JP2008070265A - 光vt装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気機器の主回路電圧を計測する光VT装置の部品点数を抑制し、小型化を図る。
【解決手段】 電界によって偏光して電圧計測を行うための電気光学素子2と、電気光学素子2に一方端が接続される光ケーブル4と、この電気光学素子2と離間して配置されるとともに、電気機器の主回路に接続された中心導体7と接続される電極5と、電気光学素子2と光ケーブル4および電極5を一体でモールドして形成するとともに、電気機器の第2の界面接続部8bに密着される第1の界面接続部3bを有する絶縁層3と、絶縁層3の外周に設けられた接地層6とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチギヤなどの電気機器の主回路電圧を電気光学効果(ポッケルス効果)で計測する光VT装置に関する。
スイッチギヤなどの電気機器においては、主回路の保護、計測のため、巻線型のVT装置が用いられる。最近では、無誘導性、広帯域性、電気絶縁性などの利点を持つ光VT装置が用いられるようになってきた。
この種の光VT装置は、絶縁ガスを充填した主回路部と、主回路部に接続された分圧コンデンサおよび電気光学素子を有する光センサ部とから構成されているものが知られている。電気光学素子には、主回路部と分圧コンデンサとで分圧された主回路電圧が印加され、電圧計測が行われるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−83961号公報 (第3ページ、図1)
上記の従来の光VT装置においては、次のような問題がある。
主回路部に絶縁ガスを用いているので、絶縁ガスの絶縁耐力に応じた所定の絶縁距離の確保が必要であり、縮小化には限界が生じていた。即ち、主回路電圧を取り出すための主回路部が大型化していた。また、分圧コンデンサのような付属部品が必要であり、部品点数が増加していた。
これは、最近の趨勢である縮小化に逆行するものであり、絶縁ガスよりも絶縁距離を縮小化することができ、更に、部品点数を抑制できるものが望まれていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、部品点数を抑制し、小型化された光VT装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光VT装置は、電圧計測を行うための電気光学素子と、前記電気光学素子に一方端が接続される光ケーブルと、この電気光学素子と離間して配置されるとともに、電気機器の主回路に接続される電極と、前記電気光学素子と前記光ケーブルおよび前記電極を一体でモールドして形成するとともに、前記電気機器の第2の界面接続部に密着される第1の界面接続部を有する絶縁層と、前記絶縁層の外周に設けられた接地層とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電気光学素子と主回路に接続された電極とを絶縁材料でモールドしているので、主回路側と接地側との静電容量比による制御された電界が電気光学素子に加わり、部品点数の削減ができ、絶縁材料の優れた絶縁耐力により全体形状を縮小化することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る光VT装置を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る光VT装置の構成を示す断面図である。
図1に示すように、光VT装置は、図示上部の電圧検出部1aからなり、電圧検出部1aには、図面下部のスイッチギヤのような電気機器の主回路に接続された主回路部1bが組み合わされるようになっている。
電圧検出部1aには、BGO結晶やBSO結晶からなる電界によって偏光する円柱状のポッケルス素子2(電気光学素子)が設けられている。ポッケルス素子2の周りには、エポキシ樹脂のような絶縁材料をモールドして形成した第1の絶縁層3が設けられている。ポッケルス素子2には、軸方向と直交する軸面に光ケーブル4の一方端が接続されており、図示しない外部の測定回路から、図中の点線で示すように光を受け、そして電界によって偏光したものを測定回路に戻すようになっている。測定回路では、光を電圧に変換し、電圧が計測されるようになっている。
ポッケルス素子2の他の軸面には、所定の絶縁距離を保って凹状の埋め込み電極5が凹部5aを露出させて第1の絶縁層3内に埋め込まれている。第1の絶縁層3端部は半径方向に広がった第1のフランジ部3aに形成され、その中心部に埋め込み電極5の凹部5aが露出している。また、第1の絶縁層3端部は、テーパ状の凹状の第1の界面接続部3bとなっている。第1の界面接続部3bを除く第1の絶縁層3の外周には、導電性塗料を塗布した第1の接地層6が設けられている。
主回路部1bには、スイッチギヤの主回路に接続された中心導体7が配置され、その周りに、エポキシ樹脂のような絶縁材料をモールドして形成した第2の絶縁層8が設けられている。第2の絶縁層8端部は半径方向に広がった第2のフランジ部8aに形成され、その中心部に中心導体8端部が露出している。
第2の絶縁層8端部はテーパ状の凸状の界面接続部8bとなっており、シリコンゴムのような可撓性絶縁材料からなる可撓性絶縁体9を介して、第1の界面接続部3bと密着されるようになっている。また、凹部5aに中心導体7端部が接続されるようになっている。第2の界面接続部8bを除く第2の絶縁層8の外周には、導電性塗料を塗布した第2の接地層10が設けられている。
次に、電圧検出部1aと主回路部1bとの組み合わせを説明する。
第1の界面接続部3bに可撓性絶縁体9を介して第2の界面接続部8bに密着させるとともに、埋め込み電極5に中心導体7を接続する。また、第1のフランジ部3aと第2のフランジ部8aとを図示しないボルトで強固に固定するとともに、第1の接地層6と第2の接地層10とを接触させる。
これにより、ポッケルス素子2には、ポッケルス素子2と埋め込み電極5間で形成される主回路側の静電容量と、ポッケルス素子2と第1の接地層6間で形成される接地側の静電容量とで分圧された電圧が加わる。即ち、分圧によって制御された電界が加わる。ポッケルス素子2に電界が加わると、図示しない測定回路からの光が偏光し、予め求めておいた偏光度合いと電圧の関係から主回路電圧を計測することができる。
ここで、ポッケルス素子2は円柱状であり、その円柱部が埋め込み電極5と第1の接地層6とで形成される等電位線を横切るように配置されている。即ち、円柱部を電界方向と平行に配置しているので、ポッケルス素子2と第1の絶縁層3との境界面での電界の乱れが抑制され、偏光がスムーズに行われるようになる。このため、主回路電圧の計測の精度を向上させることができる。なお、主回路電圧が例えば66kV以下のような電圧範囲では、電圧が低く、電界が乱れ難いので、ポッケルス素子2を方形体状としてもよい。
また、第1の絶縁層3は、一般的に30kV/mmの絶縁耐力を有しているので、従来の絶縁ガスの8kV/mm(大気圧)と比べて、格段に優れている。このため、絶縁耐力が向上する割合に比例して電圧検出部1aを縮小化することができる。また、主回路側と接地側との静電容量比によってポッケルス素子2に加わる電界を制御することができるので、従来のような分圧回路が不要となり部品点数を削減することができる。更に、第1の接地層6を設けているので、外部電界による影響を受けることがなく、主回路電圧の計測を高精度で高感度とすることができる。
上記実施例1の光VT装置によれば、ポッケルス素子2と主回路に接続された埋め込み電極5とをエポキシ樹脂でモールドして第1の絶縁層3を設けているので、主回路側と接地側との静電容量比による電界がポッケルス素子2に加わり、分圧回路が不要となって部品点数の削減ができ、優れた第1の絶縁層3の絶縁耐力により全体形状を縮小化することができる。
次に、本発明の実施例2に係る光VT装置を図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施例2に係る光VT装置の構成を示す断面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、ポッケルス素子に加わる電界を改善したことである。図2において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、埋め込み電極5と対向するポッケルス素子2の対向面には、例えばアルミのような金属材料を蒸着させた金属蒸着膜11aが設けられている。同様に、金属蒸着膜11aと対向する面、即ち、埋め込み電極5の反対向面にも、光ケーブル4の接続部を除いた面に金属蒸着膜11bが設けられている。
これにより、ポッケルス素子2内は、金属蒸着膜11a、11bによって平行な電界分布となって電界が改善され、電圧計測の精度を向上させることができる。
上記実施例2の光VT装置によれば、実施例1による効果のほかに、主回路電圧の計測の精度を向上させることができる。
次に、本発明の実施例3に係る光VT装置を図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例3に係る光VT装置の構成を示す断面図である。なお、この実施例3が実施例2と異なる点は、ポッケルス素子を可撓性絶縁材料でモールドしたことである。図3において、実施例2と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、ポッケルス素子2の周りには、EPゴム、シリコンゴムのような可撓性絶縁材料をモールドして形成した第3の絶縁層12が設けられている。
なお、第3の絶縁層12端部に形成される第3のフランジ部12a、第3の界面接続部12bは、実施例2と同様の形状である。ただし、実施例2で用いた可撓性絶縁体を用いていないので、この点は考慮されている。また、第3の絶縁層12は、エポキシ樹脂と同様の絶縁耐力を有し、絶縁ガス(大気圧)よりも高い絶縁耐力を有している。一般的には、20〜30kV/mmとなる。
これにより、第3の界面接続部12bが可撓性絶縁材料から形成されているので、部品点数を削減することができ、また、互いの界面接続部8b、12bの密着作業を容易とすることができる。
上記実施例3の光VT装置によれば、実施例2による効果のほかに、部品点数の削減をすることができる。
本発明の実施例1に係る光VT装置の構成を示す断面図。 本発明の実施例2に係る光VT装置の構成を示す断面図。 本発明の実施例3に係る光VT装置の構成を示す断面図。
符号の説明
1a 電圧検出部
1b 主回路部
2 ポッケルス素子
3 第1の絶縁層
3a 第1のフランジ部
3b 第1の界面接続部
4 光ケーブル
5 埋め込み電極
5a 凹部
6 第1の接地層
7 中心導体
8 第2の絶縁層
8a 第2のフランジ部
8b 第2の界面接続部
9 可撓性絶縁体
10 第2の接地層
11a、11b 金属蒸着膜
12 第3の絶縁層
12a 第3のフランジ部
12b 第3の界面接続部

Claims (5)

  1. 電圧計測を行うための電気光学素子と、
    前記電気光学素子に一方端が接続される光ケーブルと、
    この電気光学素子と離間して配置されるとともに、電気機器の主回路に接続される電極と、
    前記電気光学素子と前記光ケーブルおよび前記電極を一体でモールドして形成するとともに、前記電気機器の第2の界面接続部に密着される第1の界面接続部を有する絶縁層と、
    前記絶縁層の外周に設けられた接地層とを備えたことを特徴とする光VT装置。
  2. 前記絶縁層をエポキシ樹脂でモールドし、前記第1の界面接続部に可撓性絶縁体を介して前記電気機器の第2の界面接続部と密着させることを特徴とする請求項1に記載の光VT装置。
  3. 前記絶縁層を可撓性絶縁材料でモールドしたことを特徴とする請求項1に記載の光VT装置。
  4. 前記電極と対向する前記電気光学素子の対向面および反対向面に、それぞれ金属蒸着膜を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光VT装置。
  5. 前記電気光学素子を円柱状とし、その円柱部が等電位線を横切るように配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光VT装置。
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