JP2009080568A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】USBデバイスのような外部デバイスの制御をBIOSからオペレーティングシステムに確実に引き渡すことが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置10は、本体11と、本体に設けられ、外部デバイス100を着脱自在な接続ポート31〜34と、BIOSおよびオペレーティングシステムを実行するプロセッサ111と、を備え、プロセッサ111は、BIOS実行時に、接続ポートにおける外部デバイス100の装着の有無を検出し、所定の外部デバイス100が装着されている場合にはレガシー処理を継続すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動し、所定の外部デバイス100が装着されていない場合にはレガシー処理を終了すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動する。
【選択図】図2
【解決手段】情報処理装置10は、本体11と、本体に設けられ、外部デバイス100を着脱自在な接続ポート31〜34と、BIOSおよびオペレーティングシステムを実行するプロセッサ111と、を備え、プロセッサ111は、BIOS実行時に、接続ポートにおける外部デバイス100の装着の有無を検出し、所定の外部デバイス100が装着されている場合にはレガシー処理を継続すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動し、所定の外部デバイス100が装着されていない場合にはレガシー処理を終了すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動する。
【選択図】図2
Description
本発明は、外部デバイスを着脱自在な接続ポートを備えた情報処理装置に関する。
従来文献(特許文献1)に係る情報処理装置は、ディスプレイに表示されたポインタを操作するための第1のポインティングデバイスおよび第2のポインティングデバイスを備えており、第1のポインティングデバイスが利用可能である場合に第1オブジェクトをディスプレイに表示し、第2のポインティングデバイスが利用可能である場合に第2オブジェクトをディスプレイに表示する。
特開2004−348453号公報
Windows VISTA(登録商標)などの新しいタイプのオペレーティングシステムでは、パーソナルコンピュータのUSBポートにUSBメモリが挿し込まれた状態でパーソナルコンピュータが起動されると、パーソナルコンピュータがUSBメモリに格納されたオペレーティングシステムを読み込んで起動するように構成されている。
このようにUSBメモリに格納されたオペレーティングシステムを起動するためには、パーソナルコンピュータの起動当初にBIOS‐ROMから読み出されるシステムBIOSが、オペレーティングシステムを読み出し可能なストレージデバイスとしてUSBメモリを認識する必要がある。そこで、システムBIOSにUSBデバイスをハードディスクなどと同種のデバイスとして認識させるために、USBレガシー処理を実行する。
USBデバイスを制御するためのUSBコントローラにはレジスタが用意されており、このレジスタの記憶ビットは、システムBIOSがUSBコントローラおよびUSBデバイスを制御しているか否かを示すBIOS制御フラグ(制御状態で1、非制御状態で0)と、オペレーティングシステムがUSBコントローラおよびUSBデバイスを制御しているか否かを示すOS制御フラグ(制御状態で1、非制御状態で0)が用意されている。
パーソナルコンピュータの起動当初には、システムBIOSがUSBコントローラおよびUSBデバイスを制御するため、BIOS制御フラグを“1”とすると共にOS制御フラグを“0”とする。その後、オペレーティングシステムが読み出された時には、USBコントローラおよびUSBデバイスの制御をシステムBIOSからオペレーティングシステムに引き渡すために、BIOS制御フラグを“0”とすると共にOS制御フラグを“1”とする。
しかしながら、BIOS制御フラグを“0”とすると共にOS制御フラグを“1”とする上記処理は、Windows VISTA(登録商標)などの新しいタイプのオペレーティングシステムでのみ実行されるため、それ以前に用いられていた旧いタイプのオペレーティングシステムではUSBデバイスの制御をシステムBIOSからオペレーティングシステムに引き渡すことができず、オペレーティングシステムの起動後にUSBデバイスを正常に使用することができない場合があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、USBデバイスのような外部デバイスの制御をBIOSからオペレーティングシステムに確実に引き渡すことが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、本体と、本体に設けられ、外部デバイスを着脱自在な接続ポートと、BIOSおよびオペレーティングシステムを実行するプロセッサと、を備え、プロセッサは、BIOS実行時に、接続ポートにおける外部デバイスの装着の有無を検出し、所定の外部デバイスが装着されている場合にはレガシー処理を継続すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動し、所定の外部デバイスが装着されていない場合にはレガシー処理を終了すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動することを特徴とする。
本発明によれば、USBデバイスのような外部デバイスの制御をBIOSからオペレーティングシステムに確実に引き渡すことが可能な情報処理装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る情報処理装置10について説明する。
本実施形態の情報処理装置10は、ノートブック型パーソナルコンピュータである。コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成される。ディスプレイユニット12には、LCD(Liquid Crystal Display)20が組み込まれており、このLCD20の表示画面はディスプレイユニット12のほぼ中央に位置している。
コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、コンピュータ10を電源オン/オフするためのパワーボタンスイッチ15およびタッチパッド18などが配置されている。ディスプレイユニット12は、LCD20の表示画面が露出される開放位置と、LCD20の表示画面が閉じられる閉塞位置との間を回動自在となるようにコンピュータ本体11に取り付けられている。
コンピュータ10の左側面には、外部デバイス100を着脱自在な2つの接続ポート31,32が配置されている。また、コンピュータ10の背面には、外部デバイスを着脱自在な2つの接続ポート33,34(図2参照)が配置されている。接続ポート31,32,33,34の各々はUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠しており、USB規格に準拠した外部デバイス100を装着することができる。
接続ポート31,32,33,34に装着可能な外部デバイス100としては、USB規格のインタフェースを有するUSBキーボード、USB規格のインタフェースを有するUSBマウス、USB規格のインタフェースを有するUSBメモリなどのUSBストレージデバイス等がある。USBストレージデバイスは、フラッシュEEPROMのような不揮発性半導体メモリから構成される記憶メディア101(図2参照)を内蔵している。
なお、本実施形態では、接続ポート31,32,33,34および外部デバイス100はUSB規格に準拠したものであるが、他の実施形態では、接続ポート31,32,33,34および外部デバイス100はIEEE1394規格などの他の規格に準拠したものでもよい。
次に、図2を参照して、コンピュータ10のシステム構成について説明する。
CPU111は、コンピュータ10の各コンポーネントの動作を制御するプロセッサである。CPU111は、コンピュータ10のパワーオンに応答して、BIOS−ROM118に格納されたシステムBIOS(Basic Input Output System)を主メモリ113にロードして、ハードウェア制御のためのプログラムであるシステムBIOSを実行する。その後、CPU111は、内蔵HDD117または外部ストレージデバイスに格納されたオペレーティングシステムを主メモリ113にロードして、オペレーティングシステムを実行する。
ノースブリッジ112は、CPU111とサウスブリッジ115との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ112は、主メモリ113を制御するメモリコントローラを内蔵している。また、ノースブリッジ112は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介してグラフィクスコントローラ114との通信を実行する機能を有している。グラフィクスコントローラ114は、コンピュータ10の表示装置であるLCD20を制御する表示コントローラである。
サウスブリッジ115は、ノースブリッジ112と周辺デバイスとの間を接続するブリッジデバイスである。サウスブリッジ115は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介して、例えばネットワークコントローラ116などのPCIデバイスに接続されている。また、サウスブリッジ115は、LPC(LowPin Count)バスを介して、例えばBIOS−ROM118やエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)119などに接続されている。
また、サウスブリッジ115は、USBコントローラ201およびIDE(IntegratedDrive Electronics)コントローラ202を有している。USBコントローラ201は、接続ポート31〜34に接続されるUSBデバイスを制御したり通信を実行する。また、IDEコントローラ202は、内蔵ハードディスク(HDD)117および光ディスクドライブ(ODD)17を制御する。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)119は、電源管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド18などを制御するキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC119は、電源回路120と共同して、ユーザによるパワーボタンスイッチ15の操作に応じてコンピュータ10を電源オン/電源オフする。電源回路120は、バッテリ121、またはACアダプタ122を介して供給される外部電源を用いてコンピュータ10の各コンポーネントに供給すべきシステム電源を生成する。
次に、図3を参照して、システムBIOS300の機能構成について説明する。
システムBIOS300は、USBデバイスを制御するために、接続検出部302、レガシー対象判定部304、レガシー処理実行部306、および起動処理部308を有している。接続検出部302、レガシー対象判定部304、レガシー処理実行部306、および起動処理部308は、システムBIOS300内の機能モジュールとして実現される。
接続検出部302は、接続ポート31〜34にUSBデバイスが接続されているか否かを判別する処理を、接続ポート31〜34ごとに実行する。また、接続検出部302は、いずれかの接続ポート31〜34にUSBデバイスが接続されている場合、そのUSBデバイスの種別を判別する。
レガシー対象判定部304は、いずれかの接続ポート31〜34にUSBデバイスが接続されている場合、USBデバイスがUSBレガシー処理の対象となるデバイスであるか否かを判定する。
ここで、USBレガシー処理とは、USBコントローラ201およびUSBデバイスを直接的に制御する機能を有しないシステムBIOS300を補助するために、USBコントローラ201およびUSBデバイスからの信号をシステムBIOS300が制御可能なPS/2やINT13hなどの形式の信号に変換する処理のことである。このUSBレガシー処理により、BIOS300はUSBコントローラ201およびUSBデバイスを従前のデバイスとして取り扱うことが可能となる。なお、以下の説明では、USBコントローラ201およびUSBデバイスからの信号をPS/2やINT13hの形式の信号へ変換する処理を、レガシーエミュレーション処理と呼ぶ。
前述したとおり、レガシー対象判定部304は、接続ポート31〜34に接続されたUSBデバイスがUSBキーボード、USBマウス、USBメモリなどのUSBレガシー処理の対象となるUSBデバイスであるか否かを判定する。併せて、レガシー対象判定部304は、接続ポート31〜34に接続されたUSBデバイスがオペレーティングシステムを格納可能な種別のUSBデバイスであるか否か、言い換えれば、接続ポート31〜34に接続されたUSBデバイスがUSBメモリなどのUSBストレージデバイスであるか否かを判定する。
レガシー処理実行部306は、USBレガシー処理の対象となるUSBデバイスが接続されている場合には、USBレガシー処理を実行する。USBレガシー処理が実行されることにより、レガシーエミュレーション処理が実行されて、システムBIOS300がUSBキーボード、USBマウス、USBメモリなどのUSBデバイスを制御可能な状態となる。このため、システムBIOS300を実行中のコンピュータ10において、USBキーボード、USBマウス、USBメモリなどのUSBデバイスが利用可能となる。
一方、レガシー処理実行部306は、USBレガシー処理の対象となるUSBデバイスが接続されていない場合には、USBレガシー処理を終了する。この場合、レガシーエミュレーション処理が実行されないため、システムBIOS300がUSBキーボード、USBマウス、USBメモリなどのUSBデバイスを制御不能な状態となる。このため、システムBIOS300を実行中のコンピュータ10において、USBキーボード、USBマウス、USBメモリなどのUSBデバイスが利用不能となる。
起動処理部308は、ブートデバイスからオペレーティングシステムを読み出して、コンピュータ10をブートアップする処理を実行する。起動処理部308は、ハードディスク117がブートデバイスとして設定されている場合には、ハードディスク117からオペレーティングシステムを主メモリ113に読み出して、オペレーティングシステムを起動する。一方、起動処理部308は、USBメモリ100がブートデバイスとして設定されている場合には、USBメモリ100からオペレーティングシステムを主メモリ113に読み出して、オペレーティングシステムを起動する。
なお、Windows VISTA(登録商標)などの新しいタイプのオペレーティングシステムは、ハードディスク117から主メモリ113に読み出されて起動される場合もあるし、USBメモリ100から主メモリ113に読み出されて起動される場合もある。一方、旧いタイプのオペレーティングシステムは、USBメモリ100から主メモリ113に読み出されて起動されることは想定されておらず、殆どの場合、ハードディスク117から主メモリ113に読み出されて起動される。
オペレーティングシステムがWindows VISTA(登録商標)などの新しいタイプである場合には、オペレーティングシステムはUSBデバイスの制御をシステムBIOS300から引き取る機能を有する。このため、オペレーティングシステムは、ハードディスク117またはUSBメモリ100から読み出されて起動された後に、USBデバイスの制御をシステムBIOS300から円滑に引き取ることができる。よって、オペレーティングシステムは、起動後にUSBデバイスを正常に使用することができる。
一方、オペレーティングシステムが旧いタイプである場合には、オペレーティングシステムはUSBデバイスの制御をシステムBIOS300から引き取る機能を有しない。但し、本実施形態では、旧いタイプのオペレーティングシステムがハードディスク117から読み出されて起動された場合には、レガシー処理実行部306によりレガシー処理は強制的に終了されるため、旧いタイプのオペレーティングシステムは、USBコントローラ201およびUSBデバイスを初期化した後に、USBコントローラ201およびUSBデバイスを制御することができる。よって、オペレーティングシステムは、起動後にUSBデバイスを正常に使用することができる。
次に、図4を参照して、パーソナルコンピュータ10の起動時におけるシステムBIOSのUSBレガシー処理について説明する。
ステップ401において、システムBIOSは、USBレガシー処理を開始する。ここで、システムBIOSは、USBコントローラ201をBIOS制御用に初期化する。この初期化処理において、システムBIOSは、USBコントローラ201に内蔵されるレジスタにおいて、BIOS制御フラグを“1”に設定すると共に、OS制御フラグを“0”に設定する。この結果、システムBIOSがUSBデバイスを制御可能な状態となる。
なお、BIOS制御フラグの“0”は、システムBIOSがUSBデバイスを制御していないことを示しており、BIOS制御フラグの“1”は、システムBIOSがUSBデバイスを制御していることを示している。また、OS制御フラグの“0”は、オペレーティングシステムがUSBデバイスを制御していないことを示しており、OS制御フラグの“1”は、オペレーティングシステムがUSBデバイスを制御していることを示している。
次に、ステップ402において、システムBIOSは、パーソナルコンピュータ10の接続ポート31〜34にUSBデバイスが接続されているか否かを判別し、接続ポート31〜34にUSBデバイスが接続されている場合にはUSBデバイスの種別を判別する。
次に、ステップ403において、システムBIOSは、接続ポート31〜34に接続されたUSBデバイスが、USBキーボード、USBマウス、USBメモリなどのUSBレガシー処理の対象となるUSBデバイスであるか否かを判定する。ここで、接続ポート31〜34にUSBレガシー処理の対象となるUSBデバイスが接続されていることが判定された場合には、システムBIOSの処理はステップ404に進む。一方、接続ポート31〜34にUSBレガシー処理の対象となるUSBデバイスが接続されていないことが判定された場合には、システムBIOSの処理はステップ406に進む。
次に、ステップ404において、システムBIOSは、レガシーエミュレーション処理を実行する。例えば、システムBIOSは、接続ポート31〜34に接続されたUSBキーボードやUSBマウスをPS/2キーボードやPS/2マウスであるかのように見せかけるために、USBキーボードやUSBマウスから出力された信号を変換する。また、システムBIOSは、接続ポート31〜34に接続されたUSBメモリをINT13h制御ストレージデバイスであるかのように見せかけるために、USBメモリから出力された信号を変換する。この結果、コンピュータ10においてUSBデバイスが利用可能となる。
システムBIOSの処理はステップ404からステップ405に進む。なお、ステップ405の処理は必須の処理ではないため、システムBIOSの処理はステップ404からステップ407に進む場合もある。
システムBIOSの処理がステップ404からステップ405に進んだ場合には、ステップ405において、システムBIOSは、接続ポート31〜34に接続されたUSBデバイスがオペレーティングシステムを格納可能な種別のUSBデバイスであるか否かを判定する。言い換えれば、システムBIOSは、接続ポート31〜34に接続されたUSBデバイスがUSBメモリなどのUSBストレージデバイスであるか否かを判定する。
ここで、接続ポート31〜34に接続されたUSBデバイスが、USBメモリなどのUSBストレージデバイスを含んでいる場合には、システムBIOSの処理はステップ407に進む。一方、接続ポート31〜34に接続されたUSBデバイスが、USBキーボードやUSBマウスのみであり、USBメモリなどのUSBストレージデバイスでない場合には、システムBIOSの処理はステップ406に進む。
システムBIOSの処理がステップ403からステップ406に進んだ場合には、ステップ406においてシステムBIOSはUSBレガシー処理を終了する。この結果、USBコントローラ201のレジスタのBIOS制御フラグは“1”から“0”に変更される。ここでUSBレガシー処理を終了しても、ステップ403においてUSBレガシー処理の対象となるUSBデバイスが接続されていないことが確認されているのであるから、USBデバイスが制御できないといった問題は生じない。その後、システムBIOSの処理は、ステップ407に進む。
また、システムBIOSの処理がステップ405からステップ406に進んだ場合には、ステップ406においてシステムBIOSはUSBレガシー処理を終了する。この結果、USBコントローラ201のレジスタのBIOS制御フラグは“1”から“0”に変更される。ここでUSBレガシー処理を終了しても、ステップ405においてUSBストレージデバイスが接続されていないことが確認されているのであるから、USBストレージデバイスがブートデバイスであることはない。よって、USBストレージデバイスからオペレーティングシステムを読み出すことはないといった問題は生じない。その後、システムBIOSの処理は、ステップ407に進む。
システムBIOSの処理がステップ404,405または406からステップ407に進んだ場合には、ステップ407において、システムBIOSは、ブートデバイスからオペレーティングシステムを主メモリ113に読み込んで、主メモリ113に読み込まれたオペレーティングシステムをCPU111に起動させる。
ここで、Windows VISTA(登録商標)などの新しいタイプのオペレーティングシステムが起動された場合には、新しいタイプのオペレーティングシステムは、USBコントローラ201のレジスタのOS制御フラグを“0”から“1”に変更する。これと同時に、新しいタイプのオペレーティングシステムは、システムBIOSに引き渡し要求を与えて、システムBIOSにBIOS制御フラグを“1”から“0”に変更させる。この一連の処理により、USBデバイスの制御をシステムBIOSからオペレーティングシステムのUSBドライバに円滑に引き渡すことができる。
一方、従前の旧いタイプのオペレーティングシステムが起動された場合には、ステップ406においてレガシー処理が終了されているため、システムBIOSによるUSBコントローラ201およびUSBデバイスの制御は終了している。よって、旧いタイプのオペレーティングシステムは、USBコントローラ201およびUSBデバイスを初期化してから、USBデバイスの制御を行う。この一連の処理により、USBデバイスの制御をシステムBIOSからオペレーティングシステムのUSBドライバに円滑に引き渡すことができる。
本実施形態のコンピュータ10によれば、Windows VISTA(登録商標)などの新しいタイプのオペレーティングシステムが起動される場合、従前の旧いタイプのオペレーティングシステムが起動される場合のいずれの場合でも、USBデバイスが制御不能な状態に陥ることを防止することができる。
また、本実施形態のコンピュータ10では、前述のステップ405の処理により、オペレーティングシステムの読み出し前までレガシー処理を継続してUSBキーボードなどの使用を可能とするため、ユーザは、システムBIOSの動作中にUSBキーボードやUSBマウスなどを使用することができ、例えばシステムBIOSの各種設定を行うことができる。
10…パーソナルコンピュータ、11…コンピュータ本体、12…ディスプレイユニット、31,32,33,34…接続ポート、100…外部デバイス(USBメモリ)、101…記憶メディア、111…CPU、112…ノースブリッジ、113…主メモリ、115…サウスブリッジ、117…ハードディスク、118…BIOS‐ROM、201…USBコントローラ、300…システムBIOS、302…接続検出部、304…レガシー対象判定部、306…レガシー処理実行部、308…起動処理部。
Claims (7)
- 本体と、
前記本体に設けられ、外部デバイスを着脱自在な接続ポートと、
BIOSおよびオペレーティングシステムを実行するプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、BIOS実行時に、前記接続ポートにおける外部デバイスの装着の有無を検出し、所定の外部デバイスが装着されている場合にはレガシー処理を継続すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動し、所定の外部デバイスが装着されていない場合にはレガシー処理を終了すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動することを特徴とする情報処理装置。 - 前記プロセッサは、レガシー処理の対象となる外部デバイスが装着されている場合にはレガシー処理を継続すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動し、レガシー処理の対象となる外部デバイスが装着されていない場合にはレガシー処理を終了すると共にオペレーティングシステムを読み出して起動することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、外部ストレージデバイスが装着されている場合にはレガシー処理を継続すると共に前記外部ストレージデバイスからオペレーティングシステムを読み出して起動し、外部ストレージデバイス以外の外部デバイスが装着されている場合にはレガシー処理を終了すると共に内蔵ストレージデバイスからオペレーティングシステムを読み出して起動することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記プロセッサは、外部ストレージデバイス以外の外部デバイスが装着されている場合には、オペレーティングシステムの読み出し前までレガシー処理を継続して前記外部デバイスを使用可能とし、オペレーティングシステムの読み出し時にレガシー処理を終了して内蔵ストレージデバイスからオペレーティングシステムを読み出して起動することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記オペレーティングシステムは、前記外部デバイスの制御をBIOSから引き取る機能を有するオペレーティングシステム、又は、前記外部デバイスの制御をBIOSから引き取る機能を有しないオペレーティングシステムのいずれか一方であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記外部デバイスの制御をBIOSから引き取る機能とは、前記外部デバイスがBIOSの制御下にあることを示すBIOS制御フラグ、および、前記外部デバイスがオペレーティングシステムの制御下にあることを示すOS制御フラグを書き換える機能であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記接続ポートおよび外部デバイスはユニバーサルシリアルバス規格に準拠していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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