JP2008065230A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008065230A
JP2008065230A JP2006245362A JP2006245362A JP2008065230A JP 2008065230 A JP2008065230 A JP 2008065230A JP 2006245362 A JP2006245362 A JP 2006245362A JP 2006245362 A JP2006245362 A JP 2006245362A JP 2008065230 A JP2008065230 A JP 2008065230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary transfer
cleaning
roller
intermediate transfer
transfer roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006245362A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Koiso
順一 小磯
Hiroshi Toyoda
宏 十代田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006245362A priority Critical patent/JP2008065230A/ja
Publication of JP2008065230A publication Critical patent/JP2008065230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成で、永久歪みを起こさず長時間安定した性能を持続できる、クリーニング手段や滑剤塗布手段や二次転写ローラを装着したクリーニング性能の高い二次転写装置を提供する。
【解決手段】無端ベルト状中間中間転写体上の一次転写トナー像を記録媒体上に転写させる二次転写装置には、前記二次転写ローラとクリーニングブレードを取り付けたクリーニング手段と滑剤ブラシローラを装着した滑剤塗布手段とが設けられ、二次転写の終了と共に、前記二次転写ローラを当接解除位置に移動させて、前記二次転写ローラが前記無端ベルト状中間転写体から離間し、滑剤塗布ブラシローラ及びクリーニングブレードの当接部も二次転写ローラから離間される構造にし、各部材を長期間安定して持続可能なものにする。
【選択図】図2

Description

本発明は二次転写装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成部の中間転写体として、バックアップローラに巻回された無端ベルト状中間転写体が用いられている。そして該無端ベルト状中間転写体上に形成されたカラー画像等の一次転写トナー像を、該無端ベルト状中間転写体及びそれに同期して搬送されてくる記録媒体を介して前記バックアップローラに押圧する二次転写ローラによって前記記録媒体上に転写する二次転写装置が一般に知られている。このような二次転写装置については、特許文献1、特許文献2に示すように、画像開始から二次転写終了までは二次転写ローラをバックアップローラに押圧しているが、二次転写終了後は、バックアップローラに巻回された無端ベルト状中間転写体から二次転写ローラを離間させて、二次転写ローラから無端ベルト状中間転写体へのトナーの逆付着を避けるようにすると共に、クリーニング部も二次転写ローラから離間したり接触を緩めるようにしてクリーニング部の変形防止と、それによるクリーニング部の耐久性向上を図ることが記載されている。
即ち、特許文献1においては、二次転写ローラは支点の周りに回動し、バネで付勢されたブラケット上に取り付けられて、バックアップローラを押圧している状態から、各部材にそれぞれ必要な接触とその解除を行う位置制御を、複雑な形状のカムを回転して、前記バネに抗して、バックアップローラに巻回された無端ベルト状中間転写体から二次転写ローラを離間させている。即ち、二次転写ローラをクリーニングした後、更にカムを回転させることにより、二次転写ローラに接触しているクリーニング部であるクリーニングローラの接触解除も行わせている。しかし、カムのタイミングの取り方に関する構造が大変複雑で、作動安定性やコスト性も良くない。
また、特許文献2においては、二次転写ローラが無端ベルト状中間転写体から離間された後で、接触型のクリーナが圧接状態が弱められる方向へ退避させるようにした複雑な構造と駆動手段が採られている。
そしてこのような複雑な構成によって、クリーニング部のクリーニングブレードやブラシローラが二次転写ローラに押圧されたままにしたとき、異常変形を起こして、クリーニング不良になるのを回避している。
特開2001−356619号公報 特開平11−161050号公報
本発明は、二次転写ローラを中間転写体からの離間させると共に、二次転写ローラのクリーニング部も該二次転写ローラから離間させる手段を、その構造を複雑にすることなく、低コストで簡単な構成で安定確実に作動させることのできる二次転写装置を備えた画像形成装置を提供することを課題目的にする。
この目的は次の技術手段1〜3の何れかによって達成される。
1.像担持体上に形成されたトナー像の転写を受け該トナー像を二次転写位置に搬送する中間転写体と、該二次転写位置で前記中間転写体の上のトナー像を記録媒体上に二次転写する二次転写装置を備えた画像形成装置において、
前記二次転写装置は、前記中間転写体と当接して前記中間転写体の上のトナー像を前記記録媒体上に二次転写する二次転写ローラと、該二次転写ローラを前記中間転写体に当接する位置及び該中間転写体から離間する位置の間を移動させる移動手段と、前記二次転写ローラの表面をクリーニングするクリーニング部及び該クリーニング部を保持するクリーニング保持部からなるクリーニング手段と、前記クリーニング部を前記二次転写ローラの表面に押し付ける方向に付勢する第1の付勢手段とを備えるものであって、
前記クリーニング保持部が画像形成装置本体フレームに回動可能に固定されており、
前記移動手段により、前記二次転写ローラが前記中間転写体から離間する位置に移動させられたとき、前記第1の付勢手段に抗して前記クリーニング保持部の回動が停止され、前記クリーニング部が前記二次転写ローラから離間するように、前記クリーニング保持部が突き当たる突き当て部材を設けた、
ことを特徴とする画像形成装置。
2.前記二次転写装置には、前記二次転写ローラの表面に滑剤塗布を行う滑剤塗布手段が設けられ、前記中間転写体の上のトナー像を前記記録媒体上に二次転写する間、前記移動手段により、前記二次転写ローラが前記中間転写体及び前記クリーニング部に当接し、且つ、前記滑剤塗布手段の滑剤塗布ブラシローラに当接する位置にあることを特徴とする1項に記載の画像形成装置。
3.前記移動手段は、前記画像形成装置本体フレームに設けた支点の廻りに回動する揺動レバーと、該揺動レバーに設けた前記二次転写ローラが、前記中間転写体に当接する位置に前記揺動レバーを付勢する第2の付勢手段と、該第2の付勢手段に抗して前記二次転写ローラを該中間転写体から離間する方向に前記揺動レバーを移動させる駆動手段とから構成されていることを特徴とする1項または2項に記載の画像形成装置。
本発明により、二次転写ローラが無端ベルト状中間転写体から離間するとき、ほぼ同時にクリーニング部も二次転写ローラから離間するようにした構成を、二次転写ローラのみを移動させる簡単な構造で確実に達成し、クリーニング部の変形も抑制されて、安定したムラのない円滑な回転がなされ、クリーニング部の先端エッジのトナー剥離効率も安定し長寿命化され、クリーニング不良が防止できる二次転写装置が提供できるようになった。
本発明の実施の形態を説明するが、以下の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
先ず、二次転写装置70が装着されている本発明の画像形成装置としてカラー電子写真用の画像形成装置GSについて、図1を用いてその概略を説明する。
この画像形成装置GSは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、中間転写体の移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒色の各カラートナー像を形成する画像形成ユニットを配置し、各画像形成ユニットの像担持体上に形成したカラートナー像を中間転写体上に多重転写して重ね合わせた後、記録媒体上に一括転写するものである。
図において、画像形成装置GSの上部を占める位置に配設される画像読取装置SC上に載置された原稿画像が光学系により走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれ、ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込手段としての露光光学系3に画像データ信号を送る。
中間転写体としてはドラム式のものや無端ベルト式のものがあり、何れも同じような機能を有するものであるが、以下の説明においては中間転写体としては無端ベルト状式中間転写体6を指すことにする。
また図において、無端ベルト状中間転写体6の周縁部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)の各色毎の画像形成用として4組のプロセスユニット100がカラートナー像の形成手段として、図の矢印で示す鉛直方向の中間転写ベルト6の回転方向に対して、中間転写ベルト6に沿って垂直方向に縦列配置され、Y、M、C、Kの順に配置されている。
4組のプロセスユニット100は何れも共通した構造であり、それぞれ、像担持体である感光体ドラム1と、帯電手段としての帯電器2と、画像書込手段としての露光光学系3と、現像装置4と、像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置190とからなっている。
像担持体である感光体ドラム1は、例えば外径が40〜100mm程度のアルミニウム等の金属性の部材によって形成される円筒状の基体の外周に、感光体層厚として層厚(膜厚)20〜40μm程度の有機感光体層(OPC)の光導電層を形成したものである。感光体ドラム1は、図示しない駆動源からの動力により、導電層を接地された状態で矢印で示す方向に、例えば80〜280mm/s程度で、好ましくは220mm/sの線速度で回転される。
感光体ドラム1の周りには、帯電手段としての帯電器2、画像書込手段としての露光光学系3、現像装置4を1組とした画像形成部が、図の矢印にて示す感光体ドラム1の回転方向に対して配置される。
帯電手段としての帯電器2は、感光体ドラム1の回転軸に平行な方向で感光体ドラム1と対峙し近接して取り付けられる。帯電器2は、感光体ドラム1の有機感光体層に対し所定の電位を与えるコロナ放電電極としての放電ワイヤを備え、トナーと同極性のコロナ放電によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム1に対し一様な電位を与える。
画像書込手段である露光光学系3は、不図示の半導体レーザ(LD)光源から発光されるレーザ光を、回転多面鏡(符号なし)により主走査方向に回転走査し、fθレンズ(符号なし)、反射ミラー(符号なし)等を経て感光体ドラム1上を画像信号に対応する電気信号による露光(画像書込)を行い、感光体ドラム1の表面の感光体層に原稿画像に対応する静電潜像を形成する。
現像手段としての現像装置4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性に帯電されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)若しくは黒色(K)の各色の2成分現像剤をそれぞれ収容し、例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像剤担持体である現像ローラ4aを備えている。現像ローラ4aは、突き当てコロ(不図示)により感光体ドラム1と所定の間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保たれ、感光体ドラム1の回転方向と同方向に回転するようになっており、現像時、現像ローラ4aに対してトナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直流電圧或いは直流電圧に交流電圧を重畳する現像バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1上の露光部に対して反転現像が行われる。当該反転現像に使用される現像剤(トナー)としてはスチレンアクリル重合トナーが用いられる。
無端ベルト状中間転写体6は、体積抵抗率が1.0×107〜1.0×109Ω・cm程度で、表面抵抗率が1.0×1010〜1.0×1012Ω/□程度の半導電性の無端状(シームレス)の樹脂ベルト部材が用いられ、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した厚さ0.05〜0.5mmの半導電性の樹脂フィルム基体である。無端ベルト状中間転写体6の基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。無端ベルト状中間転写体6はテンションローラ6a及び二次転写ローラと対峙するバックアップローラ6Bを含む複数のローラ部材により巻回され、鉛直方向に回動可能に支持されている。中間転写体としてはドラム状のものを用いることも可能である。
各色毎の一次転写手段としての一次転写ローラ7は、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴムを用いたローラ状の導電性部材からなり、無端ベルト状中間転写6を挟んで各色毎の感光体ドラム1に対向して設けられ、無端ベルト状中間転写6の背面を押圧して感光体ドラム1との間に転写域を形成する。一次転写ローラ7には定電流制御によりトナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流定電流が印加され、転写域に形成される転写電界によって、感光体ドラム1上のトナー像が無端ベルト状中間転写体6上に転写される。
画像形成工程(画像形成プロセス)について以下に説明する。
画像記録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動によりYの感光体ドラム1が図の矢印で示す方向へ回転され、Yの帯電器2によってYの感光体ドラム1に電位が付与される。Yの感光体ドラム1は電位を付与された後、Yの露光光学系3によって第1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、Yの感光体ドラム1上にイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像が形成される。この潜像はYの現像装置4により反転現像され、Yの感光体ドラム1上にイエロー(Y)のトナーからなるトナー像が形成される。Yの感光体ドラム1上に形成されたYのトナー像は一次転写手段としての一次転写ローラ7により無端ベルト状中間転写体6上に転写される。
次いで、Mの帯電器2によってMの感光体ドラム1に電位が付与される。Mの感光体ドラム1は電位を付与された後、Mの露光光学系3によって第1の色信号すなわちMの画像データに対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、Mの感光体ドラム1上にマゼンタ(M)の画像に対応する静電潜像が形成される。この潜像はMの現像装置4により反転現像され、Mの感光体ドラム1上にマゼンタ(M)のトナーからなるトナー像が形成される。Mの感光体ドラム1上に形成されたMのトナー像は、一次転写手段としての一次転写ローラ7によりYのトナー像に重ね合わせて無端ベルト状上中間転写体6上に転写される。
同様のプロセスにより、Cの感光体ドラム1上に形成されたシアン(C)のトナーからなるトナー像と、Kの感光体ドラム1上に形成された黒色(K)のトナーからなるトナー像が順次無端ベルト状中間転写体6上に重ね合わせて形成され、無端ベルト状中間転写体6の周面上に、Y、M、C及びKのトナーからなる重ね合わせのカラートナー像が形成される。
転写後のそれぞれの感光体ドラム1の周面上に残ったトナーは感光体クリーニング装置190によりクリーニングされる。
一方、給紙カセット20A、20B、20C内に収容された記録紙としての記録媒体Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送路22上を搬送ローラ22B、22C、22Dによって搬送され、レジストローラ23を経て、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される二次転写手段としての二次転写ローラ7Aに搬送され、二次転写ローラ7Aの転写域において、無端ベルト状中間転写体6上に形成された重ね合わせのカラートナー像(カラー画像)が記録媒体P上に一括して転写される。
カラー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置17の加熱ローラ17aと加圧ローラ17bとにより形成される定着ニップ部NAにおいて加熱加圧されて定着され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
以上は記録媒体Pの片側である第1面への画像形成を行う状態を説明したものであるが、両面複写の場合は、排紙切換部材26が切り替わり、シート案内部26Aが開放され、記録媒体Pは破線矢印の方向に搬送される。
更に、搬送機構27Aにより記録媒体Pは下方の搬送路27Bに搬送され、シート反転部27Cによりスイッチバックさせられ、分岐部27Dで搬送路を切り換え、今までの記録媒体Pの後端部は先端部となって両面複写用給紙ユニット130内に搬送される。
記録媒体Pは両面複写用給紙ユニット130に設けられた搬送ガイド131を給紙方向に移動し、給紙ローラ132で記録媒体Pは再給紙され、前記搬送路22に案内される。
そして再び、上述したように二次転写ローラ7Aの方向に記録媒体Pが搬送され、記録媒体Pの裏面である第2面にトナー画像を転写し、定着装置17で定着した後、排紙トレイ25上に排紙する。
また、二次転写手段としての二次転写ローラ7Aにより記録媒体P上にカラー画像が転写された後、記録媒体Pを曲率分離した無端ベルト状中間転写体6は、中間転写体クリーニング手段としての中間転写体クリーニング装置190aにより残留トナーが除去される。
さて、感光体ドラム1や無端ベルト状中間転写体6のクリーニング手段190、190Aの他に、良質の画像を保持するには、二次転写ローラ7Aのクリーニング手段を設けて清掃する必要がある。このようなクリーニング手段71を設けた本発明の画像形成装置GSに装着した二次転写装置70について、図2の二次転写装置の側断面図を用いて次に説明する。(a)は二次転写ローラ7Aが無端ベルト状中間転写体6を介して、バックアップローラ6Bに、また、クリーニングブレードが二次転写ローラ7Aに、共に圧着された状態であり(b)は二次転写ローラ及びクリーニングブレードが共に圧着解除離間された状態である。
本発明においては、クリーニング部73Bとして、図2(a)、(b)に示すようにクリーニングブレード73B1又は図3(a)、(b)に示すようにブラシローラ73B2を用いることができるが、以下の説明では先ず、クリーニングブレード73B1を用いたものについて説明する。
前記二次転写装置70は、前記中間転写体と当接して前記中間転写体としての無端ベルト状中間転写体6上のトナー像を前記記録媒体P上に二次転写する二次転写ローラ7Aと、該二次転写ローラ7Aを前記無端ベルト状中間転写体7Aに当接する位置及び該無端ベルト状中間転写体7Aから離間する位置の間を移動させる後述する移動手段84と、前記二次転写ローラ7Aの表面をクリーニングするクリーニング部としてのクリーニングブレード73B1を保持するクリーニング保持部73Hからなるクリーニング手段71と、前記クリーニング部73Bを前記二次転写ローラ7Aの表面に押し付ける方向に付勢する第1の付勢手段74とを備えるものである。
前記クリーニング手段71は、前記二次転写ローラ7Aに対し前記クリーニングブレード73B1が当接/離間可能となるように前記クリーニング保持部73Hが画像形成装置本体フレームGHに回動可能に固定されている。
前記無端ベルト状中間転写体6上のトナー像を前記記録媒体P上に二次転写する間、前記移動手段84により、前記二次転写ローラ7Aは、前記無端ベルト状中間転写体6に当接する位置で、且つ、前記クリーニングブレード73B1に当接する位置に配置されている。
前記移動手段84により、前記二次転写ローラ7Aが前記無端ベルト状中間転写体6から離間する位置に移動させられたとき、前記クリーニングブレード73B1が該二次転写ローラ7Aに当接しないようにしてある。また、前記第1の付勢手段74に抗して前記クリーニング手段73の回動を停止させる手段として、前記クリーニング保持部73Hが突き当たる突き当て部材GHTが画像形成装置本体フレームGHに設けられている。
前記二次転写装置70には、前記二次転写ローラ7Aとそのクリーニング手段71及び滑剤塗布手段75が設けられている。この滑剤塗布手段75は、ステアリン酸亜鉛等の滑剤を二次転写ローラ7Aの表面に塗布して円滑なクリーニングを補助する手段であり、これを設けることを必ずしも必要とはしないが、本実施の形態においてはこれを設けた場合について説明する。前記クリーニング手段71におけるクリーニングブレード73B1を取り付けたクリーニング保持部73Hの回動支軸73Cと該クリーニング保持部73Hに一端を掛けられた第1の付勢手段74のバネ74Sの他端の固定ピン74Pと、前記滑剤塗布手段75における滑剤ブラシローラ75Rの回転軸75C及びその滑剤供給部75Sとの各取付位置が、前記二次転写装置70の画像形成装置本体フレームGHに固定されている。そして二次転写の終了と共に、前記二次転写ローラ7Aの回転軸7Cを当接解除位置に移動することにより、前記二次転写ローラ7Aが前記バックアップローラ6B及びそれに巻回された前記無端ベルト状中間転写体6から離間し、滑剤塗布ブラシローラ75R及びクリーニングブレード73B1の当接部も二次転写ローラ7Aから離間される構造にしてある。
尚、滑剤塗布ブラシローラの構造は、クリーニング部のブラシローラ73B2の構造にほぼ同じである。
前記二次転写ローラ7Aが離間のために移動するとき、前記無端ベルト状中間転写体6及び滑剤塗布ブラシローラ75Rから離間すると共に、前記クリーニングブレード73B1の前記二次転写ローラ7Aからの離間は、クリーニングブレード73B1が前記クリーニング保持部73Hに保持されて前記バネ74Sによって二次転写ローラ7Aに当接したまま、前記回動支軸73Cの周りに回動して、前記クリーニング保持部73Hの一部(例えば下端部73D)が前記画像形成装置本体フレームGHに設けられたストッパとしての突当部材GHTに突き当たることにより、クリーニングブレード73B1の先端部73Tの動きも停止して、更に尚も、二次転写ローラ7Aが移動して離間を完了して停止することにより達成される。
前記二次転写ローラ7Aの移動は、その回転軸7Cが一端に取り付けられた揺動レバー79Lを、その他端の揺動中心が前記画像形成装置本体フレームGHに取り付けられた揺動軸79Cの周りに回動して往復動させることによって行われる。
前記二次転写ローラ7Aの前記無端ベルト状中間転写体6及び滑剤塗布ブラシローラ75Rへの当接及び離間を行う移動手段は、図4に示すように、前記揺動レバー79Lに対して作用させるバネ79Sの付勢による第2の付勢手段79と、前記バネ79Sの付勢に抗してモータ79Mで駆動される偏心カム79Dを前記揺動レバー79Lに当てて該揺動レバー79Lを動かす駆動手段とによって行われる。
このように、動力としては、二次転写ローラ7Aのみを移動させる簡単な構造で、クリーニングブレード73B1や滑剤塗布ブラシローラ75Rの変形が抑制されて、安定したムラのない円滑な回転がなされ、クリーニングブレード73B1の先端エッジのトナー剥離効率も安定し長寿命化され、クリーニング不良やその原因となることもある滑剤塗布不良が防止できる二次転写装置を装着した画像形成装置が提供できるようになった。
前記二次転写装置70にはカバーボックス72が被せられ、該カバーボックス72は画像形成装置本体フレームGHに一体に取り付けられていて、掻き落とされたトナーが集められる廃トナー収容部77Aが設けられている。
また、スクリューコンベア77はクリーニングブレード73Bで掻き落とされたトナーを前記廃トナー収容部77Aから排出する部材であり、シート78は廃トナー収容部を区切る膜である。
さて、クリーニングブレード73B1を二次転写ローラ7Aに対して、一定の圧着力で圧着をしたままにした場合と、本発明の実施の形態で示したように、クリーニングブレード73B1を二次転写ローラ7Aに対して圧着と解除を繰り返し行う場合とで、クリーニングブレード73B1の撓み量の測定テストを行った。
図2に示すような二次転写装置を用い、温度10℃、湿度20%即ち、低温、低湿の環境条件下で行った。
図2において、クリーニングブレード73B1は、その材質がウレタンゴムで、自由長が9mm、厚さ2mm、幅(二次転写ローラ7Aの軸方向の長さ)347mmであり、バネ74Sのバネ力が18.3N/mであり、先端部が二次転写ローラに当接する力は13.7N/mにしてある。
実験の結果はそれぞれ図5と図6のグラフのようになった。
図5のグラフから分かるように、放置日数5日でクリーニングブレードを取り外して先端部の撓み量を測定すると0.1mmの撓みが起こったままになり、そのクリーニングブレードを測定後、直ちに元の圧着位置に戻してさらに5日後(通算10日)に同様の測定を行った結果は0.2mmの撓みが起こったままになり、同様に通算15、20、30、40日のテストを行い、それぞれ0.3、0.4、0.5mmの撓みが起こったままの結果を得た。そして30日目からは0.5mmに収斂して以後変化しない状態であるという結果になった。
一方、図6のグラフから分かるように、1日置きの圧着と解除の繰り返しテストで、1日圧着した後、圧着を解除してクリーニングブレードの撓み量を測定した結果は約0.02mmになり、2日目に圧着を解除したまま終日放置すると撓みは回復して0になり、3日目に再び終日圧着した後、圧着を解除してクリーニングブレードの撓み量を測定した結果は約0.03mmになり、4日目に圧着を解除したまま終日放置すると撓みはかなり回復して0.01mmになり、5日目に再び終日圧着した後、圧着を解除してクリーニングブレードの撓み量を測定した結果は約0.03mmになり、6日目に圧着を解除したまま終日放置すると撓みは大きく回復して0となった。このようにかなり大きな回復効果が得られ、クリーニング性能及び耐久性共に格段に向上することが分かる。
このように図5の結果が示すように、クリーニングブレードの圧着を解除しないままにすると、クリーニングブレードの撓みが起こったままになり復帰力が低下してしまう。撓みが復帰しないと、図7(a)に示すようにクリーニングブレード73B1の先端部73Tのエッジ部が二次転写ローラに当接することなく、腹当たりの状態で当接することになり、清掃効果が著しく激減し、清掃不良を起こしてしまうことになる。このような現象は低温、低湿の環境条件のときに著しく、それ以外の環境条件においても程度の差があれ、同じ傾向を示している。
しかし、図6の結果に示すように、二次転写終了後に圧着を解除するようにして、画像形成毎に当接と当接解除を繰り返す方策を採るときは、クリーニングブレードの先端部73Tの回復は常に正常に行われ、エッジ部が二次転写ローラに安定して当接し、腹当たりの状態で当接することは全く無くなり、清掃不良を起こすことが無く、常に安定確実な清掃が行われる。
以上、クリーニング部としてクリーニングブレード73B1について述べたが、図3(a)、(b)の側面図に示すようなクリーニングブラシローラ73B2を用いる場合にも、クリーニングブレード73B1を用いた場合とほぼ同様な結果が得られた。但し、この場合、ストッパピン73Sを置いて、ブラシローラ73B2と二次転写ローラ7Aとの当接があまり深くならないようにすることが必要となる。そして、ブラシローラ73B2の圧着を解除しないままにすると、ブラシの撓みが起こったままになり復帰力が低下してしまう。撓みが復帰しないと、図7(b)に示すようにクリーニングブラシローラ73B2の先端部が二次転写ローラに対して寝てしまいほぼ腹当たりの状態で当接が弱くなり、清掃効果が著しくそがれる。
尚、滑剤塗布ブラシローラ75Rの構造は、クリーニング部73Bのクリーニングブラシローラ73B2の構造にほぼ同じである。そして本発明によって、滑剤塗布ブラシローラ73B2の変形も抑止され、安定したムラのない円滑な回転と滑剤塗布が得られ、二次転写ローラ7Aに対する滑剤塗布不良やクリーニング不良が防止でき滑剤塗布ブラシローラ75Rの高い寿命効果が達成される。
本発明にかかわる二次転写装置を備えたカラー画像形成装置の一実施の形態の要部断面構成図である。 本発明にかかわる二次転写装置の側断面図であり、(a)は二次転写ローラに滑剤塗布ブラシローラ、滑剤塗布ブラシローラ及びクリーニングブレードが共に圧着された状態であり(b)は二次転写ローラ、滑剤塗布ブラシローラ及びクリーニングブレードが共に圧着解除離間された状態である。 本発明にかかわる二次転写装置の別の実施の形態の一部を示す側断面図であり、(a)は二次転写ローラにクリーニング部のクリーニングブレードの代わりにクリーニングブラシローラを用い、それが二次転写ローラに当接された状態を、(b)は当接解除離間された状態を示す。 クリーニングローラの移動手段を示す側面図である。 クリーニングブレードを二次転写ローラに対して、一定の圧着力で圧着して放置した場合におけるクリーニングブレードの撓みの状態を示すグラフである。 クリーニングブレードを二次転写ローラに対して圧着と解除を繰り返し行った場合におけるクリーニングブレードの撓みの状態を示すグラフである。 (a)はクリーニングブレードの先端部に撓みが起こり、回復がされないで腹当たりする状態を示す側面図であり、(b)はクリーニングブラシローラ及び滑剤塗布ブラシローラの端部が寝かされた状態を示す側面図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電器
3 露光光学系
4 現像装置
4a 現像ローラ
6 無端ベルト状中間転写体
6B バックアップローラ
7 一次転写ローラ
7A 二次転写ローラ
7C 回転軸
17 定着装置
70 二次転写装置
71 クリーニング手段
72 カバーボックス
73B クリーニング部
73B1 クリーニングブレード
73B2 クリーニングブラシローラ
73C 回動中心
73D 下端部
73H クリーニング保持部
73T 先端部
74 第1の付勢手段
74S バネ
74P 固定ピン
75 滑剤塗布手段
75C 回転軸
75R 滑剤塗布ブラシローラ
75S 滑剤供給部
79 第2の付勢手段
79C 揺動支軸
79D 偏心カム
79L 揺動レバー
79M モータ
79S バネ
GH 画像形成装置本体フレーム
GHT 突当部材

Claims (3)

  1. 像担持体上に形成されたトナー像の転写を受け該トナー像を二次転写位置に搬送する中間転写体と、該二次転写位置で前記中間転写体の上のトナー像を記録媒体上に二次転写する二次転写装置を備えた画像形成装置において、
    前記二次転写装置は、前記中間転写体と当接して前記中間転写体の上のトナー像を前記記録媒体上に二次転写する二次転写ローラと、該二次転写ローラを前記中間転写体に当接する位置及び該中間転写体から離間する位置の間を移動させる移動手段と、前記二次転写ローラの表面をクリーニングするクリーニング部及び該クリーニング部を保持するクリーニング保持部からなるクリーニング手段と、前記クリーニング部を前記二次転写ローラの表面に押し付ける方向に付勢する第1の付勢手段とを備えるものであって、
    前記クリーニング保持部が画像形成装置本体フレームに回動可能に固定されており、
    前記移動手段により、前記二次転写ローラが前記中間転写体から離間する位置に移動させられたとき、前記第1の付勢手段に抗して前記クリーニング保持部の回動が停止され、前記クリーニング部が前記二次転写ローラから離間するように、前記クリーニング保持部が突き当たる突き当て部材を設けた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記二次転写装置には、前記二次転写ローラの表面に滑剤塗布を行う滑剤塗布手段が設けられ、前記中間転写体の上のトナー像を前記記録媒体上に二次転写する間、前記移動手段により、前記二次転写ローラが前記中間転写体及び前記クリーニング部に当接し、且つ、前記滑剤塗布手段の滑剤塗布ブラシローラに当接する位置にあることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記移動手段は、前記画像形成装置本体フレームに設けた支点の廻りに回動する揺動レバーと、該揺動レバーに設けた前記二次転写ローラが、前記中間転写体に当接する位置に前記揺動レバーを付勢する第2の付勢手段と、該第2の付勢手段に抗して前記二次転写ローラを該中間転写体から離間する方向に前記揺動レバーを移動させる駆動手段とから構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
JP2006245362A 2006-09-11 2006-09-11 画像形成装置 Pending JP2008065230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006245362A JP2008065230A (ja) 2006-09-11 2006-09-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006245362A JP2008065230A (ja) 2006-09-11 2006-09-11 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008065230A true JP2008065230A (ja) 2008-03-21

Family

ID=39287976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006245362A Pending JP2008065230A (ja) 2006-09-11 2006-09-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008065230A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8750749B2 (en) 2011-03-25 2014-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning unit and image forming apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06118805A (ja) * 1992-10-06 1994-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 転写装置
JPH08190288A (ja) * 1994-10-19 1996-07-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像転写装置
JPH10232564A (ja) * 1997-02-18 1998-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 転写ロールの清掃装置
JP2006091122A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06118805A (ja) * 1992-10-06 1994-04-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 転写装置
JPH08190288A (ja) * 1994-10-19 1996-07-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像転写装置
JPH10232564A (ja) * 1997-02-18 1998-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 転写ロールの清掃装置
JP2006091122A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8750749B2 (en) 2011-03-25 2014-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Cleaning unit and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3825600B2 (ja) 帯電装置、画像形成装置、像担持体ユニット及び荷電ローラ
JP6485730B2 (ja) 記録材搬送装置及び画像形成装置
US20140356043A1 (en) Cleaning device and image forming apparatus using same
US20080152385A1 (en) Process unit and image forming apparatus including the same
JP2005326758A (ja) 中間転写装置及び画像形成装置
US20130279934A1 (en) Image forming apparatus
JP4474992B2 (ja) 画像形成装置
JP5984042B2 (ja) ベルト駆動装置、及び画像形成装置
JP5560876B2 (ja) ベルト装置及び画像形成装置
JP2008102248A (ja) 画像形成装置
JP4775164B2 (ja) 画像形成装置
JPH09222804A (ja) 画像形成装置
JP2006251531A (ja) 画像形成装置
JP2006106667A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2007310312A (ja) 画像形成装置
JP2008065230A (ja) 画像形成装置
JP4457876B2 (ja) 画像形成装置
JP2000206755A (ja) カラ―画像形成装置
JP4882490B2 (ja) 画像形成装置
JP3826565B2 (ja) 画像形成装置
JP5464797B2 (ja) 画像形成装置
JP2009210933A (ja) クリーニング機構、および画像形成装置
JP2009134214A (ja) 転写装置、画像形成装置
JP2018054652A (ja) 画像形成装置
JP2005114802A (ja) 画像形成装置および画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20081218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110602

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018