JP2008079892A - 遊技装置 - Google Patents

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亮太 阿賀
Yoshitaka Shimura
敬隆 志村
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雅 齋藤
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亮 橋口
Yoshitsugu Ishihara
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Abstract

【目的】遊技球の流下経路の多彩な変化をもたらしつつ、遊技者の興趣を維持することの出来る遊技装置を提供することを目的とする。
【構成】複数の遊技釘を担持して回転自在な可動部を含む遊技盤を有する遊技装置であって、前記可動部の回転中心軸を含む平面内に並設された複数の振動片を担う発音部と、前記発音部を前記可動部の回転の際に前記遊技釘が前記発音部と当接するように位置決めする位置決め手段と、前記発音部に前記遊技釘が当接することで発せられる音を集音する集音手段と、を含んでいる。
【選択図】図2

Description

本発明は、可動部分を含む遊技盤を備えた遊技装置に関する。
パチンコ機に代表される弾球遊技装置は、遊技球による遊技が展開される遊技領域を備えた遊技盤を前面に有している。通常、遊技球の遊技領域への打ち出し強度を調整するハンドルや遊技球を収容する受け皿が、かかる遊技盤の下方に設けられている。遊技領域は、ガイドレールによって囲繞されており、その略中央部に図柄可変表示装置等のセンター役物を備えている。センター役物の周囲には、遊技釘、風車、入賞口等が配設されている。また、遊技装置は、打撃によって遊技球を遊技領域に打ち出す発射装置を遊技盤の下方などの所定の位置に有している。該発射装置は、受け皿から送り出される遊技球を短いレール構造を介して順次受け取るべく、一般的に受け皿近傍に設置されている。発射装置に導入された遊技球は、遊技者によるハンドルの操作量に従って調整された打ち出し強度に応じた速度で打ち出され、ガイドレールに沿って延びる誘導レールを経由し、遊技領域内を乱舞しながら流下する。遊技球が遊技領域の最下端にあるアウト口に到達するまでに入賞口に入った場合は、遊技者に所定の利得が提供されるため、遊技者は遊技内容に対して興味を引きつけられる。
前述したように、遊技領域には、複数の遊技釘が植設されており、これらの遊技釘に遊技球が衝突することによって、遊技球の流下方向が不規則になるように企図されている。しかしながら、遊技者は、遊技球の入賞を狙うためにハンドル操作量を一定とし、遊技球を常に同じ打ち出し強度で打ち出すため、遊技球の流下方向は、遊技釘が設置されているにもかかわらず規則的な軌跡を描くことがある。従って、遊技球の流下方向がある程度予想可能となって、単調な遊技内容となるため、従来のパチンコ機では、遊技者の興味を長時間引き付けておくことが必ずしも容易ではなかった。
そこで特許文献1には、遊技盤内に可動部を設け、可動部内に遊技釘を植設した遊技装置が開示されている。また、特許文献2には、遊技盤内に可動部を設け、可動部内及び可動部の外周に入賞口を設け、可動部内に遊技釘を植設した遊技装置が開示されている。特許文献1又は2に開示されている遊技装置は、可動部を設けることにより遊技球の流下方向に不規則的な変化を与えたり、遊技球の入賞経路を増加したりすることを可能にとしている。かかる構成によって遊技内容の変化が生じ、遊技者の興味の維持に貢献する。
特開2003-320095号公報 特開平05-192435号公報
特許文献1に記載の遊技装置において、可動部内の遊技球の流下方向は、可動部に設けられた遊技釘及びその回転動作に従っている。また、特許文献2に記載の遊技装置において、可動部の外周に備えられた入賞口への入賞経路は、可動部の回転動作に従い、可動部内の遊技球の流下方向及び入賞経路は、可動部に設けられた遊技釘及びその回転動作に従っている。
すなわち、遊技球が可動部内および可動部の近傍に導かれた時点で、遊技球の流下方向は可動部内に備えられた遊技釘およびその回転動作に支配され、遊技球の流下方向はほぼ決定される。その結果、かかる可動部を設けた遊技装置を操作する遊技者は、可動部の回転を記憶してしまえば遊技球の流下方向について予想可能になってしまうという問題がある。
本発明は、以上の如き事情に鑑みてなされたものであり、遊技領域における遊技球の流下経路の多彩な変化をもたらして、遊技者の遊技中の興趣を維持しかつ高揚せしめる遊技装置を提供することを目的としている。
複数の遊技釘を担持して回転自在な可動部を含む遊技盤を有する遊技装置であって、前記可動部の回転中心軸を含む平面内に並設された複数の振動片を担う発音部と、前記発音部を前記可動部の回転の際に前記遊技釘が前記発音部と当接するように位置決めする位置決め手段と、前記発音部に前記遊技釘が当接することで発せられる音を集音する集音手段と、を含むことを特徴とする。
本発明による遊技装置は、複数の遊技釘を担持して回転自在な可動部を含む遊技盤を含み、可動部の回転中心軸を含む平面内に並設された複数の振動片を担う発音部と、発音部を可動部に対して位置決めする位置決め手段と、発音部から発せられる音を集音する集音手段と、を有している。また、可動部に植設された遊技釘の移動軌跡を含む面が、遊技盤面に交差していても良い。
可動部は回転体であり、例えば、円筒、円柱、円錐若しくは円錐台状又は平盤状であっても良く、その周面上に遊技釘が植設されている。
また、本発明による遊技装置は、遊技装置の遊技操作を司る遊技制御手段をさらに有している。位置決め手段は、遊技制御手段から供給される遊技状態信号に応じて、発音部の可動部に対する位置決め動作を行うことも出来る。
さらに、本発明による遊技装置は、遊技球発射動作を検知して遊技中信号を発する手段を有している。遊技球中信号の存在下においては、位置決め手段は、発音部を可動部から離隔せしめる構成とすることも出来る。
以下、本発明の実施例としてのパチンコ機について、添付図面を参考しつつ詳細に説明する。
図1に示す如く、パチンコ機10は、本体基部となる本体枠11と、本体枠11の内部に配置された遊技盤12と、遊技盤12の前方に設けられていて本体枠11に対して開閉自在な前面枠13と、を有する。遊技盤12は、その盤面上にガイドレール14で囲まれた遊技領域12aを備えており、かかる遊技領域12aに向けて遊技球が打ち出される。
前面枠13の下方には下扉枠15が設けられている。下扉枠15には、遊技者が保有する遊技球を収容する受け皿15aと、遊技球の発射の制御および発射強度を制御するためのハンドル16と、が設けられている。ハンドル16は、パチンコ機10の右側部に配置されておりかつ遊技者が握りやすいように下扉枠15の表面高さから突出している。ハンドル16には、人体が触れることに応答して接触信号を生成する接触検知センサ(図示せず)が設けられている。当該接触検知センサから出力される接触信号はパチンコ機10の背面側に設けられた制御装置(図示せず)に入力される。
また、ハンドル16には、所定の角度範囲内で回動自在な打出調整部17が設けられている。打出調整部17には、パチンコ機10の背面側に設けられた遊技球の発射装置(図示せず)を駆動せしめることによる操作スイッチとなっており、打出調整部17を基準位置から時計回り方向に回動せしめることによって該発射装置が作動するようになっている。打出調整部17は、バネ等の弾性体により反時計回り方向への付勢力が付与されており、待機状態においては基準位置に位置している。基準位置とは打ち出し調整部17の回動量がゼロである位置をいい、かかる位置に打出調整部17が位置している場合には、遊技球は遊技盤12の遊技領域12aに打ち出されないようになっている。
遊技盤12の上方には、スピーカー18が設けられている。スピーカー18からは、遊技状態に合わせたメロディー又は音声や、遊技装置の異常を告知する異常警告音等が発せられる。
遊技盤12には、遊技球の流下方向を変化せしめる遊技釘が植設され、更には、風車等の役物が飛び飛びに設けられており、また最下部には入賞しなかった遊技球を回収するアウト口(いずれも図示せず)が設けられている。また、遊技盤12には、パチンコ機10の遊技状態を変化せしめるトリガーとしての機能を備えた始動口すなわちチャッカー(図示せず)が設けられている。すなわち、遊技球が該始動口を通過することを契機として、後述する羽根19、19´を開閉せしめて遊技球が後述する入賞装置20に導入され易いような遊技状態を提供する。
遊技盤12のほぼ中央にセンター役物が設けられており、例えばセンター役物は、いわゆる特別電動役物等の入賞領域を有する入賞装置20である。入賞装置20は、当該機構内への遊技球の通過の許否を振り分ける1対の羽根19、19´と、遊技盤12の盤面に略平行な回転中心軸の回りに回転自在な可動部21と、可動部21へ遊技球を導入するための導入装置22、一般入賞口23と、特定入賞口24(いわゆるVゾーン)と、を含んでいる。例えば導入装置22は、羽根19、19´の間に設けられる導入路(図示せず)などを含み遊技球を可動部21に導く通路である。
羽根19、19´は、後述する制御装置の働きによって遊技球が遊技盤12に設けられた始動口(図示せず)を通過することを契機として開閉することとしても良い。羽根19、19´が開状態にあるときに、遊技球はより容易に入賞装置20内に導かれることになる。遊技領域12aに導入された遊技球のうち羽根19、19´を通過して入賞装置20内に導かれた遊技球は、入賞球となって導入装置22を経て可動部21へ導入され、後述する遊技釘25と衝突しながら一般入賞口23又は特定入賞口24のどちらか一方へと導かれることとなる。
なお、遊技球の流下を容易にするために、可動部21の回転中心軸を水平方向から傾けても良く、例えば可動部21の回転中心軸を右方に向かって低くなるように傾けることで、遊技球を特定入賞口24に導くことが容易となる。
また、一般入賞口23内には、一般入賞球検知センサ(図示せず)が設けられ、特定入賞口24内には、特定入賞球検知センサ(図示せず)が設けられている。
遊技球が一般入賞口23を通過すると、該一般入賞球検知センサは球検知信号を後述する制御装置に供給し、この制御装置は賞球払出装置(図示せず)に払出信号を供給する。賞球払出装置は、該払出信号に応じて、所定数の賞球を遊技者に払い出す。
遊技球が特定入賞口24を通過すると、特定入賞球検知センサは球検知信号を上記した制御装置に供給し、制御装置は、遊技者に有利な特定遊技状態(大当たり遊技状態ともいう)が提供されるようにパチンコ機10を駆動する。ここで特定遊技状態とはパチンコ機10が短時間に大量の賞球を払い出すチャンスを遊技者に付与している状態を言い、例えば、羽根19、19’を複数回にわたって開閉させて遊技球を入賞装置20内へ導き易くしている状態をいう。羽根19、19’を開閉させる場合、制御装置は、羽根開閉機構(図示せず)に開閉駆動信号を供給する。
次に、図2及び図3を参照しつつ可動部21の1例について詳細に説明する。図2から判るように、可動部21は、全体として円筒若しくは円柱状であり、回転中心軸Aを中心として回動自在である可動部21の円周面21aには複数の遊技釘25が植設されている。回転中心軸Aは、遊技盤12の盤面に略平行であり、遊技釘25の移動軌跡を含む面が遊技盤12と交差する。なお、遊技釘という用語は、可動部21の円周面21aに設けられて遊技球を振り分け可能な突起を含むこととする。
なお、可動部21は回転体であり、その形状は円筒又は円柱状に限られず、例えば円錐体、円錐台、中央が膨らんでいる樽形状又は、
平盤状であっても良い。
また、可動部21の端面21bには、可動部21を回転させるため駆動ロッド31aが固着している。駆動ロッド31aは、モータやギヤ列(いずれも図示せず)から成る駆動機構31bにより回転駆動される。従って、可動部21は、駆動機構31bの回転周期(例えば1/10秒)にて回転する。なお、駆動ロッド31aと駆動機構31bとにより駆動部31が構成されている。
図2及び図3から判るように、可動部21の上方には、可動部21の回転中心軸Aを含む平面に沿って配設された複数の振動片32を含む発音部33が設けられている。また、各振動片32は片持ちばり状に振動部34に取り付けられ、振動部34はカバー35に固着され、振動片32の自由端側が可動部21に対向している。
一方、発音部33が可動部21に近接した位置に位置決めされると、可動部21の円周面21aに植設された複数の遊技釘25は、可動部21の回転(図3の実線矢印)に応じて振動片32を弾奏することになり、振動片32を振動せしめる。
上記した如く振動片32と遊技釘25とを設けることにより、可動部21の回転に応じて振動片32を振動せしめて音を発せしめることが可能となる。なお、振動片32から発せられる音の高低は、振動片32の各々の長さや幅を変えることによって調整することが可能となる。本実施例においては、例えば、振動片32はすべて同一幅であり、可動部21の一端面から他端面に向かって徐々に長くなっている。振動片32個々のサイズ及び数量及び、これに対応する遊技釘25の位置及び数量によって、様々な種類のメロディーを発することができる。従って、振動片32及び遊技釘25を適切に構成することによって、オルゴールの如く所望のメロディーを奏することが可能となる。
発音部33には、発音部33の位置決めを行うための位置決め手段としての位置決め駆動部36が設けられている。例えば位置決め駆動部36は、カバー35に固着されたラック36aを含んでいる。ピニオン36bは、ラック36aに噛み合ってこれを上下させる。ピニオン36bは位置決め駆動機構36cによって駆動される。位置決め駆動機構36cによりピニオン36bが回転せしめられることにより、ラック36a及び発音部33は、上下に移動する。
発音部33からの発音させる場合に、発音部33は、振動片32と遊技釘25が接触しない位置を基準位置として、基準位置から位置決め駆動部36の下降駆動により遊技釘25が振動片を弾奏できる位置、すなわち発音位置まで下降せしめられる。一方、発音部33から発音を止める場合に、位置決め駆動部36の上昇駆動により発音部33は、発音位置から基準位置まで上昇せしめられる。
発音部33の近傍には、発音部33の振動片32から発せられる音を集音するマイク等の集音手段37を設けている。なお、集音手段37は発音部と一体化するものであってもよい。集音手段37で集音された音は、アンプ(図示せず)によって増幅され、スピーカー18から発せられる。これにより比較的騒音レベルの高いパチンコホール内においても、振動片32から発せれる音を聞き取ることが可能となる。
前述したように、可動部21に植設された遊技釘25は、遊技球と衝突をすることで遊技球の軌道を変動させる一方、振動片32をはじくことにより発音させるという2つの機能を有する。従ってこれらの2つの機能を関連させることにより、ホール管理者、釘師、遊技者は、発音部33から発せられる発音を聞くことで遊技装置10の設定状態を容易に判断することが可能となる。
例えば、遊技装置10の正規の設定状態時に、発音部33から何らかのメロディーが発せられるように、遊技釘25の植設位置及び、傾き等を設定する。正規の設定状態の遊技釘25の傾き等を変更してしまうと、遊技釘25が、特定の振動片32を弾奏せずに、他の振動片32を弾奏してしまう。つまり、発音部33から発せられる音は、期待されるメロディーとは違ったメロディー又はテンポの異なるメロディーとなってしまう。従って、ホール管理人、釘師又は遊技者はメロディーにより遊技装置10の設定状態を判断することが可能となる。
次に、本実施例のパチンコ機10の制御装置について図4を参照しながら説明する。図4に示す如く、パチンコ機10には、マイクロコンピュータ等からなる制御装置40が設けられている。制御装置40は、電源41から電源供給ラインが接続されている。また、制御装置40は、始動口検知センサ42、一般入賞球検知センサ43及び特別入賞球センサ44からの球検知信号を受信する。さらに、制御装置40は、ハンドル16に設けられた接触検知センサ16a及び打出調整部17からハンドル16の操作状況の信号を受信する。
制御装置40は、始動口検知センサ又は特別入賞検知センサからの球検知信号に応じて、羽根19、19’を駆動させる羽根開閉機構45を制御する。また、制御装置40は、接触検知センサ16a及び打出調整部17からの信号に基づいて発射装置46を駆動させる。さらに、制御装置40は、遊技状態の変化に伴ってランプ等の電飾装置47、大当たり状態時に賞球を払い出す賞球払出装置48、遊技状態に異常が発生した時に異常を告知する異常告知装置49等を制御する。
制御装置40は、その遊技状態に合わせて発音部33の可動部に対する位置決め信号によって位置決め駆動機構36c内のモータを駆動する。その1例として、制御装置40は、通常の遊技状態の場合には、基準位置に発音部33を位置させ、遊技装置10が特定遊技状態(いわゆる大当たり状態)に突入した場合には、制御装置40からの位置決め信号を基に発音部33を発音位置へと移動せしめる。
また、制御装置40は、遊技者による遊技球発射動作を検知して遊技中信号を発するべく、ハンドル16に設けられた検知手段としての接触検知センサ16aから送信される接触検知信号によって、遊技者が遊技中であるかを判断する。遊技者が遊技中の場合に、制御装置40は、位置決め駆動機構36cへ、発音部33を可動部から離間させるための位置決め信号を送信する。その一例として、遊技者が遊技中でない状態(いわゆる待機状態)において発音部33は、発音位置に位置しかつ発音をし、遊技者が遊技を開始すると発音部33は、基準位置に移動し発音を停止する。
さらに、制御装置40は、遊技者が遊技を止めて、遊技装置10が待機状態になり所定時間(例えば30秒)を経過すると再び、発音部33を発音位置へ移動させる。従って、待機状態の遊技装置10から発音がするため、その発音状態により遊技者は、遊技装置10の設定状況を判断することができる。
以上のように、本発明の実施例の遊技装置は、回動自在な可動部に遊技釘を植設しているため、遊技球の流下経路の多彩な変化を機構らして、遊技者の興趣を維持しかつ高揚せしめることが可能となっている。
なお、可動部に植設された遊技釘と、その遊技装置の設定状態との関係は、密接に関与している。従って、ホール管理人、釘師等は、発音部からの発音によって容易に遊技釘の設定確認や設定調整を行うことができる。一方で、遊技者は、その発音から遊技釘の状態から遊技装置の設定を容易に判断することができるため、すべての遊技者に公平に遊技装置の選択方法を与えることを可能としている。
また、可動部は円盤状であっても良く、その1例を図5を参照しつつ説明する。
図5から判るように、可動部50の端面50aには、複数の遊技釘51が植設されている。また、端面50aの反対の面である可動部50の底面には、可動部50を回転させるため駆動ロッド52aが固着されている。駆動ロッド52aは、モータやギヤ列(図示せず)から成る駆動機構52bにより回転駆動される。従って、可動部50は、駆動機構52bの回転周期(例えば1/10秒)にて回転する。なお、駆動ロッド52aと駆動機構52bとにより駆動部52が構成されている。
可動部50の端面50a側には、可動部50の回転中心Oを含む面内に複数の長さの異なる振動片53を含む発音部54が設けられている。発音部54には、マイク等の集音手段55および、発音部54の位置決めを行うための位置決め手段としての位置決め駆動部56が設けられている。
端面50aに植設された複数の遊技釘51は、可動部50の回転(図5の実線矢印)に応じて振動片54を弾奏せしめる。振動片54の弾奏により発する音は集音手段56により集音される。
発音部55は、上部に固着された位置決め駆動部57により上下に移動する。例えば、位置決め駆動部57は、発音部54に固着されたラック57aを含んでいる。ピニオン57bは、ラック57aに噛み合ってこれを上下させる。ピニオン57bは位置決め駆動機構57cによって駆動される。位置決め駆動機構57cの回転によりピニオン57bが回転することにより、ラック57a及び発音部54は、上下に移動する。
また、可動部の設置方向は一定方向に限られことなく、様々な方向に設置しても良く、その1例を図6を参照しつつ説明する。
遊技装置60に設けられた遊技盤12のほぼ中央には、センター役物すなわち入賞装置62が設けられている。入賞装置62は、当該機構内への遊技球の通過の許否を振り分ける羽根63、63’と、円筒体形状の可動部64とが設けられている。可動部64は、その中心軸が垂直方向に位置するように設けられている。また、可動部64の上方には、可動部64へ遊技球を導入するための導入装置65が設けられている。例えば導入装置65は、羽根63、63’の間に設けられる導入路(図示せず)などを含み遊技球を可動部64に導く通路である。さらに、可動部64の下方には、一般入賞口66と、特定入賞口67(いわゆるVゾーン)と、が設けられている。
入賞装置62に導入された遊技球は、導入装置65により可動部64へ導入され、可動部64の円周面に植設された遊技釘68と衝突しながら、一般入賞口66又は特別入賞口67のどちらか一方に導かれる。
また、可動部64の円周面に隣接する位置に発音部69及び発音部69を左右に移動させる位置決め駆動部70が設けられている。さらに、可動部64を可動させるための駆動ロット及び駆動機構(いずれも図示せず)が可動部64の上面又は下面に固着されている。
また、1つの可動部に対して複数個の発音部及び位置決め駆動部を設けても良く、その1例を図7を参照しつつ説明する。
可動部81の円周面81aには、複数の遊技釘82が植設されている。また、可動部81の端面81bには、可動部81を回転させるための駆動ロッド83aが固着さている。また、駆動ロッド83aは、モータやギヤ列(図示せず)から成る駆動機構83bにより回転駆動される。従って、可動部81は、駆動機構83bの回転周期(例えば1/10秒)にて回転する。なお、駆動ロッド83aと駆動機構83bとにより駆動部83が構成されている。可動部81の上方には、可動部81の回転中心Aを含む面内に複数の振動片84を含む複数の発音部85が設けられている。振動片84は、片持ちばり状に振動部86に取り付けられ、振動部86はカバー87に固着され、振動片84の自由端側が可動部81に対向している。また、各発音部85には、マイク等の集音手段(図示せず)及び、発音部85の位置決めを行う位置決め駆動部88がそれぞれ1個ずつ設けられている。例えば位置決め駆動部88は、カバー87に固着されたラック88aを含んでいる。ピニオン88bは、ラック88aに噛み合ってこれを上下させる。ピニオン88bは位置決め駆動機構88cによって駆動される。位置決め駆動機構88cの回転によりピニオン88bが回転することにより、ラック88a及び発音部85は、上下に移動する。
発音部85のそれぞれに位置決め駆動部88が設けられているため、各発音部85は独立して位置決めを行うことが可能である。従って、遊技状態によっていずれか1つの発音部85から発音することが可能となり、遊技状態によって流れるメロディーを変更することが可能となる。
本発明の実施例としての遊技装置の外観正面図である。 本発明による可動部及び発音部の斜視図である。 本発明による可動部及び発音部の側面図である。 本発明の実施例による遊技機の制御系のブロック図である。 本発明の変形例としての可動部の斜視図である。 本発明の変形例としての遊技装置の外観正面図である。 本発明の変形例としての可動部の斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技装置)
12 遊技盤
21 可動部
25 遊技釘
31 駆動部
32 振動片
33 発音部
36 位置決め駆動部
37 集音手段

Claims (7)

  1. 複数の遊技釘を担持して回転自在な可動部を含む遊技盤を有する遊技装置であって、
    前記可動部の回転中心軸を含む平面内に並設された複数の振動片を担う発音部と、
    前記発音部を前記可動部の回転の際に前記遊技釘が前記発音部と当接するように位置決めする位置決め手段と、
    前記発音部に前記遊技釘が当接することで発せられる音を集音する集音手段と、を含む遊技装置。
  2. 前記可動部の前記遊技釘の移動軌跡を含む平面が、前記遊技盤面に交差することを特徴とする請求項1に記載の遊技装置。
  3. 前記可動部は、回転体であり、その周面上に前記遊技釘が植設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技装置。
  4. 前記可動部は、円筒、円柱、円錐若しくは円錐台状であり、その円周面上に前記遊技釘が植設されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技装置。
  5. 前記可動部は、その回軸中心に交差する平盤状であり、その平盤面上に前記遊技釘が植設されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技装置。
  6. 遊技動作を司る遊技制御手段を更に有し、
    前記位置決め手段は、前記遊技制御手段から供給される遊技状態による位置決め信号に応じて前記発音部の前記可動部に対する位置決め動作をなすことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1に記載の遊技装置。
  7. 遊技球発射動作を検知して遊技中信号を発する検知手段を有し、
    前記遊技球中信号の存在下においては、前記位置決め手段は前記発音部を前記可動部から離隔せしめることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1に記載の遊技装置。
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