JP2008072517A - 画像読取システム、サーバ装置、画像読取装置、および端末装置 - Google Patents

画像読取システム、サーバ装置、画像読取装置、および端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スキャナ装置とクライアントPCとがネットワークを介して接続されたネットワークスキャナシステムにおいて、スキャナ装置で読み取ったスキャンデータの保存およびこのスキャンデータに対するアプリケーションによるデータ処理を効率よく行う。
【解決手段】ステーションPC103の記憶部233に、クライアントPCおよび当該クライアントPCに備えられるアプリケーションに関連付けたアプリケーションフォルダを作成する。そして、アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられたクライアントPCおよびアプリケーションに対応してクライアントPCに設けられているアプリケーションデータフォルダに移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スキャナ装置(画像読取装置)とクライアント装置(端末装置)とがネットワークを介して接続されたネットワークスキャナシステム(画像読取システム)に関するものである。より詳細には、スキャナ装置で読み取ったスキャンデータをクライアント装置上の特定のアプリケーションデータフォルダに格納し、アプリケーションによる自動解析(データ処理)を行うネットワークスキャナシステムに関する。
IT化が進む今日のオフィス環境において、紙を媒体とする文書などの画像をスキャナ装置で読み取って電子化したスキャンデータを保存し、管理することは業務の効率化を進めるための重要な課題の一つである。
近年、スキャナ装置でデータを読み込むと同時に、読み取ったデータをあらかじめ登録されたクライアント装置(例えばPC(パーソナルコンピュータ)など)の共有フォルダなどへ転送する機能を有するスキャナ装置が開発されている。
また、スキャナ装置で読み込まれた画像を保存、管理、加工するためのアプリケーションソフトも普及している。このようなアプリケーションソフトの中には、クライアント装置における特定のフォルダ(アプリケーションデータフォルダ)に格納されたデータに対して、傾き補正やOCR処理などのデータ処理(解析)を自動的に行うものがある。
ところで、現在の技術では、アプリケーションソフトで自動的にデータ処理を行う際には、アプリケーションごとに規定される特定のフォルダへデータ処理の対象となるデータを格納する必要がある。
このようなスキャナ装置およびアプリケーションを用いる環境において、上記特定のフォルダへデータを保存し、保存したデータに対するデータ処理を行わせる方法としては、例えば下記に示されるような三つの方法がとられてきた。
第一の方法は、スキャナ装置からスキャンデータを電子メールに添付してクライアント装置に送信した後、あるいはスキャンデータをクライアント装置上の所定のフォルダに送信した後、ユーザーが使用するクライアント装置を操作してデータをアプリケーションデータフォルダに格納しなおす方法である。
第二の方法は、特許文献1に記載されているように、スキャナ装置がネットワーク上を検索(探査)して送信先クライアント装置のディレクトリ構造を取得し、ユーザーがスキャナ装置の表示画面を用いて所望の宛先を選択して送信する方法である。
第三の方法は、特許文献2に記載されているように、各クライアント装置に設けられている各共有フォルダのパスを予めスキャナ装置に登録しておき、スキャナ装置の操作パネルなどで登録された共有フォルダの中から保存先の共有フォルダを選択することにより、指定したクライアント装置の共有フォルダにスキャンデータを保存する方法である。
特開2003−274102号公報(公開日:2003年9月26日) 特開2005−009444号公報(公開日:2005年4月7日) 特開2002−150218号公報(公開日:2002年5月24日) 特開平5−81464号公報(公開日:1993年4月2日) 特開平11−110479号公報(公開日:1999年4月23日) 特開平9−305075号公報(公開日:1997年11月28日) 特開平10−21382号公報(公開日:1998年1月23日) 特開平10−171920号公報(公開日:1998年6月26日) 特開平8−315069号公報(公開日:1996年11月29日)
しかしながら、上記したいずれの方法においても、スキャンデータを上記所定のアプリケーションデータフォルダに格納するためには、スキャンデータの手動での移動、送信先クライアント装置のディレクトリ構造の検索、あるいはユーザーによる全登録先からの送信先指定といった煩雑な手続きが生じる。
例えば、上記第一の方法では、ユーザーはクライアント装置で受信したデータを手動でクライアント装置上のアプリケーションデータフォルダに再格納しなければならない。
また、上記第二の方法では、ユーザーは、ネットワーク上に接続された多数のクライアント装置の中から所望のクライアント装置を選択し、さらに、選択したクライアント装置において何層にも階層化されたディレクトリから目的の格納場所が表示されるまで入力を繰りかえさなくてはならない。
また、上記第三の方法では、スキャナ装置に接続された全てのクライアント装置の全ての共有フォルダがスキャナ装置に登録される。このため、ユーザーは、登録された膨大な共有フォルダの中から所望の共有フォルダを探し出して選択する必要があり、選択するまでに時間を費やすことになるので、かえって業務効率が低下してしまいかねない。例えば、通常のオフィス環境においては、多くのユーザーがスキャナ装置を共有しており、各クライアント装置には多数の共有フォルダが存在する。したがって、上記第三の方法では、スキャナ装置に接続されるクライアント装置の数、およびこれらクライアント装置に設けられている共有フォルダの数に応じた送信先情報が登録されることになる。このため、ユーザーは、これら多数の送信先情報の中から所望の送信先情報を探し出して選択する必要があるので、煩わしい選択作業を行う必要があり、また、選択するまでに時間を費やしてしまう。
また、上記第三の方法では、アプリケーションデータフォルダが共有フォルダに設定されていない場合には、スキャナ装置からアプリケーションデータフォルダにスキャンデータを直接保存することができない。このため、ユーザーは、共有フォルダに保存されたスキャンデータをアプリケーションデータフォルダに移動させる操作を行う必要がある。あるいは、ユーザーが、アプリケーションデータフォルダを共有フォルダに設定する操作を予め行っておく必要がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像読取装置と端末装置とがネットワークを介して接続された画像読取システムにおいて、画像読取装置で読み取ったスキャンデータの保存およびこのスキャンデータに対するアプリケーションによるデータ処理を効率よく行い、ユーザーの利便性を向上させることにある。
本発明の画像読取システムは、上記の課題を解決するために、原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取装置と、上記スキャンデータを記憶するサーバ装置と、上記サーバ装置からスキャンデータを取得する少なくとも1つの端末装置とを備えた画像読取システムであって、上記端末装置は、この端末装置の記憶部に設けられた特定のフォルダに格納されたデータに対してデータ処理を行う少なくとも1つのアプリケーションを備え、上記サーバ装置は、上記端末装置と当該端末装置に備えられる上記アプリケーションとに関連付けたアプリケーションフォルダをこのサーバ装置に備えられるサーバ記憶部に作成するサーバ制御手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、端末装置と当該端末装置に備えられるアプリケーションとに関連付けたアプリケーションフォルダをサーバ記憶部に作成するサーバ制御手段を備えている。これにより、スキャンデータの格納先を上記サーバ記憶部に設けられたアプリケーションフォルダの中から選択するだけで、当該スキャンデータに対してデータ処理を行うべき端末装置とアプリケーションとを特定できる。したがって、ユーザーがスキャンデータの保存先を検索する手間を省略あるいは簡略化し、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとに対応する上記特定のフォルダに移動させる転送手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、転送手段が、上記アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとに対応する上記特定のフォルダに移動させる。これにより、画像読取装置で読み取ったスキャンデータを、サーバ記憶部に備えられるアプリケーションフォルダのうち、このスキャンデータに対するデータ処理を行うべき端末装置とアプリケーションとに関連付けられたアプリケーションフォルダに格納するだけで、このスキャンデータを、このスキャンデータに対するデータ処理を行うべき端末装置とアプリケーションとに対応する上記特定のフォルダに移動させることができる。したがって、画像読取装置で読み取ったスキャンデータの保存およびこのスキャンデータに対するアプリケーションによるデータ処理を効率よく行い、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視する監視手段を備え、上記転送手段は、上記監視手段が上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されたことを検出したときに、当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視し、格納されたことを検知したときに当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させることができる。これにより、ユーザーがサーバ装置から端末装置にスキャンデータを移動させるための操作を行う必要がないので、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記監視手段および上記転送手段が上記端末装置に備えられている構成としてもよい。また、上記監視手段および上記転送手段が上記サーバ装置に備えられている構成としてもよい。
また、上記端末装置は、当該端末装置の識別情報と当該端末装置に備えられるアプリケーションの識別情報とを含む登録情報を上記サーバ装置に通知する登録情報通知手段を備え、上記サーバ制御手段は、上記登録情報に基づいて上記サーバ記憶部にアプリケーションフォルダを作成する構成としてもよい。
上記の構成によれば、端末装置からサーバ装置に、当該端末装置の識別情報とサーバ装置に登録したいアプリケーションの識別情報とを含む登録情報を通知することで、当該端末装置と当該アプリケーションとに関連付けられたアプリケーションフォルダをサーバ記憶部に作成することができる。すなわち、端末装置からサーバ装置に上記各識別情報を含む登録情報を通知することにより、当該端末装置と当該端末装置に備えられるアプリケーションとをサーバ装置に登録することができる。
また、上記登録情報通知手段は、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を上記サーバ装置に通知し、上記サーバ制御手段は、上記書式情報を上記登録情報と関連付けて上記サーバ記憶部に記憶させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報をサーバ装置に通知し、この書式情報を上記各識別情報と関連付けてサーバ記憶部に記憶させることができる。
また、上記サーバ制御手段は、上記サーバ記憶部に設けられているアプリケーションフォルダに関連付けた端末装置およびアプリケーションの各識別情報を上記画像読取装置に通知し、上記画像読取装置は、上記各識別情報に応じて上記アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとを特定するための画像を表示する表示手段と、上記スキャンデータを格納する上記アプリケーションフォルダの選択指示を受け付ける指示入力手段とを備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、サーバ装置に設けられているアプリケーションフォルダに関連付けた端末装置とアプリケーションとを特定するための画像を表示手段に表示させ、スキャンデータを格納するアプリケーションフォルダについてのユーザーの選択指示を受け付けることができる。また、ユーザーは、サーバ装置に設けられているアプリケーションフォルダ、すなわちサーバ装置に登録されている端末装置およびアプリケーションを把握し、これら登録されている端末装置およびアプリケーションの中から所望の端末装置およびアプリケーションを容易に選択することができる。
また、上記サーバ制御手段は、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を上記画像読取装置に通知する構成としてもよい。
上記の構成によれば、アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報が画像読取装置に通知される。これにより、画像読取装置あるいは画像読取装置のユーザーが、スキャンデータに対してデータ処理を行うべきアプリケーションを選択する際、この書式情報を参照することができる。なお、サーバ制御手段が、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を、画像読取動作を行う毎に通知するようにしてもよい。あるいは、画像読取装置が通知された書式情報を記憶手段に記憶させておき、画像読取動作時にはこの記憶した書式情報を読み出して用いるようにしてもよい。この場合、サーバ制御手段は、例えば、新たな書式情報が登録される毎にこの新たな書式情報を画像読取装置に通知するようにしてもよく、あるいは定期的に登録されている書式情報を通知するようにしてもよい。また、画像読取装置に書式情報を通知した後は、通知済みの書式情報をサーバ装置の記憶手段には記憶させない構成としてもよい。
また、上記画像読取装置は、上記書式情報に基づいて、上記サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに関連付けられたアプリケーションの中から、原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うことのできるアプリケーションを抽出する抽出手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、抽出手段が、上記書式情報に基づいて、サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに関連付けられたアプリケーションの中から、原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うことのできるアプリケーションを抽出する。これにより、ユーザーが原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うべきアプリケーションを選択する操作を、省略あるいは簡略化することができる。
また、上記表示手段は、上記抽出手段によって抽出されたアプリケーションと、このアプリケーションを備えている端末装置とを特定するための情報を表示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザーは、抽出されたアプリケーションおよびこのアプリケーションを備えている端末装置の中から、スキャンデータに対してデータ処理を行うべき端末装置およびアプリケーションを選択することができる。したがって、サーバ記憶部に記憶されている全ての端末装置およびアプリケーションの中から選択する場合に比べて、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記サーバ制御手段は、上記アプリケーションフォルダのアドレスを上記画像読取装置に通知し、上記画像読取装置は、上記入力手段が選択指示を受け付けたアプリケーションフォルダのアドレスに上記スキャンデータを送信する送信手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザーがスキャンデータを格納するアプリケーションフォルダを選択するだけで、当該スキャンデータを選択されたアプリケーションフォルダに格納することができる。これにより、ユーザーが送信先のアプリケーションフォルダを検索する必要がないので、ユーザーの利便性をさらに向上させることができる。
また、上記端末装置は、上記特定のフォルダに上記スキャンデータが格納されたときに、当該特定のフォルダに対応するアプリケーションにデータ処理を開始させる端末制御手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記特定のフォルダに上記スキャンデータが格納されたときに、当該特定のフォルダに対応するアプリケーションにデータ処理が自動的に開始される。これにより、ユーザーがアプリケーションを起動してデータ処理を開始させるための指示入力を行う必要がないので、ユーザーの利便性を向上させることができる。
なお、上記サーバ装置と上記画像読取装置とは、一体的に備えられていてもよい。つまり、上記画像読取装置が上記サーバ装置の一部または全ての機能を備えている構成としてもよい。例えば、上記した書式情報を画像読取動作の度にサーバ装置から画像読取装置に通知するのではなく、書式情報を画像読取装置が記憶し、画像読取動作時に、この記憶した書式情報に基づいて原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うことのできるアプリケーションを抽出する処理を行うようにしてもよい。
本発明のサーバ装置は、原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取装置と、上記スキャンデータを記憶するサーバ装置と、上記サーバ装置からスキャンデータを取得する少なくとも1つの端末装置とを備え、上記端末装置が特定のフォルダに格納されたデータに対してデータ処理を行うアプリケーションを備えている画像読取システムに備えられる上記サーバ装置であって、上記端末装置と当該端末装置に備えられる上記アプリケーションに関連付けたアプリケーションフォルダとを、このサーバ装置に備えられるサーバ記憶部に作成するサーバ制御手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、端末装置と当該端末装置に備えられるアプリケーションに関連付けたアプリケーションフォルダとをサーバ記憶部に作成するサーバ制御手段を備えている。これにより、スキャンデータの格納先を上記サーバ記憶部に設けられたアプリケーションフォルダの中から選択するだけで、当該スキャンデータに対してデータ処理を行うべき端末装置とアプリケーションとを特定できる。したがって、ユーザーがスキャンデータの保存先を検索する手間を省略あるいは簡略化し、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとに対応する上記特定のフォルダに移動させる転送手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、転送手段が、上記アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとに対応する上記特定のフォルダに移動させる。これにより、画像読取装置で読み取ったスキャンデータを、サーバ記憶部に備えられるアプリケーションフォルダのうち、このスキャンデータに対するデータ処理を行うべき端末装置とアプリケーションとに関連付けられたアプリケーションフォルダに格納するだけで、このスキャンデータを、このスキャンデータに対するデータ処理を行うべき端末装置とアプリケーションとに対応する上記特定のフォルダに移動させることができる。したがって、画像読取装置で読み取ったスキャンデータの保存およびこのスキャンデータに対するアプリケーションによるデータ処理を効率よく行い、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視する監視手段を備え、上記転送手段は、上記監視手段が上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されたことを検出したときに、当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、監視手段によってアプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視し、格納されたことを検知したときに当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させることができる。
また、上記サーバ制御手段は、上記端末装置から当該端末装置の識別情報と当該端末装置に備えられるアプリケーションの識別情報とを含む登録情報を取得し、上記登録情報に基づいて上記サーバ記憶部にアプリケーションフォルダを設ける構成としてもよい。
上記の構成によれば、サーバ制御手段が、端末装置から通知される登録情報に基づいてアプリケーションフォルダを作成することができる。
また、上記サーバ制御手段は、上記端末装置から上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を取得し、上記書式情報を上記登録情報と関連付けて上記サーバ記憶部に記憶させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報をサーバ装置に通知し、この書式情報を上記各識別情報と関連付けてサーバ記憶部に記憶させることができる。
また、上記サーバ制御手段は、上記サーバ記憶部に設けられているアプリケーションフォルダに関連付けた端末装置の識別情報とアプリケーションの識別情報とを上記画像読取装置に通知する構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記サーバ制御手段が、アプリケーションフォルダに関連付けた端末装置の識別情報とアプリケーションの識別情報とを画像読取装置に通知する。これにより、例えば、サーバ装置に設けられているアプリケーションフォルダに対応する端末装置とアプリケーションとを特定するための情報を画像読取装置の表示手段に表示させるなどして、スキャンデータを格納するアプリケーションフォルダについてのユーザーの選択指示を補助することができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記サーバ制御手段は、上記アプリケーションフォルダのアドレスを上記画像読取装置に通知する構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記サーバ制御手段が、上記アプリケーションフォルダのアドレスを上記画像読取装置に通知する。これにより、例えば、画像読取装置において上記アプリケーションフォルダのアドレスを記憶させておき、ユーザーがスキャンデータを格納するアプリケーションフォルダを選択したときに、当該スキャンデータを選択されたアプリケーションフォルダのアドレスに自動的に送信させることができる。これにより、ユーザーが送信先のアプリケーションフォルダを探し出す操作を行う必要がないので、ユーザーの利便性をさらに向上させることができる。
また、上記サーバ制御手段は、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を上記画像読取手段に通知する構成としてもよい。
上記の構成によれば、アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報が画像読取装置に通知される。これにより、画像読取装置あるいは画像読取装置のユーザーが、これら書式情報を参照して、スキャンデータに対してデータ処理を行うべきアプリケーションを選択することができる。
本発明の画像読取装置は、原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取装置と、上記スキャンデータを記憶するサーバ装置と、上記サーバ装置からスキャンデータを取得する少なくとも1つの端末装置とを備え、上記端末装置が特定のフォルダに格納されたデータに対してデータ処理を行うアプリケーションを備えている画像読取システムに備えられる上記画像読取装置であって、上記サーバ装置から取得した当該サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに関連付けられている端末装置の識別情報とアプリケーションの識別情報とに応じて、上記アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとを特定するための画像を表示する表示手段と、上記スキャンデータを格納する上記アプリケーションフォルダの選択指示を受け付ける指示入力手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、表示手段が、サーバ装置に設けられているアプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置の識別情報とアプリケーションの識別情報とに応じて、アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとを特定するための画像を表示する。そして、指示入力手段がスキャンデータを格納するアプリケーションフォルダについてのユーザーの選択指示を受け付ける。これにより、ユーザーは、サーバ装置に設けられているアプリケーションフォルダ、すなわちサーバ装置に登録されている端末装置およびアプリケーションを把握し、これら登録されている端末装置およびアプリケーションの中から所望の端末装置およびアプリケーションを容易に選択することができる。
また、上記サーバ装置から取得した上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報に基づいて、上記サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに関連付けられたアプリケーションの中から、原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うことのできるアプリケーションを抽出する抽出手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、抽出手段が、上記書式情報に基づいて、サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに関連付けられたアプリケーションの中から、原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うことのできるアプリケーションを抽出する。これにより、ユーザーが、原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うべきアプリケーションを選択する操作を省略あるいは簡略化することができる。
また、上記表示手段は、上記抽出手段によって抽出されたアプリケーションと、このアプリケーションを備えている端末装置とを特定するための情報を表示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザーは、抽出されたアプリケーションおよびこのアプリケーションを備えている端末装置の中から、スキャンデータに対してデータ処理を行うべき端末装置およびアプリケーションを選択することができる。したがって、サーバ記憶部に記憶されている全ての端末装置およびアプリケーションの中から選択する場合に比べて、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記画像読取装置が上記サーバ装置を備えている構成としてもよい。つまり、上記画像読取装置が、上記サーバ装置の機能を実行する構成としてもよい。
本発明の端末装置は、原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取装置と、上記スキャンデータを記憶するサーバ装置と、上記サーバ装置からスキャンデータを取得する少なくとも1つの端末装置とを備え、上記端末装置が特定のフォルダに格納されたデータに対してデータ処理を行うアプリケーションを備えている画像読取システムに備えられる上記端末装置であって、当該端末装置の識別情報と当該端末装置に備えられるアプリケーションの識別情報とを含む登録情報をサーバ装置に通知する登録情報通知手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、端末装置から当該端末装置の識別情報とサーバ装置に登録したいアプリケーションの識別情報とを含む登録情報をサーバ装置に通知することで、サーバ装置が、上記端末装置と上記アプリケーションとに関連付けられたアプリケーションフォルダを当該サーバ装置のサーバ記憶部に作成することができる。すなわち、端末装置からサーバ装置に上記各識別情報を含む登録情報を通知することにより、当該端末装置と当該端末装置に備えられるアプリケーションとをサーバ装置に登録することができる。
また、上記登録情報通知手段は、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を上記サーバ装置に通知する構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報をサーバ装置に通知する。これにより、サーバ装置において、上記書式情報を上記各識別情報と関連付けてサーバ記憶部に記憶させることができる。
また、上記各識別情報に関連付けて上記サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを上記特定のフォルダに移動させる転送手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、転送手段が、上記アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられたアプリケーションについての上記特定のフォルダに移動させる。これにより、画像読取装置で読み取ったスキャンデータを、サーバ記憶部に備えられるアプリケーションフォルダのうち、このスキャンデータに対するデータ処理を行うべき端末装置およびアプリケーションに関連付けられたアプリケーションフォルダに格納するだけで、このスキャンデータを、このスキャンデータに対するデータ処理を行うべき端末装置およびアプリケーションに対応する上記特定のフォルダに移動させることができる。したがって、画像読取装置で読み取ったスキャンデータの保存およびこのスキャンデータに対するアプリケーションによるデータ処理を効率よく行い、ユーザーの利便性を向上させることができる。
また、上記各識別情報に関連付けて上記サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視する監視手段を備え、上記転送手段は、上記監視手段が上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されたことを検出したときに、当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、監視手段によってアプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視し、格納されたことを検知したときに当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させることができる。
また、上記特定のフォルダに上記スキャンデータが格納されたときに、当該特定のフォルダに対応するアプリケーションにデータ処理を開始させる端末制御手段を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記特定のフォルダに上記スキャンデータが格納されたときに、当該特定のフォルダに対応するアプリケーションにデータ処理が自動的に開始される。これにより、ユーザーがアプリケーションを起動してデータ処理を開始させるための指示入力を行う必要がないので、ユーザーの利便性を向上させることができる。
以上のように、本発明の画像読取システムは、上記サーバ装置が、上記端末装置と当該端末装置に備えられる上記アプリケーションとに関連付けたアプリケーションフォルダをこのサーバ装置に備えられるサーバ記憶部に作成するサーバ制御手段を備えている。
これにより、スキャンデータを上記アプリケーションフォルダに格納するだけで、当該スキャンデータに対してデータ処理を行うべき端末装置とアプリケーションとを特定できる。したがって、ユーザーがスキャンデータの保存先を検索する手間を省略あるいは簡略化し、ユーザーの利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態について説明する。
(1)ネットワークスキャナシステム1の構成
図1は本実施形態にかかるネットワークスキャナシステム(画像読取システム)1の概略構成を示す概念図である。この図に示すように、ネットワークスキャナシステム1は、スキャナ装置(画像読取装置)101、ステーションPC(サーバ装置)103、クライアントPC(クライアント装置、端末装置)104,105を備え、これら各装置がネットワークを介して通信可能に接続されている。なお、この図には、スキャナ装置101に備えられるスキャナ表示部102に表示される操作画面の一例を示している。また、ステーションPC103,クライアントPC104,105に対応させて、これら各PCに記憶されているフォルダ構造の一例を示している。
スキャナ装置(画像読取装置)101は、原稿画像を読み取ってスキャンデータを取得し、取得したスキャンデータを、ネットワークを介してステーションPC103に送信する機能を有する。
また、ステーションPC103は、各クライアントPCにインストールされた各種アプリケーションの情報等を記憶し、記憶した情報をスキャナ装置101に送信する。また、スキャナ装置101から受信したスキャンデータを一時的に格納する機能を有する。なお、本実施形態では、主にステーションPC103がスキャナ装置101の外部に設置されている場合について説明するが、これに限らず、例えばステーションPC103の機能をスキャナ装置101あるいはスキャナ装置101の内部に備えられる装置によって実行してもよい。
クライアントPC104,105は、ステーションPC103に一時的に格納されたスキャンデータを取得し、このスキャンデータに対してアプリケーションを用いて所定の処理を行う。クライアントPC104にはアプリケーション(アプリケーションソフト)1および2が、クライアントPC105にはアプリケーション2および3がインストールされている。なお、本実施形態では、主にクライアントPCを2台備えた構成について説明するが、これに限るものではなく、クライアントPCは1台であってもよく、あるいは3台以上であってもよい。
図2は、ネットワークスキャナシステム1を構成する上記各装置の構成を示すブロック図である。この図に示すように、各クライアントPC104,105、ステーションPC103、スキャナ装置101は例えばLANなどのネットワーク201を介して接続されている。
クライアントPC104は、ネットワークI/F(インターフェース)部210、動作制御部211、アプリケーション1フォルダ監視部212、アプリケーション2フォルダ監視部213、記憶部214を備えている。
ネットワークI/F部210は、ネットワーク201を介した他の装置との通信を行うためのインターフェースである。
動作制御部211は、クライアントPC104の各部の動作を制御するものである。
アプリケーション1フォルダ監視部212は、ステーションPC103に備えられている記憶部233にあるアプリケーション1フォルダ235を監視する。また、アプリケーション2フォルダ監視部213は、ステーションPC103に備えられている記憶部233にあるアプリケーション2フォルダ236を監視する。
記憶部214は、アプリケーション1データフォルダ215、アプリケーション2データフォルダ216、アプリケーション1監視先記憶部217、アプリケーション2監視先記憶部218を備えている。
アプリケーション1データフォルダ215およびアプリケーション2データフォルダ216は、それぞれのアプリケーションによる自動処理(自動解析処理)の対象となるスキャンデータのデータ保存場所である。なお、これらのアプリケーションデータフォルダは、共有フォルダ(ネットワークに接続された各装置から閲覧,編集が可能なフォルダ)であってもよく、共有フォルダでなくてもよい。
アプリケーション1監視先記憶部217はステーションPC103内のアプリケーション1フォルダ235のパス(アドレス)を記憶し、アプリケーション2監視先記憶部218はステーションPC103内のアプリケーション2フォルダ236のパスを記憶する。ただし、後述するように、ステーションPC103がクライアントPC104,105へデータを自動的に転送する自動転送方式をとる場合には、アプリケーション1フォルダ監視部212、アプリケーション2フォルダ監視部213、アプリケーション1監視先記憶部217、アプリケーション2監視先記憶部218は必ずしも必要ではない。
クライアントPC105は、ネットワークI/F(インターフェース)部220、動作制御部221、アプリケーション2フォルダ監視部222、アプリケーション3フォルダ監視部223、記憶部224を備えている。
ネットワークI/F部220は、ネットワーク201を介した他の装置との通信を行うためのインターフェースである。
動作制御部221は、クライアントPC105の各部の動作を制御するものである。
アプリケーション2フォルダ監視部222は、ステーションPC103に備えられている記憶部233にあるアプリケーション2フォルダ238を監視する。また、アプリケーション3フォルダ監視部223は、ステーションPC103に備えられている記憶部233にあるアプリケーション3フォルダ239を監視する。
記憶部224は、アプリケーション2データフォルダ225、アプリケーション3データフォルダ226、アプリケーション2監視先記憶部227、アプリケーション3監視先記憶部228を備えている。
アプリケーション2データフォルダ225およびアプリケーション3データフォルダ226は、それぞれのアプリケーションによる自動処理(自動解析処理)の対象となるスキャンデータのデータ保存場所である。これらのアプリケーションデータフォルダは、共有フォルダであってもよく、共有フォルダでなくてもよい。
アプリケーション2監視先記憶部227はステーションPC103内のアプリケーション2フォルダ238のパスを記憶し、アプリケーション3監視先記憶部228はステーションPC103内のアプリケーション3フォルダ239のパスを記憶する。ただし、クライアントPC104と同様、自動転送方式をとる場合には、アプリケーション2フォルダ監視部222、アプリケーション3フォルダ監視部223、アプリケーション2監視先記憶部227、アプリケーション3監視先記憶部228は必ずしも必要ではない。
ステーションPC103は、ネットワークI/F部230、動作制御部231、階層フォルダ送信部232、記憶部233を備えている。
ネットワークI/F部230は、ネットワーク201を介した他の装置との通信を行うためのインターフェースである。
動作制御部231は、ステーションPC103の各部の動作を制御する。
階層フォルダ送信部232は、記憶部233に登録されている各クライアントPCのアプリケーションの情報(例えば、各クライアントPCフォルダおよび各アプリケーションフォルダの階層構造を示す階層フォルダデータ、各アプリケーションフォルダのパスなど)をスキャナ装置101に送信する。
記憶部233は、クライアントPC1フォルダ234、クライアントPC1フォルダ234の下位階層に設けられたアプリケーション1フォルダ235およびアプリケーション2フォルダ236、クライアントPC2フォルダ237、クライアントPC2フォルダ237の下位階層に設けられたアプリケーション2フォルダ238およびアプリケーション3フォルダ239を備えている。なお、本実施形態ではクライアントPCフォルダの下位階層にアプリケーションフォルダが含まれる構成であるが、アプリケーションフォルダの下位階層にクライアントPCフォルダを配する構成としてもよい。これら階層化されたフォルダの登録方法と作成方法、およびこれらのフォルダに対するデータの保存方法については後述する。
これらの階層化フォルダにより、各クライアントに複数のアプリケーションがインストールされていても、スキャナ装置101で読み取られたスキャンデータを、このスキャンデータに対する処理を行うクライアントPCおよびアプリケーションに応じて区別されたフォルダに一次保存できるようになっている。なお、本実施形態では、クライアントPC104および105の両方に同一のアプリケーションであるアプリケーション2がインストールされているが、クライアントPC104とクライアントPC105とを区別することにより、スキャナ装置101はファイルの転送先アプリケーションを区別して取り扱うことができる。
なお、ステーションPC103がクライアントPC104,105へデータを自動転送する自動転送方式をとる場合には、上記の構成に加えて、図2に一点鎖線で示したように画像送信部250および監視部251を設ければよい。
監視部251は、スキャンデータの一時格納場所である各アプリーションフォルダを監視する。
画像送信部250は、いずれかのアプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されたことを監視部251が検知すると、このアプリケーションフォルダに対応するクライアントPCのアプリケーションデータフォルダに、上記スキャンデータを自動的に転送する。例えば、アプリケーションデータフォルダが共有フォルダである場合にはステーションPC103の動作制御部231がこのフォルダにスキャンデータを保存させればよく、共有フォルダでない場合には動作制御部231がこのフォルダのパスを指定してスキャンデータをクライアントPCに送信し、送信先のクライアントPCの動作制御部が該当するフォルダに受信したスキャンデータを保存するようにすればよい。
スキャナ装置101は、ネットワークI/F部240、読取部241、操作部242、記憶部243、制御部245を備えている。
ネットワークI/F部240は、ネットワーク201を介した他の装置との通信を行うためのインターフェースである。
読取部241は、紙等の原稿上の文字や記号,画像等を読み込んでそれをデータ化したスキャンデータを生成するものである。
操作部242は、スキャンデータの送信先設定などの際にユーザー入力を受け付けるものである。また、操作部242は、ユーザーの指示入力を補助するための情報などを表示するスキャナ表示部102を備えている。
記憶部243は、少なくともスキャンデータの送信先を記憶する送信先記憶部244を備えている。
制御部245は、スキャン装置101における各部の動作を制御するものであり、画像処理部246、受信制御部247、自動書式認識部248、読取・送信制御部249を備えている。
画像処理部246は、読取部241の読み取ったスキャンデータを受け取り、このスキャンデータに対して所定の画像処理を施す。
受信制御部247は、ステーションPC103から送信される、各クライアントPCのアプリケーションの情報(例えば階層フォルダデータ、各アプリケーションフォルダのパス)の受信処理を制御する。
自動書式認識部248は、原稿の書式を自動判別する。なお、書式の自動判別機能を備えない場合には、自動書式認識部248を省略してもよい。
書式の自動判別処理の方法は特に限定されるものではなく、従来から公知の種々の方法を用いることができる。例えば、スキャンデータに含まれる各画素、あるいは複数の画素からなるブロック、あるいは原稿全体の特徴を抽出し、この特徴に応じて原稿の書式を判別してもよい。本実施形態では、アプリケーションに関連付ける書式情報(書式を特定するための特徴等)を記憶部233に登録(格納)しておき、スキャンデータに含まれる特徴と登録されている書式情報の特徴とを比較することで原稿の書式の自動判別処理を行うようになっている。
なお、上記特徴としては、例えば、スキャンデータにおける原稿の大きさ,形状,縦横比、スキャンデータ中の平均濃度,濃度分布、スキャンデータ中の色成分,色分布、スキャンデータ中の原稿の周波数成分、スキャンデータ中の光反射率、スキャンデータに対してOCR処理を施すことによって得られた原稿中の文字・数字・記号等の書式,書体,数字の桁数、スキャンデータ中の原稿の全体あるいは一部に存在する文字数、スキャンデータ中に存在する文字の言語の種類,特定の文字・数字・記号あるいはそれらを組み合わせたコードの有無、スキャンデータ中の原稿の全体あるいは一部に存在する文字部分を構成するブロックの大きさ,構成,配置、スキャンデータ中の原稿の全体あるいは一部に存在する線,罫線等の配置,太さ,種別、あるいはこれらの組み合わせなどを用いることができる(特許文献3〜9参照)。また、例えば、文書のインデックスや所定の位置に組み込まれたバーコード等を含むレイアウトを解析するなどして特定のフォーマットを持つ書類を分類することで自動判別処理を行ってもよい。
例えば、本実施形態では、図5に示すような名刺を読み取った場合、自動書式認識部248が名刺フォーマットであることを自動判別し、この名刺フォーマットに対応付けられたアプリケーションソフトによって所定の処理が施される。また、図6に示すような英文履歴書を読み取った場合、自動書式認識部248が英文履歴書フォーマットであることを自動判別し、この英文明細書フォーマットに対応付けられたアプリケーションソフトによって所定の処理が施される。
なお、自動判別を行う書式の種類,数は特に限定されるものではなく、例えば登録するアプリケーションの数、各アプリケーションに対応付けられる書式の数等に応じて任意に設定すればよい。
読取・送信制御部249は、読取部241による読取動作(スキャンデータの取得動作)およびステーションPC103へのスキャンデータの送信動作を制御する。読取・送信制御部249は、送信先記憶部244に記憶されているステーションPC103のアプリケーションフォルダの中からスキャンデータを送信すべきフォルダを選択して当該フォルダにスキャンデータを送信する。例えば、アプリケーションフォルダが共有フォルダである場合には読取・送信制御部249がこのフォルダにスキャンデータを保存させればよく、共有フォルダでない場合には読取・送信制御部249がこのフォルダのパスを指定してスキャンデータをステーションPC103に送信し、ステーションPC103の動作制御部231が該当するフォルダに受信したスキャンデータを保存するようにすればよい。
登録制御部260は、アプリケーションの登録処理を制御する。この処理の詳細については後述する。
(2)ネットワークスキャナシステム1の動作
ネットワークスキャナシステム1における処理は、以下の(a)〜(c)の処理に大別される。
(a)ステーションPC103にクライアントPC上のアプリケーションを登録する登録工程。
(b)スキャナ装置101がスキャンデータを読み込んでステーションPC103へ送信する読取・送信工程。
(c)クライアントPCがステーションPC103からスキャンデータを取り込む取込工程。
(2−1)登録工程
まず、第一の工程である登録工程について説明する。図3は、登録工程におけるステーションPC103およびクライアントPC104の処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここではクライアントPC104のアプリケーションを登録する場合について説明するが、クライアントPC105のアプリケーションを登録する場合にも同様の処理が行われる。
この図に示すように、クライアントPC104の動作制御部211は、アプリケーションの登録要求をステーションPC103に送信する(S201)。この処理は、例えば、ユーザーからの指示に応じて動作制御部211が行ってもよく、あるいは、クライアントPC104に新たなアプリケーションがインストールされた時に動作制御部211が自動的に行ってもよい。
また、クライアントPC104の動作制御部211は、クライアントPC104の識別情報、登録するアプリケーションの識別情報、アプリケーションに関連付ける書式情報(自動判別に用いるための書式情報。例えば、画像データや、書式を特定するための画像の特徴)をステーションPC103に送信する(S202)。クライアントPC104の識別情報としては、例えば、クライアントPC104のIPアドレスやクライアントPC104のMACアドレスなどを用いることができる。アプリケーションの識別情報としては、例えばアプリケーションの名称や識別子を用いることができる。なお、書式の自動判別処理を行わない場合には、アプリケーションに関連付ける書式情報を送信しなくてもよい。
ステーションPC103の受信制御部247は、クライアントPC104から送信されたアプリケーションの登録要求を受信し(S301)、さらにクライアントPC104から送信されたクライアントPC104の識別情報、登録するアプリケーションの識別情報、アプリケーションに関連付ける書式情報を受信する(S302)。なお、S301において登録要求を受信した後、登録制御部260が読取・送信制御部249を介してクライアントPC104に登録許可情報を返信し、クライアントPC104が、登録許可情報を受信したときにS302の処理を行うようにしてもよい。
次に、登録制御部260は、S302で受信したクライアントPC104の識別情報に基づいて、クライアントPC104が既に登録されているかどうかを判断する(S303)。例えば、記憶部233に登録済みの識別情報のリストを作成して記憶させておき、当該リストを参照して判断してもよく、クライアントPC1フォルダが記憶部233に作成されているかどうかによって判断してもよい。
そして、登録されていない場合には、記憶部233にクライアントPC1フォルダを作成する(S304)。また、必要に応じて、クライアントPC104の識別に必要となる情報を記憶部233に記憶させる。
S303においてクライアントPC104が既に登録されていた場合、あるいはS304においてクライアントPC1フォルダを作成した後、登録制御部260は、S302で受信したアプリケーションの識別情報に基づいて、当該アプリケーションが既に登録されているかどうかを判断する(S305)。例えば、当該アプリケーションのアプリケーションフォルダが記憶部233に作成されているかどうかによって判断してもよく、各クライアントPC毎に登録済みのアプリケーションのリストを作成して記憶部233に記憶させておき、当該リストを参照して判断してもよい。
そして、登録されていない場合には、クライアントPC1フォルダの下位階層に当該アプリケーションのアプリケーションフォルダを作成する(S306)。また、必要に応じて、アプリケーションの識別に必要となる情報を記憶部233に記憶させる。
S305においてアプリケーションフォルダが既に登録されていた場合、あるいはS306においてアプリケーションフォルダを作成した後、登録制御部260は、S302で受信したアプリケーションに関連付ける書式情報に基づいて、当該書式情報が既に登録されているかどうかを判断する(S305)。例えば、当該書式情報がアプリケーションフォルダの下位階層のフォルダに格納されているかどうかによって判断してもよく、登録済みのアプリケーション毎に関連付けられた書式情報の有無を示すリストを作成して記憶部233に記憶させておき、当該リストを参照して判断してもよい。
そして、登録されていない場合には、アプリケーションフォルダの下位階層に上記書式情報を格納するフォルダ(図示せず)を作成し、当該フォルダに上記書式情報を格納する(S308)。また、必要に応じて、書式情報の登録の有無を判断するために必要となる情報を記憶部233に記憶させる。
これにより、クライアントPC104およびアプリケーションの登録処理が完了する。表1に、このように作成された登録情報の一例を示す。
Figure 2008072517
これらの登録情報は、読取・送信工程および取込工程において参照される。
なお、登録情報はこれに限るものではなく、例えば、クライアントPC,アプリケーションフォルダのパスワード認証の有無とパスワードを記録する項目を設けてもよい。また、アプリケーションに関連付ける書式情報の数は任意に設定すればよい。また、スキャナ装置に備えられる自動書式判別機能を呼び出す構成とし、画像の特徴点(例えば文字列,線,記号などの種類,配置など)のみを書式情報として登録してもよい。
また、本実施形態では、クライアントPCフォルダの下位階層にアプリケーションフォルダを作成する形式をとっているが、この限りではない。例えば、アプリケーションごとにアプリケーションフォルダを設け、その下位階層に当該アプリケーションを登録したクライアントPCのフォルダを作成する方式としてもよい。
(2−2)読取・送信工程
次に、第二の工程である読取・送信工程について説明する。図4は、読取・送信工程におけるクライアントPC104の処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここではクライアントPC104における読取・送信工程の処理について説明するが、クライアントPC105についても同様である。
読取・送信制御部249は、操作パネル(図示せず)がユーザーによって操作されることを監視する(S401)。そして、パネル操作が行われた場合、読取・送信制御部249は、当該パネル操作がスキャンモード(画像読取モード)の開始要求であるかどうかを判断する(S402)。スキャンモードの開始要求でないと判断した場合には、パネル操作に応じた所定の処理を行うとともに、S401に戻って次のパネル操作を監視する。
一方、S402においてスキャンモードの開始要求であると判断した場合、読取・送信制御部249は、書式の自動判定を行うかどうかを判断する(S403)。例えば、読取・送信制御部249は、スキャナ表示部102に、図7(a)に示す表示画面を表示させ、ユーザーの指示入力に応じて自動判別を行うかどうかを判断する。
S403において書式の自動判定を行わないと判断した場合、読取・送信制御部249は、送信先アプリケーションフォルダと書式の設定を行う(S404)。
図8は、S404の処理の詳細を示すフローチャートである。この図に示すように、読取・送信制御部249は、まず、ステーションPC103に階層フォルダ情報の送信要求を送信し(S801)、ステーションPC103から階層フォルダ情報を受信する(S802)。
次に、読取・送信制御部249は、階層フォルダ情報に含まれているクライアントPCの一覧をスキャナ表示部102に表示させ、ユーザーによるスキャンデータを取り込む(格納する)クライアントPCの選択指示を要求する(S803)。図7(b)は、S803で表示される表示画面の一例を示している。
次に、読取・送信制御部249は、ユーザーからのクライアントPCの選択指示を受け付け(ユーザー入力の受理(1))、選択されたクライアントPCを記憶部243に記憶させる(S804)。
次に、読取・送信制御部249は、階層フォルダ情報を参照し、S804で選択されたクライアントPCに対応するクライアントPCフォルダの下位階層に存在するアプリケーションフォルダに対応するアプリケーションの一覧をスキャナ表示部102に表示させ、ユーザーによるスキャンデータを取り込むアプリケーションの選択指示を要求する(S805)。図7(c)は、S805で表示される表示画面の一例を示している。
次に、読取・送信制御部249は、ユーザーからのアプリケーションの選択指示を受け付け(ユーザー入力の受理(2))、選択されたクライアントPCおよびアプリケーション(送信先アプリケーション)に対応するステーションPC103のアプリケーションフォルダのパスを送信先記憶部244に記憶させる(S806)。なお、必要に応じて、スキャン条件(例えば、カラーモードや解像度などのスキャンデータの読込書式)の設定画面を表示させ、スキャン条件に関するユーザー入力を受け付けるようにしてもよい。図7(d)はこの場合の表示画面の一例を示している。また、パスワードなどのユーザー認証情報に関するユーザーの入力を受け付けるようにしてもよい。
その後、読取・送信制御部249は、ユーザー入力が完了したかどうかを判断し(807)、完了していない場合にはS803以降の処理を継続する。また、ユーザー入力が完了している場合にはS404の処理を終了し、S405の処理に移行する。
S404において送信先アプリケーションフォルダと書式の設定を行った後、読取・送信制御部249は、操作パネルに対するユーザーからの画像読取の開始指示(スキャンスタート指示)がなされることを監視する(S405)。そして、画像読取の開始指示がなされると、読取・送信制御部249は、原稿の読取を行う(S406)。その後、読取・送信制御部249は、原稿の読込を全て終了したかどうかを判断し(S407)、終了していないと判断した場合にはS406に戻って引き続き原稿の読取を行う。
そして、S407において原稿の読取が終了したと判断した場合、読取・送信制御部249は、S404(S806)で送信先記憶部244に記憶させた送信先アプリケーションフォルダにスキャンデータを送信し(S413)、処理を終了する。
一方、S403において書式の自動判定を行うと判断した場合、読取・送信制御部249は、操作パネルに対するユーザーからの画像読取の開始指示(スキャンスタート指示)がなされることを監視する(S408)。そして、画像読取の開始指示がなされると、読取・送信制御部249は、1枚目の原稿(書式の自動判定スキームを適用する原稿)を読み込む(S409)。
次に、読取・送信制御部249は、自動書式認識部248に読み取った原稿の書式の自動判定を行わせ、判定結果に応じて送信先アプリケーションフォルダの設定を行う(S410)。
図9は、S410の処理の詳細を示すフローチャートである。この図に示すように、読取・送信制御部249は、まず、ステーションPC103に階層フォルダ情報の送信要求を送信し(S901)、ステーションPC103から階層フォルダ情報を受信する(S902)。
次に、読取・送信制御部249は、自動書式認識部248に、原稿から読み取った画像データ(スキャンデータ)と、ステーションPC103に各アプリケーションに関連付けられて記憶されている書式情報とに基づいて、スキャンデータの書式の自動判定処理を行わせ(S903)、ステーションPC103に登録されているアプリケーションの中から、判定された書式に該当するアプリケーションを抽出させる(S904)。
例えば、表2に示すように、ステーションPC103において、名刺フォーマットが名刺情報のデータベース化を行うアプリケーションである「名刺ファイリング△△△」と関連付けられており、英文履歴書フォーマットが英文履歴書の英日翻訳を行う「翻訳エンジン○○○」と関連付けられているとする。この場合、読み込んだ原稿の書式判定(レイアウト解析)により原稿が名刺であると判定されると、該当アプリケーションとして「名刺ファイリング△△△」が摘出される。同様に、読み込んだ原稿の書式判定により原稿が英文履歴書フォーマットであると判定されると、「翻訳エンジン○○○」が該当アプリケーションとして摘出される。
Figure 2008072517
次に、読取・送信制御部249は、抽出されたアプリケーションの一覧をスキャナ表示部に表示させ、ユーザーによるスキャンデータに対する解析を行うアプリケーションの選択指示を要求する(S905)。図10(b)はこの場合の表示画面の一例を示している。
次に、読取・送信制御部249は、ユーザーからのアプリケーションの選択指示を受け付け(ユーザー入力の受理(1))、選択されたアプリケーションを記憶部243に記憶させる(S906)。
次に、読取・送信制御部249は、ステーションPC103に設けられている各クライアントPCフォルダの中から、S906で選択されたアプリケーションに対応するアプリケーションフォルダを有するクライアントPCフォルダを抽出し、抽出したクライアントPCフォルダの一覧をスキャナ表示部102に表示させ、ユーザーによるスキャンデータを取り込む(格納する)クライアントPCの選択指示を要求する(S907)。図10(c)はS907においてスキャナ表示部102に表示される表示画面の一例を示している。
次に、読取・送信制御部249は、ユーザーからのクライアントPCの選択指示を受け付け(ユーザー入力の受理(2))、選択されたクライアントPCおよびアプリケーションに対応するステーションPC103のアプリケーションフォルダのパスを送信先記憶部244に記憶させる(S908)。なお、必要に応じて、スキャン条件(例えば、カラーモードや解像度などのスキャンデータの読込書式)の設定画面を表示させ、スキャン条件に関するユーザー入力を受け付けるようにしてもよい。図10(d)はこの場合の表示画面の一例を示している。
その後、読取・送信制御部249は、ユーザー入力が完了したかどうかを判断し(909)、完了していない場合にはS905以降の処理を継続する。また、ユーザー入力が完了している場合にはS410の処理を終了し、S411の処理に移行する。
S410において書式の自動判別および送信先アプリケーションフォルダの設定を行った後、読取・送信制御部249は、原稿の読み込みが終了したかどうかを判断する(S411)。そして、読み込みが完了していない場合には、次ページの原稿の読み込みを行い(S412)、再びS411の処理を行う。
S411において原稿の読み込みが完了したと判断した場合、読取・送信制御部249は、S410(S908)で送信先記憶部243に記憶させた送信先アプリケーションフォルダにスキャンデータを送信し(S413)、処理を終了する。
(2−3)取込工程
次に、第三の工程である取込工程について説明する。図11は、取込工程におけるクライアントPC104の処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここではクライアントPC104における取込工程の処理について説明するが、クライアントPC105についても同様である。
クライアントPC104の動作制御部211は、各アプリケーションフォルダ監視部に、ステーションPC103におけるクライアントPC1フォルダの下位階層に作成された自身の監視対象であるアプリケーションフォルダにデータが格納されることを監視させる(S1101)。つまり、アプリケーション1フォルダ監視部212は、アプリケーション1フォルダ235にデータが格納されることを監視し、アプリケーション2フォルダ監視部213はアプリケーション2フォルダ236にデータが格納されることを監視する。なお、各アプリケーションフォルダ監視部は各アプリケーションの一部であってもよい。すなわち、各アプリケーションがステーションPCに登録した当該アプリケーションに対応するアプリケーションフォルダを監視する機能を有する構成であってもよい。
そして、動作制御部211は、各アプリケーションフォルダ監視部に、各監視部が監視しているアプリケーションフォルダにデータが格納されているかどうか(新規データが格納されたかどうか)を判断させる(S1102)。なお、この判断は、例えば、所定時間毎に(定期的に)行うようにしてもよく、クライアントPC104の電源が投入されたときや、各アプリケーションフォルダ監視部に対応するアプリケーションが起動されたときなどに行うようにしてもよい。
S1102においてアプリケーションフォルダにデータが格納されていないと判断した場合、各アプリケーションフォルダ監視部は、S1101に戻って引き続き監視を行う。
一方、S1102においてアプリケーションフォルダにデータが格納されていると判断した場合、動作制御部211は、ステーションPC103の当該アプリケーションフォルダから当該データを取り込み、対応するクライアントPC104のアプリケーションデータフォルダに保存する(S1103)。すなわち、ステーションPC103のアプリケーションフォルダからクライアントPC104のアプリケーションデータフォルダにデータを移動する。例えば、動作制御部211がステーションPC103に当該データの転送要求を送り、ステーションPC103から転送されるデータを受信して取り込むようにすればよい。
次に、動作制御部211は、データの取り込みおよび保存が終了したかどうかを判断し(S1104)、終了していない場合には引き続きS1103の処理を行う。
S1104においてデータの取り込みおよび保存が終了したと判断した場合、動作制御部211はデータを保存したアプリケーションデータフォルダに対応するアプリケーションに当該データに対する解析を実行させ(S1105)、処理を終了する。
なお、本実施形態では、クライアントPC104のアプリケーションデータフォルダに格納するデータの更新を、アプリケーションによる解析処理(画像処理等)の開始のトリガとして定義している。このため、S1105に示されるアプリケーションの実行はユーザーの手動操作によるものではなく、アプリケーションによって自動的に実行される。つまり、ユーザーが目的のアプリケーションを実際に起動したり操作したりすることなく、このアプリケーションによる処理が実現される。
例えば、名刺情報のデータベース化を行うアプリケーションである「名刺ファイリング△△△」の指定するアプリケーションデータフォルダに名刺フォーマットの原稿のスキャンデータが格納された場合、「名刺ファイリング△△△」は、当該スキャンデータに示される名刺情報のデータベース化を行う。すなわち、動作制御部211がアプリケーション「名刺ファイリング△△△」を実行することによって名刺情報のデータベース化を行う。なお、スキャンデータから名刺情報を読み取って認識する方法としては、例えば特許文献3,4に記載されている方法を用いることができる。図13は「名刺ファイリング△△△」によって作成される名刺情報のデータベースの一例を示す説明図である。
同様に、英文履歴書の英日翻訳を行うアプリケーションである「翻訳エンジン○○○」の指定するアプリケーションデータフォルダに英語履歴書フォーマット原稿のスキャンデータが格納された場合、「翻訳エンジン○○○」は、当該スキャンデータに示される英文履歴書の英日翻訳を行う。すなわち、動作制御部211がアプリケーション「翻訳エンジン○○○」を実行することによって英文履歴書の英日翻訳を行う。図14は、「翻訳エンジン○○○」によって英日翻訳されて作成される日本語履歴書の一例を示す説明図である。
なお、本実施形態では、主に、クライアントPC104,105に備えられるアプリケーションフォルダ監視部がステーションPC103のアプリケーションフォルダを監視する構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、図1に一点鎖線で示したように、ステーションPC103のアプリケーションフォルダを監視する監視部251とスキャンデータをクライアントPCに送信する画像送信部250とをステーションPC103に設け、ステーションPC103からクライアントPCにデータを自動的に転送する自動転送方式としてもよい。
図12は、自動転送方式によってクライアントPCにスキャンデータを取り込む(転送する)場合の、ステーションPC103における処理の流れを示すフローチャートである。
ステーションPC103の動作制御部231は、監視部251に、各クライアントPCフォルダの下位階層に登録された(作成された)いずれかのアプリケーションフォルダにデータが格納されることを監視させる(S1201)。
そして、動作制御部231は、監視部251に、登録されているいずれかのアプリケーションフォルダにデータが格納されているかどうか(新規データが格納されたかどうか)を判断させる(S1202)。なお、この判断は、例えば、所定時間毎に(定期的に)行うようにしてもよい。
S1202においていずれのアプリケーションフォルダにもデータが格納されていないと判断した場合、監視部251は、S1201に戻って引き続き監視を行う。
一方、S1202においていずれかのアプリケーションフォルダにデータが格納されていると判断した場合、動作制御部231は、画像送信部250に、当該アプリケーションフォルダに格納されているデータを、当該アプリケーションフォルダおよびその上位階層に作成されているクライアントPCフォルダに対応するクライアントPCのアプリケーションデータフォルダに送信(転送)させる(S1203)。つまり、画像送信部250は、登録情報を参照して該当するクライアントPCのアプリケーションデータフォルダのパスを取得し、データの送信を行う。
次に、動作制御部231は、データの転送が終了したかどうかを判断し(S1204)、終了していない場合には引き続きS1203の処理を行う。
S1204においてデータの転送が終了したと判断した場合、動作制御部231は処理を終了する。
なお、上述したように、本実施形態では、クライアントPC104のアプリケーションデータフォルダに格納するデータの更新を、アプリケーションによる解析処理(画像処理等)の開始のトリガとして定義している。このため、自動転送方式の場合にも、クライアントPCのアプリケーションデータフォルダにデータが転送されることで、ユーザーが目的のアプリケーションを手動操作することなく、アプリケーションによる処理が自動的に実行される。
以上のように、本実施形態にかかるネットワークスキャナシステム1は、ステーションPC103が、記憶部233に、クライアントPCおよび当該クライアントPCに備えられるアプリケーションに関連付けたアプリケーションフォルダを作成する。そして、アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられたクライアントPCおよびアプリケーションに対応してクライアントPCに設けられているアプリケーションデータフォルダに移動させる。
これにより、スキャナ装置101で読み取ったスキャンデータを、ステーションPC103に登録されているアプリケーションフォルダのうち、このスキャンデータに対するデータ処理を行わせたいクライアントPCおよびアプリケーションに関連付けられたアプリケーションフォルダに格納するだけで、このスキャンデータを、このスキャンデータに対するデータ処理を行うべきクライアントPCおよびアプリケーションに対応するアプリケーションデータフォルダに移動させることができる。したがって、スキャナ装置101で読み取ったスキャンデータの保存およびこのスキャンデータに対するアプリケーションによるデータ処理を効率よく行い、ユーザーの利便性を向上させることができる。
なお、本実施形態におけるクライアントPC104,105、ステーションPC103、スキャナ装置101の各ブロック、特に動作制御部211,221,223、アプリケーションフォルダ監視部212,213,222,223、階層フォルダ送信部232、画像送信部250、監視部251、制御部245は、CPU等のプロセッサを用いてソフトウェアによって実現される。
すなわち、クライアントPC104,105、ステーションPC103、スキャナ装置101は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるクライアントPC104,105、ステーションPC103、スキャナ装置101の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、クライアントPC104,105、ステーションPC103、スキャナ装置101に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによって達成される。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、クライアントPC104,105、ステーションPC103、スキャナ装置101を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
また、本実施形態におけるクライアントPC104,105、ステーションPC103、スキャナ装置101の各ブロックは、ソフトウェアを用いて実現されるものに限らず、ハードウェアロジックによって構成されるものであってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、スキャナ装置とクライアント装置とがネットワークを介して接続されたネットワークスキャナシステムに適用できる。
本実施形態にかかるネットワークスキャナシステムの概略構成を示す概念図である。 図1に示したネットワークスキャナシステムを構成する各装置の構成を示すブロック図である。 図1に示したネットワークスキャナシステムにおけるアプリケーションの登録工程の流れを示すフローチャートである。 図1に示したネットワークスキャナシステムにおける読取・送信工程の流れを示すフローチャートである。 名刺フォーマットの一例を示す説明図である。 英文履歴書フォーマットの一例を示す説明図である。 (a)〜(d)は、図1に示したネットワークスキャナシステムに備えられるスキャナ装置に表示される表示画面の一例を示す説明図である。 図1に示したネットワークスキャナシステムの読取・送信工程における、送信先アプリケーションフォルダと書式の設定処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示したネットワークスキャナシステムの読取・送信工程における、書式の自動判定処理および送信先アプリケーションフォルダの設定処理の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(d)は、図1に示したネットワークスキャナシステムに備えられるスキャナ装置に表示される表示画面の一例を示す説明図である。 図1に示したネットワークスキャナシステムにおける取込工程の一例を示すフローチャートである。 図1に示したネットワークスキャナシステムにおける取込工程の他の例を示すフローチャートである。 図1に示したネットワークスキャナシステムに備えられるアプリケーションによって作成される名刺情報のデータベースの一例を示す説明図である。 図1に示したネットワークスキャナシステムに備えられるアプリケーションによって作成される日本語履歴書の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 ネットワークスキャナシステム(画像読取システム)
101 スキャナ装置(画像読取装置)
102 スキャナ表示部(表示手段)
211,221 動作制御部(端末制御手段、登録情報通知手段)
212,213,223,224 アプリケーションフォルダ監視部(監視手段)
214,224 記憶部
215,216,225,226 アプリケーションデータフォルダ(特定のフォルダ)
217,218 アプリケーション監視先記憶部(監視手段)
227,228 アプリケーション監視先記憶部(監視手段)
231 動作制御部(サーバ制御手段)
232 階層フォルダ送信部
233 記憶部(サーバ記憶部)
234,237 クライアントPCフォルダ
235,236,238,239 アプリケーションフォルダ
242 操作部(指示入力手段、表示手段)
243 記憶部
244 送信先記憶部
245 制御部
247 受信制御部
248 自動書式認識部(抽出手段)
249 読取・送信制御部(送信手段)
250 画像送信部
251 監視部(監視手段)
260 登録制御部

Claims (31)

  1. 原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取装置と、上記スキャンデータを記憶するサーバ装置と、上記サーバ装置からスキャンデータを取得する少なくとも1つの端末装置とを備えた画像読取システムであって、
    上記端末装置は、この端末装置の記憶部に設けられた特定のフォルダに格納されたデータに対してデータ処理を行う少なくとも1つのアプリケーションを備え、
    上記サーバ装置は、上記端末装置と当該端末装置に備えられる上記アプリケーションとに関連付けたアプリケーションフォルダをこのサーバ装置に備えられるサーバ記憶部に作成するサーバ制御手段を備えていることを特徴とする画像読取システム。
  2. 上記アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションと対応する上記特定のフォルダに移動させる転送手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取システム。
  3. 上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視する監視手段を備え、
    上記転送手段は、上記監視手段が上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されたことを検出したときに、当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させることを特徴とする請求項2に記載の画像読取システム。
  4. 上記監視手段および上記転送手段が上記端末装置に備えられていることを特徴とする請求項3に記載の画像読取システム。
  5. 上記監視手段および上記転送手段が上記サーバ装置に備えられていることを特徴とする請求項3に記載の画像読取システム。
  6. 上記端末装置は、当該端末装置の識別情報と当該端末装置に備えられるアプリケーションの識別情報とを含む登録情報を上記サーバ装置に通知する登録情報通知手段を備え、
    上記サーバ制御手段は、上記登録情報に基づいて上記サーバ記憶部にアプリケーションフォルダを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像読取システム。
  7. 上記登録情報通知手段は、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を上記サーバ装置に通知し、
    上記サーバ制御手段は、上記書式情報を上記登録情報と関連付けて上記サーバ記憶部に記憶させることを特徴とする請求項6に記載の画像読取システム。
  8. 上記サーバ制御手段は、上記サーバ記憶部に設けられているアプリケーションフォルダに関連付けた端末装置およびアプリケーションの各識別情報を上記画像読取装置に通知し、
    上記画像読取装置は、上記各識別情報に応じて上記アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとを特定するための画像を表示する表示手段と、上記スキャンデータを格納する上記アプリケーションフォルダの選択指示を受け付ける指示入力手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取システム。
  9. 上記サーバ制御手段は、
    上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を上記画像読取装置に通知することを特徴とする請求項8に記載の画像読取システム。
  10. 上記画像読取装置は、上記書式情報に基づいて、上記サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに関連付けられたアプリケーションの中から、原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うことのできるアプリケーションを抽出する抽出手段を備えていることを特徴とする請求項9に記載の画像読取システム。
  11. 上記表示手段は、上記抽出手段によって抽出されたアプリケーションと、このアプリケーションを備えている端末装置とを特定するための情報を表示することを特徴とする請求項10に記載の画像読取システム。
  12. 上記サーバ制御手段は、上記アプリケーションフォルダのアドレスを上記画像読取装置に通知し、
    上記画像読取装置は、上記入力手段が選択指示を受け付けたアプリケーションフォルダのアドレスに上記スキャンデータを送信する送信手段を備えていることを特徴とする請求項8に記載の画像読取システム。
  13. 上記端末装置は、上記特定のフォルダに上記スキャンデータが格納されたときに、当該特定のフォルダに対応するアプリケーションにデータ処理を開始させる端末制御手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取システム。
  14. 上記サーバ装置と上記画像読取装置とが一体的に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取システム。
  15. 原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取装置と、上記スキャンデータを記憶するサーバ装置と、上記サーバ装置からスキャンデータを取得する少なくとも1つの端末装置とを備え、上記端末装置が特定のフォルダに格納されたデータに対してデータ処理を行うアプリケーションを備えている画像読取システムに備えられる上記サーバ装置であって、
    上記端末装置と当該端末装置に備えられる上記アプリケーションとに関連付けたアプリケーションフォルダを、このサーバ装置に備えられるサーバ記憶部に作成するサーバ制御手段を備えていることを特徴とするサーバ装置。
  16. 上記アプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを、当該アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとに対応する上記特定のフォルダに移動させる転送手段を備えていることを特徴とする請求項15に記載のサーバ装置。
  17. 上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視する監視手段を備え、
    上記転送手段は、上記監視手段が上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されたことを検出したときに、当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させることを特徴とする請求項16に記載のサーバ装置。
  18. 上記サーバ制御手段は、上記端末装置から当該端末装置の識別情報と当該端末装置に備えられるアプリケーションの識別情報とを含む登録情報を取得し、上記登録情報に基づいて上記サーバ記憶部にアプリケーションフォルダを設けることを特徴とする請求項15に記載のサーバ装置。
  19. 上記サーバ制御手段は、上記端末装置から上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を取得し、上記書式情報を上記登録情報と関連付けて上記サーバ記憶部に記憶させることを特徴とする請求項18に記載のサーバ装置。
  20. 上記サーバ制御手段は、上記サーバ記憶部に設けられているアプリケーションフォルダに関連付けた端末装置の識別情報とアプリケーションの識別情報とを上記画像読取装置に通知することを特徴とする請求項19に記載のサーバ装置。
  21. 上記サーバ制御手段は、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を上記画像読取手段に通知することを特徴とする請求項20に記載のサーバ装置。
  22. 上記サーバ制御手段は、上記アプリケーションフォルダのアドレスを上記画像読取装置に通知することを特徴とする請求項20に記載のサーバ装置。
  23. 原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取装置と、上記スキャンデータを記憶するサーバ装置と、上記サーバ装置からスキャンデータを取得する少なくとも1つの端末装置とを備え、上記端末装置が特定のフォルダに格納されたデータに対してデータ処理を行うアプリケーションを備えている画像読取システムに備えられる上記画像読取装置であって、
    上記サーバ装置から取得した当該サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに関連付けられている端末装置の識別情報とアプリケーションの識別情報とに応じて、上記アプリケーションフォルダに関連付けられた端末装置とアプリケーションとを特定するための画像を表示する表示手段と、
    上記スキャンデータを格納する上記アプリケーションフォルダの選択指示を受け付ける指示入力手段とを備えていることを特徴とする画像読取装置。
  24. 上記サーバ装置から取得した上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報に基づいて、上記サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに関連付けられたアプリケーションの中から、原稿から読み取ったスキャンデータに対してデータ処理を行うことのできるアプリケーションを抽出する抽出手段を備えていることを特徴とする請求項23に記載の画像読取装置。
  25. 上記表示手段は、上記抽出手段によって抽出されたアプリケーションと、このアプリケーションを備えている端末装置とを特定するための情報を表示することを特徴とする請求項24に記載の画像読取装置。
  26. 上記サーバ装置を備えていることを特徴とする請求項23に記載の画像読取装置。
  27. 原稿から画像を読み取ってスキャンデータを生成する画像読取装置と、上記スキャンデータを記憶するサーバ装置と、上記サーバ装置からスキャンデータを取得する少なくとも1つの端末装置とを備え、上記端末装置が特定のフォルダに格納されたデータに対してデータ処理を行うアプリケーションを備えている画像読取システムに備えられる上記端末装置であって、
    当該端末装置の識別情報と当該端末装置に備えられるアプリケーションの識別情報とを含む登録情報をサーバ装置に通知する登録情報通知手段を備えていることを特徴とする端末装置。
  28. 上記登録情報通知手段は、上記アプリケーションによってデータ処理を行うことのできるスキャンデータの書式情報を上記サーバ装置に通知することを特徴とする請求項27に記載の端末装置。
  29. 上記各識別情報に関連付けて上記サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダに格納されたスキャンデータを上記特定のフォルダに移動させる転送手段を備えていることを特徴とする請求項27に記載の端末装置。
  30. 上記各識別情報に関連付けて上記サーバ装置に設けられたアプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されることを監視する監視手段を備え、
    上記転送手段は、上記監視手段が上記アプリケーションフォルダにスキャンデータが格納されたことを検出したときに、当該スキャンデータを上記特定のフォルダに移動させることを特徴とする請求項29に記載の端末装置。
  31. 上記特定のフォルダに上記スキャンデータが格納されたときに、当該特定のフォルダに対応するアプリケーションにデータ処理を開始させる端末制御手段を備えていることを特徴とする請求項27に記載の端末装置。
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