JP2008072351A - 画像処理方法、画像処理装置、原稿読取装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、原稿読取装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】黒文字原稿に特定色のカラーが混在するような原稿であっても、カラー原稿であると判定してカラーが白黒で出力されることを防止することができる画像処理方法、画像処理装置、原稿読取装置、画像形成装置及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ACS処理部22は、原稿画像の画素値に基づいて、画素が有彩色であるか否かを判定し、有彩色の画素である場合、特定色(例えば、赤色)の画素であるか否かを判定する。ACS処理部22は、特定色の画素であると判定した場合、画像の有彩色画素数を計数する際に重み付けを行う。ACS処理部22は、重み付けして計数された有彩色画素数を所定の閾値と比較し、比較結果に応じて、原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿を読み取って得られた画像を処理して原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する画像処理方法、画像処理装置、該画像処理装置を備える原稿読取装置及び画像形成装置並びに前記画像処理装置を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
近年のデジタル画像処理技術の進展により、デジタルカラー複写機、デジタルカラー複合機が企業等のオフィスに急速に普及しており、これに伴って、利用者が取り扱うドキュメントも白黒原稿からカラー原稿に移行し、ドキュメントのカラー化が本格的になりつつある。
このような状況にあって、デジタルカラー複写機、デジタルカラー複合機などの画像形成装置は、カラー及び白黒が混在した原稿をスキャン又は複写する場合、原稿に対して適切な画像処理を施すために、原稿がカラー原稿であるか白黒原稿であるかを自動的に判定するACS(オートカラーセレクション)機能を備えている。
例えば、原稿から読み取った画像に基づいて、原稿が文字原稿であるかイメージ原稿であるかを判定し、文字原稿である場合には、原稿から得た画像の彩度と第1の閾値との比較によりカラー原稿又は白黒原稿の判定を行い、原稿がイメージ原稿である場合には、原稿から得た画像の彩度と第2の閾値との比較によりカラー原稿又は白黒原稿の判定を行うことにより、低彩度のイメージをカラーと判定しつつ、低彩度の色文字を視認性の良好な黒文字として認識して、原稿のカラー白黒判定を原稿種別に応じて適切に行うことができる画像処理装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−44464号公報
しかしながら、特許文献1の画像処理装置にあっては、原稿が文字原稿であるかイメージ原稿であるかに応じて、原稿のカラー白黒判定に用いる彩度閾値を変更するものであり、カラー及び白黒が混在する原稿に、例えば、赤色、緑色、青色などの特定の色が含まれている場合の原稿のカラー白黒判定については考慮されていない。したがって、例えば、白黒の文字原稿に特定色のカラーが混在するような原稿の場合、カラー原稿であると判定されずに白黒原稿であると判定されてしまい、カラーが白黒で印刷(出力)されるという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画素値に基づいて画素が特定色の有彩色であるか否かを判定し、特定色の画素であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する際に重み付けを行い、重み付けして計数された有彩色の画素数を所定の有彩色画素閾値と比較し、比較結果に応じて、カラー原稿又は白黒原稿を判定することにより、黒文字原稿に特定色のカラーが混在するような原稿であっても、カラー原稿であると判定してカラーが白黒で出力されることを防止することができる画像処理方法、画像処理装置、該画像処理装置を備える原稿読取装置及び画像形成装置並びに前記画像処理装置を実現するためのコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、画像の各画素の画素値に基づいて原稿の種別を判定し、判定された原稿の種別に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことにより、例えば、原稿の種別が文字原稿である場合、重み付けを大きくして、カラー原稿であると判定し易くすることができる画像処理方法、画像処理装置、該画像処理装置を備える原稿読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、順次読み取られた原稿夫々がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定し、連続する複数の原稿がカラー原稿である場合、前記原稿の後に読み取られる原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する際に、重み付けを大きくすることにより、読み取られる原稿に応じて、カラー原稿であると判定し易くすることができる画像処理方法、画像処理装置、該画像処理装置を備える原稿読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、順次読み取られた原稿夫々の特定色の画素の画素数を計数し、計数された画素数を所定の特定色画素閾値と比較し、連続する複数の原稿で計数された特定色の画素数が特定色画素閾値より大きい場合、重み付けを大きくすることにより、読み取られた原稿に含まれる特定色に応じて、カラー原稿であると判定し易くすることができる画像処理方法、画像処理装置、該画像処理装置を備える原稿読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数の特定色に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことにより、原稿に複数の特定色が含まれる場合であっても、カラー原稿であると判定する際の判定のし易さを特定色に応じて変えることができる画像処理方法、画像処理装置、該画像処理装置を備える原稿読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像処理方法は、原稿を読み取って得られた画像を構成する複数の画素の画素値に基づいて、原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する画像処理方法において、画素値に基づいて画素が有彩色であるか又は無彩色であるかを判定し、有彩色であると判定した場合、前記画素が特定色の画素であるか否かを判定し、特定色の画素であると判定した場合、有彩色の画素数を計数する際に重み付けを行い、重み付けして計数された有彩色の画素数を所定の有彩色画素閾値と比較し、比較結果に応じて、カラー原稿又は白黒原稿を判定することを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、画像の各画素の画素値に基づいて原稿の種別を判定し、判定された原稿の種別に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、複数の原稿を順次読み取り、読み取られた原稿夫々がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定し、連続する複数の原稿がカラー原稿である場合、前記原稿の後に読み取られる原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する際に、重み付けを大きくすることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、複数の原稿を順次読み取り、読み取られた原稿夫々の特定色の画素の画素数を計数し、計数された画素数を所定の特定色画素閾値と比較し、連続する複数の原稿で計数された特定色の画素数が特定色画素閾値より大きい場合、重み付けを大きくすることを特徴とする。
本発明に係る画像処理方法は、複数の特定色に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、原稿を読み取って得られた画像を構成する複数の画素の画素値に基づいて、原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する画像処理装置において、画素値に基づいて画素が有彩色であるか又は無彩色であるかを判定する手段と、該手段で有彩色であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する手段と、有彩色であると判定された場合、前記画素が特定色の画素であるか否かを判定する手段と、該手段で特定色の画素であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する際に重み付けを行う手段と、該手段で重み付けして計数された有彩色の画素数を所定の有彩色画素閾値と比較する手段と、該手段での比較結果に応じて、カラー原稿又は白黒原稿を判定する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像の各画素の画素値に基づいて原稿の種別を判定する手段と、該手段で判定された原稿の種別に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、順次読み取られた原稿夫々がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する手段を備え、連続する複数の原稿がカラー原稿である場合、前記原稿の後に読み取られる原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する際に、重み付けを大きくするように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、順次読み取られた原稿夫々の特定色の画素の画素数を計数する手段と、該手段で計数された画素数を所定の特定色画素閾値と比較する手段とを備え、連続する複数の原稿で計数された特定色の画素数が特定色画素閾値より大きい場合、重み付けを大きくするように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、複数の特定色に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行う手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る原稿読取装置は、原稿を読み取る原稿読取手段と、前述の発明のいずれか1つに係る画像処理装置とを備え、前記原稿読取手段で原稿を読み取って得られた画像を前記画像処理装置で処理するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、前述の発明のいずれか1つに係る画像処理装置と、該画像処理装置で処理された画像に基づいて出力画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、入力された画像を構成する複数の画素の画素値に基づいて、原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、画素値に基づいて画素が有彩色であるか又は無彩色であるかを判定する手段と、コンピュータを、有彩色であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する手段と、コンピュータを、有彩色であると判定された場合、前記画素が特定色の画素であるか否かを判定する手段と、コンピュータを、特定色の画素であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する際に重み付けを行う手段と、コンピュータを、重み付けして計数された有彩色の画素数を所定の有彩色画素閾値と比較する手段と、コンピュータを、比較結果に応じて、カラー原稿又は白黒原稿を判定する手段として機能させることを特徴とする。
本発明にあっては、原稿を読み取って得られた画像を構成する複数の画素の画素値に基づいて、画素が有彩色であるか無彩色であるかを判定する。有彩色/無彩色の判定は、例えば、画素のR、G、B夫々の値の最大値及び最小値を求め、最大値と最小値との差分値が所定の差分閾値より大きい場合には、その画素は有彩色の画素であると判定し、最大値と最小値との差分値が所定の差分閾値より小さい場合には、その画素は無彩色の画素であると判定することができる。画素が有彩色であると判定された場合、該画素が特定色(例えば、R、G、Bなど)の画素であるか否かを判定する。例えば、画素のR値とG値との比率及びR値とB値との比率それぞれが所定の比率閾値より大きい場合、前記画素の特定色はR(赤色)であると判定する。また、同様に、画素のB値とR値との比率及びB値とG値との比率それぞれが所定の比率閾値より大きい場合、前記画素の特定色はB(青色)であると判定することができ、画素のG値とR値との比率及びG値とB値との比率それぞれが所定の比率閾値より大きい場合、前記画素の特定色はG(緑色)であると判定することができる。
画素が特定色の画素であると判定された場合、該画素を有彩色として計数する際の計数値に重み付けを行う。例えば、ある画素が赤色(特定色)の有彩色であると判定された場合、有彩色の計数値として「1」を加算する代わりに、重み付けされた「1.5」を加算する。画像全体の有彩色の画素数を計数する場合、重み付けされた画素数に基づいて有彩色の画素数を計数し、計数した有彩色の画素数(有彩色画素数)を所定の有彩色画素閾値と比較する。有彩色画素数が有彩色画素閾値より大きい場合、原稿はカラー原稿であると判定し、有彩色画素数が有彩色画素閾値より小さい場合、原稿は白黒原稿であると判定する。画像に含まれる有彩色の画素数に基づいて、原稿がカラーであるか又は白黒であるかを判定する場合に、特定色の有彩色の画素数に重み付けを行うことにより、該特定色を含む原稿がカラー原稿であると判定されやすくなり、カラー及び白黒が混在する原稿(例えば、白黒の文字原稿の一部にカラーの記号、印、マークなどが含まれる原稿)であっても、誤って白黒原稿であると判定されることなく、原稿内の特定色が白黒で出力(印刷)されることを防止することができる。
また、本発明にあっては、原稿を読み取って得られた画像の各画素の画素値に基づいて、原稿の種別(例えば、文字原稿、写真原稿など)を判定する。原稿種別の判定は、例えば、画像の画素の画素値から輝度値を算出するとともに、二値化処理を行う。輝度値の最大値及び最小値の差分が所定の閾値より大きく、かつ、二値化処理された二値化画像を走査して得られた反転回数が所定の閾値より小さい場合には、原稿は文字原稿であると判定することができ、輝度値の最大値及び最小値の差分が所定の閾値より小さい場合には、原稿は写真原稿であると判定することができる。判定された原稿の種別に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行う。文字原稿であると判定された場合、例えば、赤色の特定色の有彩色の画素を計数するときに、有彩色の計数値として「1」を加算する代わりに、重み付けされた「1.5」を加算する。また、写真原稿であると判定された場合、例えば、赤色の特定色の有彩色の画素を計数するときに、重み付けをせずに有彩色の計数値として「1」を加算する。これにより、白黒の文字原稿の一部にカラーの記号、印、マークなどが含まれる原稿であっても、カラー原稿であると判定し易くする。
また、本発明にあっては、複数の原稿を順次読み取り、読み取られた原稿夫々がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する。連続する複数の原稿がカラー原稿である場合、前記原稿の後に読み取られる原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する際に、重み付けを大きくする。例えば、順次読み取られた原稿のうち、連続して2枚の原稿がカラー原稿である場合、次に読み取られる原稿もカラー原稿であることが十分想定されるため、重み付けを大きくする(例えば、赤色の特定色の有彩色の画素を計数するときに、重み付けを「1.5」から「1.7」に大きくする)。これにより、読み取られる原稿全体がカラー原稿であると判定し易くする。
また、本発明にあっては、複数の原稿を順次読み取り、読み取られた原稿夫々の特定色(例えば、赤色)の画素の画素数を計数する。計数された画素数を所定の特定色画素閾値と比較し、連続する複数の原稿で計数された特定色の画素数が特定色画素閾値より大きい場合、重み付けを大きくする。例えば、順次読み取られた原稿のうち、連続して2枚の原稿に含まれる赤色画素数が所定の特定色画素閾値より大きい場合、次に読み取られる原稿も赤色の画素が含まれることが十分想定されるため、重み付けを大きくする(例えば、赤色の特定色の有彩色の画素を計数するときに、重み付けを「1.5」から「1.7」に大きくする)。これにより、読み取られる原稿全体がカラー原稿であると判定し易くする。
また、本発明にあっては、複数の特定色に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行う。例えば、特定色が赤色の有彩色の画素に対しては、有彩色の画素数を計数する際に重み付けされた「1.5」を加算する。また、特定色が青色の有彩色の画素に対しては、有彩色の画素数を計数する際に重み付けされた「1.3」を加算する。また、特定色が緑色の有彩色の画素に対しては、有彩色の画素数を計数する際に重み付けされた「1.1」を加算する。これにより、例えば、白黒の文字原稿に種々の特定色の記号、印、マークなどが含まれる場合であっても、特定色に応じてカラー原稿であることの判定のし易さを変えることができる。
本発明にあっては、画素値に基づいて画素が特定色の有彩色である否かを判定し、特定色の画素であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する際に重み付けを行い、重み付けして計数された有彩色の画素数を所定の有彩色画素閾値と比較し、比較結果に応じて、カラー原稿又は白黒原稿を判定することにより、黒文字原稿に特定色のカラーが混在するような原稿であっても、カラー原稿であると判定してカラーが白黒で出力されることを防止することができる。
また、本発明にあっては、画像の各画素の画素値に基づいて原稿の種別を判定し、判定された原稿の種別に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことにより、例えば、原稿の種別が文字原稿である場合、重み付けを大きくして、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
また、本発明にあっては、順次読み取られた原稿夫々がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定し、連続する複数の原稿がカラー原稿である場合、前記原稿の後に読み取られる原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する際に、重み付けを大きくすることにより、読み取られる原稿に応じて、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
また、本発明にあっては、順次読み取られた原稿夫々の特定色の画素の画素数を計数し、計数された画素数を所定の特定色画素閾値と比較し、連続する複数の原稿で計数された特定色の画素数が特定色画素閾値より大きい場合、重み付けを大きくすることにより、読み取られた原稿に含まれる特定色に応じて、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
また、本発明にあっては、複数の特定色に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことにより、原稿に複数の特定色が含まれる場合であっても、カラー原稿であると判定する際の判定のし易さを特定色に応じて変えることができる。
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る画像処理装置を備える画像形成装置100の構成を示すブロック図である。画像形成装置100(例えば、デジタルカラー複写機や複合機能、プリンタ機能、ファックスや電子メール配信機能を備えた複合機)は、カラー画像入力装置1、カラー画像処理装置2(画像処理装置)、画像形成手段としてのカラー画像出力装置3、利用者が各種操作を行うための操作パネル4などを備える。カラー画像入力装置1で原稿を読み取ることにより得られたRGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ信号の画像データは、カラー画像処理装置2へ出力され、カラー画像処理装置2で所定の処理が行われ、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒)のデジタルカラー信号としてカラー画像出力装置3へ出力される。
カラー画像入力装置1は、例えば、CCD(Charged Coupled Device)を備えたスキャナであり、原稿画像からの反射光像をRGBのアナログ信号として読み取り、読み取ったRGB信号をカラー画像処理装置2へ出力する。また、カラー画像出力装置3は、原稿画像の画像データを記録紙上に出力する電子写真方式やインクジェット方式などを用いた画像形成手段である。また、カラー画像出力装置3は、ディスプレイ等の表示装置であってもよい。なお、カラー画像入力装置1で読み取られた原稿画像は入力された順に頁番号が付与され、頁番号に対応付けられて一旦画像メモリ(不図示)に記憶され、カラー画像処理装置2で所定の処理が終了するまで保持される。
カラー画像処理装置2は、CPU、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などにより構成される。
A/D変換部20は、カラー画像入力装置1から入力されたRGB信号を、例えば、10ビットのデジタル信号に変換し、変換後のRGB信号をシェーディング補正部21へ出力する。
シェーディング補正部21は、入力されたRGB信号に対して、カラー画像入力装置1の照明系、結像系、撮像系などで生じた各種の歪みを取り除く補正処理を行う。また、シェーディング補正部21は、カラーバランスの調整を行い、調整後のRGB信号をACS(オートカラーセレクション)処理部22へ出力する。
ACS処理部22は、シェーディング補正部21から入力されたRGB信号(すなわち、原稿を読み取って得られた画像の各画素の画素値、R値、G値、B値)に基づいて、原稿がカラー原稿であるか、あるいは白黒原稿であるかの判定を行い、判定結果を後段の入力階調補正部23、色補正部24、領域分離処理部25、黒生成下色除去部26へ出力する。また、ACS処理部22は、シェーディング補正部21から入力されたRGB信号を入力階調補正部23へ出力する。なお、ACS処理部22の詳細は後述する。
入力階調補正部23は、入力されたRGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整える処理を行うとともに、下地濃度の除去又はコントラストなど画質調整処理を施し、処理後のCMY信号を色補正部24へ出力する。
色補正部24は、入力されたCMY信号に対して、カラー画像出力装置3の特性に合わせて色補正を行い、補正後のCMY信号を領域分離処理部25へ出力する。具体的には、色補正部24は、色再現の忠実化のため、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。
領域分離処理部25は、入力されたCMY信号に基づき、入力された画像中の各画素が、文字領域、網点領域、写真領域の何れであるかを分離する。領域分離処理部25は、分離結果に基づいて、各画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を黒生成下色除去部26、空間フィルタ処理部27、階調再現処理部29へ出力する。また、領域分離処理部25は、入力されたCMY信号をそのまま後段の黒生成下色除去部26へ出力する。
また、領域分離処理部25は、二値化処理部などを備え、原稿が文字原稿であるか、あるいは、写真原稿であるかを判定する。より具体的には、領域分離処理部25は、入力されたCMY信号に基づいて、輝度値を算出するとともに、二値化処理を行う。領域分離処理部25は、算出された輝度値の最大値及び最小値の差分が所定の閾値より大きく、かつ、二値化処理された二値化画像を走査して得られた反転回数が所定の閾値より小さい場合には、原稿は文字原稿であると判定し、輝度値の最大値及び最小値の差分が所定の閾値より小さい場合には、原稿は写真原稿であると判定する。領域分離処理部25は、原稿種別(文字原稿あるいは写真原稿)を示す判定信号をACS処理部22へ出力する。
黒生成下色除去部26は、領域分離処理部25から入力されたCMY信号に基づいて、K(黒)信号を生成するとともに、入力されたCMY信号からK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成し、生成したCMYK信号を空間フィルタ処理部27へ出力する。
黒生成下色除去部26における処理の一例を示す。例えば、スケルトンブラックによる黒生成を行う処理の場合、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)とし、入力されるデータをC、M、Yとし、出力されるデータをC′、M′、Y′、K′とし、UCR(Under Color Removal)率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理により出力されるデータ夫々は、K′=f{min(C、M、Y)}、C′=C−αK′、M′=M−αK′、Y′=Y−αK′で表される。
空間フィルタ処理部27は、黒生成下色除去部26から入力されたCMYK信号に対して、領域識別信号に基づいたデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行う。これにより、画像データの空間周波数特性が補正され、カラー画像出力装置3における出力画像のぼやけ、又は粒状性劣化を防止する。例えば、空間フィルタ処理部27は、領域分離処理部25において文字領域に分離された領域を、特に黒文字又は色文字の再現性を高めるため、鮮鋭強調処理を施し高周波成分を強調する。また、空間フィルタ処理部27は、領域分離処理部25において網点領域に分離された領域を、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理を施す。空間フィルタ処理部27は、処理後のCMYK信号を出力階調補正部28へ出力する。
出力階調補正部28は、空間フィルタ処理部27から入力されたCMYK信号に対して、カラー画像出力装置3の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行い、出力階調補正処理後のCMYK信号を階調再現処理部29へ出力する。
階調再現処理部29は、領域分離処理部25から入力された領域識別信号に基づいて、出力階調補正部28から入力されたCMYK信号に対して所定の処理を行う。例えば、階調再現処理部29は、文字領域に分離された領域を、特に黒文字又は色文字の再現性を高めるため、カラー画像出力装置3における高周波成分の再現に適するように二値化処理又は多値化処理を行う。
また、階調再現処理部29は、領域分離処理部25において網点領域に分離された領域を、最終的に画像を画素に分離して、それぞれの階調を再現できるように階調再現処理(中間調生成)を行う。さらに、階調再現処理部29は、領域分離処理部25において写真領域に分離された領域を、カラー画像出力装置3における階調再現性に適するように二値化処理又は多値化処理を行う。
カラー画像処理装置2は、階調再現処理部29で処理された画像データ(CMYK信号)を画像メモリ(不図示)に一旦記憶し、画像形成をする所定のタイミングで画像メモリに記憶した画像データを読み出し、読み出した画像データをカラー画像出力装置3へ出力する。これらの制御は、例えば、CPU(不図示)により行われる。
操作パネル4は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示部と設定ボタンなどより構成され、操作パネル4より入力された情報に基づいてカラー画像入力装置1、カラー画像処理装置2、カラー画像出力装置3の動作が制御される。
図2はACS処理部22の構成を示すブロック図である。ACS処理部22は、有彩無彩画素判定部221、有彩画素計数部222、カラー白黒判定部223などを備えている。
有彩無彩画素判定部221は、画素毎に、その画素が有彩色の画素であるか無彩色の画素であるかを判定し、判定結果を有彩画素計数部222へ出力する。すなわち、有彩無彩画素判定部221は、画素のR、G、B夫々の値(例えば、0〜255)の最大値及び最小値を求め、最大値と最小値との差分値が所定の差分閾値より大きい場合には、その画素は有彩色の画素であると判定し、最大値と最小値との差分値が所定の差分閾値より小さい場合には、その画素は無彩色の画素であると判定する。なお、有彩無彩の判定は、上述の構成に限定されるものではなく、他の構成を用いることが可能である。
図3は有彩無彩の判定例を示す説明図である。画素の画素値をR、G、Bとした場合、図3(a)に示すように、R、G、Bのうち最大値Maxと最小値Minとの差分(Max−Min)が差分閾値Thより大きい場合、その画素は有彩色であると判定することができる。また、図3(b)に示すように、R、G、Bのうち最大値Maxと最小値Minとの差分(Max−Min)が差分閾値Thより小さい場合、その画素は無彩色であると判定することができる。
また、有彩無彩画素判定部221は、画素毎に、その画素がいずれの特定色(例えば、赤色、緑色、青色など)であるかを判定し、判定結果を有彩画素計数部222へ出力する。すなわち、有彩無彩画素判定部221は、画素のR、G、B夫々の値に基づいて、例えば、R値とG値との比率(R/G)及びR値とB値との比率(R/B)それぞれが所定の比率閾値(例えば、100)より大きい場合、その画素を赤色の画素であると判定する。また、同様に、B値とR値との比率(B/R)及びB値とG値との比率(B/G)それぞれが所定の比率閾値(例えば、100)より大きい場合、その画素を青色の画素であると判定し、G値とR値との比率(G/R)及びG値とB値との比率(G/B)それぞれが所定の比率閾値(例えば、100)より大きい場合、その画素を緑色の画素であると判定する。上述の条件を満たさない場合には、その画素は、その他の有彩画素(赤色、青色、緑色以外の有彩色の画素)であると判定する。
有彩画素計数部222は、有彩無彩画素判定部221で有彩色であると判定された画素(有彩色画素)の画素数を計数する。この場合、有彩画素計数部222は、原稿を読み取って得られた画像毎、すなわち、原稿毎に有彩色画素の画素数を計数して計数結果(有彩色画素数)をカラー白黒判定部223へ出力する。
また、有彩画素計数部222は、有彩色画素を計数する場合、その有彩色画素がいずれの特定色であるかに応じて、計数値に重み付けを行う。すなわち、有彩画素計数部222は、画素が有彩色画素である都度、計数値に「1」を加算するところ、その有彩色画素が特定色である場合には、計数値に重み付け(例えば、「1」に代えて「1.5」にする)を行って、画素数を計数する。
また、有彩画素計数部222は、重み付けを行う場合の重み付け値を複数記憶している。有彩画素計数部222は、有彩色の画素がいずれの特定色(例えば、赤色、青色、緑色、その他の有彩色)であるかに応じて、所定の重み付け値(例えば、赤色画素に対しては重み付けAR、緑色画素に対しては重み付けAG、青色画素に対しては重み付けABなど)を選択する。また、有彩画素計数部222は、領域分離処理部25から入力される原稿種別を示す判定信号に基づいて、所要の重み付け値を選択して用いる。
図4は有彩色画素数を計数する場合の重み付けの例を示す説明図である。図4に示すように、ある画素について、比率(R/G)>100、かつ、比率(R/B)>100である場合、その画素の特定色は赤色であると判定され、有彩色画素数を計数する際に有彩色画素数に重み付けAR(例えば、「1.5」)が加算される。また、比率(B/R)>100、かつ、比率(B/G)>100である場合、その画素の特定色は青色であると判定され、有彩色画素数を計数する際に有彩色画素数に重み付けAB(例えば、「1.3」)が加算される。また、比率(G/R)>100、かつ、比率(G/B)>100である場合、その画素の特定色は緑色であると判定され、有彩色画素数を計数する際に有彩色画素数に重み付けAG(例えば、「1.1」)が加算される。また、計数条件が上述のいずれでもない場合、その画素は赤色、青色、緑色以外の有彩色であると判定され、有彩色画素数を計数する際に重み付けがされずに「1」が加算される。
図5は原稿種別と重み付けとの関係を示す説明図である。図5に示すように、原稿が文字原稿であると判定された場合、各重み付けAR、AB、AGは夫々「1.5」、「1.3」、「1.1」となる。また、原稿が写真原稿であると判定された場合、各重み付けAR、AB、AGは、すべて「1」となる。これにより、白黒の文字原稿の一部にカラーの記号、印、マークなどが含まれる原稿であっても、白黒原稿であると判定されて原稿内のカラーの箇所が白黒で出力されてしまうことを抑制するとともに、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
また、有彩画素計数部222は、原稿を読み取って得られた画像に含まれる特定色の画素数に応じて、各重み付けAR、AG、ABを変更する。例えば、順次読み取られた原稿のうち、連続して2枚の原稿に含まれる赤色画素数が所定の特定色画素閾値より大きい場合、3枚目以降の原稿も赤色の画素が含まれることが十分想定されるため、重み付けを大きくする。これにより、3枚目以降の原稿がカラー原稿であると判定し易くする。なお、いずれの特定色に対して重み付けを変更するかは、例えば、操作パネル4から利用者が選択するように構成することもでき、装置が自動的に行うように構成することもできる。
図6は特定色の画素数と重み付けの変更との関係を示す説明図である。例えば、利用者がオプションOP1を選択した場合、連続した2つの原稿それぞれで赤色画素数CRが、CR>100の条件を満たすときには、重み付けARは、「0.2」大きくなる。ARが「1.5」であった場合には、ARは「1.7」に変更される。これにより、3枚目以降の原稿に赤色の記号、印、マークなどが含まれている場合には、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
同等に、利用者がオプションOP2を選択した場合、連続した2つの原稿それぞれで青色画素数CBが、CB>100の条件を満たすときには、重み付けABは、「0.2」大きくなる。ABが「1.3」であった場合には、ABは「1.5」に変更される。これにより、3枚目以降の原稿に青色の記号、印、マークなどが含まれている場合には、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
また、利用者がオプションOP3を選択した場合、連続した2つの原稿それぞれで緑色画素数CGが、CG>100の条件を満たすときには、重み付けAGは、「0.2」大きくなる。AGが「1.1」であった場合には、AGは「1.3」に変更される。これにより、3枚目以降の原稿に緑色の記号、印、マークなどが含まれている場合には、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
なお、利用者は、オプションOP1、OP2、OP3のいずれかを選択することができ、あるいは、これらを組み合わせて選択することもでき、すべてを選択することもできる。また、利用者による選択方式に代えて、装置が自動的にオプションOP1、OP2、OP3をすべて選択するように構成することもできる。また、連続する原稿の数は、2枚に限定されるものではなく、3枚、4枚以上であってもよい。
また、有彩画素計数部222は、読み取った原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかに応じて、各重み付けAR、AG、ABを変更する。例えば、順次読み取られた原稿のうち、連続して2枚の原稿がカラー原稿である場合、3枚目以降の原稿もカラー原稿であることが十分想定されるため、重み付けを大きくする。これにより、3枚目以降の原稿がカラー原稿であると判定し易くする。なお、いずれの特定色に対して重み付けを変更するかは、例えば、操作パネル4から利用者が選択するように構成することもでき、装置が自動的に行うように構成することもできる。
図7はカラー原稿に対する重み付け変更の例を示す説明図である。例えば、利用者がオプションOP4を選択した場合、連続した2つの原稿がカラー原稿であるときには、重み付けARは、「0.2」大きくなる。ARが「1.5」であった場合には、ARは「1.7」に変更される。これにより、3枚目以降の原稿に赤色の記号、印、マークなどが含まれている場合には、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
同等に、利用者がオプションOP5を選択した場合、連続した2つの原稿がカラー原稿であるときには、重み付けABは、「0.2」大きくなる。ABが「1.3」であった場合には、ABは「1.5」に変更される。これにより、3枚目以降の原稿に青色の記号、印、マークなどが含まれている場合には、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
また、利用者がオプションOP6を選択した場合、連続した2つの原稿がカラー原稿であるときには、重み付けAGは、「0.2」大きくなる。AGが「1.1」であった場合には、AGは「1.3」に変更される。これにより、3枚目以降の原稿に緑色の記号、印、マークなどが含まれている場合には、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
なお、利用者は、オプションOP4、OP5、OP6のいずれかを選択することができ、あるいは、これらを組み合わせて選択することもでき、すべてを選択することもできる。また、利用者による選択方式に代えて、装置が自動的にオプションOP4、OP5、OP6をすべて選択するように構成することもできる。また、連続する原稿の数は、2枚に限定されるものではなく、3枚、4枚以上であってもよい。
カラー白黒判定部223は、有彩画素計数部222から入力された有彩色画素数を所定の有彩色画素閾値(例えば、7000)と比較する。有彩色画素数が有彩色画素閾値より大きい場合、原稿はカラー原稿であると判定し、有彩色画素数が有彩色画素閾値より小さい場合、原稿は白黒原稿であると判定し、判定信号(判定結果)を出力する。有彩色画素閾値は適宜設定することが可能であり、例えば、「7000」画素という設定は、A4又はA3サイズの原稿(主に文字が記載されている原稿)に赤色の印鑑が押印されている場合に、その押印箇所の画素数に相当する。また、原稿中のさらに小さいカラーの記号、印、マークなどを検出してカラー原稿と判定させるためには、有彩色画素閾値をさらに小さい値に設定することができる。
次に、画像形成装置100の動作について説明する。図8は原稿種別に応じたカラー/白黒判定処理の手順を示すフローチャートである。なお、原稿のカラー/白黒判定処理は、専用のハードウエア回路で構成するだけでなく、原稿のカラー/白黒判定処理の手順を定めたコンピュータプログラムをRAMにロードしてCPU(いずれも不図示)で実行させることにより行うこともできる。なお、以下の説明では、カラー画像処理装置2を「処理部」という。
処理部は、原稿を読み取り(S1)、読み取った原稿の画像を一旦画像メモリに記憶し、記憶した原稿の画像を取得する(S2)。処理部は、原稿種別の判定を行い(S3)、原稿種別の判定結果に基づき、原稿が文字原稿であるか否かを判定する(S4)。文字原稿である場合(S4でYES)、処理部は、重み付けAR、AB、AGをそれぞれ「1.5」、「1.3」、「1.1」に設定し(S5)、カラー/白黒判定を行う(S6)。カラー/白黒判定の処理の詳細については後述する。
文字原稿でない場合(S4でNO)、処理部は、原稿が写真原稿であるとして、重み付けAR、AB、AGをすべて「1」に設定し(S7)、ステップS6の処理を行う。処理部は、すべての原稿の処理が終了したか否かを判定し(S8)、すべての原稿の処理が終了していない場合(S8でNO)、ステップS2以降の処理を行い、次の頁の原稿の画像を取得して処理を続ける。すべての原稿の処理が終了した場合(S8でYES)、処理部は、処理を終了する。
図9はカラー/白黒判定の処理の手順を示すフローチャートである。処理部は、有彩色画素数NCを「0」に設定し(S61)、特定色である赤色、青色、緑色それぞれの特定色画素数CR、CB、CGを「0」に設定する(S62)。
処理部は、画素の有彩無彩判定処理を行い(S63)、判定した画素が有彩色の画素(有彩色画素)であるか否かを判定する(S64)。有彩色画素である場合(S64でYES)、処理部は、有彩色画素計数処理を行い(S65)、原稿1枚分のすべての画素の処理が終了したか否かを判定する(S66)。有彩色画素でない場合(S64でNO)、処理部はステップS66の処理を行う。なお、有彩色画素計数処理の詳細は後述する。
すべての画素の処理が終了していない場合(S66でNO)、処理部は、ステップS63以降の処理を続ける。すべての画素の処理が終了した場合(S66でYES)、処理部は、計数した有彩色画素数NCが有彩色画素閾値より大きいか否かを判定する(S67)。
計数した有彩色画素数NCが有彩色画素閾値より大きい場合(S67でYES)、処理部は、読み取った原稿がカラー原稿であると判定し(S68)、処理を終了する。計数した有彩色画素数NCが有彩色画素閾値より大きくない場合(S67でNO)、処理部は読み取った原稿が白黒原稿であると判定し(S69)、処理を終了する。
図10は有彩色画素計数処理の手順を示すフローチャートである。処理部は、画素のRGBそれぞれの値に基づいて、比率(R/G)>100、かつ、比率(R/B)>100であるか否かを判定する(S651)。比率(R/G)>100、かつ、比率(R/B)>100である場合(S651でYES)、処理部は、その画素を赤色画素と判定し(S652)、有彩色画素数NCに重み付けARを加算し(S653)、赤色画素数CRに「1」を加算し(S654)、処理を終了する。
比率(R/G)>100、かつ、比率(R/B)>100でない場合(S651でNO)、処理部は、比率(B/R)>100、かつ、比率(B/G)>100であるか否かを判定する(S655)。比率(B/R)>100、かつ、比率(B/G)>100である場合(S655でYES)、処理部は、その画素を青色画素と判定し(S656)、有彩色画素数NCに重み付けABを加算し(S657)、青色画素数CBに「1」を加算し(S658)、処理を終了する。
比率(B/R)>100、かつ、比率(B/G)>100でない場合(S655でNO)、処理部は、比率(G/R)>100、かつ、比率(G/B)>100であるか否かを判定する(S659)。比率(G/R)>100、かつ、比率(G/B)>100である場合(S659でYES)、処理部は、その画素を緑色画素と判定し(S660)、有彩色画素数NCに重み付けAGを加算し(S661)、緑色画素数CGに「1」を加算し(S662)、処理を終了する。
比率(G/R)>100、かつ、比率(G/B)>100でない場合(S659でNO)、処理部は、その画素を赤色、青色、緑色以外の有彩色の画素であると判定し(S663)、有彩色画素数NCに重み付け「1」を加算し(S664)、処理を終了する。
上述のとおり、画像の各画素の画素値に基づいて原稿の種別を判定し、判定された原稿の種別に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことにより、例えば、原稿の種別が文字原稿である場合、重み付けを大きくして、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
図11は連続する複数の原稿の特定色画素に応じたカラー/白黒判定処理の手順を示すフローチャートである。図11では、特定色画素として赤色画素の場合について説明するが、特定色が青色又は緑色の場合についても同様の処理となる。
処理部は、原稿を読み取り(S11)、読み取った原稿の画像を一旦画像メモリに記憶し、頁番号Pを「1」に設定し(S12)、重み付けARを「1.5」に設定する(S13)。処理部は、頁番号Pが「3」以上であるか否かを判定し(S14)、頁番号Pが「3」以上でない場合(S14でNO)、記憶した原稿の画像を取得し(S15)、カラー/白黒判定を行う(S16)。
処理部は、すべての原稿の処理が終了したか否かを判定し(S17)、すべての原稿の処理が終了していない場合(S17でNO)、頁番号Pに「1」を加算し(S18)、ステップS14以降の処理を行い、次の頁の原稿の処理を続ける。すべての原稿の処理が終了した場合(S17でYES)、処理部は、処理を終了する。
頁番号Pが「3」以上である場合(S14でYES)、処理部は、(P−2)頁及び(P−1)頁の2つの連続する原稿の赤色画素数CRが特定色画素閾値である「100」より大きいか否かを判定し(S19)、CRが「100」より大きくない場合(S19でNO)、重み付けARを変更することなく、ステップS15以降の処理を続ける。
CRが「100」より大きい場合(S19でYES)、処理部は、重み付けARに「0.2」を加算し(S20)、記憶した原稿の画像を取得し(S21)、カラー/白黒判定を行う(S22)。処理部は、すべての原稿の処理が終了したか否かを判定し(S23)、すべての原稿の処理が終了していない場合(S23でNO)、ステップS21以降の処理を行い、次の頁の原稿の処理を続ける。すべての原稿の処理が終了した場合(S23でYES)、処理部は、処理を終了する。なお、ステップS16、S22におけるカラー/白黒判定の処理は、図9で示したカラー/白黒判定の処理と同様であるので説明は省略する。
上述のとおり、順次読み取られた原稿夫々の特定色の画素の画素数を計数し、計数された画素数を所定の特定色画素閾値と比較し、連続する複数の原稿で計数された特定色の画素数が特定色画素閾値より大きい場合、重み付けを大きくすることにより、読み取られた原稿に含まれる特定色に応じて、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
図12は連続する複数の原稿のカラー/白黒判定処理の手順を示すフローチャートである。図12では、特定色画素として赤色画素の場合について説明するが、特定色が青色又は緑色の場合についても同様の処理となる。
処理部は、原稿を読み取り(S31)、読み取った原稿の画像を一旦画像メモリに記憶し、頁番号Pを「1」に設定し(S32)、重み付けARを「1.5」に設定する(S33)。処理部は、頁番号Pが「3」以上であるか否かを判定し(S34)、頁番号Pが「3」以上でない場合(S34でNO)、記憶した原稿の画像を取得し(S35)、カラー白黒判定を行う(S36)。
処理部は、すべての原稿の処理が終了したか否かを判定し(S37)、すべての原稿の処理が終了していない場合(S37でNO)、頁番号Pに「1」を加算し(S38)、ステップS34以降の処理を行い、次の頁の原稿の処理を続ける。すべての原稿の処理が終了した場合(S37でYES)、処理部は、処理を終了する。
頁番号Pが「3」以上である場合(S34でYES)、処理部は、(P−2)頁及び(P−1)頁の2つの連続する原稿がカラー原稿であるか否かを判定し(S39)、カラー原稿でない場合(S39でNO)、重み付けARを変更することなく、ステップS35以降の処理を続ける。
カラー原稿である場合(S39でYES)、処理部は、重み付けARに「0.2」を加算し(S40)、記憶した原稿の画像を取得し(S41)、カラー/白黒判定を行う(S42)。処理部は、すべての原稿の処理が終了したか否かを判定し(S43)、すべての原稿の処理が終了していない場合(S43でNO)、ステップS41の処理を行い、次の頁の原稿の処理を続ける。すべての原稿の処理が終了した場合(S43でYES)、処理部は、処理を終了する。なお、ステップS36、S42におけるカラー/白黒判定の処理は、図9で示したカラー/白黒判定の処理と同様であるので説明は省略する。
上述のとおり、順次読み取られた原稿夫々がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定し、連続して読み取られた複数の原稿がカラー原稿である場合、次に読み取られる原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する際に、重み付けを大きくすることにより、読み取られる原稿に応じて、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
図13は本発明に係る原稿読取装置500の構成を示すブロック図である。図に示すように、原稿読取装置500は、カラー画像入力装置1、A/D変換部20、シェーディング補正部21、ACS処理部22などを備えている。カラー画像入力装置1、A/D変換部20、シェーディング補正部21、ACS処理部22は、上述の画像形成装置100の場合と同様であるので説明は省略する。これにより、本発明を原稿読取装置にも適用することが可能となる。
以上説明したように、本発明にあっては、白黒の文字原稿に特定色のカラーが混在するような原稿であっても、カラー原稿であると判定してカラーが白黒で出力されることを防止することができる。また、原稿の種別が文字原稿である場合、重み付けを大きくして、カラー原稿であると判定し易くすることができる。また、読み取られた原稿が連続してカラー原稿である場合に、それ以降の原稿に対して、カラー原稿であると判定し易くすることができる。また、読み取られた原稿に含まれる特定色に応じて、カラー原稿であると判定し易くすることができる。
上述の実施の形態では、原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する場合に、有彩色画素数を所定の有彩色画素閾値と比較することにより判定しているが、有彩色画素閾値は、予め適当な値に定めておくことができる。本発明にあっては、一旦設定された有彩色画素閾値は、処理の途中で変更するものではなく、有彩色画素数を計数する際の計数値に重み付けを行い、原稿の種別、特性、利用者の好みなどに応じて重み付けを変更することに特徴がある。これにより、処理に合わせて多くの有彩色画素閾値を予め設定するという煩雑さを防止することができるとともに、処理に合わせてダイナミックにカラー白黒判定を行うことができる。
上述の実施の形態では、原稿を順次読み取って、連続する2つの原稿に特定色画素閾値以上の特定色の画素が存在する場合に、重み付けを所定値だけ大きくする構成であったが、これに限定されるものではなく、特定色画素閾値以上の特定色の画素が存在する原稿が連続する場合、その連続数に応じて、重み付けを徐々に大きくするとともに、特定色画素閾値以上の特定色の画素が存在しない原稿が読み取られた場合には、重み付けを小さくすることもできる。
上述の実施の形態では、原稿を順次読み取って、連続する2つの原稿がカラー原稿である場合に、重み付けを所定値だけ大きくする構成であったが、これに限定されるものではなく、カラー原稿が連続する場合、その連続数に応じて、重み付けを徐々に大きくするとともに、白黒原稿が読み取られた場合には、重み付けを小さくすることもできる。
上述の実施の形態における重み付けAR、AB、AG、比率閾値、有彩色画素閾値、特定色画素閾値などの数値は一例であって、これらの数値に限定されるものではない。
上述の実施の形態において、カラー画像入力装置1としては、例えば、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラ、携帯電話機などが用いられる。また、カラー画像出力装置3としては、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置、処理結果を記録紙などに出力する電子写真方式又はインクジェット方式のプリンタなどが用いられる。さらに、画像形成装置100としては、ネットワークを介してサーバ装置などに接続するための通信手段としてのモデムなどを備えることもできる。また、カラー画像入力装置1からカラー画像データを取得する代わりに、ネットワークを介して外部記憶装置、サーバ装置などからカラー画像データを取得する構成であってもよい。
本発明はコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータでの読み取り可能な記録媒体に、カラー/白黒判定処理などを行うコンピュータプログラムを記録することもできる。この結果、上記処理を行うコンピュータプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示しないメモリ、例えばROMのようなプログラムメディアであってもよく、図示しない外部記憶装置としてのプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
いずれの場合においても、格納されているコンピュータプログラムはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であってもよいし、コンピュータプログラムを読み出し、読み出されたコンピュータプログラムは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのコンピュータプログラムが実行される方式であってもよい。この場合、ダウンロード用のコンピュータプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク並びにCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にコンピュータプログラムを担持する媒体であってもよい。
また、この場合、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからコンピュータプログラムをダウンロードするように流動的にコンピュータプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからコンピュータプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のコンピュータプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
本発明に係る画像処理装置を備える画像形成装置の構成を示すブロック図である。 ACS処理部の構成を示すブロック図である。 有彩無彩の判定例を示す説明図である。 有彩色画素数を計数する場合の重み付けの例を示す説明図である。 原稿種別と重み付けとの関係を示す説明図である。 特定色の画素数と重み付けの変更との関係を示す説明図である。 カラー原稿に対する重み付け変更の例を示す説明図である。 原稿種別に応じたカラー/白黒判定処理の手順を示すフローチャートである。 カラー/白黒判定の処理の手順を示すフローチャートである。 有彩色画素計数処理の手順を示すフローチャートである。 連続する複数の原稿の特定色画素に応じたカラー/白黒判定処理の手順を示すフローチャートである。 連続する複数の原稿のカラー/白黒判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る原稿読取装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 カラー画像入力装置
2 カラー画像処理装置
3 カラー画像出力装置
22 ACS処理部
25 領域分離処理部
221 有彩無彩画素判定部
222 有彩画素計数部
223 カラー白黒判定部

Claims (13)

  1. 原稿を読み取って得られた画像を構成する複数の画素の画素値に基づいて、原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する画像処理方法において、
    画素値に基づいて画素が有彩色であるか又は無彩色であるかを判定し、
    有彩色であると判定した場合、前記画素が特定色の画素であるか否かを判定し、
    特定色の画素であると判定した場合、有彩色の画素数を計数する際に重み付けを行い、
    重み付けして計数された有彩色の画素数を所定の有彩色画素閾値と比較し、
    比較結果に応じて、カラー原稿又は白黒原稿を判定することを特徴とする画像処理方法。
  2. 画像の各画素の画素値に基づいて原稿の種別を判定し、
    判定された原稿の種別に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 複数の原稿を順次読み取り、
    読み取られた原稿夫々がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定し、
    連続する複数の原稿がカラー原稿である場合、前記原稿の後に読み取られる原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する際に、重み付けを大きくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 複数の原稿を順次読み取り、
    読み取られた原稿夫々の特定色の画素の画素数を計数し、
    計数された画素数を所定の特定色画素閾値と比較し、
    連続する複数の原稿で計数された特定色の画素数が特定色画素閾値より大きい場合、重み付けを大きくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理方法。
  5. 複数の特定色に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  6. 原稿を読み取って得られた画像を構成する複数の画素の画素値に基づいて、原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する画像処理装置において、
    画素値に基づいて画素が有彩色であるか又は無彩色であるかを判定する手段と、
    該手段で有彩色であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する手段と、
    有彩色であると判定された場合、前記画素が特定色の画素であるか否かを判定する手段と、
    該手段で特定色の画素であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する際に重み付けを行う手段と、
    該手段で重み付けして計数された有彩色の画素数を所定の有彩色画素閾値と比較する手段と、
    該手段での比較結果に応じて、カラー原稿又は白黒原稿を判定する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像の各画素の画素値に基づいて原稿の種別を判定する手段と、
    該手段で判定された原稿の種別に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行う手段と
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 順次読み取られた原稿夫々がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する手段を備え、
    連続する複数の原稿がカラー原稿である場合、前記原稿の後に読み取られる原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定する際に、重み付けを大きくするように構成してあることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 順次読み取られた原稿夫々の特定色の画素の画素数を計数する手段と、
    該手段で計数された画素数を所定の特定色画素閾値と比較する手段と
    を備え、
    連続する複数の原稿で計数された特定色の画素数が特定色画素閾値より大きい場合、重み付けを大きくするように構成してあることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 複数の特定色に応じて、有彩色の画素数を計数する際に異なる重み付けを行う手段を備えることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  11. 原稿を読み取る原稿読取手段と、請求項6乃至請求項10のいずれか1つに記載の画像処理装置とを備え、前記原稿読取手段で原稿を読み取って得られた画像を前記画像処理装置で処理するように構成してあることを特徴とする原稿読取装置。
  12. 請求項6乃至請求項10のいずれか1つに記載の画像処理装置と、該画像処理装置で処理された画像に基づいて出力画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. コンピュータに、入力された画像を構成する複数の画素の画素値に基づいて、原稿がカラー原稿であるか又は白黒原稿であるかを判定させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータを、画素値に基づいて画素が有彩色であるか又は無彩色であるかを判定する手段と、
    コンピュータを、有彩色であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する手段と、
    コンピュータを、有彩色であると判定された場合、前記画素が特定色の画素であるか否かを判定する手段と、
    コンピュータを、特定色の画素であると判定された場合、有彩色の画素数を計数する際に重み付けを行う手段と、
    コンピュータを、重み付けして計数された有彩色の画素数を所定の有彩色画素閾値と比較する手段と、
    コンピュータを、比較結果に応じて、カラー原稿又は白黒原稿を判定する手段と
    して機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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