JP2008078973A - ダブルトーク検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】適応推定動作が収束していないときや、ダブルトークが連続して発生するときでも、正確にダブルトーク判定ができるダブルトーク検出方法を提供する。
【解決手段】受信信号Rinが基準値XTH以下であれば、比較器16から出力される禁止信号INH1で適応FIRフィルタ2の適応推定動作は禁止される。送信信号Sinが基準値YTH以下であれば、比較器17からクリア信号CLが出力されて適応FIRフィルタ2の適応推定動作が可能になると共に、ダブルトーク検出閾値TRIMが0クリアされる。受信信号Rinと送信信号Sinが共に存在すると、送信信号レベルSinLに余裕値αを付加した値と受信信号レベルRinLが比較器20で比較され、送信信号レベルが受信信号レベルを超えていれば、禁止信号INH3が出力されて適応FIRフィルタ2の適応推定動作が禁止され、ダブルトーク検出閾値TRIMが保存される。
【選択図】図1

Description

本発明は、エコーキャンセラにおける適応FIR(Finite Impulse Response)フィルタの適応推定動作(タップ係数更新)の制御を行うためのダブルトーク検出方法に関するものである。
電話回線において加入者端の電話機に接続される加入者線は2線式構成が採用されるのに対し、交換機から先の基幹回線は4線式構成が採用される。2線式と4線式の相互変換のためにハイブリッドコイルが接続されるが、インピーダンスの不整合によりエコー経路が形成され、エコーが生じる。また、ハンズフリー電話やテレビ会議システムでは音響エコー経路が存在するため、同様のエコーが生じる。これらのエコーは通話品質を劣化させるため、エコーキャンセラが必要不可欠である。
一般に、エコーキャンセラは、遠端から入力されてディジタル化された受信信号から擬似エコー信号を生成する適応FIRフィルタと、近端から入力されてディジタル化された送信信号からこの擬似エコー信号を減算して送信音声データを出力する減算器と、ダブルトーク検出器とで構成されている。
適応FIRフィルタは、エコー経路のインパルス応答を推定した特性と入力された受信信号から、演算によって擬似エコー信号を生成して減算器へ与えるものである。減算器は、入力された送信信号から擬似エコー信号を減算した残差信号を、送信音声データとして出力するものである。また、残差信号は、適応FIRフィルタにフィードバックされ、この適応FIRフィルタによって残差信号が最小になるように適応推定動作(タップ係数更新)が行われるようになっている。
適応FIRフィルタの適応推定動作は、遠端側の音声のみが存在するシングルトーク状態のときは正常に行われるが、遠端側と近端側の音声が同時に存在するダブルトーク状態のとき、或いは遠端側の音声が無音のときは適応推定動作が乱れやすくなる。
ダブルトーク検出器はこの問題を回避するもので、ダブルトーク状態と遠端からの有効な受信信号が存在しない状態を検出して、適応FIRフィルタの適応推定動作を停止させるためのものである。
下記特許文献1には、受信信号、送信信号及び残差信号の各短時間平均パワーを検出して対数表示のパワー値を生成し、これらのパワー値を比較することによって適応FIRフィルタに対する制御信号を生成するダブルトーク検出器が記載されている。
このダブルトーク検出器は、受信パワー値から残差パワー値を差し引いてレベル差信号を出力する減算器、このレベル差信号にマージンを加算して加算値を出力する加算器、受信パワー値を第1の基準レベルと比較することによって受信信号が存在しない状態を検出する第1の比較器、送信パワー値を第2の基準レベルと比較することによって送信信号が存在しない状態を検出する第2の比較器、1サンプル前のダブルトーク検出閾値と加算値を比較して適応FIRフィルタに対する制御信号を出力する第3の比較器、及び、レベル差信号と加算値と第1〜第3の比較器の比較結果に基づいてダブルトーク検出閾値を出力する閾値制御部を備えている。
このダブルトーク検出器では、減算器によって受信パワー値から残差パワー値が差し引かれてレベル差信号が生成され、更に加算器によってこのレベル差信号にマージンが加算されて加算値が求められる。このマージンは、エコー経路の微小変動に対してダブルトーク検出を追従させるための余裕値である。
レベル差信号と加算値は閾値制御部に与えられ、第1〜第3の比較器の比較結果に応じてダブルトーク検出閾値が生成される。即ち、第1の比較器によって受信信号が存在しない状態が検出されると、適応FIRフィルタの適応推定動作を停止させる制御信号が出力されると共に、閾値制御部でのダブルトーク検出閾値の更新が禁止される。また、第2の比較器によって送信信号が存在しない状態が検出されると、制御信号及びダブルトーク検出閾値がクリアされる。そして、第3の比較器によってダブルトーク検出閾値と加算値が比較され、ダブルトークまたはシングルトークの判定が行われる。
このような構成により、受信信号のアイドル雑音(無音雑音)等によって適応FIRフィルタの推定動作が乱れることが防止され、更に、回路瞬断等のエコー経路切り替わりや、エコー経路が平坦遅延を有する場合等が検出され、適応FIRフィルタを推定動作可能な状態にさせることができるようになっている。
特公平8−21881号公報 特開2003−110469号公報
しかしながら、前記ダブルトーク検出器では以下のような課題があった。
適応FIRフィルタの適応推定動作が収束していない時にダブルトークが発生すると、ダブルトーク検出閾値は小さい値であるため、加算値がダブルトーク検出閾値よりも大きくなり、シングルトークと判定されて適応推定動作が乱れることがある。
また、適応推定動作が収束してダブルトーク検出閾値が大きくなった状態でも、ダブルトークが連続すると適応推定動作は一旦停止されるが、このダブルトーク検出閾値は小さくなる方向へ更新され、やがては加算値がダブルトーク検出閾値よりも大きくなり、シングルトークと判定されて適応推定動作が乱れる。
本発明は、適応推定動作が収束していない時やダブルトークが連続して発生する時に、正確にダブルトーク判定ができるダブルトーク検出方法を提供することを目的としている。
本発明は、適応フィルタにより、受信信号とこの受信信号のエコーが加わった送信信号に基づいてエコー経路のインパルス応答を推定して擬似エコー信号を生成し、送信信号から擬似エコー信号を差し引いた残差信号を送出するエコーキャンセラの動作時に、受信信号と送信信号が同時に発生するダブルトーク状態を、検出閾値を基準として検出して適応フィルタの推定動作を禁止するダブルトーク検出方法を次の第1から第3の処理で構成したことを特徴としている。
即ち、第1の処理は、受信信号が無いときに、適応フィルタの推定動作を禁止すると共に検出閾値を保存する。第2の処理は、受信信号が有りかつ送信信号が無いときに、適応フィルタの推定動作の禁止を解除すると共に検出閾値を低下させる。第3の処理は、受信信号と送信信号が共に存在するときに、送信信号のレベルに第1の余裕値を付加した第1の加算値と受信信号のレベルを比較する。そして、第1の加算値が受信信号のレベル以上であれば適応フィルタの推定動作を禁止すると共に検出閾値を保存し、第1の加算値が受信信号のレベル未満であれば、受信信号と残差信号とのレベル差に第2の余裕値を付加した第2の加算値と検出閾値の比較結果に従って適応フィルタの推定動作の可否を決定すると共にその検出閾値を更新する。
本発明では、第3の処理において、受信信号と送信信号が共に存在するときに、この送信信号のレベルに第1の余裕値を付加した第1の加算値と受信信号のレベルを比較し、第1の加算値が受信信号のレベル以上であれば適応フィルタの推定動作を禁止すると共に検出閾値を保存するようにしている。これにより、適応推定動作が収束していない時やダブルトークが連続して発生する時にでも、正確にダブルトーク判定ができるという効果がある。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1を示すエコーキャンセラの構成図である。
このエコーキャンセラは、遠端側から入力される音声信号をディジタルの受話入力信号Rinに変換するアナログ−ディジタル変換器(以下、ADCという)1、適応FIRフィルタ2、受話入力信号Rinをアナログ信号に戻して近端側のハイブリッドコイルHYB等に出力するディジタル−アナログ変換器(以下、DAC変換器という)3を有している。
適応FIRフィルタ2は、ハイブリッドコイルHYB等によるエコー経路のインパルス応答の特性を推定してタップ係数を更新し、この推定された特性と受話入力信号Rinから、演算によってエコー信号と推定される擬似エコー信号Sinhを生成するものである。適応FIRフィルタに用いられるアルゴリズムとして、LMS(Least Mean Square)アルゴリズムやNLMS(Normalized LMS)アルゴリズム、RLS(Recursive Least Square)アルゴリズム等が広く知られている。
また、このエコーキャンセラは、近端側からハイブリッドコイルHYB等を介して出力される音声信号をディジタルの送話入力信号Sinに変換するADC4を有している。ADC4の出力側には減算器5が接続されている。減算器5は、送話入力信号Sinから擬似エコー信号Sinhを差し引いて、残差信号Resを出力するものである。残差信号Resは、適応FIRフィルタ2にフィードバックされると共に、DAC6でアナログの音声信号に変換され、遠端側へ出力されるようになっている。
更に、このエコーキャンセラは、適応FIRフィルタ2の適応推定動作を制御するための禁止信号INHを生成するダブルトーク検出器10を有している。
ダブルトーク検出器10は、遠端側の音声のみが存在するシングルトーク状態のときに適応FIRフィルタ2に適応推定動作を行わせ、遠端側と近端側の音声が同時に存在するダブルトーク状態のとき、または、遠端側の音声が無音のときは適応推定動作を禁止するためのものである。
このダブルトーク検出器10は、それぞれ受話入力信号Rin、残差信号Res、送話入力信号Sinの短時間平均パワーを検出して受話入力レベルRinL、残差レベルResL、送話入力レベルSinLを出力するパワー検出器11,12,13を有している。パワー検出器11,12の出力側には減算器14が接続され、この減算器14の出力側が加算器15と閾値制御部30に接続されている。減算器14は受話入力レベルRinLと残差レベルResLのレベル差を求め、このレベル差信号Acomを加算器15と閾値制御部30に与えるものである。加算器15はレベル差信号Acomに一定のマージン値γを加算して加算値FLGを算出し、これを閾値制御部30に与えるものである。マージン値γは、エコー経路の微小変動に対し、適応FIRフィルタ2を追従可能とするための余裕値である。閾値制御部30は、後述するように、レベル差信号Acom、加算値FLG等を入力して可変のダブルトーク検出閾値TRIMを生成する回路である。
パワー検出器11,13の出力側には、それぞれ比較器(CMP)16,17が接続されている。比較器16は、基準値XTHと受話入力レベルRinLを比較して受話入力信号Rinの無音状態を検出し、それに応じた適応推定動作の禁止信号INH1と制御信号S1を出力するものである。即ち、比較器16は、RinL<XTHのときに、論理“1”の禁止信号INH1を出力して適応FIRフィルタ2における適応推定動作を禁止すると共に、制御信号S1を出力して閾値制御部30におけるダブルトーク検出閾値TRIMの更新を禁止し、受話入力信号Rinのアイドル雑音(無音雑音)等によって適応FIRフィルタ2の適応推定動作が乱れることを防止する機能を有している。
比較器17は、基準値YTHと送話入力レベルSinLを比較し、SinL<YTHのときに送話入力信号Sinが無音と判定して、適応FIRフィルタ2の適応推定動作の禁止信号INHをクリアするためのクリア信号CLを出力すると共に、閾値制御部30のダブルトーク検出閾値TRIMを、例えば0にクリアするための制御信号S2を出力するものである。即ち、この比較器17は、回路瞬断等のエコー経路切り替わりや、エコー経路が平坦遅延を有する場合等を検出し、適応FIRフィルタ2を適応推定動作の可能な状態にする機能を有している。
また加算器15の出力側には第3の比較器18が接続されている。比較器18は、閾値制御部30によって1サンプリングタイム前に計算されたダブルトーク検出閾値TRIMと加算値FLGの比較を行うものである。比較器18は、TRIM≧FLGの場合、ダブルトークと判定して適応FIRフィルタ2の適応推定動作を禁止するための“1”の禁止信号INH2を出力し、TRIM<FLGの場合には、シングルトークと判定して“0”の禁止信号INH2を出力するようになっている。更に、この比較器18は、これらの判定結果に応じてダブルトーク検出閾値TRIMの制御方法を選択する制御信号S3を閾値制御部30に出力するものである。
パワー検出器13の出力側には、更に送話入力レベルSinLにエコーリターンロスのマージン値αを加算する加算器19と、その加算結果SinL+αと受話入力レベルRinLを比較する比較器20が接続されている。比較器20は、比較結果に応じて禁止信号INH3と制御信号S4を出力するもので、制御信号S4は閾値制御部30に与えられ、禁止信号INH3は3入力の論理和回路21の1つの入力側に与えられている。論理和回路21の他の2つの入力側には、比較器16,18からの禁止信号INH1,INH2が与えられるようになっている。論理和回路21の出力側は、禁止クリア回路22に接続されている。
禁止クリア回路22は、例えばスイッチで構成され、通常状態では論理和回路21から入力された信号をそのまま禁止信号INHとして適応FIRフィルタ2へ出力し、比較器17からクリア信号CLが与えられると接地側へ切換えて“0”の禁止信号INHを出力するようになっている。
図2は、図1中の閾値制御部30の一例を示す構成図である。
この閾値制御部30は、レベル差信号Acomを入力する入力端子31、加算値FLGを入力する入力端子32、及びダブルトーク検出閾値TRIMを出力する出力端子33を有している。入力端子31、32にはそれぞれ回路A,Bが接続され、これらの回路A,Bの出力側がセレクタC及びリミッタDを介して出力端子33に接続されている。
回路Aは、レベル差信号Acomを積分する回路で、入力端子31に直列に接続された乗算器34及び加算器35を有し、この加算器35の一方の入力側に出力端子33の信号が単位遅延素子36及び乗算器37を介して与えられている。乗算器34はレベル差信号Acomに係数δ1を掛けてその乗算結果Acom・δ1を加算器35に与えるもので、単位遅延素子36は遅延時間Z−1を有し出力端子33のダブルトーク検出閾値TRIMの過去(例えば、1サンプリングタイム前)の値を保持するものである。乗算器37はダブルトーク検出閾値TRIMの過去の値に係数(1−δ1)を掛けてその乗算結果TRIM・(1−δ)を加算器35に与えるもので、加算器35は乗算結果のAcom・δ1とTRIM・(1−δ1)を加算するものである。
回路Bは、入力端子32に直列に接続された減算器38、乗算器39及び減算器40を有し、これらの減算器38,40の一方の入力側に出力端子33の信号が単位遅延素子41を介して与えられている。単位遅延素子41は遅延時間Z−1を有し出力端子33のダブルトーク検出閾値TRIMの過去の値を保持するものである。減算器38はダブルトーク検出閾値TRIMの過去の値から加算値FLGを減算して減算値TRIM−FLGを求めるもので、乗算器39は減算値TRIM−FLGに係数δ2を掛けて乗算値(TRIM−FLG)・δ2を求めるもので、減算器40はダブルトーク検出閾値TRIMから乗算値(TRIM−FLG)・δ2を減算するものである。なお、各回路A,Bは、比較器16の制御信号S1が“1”のときに演算動作を停止するようになっている。
更に、回路A,Bの出力側に接続されるセレクタCは、加算器35の出力側に接続される端子42、減算器40の出力側に接続される端子43、端子33のダブルトーク検出閾値TRIMの値を保持する端子44、接地電位に接続された端子45及びリミッタDの入力側に接続された共通端子46を有し、比較器16の制御信号S1により端子44へ、比較器17の制御信号S2によって端子45側へ、比較器18,20の制御信号S3,S4の組み合わせに応じて端子42〜44へ切り替わるものである。また、リミッタDは、ダブルトーク検出閾値TRIMの最大値及び最小値を制限する回路である。
次に、このエコーキャンセラの動作を説明する。
遠端側からの音声信号が入力されると、ADC1でサンプリングされてエコーキャンセラの受話入力信号Rinとなる。受話入力信号Rinは、ダブルトーク検出器10と適応FIRフィルタ2へ入力されると共に、DAC3でアナログ受信信号に変換され、ハイブリッドコイルHYBを介して近端側に出力される。このとき、ハイブリッドコイルHYBのインピーダンスの不整合やスピーカとマイクロホンの音響結合により形成されるエコー経路により、アナログ受信信号が近端の送話側に回り込み、ADC4でサンプリングされてエコーキャンセラの送話入力信号Sinとなって減算器5に与えられる。
減算器5は、送話入力信号Sinから擬似エコー信号Sinhを減算した残差信号Resを出力する。残差信号Resは、送話出力信号としてDAC6でアナログ信号に変換され、遠端側へ出力される。また、残差信号Resは適応FIRフィルタ2にフィードバックされ、適応FIRフィルタ2は、ダブルトーク検出器10から禁止信号INHが与えられていないときに、この残差信号Resが最小になるように適応推定動作を実行する。
図3は、図1中のダブルトーク検出器10の動作を示すフローチャートである。以下、この図3を参照しつつ、ダブルトーク検出の詳細動作を説明する。
図3のステップST1において、図1の中のダブルトーク検出器10により、受話入力信号Rin、残差信号Res及び送話入力信号Sinの短時間平均パワーをそれぞれパワー検出器11,12,13で検出し、受話入力レベルRinL、残差レベルResL及び送話入力レベルSinLを出力する。
受話入力レベルRinLは減算器14と比較器16,20に、残差レベルResLは減算器14に、送話入力レベルSinLは比較器17と加算器19にそれぞれ与えられる。受話入力レベルRinLと残差レベルResLは減算器14で減算され、レベル差信号Acomとして加算器15と閾値制御部30に与えられる。加算器15はレベル差信号Acomにマージン値γを加算し、加算値FLGとして比較器18と閾値制御部30に供給する。加算器19は、送話入力レベルSinLにエコーリターンロスのマージン値αを加算し、比較器20に供給する。マージン値αは、想定されるエコーリターンロスに相当する固定値である。各比較器16〜18,20は、次のように順次判定動作を行う。
ステップST2において、比較器16は、基準値XTHと受話入力レベルRinLの比較を行い、受話入力信号Rinが無音か有音かを判定する。RinL<XTHならば、受話入力信号Rinが無音状態であると判定し、ステップST3へ進む。RinL≧XTHならば、受話入力信号Rinが有音状態であると判定し、ステップST4へ進む。
ステップST3において、比較器16は、禁止信号INH1及び制御信号S1を“1”にして出力する。禁止信号INH1は論理和回路21に与えられ、論理和回路21の出力信号は、他の比較器18,20の比較結果に拘らず“1”となる。禁止信号INH1は、禁止クリア回路22を通して適応FIRフィルタ2に与えられ、この適応FIRフィルタ2の適応推定動作が禁止される。一方、制御信号S1は、閾値制御部30における回路A,Bの動作を停止させ、ダブルトーク検出閾値TRIMの更新を禁止する。これにより、ダブルトーク検出閾値TRIMは、そのままの値に保存される。なお、このとき他の比較器17,18,20は比較動作を実行しない。
ステップST4において、比較器17は送話入力レベルSinLと基準値YTHの比較を行い、送話入力信号Sinが無音か有音かを判定する。SinL<YTHならば、送話入力信号Sinが無音状態と判定し、ステップST5へ進む。SinL≧YTHならば、送話入力信号Sinが有音状態と判定し、ステップST6へ進む。
ステップST5において、比較器17は、クリア信号CLと制御信号S2を“1”にして出力する。クリア信号CLにより禁止クリア回路22から出力される禁止信号INHが“0”にクリアされ、適応FIRフィルタ2の適応推定動作の禁止が解除され、適応推定動作が可能な状態になる。一方、制御信号S2により、ダブルトーク検出閾値TRIMが例えば0にクリアされる。このとき、比較器18,20は比較動作を実行しない。
ステップST6において、比較器18,20は、比較動作を実行する。比較器18は、ダブルトーク検出閾値TRIMとレベル差信号Acom+γの比較を行う。TRIM≧Acom+γならば、比較器18は、禁止信号INH2と制御信号S3を“1”にして出力し、TRIM<Acom+γならば禁止信号INH2と制御信号S3を“0”にして出力する。また、比較器20は、送話入力レベルSinL+αと受話入力レベルRinLの比較を行う。SinL+α≧RinLならば、比較器20は、禁止信号INH3と制御信号S4を“1”にして出力し、SinL+α<RinLならば禁止信号INH3と制御信号S4“0”にして出力する。
論理和回路21では、比較器16,18,20から出力される禁止信号INH1,INH2,INH3の論理和が取られ、禁止クリア回路22を通して禁止信号INHが適応FIRフィルタ2に与えられる。従って、禁止信号INH1,INH2,INH3の論理和が“1”であれば、ダブルトークと判定されて適応推定動作が禁止され、“0”ならばシングルトークと判定されて適応FIRフィルタ2の適応推定動作の禁止が解除される。
比較器18,20の判定結果は、制御信号S3、S4として制御閾値部30へ与えられ、比較器16,17からの制御信号S1,S2と共に、セレクタCによる端子の選択切換えが行われる。閾値制御部30では、レベル差信号Acomと加算値FLGでダブルトーク検出閾値TRIMを更新し、セレクタCとリミッタDを介して出力する。
制御信号S1により受話入力信号Rinが無音と判定された場合は、セレクタCで端子44が選択され、ダブルトーク検出閾値TRIMが保存される。
制御信号S2により送話入力信号Sinが無音と判定された場合は、セレクタCで端子45が選択され、ダブルトーク検出閾値TRIMは、例えば0にクリアされる。
上記以外の場合には制御信号S3,S4の組み合わせによりセレクタCの選択が決定される。このステップST6における比較結果により、選択信号S3,S4が共に“0”
(即ち、FLG>TRIM、かつ、SinL+α<RinL)の時はステップST7へ進み、選択信号S3,S4がそれぞれ“1”,“0”(即ち、FLG≦TRIM、かつ、SinL+α<RinL)の時はステップST8へ進み、選択信号S4が“1”
(即ち、SinL+α≧RinL)の時はステップST9へ進む。
ステップST7において、セレクタCは端子42に接続され、レベル差信号Acomで更新された回路Aのダブルトーク検出閾値TRIMが選択される。従って、新たなダブルトーク検出閾値TRIMは、Acom・δ1+TRIM(1−δ1)となる。これにより、ダブルトーク検出閾値TRIMは増加する。
ステップST8において、セレクタCは端子43に接続され、加算値FLGで更新された回路Bのダブルトーク検出閾値TRIMが選択される。従って、新たなダブルトーク検出閾値TRIMは、TRIM−(TRIM−FLG)・δ2となる。これにより、ダブルトーク検出閾値TRIMは減少する。
ステップST9において、選択信号S3の値に拘らずセレクタCは端子44に接続され、TRIMは保存される。
ステップST3,ST5,ST7〜ST9の終了後は、再びステップST1へ戻って同様の動作が繰り返される。
以上のように、この実施例1のダブルトーク検出器10によれば、受話入力レベルRinLと送話入力レベルSinLを比較器20で比較して禁止信号INH3を出力し、比較器16,18から出力される禁止信号INH1,INH2との論理和を取って適応FIRフィルタ2に対する禁止信号INHを生成するようにしている。これにより、適応推定動作が収束していない時にダブルトークが発生しても、そのダブルトークを検出して推定動作の乱れを防ぐことができるという利点がある。
また、送話入力レベルSinLから受話入力レベルRinLを引いた値がマージン値α以上のときに、ダブルトーク検出閾値TRIMを保存する機能を有するので、ダブルトークが連続的に発生してもダブルトーク検出閾値TRIMが小さくなってシングルトークと誤判定されるおそれがなくなり、適応推定動作の乱れをなくすことができるという利点がある。
図4は、本発明の実施例2を示すダブルトーク検出のフローチャートであり、図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。なお、対応するエコーキャンセラの構成は、図1と同様である。
図4において、ステップST4で送話入力レベルSinLによって送話入力信号が無音状態と判定され、ステップST5の処理が行われるまでの動作は、図3と同様である。
ステップST4において、送話入力信号Sinが有音状態と判定されると、ステップST10へ進む。
ステップST10において、比較器20が送話入力レベルSinL+αと受話入力レベルRinLの比較動作を実行する。SinL+α≧RinLの場合は、ステップST11へ進み、SinL+α<RinLの場合はステップST12へ進む。
ステップST11において、比較器20はダブルトークと判定して“1”の制御信号S4を閾値制御部30に出力するとともに、“1”の禁止信号INH3を論理和回路21に出力する。判定結果は禁止クリア回路22を通して適応FIRフィルタ2に与えられ、適応推定動作は禁止される。また、制御信号S4は、閾値制御部30におけるダブルトーク検出閾値TRIMの更新を禁止する。この際、比較器3は比較動作を実行しない。
ステップST12において、比較器20は、“0”の制御信号S4を閾値制御部30に出力し、かつ、“0”の禁止信号INH3を論理和回路21に出力すると共に、比較器18がダブルトーク検出閾値TRIMとレベル差信号Acom+γ(=加算値FLG)の比較動作を実行する。FLG>TRIMの場合は、ステップST13へ進み、FLG≦TRIMの場合は、ステップST14へ進む。
ステップST13において、比較器18は“0”の禁止信号INH2を論理和回路21に出力すると共に、“0”の制御信号S3を閾値制御部30に出力する。閾値制御部30では、セレクタCは端子42に接続され、レベル差信号Acomで更新された回路Aのダブルトーク検出閾値TRIMが選択される。従って、新たなダブルトーク検出閾値TRIMは、Acom・δ1+TRIM(1−δ1)となる。
ステップST14において、比較器18は“1”の禁止信号INH2を論理和回路21に出力すると共に、“1”の制御信号S3を閾値制御部30に出力する。閾値制御部30では、セレクタCは端子43に接続され、加算値FLGで更新された回路Bのダブルトーク検出閾値TRIMが選択される。従って、新たなダブルトーク検出閾値TRIMは、TRIM−(TRIM−FLG)・δ2となる。
ステップST3,ST5,ST11,ST13,ST14の終了後は、再びステップST1へ戻って同様の動作が繰り返される。
以上のように、この実施例2によれば比較器20の動作を優先的に行うことによって、この比較器20の結果によっては比較器18の動作を省略することができ、実施例1と同様の利点に加えて、計算量を減少させることができるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) 実施例1では、マージン値αをエコーリターンロスに相当する固定値としたが、固定値ではなく、動作状態に合わせてマージン値αを生成する生成手段を設けても良い。マージン値αは、例えば、ある間隔で適応FIRフィルタ2の係数値や、Rin,Sin,Resのレベルやダブルトーク検出器の判定結果等によってエコーリターンロスを測定し、その測定結果から生成することができる。これにより、スイッチ切り換えなどによるエコー環境の急激な変化や、ハンズフリーなどのエコーパスが常に微小変動する環境において、より正確にダブルトーク判定ができるようになる。
(b) 動作説明では、比較器16を含む各構成要素の機能をソフトウエアで実現するものとして説明したが、ハードウエアで実現することもできる。ハードウエアで実現した場合、各比較器は同時に比較動作を行うことになるので、実施例1,2の相違は無くなる。
本発明の実施例1を示すエコーキャンセラの構成図である。 図1中の閾値制御部30の一例を示す構成図である。 図1中のダブルトーク検出器10の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2を示すダブルトーク検出動作のフローチャートである。
符号の説明
1,4 ADC
2 適応FIRフィルタ
3,6 DAC
5,14 減算器
10 ダブルトーク検出器
11〜13 パワー検出器
15,19 加算器
16〜18,20 比較器
21 論理和回路
22 禁止クリア回路
30 閾値制御部

Claims (4)

  1. 適応フィルタにより、受信信号と該受信信号のエコーが加わった送信信号に基づいてエコー経路のインパルス応答を推定して擬似エコー信号を生成し、該送信信号から該擬似エコー信号を差し引いた残差信号を送出するエコーキャンセラの動作時に、前記受信信号と前記送信信号が同時に発生するダブルトーク状態を検出閾値を基準として検出して前記適応フィルタの推定動作を禁止するダブルトーク検出方法であって、
    前記受信信号が無いときには、前記適応フィルタの推定動作を禁止すると共に前記検出閾値を保存する第1の処理と、
    前記受信信号が有りかつ前記送信信号が無いときには、前記適応フィルタの推定動作の禁止を解除すると共に前記検出閾値を低下させる第2の処理と、
    前記受信信号と前記送信信号が有るときには、該送信信号のレベルに第1の余裕値を付加した第1の加算値と該受信信号のレベルを比較し、該第1の加算値が該受信信号のレベル以上であれば前記適応フィルタの推定動作を禁止すると共に前記検出閾値を保存し、該第1の加算値が該受信信号のレベル未満であれば、該受信信号と前記残差信号とのレベル差に第2の余裕値を付加した第2の加算値と該検出閾値の比較結果に従って前記適応フィルタの推定動作の可否を決定すると共に該検出閾値を更新する第3の処理とを、
    行うことを特徴とするダブルトーク検出方法。
  2. 前記第3の処理における前記第2の加算値と前記検出閾値の比較の結果、該第2の加算値が該検出閾値よりも大きいときには前記適応フィルタの推定動作の禁止を解除すると共に該検出閾値を増加させ、該第2の加算値が該検出閾値以下のときには該適応フィルタの推定動作を禁止すると共に該検出閾値を減少させることを特徴とする請求項1記載のダブルトーク検出方法。
  3. 前記第3の処理における前記第2の加算値と前記検出閾値の比較の結果、該第2の加算値が該検出閾値よりも大きいときには、前記適応フィルタの推定動作の禁止を解除すると共に、前記受信信号と前記残差信号のレベル差に第1の係数(δ1)を掛けた第1の乗算結果と現在の検出閾値に第2の係数(1−δ1)を掛けた第2の乗算結果の合計を新たな検出閾値とし、
    該第2の加算値が該検出閾値以下のときには、該適応フィルタの推定動作を禁止すると共に、現在の検出閾値から該第2の加算値を差しい引いた値に第3の係数(δ2)を乗算した値を現在の検出閾値から差し引いて新たな検出閾値とすることを特徴とする請求項1記載のダブルトーク検出方法。
  4. 前記第1の余裕値は、エコーリターンロスの測定結果から算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のダブルトーク検出方法。
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