JP2008083876A - データ管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】資源の無駄を省くことができ、来場者が製品情報を電子データとして持ち帰ることができる来場者管理システムを提供する。
【解決手段】データ管理システム11では、携帯器具23,24,25を電磁波シールドボックス26の収納部に収納した後、受付コンピュータ20が取り込んだ来場者データを無線デバイスを介してシールドボックス26の収納部に送信することで、その来場者データが携帯器具23,24,25の無線デバイスに受信かつ記憶される。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の会場を訪れた来場者の各種データを管理するデータ管理システムに関する。
顧客識別コードが付与された磁気カード(招待状)またはIDカード(招待状)を持参したイベント来場者の顧客識別コードを読み取って登録する招待状持参来場者受付登録サブシステムと、磁気カード(招待状)またはIDカード(招待状)を持参しない新規来場者が記入したOCR帳票を読み取り、その来場者に顧客識別コードが付与された磁気カード(招待状)またはIDカード(招待状)を発行して登録する新規来場者受付登録サブシステムと、各展示ブースにおける来場者データ管理サブシステムとから形成された来場者管理システムがある(特許文献1参照)。来場者データ管理サブシステムは、各展示ブースにおける来場者受付手段と、各展示ブースにおいて顧客を検索して表示する来場者照会手段と、各展示ブースにおいてカタログ請求等を記録するカード記録手段とを有する。この来場者管理システムでは、新規来場者を受け付けた場合、来場者が記入したOCR帳票を読み取り、その郵便番号と電話番号とから来場者の所属企業名、所属企業の所在地を特定する。この来場者管理システムは、イベント会場に来場した来場者の入場や退場を機械的、電気的に把握するから、主催者および来場者の双方にとって受付手続を簡易かつ迅速に行うことができる。
特開2000−207468号公報
前記公報に開示の来場者管理システムは、来場者が磁気カードまたはIDカードを所持してイベント会場の各ブースを回り、各ブースにおいてカタログや製品仕様書、製品使用説明書等の製品情報を収集する。このシステムは、磁気カードやIDカードの他に、それらカードに格納された顧客識別コードを管理する顧客識別コード管理データベースを有し、受付時にそれらカードに格納された顧客識別コードとデータベースに格納された顧客識別コードとを照合する。このシステムでは、各イベント毎に異なる顧客識別コード管理データベースが使用されるから、先のイベントに使用された磁気カードやIDカードを他のイベントで再利用することはできず、イベント終了毎にそれらカードが使い捨てられ、資源の無駄が生じていた。また、このシステムは、来場者が所持する磁気カードやIDカードに各ブースにおける製品情報を電子データとして格納することができず、カタログや製品仕様書、製品使用説明書等の大量の書類を来場者に持ち帰ってもらわなければならない。大量のそれら書類を持ち帰ることは、来場者にとって多大な負担となる。
本発明の目的は、資源の無駄を省くことができ、来場者が製品情報を電子データとして持ち帰ることができる来場者管理システムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、所定の会場を訪れた来場者の各種データを管理するデータ管理システムである。
前記前提における本発明の特徴は、データ管理システムが、近距離無線通信規格を利用することで無線通信可能な第1無線デバイスを有する受付コンピュータと、近距離無線通信規格を利用することで無線通信可能かつ各種データを記憶可能な第2無線デバイスを有する来場者用携帯器具と、電磁波を遮断する電磁波シールド材から作られて携帯器具を収納可能なシールド容器とを備え、受付コンピュータが、来場者に関する来場者データを取り込む来場者データ取込手段と、取り込んだ来場者データを第1無線デバイスを介してシールド容器の内部に送信する来場者データ送信手段と有し、第2無線デバイスが、受付コンピュータから送信された来場者データを受信する来場者データ受信手段と、受信した来場者データを記憶する来場者データ記憶手段とを有することにある。このデータ管理システムでは、携帯器具をシールド容器の内部に収納した後、受付コンピュータが取り込んだ来場者データをシールド容器の内部に送信することで、その来場者データが第2無線デバイスに受信かつ記憶される。
本発明の実施態様の一例としては、受付コンピュータが、取り込んだ来場者データを表示する来場者データ表示手段と、取り込んだ来場者データを改変する来場者データ改変手段とを有する。このデータ管理システムでは、受付コンピュータが来場者データ改変手段を介して来場者データを改変した後、改変した来場者データをシールド容器の内部に送信することで、改変された来場者データが第2無線デバイスに受信かつ記憶される。
本発明の実施態様の他の一例としては、受付コンピュータが、第2無線デバイスに記憶された来場者データを第1デバイスを介して消去する来場者データ消去手段を有する。このデータ管理システムでは、携帯器具をシールド容器の内部に収納した後、第2無線デバイスに記憶された来場者データを該第2無線デバイスから消去する。
本発明の実施態様の他の一例としては、近距離無線通信規格が無線Lanジグビー(ZigBee)(登録商標)であり、近距離無線通信規格における第1無線デバイスと第2無線デバイスとの間の通信速度が20〜250KB/s、近距離無線通信規格における利用周波数帯域が2.4GHzである。
本発明の実施態様の他の一例としては、第1無線デバイスと第2無線デバイスとの通信時における消費電力が60mW以下である。
本発明に係るデータ管理システムによれば、受付コンピュータが第1無線デバイスを介して来場者データを送信し、その来場者データを来場者用携帯器具の第2デバイスが受信かつ記憶することで、会場入場時の受付手続が完了する。ゆえに、背景技術の来場者管理システムと異なり、磁気カードやIDカードに格納された顧客識別コードと顧客識別コード管理データベースに格納された顧客識別コードとを照合する必要はなく、顧客識別コードを管理する顧客識別コード管理データベースを必要としないから、第2デバイスを有する来場者用携帯器具を異なる他の会場において再利用することができ、資源の無駄を省くことができる。このシステムは、受付コンピュータの第1無線デバイスから送信された来場者データがシールド容器から容器の外側に漏出することはなく、来場者データがシールド容器の内部に収納された来場者用携帯器具の第2無線デバイスにのみ記憶される。ゆえに、複数の携帯器具が受付に置かれていたとしても、シールド容器の内部に発信された来場者データが他の携帯器具に記憶されてしまうことはなく、来場者データの不用意な漏出を防ぐことができる。
受付コンピュータが取り込んだ来場者データを改変した後、改変した来場者データをシールド容器の内部に送信することで、改変された来場者データが来場者用携帯器具の第2無線デバイスに受信かつ記憶されるデータ管理システムは、受付時に受付コンピュータにおいて来場者データの誤りを訂正することができ、誤った来場者データが第2無線デバイスに記憶されてしまうことを防ぐことができる。システムは、受付コンピュータにおいて来場者データとしてあらたな項目を追加することや来場者データから所定の項目を削除することができ、受付コンピュータを使用して多種多様な来場者データを来場者用携帯器具の第2無線デバイスに記憶させることができる。このシステムは、異なる他の会場において来場者データの変更、追加、削除を自由に行うことができ、来場者データとして多種多様な情報を来場者用携帯器具の第2無線デバイスに記憶させることができるから、異なる他の会場において異なる各種の来場者データを自由に設定かつ使用することができる。このシステムは、来場者用携帯器具を異なる他の会場において再利用することができ、資源の無駄を省くことができる。
来場者用携帯器具をシールド容器の内部に収納した後、第2無線デバイスに記憶された来場者データを該第2無線デバイスから消去するデータ管理システムは、第2無線デバイスにおける来場者データの継続保持を希望しない来場者の来場者データを第2無線デバイスから消去することができ、来場者用携帯機器の紛失や盗難による来場者データの不正な漏出を防ぐことができる。システムは、来場者用携帯器具をシールド容器の内部に収納した状態で第2無線デバイスに記憶された来場者データを消去するから、他の携帯器具の消去対象以外の第2無線デバイスに記憶された来場者データを消去することはなく、来場者データの不用意な消去を防ぐことができる。このシステムは、あらたな会場において来場者用携帯器具の第2無線デバイスに再度来場者データを記憶させることができ、または、既に記憶されている来場者データを他のあらたな会場において使用することができるから、携帯器具を異なる他の会場において再利用することができ、資源の無駄を省くことができる。
近距離無線通信規格が無線Lanジグビー(ZigBee)であるデータ管理システムは、無線Lanジグビーを利用することで1つの受付コンピュータの第1無線デバイスが来場者用携帯器具の複数の第2無線デバイスと通信することができ、複数の来場者が受付に訪れたとしても、受付コンピュータがそれら来場者に関する来場者データのすべてを第2無線デバイスに送信することができる。このシステムは、第1無線デバイスと第2無線デバイスとの通信時における消費電力が60mW以下であるから、第1デバイスや第2デバイスの長期間の使用が可能であり、充電間隔や電池交換時期を大幅に延長することができる。
添付の図面を参照し、本発明に係るデータ管理システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、データ管理システム11を利用した一例として示す会場運営システム10の概略構成図であり、図2は、一例として示すデータ管理システム11の概略構成図である。図3は、一例として示すアダプタ22の概略構成図である。図1では、来場者用携帯器具23,24,25および電磁波シールドボックス26の図示を省略している。会場運営システム10は、データ管理システム11と、展示会場19(建物)を提供する管理事務局12に設置された中央管理コンピュータ13と、各ブース14,15,16,17に設置された複数台のブースコンピュータ18とから形成されている。データ管理システム11を含む会場運営システム10は、各企業(各ブース14,15,16,17の出展者、主催者、管理者)が新製品や新技術の紹介を行う展示会場19において利用される。
データ管理システム11は、アダプタ22が着脱可能に取り付けられた複数台の受付コンピュータ20,21と、各種複数の来場者用携帯器具23,24,25と、それら携帯器具23,24,25を収納可能な電磁波シールドボックス26(シールド容器)とから形成されている。ブースコンピュータ18と受付コンピュータ20,21とは、インターフェイス(有線または無線)を介して中央管理コンピュータ13に接続されている。携帯器具23,24,25には、アダプタ23やUSBフラッシュ・メモリ24、ストラップ付き名刺ホルダ25が使用される(図4,図6,図7参照)。それら携帯器具23,24,25は、来場者(個人や企業の担当者、官公庁関係者等)に所持させる。なお、会場運営システム10やデータ管理システム11は、展示会場のみならず、イベント会場や催事会場、セミナー会場、講演会場でも利用することができる。
展示会場19は、入口27および出口28を有する所定面積の建物の内部に施設されている。展示会場19外側の入口27近傍には入場受付29が設置され、展示会場19外側の出口28近傍には退場受付30が設置されている。なお、展示会場19が屋外に施設される場合もある。展示会は、各分野の複数の企業が集まって開催され、通常2〜5日間連続して実施される。展示会では、その種別毎に出展企業が変わり、その都度展示会場19のレイアウトやブース配置が設計され、あらたなレイアウトやブース配置に基づいて会場19が設定される。展示会場19に作られたそれらブース14,15,16,17は、それぞれ敷地面積(容積)が異なる。それらブース14,15,16,17どうしの間には、通路31が形成されている。
来場者は、入場受付29において受付手続を行った後、携帯器具23,24,25を所持して入口27から会場19に入り、各ブース14,15,16,17を回る。来場者は、各ブース14,15,16,17において各企業の展示製品を展覧し、製品の説明等を受けた後、出口28から会場19を出る。各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者は、自社製品をアピールするため、来場者に関する来場者データの提供やアンケートに対する回答を依頼し、来場者データを提供した来場者にカタログや粗品を渡す。製品に興味を持った来場者は、ブース14,15,16,17の係員に自己の要望事項を伝える。ブース14,15,16,17の係員は、来場者の要望事項に対応する要望対応データを来場者に提供する。各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者は、ブース14,15,16,17において来場者に好印象を与えることや来場者データを有効に活用することで、商機をつかむことができる。
来場者データには、特定の来場者データを他のそれと識別するための来場者データ識別区分番号、来場者用携帯器具23,24,25を器具毎に特定する携帯器具識別番号、来場日付、来場者の氏名または名称、来場者の住所または居所、来場者の郵便番号および電話番号、来場者が勤務する会社名(官公庁を含む)、会社の住所、会社の郵便番号および電話番号、E−mailアドレス、URL等がある。要望事項には、会社内容請求、製品詳細説明請求、カタログ請求、製品仕様書請求、製品使用説明書請求、見積請求、商談要求、メールアドレス請求、URL請求、試供品提供等がある。要望対応データには、会社内容の電子情報、製品詳細説明の電子情報、カタログの電子情報、製品仕様書の電子情報、製品使用説明書の電子情報、E−mailアドレス、URL等がある。
受付コンピュータ20,21は、中央処理部(CPUまたはMPU)と大容量ハードディスク(メモリ)とを有するパーソナルコンピュータである。受付コンピュータ20は入場受付29に配置され、受付コンピュータ21は退場受付30に配置されている。それら受付コンピュータ20,21には、キーボードやスキャナ、マウス、バーコードリーダ等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイス(有線または無線)を介して接続されている。受付コンピュータ20では、来場者の登録手続や来場者データを各携帯器具23,24,25に格納する格納手続等を行う。受付コンピュータ21では、来場者データを各携帯器具23,24,25から消去する消去手続を行う。
受付コンピュータ20,21に取り付けられたアダプタ22は、近距離無線通信規格を利用可能な無線デバイス32(第1無線デバイス)と、無線デバイス32にインターフェイス33を介して接続されたコネクタ34と、アダプタ22の外形を画成するハウジング35とから形成されている。無線デバイス32は、IC36と、IC36にインターフェイス33を介して接続されたバッテリー37(電池)とから形成されている。IC36は、メモリ38とマイクロプロセッサ39とを備え、記憶機能や近距離無線通信機能等を有する。無線デバイス32は、近距離無線通信規格を利用することで無線通信可能、かつ、各種データを記憶可能である。IC36とバッテリー37とは、ハウジング35の内部に収納されている。コネクタ34は、ハウジング35の端部からハウジング35の外側に露出している。アダプタ22を受付コンピュータ20,21に接続するには、受付コンピュータ20,21の接続端子にアダプタ22のコネクタ34を嵌め込む。
受付コンピュータ20,21のハードディスクには、所定の手段を受付コンピュータ20,21に実行させるためのアプリケーションプログラムが格納されている。アプリケーションプログラムは、それを記憶した記憶媒体から受付コンピュータ20,21のハードディスクにインストールされる。なお、記憶媒体としては、CD−ROM等の光ディスク、半導体メモリ、磁気ディスクがある。受付コンピュータ20,21の中央処理部は、ハードディスクに記憶されたオペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリからアプリケーションプログラムを起動する。中央処理部は、起動したアプリケーションプログラムに従って、受付手続時における来場者の来場者データを取り込む来場者データ取込手段、取り込んだ来場者データをディスプレイに表示する来場者データ表示手段を実行する。中央処理部は、取り込んだ来場者データを改変する来場者データ改変手段、来場者データをハードディスクに格納する来場者データ記憶手段、来場者データをアダプタ22を介して各携帯器具23,24,25に送信する来場者データ送信手段を実行する。中央処理部は、各携帯器具23,24,25に記憶された来場者データを消去する来場者データ消去手段、来場者データを中央管理コンピュータ13に出力する来場者データ出力手段を実行する。
図4は、携帯電話40およびアダプタ23の斜視図である。図4では、コネクタ34を介してアダプタ23と携帯電話40とが電気的に接続された状態を二点鎖線で示す。携帯電話40には、図4に示すように、アダプタ23が着脱可能に取り付けられる。アダプタ23は、アダプタ22と同様に、近距離無線通信規格を利用可能な無線デバイス32(第2無線デバイス)と、無線デバイス32にインターフェイス33を介して接続されたコネクタ34と、アダプタ23の外形を画成するハウジング35とから形成されている(図3参照)。無線デバイス32は、IC36と、IC36にインターフェイス33を介して接続されたバッテリー37(電池)とから形成されている。IC36は、メモリ38とマイクロプロセッサ39とを備え、記憶機能や近距離無線通信機能等を有する。無線デバイス32は、近距離無線通信規格を利用することで無線通信可能、かつ、各種データを記憶可能である。IC36とバッテリー37とは、ハウジング35の内部に収納されている。コネクタ34は、ハウジング35の端部からハウジング35の外側に露出している。携帯電話40にアダプタ23を接続するには、携帯電話40の接続端子にコネクタ34を嵌め込む。
無線デバイス32のマイクロプロセッサ39は、メモリ38に格納されたオペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリ38からアプリケーションプログラムを起動し、プログラムに従って後記する各手段を実行する。マイクロプロセッサ39は、実行する各手段に対応したアプリケーションプログラムをメモリ38から随時読み込んで解読し、必要なコマンドを携帯電話40に出力する。マイクロプロセッサ39は、展示会場19に来場した来場者に関する来場者データを受信する来場者データ受信手段、受信した来場者データをメモリ38に記憶する来場者データ記憶手段を実行する。マイクロプロセッサ39は、メモリ38に記憶した来場者データを携帯電話40のディスプレイ41に表示する来場者データ表示手段、携帯電話40の数字ボタン42を介して来場者データを送信する来場者データ送信手段を実行する。マイクロプロセッサ39は、携帯電話40の数字ボタン42を介して所定の要望事項の指定をブースコンピュータ18に送信する要望事項指定送信手段、ブースコンピュータ18から要望事項を受信する要望事項受信手段、各ブース14,15,16,17において取得した要望事項データをメモリ38に記憶する要望事項記憶手段を実行する。マイクロプロセッサ39は、ブースコンピュータ18から要望対応データを受信する要望対応データ受信手段、要望対応データをメモリ38に記憶する要望対応データ記憶手段を実行する。
図5は、USBフラッシュ・メモリ24の斜視図であり、図6は、ストラップ付き名刺ホルダ25の斜視図である。図7は、USBフラッシュ・メモリ24や名刺ホルダ25に取り付けられた無線デバイス43,44の概略構成図である。USBフラッシュ・メモリ24には、近距離無線通信規格を利用可能な無線デバイス43(第2無線デバイス)が取り付けられている。無線デバイス43は、USBフラッシュ・メモリ24の外形を画成するハウジング45の内部に収納され、フラッシュ・メモリ24の基本制御装置(図示せず)にインターフェイスを介して電気的に接続されている。無線デバイス43は、IC46と、IC46にインターフェイス47を介して接続されたバッテリー48(電池)とから形成されている。IC46は、メモリ49とマイクロプロセッサ50とを備え、記憶機能や近距離無線通信機能等を有する。無線デバイス43は、近距離無線通信規格を利用することで無線通信可能、かつ、各種データを記憶可能である。
ストラップ付き名刺ホルダ25には、近距離無線通信規格を利用可能な無線デバイス44(第2無線デバイス)が取り付けられている。無線デバイス44は、ホルダ25の上部ポケット51に収納固着されている。ホルダ25の下部ポケット52には、来場者の名刺(図示せず)が挿脱可能に収納されている。無線デバイス44は、IC46と、IC46にインターフェイス47を介して接続されたバッテリー48(電池)とから形成されている。IC46は、メモリ49とマイクロプロセッサ50とを備え、記憶機能や近距離無線通信機能等を有する。無線デバイス44は、近距離無線通信規格を利用することで無線通信可能、かつ、各種データを記憶可能である。IC46とバッテリー48とは、ハウジング53の内部に収納されている。来場者は、ストラップ54を首にかけ、ホルダ25を胸元に吊す。
それら無線デバイス43,44のマイクロプロセッサ50は、メモリ49からアプリケーションプログラムを起動し、起動したプログラムに従って、展示会場に来場した来場者に関する来場者データを受信する来場者データ受信手段、受信した来場者データをメモリ49に記憶する来場者データ記憶手段、メモリ49に記憶した来場者データを送信する来場者データ送信手段を実行する。マイクロプロセッサ50は、ブースコンピュータ18から要望事項を受信する要望事項受信手段、各ブース14,15,16,17おいて取得した要望事項をメモリ49に記憶する要望事項記憶手段を実行する。マイクロプロセッサ50は、ブースコンピュータ18から要望対応データを受信する要望対応データ受信手段、要望対応データをメモリ49に記憶する要望対応データ記憶手段を実行する。
図8,9は、一例として示す電磁波シールドボックス26の斜視図である。図8,9では、縦方向を矢印A、横方向を矢印Bで示し、前後方向を矢印Cで示す。図8,9に示すシールドボックス26は、電磁波を遮断する電磁波シールド材で作られた六面体の箱であり、頂壁55および底壁56と、それら頂底壁55,56間に延びる側壁57とから形成されている。それら壁55,56,57に囲まれた内部には、アダプタ23、USBフラッシュ・メモリ24、ストラップ付き名刺ホルダ25の各携帯器具23,24,25を収納する収納部58が画成されている。収納部58には、受付コンピュータ20,21に取り付けられたアダプタ22から延びるアンテナ59が配置されている。なお、ボックス26の形状を図示のそれらに限定するものではなく、壁に囲まれた収納部が画成されていれば、ボックス26の形状に特に限定はない。
図8のボックス26の頂壁55には、前後方向へスライド可能な蓋60が取り付けられている。蓋60には、取っ手61が取り付けられている。蓋60は、その両側縁部が頂壁55に形成された溝62に嵌め込まれている。このボックス26では、取っ手61を把持して蓋60を後方へスライドさせると、頂壁55に開口63が形成される。後方へスライドさせた蓋60を前方へスライドさせると、開口63を閉じることができる。図9のボックス26の頂壁55には、蝶番(図示せず)を介して旋回蓋64が取り付けられている。蓋64には、取っ手65が取り付けられている。このボックス26では、取っ手65を把持して旋回蓋64を上方へ旋回させることで蓋64が開き、上方へ旋回させた蓋64を下方へ旋回させることで蓋64を閉めることができる。なお、図示はしていないが、シールドボックス26の外側に延びるアダプタ22のアンテナ59には電磁波シールド材によるシールド処理が施されている。
電磁波シールド材の一例としては、炭素鋼板、ステンレス鋼板、銅板、下地(鋼板,プラスチック板,フィルム等)の外面に銅箔を貼り付けた板材、下地(鋼板,プラスチック板,フィルム等)の外面にアルミ箔を貼り付けた板材を使用することができる。電磁波シールド材の他の一例としては、合成繊維の表面に銅やニッケルをメッキした導電性繊維を使用することができる。導電性繊維は、その複数を下地(鋼板,プラスチック板,フィルム等)の外面に固着して使用する。電磁波シールド材の他の一例としては、金を蒸着させたフィルムを貼り付けたシールドガラス、銀等の金属膜をスパッタしたシールドガラス、ポリエステル繊維にニッケルをメッキした導電性メッシュを2枚のガラスで挟んだシールドガラスを使用することができる。シールドボックス26は、それら電磁波シールド材の少なくとも1つを材料として作られている。ゆえに、ボックス26の収納部58から外側に電磁波(電波)が漏出することはない。なお、シールド材の接合部分には、ガスケットを挿入する。ガスケットには、ニッケル合金、ベリリュウムカッパ、ステンレス鋼等を使用することができる。
中央管理コンピュータ13は、中央処理部(CPUまたはMPU)と大容量ハードディスク(メモリ)とを有するパーソナルコンピュータであり、統合管理データベース66が接続されている。中央管理コンピュータ13には、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイス(有線または無線)を介して接続されている。ハードディスクには、所定の手段を中央管理コンピュータ13に実行させるためのアプリケーションプログラムが格納されている。アプリケーションプログラムは、それを記憶したCD−ROM等の光ディスク(記憶媒体)から中央管理コンピュータ13のハードディスクにインストールされる。
中央管理コンピュータ13の中央処理部は、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、ハードディスクに格納されたアプリケーションプログラムを起動する。中央処理部は、起動したアプリケーションプログラムに従って、受付コンピュータ20から出力された来場者データを統合管理データベース66に格納する受付来場者データ格納手段、ブースコンピュータ18から出力された来場者データを統合管理データベース66に格納するブース来場者データ格納手段を実行する。中央処理部は、来場者が各ブース14,15,16,17において選択した要望事項を統合管理データベース66に格納する要望事項格納手段、来場者によって選択された要望事項に対応する要望対応データを統合管理データベース66に格納する要望対応データ格納手段を実行する。中央処理部は、来場者の各ブース14,15,16,17への入場時間および各ブース14,15,16,17からの退場時間を統合管理データベース66に格納する入退場時間格納手段、各ブース14,15,16,17における来場者の滞在時間を統合管理データベース66に格納する滞在時間格納手段を実行する。
中央管理コンピュータ13の中央処理部は、各ブースコンピュータ18から出力された各種データを収集し、それらデータ(来場者データと要望事項と入退場時間と滞在時間とのうちの少なくとも来場者データおよび要望事項)を各ブース14,15,16,17毎に一纏めにした一覧表を作成する作表手段、作表手段を介して作成した一覧表を出力する表出力手段、来場者が回った各ブース14,15,16,17の時系列的な経路を生成する経路生成手段、経路生成手段を介して生成した経路を出力する経路出力手段とを実行する。中央処理部は、各ブースコンピュータ18から出力された各種データや経路生成手段を介して生成された来場者の経路データ、作表手段を介して作成された一覧表を記憶するデータ記憶手段、来場者データ等の各種データをディスプレイやプリンタを介して出力するデータ出力手段を実行する。
統合管理データベース66は、中央管理コンピュータ13からのデータ転送指令に基づいて各種データを中央管理コンピュータ13に転送し、中央管理コンピュータ13からのデータ格納指令に基づいて各種データを格納する。統合管理データベース66には、事前に登録を行った来場者の来場者データが格納されている。また、統合管理データベース66には、当日に展示会場19において受付手続を行った来場者の来場者データが格納される。さらに、ブースコンピュータ18や受付コンピュータ20から出力された来場者データや経路生成手段を介して生成された経路データ、作表手段を介して作成した一覧表等がその都度格納される。なお、統合管理データベース66には、各ブース14,15,16,17を識別するためのブース識別番号と、それらブース識別番号に対応したブース出展者、主催者、管理者の氏名または名称とが格納されている。
ブースコンピュータ18は、中央処理部(CPUまたはMPU)と大容量ハードディスク(メモリ)とを有するパーソナルコンピュータである。ブースコンピュータ18には、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイス(有線または無線)を介して接続されている。ハードディスクには、所定の手段をブースコンピュータ18に実行させるためのアプリケーションプログラムが格納されている。アプリケーションプログラムは、それを記憶したCD−ROM等の光ディスク(記憶媒体)からブースコンピュータ18のハードディスクにインストールされる。なお、図1では、各ブース14,15,16,17にブースコンピュータ18が1台設置されているが。1つのブース14,15,16,17に複数台のブースコンピュータ18が設置される場合もある。
ブースコンピュータ18には、アダプタ67が着脱可能に接続されている。アダプタ67は、近距離無線通信規格を利用可能な無線デバイス32を有するアダプタ22と同一であるから、図3を援用することで、その説明は省略する。アダプタ67をブースコンピュータ18に接続するには、ブースコンピュータ18の接続端子にアダプタ67のコネクタ34を嵌め込む。なお、それら無線デバイス32,43,44は、その構成部品としてIC36,46を使用しているが、IC36,46の他に、ゲートアレイやフィールドプログラマブルゲートアレイ、専用ハードウェアのうちのいずれかを使用することもできる。
ブースコンピュータ18の中央処理部は、ハードディスクに記憶されたオペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリからアプリケーションプログラムを起動する。中央処理部は、起動したアプリケーションプログラムに従って、携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44から送信された来場者データをアダプタ67を介して受信する来場者データ受信手段、受信した来場者データをディスプレイに表示する来場者データ表示手段、受信した来場者データをハードディスクに記憶する来場者データ記憶手段を実行する。中央処理部は、複数の要望事項をディスプレイに表示する要望事項表示手段、来場者が選択した要望事項をハードディスクに記憶する要望事項記憶手段、来場者が選択した要望事項をアダプタ67を介して携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に送信する要望事項送信手段を実行する。中央処理部は、来場者によって選択された要望事項に対応する要望対応データをアダプタ67を介して携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に送信する要望対応データ送信手段、送信した要望対応データをハードディスクに記憶する要望対応データ記憶手段を実行する。
ブースコンピュータ18の中央処理部は、来場者の各ブース14,15,16,17への入場時間と各ブース14,15,16,17からの退場時間とを記憶する入退場時間記憶手段、各ブース14,15,16,17における来場者の滞在時間を記憶する滞在時間記憶手段を実行する。さらに、中央処理部は、記憶した来場者データや来場者が選択した要望事項データ、要望事項に対応する要望対応データ、来場者のブース14,15,16,17への入場時間データおよび来場者のブース14,15,16,17からの退場時間データ、ブース14,15,16,17における来場者の滞在時間データを中央管理コンピュータ13に出力するデータ出力手段を実行する。なお、ブースコンピュータ18のハードディスクには、各種の要望事項や各種の要望対応データがあらかじめ格納されている。
それら無線デバイス32,43,44が実行する近距離無線通信規格には、無線Lanジグビー(ZigBee)(登録商標)が利用されている。無線Lanジグビーは通信コストが安価で消費電力が少ない近距離無線通信規格であり、物理層にIEEEが使用され、2.4GHz帯の周波数帯域を16のチャネルに分割して利用する。無線Lanジグビーのデータ転送速度は最大で250kbpsであり、データ転送距離は1〜100mである。無線Lanジグビーは、相互に接続するマルチホッピング機能により、64000個の機器を接続することができ、すべてを無線でコントロール可能なネットワークを構築することができる。
図10は、入場時における受付手続の一例を示す図である。展示会開催日以前に登録を行った事前登録の来場者の受付手続の一例は、以下のとおりである。事前登録済の来場者は、所持する招待状を受付係員に渡す。受付係員は、受け取った招待状に文字情報として表示された来場者データをスキャナで読み込む。スキャナで読み込まれた来場者データは、スキャナから受付コンピュータ20へ出力され、受付コンピュータ20に取り込まれる(来場者データ取込手段)。受付コンピュータ20は、取り込んだ来場者データをディスプレイに表示する(来場者データ表示手段)。来場者は、ディスプレイに表示された来場者データを見ることで、来場者データの正誤を確認する。来場者データの確認の結果、それが正しい場合、受付コンピュータ20は、取り込んだ来場者データを電子データ化してハードディスクに格納するとともに(来場者データ記憶手段)、来場者データを電子データとして中央管理コンピュータ13に出力する(来場者データ出力手段)。
来場者データに誤りがある場合は、受付係員がキーボードやマウス等の入力装置を介して来場者データを正しく改変する(来場者データ改変手段)。ここで、来場者データの改変には、データの変更、追加、削除がある。来場者データが正しく改変された後、受付コンピュータ20は、改変された来場者データを電子データ化してハードディスクに格納するとともに(来場者データ記憶手段)、その来場者データを電子データとして中央管理コンピュータ13に出力する(来場者データ出力手段)。また、来場者データに追加する項目がある場合や来場者データから削除する項目がある場合は、キーボードやマウス等の入力装置を介して来場者データにあらたな項目を追加し、または、来場者データから所定の項目を削除する(来場者データ改変手段)。項目の追加または項目の削除が行われた後、受付コンピュータ20は、項目追加または項目削除後の来場者データを電子データ化してハードディスクに格納するとともに(来場者データ記憶手段)、その来場者データを電子データとして中央管理コンピュータ13に出力する(来場者データ出力手段)。
事前登録の来場者の受付手続の他の一例は、以下のとおりである。事前登録済の来場者は、所持する招待状を受付係員に渡す。受付係員は、受け取った招待状に表示されたバーコードをバーコードリーダを介して読み込む。バーコードには、来場者の来場者データが格納されている。バーコードリーダで読み込まれた来場者データは、バーコードリーダから受付コンピュータ20へ出力され、受付コンピュータ20に取り込まれる(来場者データ取込手段)。受付コンピュータ20では、取り込んだ来場者データをディスプレイに表示し(来場者データ表示手段)、来場者データを電子データ化してハードディスクに格納するとともに(来場者データ記憶手段)、来場者データを電子データとして中央管理コンピュータ13に出力する(来場者データ出力手段)。なお、来場者データに誤りがある場合の手続、来場者データに追加する項目がある場合の手続、来場者から削除する項目がある場合の手続等の来場者データの改変手続は既述のとおりである。
中央管理コンピュータ13は、受付コンピュータ20から出力された来場者データを統合管理データベース66に事前に格納された来場者データと照合し、事前に登録が行われていることを確認する。事前登録が行われている場合、中央管理コンピュータ13は、受付コンピュータ20から出力された来場者データに受付済みフラグと日付データとを設定し、受付済みフラグや日付データとともに来場者データを統合管理データベース66に格納する(受付来場者データ格納手段)。来場者データの改変が行われた場合、中央管理コンピュータ13は、改変された来場者データに受付済みフラグと日付データとを設定し、受付済みフラグや日付データとともにその来場者データを統合管理データベース66に格納する(受付来場者データ格納手段)。
事前登録の来場者の受付手続の他の一例は、以下のとおりである。事前登録済の来場者は、所持する招待状を受付係員に渡す。受付係員は、受け取った招待状に表示されたバーコードをバーコードリーダを介して読み込む。バーコードには、来場者の名前と来場者識別コードとの少なくとも一方が格納されている。バーコードリーダで読み込まれた来場者の名前や来場者識別コードは、バーコードリーダから受付コンピュータ20へ出力され、受付コンピュータ20から中央管理コンピュータ13に出力される。中央管理コンピュータ13では、受付コンピュータ20から出力された来場者の名前や来場者識別コードとあらかじめ統合管理データベース66に格納された来場者の名前や来場者識別コードとを照合する。中央管理コンピュータ13は、照合の結果、来場者の名前や来場者識別コードが互いに合致すると、合致した名前や来場者識別コードの名刺データを統合管理データベース66から抽出し、抽出した名刺データを受付コンピュータ20に出力する。
中央管理コンピュータ13は、来場者の名前や来場者識別コードが互いに合致すると、合致した名前や来場者識別コードの名刺データに受付済みフラグと日付データとを設定し、受付済みフラグや日付データとともに来場者データを統合管理データベース66に格納する(受付来場者データ格納手段)。中央管理コンピュータ13から出力された名刺データは、受付コンピュータ20に取り込まれる(来場者データ取込手段)。なお、来場者データに誤りがある場合の手続、来場者データに追加する項目がある場合の手続、来場者から削除する項目がある場合の手続等の来場者データの改変手続は既述のとおりである。来場者データの改変が行われた場合、中央管理コンピュータ13は、改変された来場者データに受付済みフラグと日付データとを設定し、受付済みフラグや日付データとともにその来場者データを統合管理データベース66に格納する(受付来場者データ格納手段)。
来場者の事前登録の一例は、来場予定者が自宅や会社のコンピュータからインターネットに接続し、展示会場19を運営する管理事務局12のサイトにアクセスした後、サイトの事前申し込みに従って必要な項目(来場者データ)を入力する。事前申し込みが終了すると、電子メールで招待状が来場予定者に送信される。来場予定者は、管理事務局12から送信された招待状をプリンタから出力し、その招待状を展示会場19に持参する。招待状には、事前登録者の来場者データが文字情報として印刷されているか、または、来場者データを格納したバーコードが印刷されている。中央管理コンピュータ13において来場者の名前や来場者識別コードを照合する場合は、招待状に来場者の名前や来場者識別コードを格納したバーコードが印刷される。
事前登録の来場者の来場者データの取り込みが終了すると、受付係員は、その来場者に携帯器具23,24,25を選択させる。来場者は、アダプタ23、USBフラッシュ・メモリ24、ストラップ付き名刺ホルダ25のうちのいずれかを選ぶ。次に、受付コンピュータ20に取り込まれた来場者データの無線デバイス23,43,44への書き込みが行われる。来場者データの無線デバイス23,43,44への書き込みは、受付コンピュータ20と、それに接続されたアダプタ22と、電磁波シールドボックス26とを使用して行われる。
受付係員は、シールドボックス26の頂壁55に取り付けられた蓋60,64を開けて来場者が選択した携帯器具23,24,25を収納部58に納め、蓋60,64を閉じる。シールドボックス26に収納される携帯器具23,24,25は1つのみである。受付係員は、受付コンピュータ20のキーボードを介して来場者の来場者データ送信指令を受付コンピュータ20に指示する。受付コンピュータ20は、来場者データ送信指令に従って来場者データの電子データをアダプタ22に出力し、アダプタ22の無線通信機能を利用して来場者データを送信する(データ送信手段)。来場者データの電子データは、アダプタ22のアンテナ59からシールドボックス26の収納部58に発信され、収納部58に入れた携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に受信された後(来場者データ受信手段)、無線デバイス32,43,44のメモリ38,49に記憶される(来場者データ記憶手段)。次に、受付係員は、蓋60,64を開けて収納部58から携帯器具23,24,25を取り出し、その携帯器具23,24,25を事前登録の来場者に渡す。来場者は、携帯器具23,24,25を所持して展示会場19内に入る。
当日受付における受付手続は、以下のとおりである。当日受付の来場者は、入場受付29において必要項目(来場者データ)を入場申し込み用紙に記入した後、申し込み用紙を受付係員に渡す。または、所持する名刺を受付係員に渡す。受付係員は、受け取った申し込み用紙または名刺をスキャナで読み込む。申し込み用紙に記載された来場者データまたは名刺に表示された来場書データは、スキャナから受付コンピュータ20へ出力され、受付コンピュータ20に取り込まれる(来場者データ取込手段)。受付コンピュータ20は、取り込んだ来場者データをディスプレイに表示し(来場者データ表示手段)、来場者データを電子データ化してハードディスクに格納するとともに(来場者データ記憶手段)、来場者データを電子データとして中央管理コンピュータ13に出力する(来場者データ出力手段)。なお、来場者データに誤りがある場合の手続、来場者データに追加する項目がある場合の手続、来場者から削除する項目がある場合の手続等の来場者データの改変手続は既述のとおりである。
中央管理コンピュータ13は、受付コンピュータ20から出力された来場者データに受付済みフラグと日付データを設定し、受付済みフラグや日付データとともに来場者データを統合管理データベース66に格納する(受付来場者データ格納手段)。来場者データの改変が行われた場合、中央管理コンピュータ13は、改変された来場者データに受付済みフラグと日付データとを設定し、受付済みフラグや日付データとともにその来場者データを統合管理データベース66に格納する(受付来場者データ格納手段)。
当日受付来場者の来場者データの取り込みが終了すると、受付係員は、その来場者に携帯器具23,24,25を選択させる。来場者は、アダプタ23、USBフラッシュ・メモリ24、ストラップ付き名刺ホルダ25のうちのいずれかを選ぶ。次に、受付コンピュータ20に取り込まれた来場者データの無線デバイス32,43,44への書き込みが行われる。来場者データの無線デバイス32,43,44への書き込み手順は、事前登録来場者のそれと同一であるから、その説明は省略する。来場者データの無線デバイス32,43,44への書き込みが行われた後、当日受付の来場者は、その携帯器具23,24,25を所持して展示会場19内に入る。
携帯器具23,24,25がアダプタ23の場合は、アダプタ23を携帯電話40の接続端子に取り付ける。来場者が携帯電話40にアダプタ23を取り付けた後、携帯電話40の所定のボタンを押すと、アダプタ23の無線デバイス32に記憶された来場者データがアダプタ23から携帯電話40に出力され、携帯電話40のディスプレイ41に来場者データの内容が表示される(来場者データ表示手段)。来場者は、ディスプレイ41に表示された来場者データの内容を見ることで、来場者データの正誤を確認することができる。ディスプレイ41に表示された来場者データを確認した結果、来場者データに誤りがある場合は、受付コンピュータ20によって来場者データの訂正が行われる。来場者データの訂正は、アダプタ23を再びシールドボックス26に入れ、既述の改変手続によって行われる。
このデータ管理システム11では、電磁波シールドボックス26(電磁波シールド容器)を使用して各携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に来場者データを格納するから、来場者が選択した携帯器具23,24,25のみにその来場者の来場者データを記憶させることができる。データ管理システム11は、来場者データの電子データがシールドボックス26の収納部58からボックス26の外側に漏出することはなく、複数の携帯器具23,24,25が入場受付29に置かれていたとしても、収納部58に発信された来場者データが他の携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に格納されてしまうことはなく、来場者データの不用意な漏出を防ぐことができる。
このシステム11は、入場受付時に受付コンピュータ20において来場者データの誤りを訂正することができ、誤った来場者データが無線デバイス32,43,44に記憶されてしまうことを防ぐことができる。システム11は、受付コンピュータ20において来場者データとしてあらたな項目を追加することや来場者データから所定の項目を削除することができ、受付コンピュータ20を使用して多種多様な来場者データを携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に記憶させることができる。このシステム11は、無線デバイス32,43,44に記憶された来場者データを自由に改変することができるから、異なる他の会場において来場者データの変更、追加、削除を自由に行うことができる。システム11は、来場者データとして多種多様な情報を携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に記憶させることができるから、異なる他の会場において異なる各種の来場者データを自由に設定かつ使用することができる。
図11は、携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44とブースコンピュータ18との間の各種データの送受信を説明する図である。携帯器具23,24,25を所持した来場者は、入口27から会場19に入り、各ブース14,15,16,17を回る。各ブース14,15,16,17では、ブースコンピュータ18に取り付けられたアダプタ67の無線デバイス32と携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44との間の通信距離がそれらブース14,15,16,17の容積に合わせてあらかじめ設定されている。アダプタ67の無線デバイス32と携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44との間の通信距離は、1〜100mの範囲で調節することができる。なお、アダプタ67の無線デバイス32と携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44との間の通信距離をブース14,15,16,17の容積に合わせる必要はなく、ブース14,15,16,17の容積よりも小さい範囲で通信距離を設定してもよい。
携帯器具がアダプタ23である場合の各ブース14,15,16,17における来場者データの送信の一例を説明すると、以下のとおりである。ブース14,15,16,17に来場者が訪れると、ブース14,15,16,17の係員は、来場者に来場者データの送信可否を問い合わせる。来場者が送信可を選択すると、ブース14,15,16,17の係員は、携帯電話40の数字ボタン42の(1)を押すように求める。来場者が数字ボタン42の(1)を押すと、無線デバイス32のメモリ38に記憶された来場者データの電子データが無線デバイス32から送信される(来場者データ送信手段)。来場者データは、アダプタ67の無線デバイス32に受信された後、アダプタ67からブースコンピュータ18に出力される(来場者データ受信手段)。来場者データがアダプタ67からブースコンピュータ18に送信されると、来場者データの内容がブースコンピュータ18に接続されたディスプレイに表示される(来場者データ表示手段)。来場者は、ブースコンピュータ18のディスプレイに表示された来場者データの内容を見ることで、来場者データの正誤を確認することができる。
次に、携帯器具がUSBフラッシュ・メモリ24やストラップ付き名刺ホルダ25である場合の各ブース14,15,16,17における来場者データの送信の一例を説明すると、以下のとおりである。ブース14,15,16,17に来場者が訪れると、ブース14,15,16,17の係員は、来場者に来場者データの送信可否を問い合わせる。来場者が送信可を選択すると、ブース14,15,16,17の係員は、ブースコンピュータ18に接続されたキーボードのエンターキーを押す。エンターキーが押されると、無線デバイス43,44のメモリ49に記憶された来場者データの電子データが無線デバイス43,44から送信される(来場者データ送信手段)。来場者データは、アダプタ67の無線デバイス32に受信された後、アダプタ67からブースコンピュータ18に出力される(来場者データ受信手段)。来場者データがUSBフラッシュ・メモリ24やストラップ付き名刺ホルダ25からブースコンピュータ18に送信されると、来場者データの内容がブースコンピュータ18に接続されたディスプレイに表示される(来場者データ表示手段)。来場者は、ディスプレイに来場者データの内容を見ることで、来場者データの正誤を確認することができる。
なお、来場者がブース14,15,16,17に入ると、携帯器具識別番号がアダプタ23やUSBフラッシュ・メモリ24、ストラップ付き名刺ホルダ25から自動的にブースコンピュータ18に送信される。ブースコンピュータ18は、携帯器具識別番号がそれら携帯器具23,24,25から送信されると、そのときの時間(日付を含む入場時間)を特定する。それにより、ブースコンピュータ18は、来場者の入場時間を判断する。ブースコンピュータ18は、来場者のブース14,15,16,17への入場時間に携帯器具識別番号を添付し、その入場時間をハードディスクに記憶する(第1入退場時間記憶手段)。入場時間に携帯器具識別番号が添付されることで、入場時間データと来場者データとが関連付けられてブースコンピュータ18に格納される。
各携帯器具23,24,25から送信された来場者データは、ブースコンピュータ18のハードディスクに格納されるとともに(来場者データ記憶手段)、ブースコンピュータ18から中央管理コンピュータ13に出力される(データ出力手段)。中央管理コンピュータ13は、ブースコンピュータ18から出力された来場者データを各ブース14,15,16,17に関連付けて統合管理データベース66に格納する(来場者データ格納手段)。来場者データと各ブース14,15,16,17とは、以下のように関連付けられている。ブースコンピュータ18のハードディスクには、統合管理データベース66に格納された各ブース14,15,16,17のブース識別番号と同一のブース識別番号と、それらブース識別番号に対応するブース出展者、主催者、管理者の氏名または名称とが格納されている。ブースコンピュータ18は、来場者データを中央管理コンピュータ13に出力するときに、その来場者データにブース識別番号と出展者、主催者、管理者の氏名または名称とを添付して出力する。来場者データにブース識別番号と出展者、主催者、管理者の氏名または名称とが添付されることで、来場者データとブース14,15,16,17とが関連付けられて統合管理データベース66に格納される。
なお、ブースコンピュータ18において来場者データを取得することの承諾を各来場者から事前に得ている場合では、各ブース14,15,16,17の容積に合わせてアダプタ67の無線デバイス32と携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44との間の通信距離を設定することで、来場者が各ブース14,15,16,17に入ると、来場者の来場者データが無線デバイス32,43,44から自動的にブースコンピュータ18のアダプタ67に送信され(来場者データ送信手段)、来場者データがブースコンピュータ18のハードディスクに記憶されるとともに(来場者データ記憶手段)、ブース識別番号と出展者、主催者、管理者の氏名または名称とが添付された来場者データがブースコンピュータ18から中央管理コンピュータ13に出力される(データ出力手段)。
図12〜図14は、ブースコンピュータ18のディスプレイに表示された要望事項の一例を示す図である。来場者データを受信した後、ブース14,15,16,17の係員は、来場者に要望の有無を訪ねる。来場者が要望有りを伝えると、係員は、キーボードを介してブースコンピュータ18に要望事項表示指示を入力する。ブースコンピュータ18は、要望事項表示指示に従って要望事項をディスプレイに表示する(要望事項表示手段)。表示された要望事項の一例は、図12に示すように、会社内容、製品詳細、カタログ請求、製品仕様、製品使用説明、見積、商談、URL、メールアドレス、試供品提供である。来場者は、それら要望事項の中から少なくとも1つを選択し、キーボードの数字ボタンを押して要望事項の番号を特定するか、または、携帯電話40を所持する場合はその数字ボタン42を押すことで要望事項の番号を特定する。要望事項番号として携帯電話40の数字ボタン42の(2)が押されたものとする。携帯電話40の数字ボタン42の(2)が押されると、アダプタ23の無線デバイス32からアダプタ67の無線デバイス32に要望事項番号(2)が送信される(要望事項指定送信手段)。要望事項番号(2)は、アダプタ67からブースコンピュータ18に出力される。ブースコンピュータ18は、図13に示すように、要望事項番号(2)に対応する製品詳細画面(複数の製品名およびそれら製品の写真)をディスプレイに表示する。
次に、来場者は、キーボードまたは携帯電話40の数字ボタン42を押して希望する製品の番号を特定する。要望事項番号として携帯電話40の数字ボタン42の(3)が押されたものとする。携帯電話40の数字ボタン42の(3)が押されると、アダプタ23の無線デバイス32からアダプタ67の無線デバイス32に要望事項番号(3)が送信される(要望事項指定送信手段)。要望事項番号(3)は、アダプタ67からブースコンピュータ18に出力される。ブースコンピュータ18は、図14に示すように、要望事項番号(3)に対応する製品Cの製品紹介画面(製品の拡大写真、詳細説明、価格、設計図等)をディスプレイに表示する。ブース14,15,16,17の係員は、ディスプレイを見ながら来場者に製品説明を行う。
ブースコンピュータ18は、来場者が選択した要望事項を来場者データに関連付けてハードディスクに記憶する(要望事項記憶手段)。ここで、ハードディスクに記憶される要望事項は、来場者が携帯電話40を介して選択した製品詳細とそれに続く製品Cとである。ゆえに、ハードディスクには、ディスプレイに段階的に表示される要望事項のすべてが記憶される。要望事項と来場者データとの関連付けは、来場者データに設定されたデータ識別区分番号を要望事項の電子データに添付することにより行われる。要望事項にデータ識別区分番号が添付されることで、要望事項と来場者データとが関連付けられてブースコンピュータ18に格納される。
ブースコンピュータ18は、要望事項に対応する要望対応データ(会社内容の電子情報、製品詳細説明の電子情報、カタログの電子情報、製品仕様書の電子情報、製品使用説明書の電子情報等)を来場者データに関連付けてハードディスクに記憶する(要望対応データ記憶手段)。ここで、ハードディスクに記憶される要望対応データは、来場者が携帯電話40を介して選択した製品Cの具体的な内容である。要望対応データと来場者データとの関連付けは、来場者データに設定されたデータ識別区分番号を要望対応データの電子データに添付することにより行われる。要望対応データにデータ識別区分番号が添付されることで、要望対応データと来場者データとが関連付けられてブースコンピュータ18に格納される。
ブースコンピュータ18は、来場者が選択した要望事項の電子データにブース14,15,15,17のブース識別番号とブース識別番号に対応した出展者、主催者、管理者の氏名または名称とを添付した後、その要望事項の電子データをアダプタ67を介して来場者が所持する携帯器具23の無線デバイス32に送信する(要望事項送信手段)。ここで、携帯器具23の無線デバイス32に送信される要望事項は、来場者が携帯電話40を介して選択した製品詳細とそれに続く製品Cとである。ゆえに、無線デバイス32には、ブースコンピュータ18のディスプレイに段階的に表示される要望事項のすべてが記憶される。ブースコンピュータ18は、要望事項に対応する要望対応データの電子データにブース14,15,16,17のブース識別番号とブース識別番号に対応した出展者、主催者、管理者の氏名または名称とを添付した後、その要望対応データの電子データをアダプタ67を介して来場者が所持する携帯器具23の無線デバイス32に送信する(要望対応データ送信手段)。ここで、携帯器具23の無線デバイス32に送信される要望対応データは、来場者が携帯電話40を介して選択した製品Cの具体的な内容である。
来場者が所持する携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44は、ブース識別番号と出展者、主催者、管理者の氏名または名称とが添付された要望事項の電子データをブースコンピュータ18から受信し(要望事項受信手段)、受信した要望事項をブース識別番号や出展者、主催者、管理者の氏名または名称とともにメモリ38,49に記憶する(要望事項記憶手段)。要望事項にブース識別番号と出展者、主催者、管理者の氏名または名称とが添付されることで、要望事項とブース14,15,16,17とが関連付けられてそれら無線デバイス32,43,44に記憶される。携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44は、ブース識別番号と出展者、主催者、管理者の氏名または名称とが添付された要望対応データの電子データをブースコンピュータ18から受信し(要望対応データ受信手段)、受信した要望対応データをブース識別番号や出展者、主催者、管理者の氏名または名称とともにメモリ38,49に記憶する(要望事項記憶手段)。要望対応データにブース識別番号と出展者、主催者、管理者の氏名または名称とが添付されることで、要望対応データが各ブース14,15,16,17および各要望事項に関連付けられてそれら無線デバイス32,43,44に記憶される。
来場者がブース14,15,16,17から出ると、ブースコンピュータ18は、携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44がアダプタ67の通信可能範囲外に移動したものと判断し、そのときの時間(日付を含む退場時間)を特定するとともに、通信可能範囲外に移動した携帯器具23,24,25の携帯器具識別番号を特定する。それにより、ブースコンピュータ18は、来場者の退場時間を判断する。ブースコンピュータ18は、来場者のブース14,15,16,17からの退場時間を携帯器具識別番号とともにハードディスクに記憶する(第1入退場時間記憶手段)。退場時間に携帯器具識別番号が添付されることで、退場時間データと来場者データとが関連付けられてブースコンピュータ18に格納される。ブースコンピュータ18は、入場時間と退場時間との差を計算することで、ブース14,15,16,17における来場者の滞在時間(日付を含む)を算出し、来場者の滞在時間を携帯器具識別番号とともにハードディスクに記憶する(第1滞在時間記憶手段)。滞在時間に携帯器具識別番号が添付されることで、滞在時間データと来場者データとが関連付けられてブースコンピュータ18に格納される。
ブースコンピュータ18は、来場者が選択した要望事項にデータ識別区分番号とブース識別番号とを添付し、その要望事項の電子データを中央管理コンピュータ13に出力し、要望対応データにデータ識別区分番号とブース識別番号とを添付し、その要望対応データの電子データを中央管理コンピュータ13に出力する(データ出力手段)。ブースコンピュータ18は、来場者のブース14,15,16,17への入場時間とブース14,15,16,17からの退場時間とに携帯器具識別番号とブース識別番号とを添付し、その入退場時間の電子データを中央管理コンピュータ13に出力し、来場者のブース14,15,16,17での滞在時間に携帯器具識別番号とブース識別番号とを添付し、その滞在時間の電子データを中央管理コンピュータ13に出力する(データ出力手段)。
中央管理コンピュータ13は、ブースコンピュータ18から出力された要望事項をデータ識別区分番号やブース識別番号とともに統合管理データベース66に格納する(要望事項記憶手段)。要望事項にデータ識別区分番号とブース識別番号とが添付されることで、要望事項と来場者データやブース14,15,16,17とが関連付けられて統合管理データベース66に格納される。中央管理コンピュータ13は、ブースコンピュータ18から出力された要望対応データをデータ識別区分番号やブース識別番号とともに統合管理データベース66に格納する(要望対応データ記憶手段)。要望対応データにデータ識別区分番号とブース識別番号とが添付されることで、要望対応データと来場者データやブース14,15,16,17とが関連付けられて統合管理データベース66に格納される。
中央管理コンピュータ13は、ブースコンピュータ18から出力された入退場時間(日付を含む)を携帯器具識別番号やブース識別番号とともに統合管理データベース66に格納する(入退場時間記憶手段)。入退場時間に携帯器具識別番号とブース識別番号とが添付されることで、入退場時間と来場者データやブース14,15,16,17とが関連付けられて統合管理データベース66に格納される。中央管理コンピュータ13は、ブースコンピュータ18から出力された滞在時間(日付を含む)を携帯器具識別番号やブース識別番号とともに統合管理データベース66に格納する(滞在時間記憶手段)。滞在時間に携帯器具識別番号とブース識別番号とが添付されることで、滞在時間と来場者データやブース14,15,16,17とが関連付けられて統合管理データベース66に格納される。
来場者が会場19から出て退場受付30に来ると、退場受付30の係員が携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に記憶された来場者データの消去の可否を問い合わせる。来場者が無線デバイス32,43,44に記憶された来場者データの消去可を選択すると、係員は、携帯器具23,24,25を預かり、携帯器具23,24,25をシールドボックス26の収納部58に収納し、受付コンピュータ21のキーボードを介して来場者データ消去指令をコンピュータ21に出力する。受付コンピュータ21は、来場者データ消去指令に従って無線デバイス32,43,44のメモリ38,49に記憶された来場者データを消去する(来場者データ消去手段)。なお、無線デバイス32,43,44に記憶された要望事項や要望対応データは消去されることはない。次に、退場受付の係員は、来場者が所持する携帯器具23,24,25の返却の有無を来場者に問い合わせる。来場者が携帯器具23,24,25の返却有を選択すると、携帯器具23,24,26が管理事務局12に返却されるが、携帯器具23,24,25の返却無を選択すると、携帯器具23,24,25をそのまま持ち帰ることができる。
このシステム11は、無線デバイス32,43,44における来場者データの継続保持を希望しない来場者の来場者データを無線デバイス32,43,44から消去することができ、携帯機器23,24,25の紛失や盗難による来場者データの不正な漏出を防ぐことができる。システム11は、携帯器具23,24,25をシールドボックス26の収納部58に収納した状態で無線デバイス32,43,44に記憶された来場者データを消去するから、他の複数の携帯器具23,24,25が退場受付30に置かれていたとしても、他の携帯器具23,24,25の消去対象以外の無線デバイス32,43,44に記憶された来場者データを消去することはなく、来場者データの不用意な消去を防ぐことができる。また、あらたな会場において携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に再度来場者データを記憶させることができ、または、既に記憶されている来場者データを他のあらたな会場において使用することができるから、来場者は、持ち帰った携帯器具23,24,25を他の展示会場やイベント会場、催事会場、セミナー会場、講演会場において使用することができる。ゆえに、それら携帯器具23,24,25はそれらを繰り返して使用することができ、資源の無駄を省くことができる。
来場者は、持ち帰った携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に記憶された要望対応データを再生することで、その内容を見ることができる。来場者は、要望対応データを電子データとして持ち帰ることができるから、来場者がカタログや製品仕様書、製品使用説明書等の大量の書類を持ち帰る必要はなく、来場者の負担を大幅に軽減することができる。また、要望対応データの電子データは経時的な劣化がなく、書類と異なって長期間の保存が可能であり、さらに、データを適時に確認することができる。
図15は、中央管理コンピュータ13が作成した一覧表68の一例を示す図であり、図16は、中央管理コンピュータ13が生成した経路図69の一例を示す図である。展示会が終了すると、管理事務局12は、中央管理コンピュータ13を使用し、来場者データと要望事項と入退場時間と滞在時間とを各ブース14,15,16,17毎に一纏めにした一覧表68を作成し、それを各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者に提供する。また、管理事務局12は、中央管理コンピュータ13を使用し、入退場時間に基づいて来場者が回った各ブース14,15,16,17の時系列的な経路図69を作成し、それを各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者に提供する。管理事務局12の係員は、キーボードを介して中央管理コンピュータ13に一覧表作成指示を入力する。中央管理コンピュータ13は、一覧表作成指示に従って一覧表68を作成する。
中央管理コンピュータ13による一覧表68の作成の一例を説明すると、以下のとおりである。中央管理コンピュータ13は、ブースコンピュータ18から出力された来場者データや要望事項、入退場時間、滞在時間を各ブース識別番号に基づいて各ブース14,15,16,17別に区分する。次に、ブース14,15,16,17別の来場者データをデータ識別区分番号によって名刺別に区分し、さらに、名刺別の来場者データを携帯器具識別番号と入場時間とによって入場時間別に区分し、入場時間別に区分した来場者データを入場時間の順に従って並べ、来場者データの時系列的な一覧表68を作成する(作表手段)。中央管理コンピュータ13は、統合管理データベース66に格納されたブース識別番号とブースコンピュータ18から出力されたブース識別番号とを参照し、ブース識別番号に対応する出展者、主催者、管理者の氏名または名称を統合管理データベース66から抽出し、抽出した氏名または名称(出展企業名)を一覧表68に表示する。
作成した一覧表68は、統合管理データベース66に格納されるとともに(データ記憶手段)、ディスプレイに表示され、プリンタでプリントされる(表出力手段)。プリンタでプリントされた一覧表68の一例には、ブースA〜Dにおける来場者データや入退場時間、滞在時間、要望事項が表示されている。この一覧表68の来場者データには、出展企業名、来場日付、来場者の氏名または名称、来場者の住所または居所、来場者の郵便番号および電話番号、来場者が勤務する企業名、企業の住所、企業の郵便番号および電話番号、E−mailアドレス、URLが表示されている。
中央管理コンピュータ13による経路生成の一例を説明すると、以下のとおりである。中央管理コンピュータ13は、ブースコンピュータ18から出力された来場者データを識別区分番号によって来場者別に区分する。中央管理コンピュータ13は、来場者別に区分した来場者データを各ブース識別番号に基づいて各ブース14,15,16,17別に区分し、さらに、来場者別かつブース別に区分した来場者データを携帯器具識別番号と入場時間とによって時間別に区分する。来場者データは、来場者別、ブース別、入場時間別に区分された後、ブース別に基づいて各ブース14,15,16,17を表示したブース配置図に当て嵌められる。ブース配置図の各ブース14,15,16,17には、そのブース14,15,16,17への来場者の入場時間、そのブース14,15,16,17からの来場者の退場時間、そのブース14,15,16,17での来場者の滞在時間が書き込まれる。中央管理コンピュータ13は、入場時間に基づいて来場者の各ブース14,15,16,17への入場順番を決定し、来場者の経路を表す線をブース配置図に記入する(経路生成手段)。中央管理コンピュータ13は、統合管理データベース66に格納されたブース識別番号とブースコンピュータ18から出力されたブース識別番号とを参照し、ブース識別番号に対応する出展者、主催者、管理者の氏名または名称を統合管理データベース66から抽出し、抽出した氏名または名称(出展企業名)を経路図69に表示する。生成した経路図69は、統合管理データベース66に格納されるとともに(データ記憶手段)、ディスプレイに表示され、プリンタでプリントされる(経路出力手段)。
プリンタでプリントされた経路図69の一例には、来場者αの経路が表示されている。来場者αは、ブース14からブース16に行き、ブース16からブース15に行った後、ブース15からブース17に行ったことがわかる。また、経路図69のそれらブース14,15,16,17には、来場者αの入退場時間や滞在時間が表示されるから、来場者αが各ブース14,15,16,17に入場した時間、各ブース14,15,16,17から退場した時間、各ブース14,15,16,17に滞在した時間がわかる。なお、中央管理コンピュータ13は、図示はしていないが、一覧表68や経路図69のみならず、来場者1人1人の各種データを個別に出力することもでき、来場者データのうちの特定の項目のみを纏めて出力することもできる(データ出力手段)。
会場運営システム10は、無線通信可能な無線デバイス32,43,44を有する携帯器具23,24,25を所持した来場者がブースコンピュータ18の通信可能範囲に入ると、来場者の来場者データがそれら無線デバイス32,43,44から各ブース14,15,16,17に設置されたブースコンピュータ18に送信かつ記憶されるから、来場者データを読み取るためのカードリーダを設置する必要はなく、来場者の負担をなくすことができ、各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者の手間を省くことができる。システム10は、携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44とブースコンピュータ18に取り付けられたアダプタ67との間の通信距離を自由に設定することができるから、ブースコンピュータ18の通信可能範囲を立体的に確保することができ、各ブース14,15,16,17における来場者データの受信に受信機やアンテナ、バーコードリーダ等を近づける必要はなく、通信可能範囲内に存在するすべての来場者の来場者データを確実に取得することができる。
システム10は、各ブース14,15,16,17の容積に合わせて携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44とブースコンピュータ18に取り付けられたアダプタ67との間の通信距離を自由に設定することができるから、ブース14,15,16,17の敷地面積(容積)が大きく、そこに多数の来場者が訪れたとしても、そのブース14,15,16,17に入ったすべての来場者の来場者データをブースコンピュータ18を介して取得し、取得した来場者データをブースコンピュータ18おいて管理することができる。システム10は、各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者が来場者データを即時に取得することができるから、来場者データが会場の管理事務局12から数日後に提供される場合と比較し、来場者データに対する処理を迅速に行うことができ、来場者データを有効に活用することができる。
システム10は、ブースコンピュータ18が来場者の各ブース14,15,16,17への入場時間と各ブース14,15,16,17からの退場時間とを記憶するとともに、各ブース14,15,16,17における来場者の滞在時間を記憶するから、各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者が入場時間や退場時間、滞在時間から来場者の各ブース14,15,16,17における行動時間を把握することができ、ブース14,15,16,17の人気や不人気、ブース14,15,16,17におけるイベント開催時間の長短等を分析することができるとともに、今後のブース14,15,16,17の運営方針の参考にすることができる。システム10は、各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者がブース14,15,16,17における入場時間や退場時間、滞在時間を即時に取得することができるから、ブース14,15,16,17の運営方針を速やかに検討することができ、展示会開催期間中にブース14,15,16,17のレイアウトやイベント開催時間等をその場で変更しつつ、ブース14,15,16,17を継続して運営することができる。
システム10では、要望事項がブースコンピュータ18に記憶されるから、各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者が来場者の要望事項を即時に取得することができ、要望事項が会場19の管理事務局12から数日後に提供される場合と比較し、出展者や主催者、管理者の要望事項取得時間を大幅に短縮することができ、要望事項の処理や対処を迅速に行うことができる。システム10は、要望事項が各ブース14,15,16,17に関連付けられて携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に記憶されるから、来場者自身がどこのブース14,15,16,17で何を要望したかを確認することができ、来場者が要望事項を忘れたとしても、適時に各ブース14,15,16,17における要望事項を確認することができる。システム10は、要望対応データが携帯器具23,24,25の無線デバイス32,43,44に記憶されるから、来場者が要望事項に対応する要望対応データを即時に取得することができ、要望対応データを再生することでそのデータを適時に活用することができる。システム10は、各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者が要望対応データを来場者に数日後に送付または送信する場合と比較し、来場者の要望対応データ取得時間を大幅に短縮することができ、希望する情報を来場者に速やかに提供することができる。
システム10は、展示会場19の管理事務局12に設置された中央管理コンピュータ13が来場者データや要望事項、入場時間、退場時間、滞在時間を一括して管理し、それらのデータを各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者に提供するから、各ブース14,15,16,17のブースコンピュータ18が取得した情報を再度確認することができ、各ブース14,15,16,17におけるデータの喪失を確実に防ぐことができる。システム10は、中央管理コンピュータ13を介して展示会場19の管理事務局12がそれらのデータを分析することができるから、それらのデータに基づいて会場全体のレイアウトや各ブース14,15,16,17の配置を検討することができ、今後の会場運営の参考にすることができる。システム10は、中央管理コンピュータ13が各ブース14,15,16,17のブースコンピュータ18から送信された要望対応データを一括して管理し、送信された要望対応データを展示会場19の管理事務局12が取得することで、要望対応データの変更、追加、削除等を各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者に要求することができる。
システム10は、中央管理コンピュータ13が来場者データと要望事項と入退場時間と滞在時間とを各ブース14,15,16,17毎に一纏めにした一覧表68を作成し、作成した一覧表68を出力するから、展示会場19の管理事務局12が一覧表68に基づいて会場全体のレイアウトや各ブース14,15,16,17の配置を検討することができ、今後の会場運営の参考にすることができる。システム10は、各ブース14,15,16,17毎の一覧表68がブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者に提供されることで、出展者や主催者、管理者がブース14,15,16,17の人気や不人気、ブース14,15,16,17におけるイベント開催時間の長短等を分析することができ、今後のブース14,15,16,17の運営方針の参考にすることができる。システム10は、中央管理コンピュータ13が来場者データと来場者の各ブース14,15,16,17への入場時間および各ブース14,15,16,17からの退場時間とに基づいてそれら来場者が入った各ブース14,15,16,17の時系列的な経路図69を生成かつ出力するから、展示会場19の管理事務局12のみならず、各ブース14,15,16,17の出展者や主催者、管理者が展示会場19における来場者の時系列的な経路を確認することができ、会場全体のレイアウトや各ブース14,15,16,17の配置を分析することができるとともに、今後の会場運営やブース運営の参考にすることができる。
システム10は、無線Lanジグビーを利用することで1つのブースコンピュータ18が複数の無線デバイス32,43,44と通信することができ、複数の来場者がブース14,15,16,17に訪れたとしても、ブースコンピュータ18がそれら来場者に関する来場者データを速やかに取得することができるとともに、それら来場者に各種データを速やかに提供することができる。システム10は、無線デバイス32,43,44と受付コンピュータ20,21との通信時における消費電力や無線デバイス32,43,44とブースコンピュータ18との通信時における消費電力が60mW以下であるから、無線デバイス32,43,44の長期間の使用が可能であり、充電間隔や電池交換時期を大幅に延長することができる。
このシステム10における中央管理コンピュータ13は、受付コンピュータ20から出力された来場者データを統合管理データベース66から取り出し、それら来場者データのすべてを出力装置を介してランダムに出力することができる。中央管理コンピュータ13は、事前登録を行った来場者の来場者データを統合管理データベース66から取り出し、それら来場者データのすべてを出力装置を介してランダムに出力することができる。ブースコンピュータ18や受付コンピュータ20,21にはアダプタ22,67が取り付けられているが、それらコンピュータ18,20,21に近距離無線通信規格を利用可能な無線デバイス32を内蔵することで、アダプタ22,67の使用を省くことができる。このシステム10,11では、近距離無線通信規格として無線LANジグビーを利用しているが、ジグビーの他に、Bluetooth(ブルートゥース)を利用することもできる。
データ管理システムを利用した一例として示す会場運営システムの概略構成図。 一例として示すデータ管理システムの概略構成図。 一例として示すアダプタの概略構成図。 携帯電話およびアダプタの斜視図。 USBフラッシュ・メモリの斜視図。 ストラップ付き名刺ホルダの斜視図。 USBフラッシュ・メモリや名刺ホルダに取り付けられた無線デバイスの概略構成図。 一例として示す電磁波シールドボックスの斜視図。 一例として示す電磁波シールドボックスの斜視図。 入場時における受付手続の一例を示す図。 携帯器具の無線デバイスとブースコンピュータとの間の各種データの送受信を説明する図。 ブースコンピュータのディスプレイに表示された要望事項の一例を示す図。 ブースコンピュータのディスプレイに表示された要望事項の一例を示す図。 ブースコンピュータのディスプレイに表示された要望事項の一例を示す図。 中央管理コンピュータが作成した一覧表の一例を示す図。 中央管理コンピュータが生成した経路図。
符号の説明
10 会場運営システム
11 データ管理システム
13 中央管理コンピュータ
14 ブース
15 ブース
16 ブース
17 ブース
18 ブースコンピュータ
20 受付コンピュータ
21 受付コンピュータ
22 アダプタ
23 アダプタ(携帯器具)
24 USBフラッシュ・メモリ(携帯器具)
25 ストラップ付き名刺ホルダ(携帯器具)
26 電磁波シールドボックス(電磁波シールド容器)
32 無線デバイス(第1および第2無線デバイス)
43 無線デバイス(第2無線デバイス)
44 無線デバイス(第2無線デバイス)
58 収納部
59 アンテナ
67 アダプタ
68 一覧表
69 経路図

Claims (5)

  1. 所定の会場を訪れた来場者の各種データを管理するデータ管理システムにおいて、
    前記システムが、近距離無線通信規格を利用することで無線通信可能な第1無線デバイスを有する受付コンピュータと、前記近距離無線通信規格を利用することで無線通信可能かつ各種データを記憶可能な第2無線デバイスを有する来場者用携帯器具と、電磁波を遮断する電磁波シールド材から作られて前記携帯器具を収納可能なシールド容器とを備え、前記受付コンピュータが、前記来場者に関する来場者データを取り込む来場者データ取込手段と、取り込んだ来場者データを前記第1無線デバイスを介して前記シールド容器の内部に送信する来場者データ送信手段と有し、前記第2無線デバイスが、前記受付コンピュータから送信された来場者データを受信する来場者データ受信手段と、受信した来場者データを記憶する来場者データ記憶手段とを有し、
    前記システムでは、前記携帯器具を前記シールド容器の内部に収納した後、前記受付コンピュータが取り込んだ来場者データをシールド容器の内部に送信することで、該来場者データが前記第2無線デバイスに受信かつ記憶されることを特徴とするデータ管理システム。
  2. 前記受付コンピュータが、取り込んだ来場者データを表示する来場者データ表示手段と、取り込んだ来場者データを改変する来場者データ改変手段とを有し、前記システムでは、前記受付コンピュータが前記来場者データ改変手段を介して来場者データを改変した後、改変した来場者データを前記シールド容器の内部に送信することで、改変された来場者データが前記第2無線デバイスに受信かつ記憶される請求項1記載のデータ管理システム。
  3. 前記受付コンピュータが、前記第2無線デバイスに記憶された来場者データを前記第1デバイスを介して消去する来場者データ消去手段を有し、前記システムでは、前記携帯器具を前記シールド容器の内部に収納した後、前記第2無線デバイスに記憶された来場者データを該第2無線デバイスから消去する請求項1または請求項2に記載のデータ管理システム。
  4. 前記近距離無線通信規格が、無線Lanジグビー(ZigBee)(登録商標)であり、前記近距離無線通信規格における前記第1無線デバイスと前記第2無線デバイスとの間の通信速度が、20〜250KB/s、前記近距離無線通信規格における利用周波数帯域が、2.4GHzである請求項1ないし請求項3いずれかに記載のデータ管理システム。
  5. 前記第1無線デバイスと前記第2無線デバイスとの通信時における消費電力が、60mW以下である請求項1ないし請求項4いずれかに記載のデータ管理システム。
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