JP2008065576A - ツリー構造表示プログラム、ツリー構造表示装置およびツリー構造表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ツリー構造表示装置を構成するコンピュータは、折りたたみ処理のための機能ブロックとして、折りたたみ開始判断処理部121、折りたたみ対象取得処理部122および折りたたみ終了判断処理部123を有する。処理部121は、展開されたツリー構造の折りたたみを開始するか否かを判断する。処理部122は、折りたたみを開始すると判断されるとき、折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたみを実行する。処理部123は、折りたたみ対象を取得して折りたたみを行うことが開始されるとき、展開されたツリー構造の折りたたみを終了するか否かを判断する。
【選択図】図2
Description
折りたたみ開始判断処理部121は、展開されたツリー構造の折りたたみを開始するか否かを判断する。この判断処理部121は、(a1)表示項目総数、(a2)階層の深さ、(a3)項目の最終アクセス時期、(a4)ユーザの指示のうち、ユーザによって選択されたいずれかに基づいて、折りたたみを開始するか否かを判断する。それぞれの手法について説明する。
表示項目総数による手法では、各階層の表示項目数を数え、表示項目総数がある閾値を越えたとき折りたたみを開始すると判断する。この手法によれば、階層表示の縦方向の表示幅を一定に保つことができ、そのため縦方向の表示幅に制限を持たせたい場合に特に有効である。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、各階層の表示項目数をカウントする、上述の項目数カウント部131を有している。
階層の深さによる手法では、展開されている各階層項目の深さを調べ、その深さがある閾値よりも深い項目が存在するとき、折りたたみを開始すると判断する。この手法によれば、階層表示の横方向(深さ方向)の表示幅を一定に保つことができ、そのため横方向の表示幅に制限をもたせたい場合に特に有効である。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、階層項目の深さを調べる、上述の項目深さ取得部134を有している。
項目の最終アクセス時期による手法では、各階層項目の最終アクセス時期を調べ、ある閾値よりも古い階層項目が存在するとき、折りたたみを開始すると判断する。ここで、アクセス時期は、「時分秒」で判断するか、あるいは「時分」で判断するか、あるいは「時」のみで判断するか、いずれであってもよい。この手法によれば、時間による判断なので、利用者が階層に対して何も操作しなくても自動的に折りたたみ処理を実行できるという利点がある。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、各階層項目の最終アクセス時期を取得する、上述の項目アクセス時期取得部132を有している。
ユーザの指示による手法では、ユーザが折りたたみの開始を明示的に指示したとき、折りたたみを開始すると判断する。この手法によれば、ユーザが折りたたみを行いたいと思ったときのみ折りたたみ処理を実行できるという利点がある。この手法を行うために、コンピュータ100は、ユーザからの指示を取得する、上述の折りたたみ指示取得部136を有している。
折りたたみ対象取得処理部122は、折りたたみ開始判断処理部121で展開されたツリー構造の折りたたみを開始すると判断されるとき、折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたみを実行する。この取得処理部122は、(b1)項目の最終アクセス時期、(b2)アクセス頻度、(b3)階層の深さ、(b4)子総数のうち、ユーザによって選択されたいずれかに基づいて、折りたたみ対象を取得する。各手法について説明する。
項目の最終アクセス時期による手法では、各階層項目の最終アクセス時期を取得し、そのアクセス時期が古いものから優先して折りたたみ対象とする。この手法によれば、長時間アクセスされていない項目は、ユーザに利用される可能性が低いという考えに基づいており、長時間に様々な階層構造で作業を行う場合に特に有効である。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、各階層項目の最終アクセス時期を取得する、上述の項目アクセス時期取得部132を有している。
アクセス頻度による手法では、各階層項目のアクセス頻度を取得し、そのアクセス数が少ないものから優先して折りたたみ対象とする。この手法は、アクセス数が少ない項目ほどユーザに利用される可能性が低いという考えに基づいており、長時間に様々な階層構造で作業を行う場合に特に有効である。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、各階層項目のアクセス頻度を取得する、上述の項目アクセス頻度取得部133を有している。なお、アクセス数は、例えば、日単位のアクセス数、あるいは上述したエクスプローラであれば、当該エクスプローラを開いてからのアクセス数とされる。また、このアクセス数は、ユーザ毎にカウントされるようになっていてもよい。
階層の深さによる手法では、展開されている階層項目の深さを調べ、深い階層項目を優先して折りたたみ対象とする。この手法は、抽象的な上位の階層項目を表示し続け、具体的な階層構造を隠蔽できる利点がある。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、階層項目の深さを調べる、上述の項目深さ取得部134を有している。
子総数による手法では、展開されている階層項目の子の総数を調べ、多くの子を持つ階層項目を優先して折りたたみ対象とする。ここで、階層項目は、末端の項目のみ、あるいは全体の項目とされる。多くの子を持つ階層項目は階層表示の縦方向の表示幅を多く消費している。この手法は、一度に多くの表示領域を確保できる利点がある。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、上述の項目子総数取得部135を有している。
折りたたみ終了判断処理部123は、折りたたみ対象取得処理部122で折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたみを行うことが開始されるとき、その折りたたみを終了するか否かを判断する。この判断処理部123は、(c1)表示項目総数、(c2)階層の深さ、(c3)項目の最終アクセス時期、(c4)ユーザの指示のうち、ユーザによって選択されたいずれかに基づいて、折りたたみを終了するか否かを判断する。それぞれの手法について説明する。
表示項目総数による手法では、各階層の表示項目数を数え、表示項目総数がある閾値以下となるとき終了すると判断する。この手法によれば、階層構造の縦方向の表示幅が一定になるまで折りたたみ処理が継続されるため、縦方向の表示幅に制限を持たせたい場合に特に有効である。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、各階層の表示項目数をカウントする、上述の項目数カウント部131を有している。
階層の深さによる手法では、展開されている各階層項目の深さを調べ、その深さがある閾値よりも深い項目が存在しなくなるとき、折りたたみを終了すると判断する。この手法によれば、階層構造の横方向の表示幅が一定になるまで折りたたみ処理が継続されるため、横方向の表示幅に制限を持たせたい場合に特に有効である。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、階層項目の深さを調べる、上述の項目深さ取得部134を有している。
項目の最終アクセス時期による手法では、各階層項目の最終アクセス時期を調べ、ある閾値よりも古い階層項目が存在しなくなるとき、折りたたみを終了すると判断する。この手法によれば、長時間アクセスされていない不必要な階層構造を隠蔽できる。この手法を可能とするために、コンピュータ100は、各階層項目の最終アクセス時期を取得する、上述の項目アクセス時期取得部132を有している。
ユーザの指示による手法では、ユーザが折りたたみの終了を明示的に指示したとき、折りたたみを終了すると判断する。この手法によれば、ユーザが必要とするツリー構造となるまで折りたたみ処理を実行させることができる。この手法を行うために、コンピュータ100は、ユーザからの指示を取得する、上述の折りたたみ指示取得部136を有している。
ここでは、マイクロソフト社のWindows(登録商標)におけるエクスプローラをモデルケースとし、ファイル管理システムにおけるディレクトリ構造をツリー構造表示した例について述べる。
Claims (15)
- コンピュータを、
階層関係にある階層項目が展開されたツリー構造の折りたたみを開始するか否かを判断する折りたたみ開始判断処理手段と、
上記折りたたみ開始判断処理手段で上記ツリー構造の折りたたみを開始すると判断されるとき、折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたむ折りたたみ対象取得処理手段と、
上記折りたたみ対象取得処理手段で上記折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたみを行うことが開始されるとき、該折りたたみを終了するか否かを判断する折りたたみ終了判断処理手段と
して機能させるためのツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ開始判断処理手段は、展開された階層項目の数に基づいて、上記折りたたみを開始するか否かを判断する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ開始判断処理手段は、展開された階層項目の階層の深さに基づいて、上記折りたたみを開始するか否かを判断する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ開始判断処理手段は、展開された階層項目の最終アクセス時期に基づいて、上記折りたたみを開始するか否かを判断する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ開始判断処理手段は、ユーザの指示に基づいて、上記折りたたみを開始するか否かを判断する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ対象取得処理手段は、展開された階層項目の最終アクセス時期に基づいて、上記折りたたみ対象の階層項目を取得する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ対象取得処理手段は、展開された階層項目のアクセス頻度に基づいて、上記折りたたみ対象の階層項目を取得する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ対象取得処理手段は、展開された階層項目の階層の深さに基づいて、上記折りたたみ対象の階層項目を取得する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ対象取得処理手段は、展開された階層項目毎の階層関係の子に該当する階層項目の数に基づいて、上記折りたたみ対象の階層項目を取得する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ終了判断処理手段は、展開されている階層項目の数に基づいて、上記折りたたみを終了するか否かを判断する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ終了判断処理手段は、展開されている階層項目の階層の深さに基づいて、上記折りたたみを終了するか否かを判断する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ終了判断処理手段は、展開されている階層項目の最終アクセス時期に基づいて、上記折りたたみを終了するか否かを判断する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 上記折りたたみ終了判断処理手段は、ユーザの指示に基づいて、上記折りたたみを終了するか否かを判断する
請求項1に記載のツリー構造表示プログラム。 - 階層関係にある階層項目をツリー構造で表示するツリー構造表示装置において、
上記ツリー構造の折りたたみを開始するか否かを判断する折りたたみ開始判断処理部と、
上記折りたたみ開始判断処理部で上記ツリー構造の折りたたみを開始すると判断されるとき、折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたむ折りたたみ対象取得処理部と、
上記折りたたみ対象取得処理部で上記折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたみを行うことが開始されるとき、該折りたたみを終了するか否かを判断する折りたたみ終了判断処理部
を備えるツリー構造表示装置。 - 開始判断処理部、対象取得処理部および終了判断処理部を備えたツリー構造表示装置におけるツリー構造表示方法であって、
上記開始判断処理部が、上記ツリー構造の折りたたみを開始するか否かを判断する折りたたみ開始判断処理ステップと、
上記対象取得処理部が、上記折りたたみ開始判断処理ステップで上記ツリー構造の折りたたみを開始すると判断されるとき、折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたむ折りたたみ対象取得処理ステップと、
上記終了判断処理部が、上記折りたたみ対象取得処理ステップで上記折りたたみ対象の階層項目を取得して折りたたみを行うことが開始されるとき、該折りたたみを終了するか否かを判断する折りたたみ終了判断処理ステップ
を備えるツリー構造表示方法。
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