに登録する登録処理を行う(ステップS12)。
この登録処理が完了することにより、当該携帯電話端末は、ハンズフリー通話装置10を介した通話を行えるようになるとともに、ハンズフリー通話装置10に登録されている電話帳データを利用することができる。そして、ハンズフリー通話装置10には、携帯電話端末から電話帳データを転送し、当該転送した電話帳データを含む全ての電話帳データについて利用できる状態となる。
以下の説明では、携帯電話端末20Aおよび携帯電話端末20Cが既にハンズフリー通話装置10に登録されている状態で、携帯電話端末20Bについて新たにハンズフリー通話装置10に登録する場合について説明する。
電話帳データ123は、大別すると、発信相手の名前に相当する名前データ131、当該発信相手の電話番号に相当する電話番号データ132、名前データ131および電話番号データ132の情報入手元を特定する情報入手元データ133を備えている。
図4の例の場合、携帯電話端末20Bを登録する前の電話帳データ123A(123)は、第1番目のデータとして、名前データ=「鈴木一郎」、電話番号データ=「090-1234-56**」および情報入手元データ=「携帯電話端末20A」が登録されている。
本実施形態では、携帯電話端末20Aが情報入手元であることを示すために、デバイスアドレスデータを情報入手元データとして登録しているが、デバイスアドレスデータに対応づけられたデバイスコードが格納されているようにしてもよい。
上述した図4の状態で、携帯電話端末20Bの登録処理がなされ、携帯電話端末20Bから電話帳データが転送されると、ハンズフリー通話装置の電話帳データに携帯電話端末20Bの電話帳データが追加される(ステップS13)。
具体的には、図5の場合、携帯電話端末20Bの登録後の電話帳データ123B(123)は、第1番目の追加されたデータとして、名前データ=「山田花子」および電話番号データ=「090-9876-54**」が登録され、第2番目の追加されたデータとして、名前データ=「佐藤太郎」および電話番号データ=「090-1111-22**」が登録されることとなる。
この場合においても、携帯電話端末20Aが情報入手元であることを示すために、デバイスアドレスデータを情報入手元データとして登録しているが、デバイスアドレスデータに対応づけられたデバイスコードが格納されているようにしてもよい。
これらの結果、携帯電話端末20A、20B、20Cのユーザは、自己の携帯電話端末とハンズフリー通話装置10との間で短距離無線通信接続が確立された状態で、ハンズフリー通話装置10を利用するに際し、ハンズフリー通話装置10の電話帳データを、他の携帯電話端末で登録した電話帳データを含めて全て利用可能な状態となる。
ユーザによりいずれかの携帯電話端末を指定して、登録解除の指示がなされると(ステップS21)、ハンズフリー通話装置10の制御部100は、対応する携帯電話端末の登録解除処理を行う(ステップS22)。
具体的には、記憶部108に記憶したデバイスアドレスデータを消去することとなる。
そして、制御部100は、電話帳データ123の情報入手元データを参照して、登録解除対象の携帯電話端末のデバイスアドレスデータに対応する電話帳データを全て削除する(ステップS23)。
図7に示すように、登録解除後の電話帳データ123C(123)においては、情報入手元が携帯電話端末20Bに対応する電話帳データが削除され、携帯電話端末20Bを登録する前のハンズフリー通話装置の電話帳データの状態と同じになる。
以上の説明のように、本実施形態によれば、ハンズフリー通話装置を利用するに際し、登録した携帯電話端末が電話帳データをコピーしてハンズフリー通話装置に登録した場合でも、携帯電話端末の利用を中止し、登録を解除した場合には、対応する電話帳データは、ハンズフリー通話装置の電話帳データから削除されるので、ハンズフリー通話装置側では、データ管理が容易となるとともに、携帯電話端末のユーザにとっては、他の携帯電話端末のユーザにより自己の電話帳データが参照されることがなく、セキュリティの確保およびプライバシーの保護が図れる。
以上の説明では、携帯電話端末は、無線接続する場合についてのみ説明したが、有線接続する場合であっても同様に適用が可能である。
Claims (5)
- ユーザの送話音声を収音して通話可能な接続状態にある携帯電話端末に送信するとともに、当該携帯電話端末から受話音声を受信して放音するハンズフリー通話装置において、
携帯電話端末を当該ハンズフリー通話装置で利用するための利用登録情報と、当該携帯電話端末に関連する関連情報と、を対応づけて記憶する情報記憶部と、
いずれかの携帯電話端末の登録を解除するに際し、当該解除対象の携帯電話端末に対応づけられた前記関連情報を前記情報記憶部から参照不能状態とする参照禁止部と、
を備えたことを特徴とするハンズフリー通話装置。 - 請求項1記載のハンズフリー通話装置において、
前記関連情報は、対応する前記携帯電話端末から転送された電話帳データを含むことを特徴とするハンズフリー通話装置。 - 請求項1または請求項2記載のハンズフリー通話装置において、
前記参照禁止部は、前記参照不能状態とするに際し、前記関連情報を前記情報記憶部から消去することを特徴とするハンズフリー通話装置。 - 各種情報を記憶する情報記憶部を有し、ユーザの送話音声を収音して通話可能な接続状態にある携帯電話端末に送信するとともに、当該携帯電話端末から受話音声を受信して放音するハンズフリー通話装置の制御方法において、
携帯電話端末を当該ハンズフリー通話装置で利用するための利用登録情報と、当該携帯電話端末に関連する関連情報と、を対応づけて前記情報記憶部に記憶させる情報記憶過程と、
いずれかの携帯電話端末の登録を解除するに際し、当該解除対象の携帯電話端末に対応づけられた前記関連情報を前記情報記憶部から参照不能状態とする参照禁止過程と、
を備えたことを特徴とする制御方法。 - 各種情報を記憶する情報記憶部を有し、ユーザの送話音声を収音して通話可能な接続状態にある携帯電話端末に送信するとともに、当該携帯電話端末から受話音声を受信して放音するハンズフリー通話装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
携帯電話端末を当該ハンズフリー通話装置で利用するための利用登録情報と、当該携帯電話端末に関連する関連情報と、を対応づけて前記情報記憶部に記憶させ、
いずれかの携帯電話端末の登録を解除するに際し、当該解除対象の携帯電話端末に対応づけられた前記関連情報を前記情報記憶部から参照不能状態とさせる、
ことを特徴とする制御プログラム。
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