JP2008074359A - 車両用シートの制御装置 - Google Patents

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雅彦 柳原
Tetsunori Haraguchi
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Abstract

【課題】乗員の状態に合わせて乗降性を向上することを目的とする。
【解決手段】外気温センサによって検出された外気温が所定値より高い場合には、車両用シートの移動先を第1の位置に設定し、所定値以下の場合に、車両用シートの移動先を第1の位置よりも車両後方の位置となる第2の位置に設定する(100〜106)。そして、フロントドアが開放された場合に、開放されたドアに対応する車両用シートを設定した位置に移動開始すると共にブザーを発音し(108、110)、設定位置に移動したところで車両用シートの移動を停止する(114、116)。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートの制御装置にかかり、特に、乗員が乗降する際に車両用シートの位置を移動して乗降性を向上する車両用シートの制御装置に関する。
乗員が乗降する際に車両用シートの位置を移動する技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載の技術では、イグニッションキーが抜かれたことを検出した場合に、ドアの開閉に影響を与える障害物までの距離を検出して、ドアが十分開けられない場合には、ドアを開けられる角度に応じてシートを後方に移動するようにしている。これによって、障害物によってドアが十分開けられないときでも、乗降性を損なわないようにしている。
特開2004−130905号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、車両の周囲の障害物までの距離に応じて乗員乗降時の車両用シートの後方への移動量を制御しているものの、着膨れ等の乗員の状態に関しては考慮せずに、車両周囲状況のみに応じて車両用シートの移動量を制御しているため、乗降性向上のためには制御に改善の余地がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、乗員の状態に合わせて乗降性を向上することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、乗降及び降車の少なくとも一方の乗員動作を検出する乗員動作検出手段と、乗員の状態を判断する状態判断手段と、車両用シートを車両前後方向に移動する移動手段と、前記状態判断手段の判断結果に基づいて、車両用シートの移動量を決定する決定手段と、前記乗員動作検出手段によって前記乗員動作が検出された場合に、前記決定手段の決定結果に基づいて、前記移動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、乗員動作検出手段では、乗車及び降車の少なくとも一方の乗員動作が検出され、状態判断手段では、乗員の状態が判断される。例えば、乗員動作検出手段は、ドアの開放等を検出することで乗車及び降車の少なくとも一方の乗員動作を検出し、状態判断手段は、乗員が着ぶくれしているかなどの着衣の状態や、乗員が小柄な女性や子供かなどの乗員の体格等の状態を判断する。
また、車両用シートは移動手段によって車両前後方向に移動され、車両用シートの移動量は、状態判断手段の判断結果に基づいて決定手段によって決定される。
そして、制御手段では、乗員動作検出手段によって乗車及び降車の少なくとも一方の乗員動作が検出された場合に、決定手段の決定結果に基づいて、移動手段が制御される。すなわち、制御手段によって車両用シートを移動制御することで、乗員状態に応じた乗員動作ための間隙にすることができるので、乗員の状態に合わせて乗降性を向上することができる。
なお、状態判断手段は、請求項2に記載の発明のように、乗員の着衣状態を判断することによって乗員の状態を検出するようにしてもよい。この時、状態判断手段としては、例えば、請求項3に記載の発明のように、外気温が寒い場合には着膨れしていると判断できるので、外気温を検出する外気温センサの検出結果に基づいて乗員の着衣状態を判断してもよいし、請求項4に記載の発明のように、乗員を撮像する撮像手段の撮像結果に基づいて乗員の着衣状態を判断するようにしてもよい。そして、決定手段は、請求項5に記載の発明のように、状態判断手段によって乗員が着膨れしていると判断された場合に、乗員が着膨れしていない場合に比べて乗員動作のための車両用シートの前方空間が広くなるように車両用シートの移動量を決定することで、乗員が着膨れしている場合などの乗降性を向上することができる。
また、請求項1の発明は、請求項6に記載の発明のように、状態判断手段が乗員の体格を乗員の状態として判断して、決定手段が状態判断手段によって乗員が大柄な体格であると判断された場合に、乗員が小柄な場合に比べて乗員動作のための車両用シートの前方空間が広くなるように車両用シートの移動量を決定するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、乗車及び降車の一方の乗員動作が検出された場合に乗員動作のための車両用シートの前方空間が広くなるように車両用シートを移動する際の車両用シートの移動量を乗員の状態に基づいて決定することによって、乗員の状態に応じた乗員動作のための間隙にすることができるので、乗員の状態に合わせて乗降性を向上することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わる車両用シートの制御装置で行う制御概略を説明するための図である。
本発明の実施の形態に係わる車両用シートの制御装置は、ドア50の開放を検出し、ドア50が開放されたことを検出した時に、車両用シート12を車両後方へ移動する。これによって、乗車及び降車の少なくとも一方の乗員動作のための車両用シートの前方空間を広げて、乗降性を向上するものである。
しかしながら、本実施の形態では、単にドア50の開放を検出したことを検出して、車両用シート12を車両後方に移動する制御だけではなく、着膨れ等の乗員の状態を考慮して車両用シート12の移動を制御するものである。なお、詳細な制御については、以下に示す各実施形態で説明する。また、以下の各実施形態では、ドア50の開放時に車両用シート12を車両後方へ移動する制御は、運転席及び助手席の車両用シートを一例として適用したものとして説明するが、どちらか一方(例えば、運転席のみ)、または他の位置の車両用シート12にも適用するようにしてもよい。
[第1実施形態]
図2は、本発明の第1実施形態に係わる車両用シート12の制御装置10の構成を示すブロック図である。
車両用シート12には、シートレール14に沿って車両用シートを車両前後方向へ移動するためのアクチュエータ16が設けられており、アクチュエータ16を駆動することによってシートレール14に沿って車両用シート12を車両前後方向に移動可能とされている。なお、車両用シート12の車両前後方向への移動機構は種々の既知の技術を適用することができるため詳細な説明は省略する。
アクチュエータ16は、車両用シート制御ECU18に接続されており、車両用シート制御ECU18からの駆動指示によって駆動され、車両用シート12を車両前後方向へ移動する。
また、車両用シート制御ECU18には、パワーシートスイッチ20、ブザー24、カーテシスイッチ26、外気温センサ28、及び座圧検知センサ30等が接続されている。
パワーシートスイッチ20は、車両用シート12を車両前方向または後方向への移動指示を行うスイッチであり、車両用シート制御ECU18は、パワーシートスイッチ20の指示に応じてアクチュエータ16の駆動方向及び駆動量を含む駆動指示を行うことでアクチュエータ16を駆動するようになっている。
外気温センサ28は、車室外の温度を検出して、検出結果を車両用シート制御ECU18に入力し、車両用シート制御ECU18は、外気温センサ28の検出結果に基づいて乗員の状態を判断する。例えば、車両用シート制御ECU18は、乗員の状態の検出として、外気温が所定温度以下の場合に、寒くて乗員が着膨れしていると判断する。
ブザー24は、ドア50の開放を検出して車両用シート12を車両後方へ移動する際に、車両用シート12を移動することを報知するために設けられており、車両用シート12の移動時に所定の音を発音して、車両用シート12の移動を乗員に報知する。
カーテシスイッチ26は、乗員が乗降する各ドア50に対応して設けられており、車両のドア50の開閉を検出して、検出結果を車両用シート制御ECU18に入力する。なお、図2では、カーテシスイッチ26は1つのみを示すが、ドア50の枚数に対応して設けられており、車両用シート制御ECU18は開閉されたドア50を特定することが可能とされている。
座圧検知センサ32は、後部座席に設けられ、乗員の後部座席への着座の有り無しを検出し、車両用シート制御ECU18に検出結果を入力して、車両用シート制御ECU18が該検出結果から乗員の有無を検出する。なお、図2では、座圧検知センサ32は1つのみを示すが、後部座席に対応して設けられており、車両用シート制御ECU18は各座席の乗員の有無作を特定することが可能とされている。
そして、本実施形態の車両用シート制御ECU18は、ドア50の開放を検知した場合に、開放されたドア50に対応する車両用シート12を車両後方側に移動する制御を行うと共に、外気温センサ28の検出結果に基づいて乗員の状態を判断し、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12の車両後方への移動位置を制御するようになっている。なお、本実施形態では、車両後方への車両用シート12の移動位置を制御するものとして説明するが、車両後方への車両用シート12の移動量を制御するようにしてもよい。
具体的には、車両用シート制御ECU18には、乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置が複数記憶されており、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置を変更するようになっている。本実施形態では、第1の位置と第2の位置が記憶されており、第1の位置は、乗員が着膨れしていないと判断できる温度の場合に車両用シート12を車両後方へ移動する位置とされ、第2の位置は、乗員が着膨れしていると判断できる温度の場合に車両用シート12を車両後方へ移動する位置とされ、かつ第1の位置よりも車両後方の位置とされている。なお、移動位置としては、アクチュエータ16に印加するパルス数を移動位置として適用することができる。
続いて、上述のように構成された本発明の第1実施形態に係わる車両用シートの制御装置における車両用シート制御ECU18で行われる処理について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係わる車両用シート12の制御装置10における車両用シート制御ECU18で行われるシート移動制御の流れの一例を示すフローチャートである。なお、当該シート移動制御は、何れかのドア50が開放されてカーテシスイッチ26がオンとなった場合に開始されるものとして説明する。
まず始めにステップ100では、車両用シート制御ECU18に接続されている外気温センサ28の検出結果が取得されてステップ102へ移行する。
ステップ102では、外気温センサ28の検出結果から外気温が所定値以下か否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ106へ移行する。
ステップ104では、ドア50が開放されて移動される車両用シート12の移動先が第1の位置に設定されてステップ108へ移行する。
また、ステップ106では、ドア50が開放されて移動される車両用シート12の移動先が第2の位置に設定されてステップ108へ移行する。
ステップ108では、開放されたドア50がフロントドアか否か判定される。該判定は、フロントドアが開放されてカーテシスイッチ26がオンしたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ110へ移行する。
ステップ110では、開放されたドア50に対応する車両用シート12が車両後方へ移動開始されると共にブザー24が発音される。すなわち、開放されたドア50に対応する車両用シート12のアクチュエータ16が駆動されて、車両用シート12が車両後方へ移動開始される。そして、これに伴って車両用シート12の車両後方への移動がブザー24によって乗員に報知される。なお、本実施形態では車両用シート12の移動先は、車両用シート12の移動範囲で車両後方の位置とするが、例えば、4ドア車などでは車両後方の最後部付近ではセンターピラー部が乗降の邪魔になるので、この場合にはセンターピラー部が邪魔にならない位置を移動先とし、センターピラー部よりも車両後方に車両用シート12が位置する場合には車両前方へ移動するようにしてもよい。また、本実施形態では、車両用シート12の移動範囲内で最後方の位置に移動してない場合を前提として説明するが、既に車両用シート12が最後方の位置に移動している場合などでは、ステップ110の処理をパスするようにしてもよい。
続いて、ステップ112では、後部座席に乗員がいるか否か判定される。該判定は、座圧検知センサ30の検知結果から車両用シート12を移動する側の後部座席に乗員がいるか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ114へ移行し、肯定された場合にはステップ116へ移行する。
ステップ114では、車両用シート12がステップ104またはステップ106で設定された位置に移動したか否か判定される。該判定は、例えば、アクチュエータ16に電力供給する時間が設定位置まで移動する時間か否かを判定したり、アクチュエータ16に供給するパルス数が設定位置まで移動するパルス数に達したか否かを判定したりすることによって行い、該判定が否定された場合にはステップ112に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ112またはステップ114の判定が肯定されたところでステップ116へする。
ステップ116では、車両用シート12の移動が停止されると共にブザー24の発音が停止されて一連の処理を終了する。
すなわち、本実施形態では、ドア50が開放されて車両用シート12を車両後方へ移動する際に、外気温を検出した結果に基づいて乗員の状態を判断し、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置を決定して移動するようにしている。そして、乗員の状態が着膨れしていると判断できる外気温の場合には、乗員の状態が着膨れしていないと判断できる外気温の場合よりも車両用シート12を車両後方へ車両用シート12を移動するので、乗員が着膨れしている場合などの乗降性を向上することができる。従って、乗員の状態に合わせて乗降性を向上することができる。
また、後部座席に乗員がいる場合に車両用シート12を車両後方へ移動してしまうと、後部座席の乗員の降車時に狭くなって乗降性が低下してしまうと共に、挟み込む恐れがあるが、後部座席に乗員がいる場合には、車両用シート12の移動を停止するので、後部座席の乗員の乗降性や挟み込みを防止することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、外気温センサ28の検出結果に基づいて乗員の状態を判断するようにしたが、第2実施形態では、カメラ22によって撮像した画像に基づいて乗員の状態を判断するようにしたものである。
図4は、本発明の第2実施形態に係わる車両用シート12の制御装置の構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同一構成についいては同一符号を付して説明する。
車両用シート12には、シートレール14に沿って車両用シートを車両前後方向へ移動するためのアクチュエータ16が設けられており、アクチュエータ16を駆動することによってシートレール14に沿って車両用シート12を車両前後方向に移動可能とされている。なお、車両用シート12の車両前後方向への移動機構は種々の既知の技術を適用することができるため詳細な説明は省略する。
アクチュエータ16は、車両用シート制御ECU18に接続されており、車両用シート制御ECU18からの駆動指示によって駆動され、車両用シート12を車両前後方向へ移動する。
また、車両用シート制御ECU18には、パワーシートスイッチ20、カメラ22、ブザー24、カーテシスイッチ26、外気温センサ28、及び座圧検知センサ30等が接続されている。
パワーシートスイッチ20は、車両用シート12を車両前方向または後方向への移動指示を行うスイッチであり、車両用シート制御ECU18は、パワーシートスイッチ20の指示に応じてアクチュエータ16の駆動方向及び駆動量を含む駆動指示を行うことでアクチュエータ16を駆動するようになっている。
カメラ22は、車室内及び車室外の運転席及び助手席の乗員を撮像するために設けられており、カメラ22によって撮像された画像が車両用シート制御ECU18に入力されるようになっており、車両用シート制御ECU18は、カメラ22から入力された画像を画像処理によって解析して、運転席及び助手席の乗員の状態を判断する。例えば、車両用シート制御ECU18は、カメラ22によって撮像された画像から、乗員が着膨れしているか否かを判断する。
ブザー24は、ドア50の開放を検出して車両用シート12を車両後方へ移動する際に、車両用シート12を移動することを報知するために設けられており、車両用シート12の移動時に所定の音を発音して、車両用シート12の移動を乗員に報知する。
カーテシスイッチ26は、乗員が乗降する各ドア50に対応して設けられており、車両のドア50の開閉を検出して、検出結果を車両用シート制御ECU18に入力する。なお、図2では、カーテシスイッチ26は1つのみを示すが、ドア50の枚数に対応して設けられており、車両用シート制御ECU18は開閉されたドア50を特定することが可能とされている。
座圧検知センサ32は、後部座席に設けられ、乗員の後部座席への着座の有り無しを検出し、車両用シート制御ECU18に検出結果を入力して、車両用シート制御ECU18が該検出結果から乗員の有無を検出する。なお、図2では、座圧検知センサ32は1つのみを示すが、後部座席に対応して設けられており、車両用シート制御ECU18は各座席の乗員の有無作を特定することが可能とされている。
そして、本実施形態の車両用シート制御ECU18は、ドア50の開放を検知した場合に、開放されたドア50に対応する車両用シート12を車両後方側に移動する制御を行うと共に、カメラ22の撮像結果に基づいて乗員の状態を判断し、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12の車両後方への移動位置を制御するようになっている。なお、本実施形態では、車両後方への車両用シート12の移動位置を制御するものとして説明するが、車両後方への車両用シート12の移動量を制御するようにしてもよい。
具体的には、車両用シート制御ECU18には、乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置が複数記憶されており、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置を変更するようになっている。本実施形態では、第1の位置と第2の位置が記憶されており、第1の位置は、乗員が着膨れしていない場合に車両用シート12を車両後方へ移動する位置とされ、第2の位置は、乗員が着膨れしている場合に車両用シート12を車両後方へ移動する位置とされ、かつ第1の位置よりも車両後方の位置とされている。なお、移動位置としては、アクチュエータ16に印加するパルス数を移動位置として適用することができる。
続いて、上述のように構成された本発明の第2実施形態に係わる車両用シートの制御装置における車両用シート制御ECU18で行われる処理について説明する。なお、第1実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係わる車両用シート12の制御装置における車両用シート制御ECU18で行われるシート移動制御の流れの一例を示すフローチャートである。なお、当該シート移動制御は、何れかのドア50が開放されてカーテシスイッチ26がオンとなった場合に開始されるものとして説明する。
まず始めにステップ101では、車両用シート制御ECU18に接続されているカメラ22の撮像結果が取得されてステップ103へ移行する。
ステップ103では、カメラ22の撮像結果から乗員が着膨れしているか否か判定され、該判定が否定された場合にはステップ104へ移行し、肯定された場合にはステップ106へ移行する。
ステップ104では、ドア50が開放されて移動される車両用シート12の移動先が第1の位置に設定されてステップ108へ移行する。
また、ステップ106では、ドア50が開放されて移動される車両用シート12の移動先が第2の位置に設定されてステップ108へ移行する。
ステップ108では、開放されたドア50がフロントドアか否か判定される。該判定は、フロントドアが開放されてカーテシスイッチ26がオンしたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ110へ移行する。
ステップ110では、開放されたドア50に対応する車両用シート12が車両後方へ移動開始されると共にブザー24が発音される。すなわち、開放されたドア50に対応する車両用シート12のアクチュエータ16が駆動されて、車両用シート12が車両後方へ移動開始される。そして、これに伴って車両用シート12の車両後方への移動がブザー24によって乗員に報知される。なお、本実施形態では車両用シート12の移動先は、車両用シート12の移動範囲で車両後方の位置とするが、例えば、4ドア車などでは車両後方の最後部付近ではセンターピラー部が乗降の邪魔になるので、この場合にはセンターピラー部が邪魔にならない位置を移動先とし、センターピラー部よりも車両後方に車両用シート12が位置する場合には車両前方へ移動するようにしてもよい。また、本実施形態では、車両用シート12の移動範囲内で最後方の位置に移動してない場合を前提として説明するが、既に車両用シート12が最後方の位置に移動している場合などでは、ステップ110の処理をパスするようにしてもよい。
続いて、ステップ112では、後部座席に乗員がいるか否か判定される。該判定は、座圧検知センサ30の検知結果から車両用シート12を移動する側の後部座席に乗員がいるか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ114へ移行し、肯定された場合にはステップ116へ移行する。
ステップ114では、車両用シート12がステップ104またはステップ106で設定された位置に移動したか否か判定される。該判定は、例えば、アクチュエータ16に電力供給する時間が設定位置まで移動する時間か否かを判定したり、アクチュエータ16に供給するパルス数が設定位置まで移動するパルス数に達したか否かを判定したりすることによって行い、該判定が否定された場合にはステップ112に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ112またはステップ114の判定が肯定されたところでステップ116へする。
ステップ116では、車両用シート12の移動が停止されると共にブザー24の発音が停止されて一連の処理を終了する。
すなわち、本実施形態では、ドア50が開放されて車両用シート12を車両後方へ移動する際に、カメラ22によって撮像した撮影結果に基づいて乗員の状態を判断し、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置を決定して移動するようにしている。そして、乗員の状態が着膨れしていると判断された場合には、乗員の状態が着膨れしていない場合よりも車両用シート12を車両後方へ車両用シート12を移動するので、乗員が着膨れしている場合などの乗降性を向上することができる。従って、第1実施形態と同様に、乗員の状態に合わせて乗降性を向上することができる。
また、後部座席に乗員がいる場合に車両用シート12を車両後方へ移動してしまうと、後部座席の乗員の降車時に狭くなって乗降性が低下してしまうと共に、挟み込む恐れがあるが、後部座席に乗員がいる場合には、車両用シート12の移動を停止するので、後部座席の乗員の乗降性や挟み込みを防止することができる。
[第3実施形態]
続いて、本発明の第3実施形態に係わる車両用シートの制御装置について説明する。なお、構成自体は第2実施形態と同一であるため詳細な説明を省略する。
第2実施形態では、カメラ22によって撮像した画像に基づいて乗員が着膨れしているか否かを判断し、判断結果に基づいて車両用シート12の移動位置を制御するようにしたが、第3実施形態では、カメラ22によって撮像した画像に基づいて乗員の状態として乗員の体格を判断し、判断結果に基づいて車両用シート12の移動位置を制御する。
本実施形態では、車両用シート制御ECU18は、カメラ22によって撮像された乗員の画像に基づいて、乗員が小柄な女性や子供か否かを判断して、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12の車両後方への移動位置を制御する。なお、本実施形態では、車両後方への車両用シート12の移動位置を制御するものとして説明するが、車両後方への車両用シート12の移動量を制御するようにしてもよい。
具体的には、第2実施形態と同様に、車両用シート制御ECU18には、乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置が複数記憶されており、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置を変更するようになっている。本実施形態では、第1の位置と第2の位置が記憶されており、第1の位置は、乗員が小柄な女性や子供の場合に車両用シート12を車両後方へ移動する位置とされ、第2の位置は、乗員が小柄な女性や子供ではない場合に車両用シート12を車両後方へ移動する位置とされ、かつ第1の位置よりも車両後方の位置とされている。なお、移動位置としては、アクチュエータ16に印加するパルス数を移動位置として適用することができる。
続いて、上述のように構成された本発明の第3実施形態に係わる車両用シートの制御装置における車両用シート制御ECU18で行われる処理について説明する。なお、第2実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
図6は、本発明の第3実施形態に係わる車両用シート12の制御装置における車両用シート制御ECU18で行われるシート移動制御の流れの一例を示すフローチャートである。なお、当該シート移動制御は、何れかのドア50が開放されてカーテシスイッチ26がオンとなった場合に開始されるものとして説明する。
まず始めにステップ98では、車両用シート制御ECU18に接続されているカメラ22の撮像結果が取得されてステップ99へ移行する。
ステップ99では、カメラ22の撮像結果から乗員が小柄な女性や子供か否か判定され、該判定が構成された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合にはステップ106へ移行する。
ステップ104では、ドア50が開放されて移動される車両用シート12の移動先が第1の位置に設定されてステップ108へ移行する。
また、ステップ106では、ドア50が開放されて移動される車両用シート12の移動先が第2の位置に設定されてステップ108へ移行する。
ステップ108では、開放されたドア50がフロントドアか否か判定される。該判定は、フロントドアが開放されてカーテシスイッチ26がオンしたか否かを判定し、該判定が肯定されるまで待機してステップ110へ移行する。
ステップ110では、開放されたドア50に対応する車両用シート12が車両後方へ移動開始されると共にブザー24が発音される。すなわち、開放されたドア50に対応する車両用シート12のアクチュエータ16が駆動されて、車両用シート12が車両後方へ移動開始される。そして、これに伴って車両用シート12の車両後方への移動がブザー24によって乗員に報知される。なお、本実施形態では車両用シート12の移動先は、車両用シート12の移動範囲で車両後方の位置とするが、例えば、4ドア車などでは車両後方の最後部付近ではセンターピラー部が乗降の邪魔になるので、この場合にはセンターピラー部が邪魔にならない位置を移動先とし、センターピラー部よりも車両後方に車両用シート12が位置する場合には車両前方へ移動するようにしてもよい。また、本実施形態では、車両用シート12の移動範囲内で最後方の位置に移動してない場合を前提として説明するが、既に車両用シート12が最後方の位置に移動している場合などでは、ステップ110の処理をパスするようにしてもよい。
続いて、ステップ112では、後部座席に乗員がいるか否か判定される。該判定は、座圧検知センサ30の検知結果から車両用シート12を移動する側の後部座席に乗員がいるか否かを判定し、該判定が否定された場合にはステップ114へ移行し、肯定された場合にはステップ116へ移行する。
ステップ114では、車両用シート12がステップ104またはステップ106で設定された位置に移動したか否か判定される。該判定は、例えば、アクチュエータ16に電力供給する時間が設定位置まで移動する時間か否かを判定したり、アクチュエータ16に供給するパルス数が設定位置まで移動するパルス数に達したか否かを判定したりすることによって行い、該判定が否定された場合にはステップ112に戻って上述の処理が繰り返され、ステップ112またはステップ114の判定が肯定されたところでステップ116へする。
ステップ116では、車両用シート12の移動が停止されると共にブザー24の発音が停止されて一連の処理を終了する。
すなわち、本実施形態では、ドア50が開放されて車両用シート12を車両後方へ移動する際に、カメラ22によって撮像した撮像結果に基づいて乗員の状態を判断し、判断した乗員の状態に応じて車両用シート12を移動する位置を決定して移動するようにしている。そして、乗員が大柄であると判断された場合(小柄な女性や子供ではない場合)には、乗員が小柄な女性や子供の場合よりも車両用シート12を車両後方へ車両用シート12を移動するので、乗員の体格等に応じて乗降性を向上することができる。従って、第1及び第2実施形態と同様に、乗員の状態に合わせて乗降性を向上することができる。
なお、上記の各実施形態は、それぞれ個別に説明したが、これに限るものではなく、例えば、それぞれ適宜組合わせるようにしてもよい。
また、第2実施形態では、カメラ22によって撮像した画像を用いて乗員の状態として乗員が着膨れしているか否かを判断して判断結果に応じて車両用シート12の移動先を変更し、第3実施形態では乗員が小柄な女性や子供か否かを判断して判断結果に応じて車両用シート12の移動先を変更するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、カメラ22によって撮像した乗員と、乗員毎の車両用シート12の車両後方への移動量や移動位置を予め登録するようにして、カメラ22で撮像した撮像画像から乗員毎に車両用シート12の移動量や移動位置を変更するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係わる車両用シートの制御装置で行う制御概略を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両用シートの制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係わる車両用シートの制御装置における車両用シート制御ECUで行われるシート移動制御の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係わる車両用シートの制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係わる車両用シートの制御装置における車両用シート制御ECUで行われるシート移動制御の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係わる車両用シートの制御装置における車両用シート制御ECUで行われるシート移動制御の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両用シートの制御装置
12 車両用シート
14 シートレール
16 アクチュエータ
18 車両用シート制御ECU
22 カメラ
26 カーテシスイッチ
28 外気温センサ

Claims (6)

  1. 乗降及び降車の少なくとも一方の乗員動作を検出する乗員動作検出手段と、
    乗員の状態を判断する状態判断手段と、
    車両用シートを車両前後方向に移動する移動手段と、
    前記状態判断手段の判断結果に基づいて、車両用シートの移動量を決定する決定手段と、
    前記乗員動作検出手段によって前記乗員動作が検出された場合に、前記決定手段の決定結果に基づいて、前記移動手段を制御する制御手段と、
    を備えた車両用シートの制御装置。
  2. 前記状態判断手段は、乗員の着衣状態を判断することによって乗員の状態を判断することを特徴とする請求項1に記載の車両用シートの制御装置。
  3. 前記状態判断手段は、外気温を検出する外気温センサの検出結果に基づいて乗員の着衣状態を判断することを特徴とする請求項2に記載の車両用シートの制御装置。
  4. 前記状態判断手段は、乗員を撮像する撮像手段の撮像結果に基づいて乗員の着衣状態を判断することを特徴とする請求項2に記載の車両用シートの制御装置。
  5. 前記決定手段は、前記状態判断手段によって乗員が着膨れしていると判断された場合に、乗員が着膨れしていない場合に比べて前記乗員動作のための車両用シートの前方空間が広くなるように車両用シートの移動量を決定することを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用シートの制御装置。
  6. 前記状態判断手段は、乗員の体格を乗員の状態として判断し、前記決定手段が前記状態判断手段によって乗員が大柄な体格であると判断された場合に、乗員が小柄な場合に比べて前記乗員動作のための車両用シートの前方空間が広くなるように車両用シートの移動量を決定することを特徴とする請求項1に記載の車両用シートの制御装置。
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