JP2008078773A - マルチキャリア伝送方式を用いる送信装置及び受信装置 - Google Patents

マルチキャリア伝送方式を用いる送信装置及び受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】放送情報等の同一情報を送信するに際し、伝送効率を維持しながら、受信装置に柔軟な伝送速度の調整を可能とさせる送信装置及びその受信装置を提供する。
【解決手段】送信装置は、送信周波数帯域幅を受信装置の受信可能帯域幅よりも狭い周波数ブロックに分割し、各周波数ブロックにおける伝送速度を段階的に増加若しくは減少するように設定する設定手段を備え、このような伝送速度の設定がなされた信号を受信する受信装置は、当該送信周波数帯域幅に収まり受信可能帯域幅をそれぞれ有する複数の受信区間であって、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられた複数の受信区間のいずれか1つで当該信号を受信する受信手段を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、マルチキャリア伝送方式を用いて、放送情報等の同一情報を複数の受信装置に対して送信する送信装置及びその受信装置に関するものである。
テレビ放送、ラジオ放送等のように、画像データ、音声データ等で構成される同一の放送情報を複数の受信局に向けて伝送する技術は、古くから研究開発が進められてきた。このような伝送技術において、当該放送情報を効率的に伝送する技術として、下記特許文献1に開示されるものがある。
この従来技術では、送信局において、同一情報に関する詳細度(データ圧縮度)の異なる複数のデータが生成され、各データが複数の伝送チャネルで別々に送信される。この従来技術における送信方法の例を示す図を図20に、この従来技術における送信方法の情報配置の例を示す図を図21に示す。
図20及び21に示される例では、同一の放送情報を構成する詳細度の異なる複数のデータとしての(#1から#3)、(#1から#6)及び(#1から#9)が生成される。すなわち、各データは、(#1から#3)、(#1から#6)、(#1から#9)の順で放送情報の詳細度が増し、データ量が大きくなるように生成される。これらのデータを送信するために、受信局の受信可能帯域幅に対応する伝送チャネルCH1、CH2及びCH3が利用され、各伝送チャネルは、CH1、CH2、CH3の順に伝送レートが高くなるように設定されている。基地局は、各データを詳細度が小さいものから順に伝送レートの低いチャネルにそれぞれ配置し、これらの放送情報を同時に送信する。
一方、各受信局は、自身の受信環境に応じて受信可能帯域を上記伝送チャネルCH1、CH2及びCH3のいずれか1つに設定し、上記基地局から送信される放送情報をそれぞれ受信する。例えば、受信環境の良好な受信局では、伝送レートの高い伝送チャネルCH3から当該放送情報が受信されるため、この受信局は、詳細度の高い放送情報を受信することができる。逆に、受信環境の悪い受信局であっても、伝送レートの低い伝送チャネルCH1から当該放送情報を受信することができるため、詳細度は低くなるものの当該放送情報を受信することができる。
すなわち、この従来技術によれば、各受信機は、放送情報等の同一情報を受信環境に応じた伝送レート(詳細度)で受信することができる。
特開2004−32604号公報
しかしながら、上述の従来技術において、伝送レートの調整をN段階で行なえるようにするためには、N個の伝送チャネルを利用する必要があり、各チャネルには、異なる詳細度の同一情報をそれぞれ配置する必要がある。このような場合に、最低の詳細度を持つ情報(図21における#1から#3)は、N個の伝送チャネル全てに配置される。
従って、上述の従来技術において、多数の段階で詳細に伝送レートの調整を行なえるようにしようとすると、低詳細度の情報が調整可能な段階の数と同数のチャネルで伝送されることとなり、周波数利用効率が悪くなるという問題がある。
このように、従来技術では、放送情報等の同一情報を複数の受信局へ送信する通信システムにおいて、多数の段階で伝送レートを調整可能とすることは困難であり、十分に伝送効率を改善することはできていなかった。
本発明の目的は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、放送情報等の同一情報を送信するに際し、伝送効率を維持しながら、受信装置に柔軟な伝送速度の調整を可能とさせる送信装置及びその受信装置を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明の第一の態様は、送信周波数帯域幅を受信装置の受信可能帯域幅よりも狭い周波数ブロックに分割し、各周波数ブロックにおける伝送速度を段階的に増加若しくは減少するように設定する設定手段を備える送信装置についてのものである。
この設定手段は、例えば、各周波数ブロックに含まれるサブキャリアへ当該伝送速度に応じた変調方式による変調を施す手段であり、各周波数ブロックに配置されたデータに当該伝送速度に応じた符号化率による符号化を施す手段である。この設定手段は、このように伝送速度を設定することができる手段であれば、その手法を限定するものではない。
このような伝送速度の設定がなされた信号を受信する受信装置は、当該送信周波数帯域幅に収まり受信可能帯域幅をそれぞれ有する複数の受信区間であって、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられた複数の受信区間のいずれか1つで当該信号を受信する受信手段を備えるように構成されてもよい。
これにより、この受信装置は、受信可能帯域幅よりも狭い周波数帯域区間で伝送速度を調整することができる。
更に、本発明の第一の態様に係る送信装置は、上記受信装置のように設けられた各受信区間において受信されるデータが、それぞれ詳細度の異なる同一の情報となるように、各周波数ブロックに対しデータをマッピングする配置手段を更に備えるようにしてもよい。
これにより、受信装置は、例えば受信環境に応じて各受信区間を切り替えることにより、放送情報等の同一情報を受信環境に応じた伝送レート(詳細度)で受信することができるようになる。
また、受信装置の複数の受信区間は、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられるため、各受信区間にはそれに含まれる1以上の周波数ブロックが1以上の他の受信区間と重複するように構成される。上記配置手段は、それでもなお、各受信区間において受信されるデータがそれぞれ詳細度の異なる同一の情報となるようにデータを配置する。
従って、本発明によれば、柔軟な伝送レート調整を可能としながら、全ての受信区間に同一データを重複してそれぞれ配置するということがないため、同一情報を繰り返し送信する冗長度は従来技術と比べ増加することはない。
更に、本発明の第一の態様に係る送信装置は、複数の受信装置に同時に送信される放送情報を形成する詳細度の異なる複数のデータを生成する生成手段を更に備え、上記配置手段が、この生成手段により生成された複数のデータのうち詳細度の低いデータから順に伝送速度の低い周波数ブロックに配置し、上記複数の受信区間のうち伝送速度の低い周波数
ブロックを多く有する受信区間に含まれる周波数ブロックに配置されるデータを他の各受信区間に含まれる周波数ブロックにそれぞれ配置するようにしてもよい。
また、本発明の第二の態様は、上記本発明の第一の態様に加え、各チャネルがそれぞれ周波数ブロックの少なくとも1つに配置されかつ受信可能帯域幅内のチャネル配置が繰り返されるように、送信周波数帯域幅内の複数チャネルの配置を決定するチャネル配置手段を更に備え、上記設定手段が、各周波数ブロックにおける伝送速度を複数チャネルの少なくとも1つのチャネルに関し段階的に増加若しくは減少するように設定する送信装置についてのものである。
すなわち、本発明の第二の態様によれば、複数のチャネル(複数種類の情報)を多重化させた信号を送信する場合においても、複数チャネルの伝送速度を受信区間の変更により同時に調整することが可能となる。なお、複数チャネルのなかに伝送速度(詳細度)を替える必要のないデータを伝送するチャネルが含まれる場合には、そのチャネルについては、段階的に伝送速度が増加若しくは減少しないようにすることも可能である。
なお、本発明は、上述の本発明に係る送信装置と同様の特徴を有する送信方法、情報処理装置(コンピュータ)を送信装置として機能させるプログラム、或いは、当該プログラムを記録した記録媒体として実現可能である。
本発明によれば、放送情報等の同一情報を送信するに際し、伝送効率を維持しながら、受信装置に柔軟な伝送速度の調整を可能とさせる送信装置及びその受信装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態におけるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信システムについて説明する。なお、以下に述べる各実施形態の構成はそれぞれ例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。本実施形態では、通信方式としてOFDM方式を用いる通信システムを例に挙げるが、本発明は、この通信方式に限定するものではない。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態におけるOFDM通信システムについて、以下に説明する。
〔システム構成〕
まず、第一実施形態におけるOFDM通信システムのシステム構成について、図1を用いて説明する。図1は、第一実施形態におけるOFDM通信システムのシステム構成の例を示す図である。
第一実施形態におけるOFDM通信システムは、情報配信局(図示せず)、基地局10、移動端末11、12及び13等を有する。情報配信局は、テレビ放送、ラジオ放送等のような画像データ、音声データ等で構成される情報を配信する。本発明は、この情報配信局から配信される情報を限定するものではなく、基地局10を通じ複数の移動端末11、12及び13に同一情報が同時送信されるような情報であればよい。以下の説明では、このように複数の移動端末に対して同一の情報が同時に送信されるような情報を放送情報と呼ぶこととする。また、情報配信局は、配信されるべき放送情報として、放送情報に関する階層化された詳細度情報も併せて送信するようにしてもよい。
基地局10は、情報配信局と有線により接続され、この情報配信局から配信される放送
情報をOFDM方式を用いた無線通信により複数の移動端末11、12及び13に同時送信する。
移動端末11、12及び13は、基地局10の送信周波数帯域より狭い帯域幅に設定される所定の周波数帯域により当該放送情報等を受信する。以降、この移動端末が当該放送情報を受信し得る帯域を受信可能帯域と表記する。また、以下の説明では、移動端末11、12及び13はそれぞれ同一の機能を有していればよいため、移動端末に関しては特に必要な場合を除いて符号を区別せず、移動端末11として表記するものとする。
〔装置構成〕
以下、基地局10及び移動端末11の装置構成についてそれぞれ説明する。
〈基地局〉
基地局10は、ハードウェア構成として、以下に示す各機能部をそれぞれ実現する回路(ICチップ等)により構成される。また、基地局10は、CPU(Central Processing
Unit)、メモリ、入出力インタフェース等を備え、このCPUによりメモリに記憶され
るプログラムが実行されることで以下に示す各機能部を実現するようにしてもよい。
以下、基地局10の送信機能に関する機能構成について図2を用いて説明する。図2は、第一実施形態における基地局の送信機能に関する機能構成を示すブロック図である。なお、図2に示される機能構成は、OFDM方式を利用する送信装置の機能構成例を示したものであり、本発明はこのような送信機能構成に限定されるものではない。また、第一実施形態における基地局10は、受信機能について限定するものではないため、一般的な基地局装置の受信機能を有していればよい。
基地局10は、誤り訂正符号化部21、サブキャリアマッピング部22、逆高速フーリエ変換(以降、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)と表記する)部23、パラレル/シリアル(以降、P/Sと表記する)変換部24、デジタル/アナログ(以降、D/Aと表記する)変換部25、アップコンバージョン部26、アンテナ素子27等を有する。
これらの各機能部について説明する前に、まず、基地局10から送信されるOFDM信号について説明する。OFDM方式は、送信データを複数に分割し、その分割された送信データを直交する複数の搬送波(サブキャリア)にそれぞれマッピングし、周波数軸上で並列に伝送する方式である。図3は、2の累乗となるN個のサブキャリアを用いたOFDM通信方式を示す図である。
以下の説明では、図3に示されるようなN個のサブキャリアが用いられる場合を例に挙げる。また、N個のサブキャリアのうちの幾つかのサブキャリアをまとめたものを周波数ブロック(以降、PRBとも表記する)と呼ぶものとし、本発明では、この周波数ブロックという概念が用いられる。図3の例では、各PRBが4つのサブキャリアをそれぞれ含み、N個のサブキャリアがM個のPRBに分割されている。この例では、各PRBの間隔がそれぞれΔfとすると、各サブキャリアの間隔はそれぞれ4分のΔf(Δf/4)となっている。
図4は、OFDMフレームの例を示す図である。本実施形態では、各シンボル時間においてそれぞれN個の入力信号がN個のサブキャリアで送信されるため、OFDMフレームは、図4に示されるように、N個のサブキャリア×時間の周波数リソースを持つ。以下の説明では、10シンボル時間のN個のサブキャリアをまとめてサブフレームと呼ぶものとする。
以下、このようなOFDM信号を送信する基地局10の各機能部についてそれぞれ説明する。
誤り訂正符号化部21は、情報配信局から送られてくる放送情報(階層化された詳細度情報を含む)A(0)からA(N)を分割及び分類する。更に、誤り訂正符号化部21は、分割及び分類された各データに対して、各データに応じた符号化率において誤り訂正符号化等を行う。このようにして生成されたデータD(1)からD(M)は、サブキャリアマッピング部22に送られる。この誤り訂正符号化部21による放送情報の分割及び分類の具体的な例については後述する。
サブキャリアマッピング部22は、入力されるデータD(1)からD(M)をN個のサブキャリアにマッピングする。具体的には、サブキャリアマッピング部22は、入力されるデータを各サブキャリアに配置するために分割し、分割されたデータをその配置されるサブキャリアの属する周波数ブロックに応じた変調方式(BPSK(Binary Phase Shift
Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等)で変調する。
図5は、第一実施形態におけるサブキャリアマッピングの例を示す図である。図5の例によれば、サブキャリアマッピング部22は、各周波数ブロック(PRB)にそれぞれデータD(1)からD(M)のうちのいずれか1つが配置されるように、サブキャリアマッピングを行う。このように生成された各変調信号は、それぞれ順次出力され、N個分が同一シンボル時間でIFFT部23へ送られる。
IFFT部23は、入力されるN個のパラレル信号TA(1)からTA(N)に対して各OFDMシンボル単位でIFFT処理を行う。IFFT処理により生成されたN個の時間領域信号TB(1)からTB(N)は、P/S変換部24へ送られる。
P/S変換部24は、入力される信号TB(1)からTB(N)を合成多重し、1つの信号を生成する。生成された信号は、D/A変換部25によりアナログ信号に変換される。この変換されたアナログ信号は、アップコンバージョン部26により信号の中心周波数が無線送信周波数に変換され、アンテナ素子27から送信される。
〈移動端末〉
移動端末11は、ハードウェア構成として、以下に示す各機能部をそれぞれ実現する回路(ICチップ等)により構成される。また、移動端末11は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力インタフェース等を備え、このCPUによりメモリに記憶
されるプログラムが実行されることで以下に示す各機能部を実現するようにしてもよい。
以下、移動端末11の受信機能に関する機能構成について図6を用いて説明する。図6は、第一実施形態における移動端末の受信機能に関する機能構成を示すブロック図である。なお、図6に示される機能構成は、OFDM方式を利用する受信装置の機能構成例を示したものであり、本発明はこのような受信機能構成に限定されるものではない。また、第一実施形態における移動端末11は、送信機能について限定するものではないため、一般的な移動端末の送信機能を有していればよい。
移動端末11は、アンテナ素子61、ダウンコンバージョン部62、ローパスフィルタ(以降、LPFと表記する)63、アナログ/デジタル(以降、A/Dと表記する)変換部64、シリアル/パラレル(以降、S/Pと表記する)変換部65、高速フーリエ変換(以降、FFT(Fast Fourier Transform)と表記する)部66、P/S変換部67、誤
り訂正復号部68、CRC(Cyclic Redundancy Check)判定部69、受信帯域制御部6
0等を有する。
ダウンコンバージョン部62は、アンテナ素子61により受信され、増幅された無線周波数信号をベースバンド信号に変換する。このとき、ダウンコンバージョン部62は、メモリ等に保持される受信中心周波数FRに基づき、受信された無線信号の周波数FRが0ヘルツ(Hz)になるように変換を行う。この受信中心周波数FRは、移動端末11における受信可能帯域の中心周波数となる。変換されたベースバンド信号は、LPF63に送られる。
LPF63は、入力されるベースバンド信号のうち、所定の帯域幅(受信可能帯域幅)の外側の信号を除去する。この所定の帯域幅は、基地局10の送信帯域幅(図3及び4に示されるサブキャリア1からNの周波数帯域幅)よりも狭く設定される。なお、上記FRを中心周波数としこの所定の帯域幅を持つ帯域が、移動端末における受信可能帯域となる。この受信可能帯域幅は、例えば、3つ分のPRBの帯域幅と等しくなるように設定される。このようにフィルタリングされた信号は、A/D変換部64でデジタル信号に変換された後、S/P変換部65に送られる。
S/P変換部65は、入力されるデジタル信号をK個のパラレル信号RXA(1)からRXA(K)に変換する。このKは、当該受信可能帯域に含まれるサブキャリア数に相当する。図3の例のように、1PRBに含まれるサブキャリア数が4つの場合であって、受信可能帯域が3つ分のPRBと同じに設定されている場合には、K=4×3=12(本)となる。なお、このとき、当該パラレル信号からガードインターバルが除去される。
FFT部66は、入力されたパラレル信号に対してFFT処理を行い、各サブキャリア成分に対応するK個の周波数領域信号RXB(1)からRXB(K)を出力する。これら周波数領域信号RXB(1)からRXB(K)は、図示しない機能部により、各サブキャリアのシンボルについて施されている各変調方式により復調される。復調された各信号は、P/S変換部67によりシリアルデータ列RXCに並べ替えられ、誤り訂正復号部68へ送られる。
誤り訂正復号部68は、入力されるデータRXCに対し、誤り訂正符号に基づく復号を行う。復号されたデータは、他のデータ処理部(図示せず)に送られる。また、復号されたデータは、CRC判定部69に送られる。
CRC判定部69は、入力されたデータRXC中の各データD(1)からD(M)のいずれか複数にそれぞれ含まれるCRCデータに基づき誤り判定を行う。この誤り判定の結果は、受信帯域制御部60に順次送られる。
受信帯域制御部60は、CRC判定部69から送られる誤り判定の結果に基づいて、上述の受信可能帯域の取りうる区間(以降、この区間を受信区間とも表記する)を決定し、その決定の結果をダウンコンバージョン部62へ送る。決定の結果としては、決定された受信区間の中心周波数(受信中心周波数FR)が送られる。
受信帯域制御部60は、図7に示すような処理により上記受信区間を決定する。図7は、受信帯域制御部60の受信区間決定処理を示すフローチャートである。まず、受信帯域制御部60は、CRC判定部69から送られる誤り判定の結果を受ける(S701)。続いて、受信帯域制御部60は、その誤り判定の結果を集計し、所定の単位時間あたりの誤り発生数NEを算出する(S702)。所定の単位時間には、複数のサブフレームが入り得る時間として例えば1秒が設定される。
受信帯域制御部60は、この誤り発生数NEと予めメモリ等に調整可能に保持される所定の上限閾値TH1とを比較する(S703)。受信帯域制御部60は、この誤り発生数NEが上限閾値TH1より大きい(受信環境が悪い)と判断すると(S703;YES)、当該受信可能帯域の中心周波数FRをより低い伝送レートで伝送される受信区間へ変更する(S704)。例えば、受信帯域制御部60は、このとき、予めメモリ等に調整可能に保持される所定の周波数Δf分、中心周波数FRを小さくする(S704)。また、受信帯域制御部60は、誤り発生数NEと上限閾値TH1との差に応じて、Δfの倍数分、中心周波数FRを小さくするようにしてもよい。
一方、受信帯域制御部60は、この誤り発生数NEが上限閾値TH1以下であると判断すると(S703;NO)、更に、この誤り発生数NEと予めメモリ等に調整可能に保持される所定の下限閾値TH2とを比較する(S705)。受信帯域制御部60は、この誤り発生数NEが下限閾値TH2より小さい(受信環境が良好)と判断すると(S705;YES)、当該受信可能帯域の中心周波数をより高い伝送レートで伝送される受信区間へ変更する(S706)。例えば、受信帯域制御部60は、このとき、予めメモリ等に調整可能に保持される所定の周波数Δf分、中心周波数FRを大きくする(S706)。また、受信帯域制御部60は、誤り発生数NEと下限閾値TH2との差に応じて、Δfの倍数分、中心周波数FRを大きくするようにしてもよい。
なお、受信帯域制御部60における受信環境の推定手法は、上述のCRC判定に基づく誤り発生数に応じて推定されるという構成に限定されるものではなく、受信信号の信号電力、SIR(Signal-to-Interference Ratio)等に応じて推定されるようにしてもよい。本発明は、このような移動端末11における受信可能帯域の選択手法を限定するものではない。
〔送信信号の伝送レートと情報配置〕
以下、上述の基地局10から送信される信号における伝送レートとそれに配置される情報の構成について、図8及び9を用いて説明する。図8は、本実施形態における情報配置の例を示す図である。図9は、図8の例におけるデータD(1)からD(9)の詳細構成例を示す図である。
基地局10から送信される信号において、複数の移動端末11へ配信されるべき放送情報は例えば図8のように配置される。図8の例では、図21に示される従来技術と比較しやすくするために、基地局10における送信帯域幅の3分の1(1/3)の帯域幅が移動端末の受信可能帯域幅とされている。
この場合に、基地局10におけるN個のサブキャリアで構成される送信帯域は、当該移動端末の受信可能帯域幅(送信帯域幅の1/3)よりも狭い9つのPRBに分割され、各PRBの伝送レートがそのPRBの周波数が高いもの程、増加するように構成される。この伝送レートは、上述の誤り訂正符号化部21における符号化率、サブキャリアマッピング部22における変調方式により構成される。
このとき、移動端末の受信可能帯域が取りうる各区間(受信区間1から7)で受信され得るデータは、それぞれ同一の放送情報となるようにデータD(1)からD(9)が構成される。すなわち、図8の例では、データD(1)、D(2)及びD(3)と、データD(2)、D(3)及びD(4)と、データD(3)、D(4)及びD(5)と、データD(4)、D(5)及びD(6)と、データD(5)、D(6)及びD(7)と、データD(6)、D(7)及びD(8)と、データD(7)、D(8)及びD(9)と、はそれぞれ同一の放送情報であり、順に詳細度が高くなるように構成されている。
以下、上述のように各PRBに配置されるデータDの詳細構成の例について図9を用いて説明する。図9における「#(数値)」は各データDに配置される実データをそれぞれ示しており、実データ#1から#9はそれぞれ同一の放送情報について詳細度を増加させるための追加情報である。図9の例では、各実データは各データD(1)からD(9)内に以下のようにそれぞれ配置される。この実データの配置は、基地局10の誤り訂正符号化部21により実施される。
データD(1):実データ#1
データD(2):実データ#2
データD(3):実データ#3
データD(4):実データ#1、#4
データD(5):実データ#2、#5
データD(6):実データ#3、#6
データD(7):実データ#1、#4、#7
データD(8):実データ#2、#5、#8
データD(9):実データ#3、#6、#9
この例によれば、移動端末11における各受信区間1から7で受信されるデータは以下のようになる。
受信区間1:実データ#1、#2、#3
受信区間2:実データ#1、#2、#3、#4
受信区間3:実データ#1、#2、#3、#4、#5
受信区間4:実データ#1、#2、#3、#4、#5、#6
受信区間5:実データ#1、#2、#3、#4、#5、#6、#7
受信区間6:実データ#1、#2、#3、#4、#5、#6、#7、#8
受信区間7:実データ#1、#2、#3、#4、#5、#6、#7、#8、#9
このとき、各実データがそれぞれ詳細度を増加させるための追加情報であることから、移動端末11の受信区間1で受信される情報が最低詳細度の情報となり、受信区間2、3、4、5、6と徐々に受信される情報の詳細度が上がり、受信区間7で受信される情報が最高詳細度の情報となっている。更に、詳細度が高い(情報量が大きい)情報(データD)ほど、高い伝送レートで送信されるように構成されている。
これにより、移動端末11は、受信区間をPRB単位で変更していくことにより、徐々に詳細度の高い(情報量の多い)情報を受信することができる。図21に示される従来技術の受信可能帯域の取り得る3区間に比べて、本実施形態における移動端末11の受信可能帯域の取りうる区間は7区間となっており、本実施形態によればより柔軟に伝送レートを調整することができる。
更に、本実施形態によれば、このような柔軟な伝送レート調整を可能としているものの、同一情報を繰り返し送信する冗長度は増加していない。例えば、最低詳細度情報となる実データ#1、#2及び#3は、全送信帯域内で3回しか送信されておらず、この冗長度は図21に示される従来技術と同じである。
なお、図9の例では、各PRBの伝送レートが周波数の高いPRBほど伝送レートが高くなるように構成されているが、逆に、各PRBの伝送レートが周波数の低いPRBほど伝送レートが高くなるように構成するようにしてもよい。
〔実データの生成手法〕
次に、上述の実データの生成手法の例について説明する。基地局10の誤り訂正符号化
部21は、上述の例のようにデータD(1)からD(9)を生成する際に実データ#1から#9を配置する。以下、この誤り訂正符号化部21が情報配信局から送られてくる放送情報(階層化された詳細度情報を含む)A(0)からA(N)から上述の実データ#1から#9を生成する手法の例について幾つか例を挙げ説明する。
〈実データ生成手法の第一例〉
以下、実データ生成手法の第一例として、放送情報が音声情報である場合を例に図10を用いて説明する。図10は、実データ生成手法の第一例を示す図である。
情報配信局は、図10の左に示す音声信号を一定のサンプリングレートでA/D変換し、各サンプル点でのデジタル値について図10の右に示すようなデータA(0)からA(N)を生成する。各データAは、各サンプル点におけるデジタル値を2進数で表わした場合の各ビット桁の値を所定のサンプル数(図10の例ではMサンプル)分併せた値としてそれぞれ生成される。データA(0)は、各サンプル点におけるデジタル値を2進数で表わした場合の最上位の桁(MSB)のデータであり、データA(N)は、再下位の桁(LSB)のデータである。なお、図10の右図における横軸は各サンプル点でのデジタル値を示している。
このとき、各サンプル点でのデジタル値は、上位の桁(MSBに近いビット)ほど重要なデータとなる。これは、上位の桁の示す情報が符号情報や振幅の大きい変動を示す情報であるからである。従って、下位の桁(LSBに近いビット)をどの程度用いるかにより音声情報の詳細度が変わることになる。
基地局10の誤り訂正符号化部21は、このようなデータA(0)からA(N)を受けると、例えば、次のように実データを構成する。
実データ#1:A(1) (Mビット)
実データ#2:A(2)、A(3) (2Mビット)
実データ#3:A(4)、A(5)、A(6) (3Mビット)
実データ#4:A(7)、A(8)、A(9) (3Mビット)
実データ#5:A(10)、A(11)、A(12) (3Mビット)
実データ#6:A(13)、A(14)、A(15) (3Mビット)
実データ#7:A(16)、A(17)、A(18) (3Mビット)
実データ#8:A(19)、A(20)、A(21) (3Mビット)
実データ#9:A(22)、A(23)、A(24) (3Mビット)
これら各実データは、図9の例のように各データD(1)からD(9)内にそれぞれ配置される。そして、誤り訂正符号化部21は、各データDを次のような符号化率により誤り訂正符号化を行う。
データD(1):実データ#1:符号化率R=M(bit/subframe/PRB)
データD(2):実データ#2:符号化率R=2M(bit/subframe/PRB)
データD(3):実データ#3:符号化率R=3M(bit/subframe/PRB)
データD(4):実データ#1、#4:符号化率R=4M(bit/subframe/PRB)
データD(5):実データ#2、#5:符号化率R=5M(bit/subframe/PRB)
データD(6):実データ#3、#6:符号化率R=6M(bit/subframe/PRB)
データD(7):実データ#1、#4、#7:符号化率R=7M(bit/subframe/PRB)
データD(8):実データ#2、#5、#8:符号化率R=8M(bit/subframe/PRB)
データD(9):実データ#3、#6、#9:符号化率R=9M(bit/subframe/PRB)
なお、上述の説明では、図2のブロック図に合わせて、上述のデータA(0)からA(N)は情報配信局により生成されるものとしたが、情報配信局からは別の形式の音声デー
タが送信され、上述のデータA(0)からA(N)を基地局10が生成するようにしてもよい。また、上述の例では、符号化率により各PRBの伝送レートが調整される例を示したが、併せて変調方式の切り替えにより当該伝送レートが調整されるようにしてもよい。
〈実データ生成手法の第二例〉
以下、実データ生成手法の第二例として、放送情報が画像情報である場合を例に図11を用いて説明する。図11は、実データ生成手法の第二例を示す図である。
画像信号は、縦Nサンプル、横Mサンプルの2次元の面の各点(NMサンプル)でのRGBの明るさなどの情報として表現される。ここで、RGBの各色に対する処理は同一であり、横軸のMサンプルの各サンプル点での処理も同一であるものとして、以下の説明では、RGBの各色のうちの任意の1色のみを対象にし、横軸座標の任意の1点に対するNサンプルの座標での波形に対する処理について説明するものとする。このときの画像信号を示すグラフが図11の左図である。更に、このような画像信号をFFTした結果の周波数領域信号を示すグラフが図11の右図である。Nサンプルの明るさ情報及びFFT出力の各周波数成分をLビットで表現する。
情報配信局は、FFT出力のNサンプルをKサンプル毎のブロックに分割し、分割されたブロックの中央部分のKLビットの情報をA(1)、その両側のKLビットの情報を順次A(2)、A(3)、A(4)、・・・として生成する。
このとき、A(0)からA(k)の情報は、kが大きいほど広い周波数成分を持つ情報となり、画像情報の詳細度に関連する。kが小さい場合には狭い周波数帯域の成分しか存在しない事から、画面内でゆるやかな変化は表現できるものの、急激な変化が表現できなくなり、ぼやけた画像となる。
基地局10の誤り訂正符号化部21は、このようなデータA(0)からA(k)を受けると、例えば、次のように実データを構成する。
実データ#1:A(1)
実データ#2:A(2)、A(3)
実データ#3:A(4)、A(5)、A(6)
実データ#4:A(7)、A(8)、A(9)
実データ#5:A(10)、A(11)、A(12)
実データ#6:A(13)、A(14)、A(15)
実データ#7:A(16)、A(17)、A(18)
実データ#8:A(19)、A(20)、A(21)
実データ#9:A(22)、A(23)、A(24)
これにより、移動端末は、A(0)からA(k)のkの大きいデータまでを受信することにより、より詳細な画像を復元することが可能となる。
更に、誤り訂正符号化部21は、このように構成された各データD(1)からD(9)をそれぞれ順に伝送レートが増加するような符号化率により符号化する。
〈実データ生成手法の第三例〉
上述の第一例及び第二例における実データ#1から#9は、放送情報の詳細度に関連するように構成されていた。しかしながら、実データは、このような詳細度に関連するだけでなく、更に付加情報を含むように構成されるようにしてもよい。例えば、当該実データは、上述のA(1)からA(6)のような放送情報の詳細度に関連した情報の他に、以下に示すような文字情報等の他の追加情報が含まれるように構成してもよい。
実データ#1:A(1)
実データ#2:A(2)、A(3)
実データ#3:A(4)、A(5)、A(6)
実データ#4:文字情報1
実データ#5:文字情報2
実データ#6:別視点画像情報
このように構成される場合には、受信環境の良い移動端末は、更に付加的な情報を受信することができるようになる。
〔第一実施形態における作用及び効果〕
以下、上述した第一実施形態におけるOFDM通信システムの作用及び効果について述べる。
基地局10の誤り訂正符号化部21において、情報配信局から送られてくる放送情報(階層化された詳細度情報を含む)A(0)からA(N)が上述の実データの生成手法の例のような所定の方法で分割及び分類される。更に、分割及び分類された各データが、各データに応じた符号化率において誤り訂正符号化等が施される。
サブキャリアマッピング部22では、誤り訂正符号化部21から渡されるデータD(1)からD(M)がそれぞれ所定のPRBに配置されるように、サブキャリアマッピングされる。このとき、各サブキャリアでは、そのサブキャリアの属するPRBに応じた変調方式で変調される。
このように生成されたパラレルな変調信号は、IFFT部23により各OFDMシンボル単位でIFFTされ、P/S変換部24により合成多重される。続いて、この信号は、D/A変換部25によりアナログ信号に変換され、アップコンバージョン部26により、信号の中心周波数が無線送信周波数となるように変換され、アンテナ素子27から送信される。
移動端末11では、アンテナ素子61により受信され、増幅された無線周波数信号が、ダウンコンバージョン部62により、メモリ等に保持される受信可能帯域の中心周波数FRに基づき、ベースバンド信号に変換される。
このベースバンド信号は、LPF63により、基地局10の送信帯域幅よりも狭く設定される受信可能帯域幅の外側の信号が除去され、A/D変換部64によりデジタル信号に変換される。
このデジタル信号は、S/P変換部65により、当該受信可能帯域に含まれるサブキャリア数に相当するK個のパラレル信号に変換され、FFT部66によりFFTされ、復調され、P/S変換部67によりシリアルデータ列RXCに並べ替えられる。最終的に、データRXCは、誤り訂正復号部68により、復号が行われ、他のデータ処理部に送られる。
一方で、CRC判定部69では、データRXC中に含まれるCRCデータに基づき誤り判定が行われる。受信帯域制御部60では、当該誤り判定の結果に基づいて、当該受信区間が決定され、その決定された受信区間の中心周波数が受信中心周波数FRとしてダウンコンバージョン部62へ送られる。
このとき、受信帯域制御部60では、誤り判定の結果に基づいて、受信環境が悪いと判
断されると、当該受信可能帯域の中心周波数がより低い伝送レートで伝送される受信区間へ変更され、受信環境が良いと判断されると、当該受信可能帯域の中心周波数がより高い伝送レートで伝送される受信区間へ変更される。
すなわち、基地局10は、放送情報の送信帯域を、移動端末11の受信可能帯域幅よりも狭い所定の帯域幅で分割し、移動端末11が取りうる各受信区間で受信されるデータがそれぞれ詳細度の異なる同一の放送情報となるように、分割された各PRBに含まれる各サブキャリアに対しデータをマッピングする。このとき、各PRBにおける伝送レートが配置される情報の詳細度に応じて順に増加するように、符号化率及び変調方式が調整される。
移動端末11は、基地局10のPRB単位で異なり、所定の帯域幅を持つ複数の受信区間を受信可能帯域とし得る構成を持つ。
これにより、基地局10からの信号を受ける移動端末11は、受信区間をPRB単位で変更していくことにより、徐々に詳細度の高い(情報量の多い)情報を受信することができる。すなわち、第一実施形態における移動端末11はより柔軟に伝送レートを調整することができる。
更に、第一実施形態によれば、このような柔軟な伝送レート調整を可能としているものの、基地局10により冗長度が増加しないように放送情報が配置される。
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態におけるOFDM通信システムについて以下に説明する。先に説明した第一実施形態におけるOFDM通信システムでは、複数の移動端末に対して同一の放送情報A(0)からA(N)が同時に送信される場合の構成を示していた。第二実施形態におけるOFDM通信システムでは、例えば携帯電話システム等のように、送信帯域内において当該放送情報A(1)からA(N)と共にその他の情報B(1)からB(N)及びCが多重され送信される場合の構成を示す。なお、システム構成については、第一実施形態と変わるところがないため、説明を省略する。
〔装置構成〕
第二実施形態における基地局10は、送信される情報の種類が増える点において、第一実施形態の基地局10とは装置構成が異なるが、移動端末11の装置構成については第一実施形態と同様である。図12は、第二実施形態における基地局10の送信機能に関する機能構成を示すブロック図である。
第二実施形態における基地局10は、情報配信局(図示せず)から放送情報A(1)からA(N)、放送情報B(1)からB(N)及び放送情報Cが送られてくる。これらの放送情報はそれぞれ異なる放送情報であり、例えば、放送情報Aがテレビ放送であり、放送情報Bがラジオ放送であり、放送情報Cが文字放送である。第二実施形態における基地局10は、多重化される各放送情報についてそれぞれ誤り訂正符号化部21A、21B及び21Cを持つことにおいてのみ、第一実施形態と異なり、その他の機能部については第一実施形態と同様である。
誤り訂正符号化部21A、21B及び21Cは、情報配信局から送られてくる放送情報の種類に応じて、それぞれのデータA(1)からA(N)、B(1)からB(N)及びCをそれぞれ分割及び分類する。各誤り訂正符号化部21A、21B及び21Cは、分割及び分類された各データに対して、各データに応じた符号化率において誤り訂正符号化等を行い、生成されたデータD(1)からD(M)、データE(1)からE(M)及びFをそ
れぞれサブキャリアマッピング部22に送る。
サブキャリアマッピング部22は、入力されるデータD(1)からD(M)、データE(1)からE(M)及びFをN個のサブキャリアにマッピングする。図13は、第二実施形態におけるサブキャリアマッピングの例を示す図である。図13の例によれば、サブキャリアマッピング部22は、各周波数ブロック(PRB)にそれぞれデータD(1)からD(M)、データE(1)からE(M)及びFのうちのいずれか1つが配置されるように、サブキャリアマッピングを行う。このとき、各データD、E及びFが配置される周波数ブロックの数は、一般にそれぞれ異なる数となるように多重化されることが望ましい。このように生成された各変調信号は、それぞれ順次出力され、N個分が同一シンボル時間でIFFT部23へ送られる。
〔送信信号の伝送レートと情報配置〕
以下、第二実施形態における基地局10から送信される信号における伝送レートとそれに配置される情報の構成について、図14及び15を用いて説明する。図14は、第二実施形態における周波数ブロックへの情報配置決定方法を示す図であり、図15は、第二実施形態における情報配置の例を示す図である。
第二実施形態における基地局10から送信される信号において、複数の移動端末11へ配信されるべき放送情報は例えば図14及び15のように配置される。図14及び15の例では、説明を分かりやすくするために、基地局10における送信帯域幅の2分の1(1/2)の帯域幅が移動端末の受信可能帯域幅とされている。そして、基地局10は、移動端末における受信可能帯域幅の中で各情報の配置を任意に決定し、その配置を繰り返すことで全送信帯域幅の中での情報配置を決定する。このとき、データD、E及びFは、図12に示すようにそれぞれ異なる放送情報A、B及びCに基づいて分割及び分類されたデータであり、データD(A)が一番情報量の多い(高い詳細度を持ちうる)情報であり、データE(B)が次に情報量の多い情報であり、データF(C)が一番情報量の少ない(低い詳細度からなる)情報であるものとする。
第二実施形態の基地局10では、このような情報配置とすることにより、移動端末においていずれの受信可能区間が選択されたとしても、以下に示すように、放送情報D、E及びFが配置されるPRBが同じ数だけ含まれるようになる。
受信区間1:D=15個のPRB、E=8個のPRB、F=1個のPRB
受信区間2:受信区間1からD(1)のPRBが抜け、新たにD(16)のPRBが入る(D=15個のPRB、E=8個のPRB、F=1個のPRB)。
受信区間3:受信区間1からD(1)及びD(2)のPRBが抜け、新たにD(16)及びD(17)のPRBが入る(D=15個のPRB、E=8個のPRB、F=1個のPRB)。
受信区間X:受信区間1からDのPRBが14個抜け、EのPRBが8個抜け、FのPRBが1個抜け、新たにDのPRBが14個入り、EのPRBが8個入り、FのPRBが1個入る(D=15個のPRB、E=8個のPRB、F=1個のPRB)。
このように各PRBへの情報配置が決定されると、各PRBの伝送レートは、図15に示されるように段階的に増加するようにそれぞれ設定される。このとき、データDは段階的に伝送レートが増加するように構成されるが、データEはデータDよりも情報量が少ない情報であるために所定のPRBで伝送レートが一定となる。また、データFについては、低伝送レートの1つのPRBで全情報を送信することができるため、繰り返し部分では
伝送レートの増加は必要ないこととなる。
〔第二実施形態における作用及び効果〕
以下、上述した第二実施形態におけるOFDM通信システムの作用及び効果について述べる。第二実施形態におけるOFDM通信システムでは、送信帯域内において複数のチャネル(複数種類の放送情報)が多重化された信号が基地局10から移動端末11へ送信される。
基地局10では、送信周波数帯域内のこの複数チャネルの配置が、受信可能帯域幅で決定されたチャネル配置が当該送信周波数帯域内で繰り返されるように決定される。そして、各チャネルはPRB単位に配置され、各PRBは、その伝送レートが段階的に増加するように設定される。
これにより、移動端末においてどの受信区間を選択した場合であっても、全ての受信区間に対して同じ数のPRB割り当てが存在することになり、複数チャネルの伝送レートを受信区間の移動により同時に調整することが可能となる。
[第三実施形態]
本発明の第三実施形態におけるOFDM通信システムについて以下に説明する。先に説明した第二実施形態におけるOFDM通信システムでは、複数種類の放送情報が多重化されて送信される場合の構成を示していた。第三実施形態におけるOFDM通信システムでは、多重化される情報にユーザ固有の情報が含まれる場合の構成について示すこととする。ユーザ固有の情報には、例えば、音声通話、電子メール等がある。なお、システム構成については、第一実施形態と変わるところがないため、説明を省略する。
〔装置構成〕
以下、第三実施形態における基地局10及び移動端末11の装置構成についてそれぞれ説明する。
〈基地局〉
第二実施形態における基地局10は、第一実施形態における送信機能に加えて、更に、移動端末11からの信号を処理する受信機能についても特徴を有するものである。以下、第一実施形態とは異なる機能部についてのみ、第二実施形態における基地局10の機能構成について図16を用いて説明する。図16は、第三実施形態における基地局10の機能構成を示すブロック図である。
第三実施形態における基地局10は、第一実施形態における機能構成に加えて更に、受信アンテナ161、ダウンコンバージョン部162、A/D変換部163、ユーザ要求信号抽出部164、スケジューラ165等を有する。
ダウンコンバージョン部162は、受信アンテナ161により受信され、増幅された無線周波数信号をベースバンド信号に変換する。この無線周波数信号は、例えば、各ユーザに割り当てられる個別制御チャネル信号である。A/D変換部163は、このベースバンド信号をデジタル信号に変換し、ユーザ要求信号抽出部164に送る。
ユーザ要求信号抽出部164は、そのデジタル信号から、各移動端末に関するユーザ固有情報をユーザ個別チャネルU(1)及びU(2)のどちらで送信するかの要求情報を抽出する。このユーザ固有情報の要求情報は、スケジューラ165に送られる。
スケジューラ165は、この要求情報に基づいて、各移動端末11、12及び13へ送
信されるべきユーザ固有情報を分類及び分割する。すなわち、スケジューラ165は、各移動端末に関するユーザ固有情報が要求されたユーザ個別チャネルで送信されるようにスケジューリングし、各ユーザ個別チャネルで送信されるユーザ固有データU(1)及びU(2)を生成する。このように生成されたユーザ固有データは、それぞれサブキャリアマッピング部22に送られる。
第三実施形態におけるサブキャリアマッピング部22は、第一実施形態における放送情報を構成するデータD(1)からD(M)の他、スケジューラ165から送られるユーザ固有データU(1)及び(2)をN個のサブキャリアにマッピングする。図17は、第三実施形態におけるサブキャリアマッピングの例を示す図である。
図17の例によれば、サブキャリアマッピング部22は、各周波数ブロック(PRB)にそれぞれデータD(1)からD(M)、ユーザ固有データU(1)及びU(2)のうちのいずれか1つが配置されるように、サブキャリアマッピングを行う。第三実施形態におけるデータD及びUの配置決定方法は、第二実施形態と同様に、基地局10における送信帯域幅の2分の1(1/2)の帯域幅が移動端末の受信可能帯域幅とされ、当該受信可能帯域幅の中でデータD及びUの配置を任意に決定し、その配置を繰り返すことで全送信帯域幅の中での情報配置を決定する。このように生成された各変調信号は、それぞれ順次出力され、N個分が同一シンボル時間でIFFT部23へ送られる。
なお、このとき、データD(1)からD(6)の配置されるPRBでは、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、段階的に伝送レートが高くなるように構成される。また、各ユーザ固有情報を構成するユーザ固有データU(1)及びU(2)は、それぞれ異なる特定ユーザに対する音声通話等の固有データとされる。ユーザ固有データU(1)及びU(2)には、それぞれ固定のユーザ向けの固有情報が含まれるのではなく、サブフレーム単位で複数のユーザに対する固有情報が切り替えられながら含まれるように構成される。このようなユーザ固有データU(1)及びU(2)の構成は、上述のようにスケジューラ165によって、各移動端末から送信される要求情報に基づいて決定される。
〈移動端末〉
第三実施形態における移動端末11は、第一実施形態における受信機能に加えて、更に、基地局10へ上述の要求情報を送信するための信号を処理する送信機能について特徴を有するものである。以下、第一実施形態とは異なる機能部についてのみ、第三実施形態における移動端末11の機能構成について図18を用いて説明する。図18は、第三実施形態における移動端末11の機能構成を示すブロック図である。
第三実施形態における移動端末11は、第一実施形態における機能構成に加えて更に、ユーザ固有データ受信部181、要求信号生成部182、D/A変換部183、アップコンバージョン部184、送信アンテナ185等を有する。
ユーザ固有データ受信部181は、P/S変換部67から出力されるシリアルデータ列RXCのうち、ユーザ固有データを受ける。このユーザ固有データは、所定の処理が施され、他の機能部に送られる。また、ユーザ固有データ受信部181は、当該ユーザ固有データが配置されていたチャネルに関する情報を受信帯域制御部60に渡す。すなわち、図17の例におけるU(1)若しくはU(2)のいずれのチャネルにおいて当該ユーザ固有データが受信されたかの情報が受信帯域制御部60に送られる。
第三実施形態における受信帯域制御部60は、第一実施形態と異なり、CRC判定部69から送られる誤り判定の結果に基づいて受信中心周波数FRを決定すると共に、自装置のためのユーザ固有データが配置されるべきユーザ個別チャネル(U(1)若しくはU(
2))を決定する。受信中心周波数FRは、ダウンコンバージョン部62に送られ、ユーザ固有データが配置されるべきユーザ個別チャネルに関する情報は、要求信号生成部182に送られる。
受信帯域制御部60は、図19に示すような処理により上記情報をそれぞれ決定する。図19は、受信帯域制御部60の受信区間及びユーザ個別チャネル決定処理を示すフローチャートである。まず、受信帯域制御部60は、CRC判定部69から送られる誤り判定の結果を受ける(S1901)。続いて、受信帯域制御部60は、その誤り判定の結果を集計し、所定の単位時間あたりの誤り発生数NEを算出する(S1902)。所定の単位時間には、複数のサブフレームが入り得る時間として例えば1秒が設定される。
受信帯域制御部60は、この誤り発生数NEと予めメモリ等に調整可能に保持される所定の上限閾値TH1若しくは下限閾値TH2とを比較することにより、第一実施形態と同様の方法により、受信中心周波数FR_TMPを仮決めする(S1903、1904、1905、1906)。第三実施形態では、このように決定された受信中心周波数FR_TMPをそのままダウンコンバージョン部62に送るのではなく、更に以下の処理により最終的に送るか否かが判断される。
受信帯域制御部60は、現在の受信中心周波数FRで示される受信区間(以降、受信区間FRと表記する)がチャネルU(1)を含むか否か、仮決めされた受信中心周波数FR_TMPで示される受信区間(以降、受信区間FR_TMPと表記する)がチャネルU(1)を含むか否かをそれぞれ判断する(S1907)。図19では、受信区間FRがチャネルU(1)を含む場合をFR≦Xで示し、受信区間FRがチャネルU(1)を含まない(チャネルU(2)を含む)場合をFR>Xで示し、受信区間FR_TMPがチャネルU(1)を含む場合をFR_TMP≦Xで示し、受信区間FR_TMPがチャネルU(1)を含まない(チャネルU(2)を含む)場合をFR_TMP>Xで示す。
この判断により、受信区間FRがチャネルU(1)を含み、かつ、受信区間FR_TMPがチャネルU(1)を含む場合には(S1907−1)、受信中心周波数FR_TMPを更新すべき受信中心周波数FRとして決定し(S1908)、この決定された受信中心周波数FRがダウンコンバージョン部62に送られる(S1911)。また、受信区間FRがチャネルU(2)を含み、かつ、受信区間FR_TMPがチャネルU(2)を含む場合にも(S1907−2)、同様である。
受信区間FRがチャネルU(1)を含み、かつ、受信区間FR_TMPがチャネルU(2)を含む場合には(S1907−3)、受信帯域制御部60は、既に帯域変更要求を送信し、変更許可が受信されているか否かを確認する(S1909)。帯域変更許可が受信されている場合には(S1909;YES)、受信帯域制御部60は、受信中心周波数FR_TMPを更新すべき受信中心周波数FRとして決定し(S1908)、この決定された受信中心周波数FRをダウンコンバージョン部62に送る(S1911)。一方、帯域変更許可が受信されていない場合には(1909;NO)、自装置のためのユーザ固有データが配置されるべきユーザ個別チャネルがU(2)である旨を要求信号生成部182に通知する(S1912)。
また、受信区間FRがチャネルU(2)を含み、かつ、受信区間FR_TMPがチャネルU(1)を含む場合には(S1907−4)、受信帯域制御部60は、既に帯域変更要求を送信し、変更許可が受信されているか否かを確認する(S1910)。帯域変更許可が受信されている場合には(S1910;YES)、受信帯域制御部60は、受信中心周波数FR_TMPを更新すべき受信中心周波数FRとして決定し(S1908)、この決定された受信中心周波数FRをダウンコンバージョン部62に送る(S1911)。一方
、帯域変更許可が受信されていない場合には(S1910;NO)、自装置のためのユーザ固有データが配置されるべきユーザ個別チャネルがU(1)である旨を要求信号生成部182に通知する(S1913)。
要求信号生成部182は、このユーザ固有データが配置されるべきユーザ個別チャネルに関する情報を受けると、その情報を含んだ要求信号を生成する。生成された要求信号は、D/A変換部183によりアナログ信号に変換され、アップコンバージョン部184により無線送信周波数に変換され、送信アンテナ185から送信される。
〔第三実施形態における作用及び効果〕
以下、上述した第三実施形態におけるOFDM通信システムの作用及び効果について述べる。第三実施形態におけるOFDM通信システムでは、同一の情報が同時に複数の移動端末に送信されるような放送情報と各移動端末へ送信される情報がそれぞれ異なるユーザ固有情報とが多重化された信号が基地局10から移動端末11へ送信される。
基地局10では、移動端末11が取り得る各受信区間のそれぞれに当該ユーザ固有情報を配置すべきユーザ個別チャネルが少なくとも1つ含まれるように、当該放送情報を配置するチャネルとユーザ個別チャネルとのチャネル配置が決定される。また、これら各チャネルは、周波数ブロック単位に受信可能帯域幅でそれぞれ配置が決められ、その受信可能帯域幅内のチャネル配置が繰り返されるように送信帯域幅の中での複数チャネル配置が決定される。
最終的には、各移動端末からの要求信号に含まれるその移動端末用のユーザ個別情報を配置すべきユーザ個別チャネルに関する情報に応じて、各移動端末用のユーザ個別情報が分類及び分割され、各移動端末に要求されたユーザ個別チャネルに当該ユーザ個別データがマッピングされる。
移動端末11では、このように放送情報とユーザ固有情報とが多重化された信号が受信されると、その受信信号に応じて受信環境が推定され、その受信環境に応じて、受信区間及びその移動端末用のユーザ個別情報を配置すべきユーザ個別チャネルが決定される。
このとき、受信環境に応じて最適な伝送レートで受信できるように受信区間を選択すると、その選択された受信区間には必ずそのユーザのためのユーザ固有情報が配置されるユーザ個別チャネルが含まれている必要がある。これでは、ユーザ固有情報の多重化により、移動端末での伝送レートの調整可能な範囲が限定されてしまうため、選択され得る受信区間には必ずユーザ個別チャネルが配置されるようにし、選択された先の受信区間に含まれるユーザ個別チャネルが移動端末から基地局10へ通知される。
[その他]
本実施形態は次の発明を開示する。各項に開示される発明は、必要に応じて可能な限り組み合わせることができる。
(付記1)
送信周波数帯域幅を受信装置の受信可能帯域幅よりも狭い周波数ブロックに分割し、各周波数ブロックにおける伝送速度を段階的に増加若しくは減少するように設定する設定手段を備える送信装置。(1)
(付記2)
各チャネルがそれぞれ前記周波数ブロックの少なくとも1つに配置されかつ前記受信可能帯域幅内のチャネル配置が繰り返されるように、前記送信周波数帯域幅内の複数チャネルの配置を決定するチャネル配置手段を更に備え、
前記設定手段は、各周波数ブロックにおける伝送速度を前記複数チャネルの少なくとも1つのチャネルに関し段階的に増加若しくは減少するように設定する付記1に記載の送信装置。(2)
(付記3)
前記送信周波数帯域幅に収まり前記受信可能帯域幅をそれぞれ有する前記受信装置の複数の受信区間であって、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられた各受信区間において受信されるデータが、それぞれ詳細度の異なる同一の情報となるように、各周波数ブロックに対しデータをマッピングする配置手段を更に備える付記1に記載の送信装置。(3)
(付記4)
前記送信周波数帯域幅に収まり前記受信可能帯域幅をそれぞれ有する前記受信装置の複数の受信区間であって、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられた各受信区間の少なくとも1つのチャネルにより受信されるデータがそれぞれ詳細度の異なる同一の情報となるように、各周波数ブロックに対しデータをマッピングする配置手段を更に備える付記2に記載の送信装置。
(付記5)
複数の受信装置に同時に送信される放送情報を形成する詳細度の異なる複数のデータを生成する生成手段を更に備え、
前記配置手段は、前記生成手段により生成された複数のデータのうち詳細度の低いデータから順に伝送速度の低い周波数ブロックに配置し、前記複数の受信区間のうち伝送速度の低い周波数ブロックを多く有する受信区間に含まれる周波数ブロックに配置されるデータを他の各受信区間に含まれる周波数ブロックにそれぞれ配置する付記3又は4に記載の送信装置。(4)
(付記6)
前記詳細度の異なる複数のデータには、前記放送情報の詳細度を増加させる付加情報、及び前記放送情報の関連情報を含む付記5に記載の送信装置。
(付記7)
前記生成手段は、前記放送情報が音声情報である場合に、該音声情報を各サンプル点において所定のビット数で量子化したデジタル値の各ビット桁の値をそれぞれ所定のサンプル数分併せた各値を前記詳細度の異なる複数のデータとして生成する付記5に記載の送信装置。
(付記8)
送信周波数帯域幅が受信可能帯域幅よりも狭い周波数ブロックに分割され、各周波数ブロックにおける伝送速度が段階的に増加若しくは減少するように設定された信号を受信する受信装置であって、
前記送信周波数帯域幅に収まり前記受信可能帯域幅をそれぞれ有する複数の受信区間であって、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられた複数の受信区間のいずれか1つで前記信号を受信する受信手段を備える受信装置。(5)
(付記9)
前記受信手段により受信された信号に基づき、受信環境を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された受信環境及び前記各受信区間に含まれる周波数ブロックにおける伝送速度に応じて、前記複数の受信区間のうちのいずれか1つの受信区間を選択する選択手段とを更に備え、
前記受信手段は、前記選択手段により選択された受信区間で前記信号を受信する、
付記8に記載の受信装置。
(付記10)
前記複数チャネルはユーザ固有情報を送信するためのユーザ個別チャネルと複数のユーザへ放送情報を送信するための放送チャネルとを含み、
前記配置手段は、前記受信装置からの要求信号に基づいて、前記複数の受信区間のうちの前記受信装置で選択されている受信区間内の前記ユーザ個別チャネルが配置された周波数ブロックに対して、前記受信装置へのユーザ固有情報のデータを配置する付記4に記載の送信装置。
(付記11)
送信周波数帯域幅が受信可能帯域幅よりも狭い周波数ブロックに分割され、各周波数ブロックにおける伝送速度が、ユーザ固有情報を送信するためのユーザ個別チャネルと複数のユーザへ放送情報を送信するための放送チャネルとを含む複数チャネルの少なくとも1つのチャネルに関し段階的に増加若しくは減少するように設定され、各チャネルがそれぞれ前記周波数ブロックの少なくとも1つに配置されかつ前記受信可能帯域幅内のチャネル配置が繰り返されるように、前記送信周波数帯域幅内で複数チャネルが配置された信号を送信装置から受信する受信装置であって、
前記送信周波数帯域幅に収まり前記受信可能帯域幅をそれぞれ有する複数の受信区間であって、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられた複数の受信区間のいずれか1つで前記信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された信号に基づき、受信環境を推定する推定手段と、
前記推定手段により推定された受信環境及び前記各受信区間に含まれる周波数ブロックにおける伝送速度に応じて、前記複数の受信区間のうちのいずれか1つの受信区間を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された受信区間内のユーザ個別チャネルが配置された周波数ブロックに対して前記ユーザ固有情報のデータを配置するように送信装置に要求する要求手段と、
を備える受信装置。
第一実施形態におけるOFDM通信システムのシステム構成の例を示す図である。 第一実施形態における基地局の送信機能に関する機能構成を示すブロック図である。 N個のサブキャリアを用いたOFDM通信方式を示す図である。 OFDMフレームの例を示す図である。 第一実施形態におけるサブキャリアマッピングの例を示す図である。 第一実施形態における移動端末の受信機能に関する機能構成を示すブロック図である。 第一実施形態における受信帯域制御部の受信区間決定処理を示すフローチャートである。 第一実施形態における情報配置の例を示す図である。 データD(1)からD(9)の詳細構成例を示す図である。 実データ生成手法の第一例を示す図である。 実データ生成手法の第二例を示す図である。 第二実施形態における基地局の送信機能に関する機能構成を示すブロック図である。 第二実施形態におけるサブキャリアマッピングの例を示す図である。 第二実施形態における周波数ブロックへの情報配置決定方法を示す図である。 第二実施形態における情報配置の例を示す図である。 第三実施形態における基地局の機能構成を示すブロック図である。 第三実施形態におけるサブキャリアマッピングの例を示す図である。 第三実施形態における移動端末11の機能構成を示すブロック図である。 第三実施形態における受信帯域制御部の受信区間及びユーザ個別チャネル決定処理を示すフローチャートである。 従来技術における送信方法の例を示す図である。 従来技術における送信方法の情報配置の例を示す図である。
符号の説明
10 基地局
11、12、13 移動端末
21、21A、21B、21C 誤り訂正符号化部
22 サブキャリアマッピング部
23 逆高速フーリエ変換(IFFT)部
24 パラレル/シリアル(P/S)変換部
25、183 デジタル/アナログ(D/A)変換部
26、184 アップコンバージョン部
27、61 アンテナ素子
62、162 ダウンコンバージョン部
63 ローパスフィルタ(LPF)
64、163 アナログ/デジタル(A/D)変換部
65 シリアル/パラレル(S/P)変換部
66 高速フーリエ変換(FFT)部
67 P/S変換部
68 誤り訂正復号部
69 CRC判定部
60 受信帯域制御部
161 受信アンテナ
164 ユーザ要求信号抽出部
165 スケジューラ
181 ユーザ固有データ受信部
182 要求信号生成部
185 送信アンテナ

Claims (5)

  1. 送信周波数帯域幅を受信装置の受信可能帯域幅よりも狭い周波数ブロックに分割し、各周波数ブロックにおける伝送速度を段階的に増加若しくは減少するように設定する設定手段を備える送信装置。
  2. 各チャネルがそれぞれ前記周波数ブロックの少なくとも1つに配置されかつ前記受信可能帯域幅内のチャネル配置が繰り返されるように、前記送信周波数帯域幅内の複数チャネルの配置を決定するチャネル配置手段を更に備え、
    前記設定手段は、各周波数ブロックにおける伝送速度を前記複数チャネルの少なくとも1つのチャネルに関し段階的に増加若しくは減少するように設定する請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記送信周波数帯域幅に収まり前記受信可能帯域幅をそれぞれ有する前記受信装置の複数の受信区間であって、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられた各受信区間において受信されるデータが、それぞれ詳細度の異なる同一の情報となるように、各周波数ブロックに対しデータをマッピングする配置手段を更に備える請求項1に記載の送信装置。
  4. 複数の受信装置に同時に送信される放送情報を形成する詳細度の異なる複数のデータを生成する生成手段を更に備え、
    前記配置手段は、前記生成手段により生成された複数のデータのうち詳細度の低いデータから順に伝送速度の低い周波数ブロックに配置し、前記複数の受信区間のうち伝送速度の低い周波数ブロックを多く有する受信区間に含まれる周波数ブロックに配置されるデータを他の各受信区間に含まれる周波数ブロックにそれぞれ配置する請求項3に記載の送信装置。
  5. 送信周波数帯域幅が受信可能帯域幅よりも狭い周波数ブロックに分割され、各周波数ブロックにおける伝送速度が段階的に増加若しくは減少するように設定された信号を受信する受信装置であって、
    前記送信周波数帯域幅に収まり前記受信可能帯域幅をそれぞれ有する複数の受信区間であって、各受信区間に含まれる周波数ブロックの少なくとも1つが少なくとも1つの他の受信区間にも含まれるように設けられた複数の受信区間のいずれか1つで前記信号を受信する受信手段を備える受信装置。
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