JP2008065962A - データ記録装置 - Google Patents

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光浩 浦添
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Abstract

【課題】 同一の音声を異なる増幅度で増幅して得られるデジタルデータを記録し、その記録デジタルデータの再生で、再生音に歪みがなくて再生の忠実性が得られ、ノイズが抑えられた音声の出力を可能にするデータ記録装置の実現を目的とする。
【解決手段】 音声に係る電気信号を増幅度の異なるアンプ3,4で増幅し、A/D変換器7,8でデジタルデータに変換してDSP9に送り、過大入力検出部27が高い増幅度で増幅のデジタルデータが予め設定した再生限界レベルを超える部分があるか否かを検出し、当該デジタルデータに当該再生限界レベルを超える部分がある場合にはデータ選択部30がその超える部分を低い増幅度で増幅のデジタルデータの対応部分と置き換えて一続きのデジタルデータを作成し、マージン最小化部31がその作成されたデジタルデータのピークが予め設定した再生限界レベルの範囲内で最大となるように増幅を行うように構成した。
【選択図】 図2

Description

音声をデジタルデータとして記録する際には、マイクロホンで目的の音声をピックアップし、そのピックアップした音声をアナログの電気信号に変換し、その音声に係る電気信号を適当なレベルに増幅し、更に、デジタルのデータに変換した後にそのデジタルデータを記録媒体に記録する。
斯かる場合、マイクロホンからの電気信号を増幅する際、その増幅度(レンジ)が大きければ大きいほど、再生時にノイズが大きく出力されることがより一層少ないので、再生で得られる音声はその分より好ましい。
しかし、マイクロホンからの電気信号を大きなレンジで増幅し、それをデジタルデータとして記録すると、ピックアップした音声に係る電気信号が予め設定された再生可能な限界(−VMAXからVMAXの範囲)を越えることになり、つまり、再現性が保証されない範囲のレベルで記録が行われて結果的にピックアップ時の音声が忠実に再生されないという問題が生じる。
他方、十分に小さいレンジで記録を行うと、ピックアップした音声に係る電気信号が予め設定された再生可能な限界より十分に小さいので、再生時にピックアップした音声の再現性は確保される。つまり、音声の再現性においては、問題はない。
しかしながら、音声に係る電気信号を十分に小さいレンジで増幅し、デジタルデータとして記録を行うと、そのデジタルデータを再生した際に再生時のレベルが低いためにそのレベルを大きくすることになり、結果的にノイズも大きく出力されて再現性の悪い音声を得るという問題が生じる。
そこで、上述した問題を解決するために、同一のピックアップ対象の音声に対して、当該音声に係る電気信号を増幅率の異なる複数のレンジで増幅し、高いレンジで増幅して得られる信号のピークが−VMAXとVMAXの間にある場合には、その電気信号をデジタルデータとして記録する。
他方、高いレンジで増幅した信号のピークが−VMAX又はVMAXに等しい若しくはその範囲を越える場合であれば、ピックアップの音声に係る電気信号のピークがVMAXを越えない低いレンジで増幅した電気信号をデジタルデータとして記録する。
尚、増幅した信号のピークが−VMAX又はVMAXに等しい場合に、その電気信号をデジタルデータとして記録し、更に再生した際は、音声に係る電気信号がVMAXを越えた場合と同じ音声として再生される。よって、音声を確実な忠実な再生を得るには、信号はVMAX未満であることが必要となる。
さて、電気信号を低いレンジで増幅してそれをデジタルデータとして記録する場合にはノイズの問題が伴い、電気信号を高いレンジで増幅してそれをデジタルデータとして記録する場合には再生不可能な部分が生じる虞があるので、高いレンジで増幅した電気信号を基にし、高いレンジで増幅した電気信号で−VMAXからVMAXの範囲を越えた部分については低いレンジで増幅した電気信号に置き換えるという方法が考えられる。
この場合、高いレンジで増幅した電気信号部分と低いレンジで増幅した電気信号部分を繋いで一続きの電気信号として扱ってデジタルデータとして記録するが、それら二種類の電気信号部分はレンジを共通にする必要がある。
ここで、増幅レンジが異なる二つ以上の電気信号を繋げて一続きの電気信号を得てデジタルデータとして記録する場合に、その新たな電気信号のピークが再生可能なレベル(−VMAXからVMAXの範囲)に近ければ近いほどデジタルデータとしてより一層良好な再生が得られる。
この発明は、上述したように、異なるレンジで増幅された複数の電気信号を繋ぎ合わせて一続きの電気信号を得た際に、新たに得られた電気信号をデジタルデータとして記録し、そのデジタルデータを再生する際により良好な再生音が得ることの改良に関する。
再生可能な範囲、つまり、−VMAXからVMAXの範囲でより良好な再生音を得る発明として、以下の文献が知られている。
特開2000−261263号公報
特開2000−261263号公報には、出力される音量の最大値と基準値に基づいて上昇可能な音量マージンを検出し且つその検出の値を保持することによって、その検出したマージンの分だけ音量調節を可能にする音量調節器(以下、「先行発明」と称する。)が開示されている。
斯かる構成の音量調節器は、音量を十分に上げても、検出して保持している音量マージンによってレンジオーバーになることがないので、結果的に、再生音は再現性が確保されている。
斯かるレンジオーバーを回避するという技術思想を採用すると、マイクロホンからの音声に係る電気信号を増幅し、その増幅した電気信号をデジタルデータとして記録し、更に再生する場合に、レンジオーバーによる歪が生じず、且つ、ノイズが低く抑えられた再生音を得ることが可能である。
しかし、先行発明は、入力される音声が最初から一つである。他方、高品質のデジタルデータの記録を行う場合では、入力信号に対して高いレンジと低いレンジの少なくとも二つの電気信号を入力して使い分けを行っている。
従って、同一の音声に係る異なる増幅レンジの二つ以上の電気信号を入力して取り扱う構成のデータ記録では、先行発明は適応できないという問題がある。
つまり、例えば、増幅レンジが互いに異なる二つ以上の電気信号に対し、増幅レンジを共通にしてから繋いで一つの電気信号に対してどのように取り扱うかについて、先行発明は何ら開示されておらず、又、窺い知ることもできない。
この発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、同一の音声に係る電気信号が複数の増幅度(レンジ)で増幅され、少なくともそれらの一部をデジタルデータとして記録され、その後、そのデジタルデータが再生・出力される際に、その再生音に歪みが生じず且つノイズが可能な限り抑えられ、より高い再生の忠実性が得られるデータ記録装置を提供するものである。
この発明は、同一入力のアナログ信号を複数の異なる増幅度で増幅し、ここで得た複数の電気信号の一つをデジタルのデータとして記録する際に、それら複数の電気信号の中から最大の増幅度で増幅して得られる電気信号を選択し、その選択した電気信号に再生可能なレベルを超えた部分がある場合には、他の電気信号と対応し且つ再生可能なレベルの電気信号に置き換え、更に、再生可能なレベルの範囲で増幅して得られる電気信号をデジタルデータとして記録するように構成したデータ記録装置である。
その詳細な構成は、一つのアナログ信号から、予め用意された複数の増幅度を用いてそれぞれ増幅度が異なる複数の増幅済みのアナログ信号が生成され、その複数の増幅済みアナログ信号の少なくとも一つがデジタルデータに変換されて記録媒体に記録されるデータ記録装置において、
前記増幅済みのアナログ信号の中から最大の増幅度で増幅されて得られたアナログ信号に、予め設定した再生限界レベルを超える部分があるか否かを検出し、
当該アナログ信号に予め設定した再生限界レベルを超える部分がある場合には、その越える部分を、上記複数の増幅済みアナログ信号の中から低い増幅度で増幅されて前記予め設定した再生限界レベル以下である他のアナログ信号の対応部分に置き換えて一続きのデジタル信号を作成し、
更に、その一続きのデジタル信号のピークが前記再生限界レベルの範囲において、その一続きのデジタル信号をより大きい増幅度で増幅を行い、その増幅によって得られるデジタル信号をデジタルデータとして記録するように構成したデータ記録装置である。
ここで、再生可能なレベルを超えないデジタルデータとは、デジタルデータを記録する際に記録可能なレベルつまり−VMAXからVMAXの範囲内で、この範囲を超えないデジタルデータを意味する。
尚、前記検出、前記抽出及び前記置き換えを行う手段として、具体的に、デジタル信号プロセッサが挙げられる。
又、データ記録装置は、前記検出されたデジタルデータを前記代替デジタルデータに置き換える前に、それら二つのデジタルデータの増幅度を共通化させる機能が付加されている。
この発明は、複数の増幅度で増幅され互いに対応付けられたデジタルデータを記録媒体に記録する際に、それら複数のデジタルデータの中から再生可能なレベルを超えないデジタルデータ若しくは繋ぎ合わせて得られるデジタルデータを選択し、且つ、そのデジタルデータのピークが再生可能な範囲内となるように当該デジタルデータを最大に増幅してから記録するように構成したことにより、記録媒体から前記デジタルデータを読み出して再生する場合、記録対象の音声に歪みが生じることなく再生の忠実性が得られ、且つ、高い増幅度で増幅されている分再生音声にノイズが発生することが抑えられたデジタルデータを記録するデータ記録装置である。
この発明を、以下において、図面に示す最良の形態に基づき詳述する。しかし、この形態によって、この発明が限定されるものではない。
データ記録装置1は、図1に示すように、マイクロホン2と、アンプ3,4と、電子ボリューム5,6(以後、「EVR5,6」と称する。)と、A/D変換器7,8と、デジタル信号プロセッサ9(以後、「DSP9」と称する。)と、制御手段10と、バッファメモリ11と、操作部12及び表示部13が備えられている。
尚、14は、記録媒体である。
又、データ記録装置1は、記録媒体14に記録したデジタルデータを再生するための手段が備えられている。つまり、データ記録装置1は、デジタルデータを再生するための手段として具体的に、更に、D/A変換器15と、アンプ16及びスピーカ17が備えられている。
A/D変換器7,8とDSP9の間及びDSP9とD/A変換器15の間にバス18が、DSP9と制御手段10の間にはバス19が、DSP9とバッファメモリ11の間にバス20が、バッファメモリ11と記録媒体14の間にバス21が、それぞれ介在されている。
マイクロホン2は、人の音声、自然界の音、演奏会の音楽などの音声が入力されると、アナログの電気信号に変換して後段に出力するものである。
アンプ3,4は共に、マイクロホン2の後段に接続され、マイクロホン2からの音声に係る同一の電気信号を受け取ってそれぞれ300倍で増幅し、その増幅した電気信号を後段のEVR5,6に送る。
EVR5,6は、録音の待機時や録音の機能時に制御手段10から制御信号を受けて、EVR5において減衰量を1/3、EVR6において減衰量を1/12になるように変化させ、結果的に、アンプ3,4とそれぞれ共動してマイクロホン2からの音声に係る電気信号のゲインを所望の値の100倍,25倍となるように機能するものである。
A/D変換器7,8はそれぞれEVR5,6の後段に接続されており、所望のレベルに加工されたアナログの電気信号が入力されると、デジタルの電気信号に変換してバス18に出力するものである。
ここで、マイクロホン2からのアナログの電気信号は、アンプ3で増幅され、EVR5で所望のゲインが確保され、A/D変換器7でデジタルの電気信号に変換されてバス18に入力されるメインとなる第一の系と、アンプ4で増幅され、EVR6で所望のゲインが確保され、A/D変換器8でデジタルの電気信号に変換されてバス18に入力される補助となる第二の系を構成している。
制御手段10は、入力部22と、演算部23と、メモリ24及び出力部25が備えて構成されている。
制御手段10は、操作部12から録音の開始・停止、再生の開始・停止等の制御信号やデジタルデータ信号を受ける入力部22と、入力部22の入力信号等に対しての判断・演算を行って制御信号の生成する演算部23と、EVR5,6の減衰の設定値、制御のシークエンス等の記憶を行う不揮発性のメモリ24と、演算部23からの制御信号をDSP9及び表示部13に出力する出力部25が備えられている。
尚、メモリ24へのデジタルデータの書き込み、例えばEVR5,6の減衰の設定値の書き込み
は、操作部12からの操作によって演算部23が行う。又、メモリ24に記憶されているEVR5,6の減衰値等は、操作部12からの操作によって変更することが可能になっている。
演算部23は、具体的に、デジタルデータの記録する際には、操作部12からデータ記録開始の信号入力を受けた後、所望の増幅度が得られるように、メモリ24から増幅度を読み出してEVR5,6の設定値を算出し、EVR5,6への制御信号を生成するように機能するものである。
更に、演算部23は、操作部12から制御手段10がデータ記録開始の信号を受け取ると、DSP9に、前記第一の系のデジタルデータのピークが−VMAXからVMAXの範囲を超えているか否かを検出し、そのピークがVMAXを超えないと検出した場合には、前記第一の系のデジタルデータを記録すべき対象としてバッファメモリ11に送るための制御信号を出力するものである。
他方、前記第一の系のデジタルデータのピークが−VMAXからVMAXの範囲を超えていると検出した場合には、演算部23はDSP9に、前記第一の系のデジタルデータであってVMAXを超えている部分について、前記第二の系の対応するデジタルデータを代替デジタルデータとして抽出し、この抽出した代替デジタルデータを第一の系の前記VMAXを越えた部分のデジタルデータに置き換えるための制御信号を出力するものである。
DSP9は、装置が記録を行う場合の機能について述べると、一時記録媒体26と、過大入力検出部27と、レベルダウン部28と、レベル差検出部29と、データ選択部30と、マージン最小化部31が備えられている。
一時記録媒体26は、A/D変換器7,8からそれぞれ増幅度が100倍及び25倍で増幅されて得られた二つのデジタルデータを、バス18を介して、受け取って一時記録するものである。
過大入力検出部27は、高い増幅度で増幅されて得られるデジタルのデータのうち、デジタルデータの再生可能の限界値(−VMAX又はVMAX)に連続している部分があるか否かを検出するものである。
デジタルデータの中に、データの再生可能の限界値(−VMAX又はVMAX)に連続している部分がある場合には、その部分のデータはその限界値に連続して等しいのかその限界値を連続して越えているのかの区別が判らない。
よって、斯かる場合では、再生の忠実性を得るために、連続してその限界値を超えていると見なし、その部分について信頼のできる低い増幅度で増幅されることによって得られたデジタルデータに置き換えを行う。
尚、デジタルデータの中に、データの再生可能の限界値(−VMAX又はVMAX)に連続ではなく点で等しい部分がある場合には、波形の連続性に基づきその限界値と同じ値の点は限界値に等しいと判断して、データの再生可能の限界値を越えたものではないとしている。
レベルダウン部28は、高い増幅度で増幅されて得られるデジタルデータを、その高い増幅度より低い増幅度にダウンさせるものである。
ここでは、高い増幅度である100倍で増幅されて得られたデジタルのデータが、−VMAX又はVMAXを越えた部分がある場合には、その超えた部分を、低い増幅度である25倍で増幅されて得られたデジタル信号の対応部分で置き換えるために、100倍で増幅されて得られたデジタルのデータを50倍の増幅度で増幅して得られるデジタルデータに変換するものである。
レベル差検出部29は、高い増幅度で増幅されて得られたデジタルデータと低い増幅度で増幅されて得られたデジタルデータの増幅度の差を検出するものである。この機能は、二つの増幅度の異なるデジタル信号に基づいても得られるが、最初に制御手段10で設定している二つの増幅度に基づいても得ることが可能である。
データ選択部30は、記録用に、高い増幅度で増幅されて得られたデジタルデータのみを使うか、或いは、一部に低い増幅度で増幅されて得られたデジタルデータと置き換えて使うかの判別を行うものである。
マージン最小化部31は、データ選択部30からのデジタルデータのピークが、−VMAX又はVMAXとの差つまりマージンが最少になるように、増幅度を変換するものである。
マージン最小化部31の後段に、バッファメモリ11が接続されている。
バッファメモリ11は、DSP9からのデジタルデータを、つまり、ピークが−VMAXとVMAXの範囲を越えない第一の系のみのデジタルデータであっても、若しくは、第一の系でピークが−VMAXとVMAXの範囲を越えていて部分的に第二のデジタルデータが置き換えられてなるデジタルデータであっても、一時的に保持しながら、記録媒体14へのデジタルデータの流れに緩衝機能を奏するものである。
尚、データ記録装置1は、上述したように、データの記録機能とデータの再生機能の二つの機能が備えられているが、これらデータの記録機能とデータの再生機能の間で、バッファメモリ11と、DSP9と、制御手段10と、操作部12及び表示部13が共用される構成になっている。
つまり、データ記録装置1がデータの再生機能を行う際には、DSP9は、制御手段10からの制御信号に基づいて、バッファメモリ11を介して記録媒体14に記録されているデジタルのデータを読み出し、D/A変換器15に送って当該デジタルデータを音声に係るアナログの電気信号に再生するように機能するものである。
他方、データ記録装置がデータの記録機能を行う際は、バス18は、A/D変換器7,8から増幅度の異なる二つのデジタルの電気信号を受け取って、それら二つの電気信号を互いに対応付けてDSP9に送るものである。
バッファメモリ11は、実質的にDSP9と記録媒体14の間に介在され、バス18を介してDSP9からデジタルのデータを一時的に記憶するものである。
そして、バッファメモリ11は、DSP9からのデジタルデータを、つまり、ピークが−VMAXとVMAXの範囲を越えない第一の系のみのデジタルデータであっても、若しくは、第一の系でピークが−VMAXとVMAXの範囲を越えていて部分的に第二の系のデジタルデータが置き換えられてなるデジタルデータであっても、一時的に保持しながら、記録媒体14へのデジタルデータの流れに緩衝機能を奏するものである。
操作部12は、装置を機能させるための操作を行うものである。
表示部13は、制御手段10からの制御信号に基づき、装置の機能の現状、操作内容、確認事項等を表示するものである。
記録媒体14は、具体的に、半導体メモリが挙げられる。尚、CD、MD等であってもよい。
D/A変換器15は、DSP9から再生された音声に係るデジタルの電気信号を受け取ると、アナログの電気信号に変換して出力するものである。
アンプ16は、D/A変換器15からのアナログの電気信号を受け取ると、所望のレベルに増幅してスピーカ17に出力するものである。
スピーカ17は、アンプからの増幅された電気信号を受け取ると、音声に変換して出力するものである。
データ記録装置1は、上述したように構成されている。以下において、データ記録装置1の使用について説明する。
ユーザーは、データ記録装置1に記録媒体14をセットしてから、マイクロホン2を音声録音したい音源(図示省略)の方向に向け、操作部12を操作してメイン電源をONにする。
続いて、操作部12を操作して、録音レベル等を設定してから、RECレバー(図示省略)を操作して録音つまりデータの記録を開始させる。
ここで、マイクロホン2は、上記音源からの音声をピックアップしてその音声をアナログの電気信号に変換し、その電気信号を第一の系を構成するアンプ3及び第二の系を構成するアンプ4に送る。
アンプ3,4は、マイクロホン2からの電気信号を受け取るとそれぞれが300倍に増幅し、その増幅された電気信号をそれぞれEVR5,6に送る。
EVR5は、アンプ3からの増幅された電気信号に対して制御手段10から制御信号に基づいて減衰量を1/3になるように変化させ、結果的に、マイクロホン2からの音声に係る電気信号のゲインを所望の値の100倍になるように増幅して、A/D変換器7に送る。
図3に、100倍の増幅度で増幅して得られる電気信号の特性曲線を示す。
他方、EVR6は、アンプ4からの増幅された電気信号に対して制御手段10から制御信号に基づいて減衰量をレベルが1/12になるように変化させ、結果的に、マイクロホン2からの音声に係る電気信号のゲインを所望の値の25倍になるように機能し、A/D変換器8に送る。
図4に、25倍の増幅度で増幅して得られる電気信号の特性曲線を示す。
A/D変換器7,8はそれぞれ、EVR5,6からアナログの音声に係る電気信号を入力すると、デジタルの電気信号に変換してバス18に出力する。
バス18は、A/D変換器7,8からの増幅度の異なる二つのデジタルのデータを対応付けてDSP9に送る。
DSP9では、バス18を介して前記増幅度の異なる二つのデジタルのデータを受け取ると、一時記録媒体26が上記二つの系のデジタルデータを一時記録する。
ここで、ユーザーが操作部12に対して音声の録音の停止、つまり、音声に係るデジタルデータの記録の停止の操作を行うと、その停止操作の信号が制御手段10に送られ、制御手段10からDSP9にデジタルデータ記録を終了する制御信号が送られる。
DSP9は記録を終了する指示を受けると、前記二つの系のデジタルデータの記録を終了し、これと共に、データ記録していた間における二つ系のデジタルデータのピーク値を別ファイルに記録し一時記録を終了する。
続いて、DSPは一時記録媒体26から二つのデータを読み出し、デジタルデータを監視し、第一の系のデジタルデータが−VMAX又はVMAXに連続して等しいか否か、該当部分があればそのデジタルデータ部分を再生可能な範囲を超えた部分とみなし、その部分のデータを廃棄し、第二の系のデジタルデータの対応部分に置き換える。
この置き換えの際には、第一の系と第二の系で増幅度を共通化させる。つまり、レベルダウン名部28が、第一の系の増幅度をダウンさせる。
更に、増幅度を共通化し、繋ぎ合わせて一続きとしたデジタルデータのピークが−VMAXとVMAXの間で絶対値が最大となるように、前述の一時記録媒体26に別ファイルで記録してあったピーク値を読み出し、デジタルデータをシフトしてマージンを最小化させる。
つまり、具体的には、一時記録媒体26は、第一の系に係るデジタルデータを過大入力検出部27、レベルダウン部28及びレベル差検出部26に、第二の系に係るデジタルデータをレベル差検出部29とデータ選択部30に、それぞれ送る。
ここで、過大入力検出部27は、第一の系に係るデジタルデータのうち、データの再生可能の限界値(−VMAX又はVMAX)に連続している部分があるか否かを検出する。
この実施の形態では、第一の系に係るデジタルデータの一部はデジタルデータの再生可能の限界値(−VMAX又はVMAX)に連続している部分があるので、その検出結果をデータ選択部30に送る。
尚、過大入力検出部27が、第一の系に係るデジタルデータがその全てに亘ってデータの再生可能の限界値(−VMAX又はVMAX)を越えていないと判別した場合に、つまり、具体的には第一の系に係るデジタルデータが全てに亘って記録の対象になる場合には、その旨がデータ選択部に30に送られ、第一の系に係るデジタルデータが記録用に採用される。
他方、第二の系のデジタルデータは記録用に採用されず捨てられる。
レベル差検出部29は、第一の系のデジタルデータと第二の系のデジタルデータに基づいて、それら二つのデジタルデータに係る増幅度つまりレベルの差を検出し、その検出結果をレベルダウン部28に送る。
具体的には、 レベル差検出部29は、第一の系に係る増幅度の100倍と第二の系に係る増幅度の25倍の差の75倍をレベルダウン部28に送る。
レベルダウン部28は、レベル差検出部29からの75倍という検出結果に基づいて、第一の系に係るデジタルデータを、50倍の増幅度で増幅したデジタルデータにダウンさせてデータ選択部30に送る。
ここでは、高い増幅度である100倍で増幅されて得られたデジタルデータが、−VMAX又はVMAXを越えた部分がある場合に、その超えた部分を、低い増幅度である25倍で増幅されて得られたデジタル信号の対応部分で置き換えるために、50倍の増幅度で増幅して得られるデジタルデータに変換し、その変換して得たデジタルデータをデータ選択部30に送る。
データ選択部30は、レベルダウン部28から第一の系であって50倍の増幅度にレベルダウンされたデジタルデータと、一時記録媒体26から第二の系に係り増幅度が25倍のデジタルデータを受け、且つ、過大入力検出部27から第一の系に係るデジタルデータが−VMAXからVMAXの範囲を越えた部分がある旨の信号を受ける。
ここで、データ選択部30は、第一の系に係るデジタルデータを基に、−VMAXからVMAXの範囲を越えた部分については第二の系に係るデジタルデータを置き換えて一続きのデジタルデータに加工して使うことを選択する。
データ選択部30は、上記の第一の系のデジタルデータを基にして、−VMAXからVMAXの範囲を越えた部分については第二の系に係るデジタルデータで置き換えて一続きにしたデジタルデータを、マージン最小化部31に送る。
この時、データ選択部30からマージン最小化部31に送るデジタルデータは50倍の増幅度で増幅されたものであって図3及び図4に準じて、図5に、50倍の増幅度で増幅して得られるデジタルデータの特性曲線を示す。
マージン最小化部31は、データ選択部30からのデジタルデータを受け取ると、前記の一時記録媒体26の別ファイルに記録のデジタルデータのピークの値に基づいて、そのデジタルデータのピークが、−VMAX又はVMAXとの差つまりマージンが最少になるように、75倍の増幅度で増幅して得られるデジタルデータに変換する。
図6に、図3、図4及び図5に準じて、75倍の増幅度で増幅して得られるデジタルデータの特性曲線を示す。
マージン最小化部31は、75倍の増幅度で増幅して得られるように変換したデジタルデータをバッファメモリ11に送る。
バッファメモリ11は、そのデジタルデータを受け取ると、一時的に記憶し緩衝機能を奏しながらバス21を介して記録媒体14に送る。
ここで、記録媒体14は、増幅度が50倍で共通して増幅され、−VMAXからVMAXの範囲を越えた部分を除いた第一の系に係るデジタルデータと、その取り除いた部分に対応した第二の系に係るデジタルデータが一続きになって記録された状態になる。
ユーザーは、データ記録装置1を用いて、記録媒体14に記録されているこれら二つの系に係るデジタルデータを再生を行う際、データ記録装置1は以下のように作動する。
ユーザーは、操作部12を操作して再生対象リストを表示部13に表示させ、上記の記録したデジタルデータを特定する。
ここで、ユーザーは操作部12のPLAYキィー(図示省略)を操作すると、操作部12から再生命令の信号が制御手段10の入力部22に送られる。
制御手段10の演算部23は、入力部22からの命令信号に基づいて、装置が再生機能に移行できる状態にあるか否かを判断し、目的とするデータを再生させるための命令信号を出力部25からDSP9に送る。
DSP9は、制御手段10からデータの再生命令の信号を受け取ると、バッファメモリ11に記録媒体14から目的とするデジタルデータの読み出しの制御信号を送る。
バッファメモリ11は、バス21を介して記録媒体14に記録されている上記の75倍の増幅度で増幅されたデジタルデータを読み出して一時的に保持し、そのデジタルデータに係るデジタルデータの流れに緩衝機能を奏してDSP9に送る。
ここで、当該デジタルデータは、図1に示すように、DSP9からバス18を介してD/A変換器15に送られる。
D/A変換器15は、当該デジタルデータをアナログの電気信号の変換してアンプ16に送り、アンプ16は、当該アナログの電気信号を所望のレベルに増幅してスピーカ17に送り、スピーカ17は、所望レベルに増幅された電気信号を音声に変換して出力する。
ここで、スピーカ17から出力される音声はデジタルデータを再生したものであるが、そのデジタルデータは、上述したように、再生可能の範囲つまり−VMAXとVMAXの範囲内にあるから、再生されてスピーカ17から出力される音声はマイクロホン2によってピックアップされた全ての期間に亘る音声について対応付いており、−VMAXとVMAXの範囲を越えて正しく再生されず歪みの音声部分が生じるということはなく、再生の忠実性が得られている。
他方、デジタルデータの再生音が歪み音声を生じないように、デジタルデータを再生可能な−VMAXからVMAXの範囲に確実に納まるように増幅度を十分に低くして記録する場合には、再生時に増幅度を上げるとそれに伴ってノイズが大きく出力されるという問題が生じる。
然るに、データ記録装置1は、音声に係る電気信号を、再生可能の範囲内において可能な限り高い増幅度で増幅されて得られるデジタルデータを記録する構成であることから、
大きな再生音声を得ることになり、相対的に信号対ノイズ比が低くなってノイズ低く抑えることが可能になる。
尚、上述したデータ記録装置1の例では、第一の系の電気信号が再生可能の範囲を越えているが、全ての記録の期間に亘って再生可能な範囲内にある場合は、第一の系のデジタルデータはDSP9のデータ選択部30で記録の全区間で選択され、マージン最小化部31に送られる。
マージン最小化部31は、上述の例と同じように、ピークが再生可能な範囲つまり−VMAXとVMAXの間にあって且つその絶対値が最大となるように増幅されてバッファメモリ11に送られる。
デジタルデータはその後、データ記録装置1において、上述したと同じように扱われ、上述したと同じ効果が得られる。
データ記録装置1は、二つの系のデジタルデータつまり二つの異なる増幅度で増幅されたデジタルデータを扱う構成であるが、三つ以上の異なる増幅度で増幅されたデジタルデータを扱う構成であってもよい。
斯かる場合、当然ながら、三つ以上のデジタルデータを必要に応じて繋ぎ合わせて一続きのデジタルデータを作成てもよく、任意の数のデジタルデータを必要に応じて繋ぎ合わせて一続きのデジタルデータを作成してもよい。
つまり、マイクロホン2が音声をピックアップし変換して得られる電気信号のレベルに合わせて適宜選択するのがよい。
この発明の実施の最適な形態に記録媒体を接続した際の構成を説明する構成ブロック図である。 図1に示す形態のDSPの構成を説明する構成ブロック図である。 図1に示す形態において、ピックアップした音声に係る電気信号を100倍の増幅度で増幅して得られる信号の特性曲線を示す特性曲線説明図である。 図1に示す形態において、ピックアップした音声に係る電気信号を25倍の増幅度で増幅して得られる信号の図3対応図である。 図3に示す特性曲線において−VMAX及びVMAXを超えた部分を図4に示す特性曲線の対応部分と置き換え、更に、増幅度を50倍に変換して得られるデジタルデータに係る図3対応図である。 図5に示す特性曲線を増幅度を75倍に変換して得られるデジタルデータに係る図3相当図である。
符号の説明
1 :データ記録装置
2 :マイクロホン
3,4 :アンプ
5,6 :電子ボリューム(EVR)
7,8 :A/D変換器
9 :デジタル信号プロセッサ(DSP)
10 :制御手段
11 :バッファメモリ
26 :一時記録媒体
27 :過大入力検出部
28 :レベルダウン部
29 :レベル差検出部
30 :データ選択部
31 :マージン最小化部

Claims (3)

  1. 一つのアナログ信号から、予め用意された複数の増幅度を用いてそれぞれ増幅度が異なる複数の増幅済みのアナログ信号が生成され、その複数の増幅済みアナログ信号の少なくとも一つがデジタルデータに変換されて記録媒体に記録されるデータ記録装置において、
    前記増幅済みのアナログ信号の中から最大の増幅度で増幅されて得られたアナログ信号に、予め設定した再生限界レベルを超える部分があるか否かを検出し、
    当該アナログ信号に予め設定した再生限界レベルを超える部分がある場合には、その越える部分を、上記複数の増幅済みアナログ信号の中から低い増幅度で増幅されて前記予め設定した再生限界レベル以下である他のアナログ信号の対応部分に置き換えて一続きのデジタル信号を作成し、
    更に、その一続きのデジタル信号のピークが前記再生限界レベルの範囲において、その一続きのデジタル信号をより大きい増幅度で増幅を行い、その増幅によって得られるデジタル信号をデジタルデータとして記録するように構成したデータ記録装置。
  2. デジタルデータの記録を行う手段としてDSPが備えられ、そのDSPが前記検出、前記作成及び前記増幅を行う請求項1に記載のデータ記録装置。
  3. 前記検出されたデジタルデータを前記代替デジタルデータに置き換える前に、それらのデジタルデータの増幅度を共通化させる構成の請求項1又は2に記載のデータ記録装置。
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JP2013152130A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Shimadzu Corp データ収集装置

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