JP4525650B2 - 白色光を発光する発光装置 - Google Patents
白色光を発光する発光装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4525650B2 JP4525650B2 JP2006250433A JP2006250433A JP4525650B2 JP 4525650 B2 JP4525650 B2 JP 4525650B2 JP 2006250433 A JP2006250433 A JP 2006250433A JP 2006250433 A JP2006250433 A JP 2006250433A JP 4525650 B2 JP4525650 B2 JP 4525650B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- led chip
- blue
- light emitting
- phosphor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/14—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
- F21S41/16—Laser light sources
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/14—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
- F21S41/141—Light emitting diodes [LED]
- F21S41/143—Light emitting diodes [LED] the main emission direction of the LED being parallel to the optical axis of the illuminating device
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/14—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
- F21S41/176—Light sources where the light is generated by photoluminescent material spaced from a primary light generating element
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/14—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
- F21S41/18—Combination of light sources of different types or shapes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/20—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
- F21S41/25—Projection lenses
- F21S41/255—Lenses with a front view of circular or truncated circular outline
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/30—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
- F21S41/32—Optical layout thereof
- F21S41/321—Optical layout thereof the reflector being a surface of revolution or a planar surface, e.g. truncated
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
- Led Devices (AREA)
Description
そこで本発明は、白色光を発光する発光装置において、非点灯時に装置表面が黄色に観察されることを防止して意匠性を向上させることを課題とする。
白色光を発光する発光装置であって、
青色発光LEDチップと、
前記青色発光LEDチップからの青色光によって励起される黄色系蛍光体と、
近紫外発光LEDチップと、
前記青色発光LEDチップの光によって励起されず、前記近紫外発光LEDチップからの近紫外光によって励起される青色系蛍光体と、を備え、
前記青色発光LEDチップが非発光状態のときに前記近紫外発光LEDチップを発光させて前記青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する、発光装置である。
以下、本発明の各部材(要素)を詳細に説明する。
本発明では青色発光LEDチップが使用される。例えば、主発光ピーク波長が450nm〜500nmの範囲にあるLEDチップを用いることができる。好ましくは主発光ピーク波長が460nm〜490nmの範囲にあるLEDチップを用いる。
LEDチップの形成材料は特に限定されるものではない。III族窒化物系化合物半導体層を備えるLEDチップを好適に用いることができる。III族窒化物系化合物半導体は、一般式としてAlXGaYIn1−X−YN(0≦X≦1、0≦Y≦1、0≦X+Y≦1)で表され、AlN、GaN及びInNのいわゆる2元系、AlxGa1−xN、AlxIn1−xN及びGaxIn1−xN(以上において0<x<1)のいわゆる3元系を包含する。III族元素の一部をボロン(B)、タリウム(Tl)等で置換しても良く、また、窒素(N)の一部もリン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)等で置換できる。LEDチップの素子機能部分は上記2元系若しくは3元系のIII族窒化物系化合物半導体より構成することが好ましい。
III族窒化物系化合物半導体は、有機金属気相成長法(MOCVD法)のほか、周知の分子線結晶成長法(MBE法)、ハライド系気相成長法(HVPE法)、スパッタ法、イオンプレーティング法、電子シャワー法等によっても形成することができる。
本発明では青色光によって励起される黄色系蛍光体が用いられる。この性質を有する限り、黄色系蛍光体の種類は特に限定されない。例えば一般式Y3−xGdxAl5−yGayO12:Ce(0≦x≦3、0≦y≦5)で表されるイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(いわゆるYAG系蛍光体)を好適に用いることができる。かかる蛍光体は、青色光を黄色ないし黄緑色系の光に効率よく変換する。また、この蛍光体は一般に近紫外光に対する励起効率が非常に低い。このような性質の蛍光体を採用することによって、本発明の発光装置が非点灯状態のときにおける意匠性の低下を回避することができる。即ち、本発明の発光装置が非点灯状態のときには後述の近紫外発光LEDチップから近紫外光が放射されるが、この近紫外光が黄色系蛍光体に照射したとしても、意匠性の低下を招くことになる不要な蛍光の発生量が少なくなる(又は実質的に蛍光が発生しない)。以上の説明から明らかなように、近紫外光に関する励起効率の低い黄色系蛍光体を用いることが好ましい。尚、本発明では青色発光LEDチップが発光状態(但し、微弱な通電電流によって青色発光LEDチップが発光した状態を除く)を「発光装置が点灯状態」といい、青色発光LEDチップが非発光状態を「発光装置が非点灯状態」という。
上記一般式において、イットリウム(Y)の一部又は全部をLu又はLaに置換したものを用いることもでき、また、アルミニウム(Al)の一部又は全部をIn又はScに置換したものを用いることもできる。
尚、封止材の材料は青色発光LEDチップの光に対して透明であり、且つ耐久性、耐光性などに優れたものを採用することが好ましい。例えばシリコーン(シリコーン樹脂、シリコーンゴム、及びシリコーンエラストマーを含む)、エポキシ樹脂、ユリア樹脂の中から選択される材料で封止材を形成することができる。
本発明の一形態ではレンズが備えられ、当該レンズを介して白色光が放射することになる。従って、レンズの作用によって配光制御を受けた白色光が外部放射する。レンズを利用することによって所望の配光制御が可能となる。尚、内部構造(青色発光LEDチップや蛍光体など)を保護するカバーとしての機能をレンズに付与し、防水効果や防塵効果を得ることもできる。
本発明では一つ又は複数個のレンズが用いられて拡大光学系を形成する。全体として拡大光学系を形成する限り個々のレンズ形状は特に限定されない。採用可能なレンズの例として球面平凸レンズ、球面平凹レンズ、球面両凸レンズ、球面両凹レンズ、凸メニスカスレンズ、凹メニスカスレンズ、非球面レンズ、シリンドリカルレンズ等を挙げることができる。
一方、本発明の他の形態では青色発光LEDチップの光放射方向に反射面が備えられる。この反射面は、青色発光LEDチップと黄色系蛍光体によって生成される白色光をレンズ方向へと反射する。反射面を利用すればレンズのみでは実現できない様々な配光制御が可能となる。また、レンズとの組み合わせによって配光制御が容易となる。さらには、反射面を利用することによって青色発光LEDチップの配置自由度が高まる。また、レンズを通して青色発光LEDチップが直接視認されない構成が可能となる。
反射面の形状は特に限定されるものではなく、平面、曲面(球面、柱面、円錐面、回転放物面、回転楕円面、楕円放物面、3次曲面、4次曲面、自由曲面など)又はこれらの組合せによって反射面を構成することができる。反射面による光のロスを最小限に抑えるべく反射率の高い材料で反射面を形成することが好ましい。例えば所望の形状に成形した樹脂などの表面にAl系又はAg系材料を蒸着、メッキ、塗布等することによって反射性に優れた反射面を形成することができる。
本発明では、近紫外光で励起されて青色光を生ずる蛍光体が使用される。このような青色系蛍光体として例えば、(Sr,Ca,Ba)10(PO4)6・Cl2:Eu2+、Sr10(PO4)6・Cl2:Eu2+、(Ba,Ca,Mg)5(PO4)3Cl:Eu2+、(Ba,Mg)2Al16O27:Eu2+、Ba3MgSi2O8:Eu2+、BaMg2Al16O27:Eu2+等を用いることができる。
シャープな分布の発光スペクトルを持つ青色系蛍光体を使用することが好ましい。かかる特性の蛍光体によれば本来の目的(即ち外観の白色化)に必要な青色光のみを効率的に得ることができる。これによって、青色系蛍光体から不要な光が生ずることによる着色化を防止できる。
別の観点からいえば、青色光によって励起されにくい(近紫外光に関する相対発光効率が高い)青色系蛍光体を使用することが好ましい。このような特性の青色系蛍光体を採用すれば、青色発光LEDチップが発光した際に青色系蛍光体から不要な蛍光が発生しにくい。これによって、青色発光LEDチップの光と黄色系蛍光体由来の光が混合することで生成される光(白色光)の色に影響することを低減ないし防止できる。
以上の二つの特性を併せ持つ蛍光体の例としては上記の(Sr,Ca,Ba)10(PO4)6・Cl2:Eu2+を挙げることができる。当該蛍光体は、近紫外光の照射によって効率的に発光し、シャープな発光分布を示す。尚、組成によって発光ピークは異なるが、当該蛍光体では440nm〜460nmの発光ピークが得られる。
青色系蛍光体を黄色系蛍光体とともに青色発光LEDチップの封止材に含有させるのではなく、黄色系蛍光体のみを封止材に含有させることにし、当該封止材の表面に青色系蛍光体含有の層を形成することにしてもよい。このような構成によっても青色系蛍光体が黄色系蛍光体に近接した状態をつくることができる。当該構成では青色系蛍光体が黄色系蛍光体よりもレンズに近い側に配置されることから、青色系蛍光体からの光によって黄色系蛍光体の色が視認されにくくするという本発明の効果を得やすい。
本発明では近紫外発光LEDチップが使用される。例えば、主発光ピーク波長が380nm〜410nmの範囲にあるLEDチップを用いることができる。近紫外発光LEDチップが照射する近紫外光は、短波長になればなるほど人間の視覚では認識されにくく、その照射によって発光装置の外観を損なわない。この点を考慮して、好ましくは主発光ピーク波長が380nm〜400nm、更に好ましくは380nm〜390nmの範囲にあるLEDチップを用いることが好ましい。
LEDチップの形成材料は特に限定されるものではない。III族窒化物系化合物半導体層を備えるLEDチップを好適に用いることができる。近紫外発光LEDチップは青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する。従って、近紫外発光LEDチップはその光を青色系蛍光体に照射可能な位置に備えられる。
本発明の一形態では、青色発光LEDチップが非発光状態のとき(即ち発光装置の非点灯時)に近紫外発光LEDチップを発光させて青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する。但し、青色発光LEDチップが発光状態のときにおいても近紫外発光LEDチップを点灯状態にすることを妨げるものではない。青色発光LEDチップの発光状態の如何に拘わらず近紫外発光LEDチップを点灯させる構成を採用する場合には、黄色系蛍光体として近紫外光によって励起されにくいか又は実質的に励起されないものを用いることが好ましい。近紫外光によって黄色系蛍光体が励起されて生ずる黄色光によって発光装置の発光色(白色)が変化することを防止するためである。尚、近紫外光によっても励起される黄色系蛍光体を使用する場合には、黄色系蛍光体からの青色光の発生を予め考慮し、使用する青色発光LEDチップの輝度や黄色系蛍光体の使用量などを調整することが好ましい。
本発明の他の一形態では、微弱な通電電流によって青色発光LEDチップを発光状態とし、このときに近紫外発光LEDチップを発光させて青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する。換言すれば、近紫外発光LEDチップの作用によって外観を白色化する際、青色発光LEDチップもほのかに点灯させて色調を整える。
ヘッドランプ装置1は第1の表面実装型LED装置(以下、「第1LED装置」という)10、第2の表面実装型LED装置(以下、「第2LED装置」という)20、レンズ30、及びカバー40を備える。第1LED装置10はLEDチップ11、基板50、リフレクタ51、及び封止材52から概略構成される(図3)。尚、静電耐圧のために第1LED装置10は図示しないツェナーダイオードを内蔵する。
図4に示すようにLEDチップ11はサファイア基板12上に複数の半導体層が積層された構成からなる青色発光LEDチップであり、主発光ピーク波長を470nm付近に有する。LEDチップ11の各層のスペックは次の通りである。
層 : 組成
p型層16 : p−GaN:Mg
発光する層を含む層15 : InGaN層を含む
n型層14 : n−GaN:Si
バッファ層13 : AlN
基板12 : サファイア
さらに基板とバッファ層は半導体素子形成後に、必要に応じて、除去することもできる。
ここでn型層14をGaNで形成したが、AlGaN、InGaN若しくはAlInGaNを用いることができる。
また、n型層14にはn型不純物してSiをドープしたが、このほかにn型不純物として、Ge、Se、Te、C等を用いることもできる。
発光する層を含む層15は量子井戸構造(多重量子井戸構造、若しくは単一量子井戸構造)を含んでいてもよく、また発光素子の構造としてはシングルへテロ型、ダブルへテロ型及びホモ接合型のものなどでもよい。
発光する層を含む層15の上にp型不純物としてMgをドープしたGaNからなるp型層16を形成する。このp型層16はAlGaN、InGaN又はInAlGaNとすることもできる、また、p型不純物としてはZn、Be、Ca、Sr、Baを用いることもできる。p型不純物の導入後に、電子線照射、炉による加熱、プラズマ照射等の周知の方法により低抵抗化することも可能である。
上記構成の発光素子において、各III族窒化物系化合物半導体層は一般的な条件でMOCVDを実行して形成するか、分子線結晶成長法(MBE法)、ハライド系気相成長法(HVPE法)、スパッタ法、イオンプレーティング法、電子シャワー法等の方法で形成することもできる。
透光性電極17は金を含む薄膜であって、p型層16の上に積層される。p電極18も金を含む材料で構成されており、蒸着により透光性電極17の上に形成される。以上の工程により各層及び各電極を形成した後、各チップの分離工程を行う。
尚、基板12の裏面(半導体層が形成されない側の表面)にAl、Ag、窒化チタン、窒化ハフニウム、窒化ジルコニウム、窒化タンタルなどからなる反射層を形成してもよい。反射層を設けることにより、基板12側に向かった光を取り出し方向へと効率的に反射、変換することができ、光の取り出し効率の向上が図られる。このような反射層は形成材料の蒸着などの公知の方法で形成することができる。
封止材52はLEDチップ11を被覆するようにカップ状部に充填される。封止材52は黄色系蛍光体62と青色系蛍光体63とを含有するシリコーン樹脂である。この実施例では黄色系蛍光体62にYAG(Y3−xGdxAl5−yGayO12:Ce(0≦x≦3、0≦y≦5))を使用し、青色系蛍光体63に(Sr,Ca,Ba)10(PO4)6・Cl2:Eu2+を使用した。黄色系蛍光体62と青色系蛍光体63の含有比は重量換算(重量%)で7:4である。この実施例で使用した黄色系蛍光体62は図5に示す励起スペクトルを有し、後述の紫外発光LEDチップの光では実質的に励起されない。一方、黄色系蛍光体62の発光ピークは図6に示すように約560nmである。
一方、青色系蛍光体63は近紫外光領域に励起スペクトルのピークを有し(図7)、発光ピーク波長は約450nmである(図8)。
以上の例に示されるように、反射面の利用によって第2LED装置20の設置自由度が高まる。
ヘッドランプ装置2では、第1LED装置10が配線基板60を介してカバー40に固定されているとともに、第1LED装置10の光放射方向を覆う反射部材80が使用される。反射部材80は所望の形状に成形した樹脂の表面にAl蒸着を施したものであり、その内周面(即ち第1LED装置10に対向する面)81は放物面形状を有する。
反射部材80の第1LED装置10側には開口部82が設けられている。開口部82は第1LED装置10の直上に位置する。当該開口部82を通して第1LED装置10へ光を照射可能な状態で第2LED装置20が反射部材80内に設置される。
以上の構成のヘッドランプ装置2では、第1LED装置10から放射された白色光が反射部材80によって反射された後、レンズ30を通って外部放射する。このように反射部材80を利用することで配光制御し易くなる。特に、この実施例のように放物面形状の反射面を利用すれば平行光がレンズ30に入射することから、配光制御し易いことに加えて光のロスも抑えられる。また、反射部材80を用いることによって第1LED装置10の配置に関する制約が少なくなる。これによって装置の小型化が達成される。また、意匠性性の向上が図られる。例えば、レンズを通して第1LED装置10が直接視認されることによる意匠性の低下を防ぐことができる。
一方、第2LED装置20が発光状態のときには近紫外光が直上から第1LED装置10に照射することになり、上記実施例(ヘッドランプ装置1)と同様の作用・効果、即ちレンズを介して観察される第1LED装置10の像の白色化、及びそれに伴う車両デザインの向上などが奏される。
本明細書の中で明示した論文、公開特許公報、及び特許公報などの内容は、その全ての内容を援用によって引用することとする。
10 第1LED装置(白色発光)
11 青色発光LEDチップ
20 第2LED装置(紫外発光)
30 レンズ
40 カバー
50 基板
51 リフレクタ
52 封止部材
60、61 配線基板
62 黄色系蛍光体
63 青色系蛍光体
70、71 反射面
80 反射部材
81 反射部材の内周面
82 反射部材の開口部
Claims (9)
- 白色光を発光する発光装置であって、
青色発光LEDチップと、
前記青色発光LEDチップからの青色光によって励起される黄色系蛍光体と、
近紫外発光LEDチップと、
前記青色発光LEDチップの光によって励起されず、前記近紫外発光LEDチップからの近紫外光によって励起される青色系蛍光体と、を備え、
前記青色発光LEDチップが非発光状態のときに前記近紫外発光LEDチップを発光させて前記青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する、発光装置。 - 白色光を発光する発光装置であって、
青色発光LEDチップと、
前記青色発光LEDチップからの青色光によって励起される黄色系蛍光体と、
近紫外発光LEDチップと、
前記青色発光LEDチップの光によって励起されず、前記近紫外発光LEDチップからの近紫外光によって励起される青色系蛍光体と、を備え、
微弱な通電電流によって前記青色発光LEDチップを発光状態とし、このときに前記近紫外発光LEDチップを発光させて前記青色系蛍光体に対して近紫外光を照射する、発光装置。 - 前記黄色系蛍光体がYAG系蛍光体からなり、前記青色発光LEDチップの封止材に含有されている、請求項1又は2に記載の発光装置。
- 前記封止材の表面に、前記青色系蛍光体を含有する蛍光体層が形成されている、請求項3に記載の発光装置。
- 前記青色系蛍光体が、前記青色発光LEDチップの封止材に前記黄色系蛍光体と混在した状態で含有されている、請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。
- 更にレンズを備え、該レンズを介して白色光を発光する、請求項1〜5のいずれかに記載の発光装置。
- 前記青色発光LEDチップの光照射方向に前記レンズが配置される、請求項6に記載の発光装置。
- 前記白色光を前記レンズ方向へと反射する反射面が前記青色発光LEDチップの光照射方向に備えられる、請求項6に記載の発光装置。
- 前記青色系蛍光体が、(Sr,Ca,Ba)10(PO4)6・Cl2:Eu2+からなる、請求項1〜8のいずれかに記載の発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006250433A JP4525650B2 (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 白色光を発光する発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006250433A JP4525650B2 (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 白色光を発光する発光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008071667A JP2008071667A (ja) | 2008-03-27 |
JP4525650B2 true JP4525650B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=39293070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006250433A Expired - Fee Related JP4525650B2 (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 白色光を発光する発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4525650B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5271590B2 (ja) * | 2008-04-22 | 2013-08-21 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
JP5577138B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2014-08-20 | スタンレー電気株式会社 | 車両用前照灯 |
JP5688989B2 (ja) * | 2011-02-09 | 2015-03-25 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具 |
JP5688990B2 (ja) * | 2011-02-09 | 2015-03-25 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具 |
EP2461090B1 (en) | 2010-12-01 | 2020-07-01 | Stanley Electric Co., Ltd. | Vehicle light |
JP5722702B2 (ja) * | 2011-05-19 | 2015-05-27 | スタンレー電気株式会社 | 車両用灯具 |
EP3449505B1 (en) * | 2016-04-29 | 2020-08-05 | Lumileds Holding B.V. | High luminance crisp white led light source |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000183408A (ja) * | 1998-12-16 | 2000-06-30 | Toshiba Electronic Engineering Corp | 半導体発光装置 |
JP2002374006A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | 発光装置 |
JP2004158293A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用前照灯及びその製造方法 |
JP2004354495A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Nec Viewtechnology Ltd | 光源装置 |
JP2005183327A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-07 | Stanley Electric Co Ltd | 車両前照灯 |
JP2005331468A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Sharp Corp | 測距機能を備えた照明装置 |
-
2006
- 2006-09-15 JP JP2006250433A patent/JP4525650B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000183408A (ja) * | 1998-12-16 | 2000-06-30 | Toshiba Electronic Engineering Corp | 半導体発光装置 |
JP2002374006A (ja) * | 2001-06-15 | 2002-12-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | 発光装置 |
JP2004158293A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用前照灯及びその製造方法 |
JP2004354495A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Nec Viewtechnology Ltd | 光源装置 |
JP2005183327A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-07 | Stanley Electric Co Ltd | 車両前照灯 |
JP2005331468A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Sharp Corp | 測距機能を備えた照明装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008071667A (ja) | 2008-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4640248B2 (ja) | 光源装置 | |
CN1224114C (zh) | 发光装置 | |
KR100661380B1 (ko) | 차량용 등기구 | |
US7939843B2 (en) | Light emitting device and high refractive index layer | |
JP4072632B2 (ja) | 発光装置及び発光方法 | |
US7193358B2 (en) | Light-emitting device arranged in the light distribution pattern for a vehicle | |
JP3791765B2 (ja) | Iii族窒化物系化合物半導体発光素子 | |
JP4131178B2 (ja) | 発光装置 | |
US9698317B2 (en) | Light emitting device having UV light emitting diode for generating human-friendly light and lighting apparatus including the same | |
USRE41234E1 (en) | Light-emitting unit having specific fluorescent material | |
JP4525650B2 (ja) | 白色光を発光する発光装置 | |
JP2002042525A (ja) | 面状光源 | |
JP2007042668A (ja) | Led発光装置 | |
JP2006253336A (ja) | 光源装置 | |
WO2013028000A2 (ko) | 고전류 구동용 발광 소자 | |
US20100314650A1 (en) | Light emitting module and method of manufacturing the same | |
KR20020079513A (ko) | 발광장치 | |
JP2002374006A (ja) | 発光装置 | |
JP2003101078A (ja) | 発光装置 | |
JP2003234504A (ja) | 発光装置 | |
JP2007012727A (ja) | 発光装置 | |
JP2009038188A (ja) | 表示装置用ledランプ及びled表示装置 | |
CN102820404A (zh) | 发光二极管封装 | |
JP2005302920A (ja) | 発光装置 | |
US20160056143A1 (en) | Light emitting device package |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100511 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100524 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4525650 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |