JP2008065613A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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【課題】データキャリアからのリプライ待機中に次の書込みコマンドを作成することで書込み処理に要する時間を短縮する。
【解決手段】データキャリアへの書込みコマンドを作成したならば、この書込みコマンドをコマンド記憶部に転送する。しかる後、コマンド記憶部に記憶された書込みコマンドの無線送信を実行する。ここで、無線送信実行後、データキャリアからの応答を待たずに、次の書込みコマンドを作成し、コマンド記憶部に転送する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)等と称されるデータキャリアの記憶部に記憶されたデータの読取り及び当該記憶部へのデータの書込みをUHF帯等の電波を利用した無線通信により非接触で行なう無線通信装置に関する。
近年、電波等の媒体を利用して無線通信装置との間で非接触でメモリ内のデータを送受信することにより、データの読出し,書込みが可能な小型データキャリアが注目されている。このようなデータキャリアは、それぞれ固有のIDをメモリで記憶しており、種々の物品に1つ1つ取り付けられて使用される。こうすることにより、無線通信装置を介して各物品にそれぞれ取り付けられたデータキャリアのIDを認識することにより、物品の個体識別を非接触で行うことができる。この小型データキャリアは、一般には、RFID,RFタグ,無線タグ等と呼ばれている。また、無線通信装置は、リーダ・ライタ,質問器等と呼ばれている。
従来、アンテナと、このアンテナから放射される電波の到達領域内に前記データキャリアを順次供給するキャリア供給手段とを具備し、アンテナの電波到達領域内に供給されたデータキャリアと前記アンテナを介して電波の送受信を行って、前記データキャリアのICチップメモリにデータを書き込んだり、上記ICチップメモリに保持されているデータを読み出したりする無線通信装置は既に知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−150914号公報
ところで、無線通信装置によりデータキャリアのメモリにデータを非接触で書き込むのに要する時間は、同メモリからデータを非接触で読取るのに要する時間と比べて長くかかる。例えば2バイトを1ワードとし、そのワード単位でデータブロックの読書き動作を行う仕様のデータキャリアの場合、読出しには1ms程度しかかからないのに対して、書込みには20ms程度かかっていた。しかも無線通信装置は、1ワードのデータ書込みコマンドをデータキャリアに送信したならば、当該データキャリアからのリプライ(返信)を待ち、正常書込終了のリプライを受けた後に次の1ワードのデータ書込みコマンドを作成して、データキャリアに送信していた。
このため、例えば14バイト(7ワード)のデータを書き込む場合には、1つのデータキャリアに対して7回分の書込み動作時間とリプライ待機時間とが交互に発生しており、その間に無線通信装置とデータキャリアとの間で電波が途切れてしまって書込みエラーとなることがあった。
特に、移動中のデータキャリアにアクセスしてデータを書き込む無線通信装置においては、無線通信装置のアンテナとデータキャリアとの距離が時々刻々と変化するため書込エラーが発生し易く、エラーになった場合にはその都度最初から書込み処理をやり直さなければならなかったので、処理効率が悪かった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、データキャリアからのリプライ待機中に次の書込みコマンドを作成することで書込み処理に要する時間を短縮し得、書込み動作の高速化を図り得る無線通信装置を提供しようとするものである。
本発明の無線通信装置は、RFID,RFタグ,無線タグ等と称されるデータキャリアに記憶されたデータの読取り及びデータキャリアへのデータの書込みを無線通信により非接触で行なうもの、いわゆるリーダ・ライタにおいて、データキャリアへの書込みコマンドを作成する書込みコマンド作成手段と、書込みコマンドを記憶するコマンド記憶部と、書込みコマンド作成手段により作成された書込みコマンドをコマンド記憶部に転送するコマンド転送手段と、コマンド記憶部に記憶された書込みコマンドの無線送信を実行する送信実行手段とを備え、コマンド転送手段は、送信実行手段による無線送信実行後、データキャリアからの応答を待たずに書込みコマンド作成手段により作成された次の書込みコマンドをコマンド記憶部に転送するようにしたものである。
また、本発明の無線通信方法は、同じくRFID,RFタグ,無線タグ等と称されるデータキャリアに記憶されたデータの読取り及びデータキャリアへのデータの書込みを無線通信により非接触で行なう無線通信装置,いわゆるリーダ・ライタの無線通信方法であって、データキャリアへの書込みコマンドを作成する書込みコマンド作成工程と、この書込みコマンド作成工程により作成された書込みコマンドをコマンド記憶部に転送するコマンド転送工程と、コマンド記憶部に記憶された書込みコマンドの無線送信を実行する送信実行工程と、この送信実行工程による無線送信実行後、データキャリアからの応答を待たずに次の書込みコマンドをコマンド記憶部に転送する次コマンド転送工程とを備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、データキャリアからのリプライ待機中に次の書込みコマンドを作成することで書込み処理に要する時間を短縮し得、書込み動作の高速化を図ることができる無線通信装置及びその無線通信方法を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
この実施の形態は、移動中のデータキャリアにアクセスしてデータを非接触で書き込む無線通信装置に本発明を適用した場合である。なお、本実施の形態においては、データキャリアをRFIDと称し、無線通信装置をリーダ・ライタと称する。
図1は本実施の形態におけるリーダ・ライタの要部構成を示すブロック図である。リーダ・ライタは、アンテナ1と、このアンテナ1から放射される電波の到達領域内にRFID2を順次供給するRFID供給部3の駆動源となるモータ4と、リーダ・ライタ本体5とから構成されている。
リーダ・ライタ本体5は、パソコン等の上位機との間でデータを送受信する通信インターフェイス51、読出し専用メモリであるROM(Read Only Memory)52、読書き自在なメモリであるRAM(Random Access Memory)53、エラー表示等を行う表示部54、前記モータ4の駆動を制御するモータドライバ55、前記アンテナ1に接続されるデジタル変復調回路56及びこれらを制御するCPU(Central Processing Unit)57などで構成されている。
デジタル変復調回路56は、FPGA(Field Programmable Gate Array)60、変調部61、送信アンプ62、受信アンプ63及び復調部64等で構成されている。
前記FPGA60は、プログラミングすることができるLSI(Large Scale Integration)であり、その内部に送信バッファ601と受信バッファ602とが形成されている。
CPU57は、RFID2に対する送信データを符号化し、FPGA60の送信バッファ601に転送する機能を有する。変調部61は、FPGA60の送信バッファ601に記憶されたデジタルデータを用いて所定の変調処理を行うことにより搬送波を変調し、その変調波の信号を送信アンプ62に与える。送信アンプ62は、変調部61から出力される変調波の信号を増幅してアンテナ1に供給する。これにより、アンテナ1からは送信データに相当する電波が放射される。
一方、受信アンプ63は、アンテナ1で受信した電波に相当する信号を増幅した後、復調部64に与える。復調部64は、受信アンプ63で増幅された信号からデジタルデータを復調し、前記FPGA60の受信バッファ602に書込む。CPU57は、受信バッファ602に記憶されたデジタルデータを復号し、RFID2から読取ったデータとして取得する。
図2はRFID2の要部構成を示すブロック図である。RFID2は、アンテナ21とICチップ22とから構成されている。ICチップ22には、電源作成部23,復調部24,変調部25,メモリ部27及びこれらを制御する制御部26等が設けられている。電源作成部23は、アンテナ21で受信した変調波の整流と安定化を行なうことによりICチップ22の各部に電源を供給する。復調部24は、アンテナ21で受信した変調波を復調して制御部26へ送出する。変調部25は、制御部26から送出されたデータに所定の変調処理を施し、その変調波をアンテナ21に供給する。制御部26は、復調部24で復調されたデータをメモリ部27に書込む処理や、メモリ部27からデータを読み出して変調部25へ送出する処理などを行う。
メモリ部27は、各RFID2を個々に識別するためのIDが記憶されるIDエリア271と、任意のデータを書き込み可能なユーザエリア272とからなる。そして本実施の形態では、図2に示すように、各RFID2のIDを14バイトで構成する。また、RFID2は、2バイトを1ワードとし、メモリ部27に対してそのワード単位でデータブロックの読書き動作を行うものとする。したがって、IDは7ワードであるので、IDの読出し及び書込みには、通常、7回の処理が必要となる。
また、IDの先頭の1ワードは、残りのワード数を示し、その残りのワード数に相当するデータで各RFID固有のコードを示すものとする。すなわち本実施の形態では、IDは7ワードであるので、IDの先頭の1ワードはワード数“6”を示す2バイトデータ“0006”に固定される。そして、RFID供給部3によってアンテナ1の電波到達領域内に供給される前の各RFID2には、予め共通のID“0006000000000000000000000000”が記録されており、アンテナ1の電波到達領域内に供給される毎にそれぞれ固有のID“0006xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx”(xは0〜9の任意の数値)に書き換えられるものとする。以下、このようなIDデータの書込み処理について詳細に説明する。
リーダ・ライタ本体5のRAM53には、IDデータの書込み処理を実現するためのメモリエリアとして、図3に示すように、書込みデータメモリ71、サイズデータメモリ72、ワード数カウンタメモリ73及び読込みIDメモリ74が形成されている。
しかして、リーダ・ライタ本体5のCPU57は、通信インターフェイス51を介して接続されたパソコン等の上位機からRFID2に書込みを行うIDデータとともにデータ書込み要求コマンドを受信すると、図5の流れ図に示す手順の書込み処理を実行するようにプログラム構成されている。
先ず、CPU57は、ST(ステップ)1として上位機から受信したIDデータを書込みデータメモリ71に記憶する。次に、CPU57は、ST2としてこのIDデータのサイズに相当するワード数Aを取得する。本実施の形態の場合、IDデータは7ワードで構成されているので、ワード数A=7を取得する。そして、ST3としてこのワード数A(=7)をサイズデータメモリ72の値Sとして記憶する。また、ワード数カウンタメモリ73のカウント値nを“0”にリセットする。
次に、CPU57は、ST4として書込み対象のRFID2を検出する。すなわちCPU57は、ID問合せコマンドを作成し、符号化した後、デジタル変復調回路56におけるFPGA60の送信バッファ601に転送する。これにより、このID問合せコマンドに応じて搬送波が変調され、さらに増幅されて、アンテナ1からID問合せコマンドに相当した電波が発信される。このとき、アンテナ1の電波到達領域内にRFID2が存在しており、このRFID2がアンテナ1からの電波に応答すると、メモリ部27のIDエリア271に記憶されているIDに相当する電波が当該RFID2のアンテナ21から発信される。そして、このIDに相当する電波がアンテナ1で受信されると、その受信信号が増幅,復調され、復調されたデジタルデータがFPGA60の受信バッファ602に記憶される。しかして、このデジタルデータがCPU57で復号されて、RFID2のIDとして読み込まれる。
そこでCPU57は、ST5としてRFID2のIDが検出されたか否かを判断する。ここで、例えばアンテナ1の電波到達領域内にRFID2が存在していなかったり存在していても壊れていたりして、RFID2からIDを読み込めなかった場合にはRFID検出エラーとし、上位機にエラー通知を行って、今回の処理を終了する。
一方、RFID2のIDを正常に読み込めた場合には、このIDを有するRFID2を書込み対象のRFIDとして検出したので、CPU57は、このRFID2のIDを読込みIDメモリ74に記憶した後、ST6〜ST8の書込みコマンド作成工程及び転送工程を実行する。
すなわちCPU57は、ST6としてワード数カウンタメモリ73を“1”だけカウントアップする。そして、書込みデータメモリ71に記憶されているIDデータのうち先頭からnワード目(nはワード数カウンタメモリ73のカウント値)のデータブロックを取得したならば、CPU57は、ST7として、読込みIDメモリ74に記憶されているRFID2のIDを送信先IDとして指定し、取得したnワード目のデータブロックを書込みデータとする書込みコマンドを作成する(書込みコマンド作成手段)。そして、この作成した書込みコマンドを符号化した後、CPU57は、ST8としてこの符号化された書込みコマンドをFPGA60の送信バッファ601に転送する(コマンド転送手段)。
しかる後、CPU57は、ST9の送信実行工程を実行する。すなわち、デジタル変復調回路56に書込みコマンドの送信開始を指令する。これにより、デジタル変復調回路56では、FPGA60の送信バッファ601に記憶された書込みコマンドで搬送波が変調され、さらに増幅された後、アンテナ1から書込みコマンドに相当した電波が発信される(送信実行手段)。
このとき、アンテナ1の電波到達領域内に書込みコマンド中の送信先IDを有するRFID2が存在しており、このRFID2がアンテナ1からの電波を受信すると、メモリ部27のIDエリア271に記憶されたIDのnワード目が書込みコマンド中の書込みデータに書き換えられる。そして、当該RFID2のアンテナ21から正常書込み終了の応答コマンドを示す電波が発信される。
一方、リーダ・ライタ本体5のCPU57は、送信開始指令後、RFID2からの応答を待たずにST10〜ST13の次コマンド転送工程を実行する。
すなわちCPU57は、ST10としてワード数カウンタメモリ73をさらに“1”だけカウントアップする。そして、ST11としてカウントアップされたワード数カウンタメモリ73のカウント値nがサイズデータメモリ72に記憶されたサイズデータSを超えたか否かを判断する。
ここで、カウント値nがサイズデータSを越えていない場合には、CPU57は、ST12として書込みデータメモリ71に記憶されているIDデータのうち先頭からnワード目(nはワード数カウンタメモリ73のカウント値)のデータブロックを取得する。そして、読込みIDメモリ74に記憶されているRFID2のIDを送信先IDとして指定し、取得したデータブロックを書込みデータとする書込みコマンドを作成する(書込みコマンド作成手段)。そして、この作成した書込みコマンドを符号化した後、CPU57は、ST13としてこの符号化された書込みコマンドをFPGA60の送信バッファ601に転送する(コマンド転送手段)。
これに対し、カウント値nがサイズデータSを越えた場合には、書込みデータメモリ71に記憶されているIDデータにnワード目のデータブロックが存在しないので、CPU57は、上記ST12〜ST13の処理をスキップする。
その後、CPU57は、ST14として書込み対象であるRFID2からの応答を待機する。ここで、書込み対象であるRFID2から発信された正常書込み終了の応答コマンドに相当する電波がアンテナ1で受信されると、その受信信号が増幅,復調され、復調されたデジタルデータがFPGA60の受信バッファ602に記憶される。しかして、このデジタルデータがCPU57で復号されて、正常書込み終了の応答が検出される。
そこでCPU57は、書込み対象であるRFID2から正常書込み終了の応答があったことを検出すると(ST14のYES)、ST15としてワード数カウンタメモリ73のカウント値nとサイズデータメモリ72のサイズデータSとを再度照合する。その結果、カウント値nがサイズデータS以下であった場合には、ST9の処理に戻る。すなわち、デジタル変復調回路56に書込みコマンドの送信開始を指令する(送信実行手段)。
これに対し、カウント値nがサイズデータSより大きい場合には、CPU57は、ST16として最終の書込みコマンドに対するRFID2からの応答を待機する。そして、正常書込み終了の応答があったことを検出したならば(ST16のYES)、今回の書込み処理を終了する。
なお、書込み対象であるRFID2から正常書込み終了の応答がなかった場合には(ST16,ST18のNO)、その時点で書込エラーとし、上位機にエラー通知を行って、今回の処理を終了する。
今、図3に示すように、上位機から指令されたRFIDへの書込みデータが “0006000100020003000400050006”の7ワードからなるIDデータであったとする。この場合、リーダ・ライタ1においては、書込みデータをRFID2に書込可能な単位、つまり本実施の形態では2バイトのワード単位に分割し、分割した単位書込みデータ毎にRFID2への書込みコマンドを作成する。
すなわち、図4に示すように、ワード数カウンタメモリ73のカウント値nが「1」のときの書込みコマンド(1)の単位書込みデータを先頭より1ワード目の“0006”とし、カウント値nが「2」のときの書込みコマンド(2)の単位書込みデータを先頭より2ワード目の“0001”とし、カウント値nが「3」のときの書込みコマンド(3)の単位書込みデータを先頭より3ワード目の“0002”とし、カウント値nが「4」のときの書込みコマンド(4)の単位書込みデータを先頭より4ワード目の“0003”とし、カウント値nが「5」のときの書込みコマンド(5)の単位書込みデータを先頭より5ワード目の“0004”とし、カウント値nが「6」のときの書込みコマンド(6)の単位書込みデータを先頭より6ワード目の“0005”とし、カウント値nが「7」のときの書込みコマンド(7)の単位書込みデータを先頭より7ワード目の“0006”とする。
そして、リーダ・ライタ本体5においては、上位機からRFIDに対するデータの書込みが指令されると、前述した書込み処理が実行される。すなわち、サイズデータメモリ72にサイズデータS=7が記憶される。また、書込み対象のRFID2が検出される。そして、書込み対象のRFID2が検出されたならば、そのRFID2に対して最初の書込みコマンド(1)が作成され、符号化された後、FPGA60の送信バッファ601に転送される。そして、ST9の処理で書込みコマンド(1)の送信開始が指令される。これにより、書込みコマンド(1)が当該RFID2に対して無線送信される。
次いで、リーダ・ライタ本体5においては、当該RFID2からの応答を待つことなく次の書込みコマンド(2)が作成され、符号化された後、FPGA60の送信バッファ601に転送される。
ここで、当該RFID2から、書込みコマンド(1)に対して正常書込み終了の応答コマンドが発信されると、リーダ・ライタ本体5においては、書込みコマンド(2)の送信開始が指令される。これにより、書込みコマンド(2)が当該RFID2に対して無線送信される。また、次の書込みコマンド(3)が作成され、符号化された後、FPGA60の送信バッファ601に転送される。そして当該RFID2から、書込みコマンド(2)に対して正常書込み終了の応答コマンドが発信されると、リーダ・ライタ本体5においては、書込みコマンド(3)の送信開始が指令される。また、次の書込みコマンド(4)が作成され、符号化された後、FPGA60の送信バッファ601に転送される。以後、同様の手順で、書込みコマンド(5),(6),(7)の作成,符号化及びFPGA60に対する転送と、アンテナ1からの無線送信とが実行される。
そして、当該RFID2から、書込みコマンド(2)に対して正常書込み終了の応答コマンドが発信されると、今回の書込み処理が終了する。かくして、当該RFID2のメモリ部27におけるIDエリア271には、IDデータ“0006000100020003000400050006”が非接触で書込まれることとなる。
このように本実施の形態のリーダ・ライタにおいては、書込み対象のRFID2に対して書込みコマンドを送信した後、当該RFID2からの応答を待つことなく、次の書込みコマンドを作成し、符号化して、FPGA60の送信バッファ601に転送するようにしている。そして、書込み対象のRFID2から正常書込み終了の応答コマンドを受信したならば、次の書込みコマンドの送信を指令するようにしている。この場合、送信バッファ601には、次の書込みコマンドが符号化された状態で記憶されているので、直ちにこの書込みコマンドに応じて変調が行われ、書込みコマンドに相当する電波がアンテナ1から発信される。
したがって、書込み対象のRFID2からの応答を待って次の書込みコマンドを作成していた従来技術と比較して、コマンドの作成及び符号化に要する時間を短縮できるので、書込み動作の高速化を図ることができる。
因みに本実施の形態においては、RFID2に対する書込み処理が実行されている間、書込み対象のRFID2は、RFID供給部3によってアンテナ1の上流側から下流側に順次移送されている。このため、書込み処理に要する時間が長くなると、書込み処理の途中でRFID2がアンテナ1の電波到達領域から外れてしまい、書込みエラーとなる。書込みエラーとなった場合には、RFID2を検出する最初の処理から書込み処理をやり直さなければならない。
本実施の形態では、上述したように書込み動作の高速化を図ることができるので、書込みエラーとなる頻度を低減させることができる。その結果、書込み処理をやり直す回数も低減されるので、処理効率を高めることができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、RFID2に対する書込みデータをIDデータとしたが、ユーザエリア272に対する任意の書込みデータの書込み処理についても、本発明を同様に実施できるものである。
また、前記実施の形態では、符号化された書込コマンドを記憶するコマンド記憶部としてFPGA60に形成された送信バッファ601を適用したが、コマンド記憶部はこれに限定されるものではなく、専用のLSIを用いてもよい。
また、前記実施の形態では、データの書込み処理が実行されている間、書込み対象のRFID2がRFID供給部3によってアンテナ1の上流側から下流側に順次移送される場合を示したが、移送しないタイプのリーダ・ライタに本発明を適用することも可能である。また、アンテナ1より上流側あるいは下流側において、RFID2の表面に印字を施すタイプのリーダ・ライタにも本発明を適用することができる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態であるリーダ・ライタの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態で使用されるRFIDの要部構成を示すブロック図。 同実施の形態において、リーダ・ライタのRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 同実施の形態において、ワード数カウンタメモリのカウント値とそれに対応した単位書込みデータとの対応関係を示す模式図。 同実施の形態において、リーダ・ライタのCPUが実行する書込み処理の要部処理手順を示す流れ図。
符号の説明
1…アンテナ、2…RFID、3…RFID供給部、4…モータ、5…リーダ・ライタ本体、56…デジタル変復調回路、57…CPU、60…FPGA、71…書込みデータメモリ、72…サイズデータメモリ、73…ワード数カウンタメモリ、74…読込みIDメモリ。

Claims (4)

  1. データキャリアに記憶されたデータの読取り及び前記データキャリアへのデータの書込みを無線通信により非接触で行なう無線通信装置において、
    前記データキャリアへの書込みコマンドを作成する書込みコマンド作成手段と、
    前記書込みコマンドを記憶するコマンド記憶部と、
    前記書込みコマンド作成手段により作成された書込みコマンドを前記コマンド記憶部に転送するコマンド転送手段と、
    前記コマンド記憶部に記憶された書込みコマンドの無線送信を実行する送信実行手段とを具備し、
    前記コマンド転送手段は、前記送信実行手段による無線送信実行後、前記データキャリアからの応答を待たずに前記書込みコマンド作成手段により作成された次の書込みコマンドを前記コマンド記憶部に転送することを特徴とする無線通信装置。
  2. 書込みコマンド作成手段は、データキャリアに対するデータ書込み要求に応じて書込みデータを前記データキャリアに書込み可能な単位に分割し、分割された単位書込みデータ毎に前記データキャリアへの書込みコマンドを作成することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記コマンド記憶部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いたことを特徴とする請求項1または2記載の無線通信装置。
  4. データキャリアに記憶されたデータの読取り及び前記データキャリアへのデータの書込みを無線通信により非接触で行なう無線通信装置の無線通信方法であって、
    前記無線通信装置は、
    前記データキャリアへの書込みコマンドを作成する書込みコマンド作成工程と、
    この書込みコマンド作成工程により作成された書込みコマンドをコマンド記憶部に転送するコマンド転送工程と、
    前記コマンド記憶部に記憶された書込みコマンドの無線送信を実行する送信実行工程と、
    この送信実行工程による無線送信実行後、前記データキャリアからの応答を待たずに次の書込みコマンドを前記コマンド記憶部に転送する次コマンド転送工程と、
    を備えたことを特徴とする無線通信方法。
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