JP2004297791A - エコーキャンセル装置、エコーキャンセル方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

エコーキャンセル装置、エコーキャンセル方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Kenichi Taniguchi
賢一 谷口
Naoto Kawasaki
直人 川▲崎▼
Hideaki Sasaki
秀昭 佐々木
Junichi Koga
淳一 古賀
Kensuke Yamashita
賢祐 山下
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Abstract

【課題】ハウリングが発生しても即時に通話可能となり、また通話開始時から良好なエコーキャンセル性能を発揮するエコーキャンセル装置を提供する。
【解決手段】部屋等の残響に対応する伝達関数を推定し、その伝達関数を用いて動作する第1のフィルタ手段204の出力信号をマイクロフォン側からの信号から減算する第1の減算手段206と、伝達関数の推定精度が高い場合に、第1のフィルタ手段204からコピーした伝達関数を用いて動作する第2のフィルタ手段205と、マイクロフォン側からの信号から第2のフィルタ手段205の出力信号を減算する第2の減算手段207と、ハウリング検出手段201と、ノッチフィルタ手段202と、スイッチ手段208とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スピーカから出力された遠端話者からの音声が、近端話者の音声とともにマイクロフォンに入力されることにより生じるハウリングやエコーを防止するエコーキャンセル技術に関するものである。
スピーカフォン方式電話等の音声ハンズフリー装置において、ハウリングやエコーを防止するためにエコーキャンセル技術がある。このエコーキャンセル技術によれば、スピーカから出力された音声が部屋等の空間を通ってマイクロフォンに入力された音声(エコー)から、その空間の伝達関数になるよう合成した擬似エコーを差し引くことにより、あたかもエコーがないようにすることができる。
以下に、従来のエコーキャンセル技術について説明する。図6は従来のエコーキャンセル装置を示す機能ブロック図である。
図6において、601はスピーカフォン方式電話等における受話音声(遠端話者からの音声)を再生するスピーカ、602は送話音声(近端話者からの音声)を拾うマイクロフォン、603は直接伝搬経路を経たエコーを消去する第1のエコーキャンセル部、604は第1のエコーキャンセル部603の出力信号を用いてダブルトーク状態を検出するダブルトーク検出部、605は間接伝搬経路を経たエコーを消去する第2のエコーキャンセル部である。
特開平5−48547号公報
しかしながら、上記従来のエコーキャンセル装置では、環境騒音によってエコーキャンセラの性能を十分活用できず安定性に欠けることがある。その結果、第1のエコーキャンセル部の学習タイミングの設定が困難であり、通話開始時等において不安定な挙動をしめし、ハウリングが発生することを完全に避けることは難しく、自動復旧できず通話が停止してしまう問題を有していた。
上記課題を解決するために本発明のエコーキャンセル装置は、スピーカから出力されマイクロフォンに入力されるまでに音声に付加される、部屋等の残響に対応する伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、その伝達関数を用いて動作する第1のフィルタ手段と、マイクロフォン側からの信号から第1のフィルタ手段の出力信号を減算する第1の減算手段と、伝達関数推定手段の推定精度が高い場合に、第1のフィルタ手段からコピーした伝達関数を用いて動作する第2のフィルタ手段と、マイクロフォン側からの信号から第2のフィルタ手段の出力信号を減算する第2の減算手段と、ハウリングを検出するハウリング検出手段と、遠端話者側からの信号からある周波数帯域成分をノッチするノッチフィルタ手段と、遠端話者側からのそのままの信号かノッチフィルタ手段で処理した信号かを選択するスイッチ手段とを有することを主要な特徴とする。
上記構成により、本発明のエコーキャンセル装置は、ハウリングが発生しても即時に通話可能となり、また通話開始時から良好なエコーキャンセル性能を発揮する。
本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるエコーキャンセル装置の基本構成を示すブロック図、図2は、本発明の実施の形態1によるエコーキャンセル装置の中央演算処理装置を示す機能ブロック図であり、スピーカフォン方式電話におけるエコーキャンセル方法を示す。図3は、図2の中央演算処理装置の動作を示すフローチャートである。また、本機能は、ROMに記録されているプログラムの概略を示している。
図1において、101は電話回線とのインタフェースを有する電話回路装置、102はアナログ電気信号である受話音声電気信号をデジタル電気信号に変換するA/D変換装置、103はデジタル電気信号をアナログ電気信号へ変換するD/A変換装置、104はD/A変換装置103からのアナログ電気信号を音声に変換するスピーカ、105は音声をアナログ電気信号に変換するマイクロフォン、106はマイクロフォン105からのアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換するA/D変換装置、107はデジタル電気信号をアナログ電気信号(送話音声電気信号)に変換するD/A変換装置、108はA/D変換装置102およびA/D変換装置106から得られたデジタル電気信号に対してデジタル信号処理を行い、その演算結果をD/A変換装置103およびD/A変換装置107に出力する中央演算処理装置、109は中央演算処理装置108を動作させるプログラムが記憶されているROM(Read Only Memory)、110はROM109に記憶されているプログラムに従って中央演算処理装置108が動作する際に使用するRAM(Random Access Memory)である。
図2において、201はハウリングの発生を検出するハウリング検出手段である。ハウリング検出手段201は遠端話者側からの信号(以後、受話音声と呼ぶ)の周波数スペクトルの中で、突出した部分を有する周波数帯域を検出した場合、その突出したピークが生じた周波数帯域でハウリングが発生したと判定する。また、202は特定の周波数帯域成分をノッチするバンドストップ型のフィルタ手段であるノッチフィルタ手段、203は正規化LMS(Least Mean Square)方式等に代表される最急降下法によりスピーカ104とマイクロフォン105との間の空間のインパルスレスポンス(impulse responce)を推定する伝達関数推定手段、204、205は推定したインパルスレスポンスと受話音声との畳み込み演算を行う第1、第2のフィルタ手段、206、207は近端話者側からの信号(以後、送話音声と呼ぶ)から第1、第2のフィルタ手段204、205の出力信号を減算する第1、第2の減算手段、208はハウリング検出手段201の検出結果に応じて、ノッチフィルタ手段202を受話音声が通過するか否かを選択するスイッチ手段である。
このように構成された中央演算処理装置108について、その動作を図3を用いて説明する。
図3において、伝達関数推定手段203はインパルスレスポンスを推定して第1のフィルタ手段204に出力する。第1のフィルタ手段204は伝達関数推定手段203から入力するインパルスレスポンスと受話音声との畳み込み演算を行い、この演算結果を第1の減算手段206に出力する。第1の減算手段206は第1のフィルタ手段204から入力する演算結果をマイクロフォン105から入力する送話音声から差し引き、減算結果を伝達関数推定手段203に出力する(301)。伝達関数推定手段203は第1の減算手段206から入力する減算結果をモニタリングする(302)。
伝達関数推定手段203の推定精度が低く、減算手段206から入力する減算結果が安定しない場合、動作はステップ301に戻る。
一方、伝達関数推定手段203の推定精度が高く、減算手段206から入力する減算結果が安定している場合、第2のフィルタ手段205は第1のフィルタ手段204で用いているインパルスレスポンスを表すフィルタ係数をコピーし記憶する(303)。
ハウリング検出手段201がハウリング検出動作を行い(304)、ハウリングを検出しない場合、動作はステップ301に戻る。それとともに第2のフィルタ手段205は、ステップ303において記憶するフィルタ係数を用いてインパルスレスポンスと受話音声との畳み込み演算を行い、畳み込み演算結果を第2の減算手段207に出力する。第2の減算手段207は第2のフィルタ手段205から入力する演算結果をマイクロフォン105から入力する送話音声から差し引き、このエコーキャンセル処理された送話音声を遠端話者側のD/A変換装置107側へ出力する。
一方、ハウリング検出手段201がハウリングを検出する場合、スイッチ手段208はノッチフィルタ手段202側へ切り替わり、受話音声はノッチフィルタ手段202を通過して近端話者側のD/A変換装置103への出力される(305)。第1のフィルタ手段204から第2のフィルタ手段205へのフィルタ係数のコピーは停止される(306)。第2のフィルタ手段205は、ハウリング検出手段201がハウリングを検出する前に記憶したフィルタ係数を用いて、エコーキャンセル処理を続行する。第1のフィルタ手段204は、フィルタ係数の初期化を行う(307)。インパルスレスポンスの推定に正規化LMSを用いる場合、初期化はフィルタ係数を0にすることである。伝達関数推定手段203は、第1のフィルタ手段204のフィルタ係数が0となった状態から再学習を行い、第1の減算手段206の減算結果に応じてインパルスレスポンスを近似していく(308)。学習が完了すると動作はステップ301に戻る(309)。
なお、ノッチフィルタ手段202を周波数可変型として、ハウリング検出手段201により得たハウリングが生じる周波数帯域にノッチする周波数帯域が合致するように制御させることも同様に実施可能である。
また、本実施の形態においては、伝達関数の推定に最急降下法を用いたが、その他の方法を用いて伝達関数を推定することも同様に実施可能である。
以上のように本実施の形態によれば、スピーカ104とマイクロフォン105との間の空間の伝達関数を推定する伝達関数推定手段203と、伝達関数推定手段203で推定された伝達関数を用いて動作する第1のフィルタ手段204と、マイクロフォン105側からの信号から第1のフィルタ手段204の出力信号を減算する第1の減算手段206と、伝達関数推定手段203の推定精度が高い場合に、第1のフィルタ手段204からコピーした伝達関数を用いて動作する第2のフィルタ手段205と、マイクロフォン105側からの信号から第2のフィルタ手段205の出力信号を減算する第2の減算手段207と、ハウリングを検出するハウリング検出手段201と、遠端話者側からの信号からある周波数帯域成分をノッチするノッチフィルタ手段202と、ノッチフィルタ手段202で処理した遠端話者側からの信号とノッチフィルタ手段202で処理しない遠端話者側からの信号とのいずれかを選択するスイッチ手段208とを有することにより、ハウリング検出時にハウリング周波数をノッチフィルタ手段202で取り除き、ハウリング検出前に記憶した伝達関数をそのまま用いてエコーキャンセル処理を実施することにより、ハウリングが発生しても即時に通話することが可能となる。また、ハウリング検出時に第1のフィルタ手段204の伝達関数を初期化し、ノッチフィルタ手段202によりハウリング周波数成分が取り除かれた遠端話者側からの信号を用いて伝達関数の学習を実施し、伝達関数の学
習が完了してから第1のフィルタ手段204から第2のフィルタ手段205への伝達関数のコピーを行うことにより、通話開始時から良好なエコーキャンセル性能を発揮することができる。
また、図3のエコーキャンセル方法の各ステップを実行するためのプログラムにより、コンピュータを用いることで、本実施の形態のエコーキャンセル方法を任意の場所で任意の時間に実行することが可能となる。また、上記プログラムを記録した記録媒体をコンピュータで読み取ることにより、上記プログラムを任意の場所で任意の時間に実行することが可能となる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2によるエコーキャンセル装置の中央演算処理装置を示す機能ブロック図であり、図5は、図4の中央演算処理装置の動作を示すフローチャートである。本実施の形態によるエコーキャンセル装置の基本構成は図1に示す構成と同様である。また、本機能は、ROMに記録されているプログラムの概略を示している。
図4において、401はスピーカフォン方式電話等において、エコーキャンセル装置の動作を制御するために遠端話者の発話、近端話者の発話およびダブルトーク(遠端話者と近端話者の同時発話)を検出する話者検出手段、402は正規化LMS方式等に代表される最急降下法によりスピーカ104とマイクロフォン105との間の空間の伝達関数を推定する伝達関数推定手段、403は直接エコー成分に対応する伝達関数と受話音声との畳み込み演算を行う直接エコーフィルタ手段、404は間接エコー成分に対応する伝達関数と受話音声との畳み込み演算を行う間接エコーフィルタ手段、405は減算手段である。ここで、直接エコー成分とは、スピーカ104から放射され直接マイクロフォン105へ入力される音声、間接エコー成分とは、スピーカ104から放射され、空間内の壁、床、天井等の物体によって反射された後にマイクロフォン105に入力される音声である。
以上のように構成されたエコーキャンセル装置の概略動作を、図5を用いて説明する。
図5において、エコーキャンセル処理を開始すると(501)、話者検出手段401は通話状態が、遠端話者発話、近端話者発話、ダブルトークのいずれであるかを判定し(502)、通話状態が遠端話者発話ならば伝達関数推定手段402がNLMS等のアルゴリズムを用いて直接エコー成分伝達関数推定(503)および間接エコー成分伝達関数推定(504)を行い、直接エコーフィルタ手段403は直接エコー成分伝達関数推定(503)の推定結果と受話音声との畳み込み演算を行い(505)、間接エコーフィルタ手段404は間接エコー成分伝達関数推定(504)の推定結果と受話音声との畳み込み演算を行い(506)、マイクロフォン105からの送話音声と畳み込み演算結果とを減算手段405を用いて減算して直接エコー成分と間接エコー成分を除去する(507)。
これにより、伝達関数推定の高速化と高精度化を両方実現したエコーキャンセル処理が可能である。
以上のように本実施の形態によれば、直接エコーフィルタ手段403により直接エコー成分伝達関数推定(503)の推定結果と受話音声との畳み込み演算を行い、間接エコーフィルタ手段404により間接エコー成分伝達関数推定(504)の推定結果と受話音声との畳み込み演算を行い、マイクロフォン105からの送話音声と畳み込み演算結果とを減算手段405を用いて減算して直接エコー成分と間接エコー成分を除去するようにしたので、スピーカからの音量を大きくした場合でもダブルトークの判定精度を高くすることができ、受話音声と送話音声の音声パワー比が同じ場合でもダブルトーク検出精度を高くすることができる。
本発明にかかるエコーキャンセル装置、エコーキャンセル方法、プログラムおよび記録媒体は、ハウリングが発生しても即時に通話可能となり、通話開始時からの良好なエコーキャンセル性能を必要とするスピーカフォン方式電話等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1によるエコーキャンセル装置の基本構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1によるエコーキャンセル装置の中央演算処理装置を示す機能ブロック図 図2の中央演算処理装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2によるエコーキャンセル装置の中央演算処理装置を示す機能ブロック図 図4の中央演算処理装置の動作を示すフローチャート 従来のエコーキャンセル装置を示す機能ブロック図
符号の説明
101 電話回路装置
102、106 A/D変換装置
103、107 D/A変換装置
104 スピーカ
105 マイクロフォン
108 中央演算処理装置
109 ROM
110 RAM
201 ハウリング検出手段
202 ノッチフィルタ手段
203 伝達関数推定手段
204 第1のフィルタ手段
205 第2のフィルタ手段
206 第1の減算手段
207 第2の減算手段
208 スイッチ手段

Claims (26)

  1. 遠端話者からの受話音声等を出力するスピーカと、近端話者の音声等が入力されるマイクロフォンと、全体を制御する中央演算処理装置とを有するエコーキャンセル装置であって、
    前記中央演算処理装置は、
    前記スピーカと前記マイクロフォンとの間の空間の伝達関数を推定する伝達関数推定手段と、
    前記伝達関数推定手段で推定された伝達関数を用いて動作する第1のフィルタ手段と、
    前記マイクロフォン側からの信号から前記第1のフィルタ手段の出力信号を減算する第1の減算手段と、
    前記伝達関数推定手段の推定精度が高い場合に、前記第1のフィルタ手段からコピーした伝達関数を用いて動作する第2のフィルタ手段と、
    前記マイクロフォン側からの信号から前記第2のフィルタ手段の出力信号を減算する第2の減算手段と、
    ハウリングを検出するハウリング検出手段と、
    遠端話者側からの信号からある周波数帯域成分をノッチするノッチフィルタ手段と、
    前記ノッチフィルタ手段で処理した遠端話者側からの信号と前記ノッチフィルタ手段で処理しない遠端話者側からの信号とのいずれかを選択するスイッチ手段と
    を有することを特徴とするエコーキャンセル装置。
  2. 前記エコーキャンセル装置において、
    前記第1の減算手段は、減算結果を前記伝達関数推定手段に出力し
    前記第2の減算手段は、減算結果を遠端話者側に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエコーキャンセル装置。
  3. 前記エコーキャンセル装置において、
    前記第1のフィルタ手段と前記第2のフィルタ手段は、
    遠端話者側からの信号と伝達関数との畳み込み演算を行って出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載のエコーキャンセル装置。
  4. 前記エコーキャンセル装置は、
    前記ハウリング検出手段がハウリングを検出しない場合、
    前記第2のフィルタ手段が第1のフィルタ手段からコピーした伝達関数を用いて動作することを特徴とする請求項2に記載のエコーキャンセル装置。
  5. 前記エコーキャンセル装置は、
    前記ハウリング検出手段がハウリングを検出した場合、
    前記第1のフィルタ手段から前記第2のフィルタ手段への伝達関数のコピーを停止させ、前記ノッチフィルタ手段により遠端話者側からの信号からハウリングを生じた周波数帯域成分をノッチする
    ことを特徴とする請求項2に記載のエコーキャンセル装置。
  6. 前記エコーキャンセル装置において、
    前記ハウリング検出手段は、
    入力する信号の周波数スペクトルの中で、突出した部分を有する周波数帯域を検出した場合、
    その突出したピークが生じた周波数帯域でハウリングが発生したと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のエコーキャンセル装置。
  7. 前記エコーキャンセル装置において、
    前記ノッチフィルタ手段は、ノッチする周波数帯域が可変である
    ことを特徴とする請求項2に記載のエコーキャンセル装置。
  8. 前記エコーキャンセル装置において、
    前記ノッチフィルタ手段は、ノッチする周波数帯域を前記ハウリング検出手段が得たハウリングが生じる周波数帯域に合致するように制御される
    ことを特徴とする請求項7に記載のエコーキャンセル装置。
  9. 遠端話者からの受話音声等を出力するスピーカと、近端話者の音声等が入力されるマイクロフォンと、全体を制御する中央演算処理装置とを有するエコーキャンセル装置におけるエコーキャンセル方法であって、
    前記スピーカと前記マイクロフォンとの間の空間の伝達関数を推定する伝達関数推定ステップと、
    前記伝達関数推定ステップにおいて推定された伝達関数を用いて演算を行う第1のフィルタステップと、
    前記マイクロフォン側からの信号から前記第1のフィルタステップにおいて出力された信号を減算する第1の減算ステップと、
    前記伝達関数推定ステップでの推定精度が高い場合に、前記第1のフィルタステップにおいて用いられた伝達関数をコピーするコピーステップと、
    前記マイクロフォン側からの信号から第2のフィルタステップにおいて出力される信号を減算する第2の減算ステップと、
    ハウリングを検出するハウリング検出ステップと、
    遠端話者側からの信号からある周波数帯域成分をノッチするノッチフィルタステップと、前記ノッチフィルタステップにおいて処理される遠端話者側からの信号と処理されない遠端話者側からの信号とのいずれかを選択するスイッチステップとからなる
    ことを特徴とするエコーキャンセル方法。
  10. 前記エコーキャンセル方法において、
    前記第1の減算ステップは、減算結果を前記伝達関数推定ステップに出力し
    前記第2の減算ステップは、減算結果を遠端話者側に出力する
    ことを特徴とする請求項9に記載のエコーキャンセル方法。
  11. 前記エコーキャンセル方法において、
    前記第1のフィルタステップと前記第2のフィルタステップでは、
    遠端話者側からの信号と伝達関数との畳み込み演算を行って出力する
    ことを特徴とする請求項10に記載のエコーキャンセル方法。
  12. 前記エコーキャンセル方法は、
    前記ハウリング検出ステップにおいてハウリングが検出されない場合、
    前記第2のフィルタステップにおいて、前記コピーステップにおいてコピーされた伝達関数を用いて、演算を行う
    ことを特徴とする請求項10に記載のエコーキャンセル方法。
  13. 前記エコーキャンセル方法は、
    前記ハウリング検出ステップにおいてハウリングが検出された場合、
    前記第1のフィルタステップにおいて用いられた伝達関数のコピーを停止させ、
    前記ノッチフィルタステップにおいて遠端話者側からの信号からハウリングを生じた周波数帯域成分をノッチする
    ことを特徴とする請求項10に記載のエコーキャンセル方法。
  14. 前記エコーキャンセル方法において、
    前記ハウリング検出ステップは、
    入力する信号の周波数スペクトルの中で、突出した部分を有する周波数帯域を検出した場合、
    その突出したピークが生じた周波数帯域でハウリングが発生したと判定する
    ことを特徴とする請求項10に記載のエコーキャンセル方法。
  15. 遠端話者からの受話音声等を出力するスピーカと、近端話者の音声等が入力されるマイクロフォンと、全体を制御する中央演算処理装置とを有するエコーキャンセル装置のためのプログラムであって、
    前記スピーカと前記マイクロフォンとの間の空間の伝達関数を推定する伝達関数推定ステップと、
    前記伝達関数推定ステップにおいて推定された伝達関数を用いて演算を行う第1のフィルタステップと、
    前記マイクロフォン側からの信号から前記第1のフィルタステップにおいて出力された信号を減算する第1の減算ステップと、
    前記伝達関数推定ステップでの推定精度が高い場合に、前記第1のフィルタステップにおいて用いられた伝達関数をコピーするコピーステップと、
    前記マイクロフォン側からの信号から第2のフィルタステップにおいて出力される信号を減算する第2の減算ステップと、
    ハウリングを検出するハウリング検出ステップと、
    遠端話者側からの信号からある周波数帯域成分をノッチするノッチフィルタステップと、前記ノッチフィルタステップにおいて処理される遠端話者側からの信号と処理されない遠端話者側からの信号とのいずれかを選択するスイッチステップとからなる
    ことを特徴とするプログラム。
  16. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムにおいて、
    前記第1の減算ステップは、減算結果を前記伝達関数推定ステップに出力し
    前記第2の減算ステップは、減算結果を遠端話者側に出力する
    ことを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムにおいて、
    前記第1のフィルタステップと前記第2のフィルタステップでは、
    遠端話者側からの信号と伝達関数との畳み込み演算を行って出力する
    ことを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムは、
    前記ハウリング検出ステップにおいてハウリングが検出されない場合、
    前記第2のフィルタステップにおいて、前記コピーステップにおいてコピーされた伝達関数を用いて、演算を行う
    ことを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  19. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムは、
    前記ハウリング検出ステップにおいてハウリングが検出された場合、
    前記第1のフィルタステップにおいて用いられた伝達関数のコピーを停止させ、
    前記ノッチフィルタステップにおいて遠端話者側からの信号からハウリングを生じた周波数帯域成分をノッチする
    ことを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  20. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムにおいて、
    前記ハウリング検出ステップは、
    入力する信号の周波数スペクトルの中で、突出した部分を有する周波数帯域を検出した場合、
    その突出したピークが生じた周波数帯域でハウリングが発生したと判定する
    ことを特徴とする請求項16に記載のプログラム。
  21. 遠端話者からの受話音声等を出力するスピーカと、近端話者の音声等が入力されるマイクロフォンと、全体を制御する中央演算処理装置とを有するエコーキャンセル装置のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記スピーカと前記マイクロフォンとの間の空間の伝達関数を推定する伝達関数推定ステップと、
    前記伝達関数推定ステップにおいて推定された伝達関数を用いて演算を行う第1のフィルタステップと、
    前記マイクロフォン側からの信号から前記第1のフィルタステップにおいて出力された信号を減算する第1の減算ステップと、
    前記伝達関数推定ステップでの推定精度が高い場合に、前記第1のフィルタステップにおいて用いられた伝達関数をコピーするコピーステップと、
    前記マイクロフォン側からの信号から第2のフィルタステップにおいて出力される信号を減算する第2の減算ステップと、
    ハウリングを検出するハウリング検出ステップと、
    遠端話者側からの信号からある周波数帯域成分をノッチするノッチフィルタステップと、前記ノッチフィルタステップにおいて処理される遠端話者側からの信号と処理されない遠端話者側からの信号とのいずれかを選択するスイッチステップとからなる
    ことを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
  22. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記第1の減算ステップは、減算結果を前記伝達関数推定ステップに出力し
    前記第2の減算ステップは、減算結果を遠端話者側に出力する
    ことを特徴とする請求項21に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  23. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記第1のフィルタステップと前記第2のフィルタステップでは、
    遠端話者側からの信号と伝達関数との畳み込み演算を行って出力する
    ことを特徴とする請求項22に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  24. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
    前記ハウリング検出ステップにおいてハウリングが検出されない場合、
    前記第2のフィルタステップにおいて、前記コピーステップにおいてコピーされた伝達関数を用いて、演算を行う
    ことを特徴とする請求項22に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  25. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
    前記ハウリング検出ステップにおいてハウリングが検出された場合、
    前記第1のフィルタステップにおいて用いられた伝達関数のコピーを停止させ、
    前記ノッチフィルタステップにおいて遠端話者側からの信号からハウリングを生じた周波
    数帯域成分をノッチする
    ことを特徴とする請求項22に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  26. 前記エコーキャンセル装置のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    前記ハウリング検出ステップは、
    入力する信号の周波数スペクトルの中で、突出した部分を有する周波数帯域を検出した場合、
    その突出したピークが生じた周波数帯域でハウリングが発生したと判定する
    ことを特徴とする請求項22に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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