JP2008080899A - 熱交換器の配管構造及びそれを用いた空調装置 - Google Patents

熱交換器の配管構造及びそれを用いた空調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】キャビテーション発生の防止及びコストの低減の双方を可能とする熱交換器の配管構造及びそれを用いた空調装置を提供する。
【解決手段】エンジン冷却水と空気とを熱交換させるヒータコア6にエンジン冷却水を流入させるヒータパイプ12aと、ヒータコア6からエンジン冷却水を流出させるヒータパイプ12bとをヒータコア6に接続した熱交換器の配管構造であって、ヒータパイプ12bは、ヒータパイプ12aの内径Aより小さい内径Bを有するようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱媒体と所定の流体とを熱交換させる熱交換器の配管構造及びそれを用いた空調装置に関するものである。
従来、車両用空調装置として、ケースの内部に収められたエバポレータやヒータコアにより空調を行い、空調された空気を車室内に向けて吹き出す車両用空調装置が知られている。ヒータコアは、ケース内部を通過する空気をエンジン冷却水と熱交換させることにより加熱する暖房用空調部品であり、エンジン冷却水が循環する冷却水回路の一部を構成している。冷却水回路は主に、エンジンと、エンジンよりも冷却水の流れ下流側に位置するウォータバルブと、ウォータバルブよりも流れ下流側に位置するヒータコアと、ヒータコアよりも流れ下流側に位置するポンプとから構成されている。このうちウォータバルブ及びヒータコアは、車室内又はその近傍に配置される。エンジン、ウォータバルブ、ヒータコア及びポンプは、それぞれヒータホース等を介して接続されている。
ところが、上記の車両用空調装置の冷却水回路においては、例えばウォータバルブのバルブ開度が小さいときにヒータコアやウォータバルブでキャビテーションが発生する場合がある。ヒータコアやウォータバルブは車室内又はその近傍に配置されるため、キャビテーションが発生すると、それにより生じる異音が車室内に伝達されてしまうという問題があった。
特許文献1には、上記の問題を解決する車両用空調装置が開示されている。この車両用空調装置では、ヒータコアよりもエンジン冷却水の流れ下流側のヒータホース内に、ヒータホースの内径より小さい内径を有する略円筒形状のカラーが設けられている。これにより、カラーよりも流れ上流側においてエンジン冷却水の圧力が上昇するため、ヒータコアでのキャビテーションの発生を防止することができる。
特開平9−207539号公報
しかしながら、上記の車両用空調装置においては、一般的な車両用空調装置の構成に加えてカラーを別途設ける必要があるため、コストが増加してしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、キャビテーション発生の防止及びコストの低減の双方を可能とする熱交換器の配管構造及びそれを用いた空調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、熱媒体と所定の流体とを熱交換させる熱交換器本体(6)に熱媒体を流入させる流入側配管(12a)と、熱交換器本体(6)から熱媒体を流出させる流出側配管(12b)とを熱交換器本体(6)に接続した熱交換器の配管構造であって、流出側配管(12b)は、流入側配管(12a)の内径(A)より小さい内径(B)を有することを特徴としている。
これにより、流出側配管(12b)によって熱媒体の流路が狭められるため、熱交換器本体(6)内及びその上流側における熱媒体の圧力が上昇する。したがって、熱交換器本体(6)及びその上流側でのキャビテーション発生を防止することができる。また、新たな部品を冷却水回路上に別途設ける必要がないため、コストの低減が可能である。
請求項2に記載の発明は、流入側配管(12a)の上流側に第1のホース(13a)が接続され、第1のホース(13a)の内径(C)より小さい内径(D)を有する第2のホース(13b)が流出側配管(12b)の下流側に接続されていることを特徴としている。
これにより、第2のホース(13b)によっても熱媒体の流路が狭められるため、熱交換器本体(6)内及びその上流側における熱媒体の圧力がさらに上昇し、キャビテーション発生を防止する効果がさらに高まる。
請求項3に記載の発明は、熱交換器本体(6)はヒータコアであることを特徴としている。
これにより、車室内又はその近傍に配置されるヒータコアにおけるキャビテーションの発生を防止することができるため、キャビテーションにより生じる異音が車室内に伝達されてしまうのを防止することができる。
請求項4に記載の発明のように、上記の熱交換器の配管構造は空調装置に用いることもできる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態における空調装置の全体を示す模式図である。図2は、本実施形態における熱交換器の配管構造およびそれを用いた冷却水回路を示す模式図である。図1及び図2中の一点鎖線は、車室とエンジンルームとの境界線の例を示している。図2中の片矢印は、冷却水の流れ方向を示している。
図1に示すように、車両用空調装置として用いられる空調装置1は、空気が通過する空気通路2aが内部に形成されたケース2を有している。空気通路2aには、内気及び外気を選択的に導入する内外気箱4及びファン3と、内外気箱4及びファン3により導入された空気を冷却するエバポレータ5と、エバポレータ5により冷却された空気を加熱するヒータコア6と、エバポレータ5及びヒータコア6により温度が調節された空気を車室内へ吹き出す複数のダクト7とが配置されている。このうちヒータコア6は、空気通路2aを通過する空気(流体)とエンジンを冷却するエンジン冷却水(熱媒体)とを熱交換させることにより空気を加熱する熱交換器本体である。ヒータコア6は、エンジン冷却水が循環する冷却水回路8の一部を構成する。
冷却水回路8は、図2に示すように、主にエンジン9と、エンジン9よりもエンジン冷却水の流れ下流側に位置し、冷却水の流量を調整するウォータバルブ11と、ウォータバルブ11よりも流れ下流側に位置するヒータコア6と、ヒータコア6よりも流れ下流側に位置し、エンジン冷却水を圧送して冷却水回路8内を循環させるポンプ10とから構成されている。このうちヒータコア6は車室内に配置され、ウォータバルブ11は車室内又はエンジンルームの車室近傍に配置される。
冷却水回路8を構成するエンジン9、ウォータバルブ11、ヒータコア6及びポンプ10には、内部をエンジン冷却水が流れる2本のヒータパイプ12が流入側配管及び流出側配管としてそれぞれ接続されている。ヒータパイプ12は例えば金属製である。エンジン9の流出側のヒータパイプ12とウォータバルブ11の流入側のヒータパイプ12とは、内部をエンジン冷却水が流れる例えばゴム製のヒータホース13を介して接続されている。同様に、ウォータバルブ11の流出側のヒータパイプ12とヒータコア6の流入側のヒータパイプ12、ヒータコア6の流出側のヒータパイプ12とポンプ10の流入側のヒータパイプ12、及びポンプ10の流出側のヒータパイプ12とエンジン9の流入側のヒータパイプ12は、それぞれヒータホース13を介して接続されている。
本実施形態の空調装置には、エンジン冷却水をヒータコア6に流入させるヒータパイプ(流入側配管)12aと、エンジン冷却水をヒータコア6から流出させるヒータパイプ(流出側配管)12bとがヒータコア6に接続された配管構造が用いられ、流出側のヒータパイプ12bの内径B(例えば14mm)は、流入側のヒータパイプ12aの内径A(例えば17mm)よりも小さくなっている(B<A)。ヒータパイプ12aの流れ上流側には、ヒータホース(第1のホース)13aが接続されている。ヒータパイプ12bの流れ下流側には、ヒータホース(第2のホース)13bが接続されている。尚、図2では、ヒータパイプ12a、12b及びヒータホース13a、13bについて、それぞれの内径を図示するために内壁を破線で示している。
本実施形態の配管構造及びそれを用いた空調装置は以上のように構成されており、次に、この配管構造及びそれを用いた空調装置の作動について説明する。
エンジン9を冷却することにより温度が上昇したエンジン冷却水は、ウォータバルブ11のバルブ開度に基づく所定の流量で、ヒータホース13a及びヒータパイプ12a等を介してヒータコア6に流入する。ウォータバルブ11のバルブ開度は、ヒータコア6に要求される暖房能力に応じて調整される。ヒータコア6に流入したエンジン冷却水は、内外気箱4及びファン3により導入されて空気通路2aを通過する空気と熱交換する。これにより、空気通路2aを通過する空気は、エンジン冷却水の流量に応じて加熱される。そして、加熱された空気は、複数のダクト7より車室内に吹き出される。ヒータコア6を通過したエンジン冷却水は、ポンプ10により吸引されてヒータパイプ12bに流出し、ヒータホース13b等を介してエンジン9に圧送される。
本実施形態の配管構造及びそれを用いた空調装置では、ヒータパイプ12aの内径Aより小さい内径Bを有するヒータパイプ12bが、ヒータコア6の流れ下流側に設けられている。これにより、ヒータパイプ12bによってエンジン冷却水の流路が狭められるため、ヒータコア6内のエンジン冷却水の圧力が上昇する。したがって、車室内又はその近傍に配されるヒータコア6でのキャビテーション発生を防止することができ、キャビテーションにより生じる異音が車室内に伝達されるのを防止することができる。また本実施形態の配管構造及びそれを用いた空調装置によれば、カラーやオリフィス等の新たな部品を冷却水回路8上に別途設ける必要もないため、コストの低減が可能である。さらに本実施形態の配管構造及びそれを用いた空調装置によれば、ヒータパイプ12bによってエンジン冷却水の流路が狭められることにより、ヒータコア6の流れ上流側に設けられるウォータバルブ11等の機能部品内でのエンジン冷却水の圧力も上昇する。したがって、ウォータバルブ11等でのキャビテーション発生も防止することができる。
ここで、流出側のヒータホース13bの内径Dは、流入側のヒータホース13aの内径Cより小さくしても良い(D<C)。一般に、1つの冷却水回路内で用いられる複数のヒータホース13は全て同一径を有しているが、本実施形態ではヒータパイプ12bの内径Bがヒータパイプ12aの内径Aより小さいため、ヒータパイプ12bとヒータホース13bとの接続を容易にするためには、ヒータホース13bの内径Dも、ヒータパイプ12aに接続されるヒータホース13aの内径Cより小さいことが望ましい。例えば、ヒータパイプ12aの外径とほぼ同じ又はそれよりやや小さい内径Cを有するヒータホース13aと、ヒータパイプ12bの外径とほぼ同じ又はそれよりやや小さい内径Dを有するヒータホース13bとが用いられる。
これにより、ヒータホース13bとヒータパイプ12bとの接続が容易になるとともに、ヒータホース13bによっても流路が狭められるため、ヒータコア6内及びウォータバルブ11内でのエンジン冷却水の圧力がさらに上昇し、キャビテーション発生を防止する効果がさらに高まる。ヒータコア6より下流側での各ヒータパイプ12及び各ヒータホース13の内径は、エンジン9に至るまで小径のままでもよいし、途中で拡大しても良い。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、ヒータパイプ12aと、ヒータパイプ12aの内径Aよりも小さい内径Bを有するヒータパイプ12bとがヒータコア6に接続された配管構造について説明したが、熱媒体と所定の流体とを熱交換させる他の熱交換器本体(例えばラジエータ等)に、熱媒体の流入側配管と流入側配管の内径よりも小さい内径を有する流出側配管とを接続するようにしても良い。これにより上記第1実施形態と同様に、流出側配管によって流路が狭められることにより当該熱交換器本体内での熱媒体の圧力が上昇し、キャビテーション発生を防止することができる。
本発明の第1実施形態における空調装置の全体を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における熱交換器の配管構造及びそれを用いた冷却水回路を示す模式図である。
符号の説明
6 ヒータコア(熱交換器本体)
12a ヒータパイプ(流入側配管)
12b ヒータパイプ(流出側配管)
13a ヒータホース(第1のホース)
13b ヒータホース(第2のホース)

Claims (4)

  1. 熱媒体と所定の流体とを熱交換させる熱交換器本体(6)に前記熱媒体を流入させる流入側配管(12a)と、前記熱交換器本体(6)から前記熱媒体を流出させる流出側配管(12b)とを前記熱交換器本体(6)に接続した熱交換器の配管構造であって、
    前記流出側配管(12b)は、前記流入側配管(12a)の内径(A)より小さい内径(B)を有することを特徴とする熱交換器の配管構造。
  2. 前記流入側配管(12a)の上流側に第1のホース(13a)が接続され、前記第1のホース(13a)の内径(C)より小さい内径(D)を有する第2のホース(13b)が前記流出側配管(12b)の下流側に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器の配管構造。
  3. 前記熱交換器本体(6)はヒータコアであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器の配管構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器の配管構造を用いたことを特徴とする空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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