JP2008077773A - 電子機器及び保持部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子機器の機器本体には、開口を介して挿入された記憶装置38を収納する取付部49と、開口への挿入方向に対する略直交方向に摺動した記憶装置38に接続される接続部581とが設けられている。記憶装置38は、接続部581に接続される端子を有する記憶媒体と、記憶媒体を支持する保持部材とを備える。取付部49における開口から接続部581までの間と保持部材における端子近傍とのうちいずれか一方には、記憶装置38の挿入方向及び摺動方向に略直交する方向に突出する突出部4943,4944が複数設けられ、他方には複数の切欠が形成されている。取付部49に記憶装置38を収納した際に、開口に近接する側の突出部4943の第1方向の寸法は、開口から離間する側の突出部4944より大きい。
【選択図】図16
Description
また、記憶装置が上下などに反転した状態で開口に挿入された場合でも、複数の突出部と、当該突出部に応じた形状を有する切欠との位置が合わなくなるため、当該記憶装置の第2方向への摺動を規制することができる。これにより、端子と接続部とが適切でない角度や方向で接触することを防ぐことができるので、端子及び接続部の損傷を防ぐことができる。
従って、開口を介して取付部内に挿入された記憶装置の端子と、接続部とを適切に接続することができる。
ここで、記憶装置を構成する保持部材に複数の突出部が設けられている場合には、当該突出部は、切欠に嵌まり込むために、記憶装置の外側に向かって突出するように設けられる。このため、当該突出部の分だけ、保持部材の寸法が増すこととなり、記憶装置の薄型化を妨げる要因となる。
これに対し、本発明では、前述の複数の突出部が取付部に設けられ、記憶装置の保持部材には、当該複数の突出部に応じた形状を有する切欠が形成されていることにより、保持部材における突出を無くすことができる。従って、記憶装置の薄型化を図ることができる。
また、ガイド部は、第2方向に沿った端縁のいずれか一方に設けられていることにより、開口への挿入時の記憶装置の向きを分かりやすくすることができる。
従って、開口への記憶装置の誤挿入を防止することができ、また、開口に挿入された記憶装置の摺動動作を容易に行うことができる。
本発明によれば、各突出部の第1方向の両端が曲面形状を有しているので、記憶装置の第2方向への摺動に伴って各突出部に切欠が嵌まり込む際に、突出部と切欠とが干渉して、互いに嵌まり込まなくなることを防ぐことができる。従って、記憶装置を第2方向に摺動させた際に、突出部と切欠とを互いに速やかに嵌め込むことができ、記憶装置に設けられた端子と接続部とを滞りなく適切に接続することができる。
ここで、記憶装置の第1方向側の面と反対側の面とは、当該記憶装置を取付部の開口に挿入する際に、当該開口に対向する側とは反対側の面を示している。
本発明によれば、保持部材に設けられた把手を把持しつつ、記憶装置を開口内に挿入することができ、また、当該記憶装置を取付部内において第2方向に摺動することができる。従って、記憶装置の開口への挿入及び第2方向への摺動を容易に行うことができる。
このようなハードディスクとしては、SerialATA(AT Attachment)規格に準拠した端子を有するハードディスクドライブや、UltraATA等の他のATA規格及びSCSI(Small Computer System Interface)規格に準拠したハードディスクドライブを例示することができる。
すなわち、電子機器における開口に挿入された保持部材と、当該挿入方向である第1方向に直交する第2方向に保持部材が摺動した際に記憶媒体の端子が接続される接続部との間に、第1方向及び第2方向に直交する第3方向に突出した複数の突出部が電子機器側に設けられ、当該複数の突出部の第1方向の寸法が、保持部材に形成された複数の切欠の第1方向の寸法に対応している場合に、前述の電子機器と同様の効果を奏することができる。
ここで、保持部材の側面部に形成された切欠のうち、第1方向基端側の切欠の当該第1方向の寸法は、第1方向先端側の切欠の当該第1方向の寸法に比べて大きい。このため、保持部材及び記憶媒体の一部のみが開口に挿入されている状態で、当該保持部材及び記憶媒体を第2方向に摺動させようとすると、各切欠の位置と各突出部の位置とが合わないため、保持部材及び記憶媒体の第2方向への摺動が規制される。また、当該状態で、第3方向を軸として保持部材及び記憶媒体を回動させようとした場合、突出部に、側面部における各切欠が形成されていない部分が当接するため、当該保持部材及び記憶媒体の回動が規制される。
従って、保持部材の複数の切欠に応じた位置に、複数の突出部が位置する場合にのみ、保持部材及び記憶媒体の第2方向への摺動が許容され、当該記憶媒体の端子を接続部に接続することができるので、記憶媒体と接続部とを適切に接続することができる。
本発明によれば、開口端縁に当接する当接部が保持部材に設けられているので、前述の電子機器と同様に、当接部が開口端縁に当接するまで当該開口に保持部材及び記憶媒体を挿入すれば、保持部材及び記憶媒体の開口への挿入が完了することとなる。従って、保持部材及び記憶媒体の必要な挿入量を分かりやすくすることができる。
また、当接部が開口端縁に沿って摺動することとなるので、保持部材及び記憶媒体の第2方向への摺動を適切かつ容易に行うことができる。従って、接続部と記憶媒体の端子とを適切かつ容易に行うことができる。
本発明によれば、各切欠内に突出部が嵌まり込む際に、当該切欠の端縁と突出部とが引っ掛かることを防ぐことができる。従って、切欠と突出部との位置合わせを容易に行うことができ、ひいては、記憶媒体の端子と接続部との接続を一層容易に行うことができる。
本発明によれば、前述の電子機器と同様に、保持部材及び記憶媒体を電子機器の開口に挿入する際に、当該挿入方向とは反対側に位置する保持部材の他の側面部に把手が設けられていることにより、開口への挿入が完了しても保持部材を保持することができる。従って、保持部材及び記憶媒体の開口への挿入を一層容易に行うことができるほか、当該保持部材及び記憶倍体の接続部に近接する方向への摺動を容易に行うことができる。
本発明によれば、前述の電子機器の場合と同様に、記憶容量の大きなハードディスクドライブを電子機器に適切に取り付けることができ、ハードディスクドライブの端子と接続部との接続を容易に行うことができる。
(1)情報処理装置1の構成
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1を正面側から見た斜視図である。なお、図1においては、上部筐体21に取り付けられた蓋部材23を開放した状態を示している。
本実施形態の情報処理装置1は、使用者が操作するコントローラ(図示略)からの指示に応じて、あるいは自動で、CD、DVD及びBD等の光ディスク等の記録媒体や、各種半導体メモリカード及びHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体に記録または記憶された情報、並びに、接続されたネットワークから情報を取得し、当該取得情報に含まれる画像情報及び音声情報を再生するほか、当該取得情報に含まれるプログラムを実行する電子機器である。また、この情報処理装置1は、使用する光ディスクの種類によっては、当該光ディスクに対する情報の記録を行うことができるほか、装着された半導体メモリカード及びHDD等の記憶媒体への情報の記録を行うことができるように構成されている。このような情報処理装置1は、図示を省略するが、テレビジョン受像機等の画像表示装置と電気的に接続されており、コントローラを使用者が操作することにより、使用者の操作に応じた所定の処理を行い、当該処理結果から画像信号及び音声信号を当該画像表示装置に出力する。
この情報処理装置1は、外装筐体2(図1〜図3)と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図4〜図6)とを備えて構成されている。
外装筐体2は、図1に示すように、全体略楕円柱状を有している。このような外装筐体2は、蓋部材23及び化粧板24が取り付けられる上部筐体21と、下部筐体22とから構成されている。
上部筐体21は、円弧状の湾曲部分を有する箱型形状に形成され、下部筐体22と組み合わされてねじ固定される。この上部筐体21には、正面部211(図1)、化粧板24が取り付けられる上面部(図示省略)及び側面部213(図1),214(図2)が形成されている。
正面部211の右側には、直径12cmの光ディスクに対応したディスク挿入口2114が正面部211の長手方向に沿って形成されている。このディスク挿入口2114に挿入された光ディスクは、後述する装置本体3を構成するディスクユニット33に挿入される。
下部筐体22は、図1に示すように、直方体と半円柱とを組み合わせた形状を有し、半円柱状部分を向い合わせるように前述の上部筐体21と組み合わさる。
この下部筐体22は、上部筐体21と対向する側に、後述する装置本体3を収納するための開口を有し、当該下部筐体22には、正面部221(図1)、側面部222(図1),223(図2)、背面部224(図2)、脚部が設けられた底面部(図示省略)及び内面部(図示省略)が形成されている。なお、開口は、前述の上部筐体21により閉塞される。また、図示を省略したが、底面部に設けられた脚部により、情報処理装置1は横置きが可能となっている。
側面部223の両端には、図2に示すように、ゴム等により形成された脚部2231が形成されている。この側面部223に形成された脚部2231、及び、当該側面部223と外装筐体2における同じ面を構成する上部筐体21の側面部214に形成された脚部2141,2142を設置面に当接させるように配置することで、情報処理装置1の縦置きが可能となっている。
また、側面部223の略中央には、略矩形状の開口2232が形成されており、当該開口2232を介して、後述するHDD(Hard Disk Drive)ユニット38が取り付けられる。この開口2232は、当該開口2232に応じた形状を有する蓋部材25により閉塞されている。
さらに、開口2232の下方には、側面部223の長手方向に沿って複数の吸気口2233が形成されている。
具体的に、開口2241〜2244には、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子、IEEE802.3iに準拠し、10Base−T及び100Base−TX等のLAN(Local Area Network)ケーブルが接続可能な端子、USB規格に準拠したB端子が接続可能な端子、及び、一端側に映像用の1本の端子及び音声用の2本の端子が設けられた同軸ケーブルの他端側が接続可能な端子がそれぞれ露出する。
さらに、背面部224における右端には、主電源をオン/オフする電源スイッチ2245が設けられ、当該電源スイッチ2245の下方に、電源ケーブル(図示省略)が接続されるインレットコネクタ2247が露出する開口2246が形成されている。
図3は、装置本体3を正面側から見た斜視図であり、図4は、装置本体3を示す分解斜視図である。
装置本体3は、本発明の機器本体に相当し、外装筐体2内に収納されている。この装置本体3は、図3及び図4に示すように、制御ユニット31、冷却ユニット32、ディスクユニット33、電源ユニット34、リーダライタユニット35、板ばね36(図4)及びねじ(図4)を備えて構成されている。そして、装置本体3は、これら各ユニット31〜35及び板ばね36が互いにねじ37等により固定され、一体的に組み合わさっている。
このディスクユニット33は、詳しい図示を省略するが、ユニット本体331と、当該ユニット本体331を内部に収納する金属製の筐体332とを備えて構成されている。このうち、筐体332の正面には、直径12cmの光ディスクが挿抜される開口3321が形成されている。
制御ユニット31は、装置本体3、ひいては、情報処理装置1の駆動を制御するユニットである。この制御ユニット31は、図3及び図4において示したように、メインフレーム4と、制御基板5と、サブフレーム6とを備えて構成されている。
図5及び図6は、メインフレーム4を上方及び下方から見た斜視図である。
メインフレーム4は、後述するサブフレーム6とともに制御基板5を挟持し、後述する冷却ユニット32上に載置されるフレーム部材である。このメインフレーム4は、平面視略長方形状を有する平板状に形成され、放熱及びEMI(Electro Magnetic Interference、電磁干渉)を考慮してアルミ等の金属により形成されている。また、メインフレーム4の中央には、図5に示すように、下面側、すなわち、制御基板5に対向する側とは反対側に没入した凹部40が形成されている。この凹部40と後述するサブフレーム6の凹部60とにより形成される空間内に制御基板5が収納配置され、メインフレーム4は、当該メインフレーム4に取り付けられる制御基板5上に配設された各種チップが押圧されないように形成されている。
このHDD取付部49は、本発明の取付部に相当し、全体略直方体形状を有している。また、このHDD取付部49の左側(下部筐体22の側面部223(図2)に近接する側であり、図6における右側)には、略矩形状の開口4911が形成されており、当該開口4911及び下部筐体22の側面部223に形成された開口2232を介して、HDDユニット38がHDD取付部49内に収納される。そして、開口402を介してHDD取付部49内に露出する制御基板5のコネクタ58(図8)と、HDDユニット38の端子3811(図17)とが接続されると、制御基板5による制御下で、HDDユニット38に対する情報の読出及び記録が可能となる。なお、HDD取付部49の構造については、後に詳述する。
図7及び図8は、制御基板5を上方及び下方から見た斜視図である。
制御基板5は、装置本体3、ひいては、情報処理装置1全体を制御するものであり、集積回路であるCPU51(図8における右側)及びGPU52(図8における左側)のほか、詳しい図示を省略したが、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び、チップセット等の各種IC(Integrated Circuit)チップ等が実装された回路基板として構成されている。そして、制御基板5は、CPU51及びGPU52を含めた各種ICチップが実装される面、すなわち、各ICチップのケーシングが配置される下面を、メインフレーム4に対向させ、かつ、抵抗等の素子の端子が露出する上面を、サブフレーム6に対向させるようにして配置される。
制御基板5の下面側(メインフレーム4に対向する側)で、かつ、正面側(図8における手前側)には、図8に示すように、2つのUSB端子531が設けられた端子接続部53が、並列するように2つ設けられている。これら端子接続部53は、メインフレーム4を挿通し、下部筐体22の開口2211から露出する。これらUSB端子531は、USB規格に準拠したコネクタのA端子が挿抜可能に構成されている。
このうち、コネクタ58は、HDDユニット38に設けられた端子3811と接続される端子を内部に有する接続部581と、当該接続部581を支持する支持部582とを備え、これら接続部581と支持部582とが組み合わされ、図8における左右方向のうちいずれか一方向から見た場合に、制御基板5の中央に向かって開口した略U字状に構成されている。
この突出部5821は、接続部581より支持部582からの突出量が大きい板状に形成されており、当該突出部5821は、メインフレーム4の開口402を介してHDD取付部49の端部側に位置した際に、後述するHDD取付部49の切欠4921(図15)の上面493側の部分を塞ぐように配置される。このため、前述の下部筐体22に形成された開口2232が開放された際に、HDD取付部49を介して、制御基板5上の電子部品を目視しづらくしている。
サブフレーム6は、メインフレーム4とともに制御基板5を支持するとともに、前述のディスクユニット33、電源ユニット34及びリーダライタユニット35を支持するフレーム部材である。このサブフレーム6は、メインフレーム4と同様に、放熱及びEMIを考慮してアルミ等の金属により形成されている。このサブフレーム6は、図4において示したように、平面視略長方形状の平板状に形成され、略中央部分には、制御基板5と対向する側とは反対側に没入した凹部60が形成されている。そして、前述のように、凹部60と、メインフレーム4の凹部40とにより形成される空間内に、前述の制御基板5が収納配置される。
また、サブフレーム6には、制御基板5のCPU51及びGPU52に応じた略中央に、板ばね36が嵌まり込む開口61(図4における左側),62(図4における右側)が形成されている。さらに、図示を省略したが、サブフレーム6の下面側(制御基板5と対向する側)には、開口60,61の一部を塞ぎ、かつ、制御基板5と板ばね36との間に介装される板状体が設けられている。
図9は、制御ユニット31に組み合わせた冷却ユニット32を下方から見た斜視図である。
冷却ユニット32は、前述のように、板ばね36により、制御ユニット31と一体となり、当該制御ユニット31を構成する制御基板5を冷却するほか、外装筐体2外部から冷却空気を導入する過程で、当該冷却空気の流路上に位置する電源ユニット34やHDDユニット38等を冷却する冷却手段である。この冷却ユニット32は、図9に示すように、一部がメインフレーム4のHDD取付部49を覆うようにして配置される。
このうち、筐体322における下部筐体22の底面に対向する下面部323には、図9に示すように、略円形状の吸気口3231が形成されている。また、当該筐体322の側面のうち、互いに直交する側面には、排気口327,328が形成されている。
図10は、蓋部材25を取り外した状態の情報処理装置1を側面部223側から見た概要斜視図である。また、図11は、HDDユニット38と外装筐体2とを示す斜視図であり、図12は、HDDユニット38を開口2232に挿入した状態の情報処理装置1を拡大して示す概要斜視図である。
外装筐体2を構成する下部筐体22の側面部223には、前述のように、開口2232が形成されており、図10に示すように、当該開口2232を介して、HDDユニット38は、外装筐体2内部に収納される。この開口2232の内側には、図11に示すように、前述の制御ユニット31のメインフレーム4に設けられたHDD取付部49が接続されている。そして、図12に示すように、開口2232を介してHDDユニット38をHDD取付部49の開口4911内に挿入し、図10に示すように、当該HDDユニット38の挿入方向に直交する方向である背面部224側に摺動させることにより、HDDユニット38は、前述のコネクタ58に接続される。
HDD取付部49は、図13に示すように、放熱及びEMIを考慮してアルミや鉄等の金属により形成された全体略直方体形状の枠状体であり、全体に冷却空気を導入するための略円形状の複数の穴が穿設されている。このHDD取付部49は、HDDユニット38に応じた形状に形成されている。具体的に、HDD取付部49は、開口4911から見て、当該HDD取付部49内の奥行き方向(図13におけるX方向)の寸法、及び、高さ方向(図13におけるZ方向)の寸法が、HDDユニット38のそれぞれ同じ方向の寸法と略同じとなり、当該HDD取付部49内の幅方向(図13におけるY方向)の寸法が、HDDユニット38の同じ方向の寸法より大きくなるように形成されている。そして、これら各方向のうち、奥行き方向(X方向)は、HDDユニット38の開口4911への挿入方向(本発明の第1方向)であり、幅方向(Y方向)は、HDDユニット38のHDD取付部49内における摺動方向、すなわち、HDD取付部49内に収納されたHDDユニット38がコネクタ58(図8)に近接する方向(本発明の第2方向)である。また、高さ方向(Z方向)は、これらX方向及びY方向に直交する方向(本発明の第3方向)である。
HDD取付部49の幅方向(Y方向)に沿った側面のうち、側面部223に形成された開口2232に対向する側面491には、図13及び図14に示すように、当該開口2232に接続される開口4911が形成され、当該開口4911を介して、HDDユニット38がHDD取付部49内に挿入される。また、HDD取付部49には、開口4911のZ方向とは反対方向(下部筐体22の底面に向かう方向)側の端縁から垂下する正面視略矩形状の垂下部4912が形成されている。
HDD取付部49の側面491に直交する面のうち、Y方向先端側に位置する側面492には、図15及び図16に示すように、略中央部分に切欠4921が形成されている。この切欠4921は、一部が上面493に延出しており、このため、上面493は、側面492側が略半長円形状に切り欠かれている。
図17は、HDDユニット38を示す斜視図である。
HDDユニット38は、前述のように、画像情報、音声情報及び各種プログラムを記憶可能に構成されており、制御基板5による制御下で駆動して、記憶した情報を制御基板5に出力し、また、当該制御基板5から入力する情報を記憶する記憶装置である。このHDDユニット38は、図17に示すように、記憶媒体としてのHDD381と、当該HDD381を保持する保持部材382とを備えて構成されている。
このうち、HDD381は、本実施形態では、2.5インチのHDDであり、Y方向先端側に位置する側面に、前述のコネクタ58の接続部581に接続される端子3811が設けられている。この端子3811は、SerialATA規格に準拠したホットプラグ対応の端子で構成されているが、例えば、UltraATA規格やSCSI規格等の他の規格に準拠した端子で構成してもよい。
側面部3821は、本発明の他の側面部に相当し、正面視略長方形状に形成され、HDD38の側方を覆う寸法に形成されている。この側面部3821には、幅方向(Y方向)の両端近傍に、2つの孔部(図示省略)が形成されており、当該孔部には、保持部材382にHDD381を固定するねじ384が挿通する。
具体的に、把手385は、互いに平行で、かつ、逆方向に延出した2つの延出部3851と、これら延出部3851に挟まれ略U字状に形成された把持部3852とを有している。そして、これら延出部3851は、取付部38213にZ方向を軸として回動自在に取り付けられており、これにより、把持部3852が図17における手前側に回動することで、HDDユニット38を把持できるように構成されている。
底面部3822は、本発明の側面部に相当し、HDD381の底面寸法に応じた平面視略矩形状に形成されている。この底面部3822には、図18に示すように、HDD381に冷却空気を導入するための複数の孔部が穿設されている。
また、底面部3822におけるHDD381に対向する面の四隅には、当該HDD381の位置ずれを防止する突出部38221がそれぞれ形成され、また、Y方向先端側の端部の隅部には、HDD381を保持部材382に固定するねじ(図示省略)が挿通する孔部38222が形成されている。
さらに、底面部3822におけるY方向先端側の端部には、図18及び図19に示すように、それぞれ寸法の異なる平面視略矩形状の切欠38223,38224が形成されている。詳述すると、側面部3821に近接する側の切欠38223は、当該側面部3821から離間する側の切欠38224に比べて大きく形成されている。これら切欠38223,38224は、前述のHDD取付部49に形成された突出部4943,4944(図15及び図16)に応じた寸法で形成されている。具体的に、切欠38223は、突出部4943に応じた寸法に形成され、切欠38224は、突出部4944に応じた寸法に形成されている。また、これら切欠38223,38224の端縁は、角が取れた曲線形状を有している。そして、切欠38223,38224には、HDDユニット38をHDD取付部49に取り付けた際に、図19に示すように、突出部4943,4944がそれぞれ嵌まり込む。
以下に、HDDユニット38のHDD取付部49への取付について説明する。
図20は、HDDユニット38の一部をHDD取付部49の開口4911に挿入した状態を示す模式図であり、図21は、HDDユニット38を完全にHDD取付部49に挿入した状態を示す模式図である。また、図22は、HDDユニット38を摺動させてHDD取付部49に取り付けた状態を示す模式図である。なお、図20〜図22においては、HDD381の図示を省略している。
まず、把手385を把持した状態で、当該把手385が設けられた側面部3821とは反対側、すなわち、側面部3823側から、下部筐体22の開口2232及びHDD取付部49の開口4911を介して、HDD取付部49内に挿入する。この際、HDDユニット38の保持部材382に形成された側面部3821の当接部38211(図17)と、HDD取付部49の側面491に形成されたガイド部4913(図13及び図14)とが対応するようにして、HDDユニット38を、HDD取付部49に挿入する。
この状態では、図21に示すように、保持部材382に形成された切欠38223,38224と、HDD取付部49に形成された突出部4943,4944との位置が対応する。具体的に、開口4911に近接する側に形成された平面視長円形状の突出部4943に対して、幅寸法の大きい切欠38223が対応する位置に配置され、かつ、開口4911から離間する側に平面視略円形状に形成された突出部4944に対して、幅寸法の小さい切欠38224が対応する位置に配置される。
この後、HDDユニット38の保持部材382に設けられた把手385を、側面部3821に沿わせ、下部筐体22に形成された開口2232を蓋部材25により閉塞することにより、HDDユニット38の情報処理装置1への取付が完了する。
以上のような本実施形態の情報処理装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、HDD取付部49の底面494におけるコネクタ58側の端部近傍で、かつ、HDDユニット38の挿入方向(X方向)に沿った直線上に、2つの突出部4943,4944が形成され、HDDユニット38の保持部材382の底面部3822には、当該突出部4943,4944が嵌まり込む切欠38223,38224が形成されている。これら突出部4943,4944のうち、開口4911に近接する側に形成された突出部4943の当該挿入方向の寸法は、開口4911から離間した側に形成された突出部4944の寸法より大きく形成されている。
さらに、切欠38223,38224の端縁は、角が取れた曲線形状を有するので、このような突出部4943,4944と切欠38223,38224の端縁との引っ掛かりを一層抑制することができる。
従って、突出部4943,4944を切欠38223,38224内に速やかに嵌め込むことができ、HDDユニット38をコネクタ58に迅速かつ適切に接続することができる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (12)
- 情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に対する情報の読取及び記憶の少なくともいずれかを実行する機器本体とを備えた電子機器であって、
前記機器本体には、
前記記憶装置が挿抜される開口を有し、当該開口を介して前記記憶装置が取り付けられる取付部と、
前記取付部内に収納され、かつ、前記開口への前記記憶装置の挿入方向である第1方向に対する略直交方向である第2方向に摺動した前記記憶装置に接続される接続部とが設けられ、
前記記憶装置は、
一端に前記接続部に接続される端子を有する記憶媒体と、
前記記憶媒体を保持する保持部材とを備え、
前記取付部における前記開口から前記接続部までの間、及び、前記保持部材における前記端子近傍のうち、いずれか一方には、
前記第1方向及び前記第2方向に略直交する第3方向に向かって突出する複数の突出部が設けられ、他方には、前記複数の突出部に応じた寸法を有する複数の切欠が形成され、
前記複数の突出部のうち、前記取付部に前記記憶装置を収納した際に、前記開口に近接する側に設けられた突出部の前記第1方向の寸法は、前記開口から離間する側に設けられた突出部の前記第1方向の寸法より大きいことを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記取付部は、
前記第1方向及び前記第3方向の寸法が、前記記憶装置の前記第1方向の寸法及び前記第3方向の寸法とそれぞれ略一致し、前記第2方向の寸法が、当該記憶装置の前記第2方向の寸法より大きい枠状に形成されていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
前記複数の突出部は、前記取付部に設けられ、
前記複数の切欠は、前記保持部材に形成されていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子機器において、
前記保持部材には、前記開口端縁に当接する当接部が設けられ、
前記開口端縁のうち、前記第2方向に沿う端縁のいずれか一方には、前記当接部が当接し、前記保持部材の前記第2方向への摺動を案内するガイド部が設けられていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子機器において、
前記複数の突出部は、前記第2方向に対向する面における前記第1方向の両端の角が取れた曲面形状を有することを特徴とする電子機器。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子機器において、
前記保持部材には、前記記憶装置の前記第1方向側の面とは反対側の面に、当該保持部材を把持するための把手が設けられていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子機器において、
前記記憶媒体は、ハードディスクドライブであることを特徴とする電子機器。 - 開口と、当該開口の内側に設けられた接続部とを有する電子機器の前記開口に挿入され、かつ、当該挿入方向に直交する方向に摺動することで前記接続部に接続される端子を有する記憶媒体を保持する保持部材であって、
前記記憶媒体の前記開口への挿入方向に沿った面のうち、前記記憶媒体の前記端子が設けられた面に交差する面を覆う側面部を備え、
前記側面部における前記記憶媒体の前記端子が設けられた側の端縁には、前記挿入方向の寸法が異なる複数の切欠が形成され、
前記複数の切欠のうち、前記挿入方向の基端側の切欠の当該挿入方向の寸法は、前記挿入方向の先端側の切欠の当該挿入方向の寸法より大きく形成されていることを特徴とする保持部材。 - 請求項8に記載の保持部材において、
当該保持部材が前記開口に挿入された際に、当該開口端縁に当接する当接部が設けられていることを特徴とする保持部材。 - 請求項8または請求項9に記載の保持部材において、
前記複数の切欠の端縁は、角が取れた曲線形状を有することを特徴とする保持部材。 - 請求項8から請求項10のいずれかに記載の保持部材において、
当該保持部材の前記開口への挿入方向側とは反対側に設けられ、前記側面部に交差する他の側面部を備え、
前記他の側面部には、当該保持部材を把持するための把手が設けられていることを特徴とする保持部材。 - 請求項8から請求項11のいずれかに記載の保持部材において、
前記記憶媒体は、ハードディスクドライブであることを特徴とする保持部材。
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