JP2008070333A - 振動型角速度センサ及び車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】角速度センサに異常がある場合も車両制御システムを無効状態とすることなく、安全性を向上することのできる振動型角速度センサ及び車両制御システムを提供する。
【解決手段】振動体10と、振動体10に駆動電圧を印加し、振動体10を所定の駆動周波数fdにて駆動振動させる駆動部20と、駆動振動された振動体10に角速度が印加された際の、駆動振動方向と直交する方向への振動体10の検出振動に基づいて角速度を検出する検出部30とを備える振動型の角速度センサ100であって、駆動部20と検出部30との間、及び、振動体10と検出部30との間の少なくとも一方に、角速度とは別に外部から振動の印加を受けた振動体10の誤振動に基づく信号を減衰させる帯域除去フィルタ41,42を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動型角速度センサ及び振動型角速度センサを含む車両制御システムに関するものである。
従来、角速度センサを用いて車両を正常状態に保つ車両制御システムとして、車両の横滑りを検出して各車輪のブレーキやトルクを最適に制御する車両安定制御システムや、車両の後輪又は前輪の舵角を制御する4輪舵角制御システムなどが知られている。このような車両制御システムにおいては、車両の横滑りといった車両の異常状態を角速度センサからのヨーレート信号に基づいて検出しているため、ヨーレート信号が異常となると車両の走行特性が不安定になる。
例えば、車両走行中に車両が大きな石などに乗り上げた場合などのように、外部要因によって車両に大きな衝撃が加わった場合、車両に搭載された角速度センサにも大きな衝撃が加わって、ヨーレート信号が異常となる。また、角速度センサとして振動型を採用した場合、このような過大衝撃の印加時のみならず、振動体の駆動系共振周波数fd、その奇数高調波3fd、5fd、・・・、駆動系共振周波数fdと検出系共振周波数fsとの差の周波数Δf=|fd−fs|などの成分を含む外部振動が角速度センサに加わった場合にも、ヨーレート信号が異常となる。
これに対し、例えば特許文献1においては、振動型の角速度センサに隣接配置された加速度センサの検出信号から、角速度センサが誤出力を生じる恐れのある周波数成分を抽出し、抽出された周波数成分が所定のレベルを超えた場合に角速度センサが異常状態にあることを示すダイアグ信号を出力することを示すダイアグ信号を出力する構成としている。
特開2004−294335号公報
しかしながら、特許文献1に示される構成によれば、ダイアグ信号によって、角速度センサからのヨーレート信号に基づく車両制御が制限(例えば車輪の駆動制御を行うアクチュエータの動作が中断)される。すなわち、角速度センサが異常状態にある場合、車両制御システムが無効状態となる。
本発明は上記問題点に鑑み、無効状態とすることなく、制御システムの安全性を向上することのできる振動型角速度センサ及び車両制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に請求項1に記載の振動型角速度センサは、振動体と、振動体に駆動電圧を印加し、振動体を所定の駆動周波数にて駆動振動させる駆動部と、駆動振動された振動体に角速度が印加された際の、駆動振動方向と直交する方向への振動体の検出振動に基づいて角速度を検出する検出部と、角速度とは別に外部から振動の印加を受けた振動体の誤振動に基づく信号を減衰させる減衰部と、を備えることを特徴とする。
このように本発明によれば、駆動振動された振動体に角速度とは別に外部から振動が印加されても、印加を受けた振動体の誤振動に基づく信号を減衰部によって減衰させ、振動型角速度センサから出力されるヨーレート信号が、外部振動によって異常となることを防ぐことができる。したがって、当該振動型角速度センサを含む制御システムを、無効状態とすることなくその安全性を向上することができる。
請求項2に記載のように、車両に搭載され、減衰部として、駆動部と検出部との間、及び、振動体と検出部との間の少なくとも一方に設けられ、検出振動の共振周波数を含まない所定帯域の信号を減衰させる帯域除去フィルタを含む構成とすると良い。車両搭載下においては、所定帯域の成分を含む外部振動が角速度センサに印加されるとヨーレート信号が異常となるが、本発明によれば帯域除去フィルタによってこの所定帯域の信号を効率よく除去することができる。
請求項3に記載のように、帯域除去フィルタが、駆動周波数と検出振動の共振周波数との差の周波数(以下Δfと示す)を中心周波数として設定された構成とすると良い。周波数成分としてΔfを含む外部振動が印加された場合には、小さな振動レベルでもヨーレート信号が異常となる恐れがあるが、本発明によればΔfを帯域除去フィルタの中心周波数とするので、Δf周辺の周波数成分を効率よく除去することができる。具体的には、請求項4に記載のように、中心周波数が、500Hz以上10kHz以下の範囲で設定されたものを採用すると良い。これによれば、車両特有の外部振動に基づく信号(周波数成分)を除去することができる。
また、請求項5に記載のように、帯域除去フィルタが、駆動周波数を中心周波数として設定された構成としても良い。周波数成分として駆動周波数を含む外部振動が印加された場合、Δf同様、小さな振動レベルでもヨーレート信号が異常となる恐れがあるが、本発明によれば駆動周波数を帯域除去フィルタの中心周波数とするので、駆動周波数周辺の周波数成分を効率よく除去することができる。
それ以外にも、請求項6に記載のように、帯域除去フィルタが、駆動周波数の奇数高調波を中心周波数として設定された構成としても良い。
帯域除去フィルタは、請求項7に記載のように1つの素子として構成されても良いし、請求項8に記載のように、1つの回路部として構成されても良い。また、減衰部はハードウェアによる構成に限定されるものではなく、請求項9に記載のように、減衰部として、コンピュータで所定のアルゴリズム処理を実行することにより、誤振動に基づく信号を減衰させるソフト処理部を含む構成(ソフトウェアによる構成)としても良い。
なお、請求項10に記載のように、振動型角速度センサと、車両のアクチュエータ(例えば車輪の制動駆動(トルクやブレーキング量などの変更)を行うアクチュエータ)と、振動型角速度センサの検出信号に基づいてアクチュエータの動作を制御する車両制御装置と、を備える車両制御システムにおいて、振動型角速度センサとして請求項1〜9いずれか1項に記載の振動型角速度センサが好適である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動型角速度センサの概略構成を示す回路図である。図1に示すように、振動型角速度センサ100(以下角速度センサ100と示す)は、要部として、振動体10、駆動部20、検出部30、及び減衰部40を含んでいる。
振動体10は、駆動部20によって駆動され、所定の駆動振動を行っている状態で、振動体10に角速度が印加された場合にはコリオリ力が生じ、検出部30によってコリオリ力に基づく検出振動成分が検出される構成のもであれば採用することができる。本実施形態においては、一例として、音叉式の振動体10を採用している。それ以外にも、容量式等のあらゆる種類の振動型の角速度センサを採用することができる。なお、振動体10には、以下に示す各圧電素子11〜16が設けられている。符号11,12は振動体10に周期的な信号(駆動信号、例えば正弦波)を印加するための駆動用圧電素子、符号13,14は駆動振動方向と直交する方向への振動体10の検出振動を検出する検出用圧電素子、符号15,16は駆動振動方向への振動をモニタし、モニタ信号を出力するための参照用圧電素子である。
駆動部20は、振動体10を所定の駆動周波数にて駆動振動させることのできる構成であれば採用することができる。本実施形態においては、その一例として、参照用圧電素子15,16の出力を差動増幅する増幅器21、増幅器21からの振動電圧出力を90度位相する位相器22、及び分岐された位相器22からの出力を増幅する増幅器23を、要部として含んでいる。
検出部30は、駆動振動された振動体10に角速度が印加された際の、駆動振動方向と直交する方向への振動体10の検出振動に基づいて角速度を検出することのできる構成であれば採用することができる。本実施形態においては、その一例として、検出用圧電素子13,14の出力を差動増幅する増幅器31、増幅器31からの出力V1を復調する同期検波部32、及び同期検波部32からの出力を平滑化するローパスフィルタ33を、要部として含んでいる。なお、同期検波部32の参照周波数信号は、振動体10の速度と加わる角速度とのベクトルの積に比例して発生するので、駆動振動波形に対し、コリオリ力の検出波形は必ず90度位相変化した形で検出される。したがって、位相器22にて90度位相した信号V2(駆動振動波形)はコリオリ力の検出波形と位相が一致し、同期検波用の参照周波数信号として好適である。
減衰部40は、角速度とは別に外部から振動の印加を受けた振動体10の誤振動に基づく信号(検出系の共振周波数fsを含まない所定帯域の周波数成分)を減衰させ、角速度センサ100から出力されるヨーレート信号Vyが異常となるのを防ぐことのできる構成であれば採用することができる。ここで、車両においては、上述したように、振動体10の駆動系の共振周波数(駆動周波数)fd、その奇数高調波3fd、5fd、・・・、駆動系の共振周波数fdと検出系(検出振動)の共振周波数fsとの差の周波数Δf=|fd−fs|などの成分を含む所定帯域の外部振動が振動体10に加わった場合に、誤振動に基づく信号(周波数成分)が検出部30を構成する同期検波部32に伝達され、ヨーレート信号Vyが異常となる。なお、検出部30(同期検波部32)への誤振動に基づく信号(周波数成分)の伝達経路は、信号V1,V2の2経路存在する。
そこで、本実施形態においては、減衰部40として帯域除去フィルタ41,42を採用し、一方の帯域除去フィルタ41を、駆動部20と検出部30との間(位相器22によって90度位相された信号V2の伝達経路)に設けている。また、他方の帯域除去フィルタ42を、振動体10と検出部30との間(増幅器31と同期検波部32と間の信号V1の伝達経路)に設けている。なお、本実施形態においては、帯域除去フィルタ42のように、振動体10と検出部30を構成する同期検波部32との間に帯域除去フィルタ42が設けられた構成も、振動体10と検出部30との間に設けられた構成として扱うものとする。
帯域除去フィルタ41,42は、ともに振動体10の駆動系の共振周波数fdと検出系の共振周波数fsとの差の周波数Δfを、中心周波数fとして設定されている。車両搭載下において、周波数成分としてΔf(特に検出系の機械的Q値が高い場合)を含む外部振動が印加された場合には、小さな振動レベルでもヨーレート信号Vfが異常となる恐れがあるが、本実施形態においてはΔfを帯域除去フィルタ41,42の中心周波数fとするので、Δf付近の周波数成分を効率よく除去することができる。
なお、角速度センサ100に印加される外部振動としては、車両搭載下において、角速度センサ100が取り付けられる車両フレームの構造に起因するもので500kHz以下、車両の走行状態時の振動に起因するもので2kHz以下、飛び石等の異物衝突に起因するもので10kHz以下の周波数成分を含むものが一般的である。したがって、好ましくは中心周波数f(周波数Δf)が500Hz以上10kHz以下の範囲で設定されれば良く、少なくとも車両搭載下において必然的に生じる外部振動の周波数成分を除去すべく500Hz以上2kHz以下の範囲で設定されれば良い。本実施形態においては、中心周波数f(周波数Δf)を2kHzとしている。
なお、このような帯域除去フィルタ41,42は、1つの素子として構成されても良いし、1つの回路部として構成されても良い。本実施形態においては、1つの素子として構成されている。
このように本実施形態に係る角速度センサ100によれば、駆動振動された振動体10に角速度とは別の外部振動が印加されても、印加を受けた振動体10の誤振動に基づく信号(周波数成分)を帯域除去フィルタ41,42によって減衰させ、ヨーレート信号Vyが外部振動によって異常となることを防ぐことができる。したがって、例えば図2に示すように、上述の角速度センサ100、ヨーレート信号Vyを含む信号に基づいて、アクチュエータ120の動作を制御(例えばブレーキを制御)する制御装置110、及びアクチュエータ120(例えば車輪の制動駆動(車輪のトルクやブレーキング量などの変更))とにより構成される車両制御システム200において、システム200を無効状態とすることなく安全性を向上することができる。図2は、角速度センサ100を含む車両制御システム200の概略構成を示すブロック図である。このように、上述の角速度センサ100は、車両制御システム200を構成する角速度センサとして好適である。また、異常となる周波数帯を含む振動が角速度センサ100に印加されないように、防振構造を最適化しなくとも良いので、防振構造を簡素化することができる。
また、本実施形態においては、減衰部40として帯域除去フィルタ41,42を採用しているので、外部振動に対応した所定帯域の周波数成分のみを効率よく除去することができる。さらには、減衰部40として、検出部30(同期検波部32)への誤振動に基づく信号(周波数成分)の2つの伝達経路に、それぞれ帯域除去フィルタ41,42を設けている。したがって、外部振動の印加を受けた振動体10の誤振動に基づく信号(周波数成分)を、より効率よく減衰させることができる。なお、複数の伝達経路を有する構成においては、少なくとも1つの伝達経路に帯域除去フィルタ41(42)を設ければ、外部振動の印加を受けた振動体10の誤振動に基づく信号を減衰させることができる。
なお、本実施形態においては、帯域除去フィルタ41,42の中心周波数fがΔfとされる例を示した。しかしながら、それ以外にも、駆動系の共振周波数(駆動周波数)fdを中心周波数fとしても良い。駆動周波数fdを含む外部振動が印加された場合、小さな振動レベルでもヨーレート信号Vyが異常となる恐れがあるが、このような構成とすれば、ヨーレート信号Vyが外部振動によって異常となることを防ぐことができる。さらには、帯域除去フィルタ41,42が、駆動系の共振周波数(駆動周波数)fdの奇数高調波3fd、5fd、・・・を中心周波数fとして設定された構成としても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図3及び図4に基づいて説明する。図3は、第2実施形態に係る角速度センサ100の概略構成を示すブロック図である。図4は、マイコンによる制御手順を示すフロー図である。
第2実施形態に係る角速度センサ100は、第1実施形態に示した角速度センサ100と共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
第1実施形態においては、減衰部40としてハードウェアによる構成を示した。これに対し、本実施形態においては、減衰部40として、コンピュータで所定のアルゴリズム処理を実行することにより、誤振動に基づく信号を減衰させるソフト処理部を含む点を特徴とする。
具体的には、図3に示すように、角速度センサ100は、振動体10、駆動部20、検出部30を含む減衰部40としてのマイコン(コンピュータ)43、及び通信ドライバ50を、要部として含んでいる。このように、近年では、標準化のため、角速度センサ100の出力として、例えば、シリアル通信であるCAN(Controller Area Network)などのデジタル出力が採用されており、そのために、マイコン43が搭載された角速度センサ100が登場してきている。このマイコン43を用いることによって、第1実施形態の図1に示した回路のように、ハードウェアによる減衰部40(帯域除去フィルタ41,42)を追加することなく、ソフトウェアによる所定のロジック(例えば図1に示した帯域除去フィルタ41,42に相当するデジタルフィルタ)で、外部振動に基づく周波数成分を除去することが可能である。
図3及び図4に示すように、振動体10からの信号V1と、駆動部20からの信号V2は、マイコン43のADC(Analog Digital Converter)入力端子(図示略)に供給される(S10)。マイコン43は、ソフトウェアによって、サンプリングされたデジタル値である信号V1D,V2D(信号V1,V2がデジタル化された信号)の周波数分析を行う(S20)。そして、角速度センサ100の誤出力が発生するおそれのある外部振動に基づく周波数成分を含む場合には、当該周波数成分を除去する補正処理を行う(S30)。そして、所定の検出処理(第1実施形態に示した同期検波部32の処理に相当)を実行(S40)したのち、通信ドライバ50を用いて、シリアル通信を介して車両制御システム200の制御装置110(第1実施形態に示した図2参照)に通知される。
このように本実施形態に係る角速度センサ100によれば、減衰部40としてのマイコン43を採用することで、ヨーレート信号Vyが外部振動によって異常となることを防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態においては、ハードウェア構成された減衰部40として、帯域除去フィルタ41,42を採用する例を示した。しかしながら、ハードウェア構成された減衰部40としては、それ以外のフィルタ(ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ)を採用することができる。また、それらを組み合わせて減衰部40とすることもできる。
第1実施形態に係る振動型角速度センサの概略構成を示す回路図である。 角速度センサを含む車両制御システムの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る振動型角速度センサの概略構成を示すブロック図である。 制御手順を示すフロー図である。
符号の説明
10・・・振動体
20・・・駆動部
30・・・検出部
32・・・同期検波部
40・・・減衰部
41,42・・・帯域除去フィルタ(減衰部)
100・・・角速度センサ(振動型角速度センサ)

Claims (10)

  1. 振動体と、
    前記振動体に駆動電圧を印加し、前記振動体を所定の駆動周波数にて駆動振動させる駆動部と、
    前記駆動振動された前記振動体に角速度が印加された際の、前記駆動振動方向と直交する方向への前記振動体の検出振動に基づいて前記角速度を検出する検出部と、
    前記角速度とは別に外部から振動の印加を受けた前記振動体の誤振動に基づく信号を減衰させる減衰部と、を備えることを特徴とする振動型角速度センサ。
  2. 車両に搭載され、前記減衰部として、前記駆動部と前記検出部との間、及び、前記振動体と前記検出部との間の少なくとも一方に設けられ、前記検出振動の共振周波数を含まない所定帯域の信号を減衰させる帯域除去フィルタを含むことを特徴とする請求項1に記載の振動型角速度センサ。
  3. 前記帯域除去フィルタは、前記駆動周波数と前記検出振動の共振周波数との差の周波数を中心周波数とすることを特徴とする請求項2に記載の振動型角速度センサ。
  4. 前記中心周波数は、500Hz以上10kHz以下の範囲で設定されていることを特徴とする請求項3に記載の振動型角速度センサ。
  5. 前記帯域除去フィルタは、前記駆動周波数を中心周波数とすることを特徴とする請求項2に記載の振動型角速度センサ。
  6. 前記帯域除去フィルタは、前記駆動周波数の奇数高調波を中心周波数とすることを特徴とする請求項2に記載の振動型角速度センサ。
  7. 前記帯域除去フィルタフィルタは、1つの素子として構成されていることを特徴とする請求項2〜6いずれか1項に記載の振動型角速度センサ。
  8. 前記帯域除去フィルタは、1つの回路部として構成されていることを特徴とする請求項2〜6いずれか1項に記載の振動型角速度センサ。
  9. 前記減衰部として、コンピュータで所定のアルゴリズム処理を実行することにより、前記誤振動に基づく信号を減衰させるソフト処理部を含むことを特徴とする請求項1に記載の振動型角速度センサ。
  10. 請求項1〜9いずれか1項に記載の振動型角速度センサと、車両のアクチュエータと、前記振動型角速度センサの検出信号に基づいて、前記アクチュエータの動作を制御する車両制御装置と、を備えることを特徴とする車両制御システム。
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