JP2008077773A - 電子機器及び保持部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶装置を適切に接続できる電子機器及び保持部材を提供すること。
【解決手段】電子機器の機器本体には、開口を介して挿入された記憶装置38を収納する取付部49と、開口への挿入方向に対する略直交方向に摺動した記憶装置38に接続される接続部581とが設けられている。記憶装置38は、接続部581に接続される端子を有する記憶媒体と、記憶媒体を支持する保持部材とを備える。取付部49における開口から接続部581までの間と保持部材における端子近傍とのうちいずれか一方には、記憶装置38の挿入方向及び摺動方向に略直交する方向に突出する突出部4943,4944が複数設けられ、他方には複数の切欠が形成されている。取付部49に記憶装置38を収納した際に、開口に近接する側の突出部4943の第1方向の寸法は、開口から離間する側の突出部4944より大きい。
【選択図】図16

Description

本発明は、情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に対する情報の読取及び記憶の少なくともいずれかを実行する機器本体とを備えた電子機器、及び、当該記憶装置を保持する保持部材に関する。
従来、画像情報及び音声情報、並びに、各種プログラム等の情報を記憶する記憶装置を備え、当該記憶装置に記憶された情報を処理する電子機器が知られている。このような電子機器として、HDD(Hard Disk Drive)を記憶装置として備え、当該HDDに記憶された情報を処理する電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、この特許文献1に記載の電子機器に設けられるHDDは、筐体内に設けられた中継基板のコネクト部及び電源用コネクタと、HDDの各コネクタとを接続した状態で、筐体内に固定及び収納されている。しかしながら、このような構造では、HDDが故障した場合や、当該HDDの記憶容量が不足した場合などに、HDDを交換しようとすると、筐体を開け、固定具やコネクタを外す必要があるなど、交換作業が煩雑であるという問題が生じる。
一方、HDDを筐体外から挿入して取り付ける取付構造を有するディスクアレイ装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載のディスクアレイ装置では、当該ディスクアレイ装置の筐体に、HDDを挿入するための開口が形成され、当該開口の内側には、上下のレールが設けられている。そして、筐体にHDD(交換ユニットB)を取り付ける際には、開口にHDDを挿入し、レールに沿って筐体の奥行き方向にスライドさせると、当該レールによりHDDが支持される。
特開2006−164329号公報 特開平9−83149号公報
しかしながら、特許文献2に記載のディスクアレイ装置では、HDDをレールに支持させるように適切に配置した後、奥行き方向にスライドさせないと、当該HDDのコネクタと、当該コネクタに接続される筐体側の接続端子とが適切に接続されないという問題がある。具体的に、下側に設けられたレールにのみHDDが支持された状態で、当該HDDを筐体の奥行き方向に挿入すると、当該HDDが筐体に対して傾斜した状態となるため、コネクタと接続端子とが適切に接続されない。このような場合、HDDに荷重を加えると、コネクタ及び接続端子を損傷する可能性がある。
本発明の目的は、記憶装置を適切に接続することができる電子機器、及び、記媒体置を保持する保持部材を提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の電子機器は、情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に対する情報の読取及び記憶の少なくともいずれかを実行する機器本体とを備えた電子機器であって、前記機器本体には、前記記憶装置が挿抜される開口を有し、当該開口を介して前記記憶装置が取り付けられる取付部と、前記取付部内に収納され、かつ、前記開口への前記記憶装置の挿入方向である第1方向に対する略直交方向である第2方向に摺動した前記記憶装置に接続される接続部とが設けられ、前記記憶装置は、一端に前記接続部に接続される端子を有する記憶媒体と、前記記憶媒体を保持する保持部材とを備え、前記取付部における前記開口から前記接続部までの間、及び、前記保持部材における前記端子近傍のうち、いずれか一方には、前記第1方向及び前記第2方向に略直交する第3方向に向かって突出する複数の突出部が設けられ、他方には、前記複数の突出部に応じた寸法を有する複数の切欠が形成され、前記複数の突出部のうち、前記取付部に前記記憶装置を収納した際に、前記開口に近接する側に設けられた突出部の前記第1方向の寸法は、前記開口から離間する側に設けられた突出部の前記第1方向の寸法より大きいことを特徴とする。
本発明によれば、記憶装置は、取付部の開口に挿入された後、当該挿入方向である第1方向に略直交する方向である第2方向に摺動することで、当該記憶装置の端子が接続部に接続される。この際、取付部及び記憶装置の保持部材のいずれか一方に設けられた複数の突出部が、他方に形成された複数の切欠に嵌まり込むことにより、記憶装置を構成する記憶媒体の端子と接続部との位置合わせを適切に行うことができ、当該接続部への端子の接続を適切に行うことができる。
ここで、複数の突出部のうち、開口に近接する側の突出部は、開口から離間する側の突出部より第1方向の寸法が大きいので、開口を介して取付部内に記憶装置の一部しか収納されていない場合に、当該記憶装置が第2方向に摺動したり、あるいは、記憶装置が回動した場合には、開口に近接する側の突出部が、当該突出部に応じた切欠に嵌まり込まないため、記憶装置の第2方向への摺動及び回動を規制することができる。
また、記憶装置が上下などに反転した状態で開口に挿入された場合でも、複数の突出部と、当該突出部に応じた形状を有する切欠との位置が合わなくなるため、当該記憶装置の第2方向への摺動を規制することができる。これにより、端子と接続部とが適切でない角度や方向で接触することを防ぐことができるので、端子及び接続部の損傷を防ぐことができる。
従って、開口を介して取付部内に挿入された記憶装置の端子と、接続部とを適切に接続することができる。
本発明では、前記取付部は、前記第1方向及び前記第3方向の寸法が、前記記憶装置の前記第1方向の寸法及び前記第3方向の寸法とそれぞれ略一致し、前記第2方向の寸法が、当該記憶装置の前記第2方向の寸法より大きい枠状に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、取付部の第1方向及び第3方向の寸法が、記憶装置の第1方向及び第3方向の寸法と略一致する枠状に形成されていることにより、記憶装置の取付部内での移動方向が第2方向のみに規制される。これによれば、取付部内で記憶装置ががた付くことを防ぐことができる。また、枠状に形成された取付部により、記憶装置の端子が接続部に接続される方向である第2方向への記憶装置の摺動を案内することができる。従って、記憶装置に設けられた端子の接続部への接続作業を簡略化することができる。
本発明では、前記複数の突出部は、前記取付部に設けられ、前記複数の切欠は、前記保持部材に形成されていることが好ましい。
ここで、記憶装置を構成する保持部材に複数の突出部が設けられている場合には、当該突出部は、切欠に嵌まり込むために、記憶装置の外側に向かって突出するように設けられる。このため、当該突出部の分だけ、保持部材の寸法が増すこととなり、記憶装置の薄型化を妨げる要因となる。
これに対し、本発明では、前述の複数の突出部が取付部に設けられ、記憶装置の保持部材には、当該複数の突出部に応じた形状を有する切欠が形成されていることにより、保持部材における突出を無くすことができる。従って、記憶装置の薄型化を図ることができる。
本発明では、前記保持部材には、前記開口端縁に当接する当接部が設けられ、前記開口端縁のうち、前記第2方向に沿う端縁のいずれか一方には、前記当接部が当接し、前記保持部材の前記第2方向への摺動を案内するガイド部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、取付部に形成された開口の端縁のうち、記憶装置の摺動方向である第2方向に沿った端縁のいずれか一方には、記憶装置の第2方向への摺動を案内するガイド部が設けられ、当該ガイド部に当接する当接部が記憶装置の保持部材に設けられている。これによれば、保持部材の当接部がガイド部に沿って摺動することにより、記憶装置の第2方向への摺動動作を、位置ずれを生じることなく適切かつ容易に行うことができる。
また、ガイド部は、第2方向に沿った端縁のいずれか一方に設けられていることにより、開口への挿入時の記憶装置の向きを分かりやすくすることができる。
従って、開口への記憶装置の誤挿入を防止することができ、また、開口に挿入された記憶装置の摺動動作を容易に行うことができる。
本発明では、前記複数の突出部は、前記第2方向に対向する面における前記第1方向の両端の角が取れた曲面形状を有することが好ましい。
本発明によれば、各突出部の第1方向の両端が曲面形状を有しているので、記憶装置の第2方向への摺動に伴って各突出部に切欠が嵌まり込む際に、突出部と切欠とが干渉して、互いに嵌まり込まなくなることを防ぐことができる。従って、記憶装置を第2方向に摺動させた際に、突出部と切欠とを互いに速やかに嵌め込むことができ、記憶装置に設けられた端子と接続部とを滞りなく適切に接続することができる。
本発明では、前記保持部材には、前記記憶装置の前記第1方向側の面とは反対側の面に、当該保持部材を把持するための把手が設けられていることが好ましい。
ここで、記憶装置の第1方向側の面と反対側の面とは、当該記憶装置を取付部の開口に挿入する際に、当該開口に対向する側とは反対側の面を示している。
本発明によれば、保持部材に設けられた把手を把持しつつ、記憶装置を開口内に挿入することができ、また、当該記憶装置を取付部内において第2方向に摺動することができる。従って、記憶装置の開口への挿入及び第2方向への摺動を容易に行うことができる。
本発明では、前記記憶媒体は、ハードディスクドライブであることが好ましい。
このようなハードディスクとしては、SerialATA(AT Attachment)規格に準拠した端子を有するハードディスクドライブや、UltraATA等の他のATA規格及びSCSI(Small Computer System Interface)規格に準拠したハードディスクドライブを例示することができる。
本発明によれば、半導体メモリカード等に比べて大きな寸法を有し、記憶容量の大きなハードディスクドライブを機器本体に適切に取り付けることができる。また、半導体メモリカードの場合では、当該半導体メモリカード自体が接続部に挿入される場合が多いのに対し、ハードディスクドライブの場合には、当該ハードディスクドライブに設けられた端子を接続部に挿入する必要が生じるため、当該端子と接続部との位置合わせが難しい。これに対し、前述のような構成を採用することにより、当該端子と接続部との接続を容易に行うことができる。さらに、SerialATA規格に準拠したハードディスクドライブの場合には、UltraATA等の他のATA規格やSCSI規格に準拠したハードディスクに比べて端子が小さいので、端子と接続部との位置合わせを適切かつ容易に行うことができる。
また、本発明の保持部材は、開口と、当該開口の内側に設けられた接続部とを有する電子機器の前記開口に挿入され、かつ、当該挿入方向に直交する方向に摺動することで前記接続部に接続される端子を有する記憶媒体を保持する保持部材であって、前記記憶媒体の前記開口への挿入方向に沿った面のうち、前記記憶媒体の前記端子が設けられた面に交差する面を覆う側面部を備え、前記側面部における前記記憶媒体の前記端子が設けられた側の端縁には、前記挿入方向の寸法が異なる複数の切欠が形成され、前記複数の切欠のうち、前記挿入方向の基端側の切欠の当該挿入方向の寸法は、前記挿入方向の先端側の切欠の当該挿入方向の寸法より大きく形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、当該本発明の保持部材を前述の電子機器に用いた場合、当該前述の電子機器と同様の効果を奏することができる。
すなわち、電子機器における開口に挿入された保持部材と、当該挿入方向である第1方向に直交する第2方向に保持部材が摺動した際に記憶媒体の端子が接続される接続部との間に、第1方向及び第2方向に直交する第3方向に突出した複数の突出部が電子機器側に設けられ、当該複数の突出部の第1方向の寸法が、保持部材に形成された複数の切欠の第1方向の寸法に対応している場合に、前述の電子機器と同様の効果を奏することができる。
具体的に、保持部材及び記憶媒体を電子機器の開口に挿入し、当該開口への挿入方向である第1方向と直交する方向である第2方向に摺動させた場合、保持部材に形成された複数の切欠に、当該複数の切欠に応じて形成された複数の突出部が嵌まり込むことで、接続部に対する記憶媒体の端子の位置を適切に位置合わせすることができる。
ここで、保持部材の側面部に形成された切欠のうち、第1方向基端側の切欠の当該第1方向の寸法は、第1方向先端側の切欠の当該第1方向の寸法に比べて大きい。このため、保持部材及び記憶媒体の一部のみが開口に挿入されている状態で、当該保持部材及び記憶媒体を第2方向に摺動させようとすると、各切欠の位置と各突出部の位置とが合わないため、保持部材及び記憶媒体の第2方向への摺動が規制される。また、当該状態で、第3方向を軸として保持部材及び記憶媒体を回動させようとした場合、突出部に、側面部における各切欠が形成されていない部分が当接するため、当該保持部材及び記憶媒体の回動が規制される。
従って、保持部材の複数の切欠に応じた位置に、複数の突出部が位置する場合にのみ、保持部材及び記憶媒体の第2方向への摺動が許容され、当該記憶媒体の端子を接続部に接続することができるので、記憶媒体と接続部とを適切に接続することができる。
本発明では、当該保持部材が前記開口に挿入された際に、当該開口端縁に当接する当接部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、開口端縁に当接する当接部が保持部材に設けられているので、前述の電子機器と同様に、当接部が開口端縁に当接するまで当該開口に保持部材及び記憶媒体を挿入すれば、保持部材及び記憶媒体の開口への挿入が完了することとなる。従って、保持部材及び記憶媒体の必要な挿入量を分かりやすくすることができる。
また、当接部が開口端縁に沿って摺動することとなるので、保持部材及び記憶媒体の第2方向への摺動を適切かつ容易に行うことができる。従って、接続部と記憶媒体の端子とを適切かつ容易に行うことができる。
本発明では、前記複数の切欠の端縁は、角が取れた曲線形状を有することが好ましい。
本発明によれば、各切欠内に突出部が嵌まり込む際に、当該切欠の端縁と突出部とが引っ掛かることを防ぐことができる。従って、切欠と突出部との位置合わせを容易に行うことができ、ひいては、記憶媒体の端子と接続部との接続を一層容易に行うことができる。
本発明では、当該保持部材の前記開口への挿入方向側とは反対側に設けられ、前記側面部に交差する他の側面部を備え、前記他の側面部には、当該保持部材を把持するための把手が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、前述の電子機器と同様に、保持部材及び記憶媒体を電子機器の開口に挿入する際に、当該挿入方向とは反対側に位置する保持部材の他の側面部に把手が設けられていることにより、開口への挿入が完了しても保持部材を保持することができる。従って、保持部材及び記憶媒体の開口への挿入を一層容易に行うことができるほか、当該保持部材及び記憶倍体の接続部に近接する方向への摺動を容易に行うことができる。
本発明では、前記記憶媒体は、ハードディスクドライブであることが好ましい。
本発明によれば、前述の電子機器の場合と同様に、記憶容量の大きなハードディスクドライブを電子機器に適切に取り付けることができ、ハードディスクドライブの端子と接続部との接続を容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)情報処理装置1の構成
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1を正面側から見た斜視図である。なお、図1においては、上部筐体21に取り付けられた蓋部材23を開放した状態を示している。
本実施形態の情報処理装置1は、使用者が操作するコントローラ(図示略)からの指示に応じて、あるいは自動で、CD、DVD及びBD等の光ディスク等の記録媒体や、各種半導体メモリカード及びHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体に記録または記憶された情報、並びに、接続されたネットワークから情報を取得し、当該取得情報に含まれる画像情報及び音声情報を再生するほか、当該取得情報に含まれるプログラムを実行する電子機器である。また、この情報処理装置1は、使用する光ディスクの種類によっては、当該光ディスクに対する情報の記録を行うことができるほか、装着された半導体メモリカード及びHDD等の記憶媒体への情報の記録を行うことができるように構成されている。このような情報処理装置1は、図示を省略するが、テレビジョン受像機等の画像表示装置と電気的に接続されており、コントローラを使用者が操作することにより、使用者の操作に応じた所定の処理を行い、当該処理結果から画像信号及び音声信号を当該画像表示装置に出力する。
この情報処理装置1は、外装筐体2(図1〜図3)と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図4〜図6)とを備えて構成されている。
(2)外装筐体2の構成
外装筐体2は、図1に示すように、全体略楕円柱状を有している。このような外装筐体2は、蓋部材23及び化粧板24が取り付けられる上部筐体21と、下部筐体22とから構成されている。
(2-1)上部筐体21の構成
上部筐体21は、円弧状の湾曲部分を有する箱型形状に形成され、下部筐体22と組み合わされてねじ固定される。この上部筐体21には、正面部211(図1)、化粧板24が取り付けられる上面部(図示省略)及び側面部213(図1),214(図2)が形成されている。
正面部211は、図1において示す手前側の面であり、当該正面部211の略中央及び左端には、面外方向に突出する突出部2111,2112が設けられている。これら突出部2111,2112に挟まれた領域には、カードスロット部2113が形成されており、当該カードスロット部2113には、各種半導体メモリカード(以下、「メモリカード」と略す場合がある)を挿抜可能な3つの開口21131が形成されている。これら開口21131を介して、外装筐体2内に設けられた後述するリーダライタ351の各種メモリカードに対応する挿入部が露出する。なお、このカードスロット部2113は、上部筐体21に回動時材に支持された蓋部材23により覆われている。
正面部211の右側には、直径12cmの光ディスクに対応したディスク挿入口2114が正面部211の長手方向に沿って形成されている。このディスク挿入口2114に挿入された光ディスクは、後述する装置本体3を構成するディスクユニット33に挿入される。
(2-2)下部筐体22の構成
下部筐体22は、図1に示すように、直方体と半円柱とを組み合わせた形状を有し、半円柱状部分を向い合わせるように前述の上部筐体21と組み合わさる。
この下部筐体22は、上部筐体21と対向する側に、後述する装置本体3を収納するための開口を有し、当該下部筐体22には、正面部221(図1)、側面部222(図1),223(図2)、背面部224(図2)、脚部が設けられた底面部(図示省略)及び内面部(図示省略)が形成されている。なお、開口は、前述の上部筐体21により閉塞される。また、図示を省略したが、底面部に設けられた脚部により、情報処理装置1は横置きが可能となっている。
正面部221(図1における手前側の部分)の左側には、4つの略矩形状を有する開口2211が形成されている。これら開口2211を介して、装置本体3を構成する制御基板5(図10及び図11)に設けられ、かつ、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したA端子を接続可能な端子531(図8)がそれぞれ露出する。
図2は、情報処理装置1を背面側から見た斜視図である。
側面部223の両端には、図2に示すように、ゴム等により形成された脚部2231が形成されている。この側面部223に形成された脚部2231、及び、当該側面部223と外装筐体2における同じ面を構成する上部筐体21の側面部214に形成された脚部2141,2142を設置面に当接させるように配置することで、情報処理装置1の縦置きが可能となっている。
また、側面部223の略中央には、略矩形状の開口2232が形成されており、当該開口2232を介して、後述するHDD(Hard Disk Drive)ユニット38が取り付けられる。この開口2232は、当該開口2232に応じた形状を有する蓋部材25により閉塞されている。
さらに、開口2232の下方には、側面部223の長手方向に沿って複数の吸気口2233が形成されている。
背面部224には、図2に示すように、外装筐体2内部に収納された制御基板5に設けられた各種端子が露出する開口2241〜2244が、当該背面部224の長手方向に沿って形成されている。
具体的に、開口2241〜2244には、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子、IEEE802.3iに準拠し、10Base−T及び100Base−TX等のLAN(Local Area Network)ケーブルが接続可能な端子、USB規格に準拠したB端子が接続可能な端子、及び、一端側に映像用の1本の端子及び音声用の2本の端子が設けられた同軸ケーブルの他端側が接続可能な端子がそれぞれ露出する。
さらに、背面部224における右端には、主電源をオン/オフする電源スイッチ2245が設けられ、当該電源スイッチ2245の下方に、電源ケーブル(図示省略)が接続されるインレットコネクタ2247が露出する開口2246が形成されている。
(3)装置本体3の構成
図3は、装置本体3を正面側から見た斜視図であり、図4は、装置本体3を示す分解斜視図である。
装置本体3は、本発明の機器本体に相当し、外装筐体2内に収納されている。この装置本体3は、図3及び図4に示すように、制御ユニット31、冷却ユニット32、ディスクユニット33、電源ユニット34、リーダライタユニット35、板ばね36(図4)及びねじ(図4)を備えて構成されている。そして、装置本体3は、これら各ユニット31〜35及び板ばね36が互いにねじ37等により固定され、一体的に組み合わさっている。
このうち、ディスクユニット33は、後述する制御ユニット31による制御下で、ディスク挿入口2114(図1)を介して挿入された前述の各種光ディスクに記録された画像、映像及びプログラム等の情報を読出し、当該情報を、制御ユニット31を構成する制御基板5に出力する。また、ディスクユニット33は、挿入された光ディスクに対し、前述のような情報の記録を行う。
このディスクユニット33は、詳しい図示を省略するが、ユニット本体331と、当該ユニット本体331を内部に収納する金属製の筐体332とを備えて構成されている。このうち、筐体332の正面には、直径12cmの光ディスクが挿抜される開口3321が形成されている。
電源ユニット34は、装置本体3に駆動電力を供給するものである。具体的に、電源ユニット34は、外装筐体2に設けられたインレットコネクタ2247(図2)に入力した商用交流電流を直流変換し、装置本体3を構成する各電子部品に応じた電圧に昇圧及び減圧して、当該各電子部品に供給する。この電源ユニット34は、制御ユニット31を構成する後述する制御基板5に設けられた電源接続端子57(図7)と接続され、当該制御基板5を介して、各電子部品に駆動電力を供給する。
リーダライタユニット35は、後述する制御基板5による制御下で、前述の上部筐体21のカードスロット部2113に形成された各開口21131を介して挿入された各種メモリカードに対する情報の読出及び記憶を実行する。このリーダライタユニット35は、メモリカードが挿抜されるリーダライタ351と、当該リーダライタ351の動作を制御する基板352とを備えて構成されている。このうち、基板352には、制御基板5から制御信号が入力し、当該制御信号に応じた動作をリーダライタ351に実行させる。このようなリーダライタユニット35は、後述する制御ユニット31を構成するサブフレーム6上に支持固定される。
(4)制御ユニット31の構成
制御ユニット31は、装置本体3、ひいては、情報処理装置1の駆動を制御するユニットである。この制御ユニット31は、図3及び図4において示したように、メインフレーム4と、制御基板5と、サブフレーム6とを備えて構成されている。
(4-1)メインフレーム4の構成
図5及び図6は、メインフレーム4を上方及び下方から見た斜視図である。
メインフレーム4は、後述するサブフレーム6とともに制御基板5を挟持し、後述する冷却ユニット32上に載置されるフレーム部材である。このメインフレーム4は、平面視略長方形状を有する平板状に形成され、放熱及びEMI(Electro Magnetic Interference、電磁干渉)を考慮してアルミ等の金属により形成されている。また、メインフレーム4の中央には、図5に示すように、下面側、すなわち、制御基板5に対向する側とは反対側に没入した凹部40が形成されている。この凹部40と後述するサブフレーム6の凹部60とにより形成される空間内に制御基板5が収納配置され、メインフレーム4は、当該メインフレーム4に取り付けられる制御基板5上に配設された各種チップが押圧されないように形成されている。
メインフレーム4には、図5及び図6に示すように、略中央に平面視略矩形状の開口41,42が並列するように形成されている。これら開口41(図5における左側),42(図5における右側)は、後述する制御基板5に配設されたCPU(Central Processing Unit)51及びGPU(Graphics Processing Unit)52(ともに図11)に対応する位置に形成され、当該CPU51及びGPU52は、開口41,42を介して、メインフレーム4の下面側に露出する。
また、メインフレーム4の左側(図5における左側であり、下部筐体22の側面部223に近接する側)で、かつ、背面側には、略矩形状の開口402が形成されている。この開口402が形成された部分の下面側(図6における右側)には、後述するHDDユニット38が取り付けられるHDD取付部49が設けられている。
このHDD取付部49は、本発明の取付部に相当し、全体略直方体形状を有している。また、このHDD取付部49の左側(下部筐体22の側面部223(図2)に近接する側であり、図6における右側)には、略矩形状の開口4911が形成されており、当該開口4911及び下部筐体22の側面部223に形成された開口2232を介して、HDDユニット38がHDD取付部49内に収納される。そして、開口402を介してHDD取付部49内に露出する制御基板5のコネクタ58(図8)と、HDDユニット38の端子3811(図17)とが接続されると、制御基板5による制御下で、HDDユニット38に対する情報の読出及び記録が可能となる。なお、HDD取付部49の構造については、後に詳述する。
(4-2)制御基板5の構成
図7及び図8は、制御基板5を上方及び下方から見た斜視図である。
制御基板5は、装置本体3、ひいては、情報処理装置1全体を制御するものであり、集積回路であるCPU51(図8における右側)及びGPU52(図8における左側)のほか、詳しい図示を省略したが、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び、チップセット等の各種IC(Integrated Circuit)チップ等が実装された回路基板として構成されている。そして、制御基板5は、CPU51及びGPU52を含めた各種ICチップが実装される面、すなわち、各ICチップのケーシングが配置される下面を、メインフレーム4に対向させ、かつ、抵抗等の素子の端子が露出する上面を、サブフレーム6に対向させるようにして配置される。
制御基板5の略中央には、図7及び図8に示すように、制御ユニット31と後述する冷却ユニット32とを固定するねじ37(図7)が挿通する4つの孔部54が形成されている。また、制御基板5の左側(図7における左側)には、略矩形の開口50が形成され、当該開口50には、電源接続端子57が下方から嵌合されている。
制御基板5の下面側(メインフレーム4に対向する側)で、かつ、正面側(図8における手前側)には、図8に示すように、2つのUSB端子531が設けられた端子接続部53が、並列するように2つ設けられている。これら端子接続部53は、メインフレーム4を挿通し、下部筐体22の開口2211から露出する。これらUSB端子531は、USB規格に準拠したコネクタのA端子が挿抜可能に構成されている。
また、制御基板5の下面側には、図8に示すように、後述するHDDユニット38が接続されるコネクタ58、並びに、下部筐体22の背面部224に形成された開口2241〜2244から露出する各種端子59(開口2244から露出する端子は図示省略)等が設けられている。
このうち、コネクタ58は、HDDユニット38に設けられた端子3811と接続される端子を内部に有する接続部581と、当該接続部581を支持する支持部582とを備え、これら接続部581と支持部582とが組み合わされ、図8における左右方向のうちいずれか一方向から見た場合に、制御基板5の中央に向かって開口した略U字状に構成されている。
接続部581は、側面視略逆L字状に形成されており、一端が支持部582から突出するように当該支持部582に取り付けられている。この接続部581における支持部582からの突出方向先端側の面には、HDDユニット38の端子3811が挿抜される開口5811が形成され、当該開口5811の内側には、当該端子3811に接続される端子が内蔵されている。また、この開口5811の幅方向両端には、当該開口5811を挟むように、開口5811の形成位置より突出したピン5812が形成されている。これらピン5812は、端子3811が開口5811に挿入される際に、当該端子3811を案内する。
このような接続部581は、支持部582からの突出方向とは反対方向、及び、当該突出方向に略直交する方向に揺動可能に、当該支持部582に取り付けられている。このため、開口5811に対するHDDユニット38の端子3811の位置がずれた場合でも、接続部581が揺動して、当該開口5811内に端子3811が適切に挿入される。また、このように接続部581全体が支持部582に対して揺動することにより、接続部581内に設けられた端子同士が接触することを防ぐことができる。
支持部582は、側面視略L字状に形成され、制御基板5上に取り付けられている。この支持部582における制御基板5に近接する側には、制御基板5の下面と略平行で、かつ、接続部581の突出方向と同方向に突出する突出部5821が形成されている。
この突出部5821は、接続部581より支持部582からの突出量が大きい板状に形成されており、当該突出部5821は、メインフレーム4の開口402を介してHDD取付部49の端部側に位置した際に、後述するHDD取付部49の切欠4921(図15)の上面493側の部分を塞ぐように配置される。このため、前述の下部筐体22に形成された開口2232が開放された際に、HDD取付部49を介して、制御基板5上の電子部品を目視しづらくしている。
(4-3)サブフレーム6の構成
サブフレーム6は、メインフレーム4とともに制御基板5を支持するとともに、前述のディスクユニット33、電源ユニット34及びリーダライタユニット35を支持するフレーム部材である。このサブフレーム6は、メインフレーム4と同様に、放熱及びEMIを考慮してアルミ等の金属により形成されている。このサブフレーム6は、図4において示したように、平面視略長方形状の平板状に形成され、略中央部分には、制御基板5と対向する側とは反対側に没入した凹部60が形成されている。そして、前述のように、凹部60と、メインフレーム4の凹部40とにより形成される空間内に、前述の制御基板5が収納配置される。
また、サブフレーム6には、制御基板5のCPU51及びGPU52に応じた略中央に、板ばね36が嵌まり込む開口61(図4における左側),62(図4における右側)が形成されている。さらに、図示を省略したが、サブフレーム6の下面側(制御基板5と対向する側)には、開口60,61の一部を塞ぎ、かつ、制御基板5と板ばね36との間に介装される板状体が設けられている。
(5)冷却ユニット32の構成
図9は、制御ユニット31に組み合わせた冷却ユニット32を下方から見た斜視図である。
冷却ユニット32は、前述のように、板ばね36により、制御ユニット31と一体となり、当該制御ユニット31を構成する制御基板5を冷却するほか、外装筐体2外部から冷却空気を導入する過程で、当該冷却空気の流路上に位置する電源ユニット34やHDDユニット38等を冷却する冷却手段である。この冷却ユニット32は、図9に示すように、一部がメインフレーム4のHDD取付部49を覆うようにして配置される。
冷却ユニット32は、略円筒状の回転軸の外周に放射状に形成された羽根部材3211を有し、かつ、当該回転軸及び羽根部材3211を回転させるモータ(図示省略)を備えた送風部321と、これらを内部に収納する筐体322とを備えて構成されている。
このうち、筐体322における下部筐体22の底面に対向する下面部323には、図9に示すように、略円形状の吸気口3231が形成されている。また、当該筐体322の側面のうち、互いに直交する側面には、排気口327,328が形成されている。
(6)HDD取付部49の構成
図10は、蓋部材25を取り外した状態の情報処理装置1を側面部223側から見た概要斜視図である。また、図11は、HDDユニット38と外装筐体2とを示す斜視図であり、図12は、HDDユニット38を開口2232に挿入した状態の情報処理装置1を拡大して示す概要斜視図である。
外装筐体2を構成する下部筐体22の側面部223には、前述のように、開口2232が形成されており、図10に示すように、当該開口2232を介して、HDDユニット38は、外装筐体2内部に収納される。この開口2232の内側には、図11に示すように、前述の制御ユニット31のメインフレーム4に設けられたHDD取付部49が接続されている。そして、図12に示すように、開口2232を介してHDDユニット38をHDD取付部49の開口4911内に挿入し、図10に示すように、当該HDDユニット38の挿入方向に直交する方向である背面部224側に摺動させることにより、HDDユニット38は、前述のコネクタ58に接続される。
図13は、HDD取付部49と、当該HDD取付部49内に収納されたHDDユニット38とを示す斜視図である。
HDD取付部49は、図13に示すように、放熱及びEMIを考慮してアルミや鉄等の金属により形成された全体略直方体形状の枠状体であり、全体に冷却空気を導入するための略円形状の複数の穴が穿設されている。このHDD取付部49は、HDDユニット38に応じた形状に形成されている。具体的に、HDD取付部49は、開口4911から見て、当該HDD取付部49内の奥行き方向(図13におけるX方向)の寸法、及び、高さ方向(図13におけるZ方向)の寸法が、HDDユニット38のそれぞれ同じ方向の寸法と略同じとなり、当該HDD取付部49内の幅方向(図13におけるY方向)の寸法が、HDDユニット38の同じ方向の寸法より大きくなるように形成されている。そして、これら各方向のうち、奥行き方向(X方向)は、HDDユニット38の開口4911への挿入方向(本発明の第1方向)であり、幅方向(Y方向)は、HDDユニット38のHDD取付部49内における摺動方向、すなわち、HDD取付部49内に収納されたHDDユニット38がコネクタ58(図8)に近接する方向(本発明の第2方向)である。また、高さ方向(Z方向)は、これらX方向及びY方向に直交する方向(本発明の第3方向)である。
図14は、HDD取付部49を示す側面図である。具体的に、図14は、HDD取付部49を開口4911側から見た側面図である。なお、以下の図14〜図22に示すX、Y及びZ方向は、図13で示した各方向と同じである。
HDD取付部49の幅方向(Y方向)に沿った側面のうち、側面部223に形成された開口2232に対向する側面491には、図13及び図14に示すように、当該開口2232に接続される開口4911が形成され、当該開口4911を介して、HDDユニット38がHDD取付部49内に挿入される。また、HDD取付部49には、開口4911のZ方向とは反対方向(下部筐体22の底面に向かう方向)側の端縁から垂下する正面視略矩形状の垂下部4912が形成されている。
この垂下部4912には、開口4911と接続され、かつ、HDD取付部49の内側に向かって没入したガイド部4913が形成されている。このガイド部4913は、正面視略逆台形形状に形成されており、当該ガイド部4913には、後述するHDDユニット38の当接部38211が当接する。そして、このガイド部4913は、HDDユニット38のHDD取付部49内でのY方向への摺動を案内するとともに、摺動範囲を規定している。また、このガイド部4913内には、HDDユニット38をHDD取付部49内に固定するねじ383(図13)が取り付けられる孔部4914が形成されている。
図15は、HDD取付部49を示す平面図である。詳述すると、図15は、HDD取付部49をメインフレーム4に対向する側から見た図である。また、図16は、HDD取付部49とコネクタ58とを示す斜視図である。
HDD取付部49の側面491に直交する面のうち、Y方向先端側に位置する側面492には、図15及び図16に示すように、略中央部分に切欠4921が形成されている。この切欠4921は、一部が上面493に延出しており、このため、上面493は、側面492側が略半長円形状に切り欠かれている。
HDD取付部49の底面494、すなわち、下部筐体22に対向し、Z方向の基端側に位置する底面494には、側面492側(Y方向側)に延出する2つの延出部4941が形成されている。これら延出部4941には、制御基板5に設けられたコネクタ58の支持部582がねじ4942により固定される。これにより、側面492に形成された切欠4921内にコネクタ58が位置し、当該コネクタ58を構成する接続部581の開口5811及びピン5812が、HDD取付部49内に配置される。この際、コネクタ58の支持部582に形成された突出部5821(図8)が、上面493の切欠部分に嵌まり込み、当該切欠部分を介して、制御基板5上の電子部品が露出することが防がれる。さらに、コネクタ58と、金属製のHDD取付部49とが接続されるので、当該コネクタ58に流れる不要な輻射ノイズをHDD取付部49に導通させることができ、EMI対策を施すことができる。
また、底面494の側面492に近接する位置には、上面493に向かって(Z方向先端側に向かって)突出した2つの突出部4943,4944が形成されている。具体的に、突出部4943,4944は、底面494において、側面491に形成された開口4911のY方向の端縁から、側面492の切欠4921から露出するコネクタ58の接続部581に至る範囲内で、かつ、X方向に沿った直線上に所定の間隔を隔てて形成されている。
このうち、開口4911に近接する側に形成された突出部4943は、平面視略長円形状に形成され、開口4911から離間する側に形成された突出部4944は、平面視略円形状に形成されている。これら突出部4943,4944の高さ方向(Z方向)の寸法は、後述するHDDユニット38を構成する保持部材382の底面部3822(図18)の厚さ寸法程度に設定されており、当該突出部4943,4944は、HDDユニット38がコネクタ58と接続される際に、当該HDDユニット38を構成するHDD381の端子3811(図17)に干渉しないように形成されている。これら突出部4943,4944は、HDDユニット38が、HDD取付部49内に挿入され、Y方向に摺動した際に、保持部材382に形成された切欠38223,38224(図18及び図19)に嵌まり込むことで、HDD381の端子3811とコネクタ58の接続部581との位置合わせが行われ、当該HDD381の接続部581への接続が案内される。
(7)HDDユニット38の構成
図17は、HDDユニット38を示す斜視図である。
HDDユニット38は、前述のように、画像情報、音声情報及び各種プログラムを記憶可能に構成されており、制御基板5による制御下で駆動して、記憶した情報を制御基板5に出力し、また、当該制御基板5から入力する情報を記憶する記憶装置である。このHDDユニット38は、図17に示すように、記憶媒体としてのHDD381と、当該HDD381を保持する保持部材382とを備えて構成されている。
このうち、HDD381は、本実施形態では、2.5インチのHDDであり、Y方向先端側に位置する側面に、前述のコネクタ58の接続部581に接続される端子3811が設けられている。この端子3811は、SerialATA規格に準拠したホットプラグ対応の端子で構成されているが、例えば、UltraATA規格やSCSI規格等の他の規格に準拠した端子で構成してもよい。
保持部材382は、Y方向から見て略U字状を有する部材であり、HDDユニット38をHDD取付部49の開口4911に挿入する側に形成された側面部3823と、当該側面部3823とは反対側に形成された側面部3821と、当該側面部3821,3823にそれぞれ直交し、かつ、HDD381が載置される底面部3822とを備えて構成されている。
側面部3821は、本発明の他の側面部に相当し、正面視略長方形状に形成され、HDD38の側方を覆う寸法に形成されている。この側面部3821には、幅方向(Y方向)の両端近傍に、2つの孔部(図示省略)が形成されており、当該孔部には、保持部材382にHDD381を固定するねじ384が挿通する。
また、側面部3821の略中央には、下方(Z方向とは反対方向)に延出し、前述のHDD取付部49に形成されたガイド部4913(図14)に当接する当接部38211が形成されている。この当接部38211におけるHDDユニット38の挿入方向先端側(X方向先端側)の面が、ガイド部4913に当接し、当該ガイド部4913に沿って摺動することにより、HDDユニット38のY方向への摺動が案内されるとともに、当該Y方向への摺動範囲が規定される。そして、当接部38211の略中央には、略矩形状の孔部38212が形成されており、当該孔部38212には、HDDユニット38をHDD取付部49に固定する前述のねじ383(図13)が挿通する。
さらに、側面部3821の略中央には、高さ方向(Z方向)に沿って2つの取付部38213が突設され、当該取付部38213には、HDDユニット38を把持するための把手385が回動自在に取り付けられている。
具体的に、把手385は、互いに平行で、かつ、逆方向に延出した2つの延出部3851と、これら延出部3851に挟まれ略U字状に形成された把持部3852とを有している。そして、これら延出部3851は、取付部38213にZ方向を軸として回動自在に取り付けられており、これにより、把持部3852が図17における手前側に回動することで、HDDユニット38を把持できるように構成されている。
図18は、HDDユニット38を構成する保持部材382を示す平面図である。
底面部3822は、本発明の側面部に相当し、HDD381の底面寸法に応じた平面視略矩形状に形成されている。この底面部3822には、図18に示すように、HDD381に冷却空気を導入するための複数の孔部が穿設されている。
また、底面部3822におけるHDD381に対向する面の四隅には、当該HDD381の位置ずれを防止する突出部38221がそれぞれ形成され、また、Y方向先端側の端部の隅部には、HDD381を保持部材382に固定するねじ(図示省略)が挿通する孔部38222が形成されている。
図19は、HDD取付部49にHDDユニット38を取り付けた状態を底面側から見た斜視図である。なお、図19においては、HDDユニット38を構成するHDD381の図示を省略している。
さらに、底面部3822におけるY方向先端側の端部には、図18及び図19に示すように、それぞれ寸法の異なる平面視略矩形状の切欠38223,38224が形成されている。詳述すると、側面部3821に近接する側の切欠38223は、当該側面部3821から離間する側の切欠38224に比べて大きく形成されている。これら切欠38223,38224は、前述のHDD取付部49に形成された突出部4943,4944(図15及び図16)に応じた寸法で形成されている。具体的に、切欠38223は、突出部4943に応じた寸法に形成され、切欠38224は、突出部4944に応じた寸法に形成されている。また、これら切欠38223,38224の端縁は、角が取れた曲線形状を有している。そして、切欠38223,38224には、HDDユニット38をHDD取付部49に取り付けた際に、図19に示すように、突出部4943,4944がそれぞれ嵌まり込む。
(8)HDDユニット38のHDD取付部49への取付
以下に、HDDユニット38のHDD取付部49への取付について説明する。
図20は、HDDユニット38の一部をHDD取付部49の開口4911に挿入した状態を示す模式図であり、図21は、HDDユニット38を完全にHDD取付部49に挿入した状態を示す模式図である。また、図22は、HDDユニット38を摺動させてHDD取付部49に取り付けた状態を示す模式図である。なお、図20〜図22においては、HDD381の図示を省略している。
まず、把手385を把持した状態で、当該把手385が設けられた側面部3821とは反対側、すなわち、側面部3823側から、下部筐体22の開口2232及びHDD取付部49の開口4911を介して、HDD取付部49内に挿入する。この際、HDDユニット38の保持部材382に形成された側面部3821の当接部38211(図17)と、HDD取付部49の側面491に形成されたガイド部4913(図13及び図14)とが対応するようにして、HDDユニット38を、HDD取付部49に挿入する。
この時、HDDユニット38の一部のみがHDD取付部49内に挿入された状態では、図20に示すように、HDDユニット38の保持部材382に形成された切欠38223,38224と、HDD取付部49の突出部4943,4944とのそれぞれの位置が対応していない。このため、高さ方向(Z方向)を回動軸としてHDDユニット38を回動しようとしても、切欠38223,38224に突出部4943,4944が嵌まり込まず、コネクタ58に近接する側(Y方向先端側)の底面部3822の端部のうち、切欠38223,38224が形成されていない部分が、これら突出部4943,4944に当たるため、当該HDDユニット38の回動が規制される。また、この状態でHDDユニット38をY方向に摺動させようとした場合でも、底面部3822のY方向側端部が、開口4911の端縁、及び、突出部4943にそれぞれ当たるため、HDDユニット38のY方向への摺動が規制される。これにより、HDDユニット38のY方向側の端部がコネクタ58に傾斜して当接し、当該コネクタ58が損傷することを防ぐことができる。
HDDユニット38をHDD取付部49内に挿入していくと、HDDユニット38の保持部材382に形成された当接部38211(図17)が、HDD取付部49のガイド部4913(図13及び図14)に当接し、当該HDDユニット38のX方向への更なる挿入が規制される。これにより、HDDユニット38のHDD取付部49への挿入が完了したこととなる。
この状態では、図21に示すように、保持部材382に形成された切欠38223,38224と、HDD取付部49に形成された突出部4943,4944との位置が対応する。具体的に、開口4911に近接する側に形成された平面視長円形状の突出部4943に対して、幅寸法の大きい切欠38223が対応する位置に配置され、かつ、開口4911から離間する側に平面視略円形状に形成された突出部4944に対して、幅寸法の小さい切欠38224が対応する位置に配置される。
このように、当接部38211がガイド部4913に当接した状態で、当該当接部38211がガイド部4913に沿うようにして、HDDユニット38をコネクタ58に近接する方向(Y方向)に摺動させると、図22に示すように、保持部材382に形成された切欠38223,38224に突出部4943,4944が嵌まり込み、HDDユニット38のY方向への更なる摺動が可能となる。そして、ガイド部4913により、当接部38211のY方向への摺動が規制されるまで、HDDユニット38をY方向に摺動させると、当該HDDユニット38のHDD381に設けられた端子3811(図17)がコネクタ58の接続部581(図16)に接続される。これにより、HDDユニット38のHDD取付部49への取付が完了する。
この後、HDDユニット38の保持部材382に設けられた把手385を、側面部3821に沿わせ、下部筐体22に形成された開口2232を蓋部材25により閉塞することにより、HDDユニット38の情報処理装置1への取付が完了する。
(9)実施形態の効果
以上のような本実施形態の情報処理装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、HDD取付部49の底面494におけるコネクタ58側の端部近傍で、かつ、HDDユニット38の挿入方向(X方向)に沿った直線上に、2つの突出部4943,4944が形成され、HDDユニット38の保持部材382の底面部3822には、当該突出部4943,4944が嵌まり込む切欠38223,38224が形成されている。これら突出部4943,4944のうち、開口4911に近接する側に形成された突出部4943の当該挿入方向の寸法は、開口4911から離間した側に形成された突出部4944の寸法より大きく形成されている。
これによれば、HDDユニット38を、開口4911を介してHDD取付部49内に挿入する際に、突出部4943,4944が形成された底面494と、切欠38223,38224が形成された底面部3822とが互いに対向する向きでHDDユニット38を挿入しないと、コネクタ58に向かって(すなわち、Y方向に向かって)HDDユニット38を摺動させても、突出部4943,4944が切欠38223,38224に嵌まり込まないため、HDD38の端子3811とコネクタ58の接続部581とが接続されない。このため、端子3811と接続部581とが誤った向きでは接触しないため、接続部581を保護することができる。
また、同様に、HDDユニット38の一部が、HDD取付部49内に挿入された状態では、突出部4943,4944と切欠38223,38224との位置が合わないため、当該状態でHDDユニット38を回動させても、突出部4943,4944に保持部材382の底面部3822におけるY方向側の端部が当たる。このため、端子3811が接続部581に傾斜した状態で当接することがないので、同じく接続部581を保護することができる。従って、適切な向きで、かつ、適切な位置までHDDユニット38がHDD取付部49内に挿入されない場合には、コネクタ58への端子3811の接続が規制されるので、端子3811及び接続部581の損傷を防ぐことができる。また、これにより、突出部4943,4944と切欠38223,38224との位置が合うようにHDDユニット38を挿入した場合に、適切に端子3811と接続部581とを接続することができる。
さらに、HDD取付部49は、枠状に形成され、当該HDD取付部49の内部におけるHDDユニット38の挿入方向(X方向)及び高さ方向(Z方向)の寸法は、HDDユニット38における同方向の寸法とそれぞれ略同じであり、また、当該内部におけるHDDユニット38の摺動方向(Y方向)の寸法は、HDDユニット38の同方向の寸法より大きい。これによれば、HDD取付部49にHDDユニット38を挿入した際には、当該挿入方向(X方向)及び高さ方向(Z方向)の動きが規制されるので、HDD取付部49内でのHDDユニット38のがた付きを抑制することができる。また、HDDユニット38を摺動方向(Y方向)に摺動させる場合には、上記のような寸法に形成された枠状のHDD取付部49により当該摺動が案内されるので、HDDユニット38の摺動を容易に行うことができ、コネクタ58との接続工程を簡略化することができる。
また、突出部4943,4944がHDD取付部49に形成され、当該突出部4943,4944に応じた切欠38223,38224がHDDユニット38の保持部材382に形成されている。これによれば、保持部材382側に突出部を設けた場合のように、厚さ寸法が大きくなることを防ぐことができる。従って、HDDユニット38の小型化を図ることができ、当該HDDユニット38の取扱いを簡略化することができる。
また、開口4911の下方に垂下する垂下部4912には、凹状のガイド部4913が形成され、保持部材382には、当該ガイド部4913に当接する当接部38211が形成されている。これによれば、HDD取付部49に対するHDDユニット38の向きを分かりやすくすることができるとともに、HDDユニット38の摺動時の位置ずれを防止することができる。従って、開口4911へのHDDユニット38の誤挿入を防止することができるとともに、当該HDDユニット38の摺動を一層容易に行うことができる。
また、突出部4943,4944は、それぞれ平面視略長円形状及び円形状に形成され、HDDユニット38の挿入方向に沿った両端が曲面形状を有している。ここで、突出部に角が形成されている場合には、当該角と切欠38223,38224の端縁とが引っ掛かりやすくなるため、適切に切欠38223,38224内に突出部を配置させることが煩雑となる。これに対し、突出部4943,4944が前述の形状を有していることにより、HDDユニット38をコネクタ58に向かって摺動させる際に、当該突出部4943、4944を切欠38223,38224内に配置させやすくすることができる。
さらに、切欠38223,38224の端縁は、角が取れた曲線形状を有するので、このような突出部4943,4944と切欠38223,38224の端縁との引っ掛かりを一層抑制することができる。
従って、突出部4943,4944を切欠38223,38224内に速やかに嵌め込むことができ、HDDユニット38をコネクタ58に迅速かつ適切に接続することができる。
また、HDDユニット38を構成する保持部材382の側面部3821には、把手385が設けられている。この側面部3821は、当該HDDユニット38の挿入方向とは反対側の部分であり、HDDユニット38を挿入する際に、開口4911の外側に露出する部分である。これによれば、把手385によりHDDユニット38を把持したまま、開口4911に挿入することができ、また、当該HDDユニット38をコネクタ58側に摺動させることができる。従って、HDDユニット38の開口4911への挿入動作、及び、コネクタ58への接続動作を一層簡易に行うことができる。
さらに、HDDユニット38は、HDD381を備えて構成されており、当該HDD381より小さなコネクタ58の接続部581と、HDD381の端子3811とを接続する必要がある。これに対し、HDDユニット38の保持部材382に形成された切欠38223,38224と、HDD取付部49に形成された突出部4943,4944とにより、端子3811と接続部581との接続時のHDDユニット38とコネクタ58との位置合わせを容易に、かつ、適切に行うことができる。従って、HDD381のように大きな寸法を有する記憶媒体であっても、外装筐体2外から内部に設けられたHDD取付部49及びコネクタ58に対して、取付及び接続の各動作を簡易に行うことができる。
(10)実施形態の変形
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、HDD取付部49に2つの突出部4943,4944を形成し、HDDユニット38の保持部材382に当該突出部4943,4944に応じた切欠38223,38224を形成したが、本発明はこれに限らない。すなわち、保持部材382に複数の突出部を設け、当該複数の突出部に応じた切欠をHDD取付部49に形成してもよい。また、これら突出部及び切欠の数は適宜設定してよい。さらに、突出部4943,4944は、底面494に形成されるとしたが、上面493から底面494に向う方向に突出するように設けてもよい。
前記実施形態では、HDD取付部49は、枠状に形成されているとしたが、本発明はこれに限らず、例えば、断面視略L字状に形成された板状体としてもよい。このような場合、一方の面にHDDユニット38を挿入するための開口を形成し、他方の面に沿ってHDDユニット38の挿入方向に直交する方向に摺動させることでコネクタ58に接続される構成とし、当該コネクタ58近傍に突出部または切欠を形成するようにすればよい。逆に、保持部材382を、HDD381を覆う枠状に形成してもよい。
前記実施形態では、開口4911から垂下する垂下部4912にガイド部4913が形成され、HDDユニット38の保持部材382には、ガイド部4913に当接する当接部38211が形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、ガイド部及び当接部をそれぞれHDD取付部49及び保持部材382に設ける場合には、それぞれの位置が対応するように設けてあればよい。
前記実施形態では、突出部4943,4944は、それぞれ平面視略長円形状及び略円形状に形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、それぞれ寸法の異なる平面視略円形状に形成してもよい。すなわち、開口4911に近接する側に形成された突出部4943のHDDユニット38の挿入方向に沿った寸法が、開口4911から離間する側に形成された突出部4944の当該挿入方向に沿った寸法より大きければ、形状は問わない。なお、当該挿入方向に沿った方向の両端の角が取れた形状を各突出部が有していれば、当該角が保持部材382の切欠38223,38224に引っ掛かりづらくなるので、突出部4943,4944と切欠38223,38224との位置合わせを速やかに行うことができる。
前記実施形態では、保持部材382には、HDDユニット38の開口4911への挿入側とは反対側の側面部3821に把手385が設けられ、当該把手385は、側面部3821の取付部38213に回動自在に設けられているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、把手は回動する必要はなく、側面部3821から突設されていてもよい。すなわち、HDDユニット38を把持しやすく、当該HDDユニット38のコネクタ58への摺動を容易にできるのであれば、他の形状でもよい。
前記実施形態では、記憶装置として、記憶媒体であるHDD381を備えたHDDユニット38を例示したが、本発明はこれに限らない。例えば、記憶媒体として半導体メモリを備えた記憶装置として構成することも可能である。
前記実施形態では、電子機器として、光ディスク、メモリカード及びHDDユニット38から取得した情報、及び、ネットワークを介して取得した情報に含まれる画像情報及び音声情報を再生可能に構成され、また、当該情報に含まれるプログラムを実行可能に構成された情報処理装置1を例示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、情報を記憶する記憶装置を挿抜可能に構成され、当該記憶装置への情報の読出及び記憶を制御可能な電子機器であれば、他の構成でもよい。また、PC等の外部機器として構成され、当該PCから入力する信号に応じて記憶装置に対して情報の読取及び記憶の少なくともいずれかを実行する電子機器に、本発明を適用することも可能である。
本発明は、電子機器に利用でき、特に、記憶装置を挿抜可能に構成された電子機器に好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置を正面側から見た斜視図。 前記実施形態における情報処理装置を背面側から見た斜視図。 前記実施形態における装置本体を正面側から見た斜視図。 前記実施形態における装置本体を示す分解斜視図。 前記実施形態におけるメインフレームを上方から見た斜視図。 前記実施形態におけるメインフレームを下方から見た斜視図。 前記実施形態における制御基板を上方から見た斜視図。 前記実施形態における制御基板を下方から見た斜視図。 前記実施形態における制御ユニット及び冷却ユニットを下方から見た斜視図。 前記実施形態における蓋部材を外した情報処理装置を示す斜視図。 前記実施形態におけるHDDユニットと外装筐体を示す斜視図。 前記実施形態におけるHDDユニットを挿入した情報処理装置を拡大して示す概要斜視図。 前記実施形態におけるHDD取付部及びHDDユニットを示す斜視図。 前記実施形態におけるHDD取付部を示す側面図。 前記実施形態におけるHDD取付部を示す平面図。 前記実施形態におけるHDD取付部及びコネクタを示す斜視図。 前記実施形態におけるHDDユニットを示す斜視図。 前記実施形態におけるHDDユニットの保持部材を示す平面図。 前記実施形態におけるHDD取付部及びHDDユニットを底面側から見た斜視図。 前記実施形態におけるHDDユニットの一部をHDD取付部に挿入した状態を示す模式図。 前記実施形態におけるHDDユニットを完全にHDD取付部に挿入した状態を示す模式図。 前記実施形態におけるHDDユニットをHDD取付部に取り付けた状態を示す模式図。
符号の説明
1…情報処理装置(電子機器)、3…装置本体(機器本体)、38…HDDユニット(記憶装置)、49…HDD取付部(取付部)、381…HDD(記憶媒体)、382…保持部材、385…把手、581…接続部、3821…側面部(他の側面部)、3822…底面部(側面部)、4911…開口、4913…ガイド部、4943…突出部(開口から近接する側に設けられた突出部)、4944…突出部(開口から離間する側に設けられた突出部)、38213…当接部。

Claims (12)

  1. 情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に対する情報の読取及び記憶の少なくともいずれかを実行する機器本体とを備えた電子機器であって、
    前記機器本体には、
    前記記憶装置が挿抜される開口を有し、当該開口を介して前記記憶装置が取り付けられる取付部と、
    前記取付部内に収納され、かつ、前記開口への前記記憶装置の挿入方向である第1方向に対する略直交方向である第2方向に摺動した前記記憶装置に接続される接続部とが設けられ、
    前記記憶装置は、
    一端に前記接続部に接続される端子を有する記憶媒体と、
    前記記憶媒体を保持する保持部材とを備え、
    前記取付部における前記開口から前記接続部までの間、及び、前記保持部材における前記端子近傍のうち、いずれか一方には、
    前記第1方向及び前記第2方向に略直交する第3方向に向かって突出する複数の突出部が設けられ、他方には、前記複数の突出部に応じた寸法を有する複数の切欠が形成され、
    前記複数の突出部のうち、前記取付部に前記記憶装置を収納した際に、前記開口に近接する側に設けられた突出部の前記第1方向の寸法は、前記開口から離間する側に設けられた突出部の前記第1方向の寸法より大きいことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記取付部は、
    前記第1方向及び前記第3方向の寸法が、前記記憶装置の前記第1方向の寸法及び前記第3方向の寸法とそれぞれ略一致し、前記第2方向の寸法が、当該記憶装置の前記第2方向の寸法より大きい枠状に形成されていることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
    前記複数の突出部は、前記取付部に設けられ、
    前記複数の切欠は、前記保持部材に形成されていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子機器において、
    前記保持部材には、前記開口端縁に当接する当接部が設けられ、
    前記開口端縁のうち、前記第2方向に沿う端縁のいずれか一方には、前記当接部が当接し、前記保持部材の前記第2方向への摺動を案内するガイド部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子機器において、
    前記複数の突出部は、前記第2方向に対向する面における前記第1方向の両端の角が取れた曲面形状を有することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子機器において、
    前記保持部材には、前記記憶装置の前記第1方向側の面とは反対側の面に、当該保持部材を把持するための把手が設けられていることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子機器において、
    前記記憶媒体は、ハードディスクドライブであることを特徴とする電子機器。
  8. 開口と、当該開口の内側に設けられた接続部とを有する電子機器の前記開口に挿入され、かつ、当該挿入方向に直交する方向に摺動することで前記接続部に接続される端子を有する記憶媒体を保持する保持部材であって、
    前記記憶媒体の前記開口への挿入方向に沿った面のうち、前記記憶媒体の前記端子が設けられた面に交差する面を覆う側面部を備え、
    前記側面部における前記記憶媒体の前記端子が設けられた側の端縁には、前記挿入方向の寸法が異なる複数の切欠が形成され、
    前記複数の切欠のうち、前記挿入方向の基端側の切欠の当該挿入方向の寸法は、前記挿入方向の先端側の切欠の当該挿入方向の寸法より大きく形成されていることを特徴とする保持部材。
  9. 請求項8に記載の保持部材において、
    当該保持部材が前記開口に挿入された際に、当該開口端縁に当接する当接部が設けられていることを特徴とする保持部材。
  10. 請求項8または請求項9に記載の保持部材において、
    前記複数の切欠の端縁は、角が取れた曲線形状を有することを特徴とする保持部材。
  11. 請求項8から請求項10のいずれかに記載の保持部材において、
    当該保持部材の前記開口への挿入方向側とは反対側に設けられ、前記側面部に交差する他の側面部を備え、
    前記他の側面部には、当該保持部材を把持するための把手が設けられていることを特徴とする保持部材。
  12. 請求項8から請求項11のいずれかに記載の保持部材において、
    前記記憶媒体は、ハードディスクドライブであることを特徴とする保持部材。
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