JP2008067059A - フィードバック制御により遅延量を連続的かつ精密に可変設定可能なパルス遅延回路システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遅延量を定めるアナログ制御信号の入力端子を備えた遅延回路1で基準パルス列信号DIを遅延して、遅延パルス列信号を端子SOから得る。基準パルス列信号DIと遅延したパルス列信号との立ち上がりの時間差を検出し、遅延時間差を示すパルス列を得、このパルス列を平滑し脈動信号eを得る。この脈動信号eが示す現在の遅延時間と、目標の遅延時間を示す外部制御信号VCIが示す目標の遅延時間との誤差をオープンゲイン1万倍以上の演算増幅器7で増幅し、かつ当該演算増幅器7が構成する積分回路で積分する。演算増幅器7の出力を、遅延回路1に遅延時間を決めるアナログ制御信号として出力する。
【選択図】図1
Description
第1発明に係るパルス遅延回路システムは、つぎの事項(11)〜(15)により特定されるものである。
(11)遅延回路と、検出回路と、誤差増幅回路とを備え、パルス信号列を遅延させるパルス遅延回路システムであること
(12)遅延回路は、定電流源により動作電流が制限された電流制限論理ゲートを含み、この電流制限論理ゲートの入力端に入力パルス信号が印加されるとともに、この電流制限論理ゲートの出力信号を別の論理ゲートで2値化して出力パルス信号を生成すること
(13)検出回路は、遅延回路の入力パルス信号と出力パルス信号の遅延量に対応したアナログ検出信号を生成すること
(14)誤差増幅回路は、目標値に対するアナログ検出信号の誤差を増幅してアナログ制御信号を出力すること
(15)電流源は、誤差増幅回路が出力するアナログ制御信号に対応した定電流値に電流制限論理ゲートの動作電流を制限すること
第2発明に係るパルス遅延回路システムは、つぎの事項(21)〜(26)により特定されるものである。
(21)遅延回路と、検出回路と、誤差増幅回路とを備え、パルス信号を遅延させるパルス遅延回路システムであること
(22)遅延回路は、入力パルス信号をアナログ制御信号に対応して遅延させた出力パルス信号を生成すること
(23)検出回路は、入力パルス信号と出力パルス信号との遅延量に対応したアナログ検出信号を生成すること
(24)誤差増幅回路は、スイッチと、オペアンプの入出力間にキャパシタを接続した積分回路とを含み、遅延回路に対してアナログ制御信号を与えること
(25)スイッチは、入力パルス信号の存在期間にオン、非存在期間にオフとなること
(26)積分回路は、スイッチのオン期間に目標値に対するアナログ検出信号の誤差を増幅してアナログ制御信号を発生し、スイッチのオフ期間にはアナログ制御信号を保持すること
第3発明に係るパルス遅延回路システムは、つぎの事項(31)〜(35)により特定されるものである。
(31)第1遅延回路と、第2遅延回路と、検出回路と、誤差増幅回路とを備え、パルス信号を遅延させるパルス遅延回路システムであること
(32)第1遅延回路は、連続的に入力される基準クロック信号をアナログ制御信号に対応して遅延させた遅延クロック信号を出力すること
(33)第2遅延回路は、入力パルス信号をアナログ制御信号に対応して遅延させた出力パルス信号を生成すること
(34)検出回路は、基準クロック信号と遅延クロック信号との遅延量に対応したアナログ検出信号を生成すること
(35)誤差増幅回路は、目標値に対するアナログ検出信号の誤差を増幅してアナログ制御信号を出力して第1および第2遅延回路に供給すること
図1は、第1発明の実施例に係るパルス遅延回路システムの回路図である。このパルス遅延回路システムは、電圧制御パルス遅延回路(VCD)1と、バッファー回路2および9と、反転回路3と、アンド回路4と、平滑回路5と、増幅回路6と、演算増幅器7を中心に構成された誤差増幅回路8と、演算増幅器7の反転入力端子への入力抵抗R1およびR2とを備えている。この誤差増幅回路8は、演算増幅器7の入出力間にキャパシタC1を接続して構成した積分回路を含んでいる。
電圧制御パルス遅延回路1(以下では遅延回路1とする)は、基準パルス列信号DIを入力するSI端子と、遅延されたパルス列信号DOを出力するためのSO端子と、遅延時間を制御するためのアナログ制御信号を入力するVC端子を有している。この結果、電圧制御パルス遅延回路1は、入力端子SIに入力した基準パルス列信号DIを、VC端子に印加されたアナログ制御信号の電圧で定まる遅延時間だけ遅延された信号を、出力端子SOから出力する。遅延回路1については後段でも詳しく説明する。
たとえば、回路電源が投入され本パルス遅延回路システムが動作を開始すると、入力端子に基準パルス列信号DIが印加されるが、初期状態では遅延回路1の制御電圧入力端子VCに入力される信号の電圧(誤差増幅回路8の出力である)は不定のため、遅延回路1の出力SOも不定である。
このとき誤差増幅回路8を構成する演算増幅器7の反転入力端子にはもう一方の抵抗R2を介して、本パルス遅延回路システムの目標遅延時間を設定する外部制御電圧VCIが印加されている。
つぎに、図3から図5に従い、図1で示した遅延回路1の詳細を説明する。図3は、遅延回路1の回路図である。遅延回路1は、p型およびn型のMOS回路による論理ゲートを組み合わせて構成する。図3において、入出力される信号VC、SIおよびSOは、図1に示したものと同一である。
図4は、図1の誤差増幅回路8の出力である制御電圧VCが印加されるp型MOS回路のVCとIbの関係を示す図である。図5は、図3に示す遅延回路(VCD)の各部の伝達波形を示す図である。
図6は、第2発明の実施例に係るパルス遅延回路システムの回路図である。第2発明の実施例に係るパルス遅延回路システムは、回路構成上は、誤差増幅回路8にスイッチSWを設けている以外は、図1のパルス遅延回路システムと同じである。
図7は、第3発明の実施例に係るパルス遅延回路システムのブロック図である。本実施例に係るパルス遅延回路システムは、図1のパルス遅延回路システムの構成と同じ回路ブロックは図1の参照符号を流用し、詳しい説明は省略する。
出力端子SOから出力された遅延されたパルス信号は、バッファー回路702で増幅され、周辺回路からの影響を受けにくい信号に変換され、出力信号DOとして外部に出力される。
第3発明の実施例に係るパルス遅延回路システムは、所定周期を有する基準クロック信号と、所望の遅延時間の遅延パルスを得るためのパルスとを独立して入力する。従って、第3発明の実施例に係るパルス遅延回路システムは、第1発明の実施例に係るパルス遅延回路システムが有する効果を奏するのに加えて、任意・独立のタイミングで発生する遅延パルス信号を得ることができる。
2、9 バッファー回路
3 反転回路
4 アンド回路
5 平滑回路
6 増幅回路
7 演算増幅器(演算増幅器)
8 誤差増幅器
Claims (6)
- 遅延回路と、検出回路と、誤差増幅回路とを備え、パルス信号列を遅延させるパルス遅延回路システムであって、
遅延回路は、定電流源により動作電流が制限された電流制限論理ゲートを含み、この電流制限論理ゲートの入力端に入力パルス信号が印加されるとともに、この電流制限論理ゲートの出力信号を別の論理ゲートで2値化して出力パルス信号を生成し、
検出回路は、遅延回路の入力パルス信号と出力パルス信号の遅延量に対応したアナログ検出信号を生成し、
誤差増幅回路は、目標値に対するアナログ検出信号の誤差を増幅してアナログ制御信号を出力し、
定電流源は、誤差増幅回路が出力するアナログ制御信号に対応した定電流値に電流制限論理ゲートの動作電流を制限する
パルス遅延回路システム。 - 誤差増幅回路は、オペアンプの入出力間にキャパシタを接続した積分回路を含む
請求項1に記載のパルス遅延回路システム。 - 遅延回路と、検出回路と、誤差増幅回路とを備え、パルス信号を遅延させるパルス遅延回路システムであって、
遅延回路は、入力パルス信号をアナログ制御信号に対応して遅延させた出力パルス信号を生成し、
検出回路は、入力パルス信号と出力パルス信号との遅延量に対応したアナログ検出信号を生成し、
誤差増幅回路は、スイッチと、オペアンプの入出力間にキャパシタを接続した積分回路とを含み、遅延回路に対してアナログ制御信号を与え、
スイッチは、入力パルス信号の存在期間にオン、非存在期間にオフとなり、
積分回路は、スイッチのオン期間に目標値に対するアナログ検出信号の誤差を増幅してアナログ制御信号を発生し、スイッチのオフ期間にはアナログ制御信号を保持する
パルス遅延回路システム。 - 遅延回路は、定電流源により動作電流が制限された電流制限論理ゲートを含み、この電流制限論理ゲートの入力端に入力パルス信号が印加されるとともに、この電流制限論理ゲートの出力信号を別の論理ゲートで2値化して出力パルス信号を生成し、
定電流源は、誤差増幅回路が出力するアナログ制御信号に対応した定電流値に電流制限論理ゲートの動作電流を制限する
請求項3に記載のパルス遅延回路システム。 - 第1遅延回路と、第2遅延回路と、検出回路と、誤差増幅回路とを備え、パルス信号を遅延させるパルス遅延回路システムであって、
第1遅延回路は、連続的に入力される基準クロック信号をアナログ制御信号に対応して遅延させた遅延クロック信号を出力し、
第2遅延回路は、入力パルス信号をアナログ制御信号に対応して遅延させた出力パルス信号を生成し、
検出回路は、基準クロック信号と遅延クロック信号との遅延量に対応したアナログ検出信号を生成し、
誤差増幅回路は、目標値に対するアナログ検出信号の誤差を増幅してアナログ制御信号を出力して第1および第2遅延回路に供給する
パルス遅延回路システム。 - 第1、第2遅延回路は、それぞれ、定電流源により動作電流が制限された電流制限論理ゲートを含み、この電流制限論理ゲートの入力端に基準クロック信号や入力パルス信号が印加されるとともに、この電流制限論理ゲートの出力信号を別の論理ゲートで2値化して遅延パルス信号や出力パルス信号を生成し、
誤差増幅回路は、オペアンプの入出力間にキャパシタを接続した積分回路を含む
請求項5に記載のパルス遅延回路システム。
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JP2006242857A JP2008067059A (ja) | 2006-09-07 | 2006-09-07 | フィードバック制御により遅延量を連続的かつ精密に可変設定可能なパルス遅延回路システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110073360A (zh) * | 2016-12-21 | 2019-07-30 | 指纹卡有限公司 | 用于控制指纹感测装置中的信号的系统和方法 |
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-
2006
- 2006-09-07 JP JP2006242857A patent/JP2008067059A/ja active Pending
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