JP2008069749A - 多気筒4サイクルエンジンとクランクケースとその鋳造方法 - Google Patents

多気筒4サイクルエンジンとクランクケースとその鋳造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 エンジンの出力を向上させることができるクランクケースを提供すること。
【解決手段】 多気筒4サイクルエンジンのクランクケースの合面5にクランク軸を支持するジャーナル軸受部26を設け、このジャーナル軸受部26から反合面側に向けて、隣接する気筒のクランク室6間を仕切る隔壁7を一体的に鋳造したクランクケースであって、前記ジャーナル軸受部26を、前記クランクケース1の合面5からジャーナル軸受部26の軸受最深部27近傍に向けて前記隔壁7の厚みを厚くし、このジャーナル軸受部26の軸受最深部27近傍からクランクケース1の反合面側に向けて前記隔壁7の厚みを薄く形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動二輪車等の多気筒4サイクルエンジンとクランクケースと、その鋳造方法に関する。
従来より、例えば、自動二輪車等の多気筒4サイクルエンジンを構成するクランクケースやシリンダブロックは鋳造によって製造されている。この自動二輪車のエンジンの場合、前輪と後輪との間に設けられたフレームに支持されており、且つこのフレームの上部に設けられた燃料タンクの下方の限られたスペースにエンジンやミッションを搭載して後輪を駆動するように構成されるため、構造上、前輪側にシリンダ、後輪側にミッションが配置される。このエンジンは、一般的に、シリンダブロックやクランクケース、及びミッションケースがダイカスト法で鋳造されている。このようなエンジンの多気筒4サイクルエンジンは、各構成パーツの重量の軽減を図り慣性を下げるとともに、各気筒のピストンに位相差をもたせて振動低減を図っている。
一方、この多気筒4サイクルエンジンの場合には、各気筒のクランク室が隔壁で仕切られて独立しているため、このクランク室内で高速回転するクランクウエブ等によってピストンの下降行程でクランク室内の空気が圧縮されてポンピングロスを生じる。また、クランク室の隔壁とクランクウエブとの間は、空気、オイルの混ざった状態のものがあり、大きな攪拌抵抗にもなる。そのため、これらポンピングロスや攪拌抵抗を低減するために、隣接する気筒のクランク室同士を連通穴によって連通させたものがある。
例えば、この種の従来技術として、各気筒のクランク室同士を連通する連通穴をピストン摺動面とクランクケース部とにまたがるように形成し、この連通穴の中心がピストン摺動面側に位置するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、本出願人が先に出願した、隣接する気筒のシリンダボア及びクランク室間を仕切る隔壁に、これらを貫通する連通穴を切削形成し、その連通穴の上縁におけるシリンダボアへの開口縁部をシリンダ軸心と直交する方向に形成したものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−182325号公報(第2頁、図5) 特開2005−69170号公報(第2頁、図5)
ところで、前記したような多気筒4サイクルエンジンでシリンダブロック上部での真円度を確保したい場合、シリンダブロックをクローズドデッキ構造とする場合がある。しかし、このクローズドデッキ構造とする場合には、型抜きが困難になるので前記ダイカスト法での鋳造は難しく、砂型を用いた鋳造で製造されている。
この砂型を用いた鋳造の場合、図6に示す従来のクランクケース51を含むシリンダブロック53の一例を示す斜視図のように、シリンダブロック53と上部クランクケース52及び上部ミッションケース54とを含むような比較的大きく複雑な形状の鋳物を一体的に鋳造することがある。なお、図6は、クランクケース51を逆さまにした鋳造時の状態を図示している。
図7のクランクケースと鋳造型とを模式的に示す縦断面図に示すように、砂型を用いた鋳造型60には、例えば、下部金型61と、前部金型62と、側面に設けられた側部金型(図の紙面直交方向に位置するため省略)と、後部金型63と、溶湯を注入する湯口65が形成された湯口金型64と、上部金型70とが設けられている。また、この鋳造型60には、前記上部クランクケース52の複雑な内部壁面を形成するために、クランク室形成中子たるクランク側中子69とシリンダ側中子68とが設けられている。66は、シリンダボア金型である。
これら上部クランクケース52の内部壁面を形成するクランク側中子69とシリンダ側中子68とは、図8に示す、図7のシリンダブロックの断面と直交する方向の縦断面におけるクランクケースと中子とを模式的に示す断面図のように、クランク側中子69は前記上部金型70に連なるように設けられ、シリンダ側中子68はクランク側中子69と割面75が接した状態でシリンダ側に設けられる。これらの中子69,68には、クランク側Cの合面55からシリンダ側Hに向けて狭まるように連続した抜き勾配80,81が設けられている。
また、図6,7に示すように、前記上部クランクケース52の各クランク室56を仕切る隔壁57には、各クランク室56内での攪拌抵抗等を低減するために、各クランク室56を連通させる連通穴58が設けられている。さらに、隔壁57には肉抜き部78が設けられており、重量軽減が図られている。この肉抜き部78は、前記シリンダ側中子68の砂型形状によって各気筒間の隔壁57に形成される。
しかしながら、この肉抜き部78は、図8に示すように前記クランク側中子69とシリンダ側中子68との割面75の近傍からシリンダ側に形成されるため、割面75の端部Eに鋳造時に形成されるバリを取るバリ取り作業時に肉抜き部78の角部も研削してクランク室56の内面を滑らかに仕上げなければならない。このバリ取り作業を行う割面75の部分は、図6に示すように、上部クランクケース52のシリンダブロック53側における狭隘な部分であるとともに、シリンダブロック53との接合部に近い部分であるため、作業者が手作業で慎重に行っており、時間と労力を要している。このような課題は、前記特許文献1,2には何ら記載されておらず、その解決手段も記載されていない。
一方、前記した自動二輪車用エンジンのような高出力エンジンの場合には、常に出力向上が求められており、自動二輪車用の多気筒4サイクルエンジンでも常に出力向上が求められている。
そこで、本発明は、鋳造後の仕上げが容易でエンジン出力の更なる向上が図れる多気筒4サイクルエンジンとクランクケースとその鋳造方法とを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のクランクケースは、多気筒4サイクルエンジンのクランクケースの合面にクランク軸を支持するジャーナル軸受部を設け、該ジャーナル軸受部から反合面側に向けて、隣接する気筒のクランク室間を仕切る隔壁を一体的に鋳造したクランクケースであって、前記隔壁を、前記クランクケースの合面から前記ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に向けて厚みを厚くし、該ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から該クランクケースの反合面側に向けて厚みを薄く形成している。これにより、クランクケース内の隣接する各気筒のクランク室間を仕切る隔壁の厚みがジャーナル軸受部の軸受最深部近傍からクランクケースの反合面側に向けて薄くなるので、クランクケース内の容積を増やして、クランクウエブの回転によってクランク室内に生じる圧力変動を低減でき、エンジンの出力向上を図ることができる。加えて、クランクウエブと隔壁との距離を確保できるので、クランクウエブの攪拌抵抗を低減でき、馬力損失を小さくできる。
また、前記クランクケースをシリンダブロックに連なる上部クランクケースで構成し、該上部クランクケースの合面から前記ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に向けて前記隔壁の厚みを厚くし、該ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から前記反合面側である前記上部クランクケースと前記シリンダブロックとの接合部に向けて前記隔壁の厚みを薄く形成してもよい。これにより、クランクウエブの回転によってクランク室内に生じる圧力変動によるポンピングロスを低減でき、エンジンの出力向上を図ることができる。
さらに、前記隔壁の厚みを薄く形成したジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から前記クランクケースの反合面側の隔壁部分に、前記クランクケースの各気筒のクランク室間を連通させる肉抜き部を設け、該肉抜き部の隔壁表面との角部を曲面で形成してもよい。これにより、ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から反合面側にかけて隔壁に設けた大きな肉抜き部で各クランク室間で空気が流れ易くなり、クランク室内での圧力変動の緩和を図ることができる。また、この肉抜き部の角部を大きな曲面に形成して応力緩和を図ることができる。
一方、本発明におけるエンジンは、前記いずれかのクランクケースを備えている。これにより、クランクウエブの回転によってクランク室内に生じる圧力変動によるポンピングロスの低減と、クランクウエブの攪拌抵抗の低減により、馬力損失を小さくして出力向上を図った多気筒4サイクルエンジンを構成することができる。
また、前記いずれかのクランクケースと一体的にシリンダブロックを形成してもよい。これにより、クランクケースと一体的にシリンダブロックを鋳造して軽量化を図るとともに、シリンダブロックへの直接的なメッキ加工を行って効率良くエンジンを製作することができる。しかも、シリンダブロックの上端からクランクケースの合面におけるジャーナル軸受部の軸芯までの寸法を正確に製作することができ、ピストン等の他の構成との関係やシリンダ排気量との関係で重要な寸法を安定させたエンジンを製作することができる。
一方、本発明におけるクランクケースの鋳造方法は、多気筒4サイクルエンジンのクランクケースの合面にクランク軸を支持するジャーナル軸受部を設け、該ジャーナル軸受部から反合面側に向けて、隣接する気筒のクランク室間を仕切る隔壁を一体的に設けるクランクケースの鋳造方法であって、前記クランクケースの合面から前記ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に向けて隔壁の厚みが厚くなる勾配を設けた合面側中子と、該合面側中子に接してジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から前記クランクケースの反合面側に向けて隔壁の厚みが薄くなる勾配を設けた反合面側中子とを設け、該ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に中子の割面を位置させた状態で鋳造型内に溶湯を注入して、前記クランクケースの合面から前記ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に向けて厚みが厚くなり、該ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から反合面側に向けて厚みが薄くなる隔壁を形成している。これにより、クランクケース内の各気筒のクランク室間を仕切る隔壁の厚みがジャーナル軸受部の軸受最深部近傍からクランクケースの反合面側に向けて薄くなるようにクランクケースを鋳造することができるので、クランクケース内の容積を増やして、クランクウエブの回転によってクランク室内に生じる圧力変動を低減でき、エンジンの出力向上を図ることができる。加えて、クランクウエブと隔壁との距離を確保できるので、クランクウエブの攪拌抵抗を低減でき、馬力損失を小さくできる。しかも、この鋳造方法によれば、合面側中子と反合面側中子との割面にできるバリをジャーナル軸受部の最深部近傍に位置させることができ、鋳造後に割面のバリ取り作業を容易に行うことができる。
また、前記反合面側中子で、前記隔壁にジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から反合面側にかけて各クランク室間を連通させる肉抜き部を形成するとともに、該肉抜き部と隔壁の表面との角部を曲面に形成するようにしてもよい。これにより、ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から反合面側にかけて隔壁に大きな肉抜き部を設けてクランク室の気筒間で空気が流れるようにでき、この肉抜き部でも圧力変動を低減させることができる。また、反合面側中子で肉抜き部の角部を大きな曲面に形成して応力緩和を図ることができる。
本発明は、以上説明したような手段により、クランク室内の容積を増やし、このクランク室内に生じる圧力変動や攪拌抵抗を抑えて、エンジンの出力を向上させることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るクランクケースを含むシリンダブロックの斜視図であり、図2は、図1に示すクランクケースと鋳造型とを模式的に示す縦断面図、図3は、図2に示すクランクケースの断面と直交する方向の縦断面におけるクランクケースと中子とを模式的に示す断面図である。この実施の形態のクランクケース1は、図1に示すように、上部クランクケース2とシリンダブロック3と上部ミッションケース4とが一体的に鋳造された、4サイクル4気筒エンジンのクランクケース1を例に説明する。なお、図1は、クランクケース1を逆さまにした鋳造時の状態を図示している。
図1に示すクランクケース1は、上部クランクケース2の上端面が合面5であり、この合面5に後述する図5に示す下部クランクケース34が結合される。また、前記上部クランクケース2の各クランク室6を仕切る隔壁7には、各クランク室6間で空気の移動ができるように連通穴8が設けられている。
そして、この上部クランクケース2の内部壁面が、後述するように割面25で分割される中子によって形成されている。この割面25は、前記隔壁7に形成されているジャーナル軸受部26の軸受最深部27近傍に設けられている。また、この割面25よりもシリンダブロック3側には、隔壁7を貫通して各クランク室6間を連通させる肉抜き部28,29が設けられている。
図2に基いて、クランクケース1の合面5を上側にし、シリンダブロック3を下側にした状態で、前記上部クランクケース2とシリンダブロック3と上部ミッションケース4とを一体的に鋳造する鋳造型を説明する。この図では、クランクケース1を断面で示し、鋳造型10の各構成を模式的に示している。また、クランクケース1の合面側をクランク側Cとし、反合面側をシリンダ側Hとして示す。
鋳造型10には、シリンダブロック3と上部クランクケース2から上部ミッションケース4の下側に設けられた下部金型11と、シリンダブロック3と上部クランクケース2との前面(図の右側)に設けられた前部金型12と、シリンダブロック3と上部クランクケース2及び上部ミッションケース4の側面のそれぞれに設けられた側部金型(図の紙面直交方向に位置するため、図示略)と、上部ミッションケース4の後面(図の左側)に設けられた後部金型13と、反ミッションケース側の上部クランクケース2側から溶湯を注入する湯口15が形成された湯口金型14とが設けられている。
この湯口金型14は、上部クランクケース2の合面5側(図示する上側)の幅方向(図の紙面直交方向)全幅から溶湯を上部クランクケース2に注入できるように構成されている。また、この湯口金型14に設けられた湯口15は、溶湯溜りとして利用できる所定容積で形成されている。さらに、下部金型11には、シリンダブロック3にシリンダボアを形成するシリンダボア金型16が設けられている。なお、前記シリンダブロック3には、このシリンダブロック3に形成される水ジャケットシェル中子22が設けられている。これら、下部金型11と前部金型12とシリンダボア金型16と水ジャケットシェル中子22とによって、シリンダブロック形成部が形成されている。
そして、前記シリンダブロック3と上部クランクケース2との間の部分には、このシリンダブロック3と上部クランクケース2との間のスカート部の肉抜きと上部クランクケース2の内部壁面の一部を形成する反合面側中子たるシリンダ側中子18が設けられている。また、前記上部クランクケース2のクランク側Cには、前記シリンダ側中子18で形成する内部壁面に連なる壁面を形成する合面側中子たるクランク側中子19が設けられている。このクランク側中子19と前記シリンダ側中子18とによって、クランク室形成中子が形成されている。また、このクランク室形成中子と前記下部金型11と前部金型12と側部金型とによって、クランク室形成部が形成されている。
前記クランク側中子19は、鋳造型10の上部に設けられる上型となる上部金型20と一体的に設けられている。この上部金型20には、前記上部ミッションケース4の内部壁面を形成するミッションケース部中子21も一体的に設けられている。この上部金型20は、前記後部金型13と側部金型とによって上下左右方向の位置決めがなされている。これら上部金型20とミッションケース部中子21、クランク側中子19及びシリンダ側中子18とは、砂型(シェルモールド)で形成されている。また、上部金型20には、押し湯溜り23も設けられている。図2に示すシリンダ側中子18とクランク側中子19とミッションケース部中子21とは、複雑な突出形状の部分を概略的に示している。
そして、前記シリンダ側中子18とクランク側中子19との割面25が、前記図1にも示すように、ジャーナル軸受部26の軸受最深部27の近傍に設けられている。また、図2に示す一点鎖線のように、この例では、割面25が上部クランクケース2から上部ミッションケース4に向けて傾斜した合面5と平行に形成されている。
さらに、図1,2に示すように、隔壁7には、前記シリンダ側中子18によって、上部ミッションケース側と反上部ミッションケース側とに大きな開口の肉抜き部28,29が設けられている。これらの肉抜き部28,29は、前記したように割面25をジャーナル軸受部26の軸受最深部27にすることにより、シリンダ側中子18を大きくして、このシリンダ側中子18によって隔壁7に形成できる肉抜き部28,29を大きくしたものである。また、これらの肉抜き部28,29をシリンダ側中子18で形成するため、このシリンダ側中子18の角部を大きな曲面で形成することにより、肉抜き部28,29の角部を大きな曲面に形成している。このように肉抜き部28,29の角部を大きな曲面で形成することにより、肉抜き部28,29の端部に生じる応力を小さくしている。
しかも、図3に示すように、これらシリンダ側中子18とクランク側中子19とは、クランク側中子19の抜き勾配30(勾配)がクランク側Cの合面5からジャーナル軸受部26(図2)の軸受最深部27(図2)近傍に向けて狭くなるように形成され、前記シリンダ側中子18の抜き勾配31(勾配)が、このクランク側中子19との割面25であるジャーナル軸受部26の軸受最深部27近傍から、シリンダ側Hに向けて広くなるように形成されている。したがって、これらのシリンダ側中子18とクランク側中子19とを合わせた状態では、割面25の部分の厚みが厚く、この割面25からシリンダ側Hの軸受最深部27近傍と合面5とに向けて厚みが薄くなる隔壁7が形成されるようになっている。なお、図では抜き勾配30,31を誇張して記載しており、例えば、2°程度の勾配で形成される。
以上のように構成されたクランクケース1によれば、図1に示す上部クランクケース2の隔壁7は、合面5からジャーナル軸受部26の軸受最深部27近傍に向けて厚みが厚くなり、このジャーナル軸受部26の軸受最深部27近傍からシリンダ側H(反合面側)に向けて厚みが薄くなるような隔壁7に形成される(図3の白抜き部分)。つまり、隔壁7は、ジャーナル軸受部26の軸受最深部27の近傍で最も厚みが厚く、合面側と反合面側とで厚みが薄くなる壁に形成される。
また、このようにシリンダ側中子18とクランク側中子19との割面25の位置を軸受最深部27の近傍とすることにより、前記シリンダ側中子18によって形成する肉抜き部28,29を割面25から離すとともに、これらの肉抜き部28,29の角部を大きな曲面(図3の二点鎖線)で仕上げることができるので、肉抜き部28,29の周囲に生じる応力を小さくすることができる。このように、隔壁7に大きな肉抜き部28,29を設けるとともに、その肉抜き部28,29の周囲における応力を低減させることにより、隔壁7の全体的な厚みを薄くすることもできる。
したがって、前記合面側と反合面側とにおいて隔壁7の厚みが薄くなることと、この応力低減による隔壁7の厚みを薄くすることができることにより、隔壁7間のスペースが広がり、この隔壁7で区切られる各クランク室6の容積を増やすことができる。これにより、このクランクケース1内で回転するクランクウエブ(図示略)等によって生じる圧力変動によるポンピングロスを低減することができ、加えて、ジャーナル軸受部26の間の各クランク室6で回転する前記クランクウエブと隔壁7との距離を確保できるので、クランクウエブの攪拌抵抗を低減でき、エンジンの出力向上を図ることができる。
しかも、シリンダ側中子18とクランク側中子19との割面25が合面5に近い軸受最深部27の近傍に位置することとなるため、鋳造後に割面25の端部Eに残るバリを研磨する作業が容易に行える。つまり、シリンダ側中子18とクランク側中子19との割面25の位置をクランク室6のシリンダ側Hからクランク側Cに移動させることで、クランク側C(合面側)から前記割面25に残ったバリ取り作業が容易に行えるようになる。
図4(a),(b) は、図2に示す鋳造型による鋳造手順を示す説明図であり、(a) は傾斜鋳造の状態を示す縦断面図、(b) は重力鋳造の状態を示す縦断面図である。これらの図に基いて、前記鋳造型10でクランクケース1を鋳造する手順を以下に説明する。なお、これらの図では、注入(充填)される溶湯を無数の点で示している。
図4(a) に示すように、鋳造開始時には鋳造型10を所定の角度で傾斜させた傾斜鋳造によって溶湯を注入する。この時、溶湯は上部クランクケース2のシリンダブロック3の幅方向の広い範囲から緩やかに注入される。このように、鋳造開始時に傾斜鋳造で溶湯の流れを緩やかに行うことにより、スムーズに溶湯を各金型11,12,16と各中子18,19,22との間へ安定して注入するようにしている。つまり、傾斜鋳造による流し込みの利点を利用している。
次に、図4(b) に示すように、溶湯を鋳造型10内に注入しながら徐々に鋳造型10を水平状態にして、重力鋳造へと移行させる。そして、鋳造型10をほぼ水平状態にして、上部クランクケース2から上部ミッションケース4へと重力鋳造によって溶湯が注入される。この時、湯口15に所定容積の溶湯が溜るようにしているので、この湯口15に溜められた溶湯の自重力によって上部クランクケース2から上部ミッションケース4へと溶湯が安定して注入される。つまり、重力鋳造による落し込みの利点を利用して、溶湯充填のスピードアップを図っている。このように、シリンダブロック3の部分に溶湯が注入された時点以降、上部クランクケース2と上部ミッションケース4との部分への溶湯の充填はスピードアップを図るような鋳造条件としている。
さらに、このように鋳造型10内に注入される溶湯は、これら上部クランクケース2と上部ミッションケース4とに充填された後、上部金型20に設けられた押し湯溜り23にも、所定量の溶湯が溜るまで湯口5から注入される。その後、湯口15に溜められた溶湯と、上部金型20の押し湯溜り23に溜められた溶湯とによって、所定の自重力が上部クランクケース2と上部ミッションケース4とにかけられながら、また、凝固収縮分の溶湯がこれらに溜められた溶湯が補充されて、シリンダブロック3と上部クランクケース2及び上部ミッションケース4とが一体となった鋳物が形成される。
なお、鋳造時に前記シリンダボア金型16を所定温度に冷却するようにして、巣の発生等を防止してもよい。この所定温度としては、アルミニウム合金を鋳込む場合、例えば、シリンダボア金型16が470℃〜500℃程度で冷却を開始するように設定すればよい。また、前部金型12をエアー冷却するように構成して、前部金型3の温度が所定温度以上にならないように前部金型3の温度上昇を抑えるようにしてもよい。この前部金型12をエアー冷却する温度としては、アルミニウム合金を鋳込む場合、例えば、350℃〜400℃程度に設定すればよい。さらに、前記クランク側中子19の余熱を保って湯流れが良い状態を保つようにしてもよい。このクランク側中子19の余熱としては、アルミニウム合金を鋳込む場合、例えば、60℃〜100℃程度に設定すればよい。これらは、鋳造条件等に応じて適宜採用すればよい。
このように、前記クランクケース2を鋳造する方法としては、前記下部金型11、前部金型12、側部金型(図示略)、後部金型13、湯口金型14、上部金型20を備えた鋳造型10を、前記シリンダブロック形成部を下側にし、前記クランク室形成部を上側にして所定角度で傾斜させた傾斜状態で、このクランク室形成部に設けた前記湯口金型14から前記シリンダブロック形成部に溶湯を自重力で充填する状態と、この鋳造型10を、前記クランク室形成部を上側にした水平状態にしてクランク室形成部に溶湯を自重力で充填する状態とに変化可能に構成して、クランクケースからシリンダブロックへの溶湯の注入(充填)は傾斜鋳造の流し込みの利点を利用して緩やかに行い、クランクケースへの溶湯を注入(充填)は重力鋳造の落し込みの利点を利用して迅速に行い、複雑な形状のクランクケースと一体的にシリンダブロックを鋳造することができる。
以上のように、前記鋳造型10によれば、傾斜鋳造(流し込み)の利点と重力鋳造(落とし込み)の利点とを複合利用して、上部クランクケース2からシリンダブロック3への溶湯の充填と、上部ミッションケース4への溶湯の充填と、湯口15に溜められた溶湯と上部金型20の押し湯溜り23に溜められた溶湯とによる押し湯と補充とにより、安定して上部クランクケース2とシリンダブロック3と上部ミッションケース4とが一体となった鋳物(製品)を生産することができる。
図5は、図1に示すクランクケースを備えた自動二輪車用エンジンの一例を示す左側面図である。前記したように鋳造されたシリンダブロック3と上部ミッションケース4とが一体的に形成された上部クランクケース2は、シリンダブロック3の上部が所定角度で前輪側へ傾斜し、このシリンダブロック3の下部に上部クランクケース2が位置し、この上部クランクケース2の後輪側に上部ミッションケース4が位置した状態で設けられる。シリンダブロック3の上部にシリンダヘッド33が設けられ、上部クランクケース2の下部に下部クランクケース34が設けられてエンジン35として組立てられる。シリンダヘッド33には、吸気管36と排気管37とが接続されている。
このように構成されたエンジン35によれば、前記したように、クランクケース1内の容積が増してポンピングロスを低減できるとともに攪拌抵抗も減少でき、出力向上を図ることができる。また、クランクケース1内の仕上げに要する時間の短縮や労力の軽減を図ることができ、エンジン35の生産性向上を図ることもできる。さらに、クランクケース2とシリンダブロック3とを一体的に鋳造するので、シリンダブロック3の上端からクランクケース2の合面5におけるジャーナル軸受部26の軸芯までの寸法Lを正確に製造することができ、ピストン等の他の構成との関係やシリンダ排気量との関係で重要な寸法が正確なクランクケース2とシリンダブロック3とを安定して製造し、エンジン組立て時の調整が容易に行え、この点でもエンジン35の生産性向上を図ることができる。
なお、前記実施形態では、直列4気筒エンジンの上部クランクケース1を例に説明したが、本発明は、直列2気筒や直列6気筒、その他の多気筒エンジンの上部クランクケース及び下部クランクケースにおいても適用可能であり、前記実施の形態に限定されるものではない。
また、前記実施の形態における鋳造では、傾斜鋳造における流し込みの利点と重力鋳造における落し込みの利点とを複合利用することによって鋳造性向上を図っているが、気筒数や鋳造条件によっては、重力鋳造のみであってもよい。
さらに、前述した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は前述した実施形態に限定されるものではない。
本発明に係るクランクケースは、クランク室内に生じる圧力変動や攪拌抵抗を抑えて、エンジンの出力を向上させたい多気筒4サイクルエンジンに利用できる。
本発明の一実施の形態に係るクランクケースを含むシリンダブロックの斜視図である。 図1に示すクランクケースと鋳造型とを模式的に示す縦断面図である。 図2に示すクランクケースの断面と直交する方向の縦断面におけるクランクケースと中子とを模式的に示す断面図である。 (a),(b) は、図2に示す鋳造型による鋳造手順を示す説明図であり、(a) は傾斜鋳造の状態を示す縦断面図、(b) は重力鋳造の状態を示す縦断面図である。 図1に示すクランクケースを備えた自動二輪車用エンジンの一例を示す左側面図である。 従来のクランクケースを含むシリンダブロックの一例を示す斜視図である。 図6に示すクランクケースと鋳造型とを模式的に示す縦断面図である。 図7に示すクランクケースの断面と直交する方向の縦断面におけるクランクケースと中子とを模式的に示す断面図である。
符号の説明
1…クランクケース
2…上部クランクケース
3…シリンダブロック
5…合面
6…クランク室
7…隔壁
8…連通穴
10…鋳造型
18…シリンダ側中子(反合面側中子)
19…クランク側中子(合面側中子)
25…割面
26…ジャーナル軸受部
27…軸受最深部
28,29…肉抜き部
30,31…抜き勾配(勾配)
35…エンジン
C…クランク側(合面側)
H…シリンダ側(反合面側)

Claims (7)

  1. 多気筒4サイクルエンジンのクランクケースの合面にクランク軸を支持するジャーナル軸受部を設け、該ジャーナル軸受部から反合面側に向けて、隣接する気筒のクランク室間を仕切る隔壁を一体的に鋳造したクランクケースであって、
    前記隔壁を、前記クランクケースの合面から前記ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に向けて厚みを厚くし、該ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から該クランクケースの反合面側に向けて厚みを薄く形成したことを特徴とするクランクケース。
  2. 前記クランクケースをシリンダブロックに連なる上部クランクケースで構成し、
    該上部クランクケースの合面から前記ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に向けて前記隔壁の厚みを厚くし、該ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から前記反合面側である前記上部クランクケースと前記シリンダブロックとの接合部に向けて前記隔壁の厚みを薄く形成した請求項1に記載の上部クランクケース。
  3. 前記隔壁の厚みを薄く形成したジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から前記クランクケースの反合面側の隔壁部分に、前記クランクケースの各気筒のクランク室間を連通させる肉抜き部を設け、該肉抜き部の隔壁表面との角部を曲面で形成した請求項1又は請求項2に記載のクランクケース。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のクランクケースを備えたことを特徴とする多気筒4サイクルエンジン。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のクランクケースと一体的にシリンダブロックを形成したことを特徴とする多気筒4サイクルエンジン。
  6. 多気筒4サイクルエンジンのクランクケースの合面にクランク軸を支持するジャーナル軸受部を設け、該ジャーナル軸受部から反合面側に向けて、隣接する気筒のクランク室間を仕切る隔壁を一体的に設けるクランクケースの鋳造方法であって、
    前記クランクケースの合面から前記ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に向けて隔壁の厚みが厚くなる勾配を設けた合面側中子と、該合面側中子に接してジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から前記クランクケースの反合面側に向けて隔壁の厚みが薄くなる勾配を設けた反合面側中子とを設け、該ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に中子の割面を位置させた状態で鋳造型内に溶湯を注入して、前記クランクケースの合面から前記ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍に向けて厚みが厚くなり、該ジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から反合面側に向けて厚みが薄くなる隔壁を形成することを特徴とするクランクケースの鋳造方法。
  7. 前記反合面側中子で、前記隔壁にジャーナル軸受部の軸受最深部近傍から反合面側にかけて各クランク室間を連通させる肉抜き部を形成するとともに、該肉抜き部と隔壁の表面との角部を曲面に形成する請求項6に記載のクランクケースの鋳造方法。
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