JP2008073412A - ベッド用手摺枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベッドの昇降に追随でき、使用者が力を加えたときでもガタが生じないベッド用手摺枠を提供すること。
【解決手段】ベッド用手摺枠は、手摺としての枠体20の一部をなすと共に、ベッド1の水平面に対して垂直方向に立設させた枠支柱21aと、ベッド1のサイドに配設されたベッド柵10と機械的に一体に連結され、枠支柱21aに嵌合し、枠支柱21aに対して上下動及び回動自在とし、枠支柱21a方向に伸びた移動子40とを備える。この移動子40は、外郭を形成する外筒41と枠支柱21aとの間に、その長さ方向に対して直角断面で2分割して一対とし、回動及び上下動を防止して配設した軸受け42a,42bとを具備するものであるから、ベッド用手摺枠はベッドの昇降に追随でき、しかも、使用者が力を加えたときでもガタが生じない。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用者がベッドから車椅子やポータブルトイレに自力で移動する際、または立上って杖を使用して歩行に入る際の補助として使用されるベッド用手摺枠に関するものである。
一般に、ベッド用手摺枠の公知の技術として特許文献1及び特許文献2を挙げることができる。
例えば、特許文献1は、ベッドに固定される枠体は、基端部にベッドに取付けられる縦方向の取付杆を有すると共に、先端部に床に接する長さの支持杆を有し、前記取付杆と支持杆とが横方向の握り部で連結され、前記枠体の先端部には前記握り部と角度をなして前方握り部材が突設されたベッド用手摺枠を開示している。
特許文献1のベッド用手摺枠は、枠体の先端部に前方握り部材を突設しているので、使用者の正面側に握り部が得られ、使用者は前かがみの姿勢で前方握り部を握ることにより、上半身の体重を利用してベッドから腰を浮かせ、車椅子等に移ることができる。このため、使用者の側方のみに握り部が存在し、腕力に頼って腰を浮かせなければならなかった従来の支持枠と比較して、極めて小さな力でベッドから腰を浮かせ、車椅子等に乗ることができる。
特許文献2のベッド用手摺枠は、床部昇降機能を備えたベッドに追従する介助手段であって、床部側面近傍の床面に立脚するように一対の支柱を配置すると共に、これら一対の支柱の基端側を、台車フレームに固定枠体を介して固定するようにし、前記一対の支柱のうちの一方に、移動自在に嵌入した移動子に一端側を取り付けると共に、他端側をサイドフレームに設けられる柵受け穴に、着脱可能な取付アダプタを介し、ベッド長手方向に移動調節可能に装着したものである。
この特許文献2のベッド用手摺枠では、単純な構造で、床部の昇降動作によって、介助部材を上下方向及びベッド長手方向へのずれに追従させることができ、現在の複雑化したベッドにも十分対応可能であるということができる。
実開平7−28532号公報 特開平10−165457号公報
上記特許文献1では、ベッド用手摺枠の支柱がベッドに固定されるため、床板が昇降するベッドに取り付けると支持枠も一緒に昇降してしまう構造になっていたから、支柱の脚部と床との間にできた隙間に足を挟まれる恐れがあり、また、支柱を支えている脚部が床と離れ安定性が悪い等の危険性があった。
また、上記特許文献2では、ベッド用手摺枠の支持枠がベッドの昇降と一体となって移動するものであるが、支柱を移動子が支柱の上部に摺動するときのギャップ、取り付けアダプタの取り付け精度が、大きなガタとなって現れ、使用者に不安を抱かせる可能性があった。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、ベッドの昇降に追随でき、使用者が力を加えたときでもガタが生じないベッド用手摺枠の提供を課題とするものである。
請求項1にかかるベッド用手摺枠は、手摺としての枠体の一部をなすと共に、ベッドの水平面に対して垂直方向に立設させた枠支柱と、前記ベッドのサイドに配設されたベッド柵と機械的に一体に連結され、前記枠支柱に嵌合し、前記枠支柱に対して上下動自在とし、前記枠支柱方向に伸びた移動子とを具備するものである。
ここで、上記枠支柱は、枠体の一部をなすもので、ベッドの水平面に対して垂直方向に立設させた枠を構成する柱であればよく、通常、枠体の端部にあるものが好適である。また、上記枠支柱としては、円筒状のもの、角筒状のものが使用できる。そして、上記移動子としても、円筒状のもの、角筒状のものが使用でき、必ずしも、前記移動子と前記枠支柱が同一円筒状のもの、角筒状のものとする必要がない。その間の間隙は、軸受けで吸収できればよい。
請求項2にかかるベッド用手摺枠の前記移動子は、外郭を形成する外筒と前記枠支柱との間に配設され、断面弧状に複数分割して一対とし、回動及び上下動を防止して配設したものである。
ここで、上記移動子としては、円筒状のもの、角筒状のものが使用でき、必ずしも、前記移動子と前記枠支柱が同一円筒状のもの、角筒状のものとする必要がない。その間の間隙は、軸受けで吸収できればよい。軸受けとしては、通常所定の弾性および摺動抵抗の小さいフッ素樹脂、テフロン(登録商標)樹脂等の合成樹脂が使用される。
請求項3にかかるベッド用手摺枠の前記移動子の軸受けは、2分割した断面の境界線が互いに90度のずれが生ずるように、上下に2対以上配設したものである。
ここで、2分割した断面の境界線が互いに90度のずれが生ずるように、上下に2対以上配設とは互いのがたつく方向を規制することにより、がたつきを最小にするものであるから、2箇所または4箇所に配設すると効果的である。
請求項4にかかるベッド用手摺枠の手摺としての枠体には、前記枠体平面方向を含み、そこから90度回動自在な補助枠を配設したものである。
上記補助枠は、手摺としての枠体に対して直角に回動し、そこで停止することにより、手摺としての枠体の長さ方向及びその直角方向の支えが構成される。
請求項1のベッド用手摺枠は、手摺としての枠体の一部をなすと共に、ベッドの水平面に対して垂直方向に立設させた枠支柱と、前記ベッドのサイドに配設されたベッド柵と機械的に一体に連結され、前記枠支柱に嵌合し、前記枠支柱に対して上下動自在とし、前記枠支柱方向に伸びた移動子を具備するものである。
したがって、ベッドのサイドに配設されたベッド柵と手摺としての枠体との間の結合により、自重で枠体が固定され、ベッドの昇降と一体となってベッド柵が昇降し、それに応じて移動子が手摺としての枠体の一部をなす枠支柱を上下動するから、ベッドの昇降に伴って枠体が浮き上がるような問題は生じない。また、ベッド柵の取付けを使用するものであるから、各種ベッドに取付けが容易である。そして、ベッドから降りる際に、枠体とベッドとを相対変位させることにより、使用者は体重の移動を行うだけで、ベッドから降りることができる。
請求項2のベッド用手摺枠は、手摺としての枠体の一部をなす枠支柱に対して上下動及び回動自在として、前記枠支柱方向に伸びた移動子が配設され、前記移動子は外郭を形成する外筒と前記枠支柱との間の軸受けを、その長さ方向に複数分割(2分割以上の分割を)して一対とし、回動及び上下動を防止して配設したものであるから、請求項1の効果に加えて、2分割以上の分割をした断面の境界線またはその境界線と直角な位置で、ガタツキの少ない構成とすることにより、前記ベッドのサイドに配設されたベッド柵と手摺としての枠体との間の結合にガタツキのない対応となるから、使用者が不意にふらついて急激に手摺としての枠体に体重が加わってもガタツキが少ないから安心感が得られる。また、前記ベッドのサイドに配設されたベッド柵と手摺としての枠体との角度が自在に設定できるから、使用者の移動目的に応じた設定が可能である。
請求項3にかかるベッド用手摺枠の前記移動子の軸受けは、2分割した断面の境界線が互いに90度のずれが生ずるように上下に2対以上配設したものであるから、請求項2に記載の効果に加えて、互いに拘束する直線方向が、直角に交わるから、ガタツキを最小限度に押さえることができる。
請求項4にかかるベッド用手摺枠の手摺としての枠体には、前記枠体平面に対して90度回動自在な補助枠を配設したものであるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、使用者が身体の向きを90度変更するのに好適であり、例えば、ポータブルトイレの使用、車椅子の乗り降りに好適となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、実施の形態2以降において、実施の形態1の部分と同一記号及び同一符号は、実施の形態1と同一または相当する機能を意味する部品であるから、ここでは重複する説明を省略する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の全体の斜視図、図2は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の要部拡大斜視図である。図3は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の平面図、図4は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の正面図、図5は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の側面図である。また、図6は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の移動子の説明図、図7は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の移動子の断面図、図8は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の他の事例の移動子の断面図である。
図1及び図5において、ベッド1にはそのサイドから複数個所(通常2箇所)のアーム2が引出し可能に配設されている。
ベッド柵10は、ベッド1のサイドに配設され人体の落下を防止するベッド柵枠11及びそのベッド柵枠11の基部となるベッド柵ベース12からなり、ベッド柵ベース12には複数個所(通常2箇所)の取り付け部13が固着されていて、固定ネジ14で取り付け部13をアーム2に取付け自在になっている。即ち、両者は、ベッド柵10の取り付け部13をアーム2に宛がってアーム2の下側から固定ネジ14を締め込み堅固に固着する。
ベッド柵10は、その基本的形態が公知のものと相違するものではないが、ベッド柵ベース12は、本実施の形態のベッド用手摺枠を取付けるための機械的強度を有するものである。枠体20は、概略4角形枠の4辺を構成する管材で構成されている。外枠21は各枠支柱21a,21b,21c,21dからなり、その外枠21の機械的強度を増加させ、かつ、他の機能を持たせるために複数の補助支柱22(22a,22b)が設けられている。即ち、枠体20は、枠支柱21a,21b,21c,21dからなる外枠21、複数の補助支柱22から構成されている。更に、補助支柱22aには、補助枠30が配設されている。枠支柱21dには、少なくとも下面または先端部に滑り止め機能を付加した脚部27,28が配設されている。
補助枠30は、略U字状でその開放端が補助支柱22aに嵌合された外管31に接続されている。外管31は90度回動自在で、固定ネジ32によってその位置を堅固に保持するように固定される。したがって、外管31は外枠21の面に対して90度の角度または外枠21の面に対して並行する角度となる。この補助枠30は、使用者Mの立ち上がる体勢、使用者Mが車椅子を使用するか否か、ポータブルトイレを使用するか否かによって所望の角度に固定される。また、必要に応じて回動することができる。
なお、外管31は後述する移動子40の構成に置換することもできる。
移動子40は、枠体20を構成する外枠21のベッド側にある枠支柱21aに配設される。移動子40の外筒41は、ベッド柵ベース12に溶接され、堅固に一体化されている。移動子40の外筒41の内部には、2分割されたフッ素樹脂、テフロン(登録商標)樹脂等の摩擦抵抗の小さい合成樹脂で成形された軸受け42a,42bが配設されている。2分割した空間が枠支柱21aの中心を通る境界線X−Xは、2分割した断面の境界となる。この境界の幅は、外筒41の嵌合孔21a1,21a2に移動止め43a,43bが挿着容易なように、軸受け42a,42bの移動止め43a,43bの突出高さ等によって決定される。移動止め43a,43bは移動子40の外筒41に穿設した嵌合孔21a1,21a2に挿入され、軸受け42a,42bの回動及び上下動を拘束している。
移動子40の外筒41の内部に入れる軸受け42a,42bは、図7に示すように、軸受け42a,42bの境界線X−X側である開放側両端で枠支柱21aの外周に弾接または接触する径に設定するか、或いは図8に示すように、軸受け42a,42bの境界線X−Xに直角方向側である中心側で枠支柱21aの外周に弾接または接触する径に設定するか、或いは図示しない、内面に複数の長さ方向に沿った蒲鉾状の凸条を形成し、その凸条の先端が枠支柱21aの外周に弾接または接触する径に設定される。
したがって、図7の場合には、軸受け42a,42bの境界線X−X側である開放側両端で枠支柱21aの外周に弾接または接触する径に設定しているので、境界線X−X側方向には全くガタツキが生じない。また、図8に示すように、軸受け42a,42bの境界線X−Xに直角方向側である中心側で枠支柱21aの外周に弾接または接触する径に設定した場合には、境界線X−X方向に対する直角方向には全くガタツキが生じない。
勿論、図示しない、内面に複数の凸状を形成し、その凸状の先端が枠支柱21aの外周に弾接する径に設定されるものでは、境界線X−X側及びその直角方向側にもガタが生じない。
なお、移動子40の外筒41の内部に挿入する軸受け42a,42bは、枠支柱21aの外周に弾接する径に設定しても、材料が柔軟であるから、外力によって滑らかな動きとなる。勿論、枠体20は移動子40が上下動しても、その立設状態を維持する。
移動子40の外筒41には、固定ネジ44が配設されていて、固定ネジ44を締め付けることにより、固定ネジ44の先端が枠支柱21aの外周の図示しない溝に嵌合し、移動子40の回動が禁止される。通常の使用状態では、回動を拘束するので、固定ネジ44の先端が枠支柱21aの外周の図示しない溝に嵌合した状態となり、上下動のみを許容する。格納等の際には、固定ネジ44を緩めることにより、ベッドのサイドに並行する位置となる。即ち、枠体20は略180度の回動が可能である。
[実施の形態2]
図9は本発明の実施の形態2におけるベッド用手摺枠の他の事例の移動子の説明図である。
上記実施の形態においては、移動子40の内部に軸受け42a,42bを配設した事例で説明したが、本発明を実施する場合には、図7または図8に示す同一の移動子40の構造を、移動子40の外筒41の内部の上下に軸受け42a,42bの対を2個配設するのが望ましい。特に、この場合には、同一移動子40を用いて境界線X−Xを互いに90度回動した角度の境界線X’−X’とし、両者間で図7の場合には、一方によって、境界線X−X側方向には全くガタツキが生じなくし、他方によって、その境界線X−X側の直角方向の境界線X’−X’方向のガタツキが生じなくすることにより、全体のガタツキをなくすことができる。
このように構成された本実施の形態のベッド用手摺枠は、図10及び図11に示すように使用することができる。
図10は本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけるベッド用手摺枠の立ち上がる直前の使用状態を示す説明図、図11は本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけるベッド用手摺枠の立ち上がり途中の使用状態を示す説明図である。
まず、ベッド1のサイドに配設されたベッド柵10と手摺としての枠体20との間の結合により、自重で枠体20が固定され、ベッド1の昇降と一体となってベッド柵10が昇降し、それに応じて移動子40が手摺としての枠体20の一部をなす枠支柱21aを上下動するから、ベッド1の昇降に伴って枠体20が浮き上がり、そこに足を挟まれるような問題は生じなくなる。
また、ベッド柵10の取付けを使用するものであるから、各種市販のベッド1に取付けが容易である。
そして、使用者Mが立ち上がるときには、必要に応じてベッド柵10を使用しながら、ベッド1のサイドに移動し、腰掛け、補助枠30を握り、同時に腕筋を使用しながら上体を立てる。そして、立ち上がりができた時点で、使用者Mは必要に応じて外枠21の枠支柱21aを握りながら、身体の向きを変更する。
更に、使用者Mがベッド1から降りる際、ベッド1のサイドに移動し、そこで腰掛け、前かがみになって補助枠30を握り、同時に腕筋を使用しながら枠体20に対してベッド10を上昇させることにより、使用者Mは体重の移動を行うだけで、ベッド1から降りることができる。
この間、外枠21にはベッド1の長さ方向に対して直角方向の外力が加わるが、図7の移動子40の場合には、軸受け42a,42bの境界線X−X側を外枠21の面に平行な位置に設定しておけば、境界線X−X側方向には全くガタツキが生じない。また、図8の移動子40の場合には、軸受け42a,42bの境界線X−Xに直角な方向側を外枠21の面に平行な位置に設定しておけば、外枠21には全くガタツキが生じない。
したがって、使用者Mは補助枠30に力を掛けてもガタツキが生じないから、安心して外枠21に身を委ねることができる。
このように、本実施の形態のベッド用手摺枠は、手摺としての枠体20の一部をなすと共に、ベッド1の水平面に対して垂直方向に立設させた枠支柱21aと、ベッド1のサイドに配設されたベッド柵10と機械的に一体に連結されたベッド柵ベース12を介して、枠支柱21aに嵌合し、枠支柱21aに対して上下動及び回動自在とし、枠支柱21a方向に伸びた移動子40とを具備し、移動子40は、外郭を形成する外筒41と枠支柱21aとの間に、その長さ方向に2分割して一対とし、回動及び上下動を防止して配設した軸受け42a,42bを有するものである。
したがって、使用者Mがベッド1のサイドに腰掛け、枠体20の外枠21、補助枠30を握り、腕筋を使用しながら上体を立てるとき、或いは立ち上がりができたとき、使用者Mは必要に応じて枠体20の外枠21を握りながら、ステッキを持って歩いたり、身体の向きを変更することができる。このさい、少なくとも、特定方向のガタツキが殆どなくなるものであるから、力を掛けたときにガタツキに驚いて、不意に他の予期せぬ行動をとるという不安感を解消できる。
上記実施の形態において、移動子40の軸受け42a,42bは、2分割した断面の境界線X−Xが互いに90度のずれが生ずるように上下に2対以上配設することによって、如何なる方向のガタツキもなくすことができる。なお、図9は2個配設した事例を説明したが3個以上であってもよい。好ましくは、上下に2個または4個配設するのが望ましい。勿論、軸受け42a,42bが、その長さ方向に弧状に3分割して一対とした場合には、上下に複数段設定する必要性は薄い。
上記実施の形態において、手摺としての枠体20には、枠体20平面に対して90度回動自在な補助枠30を配設したものであるから、使用者Mの方向転換が自在となり、使用者Mがポータブルトイレ或いは車椅子等を使用する場合に好適となる。
上記実施の形態において、手摺としての枠体20は、ベッド1に対して180度変化できることを前提に説明したが、90度の回動変化のみとし、また、ベッド1に対して90度の位置で上下動のみ行う機能とすることもできる。
なお、ベッド1に対して90度の位置で上下動のみ行う機能としたものでは、移動子40を枠支柱21aに並行する補助支柱22aにも配設でき、より堅牢なベッド用手摺枠とすることができる。
図1は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の全体の斜視図、図2は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の要部拡大斜視図である。 図2は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の要部拡大斜視図である。 図3は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の平面図である。 図4は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の正面図である。 図5は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の側面図である。 図6は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の移動子の説明図である。 図7は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の移動子の断面図である。 図8は本発明の実施の形態1におけるベッド用手摺枠の他の事例の移動子の断面図である。 図9は本発明の実施の形態2におけるベッド用手摺枠の他の事例の移動子の説明図である。 図10は本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけるベッド用手摺枠の立ち上がる直前の使用状態を示す説明図である。 図11は本発明の実施の形態1及び実施の形態2におけるベッド用手摺枠の立ち上がり途中の使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ベッド
10 ベッド柵
12 ベッド柵ベース
20 枠体
21a,21b,21c,21d 枠支柱
21 外枠
22a,22b 補助支柱
30 補助枠
40 移動子
41 外筒
42a,42b 軸受け
X−X 境界線
43a,43b 移動止め

Claims (4)

  1. 手摺としての枠体の一部をなすと共に、ベッドの水平面に対して垂直方向に立設させた枠支柱と、
    前記ベッドのサイドに配設されたベッド柵と、
    前記ベッド柵と機械的に一体に連結され、前記枠支柱に嵌合し、前記枠支柱に対して上下動自在とし、前記枠支柱方向に伸びた移動子と
    を具備することを特徴とするベッド用手摺枠。
  2. 前記移動子は、外郭を形成する外筒と前記枠支柱との間に配設され、断面弧状に複数分割して一対とし、回動及び上下動を防止した軸受けを具備することを特徴とする請求項1に記載のベッド用手摺枠。
  3. 前記移動子の軸受けは、その長さ方向に2分割した断面の境界線が、互いに90度のずれが生ずるように上下に2対以上配設したことを特徴とする請求項2に記載のベッド用手摺枠。
  4. 前記手摺としての枠体には、前記枠体平面に対して90度回動自在な補助枠を配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のベッド用手摺枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101500465B1 (ko) * 2014-01-28 2015-03-10 정경채 침대의 사이드 프레임 겸용 안전 손잡이

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