JP2008065394A - 決済管理システム、データ管理装置、および決済管理方法 - Google Patents

決済管理システム、データ管理装置、および決済管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】DSRC応用サービスの利用ごとに支払者と決済方法を選択でき、第三者の不正利用を防止することが可能な決済管理システム、データ管理装置、および決済管理方法を提供する。
【解決手段】サービス提供場所に設置されるデータ通信装置とデータ管理装置を有する決済管理システムであって、データ通信装置は、車載情報処理端末が有する固定の識別番号を取得してデータ管理装置に送信するサービス利用情報通信部を備え、データ管理装置は、少なくとも識別番号を受信するデータ通信部と、サービスの利用可能条件に係るデータを保持するデータ記憶部と、少なくとも識別番号とデータ記憶部に保持されたデータに基づいてサービス利用の可否を判定するサービス利用判定部と、判定結果に基づいてサービス利用を許可するサービス利用許可部と、サービスが利用された場合において決済情報を選択的に管理する決済情報管理部とを備える決済管理システムが提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、決済管理システム、データ管理装置、および決済管理方法に関する。
近年、ETC(Electronic Toll Collection system;自動料金収受システム)の普及が進んでいる。ETCは、ITS(Intelligent Transport Systems;高度道路交通システム)の一環としてのシステムであり、特に、有料道路の通行料金の徴収に必要なコストの削減、および、料金所で頻発する渋滞の緩和を目的とするシステムである。日本では、DSRC(Dedicated Short Range Communication;狭域通信)方式による5.8GHzの帯域の無線通信(Radio Communication)を用いて、道路に設置されたデータ通信装置(ETCアンテナ)と自動車に搭載された車載情報処理端末(ETC車載器)とが無線通信を行うことにより、通行料金の徴収が自動的に行われる。
通行料金の支払者を定める方法としては、例えば、車載情報処理端末ごとに支払者を固定する方式と、車載情報処理端末に挿入するIDカード(Identification Card)などの持ち主を支払者とする方式がある。日本では、接触式IC(Integrated Circuit)型のクレジットカード(Credit Card)を用いて決済が行われている。
このような中、DSRC方式を用いたデータ通信装置と車載情報処理端末との無線通信による料金の徴収と決済とを、通行料金の自動徴収サービス以外のサービス、例えば、駐車場のサービスにおける駐車料金の自動徴収、ガソリンスタンドのサービスにおける料金の自動徴収、ドライブ・スルー方式の購買サービスにおける料金の自動徴収などへと適用範囲を広げる試みがなされている。
DSRC方式を用いたデータ通信装置と車載情報処理端末との無線通信による料金の徴収と決済とに係る技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2002−83372号公報
上述したように、通行料金の自動徴収サービスに係る決済システムは、接触式IC型のクレジットカードの持ち主から料金を徴収し、決済するシステムである、すなわち、サービスを利用する利用者が特定される前提の決済システムである。これに対して、通行料金の自動徴収サービス以外のDSRC方式の無線通信を利用したサービス(以下、「DSRC応用サービス」という。)に係る決済システムは、車載情報処理端末ごとに決済を行う決済システムであり、通行料金の自動徴収サービスに係る決済システムのように接触式IC型のクレジットカードの持ち主から料金を徴収することができない。これは、通信に係る暗号化・復号化に必要な鍵情報や、ETCを利用するための車両情報などのETCに係る情報を財団法人道路システム高度化推進機構(Organization for Road System Enhancement;ORSE)が管理しており、ORSEからDSRC応用サービスに対して提供される情報は、車載情報処理端末の識別番号などに限定されているためである。また、仮にORSEから提供される情報の制限が無くなったとしても、DSRC応用サービスにおいて接触式IC型のクレジットカードを利用して料金を徴収するためには、既存のインフラを刷新する必要があり、非現実的である。
したがって、従来のDSRC応用サービスに係る決済システムでは、接触式IC型のクレジットカードを利用して料金を徴収することができないため、支払者と決済方法とをDSRC応用サービスの利用ごとに変更することはできない。
また、従来のDSRC応用サービスに係る決済システムでは、DSRC応用サービスを実際に利用した利用者の特定はなされないため、たとえ、支払者とは関係のない悪意をもった第三者が、DSRC応用サービスを利用したとしても、DSRC応用サービスを利用した車載情報処理端末と対応づけられた支払者に対して、料金請求と決済とが行われてしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、DSRC応用サービスの利用において、DSRC応用サービスの利用ごとに支払者と決済方法とを選択でき、また、第三者の不正利用を防止することが可能な、新規かつ改良された決済管理システム、データ管理装置、および決済管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、サービスが提供される場所に設置されるデータ通信装置と、上記データ通信装置と接続されるデータ管理装置とを有する決済管理システムであって、上記データ通信装置は、車載情報処理端末が有する固定の識別番号を取得し、少なくとも取得した上記識別番号を上記データ管理装置に送信するサービス利用情報通信部を備え、上記データ管理装置は、少なくとも上記識別番号を受信するデータ通信部と、上記識別番号と対応付けられたサービスの利用可能条件に係るデータを保持するデータ記憶部と、少なくとも上記識別番号と、上記データ記憶部に保持された上記サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、サービス利用が可能か否かを判定するサービス利用判定部と、少なくとも上記サービス利用判定部の判定結果に基づいて、上記サービス利用を許可するサービス利用許可部と、上記サービス利用許可部でサービス利用が許可されたサービスが利用された場合において、少なくとも上記識別番号と、上記データ記憶部に保持された上記サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、上記サービス利用に係る決済情報を選択的に管理する決済情報管理部とを備える決済管理システムが提供される。
決済管理システムを構成する上記データ通信装置は、DSRC応用サービスが提供される場所に設置され、少なくともサービス利用情報通信部を備える。サービス利用情報通信部は、車載情報処理端末が有する固定の識別番号を取得し、取得した当該識別番号を上記データ管理装置へ送信する。ここで、上記車載情報処理端末が有する固定の識別番号は、例えば、サービス利用情報通信部と車載情報処理端末との間におけるDSRC方式の無線通信で取得することができる。また、サービス利用情報通信部は、上記取得した識別番号を、例えば、ネットワーク回線を用いて送信する。
また、決済管理システムを構成する上記データ管理装置は、少なくともデータ通信部と、データ記憶部と、サービス利用判定部と、サービス利用許可部と、決済情報管理部とを備える。データ通信部は、少なくとも上記データ通信装置から送信される上記識別番号を取得する。データ記憶部は、例えば、DSRC応用サービスを利用可能な場所についてのデータや、DSRC応用サービスを利用可能な時間帯についてのデータ、DSRC応用サービス利用に対する支払者と決済方法とについてのデータなど、上記識別番号と対応付けられたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータを保持する。サービス利用判定部は、上記識別番号とデータ記憶部に保持された上記DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、DSRC応用サービス利用が可能か否かを判定する。例えば、上記識別番号に係るデータがデータ記憶部に何ら保持されていない場合には、DSRC応用サービス利用を可能とは判定しない。また、上記識別番号に係るデータがデータ記憶部に保持されていたとしても、上記DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータが示す利用可能条件に合致しない場合には、DSRC応用サービス利用を可能とは判定しない。サービス利用許可部は、少なくともサービス利用判定部の判定結果に基づいて、サービス利用判定部がDSRC応用サービス利用を可能と判定した場合には、上記DSRC応用サービス利用を許可する。決済情報管理部は、サービス利用許可部でDSRC応用サービス利用が許可されたDSRC応用サービスが利用された場合、少なくとも上記識別番号と上記データ記憶部に保持された上記DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、上記DSRC応用サービス利用に係る決済情報を選択的に管理し、DSRC応用サービス利用に係る支払者と決済方法とを適宜変更することができる。上述したデータ通信装置とデータ管理装置とにより、本発明に係る決済管理システムが構成される。
また、上記データ通信装置は、設置場所を示す固有の設置番号、および/または、上記識別番号を取得した時刻情報とをさらに上記データ管理装置に送信し、上記サービス利用判定部は、さらに上記設置番号、および/または、上記時刻情報に基づいて、上記サービス利用の可否を判定するとしてもよい。
上記データ通信装置は、車載情報処理端末から取得した上記識別番号に加えて、上記データ通信装置の設置場所を示す固有の設置番号、および/または、上記識別番号を取得した時刻情報を、上記データ管理装置へさらに送信する。また、上記データ管理装置のサービス利用判定部は、上記識別番号に加えて、上記データ通信装置から送信される上記設置番号、および/または、上記時刻情報に基づいて、DSRC応用サービス利用の可否を判定する。したがって、データ管理装置側は、より多彩な利用可能条件の下でDSRC応用サービスの利用を管理することができるので、本発明に係る決済管理システムでは、よりきめ細やかな決済管理が実現される。
また、上記データ通信装置は、設置場所を示す固有の設置番号、および/または、上記識別番号を取得した時刻情報とをさらに上記データ管理装置に送信し、上記決済情報管理部は、さらに上記設置番号、および/または、上記時刻情報に基づいて、選択的に支払者と決済方法とを特定するとしてもよい。
上記データ通信装置は、車載情報処理端末から取得した上記識別番号に加えて、上記データ通信装置の設置場所を示す固有の設置番号、および/または、上記識別番号を取得した時刻情報を、上記データ管理装置へさらに送信する。また、上記データ管理装置の決済情報管理部は、上記識別番号に加えて、上記データ通信装置から送信される上記設置番号、および/または、上記時刻情報に基づいて、上記DSRC応用サービス利用に係る決済情報を選択的に管理し、上記DSRC応用サービス利用に係る支払者と決済方法とを適宜変更することができる。したがって、データ管理装置側は、より多彩な利用可能条件の下でDSRC応用サービス利用に係る決済を管理することができるので、本発明に係る決済管理システムでは、よりきめ細やかな決済管理が実現される。
また、上記識別番号と対応付けられたサービスの利用可能条件に係るデータを上記データ記憶部に登録することが可能な、情報処理端末をさらに有するとしてもよい。
本発明に係る決済管理システムは、上記データ管理装置のデータ記憶部に上記識別番号と対応付けられたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータを登録することが可能な情報処理端末をさらに有することができる。本発明に係る決済管理システムは、DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータを登録可能な情報処理端末を有することにより、上記データ管理装置のデータ記憶部に保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータの新規登録、変更、あるいは、削除などをすることができる。したがって、本発明に係る決済管理システムでは、より多様な利用可能条件の下でDSRC応用サービスの利用と決済とを管理することができるので、よりきめ細やかな決済管理が実現される。
また、上記データ管理装置は、上記サービス利用判定部における上記サービス利用の可否に係る判定結果を、少なくとも上記情報処理端末に通知する判定結果通知部をさらに有するとしてもよい。
本発明に係る決済管理システムを構成する上記データ管理装置は、サービス利用判定部における上記DSRC応用サービス利用の可否に係る判定結果を、少なくとも上記情報処理端末へ通知する判定結果通知部をさらに有する。サービス利用の可否に係る判定結果を上記情報処理端末に通知することにより、例えば、DSRC応用サービスの利用申込者などの正規のサービス利用者に、DSRC応用サービスの利用の可否を伝達することができる。
また、上記情報処理端末は、携帯型通信装置であるとしてもよい。
DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータを登録することが可能であり、また、DSRC応用サービス利用の可否に係る判定結果が通知される上記情報処理端末は、例えば、携帯電話などの携帯型通信装置に適用することができる。本発明に係る決済管理システムは、上記携帯型通信装置を用いてDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータの新規登録、変更、あるいは、削除などを行うことができるので、例えば、DSRC応用サービスの提供を受ける場所でDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータを変更してDSRC応用サービスを利用することもできる。また、本発明に係る決済管理システムでは、上記携帯型通信装置にDSRC応用サービス利用の可否に係る判定結果が送信されるので、例えば、DSRC応用サービス利用者はDSRC応用サービスの提供を受ける場所でDSRC応用サービスが利用可能か否かを認知することができる。
さらに、本発明に係る決済管理システムは、DSRC応用サービスが利用可能である場合、正規の利用者からDSRC応用サービスを利用することに対する承認が得られた場合に当該DSRC応用サービスを利用可能とすることができる。上記携帯型通信装置は、携帯が容易であり、また、DSRC応用サービスを利用することを承認する承認情報を送信することができるので、正規の利用者は、例えば、DSRC応用サービスの提供を受ける場所で承認し、当該DSRC応用サービスを利用することができる。また、DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用が行われようとしていたとしても、正規の利用者は、上記承認情報を送信しないことにより、第三者による不正利用を防止することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、車載情報処理端末が有する固定の識別番号を取得するデータ通信装置と接続され、少なくとも上記識別番号を受信するデータ通信部と、上記識別番号と対応付けられたサービスの利用可能条件に係るデータを保持するデータ記憶部と、少なくとも上記識別番号と、上記データ記憶部に保持された上記サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、サービス利用が可能か否かを判定するサービス利用判定部と、少なくとも上記サービス利用判定部の判定結果に基づいて、上記サービス利用を許可するサービス利用許可部と、上記サービス利用許可部でサービス利用が許可されたサービスが利用された場合において、上記サービス利用に係る決済情報を選択的に管理する決済情報管理部とを備えるデータ管理装置が提供される。
上記データ管理装置は、車載情報処理端末が有する固定の識別番号をサービスの提供場所において取得するデータ通信装置と接続され、少なくともデータ通信部と、データ記憶部と、サービス利用判定部と、サービス利用許可部と、決済情報管理部とを備える。データ通信部は、少なくとも上記データ通信装置から送信される上記識別番号を取得する。データ記憶部は、例えば、DSRC応用サービスを利用可能な場所についてのデータや、DSRC応用サービスを利用可能な時間帯についてのデータ、DSRC応用サービス利用に対する支払者と決済方法とについてのデータなど、上記識別番号と対応付けられたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータを保持する。サービス利用判定部は、上記識別番号とデータ記憶部に保持された上記DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、DSRC応用サービス利用が可能か否かを判定する。例えば、上記識別番号に係るデータがデータ記憶部に何ら保持されていない場合には、DSRC応用サービス利用を可能とは判定せず、また、上記識別番号に係るデータがデータ記憶部に保持されていたとしても、上記DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータが示す利用可能条件に合致しない場合もDSRC応用サービス利用を可能とは判定しない。サービス利用許可部は、少なくともサービス利用判定部の判定結果に基づいて、サービス利用判定部がDSRC応用サービス利用を可能と判定した場合には、上記DSRC応用サービス利用を許可する。決済情報管理部は、サービス利用許可部でDSRC応用サービス利用が許可されたDSRC応用サービスが利用された場合、少なくとも上記識別番号と上記データ記憶部に保持された上記DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、上記DSRC応用サービス利用に係る決済情報を選択的に管理し、DSRC応用サービス利用に係る支払者と決済方法とを適宜変更することができる。
また、上記サービス利用判定部は、さらに上記データ通信装置が有する上記データ通信装置の設置場所を示す固有の設置番号、および/または、上記データ通信装置が上記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、上記サービス利用の可否を判定するとしてもよい。
サービス利用判定部は、上記識別番号に加えて、上記データ通信装置が有するデータ通信装置の設置場所を示す固有の設置番号、および/または、上記データ通信装置が上記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、DSRC応用サービス利用の可否を判定する。したがって、データ管理装置は、より多彩な利用可能条件の下でDSRC応用サービスの利用を管理することができる。
また、上記データ記憶部は、上記識別番号と対応付けられた送信先に係る送信先データをさらに保持し、上記サービス利用判定部における上記サービス利用の可否に係る判定結果を、上記送信先データが示す送信先に通知する判定結果通知部をさらに備えるとしてもよい。
データ記憶部は、上記識別番号と対応付けられ、サービス利用判定部におけるDSRC応用サービス利用の可否に係る判定結果などを送信するための送信先を示す送信先データを保持する。また、データ管理装置は、上記送信先データが示す送信先へサービス利用判定部におけるDSRC応用サービス利用の可否に係る判定結果を通知する判定結果通知部をさらに備える。判定結果通知部を備えることにより、上記DSRC応用サービス利用の可否に係る判定結果を、例えば、DSRC応用サービスの利用者へ通知することができ、当該DSRC応用サービスの利用者は、DSRC応用サービスの利用の可否を認知することが可能となる。
また、上記判定結果通知部は、上記サービス利用判定部が上記サービス利用が可能であると判定した場合において、上記送信先データが示す送信先に確認情報を送信する、確認情報通知手段を有し、上記サービス利用許可部は、上記確認情報に対する応答としての承認情報を受信すると上記サービス利用を許可するとしてもよい。
判定結果通知部は、サービス利用判定部が上記DSRC応用サービス利用が可能であると判定した場合において、上記送信先データが示す、例えば、DSRC応用サービスの利用者などの予め登録された送信先へ確認情報を送信する確認情報通知手段を有する。サービス利用許可部は、上記確認情報に対する応答としての承認情報を受信すると上記DSRC応用サービス利用を許可する。上記承認情報に基づいてDSRC応用サービス利用を許可するか否かを決定することにより、データ管理装置は、DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用を防止することができる。
また、上記判定結果通知部は、上記サービス利用判定部が上記サービス利用が可能ではないと判定した場合において、上記送信先データが示す送信先に警告情報を送信する、警告情報通知手段を有し、上記サービス利用許可部は、上記サービス利用判定部が上記サービス利用が可能ではないと判定した場合には上記サービス利用を不許可とするとしてもよい。
判定結果通知部は、サービス利用判定部が上記DSRC応用サービス利用が可能ではないと判定した場合において、上記送信先データが示す、例えば、DSRC応用サービスの利用申込者などの予め登録された送信先へ警告情報を送信する警告情報通知手段を有する。サービス利用許可部は、サービス利用判定部が上記DSRC応用サービス利用が可能ではないと判定した場合には、上記DSRC応用サービス利用を不許可とする。したがって、データ管理装置は、DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用を防止することができる。
また、上記決済情報を受信する少なくとも一つの決済情報処理端末と接続され、上記決済情報管理部は、少なくとも上記識別番号と、上記データ記憶部に保持された上記サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、選択的に支払者と決済方法とを特定し、上記選択された支払者と決済方法に対応する上記決済情報処理端末へ、上記決済情報を送信するとしてもよい。
上記データ管理装置は、上記決済情報を受信することが可能な少なくとも一つの決済情報処理端末と接続される。ここで、決済情報処理端末としては、例えば、実際に決済を行うクレジット会社の決済管理コンピュータなどが挙げられる。決済情報管理部は、少なくとも上記識別番号と、データ記憶部に保持された上記DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、支払者と決済方法とを特定する。そして、上記特定された支払者と決済方法とに対応する上記決済情報処理端末へ選択的に上記決済情報を送信する。したがって、上記データ管理装置は、DSRC応用サービス利用に対して多用な決済の管理を行うことができる。
また、上記決済情報管理部は、さらに上記データ通信装置が有する固有の設置番号、および/または、上記データ通信装置が上記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、選択的に支払者と決済方法とを特定し、上記選択された支払者と決済方法に対応する上記決済情報処理端末へ、上記決済情報を送信するとしてもよい。
決済情報管理部は、上記識別番号に加えて、さらに上記データ通信装置が有する固有の設置番号、および/または、上記データ通信装置が上記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、選択的に支払者と決済方法とを特定する。そして、上記特定された支払者と決済方法とに対応する上記決済情報処理端末へ選択的に上記決済情報を送信する。したがって、上記データ管理装置は、DSRC応用サービス利用に対してさらに多用な決済の管理を行うことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、サービスの提供場所で取得される車載情報処理端末が有する固有の識別番号を用いた決済に係る決済管理方法であって、サービス利用に係る利用可能条件を登録するステップと、上記サービスの提供場所から送信される上記識別番号を取得するステップと、少なくとも上記識別番号と、上記登録されたサービス利用の利用可能条件に対応するデータとに基づいて、サービス利用が可能か否かを判定するステップと、少なくとも上記サービス利用の判定結果に基づいて、上記サービス利用を許可するステップと、サービス利用が許可されたサービスが利用された場合において、少なくとも上記識別番号と、上記登録されたサービス利用の利用可能条件に対応するデータとに基づいて、上記サービス利用に係る決済情報を選択的に管理するステップとを有する決済管理方法が提供される。
かかる方法を用いることにより、多様な利用可能条件の下でDSRC応用サービスの利用を管理することができ、また、DSRC応用サービス利用が行われた場合には、DSRC応用サービス利用に係る決済情報を選択的に管理してDSRC応用サービス利用に係る支払者と決済方法とを適宜変更することができる。
また、上記サービス利用が可能か否かを判定するステップは、さらに上記サービスの提供場所の場所情報、および/または、上記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、サービス利用が可能か否かを判定するとしてもよい。
かかる方法を用いることにより、上記識別番号に加えて、さらにDSRC応用サービスの提供場所の場所情報、および/または、上記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、DSRC応用サービス利用が可能か否かが判定されるので、より多彩な利用可能条件の下でDSRC応用サービスの利用を管理することができる。
また、上記識別番号と対応付けられた送信先を登録するステップと、サービス利用が可能と判定された場合において、サービス利用の確認情報を上記登録された送信先へ送信するステップとをさらに有し、上記サービス利用を許可するステップは、上記確認情報に対する応答としての承認情報を受信すると、上記サービス利用を許可するとしてもよい。
かかる方法を用いることにより、DSRC応用サービス利用が可能と判定された場合において、予め登録された送信先である、例えば、DSRC応用サービスの利用者へDSRC応用サービス利用の確認情報を送ることができる。したがって、DSRC応用サービスの利用者はDSRC応用サービスの利用の可否を認知することができる。また、かかる方法は、上記確認情報に対する応答として、上記DSRC応用サービス利用に係る承認情報を受信した場合に上記DSRC応用サービス利用を許可するので、DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用を防止することができる。
また、上記識別番号と対応付けられた送信先を登録するステップと、サービス利用が可能ではないと判定された場合において、サービス利用が可能ではない旨の警告情報を上記登録された送信先へ送信するステップとをさらに有し、上記サービス利用を許可するステップは、上記サービス利用を不許可とするとしてもよい。
かかる方法を用いることにより、DSRC応用サービス利用が可能ではないと判定された場合において、予め登録された送信先である、例えば、DSRC応用サービスの利用申込者へDSRC応用サービスを利用できない旨の警告情報を送り、当該DSRC応用サービス利用を許可しない。したがって、かかる方法を用いることにより、DSRC応用サービスの利用申込者などDSRC応用サービスの正規の利用者は、DSRC応用サービスの利用の可否を認知することができ、また、DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用を防止することができる。
また、上記決済情報を選択的に管理するステップは、選択的に支払者と決済方法とを特定し、上記選択された支払者と決済方法に対応する決済先へ、上記決済情報を送信するとしてもよい。
かかる方法を用いることにより、少なくとも上記識別番号と、上記登録されたDSRC応用サービス利用の利用可能条件に対応するデータとに基づいて、支払者と決済方法とを特定し、特定された支払者と決済方法とに対応する決済先へ、選択的に上記決済情報を送信することができる。したがって、かかる方法を用いることにより、DSRC応用サービス利用に対して多用な決済の管理を行うことができる。
本発明によれば、DSRC応用サービスの利用において、DSRC応用サービスの利用ごとに支払者と決済方法とを選択でき、また、第三者の不正利用を防止することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る決済管理システムを含むDSRC応用サービス決済システムの概要を示すブロック図である。
図1を参照すると、DSRC応用サービス決済システムは、少なくとも決済管理システム100と、車載情報処理端末400と、情報処理端末500と、決済側情報処理装置600と、サービス提供側情報処理装置700とを有する。
また、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、DSRC応用サービスが提供される場所に設置されるデータ通信装置200と、データ管理装置300とを有する。ここで、図1では、説明の便宜上一つのデータ通信装置200しか示していないが、決済管理システム100は、データ管理装置300と、複数のデータ通信装置で構成されてもよい。また、データ通信装置200が設置される場所で提供されるDSRC応用サービスは、一つのDSRC応用サービスに限られず、二以上のDSRC応用サービスであってもよい。以下、データ通信装置200が設置される場所で提供されるDSRC応用サービスが一つである場合を仮定して説明する。なお、DSRC応用サービスとは、例えば、駐車場のサービスにおける駐車料金の自動徴収、ガソリンスタンドのサービスにおける料金の自動徴収、ドライブ・スルー方式の購買サービスにおける料金の自動徴収などが挙げられるが、上記に限られるものではない。
データ通信装置200は、少なくともサービス利用情報通信部202を備える。サービス利用情報通信部202は、車載情報処理端末400と通信を行い、車載情報処理端末400が有する固有の識別番号を取得し、また、取得した識別番号やデータ通信装置200が有する固有の設置番号、および、当該識別番号を取得した時刻情報などのDSRC応用サービス利用に係るデータ(以下、これらを総称して「サービス利用情報」という。)をデータ管理装置300へ送信する。ここで、データ通信装置200と車載情報処理端末400との通信は、例えば、DSRC方式の無線通信により行われるが、上記に限られず、データ通信装置200と車載情報処理端末400とを有線で接続して有線通信を行ってもよいし、赤外線、可視光線などを用いた光通信、もしくは、音波、超音波を用いた音響通信を用いて通信を行うこともできる。また、データ通信装置200とデータ管理装置300との通信は、例えば、ネットワーク回線(図示せず)を介して行うことができるが、上記に限られないことは、言うまでもない。
データ管理装置300は、データ通信部302と、データ記憶部304と、サービス利用判定部306と、判定結果通知部308と、サービス利用許可部314と、決済情報管理部316とを有する。データ通信部302は、データ通信装置200から送信される識別番号などのサービス利用情報を取得する。また、データ通信部302は、例えば、情報処理端末500や決済側情報処理装置600、およびサービス提供側情報処理装置700などのデータ管理装置300以外の外部装置との通信における窓口の役割を果たす。
データ記憶部304は、少なくとも、DSRC応用サービスの利用が申請された車載情報処理端末の識別番号、すなわち、当該DSRC応用サービスを利用可能な識別番号と、当該DSRC応用サービスを利用可能な識別番号に対応付けられたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータと、後述する確認情報や警告情報などを送信するための送信先を示す送信先データとを保持する。ここで、DSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとしては、例えば、DSRC応用サービスを利用可能な場所についてのデータや、DSRC応用サービスを利用可能な時間帯についてのデータ、DSRC応用サービス利用に対する支払者と決済方法とについてのデータ(以下、「決済管理データ」という。)が挙げられるが、上記に限られないことは、言うまでもない。
サービス利用判定部306は、データ通信装置200から送信された識別番号などのサービス利用情報と、データ記憶部304に保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、DSRC応用サービス利用が可能か否かを判定する。例えば、データ通信装置200から送信された識別番号が、データ記憶部304に何ら保持されていない場合には、DSRC応用サービス利用を可能とは判定しない。また、データ通信装置200から送信された識別番号が、データ記憶部304に保持されていたとしても、DSRC応用サービスが利用される場所が、DSRC応用サービス利用を許可されたサービス利用場所ではない場合、および/または、DSRC応用サービスが利用される時間帯が、DSRC応用サービス利用を許可されたサービス利用時間帯外である場合は、DSRC応用サービス利用を可能とは判定しない。
ここで、DSRC応用サービスが利用される場所に係る判定は、データ通信装置200が有する固有の設置番号と、データ記憶部304に保持されるDSRC応用サービスを利用可能な場所についてのデータとが合致するか否かに基づいて判定される。同様に、DSRC応用サービスが利用される時間に係る判定は、データ通信装置200が車載情報処理端末400から識別番号を取得した時刻情報が示す時間帯が、データ記憶部304に保持されるDSRC応用サービスを利用可能な時間帯についてのデータに含まれるか否かに基づいて判定される。ここで、上記設置番号と上記時刻情報とは、識別番号と同様にデータ通信装置200から送信される。なお、サービス利用判定部306における判定方法は、上記に限られず、例えば、さらにDSRC応用サービスの利用申込者などの正規のサービス利用者からDSRC応用サービスを利用するための承認が得られた場合に、DSRC応用サービス利用を可能と判定してもよい。
判定結果通知部308は、確認情報通知手段310と警告情報通知手段312とを有し、サービス利用判定部306におけるDSRC応用サービス利用の可否に係る判定結果を、データ記憶部304に保持された送信先データが示す送信先としての情報処理端末500へ通知する。確認情報通知手段310は、判定結果通知部308がDSRC応用サービスの利用が可能であると判定した場合において、DSRC応用サービスが利用可能である旨の報告とともにDSRC応用サービスの利用の承認を要求する確認情報を通知する。警告情報通知手段312は、判定結果通知部308がDSRC応用サービスの利用が可能ではないと判定した場合において、DSRC応用サービスの利用が要求されているが利用できない旨の警告情報を通知する。情報処理端末500へ上記確認情報、または、上記警告情報が通知されることにより、DSRC応用サービスの利用申込者などの正規のサービス利用者は、DSRC応用サービスの利用の可否を認知することができる。また、上記確認情報の通知において、DSRC応用サービスの利用の承認を要求することにより、DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用を防止することができる。
サービス利用許可部314は、サービス利用判定部306の判定結果と、情報処理端末500から送信される上記確認情報に対する応答としての承認情報とに基づいて、DSRC応用サービスの利用を許可する、あるいは、不許可とするかを制御する。例えば、サービス利用判定部306において、DSRC応用サービス利用が可能ではないと判定された場合は、当該DSRC応用サービス利用を許可しない。また、サービス利用判定部306において、DSRC応用サービス利用が可能であると判定された場合であっても、情報処理端末500から承認情報が送信されない限りは当該DSRC応用サービス利用を許可しない。また、サービス利用許可部314は、サービス利用判定部306において、DSRC応用サービス利用が可能であると判定され、かつ、情報処理端末500から承認情報が送信された場合には、当該DSRC応用サービス利用を許可する。
決済情報管理部316は、サービス利用許可部314でDSRC応用サービス利用が許可されたDSRC応用サービスが利用された場合において、データ通信装置200から送信された識別番号などのサービス利用情報と、データ記憶部304に保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、データ記憶部304に予め保持された決済管理データを選択し、当該DSRC応用サービス利用に対する決済に係る情報(以下、「決済情報」という。)を、決済側情報処理装置600やサービス提供側情報処理装置700に送信する。
例えば、データ記憶部304にDSRC応用サービスを利用可能な識別番号「12345」が保持され、当該識別番号「12345」に対してDSRC応用サービスの利用可能条件として場所「A」「B」が登録され、さらに、場所「A」で当該DSRC応用サービスが利用された場合の決済管理データ「a」と、場所「B」で当該DSRC応用サービスが利用された場合の決済管理データ「b」が登録されている場合を想定する。ここで、上記DSRC応用サービスが、場所「A」で利用された場合は、決済管理データ「a」が選択され、決済管理データ「a」が示す支払者と決算方法とに対応する決済側情報処理装置へ、決済情報が送信される。また、上記DSRC応用サービスが、場所「B」で利用された場合は、決済管理データ「b」が選択され、決済管理データ「b」が示す支払者と決算方法とに対応する決済側情報処理装置へ、決済情報が送信される。
したがって、データ記憶部304に予め複数の決済管理データを保持しておけば、データ通信装置200から送信されたサービス利用情報とデータ記憶部304に保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、複数の決済管理データの中から、DSRC応用サービスが利用された場所や時間などの条件と合致する決済管理データを選択することができるので、決済側情報処理装置600やサービス提供側情報処理装置700に送信する決済情報を適宜変更することが可能となる。
情報処理端末500には、上述したように、データ管理装置300から上記確認情報、または、上記警告情報が通知される。また、情報処理端末500は、上記確認情報に対する応答としての承認情報を送信することができる。したがって、DSRC応用サービスの正規の利用者は、例えば、DSRC応用サービスの提供を受ける場所で情報処理端末500を用いて当該DSRC応用サービスの利用を承認し、当該DSRC応用サービスを利用することができる。また、DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用が行われようとしていたとしても、正規の利用者は、上記承認情報を送信しないことにより、第三者による不正利用を防止することができる。
さらに、情報処理端末500は、データ管理装置300のデータ記憶部304に対して、例えば、DSRC応用サービスを利用可能な場所についてのデータや、DSRC応用サービスを利用可能な時間帯についてのデータ、決済管理データなどのDSRC応用サービスの利用可能条件を新規登録、変更、または、削除することができる。情報処理端末500を用いてDSRC応用サービスの利用可能条件を新規登録、変更、または、削除可能とすることにより、例えば、DSRC応用サービス利用が許可されていない場所、あるいは、時間帯にDSRC応用サービスを利用する場合(すなわち、データ記憶部304にDSRC応用サービスの利用可能条件が保持されていない場合)であっても、DSRC応用サービスの提供を実際に受ける段階でDSRC応用サービスの利用を可能とすることができる。
決済側情報処理装置600は、データ管理装置300から送信される決済情報を受信し、当該決済情報に基づいて、決済を行う。サービス提供側情報処理装置700は、データ管理装置300から送信される決済情報を受信することができる。したがって、DSRC応用サービスの提供側にも、DSRC応用サービスの利用状況を通知することが可能となる。
[本発明の実施形態に係る決済管理システムの適用例1]
本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、レンタカーを用いるDSRC応用サービス利用に適用することができる。ここで、レンタカーは不特定多数の者が使用する。つまり、車載情報処理端末ごとに支払者と決済方法とが固定される従来のシステムでは、常にレンタカーが備える車載情報処理端末により一意に決定される支払者(例えば、レンタカーの所有者)がDSRC応用サービス利用に対する支払を行わなければならない。それに対して、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、データ通信装置200から送信された識別番号などのサービス利用情報と、予め保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、支払者と決済方法とを選択することができるので、レンタカーの所有者ではない者、例えば、レンタカーを使用してDSRC応用サービスを利用した者がDSRC応用サービス利用に対する支払を行うことができる。また、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、DSRC応用サービスの利用可能条件を付すことにより、DSRC応用サービスの利用に対して制限をかけることもできるので、レンタカーの所有者が、当該レンタカーを用いたDSRC応用サービス利用を制御することもできる。
[本発明の実施形態に係る決済管理システムの適用例2]
また、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、カーシェアリング(Car Sharing)におけるDSRC応用サービス利用に適用することができる。ここで、カーシェアリングとは、1台の車(以下、「共有車」という。)を複数の人が共同で保有し利用することである。つまり、車載情報処理端末ごとに支払者と決済方法とが固定される従来のシステムでは、常に共有車が備える車載情報処理端末により一意に決定される支払者(例えば、共有車の名義人)がDSRC応用サービス利用に対する支払を行わなければならない。それに対して、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、データ通信装置200から送信された識別番号などのサービス利用情報と、予め保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、支払者と決済方法とを選択することができるので、共有車を用いてDSRC応用サービスを利用した者がDSRC応用サービス利用に対する支払を行うことができる。
[本発明の実施形態に係る決済管理システムの適用例3]
本発明の実施形態に係る決済管理システムの適用例1、2では、1台の車を多数の者が使用し、DSRC応用サービス利用に対する支払を行う支払者が多数いる例について示したが、DSRC応用サービス利用に対する支払を行う支払者が特定される場合(例えば、自家用車を用いたDSRC応用サービスの利用)にも、本発明の実施形態に係る決済管理システム100を適用することができる。車載情報処理端末ごとに支払者と決済方法とが固定される従来のシステムでは、常に車載情報処理端末により一意に決定される支払者がDSRC応用サービス利用に対する支払を行わなければならないため、例えば、車が盗難され、第三者にDSRC応用サービスが利用されたとしても、車載情報処理端末により一意に決定される支払者に対して決済が行われる。それに対して、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、データ通信装置200から送信された識別番号などのサービス利用情報と、予め保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、DSRC応用サービスの利用を制限することができるので、たとえ、車が盗難されたとしても、第三者によるDSRC応用サービスの利用を防ぐことができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、データ通信装置200から送信された識別番号などのサービス利用情報と、データ記憶部304に保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、DSRC応用サービス利用が可能か否かを判定し、かつ、情報処理端末500から承認情報が送信された場合にDSRC応用サービス利用を可能とする。したがって、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用を防止することができる。
また、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、DSRC応用サービスが利用された場合において、データ通信装置200から送信された識別番号などのサービス利用情報と、データ記憶部304に保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、データ記憶部304に予め保持された決済管理データを選択するので、DSRC応用サービスが利用された条件に応じて、DSRC応用サービス利用に対する支払者と決済方法とを適宜変更することができる。
また、本発明の実施形態に係る決済管理システム100は、情報処理端末500を用いてDSRC応用サービスの利用可能条件を新規登録、変更、または、削除可能とすることにより、DSRC応用サービスの提供を実際に受ける段階でDSRC応用サービスの利用を可能とすることもできる。
また、本発明の実施形態に係る決済管理システム100を構成する要素として、データ通信装置200を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、ETCアンテナに適用することができる。また、本発明の実施形態に係る決済管理システム100を構成する要素として、データ管理装置300を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、サーバ(server)などのコンピュータに適用することができる。
また、本発明の実施形態に係るデータ通信装置200が識別番号を取得する対象としての構成要素として、車載情報処理端末400を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、ETC車載器に適用することができる。
また、本発明の実施形態に係るデータ管理装置300に対してDSRC応用サービスの利用可能条件の新規登録、変更などが可能な構成要素として、情報処理端末500を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの携帯型通信装置、または、UMPC(Ultra Mobile Personal Computer)などの可搬型コンピュータなどに適用することができる。
携帯型通信装置や可搬型コンピュータは、携帯が容易であるため、DSRC応用サービスの利用場所で用いることも可能である。したがって、DSRC応用サービスの提供を実際に受ける段階でDSRC応用サービスの利用を可能とすることができる。
(決済管理システムに係るプログラム)
上述した本発明の実施形態に示す決済管理システム100を構成するデータ管理装置300をコンピュータとして機能させるためのプログラムにより、DSRC応用サービスの利用において、当該DSRC応用サービスの利用ごとに支払者と決済方法とを選択でき、また、第三者の不正利用を防止することが可能となる。
(決済管理方法)
次に、本発明の実施形態に係る決済管理方法について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る決済管理システム100におけるDSRC応用サービスの利用可能条件の登録方法を示す流れ図であり、また、図3は、本発明の実施形態に係る決済管理システム100を構成するデータ管理装置300における決済管理方法を示す流れ図である。
[DSRC応用サービスの利用可能条件の登録方法(図2)]
DSRC応用サービス利用に係る利用可能条件を登録する(S800)。ここで、利用可能条件としては、例えば、DSRC応用サービスを利用可能な場所についてや、DSRC応用サービスを利用可能な時間帯について、DSRC応用サービスを利用する日時について、DSRC応用サービス利用に対する支払者と決済方法とについてなどが挙げられる。
次に、DSRC応用サービス利用に係る情報を送信する送信先を登録する(S802)。ここで、DSRC応用サービス利用に係る情報としては、DSRC応用サービスが利用可能である場合に送信される、DSRC応用サービスが利用可能である旨の報告とともにDSRC応用サービスの利用の承認を要求する確認情報や、DSRC応用サービスの利用が要求されているが利用できない旨の警告情報などが挙げられる。また、送信先とは、例えば、図1における情報処理端末500などが挙げられる。
なお、図2に示すDSRC応用サービスの利用可能条件の登録方法に係る流れ図は、DSRC応用サービスを申し込む時に適用することができるが、かかる場合に限られず、DSRC応用サービスを実際に利用する時であっても適用することができる。これは、ステップS800とステップS802とでいう「登録」とは、DSRC応用サービス利用に係る利用可能条件や送信先の新規登録に限られず、変更の登録と削除の登録とも含まれるからである。また、図2では示していないが、ステップS800の利用可能条件の登録、またはステップS802の送信先の登録がなされる場合、あるいは、当該登録がなされた場合は、ステップS802で登録された送信先(または、DSRC応用サービスの利用を申請した時に登録した送信先)へ登録内容の確認情報を送信することもできる。
[データ管理装置300における決済管理方法(図3)]
まず、少なくとも車載情報端末が有する固有の識別番号を含む情報をサービスの提供場所から取得する(S900)。ここで、サービスの提供場所から取得する情報には、上記識別番号に加えて、例えば、サービス提供場所を表す設置情報や、上記識別番号がサービス提供場所で取得された時刻情報などが含まれてもよい。
ステップS900で取得した識別番号が、登録されている識別番号であるかを判定する(S902)。ここで、ステップS900で取得した識別番号が、登録されている識別番号ではない場合は、DSRC応用サービスの利用申請がなされていない状態であるので、当該DSRC応用サービスの利用を不許可とする(S918)。そして、上記DSRC応用サービスの利用が不許可とされた場合は、上記DSRC応用サービス利用に対する決済を行わないので、支払者と決済方法とに係る決済情報の送信は行わない(S920)。
ステップS900で取得した識別番号が、登録されている識別番号である場合は、ステップS900でサービスの提供場所から取得する情報と、図2のステップS800で登録された利用可能条件とに基づいて、DSRC応用サービス利用が、当該利用可能条件を満たしているかを判定する(S904)。
ステップS904において、DSRC応用サービス利用が、利用可能条件を満たしていないと判定された場合には、「当該DSRC応用サービスの利用が要求されたが、当該DSRC応用サービスを利用することができない旨の警告」を含む警告情報を、図2のステップS802で登録された送信先へ送信する(S916)。そして、上記DSRC応用サービスの利用を不許可とする(S918)。また、上記DSRC応用サービスの利用が不許可とされた場合は、上記DSRC応用サービス利用に対する決済を行わないので、支払者と決済方法とに係る決済情報の送信は行わない(S920)。ここで、DSRC応用サービス利用が利用可能条件を満たしていない場合とは、例えば、DSRC応用サービスの利用が許可されていない場所で当該DSRC応用サービスを利用しようとする場合、あるいは、DSRC応用サービスの利用が許可されていない時間帯に当該DSRC応用サービスを利用しようとする場合などが挙げられる。
ステップS904において、DSRC応用サービス利用が、利用可能条件を満たしてる場合は、「当該DSRC応用サービスが利用可能である旨の報告」とともに「当該DSRC応用サービスを利用するか否かの承認」を要求する確認情報を、図2のステップS802で登録された送信先へ送信する(S906)。
ステップS906で送信した確認情報に対する応答としての承認情報が受信されたかどうかを判定する(S908)。ここで、上記承認情報が受信されたかどうかを判定は、ステップS906で確認情報が送信されてから所定の時間内に承認情報が受信されたか否かで判定することができるが、上記に限られず、ステップS906における確認情報の送信を所定の間隔で所定の回数繰り返し、最後の確認情報が送信されてから所定の時間内までに承認情報が受信されない場合に限り、承認情報が受信されないと判定することもできる。
ステップS908において、上記承認情報が受信されない場合は、DSRC応用サービス利用をキャンセルしたものとみなして、当該DSRC応用サービスの利用を不許可とする(S918)。そして、上記DSRC応用サービスの利用が不許可とされた場合は、上記DSRC応用サービス利用に対する決済を行わないので、支払者と決済方法とに係る決済情報の送信は行わない(S920)。
ステップS908において、上記承認情報が受信された場合は、DSRC応用サービス利用を許可する(S910)。このように、上記承認情報が受信された場合に限り上記DSRC応用サービス利用を許可することにより、当該DSRC応用サービスの正規の利用者ではない第三者による不正利用を防止することができる。
ステップS910において許可されたDSRC応用サービスが利用されたか否かを判定する(S912)。ステップS912におけるDSRC応用サービスが利用されたか否かの判定は、サービスの提供場所から取得される情報により行うことができる。ここで、上記サービスの提供場所から取得される情報には、利用料金など決済に係る情報が含まれる。また、上記判定は、ステップS908における承認情報の受信の判定と同様に行うことができるが、決済に係る重大なステップであるため、所定時間内に判定できない場合は、ステップS906における確認情報の送信を再度行ってもよい。
ステップS912において、DSRC応用サービスが利用されなかったと判定された場合は、当該DSRC応用サービス利用に対する決済を行わないので、支払者と決済方法とに係る決済情報の送信は行わない(S920)。
ステップS912において、DSRC応用サービスが利用された場合は、ステップS900でサービスの提供場所から取得する情報と、図2のステップS800で登録された利用可能条件とに基づいて、支払者と決済方法とに係る決済情報を選択的に特定し、当該選択された決済情報に対応する送信先(すなわち、決済を行う側)へ、当該決済情報を送信する(S914)。
以上のステップS800〜ステップS920に示すように、本発明の実施形態に係る決済管理システム100を構成するデータ管理装置300における決済管理方法を用いることにより、DSRC応用サービスの利用において、当該DSRC応用サービスの利用ごとに支払者と決済方法とを選択でき、また、第三者の不正利用を防止することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記本発明の実施形態に係る決済管理システム100では、データ通信装置200が設置される場所で提供されるDSRC応用サービスが一つである場合を仮定したが、係る形態に限られず、データ通信装置200が設置される場所で提供されるDSRC応用サービスが二以上であってもよい。この場合、例えば、DSRC応用サービスごとに固有のサービス番号を設けることにより、データ管理装置は、利用されるDSRC応用サービスを判別することができる。したがって、上記本発明の実施形態に係る決済管理システム100と同様に、それぞれのDSRC応用サービスの利用において、それぞれのDSRC応用サービスの利用ごとに支払者と決済方法とを選択でき、また、第三者の不正利用を防止することが可能となる。
また、上記本発明の実施形態に係る決済管理システム100のデータ通信装置200は、車載情報処理端末400から取得した識別番号をデータ管理装置300へ送信したが、係る構成に限られず、例えば、車載情報処理端末から取得した識別番号をDSRC応用サービスそれぞれに対応するDSRC応用サービス用の固有の識別番号へと変換する、サービス用識別番号変換部をデータ通信装置がさらに備え、変換したDSRC応用サービス用の識別番号をデータ管理装置へ送信するとしてもよい。上記構成の場合であっても、データ管理装置は、データ通信装置から送信された識別番号などのサービス利用情報と、データ記憶部に保持されたDSRC応用サービスの利用可能条件に係るデータ(変換後の識別番号に対応)とに基づいて、DSRC応用サービスの利用ごとに支払者と決済方法とを選択でき、また、第三者の不正利用を防止することが可能となる。
また、上記本発明の実施形態に係る決済管理システム100の警告情報通知手段312は、警告情報を情報処理端末500へ通知するとしたが、係る構成に限られず、例えば、サービス提供側情報処理装置700や警備会社が有する情報処理装置にも、上記警告情報を通知するとしてもよい。かかる構成の場合であっても、サービス提供側や警備会社側が第三者によるDSRC応用サービスの不正利用をより発見しやすくなることにより、第三者の不正利用を防止することが可能となる。
上述した構成は、当業者が容易に変更し得る程度のことであり、本発明の等価範囲に属するものと理解すべきである。
本発明の実施形態に係る決済管理システムを含むDSRC応用サービスシステムの概要を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る決済管理システムにおけるDSRC応用サービスの利用可能条件の登録方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態に係る決済管理システムを構成するデータ管理装置における決済管理方法を示す流れ図である。
符号の説明
100 決済管理システム
200 データ通信装置
202 サービス利用情報通信部
300 データ管理装置
302 データ通信部
304 データ記憶部
306 サービス利用判定部
308 判定結果通知部
310 確認情報通知手段
312 警告情報通知手段
314 サービス利用許可部
316 決済情報管理部
400 車載情報処理端末
500 情報処理端末
600 決済側情報処理装置
700 サービス提供側情報処理装置

Claims (18)

  1. サービスが提供される場所に設置されるデータ通信装置と、前記データ通信装置と接続されるデータ管理装置とを有する決済管理システムであって:
    前記データ通信装置は、
    車載情報処理端末が有する固定の識別番号を取得し、少なくとも取得した前記識別番号を前記データ管理装置に送信するサービス利用情報通信部を備え、
    前記データ管理装置は、
    少なくとも前記識別番号を受信するデータ通信部と;
    前記識別番号と対応付けられたサービスの利用可能条件に係るデータを保持するデータ記憶部と;
    少なくとも前記識別番号と、前記データ記憶部に保持された前記サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、サービス利用が可能か否かを判定するサービス利用判定部と;
    少なくとも前記サービス利用判定部の判定結果に基づいて、前記サービス利用を許可するサービス利用許可部と;
    前記サービス利用許可部でサービス利用が許可されたサービスが利用された場合において、少なくとも前記識別番号と、前記データ記憶部に保持された前記サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、前記サービス利用に係る決済情報を選択的に管理する決済情報管理部と;
    を備えることを特徴とする、決済管理システム。
  2. 前記データ通信装置は、設置場所を示す固有の設置番号、および/または、前記識別番号を取得した時刻情報とをさらに前記データ管理装置に送信し、
    前記サービス利用判定部は、さらに前記設置番号、および/または、前記時刻情報に基づいて、前記サービス利用の可否を判定することを特徴とする、請求項1に記載の決済管理システム。
  3. 前記データ通信装置は、設置場所を示す固有の設置番号、および/または、前記識別番号を取得した時刻情報とをさらに前記データ管理装置に送信し、
    前記決済情報管理部は、さらに前記設置番号、および/または、前記時刻情報に基づいて、選択的に支払者と決済方法とを特定することを特徴とする、請求項1に記載の決済管理システム。
  4. 前記識別番号と対応付けられたサービスの利用可能条件に係るデータを前記データ記憶部に登録することが可能な、情報処理端末をさらに有することを特徴とする、請求項1、または請求項2に記載の決済管理システム。
  5. 前記データ管理装置は、前記サービス利用判定部における前記サービス利用の可否に係る判定結果を、少なくとも前記情報処理端末に通知する判定結果通知部をさらに有することを特徴とする、請求項4に記載の決済管理システム。
  6. 前記情報処理端末は、携帯型通信装置であることを特徴とする、請求項4、または請求項5に記載の決済管理システム。
  7. 車載情報処理端末が有する固定の識別番号を取得するデータ通信装置と接続され、
    少なくとも前記識別番号を受信するデータ通信部と;
    前記識別番号と対応付けられたサービスの利用可能条件に係るデータを保持するデータ記憶部と;
    少なくとも前記識別番号と、前記データ記憶部に保持された前記サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、サービス利用が可能か否かを判定するサービス利用判定部と;
    少なくとも前記サービス利用判定部の判定結果に基づいて、前記サービス利用を許可するサービス利用許可部と;
    前記サービス利用許可部でサービス利用が許可されたサービスが利用された場合において、前記サービス利用に係る決済情報を選択的に管理する決済情報管理部と;
    を備えることを特徴とする、データ管理装置。
  8. 前記サービス利用判定部は、さらに前記データ通信装置が有する前記データ通信装置の設置場所を示す固有の設置番号、および/または、前記データ通信装置が前記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、前記サービス利用の可否を判定することを特徴とする、請求項7に記載のデータ管理装置。
  9. 前記データ記憶部は、前記識別番号と対応付けられた送信先に係る送信先データをさらに保持し、
    前記サービス利用判定部における前記サービス利用の可否に係る判定結果を、前記送信先データが示す送信先に通知する判定結果通知部をさらに備えることを特徴とする、請求項7、または請求項8に記載のデータ管理装置。
  10. 前記判定結果通知部は、前記サービス利用判定部が前記サービス利用が可能であると判定した場合において、前記送信先データが示す送信先に確認情報を送信する、確認情報通知手段を有し、
    前記サービス利用許可部は、前記確認情報に対する応答としての承認情報を受信すると前記サービス利用を許可することを特徴とする、請求項9に記載のデータ管理装置。
  11. 前記判定結果通知部は、前記サービス利用判定部が前記サービス利用が可能ではないと判定した場合において、前記送信先データが示す送信先に警告情報を送信する、警告情報通知手段を有し、
    前記サービス利用許可部は、前記サービス利用判定部が前記サービス利用が可能ではないと判定した場合には前記サービス利用を不許可とすることを特徴とする、請求項9に記載のデータ管理装置。
  12. 前記決済情報を受信する少なくとも一つの決済情報処理端末と接続され、
    前記決済情報管理部は、少なくとも前記識別番号と、前記データ記憶部に保持された前記サービスの利用可能条件に係るデータとに基づいて、選択的に支払者と決済方法とを特定し、前記選択された支払者と決済方法に対応する前記決済情報処理端末へ、前記決済情報を送信することを特徴とする、請求項7に記載のデータ管理装置。
  13. 前記決済情報管理部は、さらに前記データ通信装置が有する固有の設置番号、および/または、前記データ通信装置が前記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、選択的に支払者と決済方法とを特定し、前記選択された支払者と決済方法に対応する前記決済情報処理端末へ、前記決済情報を送信することを特徴とする、請求項12に記載のデータ管理装置。
  14. サービスの提供場所で取得される車載情報処理端末が有する固有の識別番号を用いた決済に係る決済管理方法であって:
    サービス利用に係る利用可能条件を登録するステップと;
    前記サービスの提供場所から送信される前記識別番号を取得するステップと;
    少なくとも前記識別番号と、前記登録されたサービス利用の利用可能条件に対応するデータとに基づいて、サービス利用が可能か否かを判定するステップと;
    少なくとも前記サービス利用の判定結果に基づいて、前記サービス利用を許可するステップと;
    サービス利用が許可されたサービスが利用された場合において、少なくとも前記識別番号と、前記登録されたサービス利用の利用可能条件に対応するデータとに基づいて、前記サービス利用に係る決済情報を選択的に管理するステップと;
    を有することを特徴とする、決済管理方法。
  15. 前記サービス利用が可能か否かを判定するステップは、さらに前記サービスの提供場所の場所情報、および/または、前記識別番号を取得した時刻情報に基づいて、サービス利用が可能か否かを判定することを特徴とする、請求項14に記載の決済管理方法。
  16. 前記識別番号と対応付けられた送信先を登録するステップと;
    サービス利用が可能と判定された場合において、サービス利用の確認情報を前記登録された送信先へ送信するステップと;
    をさらに有し、
    前記サービス利用を許可するステップは、前記確認情報に対する応答としての承認情報を受信すると、前記サービス利用を許可することを特徴とする、請求項14、または請求項15に記載の決済管理方法。
  17. 前記識別番号と対応付けられた送信先を登録するステップと;
    サービス利用が可能ではないと判定された場合において、サービス利用が可能ではない旨の警告情報を前記登録された送信先へ送信するステップと;
    をさらに有し、
    前記サービス利用を許可するステップは、前記サービス利用を不許可とすることを特徴とする、請求項14、または請求項15に記載の決済管理方法。
  18. 前記決済情報を選択的に管理するステップは、選択的に支払者と決済方法とを特定し、前記選択された支払者と決済方法に対応する決済先へ、前記決済情報を送信することを特徴とする、請求項14に記載の決済管理方法。

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