JP2008074606A - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Koji Niioka
光司 新岡
Takuya Yasue
拓也 安江
Hitoshi Igarashi
人志 五十嵐
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Abstract

【課題】媒体搬送装置の小型化を図る。
【解決手段】媒体搬送装置は、第1搬送部と、第2搬送部と、媒体検出センサとを有する。第1搬送部は、媒体を搬送部材へ向けて第1搬送経路に沿って搬送する。第2搬送部は、前記媒体を前記搬送部材へ向けて第2搬送経路に沿って搬送する。媒体検出センサは、所定間隔離れた状態で配置される発光部と受光部とを有し、前記発光部と前記受光部との間における媒体の有無に応じて、前記受光部から出力される検出信号の信号レベルを変化させるものであって、前記第1搬送経路と前記第2搬送経路を合流させる合流経路に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、媒体搬送装置に関する。
媒体搬送装置は、用紙等のシート状の媒体を搬送するための装置であり、例えば印刷装置に組み込まれている。そして、媒体搬送装置が組み込まれた印刷装置では、媒体(用紙等)を検出するための媒体検出センサが設けられている。この媒体検出センサには、媒体の搬送経路の途中に、回動可能に配置されたレバーと、このレバーによって検出信号の信号レベルを変化させるフォトインタラプタとを有するものがある(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平8−259037号公報
レバーとフォトインタラプタを有する媒体検出センサを用いた場合、この媒体検出センサを取り付けるためのスペースが必要となり、媒体搬送装置の小型化に適さないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化に適した構成の媒体搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
(A)媒体を搬送部材へ向けて第1搬送経路に沿って搬送する第1搬送部と、
(B)前記媒体を前記搬送部材へ向けて第2搬送経路に沿って搬送する第2搬送部と、
(C)所定間隔離れた状態で配置される発光部と受光部とを有し、前記発光部と前記受光部との間における媒体の有無に応じて、前記受光部から出力される検出信号の信号レベルを変化させる媒体検出センサであって、
前記第1搬送経路と前記第2搬送経路を合流させる合流経路に配置される媒体検出センサと、
(D)を有する媒体搬送装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
すなわち、(A)所定間隔離れた状態で配置される発光部と受光部とを有する媒体検出センサであって、前記発光部と前記受光部との間における媒体の有無に応じて、前記受光部から出力される検出信号の信号レベルを変化させる媒体検出センサと、(B)前記媒体の搬送経路の途中に配置され、前記媒体を案内する媒体案内部材であって、前記媒体を案内するための媒体案内面と、前記媒体案内面を、前記発光部及び前記受光部の一方の位置よりも前記発光部と前記受光部の他方に寄った位置に配置させるように、前記媒体検出センサが取り付けられるセンサ取り付け部と、を有する媒体案内部材と、(C)を有する媒体搬送装置を実現できることが明らかにされる。
このような媒体搬送装置によれば、媒体案内面によって発光部と受光部との間に案内された媒体を直接検出するため、装置の小型化が図れる。また、媒体案内面が発光部と受光部の他方に寄った位置に配置されるため、媒体の引っかかりを防止できる。
かかる媒体搬送装置であって、前記媒体案内部材は、前記センサ取り付け部が設けられる案内部材本体と、前記案内部材本体に対し、前記媒体の搬送方向に沿って設けられ、前記案内部材本体とは反対側に前記媒体案内面が形成される案内リブと、を有する構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、媒体案内面が案内リブに設けられているので、媒体における媒体案内面との接触面積を減らすことができる。これにより、媒体を円滑に搬送することができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記案内リブは、前記媒体の搬送方向に対して手前側の端部に、前記案内部材本体の表面と前記媒体案内面とを結ぶ傾斜案内面が設けられている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、傾斜案内面が設けられているので、この傾斜案内面に沿って案内部材本体の表面と媒体案内面との間で、媒体を円滑に搬送できる。
かかる媒体搬送装置であって、前記案内リブは、前記案内部材本体と一体に成型されている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、案内リブが案内部材本体と一体に成型されているので、媒体を円滑に搬送できる。
かかる媒体搬送装置であって、前記案内リブは、前記媒体の搬送方向と交差する交差方向に複数形成されている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、案内リブが交差方向に複数形成されているので、媒体の姿勢を安定させることができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記センサ取り付け部は、前記発光部及び前記受光部の一方が挿入される空間によって構成され、前記案内部材本体は、前記センサ取り付け部に取り付けられた状態の前記発光部或いは前記受光部を、前記媒体案内面側から臨ませるための開口部を有する構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、センサ取り付け部の構成を簡素化でき、製造が容易になる。
かかる媒体搬送装置であって、前記センサ取り付け部は、前記発光部及び前記受光部の一方が挿入される空間によって構成され、前記媒体案内部材は、前記空間に至る連通孔であって、前記センサ取り付け部に取り付けられた状態の前記発光部或いは前記受光部を、前記媒体案内面側から臨ませるための連通孔を有する。
このような媒体搬送装置によれば、センサ取り付け部の構成を簡素化でき、製造が容易になる。
かかる媒体搬送装置であって、前記連通孔は、前記媒体案内面側の縁が面取りされている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、連通孔の縁で媒体が引っかかってしまう不具合を防止できる。
かかる媒体搬送装置であって、前記媒体案内部材は、前記媒体を前記媒体の裏面側で案内する裏面側媒体案内部材と、前記媒体を前記媒体の表面側で案内する表面側媒体案内部材とを有する構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、媒体の裏面側と表面側のそれぞれから媒体を案内するので、媒体を確実に案内できる。
かかる媒体搬送装置であって、前記媒体を搬送するための搬送ローラと、前記媒体を前記搬送ローラ側へ押さえ付ける押さえ付けローラとを有し、前記表面側媒体案内部材は、前記押さえ付けローラを取り付けるためのローラ取り付け部を有し、前記ローラ取り付け部に取り付けられた前記押さえ付けローラを、前記搬送ローラに押し付ける方向と、前記搬送ローラから離隔する方向とに移動させるよう、回動可能に取り付けられている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、表面側媒体案内部材に押さえ付けローラが取り付けられているので、装置の小型化が図れる。
かかる媒体搬送装置であって、前記表面側媒体案内部材は、前記裏面側媒体案内部材の上方に配置され、前記媒体検出センサは、前記発光部が前記裏面側媒体案内部材側に配置され、前記受光部が前記表面側媒体案内部材側に配置されている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、受光部が上方に発光部が下方にそれぞれ配置されるので、外光の影響を受け難くすることができる。
また、次の媒体搬送装置が実現できることも明らかにされる。
すなわち、(A)発光素子を有する発光部と受光素子を有する受光部とが所定間隔離れた状態で配置される媒体検出センサであって、前記発光部と前記受光部との間における媒体の有無に応じて、前記受光素子から出力される検出信号の信号レベルを変化させる媒体検出センサと、(B)前記媒体の搬送経路の途中に配置され、前記媒体を案内する媒体案内部材であって、前記発光部及び前記受光部の一方に対し、前記媒体の搬送方向における手前側に配置される手前側案内片を有する媒体案内部材と、(C)前記発光部及び前記受光部の一方と、前記手前側案内片との隙間を覆うフィルム部材と、(D)を有する媒体搬送装置を実現できることも明らかにされる。
このような媒体搬送装置によれば、媒体検出センサが、発光部と受光部との間に案内された媒体を直接検出するため、装置の小型化が図れる。また、発光部及び受光部の何れか一方と手前側案内片との間がフィルム部材によって覆われるので、フィルム部材によって媒体を案内でき、媒体を円滑に搬送できる。
かかる媒体搬送装置であって、前記フィルム部材は、前記発光部及び前記受光部の一方と、前記手前側案内片のそれぞれに接着されている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、フィルム部材を確実に取り付けることができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記フィルム部材は、前記手前側案内片に接着され、前記発光部及び前記受光部の一方と前記手前側案内片との隙間を、前記フィルム部材における非接着部分によって覆う構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、発光部及び受光部の一方について配置の自由度を高めることができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記媒体案内部材は、前記発光部及び前記受光部の一方に対し、前記媒体の搬送方向における奥側に配置される奥側案内片を有し、前記フィルム部材は、前記手前側案内片と前記奥側案内片との間で架け渡されている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、隙間を確実に覆うことができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記フィルム部材は、前記手前側案内片と前記奥側案内片とを覆うように巻き付けられ、前記発光部と前記受光部の他方が位置する側とは反対側で固定されている構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、媒体を確実に案内できる。
かかる媒体搬送装置であって、前記フィルム部材は、前記発光素子と前記受光素子とを結ぶ光軸を避けて、前記発光部及び前記受光部の一方と、前記手前側案内片との隙間を覆う構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、媒体の検出感度を高めることができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記フィルム部材は、透光性を有する素材によって構成され、前記発光素子と前記受光素子とを結ぶ光軸をも覆うように、前記発光部及び前記受光部の一方と、前記手前側案内片との隙間を覆う構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、発光素子や受光素子を保護することができる。
また、次の媒体搬送装置が実現できることも明らかにされる。
すなわち、(A)媒体を搬送部材へ向けて第1搬送経路に沿って搬送する第1搬送部と、(B)前記媒体を前記搬送部材へ向けて第2搬送経路に沿って搬送する第2搬送部と、(C)所定間隔離れた状態で配置される発光部と受光部とを有し、前記発光部と前記受光部との間における媒体の有無に応じて、前記受光部から出力される検出信号の信号レベルを変化させる媒体検出センサであって、前記第1搬送経路と前記第2搬送経路を合流させる合流経路に配置される媒体検出センサと、(D)を有する媒体搬送装置が実現できることも明らかにされる。
このような媒体搬送装置によれば、媒体検出センサが、発光部と受光部との間に案内された媒体を直接検出するため、装置の小型化が図れる。また、媒体検出センサが、第1搬送経路に沿って搬送される媒体と第2搬送経路に沿って搬送される媒体を検出するので、構成の簡素化が図れる。
かかる媒体搬送装置であって、前記搬送部材は、前記媒体を搬送するための搬送ローラと、前記媒体を前記搬送ローラ側へ押さえ付ける押さえ付けローラとを有する構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、2つのローラで媒体を搬送するので、装置の小型化に適する。
かかる媒体搬送装置であって、前記第1搬送部は、前記媒体検出センサを挟んで前記搬送部材とは反対側の位置に、前記第1搬送経路で搬送される媒体の搬送方向を規制する規制部材を有し、前記媒体検出センサは、前記媒体が前記規制部材に対して前記搬送部材の最も近くで接触する規制部材側接点と、前記搬送ローラと前記押さえ付けローラとが接触する搬送部材側接点とを結ぶ仮想直線が、前記発光部と前記受光部との間を通る範囲内の位置に配置される構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、媒体を円滑に搬送することができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記規制部材は、前記第1搬送経路で搬送される前記媒体が接触することによって回転するガイドローラである構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、ガイドローラによって媒体を円滑に搬送することができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記押さえ付けローラと前記ガイドローラを支持する支持部材を有する構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、押さえ付けローラとガイドローラとが、共通の支持部材によって支持されるので、装置の小型化に適する。
かかる媒体搬送装置であって、前記第2搬送部は、第2搬送経路の途中に配置され、前記媒体を案内するための媒体案内面が設けられた案内リブを有し、前記媒体検出センサは、前記媒体案内面における前記搬送方向側の一端と他端の間に配置される構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、第2搬送経路に沿って搬送される媒体は、媒体検出センサを通過する際に媒体案内面によって案内される。このため、媒体を確実に検出することができる。
かかる媒体搬送装置であって、前記案内リブは、前記発光部と前記受光部の一方が取り付けられるセンサ取り付け部を有する案内部材本体に設けられる構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、センサ取り付け部の構成を簡素化でき、製造が容易になる。
かかる媒体搬送装置であって、前記第1搬送部は、前記搬送部材よりも上方に保持された前記媒体を、前記搬送部材へ向けて第1搬送経路に沿って搬送し、前記第2搬送部は、前記搬送部材よりも下方に保持された前記媒体を、前記搬送部材へ向けて第2搬送経路に沿って搬送する構成が好ましい。
このような媒体搬送装置によれば、装置の小型化に適する。
===第1実施形態===
<媒体搬送装置について>
媒体搬送装置は、種々の装置に組み込むことができる。ここでは、印刷装置の一種であるインクジェット式のプリンタ(以下、単にプリンタともいう。)を例に挙げて説明する。この場合、画像が印刷される用紙が媒体に、プリンタが媒体搬送装置にそれぞれ対応する。
<プリンタ1の全体構成>
図1に例示したプリンタ1は、キャリッジCRと、第1給紙部10と、第2給紙部20と、合流案内部30と、排紙部40とを有する。
キャリッジCRは、図示しないキャリッジ移動機構により、ガイドシャフトSFに沿って用紙Sの幅方向(搬送方向とは直交する方向)に移動される。そして、キャリッジCRの内部にはインクカートリッジ(図示せず)が収納されており、キャリッジCRの底面にはインクを吐出するヘッドHDが取り付けられている。また、ヘッドHDと対向する位置には、用紙Sを背面側(印刷対象面とは反対側の面)から支持するプラテンPLが配置されている。
<第1給紙部10について>
第1給紙部10は、媒体としての用紙Sを、合流案内部30の搬送ローラ322及び押さえ付けローラ312の組(媒体を搬送する搬送部材に相当する。)へ向けて第1搬送経路に沿って搬送する部分であり、合流案内部30とともに第1搬送部を構成する。第1給紙部10は、第1ホッパ11と、第1給送ローラ12と、リタードローラ13と、下部ガイド14とを有する。第1ホッパ11は、用紙Sを保持するための部材である。この第1ホッパ11は、板状の部材によって構成され、回動軸11aを中心に回動可能に取り付けられている。用紙Sは、第1ホッパ11の表面側に積層状態で保持される。この保持状態において、用紙Sは、その側縁が側部ガイド11bに突き当てられており、所定位置で保持されている。そして、第1ホッパ11が上側へ回動することで、最も上に位置する用紙Sが第1給送ローラ12に接触し、合流案内部30側へ搬送される。また、第1ホッパ11が下側へ回動することで、第1給送ローラ12が用紙Sから離される。これにより、用紙Sは搬送されない。リタードローラ13は、用紙Sの重ね送りを防止するためのものである。このリタードローラ13は、第1給送ローラ12との間で1枚の用紙Sをニップするように配置されている。そして、トルクリミッタ機構により、用紙Sの重ね送りを防止する。下部ガイド14は、第1給送ローラ12から搬送されてきた用紙Sを、合流案内部30側へ案内するための部材である。
<第2給紙部20について>
第2給紙部20は、用紙Sを、搬送ローラ322及び押さえ付けローラ312へ向けて第2搬送経路に沿って搬送する部分であり、合流案内部30とともに第2搬送部を構成する。第2給紙部20は、給紙カセット21と、ピックアップローラ22と、第2給送ローラ23と、分離ローラ24と、アシストローラ25と、第2ホッパ26とを有する。給紙カセット21は、用紙Sを積層状態で保持するものであり、プリンタ1の前方から挿入可能に構成されている。ピックアップローラ22は、給紙カセット21に積層状態で保持された用紙Sのうち、最も上に位置する用紙Sを選択的に搬送するためのものである。第2給送ローラ23は、ピックアップローラ22によって搬送された用紙Sを、さらに搬送する。この第2給送ローラ23によって、用紙Sの搬送方向は、後向きから上向きへ変えられ、その後、前向きへと変えられる。分離ローラ24は、用紙Sの重ね送りを防止するためのローラであり、第2給送ローラ23との間で1枚の用紙Sをニップすることにより、最も上の用紙Sを選択的に搬送する。アシストローラ25は、用紙Sの搬送を補助するためのローラであり、第2給送ローラ23との間で1枚の用紙Sをニップすることにより、用紙Sを第2給送ローラ23側へ押し付ける。第2ホッパ26は、アシストローラ25を通過した用紙Sを、合流案内部30に向けて案内するものである。なお、この第2ホッパ26は、図示しない反転ユニットがプリンタ1の背面側に装着された際に、プリンタ1の前方側から送られてきた用紙Sを、反転ユニット側に導く機能も有する。
このように、第2給紙部20では、プラテンPLや合流案内部30よりも下方の位置に用紙Sを保持しており、第2給送ローラ23よって、用紙Sを半円状の経路に沿って搬送しているので、すなわち、用紙Sを上方に移動させつつ搬送方向を反転させているので、装置の奥行き方向の長さを小さくすることができる。つまり、装置の小型化に適する。また、第1給紙部10による用紙Sの給紙経路と交差してしまう不具合も防止できる。
<合流案内部30について>
合流案内部30は、第1給紙部10側から案内されてきた用紙S、或いは、第2給紙部20側から案内されてきた用紙Sを、ヘッドHDへ向けて案内するためのものである。言い換えれば、第1給紙部10側からの第1搬送経路と第2給紙部20側からの第2搬送経路を合流させる合流経路において、用紙Sを案内する部材である。従って、用紙Sの搬送経路(第1搬送経路及び第2搬送経路)のうち、合流案内部30の範囲が合流経路となる。そして、合流案内部30は、用紙Sの搬送経路の途中に配置され、媒体を案内するための案内するための媒体案内部材に相当する。また、合流案内部30は、第1搬送部の一部として機能するとともに第2搬送部の一部としても機能する。
この合流案内部30は、上側案内部材31と、下側案内部材32とを有する。ここで、上側案内部材31は、下側案内部材32に対して上方に配置されている。言い換えれば、用紙Sの搬送経路に対してヘッドHDと同じ側、すなわち、用紙Sの表面側(つまり印刷対象面側)に配置されている。そして、上側案内部材31は、搬送される用紙Sをその表面側で案内する。このため、上側案内部材31は、媒体を媒体の表面側で案内する表面側媒体案内部材に相当する。一方、下側案内部材32は、用紙Sの搬送経路に対してヘッドHDと反対側(つまり用紙Sの裏面側)に配置されている。このため、下側案内部材32は、媒体を媒体の裏面側で案内する裏面側媒体案内部材に相当する。このように、合流案内部30を上側案内部材31と下側案内部材32によって構成することで、用紙Sの表面側と裏面側のそれぞれで、用紙Sを案内することができる。このため、用紙Sを確実に案内することができる。
この合流案内部30には、用紙Sを検出するための用紙検出センサ50が取り付けられている。この用紙検出センサ50は、フォトインタラプタによって構成されている。例えば、図11に示すように、用紙検出センサ50は、所定間隔離れた状態で、互いに対向して配置される発光部51と受光部52とを有している。そして、発光部51と受光部52との間における用紙Sの有無に応じて、受光部52から出力される検出信号の信号レベルを変化させる。このような用紙検出センサ50では、発光部51からの光を用いて用紙Sを直接できるので、用紙検出センサ50の取り付けに必要な場所を小さくすることができる。このため、プリンタ1の小型化が図れる。なお、発光部51と受光部52との間隔は、必要な検出感度や発光部51から照射される光の強さによって定められる。従って、前述した「所定間隔」とは、用紙Sの検出に適した間隔を意味する。
また、図1に示すように、合流案内部30には、搬送部材として機能する搬送ローラ322及び押さえ付けローラ312の組が取り付けられている。搬送ローラ322は、下側案内部材32におけるヘッドHD側の端部(搬送方向下流側の端部)に、回転可能な状態で取り付けられている。この搬送ローラ322は、図示しない搬送モータによって回転される。一方、押さえ付けローラ312は、図5に示すように、上側案内部材31におけるヘッドHD側の端部に設けられたローラ取り付け部に対して、回転可能な状態で取り付けられている。この押さえ付けローラ312は、搬送ローラ322の上に、搬送ローラ322側へ押さえ付けられた状態で配置される。これらの搬送ローラ322及び押さえ付けローラ312の組で搬送部材を構成すると、2本のローラで用紙Sを搬送できるので小型化に適する。
また、上側案内部材31における第1給紙部10側の端部、言い換えれば、用紙検出センサ50を挟んで、搬送ローラ322及び押さえ付けローラ312の組とは反対側の位置には、ガイドローラ313が設けられている。このガイドローラ313は、主に第1給紙部10側から送られる用紙Sを案内する。このため、ガイドローラ313は、第1搬送経路で搬送される用紙Sの搬送方向を規制する規制部材に相当する。なお、合流案内部30や用紙検出センサ50の構成については後で説明する。
<排紙部40について>
排紙部40は、ヘッドHDやプラテンPLよりも、用紙Sの搬送方向の下流側に配置されている。なお、この場合における搬送方向とは、用紙Sへの印刷時における搬送方向の下流側を意味する。このプリンタ1では、反転ユニットを装着することにより、用紙Sの両面に印刷することが可能となる。その場合おいて用紙Sは、印刷方向とは逆方向に搬送される。そして、排紙部40は、画像の印刷時において、画像が印刷された用紙Sを搬送方向の下流側に向けて搬送する。また、用紙Sを反転したり、用紙Sの頭出し(搬送方向下流端の位置決め)をしたりする等の特定の場合には、用紙Sを搬送方向の上流側に向けて逆方向へ搬送する。
例示したプリンタ1において、排紙部40は、排紙ローラ41と、下流側従動ローラ42と、上流側従動ローラ43と、フレーム44とを有する。排紙ローラ41は、プラテンPLにおける搬送方向の下流側の端部に、回転可能な状態で取り付けられている。下流側従動ローラ42は、丸鋸状のローラであり、排紙ローラ41の上方に回転可能な状態で配置されている。そして、排紙ローラ41と下流側従動ローラ42とで用紙Sを挟んで搬送する。上流側従動ローラ43は、下流側従動ローラ42と同様の構成である。そして、上流側従動ローラ43は、下流側従動ローラ42よりも搬送方向の上流側に配置されており、用紙Sを表面側で案内する。フレーム44は、下流側従動ローラ42及び上流側従動ローラ43を回転可能に支持する。
===各搬送経路と用紙検出センサ50との関係===
このプリンタ1では、合流案内部30に用紙検出センサ50を配置している。そして、この用紙検出センサ50により、第1給紙部10側から第1搬送経路に沿って案内された用紙S、或いは、第2給紙部20側から第2搬送経路に沿って案内されてきた用紙Sを検出している。このように、異なる搬送経路に沿って搬送されてきた用紙Sを、共通の用紙検出センサ50にて検出することで、構成の簡素化を図っている。以下、各搬送経路と用紙検出センサ50との関係について説明する。
<上側案内部材31と下側案内部材32について>
前述したように、合流案内部30は上側案内部材31と下側案内部材32とを有する。図2に示すように、上側案内部材31は、支持部材としての支持フレーム311を有する。この支持フレーム311におけるヘッドHD側の端部には、押さえ付けローラ312が回転可能に取り付けられている。また、支持フレーム311における第1給紙部10側の端部には、規制部材としてのガイドローラ313が取り付けられている。さらに、支持フレーム311における、押さえ付けローラ312用の取り付け部とガイドローラ313用の取り付け部の途中には、用紙検出センサ50の一部が配置される配置空間314が設けられている。この例では、用紙検出センサ50が有する受光部52が配置空間314に配置される。
また、下側案内部材32は、案内部材本体321と案内リブ323とを有する。案内リブ323は、案内部材本体321に設けられる。この実施形態では、一体成型で設けられている。この案内リブ323における、案内部材本体321とは反対側の面は、用紙Sを案内するための用紙案内面323a(媒体案内面に相当する。図7を参照。)を構成している。さらに、案内部材本体321には、図9にも示すように、用紙検出センサ50の他の一部が取り付けられるセンサ取り付け部321bが設けられている。この実施形態におけるセンサ取り付け部321bは、用紙検出センサ50が有する発光部51を取り付けるためのものである。このプリンタ1では、搬送方向と直交する方向に形成された空間であって、発光部51の外形に倣った形状の空間によって構成されている。そして、センサ取り付け部321bは、案内リブ323(用紙案内面323a)における搬送方向側の一端と他端の間に設けられる。これに伴い、用紙検出センサ50もまた、用紙案内面323aにおける搬送方向側の一端と他端の間に配置される。
<用紙検出センサ50について>
また、用紙検出センサ50は、図11にも示すように、角柱状の発光部51と角柱状の受光部52とを連結部53で連結した構造であり、側面から見て略コ字状の構造となっている。すなわち、連結部53によって連結されることで、発光部51と受光部52は所定間隔離れた状態で対向して配置される。さらに、発光部51が有する発光素子511と受光部52が有する受光素子521とが対向するため、発光素子511と受光素子521との間に用紙Sが存在しない場合には、発光素子511が照射した光が受光素子521で受光される。これにより、受光素子521からは受光量に応じた電圧レベルの信号が出力される。一方、発光素子511と受光素子521との間に用紙Sが存在する場合には、発光素子511が照射した光は用紙Sに遮られ、受光素子521では受光されない。これにより、受光素子521からは受光量に応じた電圧レベルの信号が出力される。このように、用紙検出センサ50からは、発光部51(発光素子511)と受光部52(受光素子521)の間における用紙Sの有無に基づき、対応する信号レベルの検出信号が出力される。
<用紙検出センサ50の配置について>
図2に示すように、第1給紙部10が有する第1給送ローラ12によって搬送された用紙Sは、下部ガイド14の案内面141に沿って案内される。そして、ガイドローラ313にて搬送方向を少し変えた後、用紙検出センサ50を通って搬送ローラ322及び押さえ付けローラ312へと案内される。従って、第1給紙部10に保持された用紙Sは、搬送ローラ322等へ向けて斜め下方に案内されるようになっている。一方、第2給紙部20が有するピックアップローラ22によってプリンタ1の後側へ搬送された用紙Sは、第2給送ローラ23の周面と第2ホッパ26の案内面とで形成される円弧状の隙間に沿って上昇する。その後、搬送方向が前側へ切り替わる。そして、下側案内部材32の表面、すなわち案内リブ323に設けられた用紙案内面323aに沿って案内され、用紙検出センサ50を通って搬送ローラ322等へと案内される。従って、第2給紙部20に保持された用紙Sは、第2給送ローラ23によって上昇された後において、ほぼ水平方向に搬送される。
ここで、用紙検出センサ50が有する発光部51及び受光部52は、上下方向に所定間隔だけ離れた位置に配置されている。これらの発光部51と受光部52の間隔は、発光素子511から照射された光が受光素子521で受光できる範囲内にする必要があり、いたずらに大きくすることはできない。また、これらの発光部51及び受光部52は、発光素子511や受光素子521の位置を定め、かつ、外力から保護する関係などの理由から角柱状に成型されている。ここで、用紙Sが発光部51や受光部52に接触してしまうと、用紙S表面にキズがついてしまう等の不具合が生じ得る。このため、第1給紙部10からの用紙Sの搬送経路(第1搬送経路)、及び、第2給紙部20からの用紙Sの搬送経路(第2搬送経路)に関しては、何れも用紙Sが発光部51や受光部52に接触しないことが望ましい。
このため、図3に模式的に示すように、搬送ローラ322へ向けて下り傾斜している第1搬送経路については、その下り傾斜の角度が、発光部51と受光部52の対向面同士の距離Hと、発光部51及び受光部52の幅Wとの比率(H/W)で定まる角度よりも小さく、水平よりも大きいことが求められる。このプリンタ1において、第1搬送経路の角度は、搬送ローラ322及び押さえ付けローラ312の組と、ガイドローラ313との位置関係によって定められる。具体的には、規制部材としてのガイドローラ313に対して用紙Sが搬送ローラ322等の最も近くで接触する接点X1(規制部材側接点に相当する。)と、搬送ローラ322と押さえ付けローラ312とが接触する接点X2(搬送部材側接点に相当する。)とを定めたとき、これらの接点X1と接点X2とを結ぶ仮想直線L1が、発光部51と受光部52との間を、これらの発光部51と受光部52に接触せずに通る範囲内であればよいといえる。
また、第2搬送経路については、案内リブ323が有する用紙案内面323aに沿ってほぼ水平方向に定められる。このため、用紙案内面323aが、発光部51の対向面(発光素子511の配置面)と受光部52の対向面(受光素子521の配置面)との間に位置していればよい。但し、この実施形態のように、他の搬送経路である第1搬送経路が下り傾斜している場合には、用紙案内面323aを下側の対向面側に寄せた方が好ましい。これは、第1搬送経路における下り傾斜の角度に自由度が増すからである。
<まとめ>
以上の説明から判るように、このプリンタ1では、第1給紙部10からの用紙Sの搬送経路である第1搬送経路と第2給紙部20からの用紙Sの搬送経路である第2搬送経路とを合流させる合流経路に、用紙検出センサ50を配置している。この構成により、第1搬送経路に沿って搬送される用紙Sと第2搬送経路に沿って搬送される用紙Sとを、同じ用紙検出センサ50で検出することができる。その結果、構成の簡素化が図れる。また、用紙検出センサ50は、発光部51と受光部52を所定間隔だけ離して配置したフォトインタラプタによって構成されている。このため、発光部51(発光素子511)と受光部52(受光素子521)の間に位置付けられていれば、位置によらず用紙Sの有無を検出できる。この点において、レバー式のセンサよりも検出精度(用紙S先端の検出精度)を高めることができる。
===用紙検出センサ50の取り付け構造===
このプリンタ1では、フォトインタラプタで構成された用紙検出センサ50によって、用紙Sを検出している。ここで、用紙Sを円滑に搬送するためには、用紙Sが用紙検出センサ50に引っかかる等の不具合を防止する必要がある。以下、用紙Sを円滑に搬送させるための構成について説明する。
<取り付け構造の概略>
図4に示すように、用紙検出センサ50は、その一部が、案内部材本体321の短尺側側面に設けられたセンサ取り付け部321bに取り付けられる。本実施形態では、用紙検出センサ50が有する発光部51がセンサ取り付け部321bに取り付けられる。その結果、発光部51が下側に配置され、受光部52が上側に配置される。このように、発光部51を下側に、受光部52を上側に配置したのは、外光による影響を考慮したためである。仮に、受光部52を下側に配置した場合、天井等の高所に配置されている照明からの光(外光)が入射され、受光部52にて受光されてしまう虞がある。この実施形態のように、受光部52を上側に配置し、発光部51を下側に配置することで、外光による影響を低減することができる。なお、外光による影響がなければ、受光部52を下側に配置し、発光部51を上側に配置してもよい。言い換えれば、受光部52をセンサ取り付け部321bに取り付け、発光部51を配置空間314に配置してもよい。
案内部材本体321に設けられたセンサ取り付け部321bは、前述したように、発光部51が挿入される空間によって構成される。そして、案内部材本体321における表面(用紙Sとの対向面)には、図7に示すように、センサ取り付け部321bに連通する窓孔321aが形成されている。この窓孔321aは、発光部51が取り付けられた状態で、この発光部51が有する発光素子511を、用紙案内面323a側から臨ませるための開口部に相当する。そして、案内部材本体321の表面には、用紙Sの搬送方向に細長い案内リブ323が、用紙Sの幅方向(搬送方向に交差する交差方向に相当する。)に対して複数設けられている。
図5及び図6に示すように、上側案内部材31の側面には、用紙検出センサ50が有する受光部52が配置される配置空間314が形成されている。この配置空間314の大きさは、受光部52の外形(4つの側面で構成される四角形)よりも一回り大きく構成されている。これは、図1に示す取り付け状態において、上側案内部材31が取り付けフレーム317(ベースフレームFR)に対して回動可能な状態で取り付けられているからである。この例では、上側案内部材31の回動中心となる回動軸317bに対し、配置空間314がオフセットした位置に設けられている。このため、上側案内部材31の回動によって、配置空間314は受光部52に対して相対的に移動することになる。これに対応すべく、この実施形態では、配置空間314の大きさを受光部52の外形よりも大きくし、受光部52を上側案内部材31に固定しない構造としている。その結果、上側案内部材31が回動したとしても、支障が生じないようにすることができる。例えば、後述する案内フィルム61の破損を防止したり、受光部52の位置ずれを防止したりできる。
ここで、上側案内部材31の取り付け構造について説明する。この上側案内部材31は、取り付けフレーム317対して回動可能に取り付けられている。この取り付けフレーム317には、取り付けフック317aが設けられている。取り付けフレーム317をベースフレームFRに固定する場合、例えば図1に示すように、取り付けフック317aをベースフレームFRに引っかけ、その後、固定片317dをベースフレームFRにネジ止めする。また、取り付けフレーム317には回動軸317bが取り付けられており、上側案内部材31の軸受け部がこの回動軸317bに回動可能な状態で取り付けられている。そして、回動軸317bに取り付けられたねじりコイルバネ317cにより、上側案内部材31には、押さえ付けローラ312が下側へ移動する方向の力が付与される。ここで、上側案内部材31が取り付けられ、かつ、用紙Sがない状態において、押さえ付けローラ312は、搬送ローラ322の上に乗った状態にある。このため、ねじりコイルバネ317cから付与された力により、上側案内部材31は回動軸317bを中心に回動し、押さえ付けローラ312は搬送ローラ322側に押し付けられる。また、用紙Sが搬送されてくると、上側案内部材31は、ねじりコイルバネ317cからの力に抗して、回動軸317bを中心に反対方向に回動する。そして、押さえ付けローラ312は、搬送ローラ322から離隔する方向に移動し、搬送ローラ322との間で用紙Sを挟む。さらに、用紙Sが通過すると、押さえ付けローラ312は、ねじりコイルバネ317cからの力によって搬送ローラ322に押し付けられる。
−下側案内部材32側の構造−
<案内リブ323及びセンサ取り付け部321bについて>
次に、下側案内部材32が有する案内リブ323及びセンサ取り付け部321bについて説明する。この実施形態において、下側案内部材32は、樹脂の一体成型で作製されている。このため、これらの案内リブ323及びセンサ取り付け部321bは、案内部材本体321と一体に設けられているといえる。このように樹脂の一体成型で作製すると、製造が容易になり、効率化が図れる。
図7に示すように、案内リブ323は、案内部材本体321における表面、すなわち搬送経路側の表面から隆起した部分であって、用紙Sの搬送方向に長い筋状部分によって構成されている。案内部材本体321とは反対側の表面には、用紙Sの裏面に接触する用紙案内面323aが設けられる。そして、この案内リブ323は、互いに平行な向きで搬送方向とは直交する方向、すなわち用紙Sの幅方向に複数本設けられている。また、各案内リブ323は、同じ高さに形成されている。このように、高さが揃えられた複数本の案内リブ323を設けたのは、幅広な用紙Sを案内するためである。すなわち、搬送方向に細長い筋状の案内リブ323を、用紙Sの幅方向に複数設けることで、用紙Sの裏面に対する接触面積を減らすことができ、用紙Sを円滑に搬送させることができる。また、案内リブ323が複数設けられているので、種々の幅の用紙Sであっても、幅方向側の傾きを防止でき、用紙Sの姿勢を安定させることができる。また、例示した案内リブ323には、下部ガイド14側の端部(すなわち、搬送方向の手前側の端部)に、案内部材本体321の表面と用紙案内面323aとを結ぶ傾斜案内面323bを設けている。この傾斜案内面323bは、例えば、第2給紙部20から第2搬送経路で搬送される用紙Sを、用紙案内面323aへと案内するための部分である。この実施形態では、前述したように、案内リブ323を一体成型で設けているので、案内部材本体321の表面、傾斜案内面323b、及び、用紙案内面323aを、継ぎ目無く形成することができる。これにより、用紙Sが引っかかり難くなり、円滑に搬送させることができる。
また、センサ取り付け部321bは、案内部材本体321における側面、即ち、搬送方向とは直交する方向に長い空間によって構成されている。この実施形態において、センサ取り付け部321bは、発光部51の形状に倣った形状の直方体状の空間によって構成されている。そして、センサ取り付け部321bの一部は、案内リブ323側で開口している。このため、図11にも示すように、発光部51における発光素子511側の面と、案内部材本体321における表面とがほぼ同じ高さになっている。このように、センサ取り付け部321bを空間とすることで構成の簡素化が図れ、製造が容易になる。また、この実施形態では、センサ取り付け部321bに対応する部分であって、発光素子511を臨ませるための窓孔321aを除いた部分に対し、厚肉部を設けている。この厚肉部は、案内リブ323を補強するためのものであり、センサ取り付け部321bを覆うように設けられている。図7の例では、配列方向の外側から3本の案内リブ323を対象にして、隣り合う案内リブ323同士の間を埋めるように、厚肉部323cが設けられている。また、外側から4本目の案内リブ323については、この案内リブ323から内側方向に張り出した状態で他の厚肉部323cが設けられている。各厚肉部323cの表面は、用紙案内面323aと同じ高さの平面で一連に構成されている。そして、これらの厚肉部323cもまた、案内リブ323と同様に一体成型によって作製されている。このため、厚肉部323cの表面を用紙案内面323aと継ぎ目なく形成することができる。これにより、用紙Sを引っかかりにくくすることができ、円滑に搬送させることができる。
ところで、これらの用紙案内面323a及び厚肉部323cの表面は、発光部51における発光素子511側の表面よりも高い位置にある。言い換えれば、センサ取り付け部321bは、用紙案内面323a及び厚肉部323cの表面を、発光部51の位置よりも受光部52に寄った位置に配置させるよう、用紙検出センサ50の配置を定めている。このため、搬送経路に沿って搬送される用紙Sは、用紙案内面323a等により、発光素子511が臨む窓孔321aに引っかかることが防止される。その結果、用紙Sを円滑に搬送させることができる。加えて、この実施形態では、厚肉部323cの表面から案内部材本体321の表面に亘って下り傾斜した傾斜面を設けている。この傾斜面も一体成型によって厚肉部323c表面から一連に形成されているため、用紙Sが引っかかり難い。その結果、用紙Sを円滑に搬送させることができる。
また、搬送状態における用紙Sの一方の側縁(幅方向の縁)は、第1ホッパ11が有する側部ガイド11bによって位置が規制されている。これにより、図11にも示すように、用紙Sの側縁は、最も外側に位置する案内リブ323の側面から連結部53の表面までの範囲WE内に位置付けられる。言い換えれば、用紙Sの側縁は、案内リブ323の側面よりは連結部53の表面側であって、連結部53の表面よりは案内リブ323の側面側に配置される。このように配置することで、用紙Sが案内リブ323や連結部53によって引っかかってしまう不具合を防止でき、円滑に搬送させることができる。
<変形例>
ところで、案内リブ323の主たる機能は、用紙案内面323aによって、搬送される用紙Sを発光部51から離隔させることにある。この点を考慮すると、例えば図8Aに示すように、下側案内部材34の表面(用紙案内面324a)を単純な平面で構成し、この表面324aとセンサ取り付け部321b(空間)とを連通する連通孔324bであって、発光素子511をこの表面側から臨ませるための連通孔324bを設けてもよい。この場合、図8Bに示す他の連通孔324cのように、用紙案内面324a側の縁を面取りすることで、用紙Sを引っかかり難くすることができる。
<まとめ>
以上の説明から判るように、下側案内部材32には、搬送される用紙Sを発光部51から離隔させるための案内リブ323を設けているので、搬送される用紙Sが発光部51に引っかかってしまう不具合を防止できる。これにより、用紙Sを円滑に搬送させることができる。そして、この案内リブ323は、案内部材本体321と一体成型されているので、継ぎ目をなくすことができる。この点でも用紙Sの搬送を円滑に行わせることができる。なお、前述したように、外光の影響がなければ、受光部52をセンサ取り付け部321bに取り付け、発光部51を受光部52の上方に配置するようにしてもよい。
−上側案内部材31側の構造−
<概略>
前述したように、上側案内部材31は、取り付けフレーム317(ベースフレームFR)に対して回動可能な状態で取り付けられている。これに対し、上側案内部材31が有する配置空間314に配置される用紙検出センサ50の一部(受光部52)は固定された状態である。これは、用紙検出センサ50の他の一部(発光部51)が、下側案内部材32のセンサ取り付け部321bに固定状態で取り付けられているためである。このように、回動される上側案内部材31に固定状態の受光部52を配置することから、上側案内部材31と受光部52との間には隙間が生じる。この隙間に用紙Sが引っかかってしまうと、搬送に支障が生じる虞がある。この点を考慮して、このプリンタ1では、上側案内部材31と受光部52との隙間を案内フィルム61(フィルム部材に相当する。)で覆っている。以下、この点を中心に、上側案内部材31側の構造を説明する。
<案内片について>
図9に示すように、媒体案内部材としての上側案内部材31は、第1給紙部10側に設けられる第1案内片316と、搬送ローラ322側に設けられる第2案内片315とを有している。第1案内片316は、第1給紙部10側から搬送ローラ322側に搬送される用紙Sに対し、受光部52よりも用紙Sの搬送方向の手前側に位置している。このため、第1案内片316は、第1給紙部10側から搬送ローラ322側に搬送される用紙Sに対しては、手前側案内片として機能する。そして、第2案内片315は、第1給紙部10側から搬送ローラ322側に搬送される用紙Sに対し、受光部52よりも用紙Sの搬送方向の奥側に位置している。このため、第2案内片315は、第1給紙部10側から搬送ローラ322側に搬送される用紙Sに対しては、奥側案内片として機能する。なお、このプリンタ1では、反転ユニット(図示せず)が装着された場合において、一方の表面に対する画像の印刷が終了した後、他方の表面に対する印刷をする際に、用紙Sは、プラテンPL側から合流案内部30側へと逆方向に搬送される。この場合には、第1案内片316が奥側案内片として機能し、第2案内片315が手前側案内片として機能する。便宜上、以下の説明では、第1案内片316が手前側案内片として機能し、第2案内片315が奥側案内片として機能する場合について説明する。
<案内フィルム61について>
これらの第1案内片316及び第2案内片315を覆うように、案内フィルム61が巻き付けられる。すなわち、案内フィルム61は、第1案内片316及び第2案内片315との間で架け渡されている。この案内フィルム61は、用紙Sを搬送方向へ円滑に案内するためのものである。そして、案内フィルム61を第1案内片316及び第2案内片315との間で架け渡すことにより、受光部52との間に生じる隙間を確実に覆うことができる。この案内フィルム61としては、短冊状の樹脂製フィルムが好適に用いられる。この実施形態では、PETフィルムが用いられる。そして、強度と巻き付けのバランスから、図11に符号dで示す厚さに関し、0.05mmから0.3mm程度の樹脂製フィルムが好適に用いられる。この案内フィルム61によって、配置空間314における下側案内部材32側の開口が覆われる。言い換えれば、配置空間314における下側案内部材32側の部分が区画される。
なお、図12Aに示すように、この実施形態における案内フィルム61は、受光部52の先端部分、詳しくは受光素子521よりも連結部53側の部分を覆っている。例えば、図11に示すように、発光素子511と受光素子521とを結ぶ光軸Lxを避けて、受光部52と第1案内片316の隙間、及び、受光部52と第2案内片315の隙間を覆っている。このように、光軸Lxを避けて受光部52の一部を覆うことで、用紙検出センサ50の検出感度を損なわずに用紙Sを案内できる。すなわち、用紙Sの搬送時において引っかかりの要因となりやすい用紙Sの隅角部を、この案内フィルム61で案内できる。
<取り付け手順について>
次に、下側案内部材32、用紙検出センサ50、及び、上側案内部材31の取り付け手順の概略を説明する。図4に示すように、このプリンタ1では、まず下側案内部材32に用紙検出センサ50が取り付けられる。そして、用紙検出センサ50を取り付けた状態の下側案内部材32を、プリンタ1のフレームに取り付ける。これは、下側案内部材32がプリンタ1における大型の部品であることに起因する。すなわち、大型の部品を取り付けスペースに余裕のある段階で取り付けることで、作業性の向上が図れるからである。下側案内部材32を取り付けたならば、上側案内部材31をベースフレームFRに取り付ける。なお、上側案内部材31は、図5に示した端部用のもの以外に、複数個のものが取り付けられる。
そして、端部用の上側案内部材31については、ベースフレームFRに取り付ける前に、案内フィルム61が巻き付けられる。図10A及び図10Bに示すように、案内フィルム61を巻き付ける際に、作業者は、まず案内フィルム61の長手方向における一方の端部に形成された、一方の取り付け孔61aを突起部318に挿入する。一方の取り付け孔61aを挿入したならば、作業者は、図10Cに示すように、案内フィルム61を第2案内片315及び第1案内片316に沿って掛け回す。すなわち、第2案内片315及び第1案内片316を外側から覆うように、案内フィルム61を巻き付ける。そして、案内フィルム61の他方の端部に形成された、他方の取り付け孔61bを突起部318に挿入する。このとき、第1案内片316がその弾性によって案内フィルム61に張力を与える。このため、案内フィルム61を弛みなく巻き付けることができる。また、案内フィルム61を確実に取り付けることができる。以上で案内フィルム61の巻き付けが終了するが、この実施形態では、突起部318が発光部51側とは反対側に設けられており、案内フィルム61の長手方向の両端が突起部318側の位置で固定されている。このため、案内フィルム61における発光部51側の部分は、継ぎ目や段差のない滑らかな面となる。従って、用紙Sを円滑に案内することができる。
<変形例>
ところで、この実施形態における案内フィルム61は、図12Aに示すように、受光部52の先端部分を覆っておらず、受光素子521が案内フィルム61から外れた位置に配置されていた。このため、発光素子511と受光素子521とを結ぶ光軸Lxが遮られず、良好な検出感度が得られるという利点を有していた。そして、案内フィルム61は、透光性を有さない素材であってもよいので、素材に関する選択の自由度が増すという利点も有していた。また、案内フィルム61は、上側案内部材31に巻き付けられた状態で取り付けられていた。この構成だと、一方の取り付け孔61aを突起部318に挿入し、案内フィルム61を掛け回した後に、他方の取り付け孔61bを突起部318に挿入することで、案内フィルム61の取り付けができる。そして、乾燥等の必要もないので作業を短時間で終えることができ、生産効率を高めることができる。しかし、案内フィルム61の構造や取り付け方法は、これらの例に限定されるものではない。
まず、案内フィルム61の構造に関し、例えば図12Bに示すように、案内フィルム61で受光部52における発光部51との対向面(受光素子521の取り付け面)の全体を覆ってもよい。この場合、受光素子521も案内フィルム61で覆われる。従って、用紙Sの引っかかりを一層確実に防止でき、用紙Sを円滑に案内できる。また、受光素子521を保護することもできる。なお、この構成では、発光素子511と受光素子521とを結ぶ光軸Lxの間に案内フィルム61が介在する。このため、検出感度を確保する観点から、案内フィルム61は透光性を有する素材で構成する必要がある。検出感度を良好にするためには、案内フィルム61を透明な素材で構成することが好ましい。
また、図12Cに示すように、案内フィルム61における受光素子521に対応する部分に切り欠き部61cを設け、発光素子511側から受光素子521を臨ませるようにしてもよい。この構成では、受光部52において、案内フィルム61で覆われる部分の面積を、図12Aの構成に比べて増やすことができる。このため、用紙Sの引っかかりを一層確実に防止でき、用紙Sを円滑に案内できる。加えて、案内フィルム61が光軸Lxを遮らないので、検出感度を良好に維持でき、かつ、着色素材等の種々の素材を用いることができる。なお、切り欠き以外にも、受光素子521を発光素子511側から臨ませる開口を設けてもよい。
次に、案内フィルム61の取り付け方法に関し、この実施形態では、案内フィルム61を上側案内部材31に巻き付けるとともに、案内フィルム61の長手方向における両端部に設けた取り付け孔61a,61bを、上側案内部材31側の突起に挿入することで固定していた。この点に関し、案内フィルム62を接着で固定するように構成してもよい。例えば、図13Aに示すように、案内フィルム62の一部を接着剤63で第1案内片316に接着し、他の一部を接着剤63で第2案内片315に接着してもよい。また、用紙Sの逆方向への搬送(プラテンPL側から第1給紙部10側への搬送)を考慮しなければ、図13Bに示すように、案内フィルム62の一部を第1案内片316(手前側案内片)に接着し、他の一部を発光部51に接着するようにしてもよい。或いは、図13Cに示すように、案内フィルム62の一部を第1案内片316(手前側案内片)に接着し、受光部52との隙間を案内フィルム62における非接着部分によって覆ってもよい。そして、接着による固定方法を用いると、限られた狭いスペースであっても、案内フィルム62を配置することができる。また、案内フィルム62を確実に取り付けることができる。また、受光部52との隙間を案内フィルム62における非接着部分によって覆うと、非接着部分が自由端でありその部分が湾曲するため、受光部52に接しても影響を与えにくい。このため、受光部52の配置に関し、自由度を高めることができる。
<まとめ>
以上の説明から判るように、上側案内部材31が有する第1案内片316(手前側案内片)や第2案内片315(奥側案内片)と、用紙検出センサ50が有する受光部52との隙間を案内フィルム61,62で覆っているので、用紙Sがこの隙間に入り込んでしまう不具合を防止することができる。
===その他の実施形態===
前述の実施形態は、媒体搬送装置としてのプリンタ1について説明しているが、媒体搬送装置はプリンタ1以外の装置であってもよい。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはい言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<案内リブ323と案内フィルム61について>
前述の実施形態では、下側案内部材32に案内リブ323を設け、上側案内部材31に案内フィルム61,62を取り付けていた。これは、プリンタ1の構造に起因する。すなわち、構造上、下側案内部材32に用紙Sが接触する機会の方が、上側案内部材31に接触する機会よりも多い。これは、第1給紙部10側から案内される用紙Sは、斜め下方に搬送されるため下側案内部材32に接触する機会が多く、第2給紙部20から搬送される用紙Sは、第2給送ローラ23の位置を通過したあとは、第2ホッパ26によってクセが矯正され、水平に近い状態で搬送されるからである。そこで、前述の実施形態では、相対的に強度の高い案内リブ323を下側案内部材32に設けている。そして、取り付けの容易な案内フィルム61,62を上側案内部材31に取り付けている。しかしながら、この構成に限定されるものではない。例えば、下側案内部材32に案内フィルムを取り付け、上側案内部材31に案内リブを設けてもよい。さらに、上側案内部材31と下側案内部材32のそれぞれに案内リブを設けてもよいし、案内フィルムを取り付けてもよい。
また、前述の実施形態では、案内リブ323と案内部材本体321とを一体成型で作製していたが、この構成に限定されない。例えば、案内リブ323と案内部材本体321とを別々に作製し、両者を接合するようにしてもよい。この場合、用紙Sの引っかかりを防止する観点から、両者の接合部分を平滑処理することが望ましい。
<媒体について>
媒体搬送装置によって搬送される媒体は、用紙Sに限られない。例えば、ボード紙やOHPシートであってもよい。また、CD−RやDVD−Rなどのディスク状のものであってもよい。
プリンタの内部構成を説明する側面図である。 合流案内部及びその周辺部を拡大して示す図である。 用紙検出センサの配置を説明するための模式図である。 下側案内部材、及び、用紙検出センサの取り付け位置を説明する図である。 上側案内部材、及び、用紙検出センサの配置部を説明する図である。 用紙検出センサの取り付け状態を説明する拡大図である。 発光部がセンサ取り付け部に取り付けられた状態を説明する図である。 図8Aは発光素子を臨ませるための連通孔の一例を説明する図である。図8Bは発光素子を臨ませるための連通孔の他の例を説明する図である。 上側案内部材及び用紙検出センサを説明する拡大図である。 図10Aは、案内フィルムが巻かれていない状態の上側案内部材を説明する図である。図10Bは、一方の取り付け孔を突起部に挿入した状態を説明する図である。図10Cは、案内フィルムを上側案内部材に巻き付け、他方の取り付け孔を突起部に挿入した状態を説明する図である。 下側案内部材に取り付けられた用紙検出センサを説明する拡大図である。 図12Aは、第1実施形態における案内フィルムと受光部の大きさの関係を説明する図である。図12Bは、案内フィルムの変形例を説明する図である。図12Cは、案内フィルムの他の変形例を説明する図である。 図13Aは、案内フィルムを上側案内部材へ接着した変形例を説明する図である。図13Bは、案内フィルムを上側案内部材へ接着した他の変形例を説明する図である。図13Cは、案内フィルムを上側案内部材へ接着したさらに他の変形例を説明する図である。
符号の説明
1 プリンタ,
10 第1給紙部,11 第1ホッパ,11a 回動軸,11b 側部ガイド,
12 第1給送ローラ,13 リタードローラ,14 下部ガイド,
20 第2給紙部,21 給紙カセット,22 ピックアップローラ,
23 第2給送ローラ,24 分離ローラ,25 アシストローラ,
26 第2ホッパ,
30 合流案内部,31 上側案内部材,311 支持フレーム,
312 押さえ付けローラ,313 ガイドローラ,314 配置空間,
315 第2案内片,316 第1案内片,317 取り付けフレーム,
317a 取り付けフック,317b 回動軸,317c コイルバネ,
318 突起部,32 下側案内部材,321 案内部材本体,
321a 窓孔,321b 取り付け部,322 搬送ローラ,
323 案内リブ,323a 用紙案内面,323b 傾斜案内面,
323c 厚肉部,34 下側案内部材,324a 用紙案内面,
324b 連通孔,324c 他の連通孔,
40 排紙部,41 排紙ローラ,42 下流側従動ローラ,
43 上流側従動ローラ,44 フレーム,
50 用紙検出センサ,51 発光部,511 発光素子,52 受光部,
521 受光素子,53 連結部,
61 案内フィルム,61a 一方の取り付け孔,61b 他方の取り付け孔,
61c 切り欠き部,62 他の案内フィルム,63 接着剤,
CR キャリッジ,HD ヘッド,SF ガイドシャフト,PL プラテン,
FR ベースフレーム,S 用紙,Lx 光軸

Claims (8)

  1. (A)媒体を搬送部材へ向けて第1搬送経路に沿って搬送する第1搬送部と、
    (B)前記媒体を前記搬送部材へ向けて第2搬送経路に沿って搬送する第2搬送部と、
    (C)所定間隔離れた状態で配置される発光部と受光部とを有し、前記発光部と前記受光部との間における媒体の有無に応じて、前記受光部から出力される検出信号の信号レベルを変化させる媒体検出センサであって、
    前記第1搬送経路と前記第2搬送経路を合流させる合流経路に配置される媒体検出センサと、
    (D)を有する媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置であって、
    前記搬送部材は、
    前記媒体を搬送するための搬送ローラと、
    前記媒体を前記搬送ローラ側へ押さえ付ける押さえ付けローラとを有する、媒体搬送装置。
  3. 請求項2に記載の媒体搬送装置であって、
    前記第1搬送部は、
    前記媒体検出センサを挟んで前記搬送部材とは反対側の位置に、前記第1搬送経路で搬送される媒体の搬送方向を規制する規制部材を有し、
    前記媒体検出センサは、
    前記媒体が前記規制部材に対して前記搬送部材の最も近くで接触する規制部材側接点と、前記搬送ローラと前記押さえ付けローラとが接触する搬送部材側接点とを結ぶ仮想直線が、前記発光部と前記受光部との間を通る範囲内の位置に配置される、媒体搬送装置。
  4. 請求項3に記載の媒体搬送装置であって、
    前記規制部材は、
    前記第1搬送経路で搬送される前記媒体が接触することによって回転するガイドローラである、媒体搬送装置。
  5. 請求項4に記載の媒体搬送装置であって、
    前記押さえ付けローラと前記ガイドローラを支持する支持部材を有する、媒体搬送装置。
  6. 請求項2から請求項5の何れかに記載の媒体搬送装置であって、
    前記第2搬送部は、
    第2搬送経路の途中に配置され、前記媒体を案内するための媒体案内面が設けられた案内リブを有し、
    前記媒体検出センサは、
    前記媒体案内面における前記搬送方向側の一端と他端の間に配置される、媒体搬送装置。
  7. 請求項6に記載の媒体搬送装置であって、
    前記案内リブは、
    前記発光部と前記受光部の一方が取り付けられるセンサ取り付け部を有する案内部材本体に設けられる、媒体搬送装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れかに記載の媒体搬送装置であって、
    前記第1搬送部は、
    前記搬送部材よりも上方に保持された前記媒体を、前記搬送部材へ向けて第1搬送経路に沿って搬送し、
    前記第2搬送部は、
    前記搬送部材よりも下方に保持された前記媒体を、前記搬送部材へ向けて第2搬送経路に沿って搬送する、媒体搬送装置。
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