JP2008062847A - 走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両前部の形状が空気抵抗の高いデザインであっても、燃費向上を可能とするとともに、走行安定性を確保する。
【解決手段】車両10は、フロントバンパ22を含む前端部の形状が車幅方向の中央部が前方へ突出され、空気抵抗が比較的高いデザインとなっている。この車両のフロントバンパには、車幅方向の両端部に、前プレート30と後プレート32によってバンパサイド34が形成されている。このバンパサイドは、通常、フロントバンパの表面に沿うように収容されているが、後プレートが車幅方向の外方へ突出されると共に、前プレートが後プレートの先端とフロントバンパの中央部を連結するように突出されることにより、車両の空気抵抗係数が低減され、高速走行時の燃費向上が可能となる。また、バンパサイド34L、34Rを走行状態に応じて個別に突出することにより、旋回時のアンダーステアやオーバーステアを抑えて、安定した走行が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行中の車両の空力制御を行う走行制御装置に関する。
車両では、前部に設けているバンパの車幅方向両端部の形状が、車両走行時の空気抵抗に大きな影響を与える。車両では、意匠性を考慮した場合、車両前部のバンパ形状は、車幅方向の両側が緩やかに傾斜し、車両前方側から見たとときに傾斜部分の幅が広いことが好ましいが、空気抵抗を考慮した場合、車両前方側から見たときの傾斜部分の幅は狭いことが好ましい。
すなわち、フロントバンパの両側が緩やかに傾斜している場合、フロントバンパによって車両側面の空気流が車両側面から剥離する。このために、車両の空気抵抗が高くなってしまう。
ここから、特許文献1では、バンパの前面と側面の間に、碗型突起面を設けることで走行中の空気流が車両側面から剥離するのを抑えて、空気抵抗係を減少させると共に直進安定性が得られるようにしている。
一方、走行中の車両が横風を受けたときの走行安定性を確保するために、特許文献2では、車両のフロントサイドコーナ部に、前側がヒンジを介して連結され、横風を受けたときに風下側が外方へ揺動するフラップを設けることにより、横風によるヨーイングモーメントの低減を図るように提案している。
このように、車両前端部の形状は、車両の走行安定性、空気抵抗に大きく影響を及ぼす。また、走行中の車両では、横風を受けたときのみでなく、旋回時にヨーイングが発生する。
ここから、特許文献3では、車体に複数の噴出口を設け、噴出口から車体表面へ向けて噴出する気体によって車体表面の空気の流れを変えることにより、操縦安定性が確保されるように提案している。
ところで、走行中の車両では、車両旋回時にヨーイングが生じることによりオーバーステアとなる。オーバーステアを防止する方法として、特許文献4では、車両後部のトランクリッドに水平方向へ回動可能な垂直ウイングを設け、ステアリング操作を行なって車両を旋回するときに、ヨーイングを検出すると、旋回方向へ垂直ウイングを向けることによりオーバーステアを防止するようにしている。
しかしながら、旋回中の車両では、オーバーステアのみでなく、アンダーステアも生じ、車両の走行安定性を確保するためには、オーバーステアのみでなく、アンダーステアを解消する必要がある。
また、バンパを含めた車両前部のデザインを考慮した場合、一般に車両の前部は、車幅方向の中央部が前方に突出する傾向となり、このために、車両の空気抵抗が高くなってしまうことが多い。これに対して、近年では、CO削減などのエミッション抑制が要求されており、このためには、高速走行中の空気抵抗の低減が必要となる。
特開平10−203429号公報 実開平2−33790号公報 特開平6−286670号公報 特開平3−577号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、車両のデザイン的な要求に対応可能としながら高速走行中の空気抵抗の低減を可能とすると共に、オーバーステア、アンダーステアなどを抑えて、高い走行安定性を確保することができる走行制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、車速、ステアリングの操舵角、ヨーレートを検出して車両の走行状態を判定する走行状態判定手段と、車両前部で車幅方向の両側のそれぞれに設けられて、車両表面内に収容される収容位置と車幅方向の外方への突出位置とへ移動可能で、突出位置へ移動されることにより車両の空気抵抗を低減する空気抵抗可変部材と、前記空気抵抗可変部材のそれぞれに対して設けられて空気抵抗可変部材を前記収容位置と前記突出位置へ移動可能とする駆動手段と、前記走行状態判定手段の判定結果に基づいて前記駆動手段を駆動する駆動制御手段と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、突出位置へ移動されることにより、収容位置にあるときよりも車両の空気抵抗を低減可能とする空気抵抗可変部材を、車両前部で車幅方向の両側に設け、この空気抵抗可変部材を、車両の走行状態に応じて移動する。
これにより、例えば、車両の前部が空気抵抗の高いデザイン形状であっても、走行中の空気抵抗の低減を図ることができると共に、旋回時のアンダーステアやオーバーステアを抑えて安定した走行が可能となる。
請求項2に係る発明は、前記空気抵抗可変部材が、フロントバンパの車幅方向両端部に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、空気抵抗可変部材を、フロントバンパの車幅方向両端部に設けている。これにより、車両の先端部の幅方向の中間部が突出した空気抵抗の大きい形状であっても、走行中の空気抵抗を低減することが可能となる。
また、請求項3の発明は、前記走行状態判定手段によってアンダーステアが生じていると判定されたとき、車両旋回方向の内方側の空気抵抗が旋回方向外方側の空気抵抗より大きくなるように前記駆動手段を作動することを特徴とし、請求項4に係る発明は、前記走行状態判定手段によってオーバーステアが生じていると判定されたとき、車両旋回方向の外方側の空気抵抗が旋回方向内方側の空気抵抗より大きくなるように前記駆動手段を作動することを特徴とする。
この発明によれば、旋回中の車両の走行状態としてアンダーステアが生じているときには、旋回方向の内方側の空気抵抗可変部材を突出し、旋回方向外方側の空気抵抗可変部材を収容位置へ移動し、また、オーバーステアが生じているときには、逆に、旋回方向の内方側の空気抵抗可変部材を収容位置へ移動し、旋回方向外方側の空気抵抗可変部材を突出位置へ移動する。
これにより、旋回中の車両のアンダーステア及びオーバーステアを抑えて、安定した走行姿勢での旋回を可能とすることができる。
さらに、請求項5の発明は、前記空気抵抗可変部材が、車両前方側の端部が車幅方向の外方へ突出されることにより車両との間に形成される空間によって空気抵抗を大きくする第1のプレートと、突出位置で前記第1のプレートが突出されることにより形成される空間を閉塞して第1のプレートと共に収容位置にあるときよりも空気抵抗を低減可能とする第2のプレートと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、空気抵抗可変部材を第1及び第2のプレートによって形成し、第1及び第2のプレートを突出することにより、空気抵抗の低減を図ることができる。また、第2のプレートを収容位置で移動して、第1のプレートのみを突出位置へ移動することにより、第1及び第2のプレートを収容位置へ移動したときに比べて空気抵抗が高くなるようにしている。
これにより、車両旋回中の走行姿勢の的確な安定化を図ることができる。
以上説明したように本発明によれば、車両前部の車幅方向の両側に、空気抵抗可変部材を設け、車両の走行状態に応じて空気抵抗可変部材を突出位置へ移動することにより、車幅方向のそれぞれの空気抵抗を選択的に可変することができるようにしている。
これにより、空気抵抗の高いデザイン形状の車両であっても、走行状態に応じて空気抵抗を低減して、高速走行中の燃費効率の低減と共に、車両旋回時の走行姿勢の安定化を図ることができるという優れた効果が得られる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1(A)には、本実施の形態に適用した車両10の概略構成を示している。なお、以下では、車両前方側を矢印FR、車両幅方向を矢印W方向としている。
図1(A)に示されるように、車両10は、車室12の前方側となる前部には、エンジンルームを覆うフードパネル14、車輪16の周囲を囲うフロントフェインダーパネル18が設けられ、前端側には、ヘッドライト20等が配設されている。また、車両10の前端部には、車幅方向に沿ってフロントバンパ22が取り付けられている(図1(B)も参照)。
また、車両10では、フロントバンパ22の車幅方向に沿った中央部にバンパグリル24が形成され、ヘッドライト20の間に、ラジエタグリル26が形成されている。このような車両10の基本的構成は、公知の一般的構成となっており、エンジンルーム内の図示しないエンジンの駆動力によって車輪16を駆動して走行するようになっている。
ところで、図1(A)及び図2(A)に示されるように、本実施の形態に適用した車両10に設けているフロントバンパ22は、通常、車幅方向の両端部が、車両後方側へ傾斜され、これにより、車両10の前端部は、フロントバンパ22を含む車幅方向の中央部が車両前方側へ突き出た形状のデザインとなっている。
図1(A)、図1(B)、図2(A)及び図2(B)に示されるように、フロントバンパ22には、車幅方向の両端部に、空気抵抗可変部材として、第2のプレートである前プレート30及び、第1のプレートである後プレート32が配設され、これにより、バンパサイド34が形成されている。なお、以下では、車幅方向の左側を前プレート30L及び後プレート32Lとし、車幅方向の右側を前プレート30R及び後プレート32Rとする(総称するときは、前プレート30、後プレート32とする)と共に、前プレート30Lと後プレート32Lを一体でバンパサイド34Lとし、前プレート30Rと後プレート32Rを一体でバンパサイド34Rとする。さらに、バンパサイド34L、34Rの基本的構成は同じであり、バンパサイド34L、34Rを総称するときは、バンパサイド34とする。
図3に示されるように、バンパサイド34(バンパサイド34L、34R)は、前プレート30(前プレート30L、30R)が、車幅方向の中央部側に設けられているシャフト36に軸支され、このシャフト36を軸にフロントバンパ22から車両前方側へ突出する方向へ揺動可能となっている。また、バンパサイド34の後プレート32(32L、32R)は、車両後方側に設けられているシャフト38に軸支され、このシャフト38を軸に車幅方向の外方へ向けて回動可能となっている。
一方、車両10には、バンパサイド34(34L、34R)を用いた走行制御装置40が設けられている。
前プレート30(30L、30R)及び後プレート32(32L、32R)のそれぞれには、ピン42を介してロッド44の一端が回動可能に連結されている。それぞれのロッド44の中間部には、アクチュエータ46が設けられている。 なお、前プレート30L、30R、後プレート32L、32Rのそれぞれに対応するアクチュエータ46を、アクチュエータ46FL、46FR、46RL、46RRとして、総称するときにアクチュエータ46とする。
走行制御装置40には、コントローラ48が設けられており、アクチュエータ46(46FL、46RL、46FR46、RR)のそれぞれがコントローラ48に接続され、コントローラ48によって作動が制御される。
アクチュエータ46としては、ロッド44を長手方向に沿って移動する任意の構成を適用することができる。例えば、アクチュエータ46としては、ロッド44にラックを形成すると共に、このラックに噛合されるピニオンを電気モータの回転軸に取り付け電気モータの駆動によってロッド44を長手方向に移動させなどの構成を適用することができる。
図3に実線で示されるように、前プレート30及び後プレート32は、通常、フロントバンパ22の車幅方向に沿った端部の表面を形成しており、この位置が収容位置となっている。この収容位置では、図1(A)及び図2(A)に示されるように、バンパサイド34が、フロントバンパ22の車幅方向の端部を緩やかに傾斜した形状を形成しており、この位置をバンパサイド34の収容位置とする。
ロッド44は、アクチュエータ46の駆動により、車両10の内方側から外方側へ突出されるようになっており、これにより、図3に破線で示されるように、前プレート30は、シャフト36を軸に回動されて、車両10の前方側へ突出され、後プレート32は、シャフト38を軸に回動されて、車幅方向の外方へ突出される。
図1(B)及び図2(B)に示されるように、バンパサイド34は、前プレート30及び後プレート32が突出されることにより、フロントバンパ22から突出される。以下、この位置をバンパサイド34の突出位置とする。
バンパサイド34は、前プレート30及び後プレート32が突出されたときに、それぞれの先端が当接して、平面視で略三角形状となるようにしている。なお、本実施の形態では、一例として、バンパサイド34の収容位置では、前プレート30が内方側となるように前プレート30と後プレート32が重なりあうようにしているが、この形状に限るものではない。
一方、車両10が走行することにより、車両10の周囲では、前方側から後方側への空気の流れが生じる。このとき、図2(A)に示されるように、車両10では、バンパサイド34が収容位置であると、車両前方側の空気がバンパサイド34によってフロントバンパ22の車幅方向の端部に形成される傾斜に沿って流れる。このために、空気流が、車両10の車幅方向の面である側面から剥離する。なお、図2(A)、図2(B)では、空気流の概略を、二点鎖線の矢印で示している。
これに対して、図2(B)に示されるように、バンパサイド34の突出位置では、バンパサイド34が、フロントバンパ22の車幅方向の端部を、車両10の側面へ向けて屈曲させて、側面に沿う面を形成する。これにより、車両10の前方側から後方側へ向かう空気流が、車両10の側面に沿うように流れる。
車両10では、側方を流れる空気流が側面から剥離することにより、空気抵抗が比較的大きくなるが、空気流が側面に沿うことにより空気抵抗が小さくなる。
すなわち、車両10では、バンパサイド34の収容位置と、バンパサイド34の突出位置では、突出位置の方が収容位置よりも空気抵抗係数が小さくなる。
走行制御装置40のコントローラ48は、アクチュエータ46の駆動によってバンパサイド34を出没させることにより、車両10の空気抵抗係数を変化させるようになっている。また、コントローラ48は、バンパサイド34L、34Rを個別に出没させることにより、車両10の車幅方向の右側と左側で空気抵抗を変化させることができるようになっている。
また、バンパサイド34では、後プレート32が外側となるように前プレート30と後プレート32が重ねられている。これにより、図4(A)及び図4(B)に示されるように、バンパサイド34では、後プレート32を外方へ突出させた状態で、前プレート30を収容位置に配置することができる。
車両10では、フロントバンパ22の幅方向の端部から後プレート32のみを突出することにより、後プレート34を収容したときよりも空気抵抗が大きくなる。このとき、後プレート32を突出することにより形成される開口が閉塞されていることにより、空気抵抗をより大きくできるようにしている。
ここから、コントローラ34では、大きな空気抵抗を必要とするときには、後バンパサイド34の後プレート32のみを突出するようにアクチュエータ46を駆動するようにしている。
なお、後プレート32には、車両内方側へ向けて突設した横プレート58を上下に配置し、後プレート32のみを車両外方へ突出したときに、内部が閉塞された略箱体が形成されるようにすることが好ましく、これにより、前プレート30を収容した状態で後プレート32を突出させたときに、より大きな空気抵抗を生じさせることができる。
一方、車両10には、車両10の走行速度を検出する速度センサ50、車両10にヨーイングが生じたときにヨーレートを検出するヨーレートセンサ52、車両10の車幅方向に向けた加速度を検出する横Gセンサ54が設けられている。また、車両10には、図示しないステアリングの操作を検出するステアリング角センサ56が設けられている。
走行制御装置40のコントローラ48には、速度センサ50、ヨーレートセンサ52、横Gセンサ54及びステアリング角センサ56が接続されており、コントローラ48は、速度センサ50、ヨーレートセンサ52、横Gセンサ54及びステアリング角センサ56の検出結果から、車両10の走行状態を判定する。
また、コントローラ48は、走行状態の判定結果に基づいてアクチュエータ46FL、46RL、46FR、46RRの駆動を制御し、バンパサイド34L、34Rを、車両10の走行状態に応じて収容位置と突出位置の間を移動することにより、走行中の空力を制御して、車両10の走行安定化と共に、燃費向上、燃費向上に伴なうエミッション抑制を図るようにしている。
ここで、本実施の形態の作用として、走行制御装置40を用いた走行制御を説明する。図5には、本実施の形態に適用した走行制御装置40の制御(空力制御)の概略を示している。なお、図5のフローチャートは、車両の図示しないイグニッションスイッチがオンされることにより実行され、イグニッションスイッチがオフされることにより終了する。
車両10では、バンパサイド34を収容した状態が初期状態となっており、図5のフローチャートでは、最初のステップ100で、バンパサイド34L(前プレート30L及び後プレート32L)及び、バンパサイド34R(前プレート30R及び後プレート32R)を収容位置に格納する。
この後、ステップ102では、速度センサ50によって検出する車両10の走行速度を読み込むと、ステップ102では、走行速度が予め設定された速度(例えば、80km/h)を超える高速走行中であるか否かを確認する。
ここで、走行速度が予め設定された速度を越えて、高速走行状態となると、ステップ104で肯定判定してステップ106へ移行する。このステップ106では、アクチュエータ46(46FL、46RL、46FR、46RR)を駆動することにより、前プレート32、後プレート34のそれぞれを突出位置へ移動することによりバンパサイド34L、34Rを突出する。
次のステップ108では、ステアリング角センサ56によって検出するステアリング角を読み込み、ステップ110では、車両10が直進走行状態であるか否かを確認する。ここで、ステアリング操作がほとんどなされず、直進走行状態であると判断されると、ステップ100で肯定判定して、ステップ102へ戻る。
すなわち、車両10が高速直進走行状態であるときには、バンパサイド34L、34Rの突出状態を保持する。
図1(A)及び図2(A)に示されるように、車両10は、先端部の幅方向の中央部が前方に突出したデザインとなっており、このために、比較的、空気抵抗係数が大きくなっている。
これに対して、図1(B)及び図2(B)に示されるように、車両10では、バンパサイド34L、34Rを突出させることにより、空気抵抗係数が低減されるようになっている。
走行制御装置40では、空気抵抗係数が燃費効率に影響を及ぼす高速走行状態となったときに、バンパサイド34L、34Rを突出することにより、車両10の空気抵抗係数を低減させるようにしている。これにより、車両10では、燃費効率が向上されると共に、エミッション抑制が図られる。すなわち、走行制御装置40では、デザインを重視して空気抵抗係数が高くなっている車両10であっても、燃費向上とエミッション抑制を図ることができるようにしている。
一方、車両10では、ステアリング操作を行なうことにより旋回するが、このときに、アンダーステアやオーバーステアが発生することがある。
ここで、図5のフローチャートでは、ステアリング操作がなされるとステップ110で否定判定してステップ112へ移行する。このステップ112では、速度センサ50によって検出した走行速度、ステアリング角センサ54によって検出したステアリング角から、車両10の旋回方向を判定すると共にヨーレート(以下、目標ヨーレートとする)を算出する。
車両10が旋回するときの走行軌跡は、ステアリングの操作量によって定まり、この操作量は、ステアリング角センサによって検出することができる。また、目標ヨーレートは、ステアリング角と走行速度から求めることができる。
コントローラ48は、旋回方向を判定する共に目標ヨーレートを算出すると、ステップ114で、ヨーレートセンサ52によって検出する実際のヨーレート(以下、実ヨーレートとする)を読み込む。この後、目標ヨーレートと実ヨーレートを比較することにより、ステップ116では、アンダーステアが生じているか否かを確認し、ステップ118では、オーバーステアが生じているかを確認する。なお、実ヨーレートの検出は、ヨーレートセンサ52の検出値を用いてもよいが、ヨーレートセンサ52と横Gセンサ54の検出値を合わせて算出するものであっても良く、これにより、高精度でのヨーレート検出が可能となる。
図6(A)に示されるように、アンダーステアが生じているときには、車両10の走行軌跡は、ステアリング角に応じた走行軌跡(目標ヨーレートでの走行軌跡)よりも旋回方向の外側となる。また、アンダーステアが生じているときには、ヨーレートセンサ52によって検出される実ヨーレートが目標ヨーレートよりも小さくなる。
これに対して、図7(A)に示されるように、オーバーステアが生じたときには、車両10の走行軌跡は、目標ヨーレートに応じた走行軌跡よりも旋回方向の内側となり、実ヨーレートは目標ヨーレートよりも大きくなる。なお、図6(A)及び図7(A)では、目標ヨーレート及び目標ヨーレートに基づいた走行軌跡を実線で示し、実ヨーレート及び実ヨーレートに基づいて想定される走行軌跡を破線で示している。
ここで、目標ヨーレートと実ヨーレートからアンダーステアが生じている走行状態であると判断されるときには、ステップ116で肯定判定してステップ120へ移行する。このステップ120では、旋回方向の内側の前プレート30を収納するようにアクチュエータ46を駆動する。
すなわち、図6(A)に示されるように、右方向へ旋回しているときに、アンダーステアが発生していると、図6(B)に示されるように、アクチュエータ46FRを作動させて、バンパサイド34Rの前プレート30Rを収納する。このとき、旋回方向外側のバンパサイド34Lは、突出状態に保持される。
これにより、車両10では、旋回方向の外側の空気抵抗が低い状態に保持されながら、旋回方向の内側の空気抵抗が高くなり、この空気抵抗の差によって生じるヨーイングがアンダーステアを抑え、目標ヨーレートに応じた走行軌跡に沿った走行が可能となる。
一方、目標ヨーレートと実ヨーレートからオーバーステアが生じている走行状態であると判断されるときには、ステップ116で否定判定されると共にステップ118で肯定判定して、ステップ122へ移行する。このステップ120では、旋回方向の内側の前プレート30を収納するようにアクチュエータ46を駆動する。
すなわち、図7(A)に示されるように、右方向へ旋回しているときに、オーバーステアが発生していると、図7(B)に示されるように、アクチュエータ46LRを作動させて、バンパサイド34Rの前プレート30Rを収納する。このとき、旋回方向外側のバンパサイド34Lは、突出状態に保持される。
これにより、車両10では、旋回方向の内輪の空気抵抗が低い状態に保持されながら、旋回方向の外側の空気抵抗が高くなり、この空気抵抗の差によるヨーイングによってオーバーステアが抑えられ、目標ヨーレートに応じた走行軌跡に沿った走行が可能となる。
このようにして、車両10の走行状態(アンダーステアかオーバーステアか)に応じてバンパサイド34L、34Rを操作すると、ステップ124で旋回が終了したか否かを確認し、旋回が終了するとステップ124で肯定判定してステップ126へ移行し、収容位置に移動した前プレート30を突出させることにより、バンパサイド34L、34Rのそれぞれを張り出し状態に戻す。
このように、走行制御装置40は、車両10の前部のデザインを優先したときに、空気抵抗が大きくなったときに、燃費効率の向上、エミッション抑制を図りながら、車両10のアンダーステアやオーバーステアを抑え、安定した走行姿勢での走行が可能となるようにしている。
また、走行制御装置40では、車両10の前端部に設けているフロントバンパ22にバンパサイド34L、34Rを設けて、車両10の前部側を、アンダーステア又はオーバーステアを抑える方向へ向けるので、車両後部側でアンダーステア又はオーバーステアを抑えるときに比べて、運転車に対して安心感を与えることができる。
なお、以上の説明では、高速走行時のアンダーステア及びオーバーステアを抑えるように説明したが、これに限らず、低速走行時にアンダーステアやオーバーステアを検出したときにも、アクチュエータ46を作動させて、バンパサイド34L、34Rを選択的に突出するようにしても良い。これにより、低速走行時であっても、アンダーステア及びオーバーステアを抑えることができる。
また、前プレート30と後プレート32を個別に移動する構成として説明したが、これに限らず、前プレート30に追従して後プレート32を移動することにより、バンパサイド34を出没させるものであっても良い。
図8には、このときの構成の一例を示している。このバンパサイド60は、後プレート32(32L、32R)に連結されたロッド62が、車両内方側へ付勢されており、前プレート30(30L、30R)が収容位置へ移動された状態で、後プレート32が付勢力によって収容位置に保持され、アクチュエータ46(46FL、46FR)が駆動されて、付勢力に抗して前プレート30が突出位置へ移動するときに、後プレート32が前プレート30に押し出される。
これにより、バンパサイド60は、前プレート30と後プレート32が一体で移動して出没される。
また、これに限らず、前プレートと後プレートの先端を連結し、連結部近傍などの所定位置を、突出方向及び収容方向へ移動することにより、前プレートと後プレートがスライドしながら、バンパサイドの突出位置と収容位置へ移動する任意の構成を適用することができる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、フロントバンパ22の車幅方向の両端部に、空気抵抗可変部材として、前プレート30と後プレート32によって形成されるバンパサイド34を設けたが、本発明は、これに限らず、例えば、フロンフェンダーパネルなどの車両前部の任意の位置で、車幅方向の両側に空気抵抗可変部材を配置するなどの構成を適用することができる。
(A)及び(B)は、本実施の形態に適用した車両を前方側から見た概略斜視図であり、(A)はバンパサイドを収容した状態を示し、(B)はバンパサイドを突出させた状態を示している。 (A)及び(B)は車両前部を平面視した概略図であり、(A)はバンパサイドを収容した状態を示し、(B)はバンパサイドを突出させた状態を示している。 走行制御装置の概略構成図である。 (A)及び(B)は前プレートを収容し、後プレートのみを突出した状態を示し、(A)は車両前方側から見た概略斜視図、(B)は車両前部を平面視した概略図である。 走行制御装置による制御処理一例を示す流れ図である。 (A)はアンダーステアを示す概略図、(B)はアンダーステアに対するバンパサイドの状態を示す車両前部の概略図である。 (A)はオーバーステアを示す概略図、(B)はオーバーステアに対するバンパサイドの状態を示す車両前部の概略図である。 空気抵抗可変部材を形成するバンパサイドの他の一例を示す概略図である。
符号の説明
10 車両
22 フロントバンパ
30(30L、30R) 前プレート(空気抵抗可変部材、第2のプレート)
32(32L、32R) 後プレート(空気抵抗可変部材、第1のプレート)
34(34L、34R) バンパサイド(空気抵抗可変部材)
40 走行制御装置
46(46FL、46RL、46FR、46RR) アクチュエータ(駆動手段)
48 コントローラ(走行状態判定手段、駆動制御手段)
50 速度センサ(走行状態判定手段)
52 ヨーレートセンサ(走行状態判定手段)
54 横Gセンサ(走行状態判定手段)
56 ステアリング角センサ(走行状態判定手段)

Claims (5)

  1. 車速、ステアリングの操舵角、ヨーレートを検出して車両の走行状態を判定する走行状態判定手段と、
    車両前部で車幅方向の両側のそれぞれに設けられて、車両表面内に収容される収容位置と車幅方向の外方への突出位置とへ移動可能で、突出位置へ移動されることにより車両の空気抵抗を低減する空気抵抗可変部材と、
    前記空気抵抗可変部材のそれぞれに対して設けられて空気抵抗可変部材を前記収容位置と前記突出位置へ移動可能とする駆動手段と、
    前記走行状態判定手段の判定結果に基づいて前記駆動手段を駆動する駆動制御手段と、
    を含むことを特徴とする走行制御装置。
  2. 前記空気抵抗可変部材が、フロントバンパの車幅方向両端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の走行制御装置。
  3. 前記走行状態判定手段によってアンダーステアが生じていると判定されたとき、車両旋回方向の内方側の空気抵抗が旋回方向外方側の空気抵抗より大きくなるように前記駆動手段を作動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の走行制御装置。
  4. 前記走行状態判定手段によってオーバーステアが生じていると判定されたとき、車両旋回方向の外方側の空気抵抗が旋回方向内方側の空気抵抗より大きくなるように前記駆動手段を作動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の走行制御装置。
  5. 前記空気抵抗可変部材が、車両前方側の端部が車幅方向の外方へ突出されることにより車両との間に形成される空間によって空気抵抗を大きくする第1のプレートと、突出位置で前記第1のプレートが突出されることにより形成される空間を閉塞して第1のプレートと共に収容位置にあるときよりも空気抵抗を低減可能とする第2のプレートと、を含むことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の走行制御装置。
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