JP2008065989A - 電池パックおよび検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池パックに用いられた電池セルの交換を検出する方法を提供する。
【解決手段】電池パックに対する充放電が開始され、制御部は、電池セルの電圧値および電流値に基づき二次電池の最新の内部抵抗Rnewを算出する。そして、算出された最新の内部抵抗Rnewと、メモリに記憶されている前回の内部抵抗Rpreとを比較する。比較の結果、Rpreに比べてRnewの方が小さい場合には、電池セルが交換されたと判断する。一方、Rpreに比べてRnewの方が大きい場合には、電池セルは交換されていないと判断する。

【選択図】図3

Description

この発明は、電池セルの交換を検出する電池パックおよび検出方法に関する。
近年、ノート型PC(Personal Computer)や携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯型電子機器が普及し、その電源として高電圧、高エネルギー密度、軽量といった利点を有するリチウムイオン二次電池が広く使用されている。
このような二次電池が収納された電池パックには、二次電池の異常が検出された際に充放電を禁止するための保護回路が設けられている。具体的には、例えば、二次電池の電圧や充放電電流、温度等を所定時間毎に測定し、測定結果に基づき二次電池に対する過充電や過放電、過電流といった異常を検出する。そして、これらの異常を検出した場合には、充放電を制御する充放電スイッチをOFFにしたり、温度ヒューズを溶断することにより二次電池に対する充放電を禁止するようにしている。
このように、二次電池の異常を検出した際に温度ヒューズを溶断して、二次電池に対する充放電を禁止する技術が下記の特許文献1に記載されている。
特開2000−357540号公報
ところで、二次電池は、充放電を繰り返すにつれて劣化し、電池容量が減少してしまう。さらに、長期間、例えば数年程度使用した場合、この二次電池は使用不可能となってしまう場合がある。このような場合において、二次電池の電池容量を未使用時と同様にするためには、二次電池に用いられている電池セルを交換する必要がある。
しかしながら、交換された電池セルと本来収納されている電池セルとでは、その特性が異なると考えられる。また、上述した保護回路は、本来の電池セルの特性に合わせて制御の仕様が決定されている。そのため、電池パックに対して不正に改造を施し、二次電池に用いられている電池セルを交換した場合には、保護回路が正常に動作せず、電池パックの異常を検出することができずに電池パックが危険な状態となるおそれがあるという問題点があった。
したがって、この発明の目的は、電池セルの交換を検出することができる電池パックおよびその検出方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、1または複数の電池と、電池に対する充放電電流を制御する充放電スイッチと、電池の電圧および充放電電流を検出し、電圧および充放電電流に基づき電池の内部抵抗を算出する制御部と、制御部で算出された内部抵抗を記憶する記憶部とを有し、制御部は、電池に対する充電の際に、算出された最新の内部抵抗と記憶部に記憶された前回の内部抵抗とを比較し、最新の内部抵抗が前回の内部抵抗よりも小さい場合には、電池の交換の検出を示す検出情報を生成して記憶部に記憶させるとともに、充放電スイッチをOFFにするように制御し、最新の内部抵抗が前回の内部抵抗よりも大きい場合には、最新の内部抵抗を記憶部に記憶させることを特徴とする電池パックである。
また、第2の発明は、1または複数の電池の電圧および充放電電流を検出し、電圧および充放電電流に基づき電池の内部抵抗を算出する算出ステップと、電池に対する充電の際に、算出された最新の内部抵抗と記憶部に記憶された前回の内部抵抗とを比較し、最新の内部抵抗が前回の内部抵抗よりも小さい場合には、電池の交換の検出を示す検出情報を生成して記憶部に記憶させるとともに、電池に対する充放電電流を制御する充放電スイッチをOFFにするように制御し、最新の内部抵抗が前回の内部抵抗よりも大きい場合には、最新の内部抵抗を記憶部に記憶させる制御ステップとを有することを特徴とする検出方法である。
上述したように、第1および第2の発明では、1または複数の電池の電圧および電流を検出し、電圧および電流に基づき最新の内部抵抗を算出し、算出された最新の内部抵抗と、予め記憶部に記憶された前回の内部抵抗とを比較するようにしているため、電池が交換されたかどうかを判断することができる。
この発明は、電池の電圧および充放電電流に基づき電池の内部抵抗を算出し、算出された最新の内部抵抗と記憶部に記憶された前回の内部抵抗とを比較するようにしているため、比較結果に基づき電池の交換を検出することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態について説明する。この発明の実施の一形態による電池パックでは、充放電を繰り返すことによって増加する二次電池の内部抵抗値を算出し、算出された内部抵抗値の変化に基づき、電池セルが交換されたかどうかを判断するようにしている。
先ず、この発明の実施の一形態による電池パック1の一例の構成について、図1を参照して説明する。電池パック1は、正極端子13および負極端子14がそれぞれ外部の電子機器や充電器の正極端子および負極端子に接続され、回路基板12を介して二次電池11に対する充放電が行われる。
二次電池11は、リチウムイオン二次電池等の二次電池であり、単電池、または複数の電池セルを直列および/または並列接続した組電池である。この例では、3個の電池セルが直列に接続された場合を示す。回路基板12は、電池パック1の過充電や過放電を防止するための制御や、電池パック1に対する改造の検出を行う。回路基板12は、主に、制御部としてのMPU(Micro Processing Unit)21、記憶部としてのメモリ22、スイッチ回路23、電流検出抵抗24および温度ヒューズ25を備える。
MPU21は、図示しないROM(Read Only Memory)に予め格納されたプログラムに従い、図示しないRAM(Random Access Memory)をワークメモリとして各部を制御する。MPU21は、二次電池11および二次電池11内の電池セルそれぞれの電圧を所定時間毎に測定するとともに、電流検出抵抗24を流れる電流の大きさおよび向きを所定時間毎に測定する。
そして、MPU21は、測定した電圧値および電流値と、サーミスタ等の温度検出素子26で測定した電池温度とに基づき、二次電池11のいずれかのセルの電圧が過充電検出電圧になったときや、二次電池11の電圧が過放電検出電圧以下になったとき、スイッチ回路23に制御信号を送ることにより、過充電、過放電を防止する。また、MPU21は、温度ヒューズ25を溶断するように制御する。ここで、リチウムイオン電池の場合、過充電検出電圧が例えば4.2V±0.5Vと定められ、過放電検出電圧が2.4V±0.1Vと定められる。
また、MPU21は、測定した電圧値および電流値に基づき二次電池11の内部抵抗を算出する。そして、算出した内部抵抗に基づき、二次電池11に用いられている電池セルを交換したかどうかを判断し、判断結果をメモリ22に記憶させる。また、判断の結果、電池セルを交換していないと判断した場合には、算出した内部抵抗値をメモリ22に記憶させる。なお、内部抵抗値の算出方法および電池セルの交換の検出方法については、後述する。
メモリ22には、例えば、不揮発性のメモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)が用いられ、電池セルの交換が検出された場合には、電池セルの交換を検出したことを示す検出情報が記憶される。また、メモリ22には、電池セルの交換が検出されなかった場合に、MPU21で算出された二次電池11の内部抵抗値が記憶される。
スイッチ回路23は、充電制御FET(Field Effect Transistor)31aと、放電制御FET31bとから構成されている。電池電圧が過充電検出電圧となったときは、充電制御FET31aをOFFとし、充電電流が流れないように制御される。なお、充電制御FET31aのOFF後は、寄生ダイオード32aを介することによって放電のみが可能となる。
また、電池電圧が過放電検出電圧となったときは、放電制御FET31bをOFFとし、放電電流が流れないように制御される。なお、放電制御FET31bのOFF後は、寄生ダイオード32bを介することによって充電のみが可能となる。
次に、この発明の実施の一形態による電池パック1における電池セルの交換の検出方法について説明する。二次電池11は、通常、充放電を繰り返し行うことにより劣化し、劣化が進行するにしたがって二次電池11の内部抵抗が増加する。このような場合において、二次電池11に用いられている電池セルを未使用品等の劣化度合いが低い電池セルに交換した場合には、二次電池11の内部抵抗が急激に低下すると考えられる。
そこで、この発明の実施の一形態では、二次電池11の内部抵抗を算出し、交換前後の内部抵抗の値を比較することにより、電池セルが交換されたかどうかを判断するようにした。
二次電池11の内部抵抗は、電圧および電流が急激に変化するタイミングにおいて、算出することができる。電圧および電流が急激に変化するタイミングは、例えば、充電または放電が開始されるタイミングである。ここでは、充電が開始されるタイミングにおいて、二次電池11の内部抵抗を算出する方法を例にとって説明する。
二次電池11に対する充電方式としては、一般に、定電流定電圧充電方式が用いられる。定電流定電圧充電方式では、図2に示すように、二次電池11の電圧が所定の電圧に達するまでは定電流で充電し、二次電池11の電圧が所定の電圧に達した後は定電圧で充電する。そして、充電電流が0[A]に収束した時点で充電が終了となる。
定電流定電圧充電方式の場合、充電開始直後から二次電池11の電圧が所定の電圧に達する定電流充電領域においては、一定の充電電流で二次電池11を充電し、電圧が急激に上昇する。この場合の内部抵抗は、定電流充電領域において、充電開始直前および充電開始から所定時間経過した後の電圧の差分ΔVと充電電流の差分ΔIとに基づき算出することができる。
充電開始直前の二次電池11の電圧および充電電流をV[V]およびI[A]とし、所定時間t[sec]経過した後の二次電池11の電圧および充電電流をV[V]およびI[A]とすると、二次電池11の内部抵抗R[Ω]は、数式(1)に基づき算出される。
R=ΔV/ΔI=(V−V)/(I−I) ・・・(1)
なお、電圧および電流が急激に変化するタイミングとしては、充電または放電が終了するタイミングを適用することもできるが、充電または放電が開始されるタイミングで内部抵抗を算出すると好ましい。これは、充電または放電が終了するタイミングに比べて、充電または放電が開始されるタイミングの方がより安定して内部抵抗を算出することができるためである。
上述のようにして算出された内部抵抗Rは、前回充電した際の内部抵抗Rpreとしてメモリ22に記憶される。また、次の充電の際には、上述と同様にして、内部抵抗Rが最新の内部抵抗Rnewとして算出される。そして、メモリ22に記憶された内部抵抗Rpreと、算出された最新の内部抵抗Rnewとが比較される。
比較の結果、Rpreに比べてRnewの方が小さい場合には、電池セルが交換されたと判断する。一方、Rpreに比べてRnewの方が大きい場合には、電池セルは交換されていないと判断する。
このように、充電開始直前および充電開始から所定時間経過した後の電圧と充電電流を算出して得られる最新の内部抵抗の値と、メモリ22に記憶されている前回充電した際の内部抵抗の値とを比較することにより、比較結果に応じて電池セルが交換されたかどうかを検出することができる。
次に、この発明の実施の一形態による電池パック1における電池セルの交換の検出方法について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、電圧、充放電電流および電池温度の測定が充電開始のタイミングで行われるものとする。
電池パック1に充電器が接続され、充電が開始されると、ステップS1において、MPU21は、電池セルの交換を検出したことを示す検出情報がメモリ22に記憶されているかどうかを確認し、検出情報の有無により電池セルが交換されたかどうかを判断する。判断の結果、メモリ22に検出情報が記憶されておらず、電池セルが交換されていないと判断した場合には、処理がステップS2に移行する。なお、この電池パック1に対して初めて充電器が接続された場合は、メモリ22に検出情報が記憶されていないため、電池セルが交換されていないものと判断する。
ステップS2において、MPU21は、所定時間経過した後の二次電池11の電圧、充電電流および電池温度を測定し、ステップS3において、ステップS2で測定した二次電池11の電圧および充電電流に基づき、二次電池11の最新の内部抵抗Rnewを算出する。
ステップS4において、MPU21は、メモリ22に予め記憶された前回の内部抵抗Rpreを読み出し、Rpreと、ステップS3で算出した最新の内部抵抗Rnewとを比較する。比較の結果、RnewがRpreよりも小さい場合には、電池セルが交換されたと判断し、処理がステップS5に移行する。
ステップS5において、MPU21は、電池セルの交換の検出を示す検出情報を生成し、メモリ22に記憶させる。ステップS6において、MPU21は、温度ヒューズ25を溶解するように制御して、二次電池11に対する充放電を禁止する。
一方、ステップS1において、MPU21は、メモリ22に検出情報が記憶されており、電池セルが交換されたと判断した場合には、処理がステップS7に移行する。
ステップS7において、MPU21は、スイッチ回路23を制御して、二次電池11に対する充放電を禁止する。具体的には、例えば、スイッチ回路23に設けられた充電制御FET31aおよび放電制御FET31bをOFFにする。そして、ステップS7における処理が巡回的に繰り返され、二次電池11に対する充放電を永久的に禁止する。
一方、ステップS4において、RnewがRpreよりも大きい場合には、電池セルは交換されていないと判断し、処理がステップS8に移行する。なお、初めてRnewを算出した場合には、メモリ22にRpreが記憶されておらず、内部抵抗の比較ができないため、処理がステップS8に移行する。ステップS8において、MPU21は、ステップS3で算出した内部抵抗RnewをRpreとしてメモリ22に記憶させる。そして、処理がステップS2に戻る。
このように、この発明の実施の一形態では、検出情報をメモリ22に記憶させ、検出情報に基づき電池セルの交換が検出されたかどうかを判断している。そして、電池セルの交換が検出された電池パック1を再度電子機器等に装着した場合においても、検出情報に基づき電池セルが交換されていることを検出することができるため、この電池パック1を使用不可能とすることができる。
次に、この発明の実施の一形態の第1の変形例について説明する。この発明の実施の一形態の第1の変形例では、内部抵抗値の変化に加えて、電池温度の変化に基づいて電池セルが交換されたかどうかを判断するようにした。
二次電池11は、通常、電池温度が上昇するにしたがって内部抵抗が低下することが知られている。そのため、例えば、内部抵抗が低下した場合であっても、この内部抵抗の低下分は、二次電池の電圧および電流を測定した際の電池温度の上昇によるものが原因となる場合がある。
そこで、MPU21は、二次電池11の内部抵抗Rを算出する際に、温度検出素子26で測定した二次電池11の電池温度TをTpreとして予めメモリ22に記憶させる。また、最新の内部抵抗Rnewを算出する際に、最新の電池温度Tnewを測定する。そして、メモリ22に記憶された前回の内部抵抗Rpreと算出された最新の内部抵抗Rnewとを比較し、二次電池11の内部抵抗値が低下した場合には、さらにメモリ22に記憶された前回の電池温度Tpreと、最新の電池温度Tnewとを比較し、比較結果に応じて電池セルが交換されたかどうかを判断するようにした。
以下、この発明の実施の一形態の第1の変形例による電池パック1における電池セルの交換の検出方法について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。なお、上述の実施の一形態と同様の処理については、図3に示すフローチャートと同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
電池パック1に充電器が接続され、充電が開始されると、ステップS1において、MPU21は、メモリ22に記憶されている検出情報の有無により電池セルが交換されたかどうかを判断し、判断の結果、電池セルが交換されていないと判断した場合には、処理がステップS2に移行する。
ステップS2において、MPU21は、所定時間経過した後の二次電池11の電圧、充電電流および電池温度を測定し、ステップS3において、ステップS2で測定した二次電池11の電圧および充電電流に基づき、二次電池11の最新の内部抵抗Rnewを算出する。
ステップS4−1において、MPU21は、メモリ22に予め記憶された前回の内部抵抗Rpreを読み出し、Rpreと、ステップS3で算出した最新の内部抵抗Rnewとを比較する。比較の結果、RnewがRpreよりも小さい場合には、処理がステップS4−2に移行する。
ステップS4−2において、MPU21は、メモリ22に予め記憶された前回の電池温度Tpreを読み出し、Tpreと、ステップS2で測定した最新の電池温度Tnewとを比較する。比較の結果、TnewがTpreよりも小さい場合には、電池セルが交換されたと判断し、処理がステップS5に移行する。
ステップS5において、MPU21は、検出情報を生成してメモリ22に記憶させ、ステップS6において、温度ヒューズ25を溶解させて二次電池11に対する充放電を禁止するように制御する。そして、処理がステップS7に移行する。
一方、ステップS1において、MPU21は、メモリ22に検出情報が記憶されており、電池セルが交換されたと判断した場合には、処理がステップS7に移行する。
ステップS7において、MPU21は、スイッチ回路23を制御して、二次電池11に対する充放電を禁止する。そして、ステップS7における処理が巡回的に繰り返され、二次電池11に対する充放電を永久的に禁止する。
一方、ステップS4−1において、RnewがRpreよりも大きい場合には、電池セルは交換されていないと判断し、処理がステップS8に移行する。また、ステップS4−2において、TnewがTpreよりも大きい場合には、電池セルは交換されていないと判断し、処理がステップS8に移行する。
ステップS8において、MPU21は、ステップS3で算出した内部抵抗RnewをRpreとしてメモリ22に記憶させるとともに、ステップS2で測定した電池温度TnewをTpreとしてメモリ22に記憶させる。そして、処理がステップS2に戻る。
このように、前回の内部抵抗および最新の内部抵抗を比較するとともに、前回の電池温度および最新の電池温度を比較することにより、電池セルが交換されたかどうかをより正確に判断することができる。
次に、この発明の実施の一形態の第2の変形例について説明する。この発明の実施の一形態の第2の変形例では、図5に示すように、電池パック1’の回路基板12’に放電回路を設け、放電回路による放電の際にも内部抵抗を算出できるようにした。なお、以下では、この発明の実施の一形態で説明した電池パック1と同様の部分については、図1に示す構成と同一の符号を付し、説明を省略する。
放電回路41は、定電流または定抵抗の放電回路であり、二次電池11と接続される。放電回路41は、MPU21の制御によって二次電池11から放電電流が流れ込み、二次電池11に蓄えられた電力を消費する。
放電開始直前の二次電池11の電圧および放電電流をV[V]およびI[A]とし、所定時間t[sec]経過した後の二次電池11の電圧および充電電流をV[V]およびI[A]とすると、二次電池11の内部抵抗R[Ω]は、数式(2)に基づき算出される。
R=ΔV/ΔI=(V−V)/(I−I) ・・・(2)
上述のようにして算出された内部抵抗Rは、充電の際と同様に、前回の内部抵抗Rpreとしてメモリ22に記憶される。また、次の放電の際には、上述と同様にして、内部抵抗Rが最新の内部抵抗Rnewとして算出される。そして、メモリ22に記憶された内部抵抗Rpreと、算出された最新の内部抵抗Rnewとが比較される。
このように、放電回路41による放電の際においても、内部抵抗を算出することができるので、放電回路41を設けることにより、電池セルが交換されたかどうかを検出する機会を増やすことができる。
以上、この発明の実施の一形態について説明したが、この発明は、上述したこの発明の実施の一形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。この発明の実施の一形態では、リチウムイオン二次電池を例にとって説明したが、これはこの例に限られず、例えば、ニッケルカドミウム蓄電池等の二次電池にも適用可能である。また、二次電池に限らず、アルカリマンガン電池等の一次電池や、太陽電池等の物理電池、燃料電池等にも適用することができる。
この発明の実施の一形態による電池パックの一例の構成を示すブロック図である。 定電流定電圧充電方式による充電特性の一例を示す略線図である。 この発明の実施の一形態による電池パックにおける電池セル交換の検出方法の処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の一形態の第1の変形例による電池パックにおける電池セル交換の検出方法の処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の一形態の第2の変形例による電池パックの一例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、1’ 電池パック
11 二次電池
12、12’ 回路基板
13 正極端子
14 負極端子
21 MPU
22 メモリ
23 スイッチ回路
24 電流検出抵抗
25 温度ヒューズ
26 温度検出素子
31a 充電制御FET
31b 放電制御FET
32a、32b 寄生ダイオード
41 放電回路

Claims (5)

  1. 1または複数の電池と、
    上記電池に対する充放電電流を制御する充放電スイッチと、
    上記電池の電圧および上記充放電電流を検出し、該電圧および該充放電電流に基づき上記電池の内部抵抗を算出する制御部と、
    上記制御部で算出された上記内部抵抗を記憶する記憶部と
    を有し、
    上記制御部は、
    上記電池に対する充電の際に、算出された最新の内部抵抗と上記記憶部に記憶された前回の内部抵抗とを比較し、
    上記最新の内部抵抗が上記前回の内部抵抗よりも小さい場合には、上記電池の交換の検出を示す検出情報を生成して上記記憶部に記憶させるとともに、上記充放電スイッチをOFFにするように制御し、
    上記最新の内部抵抗が上記前回の内部抵抗よりも大きい場合には、上記最新の内部抵抗を上記記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    上記制御部は、
    上記記憶部に上記検出情報が記憶されている場合には、上記電池が交換されていると判断し、上記充放電スイッチをOFFにするように制御する
    ことを特徴とする電池パック。
  3. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    上記電池の温度を検出する温度検出部をさらに有し、
    上記制御部は、
    上記最新の内部抵抗が上記前回の内部抵抗よりも小さい場合に、上記温度検出部で検出された最新の温度と上記記憶部に記憶された前回の温度とを比較し、
    上記最新の温度が上記前回の温度よりも低い場合には、上記検出情報を生成して上記記憶部に記憶させるとともに、上記充放電スイッチをOFFにするように制御し、
    上記最新の温度が上記前回の温度よりも高い場合には、上記最新の温度をさらに上記記憶部に記憶させる
    ことを特徴とする電池パック。
  4. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    上記電池に蓄えられた電力を消費する放電回路をさらに有し、
    上記制御部は、上記放電回路を制御して上記電池を放電させる際に、上記最新の内部抵抗と上記前回の内部抵抗とを比較することにより上記電池が交換されたかどうかの判断を行う
    ことを特徴とする電池パック。
  5. 1または複数の電池の電圧および充放電電流を検出し、該電圧および該充放電電流に基づき上記電池の内部抵抗を算出する算出ステップと、
    上記電池に対する充電の際に、算出された最新の内部抵抗と記憶部に記憶された前回の内部抵抗とを比較し、
    上記最新の内部抵抗が上記前回の内部抵抗よりも小さい場合には、上記電池の交換の検出を示す検出情報を生成して上記記憶部に記憶させるとともに、上記電池に対する充放電電流を制御する充放電スイッチをOFFにするように制御し、
    上記最新の内部抵抗が上記前回の内部抵抗よりも大きい場合には、上記最新の内部抵抗を上記記憶部に記憶させる制御ステップと
    を有することを特徴とする検出方法。
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