JP2008073392A - 米研ぎ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】米割れやキズを抑制し米の美味しさを保ちながら米を研ぐことができる米研ぎ機を提供する。
【解決手段】一端に開口部が形成された容器と、容器の開口部を着脱可能に覆うと共に水を容器内に供給する給水口が形成された蓋と、容器内へ向けて突出する回動可能な駆動部材と、駆動部材に接続して駆動部材を回動させる操作部材と、容器内に配置されると共に駆動部材と着脱可能に接続する回動可能な回動軸と、回動軸に取り付けられる複数の撹拌羽根とを備えた米研ぎ機であって、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が回動軸から最も離れた箇所から回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が回動軸に最も近接した箇所から回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなったことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】一端に開口部が形成された容器と、容器の開口部を着脱可能に覆うと共に水を容器内に供給する給水口が形成された蓋と、容器内へ向けて突出する回動可能な駆動部材と、駆動部材に接続して駆動部材を回動させる操作部材と、容器内に配置されると共に駆動部材と着脱可能に接続する回動可能な回動軸と、回動軸に取り付けられる複数の撹拌羽根とを備えた米研ぎ機であって、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が回動軸から最も離れた箇所から回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が回動軸に最も近接した箇所から回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなったことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は米研ぎ機に関する。詳しくは、手を水に浸さずに米を研ぐ米研ぎ機に係るものである。
ご飯をおいしく炊き上げるには、炊飯前に米を充分に研ぐ必要があり、一般的に炊飯容器に米と水を入れて人手で研いでいる。また、米を入れた容器を水道の蛇口に連結し、水道水を容器内に噴出させて、その水流で米を研ぐようにした米研ぎ機が知られている。
人手で米を研ぐ方法では、手が濡れるうえに米粒が爪の間に入ったり、主に女性がこの力仕事を任され、爪をネイル等できれいに保っていても、ネイルが剥がれたり、爪が損傷したり、冬であれば手が冷たく、手に米粒がついたりして、なかなかこの作業は嫌われ不快とされてきた。また、水道水の噴流を利用する米研ぎ機では、容器に米を入れた後、容器を密閉し、容器から伸びるホースを水道の蛇口に、接続箇所から水が漏れないようしっかりと接続しなければならず、取扱作業が煩雑で手間がかかったし、節水ともならなかった。
そこで、簡単にうまく米を研ぐことができる米研ぎ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。図4は、従来の米研ぎ機の撹拌機構を説明する概略図であるが、特許文献1には、外部壁面に研ぎ水を排水する排水領域を有する、米と研ぎ水とを保持する保持容器(図示せず。)と、二つの取り外し取手102A及び102Bを有する保持容器の開口端と嵌合する蓋部102とを備えた米研ぎ機が記載されており、蓋部102は、蓋部102に垂直な軸Xを回転軸として回動可能な撹拌機構103をその中心領域に保持し、撹拌機構103は、水導入部である上部開口104Aと水放出部である下部開口104Bを有する筒部材104と、筒部材104と一体化されたハンドル105A及び105Bと、撹拌羽106A〜106Fとを備え、また、撹拌機構103は、筒部材104にハンドル105A及び105Bを一体形成し、筒部材より一回り大きい径を有し上部にフランジを備えた第二の筒部材107に撹拌羽106A〜106Fを一体形成し、第二の筒部材107の内部に筒部材104を挿入して釘等の留め具108により一体化して組み立てた構成のものとしている旨記載されている。
しかしながら、従来の米研ぎ機では、撹拌羽の形状が、充分な強度を維持するために、直角部を下部の中心として配した略直角三角形状であり、単に撹拌することを意図しただけであって米割れやキズを抑制し米の美味しさを保つには不充分であった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、米割れやキズを抑制し米の美味しさを保ちながら、楽々と手間をかけずに早く米を研ぐことができ、節水効果を兼ね備えた米研ぎ機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の米研ぎ機は、一端に開口部が形成された容器と、該容器の開口部を着脱可能に覆うと共に水を前記容器内に供給する給水口が形成された蓋と、前記容器内へ向けて突出する回動可能な駆動部材と、該駆動部材に接続して該駆動部材を回動させる操作部材と、前記容器内に配置されると共に前記駆動部材と着脱可能に接続する回動可能な回動軸と、該回動軸に取り付けられる複数の撹拌羽根とを備えた米研ぎ機であって、前記複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において前記容器の底面に対する角度が、前記回動軸から最も離れた箇所から前記回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、前記複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において前記容器の底面に対する角度が、前記回動軸に最も近接した箇所から前記回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなったことを特徴とする。
ここで、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸から最も離れた箇所から回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸に最も近接した箇所から回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなることによって、一方の撹拌羽根により米を回動軸側に引き寄せて持上げ、持上げられた米は対流しながら落下し、そして、他方の撹拌羽根により米を回動軸から押し出して持ち上げ、米は対流をしながら落下し、この一連の運動を繰り返すことにより、手による米研ぎ作業と同等の米研ぎ作業を可能にする。
また、本発明の米研ぎ機において、撹拌羽根の略中央領域に凸部が形成された場合、米の粒間に衝撃と摩擦を与え、この衝撃と摩擦は米相互間にもみ洗い状況を作り出し、より早く効率良く研ぐことができる。
また、本発明の米研ぎ機において、容器の内壁面に取り付けられる遮断部材を備え、遮断部材の下方に位置すると共に遮断部材が取り付けられる容器の壁面に貫通孔が形成された場合、蓋を取り除いた状態で容器を傾けて研ぎ水を排水しようとするときでも、米が遮断部材によってせき止められ、研ぎ水のみを排出することができる。
また、本発明の米研ぎ機において、回動軸の駆動部材との接続面が凸形状を有する場合、容器内に米を入れるときでも凹形状を有する場合に比べて米が回動軸につまりにくい。
本発明に係る米研ぎ機によって、米割れやキズを抑制し米の美味しさを保ちながら、むらなく万遍に米を研ぐことができる。また、これと同様に水洗い時も効率良く洗浄することができ、節水に寄与し、研ぎ作業、洗清作業時共に米研ぎ作業の労力が軽減でき、健康的な食生活の普及に寄与する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1(a)は、本発明を適用した米研ぎ機の一例を説明する概略図であり、図1(b)は、蓋を取り外した場合の容器内の様子を説明する概略平面図である。
図1(a)において、本発明を適用した米研ぎ機1は、一端に開口部が形成されていると共に他端が閉じられて底となった円筒形状の容器2と、容器の開口部を着脱可能に覆うと共に水を容器内に供給する給水口5が形成された蓋3と、蓋の下面から容器内へ向けて突出する回動可能な駆動部材4と、駆動部材に接続して駆動部材を回動させる、端部に把持部4Bを備えた駆動ハンドル(操作部材の一例である。)4Aと、容器内に配置されると共に駆動部材と着脱可能に接続する回動可能な回動軸6と、容器2の底面の略中央領域に取り付けられていると共に回動軸6が着脱可能かつ回動可能に嵌合される突起部6Aと、回動軸に取り付けられた第1の撹拌羽根7及び第2の撹拌羽根7Aと、容器の内壁に取り付けられた棒状の内壁棒10とを備える。
また、容器の内壁面には、容器を傾けた際に米が開口部から排出されないよう遮断するステンレス製の水切板(遮断部材の一例である。)9が取り付けられており、水切板の下方に位置すると共に水切板が取り付けられた容器の壁面には、研ぎ水を排出するためのスリット状の水切穴(貫通孔の一例である)8が形成されている。ここで、水切穴8は、研ぎ水は通すが米は通さない程度の大きさを有する。
また、容器2は、容器内部を外部から見ることができるよう透明な材質で構成されており、容器2の外側の底部には、合成シリコンゴム(図示せず。)が外周付近に円状に配置されている。
また、駆動部材4の回動軸6との接続面には凹部が形成されており、一方、回動軸6の駆動部材4との接続面は凸形状を有し、駆動部材4と回動軸6とが着脱可能に嵌合する。
また、内壁棒10は、第1の撹拌羽根7や第2の撹拌羽根7Aに当たらないよう、容器2の底面から離れた位置に取り付けられている。
また、給水口5は、水切穴8が形成された容器2の壁面とは反対側の壁面の上方に形成されている。
図1(a)は、本発明を適用した米研ぎ機の一例を説明する概略図であり、図1(b)は、蓋を取り外した場合の容器内の様子を説明する概略平面図である。
図1(a)において、本発明を適用した米研ぎ機1は、一端に開口部が形成されていると共に他端が閉じられて底となった円筒形状の容器2と、容器の開口部を着脱可能に覆うと共に水を容器内に供給する給水口5が形成された蓋3と、蓋の下面から容器内へ向けて突出する回動可能な駆動部材4と、駆動部材に接続して駆動部材を回動させる、端部に把持部4Bを備えた駆動ハンドル(操作部材の一例である。)4Aと、容器内に配置されると共に駆動部材と着脱可能に接続する回動可能な回動軸6と、容器2の底面の略中央領域に取り付けられていると共に回動軸6が着脱可能かつ回動可能に嵌合される突起部6Aと、回動軸に取り付けられた第1の撹拌羽根7及び第2の撹拌羽根7Aと、容器の内壁に取り付けられた棒状の内壁棒10とを備える。
また、容器の内壁面には、容器を傾けた際に米が開口部から排出されないよう遮断するステンレス製の水切板(遮断部材の一例である。)9が取り付けられており、水切板の下方に位置すると共に水切板が取り付けられた容器の壁面には、研ぎ水を排出するためのスリット状の水切穴(貫通孔の一例である)8が形成されている。ここで、水切穴8は、研ぎ水は通すが米は通さない程度の大きさを有する。
また、容器2は、容器内部を外部から見ることができるよう透明な材質で構成されており、容器2の外側の底部には、合成シリコンゴム(図示せず。)が外周付近に円状に配置されている。
また、駆動部材4の回動軸6との接続面には凹部が形成されており、一方、回動軸6の駆動部材4との接続面は凸形状を有し、駆動部材4と回動軸6とが着脱可能に嵌合する。
また、内壁棒10は、第1の撹拌羽根7や第2の撹拌羽根7Aに当たらないよう、容器2の底面から離れた位置に取り付けられている。
また、給水口5は、水切穴8が形成された容器2の壁面とは反対側の壁面の上方に形成されている。
また、図1(b)に示されるように、第1の撹拌羽根7及び第2の撹拌羽根7Aは、回動軸6から容器2の内壁まで伸びており、また、第1の撹拌羽根7及び第2の撹拌羽根7Aどちらの略中央領域にも、凸プレスされて形成された凸部7Bが、回動軸6側と容器2の内壁側(回動軸から最も離れた箇所)との間において筋状に形成されている。
また、水切板9は半円形状を有すると共に、研ぎ水を排出するためのスリット状の水切穴8が形成されている。ここで、水切穴8は、研ぎ水は通すが米は通さない程度の大きさを有する。
また、水切板9は半円形状を有すると共に、研ぎ水を排出するためのスリット状の水切穴8が形成されている。ここで、水切穴8は、研ぎ水は通すが米は通さない程度の大きさを有する。
図2は、容器の底面に対する第1の撹拌羽根の角度の一例を説明する概略断面図である。ここで、図2(a)は、図1のa−a線に沿って切断した、回動軸から最も離れた箇所における第1の撹拌羽根と容器底面との角度の関係を示す断面図であり、図2(b)は、図1のb−b線に沿って切断した、略中心箇所における第1の撹拌羽根と容器底面との角度の関係を示す断面図であり、そして図2(c)は、図1のc−c線に沿って切断した、回動軸に最も近接した箇所における第1の撹拌羽根と容器底面との角度の関係を示す断面図である。
板状の第1の撹拌羽根7は若干湾曲しているため、図2(a)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度αは30°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度α´は50°である。
また、板状の第1の撹拌羽根7は若干湾曲しているため、図2(b)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度βは40°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度β´は60°である。
また、板状の第1の撹拌羽根7は若干湾曲しているため、図2(c)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度γは50°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度γ´は70°である。
板状の第1の撹拌羽根7は若干湾曲しているため、図2(a)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度αは30°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度α´は50°である。
また、板状の第1の撹拌羽根7は若干湾曲しているため、図2(b)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度βは40°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度β´は60°である。
また、板状の第1の撹拌羽根7は若干湾曲しているため、図2(c)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度γは50°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第1の撹拌羽根7の角度γ´は70°である。
図3は、容器の底面に対する第2の撹拌羽根の角度の一例を説明する概略断面図である。ここで、図3(a)は、図1のa−a線に沿って切断した、回動軸から最も離れた箇所における第2の撹拌羽根と容器底面との角度の関係を示す断面図であり、図3(b)は、図1のb−b線に沿って切断した、略中心箇所における第2の撹拌羽根と容器底面との角度の関係を示す断面図であり、図3(c)は、図1のc−c線に沿って切断した、回動軸に最も近接した箇所における第2の撹拌羽根と容器底面との角度の関係を示す断面図である。
板状の第2の撹拌羽根7Aは若干湾曲しているため、図3(a)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度γは50°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度γ´は70°である。
また、板状の第2の撹拌羽根7Aは若干湾曲しているため、図3(b)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度βは40°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度β´は60°である。
また、板状の第2の撹拌羽根7Aは若干湾曲しているため、図3(c)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度αは30°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度α´は50°である。
なお、ここで挙げられている角度は一例であり、様々な角度を採用できることは勿論である。
板状の第2の撹拌羽根7Aは若干湾曲しているため、図3(a)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度γは50°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度γ´は70°である。
また、板状の第2の撹拌羽根7Aは若干湾曲しているため、図3(b)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度βは40°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度β´は60°である。
また、板状の第2の撹拌羽根7Aは若干湾曲しているため、図3(c)において、容器2の底面に近接した箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度αは30°であり、容器2の底面から最も離れた箇所における容器2の底面に対する第2の撹拌羽根7Aの角度α´は50°である。
なお、ここで挙げられている角度は一例であり、様々な角度を採用できることは勿論である。
ここで、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸から最も離れた箇所から回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸に最も近接した箇所から回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなっているのであれば、必ずしも撹拌羽根の数は2つでなくてもよく、例えば4つでもよいし、必ずしも内壁棒はなくてもよいし、駆動部材は必ずしも蓋の下面から突出していなくてもよく、例えば容器の側面から突出して回動軸に接続されていてもよい。
また、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸から最も離れた箇所から回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸に最も近接した箇所から回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなっているのであれば、必ずしも水切穴を形成しなくてもよく、また、水切板を取り付けなくてもよく、また、撹拌羽根の略中央領域に凸部が形成されていなくてもよく、また、駆動部材の回動軸との接続面に凹部が形成されていなくてもよく、回動軸の駆動部材との接続面は凸形状を有していなくてもよい。
なお、ここで図示された本発明の米研ぎ機は右回し用であるが、必ずしも右回し用でなくてもよく、左回し用であってもよい。
また、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸から最も離れた箇所から回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸に最も近接した箇所から回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなっているのであれば、必ずしも水切穴を形成しなくてもよく、また、水切板を取り付けなくてもよく、また、撹拌羽根の略中央領域に凸部が形成されていなくてもよく、また、駆動部材の回動軸との接続面に凹部が形成されていなくてもよく、回動軸の駆動部材との接続面は凸形状を有していなくてもよい。
なお、ここで図示された本発明の米研ぎ機は右回し用であるが、必ずしも右回し用でなくてもよく、左回し用であってもよい。
このような構成の本発明の米研ぎ機を使用して、米を研ぐ場合、研ぎ対象の米と、水とを容器2内に入れ、蓋3を装着して把持部4Bを手で持ちながら駆動ハンドル4Aを回動させると、容器2内の駆動部材4と接続した回動軸6も回動し、第1の撹拌羽根7と第2の撹拌羽根7Aが回動する。
両撹拌羽根の回動によって米を万遍なく撹拌させるため、容器2の底面から米を持ち上げ、撹拌羽根の凸部7Bにより粒間に衝撃と摩擦を与える。これは、手洗い時のもみ洗いに近い状況を作り出す。また、回動しながら米は、容器2の底面に対する角度が急な第2の撹拌羽根7Aの回動軸6から最も離れた箇所から、容器2の底面に対する角度が緩やかな第2の撹拌羽根7Aの回動軸6に最も近接した箇所へと移動し、更に容器2の底面に対する角度が急な第1の撹拌羽根7の回動軸6に最も近接した箇所から、容器2の底面に対する角度が緩やかな第1の撹拌羽根7の回動軸6から最も離れた箇所へと移動するので全体を撹拌し、研ぎ斑をなくす。また、持ち上げられた米は対流しながら落下し、容器の隅に米が残りにくい。
なお、ここでは手動の米研ぎ機を説明しているが、本発明の米研ぎ機は電動であってもよい。
両撹拌羽根の回動によって米を万遍なく撹拌させるため、容器2の底面から米を持ち上げ、撹拌羽根の凸部7Bにより粒間に衝撃と摩擦を与える。これは、手洗い時のもみ洗いに近い状況を作り出す。また、回動しながら米は、容器2の底面に対する角度が急な第2の撹拌羽根7Aの回動軸6から最も離れた箇所から、容器2の底面に対する角度が緩やかな第2の撹拌羽根7Aの回動軸6に最も近接した箇所へと移動し、更に容器2の底面に対する角度が急な第1の撹拌羽根7の回動軸6に最も近接した箇所から、容器2の底面に対する角度が緩やかな第1の撹拌羽根7の回動軸6から最も離れた箇所へと移動するので全体を撹拌し、研ぎ斑をなくす。また、持ち上げられた米は対流しながら落下し、容器の隅に米が残りにくい。
なお、ここでは手動の米研ぎ機を説明しているが、本発明の米研ぎ機は電動であってもよい。
このように、本発明の米研ぎ機では、2つの撹拌羽根のうち第1の撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸から最も離れた箇所から回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、第2の撹拌羽根において容器の底面に対する角度が、回動軸に最も近接した箇所から回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなっているので、一方の撹拌羽根により米を回動軸側に引き寄せて持上げ、持上げられた米は対流しながら落下し、そして、他方の撹拌羽根により米を回動軸から押し出して持ち上げ、米は対流をしながら落下し、この一連の運動を繰り返すことにより、手による米研ぎ作業と同等の米研ぎ作業を可能にし、米割れやキズを抑制し米の美味しさを保ちながら、楽々と手間をかけずに早く米を研ぐことができ、節水効果も発揮することができる。
また、柔軟性のある樹脂や弾力性のあるゴム等によって撹拌羽根を作製することによって、更に手による米研ぎに近くなり、やさしく米を研ぐことができて好ましい。
また、柔軟性のある樹脂や弾力性のあるゴム等によって撹拌羽根を作製することによって、更に手による米研ぎに近くなり、やさしく米を研ぐことができて好ましい。
また、撹拌羽根の略中央領域に凸部が形成されているので、米の粒間に衝撃と摩擦を与え、もみ洗いの状況を作り、より早く効率良く研ぐことができる。
また、容器の内壁面には、容器を傾けた際に米が開口部から排出されないよう遮断するステンレス製の水切板が取り付けられており、水切板の下方に位置すると共に水切板が取り付けられた容器の壁面には、研ぎ水を排出するためのスリット状の水切穴が形成されているので、蓋を取り除いた状態で容器を傾けて研ぎ水を排水しようとするときでも、米が水切板によってせき止められ、研ぎ水のみを排出することができる。
また、回動軸の駆動部材との接続面が凸形状を有するので、容器内に米を入れるときでも凹形状を有する場合に比べて米が回動軸につまりにくい。
また、撹拌羽根の数が2つなので、米の撹拌において充分な間隔を得ることができると共に、従来の米研ぎ機のように撹拌羽根の数が6つもある場合に比べて、受ける負荷が小さくてすみ、少ない労力で米を研ぐことができる。
また、容器の外側の底部には、合成シリコンゴムが外周付近に円状に配置されているので、駆動ハンドル回動時に、台所のテーブル、シンク内等に容器が密着固定され、さらに研ぎの作業性を増す。
また、米研ぎ終了後、米を炊飯釜に移す際、水切穴を米研ぎ機使用者の手前上部に向けて米を移すが、この時、容器内部に、残り米が発生するので、容器を傾斜した状態で水切穴から水道水を入れることにより、残り米が炊飯釜に移動する。この作業時に、容器内部の回動軸が取り外されるので、撹拌羽根が邪魔にならずに米を炊飯釜へ入れやすくなる。
また、内壁棒が、制水板として容器内の水の遠心力に伴う水の自由水の緩和と、米の撹拌に作用する。
また、給水口は、水切穴が形成された容器の壁面とは反対側の壁面の上方に形成されているので、給水口から入れられた水が、一方の壁面側から略中央領域を通って他方の壁面側へと容器内を横断して水切穴から排出され、補水しながら、すすぎができる。
1 米研ぎ機
2 容器
3 蓋
4 駆動部材
4A 駆動ハンドル
5 給水口
6 回動軸
6A 突起部
7 第1の撹拌羽根
7A 第2の撹拌羽根
7B 凸部
8 水切穴
9 水切板
10 内壁棒
2 容器
3 蓋
4 駆動部材
4A 駆動ハンドル
5 給水口
6 回動軸
6A 突起部
7 第1の撹拌羽根
7A 第2の撹拌羽根
7B 凸部
8 水切穴
9 水切板
10 内壁棒
Claims (4)
- 一端に開口部が形成された容器と、該容器の開口部を着脱可能に覆うと共に水を前記容器内に供給する給水口が形成された蓋と、前記容器内へ向けて突出する回動可能な駆動部材と、該駆動部材に接続して該駆動部材を回動させる操作部材と、前記容器内に配置されると共に前記駆動部材と着脱可能に接続する回動可能な回動軸と、該回動軸に取り付けられる複数の撹拌羽根とを備えた米研ぎ機であって、
前記複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において前記容器の底面に対する角度が、前記回動軸から最も離れた箇所から前記回動軸に最も近接した箇所まで順次大きくなり、
前記複数の撹拌羽根のうち少なくとも一つの撹拌羽根において前記容器の底面に対する角度が、前記回動軸に最も近接した箇所から前記回動軸から最も離れた箇所まで順次大きくなった
ことを特徴とする米研ぎ機。 - 前記撹拌羽根の略中央領域に凸部が形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の米研ぎ機。 - 前記容器の内壁面に取り付けられる遮断部材を備え、
該遮断部材の下方に位置すると共に前記遮断部材が取り付けられる前記容器の壁面に貫通孔が形成された
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の米研ぎ機。 - 前記回動軸の前記駆動部材との接続面が凸形状を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の米研ぎ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006258477A JP2008073392A (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 米研ぎ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006258477A JP2008073392A (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 米研ぎ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39346050
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008073392A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015167752A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 象印マホービン株式会社 | 食材洗浄器 |
-
2006
- 2006-09-25 JP JP2006258477A patent/JP2008073392A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015167752A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 象印マホービン株式会社 | 食材洗浄器 |
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