JPH08172418A - ディジタル映像伝送装置 - Google Patents

ディジタル映像伝送装置

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JPH08172418A
JPH08172418A JP31314894A JP31314894A JPH08172418A JP H08172418 A JPH08172418 A JP H08172418A JP 31314894 A JP31314894 A JP 31314894A JP 31314894 A JP31314894 A JP 31314894A JP H08172418 A JPH08172418 A JP H08172418A
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Application number
JP31314894A
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English (en)
Inventor
Takuji Katsura
卓史 桂
Mikio Shimazu
幹夫 島津
Takashi Inoue
尚 井上
Shiro Iwasaki
史朗 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像のリアルタイム性を重視する場合と画質
を重視する場合に対応でき、伝送同期タイミングに左右
されずに映像を再生できるディジタル映像伝送装置を提
供する。 【構成】 ディジタル映像データをn個(nは整数)の
帯域に分割するデータ分割部1と、n個の帯域別映像デ
ータをn種類の拡散符号によりスペクトラム拡散し、コ
ード多重化して送信する拡散多重送信部2と、拡散デー
タを受信し、映像の画質重視の場合にはn個の帯域別映
像データに逆拡散し、映像のリアルタイム性重視の場合
には最も低い帯域の映像データのみを逆拡散する切替機
能を備えた選択受信逆拡散部18と、n個の帯域別映像
データまたは最も低い帯域の映像データから元と同じ大
きさの映像データを生成する切替機能を備えた選択デー
タ生成部19とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル化された映像
データを複数に分割し伝送するディジタル映像伝送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号をディジタル化し伝送す
る装置が実用化されている。これらの装置の一例では、
映像データを複数の周波数帯域に分割して、各周波数帯
域の信号を独立に符号化したデータを伝送していた。こ
の装置では映像のリアルタイム性が求められる場合は低
ビットレートの符号化方式を用い、映像の画質を重視す
る場合は高ビットレートの符号化方式を用い、目的によ
って符号化方式を選択する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同一の
ハードウェア構成で符号化方式を選択することは選択数
の符号化方式を持つハードウェアを用意する必要があ
る。一種類のハードウェアを用意し、ソフトウェアで選
択できる装置もあるが処理速度に限界があり、リアルタ
イム性を失う場合がある。
【0004】さらに、符号化において一般に用いられて
いる映像のフレーム間相関を利用した方式を用いた場
合、伝送同期のとれたときがフレーム間相関データであ
ったならば映像を再生しても本来の映像とはならない。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、映像のリアルタイム性を重視する場合と映像の画質
を重視する場合の両方に対応できる。さらに、伝送同期
タイミングに左右されずに映像を再生できるディジタル
映像伝送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のディジタル映像伝送装置は、ディジタル化さ
れた映像データをn個(nは整数)の帯域に分割するデ
ータ分割部と、前記データ分割部で生成されたn個の帯
域別映像データをn種類の拡散符号によりスペクトラム
拡散し、コード多重化した拡散データの送信を行なう拡
散送信部と、前記拡散送信部からの拡散データを受信
し、映像の画質を重視する場合にはn個の帯域別映像デ
ータに逆拡散し、映像のリアルタイム性を重視する場合
にはn個の帯域別映像データのうち最も低い帯域の映像
データのみを逆拡散する切替機能を備えた受信逆拡散部
と、映像の画質を重視する場合は前記受信逆拡散部から
のn個の帯域別映像データを帯域合成し、ディジタル映
像データを生成し、映像のリアルタイム性を重視する場
合は前記受信拡散部からの最も低い帯域の映像データを
拡大処理することにより全帯域の映像データと同じ大き
さの映像データを生成する切替機能を備えたデータ生成
部とを備えた構成を有している。
【0007】また、ディジタル化された映像データをn
個(nは整数)の帯域に分割した帯域別映像データを圧
縮符号化する際に最も低い帯域の映像データのみフレー
ム内データを用いたデータ圧縮符号化を行なう手段を備
えた構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、本発明のディジタル映像伝
送装置は映像の画質を重視する場合は複数の帯域に分割
されて送られてくる映像データの全帯域を受信生成し、
映像のリアルタイム性を重視する場合には複数の帯域に
分割された映像データの最も低い帯域を生成することが
可能になる。さらには、最も低い帯域の映像データがフ
レーム内データであるため、同期の取れた時点から映像
データを生成することができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。
【0010】図1において、1はデータ分割部、2は拡
散多重送信部、3は多重受信逆拡散部、4はデータ合成
部である。前記データ分割部1はサブバンド符号化によ
って図2に示すように7つの帯域に分割する。図2の7
つの帯域はディジタル映像の1フレームをまず水平方向
に帯域分割フィルタ処理をし、2:1にダウンサンプリ
ングを行なう。この結果が図2(a)である。Lが水平
方向の低周波数データ、Hが水平方向の高周波数データ
である。次に水平方向の低周波数データと高周波数デー
タをそれぞれ垂直方向に帯域分割フィルタ処理をし、
2:1にダウンサンプリングを行なう。この結果が図2
(b)である。LLは水平垂直共に低周波数データ。L
Hは水平方向が低周波数で垂直方向が高周波数データ。
HLは水平方向が高周波数で垂直方向が低周波数デー
タ。HHは水平垂直共に高周波数データである。さらに
前記LLのデータについて再度同じ処理をし、7分割と
したのが図2(c)である。帯域分割フィルタとしては
一般的にはウェーブレット変換のような直交変換フィル
タを用いて行なう。上記処理をフレーム単位で繰り返
す。
【0011】前記拡散多重送信部2について図3を用い
詳細に説明する。図3は4個の帯域別映像データを拡散
送信する例である。前記データ分割部1から図2(b)
のように帯域分割された4つの映像データ(LL,L
H,HL,HH)はそれぞれデータ変調部5で変調す
る。変調方式はPSK,FSK等の既存の方式を用い
る。前記データ変調部5で変調されたデータとPN(P
seudoNoise)発生部6の出力を拡散変調部7
で乗算する。前記データ変調部5,PN発生部6,拡散
変調部7は映像データの帯域分割数である4組で構成す
る。4つのPN発生器6はそれぞれ異なるPNコードを
発生することにより前記4つの映像データはコード多重
した拡散データとなる。
【0012】図4は4つのコード多重された拡散データ
を受信する受信逆拡散部3の一例である。前記拡散多重
送信部2からの拡散データを拡散復調部8でPN発生部
9の出力と時間弁別制御回路10で前記拡散送信部2で
の拡散タイミングと同期を取り乗算することにより逆拡
散する。前記逆拡散したデータをデータ復調部11で復
調する。前記拡散復調部8,PN発生部9,時間弁別制
御部10,データ復調部11はコード多重した数、本実
施例では4組並列で構成する。前記PN発生部9の出力
は前記拡散多重送信部2内のPN発生部6と同じ4種類
のPNコードを用いる。
【0013】前記データ合成部4は前記多重受信逆拡散
部3で帯域分割された4つの映像データ(LL,LH,
HL,HH)となったそれぞれのデータをアップサンプ
リングする。アップサンプリングしたLLデータとLH
データを垂直方向の帯域合成フィルタを通し、水平方向
の低周波数データLを生成する。アップサンプリングし
たHLデータとHHデータを垂直方向の帯域合成フィル
タを通し、水平方向の高周波数データHを生成する。さ
らにLデータとHデータを水平方向の帯域合成フィルタ
を通し、送信した映像データを再生する。
【0014】本実施例によると、コード多重するために
送信データを分割するまでもなく、サブバンド符号化に
よって分割された送信データを用いることができる。ま
た、送信点が1つであるので、受信点での信号レベルに
差を生じ、復調できないというスペクトラム拡散方式の
遠近問題を生じない。
【0015】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。図5において、
1はデータ分割部、12は帯域別データ圧縮部、2は拡
散多重送信部、3は多重受信逆拡散部、13はデータ伸
長部、4はデータ合成部である。前記データ分割部1は
図2に示したものと同じである。
【0016】前記帯域別データ圧縮部12は前記データ
分割部1からの帯域別映像データ(本実施例ではLL,
LH,HL,HHの4つ)をそれぞれ量子化し、圧縮符
号化方法で圧縮する。圧縮符号化方法は例えばハフマン
符号化または算術符号化などを使用する。
【0017】前記拡散多重送信部2、多重受信逆拡散部
3は実施例1で図3、図4に示したものと同じである。
【0018】前記データ伸長部13は前記多重受信逆拡
散部3で逆拡散され4つ(LL,LH,HL,HH)の
圧縮された帯域別映像データを前記データ圧縮部12に
対応した方法で伸長し、4つの帯域別映像データにす
る。前記データ合成部4は実施例1と同じものである。
【0019】本実施例によると、コード多重するために
送信データを分割するまでもなく、サブバンド符号化に
よって分割された送信データを用いることができる。ま
た、送信点が1つであるので、受信点での信号レベルに
差を生じ、復調できないというスペクトラム拡散方式の
遠近問題を生じない。
【0020】さらに、データを圧縮するため、送信する
データ量が少なくなるので、拡散率を同じにする場合は
周波数の利用効率がよくなる。また、伝送する周波数帯
域が同じでも拡散率を大きくすることができる。
【0021】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。図6において、
1はデータ分割部、14は拡散送信部、15は受信逆拡
散部、16はデータ生成部である。前記データ分割部1
は図2に示したものと同じである。
【0022】前記拡散送信部14は前記データ分割部1
から4つに帯域分割した映像データのLLデータのみを
受け取り、図3で示したデータ変調部5,PN発生部
6,拡散変調部7の1組を用い拡散送信する。
【0023】前記受信逆拡散部15は前記拡散送信部1
4からの拡散データを受け取り、図4で示した拡散復調
部8,PN発生部9,時間弁別制御部10,データ復調
部11の1組を用い逆拡散し、LLデータを得る。
【0024】前記データ生成部16は前記受信拡散部1
5で得たLLデータを2倍に拡大する。LLデータの大
きさは元データの1/2(面積比は1/4)であり、映
像データは直流成分と直流成分に近い低周波成分が多い
ためLL成分だけでも元の映像とほとんど同じである。
したがって2倍の拡大処理で元データに近似した映像を
得ることができる。
【0025】(実施例4)本発明の第4の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。
【0026】図7において、1はデータ分割部、17は
データ圧縮部、14は拡散送信部、15は受信逆拡散
部、13はデータ伸長部、16はデータ生成部である。
前記データ分割部1は図2に示したものと同じである。
前記データ圧縮部17は前記データ分割部1で4つに分
割された帯域別映像データのうち最も低い周波数帯域の
映像データを量子化し、圧縮符号化方法で圧縮する。圧
縮符号化方法は例えばハフマン符号化または算術符号化
などを使用する。
【0027】前記拡散送信部14は前記データ圧縮部1
7から圧縮された最も低い周波数帯域の映像データを受
け取り、図3で示したデータ変調部5,PN発生部6,
拡散変調部7の1組を用い拡散送信する。
【0028】前記受信逆拡散部15は前記拡散送信部1
4からの拡散データを受け取り、図4で示した拡散復調
部8,PN発生部9,時間弁別制御部10,データ復調
部11の1組を用い逆拡散する。
【0029】前記データ伸長部13は前記受信逆拡散部
15で逆拡散された最も低い周波数帯域の圧縮された映
像データを前記データ圧縮部12に対応した方法で伸長
し、最も低い帯域分割映像データにする。
【0030】前記データ生成部16は前記データ伸長部
13で得た最も低い帯域の映像データを元のデータの大
きさに拡大する。4分割した場合、最も低い帯域の映像
データの大きさは元データの1/2(面積比は1/4)
であるので、2倍の拡大処理を行なう。
【0031】(実施例5)本発明の第5の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。
【0032】図8において、1はデータ分割部、2は拡
散多重送信部、18は選択受信逆拡散部、19は選択デ
ータ生成部である。前記データ分割部1は図2に示した
ものと同じである。前記拡散多重送信部2は実施例1で
図3に示したものと同じである。
【0033】前記選択受信逆拡散部18は映像の画質を
重視する場合、例えば画像の細部の分析を必要とする場
合には、前記拡散多重送信部2から送られてくる全ての
帯域の映像データ(本実施例では4帯域とする)を図4
で示した受信逆拡散部3と同じ4つのユニットを用い逆
拡散する。また例えば、物体があるか否か、移動してい
るのかを確認するような用途の場合には映像のリアルタ
イム性が重視される。その場合図4で示した受信逆拡散
部3の最も低い周波数帯域(LL)を逆拡散するユニッ
トだけを動作させ、最も低い周波数帯域のみを逆拡散す
る。
【0034】前記選択データ生成部19は映像の画質を
重視する場合は前記多重受信逆拡散部3で4つの帯域の
映像データ(LL,LH,HL,HH)となったそれぞ
れのデータをアップサンプリングする。アップサンプリ
ングしたLLデータとLHデータを垂直方向の帯域合成
フィルタを通し、水平方向の低周波数データLを生成す
る。アップサンプリングしたHLデータとHHデータを
垂直方向の帯域合成フィルタを通し、水平方向の高周波
数データHを生成する。さらにLデータとHデータを水
平方向の帯域合成フィルタを通し、送信した映像データ
を再生する。一方、映像のリアルタイム性を重視する場
合は前記受信拡散部15で得たLLデータを2倍に拡大
する。LLデータの大きさは元データの1/2(面積比
は1/4)であり、映像データは直流成分と直流成分に
近い低周波成分が多いためLL成分だけでも元の映像と
ほとんど同じである。したがって2倍の拡大処理で元デ
ータに近似した映像を得ることができる。
【0035】(実施例6)本発明の第6の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。
【0036】図8において、1はデータ分割部、12は
帯域別データ圧縮部、14は拡散送信部、18は選択受
信逆拡散部、20は選択データ伸長部、19は選択デー
タ生成部である。前記データ分割部1は図2に示したも
のと同じである。
【0037】前記帯域別データ圧縮部12は前記データ
分割部1で4つに分割された帯域別映像データ(LL,
LH,HL,HH)を帯域別に量子化し、圧縮符号化方
法で圧縮する。圧縮符号化方法は例えばハフマン符号化
または算術符号化などを使用する。前記拡散多重送信部
2は前記帯域別データ圧縮部12で圧縮された4つの帯
域の圧縮された映像データを受け取り、図3で示したデ
ータ変調部5,PN発生部6,拡散変調部7の4組を用
い拡散送信する。4つPN発生部6は4種類のPN符号
を用い、コード多重で4つの帯域のデータを送る。
【0038】前記選択受信逆拡散部18は映像の画質を
重視する場合、例えば画像の細部の分析を必要とする場
合には、前記拡散多重送信部2から送られてくる全ての
帯域の映像データ(本実施例では4帯域とする)を図4
で示した受信逆拡散部3と同じ4つのユニットを用い逆
拡散する。また例えば、物体があるか否か、移動してい
るのかを確認するような用途の場合には映像のリアルタ
イム性が重視される。その場合図4で示した受信逆拡散
部3の最も低い周波数帯域(LL)を逆拡散するユニッ
トだけを動作させ、最も低い周波数帯域のみを逆拡散す
る。
【0039】前記選択データ伸長部20は映像の画質を
重視する場合は前記選択受信逆拡散部18からの4帯域
の圧縮された映像データを帯域別に伸長する。映像のリ
アルタイム性が重視される場合は前記選択受信逆拡散部
18からの最も低い周波数帯域(LL)の圧縮データを
伸長する。
【0040】前記選択データ生成部19は映像の画質を
重視する場合は前記選択データ伸長部20で4つの帯域
の映像データ(LL,LH,HL,HH)となったそれ
ぞれのデータをアップサンプリングする。アップサンプ
リングしたLLデータとLHデータを垂直方向の帯域合
成フィルタを通し、水平方向の低周波数データLを生成
する。アップサンプリングしたHLデータとHHデータ
を垂直方向の帯域合成フィルタを通し、水平方向の高周
波数データHを生成する。さらにLデータとHデータを
水平方向の帯域合成フィルタを通し、送信した映像デー
タを再生する。一方、映像のリアルタイム性を重視する
場合は前記選択データ伸長部20で得たLLデータを2
倍に拡大する。LLデータの大きさは元データの1/2
(面積比は1/4)であり、映像データは直流成分と直
流成分に近い低周波成分が多いためLL成分だけでも元
の映像とほとんど同じである。したがって2倍の拡大処
理で元データに近似した映像を得ることができる。
【0041】映像データの圧縮には1フレーム内のデー
タで圧縮処理を行なう場合(intra)と1フレーム
とその直前の1フレームとの相関を利用したフレーム間
の画素値の差で圧縮処理(inter)を行なう場合が
ある。intraに比べてinterは圧縮比率を高く
とれるので、通常はinterを用いる。しかし、in
terだけでは時間経過と共に値に誤差が重畳されてく
る。またデータエラーを生じた場合は映像の再生が不可
能となる。このため、数フレームおきにintra処理
をすることが通例となっている。しかしながら、データ
伝送で同期をとる必要がある場合、同期がとれた時点が
interであった場合、次のintraになるまで映
像の再生はできないという事象が発生する。
【0042】本実施例2,4,6においては、4つの帯
域に分割した映像データ(LL,LH,HL,HH)の
中で最も低い周波数帯域の映像データ(LL)のみ常に
intra処理をする。これにより同期のとれた時点か
ら映像を再生することが可能になる。
【0043】本実施例では帯域分割の数を4で説明した
が、これに限られるものではない。例えば、図2(c)
のように7分割にすれば最も低い周波数帯域のデータは
少なくなる。このため、画質は劣化するものの、動きの
速い映像のリアルタイム伝送が容易になる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明のディジタル映像伝
送装置は、複数の帯域に分割して映像データを伝送する
ため、受信側で帯域を選択することにより、映像の画質
を重視する場合と映像のリアルタイム性を重視する場合
の両方に対応できる。圧縮された映像データであっても
帯域分割した最も低い帯域の映像データはフレーム内デ
ータであるため、同期の取れた時点から映像データを生
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図
【図2】本発明の帯域分割を示す説明図
【図3】本発明の拡散多重送信部の構成を示すブロック
【図4】本発明の多重受信逆拡散部の構成を示すブロッ
ク図
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック図
【図8】本発明の第5の実施例の構成を示すブロック図
【図9】本発明の第6の実施例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 データ分割部 2 拡散多重送信部 3 多重受信逆拡散部 4 データ合成部 5 データ変調部 6,9 PN発生部 7 拡散変調部 8 拡散復調部 10 時間弁別制御部 11 データ復調部 12 帯域別データ圧縮部 13 データ伸長部 14 拡散送信部 15 受信逆拡散部 16 データ生成部 17 データ圧縮部 18 選択受信逆拡散部 19 選択データ生成部 20 選択データ伸長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 史朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル化された映像データをn個(n
    は整数)の帯域に分割するデータ分割部と、前記データ
    分割部で生成されたn個の帯域別映像データをn種類の
    拡散符号によりスペクトラム拡散し、コード多重化した
    拡散データの送信を行なう拡散多重送信部と、前記拡散
    多重送信部からの拡散データを受信し、n個の帯域別映
    像データに逆拡散する多重受信逆拡散部と、前記受信逆
    拡散部からのn個の帯域別映像データを帯域合成し、デ
    ィジタル映像データを生成するデータ合成部とを備えた
    ディジタル映像伝送装置。
  2. 【請求項2】ディジタル化された映像データをn個(n
    は整数)の帯域に分割するデータ分割部と、前記データ
    分割部で生成されたn個の帯域別映像データを帯域別に
    圧縮符号化するデータ圧縮部と、前記データ圧縮部で生
    成されたn個の帯域別映像圧縮データをn種類の拡散符
    号によりスペクトラム拡散し、コード多重化した拡散デ
    ータの送信を行なう拡散多重送信部と、前記拡散多重送
    信部からの拡散データを受信し、n個の帯域別映像圧縮
    データに逆拡散する多重受信逆拡散部と、n個の帯域別
    映像圧縮データを伸長し、n個の帯域別映像データにす
    るデータ伸長部と、前記データ伸長部からのn個の帯域
    別映像データを帯域合成し、ディジタル映像データを生
    成するデータ合成部とを備えたディジタル映像伝送装
    置。
  3. 【請求項3】ディジタル化された映像データをn個(n
    は整数)の帯域に分割するデータ分割部と、前記データ
    分割部で生成されたn個の帯域別映像データのうち最も
    低い帯域の映像データを拡散符号によりスペクトラム拡
    散し、拡散データの送信を行なう拡散送信部と、前記拡
    散送信部からの拡散データを受信し、最も低い帯域の映
    像データに逆拡散する受信逆拡散部と、前記受信拡散部
    からの最も低い帯域の映像データを拡大処理することに
    より全帯域の映像データと同じ大きさの映像データを生
    成するデータ生成部とを備えたディジタル映像伝送装
    置。
  4. 【請求項4】ディジタル化された映像データをn個(n
    は整数)の帯域に分割するデータ分割部と、前記データ
    分割部で生成されたn個の帯域別映像データのうち最も
    低い帯域の映像データを圧縮符号化するデータ圧縮部
    と、前記データ圧縮部で生成された最も低い帯域の映像
    圧縮データを拡散符号によりスペクトラム拡散し、拡散
    データの送信を行なう拡散送信部と、前記拡散送信部か
    らの拡散データを受信し、最も低い帯域の映像圧縮デー
    タに逆拡散する受信逆拡散部と、最も低い帯域の映像圧
    縮データを伸長し、最も低い帯域の映像データにするデ
    ータ伸長部と、前記データ伸長部からの最も低い帯域の
    映像データを拡大処理することにより全帯域の映像デー
    タと同じ大きさの映像データを生成するデータ生成部と
    を備えたディジタル映像伝送装置。
  5. 【請求項5】ディジタル化された映像データをn個(n
    は整数)の帯域に分割するデータ分割部と、前記データ
    分割部で生成されたn個の帯域別映像データをn種類の
    拡散符号によりスペクトラム拡散し、コード多重化した
    拡散データの送信を行なう拡散多重送信部と、前記拡散
    多重送信部からの拡散データを受信し、映像の画質を重
    視する場合にはn個の帯域別映像データに逆拡散し、映
    像のリアルタイム性を重視する場合にはn個の帯域別映
    像データのうち最も低い帯域の映像データのみを逆拡散
    する切替機能を備えた選択受信逆拡散部と、映像の画質
    を重視する場合は前記多重受信逆拡散部からのn個の帯
    域別映像データを帯域合成し、ディジタル映像データを
    生成し、映像のリアルタイム性を重視する場合は前記選
    択受信拡散部からの最も低い帯域の映像データを拡大処
    理することにより全帯域の映像データと同じ大きさの映
    像データを生成する切替機能を備えた選択データ生成部
    とを備えたディジタル映像伝送装置。
  6. 【請求項6】ディジタル化された映像データをn個(n
    は整数)の帯域に分割するデータ分割部と、前記データ
    分割部で生成されたn個の帯域別映像データを帯域別に
    圧縮符号化するデータ圧縮部と、前記データ圧縮部で生
    成されたn個の帯域別圧縮データをn種類の拡散符号に
    よりスペクトラム拡散し、コード多重化した拡散データ
    の送信を行なう拡散多重送信部と、前記拡散多重送信部
    からの拡散データを受信し、映像の画質を重視する場合
    にはn個の帯域別映像圧縮データに逆拡散し、映像のリ
    アルタイム性を重視する場合にはn個の帯域別映像圧縮
    データのうち最も低い帯域の映像圧縮データのみを逆拡
    散する切替機能を備えた選択受信逆拡散部と、映像の画
    質を重視する場合は前記多重受信逆拡散部からのn個の
    帯域別映像圧縮データを伸長し、n個の帯域別映像デー
    タにし、映像のリアルタイム性を重視する場合は前記多
    重受信拡散部からの最も低い帯域の映像圧縮データを伸
    長する切替機能を備えたデータ伸長部と、映像の画質を
    重視する場合は前記データ伸長部からのn個の帯域別映
    像データを帯域合成し、ディジタル映像データを生成
    し、映像のリアルタイム性を重視する場合は前記データ
    伸長部からの最も低い帯域の映像データを拡大処理する
    ことにより全帯域の映像データと同じ大きさの映像デー
    タを生成する切替機能を備えた選択データ生成部とを備
    えたディジタル映像伝送装置。
  7. 【請求項7】ディジタル化された映像データをn個(n
    は整数)の帯域に分割した帯域別映像データを圧縮符号
    化する際に最も低い帯域の映像データのみフレーム内デ
    ータを用いたデータ圧縮符号化を行なう請求項2,4ま
    たは6記載のディジタル映像伝送装置。
JP31314894A 1994-12-16 1994-12-16 ディジタル映像伝送装置 Pending JPH08172418A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8059696B2 (en) 2006-09-19 2011-11-15 Fujitsu Limited Transmitting device using multicarrier transmission system and receiving device

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