JP2008071876A - GaN系半導体素子及びその製造方法並びにGaN系半導体装置 - Google Patents

GaN系半導体素子及びその製造方法並びにGaN系半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】チャネル層のコンタクト抵抗を小さくし、またオン抵抗も小さくするとともに、格子欠陥の転位密度を少なくすることができるGaN系半導体素子およびその製造方法並びにGaN系半導体装置を提供する。
【解決手段】サファイア基板1上にGaNバッファ層2、アンドープGaN層3、n型GaNドレイン層4、n型GaN層5、p型GaN系チャネル層6が積層されており、p型GaN系チャネル層6の上には、リッジ部Aとリッジ部Bと2つのリッジ部を有するn型GaNソース層8が形成されている。n型GaNソース層8は、選択成長によって形成され、2つのリッジ部の間に設けられていた選択成長用マスクはウエットエッチングによって除去される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大電流が得られるパワートランジスタ等の半導体増幅素子等に用いられるGaN系半導体素子及びその製造方法並びにGaN系半導体装置に関する。
GaNやAlGaN等のGaN系III−V族化合物半導体をチャネル層に用いたMOS型FETやHEMT(High Electron Mobility Transistor)等は、SiやGaAs等を用いたMOS型FET、HEMTに比べ、動作時のオン抵抗が1桁以上も小さく、高耐圧で高温動作や大電流動作が可能となるデバイスとして注目されている。
上記GaN系半導体素子は、例えば、図10に示すように、半絶縁性のサファイア基板51上に、GaNバッファ層52、アンドープGaN層53、n型GaNドレイン層54、n型GaN層5、p型GaNチャネル層56が積層されており、p型GaNチャネル層56の上には、ストライプ状のリッジ形状を有するn型GaNソース層57が形成されている。また、n型GaNソース層57のリッジ形状の全面とp型GaNチャネル層56の表面の一部に渡ってソース電極60が形成されている。
他方、p型GaNチャネル層56表面に積層された絶縁膜58上にゲート電極59が形成され、メサエッチングされたn型GaNドレイン層54の露出した表面にドレイン電極61が形成されている。
特開2004−260140号公報
しかし、上記従来のGaN系半導体素子では、以下のような問題が発生する。図10に示すGaN系半導体素子の製造方法は、サファイア基板51上に、GaNバッファ層52〜n型GaNソース層57までを積層した後、メサエッチングにより、n型GaNソース層57をリッジ形状に加工するのであるが、GaN系半導体は硬く、ウエットエッチングによる除去が困難であるので、通常プラズマ照射等によるドライエッチングが用いられる。
このドライエッチングでn型GaNソース層57のリッジ部を作製する場合に、リッジ部以外の部分のn型GaNソース層57は、すべてドライエッチングにより除去しなければならず、p型GaNチャネル層56の露出した表面(図で示す×××の部分)にダメージを与えていた。
このように、p型GaNチャネル層56の表面にダメージが加わると、p型GaNチャネル層56とソース電極60との接合領域はショットキー接触となって、ソース電極60とのコンタクト抵抗が高くなり、素子に電流を流すことができなくなる。また、ダメージが加わると、p型GaNチャネル層56の界面準位密度が高くなるので、ゲート電極59に正電圧を加えた場合に、すぐにnチャネルに反転しない。したがって、反転分布になるのに時間がかかり、オン抵抗が高くなって高速で素子を動作させることができないという問題があった。
一方、サファイア基板等の成長用基板とGaNとでは、格子定数が異なるため、成長用基板上に成長させたGaN系半導体層においては、基板から上下方向に伸びる転位(格子欠陥)が存在している。この格子欠陥が多くなると、ドーパントを拡散して、p型、n型に制御することが困難になる。このように、格子欠陥は電子デバイスの場合には耐圧性などの点で大きな影響を与え、転位密度を下げることはデバイスの特性向上の意味で重要である。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、チャネル層のコンタクト抵抗を小さくし、またオン抵抗も小さくするとともに、格子欠陥の転位密度を少なくすることができるGaN系半導体素子およびその製造方法並びにGaN系半導体装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、GaN系半導体からなるチャネル層と、前記チャネル層を挟んで配置されたソース層及びドレイン層を備えたGaN系半導体素子であって、前記ソース層は選択成長によって形成されたリッジ部を有し、隣接する2つのリッジ部に挟まれたチャネル層表面から前記2つのリッジ部表面に渡ってソース電極が形成されていることを特徴とするGaN系半導体素子である。
また、請求項2記載の発明は、前記選択成長で用いられた選択成長用マスクが前記チャネル層表面に残されており、前記選択成長用マスク上にゲート電極が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のGaN系半導体素子である。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のGaN系半導体素子を備えたGaN系半導体装置である。
また、請求項4記載の発明は、GaN系半導体からなるチャネル層と、前記チャネル層を挟んで配置されたソース層及びドレイン層を備えたGaN系半導体素子の製造方法であって、前記チャネル層上に選択成長用マスクを積層する第1工程と、前記選択成長用マスクの一部を除去して開口部を形成する第2工程と、前記開口部にソース層を成長させて前記選択成長用マスクを挟んでリッジ部を形成する第3工程と、前記選択成長用マスクをウエットエッチングにより除去する第4工程と、前記選択成長用マスク除去後のチャネル層表面にソース電極の一部を形成する第5工程とを有することを特徴とするGaN系半導体素子の製造方法である。
また、請求項5記載の発明は、前記第2工程で形成された選択成長用マスクは、中央の選択成長用マスクの周囲を囲むようにして環状に開口部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のGaN系半導体素子の製造方法である。
また、請求項6記載の発明は、前記選択成長用マスクの形状は、円形状又は多角形状となっていることを特徴とする請求項5記載のGaN系半導体素子の製造方法である。
また、請求項7記載の発明は、前記第4工程における選択成長用マスクの除去は、前記リッジ部に挟まれた選択成長用マスクのみを除去することを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載のGaN系半導体素子の製造方法である。
本発明によれば、選択成長によってソース層を形成し、選択成長に用いたマスクをウエットエッチングにより除去した後のチャネル層表面にソース電極の一部が接触するように形成されているので、チャネル層にダメージは残らず、チャネル層のコンタクト抵抗を小さくし、オン抵抗も小さくすることができる。そして、選択成長によってソース層を形成しているので、ソース層への格子欠陥の転位密度を小さくすることができる。
また、選択成長用マスクをすべて剥離除去するのではなく、一部を残しておき、この上にゲート電極を形成しているので、別途ゲート電極用の絶縁膜を積層する必要がない。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は本発明のGaN系半導体素子の断面構造を示し、図2は、図1のGaN系半導体素子を上から見た上面図であり、図2のA−A断面が図1の断面図に相当する。本発明のGaN系半導体素子は、六方晶化合物半導体であるIII−V族GaN系半導体が用いられており、上記III−V族GaN系半導体は、4元混晶系のAlGaInN(x+y+z=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1)で表される。また、図1はNPN構造の例を示すが、本発明は、PNP構造にも適用することができる。
サファイア基板1上にGaNバッファ層2、アンドープGaN層3、n型GaNドレイン層4、n型GaN層5、p型GaN系チャネル層6が積層されており、p型GaN系チャネル層6の上には、リッジ形状を有するn型GaNソース層8が形成されている。また、n型GaNソース層8は、リッジ部Aとリッジ部Bと2つのリッジ部を有し、このリッジ部Aとリッジ部Bの上面から側面にかけて、さらにリッジ部A、B間のp型GaN系チャネル層6の表面に渡ってソース電極10が形成されている。絶縁物からなる選択成長用マスク7がリッジ部A及びBを挟むようにして形成されており、選択成長用マスク7の上にゲート電極9が形成されている。
また、メサエッチングされて形成された溝内部において、露出したn型GaNドレイン層4にはドレイン電極12が形成されており、ドレイン電極12によってリークが発生しないように、p型GaN系チャネル層6からn型GaN層5とn型GaNドレイン層4の側面の一部にかけて絶縁膜11が設けられている。後述するように、n型GaNソース層8は選択成長によって形成されるが、そのときに用いられる選択成長用マスク7をゲート電極9のための絶縁膜として使用する。
選択成長用マスク7には、SiO、Si、ZrO、Al等の透明絶縁物が用いられる。また、p型GaN系チャネル層6としてはp型GaN層、あるいは、p型AlGaN層の上にp型GaN層を積層したもの等が用いられる。n型のドーパントにはSiが、p型のドーパントにはMgが用いられる。
型GaNドレイン層4は、ドレイン電極12とのオーミック接触を取るために、例えば、キャリア濃度が1×1018cm−3となるように不純物Siがドーピングされており、n型GaN層5は、n型層とp型層との接合界面でのエネルギー障壁を下げて電流を流れやすくするために設けられる中間層であり、1×1017cm−3となるように不純物Siがドーピングされている。また、p型GaN系チャネル層6は、ゲート電極に電圧がかからない状態で素子がオンとならないように、キャリア濃度を高めておく必要があり、例えば、キャリア濃度4×1016〜1×1018cm−3となるように不純物Mgがドーピングされている。
ソース電極10、ドレイン電極12には、TaSi/Auからなる多層金属膜等が、ゲート電極にはNi/Auからなる多層金属膜等が用いられる。
ところで、サファイア基板等の成長用基板とGaNとでは、格子定数が異なるため、成長用基板上に成長させたGaN系半導体層においては、基板から上下方向に伸びる転位(格子欠陥)が存在している。このような転位を低減する方法として、選択横方向成長(ELO:Epitaxial Lateral Overgrowth)が良く知られている。本発明では、上記選択成長を用いている。
誘電体マスク等による選択成長用マスク7でp型GaN系チャネル層6を覆うことにより、最初に選択成長用マスク7の開口部から成長が起こり(選択成長)、その後選択成長用マスク7の上にも成長層が拡がることで横方向に結晶成長が形成される。
したがって、選択成長用マスク7には、結晶成長を行うための開口部が必要であり、マスクの形状によって、選択成長により形成されたn型GaNソース層8の形状も異なることになる。この選択成長用マスクのパターン例を図9に示す。図9において、網目掛けされている領域は、選択成長用マスクを表す。
図9(a)は、中央マスク部7bがストライプ状にパターニングされており、その両側に平行してストライプ状の開口部7aが設けられたものである。この開口部7aから結晶成長を行わせると、形成されるエピタキシャル層は、2つのストライプ状のリッジ部を有する形状となる。
図9(b)は、円形の中央マスク部7bを中心として、同心円状に開口部7aを設けたパターンである。このこの開口部7aから結晶成長を行わせると、形成されるエピタキシャル層は、ドーナツ状に連なったリッジ部を有する形状となる。
図9(c)は、四角形の中央マスク部7bを中心として、同心角状に開口部7aを設けたパターンである。したがって、開口部7aも四角形となる。この開口部7aから結晶成長を行わせると、形成されるエピタキシャル層は、四角形状に連なったリッジ部を有する形状となる。
図9(d)は、六角形の中央マスク部7bを中心として、同心角状に開口部7aを設けたパターンである。したがって、開口部7aも六角形となる。この開口部7aから結晶成長を行わせると、形成されるエピタキシャル層は、六角形状に連なったリッジ部を有する形状となる。
図1の実施例では、選択成長用マスク形状として図9(b)の円形状パターンのものを用い、マスクの全体形状も円形状にパターニングした。図2に示すように、選択成長用マスク7の全体形状を円形状にし、開口部7a、中央マスク部7bを同心円状に形成した選択成長用マスクを用いると、n型GaNソース層8は円形状に形成され、その後に積層されるソース電極10やゲート電極9も円形状に設けられる。
次に、図1、2に示されるGaN系半導体素子の製造方法について述べる。製造方法としては、主としてMOCVD法(有機金属気相成長法)を用いる。まず、MOCVD装置内に、サファイア基板1を搬送し、図3に示すように、その上に、GaNバッファ層2を600〜700℃の低温で成長させる。その後、1000℃以上に基板温度を上げてGaNバッファ層2上にアンドープGaN層3、n型GaNドレイン層4、n型GaN層5、p型GaN系チャネル層6を順にエピタキシャル成長させる。p型GaN系チャネル層6は、p型GaN層としても良いし、p型AlGaN層の上にp型GaN層を積層した多層構造としても良い。
例えば、GaN層を作製する場合は、キャリアガスの水素又は窒素とともに、Ga原子の原料ガスであるトリメチルガリウム(TMGa)、および、窒素原子の原料ガスであるアンモニア(NH)を用いた。n型GaNとする場合には、n型のドーパントガスとしてのシラン(SiH)等、p型GaNとする場合には、p型のドーパントガスとしてのCPMg(シクロペンタジエチルマグネシウム)等を上記反応ガスに加える。AlGaN層を作製する場合は、TMGa、NHにトリメチルアルミニウム(TMA)を加える。
このようにして各半導体層の成分に対応する反応ガス、n型、p型にする場合のドーパントガスを供給して、最適な成長温度に変化させて順次結晶成長させることにより、所定の組成で、所定の導電型の半導体層を、必要な厚さに形成した。不純物のドーピング濃度は、それぞれの原料ガスの流量によって制御した。
次に、図3のように積層されたウエハをMOCVD装置から取り出して、選択成長用マスク7をCVD、プラズマCVD、スパッタ等によりp型GaN系チャネル層6上に積層し、選択成長用マスク7上にレジストを所定形状にパターニングした後、図4に示すように、例えばBHFを用いたウエットエッチングやCFを用いたドライエッチングにより選択成長用マスク7の全体形状を形成するとともに、選択的にエッチング除去して開口部7aを形成し、その後、例えばアセトンやメタノールを用いた方法やOアッシング法により、レジストを除去する。
ここで、レジストのパターンは、図2の形状とするために、図9(b)のパターンで、全体形状が円形状のものを用いる。再び、MOCVD装置内で結晶成長を開始し、選択成長用マスク7の開口部7aから結晶成長が行われる選択成長により、図5に示すようにn型GaNソース層8が形成される。n型GaNソース層8は、中央の選択成長用マスク7bを中心として左右にリッジ形状を有する構造となる。より具体的には、中央の選択成長用マスク7bの周囲をリッジ形状が取り囲むようにして環状に連なって形成されている。
その後、図6に示すように、左右のリッジ部に挟まれて存在する選択成長用マスク7をフッ酸(HF)系溶液等を用いたウエットエッチングにより、剥離除去する。図2の破線で囲まれた部分が、選択成長用マスクが除去された領域に相当する。
次に、図7に示すように、ソース電極10を蒸着、スパッタ等により、n型GaNソース層8における左右のリッジ部側面と選択成長用マスクが除去されたp型GaN系チャネル層6表面に渡って形成する。また、図8に示すように、残された選択成長用マスク7の上にゲート電極9を蒸着、スパッタ等により形成する。
ソース電極10は、n型GaNソース層8でドーナツ状に連なったリッジ部の内側側面とリッジ部上面の一部、選択成長用マスクが除去された領域に渡って形成されている。また、図2のように、ソース電極10、n型GaNソース層8、ゲート電極9、選択成長用マスク7等は、上から見て同心円状に形成される。
次に、メサエッチングを行って、p型GaN系チャネル層6からn型GaNドレイン層4にかけて溝部分を形成し、n型GaNドレイン層4を露出させ、SiO等の絶縁膜11をCVD、プラズマCVD、スパッタ等でメサエッチングによって形成された溝部分に積層し、露出したn型GaNドレイン層4の表面と側面の一部を残して、レジストで覆い、エッチングを行って絶縁膜11の一部(レジストで覆われていない部分)を除去し、絶縁膜11が除去された領域にドレイン電極12を蒸着、スパッタ等で形成する。このようにして、図1、2に示すGaN系半導体素子が完成する。
以上のように、ソース層のリッジ部を選択成長によって形成することにより、リッジ部に挟まれて中央に存在する選択成長用マスクを、酸性の溶液によるウエットエッチングによって剥離除去しているので、選択成長マスク下のチャネル層に、損傷を与えることを防止することができ、ソース電極とチャネル層との接合領域をオーミック接触とすることができるため、ソース層のコンタクト抵抗を小さくすることができる。また、チャネル層に損傷が発生しなくなると、界面準位密度が低くなるので、ゲート電極に電圧を加えた場合に、すぐにnチャネル又はpチャネルに反転し、反転分布の速度が早くなり、オン抵抗が低くなって高速で素子を動作させることができる。さらに、選択成長によりソース層への格子欠陥の転位密度を低くすることができる。
ところで、図1、2の縦型のGaN系半導体素子は、特に大電力用のパワーデバイスとして用いられるもので、図1、2には、1素子分の構成を示しているが、このパターン(素子)をウエハ内に多数作製して、複数のソース電極同士を直列又は並列接続する配線を行い、また、複数のゲート電極同士、複数のドレイン電極同士についても、各々直列又は並列接続して配線を行い、1つのGaN系半導体装置とすることもできる。
本発明のGaN系半導体素子の断面構造を示す図である。 図1のGaN系半導体素子を上面から見た図である。 本発明におけるGaN系半導体素子の製造方法の一製造工程を示す図である。 本発明におけるGaN系半導体素子の製造方法の一製造工程を示す図である。 本発明におけるGaN系半導体素子の製造方法の一製造工程を示す図である。 本発明におけるGaN系半導体素子の製造方法の一製造工程を示す図である。 本発明におけるGaN系半導体素子の製造方法の一製造工程を示す図である。 本発明におけるGaN系半導体素子の製造方法の一製造工程を示す図である。 選択成長用マスクのパターン例を示す図である。 従来のGaN系半導体素子の断面構造を示す図である。
符号の説明
1 サファイア基板
2 GaNバッファ層
3 アンドープGaN層
4 n型GaNドレイン層
5 n型GaN層
6 p型GaN系チャネル層
7 選択成長用マスク
8 n型GaNソース層
9 ゲート電極
10 ソース電極
11 絶縁膜

Claims (7)

  1. GaN系半導体からなるチャネル層と、前記チャネル層を挟んで配置されたソース層及びドレイン層を備えたGaN系半導体素子であって、
    前記ソース層は選択成長によって形成されたリッジ部を有し、隣接する2つのリッジ部に挟まれたチャネル層表面から前記2つのリッジ部表面に渡ってソース電極が形成されていることを特徴とするGaN系半導体素子。
  2. 前記選択成長で用いられた選択成長用マスクが前記チャネル層表面に残されており、前記選択成長用マスク上にゲート電極が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のGaN系半導体素子。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のGaN系半導体素子を備えたGaN系半導体装置。
  4. GaN系半導体からなるチャネル層と、前記チャネル層を挟んで配置されたソース層及びドレイン層を備えたGaN系半導体素子の製造方法であって、
    前記チャネル層上に選択成長用マスクを積層する第1工程と、
    前記選択成長用マスクの一部を除去して開口部を形成する第2工程と、
    前記開口部にソース層を成長させて前記選択成長用マスクを挟んでリッジ部を形成する第3工程と、
    前記選択成長用マスクをウエットエッチングにより除去する第4工程と、
    前記選択成長用マスク除去後のチャネル層表面にソース電極の一部を形成する第5工程とを有することを特徴とするGaN系半導体素子の製造方法。
  5. 前記第2工程で形成された選択成長用マスクは、中央の選択成長用マスクの周囲を囲むようにして環状に開口部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のGaN系半導体素子の製造方法。
  6. 前記選択成長用マスクの形状は、円形状又は多角形状となっていることを特徴とする請求項5記載のGaN系半導体素子の製造方法。
  7. 前記第4工程における選択成長用マスクの除去は、前記リッジ部に挟まれた選択成長用マスクのみを除去することを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載のGaN系半導体素子の製造方法。
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