JP2008066384A - 半導体レーザ装置及びその製造方法 - Google Patents

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Hiroyuki Hosoi
浩行 細井
Koji Makita
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Abstract

【課題】リッジ部の基板面に対する垂直性及びリッジ部の対称性に優れた構造を持つ半導体レーザ装置において、結晶性が高い電流ブロック層を確実に形成できるようにする。
【解決手段】半導体レーザ装置は、基板102の上に形成されたn型クラッド層103と、n型クラッド層103の上に形成された活性層104と、活性層104の上に少なくとも上部がリッジストライプ状に形成されたリッジ部100を有するp型クラッド層105と、p型クラッド層105のリッジ部100の上に形成されたp型コンタクト層110と、p型クラッド層105におけるリッジ部100の側方に形成され、p型コンタクト層110を露出する開口部107aを有するn型電流ブロック層107とを有している。p型コンタクト層110におけるリッジ部100の長手方向の側面は、該側面の上部から下部に向けて外側に傾斜すると共に、面方位に(111)面を含む結晶面を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク装置又は情報処理装置等の光源に用いられる半導体レーザ装置及びその製造方法に関する。
近年、DVD(digital versatile disc)等の光ディスクに対する高密度記録化の進展に伴い、再生に限られず、DVD−RAM(random access memory)又はDVD−RW(read/ write)等の記録用DVDドライブ装置が製品化されてきている。
記録用DVDドライブ装置の記録倍速(速度)は高速化の一途をたどっている。このような記録用DVDドライブ装置の記録倍速の高速化に対応して、その光源として使用される高出力半導体レーザ装置の開発が活発に行なわれている。
半導体レーザ装置の高出力化の手段として種々の提案がなされている。例えば、活性層の上側に形成されたクラッド層を加工して、垂直性及び対称性が高いリッジ型ストライプを形成することが有効な手段であり、このリッジ型ストライプはドライエッチング技術を用いることにより実現されている。なお、リッジ型ストライプが垂直性が高いとは、リッジ部の長手方向(ストライプ方向)の側面と基板面とのなす角度がほぼ垂直であることを意味し、対称性が高いとは、リッジ部の長手方向に対して垂直な方向の断面形状がほぼ左右対称であることを意味する。なお、本発明において、ストライプ方向に対して垂直な方向の断面とは、リッジ部の長手方向を直角に横切る方向の断面をいう。
また、他の手段として、電流ブロック層に、例えば燐化アルミニウムインジウム(AlInP)等の光吸収が小さい半導体を用いることが挙げられる。これにより、発振光(レーザ光)の導波損失を抑制できるため、半導体レーザ装置の高出力化を図ることができる。
しかしながら、基板の主面の全面にエピタキシャル成長した電流ブロック層の一部を除去して該電流ブロック層に電流注入領域を形成する際には、主にウェットエッチングが用いられる。このとき、リッジ部の上面及びリッジ部の側面上に形成された電流ブロック層の結晶性が低いことから、エッチング領域を高精度に制御することができないという問題があった。これにより、リッジ部の側面上に形成された電流ブロック層がエッチングされる結果、リッジ部の側面部分にまで電極が形成されて発振光が吸収されてしまい、半導体レーザ装置の高出力化を実現することができなくなる。
この問題に鑑み、近年、電流ブロック層の上に、該電流ブロック層に対して選択性を有するエッチング阻止層を形成し、リッジ部の側面上に形成された電流ブロック層のエッチングによる消失を抑制又は防止する技術が提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照。)。
以下、特許文献1の第1の実施形態に記載された、従来例に係る半導体レーザ装置及びその製造方法について図5及び図6を用いて説明する。図5は従来例に係る半導体レーザ装置の断面構成を示し、図6(a)〜図6(f)は従来例に係る半導体レーザ装置の製造方法であって、リッジ型ストライプの長手方向に垂直な方向の工程順の断面構成を示している。
図5に示すように、従来の半導体レーザ装置は、n型砒化ガリウム(GaAs)からなる基板201の上に、n型GaAsからなるバッファ層202、n型AlGaInPからなるn型クラッド層203、GaInPからなる活性層204、p型AlGaInPからなる第1p型クラッド層205、GaInPからなるエッチングストップ層206が順次形成されている。
エッチングストップ層206の上の中央部には、リッジ状のp型AlGaInPからなる第2p型クラッド層207と、下部が第2p型クラッド層207の両側に庇状に張り出したリッジ状のp型GaInPからなる中間層208と、側面が中間層208と連続したリッジ状のp型GaAsからなるキャップ層209とが形成されている。
エッチングストップ層206上における第2p型クラッド層207、中間層208及びキャップ層209の両側方の領域には、n型電流ブロック層210Bが形成され、該n型電流ブロック層210Bの上には、GaInPからなるエッチング阻止層の脇部211Bが形成されている。
キャップ層209及び脇部211Bの上には、p型GaAsからなるp型コンタクト層214が形成され、該p型コンタクト層214の上にはp側電極216が形成されている。また、基板201のバッファ層202と反対側の面上にn側電極215が形成されている。
以下、前記のように構成された従来の半導体レーザ装置の製造方法を説明する。
まず、図5及び図6(a)に示すように、例えば分子線エピタキシャル(MBE)法により、基板201の上に、バッファ層202、n型クラッド層203、活性層204、第1p型クラッド層205、エッチングストップ層206、第2p型クラッド層207、中間層208及びキャップ層209を順次エピタキシャル成長する。
続いて、キャップ層209の上にレジストを塗布し、リソグラフィ法により、リッジストライプパターンを有する第1のレジストパターン212を形成する。
次に、図6(b)に示すように、第1のレジストパターン212をマスクとして、キャップ層209、中間層208及び第2p型クラッド層207に対して、それぞれ硫酸を主成分とするエッチャント、臭素を主成分とするエッチャント及び燐酸を主成分とするエッチャントを用いて順次ウェットエッチングを行なうことにより、リッジ部200を形成する。このとき、燐酸を主成分とするエッチャントは、キャップ層209及び中間層208に対して高い選択性を有するため、第2p型クラッド層207における長手方向の側面にサイドエッチングが発生してキャップ層209及び中間層208に庇状部分が形成される。
次に、図6(c)に示すように、第1のレジストパターン212を除去した後、再度MBE法により、エッチングストップ層206の上にリッジ部200を含む全面にわたって、n型電流ブロック層210及びエッチング阻止層211を順次エピタキシャル成長させる。このとき、n型電流ブロック層210は、中間層208の庇状部分により、エッチングストップ層206上で且つリッジ部200の両側に形成された脇部210Bと、該リッジ部200の上に形成された頂部210Aとに分かれて成長する。同様に、エッチング阻止層211は、n型電流ブロック層210B上に形成された脇部211Bと、n型電流ブロック層210Aの上に形成された頂部211Aとに分かれて成長する。
次に、図6(d)に示すように、エッチング阻止層211の脇部211Bの上に、第2のレジストパターン213を形成し、その後、図6(e)に示すように、リッジ部200の上に形成されたn型電流ブロック層20の頂部210Aを燐酸を主成分とするエッチャントによりエッチングすることにより、リッジ部200の上部に位置するキャップ層209を露出する。このとき、n型電流ブロック層210におけるリッジ部200の上の頂部210Aと、リッジ部200の側方の脇部210Bとの間隔は小さい。さらに、電流ブロック層210の頂部210Aと脇部210Bとは、その表面がエッチング選択層であるエッチング阻止層211により覆われているため、n型電流ブロック層210におけるリッジ部200の側方に位置する各脇部210Bはエッチングされない。
次に、図6(f)に示すように、第2のレジストパターン213を除去した後、キャップ層209及びエッチング阻止層211の脇部211Bの上に、p型コンタクト層214を堆積する。続いて、n側電極215及びp側電極216を形成して、半導体レーザ装置を完成させる。
このように、従来の製造方法によると、エッチング阻止層211によって、電流ブロック層210におけるリッジ部200の側方部分である脇部210Bに対するエッチングを防止できるため、p側電極216又はp型コンタクト層214による発振光の吸収を低減することができる。
特開2003−264344号公報
半導体レーザ装置の高出力化を図るには、リッジ部200の長手方向(ストライプ方向)に対して垂直な方向の断面において、側面が垂直で且つ左右対称であるリッジ形状を採用し、且つリッジ部200の側面に形成された電流ブロック層のエッチングによる消失を防止することが必須である。
図5及び図6に示した従来の半導体レーザ装置の製造方法は、リッジ部200の長手方向に対して垂直な方向の断面形状において、リッジ部200の側面が基板面にほぼ垂直で且つ庇形状が小さいか又は形成されない場合は、基板1の全面に電流ブロック層210を成長させると、図7(a)に示すように、電流ブロック層210は頂部と脇部とに分かれて形成されずに一体に成長する。従って、電流ブロック層210の上にエッチング阻止層211を形成しても、n型電流ブロック層210におけるリッジ部200の側方部分の消失を防止することができなくなる。
さらに、リッジ部200の側面が基板面にほぼ垂直で且つ庇形状が小さいか又は形成されない場合は、図7(b)の矢印R1、R2で表わしたように、n型電流ブロック層210は、p型キャップ層209の上面と側面とを含むリッジ部200の端面から、それぞれの法線方向に成長する。従って、これらの成長方向が互いに異なる成長フロントが衝突する界面Vでは結晶性が低下し、界面Vの近傍には結晶欠陥が発生しやすくなる。その結果、界面Vの近傍のウェットエッチレートが極端に増大するため、基板面内(ウェハ面内)又はウェハ間でエッチングの領域制御が困難となるので、リッジ部200の側面に形成された電流ブロック層210が除去されてしまう。ここで、図7(b)は、図7(a)のリッジ部200の上端の一角部を拡大した断面を表わしている。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、リッジストライプ型半導体レーザ装置において、リッジ部に形成される庇形状が小さくなる、すなわちリッジ部の基板面に対する垂直性及びリッジ部の対称性に優れた構造を持つ場合に、結晶性が高い電流ブロック層を確実に形成できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、半導体レーザ装置を、電流ブロック層の両側に形成されるリッジ部の上部にに含まれるコンタクト層の側面を外側に傾斜させ、さらに、コンタクト層の側面に露出する結晶面の面数を減少させる構成とする。
具体的に、本発明に係る半導体レーザ装置は、半導体基板の上に形成された第1導電型の第1クラッド層と、第1クラッド層の上に形成された活性層と、活性層の上に少なくとも上部がリッジストライプ状に形成されたリッジ部を有する第2導電型の第2クラッド層と、第2クラッド層のリッジ部の上に形成された第2導電型のコンタクト層と、第2クラッド層におけるリッジ部の側方に形成され、コンタクト層を露出する開口部を有する電流ブロック層とを備え、コンタクト層におけるリッジ部の長手方向の側面は、該側面の上部から下部に向けて外側に傾斜すると共に、面方位に(111)面を含む結晶面を有していることを特徴とする。
本発明の半導体レーザ装置によると、活性層の上に少なくとも上部がリッジストライプ状に形成されたリッジ部を有する第2クラッド層と、該第2クラッド層におけるリッジ部の側方に形成され、コンタクト層を露出する開口部を有する電流ブロック層とを備え、コンタクト層におけるリッジ部の長手方向の側面は、該側面の上部から下部に向けて外側に傾斜すると共に、面方位に(111)面を含む結晶面を有している。これにより、コンタクト層の側面上に形成される電流ブロック層の結晶性が向上するため、電流ブロック層に対するウェットエッチング速度が低下してエッチング制御性が良好となる。従って、結晶性が高い電流ブロック層をエッチングにより消失させることなく確実に形成することができる。
本発明の半導体レーザ装置において、第2クラッド層におけるリッジ部の長手方向の側面と基板面とのなす角度は、リッジ部の上端から下方への50%以上の領域においてほぼ垂直であることが好ましい。
本発明の半導体レーザ装置は、第2クラッド層におけるリッジ部とコンタクト層との間に形成された第2導電型の中間層をさらに備え、中間層におけるリッジ部の長手方向に垂直な方向の幅と、第2クラッド層におけるリッジ部の長手方向に垂直な方向の幅との差は0.1μmかそれよりも小さいことが好ましい。
本発明の半導体レーザ装置において、電流ブロック層は、第1導電型の半導体層からなることが好ましい。
本発明の半導体レーザ装置において、コンタクト層の側面の面方位は、ほぼ全面が(111)面であることが好ましい。
本発明の半導体レーザ装置において、コンタクト層の側面は、少なくとも一部が電流ブロック層により覆われていることが好ましい。
本発明の半導体レーザ装置において、半導体基板の主面の面方位は、面方位の(100)面から所定の角度だけ傾斜した面方位であることが好ましい。
この場合に、半導体基板の(100)面における傾斜方向は[011]方向であることが好ましい。
本発明に係る第1の半導体レーザ装置の製造方法は、半導体基板上に、第1導電型の第1クラッド層、活性層、第2導電型の第2クラッド層及び第2導電型のコンタクト層とを順次形成する工程と、コンタクト層の上にストライプ状のマスク膜を選択的に形成する工程と、形成したマスク膜を用いてコンタクト層及び第2クラッド層に対してエッチングを行なうことにより、コンタクト層及び第2クラッド層の一部からなるリッジ部を形成する工程と、マスク膜を用いてコンタクト層に対してウェットエッチングを行なうことにより、コンタクト層におけるリッジ部の長手方向の側面の少なくとも一部に面方位が(111)面の結晶面を露出する工程と、マスク膜を除去した後、半導体基板の上にリッジ部を含む全面にわたって電流ブロック層を形成する工程と、電流ブロック層におけるリッジ部の上側部分を選択的に除去することにより、電流ブロック層に、コンタクト層の少なくとも一部を露出する開口部を形成する工程とを備えていることを特徴とする。
第1の半導体レーザの製造方法によると、コンタクト層及び第2クラッド層の一部からなるリッジ部を形成した後、コンタクト層に対してウェットエッチングを選択的に行なうことにより、コンタクト層におけるリッジ部の長手方向の側面の少なくとも一部に面方位が(111)面の結晶面を露出するため、続いてコンタクト層の側面上に形成する電流ブロック層の結晶性が向上する。これにより、電流ブロック層に対して開口部を形成する際の例えばウェットエッチング時にエッチング速度が低下してエッチング制御性が良好となるので、結晶性が高い電流ブロック層をエッチングにより消失させることなく確実に形成することができる。
本発明に係る第2の半導体レーザ装置の製造方法は、半導体基板上に、第1導電型の第1クラッド層、活性層、第2導電型の第2クラッド層及び第2導電型のコンタクト層とを順次形成する工程と、コンタクト層の上にストライプ状のマスク膜を選択的に形成する工程と、形成したマスク膜を用いてコンタクト層に対してウェットエッチングを行なうことにより、コンタクト層におけるマスク膜の長手方向の側面としてその少なくとも一部に面方位が(111)面となる結晶面を露出する工程と、コンタクト層の側面に(111)面となる結晶面を露出した後、第2クラッド層に対してマスク膜及びコンタクト層をマスクとしたエッチングを行なうことにより、コンタクト層及び第2クラッド層の一部からなるリッジ部を形成する工程と、マスク膜を除去した後、半導体基板の上にリッジ部を含む全面にわたって電流ブロック層を形成する工程と、電流ブロック層におけるリッジ部の上側部分を選択的に除去することにより、電流ブロック層に、コンタクト層の少なくとも一部を露出する開口部を形成する工程とを備えていることを特徴とする。
第2の半導体レーザの製造方法によると、コンタクト層に対してウェットエッチングを選択的に行なうことにより、コンタクト層におけるマスク膜の長手方向の側面としてその少なくとも一部に面方位が(111)面となる結晶面を露出し、その後、第2クラッド層に対してエッチングを選択的に行なうことにより、コンタクト層及び第2クラッド層の一部からなるリッジ部を形成する。これにより、リッジ部を含む全面にわたって電流ブロック層を形成する際に、該電流ブロック層の結晶性が向上するため、電流ブロック層に対して開口部を形成する際の例えばウェットエッチング時のエッチング制御性が良好となる。従って、結晶性が高い電流ブロック層をエッチングにより消失させることなく確実に形成することができる。
第1の半導体レーザ装置の製造方法は、リッジ部を形成する工程において、コンタクト層及び第2クラッド層に対して行なうエッチングは、ドライエッチング、又はドライエッチング及び該ドライエッチングに続くウェットエッチングであることが好ましい。
また、第2の半導体レーザ装置の製造方法は、リッジ部を形成する工程において、第2クラッド層に対して行なうエッチングは、ドライエッチング、又はドライエッチング及び該ドライエッチングに続くウェットエッチングであることが好ましい。
第1又は第2の半導体レーザ装置の製造方法は、リッジ部を形成する工程において、第2クラッド層におけるリッジ部の長手方向の側面と基板面とのなす角度がリッジ部の上端から下方への50%以上の領域においてほぼ垂直となるようにエッチングすることが好ましい。
第1又は第2の半導体レーザ装置の製造方法は、コンタクト層の側面の少なくとも一部に(111)面の結晶面を露出する工程において、ウェットエッチングにより、コンタクト層の側面のほぼ全面を(111)面とすることが好ましい。
第1又は第2の半導体レーザ装置の製造方法は、電流ブロック層に開口部を形成する工程において、開口部は、ウェットエッチング、又はドライエッチング及び該ドライエッチングに続くウェットエッチングにより形成することが好ましい。
第1又は第2の半導体レーザ装置の製造方法において、半導体基板の主面の面方位は、面方位の(100)面から所定の角度だけ傾斜した面方位であることが好ましい。
この場合に、半導体基板における面方位の(100)面の傾斜方向は、晶帯軸の[011]方向であることが好ましい。
本発明に係る半導体レーザ装置及びその製造方法によると、リッジ部の基板面に対する垂直性及びリッジ部の対称性に優れた構造を持つ場合に、結晶性が高い電流ブロック層を確実に形成できるようになるため、高出力リッジストライプ型半導体レーザ装置をウェハ面内及びウェハ間で均一性良く形成することができるので、歩留まりを向上させることができる。
本発明の実施形態について、AlGaInP系材料からなるリッジストライプ型赤色半導体レーザ装置を例に図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態及びその実施例は本発明を限定するものではなく、本発明の理解を容易にするために、単に本発明の一実施形態及びその実施例を例示するに過ぎない。従って、本発明はすべてのリッジストライプ型半導体レーザ装置に適用可能である。
(一実施形態)
図1は本発明の一実施形態に係るリッジストライプ型半導体レーザ装置におけるリッジ型ストライプの長手方向に垂直な方向の断面構成を示し、図2(a)〜図2(f)は本実施形態に係る半導体レーザ装置の製造方法であって、リッジ型ストライプの長手方向に垂直な方向の工程順の断面構成を示している。なお、本発明に係る半導体レーザ装置の説明において、各図における上方が半導体レーザ装置の上方又は上側であり、各図における下方が半導体レーザ装置の下方又は下側である。
図1に示すように、本実施形態に係る半導体レーザ装置は、厚さが400μm〜500μmのn型砒化ガリウム(GaAs)からなる基板102の上に、厚さが1μm〜2μmのn型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pからなるn型クラッド層103、厚さが5nm〜6nmのGaInP系半導体からなる活性層104、厚さが1μm〜2μmのp型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pからなるp型クラッド層105が順次形成されている。
p型クラッド層105は、その上部にリッジストライプ状のリッジ部100が形成されており、該リッジ部100の頂部には、厚さが40nm〜60nmのp型Ga0.5In0.5Pからなるp型中間層109及び厚さが0.1μm〜0.3μmのp型GaAsからなるp型コンタクト層110が順次形成されている。p型コンタクト層110におけるリッジ部100の長手方向の側面は、上部と比べて下部が外側に向かって傾斜しており、傾斜面の面方位はほぼ全面が(111)面となるように設定されている。
p型クラッド層105におけるリッジ部100の両側には、厚さが0.2μm〜0.6μmのn型Al0.5In0.5Pからなるn型電流ブロック層107が形成されている。ここで、n型電流ブロック層107のリッジ部100側の端部はp型コンタクト層110の傾斜した側面の一部を覆っている。
n型電流ブロック層107及び該n型電流ブロック層107から露出したp型コンタクト層110の上には、例えばチタン(Ti)、白金(Pt)及び金(Au)との積層膜からなるp側電極112が形成され、基板102のn型クラッド層103と反対側には例えば金ゲルマニウム(AuGe)、チタン(Ti)及び金(Au)との積層膜からなるn側電極101が形成されている。
ところで、発振波長が例えば650nm帯の可視光半導体レーザ装置の場合は、GaInP層の自然超格子(秩序化構造)の形成を抑制するため、エピタキシャル成長用の基板として、主面の面方位が(001)面から晶帯軸の[110]方向に10°程度傾斜したオフ角を有する半導体基板を用いることが一般的である。しかしながら、本実施形態においては、基板102にはオフ角を有する半導体基板は用いていない。但し、本発明においても、オフ角を有する基板102を用いることは可能である。例えば、基板102の主面の面方位が(001)面から晶帯軸の[110]方向に10°だけ傾斜したオフ角を有する基板102を用いてもよく、また、基板102の主面の面方位が(100)面から晶帯軸の[011]方向に10°だけ傾斜したオフ角を有する基板102を用いてもよい。本発明は基板のオフ角に関係なく適用できる。
また、活性層104は、GaInPからなる井戸層とAlGaInPからなる障壁層とを交互に積層してなる多重量子井戸構造としてもよい。
(一実施形態の第1の製造方法)
以下、前記のように構成された半導体レーザ装置の第1の製造方法を図2(a)〜図2(f)を用いて説明する。
まず、図2(a)に示すように、例えば有機金属気相堆積(MOCVD)法により、基板102の上に、n型クラッド層103、活性層104、p型クラッド層105、p型中間層109及びp型コンタクト層110を順次エピタキシャル成長する。なお、半導体レーザ装置の製造には、基板102にはウェハを用い、該ウェハ上に複数の半導体レーザ装置を同時に形成する。
続いて、p型コンタクト層110の上に、厚さが0.2μm〜0.6μmの酸化シリコン(SiO )からなるマスク形成膜113を形成する。
次に、図2(b)に示すように、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、マスク形成膜113からリッジストライプパターンを有するマスクパターン113aを形成する。
次に、図2(c)に示すように、マスクパターン113aを用いて、p型コンタクト層110、p型中間層109及びp型クラッド層105に対して、該p型クラッド層105の下部を残すように、すなわちp型コンタクト層110、p型中間層109及びp型クラッド層105を合わせた厚さの50%未満を残すようにドライエッチングを行ない、リッジ部100の長手方向の側面が基板102の主面に対してほぼ垂直となるようにリッジ部100を形成する。このとき、リッジ部100の側面と活性層104の主面とのなす角度は、80°から95°程度であることが好ましい。
ここで、p型クラッド層105に対して所望のドライエッチング量を得る方法には、時間制御によりエッチングを停止する方法と、基板102の主面に単色光を当て、その反射光により得られた干渉強度と時間との関係からエッチング速度を算出しながらエッチングを行ない、所望の膜厚になったときにエッチングを停止する方法がある。
また、リッジ部100を形成する際の好適なドライエッチング法は、異方性のプラズマエッチングであればよく、誘導結合型プラズマ(ICP)又はエレクトロン・サイクロトロン・レゾナンス(ECR)プラズマを用いた方法等が挙げられる。また、エッチングガスとしては、四塩化ケイ素(SiCl )とアルゴン(Ar)との混合ガス等が用いられるが、四塩化ケイ素に代えて、塩素(Cl )ガス又は三塩化ホウ素(BCl )ガス等を用いることができる。
なお、第1の製造方法で用いたドライエッチング法はICP法であり、エッチングガスとして、SiCl とArとの混合ガスを用いている。リッジ部100の側面がほぼ垂直となるエッチング条件としては、混合ガス中のSiCl の体積含有率は5%以上且つ12%以下、基板102を載置する下部電極の温度は150℃以上且つ200℃以下、チャンバ内の圧力は0.3Pa以上且つ0.7Pa以下、下部電極のバイアスパワーは50W以上且つ150W以下、ICPパワーは100W以上且つ300W以下としているが、これに限られず、所望の形状を得られるドライエッチング条件を適宜選定すればよい。
なお、ドライエッチングに続いて、例えば塩酸と水との混合薬液からなる薬液を用いたウェットエッチングを行なってもよい。該薬液中の塩酸の体積含有率は10%以上且つ50%以下程度としたが、これに限られず、マスクパターン113a及びp型コンタクト層110に対して高いエッチング選択性を有する薬液であればよい。
次に、図2(d)に示すように、マスクパターン113aを用いて、p型コンタクト層110に対して、過酸化水素水を含む薬液を用いてウェットエッチングを行なうことにより、該p型コンタクト層110の長手方向の側面を傾斜させる。これにより、p型コンタクト層110の側面のほぼ全面に面方位の(111)面が露出する。ここで、マスクパターン113a、p型クラッド層105及びp型中間層109は過酸化水素水を含む薬液に耐性があるため、p型クラッド層105におけるp型中間層109の直下部分には庇状の段差が形成されない。
ここで、第1の製造方法においては、リッジ部100を形成した後に、該リッジ部100の側面の洗浄を目的として、ウェットエッチングによりp型クラッド層105におけるリッジ部100の側面をエッチングしてもよい。これにより、p型クラッド層105におけるp型中間層109の直下部分には庇状の段差が形成されるが、庇部分の基板面に平行な方向の長さが0.1μm以下であれば、リッジ部100の側面と活性層104とのなす角度が80°よりも小さくなることはない。従って、続く工程で形成するn型電流ブロック層107の結晶性には影響を与えない。
第1の製造法においては、過酸化水素水を含む薬液として、過酸化水素水と硫酸と水との混合液を用いている。薬液中の過酸化水素水の体積含有率は0.1%以上且つ15%以下程度であり、硫酸の体積含有率は0.1%以上且つ15%以下程度である。但し、この含有率に限られず、マスクパターン113a、p型クラッド層105及びp型中間層109に対して高いエッチング選択性を有するウェットエッチング条件を適宜選定すればよい。
次に、図2(e)に示すように、フッ酸を主成分とする薬液を用いてマスクパターン113aを除去し、その後、再度MOCVD法により、p型クラッド層105の上にp型コンタクト層110を含むリッジ部100を覆うように全面にわたって、厚さが0.2μm〜0.6μmのn型電流ブロック層107を成長する。
次に、図2(f)に示すように、リソグラフィ法により、n型電流ブロック層107におけるp型コンタクト層110の上側部分に開口パターンを有するレジストパターン115を形成する。続いて、形成したレジストパターン115をマスクとして、塩酸を主成分とする薬液を用いてn型電流ブロック層107をエッチングすることにより、n型電流ブロック層107に電流注入領域となる開口部107aを形成する。ここでは、塩酸を主成分とする薬液として、塩酸と水との混合薬液を用いている。薬液中の塩酸の体積含有率は10%以上且つ50%以下程度としたが、これに限られず、レジストパターン115及びp型コンタクト層110に対して高いエッチング選択性を有する薬液であればよい。
また、n型電流ブロック層107をウェットエッチングし、電流注入領域となる開口部107aを形成する際には、n型電流ブロック層107の開口部107a側の端部がp型コンタクト層110の側面の少なくとも一部を覆うようにエッチングを制御することにより、p型中間層109及びp型クラッド層105が開口部107aから露出しないようにする。
なお、開口部107aを形成する際には、ウェットエッチングを行なう前に、例えばSiClとArとの混合ガスを用いたドライエッチングを行なってもよい。なお、混合ガス中のSiCl の体積含有率は1%以上且つ12%以下、基板102を載置する下部電極の温度は150℃以上且つ200℃以下、チャンバ内の圧力は0.2Pa以上且つ0.7Pa以下、下部電極のバイアスパワーは50W以上且つ200W以下、ICPパワーは100W以上且つ350W以下としているが、これに限られず、ドライエッチング条件は適宜選定すればよい。
続いて、レジストパターン115を除去した後、真空蒸着法により、n型電流ブロック層107の上に開口部107aから露出するp型コンタクト層110を含む前面にわたってp側電極112を形成する。その後、基板102のリッジ部100の反対側の面上にn側電極101を形成して、図1に示すリッジストライプ型半導体レーザ装置を得ることができる。
以上説明したように、第1の製造方法においては、図2(d)に示すように、p型コンタクト層110におけるリッジ部100の長手方向の側面をウェットエッチングすることにより、側面の上方がリッジ部100の内側に向いた傾斜面としている。この傾斜面により、図2(e)に示すn型電流ブロック層107の形成工程において、n型電流ブロック層107は、図3に示すp型コンタクト層110の一側部の近傍を拡大した断面図に示すように、p型コンタクト層110の上面ではS1方向に、p型クラッド層105の側面ではS2方向に、p型コンタクト層110の側面(傾斜面)ではS3方向に、それぞれの法線方向に成長する。
このように、第1の製造方法においては、n型電流ブロック層107は、S1方向とs2方向との間のS3方向にも成長する。これにより、n型電流ブロック層107の結晶成長面は、S1方向とS3方向、及びS2方向とS3方向のように互いのなす角度が小さくなるため、n型電流ブロック層107が成長する際の結晶面の成長フロント衝突による結晶性の低下を抑制することができる。
また、第1の製造方法においては、p型コンタクト層110の側面に対してウェットエッチングを行ない、露出する結晶面の面数を減少させることにより、p型コンタクト層110の側面上に成長するn型電流ブロック層107の結晶性を向上させることができる。すなわち、ウェットエッチングを続行して、ウェットエッチングに対して最も安定となる面方位である(111)面の露出面積を大きくし、結晶面の面数を減少することが望ましい。従って、p型コンタクト層110の側面がほぼ直線状となるまでウェットエッチングを続行することがさらに望ましい。これにより、n型電流ブロック層107に電流注入領域である開口部107aを形成する際に、リッジ部100の側面上に形成されたn型電流ブロック層107をエッチングにより消失させることなく、n型電流ブロック層107を高精度に形成することができる。
(一実施形態の第2の製造方法)
以下、本実施形態に係る半導体レーザ装置の第2の製造方法について図4(a)及び図4(b)を用いて説明する。図4において、図2に示す構成部材と同一の構成要素には同一の符号を付することにより説明を省略する。
まず、第1の製造方法と同様に、例えばMOCVD法により、基板102の上に、n型クラッド層103、活性層104、p型クラッド層105、p型中間層109及びp型コンタクト層110を順次エピタキシャル成長する。
次に、図4(a)に示すように、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、マスク形成膜113からリッジストライプパターンを有するマスクパターン113aを形成する。続いて、形成したマスクパターン113aを用いて、p型コンタクト層110に対して過酸化水素水を含む薬液によりウェットエッチングを行なう。このウェットエッチングにより、p型コンタクト層110の長手方向の側面を傾斜させて、p型コンタクト層110の側面のほぼ全面に面方位の(111)面を露出させる。
第2の製造法においても、過酸化水素水を含む薬液として、過酸化水素水と硫酸と水との混合液を用いている。薬液中の過酸化水素水の体積含有率は0.1%以上且つ15%以下程度であり、硫酸の体積含有率は0.1%以上且つ15%以下程度である。但し、この含有率に限られず、マスクパターン113a、p型クラッド層105及びp型中間層109に対して高いエッチング選択性を有するウェットエッチング条件を適宜選定すればよい。なお、第2の製造方法においては、p型コンタクト層110の側面に対する薬液に過酸化水素水を含む薬液を用いたが、これに限られず、マスクパターン113a及びp型中間層109に対して高いエッチング選択性を有する薬液であればよい。
次に、図4(b)に示すように、マスクパターン113aを用いて、p型中間層109及びp型クラッド層105に対して、該p型クラッド層105の下部を残すように、すなわちp型コンタクト層110、p型中間層109及びp型クラッド層105を合わせた厚さの50%未満を残すようにドライエッチングを行ない、リッジ部100の長手方向の側面が基板102の主面に対してほぼ垂直となるようにリッジ部100を形成する。このとき、リッジ部100側面と活性層104の主面とのなす角度は、80°から95°程度であることが好ましい。
ここで、p型クラッド層105に対して所望のドライエッチング量を得る方法には、時間制御によりエッチングを停止する方法と、基板102の主面に単色光を当て、その反射光により得られた干渉強度と時間との関係からエッチング速度を算出しながらエッチングを行ない、所望の膜厚になったときにエッチングを停止する方法がある。
また、リッジ部100を形成する際の好適なドライエッチング法は、異方性のプラズマエッチングであればよく、誘導結合型プラズマ(ICP)又はエレクトロン・サイクロトロン・レゾナンス(ECR)プラズマを用いた方法等が挙げられる。また、エッチングガスとしては、四塩化ケイ素(SiCl )とアルゴン(Ar)との混合ガス等が用いられるが、四塩化ケイ素に代えて、塩素(Cl )ガス又は三塩化ホウ素(BCl )ガス等を用いることができる。
なお、第2の製造方法で用いたドライエッチング法はICP法であり、エッチングガスとして、SiCl とArとの混合ガスを用いている。リッジ部100の側面がほぼ垂直となるエッチング条件としては、混合ガス中のSiCl の体積含有率は5%以上且つ12%以下、基板102を載置する下部電極の温度は150℃以上且つ200℃以下、チャンバ内の圧力は0.3Pa以上且つ0.7Pa以下、下部電極のバイアスパワーは50W以上且つ150W以下、ICPパワーは200W以上且つ300W以下としているが、これに限られず、所望の形状を得られるドライエッチング条件を適宜選定すればよい。
また、本製造方法においても、リッジ部100を形成した後に、該リッジ部100の側面の洗浄を目的として、ウェットエッチングによりp型クラッド層105におけるリッジ部100の側面をエッチングしてもよい。これにより、p型クラッド層105におけるp型中間層109の直下部分には庇状の段差が形成されるが、庇部分の基板面に平行な方向の長さが0.1μm以下であれば、リッジ部100の側面と活性層104とのなす角度が80°よりも小さくなることはない。従って、続く工程で形成するn型電流ブロック層107の結晶性には影響を与えない。
この後は、第1の製造方法と同様に容易に、リッジ部100の上側に開口部107aを有するn型電流ブロック層107を形成する。その後、リッジ部100の上部に露出するp型コンタクト層110と接触するp側電極112を形成し、さらに、基板102のリッジ部100と反対側の面上にn側電極101を形成して、図1に示す半導体レーザ装置を得る。
このように、第2の製造方法においては、第1の製造方法と同様に、p型コンタクト層110の側面をその上方がリッジ部100の内側に向いた傾斜面とすることにより、n型電流ブロック層107の結晶性を向上することができる。
具体的には、第2の製造方法においては、p型コンタクト層110の側面に対してウェットエッチングを行なって、露出する結晶面の面数を減少させることにより、p型コンタクト層110の側面上に成長するn型電流ブロック層107の結晶性を向上できる。すなわち、ウェットエッチングに対して最も安定となる面方位である(111)面の露出面積を大きくし、結晶面の面数を減少することが好ましい。従って、p型コンタクト層110側面がほぼ直線状となるまでウェットエッチングを続行することがより好ましい。
以上説明したように、本実施形態によると、p型コンタクト層110の側面上に成長するn型電流ブロック層107の結晶性が向上するため、ウェットエッチング速度が低下する。これにより、n型電流ブロック層107に対して高精度なウェットエッチングを行なうことが可能となるので、リッジ部100の側面上に形成されたn型電流ブロック層107を消失させることなく、電流注入領域である開口部107aを形成することができる。
(第1実施例)
以下、本発明の実施形態で用いた図1及び図2(a)〜図2(f)を参照しながら、本発明の理解をより一層容易にするために、本発明に係る半導体レーザ装置の製造方法の第1実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
まず、図2(a)に示すように、MOCVD法により、厚さが450μmのn型GaAsからなる基板102の主面上に、厚さが2μmのn型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pからなるn型クラッド層103、厚さが5nmのGaInP系半導体からなる活性層104、厚さが1.6μmのp型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pからなるp型クラッド層105、厚さが50nmのp型Ga0.5In0.5Pからなるp型中間層109及び厚さが0.2μmのp型GaAsからなるp型コンタクト層110を順次形成する。
続いて、常圧CVD法により、p型コンタクト層110の上に、厚さが0.6μmのSiO からなるマスク形成膜113を形成する。
次に、図2(b)に示すように、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、マスク形成膜113から幅が2μmのリッジストライプパターンを有するマスクパターン113aを形成する。ここで、エッチングガスには、フルオロカーボンを主成分とするエッチングガスを用いることができる。
次に、図2(c)に示すように、ICP法により、マスクパターン113aを用いて、p型コンタクト層110、p型中間層109及びp型クラッド層105に対して、該p型クラッド層105におけるマスクパターン113aの側方部分の厚さが200nmとなるようにドライエッチングを行なうことにより、長手方向の側面が基板102の主面に対してほぼ垂直となるリッジ部100を形成する。ここでは、ドライエッチングの停止は時間制御によって行なう。エッチングガスには、SiCl とArとの混合ガスを用い、該混合ガスにおけるSiCl の含有率は約11%とし、混合ガスの圧力は約0.4Paとし、基板温度は約195℃としている。
次に、図2(d)に示すように、マスクパターン113aを用いて、過酸化水素水を含む薬液によりウェットエッチングを行なうことにより、該p型コンタクト層110の長手方向の側面を傾斜させる。ウェットエッチングに用いる薬液には、過酸化水素水と硫酸と水との混合液を用い、薬液中の過酸化水素水の体積含有率は3%であり、硫酸の体積含有率は2%である。このとき、p型コンタクト層110の長手方向の側面のほぼ全面に面方位の(111)面が露出するようにウェットエッチングを行なう。なお、p型クラッド層105及びp型中間層109は過酸化水素水を含む薬液に耐性があるため、p型クラッド層105におけるp型中間層109の直下部分には庇状の段差が形成されない。
次に、図2(e)に示すように、フッ酸を主成分とする薬液を用いてマスクパターン113aを除去し、その後、再度MOCVD法により、基板上の全面に、すなわちp型クラッド層105、p型中間層109及びp型コンタクト層110を含むリッジ部100を覆うように、厚さが0.4μmのn型Al0.5In0.5Pからなるn型電流ブロック層107を再成長させる。
次に、図2(f)に示すように、リソグラフィ法により、n型電流ブロック層107におけるp型コンタクト層110の上側部分に開口パターンを有するレジストパターン115を形成する。続いて、形成したレジストパターン115をマスクとして、塩酸を主成分とする薬液を用いてn型電流ブロック層107をエッチングすることにより、n型電流ブロック層107にp型コンタクト層110を露出した電流注入領域となる開口部107aを形成する。ここで、ウェットエッチングに用いる薬液には、塩酸と水との混合薬液を用いる。薬液中の塩酸の体積含有率は20%としている。なお、n型電流ブロック層107に開口部107aを形成する際には、n型電流ブロック層107における開口部107a側の端部が、p型コンタクト層110の側面の少なくとも下部を覆うようにエッチングを制御することにより、p型クラッド層105及びp型中間層109が露出しないようにする。
次に、図1に示すように、レジストパターン115を除去した後、真空蒸着法により、n型電流ブロック層107の上に開口部107aから露出するp型コンタクト層110を含む前面にわたってp側電極112を形成する。その後、基板102のリッジ部100の反対側の面上にn側電極101を形成して、リッジストライプ型半導体レーザ装置を得る。
(第2実施例)
以下、本発明の実施形態で用いた図1、図2(a)、図2(b)、図4(a)、図4(b)、図2(e)及び図2(f)を参照しながら、本発明の理解をより一層容易にするために、本発明に係る半導体レーザ装置の製造方法の第2実施例を挙げて説明する。
まず、図2(a)に示すように、MOCVD法により、厚さが450μmのn型GaAsからなる基板102の主面上に、厚さが2μmのn型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pからなるn型クラッド層103、厚さが5nmのGaInP系半導体からなる活性層104、厚さが1.4μmのp型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pからなるp型クラッド層105、厚さが50nmのp型Ga0.5In0.5Pからなるp型中間層109及び厚さが0.2μmのp型GaAsからなるp型コンタクト層110を順次形成する。
続いて、常圧CVD法により、p型コンタクト層110の上に、厚さが0.6μmのSiO からなるマスク形成膜113を形成する。
次に、図2(b)に示すように、リソグラフィ法及びドライエッチング法により、マスク形成膜113から幅が2μmのリッジストライプパターンを有するマスクパターン113aを形成する。ここで、エッチングガスには、フルオロカーボンを主成分とするエッチングガスを用いることができる。
次に、図4(a)に示すように、マスクパターン113aを用いて、p型コンタクト層110に対して過酸化水素水を含む薬液によるウェットエッチングを行なう。p型中間層109は、過酸化水素水を含む上記の薬液に耐性があるため、p型中間層109が露出した時点で、垂直方向のエッチングは停止する。このウェットエッチングにより、p型コンタクト層110の長手方向の側面が傾斜し、p型コンタクト層110の側面のほぼ全面に面方位の(111)面が露出する。ここで、ウェットエッチングに用いる薬液には、過酸化水素水と硫酸と水との混合液を用い、該薬液中の過酸化水素水及び硫酸の体積含有率は共に2.5%としている。
次に、図4(b)に示すように、ICP法により、マスクパターン113aを用いて、p型中間層109及びp型クラッド層105に対して、該p型クラッド層105におけるマスクパターン113aの側方部分の厚さが230nmとなるようにドライエッチングを行なうことにより、長手方向の側面が基板102の主面に対してほぼ垂直となるリッジ部100を形成する。ここでは、ドライエッチングの停止は時間制御によって行なう。エッチングガスには、SiCl とArとの混合ガスを用い、該混合ガスにおけるSiCl の含有率は約14%とし、混合ガスの圧力は約0.55Paとし、基板温度は約190℃としている。
次に、図2(e)に示すように、フッ酸を主成分とする薬液を用いてマスクパターン113aを除去し、その後、再度MOCVD法により、基板上の全面に、すなわちp型クラッド層105、p型中間層109及びp型コンタクト層110を含むリッジ部100を覆うように、厚さが0.5μmのn型Al0.5In0.5Pからなるn型電流ブロック層107を再成長させる。
次に、図2(f)に示すように、リソグラフィ法により、n型電流ブロック層107におけるp型コンタクト層110の上側部分に開口パターンを有するレジストパターン115を形成する。続いて、形成したレジストパターン115をマスクとして、塩酸を主成分とする薬液を用いてn型電流ブロック層107をエッチングすることにより、n型電流ブロック層107にp型コンタクト層110を露出した電流注入領域となる開口部107aを形成する。ここで、ウェットエッチングに用いる薬液には、塩酸と水との混合薬液を用いる。薬液中の塩酸の体積含有率は25%としている。なお、n型電流ブロック層107に開口部107aを形成する際には、n型電流ブロック層107における開口部107a側の端部が、p型コンタクト層110の側面の少なくとも下部を覆うようにエッチングを制御することにより、p型クラッド層105及びp型中間層109が露出しないようにする。
次に、図1に示すように、レジストパターン115を除去した後、真空蒸着法により、n型電流ブロック層107の上に開口部107aから露出するp型コンタクト層110を含む前面にわたってp側電極112を形成する。その後、基板102のリッジ部100の反対側の面上にn側電極101を形成して、リッジストライプ型半導体レーザ装置を得る。
このように、本発明に係る第1実施例及び第2実施例によると、リッジ部100の側面上に形成されたn型電流ブロック層107に開口部107aを形成する際に、n型電流ブロック層107の開口部107a側の端部がエッチングにより除去されることがなくなるため、ウェハ面内(基板面内)で形状が安定な高出力のリッジストライプ型半導体レーザウェハを製造することができる。さらに、n型電流ブロック層107をエッチングしても、ウェハ面内及びウェハ間で、電流注入領域を高い均一性で形成することができるので、歩留まりを向上することが可能となる。
本発明に係る半導体レーザ装置及びその製造方法は、リッジ部の基板面に対する垂直性及びリッジ部の対称性に優れた構造を持つ場合に、結晶性が高い電流ブロック層を確実に形成できるようになって、高出力リッジストライプ型半導体レーザ装置をウェハ面内及びウェハ間で均一性良く形成することができるため、歩留まりを向上させることができ、光ディスク装置又は情報処理装置等の光源に用いられる半導体レーザ装置及びその製造方法等に有用である。
本発明の一実施形態に係るリッジストライプ型半導体レーザ装置を示す断面図である。 (a)〜(f)は本発明の一実施形態に係るリッジストライプ型半導体レーザ装置の第1の製造方法を示す工程順の断面図である。 本発明の一実施形態に係るリッジストライプ型半導体レーザ装置におけるリッジ部の上端の一角部の近傍を拡大した断面図である。 (a)及び(b)は本発明の一実施形態に係るリッジストライプ型半導体レーザ装置の第2の製造方法を示す要部の工程順の断面図である。 従来のリッジストライプ型半導体レーザ装置を示す断面図である。 (a)〜(f)は従来のリッジストライプ型半導体レーザ装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)は従来のリッジストライプ型半導体レーザ装置の製造方法における問題点を説明する断面図であり、(b)は(a)のリッジ部の上端の一角部の近傍を拡大した断面図である。
符号の説明
100 リッジ部
101 n側電極
102 n型基板
103 n型クラッド層
104 活性層
105 p型クラッド層
107 n型電流ブロック層
107a 開口部
109 p型中間層
110 p型コンタクト層
112 p側電極
113 マスク形成膜
113a マスクパターン
115 レジストパターン

Claims (17)

  1. 半導体基板の上に形成された第1導電型の第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の上に形成された活性層と、
    前記活性層の上に少なくとも上部がリッジストライプ状に形成されたリッジ部を有する第2導電型の第2クラッド層と、
    前記第2クラッド層の前記リッジ部の上に形成された第2導電型のコンタクト層と、
    前記第2クラッド層における前記リッジ部の側方に形成され、前記コンタクト層を露出する開口部を有する電流ブロック層とを備え、
    前記コンタクト層における前記リッジ部の長手方向の側面は、該側面の上部から下部に向けて外側に傾斜すると共に、面方位に(111)面を含む結晶面を有していることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記第2クラッド層における前記リッジ部の長手方向の側面と基板面とのなす角度は、前記リッジ部の上端から下方への50%以上の領域においてほぼ垂直であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記第2クラッド層における前記リッジ部と前記コンタクト層との間に形成された第2導電型の中間層をさらに備え、
    前記中間層における前記リッジ部の長手方向に垂直な方向の幅と、前記第2クラッド層における前記リッジ部の長手方向に垂直な方向の幅との差は0.1μmかそれよりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記電流ブロック層は、第1導電型の半導体層からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
  5. 前記コンタクト層の前記側面の面方位は、ほぼ全面が(111)面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
  6. 前記コンタクト層の前記側面は、少なくとも一部が前記電流ブロック層により覆われていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
  7. 前記半導体基板の主面の面方位は、面方位の(100)面から所定の角度だけ傾斜した面方位であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
  8. 前記半導体基板の(100)面における傾斜方向は[011]方向であることを特徴とする請求項7に記載の半導体レーザ装置。
  9. 半導体基板上に、第1導電型の第1クラッド層、活性層、第2導電型の第2クラッド層及び第2導電型のコンタクト層とを順次形成する工程と、
    前記コンタクト層の上に、ストライプ状のマスク膜を選択的に形成する工程と、
    形成した前記マスク膜を用いて、前記コンタクト層及び前記第2クラッド層に対してエッチングを行なうことにより、前記コンタクト層及び前記第2クラッド層の一部からなるリッジ部を形成する工程と、
    前記マスク膜を用いて、前記コンタクト層に対してウェットエッチングを行なうことにより、前記コンタクト層における前記リッジ部の長手方向の側面の少なくとも一部に面方位が(111)面の結晶面を露出する工程と、
    前記マスク膜を除去した後、前記半導体基板の上に前記リッジ部を含む全面にわたって電流ブロック層を形成する工程と、
    前記電流ブロック層における前記リッジ部の上側部分を選択的に除去することにより、前記電流ブロック層に、前記コンタクト層の少なくとも一部を露出する開口部を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体レーザの製造方法。
  10. 半導体基板上に、第1導電型の第1クラッド層、活性層、第2導電型の第2クラッド層及び第2導電型のコンタクト層とを順次形成する工程と、
    前記コンタクト層の上に、ストライプ状のマスク膜を選択的に形成する工程と、
    形成した前記マスク膜を用いて、前記コンタクト層に対してウェットエッチングを行なうことにより、前記コンタクト層における前記マスク膜の長手方向の側面としてその少なくとも一部に面方位が(111)面となる結晶面を露出する工程と、
    前記コンタクト層の側面に(111)面となる結晶面を露出した後、前記第2クラッド層に対して、前記マスク膜及び前記コンタクト層をマスクとしたエッチングを行なうことにより、前記コンタクト層及び前記第2クラッド層の一部からなるリッジ部を形成する工程と、
    前記マスク膜を除去した後、前記半導体基板の上に前記リッジ部を含む全面にわたって電流ブロック層を形成する工程と、
    前記電流ブロック層における前記リッジ部の上側部分を選択的に除去することにより、前記電流ブロック層に、前記コンタクト層の少なくとも一部を露出する開口部を形成する工程とを備えていることを特徴とする半導体レーザの製造方法。
  11. 前記リッジ部を形成する工程において、前記コンタクト層及び前記第2クラッド層に対して行なうエッチングは、ドライエッチング、又はドライエッチング及び該ドライエッチングに続くウェットエッチングであることを特徴とする請求項9に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  12. 前記リッジ部を形成する工程において、前記第2クラッド層に対して行なうエッチングは、ドライエッチング、又はドライエッチング及び該ドライエッチングに続くウェットエッチングであることを特徴とする請求項10に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  13. 前記リッジ部を形成する工程において、前記第2クラッド層における前記リッジ部の長手方向の側面と基板面とのなす角度が前記リッジ部の上端から下方への50%以上の領域においてほぼ垂直となるようにエッチングすることを特徴とする請求項9又は10に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  14. 前記コンタクト層の前記側面の少なくとも一部に(111)面の結晶面を露出する工程において、前記ウェットエッチングにより、前記コンタクト層の前記側面のほぼ全面を(111)面とすることを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  15. 前記電流ブロック層に前記開口部を形成する工程において、前記開口部は、ウェットエッチング、又はドライエッチング及び該ドライエッチングに続くウェットエッチングにより形成することを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  16. 前記半導体基板の主面の面方位は、面方位の(100)面から所定の角度だけ傾斜した面方位であることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
  17. 前記半導体基板における面方位の(100)面の傾斜方向は、晶帯軸の[011]方向であることを特徴とする請求項16に記載の半導体レーザ装置の製造方法。
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JP2014225533A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 三菱電機株式会社 半導体レーザ及びその製造方法

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