JP2008064737A - 回転角度検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プレート12との間にセンサ収容空間17を形成する吸気モジュールカバー11を磁性材料によって形成することで、外部磁界および磁性体が、回転角度検出装置に接近した状態で設置されていても、吸気モジュールカバー11で外部磁界および磁性体からの磁気を吸収できるので、マグネット2の回転角度に対するホールICの出力変化特性の変化が抑制される。また、吸気モジュールカバー11にハウジング14に固定する取付部55を形成することで、スロットル開度センサ3を容易に組み付けることができる。
【選択図】図1
Description
従来より、左右対称形状の閉磁路タイプのアウタコア(ヨーク)を備えた回転角度検出装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。また、左右対称形状の開磁路タイプの開放型ヨークを備えた回転角度検出装置が公知である(例えば、特許文献2及び3参照)。この特許文献1〜3に記載の回転角度検出装置は、中心に位置する磁石の回転角度変化の磁束量を外側のヨーク形状でできるだけ効率良く収束し、ヨークの対向部間に挟み込まれた磁気感知装置(ホールIC)へ伝達し、磁石の回転角度による出力変化特性を利用して検出対象物の回転角度を検出している。
さらに、一対の対向する磁石あるいは環状磁石の間に磁気検出素子を配置し、回転する磁石の磁束量を検出する回転角度検出装置が公知である(例えば、特許文献4又は5参照)。この特許文献4又は5に記載の回転角度検出装置は、磁気検出素子を基板に固定し、その周囲を回転する磁石の回転角度変化により変化する磁束量を磁気検出素子にて検出するようにしている。
ところが、特許文献1〜5に記載の回転角度検出装置においては、外側のヨーク(アウタコア)における磁束の収束効率あるいは磁気検出素子の感度を上げれば上げる程、製品に磁性体(例えば鉄系の締結ボルトやブラケット等)が近づいたり、電波ノイズを受けると出力特性変動が大きくなったりする。
そこで、磁性体の影響を受け難い位置に製品を搭載したり、電波ノイズを減少させるコンデンサを検出回路内に入れたりしているが、これでは、製品全体の体格が大きくなり、例えば自動車等の車両への搭載性が悪化するという問題があった。
なお、特許文献4に記載の回転角度検出装置においては、樹脂製のハウジングやカバーを用いており、外部磁界の影響が大きくなるという恐れがあった。さらに、特許文献5に記載の回転角度検出装置においては、特にハウジング等の材質は考慮されていない。
これによって、回転角度センサ、特に磁気検出素子への外部磁界および磁性体からの影響が受け難くなり、また、少なくなり、製品の体格の大型化および搭載性の悪化を伴うことなく、磁石の回転角度に対する磁気検出素子の出力変化特性の変化を抑えることができる。なお、カバーの内部で、且つプレートのヨーク保持部近傍に、磁石を回転自在に収容しても良い。
請求項2に記載の発明によれば、少なくともヨークを保持固定するヨーク保持部を有するプレートを、例えば熱可塑性樹脂等の樹脂材料(非磁性材料)によって形成している。
ここで、回転角度センサのリード端子群を、プレートの面方向に略沿うように、磁気検出素子より引き出すことにより、製品の幅方向寸法を抑えることができる。
請求項7に記載の発明によれば、カバーを薄肉化することにより、カバーに到達した電波ノイズが、カバーから電気抵抗の小さいハウジングへ効率良く逃がされるので、回転角度センサ、特に磁気検出素子が電波ノイズからの影響を受け難くなり、磁石の回転角度に対する磁気検出素子の出力変化特性の変化を最小限に抑えることができる。
図1および図2は本発明の実施例1を示したもので、図1は回転角度検出装置の全体構成を示した図で、図2は回転角度検出装置の主要構成を示した図である。
その電子制御式燃料噴射装置は、電動式のフューエルポンプにより燃料(例えばガソリン)を一定の圧力に加圧してフューエルフィルタを介してインジェクタ(電磁式燃料噴射弁)へ送り、最適なタイミングで燃料を噴射できるようにした装置(システム)である。
2つの第1、第2分割ヨーク4、5は、鉄等の磁性材料によって所定の形状に形成されており、マグネット2より出た磁束をスロットル開度センサ3、特にホールIC(非接触式の磁気検出素子)に集中させるための1組のプレート状ヨーク(磁性体)である。これらの第1、第2分割ヨーク4、5は、片側が開放された左右対称形状のヨーク本体21、22、およびスロットル開度センサ3の板厚方向の両側からスロットル開度センサ3を挟み込むヨーク上下片(折り曲げ片)31、32をそれぞれ有している。
これらの第1、第2分割ヨーク4、5は、各ヨーク本体21、22の先端側(開放側)の端部(マグネット側の端部:ヨーク開放端部23)が、板幅方向の寸法が最も大きい最大幅部を構成している。また、2つの第1、第2分割ヨーク4、5は、各ヨーク上下片31、32の先端側の端部(スロットル開度センサ側の端部:センサ装着部33の先端部)が、板幅方向の寸法が最も小さい最小幅部を構成している。この最小幅部の板幅寸法(A)は、少なくともマグネット2の板厚寸法(B)以上の板幅寸法を有している。
そして、2つの第1、第2分割ヨーク4、5は、ヨーク開放端部23から、センサ装着部33の先端に向けて、その板幅が段階的または連続的に徐々に減少するように、つまり先細りとなるように(ヨーク開放端部23からセンサ装着部33の先端または磁束検出ギャップに向けて磁束が収束するように)形成されている。
本実施例では、吸気モジュールカバー11の筒壁部41の結合端面(内周面)とハウジング14のフランジ部63の結合端面(外周面)とが面接触した状態で、吸気モジュールカバー11がハウジング14にかしめ等の結合手段を用いて結合固定されている。
次に、本実施例の回転角度検出装置を備えた吸気モジュールの作用を図1および図2に基づいて簡単に説明する。
この場合、マグネット2の着磁方向(板長さ方向)の一方側の磁極(例えばN極またはS極)→第1分割ヨーク4のヨーク上片31(直線部35→折り曲げ部34)→第1分割ヨーク4のヨーク本体21(ヨーク対向部24→直線部25→ヨーク開放端部23)→マグネット2の着磁方向(板長さ方向)の他方側の磁極(例えばS極またはN極)の経路で、マグネット2の磁極面より出た磁束が流れる磁気回路が形成される。また、マグネット2のN極(またはS極)→第2分割ヨーク5のヨーク下片32(直線部35→折り曲げ部34)→第2分割ヨーク5のヨーク本体22(ヨーク対向部24→直線部25→ヨーク開放端部23)→マグネット2のS極(またはN極)の経路で、マグネット2の磁極面より出た磁束が流れる磁気回路が形成される。
このとき、マグネット2の着磁方向(板長さ方向)の一方側の磁極から出た磁束は、磁束検出ギャップを通過しないため、マグネット2の回転角度に対するスロットル開度センサ3のホールICの出力は、スロットルバルブの使用角度範囲における最小出力値(ほぼ0(ゼロ))となる。
この場合には、マグネット2のN極(またはS極)→第1分割ヨーク4のヨーク本体21(直線部25→ヨーク開放端部23)→マグネット2のS極(またはN極)の経路で、マグネット2の磁極面より出た磁束が流れる磁気回路が形成される。また、マグネット2のN極(またはS極)→第1分割ヨーク4のヨーク本体21(直線部25→ヨーク対向部24)→第1分割ヨーク4のヨーク上片31(折り曲げ部34→直線部35→センサ装着部33)→磁束検出ギャップ(スロットル開度センサ3)→第2分割ヨーク5のヨーク下片32(センサ装着部33→直線部35→折り曲げ部34)→第2分割ヨーク5のヨーク本体22(ヨーク対向部24→直線部25→ヨーク開放端部23)→マグネット2のS極(またはN極)の経路で、マグネット2の磁極面より出た磁束が流れる磁気回路が形成される。
これにより、マグネット2の回転角度に対するスロットル開度センサ3のホールICの出力は、スロットルバルブの使用角度範囲における最小出力値と最大出力値との間の中程度の出力値となる。
この場合には、マグネット2のN極(またはS極)→第1分割ヨーク4のヨーク本体21(ヨーク開放端部23→直線部25→ヨーク対向部24)→第1分割ヨーク4のヨーク上片31(折り曲げ部34→直線部35→センサ装着部33)→磁束検出ギャップ(スロットル開度センサ3)→第2分割ヨーク5のヨーク下片32(センサ装着部33→直線部35→折り曲げ部34)→第2分割ヨーク5のヨーク本体22(ヨーク対向部24→直線部25→ヨーク開放端部23)→マグネット2のS極(またはN極)の経路で、マグネット2の磁極面より出た磁束が流れる磁気回路が形成される。
これにより、マグネット2の磁極面から出た殆どの磁束は、磁束検出ギャップを通過するため、マグネット2の回転角度に対するスロットル開度センサ3のホールICの出力は、スロットルバルブの使用角度範囲における最大出力値となる。
そして、スロットル開度センサ3のホールICより出力された電気信号(スロットル開度信号)を入力したECUは、電子制御式燃料噴射装置に必要な制御目標値(燃料噴射時期や燃料噴射量等)を演算する。
以上のように、本実施例の回転角度検出装置においては、開放型ヨークの2つの第1、第2分割ヨーク4、5毎に形成される各ヨーク上下片31、32でスロットル開度センサ3をその板厚方向の両側から挟み込んでいる。すなわち、2つの第1、第2分割ヨーク4、5のうちの一方の第1分割ヨーク4のヨーク上片31のセンサ装着部33と、他方の第2分割ヨーク5のヨーク下片32のセンサ装着部33とで、スロットル開度センサ3の本体部(樹脂ハウジング)を挟み込むことにより、スロットル開度センサ3の両感磁面と2つの第1、第2分割ヨーク4、5毎に形成される各ヨーク上下片31、32の両対向面との間の隙間がなくなるので、その隙間を高精度に管理する必要がなくなる。これにより、製品間の隙間のばらつきがなくなるので、製品間の特性ばらつきを解消させることができる。すなわち、マグネット2の回転角度に対するホールICの出力変化特性の安定化を図ることができるので、製品間の検出精度のばらつきを抑えることができる。
したがって、スロットル開度センサ3および開放型ヨークよりなる製品の最小体格設計が可能となる。
これによって、吸気モジュールカバー11に到達した電波ノイズが、電気抵抗の小さい吸気モジュールカバー11の筒壁部41の結合端面から、体積の大きいハウジング14のフランジ部63へ逃がされるので、スロットル開度センサ3、特にホールICが電波ノイズからの影響を受け難くなり、例えば磁性体の影響を受け難い位置に製品を搭載したり、電波ノイズを減少させるコンデンサを回路内に入れたりすることなく、マグネット2の回転角度に対するホールICの出力変化特性の変化を最小限に抑えることができる。すなわち、製品の体格の大型化および搭載性の悪化を伴うことなく、製品の品質向上を図ることができる。
また、スロットル開度センサ3のリード端子群とコネクタ13のコネクタ端子群とを電気的に接続する複数の導体の断線等の導通不良を防止することができるので、スロットル開度センサ3の信頼性を向上することができる。すなわち、製品の品質向上を図ることができる。
また、スロットル開度センサ3のリード端子群とコネクタ13のコネクタ端子群とを電気的に接続する複数の導体からの熱硬化性樹脂の剥離による、スロットル開度センサ3のリード端子群の各リード端子間、複数の導体間、コネクタ13のコネクタ端子群の各コネクタ端子間の電気絶縁性を低下させる現象(マイグレーション)の発生を防止することができる。また、本実施例の回転角度検出装置においては、取付部55が吸気モジュールカバー11に形成されており、この吸気モジュールカバー11をハウジング14に容易に組み付けることができ、また、強固に安定して固定できる。
図3ないし図5は本発明の実施例2を示したもので、図3は回転角度検出装置を備えた吸気モジュールを示した図で、図4は吸気温センサを示した図で、図5は吸気圧センサを示した図である。
そのリード端子群は、サーミスタの出力側に接続する1つの出力側リード端子(温度センサ出力端子)、およびサーミスタの電源側に接続する1つの電源側リード端子(温度センサ電源端子)よりなる。
そのリード端子群は、圧力検出回路のグランド端子に接続する1つのグランド(GND)側リード端子(圧力センサGND端子)、圧力検出回路の出力端子に接続する1つの出力側リード端子(圧力センサ出力端子)、および圧力検出回路の電源端子に接続する1つの電源側リード端子(圧力センサ電源端子)よりなる。
第1コネクタ端子は、吸気温センサ6のリード端子群の出力側リード端子に電気的に接続されている。第2コネクタ端子は、スロットル開度センサ3のリード端子群の出力側リード端子に電気的に接続されている。第3コネクタ端子は、吸気圧センサ7のリード端子群のGND側リード端子に電気的に接続され、且つスロットル開度センサ3のリード端子群のGND側リード端子に電気的に接続されている。第4コネクタ端子は、吸気圧センサ7のリード端子群の出力側リード端子に電気的に接続されている。第5コネクタ端子は、吸気温センサ6のリード端子群の電源側リード端子に電気的に接続され、吸気圧センサ7のリード端子群の電源側リード端子に電気的に接続され、且つスロットル開度センサ3のリード端子群の電源側リード端子に電気的に接続されている。
次に、本実施例のエンジン吸気管に組み込まれた吸気モジュールの作用を図3ないし図5に基づいて簡単に説明する。
また、本実施例のプレート12には、センサ収容空間17内にエポキシ系の熱硬化性樹脂(モールド樹脂)10を注入するための樹脂注入口57が形成されている。したがって、スロットル開度センサ3のリード端子群の各リード端子、コネクタ13のコネクタ端子群の各コネクタ端子およびスロットル開度センサ3のリード端子群の各リード端子とコネクタ13のコネクタ端子群の各コネクタ端子とを電気的に接続する複数の導体(絶縁被膜を施した導体(銅線)、あるいは導電板等)は、プレート12の樹脂注入口57よりセンサ収容空間17内に注入される電気絶縁性のモールド樹脂10によってモールドされている。
2つの第1、第2分割ヨーク4、5は、鉄等の磁性材料によって所定の形状に形成されており、マグネット2より出た磁束をスロットル開度センサ3、特にホールIC(非接触式の磁気検出素子)に集中させるための1組のプレート状ヨーク(磁性体)である。
第1分割ヨーク4のヨーク下片91は、直角よりも大きい鈍角で略V(または略U)字状に屈曲する折り曲げ部34を介して、ヨーク本体21のヨーク対向部24の板幅方向の一端縁に接続している。また、第1分割ヨーク4のヨーク下片91は、ヨーク本体21のヨーク対向部24の板幅方向の一端縁より板幅方向の一方側に突出する突起片を、ヨーク対向部24の板幅方向の一端縁近傍を中心にして、スロットル開度センサ側(板厚方向の一方側の感磁面)に回り込むように折り曲げることで形成されている。これにより、第1分割ヨーク4のセンサ装着部(ヨーク対向部)33は、第1分割ヨーク4のヨーク下片91の背面側に形成される。
第2分割ヨーク5のヨーク上片92は、略直角で略V(または略U)字状に屈曲する折り曲げ部34を介して、ヨーク本体22のヨーク対向部24の板幅方向の一端縁(第1分割ヨーク4と同じ側)に接続している。また、第2分割ヨーク5のヨーク上片92は、ヨーク本体22のヨーク対向部24の板幅方向の一端縁より板幅方向の一方側に突出する突起片を、ヨーク対向部24の板幅方向の一端縁近傍を中心にして、スロットル開度センサ側(板厚方向の他方側の感磁面)に当接するように折り曲げることで形成されている。これにより、第2分割ヨーク5のセンサ装着部(ヨーク対向部)33は、第2分割ヨーク5のヨーク上片92の表面側に形成される。
なお、本実施例の2つの第1、第2分割ヨーク4、5のセンサ装着部33は、折り曲げ部34の板幅よりも小さい板幅寸法となっている。
スロットル開度センサ3は、一対の第1、第2分割ヨーク4、5の対向部(センサ装着部)36間に形成された磁束検出ギャップを通過する磁束密度に応じて出力が変化するホールIC等の磁気検出素子を有している。また、スロットル開度センサ3および一対の第1、第2分割ヨーク4、5は、吸気モジュールカバー11とプレート12との間に形成されるセンサ収容空間17内に収容保持されている。また、プレート12およびコネクタ13が組み付けられた吸気モジュールカバー11の内部、つまりセンサ収容空間17には、エポキシ系の熱硬化性樹脂(電気絶縁性のモールド樹脂)が充填されている。さらに、吸気モジュールカバー11には、その両端部にハウジング14への取付部55がそれぞれ形成されている。これらの取付部55は、ハウジング14のフランジ部63の上端面に締結用スクリュー64によって締め付け固定されている。
そして、一対の第1、第2分割ヨーク4、5の各ヨーク開放側延長部37には、直線部46、この直線部46の両端部より逆反り部47に向けて逆U字状に湾曲する屈曲部49が設けられている。また、一対の第1、第2分割ヨーク4、5の各逆反り部47は、マグネット側に凸な逆反り形状の円弧部を有している。
ここで、図14の逆反り部47は、図13の逆反り部47よりも円弧状部の長さが短くなっている。
スロットル開度センサ3は、一対の第1、第2分割ヨーク4、5の各対向部(センサ装着部)68、69間に形成された磁束検出ギャップを通過する磁束密度に応じて出力が変化するホールIC等の磁気検出素子を有している。また、スロットル開度センサ3および一対の第1、第2分割ヨーク4、5は、吸気モジュールカバー11とプレート12との間に形成されるセンサ収容空間17内に収容保持されている。また、プレート12およびコネクタ13が組み付けられた吸気モジュールカバー11の内部、つまりセンサ収容空間17には、エポキシ系の熱硬化性樹脂(電気絶縁性のモールド樹脂)が充填されている。さらに、吸気モジュールカバー11には、その両端部にハウジング14への取付部55がそれぞれ形成されている。これらの取付部55は、ハウジング14のフランジ部63の上端面に締結用スクリュー64によって締め付け固定されている。
本実施例では、本発明の回転角度検出装置を、スロットルバルブの回転角度に相当するスロットル開度を検出するスロットル開度検出装置に適用しているが、本発明の回転角度検出装置を、アクセルペダルの踏み込み量に相当するアクセル開度を検出するアクセル開度検出装置に適用しても良い。また、本発明の回転角度検出装置を、ハウジング内に形成される流体流路を開閉するバルブ(排気ガス還流量制御弁等の空気流量制御弁の弁体)の回転角度を検出する回転角度検出装置に適用しても良い。また、本発明の回転角度検出装置を、スロットルバルブを電動モータ等の動力源の駆動力を利用して開弁駆動するものに用いても良い。
2 マグネット(磁石)
3 スロットル開度センサ(回転角度センサ)
4 第1分割ヨーク(開放型ヨークの分割部、磁性体)
5 第2分割ヨーク(開放型ヨークの分割部、磁性体)
6 吸気温センサ
7 吸気圧センサ
10 モールド樹脂(熱硬化性樹脂)
11 吸気モジュールカバー
12 プレート
13 コネクタ
14 ハウジング
17 センサ収容空間
19 マグネット収容空間(磁石収容空間)
21 プレート状ヨークのヨーク本体
22 プレート状ヨークのヨーク本体
23 プレート状ヨークのヨーク開放端部
24 プレート状ヨークのヨーク対向部
31 プレート状ヨークのヨーク上片(折り曲げ片)
32 プレート状ヨークのヨーク下片(折り曲げ片)
33 プレート状ヨークのセンサ装着部
34 プレート状ヨークの折り曲げ部
43 凸部(係止部)
44 凸部(係止部)
51 センサ保持部(ヨーク保持部)
52 センサ保持部(ヨーク保持部)
55 吸気モジュールカバーの取付部
Claims (8)
- 検出対象物の回転軸に固定された磁石と、
この磁石より出た磁束を検出する磁気検出素子を有し、
前記磁石の回転角度に対する前記磁気検出素子の出力変化特性を利用して前記検出対象物の回転角度を検出する回転角度センサと、
前記磁石より出た磁束を前記回転角度センサに集中させるための磁性体のヨークと
を備えた回転角度検出装置において、
少なくとも前記ヨークを保持固定するヨーク保持部を有するプレートと、
このプレートを取り付けるハウジングと、
このハウジングに固定される取付部を有し、前記プレートとの間に、前記回転角度センサおよび前記ヨークを収容するセンサ収容空間を形成するカバーとを備え、
前記ハウジングは、導電材料によって形成されており、
前記カバーは、磁性材料によって形成されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1に記載の回転角度検出装置において、
前記プレートは、非磁性材料によって形成されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の回転角度検出装置において、
前記回転角度センサは、前記磁気検出素子より引き出されたリード端子群を有し、
前記カバーの内部に熱硬化性樹脂を充填して、前記リード端子群を封止したことを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項3に記載の回転角度検出装置において、
前記カバーは、前記熱硬化性樹脂を係止する係止部を有していることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項3または請求項4に記載の回転角度検出装置において、
前記プレートは、前記回転角度センサのリード端子群に対応して設けられるコネクタ端子群を集中配置したコネクタを有し、
前記熱硬化性樹脂は、前記回転角度センサのリード端子群と前記コネクタのコネクタ端子群とを電気的に接続する複数の導体を封止していることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、
前記ハウジングを形成する導電材料の体積は、前記カバーを形成する磁性材料の体積よりも大きいことを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、
前記カバーは、薄肉状に形成されており、
前記検出対象物の回転軸は、前記ハウジングに回転自在に支持されていることを特徴とする回転角度検出装置。 - 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の回転角度検出装置において、
前記ハウジングは、アルミニウムを主体とする金属材料によって形成されており、
前記カバーは、鉄を主体とする金属材料によって形成されており、前記ハウジングに面接触して固定されていることを特徴とする回転角度検出装置。
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