JP2008062672A - 車両制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自車が障害物との衝突を回避する若しくは障害物を追い抜く場合に自車の横方向に発生する横加速度の現在値Gy_pを取得し、この取得した横加速度の現在値Gy_pと、自車が障害物との衝突を回避する若しくは障害物を追い抜くために必要な自車の旋回半径Roとから障害物と自車との目標相対速度Vr_tを演算する。そして、目標相対速度Vr_tまで自車を減速するための目標相対減速度dVr/dtに基づいて減速制御を行う。
【選択図】図6
Description
自車進行方向の延長線上に位置し、自車の前方に存在するカーブ道路の道路境界又はその付近に設けられた道路付帯物と自車との距離を取得する距離取得手段と、
道路付帯物に対する接近離間状態を表す指標として、道路付帯物に接近する相対速度が高くなるほど大きくなるとともに、各相対速度において道路付帯物との距離が短くなるほど増加勾配が急峻になる接近離間状態評価指標を算出する評価指標算出手段と、
自車がカーブ道路を走行しているときに、自車の横方向に発生する横加速度を取得する横加速度取得手段と、
カーブ道路の曲率半径を取得する曲率半径取得手段と、
横加速度とカーブ道路の曲率半径に基づいて、自車がカーブ道路を走行する際の目標速度を設定する目標速度設定手段と、
自車の速度を取得する速度取得手段と、
接近離間状態評価指標、道路付帯物と自車との距離、自車の速度、及び目標速度から、自車を目標速度まで加減速するための目標加減速度を算出する目標加減速度算出手段と、
自車の速度と目標速度とを比較した結果に基づいて、自車に発生する加減速度が目標加減速度となるように加減速制御を行う車両制御手段と、を備えることを特徴とする。
障害物と自車との距離を取得する距離取得手段と、
障害物と自車との相対速度を取得する相対速度取得手段と、
障害物に対する接近離間状態を表す指標として、障害物に接近する相対速度が高くなるほど大きくなるとともに、各相対速度において障害物との距離が短くなるほど増加勾配が急峻になる接近離間状態評価指標を算出する評価指標算出手段と、
自車の横方向に発生する横加速度を取得する横加速度取得手段と、
距離取得手段の取得した距離に基づいて、自車が障害物との衝突を回避する、若しくは障害物を追い抜くために必要な自車の旋回半径を演算する旋回半径演算手段と、
横加速度と旋回半径とから、障害物と自車との目標相対速度を演算する目標相対速度演算手段と、
障害物と自車との距離、相対速度、接近離間状態評価指標から、自車を目標相対速度まで減速するための目標相対減速度を演算する目標相対減速度演算手段と、
相対速度が目標相対速度を上回る場合に、自車に発生する相対減速度が目標相対減速度となるように減速制御を行う車両制御手段と、を備えることを特徴とする。
自車の進行方向前方のカーブ道路上に存在する障害物、及びカーブ道路の道路境界、又はその付近に設けられた道路付帯物の何れかの物体と自車との距離を取得する距離取得手段と、
障害物及び道路付帯物の何れかの物体に対する接近離間状態を表す指標として、障害物及び道路付帯物の何れかの物体に接近する相対速度が高くなるほど大きくなるとともに、各相対速度において障害物及び道路付帯物の何れかの物体との距離が短くなるほど増加勾配が急峻になる接近離間状態評価指標を算出する評価指標算出手段と、
自車の横方向に発生する横加速度を取得する横加速度取得手段と、
カーブ道路の曲率半径を取得する曲率半径取得手段と、
横加速度とカーブ道路の曲率半径に基づいて、自車がカーブ道路を走行する際の目標速度を設定する目標速度設定手段と、
自車の速度を取得する速度取得手段と、
障害物と自車との相対速度を取得する相対速度取得手段と、
距離取得手段の取得した障害物と自車との距離に基づいて、自車が障害物との衝突を回避する、若しくは障害物を追い抜くために必要な自車の旋回半径を演算する旋回半径演算手段と、
横加速度と旋回半径演算手段の演算した旋回半径とから、障害物と自車との目標相対速度を演算する目標相対速度演算手段と、
道路付帯物に対する接近離間状態評価指標、道路付帯物と自車との距離、自車の速度、及び目標速度から、自車を目標速度まで加減速するための目標加減速度を算出する目標加減速度算出手段と、
障害物と自車との距離、相対速度、障害物に対する接近離間状態評価指標から、自車を目標相対速度まで減速するための目標相対減速度を演算する目標相対減速度演算手段と、
カーブ道路上に障害物が存在するとともに相対速度が目標相対速度を上回る場合には、自車に発生する相対減速度が目標相対減速度となるように減速制御を行い、カーブ道路上に障害物が存在しない場合には、自車の速度と目標速度とを比較した結果に基づいて、自車に発生する加減速度が目標加減速度となるように加減速制御を行う車両制御手段と、を備えることを特徴とする。
図1に、本実施形態の運転支援システムの全体構成を示す。同図に示すように、本運転支援システムは、VSC_ECU10、舵角センサ20、Gセンサ30、ヨーレートセンサ40、ENG_ECU50、CCDカメラ60a、画像認識処理装置60b、レーダ70、操作SW80、ナビゲーション装置90、及び車両制御ECU100によって構成される。
KdB_p=10×log{|-2×Vs0|/(D3×5×10-8)}
上述した通行区分線、ポール、ガードレール、縁石、反射板、デリニエータ等の道路付帯物は、カーブ道路の境界やその付近に設けられる。従って、これらの道路付帯物までの距離から、自車がカーブ道路から逸脱する地点までの距離Dを取得することができる。なお、GPS受信機の検出結果と道路地図データのリンクデータ及びノードデータとを用いて、道路付帯物と自車との距離Dを取得するようにしてもよい。
S=W×H=W0×H0×(f/D)2
従って、運転者の網膜上に投影される道路付帯物の見かけ上の面積Sの時間変化率dS/dtは数式3で示される。
dS/dt=d(W×H)/dt∝d(f/D)2/dt∝d(1/D2)/dt
上記数式3を距離Dで偏微分すると、道路付帯物の見かけ上の面積Sの時間変化率dS/dtは数式4のように表すことができ、これを道路付帯物面積の時間変化率Kとする。
dS/dt∝d(1/D2)/dt={d(1/D2)/dD}×(dD/dt)=(-2/D3)×Vr=K
このように、道路付帯物と自車両との車間距離Dと、車間距離Dの時間変化率である相対速度Vr(道路付帯物は固定物であるから自車の速度Vs0に等しい)とから、道路付帯物面積の時間変化率Kを算出することができる。
K0=(-2/D3)×Vr=(-2/1003)×(-0.1/3.6)≒5×10-8
つまり、道路付帯物面積の時間変化率K0=5×10−8の時のデシベル値を0[dB]とし、数式6によって表される指標を、接近離間状態評価指標KdBと定義する。なお、接近離間状態評価指標KdBは、道路付帯物に自車が接近するとき正の値を取り、離れていくときに負の値を取る。なお、数式6における相対速度Vrは、道路付帯物は固定物であるため自車の速度Vs0に等しい。従って、数式6の相対速度Vrを自車の速度Vs0に置き換えることで、数式1を得る。
KdB=10×log(|K/(5×10-8)|)=10×log{|-2×Vr|/(D3×5×10-8)}
目標速度設定部102は、自車の横Gと自車前方のカーブ道路の曲率半径Rから、自車がカーブ道路を走行する際の目標速度を設定する。ここで、カーブ道路の曲率半径Rについて、図3を用いて説明する。なお、一般的な道路においては、直線区間→緩和曲線(クロソイド、3次放物線等)区間→円曲線区間→緩和曲線区間→直線区間のように、円曲線区間の前後に緩和曲線区間の道路が設けられるが、本実施形態では説明を簡単にするため、図3に示すように、円曲線区間のみで構成されるカーブ道路の曲率半径Rについて説明する。
(D+y)2+R2=(R+L)2
従って、カーブ道路の曲率半径Rは、数式7を変形した数式8を計算することによって求めるようにしてもよい。
R={(D+y)2-L2}/2×L
目標速度設定部102は、自車がカーブ道路を走行している(及びカーブ道路に進入しようとしている)ときに、自車の横方向に発生する横Gの現在値Gy_pとカーブ道路の曲率半径から、数式9を演算することによって目標速度Vs0_tを設定する。
Vs0_t=-(R×Gy_p)1/2
目標加減速度演算部103は、現在の自車の速度Vs0と目標速度Vs0_tとを比較し、この比較した結果、現在の自車の速度Vs0と目標速度Vs0_tとの速度差が所定速度差よりも小さい場合には、現在の自車の速度Vs0を維持するための目標加減速度を算出する。
dVs0/dt=gain×7.5×D2×10{(|KdB_p|/10)-8}×Vs0
ここで、目標加減速度dVs0/dtの算出方法について説明する。まず、数式1を数式11、数式12のように変形する。
10(|KdB_p|/10)=|-2×Vs0|/(D3×5×10-8)
(数12)
|-Vs0|=(D3×5×10-8/2)×10(|KdB_p|/10)=2.5×D3×10{(|KdB|/10)-8}
数式12を時間微分すると数式13を得る。
(dVs0/dD)×(dD/dt)=7.5×D2×10{(|KdB_p|/10)-8}×Vs0
上記数式13は、接近離間状態評価指標の現在値KdB_pを維持するための自車の加減速度の目標値を表すものである。この数式13に変数gainを乗じることで数式10が得られる。変数gainは、数式14から得られる。
gain=Gx_t/(7.5×D2×10{(|KdB_p|/10)-8}×Vs0)
上記数式14におけるGx_tは、自車の現在の速度Vs0と、目標速度Vs0_tとから、数式15を演算することで得られる。なお、Δtは、自車の現在の速度Vs0と、目標速度Vs0_tとの差分を目標となる自車の減速度Gx_tに変換するための除数であり、適宜、設定されるものである。
Gx_t=(Vs0-Vs0_t)/Δt
目標加減速度演算部103は、数式10を演算することで求まった目標加減速度dVs0/dtを車内LANへ出力する。
また、例えば、ドライバがステアリングを一定の操舵角で保持している場合には、目標速度Vs0_tをゼロ(0)に設定して減速制御を実行するようにしてもよい。
また、例えば、本実施形態の運転支援システムは加減速制御を行うものであるが、減速制御、又は加速制御のみを実行するようにしてもよい。
第2の実施形態は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。第1の実施形態の運転支援システムは、自車の進行方向前方にカーブ道路が存在する場合、そのカーブ道路を走行する際の目標速度を設定し、その設定した目標速度まで自車を加減速するための目標加減速度を算出し、自車の速度とその目標速度を比較した結果に基づいて、自車に発生する加減速度が目標加減速度となるように加減速制御を実行するものである。
KdB_p=10×log{|-2×Vr|/(D3×5×10-8)}
ここで、自車投影面の将来軌跡は、自車の走行状態に関する情報に基づいて、自車が現在の走行状態を保持したまま走行した場合の将来軌跡が推定される。例えば、自車が直進状態である場合には、直進状態を保持したまま走行した場合の将来軌跡を推定する。なお、本実施形態では、自車の横幅Wsと高さHsからなる自車投影面の将来軌跡を推定する。すなわち、自車の進行方向、横幅方向、及び高さ方向からなる3次元の将来軌跡を推定する。
S=W×H=W0×H0×(f/D)2
従って、運転者の網膜上に投影される先行車の見かけ上の面積Sの時間変化率dS/dtは数式18で示される。
dS/dt=d(W×H)/dt∝d(f/D)2/dt∝d(1/D2)/dt
上記数式18を距離Dで偏微分すると、先行車の見かけ上の面積Sの時間変化率dS/dtは数式19のように表すことができ、これを先行車面積の時間変化率Kとする。
dS/dt∝d(1/D2)/dt={d(1/D2)/dD}×(dD/dt)=(-2/D3)×Vr=K
このように、先行車と自車両との車間距離Dと、車間距離Dの時間変化率である相対速度Vrとから、先行車面積の時間変化率Kを算出することができる。
K0=(-2/D3)×Vr=(-2/1003)×(-0.1/3.6)≒5×10-8
つまり、先行車面積の時間変化率K0=5×10−8の時のデシベル値を0[dB]とし、数式21によって表される指標を、接近離間状態評価指標KdBと定義する。なお、接近離間状態評価指標KdBは、先行車に自車が接近するとき正の値を取り、離れていくときに負の値を取る。
KdB=10×log(|K/(5×10-8)|)=10×log{|-2×Vr|/(D3×5×10-8)}
旋回半径演算部112は、障害物と自車との距離Dに基づいて、自車が障害物との衝突を回避する(若しくは障害物を追い抜く)ために必要な自車の旋回半径Roを演算する。例えば、図6に示すように、自車から距離Dだけ前方に障害物としての先行車が存在する場合、自車前端部と自車前輪中心軸との距離y、及び自車の横幅の中心点と先行車の右後端部との距離Lとすると数式22が成り立つ。
(D+y)2+Ro2=(Ro+L)2
従って、旋回半径Roは、上記数式22を変形することで得られる数式23を計算することによって求められる。
Ro={(D+y)2-L2}/2×L
目標相対速度演算部113は、旋回半径Roと、自車が障害物との衝突を回避する(若しくは障害物を追い抜く)ときに自車の横方向に発生する横Gの現在値Gy_pから、数式24を演算することによって、障害物と自車との目標相対速度Vr_tを演算する。
Vr_t=-(Ro×Gy_p)1/2
目標相対減速度演算部114は、障害物と自車との距離D、相対速度の現在値Vr_p、接近離間状態評価指標の現在値KdB_pを用いて数式25を演算することによって、自車を目標相対速度Vr_tまで減速するための目標相対減速度dVr/dtを求める。
dVr/dt=gain×7.5×D2×10{(|KdB_p|/10)-8}×(Vr_p)
ここで、目標加減速度dVr/dtの算出方法については、第1の実施形態にて説明した通りである。変数gainは、数式26から得られる。
gain=Gx_t/(7.5×D2×10{(|KdB_p|/10)-8}×Vr_p)
上記数式26におけるGx_tは、相対速度の現在値Vr_pと、目標相対速度Vr_tとから、数式27を演算することで得られる。なお、Δtは、相対速度の現在値Vr_pと、目標相対速度Vr_tとの差分を目標となる自車の減速度Gx_tに変換するための除数であり、適宜、設定されるものである。
Gx_t=(Vr_p-Vr_t)/Δt
目標相対減速度演算部114は、数式27を演算することで求まった目標相対減速度dVr/dtを車内LANへ出力する。
第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。本実施形態における運転支援システムは、カーブ道路上に障害物が存在しない場合には、上述した第1の実施形態の運転支援システムと同様の動作を実行し、カーブ道路上に障害物が存在する場合には、その障害物との衝突を回避するための減速制御を行うものである。
20 舵角センサ
30 Gセンサ
40 ヨーレートセンサ
50 ENG_ECU
60a CCDカメラ
60b 画像認識処理装置
70 レーダ
80 操作SW
90 ナビゲーション装置
100 車両制御ECU
Claims (4)
- 自車進行方向の延長線上に位置し、前記自車の前方に存在するカーブ道路の道路境界又はその付近に設けられた道路付帯物と前記自車との距離を取得する距離取得手段と、
前記道路付帯物に対する接近離間状態を表す指標として、前記道路付帯物に接近する相対速度が高くなるほど大きくなるとともに、各相対速度において前記道路付帯物との距離が短くなるほど増加勾配が急峻になる接近離間状態評価指標を算出する評価指標算出手段と、
前記自車が前記カーブ道路を走行しているときに、前記自車の横方向に発生する横加速度を取得する横加速度取得手段と、
前記カーブ道路の曲率半径を取得する曲率半径取得手段と、
前記横加速度と前記カーブ道路の曲率半径に基づいて、前記自車が前記カーブ道路を走行する際の目標速度を設定する目標速度設定手段と、
前記自車の速度を取得する速度取得手段と、
前記接近離間状態評価指標、前記道路付帯物と前記自車との距離、前記自車の速度、及び前記目標速度から、前記自車を前記目標速度まで加減速するための目標加減速度を算出する目標加減速度算出手段と、
前記自車の速度と前記目標速度とを比較した結果に基づいて、前記自車に発生する加減速度が前記目標加減速度となるように加減速制御を行う車両制御手段と、を備えることを特徴とする車両制御装置。 - 自車が当該自車の進行方向前方の道路上に存在する障害物との衝突を回避する、若しくは前記障害物を追い抜く場合において、前記自車の速度を減速させる減速制御を行う車両制御装置であって、
前記障害物と前記自車との距離を取得する距離取得手段と、
前記障害物と前記自車との相対速度を取得する相対速度取得手段と、
前記障害物に対する接近離間状態を表す指標として、前記障害物に接近する相対速度が高くなるほど大きくなるとともに、各相対速度において前記障害物との距離が短くなるほど増加勾配が急峻になる接近離間状態評価指標を算出する評価指標算出手段と、
前記自車の横方向に発生する横加速度を取得する横加速度取得手段と、
前記距離取得手段の取得した距離に基づいて、前記自車が前記障害物との衝突を回避する、若しくは前記障害物を追い抜くために必要な前記自車の旋回半径を演算する旋回半径演算手段と、
前記横加速度と前記旋回半径とから、前記障害物と前記自車との目標相対速度を演算する目標相対速度演算手段と、
前記障害物と前記自車との距離、前記相対速度、前記接近離間状態評価指標から、前記自車を前記目標相対速度まで減速するための目標相対減速度を演算する目標相対減速度演算手段と、
前記相対速度が前記目標相対速度を上回る場合に、前記自車に発生する相対減速度が前記目標相対減速度となるように減速制御を行う車両制御手段と、を備えることを特徴とする車両制御装置。 - 自車の進行方向前方のカーブ道路上に存在する障害物、及び前記カーブ道路の道路境界、又はその付近に設けられた道路付帯物の何れかの物体と前記自車との距離を取得する距離取得手段と、
前記障害物及び前記道路付帯物の何れかの物体に対する接近離間状態を表す指標として、前記障害物及び前記道路付帯物の何れかの物体に接近する相対速度が高くなるほど大きくなるとともに、各相対速度において前記障害物及び前記道路付帯物の何れかの物体との距離が短くなるほど増加勾配が急峻になる接近離間状態評価指標を算出する評価指標算出手段と、
前記自車の横方向に発生する横加速度を取得する横加速度取得手段と、
前記カーブ道路の曲率半径を取得する曲率半径取得手段と、
前記横加速度と前記カーブ道路の曲率半径に基づいて、前記自車が前記カーブ道路を走行する際の目標速度を設定する目標速度設定手段と、
前記自車の速度を取得する速度取得手段と、
前記障害物と前記自車との相対速度を取得する相対速度取得手段と、
前記距離取得手段の取得した障害物と自車との距離に基づいて、前記自車が前記障害物との衝突を回避する、若しくは前記障害物を追い抜くために必要な前記自車の旋回半径を演算する旋回半径演算手段と、
前記横加速度と前記旋回半径演算手段の演算した旋回半径とから、前記障害物と前記自車との目標相対速度を演算する目標相対速度演算手段と、
前記道路付帯物に対する接近離間状態評価指標、前記道路付帯物と前記自車との距離、前記自車の速度、及び前記目標速度から、前記自車を前記目標速度まで加減速するための目標加減速度を算出する目標加減速度算出手段と、
前記障害物と前記自車との距離、前記相対速度、前記障害物に対する接近離間状態評価指標から、前記自車を前記目標相対速度まで減速するための目標相対減速度を演算する目標相対減速度演算手段と、
前記カーブ道路上に前記障害物が存在するとともに前記相対速度が前記目標相対速度を上回る場合には、前記自車に発生する相対減速度が前記目標相対減速度となるように減速制御を行い、前記カーブ道路上に障害物が存在しない場合には、前記自車の速度と前記目標速度とを比較した結果に基づいて、前記自車に発生する加減速度が前記目標加減速度となるように加減速制御を行う車両制御手段と、を備えることを特徴とする車両制御装置。 - 前記車両制御手段は、
前記自車の速度が前記目標速度を上回る場合に、前記自車に発生する減速度が前記目標減速度となるように減速制御を行い、
前記自車の速度が前記目標速度を下回る場合に、前記自車に発生する加速度が前記目標加速度となるように加速制御を行うことを特徴とする請求項1又は3記載の車両制御装置。
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