JPH1070711A - ディジタル映像伝送装置 - Google Patents

ディジタル映像伝送装置

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Publication number
JPH1070711A
JPH1070711A JP9100111A JP10011197A JPH1070711A JP H1070711 A JPH1070711 A JP H1070711A JP 9100111 A JP9100111 A JP 9100111A JP 10011197 A JP10011197 A JP 10011197A JP H1070711 A JPH1070711 A JP H1070711A
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JP
Japan
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frequency band
video data
unit
spread
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Application number
JP9100111A
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English (en)
Inventor
Shiro Iwasaki
史朗 岩崎
Takashi Inoue
尚 井上
Takuji Katsura
卓史 桂
Mikio Shimazu
幹夫 島津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数周波数帯域に分割した映像を複数チャン
ネルで伝送するディジタル映像伝送装置において、伝送
誤りが多い状況でも良好な復号映像が得られるようにす
る。 【解決手段】 映像データをn個(nは整数)の周波数
帯域に分割するデータ分割部と、n個の周波数帯域信号
をm種類(mは整数)の拡散符号でスペクトラム拡散す
る時、最低周波数帯域信号をk種類(kは2以上m未満
の整数)、その他の周波数帯域信号を(mーk)種類の
拡散符号でスペクトラム拡散しコード多重化する拡散多
重送信部と、拡散データを受信し最低周波数帯域信号を
k個とその他の周波数帯域信号(mーk)個を逆拡散す
る多重受信逆拡散部と、k個の最低周波数帯域信号を比
較することにより伝送誤りの少ない最低周波数帯域信号
を選択するデータ選択部と、n個の周波数帯域信号から
復号映像を再合成するデータ合成部を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル化された
映像データの符号化および復号化に関するものであり、
特に映像データを複数の周波数帯域に分割して伝送する
ディジタル映像伝送に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像データを複数の周波数帯域に分割し
伝送するディジタル映像伝送装置における従来例とし
て、特願平6ー313148号のディジタル映像伝送装
置を用いて説明する。
【0003】従来例のディジタル映像伝送装置の構成を
図16に示す。図16において、1601はデータ分割
部、1602は拡散多重送信部、1603は多重受信逆
拡散部、1604はデータ合成部である。
【0004】以上のような構成のディジタル映像伝送装
置について、以下、その動作について説明する。
【0005】データ分割部1601は、入力映像データ
を周波数帯域別に複数の信号へ分割する。図17は入力
映像データを周波数帯域別に7帯域に分割する場合のデ
ータ分割部1601の周波数帯域分割フィルタの構成例
を示す。図17において、1701と1707は水平方
向のハイパスフィルタ(以下、HPFと記す)、170
2と1708は水平方向のローパスフィルタ(以下、L
PFと記す)、1703、1705、1709、171
1は垂直方向のHPF、1704、1706、171
0、1712は垂直方向のLPF、1713、171
4、1719、1720は水平方向の2:1ダウンサン
プラ、1715〜1718および1721〜1724は
垂直方向の2:1ダウンサンプラである。
【0006】入力映像信号は、水平方向にHPFまたは
LPFを通過し、水平方向に2:1ダウンサンプリング
される。さらに、垂直方向にHPFまたはLPFを通過
し、垂直方向に2:1ダウンサンプリングされる。この
時の出力信号は周波数帯域別に4種類の信号となる。こ
の出力信号を通過したフィルタの種類別にそれぞれHH
1、HL1、LH1、LL1と記す。次にLL1につい
て、同様に水平方向にフィルタ処理、水平方向に2:1
ダウンサンプリング、垂直方向にフィルタ処理、垂直方
向に2:1ダウンサンプリングを行ない、HH2、HL
2、LH2、LL2の出力信号を得る。
【0007】つまり、図17のデータ分割部において、
入力映像信号は図18に示すような7種類の周波数帯域
信号へ分割される。ここで、図18の左上に位置する信
号ほど低い周波数帯域信号であり、逆に右下に位置する
信号ほど高い周波数帯域信号である。帯域分割フィルタ
としては一般的にはウェーブレット変換のような直交変
換フィルタを用いる。
【0008】拡散多重送信部1602はデータ分割部1
601により分割された周波数帯域信号を各々異なる拡
散符号でスペクトラム拡散しコード多重化する。図19
に7種類の周波数帯域信号をスペクトラム拡散しコード
多重化する拡散多重送信部1602の構成例を示す。
【0009】図19において、1901〜1907はデ
ータ変調部、1908〜1914はPN発生部、191
5〜1921は拡散変調部であり、データ分割部160
1から出力される周波数帯域信号の数(この従来例にお
いては7種類)と同数分だけ設けられている。
【0010】まず、データ分割部1601で分割された
周波数帯域信号は、それぞれデータ変調部1901〜1
907へ入力され、PSK,FSK等の変調を行う。P
N(Pseudorandom Noise)発生部1
908〜1914は、それぞれ異なる直交したPNコー
ドを発生し、これが拡散変調部1915〜1921に入
力されるため、拡散変調部1915〜1921は、デー
タ変調部1901〜1907で変調されたデータとPN
発生部1908〜1914の出力を乗算し、これによ
り、拡散多重送信部1602からは異なる7種類の周波
数帯域信号をコード多重化した拡散データが出力され
る。
【0011】多重受信逆拡散部1603は、拡散多重送
信部1602により送信されてくるコード多重化した拡
散データを受信して、これを逆拡散する。図20に多重
受信逆拡散部1603の構成例を示す。
【0012】図20において、2001〜2007は拡
散復調部、2008〜2014はPN発生部、2015
〜2021は時間弁別制御部、2022〜2028はデ
ータ復調部である。そして、拡散復調部2001〜20
07、PN発生部2008〜2014、時間弁別制御部
2015〜2021、データ復調部2022〜2028
は、各々コード多重化の数と同数(この従来例では7組
を並列)で構成されている。
【0013】PN発生部2008〜2014は、図19
のPN発生部1908〜1914と同じ7種類のPNコ
ードを発生する。拡散復調部2001〜2007では、
時間弁別制御部2015〜2021で同期を取りつつ、
拡散多重送信部1602から送られてきた拡散データと
上記のPN発生部2008〜2014の出力とを乗算す
ることによって逆拡散を行なう。そして、この逆拡散し
たデータをデータ復調部2022〜2028で復調す
る。
【0014】データ合成部1604は、多重受信逆拡散
部1603により逆拡散された信号を再合成し、復号映
像データを出力する。
【0015】図21はHH1、HL1、LH1、HH
2、HL2、LH2、LL2の7種類の周波数帯域信号
を再合成し、復号映像データを出力するデータ合成部1
604の構成例である。
【0016】図21において、2101〜2104およ
び2107〜2110は垂直方向の1:2アップサンプ
ラ、2105、2106、2111、2112は水平方
向の1:2アップサンプラ、2113、2115、21
19、2121は垂直方向のHPF、2114、211
6、2120、2122は垂直方向のLPF、2117
および2123は水平方向のHPF、2118および2
124は水平方向のLPFである。
【0017】多重受信逆拡散部1603により逆拡散さ
れたHH2、HL2、LH2およびLL2信号を図21
に示すような垂直・水平方向のフィルタを通して、LL
1信号を再合成する。同様にして、HH1、HL1、L
H1およびLL1を再合成し、復号映像データを出力す
る。
【0018】このように、図16ないし図21に示した
従来例では、データ分割部1601において分割した7
種類の周波数帯域信号を拡散多重送信部1602で各々
別のPN符号により拡散および多重化することにより、
多重受信逆拡散部1603でLL2信号のみを逆拡散す
ることが可能となり、LL2信号を拡大処理することに
より動きの速い映像のリアルタイム性の高い伝送が可能
となる。また、LL2以外の周波数帯域信号を全て零と
みなし、データ合成部1604にて復号映像データを再
合成しても処理を大幅に簡略化することができ、リアル
タイム性の高い伝送が可能となる。
【0019】また、多重受信逆拡散部1603におい
て、リアルタイム性を重視する場合はLL2のみを逆拡
散し、画質を重視する場合は全7種類の周波数帯域信号
を逆拡散するように切替えることにより、映像の画質と
リアルタイム性の重要度に応じて適宜対応することが可
能となる。
【0020】上記の従来例の構成に対して、図22に示
すように、可変長符号化処理および可変長復号化処理を
追加することにより、より少ない情報量の伝送で高画質
の復号映像データを得ることが可能となる。
【0021】すなわち、図22に示すディジタル映像伝
送装置では、データ分割部2201で7種類の周波数帯
域信号に分割された信号をデータ圧縮部2205で量子
化・可変長符号化し、可変長符号化データを拡散多重送
信部2202で拡散・多重化して送信する。
【0022】一方、多重受信逆拡散部2203では、拡
散多重送信部2202から送信されてくる拡散・多重化
されたデータを受信してこれを逆拡散し、これにより得
られる可変長符号化データをデータ伸長部2206で逆
量子化・可変長復号化し、この可変長復号化した周波数
帯域信号を用いてデータ合成部2204で復号映像デー
タを再合成する。この場合の可変長符号化および可変長
復号化はハフマン符号化、MH符号化、算術符号化等を
用いる。
【0023】図22に示す従来例においても、図16に
示した従来例と同様に、多重受信逆拡散部2203にお
いて、リアルタイム性を重視する場合はLL2のみを逆
拡散し、画質を重視する場合は全7種類の周波数帯域信
号を逆拡散するように切替えることにより、映像の画質
とリアルタイム性の重要度に応じて適宜対応することが
可能となる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、映
像データは最も低い周波数帯域信号に高い電力エネルギ
ーが集中し、高周波数帯域になる程、電力エネルギーは
小さくなる。よって、複数の周波数帯域に分割した信号
を可変長符号化した場合、最も低い周波数帯域信号が必
要とする情報量は多く、高周波数帯域信号になるのに従
って必要とする情報量は少なくなる。また、より低い周
波数帯域の信号ほど、再合成した復号映像データに視覚
的に大きな影響を及ぼす。つまり、前記従来例において
は、高い周波数帯域信号は情報量が少なく、かつ、視覚
的に影響が少ないにも関わらず、最低周波数帯域信号と
同じ1チャンネルを占有することとなり、チャンネルの
有効利用がなされていない。
【0025】また、前記従来例においては周波数帯域分
割数と同数のチャンネル数を必要とする。よって、周波
数帯域分割数が多い場合、多重化チャンネル数が多くな
る。スペクトラム拡散のコード多重化の場合は多重化チ
ャンネル数が多くなるほど、チャンネル間の干渉が増加
し、ノイズにより誤りが生じ易くなる。
【0026】さらに、視覚的に影響が大きな最低周波数
帯域信号にノイズが生じた場合、復号映像データの画質
が大きく損なわれてしまい、伝送誤りが多い状況で良好
な復号映像データを得ることができない。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のディジタル映像伝送装置は、ディジタル化さ
れた映像データをn個(nは整数)の周波数帯域に分割
するデータ分割部と、前記データ分割部で生成されたn
個の周波数帯域別映像データをm種類(mはn以外の整
数)の拡散符号によりスペクトラム拡散し、コード多重
化した拡散データの送信を行なう拡散多重送信部と、前
記拡散多重送信部からの拡散データを受信し周波数帯域
別映像データに逆拡散する多重受信逆拡散部と、前記多
重受信逆拡散部からの帯域別映像データを帯域合成し、
ディジタル映像データを生成するデータ合成部を具備す
る。
【0028】また、ディジタル化された映像データをn
個(nは整数)の周波数帯域に分割するデータ分割部
と、前記データ分割部で生成したn個の周波数帯域別映
像データをm種類(mは整数)の拡散符号によりスペク
トラム拡散する際に、最低周波数帯域映像データをk個
(kは2以上m未満の整数)に分割し、分割した最低周
波数帯域映像データにk種類の拡散符号を割り当て、そ
の他の周波数帯域映像データに(mーk)種類の拡散符
号を割り当てて、スペクトラム拡散しコード多重化した
拡散データの送信を行なう拡散多重送信部と、前記拡散
多重送信部からの拡散データを受信し、k個に分割され
た最低周波数帯域映像データと、その他の周波数帯域映
像データを逆拡散する多重受信逆拡散部と、前記多重受
信逆拡散部からのk個の最低周波数帯域映像データを1
つに再編成し、再編成した最低周波数帯域映像データと
その他の周波数帯域映像データの帯域別映像データを帯
域合成し、ディジタル映像データを生成するデータ合成
部を具備する。
【0029】また、ディジタル化された映像データをn
個(nは整数)の周波数帯域に分割するデータ分割部
と、前記データ分割部で生成されたn個の周波数帯域別
映像データをm種類(mは整数)の拡散符号によりスペ
クトラム拡散する際に、最低周波数帯域映像データをk
個(kは2以上m未満の整数)複製し、k個の最低周波
数帯域映像データはk種類の拡散符号で、その他の周波
数帯域映像データは(mーk)種類の拡散符号でスペク
トラム拡散しコード多重化した拡散データの送信を行な
う拡散多重送信部と、前記拡散多重送信部からの拡散デ
ータを受信し、最低周波数帯域映像データをk個とその
他の周波数帯域映像データを逆拡散する多重受信逆拡散
部と、前記多重受信逆拡散部からのk個の最低周波数帯
域映像データから1個の最低周波数帯域映像データを選
択するデータ選択部と、前記データ選択部で選択した前
記最低周波数帯域映像データとその他の周波数帯域映像
データの帯域別映像データを帯域合成し、ディジタル映
像データを生成するデータ合成部を具備する。
【0030】また、拡散多重送信部はk個の最低周波数
帯域映像データをパケット化して誤り検出符号を付加
し、多重受信逆拡散部は誤り検出符号からパケット単位
の誤り情報を出力し、データ選択部は前記多重受信逆拡
散部からの誤り情報を基にk個の最低周波数帯域映像デ
ータのうち検出された通信誤りが最も少ない最低周波数
帯域映像データを選択することを特徴とする。
【0031】また、データ選択部はk個の最低周波数帯
域映像データをビット単位で比較して、k個のビットの
うち過半数以上を占める値を選択することにより作成し
た最低周波数帯域映像データを出力することを特徴とす
る。
【0032】また、データ選択部は伝送誤りの累積和を
カウントするk個のエラーカウンターを有し、k個のビ
ットが示す値が半数ずつ異なる場合、エラーカウンター
が示す値の和が小さい方のビット値を選択することによ
り作成した最低周波数帯域映像データを出力することを
特徴とする。
【0033】また、拡散多重送信部において、最低周波
数帯域信号をパケット化して、誤り検出符号を付加し、
データ選択部において、誤り検出を行ない、複数の最低
周波数帯域信号から誤りが検出されなかったパケットを
選択することを特徴とする。
【0034】また、拡散多重送信部において、最低周波
数帯域信号をパケット化して誤り検出訂正符号を付加
し、データ選択部において誤り検出および誤り訂正を行
ない、複数の最低周波数帯域信号から誤りが検出されな
かったパケットを選択し、全パケットに誤りが検出され
た場合は誤り訂正が可能なパケットを選択することを特
徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1ないし図15に基づいて説明する。
【0036】(実施の形態1)図1は請求項1に係るこ
の実施の形態1のディジタル映像伝送装置の構成例を示
す図である。
【0037】同図において、0101はデータ分割部、
0102は拡散多重送信部、0103は多重受信逆拡散
部、0104はデータ合成部である。
【0038】以上のような構成のディジタル映像伝送装
置について、以下、その動作について説明する。
【0039】データ分割部0101は入力映像データを
周波数帯域別に複数の信号へ分割する。入力映像データ
を周波数帯域別に7帯域に分割する場合のデータ分割部
0101の周波数帯域分割フィルタは、図17に示した
従来例の場合と同様の構成である。帯域分割フィルタと
しては、一般的にはウェーブレット変換のような直交変
換フィルタを用いる。
【0040】拡散多重送信部0102は、データ分割部
0101により分割された周波数帯域信号を拡散符号で
スペクトラム拡散しコード多重化する。図2は7種類の
周波数帯域信号を3種類の拡散符号でスペクトラム拡散
してコード多重化する拡散多重送信部0102の構成例
を示す。
【0041】図2において、0201〜0203はデー
タ変調部、0204〜0206はPN発生部、0207
〜0209は拡散変調部、0210および0211は帯
域信号多重化部、0212は加算器である。
【0042】まず、データ分割部0101で7分割され
た周波数帯域信号のうち、LL2はデータ変調部020
1へ、LH2とHL2とHH2は帯域信号多重化部02
10へ、LH1とHL1とHH1は帯域信号多重化部0
211へ入力される。
【0043】帯域信号多重化部0210および0211
では、入力された複数の周波数帯域信号を帯域信号別に
時分割多重化して、それぞれデータ変調部0202およ
び0203へ出力する。
【0044】次にデータ変調部0201〜0203で
は、PSK,FSK等の変調を行う。PN発生部020
4〜0206は、それぞれ直交する相異なるPNコード
を発生する。拡散変調部0207〜0209は、データ
変調部0201〜0203で変調されたデータとPN発
生部0204〜0206の出力とを乗算する。各々の拡
散変調部0207、0208、0209の出力は、加算
器0212で加算され拡散・多重信号として出力され
る。
【0045】多重受信逆拡散部0103は、拡散多重送
信部0102によりコード多重化した拡散データを逆拡
散する。図3に多重受信逆拡散部0103の構成例を示
す。
【0046】図3において、0301〜0303は拡散
復調部、0304〜0306はPN発生部、0307〜
0309は時間弁別制御部、0310〜0312はデー
タ復調部、0313と0314は帯域信号分割部であ
る。
【0047】拡散復調部0301〜0303では、時間
弁別制御部0307〜0309で同期を取り、拡散多重
送信部0102によりコード多重化した拡散データとP
N発生部0304〜0306の出力を乗算することによ
り逆拡散を行なう。この時、PN発生部0304〜03
06は、図2のPN発生部0204〜0206と同じ3
種類のPNコードを発生する。
【0048】逆拡散したデータをデータ復調部0310
〜0312で復調する。データ復調部0311、031
2の出力は、それぞれ帯域信号分割部0313と031
4へ入力され、時分割に多重化された複数の周波数帯域
信号を分割して周波数帯域信号別に出力する。よって、
データ復調部0310からLL2、帯域信号分割部03
13からLH2とHL2とHH2、帯域信号分割部03
14からLH1とHL1とHH1が出力される。
【0049】データ合成部0104は多重受信逆拡散部
0103により逆拡散された7種類の周波数帯域信号を
再合成し、復号映像データを出力する。なお、データ合
成部0104は、図21に示した従来例と同様の構成で
ある。
【0050】この実施の形態1では、データ分割部01
01において分割した7種類の周波数帯域信号のうち、
LL2で1チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チ
ャンネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計
3チャンネルでディジタル映像伝送を行なう。つまり、
情報量が少なくかつ視覚的に影響が小さい高周波数帯域
信号は同一チャンネルを共有して伝送し、情報量が多く
かつ視覚的にも影響が大きな最低周波数帯域信号LL2
は1チャンネルを占有する。
【0051】したがって、この実施の形態1のディジタ
ル映像伝送装置は、従来のものと比較して少ないチャン
ネル数で映像伝送が可能であり、チャンネルを有効に利
用できる。また、使用するチャンネル数が増加すると共
に、伝送誤りも増加するため、より少ないチャンネル数
で伝送を行なうことにより伝送誤りを削減することも可
能である。
【0052】なお、この実施の形態1においては入力映
像データを7分割する場合のディジタル映像伝送装置の
構成例を示したが、本発明は7分割に限定するものでは
なく、入力映像データをn個(nは整数)の周波数帯域
に分割する場合でも、最低周波数帯域信号以外の複数の
高周波数帯域信号を1チャンネルで伝送することによ
り、この実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0053】また、この実施の形態1においては、LL
2で1チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計3チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なう場合について説
明したが、本発明は3チャンネルに限定するものではな
く、m個(mはn以外の整数)のチャンネルで映像伝送
を行なう場合でも、この実施の形態1と同様の効果が得
られる。
【0054】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、m個(m
は整数)のチャンネルのうち、1つ以上のチャンネルに
おいて最低周波数帯域信号以外の2つ以上の高周波数帯
域信号を同一のチャンネルで伝送することにより、この
実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0055】また、この実施の形態1においては、入力
映像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯
域信号の全てを用いて復号映像データを再合成する場合
の構成例について説明したが、本発明はこれに限定した
ものではなく、多重受信逆拡散部0103およびデータ
合成部0104においては周波数帯域信号のうち最低周
波数帯域信号を含む一部の周波数帯域信号を用いて復号
映像データを再合成する場合においてもこの実施の形態
1と同様の効果が得られる。
【0056】(実施の形態2)図4は請求項2に係るこ
の実施の形態2のディジタル映像伝送装置の構成例を示
す図である。
【0057】同図において、0401はデータ分割部、
0402は拡散多重送信部、0403は多重受信逆拡散
部、0404はデータ合成部、0405はデータ圧縮
部、0406はデータ伸長部であるこの実施の形態2の
ディジタル映像伝送装置の特徴は、実施の形態1で示し
たディジタル映像伝送装置に対して、可変長符号化を行
なうデータ圧縮部0405と可変長復号化を行なうデー
タ伸長部0406をさらに付加した点である。
【0058】以上のような構成のディジタル映像伝送装
置について、以下その動作について説明する。
【0059】データ分割部0401は入力映像データを
周波数帯域別に複数の信号へ分割する。入力映像データ
を周波数帯域別に7帯域に分割する場合のデータ分割部
0401の周波数帯域分割フィルタは、図17に示した
前記従来例と同様の構成である。帯域分割フィルタとし
ては、一般的にはウェーブレット変換のような直交変換
フィルタを用いる。
【0060】データ圧縮部0405は、データ分割部0
101により分割された周波数帯域信号を各々別に量子
化・可変長符号化する。可変長符号化方式としてはハフ
マン符号化、MH符号化、算術符号化等を使用する。
【0061】拡散多重送信部0402は、データ圧縮部
0405により周波数帯域信号別に可変長符号化された
データを3種類の拡散符号でスペクトラム拡散しコード
多重化する。この拡散多重送信部0402は、図2に示
した前記実施の形態1の拡散多重送信部0102と同様
の構成となる。
【0062】多重受信逆拡散部0403は、拡散多重送
信部0402によりコード多重化した拡散データを逆拡
散する。この多重受信逆拡散部0403は、図3に示し
た前記実施の形態1の多重受信逆拡散部0103と同様
の構成となる。
【0063】データ伸長部0406は、多重受信逆拡散
部0403で逆拡散された7種類の可変長符号化データ
を逆量子化・可変長復号化する。
【0064】データ合成部0404は、データ伸長部0
406により可変長復号化された7種類の周波数帯域信
号から復号映像データを再合成する。データ合成部04
04は、図21に示した前記従来例の場合と同様の構成
である。
【0065】この実施の形態2では、データ分割部04
01において分割した7種類の周波数帯域信号をデータ
圧縮部0405で量子化・可変長符号化し、LL2で1
チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャンネル、
LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計3チャンネ
ルでディジタル映像伝送を行なう。つまり、情報量が少
なく、且つ視覚的に影響が小さい高周波数帯域信号は同
一チャンネルを共有して伝送し、情報量が多く視覚的に
も影響が大きな最低周波数帯域信号LL2は1チャンネ
ルを占有する。
【0066】したがって、この実施の形態2のディジタ
ル映像伝送装置では、データ分割部0401で7帯域に
分割した周波数帯域信号に対して可変長符号化および可
変長復号化を行なう。可変長符号化により伝送データを
圧縮することで、より高画質の復号映像データを得るこ
とが可能となる。
【0067】また、映像データを複数の周波数帯域別に
分割した場合、一般的に大きな電力エネルギーは最低周
波数帯域信号に集中し、高周波数帯域信号になるのにし
たがって、電力エネルギーは零付近の小さな値が多くな
る。よって、ハフマン符号化、MH符号化、算術符号化
等の可変長符号化を施すことにより、高周波数帯域信号
ほど高圧縮することが可能となる。
【0068】このため、LL2以外の高周波数帯域信号
は可変長符号化することにより情報量が大幅に削減さ
れ、より多くの高周波数帯域信号で1つのチャンネルを
共有することができるようになる。
【0069】なお、この実施の形態においては入力映像
データを7分割する場合のディジタル映像伝送装置の構
成例を示したが、本発明は7分割に限定するものではな
く、入力映像データをn個(nは整数)の周波数帯域に
分割する場合でも、最低周波数帯域信号以外の複数の高
周波数帯域信号を1チャンネルで伝送することにより、
この実施の形態と同様の効果が得られる。
【0070】また、この実施の形態2においては、LL
2で1チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計3チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映像
伝送装置の構成例を示したが、本発明は3チャンネルに
限定するものではなく、m個(mはn以外の整数)のチ
ャンネルで映像伝送を行なう場合でも、この実施の形態
2と同様の効果が得られる。
【0071】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、m個(m
は整数)のチャンネルのうち、1つ以上のチャンネルに
おいて最低周波数帯域信号以外の2つ以上の高周波数帯
域信号を同一のチャンネルで伝送することにより、この
実施の形態2と同様の効果が得られる。
【0072】また、この実施の形態2においては、入力
映像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯
域信号の全てを用いて復号映像データを再合成する場合
の構成例について説明したが、本発明は、これに限定し
たものではなく、多重受信逆拡散部0403、データ合
成部0404、データ伸長部0406においては周波数
帯域信号のうち最低周波数帯域信号を含む一部の周波数
帯域信号を用いて復号映像データを再合成する場合にお
いてもこの実施の形態2と同様の効果が得られる。
【0073】(実施の形態3)請求項3に対応するこの
実施の形態3のディジタル映像伝送装置は、基本的には
図1に示した前記実施の形態1と同様であって、データ
分割部0101は最低周波数帯域信号を複数個に分割
し、また、拡散多重送信部0102は、データ分割部0
101により分割された周波数帯域信号を各々異なる5
種類のPNコードでスペクトラム拡散・多重化する。そ
して、多重受信逆拡散部0103では拡散・多重化され
たデータを逆拡散し、データ合成部0104では、複数
個に分割された最低周波数帯域信号を再合成するが、拡
散多重送信部0102と多重受信逆拡散部0103の構
成が、実施形態1の場合と異なっている点に特徴があ
る。
【0074】図5にこの実施の形態3の特徴部分である
拡散多重送信部0102の構成を示す。
【0075】図5において、0501〜0505はデー
タ変調部、0506〜0510はPN発生部、0511
〜0515は拡散変調部、0516および0517は帯
域信号多重化部、0518は加算器、0519は最低周
波数帯域信号分割部である。
【0076】データ分割部0101で7分割された周波
数帯域信号のうち、LL2は最低周波数帯域信号分割部
0519へ、LH2とHL2とHH2は帯域信号多重化
部0516へ、LH1とHL1とHH1は帯域信号多重
化部0517へ、それぞれ入力される。
【0077】最低周波数帯域信号分割部0519は、入
力されたLL2信号を3等分に分割した分割信号をデー
タ変調部0501〜0503へ出力する。この時のLL
2信号の分割方法はLL2信号を3分の1ずつの情報量
になるように分割する。
【0078】帯域信号多重化部0516および0517
では、入力された複数の周波数帯域信号を帯域信号別に
時分割多重化してデータ変調部0504および0505
へ出力する。データ変調部0501〜0505では、P
SK,FSK等の変調を行う。PN発生部0506〜0
510は、それぞれ直交する相異なるPNコードを発生
する。
【0079】拡散変調部0511〜0515は、データ
変調部0501〜0505で変調されたデータとPN発
生部0506〜0510の出力とを乗算して各々の拡散
変調部0511〜0515の出力は、加算器0518で
加算されて拡散・多重信号として出力される。
【0080】図6にこの実施の形態3の特徴部分である
多重受信逆拡散部0103の構成を示す。
【0081】図6において、0601〜0605は拡散
復調部、0606〜0610はPN発生部、0611〜
0615は時間弁別制御部、0616〜0620はデー
タ復調部、0621と0622は帯域信号分割部、06
23は最低周波数帯域信号合成部である。
【0082】拡散復調部0601〜0605では、時間
弁別制御部0611〜0615で同期を取り、拡散多重
送信部0102によりコード多重化した拡散データとP
N発生部0606〜0610の出力を乗算することによ
り逆拡散を行なう。この時、PN発生部0606〜06
10は、図5のPN発生部0506〜0510と同じ5
種類のPNコードを発生する。逆拡散したデータをデー
タ復調部0616〜0620で復調する。
【0083】データ復調部0616〜0618の出力
は、最低周波数帯域信号合成部0623へ入力され、3
等分に分割されたLL2信号を1つに再合成して出力す
る。また、データ復調部0619、0620の出力はそ
れぞれ帯域信号分割部0621と0622へ入力され、
時分割多重化された複数の周波数帯域信号を分割して周
波数帯域信号別に出力する。
【0084】よって、最低周波数帯域信号合成部062
3からLL2、帯域信号分割部0621からLH2とH
L2とHH2、帯域信号分割部0622からLH1とH
L1とHH1が出力される。
【0085】データ合成部0104は多重受信逆拡散部
0103により逆拡散された7種類の周波数帯域信号を
再合成し、復号映像データを出力する。データ合成部0
104は、図21に示した前記従来例の場合と同様の構
成である。
【0086】この実施の形態3では、データ分割部01
01において分割した7種類の周波数帯域信号のうち、
LL2で3チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チ
ャンネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計
5チャンネルでディジタル映像伝送を行なう。つまり、
情報量が少なく、かつ視覚的に影響が小さい高周波数帯
域信号は同一チャンネルを共有して伝送し、情報量が多
く視覚的にも影響が大きな最低周波数帯域信号LL2は
3等分され各々1チャンネルを占有する。
【0087】特に、この実施の形態3のディジタル映像
伝送装置では、情報量が多くかつ視覚的に重要な最低周
波数帯域信号を3等分して3チャンネルで映像伝送する
ので、最低周波数帯域信号に1チャンネルを割り当てて
いた従来のものと比較して、1チャンネルあたりに送信
する情報量が3分の1となる。その結果、LL2におい
ては、従来のディジタル映像伝送装置よりも3倍の拡散
率で拡散することが可能となる。よって、この実施の形
態3のディジタル映像伝送装置は、LL2信号の伝送誤
り耐性が向上し、伝送ノイズに強い映像伝送ができる。
【0088】なお、この実施の形態3においては入力映
像データを7分割する場合のディジタル映像伝送装置の
構成例を示したが、本発明は7分割に限定するものでは
なく、入力映像データをn個(nは整数)の周波数帯域
に分割する場合でも、最低周波数帯域信号を複数個に分
割し、分割数と同数のチャンネルで伝送することによ
り、この実施の形態3と同様の効果が得られる。
【0089】また、この実施の形態3においては、LL
2で3チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計5チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映像
伝送装置の構成例を示したが、本発明は5チャンネルに
限定するものではなく、チャンネル数に関わらず、最低
周波数帯域信号であるLL2を2つ以上に分割し、分割
数と同数のチャンネルで伝送することにより、この実施
の形態3と同様の効果が得られる。
【0090】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、各々1チ
ャンネルで伝送しても、複数の高周波数帯域を組み合わ
せても、この実施の形態3と同様の効果が得られる。
【0091】また、この実施の形態3においては入力映
像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯域
信号の全てを用いて復号映像データを再合成する場合の
構成例を用いて説明したが、本発明はこれに限定したも
のではなく、多重受信逆拡散部0103およびデータ合
成部0104においては、周波数帯域信号のうち最低周
波数帯域信号を含む一部の周波数帯域信号を用いて復号
映像データを再合成する場合においてもこの実施の形態
3と同様の効果が得られる。
【0092】(実施の形態4)請求項4に係るこの実施
の形態4のディジタル映像伝送装置は、基本的には前記
実施の形態2を示す図4の場合と同様の構成であるが、
拡散多重送信部0402が図5に示す構成のもの、ま
た、多重受信逆拡散部0403が図6に示す構成のもの
がそれぞれ使用されている点に特徴がある。
【0093】すなわち、この実施の形態4においても、
図4の場合と同様に、データ分割部0401、データ圧
縮部0405、データ伸長部0406、データ合成部0
404を備え、これらの構成および動作は前記実施の形
態2と同様である。
【0094】また、拡散多重送信部0402は、図5に
示した前記実施の形態3の場合と同様の構成であり、デ
ータ圧縮部0405により周波数帯域信号別に可変長符
号化されたデータのうち、LL2信号を3等分し3種類
のPNコードでスペクトラム拡散し、LH2とHL2と
HH2は合わせて1種類のPNコードでスペクトラム拡
散し、LH1とHL1とHH1は合わせて1種類のPN
コーでドでスペクトラム拡散し、それぞれを多重化す
る。
【0095】さらに、多重受信逆拡散部0403は、図
6に示した前記実施の形態3の場合と同様の構成であ
り、拡散多重送信部0402によりコード多重化した拡
散データを逆拡散し、3等分されたLL2信号を再合成
して出力する。
【0096】この実施の形態4ではデータ分割部040
1において分割した7種類の周波数帯域信号をデータ圧
縮部0405で量子化・可変長符号化し、LL2で3チ
ャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャンネル、L
H1とHL1とHH1で1チャンネルの計5チャンネル
でディジタル映像伝送を行なう。つまり、可変長符号化
後の情報量が少なく、且つ視覚的に影響が小さい高周波
数帯域信号は同一チャンネルを共有して伝送し、可変長
符号化後の情報量が多く視覚的にも影響が大きな最低周
波数帯域信号LL2は3等分され各々1チャンネルを占
有する。
【0097】特に、この実施の形態4のディジタル映像
伝送装置では、可変長符号化後の情報量が多くかつ視覚
的に重要な最低周波数帯域信号を3等分して3チャンネ
ルで映像伝送するので、最低周波数帯域信号の伝送誤り
耐性が向上し、信号を圧縮することで高画質な映像伝送
が可能となる。
【0098】なお、この実施の形態4においては、入力
映像データを7分割する場合のディジタル映像伝送装置
の構成例を示したが、本発明は7分割に限定するもので
はなく、入力映像データをn個(nは整数)の周波数帯
域に分割する場合でも、最低周波数帯域信号を複数個に
分割し、分割数と同数のチャンネルで伝送することによ
り、同様の効果が得られる。
【0099】また、この実施の形態4においては、LL
2で3チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計5チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映像
伝送装置の構成例を示したが、本発明は5チャンネルに
限定するものではなく、チャンネル数に関わらず、最低
周波数帯域信号であるLL2を2つ以上に分割し、分割
数と同数のチャンネルで伝送することにより、同様の効
果が得られる。
【0100】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、各々1チ
ャンネルで伝送しても、複数の高周波数帯域を組み合わ
せても、同様の効果が得られる。
【0101】また、この実施の形態4においては入力映
像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯域
信号の全てを用いて復号映像データを再合成する場合の
構成例を用いて説明したが、本発明はこれに限定したも
のではなく、多重受信逆拡散部0403、データ合成部
0404、データ伸長部0406においては周波数帯域
信号のうち最低周波数帯域信号を含む一部の周波数帯域
信号を用いて復号映像データを再合成する場合において
も、この実施の形態4と同様の効果が得られる。
【0102】(実施の形態5)図7は、請求項5に係る
この実施の形態5のディジタル映像伝送装置の構成例を
示す図である。
【0103】データ分割部0701は、入力映像データ
を複数の周波数帯域別に分割する。7種類の周波数帯域
信号へ分割する場合のデータ分割部0701の構成例
は、前記図17に示した従来例の場合と同様である。
【0104】拡散多重送信部0702は、データ分割部
0701により分割された複数の周波数帯域信号を6種
類の拡散符号でスペクトラム拡散しコード多重化する。
図8にこの実施の形態5における拡散多重送信部070
2の構成を示す。
【0105】図8において、0801〜0806はデー
タ変調部、0807〜0812はPN発生部、0813
〜0818は拡散変調部、0819および0820は帯
域信号多重化部、0821は加算器である。
【0106】データ分割部0701で7分割された周波
数帯域信号のうち、LL2はデータ変調部0801〜0
804へ、LH2とHL2とHH2は帯域信号多重化部
0819へ、LH1とHL1とHH1は帯域信号多重化
部0820へ入力される。帯域信号多重化部0819お
よび0820では入力された複数の周波数帯域信号を帯
域信号別に時分割多重化して出力する。
【0107】データ変調部0801〜0806では、P
SK,FSK等の変調を行う。PN発生部0807〜0
812は、それぞれ直交する相異なるPNコードを発生
する。拡散変調部0813〜0818は、データ変調部
0801〜0806で変調されたデータとPN発生部0
807〜0812の出力とを乗算する。拡散変調部08
13〜0818の出力は、加算器0821で加算されて
拡散・多重信号として出力される。
【0108】図9にこの実施の形態5における多重受信
逆拡散部0703の構成を示す。図9において、090
1〜0906は拡散復調部、0907〜0912はPN
発生部、0913〜0918は時間弁別制御部、091
9〜0924はデータ復調部、0925と0926は帯
域信号分割部である。
【0109】拡散復調部0901〜0906では、時間
弁別制御部0913〜0918で同期を取り、拡散多重
送信部0702によりコード多重化した拡散データとP
N発生部0907〜0912の出力を乗算することによ
り逆拡散を行なう。この時、PN発生部0907〜09
12は図8のPN発生部0807〜0812と同じ6種
類のPNコードを発生する。
【0110】逆拡散したデータをデータ復調部0919
〜0924で復調する。データ復調部0923、092
4の出力は、それぞれ帯域信号分割部0925と092
6へ入力され、時分割多重化された複数の周波数帯域信
号を分割して周波数帯域信号別に出力する。よって、デ
ータ復調部0919〜0922から各々LL2、帯域信
号分割部0925からLH2とHL2とHH2、帯域信
号分割部0926からLH1とHL1とHH1が、それ
ぞれ出力される。
【0111】データ選択部0705は、多重受信逆拡散
部0703で逆拡散された周波数帯域信号のうち、複数
チャンネルで逆拡散したLL2から1つのLL2信号を
選択する。
【0112】データ合成部0704は、データ選択部0
705で選択されたLL2信号と、多重受信逆拡散部0
703で逆拡散されたLH2、HL2、HH2、LH
1、HL1、HH1の各々の信号を再合成し復号映像デ
ータを出力する。データ合成部0704の構成は、図2
1に示した従来例の場合と同様の構成である。
【0113】この実施の形態5のディジタル映像伝送装
置の特徴は、拡散多重送信部0702において復号映像
データに大きな影響を与える最低周波数帯域信号である
LL2信号を同時に複数チャンネルを用いて伝送し、多
重受信逆拡散部0703において複数のLL2信号を逆
拡散し、データ選択部0705において複数のLL2信
号から1つのLL2信号を選択することである。
【0114】これにより、LL2信号を伝送する複数の
チャンネルのうち、いずれかのチャンネルに伝送誤りが
生じても他の正常なLL2信号を選択することにより、
確実にLL2信号を受信することが可能となる。LL2
信号は復号映像データに大きな影響を与えるので、確実
にLL2信号を受信することで伝送誤りの多い状況下で
も良好な復号映像データを得ることができる。
【0115】なお、この実施の形態5においては、入力
映像データを7分割する場合のディジタル映像伝送装置
の構成例を示したが、本発明は7分割に限定するもので
はなく、入力映像データをn個(nは整数)の周波数帯
域に分割する場合でも、最低周波数帯域信号を複数のチ
ャンネルで同時に伝送し、逆拡散した複数の最低周波数
帯域信号から1つを選択することにより、同様の効果が
得られる。
【0116】また、この実施の形態5においては、LL
2で4チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計6チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映像
伝送装置の構成例を示したが、本発明は6チャンネルに
限定するものではなく、チャンネル数に関わらず、最低
周波数帯域信号であるLL2を複数のチャンネルで同時
に伝送することにより、同様の効果が得られる。
【0117】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、各々1チ
ャンネルで伝送しても、複数の高周波数帯域を組み合わ
せても、同様の効果が得られる。
【0118】また、この実施の形態5においては入力映
像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯域
信号の全てを用いて復号映像データを再合成する場合の
構成例を用いて説明したが、本発明はこれに限定したも
のではなく、多重受信逆拡散部0703、データ選択部
0705、データ合成部0704においては周波数帯域
信号のうち最低周波数帯域信号を含む一部の周波数帯域
信号を用いて復号映像データを再合成する場合において
も、この実施の形態5と同様の効果が得られる。
【0119】(実施の形態6)図10は、請求項6に係
るこの実施の形態6のディジタル映像伝送装置の構成例
を示す図である。
【0120】この実施の形態6のディジタル映像伝送装
置は、前記実施の形態5の構成のディジタル伝送装置に
対して、量子化および可変長符号化を行なうデータ圧縮
部1005と、逆量子化および可変長復号化を行なうデ
ータ伸長部1006とをさらに追加した構成となる。
【0121】データ圧縮部1005では、データ分割部
1001からの7種類の周波数帯域信号を各々個別に量
子化し、ハフマン符号化、MH符号化、算術符号化等の
可変長符号化をおこなう。
【0122】データ伸長部1006では、データ選択部
1007で選択されたLL2信号とその他の高周波数帯
域信号を各々個別に逆量子化し、可変長復号化を行な
う。
【0123】この実施の形態6のディジタル映像伝送装
置の特徴は、拡散多重送信部1002において復号映像
データに大きな影響を与える最低周波数帯域信号である
LL2信号を同時に複数チャンネルを用いて伝送し、多
重受信逆拡散部1003において複数のLL2信号を逆
拡散し、データ選択部1005において複数のLL2信
号から1つのLL2信号を選択することである。
【0124】これにより、LL2信号を伝送する複数の
チャンネルのうち、いずれかのチャンネルに伝送誤りが
生じても他の正常なLL2信号を選択することにより確
実にLL2信号を受信することが可能となる。LL2信
号は復号映像データに大きな影響を与えるので、確実に
LL2信号を受信することで伝送誤りの多い状況下でも
良好な復号映像データを得ることができる。
【0125】さらに、前記実施の形態5のディジタル映
像伝送装置の構成に対して、さらにデータ圧縮部100
5とデータ伸長部1006を追加することにより、送信
するデータ量を削減することが可能となる。よって、デ
ータ量が少ない分、拡散多重送信部1002において拡
散率を上げることができ、より伝送誤りに強い映像伝送
が可能となる。
【0126】なお、この実施の形態6においては入力映
像データを7分割する場合のディジタル映像伝送装置の
構成例を示したが、本発明は7分割に限定するものでは
なく、入力映像データをn個(nは整数)の周波数帯域
に分割する場合でも、最低周波数帯域信号を複数のチャ
ンネルで同時に伝送し、逆拡散した複数の最低周波数帯
域信号から1つを選択することにより、同様の効果が得
られる。
【0127】また、この実施の形態6においては、LL
2で4チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計6チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映像
伝送装置の構成例を示したが、本発明は6チャンネルに
限定するものではなく、チャンネル数に関わらず、最低
周波数帯域信号であるLL2を複数のチャンネルで同時
に伝送することにより、同様の効果が得られる。
【0128】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、各々1チ
ャンネルで伝送しても、複数の高周波数帯域を組み合わ
せても、同様の効果が得られる。
【0129】また、この実施の形態6においては入力映
像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯域
信号の全てを用いて復号映像データを再合成する場合の
構成例を用いて説明したが、本発明はこれに限定したも
のではなく、多重受信逆拡散部1003、データ選択部
1007、データ伸長部1006、データ合成部100
4においては周波数帯域信号のうち最低周波数帯域信号
を含む一部の周波数帯域信号を用いて復号映像データを
再合成する場合においてもこの実施の形態6と同様の効
果が得られる。
【0130】(実施の形態7)請求項7に係るこの実施
の形態7では、ディジタル映像伝送装置のデータ選択部
の構成を具体化したものである。
【0131】すなわち、図7における前記実施の形態5
のディジタル映像伝送装置のデータ選択部0705、ま
たは図10における前記実施の形態6のディジタル映像
伝送装置のデータ選択部1007を具体化した構成例を
図11に示す。
【0132】このデータ選択部では、入力された4種類
の同一のLL2信号がビット比較部1101へ入力され
る。ビット比較部1101では、入力された4種類のL
L2の信号がそれぞれ1か0のどちらであるかを比較
し、1が多い場合は1を出力し、0が多い場合は0を出
力する。
【0133】データ選択部に入力されたLL2以外のL
H2、HL2、HH2、LH1、HL1、HH1の各信
号はそのまま出力する。
【0134】このように、この実施の形態7のデータ選
択部では、同一の最低周波数帯域信号を複数チャンネル
から受けとり、ビット単位で各々のチャンネルが表す値
を比較し、1または0を選択することを特徴とする。つ
まり、最低周波数帯域信号に誤り検出符号を付加するこ
と無しに、ビット単位で伝送誤りを検出するので、より
正確な信号を出力することができる。
【0135】なお、この実施の形態7においては、入力
映像データを7分割する場合のディジタル映像伝送装置
のデータ選択部の構成例を示したが、本発明は7分割に
限定するものではなく、入力映像データをn個(nは整
数)の周波数帯域に分割する場合でも同様の効果が得ら
れる。
【0136】また、この実施の形態7においては、LL
2で4チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計6チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映像
伝送装置の構成例を示したが、本発明は6チャンネルに
限定するものではなく、チャンネル数に関わらず、最低
周波数帯域信号であるLL2を複数のチャンネルで同時
に伝送することにより、同様の効果が得られる。
【0137】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、各々1チ
ャンネルで伝送しても、複数の高周波数帯域を組み合わ
せても、同様の効果が得られる。
【0138】また、この実施の形態7においては入力映
像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯域
信号の全てを処理するデータ選択部の構成例を用いて説
明したが、本発明はこれに限定したものではなく、デー
タ選択部において最低周波数帯域信号を選択的に出力す
るところに特徴があり、分割した周波数帯域信号のう
ち、最低周波数帯域信号を含む一部の周波数帯域信号を
処理するデータ選択部においても、この実施の形態7と
同様の効果が得られる。
【0139】(実施の形態8)請求項8に係るこの実施
の形態8では、ディジタル映像伝送装置のデータ選択部
の構成を具体化したものである。
【0140】すなわち、図7における前記実施の形態5
のディジタル映像伝送装置のデータ選択部0705、お
よび図10における前記実施の形態6のディジタル映像
伝送装置のデータ選択部1007を具体化した構成例を
図12に示す。
【0141】図12に示すデータ選択部の特徴は、図1
1に示した前記実施の形態7のデータ選択部のビット比
較部1101に複数のエラーカウンターを具備している
点である。
【0142】このデータ選択部において、入力された4
種類の同一のLL2信号はビット比較部1201へ入力
される。ビット比較部1201では、入力された4種類
のLL2がそれぞれ1か0のどちらであるかを比較し、
1が多い場合は1を出力し、0が多い場合は0を出力す
る。
【0143】このとき、1が多い場合に0を示すチャン
ネルは、伝送誤りが生じたと判断し、エラー回数をカウ
ントするエラーカウンター1202〜1205の値を1
つ加算する。同様に0が多い場合に1を示すチャンネル
も、伝送誤りが生じたと判断し、エラーカウンター12
02〜1205の値を1つ加算する。
【0144】ここで、入力されるLL2信号が偶数の場
合、1と示すチャンネルと0を示すチャンネルが同数に
なる可能性がある。このときには、ビット比較部120
1では、1を示すチャンネルのエラーカウンター値の総
和と、0を示すチャンネルのエラーカウンター値の総和
とを求め、現在までの伝送誤り発生数が少ないチャンネ
ルが示す値を出力する。
【0145】データ選択部に入力されたLL2以外のL
H2、HL2、HH2、LH1、HL1、HH1信号は
入力信号のまま出力する。
【0146】このように、この実施の形態8のデータ選
択部は、ビット比較部1201においてエラーカウンタ
ー1202〜1205を具備し、エラー発生回数をカウ
ントすることにより、1を示すチャンネルと0を示すチ
ャンネルが同数になる場合でも、より信頼性の高いチャ
ンネルが示す値を選択することが可能となり、前記実施
の形態7のデータ選択部よりも正確な信号を出力するこ
とができる。
【0147】なお、この実施の形態8においては、入力
映像データを7分割する場合のディジタル映像伝送装置
のデータ選択部の構成例を示したが、本発明は7分割に
限定するものではなく、入力映像データをn個(nは整
数)の周波数帯域に分割する場合でも同様の効果が得ら
れる。
【0148】また、この実施の形態8においては、LL
2で4チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計6チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映像
伝送装置の構成例を示したが、本発明は6チャンネルに
限定するものではなく、チャンネル数に関わらず、最低
周波数帯域信号であるLL2を複数のチャンネルで同時
に伝送することにより、同様の効果が得られる。
【0149】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、各々1チ
ャンネルで伝送しても、複数の高周波数帯域を組み合わ
せても、同様の効果が得られる。
【0150】また、この実施の形態8においては入力映
像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯域
信号の全てを処理するデータ選択部の構成例を用いて説
明したが、本発明はこれに限定したものではなく、デー
タ選択部において最低周波数帯域信号を選択的に出力す
るところに特徴があり、分割した周波数帯域信号のう
ち、最低周波数帯域信号を含む一部の周波数帯域信号を
処理するデータ選択部においても、この実施の形態8と
同様の効果が得られる。
【0151】(実施の形態9)請求項9に係るこの実施
の形態9のディジタル映像伝送装置の基本的な構成は、
前記実施の形態5を示す図7、または、前記実施の形態
6を示す図10の場合と同様であるが、この実施の形態
9では、拡散多重送信部とデータ選択部の構成に特徴が
ある。
【0152】この実施の形態9の特徴部分である拡散多
重送信部の構成例を図13に示す。
【0153】図13において、1301〜1306はデ
ータ変調部、1307〜1312はPN発生部、131
3〜1318は拡散変調部、1319および1320は
帯域信号多重化部、1321は加算器、1322はパケ
ット化部である。
【0154】この拡散多重送信部は、図8の場合と同様
に、周波数帯域信号を6種類の拡散符号でスペクトラム
拡散しコード多重化する。すなわち、データ分割部で7
分割された周波数帯域信号のうち、LL2は、パケット
化部1322でパケット化されて、誤り検出符号を付加
された後に、データ変調部1301〜1304へ入力さ
れる。LH2とHL2とHH2は、帯域信号多重化部1
319で帯域信号別に時分割多重化され、データ変調部
1305へ入力される。同様にLH1とHL1とHH1
は、帯域信号多重化部1320で帯域信号別に時分割多
重化され、データ変調部1305へ入力される。
【0155】データ変調部1301〜1306では、P
SK,FSK等の変調を行う。また、PN発生部130
7〜1312は、それぞれ直交する相異なるPNコード
を発生する。拡散変調部1313〜1318は、データ
変調部1301〜1306で変調されたデータとPN発
生部1307〜1312の出力とを乗算する。拡散変調
部1313〜1318の出力は、加算器1321で加算
され拡散・多重信号として出力される。付加する誤り検
出符号としてはパリティビット、ハミング符号、BCH
符号、リードソロモン符号などがある。
【0156】この実施の形態9の特徴部分であるデータ
選択部の構成を図14に示す。
【0157】多重受信逆拡散部で受信した複数の周波数
帯域信号のうち、LL2信号は誤り検出部1402〜1
405にそれぞれ入力される。誤り検出部1402〜1
405ではパケット単位の誤り検出を行ない、伝送誤り
の有無をエラー情報として出力する。スイッチ部140
1は、誤り検出部1402〜1405からのエラー情報
をもとに、伝送誤りが検出されなかったパケットを選択
して出力する。LL2以外のLH2、HL2、HH2、
LH1、HL1、HH1の各信号はそのまま出力する。
【0158】この実施の形態9のディジタル映像伝送装
置は、図13に示した拡散多重送信部において、最低周
波数帯域信号をパケット化して、誤り検出符号を付加
し、また、図14に示したデータ選択部において誤り検
出を行ない、複数の最低周波数帯域信号から誤りが検出
されなかったパケットを選択することを特徴としてお
り、このため、複数の最低周波数帯域信号からパケット
単位で伝送誤りのない最低周波数帯域信号を選出するこ
とが可能となる。
【0159】なお、この実施の形態9においては最低周
波数帯域信号のみをパケット化し、誤り検出符号を付加
する場合の構成を示したが、最低周波数帯域信号以外の
高周波数帯域信号もパケット化して誤り検出符号または
誤り検出訂正符号を付加し、誤り検出および誤り訂正を
行なうことにより、より伝送誤りに強い映像データの送
受信が可能となる。
【0160】また、この実施の形態9においては入力映
像データを7分割した場合のディジタル映像伝送装置の
拡散多重送信部およびデータ選択部の構成例を示した
が、本発明は7分割に限定するものではなく、入力映像
データをn個(nは整数)の周波数帯域に分割する場合
でも同様の効果が得られる。
【0161】また、この実施の形態9においては、LL
2で4チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャン
ネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計6チ
ャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映像
伝送装置の拡散多重送信部およびデータ選択部の構成例
を示したが、本発明は6チャンネルに限定するものでは
なく、チャンネル数に関わらず、最低周波数帯域信号で
あるLL2を複数のチャンネルで同時に伝送することに
より、同様の効果が得られる。
【0162】さらに、1つのチャンネルを共有する高周
波数帯域信号の組合せはLH2とHL2とHH2、LH
1とHL1とHH1に限定するものではなく、各々1チ
ャンネルで伝送しても、複数の高周波数帯域を組み合わ
せても、同様の効果が得られる。
【0163】また、この実施の形態9においては入力映
像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯域
信号の全てを処理するデータ選択部の構成例を用いて説
明したが、本発明はこれに限定したものではなく、デー
タ選択部において最低周波数帯域信号を選択的に出力す
るところに特徴があり、分割した周波数帯域信号のう
ち、最低周波数帯域信号を含む一部の周波数帯域信号を
処理するデータ選択部においても、この実施の形態9と
同様の効果が得られる。
【0164】(実施の形態10)請求項10に係るこの
実施の形態10のディジタル映像伝送装置の基本的な構
成は、前記実施の形態5を示す図7、または、前記実施
の形態6を示す図10の場合と同様であるが、この実施
の形態10では、データ選択部の構成に特徴がある。
【0165】すなわち、この実施の形態10において、
拡散多重送信部の構成は前記実施の形態9の図13の場
合と同じで、最低周波数帯域信号であるLL2をパケッ
ト化部1322でパケット化し、誤り検出訂正符号を付
加する。付加する誤り検出訂正符号としてはハミング符
号、BCH符号、リードソロモン符号などがある。
【0166】次に、この実施の形態10の特徴部分であ
るデータ選択部の構成を図15に示す。多重受信逆拡散
部で受信した複数の周波数帯域信号のうち、LL2信号
は誤り検出訂正部1502〜1505にそれぞれ入力さ
れる。誤り検出訂正部1502〜1505では、パケッ
ト単位の誤り検出と誤り訂正を行ない、伝送誤りの有無
と共に、伝送誤り訂正が可能か不可能かをエラー情報と
して出力する。
【0167】スイッチ部1501は、誤り検出訂正部1
502〜1505からのエラー情報をもとに、伝送誤り
が検出されなかったパケットを選択して出力する。この
とき、誤り検出訂正部1502〜1505の全パケット
において伝送誤りが検出された場合は、エラー情報から
伝送誤り訂正が可能なパケットを選択し、エラー訂正後
のデータを出力する。
【0168】この実施の形態10のディジタル映像伝送
装置は、拡散多重送信部において、最低周波数帯域信号
をパケット化して誤り検出訂正符号を付加し、データ選
択部において誤り検出および誤り訂正を行ない、複数の
最低周波数帯域信号から誤りが検出されなかったパケッ
トを選択し、全パケットに誤りが検出された場合は誤り
訂正が可能なパケットを選択することを特徴としてお
り、これによって、伝送誤りが多い状況下でも信頼性の
高い最低周波数帯域信号の送受信が可能となる。
【0169】なお、この実施の形態10においては最低
周波数帯域信号のみをパケット化し、誤り検出訂正符号
を付加する場合の構成を示したが、最低周波数帯域信号
以外の高周波数帯域信号もパケット化して誤り検出訂正
符号を付加し、誤り訂正を行なうことにより、より伝送
誤りに強い映像データの送受信が可能となる。
【0170】また、この実施の形態10においては入力
映像データを7分割した場合のディジタル映像伝送装置
の拡散多重送信部およびデータ選択部の構成例を示した
が、本発明は7分割に限定するものではなく、入力映像
データをn個(nは整数)の周波数帯域に分割する場合
でも同様の効果が得られる。
【0171】また、この実施の形態10においては、L
L2で4チャンネル、LH2とHL2とHH2で1チャ
ンネル、LH1とHL1とHH1で1チャンネルの計6
チャンネルでディジタル映像伝送を行なうディジタル映
像伝送装置の拡散多重送信部およびデータ選択部の構成
例を示したが、本発明は6チャンネルに限定するもので
はなく、チャンネル数に関わらず、最低周波数帯域信号
であるLL2を複数のチャンネルで同時に伝送すること
により、同様の効果が得られる。更に、1つのチャンネ
ルを共有する高周波数帯域信号の組合せはLH2とHL
2とHH2、LH1とHL1とHH1に限定するもので
はなく、各々1チャンネルで伝送しても、複数の高周波
数帯域を組み合わせても、同様の効果が得られる。
【0172】また、この実施の形態10においては入力
映像データを周波数帯域別に分割し、分割した周波数帯
域信号の全てを処理するデータ選択部の構成例を用いて
説明したが、本発明はこれに限定したものではなく、デ
ータ選択部において最低周波数帯域信号を選択的に出力
するところに特徴があり、分割した周波数帯域信号のう
ち、最低周波数帯域信号を含む一部の周波数帯域信号を
処理するデータ選択部においてもこの実施の形態10と
同様の効果が得られる。
【0173】
【発明の効果】本発明のディジタル映像伝送装置は、次
の効果を奏する。
【0174】(1) 情報量が少なく、かつ、視覚的に影
響が少ない高周波数帯域信号は複数の帯域信号をまとめ
て1チャンネルで伝送することによりチャンネルを有効
に利用することができる。
【0175】(2) また、情報量が多く、かつ視覚的に
影響が大きな最低周波数帯域信号を複数個に分割して複
数チャンネルで伝送することにより伝送誤りに強く、よ
り高画質の復号映像データを得ることができる。
【0176】(3) また、複数チャンネルで同じ内容の
最低周波数帯域信号を伝送し、逆拡散した複数の最低周
波数帯域信号から1つの最低周波数帯域信号を選択する
ことにより伝送誤りが多い状況下でも良好な復号映像デ
ータを得ることができる。
【0177】(4) また、複数チャンネルで同じ内容の
最低周波数帯域信号を伝送し、ビット単位で各チャンネ
ルの最低周波数帯域信号を比較することで伝送誤りの少
ない最低周波数帯域信号が得られ、伝送誤りが多い状況
下でも良好な復号映像データを得ることができる。
【0178】(5) また、複数チャンネルで同じ内容の
最低周波数帯域信号を伝送し、ビット単位で各チャンネ
ルの最低周波数帯域信号を比較する際に、信号が表す値
が1と0で同数になった場合、チャンネル別に現在まで
エラー発生数を比較し、信頼性の高いチャンネルが示す
値を選択することで、より伝送誤りの少ない最低周波数
帯域信号が得られ、伝送誤りが多い状況下でも良好な復
号映像データを得ることができる。
【0179】(6) また、複数チャンネルで同じ内容の
最低周波数帯域信号を伝送する際に、パケット化して誤
り検出符号を付加し、また、データ選択部において誤り
検出を行ない、複数の最低周波数帯域信号から誤りが検
出されなかったパケットを選択することにより、複数の
最低周波数帯域信号からパケット単位で伝送誤りのない
最低周波数帯域信号を選出することが可能となり、伝送
誤りが多い状況下でも良好な復号映像データを得ること
ができる。
【0180】(7) また、複数チャンネルで同じ内容の
最低周波数帯域信号を伝送する際に、パケット化して誤
り検出訂正符号を付加し、また、データ選択部において
誤り検出および誤り訂正を行ない、複数の最低周波数帯
域信号から誤りが検出されなかったパケットを選択し、
全パケットにおいて誤りが検出された場合には誤り訂正
が可能なパケットを選択することにより、複数の最低周
波数帯域信号からパケット単位で伝送誤りのない最低周
波数帯域信号を選出することが可能となり、伝送誤りが
多い状況下でも良好な復号映像データを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第3の実施の形態におけるディ
ジタル映像伝送装置の構成図
【図2】本発明の第1、第2の実施の形態における拡散
多重送信部の構成図
【図3】本発明の第1、第2の実施の形態における多重
受信逆拡散部の構成図
【図4】本発明の第2、第4の実施の形態におけるディ
ジタル映像伝送装置の構成図
【図5】本発明の第3、第4の実施の形態における拡散
多重送信部の構成図
【図6】本発明の第3、第4の実施の形態における多重
受信逆拡散部の構成図
【図7】本発明の第5、第9、第10の実施の形態にお
けるディジタル映像伝送装置の構成図
【図8】本発明の第5、第6の実施の形態における拡散
多重送信部の構成図
【図9】本発明の第5、第6の実施の形態における多重
受信逆拡散部の構成図
【図10】本発明の第6、第7、第9、第10の実施の
形態におけるディジタル映像伝送装置の構成図
【図11】本発明の第7の実施の形態におけるデータ選
択部の構成図
【図12】本発明の第8の実施の形態におけるデータ選
択部の構成図
【図13】本発明の第9、第10の実施の形態における
の拡散多重送信部の構成図
【図14】本発明の第9の実施の形態におけるデータ選
択部の構成図
【図15】本発明の第10の実施の形態におけるデータ
選択部の構成図
【図16】従来のディジタル映像伝送装置の構成図
【図17】従来および本発明の第1、第2、第3、第
4、第5、第6、第7、第8、第9、第10のデータ分
割部の構成図
【図18】従来および本発明の第1、第2、第3、第
4、第5、第6、第7、第8、第9、第10の周波数帯
域信号の説明図
【図19】従来の拡散多重送信部の構成図
【図20】従来の多重受信逆拡散部の構成図
【図21】従来および本発明の第1、第2、第3、第
4、第5、第6、第7、第8、第9、第10のデータ合
成部の構成図
【図22】従来の可変長符号化処理を付加したディジタ
ル映像伝送装置の構成図
【符号の説明】
0101、0401、0701、1001、1601、
2201 データ分割部 0102、0402、0702、1002、1602、
2202 拡散多重送信部 0103、0403、0703、1003、1603、
2203 多重受信逆拡散部 0104、0404、0704、1004、1604、
2204 データ合成部 0201〜0203、0501〜0505、0801〜
0806、1301〜1306、1901〜1907
データ変調部 0204〜0206、0304〜0306、0506〜
0510、0606〜0610、0807〜0812、
0907〜0912、1307〜1312、1908〜
1914、2008〜2014 PN発生部 0207〜0209、0511〜0515、0813〜
0818、1313〜1318、1915〜1921
拡散変調部 0210、0211、0516、0517、0819、
0820、1319、1320 帯域信号多重化部 0212、0518、0821、1321 加算器 0301〜0303、0601〜0605、0901〜
0906、2001〜2007 拡散復調部 0307〜0309、0611〜0615、0913〜
0918、2015〜2021 時間弁別制御部 0310〜0312、0616〜0620、0919〜
0924、2022〜2028 データ復調部 0313、0314、0621、0622、0925、
0926 帯域信号分割部 0405、1005、2205 データ圧縮部 0406、1006、2206 データ伸長部 0519 最低周波数帯域信号分割部 0623 最低周波数帯域信号合成部 0705、1007 データ選択部 1101、1201 ビット比較部 1202〜1205 エラーカウンター 1322 パケット化部 1401、1501 スイッチ部 1402〜1405 誤り検出部 1502〜1505 誤り検出訂正部 1701、1707、2117、2123 水平方向ハ
イパスフィルタ 1702、1708、2118、2124 水平方向ロ
ーパスフィルタ 1703、1705、1709、1711、2113、
2115、2119、2121 垂直方向ハイパスフィ
ルタ 1704、1706、1710、1712、2114、
2116、2120、2122 垂直方向ローパスフィ
ルタ 1713、1714、1719、1720 水平方向
2:1ダウンサンプラ 1715〜1718、1721〜1724 垂直方向
2:1ダウンサンプラ 2101〜2104、2107〜2110 垂直方向
1:2アップサンプラ 2105、2106、2111、2112 水平方向
1:2アップサンプラ
フロントページの続き (72)発明者 島津 幹夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化された映像データをn個
    (nは整数)の周波数帯域に分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で生成されたn個の周波数帯域別映像
    データをm種類(mはn以外の整数)の拡散符号により
    スペクトラム拡散し、コード多重化した拡散データの送
    信を行なう拡散多重送信部と、前記拡散多重送信部から
    の拡散データを周波数帯域別映像データに逆拡散する多
    重受信逆拡散部と、前記多重受信逆拡散部からの帯域別
    映像データを帯域合成し、ディジタル映像データを生成
    するデータ合成部とから成るディジタル映像伝送装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル化された映像データをn個
    (nは整数)の周波数帯域に分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で生成されたn個の周波数帯域別映像
    データを圧縮符号化するデータ圧縮部と、前記データ圧
    縮部で生成された圧縮映像データをm種類(mはn以外
    の整数)の拡散符号によりスペクトラム拡散し、コード
    多重化した拡散データの送信を行なう拡散多重送信部
    と、前記拡散多重送信部からの拡散データを周波数帯域
    別映像データに逆拡散する多重受信逆拡散部と、前記多
    重受信逆拡散部からの圧縮映像データを伸長するデータ
    伸長部と、前記データ伸長部からの帯域別映像データを
    帯域合成し、ディジタル映像データを生成するデータ合
    成部とから成るディジタル映像伝送装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル化された映像データをn個
    (nは整数)の周波数帯域に分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で生成したn個の周波数帯域別映像デ
    ータをm種類(mは整数)の拡散符号によりスペクトラ
    ム拡散する際に、最低周波数帯域映像データをk個(k
    は2以上m未満の整数)に分割し、分割した最低周波数
    帯域映像データにk種類の拡散符号を割り当て、その他
    の周波数帯域映像データに(mーk)種類の拡散符号を
    割り当てて、スペクトラム拡散しコード多重化した拡散
    データの送信を行なう拡散多重送信部と、前記拡散多重
    送信部からの拡散データを受信し、k個に分割された最
    低周波数帯域映像データと、その他の周波数帯域映像デ
    ータを逆拡散する多重受信逆拡散部と、前記多重受信逆
    拡散部からのk個の最低周波数帯域映像データを1つに
    再編成し、再編成した最低周波数帯域映像データとその
    他の周波数帯域映像データの帯域別映像データを帯域合
    成し、ディジタル映像データを生成するデータ合成部と
    から成るディジタル映像伝送装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル化された映像データをn個
    (nは整数)の周波数帯域に分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で生成したn個の周波数帯域別映像デ
    ータを圧縮符号化するデータ圧縮部と、前記データ圧縮
    部で生成した圧縮映像データをm種類(mは整数)の拡
    散符号によりスペクトラム拡散する際に、最低周波数帯
    域映像データをk個(kは2以上m未満の整数)に分割
    し、分割した最低周波数帯域映像データにk種類の拡散
    符号を割り当て、その他の周波数帯域映像データを(m
    ーk)種類の拡散符号を割り当てて、スペクトラム拡散
    しコード多重化した拡散データの送信を行なう拡散多重
    送信部と、前記拡散多重送信部からの拡散データを受信
    し、k個に分割された最低周波数帯域の圧縮映像データ
    と、その他の周波数帯域の圧縮映像データを逆拡散する
    多重受信逆拡散部と、前記多重受信逆拡散部からのk個
    の最低周波数帯域の圧縮映像データを1つに再編成し、
    再編成した最低周波数帯域の圧縮映像データとその他の
    周波数帯域の圧縮映像データの合計n個の圧縮映像デー
    タを伸長するデータ伸長部と、前記データ伸長部からの
    帯域別映像データを帯域合成し、ディジタル映像データ
    を生成するデータ合成部とから成るディジタル映像伝送
    装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル化された映像データをn個
    (nは整数)の周波数帯域に分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で生成されたn個の周波数帯域別映像
    データをm種類(mは整数)の拡散符号によりスペクト
    ラム拡散する際に、最低周波数帯域映像データをk個
    (kは2以上m未満の整数)複製し、k個の最低周波数
    帯域映像データはk種類の拡散符号で、その他の周波数
    帯域映像データは(mーk)種類の拡散符号でスペクト
    ラム拡散しコード多重化した拡散データの送信を行なう
    拡散多重送信部と、前記拡散多重送信部からの拡散デー
    タを受信し、最低周波数帯域映像データをk個とその他
    の周波数帯域映像データを逆拡散する多重受信逆拡散部
    と、前記多重受信逆拡散部からのk個の最低周波数帯域
    映像データから1個の最低周波数帯域映像データを選択
    するデータ選択部と、前記データ選択部で選択した前記
    最低周波数帯域映像データとその他の周波数帯域映像デ
    ータの帯域別映像データを帯域合成し、ディジタル映像
    データを生成するデータ合成部とから成るディジタル映
    像伝送装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル化された映像データをn個
    (nは整数)の周波数帯域に分割するデータ分割部と、
    前記データ分割部で生成されたn個の周波数帯域別映像
    データを圧縮符号化するデータ圧縮部と、前記データ圧
    縮部で生成した圧縮映像データをm種類(mは整数)の
    拡散符号によりスペクトラム拡散する際に、最低周波数
    帯域映像データをk種類(kは2以上m未満の整数)複
    製し、k個の最低周波数帯域映像データはk種類の拡散
    符号で、その他の周波数帯域映像データは(mーk)種
    類の拡散符号でスペクトラム拡散しコード多重化した拡
    散データの送信を行なう拡散多重送信部と、前記拡散多
    重送信部からの拡散データを受信し、最低周波数帯域映
    像データをk個とその他の周波数帯域映像データを逆拡
    散する多重受信逆拡散部と、前記多重受信逆拡散部から
    のk個の最低周波数帯域映像データから1個の最低周波
    数帯域映像データを選択するデータ選択部と、前記デー
    タ選択部で選択した最低周波数帯域の圧縮映像データと
    その他の周波数帯域の圧縮映像データの圧縮映像データ
    を伸長するデータ伸長部と、前記データ伸長部からの帯
    域別映像データを帯域合成し、ディジタル映像データを
    生成するデータ合成部とから成るディジタル映像伝送装
    置。
  7. 【請求項7】 データ選択部はk個の最低周波数帯域映
    像データをビット単位で比較して、k個のビットのうち
    過半数以上を占める値を選択することにより作成した最
    低周波数帯域映像データを出力することを特徴とする請
    求項5または請求項6のディジタル映像伝送装置。
  8. 【請求項8】 データ選択部は伝送誤りの累積和をカウ
    ントするk個のエラーカウンターを有し、k個のビット
    が示す値が半数ずつ異なる場合、エラーカウンターが示
    す値の和が小さい方のビット値を選択することにより作
    成した最低周波数帯域映像データを出力することを特徴
    とする請求項7のディジタル映像伝送装置。
  9. 【請求項9】 拡散多重送信部はn個の周波数帯域別映
    像データをm種類(mは整数)の拡散符号によりスペク
    トラム拡散する際に、最低周波数帯域映像データをパケ
    ット化して誤り検出符号を付加してk個(kは2以上m
    未満の整数)複製し、k個の最低周波数帯域映像データ
    はk種類の拡散符号で、その他の周波数帯域映像データ
    は(mーk)種類の拡散符号でスペクトラム拡散しコー
    ド多重化した拡散データの送信を行ない、データ選択部
    はパケット単位での誤り検出を行ない、k個の最低周波
    数帯域映像データのパケットから誤りが検出されなかっ
    たパケットを選択することを特徴とする請求項5または
    請求項6のディジタル映像伝送装置。
  10. 【請求項10】 拡散多重送信部はn個の周波数帯域別
    映像データをm種類(mは整数)の拡散符号によりスペ
    クトラム拡散する際に、最低周波数帯域映像データをパ
    ケット化して誤り検出訂正符号を付加してk個(kは2
    以上m未満の整数)複製し、k個の最低周波数帯域映像
    データはk種類の拡散符号で、その他の周波数帯域映像
    データは(mーk)種類の拡散符号でスペクトラム拡散
    しコード多重化した拡散データの送信を行ない、データ
    選択部はパケット単位での誤り検出を行ない、k個の最
    低周波数帯域映像データのパケットから誤りが検出され
    なかったパケットを選択し、k個の最低周波数帯域映像
    データの全パケットに誤りが検出された場合は誤り訂正
    が可能なパケットを選択して誤り訂正を行なって出力す
    ることを特徴とする請求項5または請求項6のディジタ
    ル映像伝送装置。
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