JP2008072235A - 映像切替装置及びその入力設定方法 - Google Patents

映像切替装置及びその入力設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008072235A
JP2008072235A JP2006247178A JP2006247178A JP2008072235A JP 2008072235 A JP2008072235 A JP 2008072235A JP 2006247178 A JP2006247178 A JP 2006247178A JP 2006247178 A JP2006247178 A JP 2006247178A JP 2008072235 A JP2008072235 A JP 2008072235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
type
video signal
input module
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006247178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4371133B2 (ja
Inventor
Akimitsu Hio
昭光 肥尾
Yuichi Hayatsu
勇一 早津
Norimasa Ozaki
典雅 尾崎
Naomi Egashira
奈緒実 江頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006247178A priority Critical patent/JP4371133B2/ja
Priority to US11/900,220 priority patent/US8345164B2/en
Priority to CN2007101495694A priority patent/CN101146198B/zh
Publication of JP2008072235A publication Critical patent/JP2008072235A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4371133B2 publication Critical patent/JP4371133B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/272Means for inserting a foreground image in a background image, i.e. inlay, outlay
    • H04N5/275Generation of keying signals
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/14Digital output to display device ; Cooperation and interconnection of the display device with other functional units
    • G06F3/1423Digital output to display device ; Cooperation and interconnection of the display device with other functional units controlling a plurality of local displays, e.g. CRT and flat panel display

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

【課題】入力映像信号の種類によって処理内容が異なる入力モジュールが装着される映像切替装置において、入力設定を現在の入力映像信号に応じて変更する際の手間や時間を少なくする。
【解決手段】制御手段31は、過去の入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致せず、入力映像信号の種類によって処理内容が異なる入力モジュール4が現在装着されている場合に、入力モジュール4に入力している映像信号の種類を判別し、判別した種類に応じた処理を入力モジュール4に実行させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数チャンネルの入力映像信号を切り替えて出力する装置に関し、特に、様々な種類の映像信号が入力されるものに関する。
映像コンテンツを制作するための機器として、ビデオスイッチャ(映像切替装置)が存在している。ビデオスイッチャは、複数チャンネルの映像信号を入力し、それらの映像信号を切り替えて出力したり、切替時に映像の加工(ワイプ等のエフェクトや、キーイング)を行う装置である。
テレビジョン放送局では据置き型のビデオスイッチャが用いられているが、可搬型のビデオスイッチャも存在する(例えば、非特許文献1参照)。可搬型のビデオスイッチャは、映像の切替や加工を行う処理部と、各種操作を行う操作部と、入力映像の表示等を行う表示部とを一体化したものである。この可搬型のビデオスイッチャは、例えば、イベント等が行われる各地の会場に持ち運んでそのイベント等の様子を紹介する映像コンテンツを制作するために使用することができる。
ところで、イベント等の会場では、会場によって異なる機種のビデオカメラが使用されることや、映像信号を出力するためにパーソナルコンピュータが使用されることが少なくない。そのため、可搬型のビデオスイッチャには、使用されるビデオカメラやパーソナルコンピュータに合わせて、コンポジット,S−Video,DV(Digital Video),RGBといった様々な信号の映像信号を入力できるようにすることが要求される。
例えば、上記非特許文献1に掲載のビデオスイッチャ(以下、「従来のビデオスイッチャ」と呼ぶ)では、こうした要求に応えるため、映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを設け、且つ、これらのスロットに装着可能な入力モジュールとして、次の(a)〜(c)の3種類のモジュールを用意している。
(a)コンポジット信号,S−Video信号,DV信号の3種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力するためのSDモジュール
(b)RGB信号入力用のPCモジュール
(c)SDI信号(SMPTE259Mによるシリアル・デジタルビデオ信号)入力用のSDIモジュール
また、従来のビデオスイッチャには、ユーザーによるセットアップの内容を示すデータを一括して記憶し、後でそのデータを読み出して利用する(さらに、そのデータを小型メモリカードに記憶させて、別のビデオスイッチャでも利用可能にする)機能が設けられている。この機能の対象となるセットアップ内容には、“各スロットにそれぞれどの種類の入力モジュールを装着してどの種類の映像信号を入力させるか”という入力設定も含まれている。
ところが、この機能によって過去の入力設定を利用しようとしても、前述のように、ビデオスイッチャへの入力映像信号の種類は、使用されるビデオカメラやパーソナルコンピュータに依存するので、スロット内の入力モジュールが、他の種類の入力モジュールに交換されていることが少なくない。また、別のビデオスイッチャでこの入力設定を利用する場合には、元々この入力設定とは異なる種類の入力モジュールが装着されていることが少なくない。
そこで、従来のビデオスイッチャでは、過去の入力設定とは異なる種類の入力モジュールが装着されている場合に、強制的に入力設定を変更する処理を行うようになっていた。
図1は、この入力設定変更処理の内容を示す図である。上端の行の各欄には、それぞれ読み出した過去の入力設定データによる入力映像信号の種類を示している。左端の列の各欄には、それぞれ現在装着されている入力モジュールの種類を示している。上端の行の各欄と左端の列の各欄とが交差する箇所には、それぞれ入力設定の変更内容を示している。
図1において太枠で区別しているように、過去の入力設定による入力映像信号の種類がRGBまたはSDI(すなわちSDモジュール以外の入力モジュールに入力される映像信号)であり、且つ、現在装着されている入力モジュールがSDモジュールである場合には、入力設定はコンポジット信号に変更される。これは、SDモジュール内での処理が入力映像信号の種類によって異なる(コンポジット信号やS−Video信号の場合には輝度/色差分離処理及びアナログ/デジタル変換処理によってデジタルコンポーネント信号に変換するのに対し、DV信号の場合にはDVコーデックでデジタルコンポーネント信号に変換し、さらに、コンポジット信号とS−Video信号とでは輝度/色差分離処理も異なる)ので、デフォルト(初期設定)として、SDモジュール内でコンポジット信号用の処理を実行させるような設定を行うようにしたものである。
ところが、図1の太枠に示したように入力設定がコンポジット信号に変更されても、現在使用されているビデオカメラの機種によっては、SDモジュールにS−Video信号やDV信号が入力される。そうした場合、入力設定がコンポジット信号なので、SDモジュール内でS−Video信号やDV信号を処理できない、その結果、ビデオスイッチャでは、そのS−Video信号やDV信号の画像を表示部に表示させることや、そのS−Video信号やDV信号を切り替えて出力することができなくなる。
図2は、そうした状態を例示した図である。図2(a)のように、スロットA,スロットBにそれぞれSDIモジュール,PCモジュールが装着され、スロットA,スロットBからの映像信号の画像をそれぞれ表示部51の画面の一部ずつの領域52,53に表示させている状態で記憶した入力設定を、図2(b)のように、スロットA,スロットB内の入力モジュールがそれぞれSDモジュール,SDモジュールに交換された後で読み出した(あるいは、スロットA,スロットBにそれぞれSDモジュール,SDモジュールが装着されている別のビデオスイッチャで読み出した)場合において、スロットA,スロットBのSDモジュール,SDモジュールにそれぞれコンポジット信号,S−Video信号が入力されたとする。
すると、スロットAのSDモジュールでは、入力映像信号の種類が図1の入力設定変更処理によるコンポジット信号と一致するので、入力されるコンポジット信号を処理できるのに対し、スロットBのSDモジュールでは、入力映像信号の種類が図1の入力設定変更処理によるコンポジット信号と一致しないので、入力したS−Video信号を処理できない。その結果、図2(b)に示すように、スロットAからの映像信号の画像は表示部51の領域52に表示されるが、スロットBからの映像信号の画像は表示部51の領域53に表示されなくなる。
このような状態で、スロットBからの映像信号の画像を表示させたりスロットBからの映像信号を切り替えて出力するためには、従来は、ユーザーが、スロットBに装着されているSDモジュールにS−Video信号が入力されていることをそのSDモジュールとビデオカメラとの接続状態等から確認した上で、操作部を操作して手動でスロットBの入力設定をS−Video信号に変更しなければならなかった。そのため、その確認作業等に手間と時間がかかっていた。
本発明は、上述の点に鑑み、この従来のビデオスイッチャにおけるSDモジュールのような、入力映像信号の種類によって処理内容が異なる入力モジュールが装着される映像切替装置において、入力設定を現在の入力映像信号に応じて変更する際の手間や時間を少なくすることを課題とする。
この課題を解決するために、本発明に係る第1の映像切替装置は、映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを有し、各々のこのスロットには、所定の複数種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能であるとともに入力映像信号の種類によって処理内容が異なる第1の入力モジュールと、所定の1種類のみの映像信号を入力可能な第2の入力モジュールとのうちの任意の1つの入力モジュールを装着可能であり、これらのスロットに装着された入力モジュールに入力される複数チャンネルの映像信号を切り替えて出力する映像切替装置において、各々のこのスロットにそれぞれどの種類の入力モジュールが装着されていてどの種類の映像信号が入力されているかを示す入力設定データを記憶手段に記憶させる入力設定データ記憶処理手段と、この記憶手段からこの入力設定データを読み出し、読み出したこの入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致しないスロットを検出する検出手段と、この検出手段によって検出されたスロットに現在装着されている入力モジュールがこの第1の入力モジュールである場合、その第1の入力モジュールに入力している映像信号の種類を判別し、判別した映像信号の種類に応じた処理をその第1の入力モジュールに実行させる入力設定変更手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る第1の入力設定方法は、映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを有し、各々のこのスロットには、所定の複数種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能であるとともに入力映像信号の種類によって処理内容が異なる第1の入力モジュールと、所定の1種類のみの映像信号を入力可能な第2の入力モジュールとのうちの任意の1つの入力モジュールを装着可能であり、これらのスロットに装着された入力モジュールに入力される複数チャンネルの映像信号を切り替えて出力する映像切替装置における映像信号の入力設定方法において、この映像切替装置に設けられた制御手段が、各々のこのスロットにそれぞれどの種類の入力モジュールが装着されていてどの種類の映像信号が入力されているかを示す入力設定データを記憶手段に記憶させる第1のステップと、この制御手段が、この記憶手段からこの入力設定データを読み出し、読み出したこの入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致しないスロットを検出する第2のステップと、この第2のステップで検出されたスロットに現在装着されている入力モジュールがこの第1の入力モジュールである場合、この制御手段が、その第1の入力モジュールに入力している映像信号の種類を判別し、判別した映像信号の種類に応じた処理をその第1の入力モジュールに実行させる第3のステップとを有することを特徴とする。
上記発明によれば、前述の従来のビデオスイッチャにおけるのと同様に過去の入力設定データを記憶して後で利用することができるが、過去の入力設定データとは異なる入力モジュールが現在装着されており、且つ、その入力モジュールが、入力映像信号の種類によって処理内容が異なる入力モジュールである場合には、その入力モジュールに入力している映像信号の種類が自動的に判別されて、判別された種類に応じた処理がその入力モジュールによって自動的に実行される。したがって、ユーザーが現在の入力映像信号の種類の確認作業や手動による操作を行うことなく、現在の入力映像信号の種類に応じて入力設定が自動的に変更される。
次に、本発明に係る第2の映像切替装置は、映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを有し、各々のこのスロットには、所定の複数種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能であるとともに入力映像信号の種類によって処理内容が異なる第1の入力モジュールと、所定の1種類のみの映像信号を入力可能な第2の入力モジュールとのうちの任意の1つの入力モジュールを装着可能であり、これらのスロットに装着された入力モジュールに入力される複数チャンネルの映像信号を切り替えて出力する映像切替装置において、各々のこのスロットにそれぞれどの種類の入力モジュールが装着されていてどの種類の映像信号が入力されているかを示す入力設定データを記憶手段に記憶させる入力設定データ記憶処理手段と、この記憶手段からこの入力設定データを読み出し、読み出したこの入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致しないスロットを検出する検出手段と、この検出手段によって検出されたスロットに現在装着されている入力モジュールがこの第1の入力モジュールである場合、その第1の入力モジュールに入力している映像信号の種類を判別し、判別した映像信号の種類を示す情報を表示手段の画面上に表示させる情報表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の入力設定方法は、映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを有し、各々のこのスロットには、所定の複数種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能であるとともに入力映像信号の種類によって処理内容が異なる第1の入力モジュールと、所定の1種類のみの映像信号を入力可能な第2の入力モジュールとのうちの任意の1つの入力モジュールを装着可能であり、これらのスロットに装着された入力モジュールに入力される複数チャンネルの映像信号を切り替えて出力する映像切替装置における映像信号の入力設定方法において、この映像切替装置に設けられた制御手段が、各々のこのスロットにそれぞれどの種類の入力モジュールが装着されていてどの種類の映像信号が入力されているかを示す入力設定データを記憶手段に記憶させる第1のステップと、この制御手段が、この記憶手段からこの入力設定データを読み出し、読み出したこの入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致しないスロットを検出する第2のステップと、この第2のステップで検出されたスロットに現在装着されている入力モジュールがこの第1の入力モジュールである場合、この制御手段が、その第1の入力モジュールに入力している映像信号の種類を判別し、判別した映像信号の種類を示す情報を表示手段の画面上に表示させる第3のステップとを有することを特徴とする。
上記発明によれば、前述の従来のビデオスイッチャにおけるのと同様に過去の入力設定データを記憶して後で利用することができるが、過去の入力設定データとは異なる入力モジュールが現在装着されており、且つ、その入力モジュールが、入力映像信号の種類によって処理内容が異なる入力モジュールである場合には、その入力モジュールに入力している映像信号の種類が自動的に判別されて、判別された種類を示す情報が表示される。したがって、ユーザーは、その表示を見ることによって現在の入力映像信号の種類を容易且つ瞬時に確認して、入力設定を変更する操作を行うことができる。
本発明に係る第1の映像切替装置,第1の入力設定方法によれば、入力映像信号の種類によって処理内容が異なる入力モジュールが装着される映像切替装置において、過去の入力設定を利用することができるとともに、ユーザーが現在の入力映像信号の種類の確認作業や手動による操作を行うことなく、現在の入力映像信号の種類に応じて入力設定を自動的に変更することができるという効果が得られる。
本発明に係る第2の映像切替装置,第2の入力設定方法によれば、入力映像信号の種類によって処理内容が異なる入力モジュールが装着される映像切替装置において、過去の入力設定を利用することができるとともに、ユーザーが、現在の入力映像信号の種類を容易且つ瞬時に確認して、入力設定を変更する操作を行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明を可搬型のビデオスイッチャに適用した実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。図3は、本発明が適用される可搬型のビデオスイッチャの全体の外観を示す斜視図である。このビデオスイッチャ1は、ノート型のパーソナルコンピュータを一回り大きくしたような形状及び大きさをしており、例えば、イベント等が行われる各地の会場に持ち運び、ビデオカメラやパーソナルコンピュータからの映像信号を入力して、そのイベント等の様子を紹介する映像コンテンツを制作するために使用することができる。
ビデオスイッチャ1には、ノート型パーソナルコンピュータのキーボード部分に相当する位置に、セットアップ,セットアップ内容の保存及び呼び出し,設定の変更,入力映像の選択,映像の切替,エフェクトの選択,映像の出力形態の選択等の各種の操作を行うための操作部2が設けられている。また、ビデオスイッチャ1には、ノート型パーソナルコンピュータにおけるのと同様にして液晶ディスプレイ3が設けられている。
ビデオスイッチャ1の背面側には、映像信号入力用の入力モジュールを装着するための3つのスロットが設けられている。図4は、これらのスロットを、入力モジュールとともに示す図である。3つのスロットSlot1,Slot2,Slot3には、それぞれSDモジュール4,PCモジュール5,SDIモジュール6という3種類の入力モジュールのうちの任意の1種類の入力モジュールを装着することができる。
SDモジュール4は、コンポジット信号,S−Video信号をそれぞれ2チャンネル分ずつ入力するための端子4a及び4b,端子4c及び4dと、DV信号を2チャンネル分ずつ入出力するための端子4e及び4fとを有しており、これらの3種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を2チャンネル分入力することができる。
PCモジュール5は、RGB信号を2チャンネル分入力するための端子5a及び5bを有している。SDIモジュール6は、SDI信号(SMPTE259Mによるシリアル・デジタルビデオ信号)を2チャンネル分入力するための端子6a及び6bと、SDI信号を1チャンネル分出力するための端子6cとを有している。
図3に示した操作部2でのセットアップ及び設定変更の内容には、“各スロットSlot1,Slot2,Slot3にそれぞれどのSDモジュール4,PCモジュール5,SDIモジュール6のうちのどの入力モジュールを装着してどの種類の映像信号を入力させるか”という入力設定も含まれている。
図3の液晶ディスプレイ3の画面の一部には、図4のスロットSlot1〜Slot3に装着された入力モジュールに入力されている合計6チャンネルの映像信号のサムネイル画像がそれぞれ表示される。図5は、このサムネイル画像の表示領域を示す図である。6つの領域A1〜A6に、1チャンネルずつの入力映像信号のサムネイル画像が表示される。
なお、液晶ディスプレイ3の画面には、これらの入力映像信号のうち操作部2の操作によって切替前の映像信号(PGM信号),切替後の映像信号(NEXT信号)として選択された映像信号の画像が表示される領域や、操作のためのメニューが表示される領域も存在するが、本発明とは直接関係しないので図示を省略している。
図6は、このビデオスイッチャ1の主要部の内部構成を、図4のSDモジュール4,PCモジュール5,SDIモジュール6の内部構成や、スロットSlot1〜Slot3に装着されたこれらの入力モジュールとビデオスイッチャ1との接続関係とともに示すブロック図である。
SDモジュール4には、端子4a,4cまたは4eから入力したコンポジット信号,S−Video信号またはDV信号を処理するブロック4−1と、端子4b,4dまたは4fから入力したコンポジット信号,S−Video信号またはDV信号を処理するブロック4−2とが設けられている。PCモジュール5にも、端子5aから入力したRGB信号を処理するブロック5−1と、端子5bから入力したRGB信号を処理するブロック5−2とが設けられている。SDIモジュール6にも、端子6aから入力したSDI信号を処理するブロック6−1と、端子6bから入力したSDI信号を処理するブロック6−2とが設けられている。各入力モジュールの二つのブロックの内部構成は同一なので、代表して一方のブロックのみについてその構成を示している。
SDモジュール4に端子4aから入力したコンポジット信号や、SDモジュール4に端子4cから入力したS−Video信号は、A/Dコンバータ10に送られる。A/Dコンバータ10は、入力した映像信号を、同期検出処理,輝度/色差分離処理及びアナログ/デジタル変換処理によってデジタルコンポーネント信号(D1信号)に変換して、フレームシンクロナイザ&リサイザ部11に送る。
SDモジュール4に端子4eから入力したDV信号は、DVコーデック12に送られる。DVコーデック12は、入力したDV信号を、同期検出処理及びデコード処理によってD1信号に変換して、フレームシンクロナイザ&リサイザ部11に送る。
フレームシンクロナイザ&リサイザ部11は、A/Dコンバータ10やDVコーデック12からのD1信号を、ビデオスイッチャ1内の基準同期信号と同期をとった後、ビデオスイッチャ1の内部処理における統一画サイズである1280×1024ピクセル(SVGA)に画サイズ変換する。
フレームシンクロナイザ&リサイザ部11によって画サイズ変換されたD1信号は、フレームシンクロナイザ&リサイザ部11からビデオスイッチャ1内のクロスポイント部21に送られるとともに、フレームシンクロナイザ&リサイザ部12からローカルCPU13を介してビデオスイッチャ1内の画像コンバータ30に送られる。
SDモジュール4に端子4b,4dまたは4fから入力したコンポジット信号,S−Video信号またはDV信号も、全く同様にして1280×1024ピクセルのD1信号に変換されて、ビデオスイッチャ1内のクロスポイント部21及び画像コンバータ30に送られる。
このSDモジュール4の処理内容は、入力する映像信号の種類によって異なっている。すなわち、コンポジット信号やS−Video信号が入力する場合にはA/Dコンバータ10でD1信号に変換するのに対し、DV信号の場合にはDVコーデック12でD1信号に変換し、さらに、コンポジット信号とS−Video信号とではA/Dコンバータ10での輝度/色差分離処理も異なる。SDモジュール4でどの種類の映像信号に応じた処理を行うかは、後述するように、SDモジュール4がスロットSlot1〜Slot3のうちのどのスロットに装着されているかに応じて、ビデオスイッチャ1内のメインCPU31によって制御される。
PCモジュール5に端子5aから入力したアナログRGB信号は、A/Dコンバータ14及びフレームシンクロナイザ&リサイザ部15によって1280×1024ピクセルのデジタルRGB信号に変換されて、フレームシンクロナイザ&リサイザ部15からビデオスイッチャ1内のクロスポイント部21に送られるとともに、フレームシンクロナイザ&リサイザ部15からローカルCPU16を介してビデオスイッチャ1内の画像コンバータ30に送られる。
PCモジュール5に端子5bから入力したアナログRGB信号も、全く同様にして1280×1024ピクセルのデジタルRGB信号に変換されて、ビデオスイッチャ1内のクロスポイント部21及び画像コンバータ30に送られる。
PCモジュール5も、スロットSlot1〜Slot3のうちのどのスロットに装着されているかに応じてビデオスイッチャ1内のメインCPU31によって制御される。
SDIモジュール6に端子6aから入力したSDI信号は、S/P(シリアル/パラレル)コンバータ17によってD1信号に変換された後、フレームシンクロナイザ&リサイザ部18によって1280×1024ピクセルに画サイズ変換されて、フレームシンクロナイザ&リサイザ部18からビデオスイッチャ1内のクロスポイント部21に送られるとともに、フレームシンクロナイザ&リサイザ部18からローカルCPU19を介してビデオスイッチャ1内の画像コンバータ30に送られる。
SDIモジュール6に端子6bから入力したSDI信号も、全く同様にして1280×1024ピクセルのD1信号に変換されて、ビデオスイッチャ1内のクロスポイント部21及び画像コンバータ30に送られる。
SDIモジュール6も、スロットSlot1〜Slot3のうちのどのスロットに装着されているかに応じてビデオスイッチャ1内のメインCPU31によって制御される。
ビデオスイッチャ1内のクロスポイント部21は、各スロットSlot1〜Slot3からの最大6チャンネルの1280×1024ピクセルのデジタル映像信号の中から、操作部2(図3)での入力映像選択操作に基づくメインCPU31の制御により、1チャンネル分ずつの映像信号をそれぞれ切替前の映像信号(PGM入力),切替後の映像信号(NEXT入力),キーイング用の信号として選択して、スイッチャ・エフェクト部22に送る。
スイッチャ・エフェクト部22は、操作部2での映像切替操作やエフェクト選択操作に基づくメインCPU31の制御により、映像の切替や加工(ワイプ等のエフェクトや、キーイング)を行う。
スイッチャ・エフェクト部22で切替や加工を行うことによって生成された映像信号(PGM出力)は、操作部2での映像出力形態選択操作に基づくメインCPU31の制御により、リサイザ23によってD1信号またはデジタルRGB信号に変換され、D/Aコンバータ24,25によってそれぞれコンポジット信号またはS−Video信号,アナログRGB信号に変換されて、ビデオスイッチャ1の映像出力用の端子26〜28から出力される。また、スイッチャ・エフェクト部22からのPGM出力と、リサイザ23からのD1信号とは、映像出力形態選択操作に基づくメインCPU31の制御により、セレクタ29を介してSDモジュール4のDVコーデック12やSDIモジュール6のP/Sコンバータ20にも戻され、SDモジュール4の端子4eや4fやSDIモジュール6の端子6cからD1信号やSDI信号として出力される。
画像コンバータ30は、各スロットSlot1〜Slot3からの最大6チャンネルの1280×1024ピクセルのデジタル映像信号を、サムネイル表示用に圧縮して、メインCPU31に送る。
メインCPU31は、この圧縮映像信号を用いて、図5に示したように各チャンネルのサムネイル画像を液晶ディスプレイ3の領域A1〜A6に表示させるとともに、PGM入力,NEXT入力として選択されたチャンネルのサムネイル画像を液晶ディスプレイ3の別の領域に表示させる。
なお、図示は省略するが、ビデオスイッチャ1には、小型メモリカード等の記録デバイスを装着するためのスロットも設けられている。
次に、このビデオスイッチャ1における入力設定処理について説明する。前述のように、操作部2では、ビデオスイッチャ1のセットアップを行うことができるだけでなく、セットアップ内容の保存及び呼び出しを行うことができる。これは、ユーザーによるセットアップの内容を示すデータを一括してメインCPU31内のメモリに記憶し、後でそのデータを読み出して利用する(さらに、そのデータを小型メモリカードに記憶させて、別のビデオスイッチャでも利用可能にする)機能である。メインCPU31は、この機能によって呼び出されたセットアップ内容に基づいて、ビデオスイッチャ1内の各部や、各スロットSlot1〜Slot3に装着された入力モジュールを制御する。
この機能の対象となるセットアップ内容には、“各スロットSlot1〜Slot3にそれぞれどの種類の入力モジュールを装着してその入力モジュールの2つのブロックにそれぞれどの種類の映像信号を入力させ、各スロットSlot1〜Slot3からの6チャンネルの映像信号のサムネイル画像をそれぞれ液晶ディスプレイ3の領域A1〜A6(図5)のうちのどの領域に表示させるか”という入力設定も含まれている。
なお、以下では、スロットSlot1,Slot2,Slot3のうち、装着されている入力モジュールの1番目のブロック(SDモジュール4ではブロック4−1、PCモジュール5ではブロック5−1、SDIモジュール6ではブロック6−1)に対応する部分を「Slot1-1」,「Slot2-1」,「Slot3-1」と呼び、装着されている入力モジュールの2番目のブロック(SDモジュール4ではブロック4−2、PCモジュール5ではブロック5−2、SDIモジュール6ではブロック6−2)に対応する部分を「Slot1-2」,「Slot2-2」,「Slot3-2」と呼ぶことにする。この呼び方を用いると、上述の入力設定は、“各スロットSlot1〜Slot3にそれぞれどの種類の入力モジュールを装着してSlot1-1,1-2,2-1,2-2,3-1,3-2にそれぞれどの種類の映像信号を入力させ、Slot1-1,1-2,2-1,2-2,3-1,3-2からの映像信号のサムネイル画像をそれぞれ液晶ディスプレイ3の領域A1〜A6(図5)のうちのどの領域に表示させるか”と表現される。
ところが、この機能によって過去の入力設定を利用しようとしても、ビデオスイッチャ1への入力映像信号の種類は、使用されるビデオカメラやパーソナルコンピュータに依存するので、現在使用されているビデオカメラやパーソナルコンピュータに合わせて、スロットSlot1〜Slot3内の入力モジュールを他の種類の入力モジュールに交換していることが少なくない。また、別のビデオスイッチャでこの入力設定を利用する場合には、元々この入力設定とは異なる種類の入力モジュールが装着されていることが少なくない。
そこで、メインCPU31は、この機能によって呼び出された入力設定に対して、図7に示すような入力設定変更処理と、図9に示すような入力設定変更処理とを実行する。
図7の入力設定変更処理では、入力設定データの読出し(ステップS1)を行った後、各スロットSlot1〜Slot3に現在装着されている入力モジュールの種類を、SDモジュール4,PCモジュール5,SDIモジュール6内のローカルCPU13,16,19(図6)に記憶されている入力モジュールの種類別の識別情報に基づいて検出する(ステップS2)。
続いて、各スロットSlot1〜Slot3毎に、読み出した入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致するか否かを判断する(ステップS3)。
一致しないスロットが存在する場合には、そのスロットに現在装着されている入力モジュールが、PCモジュール5またはSDIモジュール6であるか否かを判断する(ステップS4)。ノーであれば(SDモジュール4であれば)、そのSDモジュール4内の各ブロック4−1,4−2内のA/Dコンバータ10またはDVコーデック12(図6)での同期検出結果をローカルCPU13を介して取得し、その同期検出結果に基づいて、コンポジット信号,S−Video信号,DV信号のうちのどの種類の映像信号がそのSDモジュール4の各ブロック4−1,4−2に入力されているかを判別する(ステップS5)。
そして、その判別した映像信号の種類に応じた処理をそのスロットの入力モジュールの各ブロックに実行させるように入力設定を変更して(ステップS6)、処理を終了する。
ステップS4でイエスであった場合には、PCモジュール5,SDIモジュール6に入力する映像信号はそれぞれRGB信号,SDI信号の1種類なので、PCモジュール5であればRGB信号に応じた処理をそのスロットの入力モジュールに実行させ、SDIモジュール6であればSDI信号に応じた処理をそのスロットの入力モジュールに実行させるように入力設定を変更して(ステップS7)、処理を終了する。
ステップS3でイエスであった場合には、入力設定を変更しなくても各スロットSlot1〜Slot3の入力モジュールが正常に入力映像信号を処理することができるので、そのまま処理を終了する。
図8は、この図7の入力設定変更処理によって入力設定を変更した例として、図8(a)のように、スロットSlot1にPCモジュール5が装着され、スロットSlot1からの映像信号の画像を液晶ディスプレイ3の領域A1(図5)に表示させている状態で記憶した入力設定を、図8(b)のように、スロットSlot1内の入力モジュールがSDモジュール4に交換された後で読み出した(あるいは、スロットSlot1にSDモジュール4が装着されている別のビデオスイッチャで読み出した)場合において、そのSDモジュール4のブロック4−1にS−Video信号が入力された場合の例を示す図である。(Slot1-1は、前述のように、スロットSlot1のうち、装着されている入力モジュールの1番目のブロックに対応する部分である)。この図8(a)及び(b)の状態は、図2(a)及び(b)に示したスロットBの状態と同じである。
この場合、図7の処理ではステップS3からステップS4,S5に進み、ステップS5で、そのSDモジュール4のブロック4−1への入力映像信号がS−Video信号であることが自動的に判別された後、ステップS6で、S−Video信号に応じた処理をそのSDモジュール4のブロック4−1に実行させるように入力設定が自動的に変更される。すなわち、ユーザーが、スロットSlot1に装着されているSDモジュール4のブロック4−1にS−Video信号が入力されていることをSDモジュール4とビデオカメラとの接続状態等から確認したり、操作部2を操作して手動でスロットSlot1-1の入力設定をS−Video信号に変更したりすることなく、現在の入力映像信号の種類に応じて入力設定が自動的に変更される。
これにより、そのSDモジュール4のブロック4−1では、入力映像信号の種類が図7の入力設定変更処理によるS−Video信号と一致するので、入力されるS−Video信号を処理できるようになる。その結果、図8(c)に示すように、スロットSlot1-1からのS−Video信号のサムネイル画像が液晶ディスプレイ3の領域A1に表示されるとともに、そのS−Video信号を切り替えて出力することができるようになる。
このように、このビデオスイッチャ1では、過去の入力設定を利用することができるとともに、図7の入力設定変更処理により、現在の入力映像信号の種類に応じて入力設定を自動的に変更することができる。
図9の入力設定変更処理では、図7の入力設定変更処理のステップS1〜S3と同じ処理(ステップS11〜S13)を行った後、一致しないスロットが存在すると判断した場合、一致しないスロットに対し、前述のSlot1-1,1-2,2-1,2-2,3-1,3-2の番号の順に、1スロットずつステップS14〜S19のループ処理を行う。
このループ処理における各スロットに対する処理は、次のとおりである。まず、ステップS11で読み出した入力設定データにおいてそのスロットに装着されていた入力モジュールと同じ種類の入力モジュールが、現在他のスロットに装着されているか否かを、前述の入力モジュールの種類別の識別情報に基づいて探す(ステップS15)。
同じ種類の入力モジュールがみつかった場合には、その入力モジュールが装着されている上記「他のスロット」では、ステップS11で読み出した入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致するか否かを判断する(ステップS16)。ノーであれば、上記「他のスロット」に対して、次のステップS18での入力設定の変更を既に行っているか否かを判断する(ステップS17)。
ノーであれば、液晶ディスプレイ3の領域A1〜A6(図5)のうち、ステップS11で読み出した入力設定データにおいて、ステップS13で一致しないと判断されたスロットからの映像信号が表示されていた領域に、上記「他のスロット」からの映像信号を代替して表示させるように入力設定を変更する(ステップS18)。
この、ループ処理が終わると、処理を終了する。ステップS13でイエスであった場合や、ステップS15でノーであった場合や、ステップS16またはS17でイエスであった場は、そのまま処理を終了する。
図10は、この図9の入力設定変更処理による入力設定の変更例を示す図である。この例では、図10(a)のように、“スロットSlot1,Slot2,Slot3にそれぞれSDIモジュール6,PCモジュール5,SDモジュール4が装着され、スロットSlot3-1,3-2にはそれぞれコンポジット信号が入力され、Slot1-1,1-2,2-1,2-2,3-1,3-2からの映像信号のサムネイル画像がそれぞれ液晶ディスプレイ3の領域A1,A5,A6,A2,A3,A4に表示される状態で記憶した入力設定を、図10(b)のように、スロットSlot1,Slot2,Slot3内の入力モジュールがそれぞれPCモジュール5,SDモジュール4,SDIモジュール6に交換された後で読み出した(あるいは、スロットSlot1,Slot2,Slot3内の入力モジュールがそれぞれPCモジュール5,SDモジュール4,SDIモジュール6が装着されている別のビデオスイッチャで読み出した)場合において、そのSDモジュール4のブロック4−1,4−2にそれぞれコンポジット信号が入力された場合の例を示す図である。
この図10(b)の状態では、前述の図7の入力設定変更処理によって各領域A1〜A6にサムネイル画像が表示されるが、どの種類の映像信号のサムネイル画像をどの位置の領域に表示させるかという対応関係は、図10(a)の状態とは異なるものになってしまう。
この場合、図9の処理ではステップS13からステップS14〜S19のループ処理に進み、このループ処理により、図10(c)に示すように、映像信号の種類と領域A1〜A6との対応関係が、図10(a)の状態と同じになるように入れ替えられる。
これにより、どの種類の映像信号のサムネイル画像をどの位置の領域に表示させるかという対応関係が、自動的に一定の関係に維持される。
次に、メインCPU31が実行する入力設定変更処理の別の例を、図11を用いて説明する。この図11の入力設定変更処理では、図7の入力設定変更処理のステップS1〜S5と同じ処理(ステップS21〜S25)を行うとともに、ステップS24でイエスとなった後及びステップS25の処理を行った後に、ステップS23で一致しないと判断したスロットに対して、図9の入力設定変更処理のステップS15及びS16に相当する処理(ステップS26及びS27)を行う。
そして、ステップS26及びS27の処理と、ステップS25での映像信号の種類の判別結果に基づき、図12に例示するような入力設定変更推奨画面を液晶ディスプレイ3に表示させる(ステップS28)。そして処理を終了する。
この図12の入力設定変更推奨画面の左端の縦列の数字1〜6は、液晶ディスプレイ3の領域A1〜A6(図5)を表している。この入力設定変更推奨画面では、ステップS26及びS27の処理の結果に基づき、図10に例示したように映像信号の種類と液晶ディスプレイ3の各領域A1〜A6との対応関係を一定に維持するための入力設定の変更を推奨するとともに、ステップS25で映像信号の種類を判別したスロットについては、入力設定をその判別した種類の映像信号に変更することを推奨する表示を行う。図12には、領域A1にSlot1-2からの映像信号のサムネイル画像を表示させるとともに、このSlot1-2の入力設定をDV信号に変更することを推奨する表示が行われている状態を示している。
ユーザーは、図12のような入力設定変更推奨画面の表示状態から、映像信号の種類と領域A1〜A6との対応関係を一定に維持するためにはどの領域でどのスロットからの映像信号のサムネイル画像を表示させればよいかを容易且つ瞬時に確認して、スロットSlot1-2からの映像信号のサムネイル画像を領域A1に表示させるように入力設定を変更する操作を操作部2で行うことができる。またユーザーは、この表示状態から、スロットSlot1に装着されているSDモジュール4のブロック4−2にDV信号が入力されていることを、SDモジュール4とビデオカメラとの接続状態等から確認する作業を行うことなく容易且つ瞬時に確認して、Slot1-2の入力設定をDV信号に変更する操作を操作部2で行うことができる。
ユーザーが図12の表示状態で推奨どおりに入力設定を変更した場合には、領域A1以外の領域A2〜A5についてこの入力設定変更推奨画面で推奨表示するスロットからは、スロットSlot1-2は除外される(図9のステップS17でイエスになった場合に相当する)。
なお、図11の入力設定変更処理では、図7の入力設定変更処理による映像信号の種類の判別と図9の入力設定変更処理による代替スロットの探索との両方を実行して推奨画面を表示している。しかし、これに限らず、図7の入力設定変更処理による映像信号の種類の判別のみを行って、入力設定をその判別した種類の映像信号に変更することを推奨する表示を行うようにしてもよい。
また、以上の例では、コンポジット信号,S−Video信号,DV信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能なSDモジュールが装着されるビデオスイッチャに本発明を適用しているが、本発明は、入力映像信号の種類によって処理内容が異なる入力モジュールが装着されるあらゆる映像切替装置に適用することができる。
従来のビデオスイッチャの入力設定変更処理の内容を示す図である。 従来のビデオスイッチャで入力映像が表示されなくなる状態を例示した図である。 本発明を適用したビデオスイッチャの全体の外観を示すブロック図である。 図3のビデオスイッチャの背面側のスロットと、このスロットに装着される入力モジュールとの外観を示す図である。 図3の液晶ディスプレイの画面上の、入力映像信号のサムネイル画像の表示領域を示す図である。 図3のビデオスイッチャ及び図4の入力モジュールの内部構成を示すブロック図である。 図6のメインCPUによる入力設定変更処理を示すフローチャートである。 図7の処理によって入力設定を変更した例を示す図である。 図6のメインCPUによる入力設定変更処理を示すフローチャートである。 図9の処理によって入力設定を変更した例を示す図である。 入力設定変更処理の別の例を示すフローチャートである。 図11の処理による入力設定変更推奨画面を例示する図である。
符号の説明
1 ビデオスイッチャ、 2 操作部、 3 液晶ディスプレイ、 4 SDモジュール、 5 PCモジュール、 6 SDIモジュール、 10 A/Dコンバータ、
11 フレームシンクロナイザ&リサイザ部、 12 DVコーデック、 21 クロスポイント部、 22 スイッチャ・エフェクト部、 30 画像コンバータ、 31 メインCPU、 Slot1,Slot2,Slot3 スロット

Claims (6)

  1. 映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを有し、
    各々の前記スロットには、
    所定の複数種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能であるとともに入力映像信号の種類によって処理内容が異なる第1の入力モジュールと、
    所定の1種類のみの映像信号を入力可能な第2の入力モジュールと
    のうちの任意の1つの入力モジュールを装着可能であり、
    前記スロットに装着された入力モジュールに入力される複数チャンネルの映像信号を切り替えて出力する映像切替装置において、
    各々の前記スロットにそれぞれどの種類の入力モジュールが装着されてどの種類の映像信号が入力されているかを示す入力設定データを記憶手段に記憶させる入力設定データ記憶処理手段と、
    前記記憶手段から前記入力設定データを読み出し、読み出した前記入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致しないスロットを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出されたスロットに現在装着されている入力モジュールが前記第1の入力モジュールである場合、該第1の入力モジュールに入力している映像信号の種類を判別し、判別した映像信号の種類に応じた処理を該第1の入力モジュールに実行させる入力設定変更手段と
    を備えたことを特徴とする映像切替装置。
  2. 請求項1に記載の映像切替装置において、
    前記入力設定データは、各々の前記スロットからの映像信号をそれぞれ表示手段の画面上のどの領域に表示させるかを示すデータを含み、
    前記データに基づき、各々の前記スロットに装着された入力モジュールへの入力映像信号をそれぞれ前記表示手段の画面上の一部ずつの領域に表示させる入力映像表示処理手段
    をさらに備え、
    前記入力設定変更手段は、前記検出手段によって一致しないと検出されたスロットが存在する場合、前記入力設定データにおいて該スロットに装着されていた入力モジュールと同じ種類の入力モジュールが現在装着されているスロットを探し、みつかったスロットからの映像信号を、前記入力設定データにおいて前記検出されたスロットからの映像信号が表示されていた前記表示手段の画面上の領域に表示させる
    ことを特徴とする映像切替装置。
  3. 映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを有し、
    各々の前記スロットには、
    所定の複数種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能であるとともに入力映像信号の種類によって処理内容が異なる第1の入力モジュールと、
    所定の1種類のみの映像信号を入力可能な第2の入力モジュールと
    のうちの任意の1つの入力モジュールを装着可能であり、
    前記スロットに装着された入力モジュールに入力される複数チャンネルの映像信号を切り替えて出力する映像切替装置における映像信号の入力設定方法において、
    前記映像切替装置に設けられた制御手段が、各々の前記スロットにそれぞれどの種類の入力モジュールが装着されていてどの種類の映像信号が入力されているかを示す入力設定データを記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記制御手段が、前記記憶手段から前記入力設定データを読み出し、読み出した前記入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致しないスロットを検出する第2のステップと、
    前記第2のステップで検出されたスロットに現在装着されている入力モジュールが前記第1の入力モジュールである場合、前記制御手段が、該第1の入力モジュールに入力している映像信号の種類を判別し、判別した映像信号の種類に応じた処理を該第1の入力モジュールに実行させる第3のステップと
    を有することを特徴とする入力設定方法。
  4. 映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを有し、
    各々の前記スロットには、
    所定の複数種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能であるとともに入力映像信号の種類によって処理内容が異なる第1の入力モジュールと、
    所定の1種類のみの映像信号を入力可能な第2の入力モジュールと
    のうちの任意の1つの入力モジュールを装着可能であり、
    前記スロットに装着された入力モジュールに入力される複数チャンネルの映像信号を切り替えて出力する映像切替装置において、
    各々の前記スロットにそれぞれどの種類の入力モジュールが装着されていてどの種類の映像信号が入力されているかを示す入力設定データを記憶手段に記憶させる入力設定データ記憶処理手段と、
    前記記憶手段から前記入力設定データを読み出し、読み出した前記入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致しないスロットを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出されたスロットに現在装着されている入力モジュールが前記第1の入力モジュールである場合、該第1の入力モジュールに入力している映像信号の種類を判別し、判別した映像信号の種類を示す情報を表示手段の画面上に表示させる情報表示処理手段と
    を備えたことを特徴とする映像切替装置。
  5. 請求項4に記載の映像切替装置において、
    前記入力設定データは、各々の前記スロットからの映像信号をそれぞれ表示手段の画面上のどの領域に表示させるかを示すデータを含み、
    前記データに基づき、各々の前記スロットに装着された入力モジュールへの入力映像信号をそれぞれ前記表示手段の画面上の一部ずつの領域に表示させる入力映像表示処理手段
    をさらに備え、
    前記情報表示処理手段は、前記検出手段によって一致しないと検出されたスロットが存在する場合、前記入力設定データにおいて該スロットに装着されていた入力モジュールと同じ種類の入力モジュールが現在装着されているスロットを探し、みつかったスロットを示す情報を、前記表示手段の画面上にさらに表示させる
    ことを特徴とする映像切替装置。
  6. 映像信号入力用の入力モジュールを装着するための複数のスロットを有し、
    各々の前記スロットには、
    所定の複数種類の映像信号のうちの任意の1種類の映像信号を入力可能であるとともに入力映像信号の種類によって処理内容が異なる第1の入力モジュールと、
    所定の1種類のみの映像信号を入力可能な第2の入力モジュールと
    のうちの任意の1つの入力モジュールを装着可能であり、
    前記スロットに装着された入力モジュールに入力される複数チャンネルの映像信号を切り替えて出力する映像切替装置における、映像信号の入力設定方法において、
    前記映像切替装置に設けられた制御手段が、各々の前記スロットにそれぞれどの種類の入力モジュールが装着されていてどの種類の映像信号が入力されているかを示す入力設定データを記憶手段に記憶させる第1のステップと、
    前記制御手段が、前記記憶手段から前記入力設定データを読み出し、読み出した前記入力設定データが示す入力モジュールの種類と、現在装着されている入力モジュールの種類とが一致しないスロットを検出する第2のステップと、
    前記第2のステップで検出されたスロットに現在装着されている入力モジュールが前記第1の入力モジュールである場合、前記制御手段が、該第1の入力モジュールに入力している映像信号の種類を判別し、判別した映像信号の種類を示す情報を表示手段の画面上に表示させる第3のステップと
    を有することを特徴とする入力設定方法。
JP2006247178A 2006-09-12 2006-09-12 映像切替装置及びその入力設定方法 Expired - Fee Related JP4371133B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006247178A JP4371133B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 映像切替装置及びその入力設定方法
US11/900,220 US8345164B2 (en) 2006-09-12 2007-09-11 Video switching apparatus and video input setting method
CN2007101495694A CN101146198B (zh) 2006-09-12 2007-09-12 视频切换设备和视频输入设置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006247178A JP4371133B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 映像切替装置及びその入力設定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008072235A true JP2008072235A (ja) 2008-03-27
JP4371133B2 JP4371133B2 (ja) 2009-11-25

Family

ID=39169217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006247178A Expired - Fee Related JP4371133B2 (ja) 2006-09-12 2006-09-12 映像切替装置及びその入力設定方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8345164B2 (ja)
JP (1) JP4371133B2 (ja)
CN (1) CN101146198B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090086104A1 (en) * 2007-09-28 2009-04-02 Felder Matthew D Multimedia soc with advanced jack sense applications
JP4670938B2 (ja) * 2008-11-04 2011-04-13 ソニー株式会社 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
WO2010083586A1 (en) * 2009-01-21 2010-07-29 Gennum Corporation Crosspoint switch for use in video and other applications
JP5880451B2 (ja) * 2011-02-09 2016-03-09 日本電気株式会社 解析エンジン制御装置
CN105979196B (zh) * 2016-06-07 2018-10-30 华为技术有限公司 对摄像设备进行控制的方法及装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2161035Y (zh) * 1992-11-27 1994-04-06 茅金声 多功能视频切换控制器
US6201580B1 (en) * 1997-03-31 2001-03-13 Compaq Computer Corporation Apparatus for supporting multiple video resources
JP2000295525A (ja) 1999-04-08 2000-10-20 Sony Corp 放送機器制御装置
US6577333B2 (en) * 2000-12-12 2003-06-10 Intel Corporation Automatic multi-camera video composition
KR100927285B1 (ko) * 2001-04-12 2009-11-18 소니 가부시끼 가이샤 수납 래크 및 접속 장치
JP2004186899A (ja) 2002-12-02 2004-07-02 Sony Corp 信号名称表示装置,信号名称表示システム及び信号名称表示方法
JP4617894B2 (ja) * 2005-01-18 2011-01-26 船井電機株式会社 入力切替え装置およびテレビジョン装置
JP4631659B2 (ja) 2005-11-11 2011-02-16 ソニー株式会社 信号切替装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101146198B (zh) 2010-06-02
US8345164B2 (en) 2013-01-01
CN101146198A (zh) 2008-03-19
JP4371133B2 (ja) 2009-11-25
US20080062329A1 (en) 2008-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090080930A1 (en) Imaging device and its control method
JP5341744B2 (ja) メニュー表示装置、メニュー表示方法及び撮像装置
JP5006727B2 (ja) 画像処理装置およびデジタルカメラ
US8732582B2 (en) Display control apparatus, display control method, display control program, and display system
US20090083668A1 (en) Imaging apparatus and method for controlling the same
US20090083667A1 (en) Imaging apparatus and method for controlling the same
CN101676913A (zh) 图像检索装置、数字照相机以及图像检索方法
CN101056394A (zh) 多画面分割器及其编辑控制方法
JP4945961B2 (ja) 撮像装置
JP2008252454A (ja) カメラ装置およびカメラ装置におけるgui切替方法
JP4371133B2 (ja) 映像切替装置及びその入力設定方法
JP2006339766A (ja) 画像記録装置
JP2006237876A (ja) 画像再生装置、画像再生装置によるインデックス表示方法、及びコンピュータプログラム
JP4656218B2 (ja) 画像表示装置、及び画像表示方法、画像表示プログラム
US20050200738A1 (en) Mode selection switch of photographing device
JP2008271258A (ja) 画像処理装置
JP4857058B2 (ja) 情報表示装置及びその制御方法
JP4464088B2 (ja) 映像メディア閲覧システムおよび方法
CN100376112C (zh) 图像显示装置和图像显示方法
JP2002112079A (ja) 電子カメラ
US11165970B2 (en) Image processing apparatus, imaging apparatus, image processing method, and non-transitory computer readable medium
JP2002101366A (ja) デジタル撮像装置、デジタル撮像方法及び記録媒体
JP2013115691A (ja) 撮像装置及び撮像装置に用いる制御プログラム
JP2013115692A (ja) 撮像装置及び撮像装置に用いる制御プログラム
JPH1042180A (ja) 画像入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090824

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130911

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees