JP2008076380A - 時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】所要の防水性を確保しつつ、低音圧の音も効率的に外部へ放出することができる時計の放音構造を提供する。
【解決手段】本発明の時計10は、外装ケース11,12,13,14と、該外装ケースの内部に配置された音源21と、前記外装ケース及び前記音源のいずれに対しても間隔を有して配置された、通気性及び防水性を備えた内部フィルタ32と、前記外装ケースと前記内部フィルタとの間に画成された空間を外部に連通させる連通口14aと、を具備し、前記内部フィルタは、薄膜に多数の小孔32aが設けられてなり、少なくとも常圧下で10分間水に接触させても前記小孔を水が通過しない防水性が確保されてなる多孔膜であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は時計に係り、特に、内部に音源を備え、当該音源から放出された音を外装ケースに設けられた連通口を介して放出するように構成された時計の放音構造に関する。
一般に、スピーカやマイクロフォン等の音響器具を備えた時計の防水構造としては、音響器具と外部へ連通した通路との間に通気性及び防水性を備えた膜を形成してなる構造が知られている(例えば、以下の特許文献1参照)。また、圧電振動子を音源として備え、この圧電振動子と密着する防水膜を介して裏蓋が取り付けられ、この裏蓋自体、或いは、裏蓋と時計ケースとの間に設けられた放音口を通して圧電振動子から発する音を聞くことができるとともに、放音口から水が浸入しても防水膜によって所要の防水性が維持されるように構成された腕時計が知られている(例えば、以下の特許文献2及び3参照)。
また、時計以外の電子機器においても、スピーカ等から音を放出可能としつつ、所要の防水性を確保するための構造が種々提案されている(例えば、以下の特許文献4及び5参照)。
特開平11−133157号公報 特開平8−334574号公報 特開平9−318774号公報 特開2001−345907号公報 特開平10−126713号公報
しかしながら、前述の時計や電子機器では、スピーカ等から音圧の高い音を外部へ放出させるには充分な構造を備えているが、鈴の余韻(残響音)等の低音圧の音を効率的に外部へ導くようにすることができないため、聴取可能な音圧域や音質が限定されてしまうという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、所要の防水性を確保しつつ、低音圧の音も効率的に外部へ放出することができる時計の放音構造を提供することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の時計は、外装ケースと、該外装ケースの内部に配置された音源と、前記外装ケース及び前記音源のいずれに対しても間隔を有して配置された、通気性及び防水性を備えた内部フィルタと、前記外装ケースと前記内部フィルタとの間に画成された空間を外部に連通させる連通口と、を具備し、前記内部フィルタは、薄膜に多数の小孔が設けられてなり、少なくとも常圧下で10分間水に接触させても前記小孔を水が通過しない防水性が確保された多孔膜で構成されていることを特徴とする。これによれば、通気性及び防水性を有する内部フィルタを音源と外装ケースのいずれに対しても離間させて配置することで音源の振動を妨げず、しかも、多孔膜で構成された内部フィルタの小孔の孔径をフィルタの撥水性の程度と水の表面張力の関係に応じて設定することで或る程度の防水性を得ることができるとともに、低音圧の音の透過特性を充分な確保できる。したがって、所要の防水性を確保しつつ、音源より発せられる低音圧の音を妨げずに効率的に放音させることが可能になる。
なお、本発明における防水性とは、上述のように少なくとも常圧下において水に10分間接触させて水が侵入しない程度の防水性を言う。特に、10cm防水(水深10cmにおいて10分間浸漬して水が侵入しない防水性)を有する防滴仕様以上の防水性を有するものであることが好ましい。また、多数の小孔を有する内部フィルタとしては、適宜の開口形状を有する孔を配列形成したもの、網目状に構成されたもののいずれをも含む。
本発明において、前記多孔膜の表面に撥水処理が施されていることが好ましい。これによれば、表面に撥水処理が施されていることにより多孔膜の小孔の孔径を大きくしても防水効果を確保できるため、放音特性を向上させることができ、或いは、防水性を高めることができる。撥水処理としては、フッ素樹脂系のコーティング剤を用いたコーティング処理が挙げられる。
本発明において、前記多孔膜は金属薄膜に前記小孔を形成してなるもの(金属多孔膜)であることが好ましい。これによれば、低音圧の音の透過性をさらに向上させることができるとともに、製造が容易で、孔径を容易に小径化できるとともに、開口形状等の精度を確保できる。
本発明において、前記音源と前記連通口との間に、複数の前記内部フィルタが間隔を隔てて配置されていることが好ましい。これによれば、一つの内部フィルタ、特に最も外側(連通口側)に配置された内部フィルタに埃等の異物が付着したときの防水性の低下を抑制することができる。
次に、本発明の別の時計は、外装ケースと、該外装ケースの内部に配置された音源と、前記外装ケース及び前記音源のいずれに対しても間隔を有して配置された、通気性及び防水性を備えた内部フィルタと、前記外装ケースと前記内部フィルタとの間に画成された空間を外部に連通させる連通口と、を具備し、前記内部フィルタは、網状支持体と、該網状支持体で内側から支持された通気性を有する樹脂フィルムとにより構成されていることが好ましい。この発明によれば、通気性を有する樹脂フィルムを用いることによって放音性を確保できるとともに、樹脂フィルムが網状支持体で内側から支持されることにより、外圧に耐えやすくなるため、充分な防水性を確保できる。
本発明において、上記樹脂フィルムは、特に限定されるものではないが、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂で構成されたものであることが好ましい。これらの中でも、前記樹脂フィルムは低密度ポリエチレンフィルムであることが特に好ましい。低密度ポリエチレンフィルムを用いることで、充分な通気性を得ることができ、しかも所要の放音性を獲得できる。また、樹脂フィルムの厚みは5〜20μmであることが好ましく、特に8〜12μm程度のものであることが望ましい。
また、本発明のさらに別の時計は、外装ケースと、該外装ケースの内部に配置された音源と、前記外装ケース及び前記音源のいずれに対しても間隔を有して対向配置された、通気性及び防水性を備えた内部フィルタと、前記外装ケースと前記内部フィルタとの間に画成された空間を外部に連通させる連通口と、を具備し、前記内部フィルタは、通気性を有する複数の積層された樹脂フィルムにより構成されていることを特徴とする。この発明によれば、複数の通気性を有する樹脂フィルムを積層することによって、放音性を維持しつつ、耐圧性を高めて防水性を向上させることができる。すなわち、単に樹脂フィルムの厚みを増す場合に比べて、積層するフィルムの組み合わせ等によって、放音性の低下を抑制しながら、防水性の向上効果を高めることができる。なお、この複数積層された樹脂フィルムからなる内部フィルタを上記の網状支持体によって内側から支持することでさらに耐圧性を向上させることができる。
本発明において、前記内部フィルタは、ポリエチレンフィルムとポリプロピレンフィルムの積層体で構成されることが好ましい。これによれば、通気性を確保しつつ、強度を高めることで防水性を向上させることができる。上記積層体としては、たとえば共押出法等で構成される積層フィルムであることが望ましい。これによれば、上記各フィルムを容易に直接積層でき、一体化できる。
本発明において、前記音源は、鈴体と、該鈴体を打撃して励振させる打撃機構とを含むことが好ましい。これによれば、鈴体を打撃機構により打撃して励振させることで音を生じさせるため、低音圧の余韻や残響のある深みのある音を発生させることができ、また、上記内部フィルタによってこのような低音圧の音を効率的に放出して高品位の放音を行うことができる。
本発明において、前記連通口の外側で計測した前記鈴体より発せられる余韻の減衰率が25dB/sec以下であることが好ましい。このようにすると、鈴体の余韻を充分に感じることができる。
本発明において、前記内部フィルタは前記外装ケースの一部である裏蓋に対向配置され、該裏蓋の外周部若しくは前記裏蓋と他の外装部材との間に前記連通口が設けられていることが好ましい。これによれば、腕等の体躯に当接する裏蓋の外周部や周囲から効率的に放音させることができるため、腕時計や懐中時計等の携帯時計として好ましい構成となる。
本発明において、前記内部フィルタと前記裏蓋との間隙が、前記連通口より放出される透過音圧の前記間隙に対する変化率が低下する境界点の値以上であることが好ましい。これによれば、低音圧の音をさらに効率的に放出させることができる。特に、上記間隙が境界点の値である場合には、効率的な放音と、時計の薄型化とを両立できる。
本発明において、前記外装ケースの外周に沿って複数の前記連通口が分散して形成されていることが好ましい。これによれば、連通口の開口面積を確保しつつ、連通口を目立ちにくく構成することができる。
本発明において、前記外装ケースには時計バンドが取り付けられ、前記複数の連通口の少なくとも一つは、前記時計バンドの接続部の裏側にある部位に開口していることが好ましい。これによれば、連通口をさらに目立ちにくく構成できる。
[第1実施形態] 次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る時計の第1実施形態を示す概略縦断面図である。ここで、図1の中央に図示一点鎖線で示す垂線の左側は時計の12時−6時方向の断面を示し、同垂線の右側は時計の3時方向の断面を示してある。
本実施形態の時計10は、本体ケース11、本体ケース11の前面側に取り付けられた縁部材12、縁部材12に取り付けられたガラス等の透光性素材よりなる窓材13、及び、本体ケース11の背面側に取り付けられた裏蓋14とを有し、これらは本発明の上記外装ケースを構成する。この外装ケースの内部には、ムーブメント15、文字盤16、及び、指針17が収容されている。外装ケースの側部外面上には、リュウズ、押しボタン等の操作部材18が設けられている。
上記外装ケースの内部には、上記ムーブメント15の背面側に鈴体21が収容され、この鈴体21は、中央孔21aの開口縁に固定された支持部材22、及び、この支持部材22に取り付けられた支持ばね23を介してムーブメント15に取付固定されている。鈴体21は図示例では上部に開口を有する椀状に構成され、鈴体21の内部にムーブメント15の下部が非接触状態で収容されるように配置されている。上記操作部材18は本体ケース11を貫通して軸部材19に接続され、この軸部材19は上記ムーブメント15内に導入されている。鈴体21には上記軸部材19を挿通可能とする開口部21bが形成され、これにより軸部材19が鈴体21に接触しないように構成される。
鈴体21は、御鈴、鈴、鐘、銅鑼、ゴング、太鼓のように、打撃による振動で所定の音を生ずる振動体であり、一般的には黄銅等の銅合金、その他の金属材料によって構成される。図示例では鈴体21は御鈴(おりん)状に構成され、打撃機構24で鈴体21を打撃することで、鈴体21を励振し、所定の音を生じさせることができる。打撃機構24は、鈴体21を打撃することができるものであれば如何なるものであってもよいが、図示例の場合、ぜんまい等の駆動源24aと、この駆動源24aによって動作するハンマー24bとを備えた機構(ムーブメント15の上部に設けられる。)で構成される。常時はハンマー24aが図示しない係止機構により係止されて鈴体21から離間しているが、適宜の操作やタイマー機能により当該係止機構による係止状態が解除されると駆動源24aの駆動力でハンマー24aが鈴体21の開口縁近傍の内面を内側から打撃するようになっている。
上記打撃機構24による打撃により鈴体21には異なる周波数を有する複数の振動モードが誘起される。例えば、発明者らが算出したところ、上記中央穴21aを拘束した条件で生ずる鈴体21の固有振動モードとしては、直径32mmの御椀状の鈴体21を想定した場合、700−900Hz域の第1モード群に属する1又は複数の第1振動モードと、2600−3400Hz域の第2モード群に属する1又は複数の第2振動モードと、6400−9200Hz域の第3モード群に属する1又は複数の第3振動モードとが生じ得ることがわかっている。そして、上記3つのモード群に属する振動モードにより生ずる音が重畳して後述する余韻、或いは、残響が発生する。
上記鈴体21の下方には環状の内枠31が本体ケース11に取り付け固定された状態で配置され、この内枠31には内部フィルタ32(たとえば、直径32mmの円形フィルタ)が取り付け固定されている。内部フィルタ32の後述する外縁部に環状の補強板33を取り付けることで、製造時の取り扱いが容易になり、また、組立状態での確実な固定保持が可能になる。なお、内枠31と裏蓋14の内側部分(内面が段差状に高くなった部分)14b(図示二点鎖線で示す。)とによって内部フィルタ32が挟持されて保持固定されるように構成してもよい。
裏蓋14の外周縁には切り欠き部が設けられ、この切り欠き部によって本体ケース11との間に放音口14aが形成されるようになっている。この放音口14aは内部フィルタ32と外装ケース(裏蓋14)との間の空間を外部に連通させる連通口であり、外部に音を放出させるためのものである。放音口14aは、図示例のように裏蓋14の外縁に設けられた切り欠き部により本体ケース11との間に設けられる隙間で構成されるが、裏蓋14の外周部自体に設けた開口部であってもよい。放音口14aは軸線周りに複数個所設けられることが好ましく、例えば、図示例の場合には60度間隔で6箇所の放音口14aが形成されている。
上記内部フィルタ32は、鈴体21の底面に対して平行に、しかも、鈴体21が水平面に投影される範囲全体に亘ってフィルタとして有効に機能する部分が存在するように構成されている。内部フィルタ32は図示上方に配置された鈴体21に隣接して対向配置されているが、鈴体21とは接触せず、所定の間隙Gaを有するように離間して配置されている。また、内部フィルタ32は、図示下方に配置された裏蓋14の内側に隣接して対向配置されているが、裏蓋14とは接触せず、所定の間隙Gbを有するように離間して配置されている。上記間隙Ga、Gbは鈴体21の発する音の周波数帯にも依存するが、図示例の場合、それぞれ0.3〜3.0mmの範囲内であることが好ましく、特に、0.5〜1.5mmの範囲内であることが好ましい。ここで、間隙GaとGbを上記の範囲に設定することで、余韻の減衰率の低減を図ることができる。
図2は、本実施形態の内部フィルタ32の平面図である。内部フィルタ32は円形であり、厚み5−500μm程度、好ましくは5〜50μmの金属薄膜で構成されている。図示例では直径32mmで厚み20μmの金属薄膜を用いている。金属薄膜は電鋳、蒸着、スパッタリング等の種々の方法で形成できる。内部フィルタ32を構成する素材としては金属に限らないが、特に金属を用いることで後述する小孔をエッチング法などにより容易且つ正確に形成できる。金属素材としては、ロジウム、ニッケル、クロム、白金、銀、金等の各種の金属を用いることができるが、特に、ロジウム、金、白金等の展性の高い金属を用いることが好ましい。また、ニッケル等よりなるベース金属の表面にロジウム等よりなる別の金属でめっきを施したものであってもよい。
上記の金属薄膜には多数の小孔32aがほぼ均等に分散して形成され、金属多孔膜となっている。小孔32aは全て同一形状及び同一の大きさを有し、一定の密度となるように配列されている。これらの小孔32aの円換算直径(同じ開口面積を有する円孔の直径)は10〜500μmであることが好ましく、特に、30〜80μmであることが望ましい。また、フィルタとして機能する部分(外縁部32cを除く部分)の開口率は60〜80%の範囲内であることが、剛性と放音性とを両立するために望ましい。
図示例の金属多孔膜は、厚みが10μmで、一辺50μmの正方形の開口を有し、線幅8μmの格子状メッシュで構成され、開口率は74%である。これらの小孔32aは外縁部32cを除く部分に一定密度で形成される。外縁部32cは板状に構成され、これによって内部フィルタ32の強度(剛性)が確保される。なお、小孔32aの孔形状は任意であり、図示例の正方形に限らず、円形、楕円形、多角形であってもよい。また、小孔32aの孔形状、孔径、密度は、充分な放音性を有する条件であれば、所定の圧力下で防水性を確保することのできるものである必要があり、少なくとも常圧下で10分間水に接触させても水が通過しない程度の防水性が必要とされる。ここで、常圧とは、熱力学上の標準圧力に相当し、1bar=10Pa又は1気圧(atm)=101325Paであり、内部フィルタ32は、少なくとも10Paと101325Paのいずれかの圧力で防水性が確保されていればよい。この防水性は、上記の所定の圧力が小さい場合には、内部フィルタ32の表面状態(表面の撥水性)と水の表面張力との関係で定まり、金属多孔膜の表面の撥水性が高くなるほど、防水性が向上(防水可能圧力が増大)し、或いは、小孔32aの孔径を大きくしても防水性を確保できるようになる。
上記金属薄膜の表面はそれ自体で或る程度の撥水性を有する場合もあるが、本実施形態では、金属多孔膜の表面に撥水処理を施している。撥水処理としては、例えば、表面上にフッ素樹脂を含む撥水性コーティング層(例えば、「スーパーレインX」(商標、錦之堂販売)など)を形成する処理が挙げられる。また、このような撥水処理は金属多孔膜の両面にすることが好ましいが、少なくとも放音口14a側(図示下側、すなわち裏蓋14側)の表面にのみ施せばよい。また、この撥水処理は、裏蓋14の内面上にも施すことがより好ましい。これによって、裏蓋14の内面上に付着した水も放音口14aより排出されやすくすることができる。
上記実施形態では、10cm防水を可能とする防滴仕様の時計を構成できる。すなわち、水深10cmに時計を浸漬して10分間放置しても、内部に水が浸入しないように構成できる。もちろん、内部フィルタ32の撥水性と小孔32aの孔径との関係により、より高い防水性、例えば、2〜3気圧防水を確保することも可能である。
上記内部フィルタ32の撥水性の測定を行った。当該撥水性の測定においては、協和界面科学(株)製ドロップマスター500を用いて接触角を測定した。ここで、液適法に従って内部フィルタ32(金属)表面に2マイクロリットルの水滴を滴下後、0.1秒後から10秒きざみで接触角を測定し、それらの平均値を求めて接触角の測定値とする方法を採用した。その結果、上記撥水処理を施す前の接触角は80.2度、撥水処理を施した後の接触角は116.2度であった。また、撥水処理後に温度60℃相対湿度90%で2時間、温度−20℃で2時間のヒートサイクルを4回繰り返す熱処理を施した後でも接触角は115度とほとんど変化せず、また、人工汗に浸漬した後に温度40℃相対湿度90%で24時間放置した後でも接触角が110.6度と十分な撥水性を維持していた。
一方、上記内部フィルタ32を取り付けた時計を水中に浸漬させ、静置した状態における耐水性を確認した。撥水処理を施さない場合には水深25cmで入水したが、上記撥水処理を施すことによって水深1mで入水するまで耐水性を維持していた。また、上記内部フィルタ32上に埃を付着させると、撥水処理済みのものでも水深35cmで入水した。これは、埃の付着によって埃の付着部位から毛細管現象等により小孔32aを通して水が侵入したものと推測される。
[第2実施形態] 上記のように内部フィルタ32に埃等の異物が付着すると、当該異物を基点として毛細管現象により水が浸入する虞がある。そこで、上記構成を修正した本発明の第2実施形態では、図6に示すように、音源である鈴体21と放音口14aとの間に2枚の内部フィルタ32を互いに間隔を隔てて配置した。ここで、図6は、図示一点鎖線で示す垂線の左側が時計の12時−6時方向の断面を示し、同垂線の右側が時計の3時方向の断面を示す。この第2実施形態では、上記第1実施形態と同一部分には図面上同一符号を付すとともに、それらの説明は省略する。
本実施形態では、内枠31に2枚の内部フィルタ32A、32Bが間隔を隔てて取り付け固定されている。これらの内部フィルタ32A、32Bはいずれも上記内部フィルタ32と同様に構成される。また、第1実施形態と同様に内部フィルタ32A、32Bは時計ケース11内において水平に設置されている。具体的には、内側の内部フィルタ32Aの外縁部と外側の内部フィルタ32Bの外縁部との間に環状のスペーサ34が介在し、内側の内部フィルタ32Aと外側の内部フィルタ32Bが平行に配設された状態で、これらが内枠31に取り付けられている。図示例では内枠31に対して内側の内部フィルタ32Aの外縁部、スペーサ34、外側の内部フィルタ32Bの外縁部の順で積層した状態で、隣接する部材間が両面接着テープにより固定されている。ただし、このような態様に限定されるものではなく、たとえば、内枠31の内縁部のうち内面(図示上面)と外面(図示下面)にそれぞれ内側の内部フィルタ32Aの外縁部と外側の内部フィルタ32Bの外縁部が接着等により固定されていてもよい。
内側の内部フィルタ32Aと外側の内部フィルタ32Bの間隔は、一方の内部フィルタに付着した埃等の異物が他方の内部フィルタに接触しないようにするために十分な間隔とされる。当該間隔は、たとえば、10μm〜3.0mmの範囲内であることが好ましく、特に、30μm〜1.0mmの範囲内であることがより望ましい。上記範囲を越えると時計10の厚みが増大し、上記範囲を下回ると一方の内部フィルタ32に付着した埃等の異物が他方の内部フィルタにも接触し、防水性を低下させる虞がある。
本実施形態では、複数の内部フィルタ32A,32Bを間隔を隔てて配置することで、一方の内部フィルタ(特に外側の内部フィルタ32A)に付着した異物による防水性の低下を他方の内部フィルタ(特に内側の内部フィルタ32B)によって抑制することができる。内部フィルタは2枚であることが最も好ましいが、放音性やコンパクト性に支障がなければ3枚以上の内部フィルタを設置しても構わない。
[放音口の配置例] 次に、図7及び図8を参照して上記各実施形態における放音口14aの配置例について説明する。図7は各実施形態の時計10の概略斜視図、図8は裏蓋14の概略斜視図である。ここで、時計10の時計ケース11にはバンド取付部(かん)11aが設けられ、このバンド取付部11aに時計バンド40が装着されている。放音口14aは、上述のように裏蓋14の外周縁に設けられた切り欠き部によって構成され、複数の放音口14aが軸線周りに分散して形成されている。複数の放音口14aのうちの一部の放音口14a(1)は、上記時計バンド40の裏側に配置されている。また、残りの一つの放音口14a(2)は、上記操作部材18が突設されている部位の裏側に配置されている。さらに、残りの他の放音口(3)は放音口(2)とはほぼ反対側に形成されている。
上記のように複数の放音口14aは外装ケースの外側面において側方へ開口していることで、時計バンド40により腕等の身体に装着した場合でも支障なく効率的に放音できる。また、放音口14aは外装ケースの外側面のうち厚み方向裏側に配置されているので、外観上目立たないよう設けることができる。特に、放音口14a(1)及び(2)が時計バンド40や操作部材18の裏側に配置されていることで外部よりさらに視認されにくくなり、より目立たないように構成できる。
[第3実施形態] 図3は、上記とは別の第3実施形態の内部フィルタ32′の平面図である。なお、この第3実施形態では、内部フィルタ以外の構成は上記の第1実施形態と同様に構成されているので、説明を省略する。この内部フィルタ32′は、網状支持体32A′と、通気性を有する樹脂フィルム32B′とを積層し、樹脂フィルム32B′が網状支持体32A′により内側(放音口14aの反対側)から支持されるように構成したものである。
網状支持体32A′は例えば金属製の網体よりなり、開口32a′が実質的に均等に分布した網状に構成されている。網状支持体32A′の厚みは50μm〜5mmとすることが好ましく、開口32a′の円換算直径は0.1〜2.0mmの範囲内であることが好ましい。開口32a′の開口形状は特に限定されず、円形、角形等、任意である。図示例では、厚みが100μmで、対角辺の距離が800μm正六角形の開口32a′が幅25μmの間隔で平面上において最密充填された状態となるように配列されたものとなっている。なお、樹脂フィルム32B′に対する支持力を確保するために、中心部32b(中心点より直径3mmの円内の領域)と外縁部32c(外縁より半径方向内側に500μmの幅内にある領域)には開口32a′は形成されていない。この内部フィルタ32のフィルタとして機能する部分(外縁部32c′を除いた部分)の開口率は約60%である。この開口率は一般的には50〜80%の範囲内であることが好ましい。
樹脂フィルム32B′は低密度ポリエチレンのフィルムであり、厚み5−50μm、好ましくは7−20μmの範囲内であることが好ましく、典型的には厚み10μmとする。例えば、厚み10μmの低密度ポリエチレンで酸素ガス透過度(cc/m−day・atm)が13000、透湿度(g/m2−day)が30、引き裂き強さ(cN)が150のものを用いることができる。通気性を有する樹脂フィルムとしては上記低密度ポリエチレンの他に、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルベンテン等を用いることができる。
網状支持体32A′と樹脂フィルム32B′とは単に積層されて外周部が相互に固定されていればよく、フィルタとして機能する部分が相互に密着している必要はない。また、樹脂フィルム32B′は単一のフィルムであってもよいが、複数枚の樹脂フィルムを重ねたものであってもよい。
内部フィルタ32′において、内外圧力差がゆっくりと変化する場合には通気性を備えた樹脂フィルム32B′が気圧差を低減し、また、内外圧力差が急激に変化した場合には網状支持体32A′による内側からの支持で樹脂フィルム32B′のダメージ(変形や破れ)が防止される。
内部フィルタ32′では、網状支持体32A′を用いず、1枚の樹脂フィルム32B′のみを用いた場合でも、防滴仕様(水深10cmにて10分浸漬の状態で防水性あり)程度の防水性が確保されていた。しかし、網状支持体32A′を配置して樹脂フィルムを内側から支持することで、日常に用いる場合に充分な防水性、2〜3気圧防水を確保することが可能になった。
次に、本実施形態の内部フィルタ32′について音透過特性及び防水性の確認を行った。ここで、樹脂フィルム32B′として、厚み10μmの単層の低密度ポリエチレンフィルム(以下、単に「単層ポリエチレン」という。)と、低密度ポリエチレン層1層と、ポリプロピレン層2層とが共押出法等により直接積層された厚み10μmの積層フィルム(以下、単に「PE1層+PP2層」という。一般的にはポリエチレン層の表裏にそれぞれポリプロピレン層を積層させたもの。)と、低密度ポリエチレン層1層と、ポリプロピレン層4層とが同様に積層された厚み10μmの積層フィルム(以下、単に「PE1層+PP4層」という。一般的には、ポリエチレン層の表裏にそれぞれ2層ずつポリプロピレン層を積層したもの、この場合、内側のポリプロピレン層と、外側のポリプロピレン層とは組成が異なる別素材とされている。)とを用意した。また、上記内部フィルタ32′が樹脂フィルム32B′のみで構成される場合と、上記のように網状支持体32A′に樹脂フィルム32B′が支持された構造の内部フィルタである場合とについて検討した。
最初に、樹脂フィルム32B′単体(単層ポリエチレン、PE1層+PP2層、PE1層+PP4層)の音透過特性について測定した。その結果を表1に示す。フィルタ無しは樹脂フィルムを介することなく直接に測定した音圧を示すもので、多層化するほど徐々に音圧は低下するが、フィルタ無しの場合に比べて2〜3dB程度の低下にとどまった。したがって、積層フィルムを用いた場合でも十分な放音特性が得られることがわかる。
Figure 2008076380
次に、上記樹脂フィルム32B′の耐水圧強度について試験を行った。この結果を表2に示す。この場合、いずれも水深10cmの水圧(静圧)下では防水性が確保されていたが、単層ポリエチレンでは0.1気圧で漏れが発生した。しかし、PE1層+PP2層では2気圧まで防水性が確保され、PE1層+PP4層では2.5気圧まで防水性が確保されていた。したがって、網状支持体32A′を用いずに、樹脂フィルム32B′のみで内部フィルタを構成しても、積層フィルムを用いることで実用的な防水性を得ることができることがわかる。
Figure 2008076380
一方、網状支持体32A′を内側に配置して樹脂フィルム32B′を支持した場合には、表3に示すように、単層ポリエチレンでも2気圧まで防水性が確保され、PE1層+PP2層では3気圧まで防水性が確保され、PE1層+PP4層では5気圧まで防水性が確保されていた。このように、網状支持体32A′を用いることで、防水性をさらに高めることが可能である。
Figure 2008076380
なお、複数の樹脂フィルムを積層してなる内部フィルタとしては、単に複数の樹脂フィルムが重ねあわされたものであってもよいが、相互に直接に接着された上記のような一体の積層フィルムであることが望ましい。このような積層フィルムとしては、たとえば、上記単層ポリエチレンとしては、シーアイ化成(株)のローズラップ(商品名)、上記PE1層+PP2層としては、日本紙パック(株)のワンラップ(商品名)、上記PE1層+PP4層としては、日本紙パック(株)の耐熱ワンラップ(商品名)が挙げられる。
[放音特性] 上記第1及び第3実施形態において、図2及び図3で示す内部フィルタ32、32′を用いて音源である鈴体21の音が放音口14aからどの程度放出されるかを測定した。その結果を図4に示す。ここで、間隙Gaを0.8mmに固定し、内部フィルタ32、32′と裏蓋14との間隙Gbを変化させて、放音口14aの外側(定位置)で観測される透過音圧を測定した。図示例の場合には、間隙Gbが0.8mm以下の範囲では、当該間隙Gbが大きくなるほどに透過音圧も急激に増大する(すなわち、変化率が大きい)が、間隙Gbが0.8mmを越えると、当該間隙Gbが増加しても透過音圧の増加割合は低下する(すなわち、変化率が小さくなる。)。
このように、一般的には、内部フィルタ32、32′と裏蓋14の内面との間の距離である間隙Gbに対する透過音圧の変化率が低下する境界点Pが存在するので、間隙Gbを当該境界点Pの値以上に設定すると、透過音圧を高めることができる。特に、間隙Gbを境界点Pの値に設定すると、放音性を確保しつつ、時計の薄型化を図ることができる。この透過音圧の変化率が低下する境界点Pは音源である鈴体21の周波数によっても変化する。図示例では境界点Pの間隙Gbの値は0.8mmであったが、一般的には、境界点Pは0.3−3.0mmの範囲、特に、0.5−1.2mmの範囲内にある。
図5は、本実施形態において鈴体21を打撃機構24で打撃した後に放音口14aの外部で観測される音圧の経時変化の測定結果を示す。鈴体21が打撃されると当初は87−100dB程度の高い音圧が観測されるが、その後、比較的低い音圧の余韻或いは残響が観測され、徐々に減衰していく。この余韻或いは残響の音圧の減衰率(図示2点鎖線で示す余韻の音圧変化Sの傾きΔS)を求めた。その結果、上記内部フィルタを用いない場合には余韻の減衰率が35.6dB/secであったのに対し、上記図示例の内部フィルタ32を用いた場合には同減衰率が20dB/sec、上記内部フィルタ32′を用いた場合には同減衰率が22dB/secであった。ただし、初期の音圧については当然のことながら内部フィルタがない場合の方が大きい。
本実施形態の内部フィルタでは低音圧の余韻の減衰作用が内部フィルタを用いない場合より低いため、防水性を確保しつつ、低音圧の放音性を犠牲にせず、むしろ、低音圧の放音性を高めることができる。一般的には、図示例に限らず、上述のような内部フィルタの構成であれば、余韻の減衰率を25dB/sec以下に抑制することが可能である。
尚、本発明の時計は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態ではムーブメント及び指針を備えたアナログ時計を例示しているが、本発明はこのような音源に限定されるものではなく、時計回路及び液晶表示体等の表示機器を備えた時計であっても構わない。
時計の実施形態の構造を示す概略縦断面図。 同実施形態に用いる内部フィルタの平面図。 第3実施形態に用いる内部フィルタの平面図。 第1実施形態の透過音圧と間隙Gbとの関係を示すグラフ。 第1実施形態の音圧の経時変化を示すグラフ。 第2実施形態の構造を示す概略断面図。 各実施形態に適用可能な外観を示す概略斜視図。 各実施形態に適用可能な外観を示す裏蓋の概略斜視図。
符号の説明
10…時計、11…本体ケース、12…縁部材、13…窓部材、14…裏蓋、14a…放音口(連通口)、15…ムーブメント、16…文字盤、17…指針、18…操作部材、21…鈴体、24…打撃機構、31…内枠、32、32′…内部フィルタ、32a…小孔、32A′…網状支持体、32B′…樹脂フィルム、33…補強板、34…スペーサ

Claims (12)

  1. 外装ケースと、該外装ケースの内部に配置された音源と、前記外装ケース及び前記音源のいずれに対しても間隔を有して対向配置された、通気性及び防水性を備えた内部フィルタと、前記外装ケースと前記内部フィルタとの間に画成された空間を外部に連通させる連通口と、を具備し、
    前記内部フィルタは、薄膜に多数の小孔が設けられてなり、少なくとも常圧下で10分間水に接触させても前記小孔を水が通過しない防水性が確保された多孔膜であることを特徴とする時計。
  2. 前記多孔膜の表面に撥水処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の時計。
  3. 前記多孔膜は金属薄膜に前記小孔を形成してなる金属多孔膜であることを特徴とする請求項1又は2に記載の時計。
  4. 前記音源と前記連通口との間に、複数の前記内部フィルタが間隔を隔てて配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の時計。
  5. 外装ケースと、該外装ケースの内部に配置された音源と、前記外装ケース及び前記音源のいずれに対しても間隔を有して対向配置された、通気性及び防水性を備えた内部フィルタと、前記外装ケースと前記内部フィルタとの間に画成された空間を外部に連通させる連通口と、を具備し、
    前記内部フィルタは、網状支持体と、該網状支持体で内側から支持された通気性を有する樹脂フィルムとにより構成されていることを特徴とする時計。
  6. 前記樹脂フィルムは低密度ポリエチレンフィルムであることを特徴とする請求項5に記載の時計。
  7. 外装ケースと、該外装ケースの内部に配置された音源と、前記外装ケース及び前記音源のいずれに対しても間隔を有して対向配置された、通気性及び防水性を備えた内部フィルタと、前記外装ケースと前記内部フィルタとの間に画成された空間を外部に連通させる連通口と、を具備し、
    前記内部フィルタは、通気性を有する複数の積層された樹脂フィルムにより構成されていることを特徴とする時計。
  8. 前記内部フィルタは、ポリエチレンフィルムとポリプロピレンフィルムの積層体で構成されることを特徴とする請求項7に記載の時計。
  9. 前記音源は、鈴体と、該鈴体を打撃して励振させる打撃機構とを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の時計。
  10. 前記連通口の外側で計測した前記鈴体より発せられる余韻の減衰率が25dB/sec以下であることを特徴とする請求項9に記載の時計。
  11. 前記内部フィルタは前記外装ケースの一部である裏蓋に対向配置され、該裏蓋の外周部若しくは前記裏蓋と他の外装部材との間に前記放音口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の時計。
  12. 前記内部フィルタと前記裏蓋との間隙が、前記連通口より放出される透過音圧の前記間隙に対する変化率が低下する境界点の値以上であることを特徴とする請求項11に記載の時計。
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