JP2008067461A - モータの駆動方法 - Google Patents

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【課題】リップル電流低減によるコンデンサの小型化が可能で、モータ・インバータ一体構造の実現が可能なモータの駆動方法を提供する。
【解決手段】1相あたり複数のコイル5をステータ1の突極2に各別に巻回して設け、複数のコイルのそれぞれに独立したコイル駆動回路を設けてなるモータの駆動方法において、各コイル駆動回路がそれぞれに互いに異なる位相で各コイルの励磁・消磁動作を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、1相あたり複数のコイルをステータの突極に各別に巻回して設け、複数のコイルのそれぞれに独立したコイル駆動回路を設けてなるモータの駆動方法に関するものである。
モータ駆動用のインバータの主な構成部品はスイッチ素子とコンデンサである。コンデンサは電圧を安定化させ、サージに弱いスイッチ素子を電気的に保護する役割を果たしている。したがって、多くの場合、両者直近に配置されインバータとして構造化されている。
ところで、電気自動車用パワーエレクトロニクス部品に対する小型化の要求は高く、モータ・インバータを一体化する構造などは有用なレイアウトとして検討されている。このようなモータ・インバータ一体構造を考えたとき、スイッチ素子やコンデンサをどのように配置するかが課題となっている。特にコンデンサはスイッチ素子に比べて立体的な構造でサイズが大きく、モータ・インバータ一体構造の実現を難しくする大きな要因となっている。コンデンサのサイズは、モータが必要とするリップル電流により大きくなる。そこで、このリップル電流を低減することで、必要とされるコンデンサのサイズを低減させることが考えられる。
従来、リップル電流を低減する一方法として、2つのモータをそれぞれ別のインバータで駆動しコンデンサを共通化する回路構成において、2つのインバータのスイッチング周期を合わせてリップル電流を低減する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、上述した方法では、2モータを駆動する用途に限られる上に、両モータが同じ大きさの電流を流していないとリップル電流低減の効果が低くなるという問題もあった。
また、リップル電流低減の目的ではないが永久磁石(PM)モータにおいて、各モータコイルに独立にインバータを接続するモータ・インバータ一体構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−84790号公報 特開2004−96940号公報
これまでのインバータ構成では、リップル電流を低減できなかったので、コンデンサを小型化することが困難で、モータ・インバータ一体構造の実現が難しいという問題があった。また、特許文献2のように、各モータコイルに独立にインバータを接続するモータ・インバータ一体構造の例では、1相あたり複数のモータコイルに独立してインバータを接続しているものの、駆動は各相毎に複数のコイルの駆動を同期させて全く同じ制御を行っていた。
本発明の目的は上述した問題点を解消して、リップル電流低減によるコンデンサの小型化が可能で、モータ・インバータ一体構造の実現が可能なモータの駆動方法を提供しようとするものである。
本発明のモータの駆動方法は、1相あたり複数のコイルをステータの突極に各別に巻回して設け、複数のコイルのそれぞれに独立したコイル駆動回路を設けてなる多相駆動モータの駆動方法において、同相に配置された各コイル駆動回路がそれぞれに互いに異なる位相で各コイルの励磁・消磁動作を行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、1相あたり複数のコイルをステータの突極に各別に巻回して設け、複数のコイルのそれぞれに独立したコイル駆動回路を設けてなるモータの駆動方法において、各コイル駆動回路がそれぞれに互いに異なる位相で各コイルの励磁・消磁動作を行うことで各コイルの駆動で電流変化を相殺するため、1つのモータでもコデンサに対するリップル電流を低減でき、コンデンサを小型化することができるという効果が得られる。これにより、モータ・インバータ一体構造をよりコンパクトに形成することができる。
なお、本発明のモータの駆動方法の好適例として、コイル駆動回路がモータと一体配置された機電一体型の構成であることがある。このように構成することにより、本発明のリップル電流低減に基づくコンデンサ小型化の効果を最大限に発揮することができる。
また、本発明のモータの駆動方法の好適例として、モータがSRモータであることがある。このように構成することで、一般的にリップル電流の大きいSRモータであっても、コンデンサのリップル電流を抑制することができるので、コンデンサを小型化することができるという効果が得られる。その結果、モータ・インバータの一体構造をよりコンパクトに形成することができる。
さらに、本発明のモータの駆動方法の好適例として、複数のコイルの内、1つまたは複数のコイルの励磁開始タイミングと、他方のコイルの励磁開始タイミングをずらすことがある。このように構成することで、モータ電気角に基づく励磁開始タイミングおよび励磁終了タイミング切り替え時に発生する電流急変を低減することができる。これにより、電流急変が原因で発生する配線寄生インダクタンスによるサージ電圧を抑制できる。
さらにまた、本発明のモータの駆動方法の好適例として、同時期に励磁するコイル数と消磁するコイル数とを不均等にすることがある。このように構成することで、コンデンサをどのコイルからも均等な距離で配線するのでなく、電流の変化が激しいコイルの近傍に寄せることができる。このようにすれば、例えばモータの近傍にコンデンサを配置する時に、必ずしも各コイルから均等な距離で配線する必要がなくなり、モータ・インバータ一体構造のレイアウト性が向上するという効果が得られる。
また、本発明のモータの駆動方法の好適例として、コイル駆動回路は、電流ヒステリシスコンパレータ制御により動作するコイル駆動回路であり、励磁開始時には一方コイルのコンパレータの電流しきい値と、他方のコイルのコンパレータの電流しきい値とが異ならせることがある。このように構成することで、励磁開始タイミングをずらす方法に比べて電流の立ち上がりを早めることが出来、トルクが向上する。
さらに、本発明のモータの駆動方法の好適例として、モータがPMモータであることがある。このように構成することで、SRモータに比べて高いトルク密度のモータに対して、コンデンサのリップル電流を下げるという本発明の効果が加わり、モータ・インバータ一体構造として一層の小型化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明のモータの駆動方法の実施例(第1実施例〜第3実施例)について説明する。
<第1の実施例>
はじめに、従来のSRモータにおける駆動方法について図1〜図3を参照して説明する。図1に3相のSRモータの駆動回路の一例を示す。また、図2(a)に、ステータ1に12極のティース2を持ち、ロータ3に8極のティース4を持つSRモータの断面図を示す。このモータには、コイル5がステータ1の各ティース2に1つずつ巻回され、U、V、W相の各相4個ずつ合計で12個のコイル5がある。これらのコイル5は、図1に示したように、U、V、Wの各相ごとに4つの並列接続されたコイルUL1〜UL4、VL1〜VL4、WL1〜WL4に、各相毎に2つのスイッチ素子SW1〜SW2、SW3〜SW4、SW5〜SW6、および、2つのダイオードD1〜D2、D3〜D4、D5〜D6を接続している。
上述した構成の従来のSRモータでは、例えば、U相のコイル(UL1〜UL4)を励磁する場合には、スイッチ素子SW1およびSW2をオンし、回生する場合には、スイッチ素子SW1およびSW2をオフする。還流を行うにはスイッチ素子SW1またはSW2のいずれか一方をオンした状態にする。V相およびW相でも同様である。
次に、上述した従来のSRモータの動作について説明する。まず、図2(a)に示したようなSRモータにおいて、図2(b)のように、ステータ1とロータ3の突極(ティース2と4)同士が対向しはじめるロータ角度を励磁開始角度θONとする。また、図2(c)のように、ステータ1とロータ3の突極同士が対向する角度よりも手前に励磁停止角度θOFFを設定する。ロータ3がθONからθOFFの角度にある時にコイル5に通電することでトルクが発生する。
次に、上述した従来のSRモータにおける各スイッチ素子の制御について説明する。図3に低回転数におけるU相コイルの電流制御の一例を示す。図3では、θONからθOFFにかけてSW1とSW2を一定間隔にてオン・オフする。なお、始めのON幅は電流の立ち上がりを早めるため長く取っている。SW1、SW2がオンしている時には、コイルUL1〜UL4に電源電圧Vdcが印加され、コイル電流が増加する。共にオフしている時には、電流は電源に回生される。これを繰り返しながら各コイル電流が増加していくが、θOFFにおいて全スイッチがオフするとコイル電流は減少し、0Aになる。
次に、図1におけるコンデンサC1とスイッチ素子SW1〜SW2との間に流れる電流Idcの電流について説明する。図3の各コイル(UL1〜UL4)の電流において、SW1、SW2がオンしているときには、電源Vdcとコイル(UL1〜UL4)とが接続されるのでIdcが発生する。一方、SW1、SW2がオフすると回生電流が発生する。したがってIdcは図3に示したような波形となる。
ところで、図1の電源Vdcとしてバッテリを想定した場合、バッテリの特性として瞬間的に電流を出し入れしにくい。一方、SRモータのみならず、インバータ駆動のモータでは急激な電流を必要とする。その差を埋めるのが平滑コンデンサC1である。図3のようにIdcが激しく変化をする場合は、IdcのAC電流成分がコンデンサ電流となる。上述したように、平滑コンデンサC1は、瞬間の電流の出し入れがある場合でも電圧を変動させないように接続されるものである。したがって、急激に大きな電流が出し入れされる場合には、それに応じて大きな静電容量のコンデンサC1が必要(UL1〜UL4)である。このような大きなコンデンサを接続することは、モータ・インバータを一体化してレイアウト性を高めるという目的に対して弊害となる。
次に、上述した従来のSRモータにおける駆動方法を参照して本発明の第1の実施例を説明する。図4に、本発明の第1の実施例に係る、3相のSRモータの駆動回路の一例を示す。また、図5に、本発明の第1の実施例に係る、ステータ1に12極のティース2を持ち、ロータ3に8極のティース4を持つSRモータの断面図を示す。図4及び図5に示すSRモータの基本的な構成は、図1及び図2に示す従来のSRモータの構成と同じである。構成上の図4及び図5に示す本発明の第1の実施例における特徴は、複数のコイル5毎にコイル駆動回路(一対のスイッチ素子と一対のダイオード)を設けた点である。すなわち、U相を考えると、コイルUL1に一対のスイッチ素子USW1、USW2及び一対のダイオードUD1、UD2からなる第1のコイル駆動回路(インバータに対応)を設け、コイルUL2に一対のスイッチ素子USW3、USW4及び一対のダイオードUD3、UD4を設け、コイルUL3に一対のスイッチ素子USW5、USW6及び一対のダイオードUD5、UD6を設け、コイルUL4に一対のスイッチ素子USW7、USW8及び一対のUD7、UD8を設けている。V相及びW相も同様である。
次に、本発明の第1の実施例における、図6に示した各スイッチ素子の動作について説明する。図6に低回転数におけるU相コイルの電流制御の一例を示す。図5に示す例では、θONからθOFFにかけて各スイッチ素子をオンする。スイッチングのタイミングとして、USW1とUSW2の組及びUSW5とUSW6の組のグループを同じパターンでスイッチングし、USW3とUSW4の組及びUSW7とUSW8の組のグループを同じパターンでスイッチングする。
各コイル電流は、UL1およびUL3の組と、UL2およびUL4の組とでスイッチングのパターンが異なり、電流の上昇と下降が反転する関係になる。すなわち、UL1がコイルを励磁しているときには、UL2はコイルを消磁しており、UL1がコイルを消磁しているときには、UL2はコイルを励磁する。そのため、UL1とUL2の消磁電流と励磁電流とが相殺されるため(UL3、UL4も同様)、Idcは、図6に示したように、各コイルを同期させて駆動させた場合に比べて低く抑える事ができる。ここで、IdcのAC成分がコンデンサのリップル電流となる。したがって、Idcが低減したことでコンデンサの静電容量は少なくてすみ、コンデンサの体積を小さくすることができる。
上述したように、本発明では、1つのモータでもリップル電流を低減でき、コンデンサを小型化することができるという効果が得られる。これにより、モータ・インバータ一体構造をよりコンパクトに形成できる。
なお、図7に示すように、コイルUL1、UL3とコイルUL2、UL4との励磁開始タイミングはスイッチング周波数の1周期分程度までずらすことができ、これによりIdcの立ち上がりを緩やかにする事もできる。ところで、配線には必ず微小のインダクタンス成分があり、これによりdi/dtが大きくなると高いサージ電圧が発生する。逆に、di/dtが小さいとコンデンサとインバータとの配線距離を伸ばしても高いサージ電圧が発生しない。したがってレイアウトの自由度が向上する。
次に、図7の励磁開始のタイミングについて説明する。上述した通り、コイルUL1、UL3とコイルUL2、UL4の励磁開始のタイミングは、スイッチング周波数の1周期分程度までとする。この場合、主にPWM方式のスイッチングを行い、両者のPWM搬送波を1周期分ずらす。仮に両者のスイッチング周波数を10kHzとすると、周期は10msとなるが、これはロータ回転数が6000rpmのときの機械角として3.6°に相当する。極数が比較的少ないモータ(6/4、12/8などの)では、θONからθOFFが最大効率点に設定されている限りにおいて、機械角1%程度θON・θOFFが前後しても、出力トルクや効率はほとんど変化がない。したがって、コイルUL1、UL3とコイルUL2、UL4の励磁開始のタイミングをスイッチング周波数1周期分程度ずらす事によるモータ出力への影響は無視できる。
<第2の実施例>
次に、第2の実施例(ヒステリシスコンパレータ制御に関する実施例)について説明する。コイルの接続方法は、第1の実施例で説明した図4及び図5に示した例と同じであるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施例における、図8に示した各スイッチ素子の動作について説明する。図8に示す例では、U相を励磁する場合について述べる。励磁開始角度θONにおいて全アーム(USW1〜USW8)をすべてオンする。コイルUL1、UL3の電流が第1の電流しきい値Ip1に達した時、USW1、USW2、USW5、USW6を他のスイッチ素子に先行してオフにする。これによりUL1、UL3は消磁を始める。この時他のコイルUL2、UL4は励磁を継続している。その後、コイルUL2、UL4の電流が第2の電流しきい値Ip2に達した時に、USW3、USW4、USW7、USW8はオフとし、USW1、USW2、USW5、USW6はオンする。これにより、UL1、UL3は励磁を始め、他のコイルUL2、UL4は消磁を開始する。以後、全てのスイッチは第1の電流しきい値Ip1に達した時オンして、第2の電流しきい値Ip2に達した時にオフする。以上の切り替えをロータ角度がθOFFに達するまで繰り返し、θOFFとなったら、全アームを停止する。この場合、励磁開始地点において両者のオフタイミングがずれることになるので、以後も両者のスイッチタイミングがずれることになる。また励磁開始地点において両者のオフタイミングがずれていてもロータ角度がθOFFに至るまでに同期してしまう場合は、前述のしきい値Ip1を上下させるなどして調整する。上述した第2の実施例によれば、第一の実施例で述べたPWM制御方式に比べて励磁開始角度θONにおいて同時にオン時間を設けることができるので励磁開始角度θONにおける励磁開始時の電流の立ち上がりを早められ、第1の実施例と同様の効果が得られながら、第1の実施例よりも高トルク駆動が可能になる。
<第3の実施例>
次に、第3の実施例(ヒステリシスコンパレータ制御に関する実施例)について説明する。コイルの接続方法は、第1の実施例で説明した図4及び図5に示した例と同じであるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明の第3の実施例における、図9に示した各スイッチ素子の動作について説明する。図9に示す第3の実施例において、基本的な動作は第2の実施例と同様であるが、コイルUL4のみは他のコイルとオン・オフ動作を反転させる。これにより、UL4はUL1またはUL3との間で電流を相殺する。一方のUL2では、電流が不足するので、主にコンデンサから電流を得る。このような電流の変化が激しいコイルの近傍にコンデンサを配置する。このようにすれば、各コイルの直近にインバータが接続されているモータの場合は、シャフトと同軸上にコンデンサを配置する必要がなくなり、モータ・インバータ一体構造のレイアウト性が向上するという効果が得られる。
<第4の実施例>
次に、第4の実施例について説明する。第1の実施例〜第3の実施例では、本発明をSRモータに適用した例を示したが、第4の実施例では本発明をPMモータに適用する場合について説明する。
図10に、本発明の第4の実施例に係る、4相のインバータとモータコイルとの接続を示す。ただし、コイルをそれぞれ独立に駆動するため、通常見られるスター結線やデルタ結線ではなく、各コイルの出口側を各々負極母線に接続している。ここでは、図11において、PL1とPL4との電流の関係について説明する。始めにPL1の電流について説明する。PL1の電流が正弦波状に流れるようにPSW1とPSW2がスイッチングされる。このスイッチングと逆の位相でPSW7とPSW8が動作すると、電流は図11のPL4の電流信号のようになる。この互いの関係は励磁電流を補完しあう関係になるため、コンデンサの電流は低く抑えられる。したがって、第1の実施例〜第3の実施例と同等の効果を得ることができる。この場合、電流波形が互いに90°位相がずれる。したがって、この方式は、偶数相のモータに対して用いる。また、この方式は3相交流モータに比べて電力供給線の有効利用といった面で劣るものの機電一体構造とすることでこれらの問題の解消を図っている。
上述した説明では、低回転で大きなトルクを必要とする動作状況で、コンデンサのリップル電流を低減する説明をしてきた。なお、高回転では、誘起電圧により電流が流れにくくなるので、自然とコンデンサのリップル電流に対する要求は低くなり、問題はない。
本発明のモータの駆動方法によれば、1つのモータでもリップル電流を低減でき、コンデンサを小型化することができるという効果が得られる。これにより、モータ・インバータ一体構造をよりコンパクトに形成する要望のあるSRモータやPMモータに、本発明を好適に用いることができる。
従来のSRモータの駆動方法の一例を説明するための回路図である。 (a)〜(c)はそれぞれ従来のSRモータの断面図および励磁開始角度θONと励磁停止角度θOFFの説明をするための図である。 従来のSRモータの駆動方法における電流波形の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施例に係るSRモータの駆動方法の一例を説明するための回路図である。 本発明の第1の実施例に係るSRモータの一例の断面図である。 本発明の第1の実施例に係るSRモータの駆動方法における電流波形の一例を説明するための図である。 本発明の第1の実施例に係るSRモータの駆動方法における電流波形の他の例を説明するための図である。 本発明の第2の実施例に係るSRモータの駆動方法における電流波形の一例を説明するための図である。 本発明の第3の実施例に係るSRモータの駆動方法における電流波形の一例を説明するための図である。 本発明の第4の実施例に係るPMモータの駆動方法の一例を説明するための回路図である。 本発明の第4の実施例に係るPMモータの駆動方法における電流波形の一例を説明するための図である。

Claims (7)

  1. 1相あたり複数のコイルをステータの突極に各別に巻回して設け、複数のコイルのそれぞれに独立したコイル駆動回路を設けてなる多相駆動モータの駆動方法において、同相に設けられた各コイル駆動回路がそれぞれに互いに異なる位相で各コイルの励磁・消磁動作を行うことを特徴とするモータの駆動方法。
  2. 前記コイル駆動回路がモータと一体配置された機電一体型の構成であることを特徴とする請求項1に記載のモータの駆動方法。
  3. 前記モータはSRモータであることを特徴とする請求項1または2に記載のモータの駆動方法。
  4. 前記複数のコイルの内、1つまたは複数のコイルの励磁開始タイミングと、他方のコイルの励磁開始タイミングをずらすことを特徴とする請求項1〜3のいずれ1項に記載のモータの駆動方法。
  5. 同時期に励磁するコイル数と消磁するコイル数とを不均等にすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータの駆動方法。
  6. 前記コイル駆動回路は、電流ヒステリシスコンパレータ制御により動作するコイル駆動回路であり、励磁開始時には一方コイルのコンパレータの電流しきい値と、他方のコイルのコンパレータの電流しきい値とが異なることを特徴とする請求項1〜3に記載のモータの駆動方法。
  7. 少なくとも4相以上の相数を備える永久磁石モータの駆動方法において、各相に独立したコイル駆動回路を設けるとともに、90度位相のずれた相同士のコイル駆動回路がそれぞれに互いに異なる位相で各コイルの励磁・消磁動作を行うことを特徴とするモータの駆動方法。
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