JP2008071667A - 白色光を発光する発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】白色光を発光する発光装置において、非点灯時に表面が黄色に観察されることを防止して意匠性を向上させること。
【解決手段】白色光を発光する発光装置であって、(1)青色発光LEDチップと、(2)前記青色発光LEDチップからの青色光によって励起される黄色系蛍光体と、(3)近紫外発光LEDチップと、(4)前記青色発光LEDチップの光によって励起されず、前記近紫外発光LEDチップからの近紫外光によって励起される青色系蛍光体とを備え、前記青色発光LEDチップが非発光状態のときに前記近紫外発光LEDチップを発光させて前記青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する発光装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は白色光を発光する発光装置に関する。
青色発光LED(発光ダイオード)が実用化されたことによってLEDの利用分野が急速に拡大した。また、高輝度化が達成されたことによって、高輝度の光が必要とされる用途(例えば車輌ヘッドランプや室内照明)へのLEDの応用も図られるようになってきた。LEDの用途の一つとして特許文献1にはLEDと蛍光体を利用した車両用ヘッドランプが提案されている。この文献には、青色発光LEDチップの光の一部を黄色系蛍光体によって黄色光に波長変換して得られる白色光を反射面で配光制御し、外部に放射させる構成が開示されている。
特開2005−32661号公報
青色発光LEDチップの光の一部を黄色系蛍光体によって黄色光に波長変換して白色光を得るLEDランプでは、青色発光LEDチップの封止材に黄色系蛍光体を含有させたり、又は青色発光LEDチップの表面に黄色系蛍光体層を形成させたりする。このようなLEDランプはその表面が黄色系蛍光体の色である黄色味を帯びる。従って当該構成のLEDランプを用いた発光装置では、LEDランプの非点灯時において黄色系蛍光体に由来する黄色が装置表面(例えばカバー表面)に観察される。特に、車両用ヘッドランプに代表されるように、レンズを介して光を外部に取り出す場合には、レンズの作用によってLEDランプ表面が拡大されることによって黄色が著しく目立つことになる。車両用ヘッドランプにおいてこのような黄色が観察されることは車体のデザイン性を著しく低下させることから、外観を損なわないようにする対策が必要となる。
そこで本発明は、白色光を発光する発光装置において、非点灯時に装置表面が黄色に観察されることを防止して意匠性を向上させることを課題とする。
本発明は以上の課題を解決するため、以下の発光装置を提供する。即ち、
白色光を発光する発光装置であって、
青色発光LEDチップと、
前記青色発光LEDチップからの青色光によって励起される黄色系蛍光体と、
近紫外発光LEDチップと、
前記青色発光LEDチップの光によって励起されず、前記近紫外発光LEDチップからの近紫外光によって励起される青色系蛍光体と、を備え、
前記青色発光LEDチップが非発光状態のときに前記近紫外発光LEDチップを発光させて前記青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する、発光装置である。
以上の構成の発光装置では、点灯状態のときには青色発光LEDチップの青色光によって黄色系蛍光体が励起し、黄色光が生ずる。この黄色光と、蛍光体の励起に利用されなかった青色光とが混合することによって白色光が外部放射する。一方、非点灯状態のときは近紫外発光LEDチップから近紫外光が青色系蛍光体に照射する。これによって青色系蛍光体から青色光が生ずる。この青色光の色は黄色系蛍光体の色である黄色と補色の関係にあり、両者が混色することによって白色を呈する。これによって装置表面には白色系の色が観察される。このように、非点灯状態のときにおいて黄色蛍光体に由来する黄色が観察されることを防止できる。
以下、本発明の各部材(要素)を詳細に説明する。
(青色発光LEDチップ)
本発明では青色発光LEDチップが使用される。例えば、主発光ピーク波長が450nm〜500nmの範囲にあるLEDチップを用いることができる。好ましくは主発光ピーク波長が460nm〜490nmの範囲にあるLEDチップを用いる。
LEDチップの形成材料は特に限定されるものではない。III族窒化物系化合物半導体層を備えるLEDチップを好適に用いることができる。III族窒化物系化合物半導体は、一般式としてAlGaIn1−X−YN(0≦X≦1、0≦Y≦1、0≦X+Y≦1)で表され、AlN、GaN及びInNのいわゆる2元系、AlGa1−xN、AlIn1−xN及びGaIn1−xN(以上において0<x<1)のいわゆる3元系を包含する。III族元素の一部をボロン(B)、タリウム(Tl)等で置換しても良く、また、窒素(N)の一部もリン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)等で置換できる。LEDチップの素子機能部分は上記2元系若しくは3元系のIII族窒化物系化合物半導体より構成することが好ましい。
III族窒化物系化合物半導体は任意のドーパントを含むものであっても良い。n型不純物として、Si、Ge、Se、Te、C等を用いることができる。p型不純物として、Mg、Zn、Be、Ca、Sr、Ba等を用いることができる。なお、p型不純物をドープした後にIII族窒化物系化合物半導体を電子線照射、プラズマ照射若しくは炉による加熱にさらすことができる。
III族窒化物系化合物半導体は、有機金属気相成長法(MOCVD法)のほか、周知の分子線結晶成長法(MBE法)、ハライド系気相成長法(HVPE法)、スパッタ法、イオンプレーティング法、電子シャワー法等によっても形成することができる。
III族窒化物系化合物半導体層を成長させる基板の材質はIII族窒化物系化合物半導体層を成長させられるものであれば特に限定されないが、例えば、サファイア、スピネル、シリコン、炭化シリコン、酸化亜鉛、リン化ガリウム、ヒ化ガリウム、酸化マグネシウム、酸化マンガン、III族窒化物系化合物半導体単結晶などを基板の材料として挙げることができる。
典型的には表面実装型(SMDタイプ)や砲弾型のLEDランプとしてパッケージングされた状態のLEDチップが用いられるが、これに限定されるものではない。例えば支持体に直接実装された状態(いわゆるチップ・オン・ボード)でLEDチップを使用してもよい。
(黄色系蛍光体)
本発明では青色光によって励起される黄色系蛍光体が用いられる。この性質を有する限り、黄色系蛍光体の種類は特に限定されない。例えば一般式Y3−xGdAl5−yGa12:Ce(0≦x≦3、0≦y≦5)で表されるイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(いわゆるYAG系蛍光体)を好適に用いることができる。かかる蛍光体は、青色光を黄色ないし黄緑色系の光に効率よく変換する。また、この蛍光体は一般に近紫外光に対する励起効率が非常に低い。このような性質の蛍光体を採用することによって、本発明の発光装置が非点灯状態のときにおける意匠性の低下を回避することができる。即ち、本発明の発光装置が非点灯状態のときには後述の近紫外発光LEDチップから近紫外光が放射されるが、この近紫外光が黄色系蛍光体に照射したとしても、意匠性の低下を招くことになる不要な蛍光の発生量が少なくなる(又は実質的に蛍光が発生しない)。以上の説明から明らかなように、近紫外光に関する励起効率の低い黄色系蛍光体を用いることが好ましい。尚、本発明では青色発光LEDチップが発光状態(但し、微弱な通電電流によって青色発光LEDチップが発光した状態を除く)を「発光装置が点灯状態」といい、青色発光LEDチップが非発光状態を「発光装置が非点灯状態」という。
上記一般式において、イットリウム(Y)の一部又は全部をLu又はLaに置換したものを用いることもでき、また、アルミニウム(Al)の一部又は全部をIn又はScに置換したものを用いることもできる。
黄色系蛍光体は青色発光LEDチップの光放射方向に配置されるが、その具体的配置態様は特に限定されない。例えば、青色発光LEDチップの封止材に黄色系蛍光体を混ぜ込むことにすれば、青色発光LEDチップの光を効率的に黄色系蛍光体に照射することができる。或いは青色発光LEDチップの表面又は封止材の表面に黄色系蛍光体含有の層(具体的には例えば蛍光体樹脂層)を形成することにしてもよい。
封止材に黄色系蛍光体を含有させる場合、蛍光体を封止材に一様に分散させることにしても、或いは一部の領域に局在させることにしてもよい。後者の例として黄色系蛍光体を青色発光LEDチップの近傍に局在させることが挙げられ、このような構成によれば青色発光LEDチップからの光を効率的に黄色系蛍光体に照射できる。
尚、封止材の材料は青色発光LEDチップの光に対して透明であり、且つ耐久性、耐光性などに優れたものを採用することが好ましい。例えばシリコーン(シリコーン樹脂、シリコーンゴム、及びシリコーンエラストマーを含む)、エポキシ樹脂、ユリア樹脂の中から選択される材料で封止材を形成することができる。
(レンズ)
本発明の一形態ではレンズが備えられ、当該レンズを介して白色光が放射することになる。従って、レンズの作用によって配光制御を受けた白色光が外部放射する。レンズを利用することによって所望の配光制御が可能となる。尚、内部構造(青色発光LEDチップや蛍光体など)を保護するカバーとしての機能をレンズに付与し、防水効果や防塵効果を得ることもできる。
本発明では一つ又は複数個のレンズが用いられて拡大光学系を形成する。全体として拡大光学系を形成する限り個々のレンズ形状は特に限定されない。採用可能なレンズの例として球面平凸レンズ、球面平凹レンズ、球面両凸レンズ、球面両凹レンズ、凸メニスカスレンズ、凹メニスカスレンズ、非球面レンズ、シリンドリカルレンズ等を挙げることができる。
本発明の一形態では青色発光LEDチップの光照射方向にレンズが配置される。このような配置としたとき、青色発光LEDチップと黄色系蛍光体によって生成される白色光は直接レンズに照射する。従って、光の外部放射効率が高くなる。
一方、本発明の他の形態では青色発光LEDチップの光放射方向に反射面が備えられる。この反射面は、青色発光LEDチップと黄色系蛍光体によって生成される白色光をレンズ方向へと反射する。反射面を利用すればレンズのみでは実現できない様々な配光制御が可能となる。また、レンズとの組み合わせによって配光制御が容易となる。さらには、反射面を利用することによって青色発光LEDチップの配置自由度が高まる。また、レンズを通して青色発光LEDチップが直接視認されない構成が可能となる。
反射面の形状は特に限定されるものではなく、平面、曲面(球面、柱面、円錐面、回転放物面、回転楕円面、楕円放物面、3次曲面、4次曲面、自由曲面など)又はこれらの組合せによって反射面を構成することができる。反射面による光のロスを最小限に抑えるべく反射率の高い材料で反射面を形成することが好ましい。例えば所望の形状に成形した樹脂などの表面にAl系又はAg系材料を蒸着、メッキ、塗布等することによって反射性に優れた反射面を形成することができる。
(青色系蛍光体)
本発明では、近紫外光で励起されて青色光を生ずる蛍光体が使用される。このような青色系蛍光体として例えば、(Sr,Ca,Ba)10(PO・Cl:Eu2+、Sr10(PO・Cl:Eu2+、(Ba,Ca,Mg)(POCl:Eu2+、(Ba,Mg)Al1627:Eu2+、BaMgSi:Eu2+、BaMgAl1627:Eu2+等を用いることができる。
シャープな分布の発光スペクトルを持つ青色系蛍光体を使用することが好ましい。かかる特性の蛍光体によれば本来の目的(即ち外観の白色化)に必要な青色光のみを効率的に得ることができる。これによって、青色系蛍光体から不要な光が生ずることによる着色化を防止できる。
別の観点からいえば、青色光によって励起されにくい(近紫外光に関する相対発光効率が高い)青色系蛍光体を使用することが好ましい。このような特性の青色系蛍光体を採用すれば、青色発光LEDチップが発光した際に青色系蛍光体から不要な蛍光が発生しにくい。これによって、青色発光LEDチップの光と黄色系蛍光体由来の光が混合することで生成される光(白色光)の色に影響することを低減ないし防止できる。
以上の二つの特性を併せ持つ蛍光体の例としては上記の(Sr,Ca,Ba)10(PO・Cl:Eu2+を挙げることができる。当該蛍光体は、近紫外光の照射によって効率的に発光し、シャープな発光分布を示す。尚、組成によって発光ピークは異なるが、当該蛍光体では440nm〜460nmの発光ピークが得られる。
青色系蛍光体は黄色系蛍光体の近傍に配置される。例えば、黄色系蛍光体を青色発光LEDチップの封止材に含有させた場合、当該封止材に青色系蛍光体も含有させることによって当該配置態様を実現できる。好ましい一態様としては黄色系蛍光体と青色系蛍光体を封止材に一様に分散させる。これによって黄色系蛍光体の各粒子の周囲に青色系蛍光体が存在する状態をつくることができ、青色系蛍光体からの光によって黄色系蛍光体の色が視認されにくくするという本発明の効果が発揮されやすい。尚、黄色系蛍光体の場合と同様に、青色系蛍光体を封止材に一様に分布させるのではなく一部の領域に局在させることにしてもよい。例えば青色系蛍光体を含有する層と黄色系蛍光体を含有する層からなる二層構造の封止部材にする。
青色系蛍光体を黄色系蛍光体とともに青色発光LEDチップの封止材に含有させるのではなく、黄色系蛍光体のみを封止材に含有させることにし、当該封止材の表面に青色系蛍光体含有の層を形成することにしてもよい。このような構成によっても青色系蛍光体が黄色系蛍光体に近接した状態をつくることができる。当該構成では青色系蛍光体が黄色系蛍光体よりもレンズに近い側に配置されることから、青色系蛍光体からの光によって黄色系蛍光体の色が視認されにくくするという本発明の効果を得やすい。
(近紫外発光LEDチップ)
本発明では近紫外発光LEDチップが使用される。例えば、主発光ピーク波長が380nm〜410nmの範囲にあるLEDチップを用いることができる。近紫外発光LEDチップが照射する近紫外光は、短波長になればなるほど人間の視覚では認識されにくく、その照射によって発光装置の外観を損なわない。この点を考慮して、好ましくは主発光ピーク波長が380nm〜400nm、更に好ましくは380nm〜390nmの範囲にあるLEDチップを用いることが好ましい。
LEDチップの形成材料は特に限定されるものではない。III族窒化物系化合物半導体層を備えるLEDチップを好適に用いることができる。近紫外発光LEDチップは青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する。従って、近紫外発光LEDチップはその光を青色系蛍光体に照射可能な位置に備えられる。
本発明の一形態では、青色発光LEDチップが非発光状態のとき(即ち発光装置の非点灯時)に近紫外発光LEDチップを発光させて青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する。但し、青色発光LEDチップが発光状態のときにおいても近紫外発光LEDチップを点灯状態にすることを妨げるものではない。青色発光LEDチップの発光状態の如何に拘わらず近紫外発光LEDチップを点灯させる構成を採用する場合には、黄色系蛍光体として近紫外光によって励起されにくいか又は実質的に励起されないものを用いることが好ましい。近紫外光によって黄色系蛍光体が励起されて生ずる黄色光によって発光装置の発光色(白色)が変化することを防止するためである。尚、近紫外光によっても励起される黄色系蛍光体を使用する場合には、黄色系蛍光体からの青色光の発生を予め考慮し、使用する青色発光LEDチップの輝度や黄色系蛍光体の使用量などを調整することが好ましい。
本発明の他の一形態では、微弱な通電電流によって青色発光LEDチップを発光状態とし、このときに近紫外発光LEDチップを発光させて青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する。換言すれば、近紫外発光LEDチップの作用によって外観を白色化する際、青色発光LEDチップもほのかに点灯させて色調を整える。
近紫外発光LEDチップとして、典型的には表面実装型(SMDタイプ)や砲弾型のLEDランプとしてパッケージングされた状態のLEDチップが用いられるが、これに限定されるものではない。例えば支持体に直接実装された状態(いわゆるチップ・オン・ボード)でLEDチップを使用してもよい。
実施例の車両用ヘッドランプ装置1の斜視図を図1に示す。また、図1のA−A線位置での断面図を図2に示す。
ヘッドランプ装置1は第1の表面実装型LED装置(以下、「第1LED装置」という)10、第2の表面実装型LED装置(以下、「第2LED装置」という)20、レンズ30、及びカバー40を備える。第1LED装置10はLEDチップ11、基板50、リフレクタ51、及び封止材52から概略構成される(図3)。尚、静電耐圧のために第1LED装置10は図示しないツェナーダイオードを内蔵する。
図4に示すようにLEDチップ11はサファイア基板12上に複数の半導体層が積層された構成からなる青色発光LEDチップであり、主発光ピーク波長を470nm付近に有する。LEDチップ11の各層のスペックは次の通りである。
層 : 組成
p型層16 : p−GaN:Mg
発光する層を含む層15 : InGaN層を含む
n型層14 : n−GaN:Si
バッファ層13 : AlN
基板12 : サファイア
基板12の上にはバッファ層13を介してn型不純物としてSiをドープしたGaNからなるn型層14が形成される。ここで、基板12にはサファイアを用いたがこれに限定されることはなく、サファイア、スピネル、炭化シリコン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化マンガン、ジルコニウムボライド、III族窒化物系化合物半導体単結晶等を用いることができる。さらにバッファ層13はAlNを用いてMOCVD法で形成されるがこれに限定されることはなく、材料としてはGaN、InN、AlGaN、InGaN及びAlInGaN等を用いることができ、製法としては分子線結晶成長法(MBE法)、ハライド系気相成長法(HVPE法)、スパッタ法、イオンプレーティング法、電子シャワー法等を用いることができる。III族窒化物系化合物半導体を基板として用いた場合は、当該バッファ層を省略することができる。
さらに基板とバッファ層は半導体素子形成後に、必要に応じて、除去することもできる。
ここでn型層14をGaNで形成したが、AlGaN、InGaN若しくはAlInGaNを用いることができる。
また、n型層14にはn型不純物してSiをドープしたが、このほかにn型不純物として、Ge、Se、Te、C等を用いることもできる。
発光する層を含む層15は量子井戸構造(多重量子井戸構造、若しくは単一量子井戸構造)を含んでいてもよく、また発光素子の構造としてはシングルへテロ型、ダブルへテロ型及びホモ接合型のものなどでもよい。
発光する層を含む層15はp型層16の側にMg等をドープしたバンドギャップの広いIII族窒化物系化合物半導体層を含むこともできる。これは発光する層を含む層15中に注入された電子がp型層16に拡散するのを効果的に防止するためである。
発光する層を含む層15の上にp型不純物としてMgをドープしたGaNからなるp型層16を形成する。このp型層16はAlGaN、InGaN又はInAlGaNとすることもできる、また、p型不純物としてはZn、Be、Ca、Sr、Baを用いることもできる。p型不純物の導入後に、電子線照射、炉による加熱、プラズマ照射等の周知の方法により低抵抗化することも可能である。
上記構成の発光素子において、各III族窒化物系化合物半導体層は一般的な条件でMOCVDを実行して形成するか、分子線結晶成長法(MBE法)、ハライド系気相成長法(HVPE法)、スパッタ法、イオンプレーティング法、電子シャワー法等の方法で形成することもできる。
n電極19はAlとVの2層で構成され、p型層16を形成した後にp型層16、発光する層を含む層15、及びn型層14の一部をエッチングにより除去することにより表出したn型層14上に蒸着で形成される。
透光性電極17は金を含む薄膜であって、p型層16の上に積層される。p電極18も金を含む材料で構成されており、蒸着により透光性電極17の上に形成される。以上の工程により各層及び各電極を形成した後、各チップの分離工程を行う。
尚、基板12の裏面(半導体層が形成されない側の表面)にAl、Ag、窒化チタン、窒化ハフニウム、窒化ジルコニウム、窒化タンタルなどからなる反射層を形成してもよい。反射層を設けることにより、基板12側に向かった光を取り出し方向へと効率的に反射、変換することができ、光の取り出し効率の向上が図られる。このような反射層は形成材料の蒸着などの公知の方法で形成することができる。
リフレクタ51は白色系の樹脂からなり、カップ状部を形成する内周面が光軸に対して所望の角度となるように成形されている。
封止材52はLEDチップ11を被覆するようにカップ状部に充填される。封止材52は黄色系蛍光体62と青色系蛍光体63とを含有するシリコーン樹脂である。この実施例では黄色系蛍光体62にYAG(Y3−xGdAl5−yGa12:Ce(0≦x≦3、0≦y≦5))を使用し、青色系蛍光体63に(Sr,Ca,Ba)10(PO・Cl:Eu2+を使用した。黄色系蛍光体62と青色系蛍光体63の含有比は重量換算(重量%)で7:4である。この実施例で使用した黄色系蛍光体62は図5に示す励起スペクトルを有し、後述の紫外発光LEDチップの光では実質的に励起されない。一方、黄色系蛍光体62の発光ピークは図6に示すように約560nmである。
一方、青色系蛍光体63は近紫外光領域に励起スペクトルのピークを有し(図7)、発光ピーク波長は約450nmである(図8)。
第2LED装置20は、近紫外発光LEDチップ(発光ピーク波長約390nm)を内蔵する点、及び蛍光体を含有しないシリコーン樹脂からなる封止材が使用される点を除いて、第1LED装置10と同様の構成からなる。
レンズ30は透光性樹脂製又はガラス製であって放物面形状のレンズ面を有する。尚、レンズ面の形状は放物面に限られるものではなく、球面形状や楕円面形状などを採用することもできる。
図2に示すようにヘッドランプ装置1では第1LED装置10が配線基板60上に実装され、第1LED装置10の光出射方向にレンズ30が配置される。一方、第2LED装置20は配線基板61に実装された後、第1LED装置10から見て斜め前方の位置においてカバー40内に設置される。尚、その光出射方向に第1LED装置10が位置するように第2LED装置の角度が調整される。
車両搭載時にはハーネスを介してヘッドランプ装置1への給電が行われ、以下に説明する発光態様が得られる。まずヘッドランプ装置1が点灯状態のときは第1LED装置10が発光状態となる(第2LED装置20は非発光状態)。即ち、第1LED装置10内のLEDチップ11が発光し、青色光を出射する。この青色光の一部は封止材52内の黄色系蛍光体62の励起に利用され、黄色光を生じさせる。その結果、第1LED装置10は、黄色光と蛍光体の励起に利用されなかった青色光が混色して得られる白色光を発光する。この白色光は前方へと進行し、レンズ30を介して外部に放射する(図2)。レンズ30ではその形状に応じたレンズ効果が発揮される。その結果、配光制御された白色光がレンズ30の表面から外部放射することになる。
ヘッドランプ装置1が非点灯状態のときは第2LED装置20が発光状態となる(第1LED装置10は非発光状態)。即ち、第2LED装置20が近紫外光を放射する。放射された近紫外光は斜め前方より第1LED装置10に照射する。その結果、第1LED装置10の封止材52内の青色系蛍光体63が励起され青色光を発光する。このようにして封止材52内の黄色系蛍光体62の色である黄色と補色の関係にある青色光が生ずることによって封止部52は白色を呈する。その結果、レンズ30を通して第1LED装置10の表面が白色に観察される。つまり、ヘッドランプ装置1が非点灯状態のときにおいて、黄色系蛍光体62に起因する黄色がレンズ30を通して観察されなくなる。これによって車両の意匠性の低下を防止できる。また、ヘッドランプ装置1自体の意匠性も向上する。
以上の実施例ではヘッドランプ装置1が点灯状態のときに第2LED装置20を非発光状態としたが、ヘッドランプ装置1が点灯状態のときにおいても第2LED装置20を発光させるようにしてもよい。即ち、ヘッドランプ装置1の点灯状態の如何に拘わらず第2LED装置20が発光するように構成してもよい。例えばイグニッションのONと同期させて第2LED装置20を発光させることによってこのような発光制御を行うことができる。当該構成ではヘッドランプ装置1が点灯状態のときにおいても第1LED装置10に近紫外光が照射し、第1LED装置10内の青色系蛍光体63を励起する。これによって生ずる青色光が、ヘッドランプ装置1から最終的に放射される白色光の色に対して影響する場合には、第1LED装置10の封止部材52内の黄色系蛍光体62の量を増加させること等によって色バランスを調整すればよい。
また、例えばフォトセンサーを利用することによって、車両の駐車時において周囲が明るいときにも第2LED装置20が発光するように構成してもよい。かかる構成によれば第2LED装置20の作用によって、駐車時においてもヘッドランプ装置1の意匠性が向上する。
第2LED装置20の光照射方式の異なる構成を図9及び10に示す。これらの図面は断面図であり図2に対応する。図9の構成では第1LED装置10が実装される配線基板60上に第2LED装置20も実装される。これによって第1LED装置10と第2LED装置20の光放射方向が同一となる。第2LED装置20の前方には反射面70が備えられる。当該構成では第2LED装置20が放射する近紫外光は反射面70によって反射された後、第1LED装置10に照射することになる。一方、図10の構成ではカバー40の内周面に沿うリング状の反射面71が備えられるとともに、これに対応させて複数の第2LED装置20が使用される。この構成においても反射面71による反射を利用して第1LED装置10に対する近紫外光の照射が行われる。この構成では第1LED装置10に対して複数の方向から近紫外光が照射することになり、第1LED装置10内の青色系蛍光体63への照射ムラを軽減できる。
以上の例に示されるように、反射面の利用によって第2LED装置20の設置自由度が高まる。
第2LED装置20として、表面実装型ではなく砲弾型(レンズ型)のLED装置を用いることにしてもよい。砲弾型LED装置は照射範囲を絞った光の照射に好適である。即ち、砲弾型LED装置を採用すれば必要な範囲に限定して又は集中して近紫外光を照射することが容易となる。従って、砲弾型LED装置を利用することは、周囲の部材の紫外線劣化の低減ないし防止に有効であるといえる。
第1LED装置10と第2LED装置20の代わりに、青色発光LEDチップと紫外発光LEDチップとを内蔵するLED装置を用いることも可能である。このようなLED装置の一例は、青色発光LEDチップと紫外発光LEDチップを、黄色系蛍光体及び青色系蛍光体含有の樹脂で一括封止して構成したLED装置である。当該LED装置では青色発光LEDチップが発光状態のときにはその光が封止材内の黄色系蛍光体を励起して黄色光を生じさせ、これによって青色光と黄色光の混色による白色光が放射する。一方、紫外発光LEDチップを発光させることによって封止材内の青色蛍光体から青色光が生じ、当該青色光の作用によって黄色系蛍光体の色が視認されないようになる。
他の実施例を図11に示す。図11はこの実施例のヘッドランプ装置2の断面図である。以下、図11を参照しながらヘッドランプ装置2の構成及び作用・効果を説明するが、上記実施例と同一(又は実質的に同一)の部材・要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
ヘッドランプ装置2では、第1LED装置10が配線基板60を介してカバー40に固定されているとともに、第1LED装置10の光放射方向を覆う反射部材80が使用される。反射部材80は所望の形状に成形した樹脂の表面にAl蒸着を施したものであり、その内周面(即ち第1LED装置10に対向する面)81は放物面形状を有する。
反射部材80の第1LED装置10側には開口部82が設けられている。開口部82は第1LED装置10の直上に位置する。当該開口部82を通して第1LED装置10へ光を照射可能な状態で第2LED装置20が反射部材80内に設置される。
以上の構成のヘッドランプ装置2では、第1LED装置10から放射された白色光が反射部材80によって反射された後、レンズ30を通って外部放射する。このように反射部材80を利用することで配光制御し易くなる。特に、この実施例のように放物面形状の反射面を利用すれば平行光がレンズ30に入射することから、配光制御し易いことに加えて光のロスも抑えられる。また、反射部材80を用いることによって第1LED装置10の配置に関する制約が少なくなる。これによって装置の小型化が達成される。また、意匠性性の向上が図られる。例えば、レンズを通して第1LED装置10が直接視認されることによる意匠性の低下を防ぐことができる。
一方、第2LED装置20が発光状態のときには近紫外光が直上から第1LED装置10に照射することになり、上記実施例(ヘッドランプ装置1)と同様の作用・効果、即ちレンズを介して観察される第1LED装置10の像の白色化、及びそれに伴う車両デザインの向上などが奏される。
尚、上記実施例(ヘッドランプ装置1)と同様に、ヘッドランプ装置2が点灯状態のときにおいても第2LED装置20を発光させるようにしてもよい。また、第2LED装置20のタイプも表面実装型に限られるものではない。
ここで、第1LED装置10に対して効率的に近紫外光を照射できる限り、第2LED装置20の位置は特に限定されるものではなく、例えば図12に示すように斜め前方から近紫外光を第1LED装置10に照射するように第2LED装置20を配置してもよい。
本発明の発光装置は白色光による発光ないし照明が行われる様々な用途、例えば灯具(例えばヘッドランプ等の車両用灯具)、照明具(例えばルームランプやマップランプなどの車室内照明装置、室内照明装置)などに適用可能である。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
本明細書の中で明示した論文、公開特許公報、及び特許公報などの内容は、その全ての内容を援用によって引用することとする。
実施例のヘッドランプ装置1の斜視図。 ヘッドランプ装置1の断面図。 ヘッドランプ装置1に使用される第1LED装置10の構成を示す模式図。 第1LED装置10が内蔵するLEDチップの構成を示す模式図。 第1LED装置10の封止部材に含有される黄色系蛍光体62の励起スペクトル。 第1LED装置10の封止部材に含有される黄色系蛍光体62の発光スペクトル。 第1LED装置10の封止部材に含有される青色系蛍光体63の励起スペクトル。 第1LED装置10の封止部材に含有される青色系蛍光体63の発光スペクトル。 第2LED装置20の光照射方式の一例を示す断面図。 第2LED装置20の光照射方式の他の一例を示す断面図。 他の実施例のヘッドランプ装置2の断面図。 第2LED装置20の配置態様の一例を示す断面図。
符号の説明
1、2 ヘッドランプ装置
10 第1LED装置(白色発光)
11 青色発光LEDチップ
20 第2LED装置(紫外発光)
30 レンズ
40 カバー
50 基板
51 リフレクタ
52 封止部材
60、61 配線基板
62 黄色系蛍光体
63 青色系蛍光体
70、71 反射面
80 反射部材
81 反射部材の内周面
82 反射部材の開口部

Claims (9)

  1. 白色光を発光する発光装置であって、
    青色発光LEDチップと、
    前記青色発光LEDチップからの青色光によって励起される黄色系蛍光体と、
    近紫外発光LEDチップと、
    前記青色発光LEDチップの光によって励起されず、前記近紫外発光LEDチップからの近紫外光によって励起される青色系蛍光体と、を備え、
    前記青色発光LEDチップが非発光状態のときに前記近紫外発光LEDチップを発光させて前記青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する、発光装置。
  2. 白色光を発光する発光装置であって、
    青色発光LEDチップと、
    前記青色発光LEDチップからの青色光によって励起される黄色系蛍光体と、
    近紫外発光LEDチップと、
    前記青色発光LEDチップの光によって励起されず、前記近紫外発光LEDチップからの近紫外光によって励起される青色系蛍光体と、を備え、
    微弱な通電電流によって前記青色発光LEDチップを発光状態とし、このときに前記近紫外発光LEDチップを発光させて前記青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する、発光装置。
  3. 前記黄色系蛍光体がYAG系蛍光体からなり、前記青色発光LEDチップの封止材に含有されている、請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記封止材の表面に、前記青色系蛍光体を含有する蛍光体層が形成されている、請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記青色系蛍光体が、前記青色発光LEDチップの封止材に前記黄色系蛍光体と混在した状態で含有されている、請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。
  6. 更にレンズを備え、該レンズを介して白色光を発光する、請求項1〜5のいずれかに記載の発光装置。
  7. 前記青色発光LEDチップの光照射方向に前記レンズが配置される、請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記白色光を前記レンズ方向へと反射する反射面が前記青色発光LEDチップの光照射方向に備えられる、請求項6に記載の発光装置。
  9. 前記青色系蛍光体が、(Sr,Ca,Ba)10(PO・Cl:Eu2+からなる、請求項1〜8のいずれかに記載の発光装置。
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