JP2008083983A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類のOS毎に、柔軟且つ容易にメモリ設定ができる情報処理装置及び情報処理方法を提供すること。
【解決手段】情報処理装置にインストールされているオペレーティングシステムが識別される。複数種のオペレーティングシステムにそれぞれ対応し、システムメモリの容量と、ビデオメモリの容量との組み合わせをそれぞれ示す複数のテーブルから、識別されたオペレーティングシステムに対応するテーブルが選択される。システムメモリの容量が検出され、検出されたシステムメモリの容量と選択されたテーブルとに従って、ビデオメモリの容量が設定される。
【選択図】 図3
【解決手段】情報処理装置にインストールされているオペレーティングシステムが識別される。複数種のオペレーティングシステムにそれぞれ対応し、システムメモリの容量と、ビデオメモリの容量との組み合わせをそれぞれ示す複数のテーブルから、識別されたオペレーティングシステムに対応するテーブルが選択される。システムメモリの容量が検出され、検出されたシステムメモリの容量と選択されたテーブルとに従って、ビデオメモリの容量が設定される。
【選択図】 図3
Description
本発明は、メモリ設定の制御が可能な情報処理装置及び情報処理方法に関する。
従来、情報処理装置のメモリ設定を、動作環境に応じて変更する技術が種々提案されている。例えば、システムの物理メモリを含むシステムのハードウェア・リソースを示す構成テーブルを、ブート・イベントに応答して生成した後、物理メモリの一部だけを識別するように修正して、物理メモリの残りの部分を予約し、予約された部分にオペレーティング・システム(OS)による制御が行われないようにする技術が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
また、メモリの種類に応じたメモリ使用容量を設定する設定スイッチと、CPUのアドレスバス及びコントロールバス並びに前記設定スイッチが出力する信号をデコードするデコーダとを儲け、設定スイッチの設定により各種の使用可能メモリ容量を変更可能にしたデコード回路が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−140229号公報
特開平9−293016号公報
ところで、1つの情報処理装置には、複数種類のOSがインストールされる可能性がある。例えば、あるOSがインストールされたパーソナルコンピュータを購入したユーザは、購入後に別のOSを当該パーソナルコンピュータにインストールする場合があり得る。また、あるOSから別のOSへの過渡期には、情報処理装置の製造業者には、2種類のOSをサポートする必要が生じ得る。このような場合、2種類のOSの間で、メモリ設定が異なる場合がある。通常、メモリ容量は、BIOS(Basic Input/Output System)で設定される。このため、OSによってメモリ設定等が異なる場合、OS毎にBIOSを用意する必要がある。しかし、OS毎にBIOSを用意することは、開発工程の増大、及び保守管理の煩雑化を引き起こす。
そこで、本発明は、複数種類のOS毎に、柔軟且つ容易にメモリ設定ができる情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一つの面によれば、システムメモリと、前記システムメモリの記憶領域の一部に割り当てられたビデオメモリと、複数種類のオペレーティングシステムにそれぞれ対応し、前記システムメモリの容量と、前記ビデオメモリの容量との組み合わせをそれぞれ示す複数のテーブルを記憶する記憶手段と、インストールされているオペレーティングシステムを識別する識別手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数のテーブルから、前記識別手段によって識別されたオペレーティングシステムに対応するテーブルを選択する選択手段と、前記システムメモリの容量を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記システムメモリの容量と前記選択手段によって選択された前記テーブルとに従って、前記ビデオメモリの容量を設定する設定手段とを具備することを特徴とする、情報処理装置が提供される。
また、本発明の別の面によれば、システムメモリの記憶領域の一部がビデオメモリとして割り当てられる情報処理装置の情報処理方法であって、インストールされているオペレーティングシステムを識別する識別ステップと、複数種のオペレーティングシステムにそれぞれ対応し、前記システムメモリの容量と、前記ビデオメモリの容量との組み合わせをそれぞれ示す複数のテーブルから、前記識別されたオペレーティングシステムに対応するテーブルを選択する選択ステップと、前記システムメモリの容量を検出するステップと、前記検出された前記前記システムメモリの容量と前記選択されたテーブルとに従って、前記ビデオメモリの容量を設定する設定ステップとを具備することを特徴とする、情報処理装置の情報処理方法が提供される。
本発明によれば、複数種類のOS毎に、柔軟且つ容易にメモリ設定ができる情報処理装置及び情報処理方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る情報処理装置について説明する。この情報処理装置は、例えば、ノートブック型の携帯用パーソナルコンピュータ(以下、単に「パーソナルコンピュータ」と称する)100として実現される。
図1は、パーソナルコンピュータ100のディスプレイユニット10を開いた状態の斜視図である。パーソナルコンピュータ100は、ディスプレイユニット10と本体20とを備えている。ディスプレイユニット10には、液晶ディスプレイ(LCD)により構成される表示部11が設けられている。本体20は、箱型の筐体を有し、この筐体には電源ボタン21、タッチパッド22、キーボード23等が設けられている。ディスプレイユニット10は、本体20に対して、一定の角度範囲内で回転自在に接続されている。
図2は、パーソナルコンピュータ100のシステム構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、情報処理装置100は、電源ボタン21、タッチパッド22、キーボード(KB)23、表示部(LCD)11、CPU111、システムメモリ112、ノースブリッジ113、グラフィクスコントローラ114、ビデオメモリ(VRAM)115、サウスブリッジ116、ハードディスクドライブ(HDD)117、光ディスクドライブ(ODD)118、BIOS−ROM119、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)120、電源回路121、バッテリ122、ACアダプタ123、EEPROM201等を備える。
CPU111は、パーソナルコンピュータ100の動作を制御するプロセッサである。CPU111は、ハードディスクドライブ(HDD)117からシステムメモリ112にロードされる、オペレーティングシステム(OS)及び各種のアプリケーションプログラムを実行する。
また、CPU111は、BIOS−ROM119に格納されたBIOS(Basic Input/Output System)も実行する。BIOS−ROM119は、フラッシュEEPROMのような不揮発性メモリである。BIOSはハードウェア制御のためのプログラムであり、パーソナルコンピュータ100の電源オン時に最初に実行される。本発明の一実施形態において、BIOSは、パーソナルコンピュータ100の電源オン時に、パーソナルコンピュータ100にインストールされているOSを識別する。この識別結果に応じて、BIOSは、複数のビデオメモリ設定用のテーブルのうちの1つを選択する。ビデオメモリ設定用のテーブルは、パーソナルコンピュータ100にインストールされ得る複数種類のOS毎に予め用意されている。ビデオメモリ設定用のテーブルは、例えば、システムメモリの容量、システムメモリの容量に対応するビデオメモリのデフォルト値、及び選択し得るビデオメモリの容量の組み合わせを格納している。システムメモリ112の容量と選択されたテーブルとに従ってビデオメモリの容量が設定された後に、OSがブートされる。
ノースブリッジ113は、CPU111のローカルバスとサウスブリッジ116との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ113は、システムメモリ112をアクセス制御するメモリコントローラを備えている。また、ノースブリッジ113は、グラフィクスコントローラ114を内蔵している。
グラフィクスコントローラ114は、パーソナルコンピュータ100のディスプレイモニタとして使用されるLCD11を制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ114は、OS又はアプリケーションプログラムによってVRAM115に書き込まれた表示データに対応する映像信号をLCD11に出力する。なお、システムメモリ112の記憶領域の一部が、VRAM115として割り当てられている。
サウスブリッジ116は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ116は、HDD117及びODD118を制御するための、IDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。更に、サウスブリッジ116は、CMOSメモリを内蔵している。なお、EEPROM201は、例えばSM(System Management)バスを介してサウスブリッジ116に接続されている。
HDD117は、各種ソフトウェア及びデータを格納するストレージデバイスである。光ディスクドライブ(ODD)118は、DVDタイトルのようなビデオコンテンツが格納されたDVDメディア、音楽データが格納されたCDメディア等を駆動するためのドライブユニットである。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)120は、電力管理のためのエンベデッドコントローラ(EC)と、タッチパッド22及びキーボード23を制御するためのキーボードコントローラ(KBC)とが集積された1チップマイクロコンピュータである。パーソナルコンピュータ100の電源がオンされているかオフされているかに関わらず、EC/KBC120は、電源回路121からの電力によって常時電源がオンされている。このEC/KBC120は、電源回路121と共同して、ユーザによる電源ボタン21の操作に応答してパーソナルコンピュータ100の電源をオン/オフする処理を実行する。
電源回路121は、パーソナルコンピュータ100に内蔵されたバッテリ122からの電力、又はACアダプタ123を介して外部から供給される電力を用いて、パーソナルコンピュータ100内の各コンポーネントに供給すべき電力を生成する。
上述したようなパーソナルコンピュータ100によれば、複数種類のOS毎に、柔軟且つ容易にビデオメモリ設定ができる情報処理装置及び情報処理方法を提供することができる。また、1つの情報処理装置で複数種類のビデオメモリ設定が必要となる場合でも、ビデオメモリ設定の数だけBIOSを用意する必要がなくなる。即ち、1つのBIOSで複数種類のOSに対応することができる。従って、開発工数及び開発リソースを削減し、保守管理を簡素化することができる。
次に、図3のフローチャートを参照しつつ、本発明の一実施形態に係る情報処理方法について説明する。この情報処理方法は、図1に示すパーソナルコンピュータ100に適用することができる。以下、本実施形態に係る情報処理方法を、パーソナルコンピュータ100に適用した場合を例に説明する。なお、図3のフローチャートは、パーソナルコンピュータ100が、異なるビデオメモリ設定を要する2種類のOS(OS#1及びOS#2)をサポートする場合を示している。例えば、パーソナルコンピュータ100は、WindowsXP(登録商標)及びWindowsVista(登録商標)の2種類のOSをサポートすることができる。
まず、ユーザは電源ボタン21を押下して、パーソナルコンピュータ100の電源をオンにする(ステップS300)。システムBIOSがパーソナルコンピュータ100に設定された、OSを識別するためのビットをチェックする(ステップS302)。このビットをチェックすることで、パーソナルコンピュータ100にインストールされているOSを識別することができる。例えば、OS#1にビット“1”を割り当て、OS#2にビット“0”を割り当てることができる。このビットは様々な方法で設定することができる。例えば、パーソナルコンピュータ100の不揮発性メモリにビットを設定することができる。この不揮発性メモリとしては、たとえば、サウスブリッジ116に接続されたEEPROM201、又はBIOS−ROM119を使用することができる。また、サウスブリッジ116が内蔵するCMOSメモリにビットを設定してもよい。CMOSメモリは、独自の電源によってバックアップされるメモリであるから、不揮発性メモリに含まれるものとして考える。更に、パーソナルコンピュータ100のマザーボード(図示せず)に、ハードウェアIDを設定してもよい。以下、本明細書では、EEPROM201にOSを識別するためのビット(識別情報)が設定されている場合を例に説明する。
ステップS304では、EEPROM201に設定されているビットが、1に等しいか否かが判定される。ビットが“1”である場合、即ち、パーソナルコンピュータ100にOS#1がインストールされている場合(ステップS304でYES)、BIOSはOS#1に対応するメモリ設定情報を格納するテーブルAを選択する(ステップS306)。一方、ビットが“0”である場合、即ち、パーソナルコンピュータ100にOS#2がインストールされている場合(ステップS304でNO)、BIOSはOS#2に対応するメモリ設定情報を格納するテーブルBを選択する(ステップS308)。
ここで、OS毎に異なるビデオメモリ設定用のテーブルが必要となる理由について簡単に説明する。一般に、OSはハードウェアに対して一定の仕様を満たすことを要求する。例えば、OS#1は、システムメモリの容量が512MBの場合、ビデオメモリは最大で128MBまで割り当てることを可能とし得る。一方で、OS#2が要求する最小システムメモリは448MBであり得る。このため、システムメモリの容量が512MBの場合、ビデオメモリを128MB割り当てることができず、ビデオメモリは64MBに制限しなければならない。従って、OS毎に異なるビデオメモリ設定用のテーブルを用意する必要がある。なお、テーブルA及びBの詳細については後述する。
テーブルA又はBが選択された後(ステップS306又はS308)、パーソナルコンピュータ100にインストールされているOS(OS#1又はOS#2)がブートされる(ステップS310)。換言すれば、パーソナルコンピュータ100にインストールされたOSに応じたビデオメモリの設定がなされた後に、OSがブートされる。
図4のフローチャートを参照しつつ、ビデオメモリの設定の方法について、より詳細に説明する。なお、ビデオメモリの設定は、パーソナルコンピュータ100にインストールされているOS(OS#1又はOS#2)に対応するテーブル(A又はB)の選択(図3のステップS306又はS308)の後、OSをブートする(ステップS310)前に行われる。
まず、BIOSは、パーソナルコンピュータ100のシステムメモリ112の容量を検出する(ステップS400)。例えば、BIOSは、システムメモリ112上に搭載されているSPD(Serial Presence Detect)内の仕様情報を取得することによって、システムメモリ112の容量を検出することができる。SPDは、ROMチップの一種であり、メモリサイズ、最大クロック周波数、及び信号タイミング等、システムメモリ112の仕様情報を格納している。
次に、BIOSは、検出されたシステムメモリ112の容量に対応するビデオメモリの容量を、図3のステップS306又はS308において選択されたテーブル(A又はB)から取得する(ステップS402)。BIOSは、取得したビデオメモリの容量を、パーソナルコンピュータ100のビデオメモリの容量として設定する(ステップS404)。より具体的には、システムメモリ112の記憶領域のうち、取得したビデオメモリの容量に相当する領域が、ビデオメモリ(VRAM)115として割り当てられる。従って、システムメモリ112の残りの記憶領域が、実際のシステムメモリ領域となる。このようにして、パーソナルコンピュータ100にインストールされたOSに応じたシステムメモリ及びビデオメモリの設定がなされる。
なお、上述した説明では、パーソナルコンピュータ100が2種類のOSをサポートする場合を想定している。しかし、パーソナルコンピュータ100がサポートするOSは2種類に限定されず、3種類以上であってもよい。この場合、例えばEEPROM201に設定されるビット数を増加させることで、パーソナルコンピュータ100は3種類以上のOSに対応することができる。例えば、EEPROM201に2ビットが設定される場合、取り得るビット値は“00”、“01”、“10”及び“11”の4種類である。従って、これらの値それぞれにOSを割り当てることで、パーソナルコンピュータ100は、4種類のOSに対応することができる。
上述した実施形態によれば、複数種類のOS毎に、柔軟且つ容易にメモリ設定ができる情報処理方法を実現することができる。また、1つの情報処理装置で複数種類のビデオメモリ設定が必要となる場合でも、ビデオメモリ設定の数だけBIOSを用意する必要がなくなる。即ち、1つのBIOSで複数種類のOSに対応することができる。従って、開発工数及び開発リソースを削減し、保守管理を簡素化することができる。
次に、図5A及び図5Bを参照しつつ、上記テーブルA及びBについて、より詳細に説明する。
図5Aは、OS#1に対応するメモリ設定情報を格納するテーブルAの一例を表す図である。テーブルAは、システムRAM(システムメモリ)の容量、ビデオメモリ(VRAM)の容量、及びVRAMのデフォルト値の組み合わせを格納している。例えば、システムRAMの容量が512MBである場合、割り当て可能なビデオメモリの容量は、32MB、64MB、又は128MBである。但し、この場合、デフォルト値は64MBであるので、パーソナルコンピュータ100の電源オン時に最初に設定されるビデオメモリの容量は64MBとなる。その他のビデオメモリの値32MB及び128MBについては、パーソナルコンピュータ100の電源オン後に、ユーザが必要に応じて設定することができる。例えば、ユーザは、BIOSによって提供されるセットアップ画面から、ビデオメモリの容量として32MB又は128MBを選択することができる。
図5Bは、OS#2に対応するメモリ設定情報を格納するテーブルBの一例を表す図である。上述したテーブルAと同様に、テーブルBも、システムRAM(システムメモリ)の容量、ビデオメモリ(VRAM)の容量、及びVRAMのデフォルト値の組み合わせを格納している。例えば、システムRAMの容量が512MBの場合、割り当て可能なVRAMの容量は、32MB又は64MBである。但し、デフォルト値は64MBであるので、パーソナルコンピュータ100の電源オン時に、最初に設定されるビデオメモリの容量は64MBである。但し、パーソナルコンピュータ100の電源オン後に、ユーザは、例えば、BIOSによって提供されるセットアップ画面から、ビデオメモリの容量を必要に応じて32MBに設定することができる。
なお、パーソナルコンピュータ100がメモリ設定の異なる3種類以上のOSをサポートする場合は、サポートされるOSの数に応じてビデオメモリ設定用のテーブルも用意すればよい。また、図5Aに示すテーブルA、及び図5Bに示すテーブルBが格納する値は例にすぎず、他の値が格納されてもよい。
上述のように、パーソナルコンピュータ100に、OSに応じたビデオメモリ設定がなされると、OSは、例えば、WMI(Windows Management Instrumentation)を通じて、BIOSから、システムメモリのサイズ、ビデオメモリのサイズ及びビデオメモリが割り当てられている記憶領域のアドレス範囲、等のメモリ設定情報を取得する。
ところで、通常、パーソナルコンピュータ100の電源がオンされると、BIOSが起動され、次いでOSがブートされる。このため、BIOSの起動時にパーソナルコンピュータ100にインストールされているOSを直接確認することはできない。しかし、パーソナルコンピュータ100のシャットダウン時に、OSの識別情報をEEPROM201に格納することにより、パーソナルコンピュータ100の次回の起動時には、自動的にビデオメモリの設定を変更することができる。例えば、WindowsXPがインストールされているパーソナルコンピュータ100に、ユーザが新たにWindowsVistaをインストールした場合、パーソナルコンピュータ100を次回に起動したときには、WindowsVistaに対応するビデオメモリ設定に変更することができる。この方法について、以下に詳述する。
図6のフローチャートを参照しつつ、ビデオメモリ設定を自動的に変更する方法について説明する。なお、図3のフローチャートと同様に、図6のフローチャートは、パーソナルコンピュータ100が、異なるビデオメモリ設定を要する2種類のOS(OS#1及びOS#2)をサポートする場合を示している。
パーソナルコンピュータ100でOSが起動された後、OSは、BIOSからメモリ設定情報を取得する(ステップS600)。そして、取得したメモリ設定情報に従って、OSは、システムメモリ112及びビデオメモリ115それぞれに対するアクセスを実行する。ユーザはパーソナルコンピュータ100の使用を終了するとき、例えば電源ボタン21を押下してパーソナルコンピュータ100をシャットダウンする(ステップS602)。このとき、OS自身が、又はOSがBIOSを介して、パーソナルコンピュータ100にインストールされているOSを識別する識別情報(例えば、“0”又は“1”)を、例えばEEPROM201に設定する(ステップS604、S606、S608)。
OSがOS#1の場合、EEPROM201には例えば“0”が設定される(ステップS606)。一方、OSがOS#2の場合、EEPROM201には例えば“1”が設定される(ステップS608)。このようにして、パーソナルコンピュータ100にインストールされているOSの識別情報がEEPROM201に設定された後、パーソナルコンピュータ100のシャットダウン処理が行われる(ステップS610)。
従って、上記のようにOSの識別情報がEEPROM201に設定された後に、パーソナルコンピュータ100の電源がオンされると、BIOSは、設定された識別情報を取得してOSを識別し、当該OSに対応するメモリ設定用のテーブルを選択してビデオメモリの設定(図3及び図4を参照)を行う。
上述したように、パーソナルコンピュータ100のシャットダウン時に、そのときにインストールされているOSの情報をEEPROM201に格納しておくことで、パーソナルコンピュータ100の次回の起動時に、ビデオメモリ設定をOSに応じて自動的に変更することができる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではない。本発明は、実施段階では、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変更して具現化できる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることで、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…ディスプレイユニット、20…本体、11…表示部(LCD)、21…電源ボタン、22…タッチパッド、23…キーボード、100…パーソナルコンピュータ、111…CPU、112…システムメモリ、113…ノースブリッジ、114…グラフィクスコントローラ、115…ビデオメモリ(VRAM)、116…サウスブリッジ、117…ハードディスクドライブ(HDD)、118…光ディスクドライブ(ODD)、119…BIOS−ROM、120…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)、121…電源回路、122…バッテリ、123…ACアダプタ、201…EEPROM。
Claims (10)
- システムメモリと、
前記システムメモリの記憶領域の一部に割り当てられたビデオメモリと、
複数種類のオペレーティングシステムにそれぞれ対応し、前記システムメモリの容量と、前記ビデオメモリの容量との組み合わせをそれぞれ示す複数のテーブルを記憶する記憶手段と、
インストールされているオペレーティングシステムを識別する識別手段と、
前記記憶手段に記憶された前記複数のテーブルから、前記識別手段によって識別されたオペレーティングシステムに対応するテーブルを選択する選択手段と、
前記システムメモリの容量を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記システムメモリの容量と前記選択手段によって選択された前記テーブルとに従って、前記ビデオメモリの容量を設定する設定手段と
を具備することを特徴とする、情報処理装置。 - 前記識別手段は、前記情報処理装置の不揮発性メモリに設定されたビットに基づいて、インストールされている前記オペレーティングシステムを識別する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記識別手段は、マザーボードに設定されたハードウェアIDに基づいて、インストールされている前記オペレーティングシステムを識別する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記複数のテーブルの各々は、前記システムメモリの容量と、前記ビデオメモリのデフォルト値と、前記ビデオメモリの選択可能な値との組み合わせを示す、請求項1記載の情報処理装置。
- 前記ビデオメモリの前記デフォルト値は、自装置の電源オン時に最初に設定される値である、請求項4記載の情報処理装置。
- 前記ビデオメモリの前記選択可能な値は、自装置の電源オン後に、ユーザによって選択することができる値である、請求項4記載の情報処理装置。
- システムメモリの記憶領域の一部がビデオメモリとして割り当てられる情報処理装置の情報処理方法であって、
インストールされているオペレーティングシステムを識別する識別ステップと、
複数種のオペレーティングシステムにそれぞれ対応し、前記システムメモリの容量と、前記ビデオメモリの容量との組み合わせをそれぞれ示す複数のテーブルから、前記識別されたオペレーティングシステムに対応するテーブルを選択する選択ステップと、
前記システムメモリの容量を検出するステップと、
前記検出された前記前記システムメモリの容量と前記選択されたテーブルとに従って、前記ビデオメモリの容量を設定する設定ステップと
を具備することを特徴とする、情報処理装置の情報処理方法。 - 前記識別ステップは、
前記情報処理装置の不揮発性メモリに設定されたビットに基づいて、インストールされている前記オペレーティングシステムを識別するステップを具備する、請求項7に記載の情報処理装置の情報処理方法。 - 前記識別ステップは、
マザーボードに設定されたハードウェアIDに基づいて、前記情報処理装置にインストールされている前記オペレーティングシステムを識別するステップ具備する、請求項7に記載の情報処理装置の情報処理方法。 - 前記情報処理装置によって実行されている前記オペレーティングシステムのシャットダウン時に、実行されている前記オペレーティングシステムを識別する識別情報を、不揮発性メモリに設定するステップを更に具備し、
前記識別するステップは、インストールされている前記オペレーティングシステムを識別するために、前記情報処理装置の電源がオンされる時に、前記不揮発性メモリに設定された前記識別情報を取得するステップを具備する、請求項7に記載の情報処理装置の情報処理方法。
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