JP2008061316A - ブラシレスモータ及びモータセンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を削減すると同時にモータロータの回転検出の精度を高めるブラシレスモータの提供。
【解決手段】ブラシレスモータ10は、通電により励磁するモータステータ40と、ロータ磁石30を有し、モータステータ40の発生する磁界をロータ磁石30が受けることにより回転するモータロータ20と、モータステータ40を通電するモータドライバ50と、モータドライバ50からモータロータ20側へ突出してロータ磁石30と対向し、ロータ磁石30の発生する磁界に基づいてモータロータ20の回転を検出する回転検出部72とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】ブラシレスモータ10は、通電により励磁するモータステータ40と、ロータ磁石30を有し、モータステータ40の発生する磁界をロータ磁石30が受けることにより回転するモータロータ20と、モータステータ40を通電するモータドライバ50と、モータドライバ50からモータロータ20側へ突出してロータ磁石30と対向し、ロータ磁石30の発生する磁界に基づいてモータロータ20の回転を検出する回転検出部72とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ブラシレスモータ及びそれに用いられるモータセンサに関する。
従来、モータドライバからの通電により励磁したモータステータの発生磁界をモータロータのロータ磁石に作用させてモータロータを回転させるブラシレスモータが知られている。このようなブラシレスモータの一種として特許文献1には、モータロータの回転位置センサをモータドライバの回路基板に一体形成したものが開示されている。
特開2005−269875号公報
しかし、特許文献1に開示のブラシレスモータでは、回路基板に回転位置センサを面実装している。そのため、かしめピンによってモータロータと一体化した固定部材にロータ磁石とは別のセンサ磁石を固定して、当該センサ磁石を回路基板上の回転位置センサへ近付けた状態下、モータロータの回転位置を検出して検出精度を高めるようにしている。したがって、回転位置の高精度検出のための部品点数が多くなっており、コスト性を向上する上で改善が望まれている。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品点数を削減すると同時にモータロータの回転検出の精度を高めるブラシレスモータ並びにモータセンサを提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、ロータ磁石の発生磁界に基づいてモータロータの回転を検出する回転検出部は、モータドライバからモータロータ側へ突出してロータ磁石と対向する。これによれば、従来のようなセンサ磁石やそれをモータロータに固定するための部品を設けなくても、回転検出部をその突出長さによってロータ磁石自体へ近付けて、ロータ磁石の発生磁界を回転検出部に作用させることができる。したがって、回転検出に必要な部品点数を従来よりも削減すると同時に、モータロータの発生磁界に基づく高精度の回転検出を実現することができる。このような請求項1に記載の発明によれば、信頼性と共にコスト性にも優れたブラシレスモータを提供することができる。
請求項2に記載の発明によると、モータドライバにおいて、モータステータと電気接続される通電回路及び当該通電回路が実装される回路基板は、ゲル状のインシュレータにて収容される。このような構成の下、インシュレータ内で通電回路と電気接続される回転検出部がインシュレータ外へ突出してロータ磁石と対向するので、通電回路及び回路基板をインシュレータにより保護して耐久性を高めつつ、回転検出部をロータ磁石へ近付けて部品点数の削減と高精度の回転検出とを両立させることができる。
請求項3に記載の発明によると、回転検出部は、インシュレータ内に挿入されるリードによって通電回路と電気接続されるので、当該リードの長さを利用して回転検出部をインシュレータ外へ突出させることができる。これによれば、リードをインシュレータにより保護しつつ回転検出部をロータ磁石へ近付けることができるので、回転検出部の耐久性と回転検出の精度とを同時に高めることができる。
請求項4に記載の発明によると、回転検出部はリードによってモータドライバの通電回路と電気接続されるので、当該リードの長さを利用して回転検出部をロータ磁石へ近付けることができる。故に、部品点数の削減と高精度の回転検出とを簡素な構成によって達成することができる。
請求項5に記載の発明によると、回転検出部は、モータドライバの回路基板において通電回路が実装される実装面側に配置されて通電回路と電気接続されるので、実質的に片面実装の回路基板を実現可能となる。ここで、片面実装の回路基板によれば、両面実装の回路基板に比して安価となるので、コスト性がより一層向上する。
請求項6に記載の発明によると、ロータ磁石において回転周方向に交互に形成される相反の磁極同士はロータ磁石の回転周方向に相互に隣接するので、モータロータの回転時には、ロータ磁石の発生磁界を途切れることなく回転検出部に作用させることができる。故に、回転検出部での回転検出がより一層高精度となる。
請求項7に記載の発明によると、ロータ磁石は、モータステータにおいて通電を受けるステータコイルの巻装されるステータコアが外周側に配置されてその発生磁界が作用する作用部と、当該作用部よりも回転軸方向へ突出して回転検出部と対向する突出部とを形成する。これによれば、突出部と対向する回転検出部をモータステータのステータコアから可及的に離間させることができるので、モータステータの発生磁界が回転検出部に作用することを抑制して、回転検出部による回転検出の精度を高めることができる。
回転検出部については、例えば請求項8に記載の発明のようにロータ磁石の回転軸方向の端面と対向して配置してもよいが、請求項9に記載の発明のように回転軸方向に沿う筒状のロータ磁石における内周面又は外周面と対向して配置してもよい。ここで、請求項9に記載の発明のように回転検出部がロータ磁石の内周面又は外周面と対向する構成によれば、ロータ磁石と回転検出部とが回転軸方向に沿ってラップするので、当該回転軸方向においてブラシレスモータの体格を縮小することができる。
また、回転検出部については、例えば請求項10に記載の発明のようにモータロータを軸支する支持体に固定してもよいし、請求項11に記載の発明のようにモータステータに固定してもよい。これらいずれの場合にも、回転検出部の固定に専用の部品を用いることなく、モータドライバから突出する回転検出部の耐振動性を確保することができる。
請求項12に記載の発明によると、ロータ磁石の発生磁界に基づいてモータロータの回転を検出する回転検出部がモータドライバに装着され、当該回転検出部及びロータ磁石の間に磁界伝達部材が介在する。これによれば、従来のようなセンサ磁石やそれをモータロータに固定するための部品を設けなくても、磁界伝達部材を回転検出部及びロータ磁石の間に介在させるだけで、ロータ磁石の発生磁界を回転検出部へ伝達することができる。したがって、回転検出に必要な部品点数を従来よりも削減すると同時に、モータロータの発生磁界に基づく高精度の回転検出を実現することができる。このような請求項12に記載の発明によれば、信頼性と共にコスト性にも優れたブラシレスモータを提供することができる。
請求項13に記載の発明によると、磁界伝達部材は磁性材からなり、ロータ磁石の発生磁界により磁化される。これによれば、ロータ磁石の発生磁界によって磁化させた磁界伝達部材の発生磁界を回転検出部に作用させることは、磁界伝達部材によってロータ磁石の発生磁界を回転検出部へ伝達することと、見かけ上、等価となる。したがって、部品点数の削減と高精度の回転検出とを達成する上での主要素たる磁界伝達部材を、磁性材を用いた簡素な構成により実現することができる。
請求項14に記載の発明によると、ロータ磁石は回転軸方向に沿う筒状であり、回転径方向の両側にそれぞれ相反する磁極を形成する。このような構成の下、ロータ磁石の回転軸方向の端面と対向する磁界伝達部材がロータ磁石の発生磁界により磁化されて発生する磁界は、ロータ磁石の発生磁界と略同一方向へ磁束が磁界伝達部材を通過するものとなる。したがって、磁界伝達部材によれば、ロータ磁石の発生磁界を回転検出部へと正確に伝達することができる。
請求項15に記載の発明によると、ロータ磁石において回転周方向に交互に形成される相反の磁極同士はロータ磁石の回転周方向に相互に隣接するので、モータロータの回転時には、ロータ磁石の発生磁界を途切れることなく回転検出部へ伝達することができる。故に、回転検出部での回転検出がより一層高精度となる。
請求項16に記載の発明によると、磁界伝達部材は回転検出部に当接して配置されるので、磁界伝達部材と回転検出部との間において磁界の伝達効率を高めることができる。故に、回転検出部での回転検出がより一層高精度となる。
請求項17に記載の発明によると、磁界伝達部材はロータ磁石側からその回転軸方向に沿って延伸し、回転検出部は磁界伝達部材を当該回転軸方向に挟んでロータ磁石とは反対側に配置される。これによれば、磁界伝達部材の延伸長さを利用して磁界伝達部材をロータ磁石及び回転検出部へ近付けることで、磁界伝達部材とロータ磁石との間並びに磁界伝達部材と回転検出部との間において磁界の伝達効率を高めることができる。故に、回転検出部での回転検出がより一層高精度となる。
請求項18に記載の発明によると、磁界伝達部材はロータ磁石側からその回転軸方向に沿って延伸し、回転検出部はロータ磁石の回転径方向において磁界伝達部材の内側又は外側に配置される。これによれば、磁界伝達部材の延伸長さを利用して磁界伝達部材をロータ磁石及び回転検出部へ近付けることで、磁界伝達部材とロータ磁石との間並びに磁界伝達部材と回転検出部との間において磁界の伝達効率を高めることができる。故に、回転検出部での回転検出がより一層高精度となる。しかも、回転径方向において磁界伝達部材の内側又は外側に配置される回転検出部は、ロータ磁石の回転軸方向に沿って磁界伝達部材とラップすることになるので、当該回転軸方向においてブラシレスモータの体格を縮小することができる。
磁界伝達部材については、例えば請求項19に記載の発明のようにモータステータ及びモータドライバのうち少なくとも一方に固定してもよいし、請求項20に記載の発明のようにモータロータを軸支する支持体に固定してもよい。これらいずれの場合にも、専用の部品を用いることなく磁界伝達部材を位置決めして、磁界伝達の精度、ひいては回転検出の精度を高めることができる。
請求項21に記載の発明によると、モータドライバにおいて、モータステータと電気接続される通電回路及び当該通電回路が実装される回路基板は、ゲル状のインシュレータにて収容される。このような構成の下、回転検出部はインシュレータ内において通電回路と電気接続され、また磁界伝達部材はインシュレータ内に挿入され且つインシュレータ外においてロータ磁石と対向する。これによれば、通電回路及び回路基板のみならず、回転検出部をインシュレータにより保護して耐久性を高めつつ、回転検出部及びロータ磁石間に磁界伝達部材を介在させて部品点数の削減と高精度の回転検出とを両立させることができる。
請求項22に記載の発明によると、モータドライバの回路基板において通電回路が実装される実装面に回転検出部も実装されるので、実質的に片面実装の回路基板を実現可能となる。ここで、片面実装の回路基板によれば、両面実装の回路基板に比して安価となるので、コスト性がより一層向上する。
請求項23に記載の発明によると、モータドライバの回路基板における回路検出部の実装面側に磁界伝達部材が配置されるので、回路検出部へ磁界を伝達するための磁界伝達部材の配置が容易となる。
請求項24に記載の発明によると、ロータ磁石の発生磁界に基づいてモータロータの回転を検出する回転検出部がモータドライバに装着され、当該回転検出部及びロータ磁石の間に磁界伝達部材が介在する。これによれば、従来のようなセンサ磁石やそれをモータロータに固定するための部品を設けなくても、磁界伝達部材を回転検出部及びロータ磁石の間に介在させるだけで、ロータ磁石の発生磁界を回転検出部へ伝達することができる。したがって、回転検出に必要な部品点数を従来よりも削減すると同時に、モータロータの発生磁界に基づく高精度の回転検出を実現することができる。このような請求項24に記載の発明によれば、信頼性と共にコスト性にも優れたモータセンサを提供することができる。
尚、請求項24に記載の発明については、上述した請求項13〜23に記載の発明の特徴を実現するように実施可能である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態によるブラシレスモータ10を示している。ブラシレスモータ10は、モータハウジング12、モータロータ20、モータステータ40、モータドライバ50及びモータセンサ70を備えている。
図1は、本発明の第一実施形態によるブラシレスモータ10を示している。ブラシレスモータ10は、モータハウジング12、モータロータ20、モータステータ40、モータドライバ50及びモータセンサ70を備えている。
モータハウジング12は、共に有底円筒状を呈する金属製のハウジング本体13及びエンドフレーム14について周壁部同士を接合してなり、全体として中空である。ハウジング本体13及びエンドフレーム14の各底壁部にはそれぞれ軸受部15,16が設けられている。尚、本実施形態では、後述するように回転検出部72を固定するエンドフレーム14について、アルミニウムにより形成している。
図1,2に示すようにモータロータ20は、ロータ軸22とロータコア26とロータ磁石30とから構成されている。
ロータ軸22の一端部側はハウジング本体13の軸受部15により回転自在に軸支されて、ハウジング本体13の底壁部を貫通している。また、ロータ軸22の他端部はエンドフレーム14の軸受部16により回転自在に軸支されている。即ち、エンドフレーム14が特許請求の範囲に記載の「支持体」に相当している。
ロータコア26は鉄板等の金属薄板を積層してなり、全体として厚肉の円環板状を呈している。ロータコア26はモータハウジング12内に収容され、軸受部15,16間においてロータ軸22の外周面に同心的に固定されている。
ロータ磁石30は複数の磁石ブロック31からなり、全体として円筒状を呈している。ロータ磁石30はモータハウジング12内に収容され、ロータコア26の外周面に同心的に固定されている。これにより、ロータ磁石30は回転軸方向に沿った筒状となるように配置され、ロータコア26及びロータ軸22と共に回転可能となっている。本実施形態のロータ磁石30は、回転軸方向においてロータコア26よりも長くなっており、ロータコア26によって保持される作用部32と、作用部32よりも回転軸方向のエンドフレーム14側へ突出する突出部34とを形成している。
ロータ磁石30を構成する各磁石ブロック31は、例えばフェライト、希土類等の磁性材が予め着磁されてなる永久磁石である。図3に示すように各磁石ブロック31は、回転周方向の長さが略同一の扇形に形成されており、当該回転周方向の端部同士が互いに隣接している。各磁石ブロック31は、回転径方向の両側となるロータ磁石30の内周面36側と外周面38側とに、それぞれ相反する磁極を形成している。さらに、隣接する磁石ブロック31同士は、内周面36側に形成する磁極を相反させ且つ外周面38側に形成する磁極も相反させている。これらの構成から、ロータ磁石30が各磁石ブロック31によって内周面36側に形成する磁極は互いに隣接しており、その極性が回転周方向に交互に入れ替わる形となっている。また、ロータ磁石30が各磁石ブロック31によって外周面38側に形成する磁極も互いに隣接しており、その極性が回転周方向に交互に且つ内周面36側の場合とは異なる順序で入れ替わる形となっている。
図1,2に示すようにモータステータ40は、ステータコア42とボビン44とステータコイル46とから構成されている。
ステータコア42は鉄板等の金属薄板を積層してなり、全体として厚肉且つロータ磁石30よりも大径の円環板状を呈している。ステータコア42はモータハウジング12内に収容され、ハウジング本体13の周壁部に固定されている。これにより、ステータコア42はモータロータ20の外周側、特に本実施形態ではロータ磁石30の作用部32の外周側に同心的に配置され、ロータ磁石30の突出部34とは回転軸方向においてラップしていない。
ステータコア42には、ロータ磁石30の回転周方向に等間隔をあけるようにして複数のティース48が形成されている。各ティース48はロータ磁石30の作用部32側へ突出しており、その突出側先端部と作用部32との間に磁気ギャップを形成している。各ティース48には、それぞれ樹脂製のボビン44を介してステータコイル46が巻装されている。各ステータコイル46は通電により励磁して、ロータ磁石30の作用部32に作用する回転磁界を発生する。したがって、各ステータコイル46の発生磁界をロータ磁石30の作用部32に受けたモータロータ20は、当該発生磁界に応じて回転する。
図1に示すようにモータドライバ50は、ホルダ52、インシュレータ54、回路基板56及び通電回路58を有している。
ホルダ52は、樹脂製の中間フレーム60と金属製のカバーフレーム61とをハウジング本体13に固定してなる。中間フレーム60は、エンドフレーム14の底壁部を挟んでモータロータ20とは反対側に配置され、ハウジング本体13とカバーフレーム61との間に挟持されている。中間フレーム60には、外部電源(図示しない)と電気接続されるターミナル62をインサートしてなるコネクタ部63が設けられている。また、中間フレーム60には、エンドフレーム14及びモータロータ20の配置側へ向かって開口する充填孔部64が設けられている。カバーフレーム61には、中間フレーム60を貫通して充填孔部64内に露出する基板保持部66が設けられている。
インシュレータ54は、例えばシリコーン等のゲル状の絶縁材を充填孔部64内に充填してなる。本実施形態では、図1の上下方向が実際の鉛直方向と略一致するため、重力作用によってインシュレータ54が充填孔部64から流れ出ない程度にインシュレータ54の軟度が決められている。
回路基板56はインシュレータ54内に収容され、基板保持部66により保持されている。回路基板56において基板保持部66とは反対側となる実装面68には、通電回路58が実装されている。これにより回路基板56は、安価な片面実装型となっている。通電回路58は、モータステータ40の各ステータコイル46を通電してモータロータ20を回転駆動するための電気回路であり、例えばブリッジ回路やその制御用回路等から形成される。通電回路58はターミナル62及び各ステータコイル46に電気接続されており、外部電源から電力の供給を受けて各ステータコイル46への通電を制御する。この通電制御において通電回路58は、モータセンサ70から与えられるモータロータ20の回転情報を適宜利用する。
図2に示すようにモータセンサ70は、モータロータ20の回転を検出する複数の回転検出部72から構成されている。各回転検出部72は、ロータ磁石30の回転周方向に互いに所定間隔をあけて配列されている。尚、各回転検出部72の構成は互いに同一であるので、以下では、一回転検出部72の構成のみについて説明し、他の回転検出部72の構成については説明を省略する。
図1に示すように回転検出部72は、回路基板56の実装面68側に配置されている。回転検出部72において通電回路58と電気接続されるリード74は、インシュレータ54内に挿入されている。また、回転検出部72においてロータ磁石30の発生磁界を感知する感知素子76は、エンドフレーム14の底壁部に設けられた固定部18を貫通するようにして当該固定部18に固定されている。したがって、図1,4に示すように回転検出部72は、インシュレータ54内においてリード74が通電回路58と電気接続し且つ感知素子76の全体がインシュレータ54外のモータロータ20側へ突出してロータ磁石30と対向する形となっている。ここで特に感知素子76は、ロータ磁石30の内周面36のうち突出部34を形成する部分に対して、回転径方向に隙間をあけて対向している。
尚、リード74については、本実施形態ではリード端子としている、具体的には適度な硬度を持つ金属片により形成して耐振動性を高めているが、線材からなるリード線としてもよい。また、一回転検出部72に設けるリード74の数については、図示からは明らかでないものの、本実施形態では複数としているが、単数としてもよい。さらに感知素子76として、本実施形態ではホール素子を用いているが、それ以外の例えば磁気抵抗素子等を用いてもよい。
さて、ここまで回転検出部72の構成について説明したが、次に、モータセンサ70の作動について説明する。モータロータ20の回転時において各回転検出部72に作用するロータ磁石30の発生磁界の強度は、モータロータ20の回転位置に応じて変化する。故に、各回転検出部72が磁界強度を感知素子76により感知してリード74から通電回路58へ出力する信号は、モータロータ20の回転情報として回転位置を正確に表したものとなる。したがって、通電回路58は、各回転検出部72からの出力信号に基づいてモータロータ20の回転位置を正しく把握することができる。
以上説明した第一実施形態によると、各回転検出部72について、リード74の長さにより感知素子76をモータドライバ50から突出させてロータ磁石30に対向させることで、ロータ磁石30の発生磁界を近距離で各回転検出部72に作用させている。これによれば、ロータ磁石30の発生磁界に基づくモータロータ20の回転検出を、従来よりも少ない部品点数且つ従来よりも簡素な構成にて実施することができるので、コスト性が向上する。
また、第一実施形態によると、ロータ磁石30において各回転検出部72が対向する内周面36側の磁極は、回転周方向に互いに隣接している。これによりモータロータ20の回転時には、ロータ磁石30の発生磁界を途切れることなく連続的に各回転検出部72に作用させることができるので、当該発生磁界に基づく回転検出の精度が高くなる。
さらに第一実施形態では、各回転検出部72がロータ磁石30の内周面36と対向することにより、ロータ磁石30が回転軸方向に沿って各回転検出部72とラップしているので、当該回転軸方向の体格を縮小することができる。それに加え、ロータ磁石30においてステータコア42の内周側の作用部32から回転軸方向へ突出する突出部34に各回転検出部72が対向することにより、それら回転検出部72はステータコア42の内周側から外れるようにして当該コア42とは離間している。これによれば、モータステータ40から各回転検出部72に作用する磁界が弱くなるので、それら回転検出部72による回転検出の精度を高めることができる。
またさらに第一実施形態によると、各回転検出部72は、モータロータ20を軸支するエンドフレーム14を利用して固定されているので、当該固定に専用の部品を用いることなく、各回転検出部72の耐振動性を確保することができる。
加えて第一実施形態によると、モータドライバ50において回路基板56及び通電回路58を収容するインシュレータ54内には、各回転検出部72のリード74が挿入されている。これによれば、回路基板56及び通電回路58と共に各回転検出部72のリード74を保護して、それら要素56,58,72の耐久性を高めることができる。
また加えて第一実施形態によると、エンドフレーム14を挟んでモータロータ20と反対側の中間フレーム60に、エンドフレーム14側へ向かって開口する充填孔部64が設けられ、当該充填孔部64にインシュレータ54が充填されている。故に、充填孔部64から万が一インシュレータ54が流れ出たとしても、当該流出物はエンドフレーム14に遮られてモータロータ20には達し難くなる。したがって、モータロータ20の回転運動等にインシュレータ54が干渉する事態を回避することができる。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態は、図5に示すように第一実施形態の変形例である。第二実施形態においてモータセンサ100の各回転検出部102の感知素子104は、ロータ磁石30の外周面38のうち突出部34を形成する部分に対して、回転径方向に隙間をあけて対向している。
本発明の第二実施形態は、図5に示すように第一実施形態の変形例である。第二実施形態においてモータセンサ100の各回転検出部102の感知素子104は、ロータ磁石30の外周面38のうち突出部34を形成する部分に対して、回転径方向に隙間をあけて対向している。
このような第二実施形態によっても、ロータ磁石30の発生磁界を近距離で各回転検出部102に作用させることができるので、従来に対して部品点数の削減並びに構成の簡素化を図ることができる。また、ロータ磁石30において各回転検出部102が対向する外周面38側に形成される磁極は回転周方向に相互隣接しているので、モータロータ20の回転時にロータ磁石30の発生磁界を連続的に各回転検出部102に作用させて、回転検出精度を高めることができる。さらに、各回転検出部102はロータ磁石30の外周面38のうち突出部34の形成部分と対向しているので、各回転検出部102とロータ磁石30との軸方向ラップによる体格縮小と、各回転検出部102とステータコア42との離間による回転検出精度の向上とを達成できる。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態は、図6に示すように第一実施形態の変形例である。第三実施形態では、エンドフレーム14が設けられず、ハウジング本体13がモータドライバ150のホルダ151の各フレーム152,154と共同してモータハウジング160を構成している。そのため、モータロータ170のロータ軸172は、モータドライバ150の中間フレーム152を貫通していると共に、モータドライバ150のカバーフレーム154に設けられた軸受部156によって軸支されている。また、モータセンサ180において各回転検出部182の感知素子184は、モータステータ190において対応するボビン192に設けられた固定部194に固定されている。
本発明の第三実施形態は、図6に示すように第一実施形態の変形例である。第三実施形態では、エンドフレーム14が設けられず、ハウジング本体13がモータドライバ150のホルダ151の各フレーム152,154と共同してモータハウジング160を構成している。そのため、モータロータ170のロータ軸172は、モータドライバ150の中間フレーム152を貫通していると共に、モータドライバ150のカバーフレーム154に設けられた軸受部156によって軸支されている。また、モータセンサ180において各回転検出部182の感知素子184は、モータステータ190において対応するボビン192に設けられた固定部194に固定されている。
さらに第三実施形態では、モータロータ170のロータ磁石174に突出部34が設けられていない。そのため、図6,7に示すように各回転検出部182の感知素子184は、ロータ磁石174における作用部176の回転軸方向の一端面178に対して、回転軸方向に隙間をあけて対向している。
このような第三実施形態によっても、ロータ磁石174の発生磁界を近距離で各回転検出部182に作用させることができるので、従来に対して部品点数の削減並びに構成の簡素化を図ることができる。また、各回転検出部182が対向するロータ磁石174は、それを構成する各磁石ブロック31の磁極が内周面36側においても、外周面38側においても回転周方向に相互隣接して形成されるものである。したがって、ロータ磁石174がその回転検出部182側を磁束が経由するように周面36,38間に発生する磁界を各回転検出部182に連続的に作用させて、回転検出精度を高めることができる。
さらに第三実施形態によると、各回転検出部182は、ロータ磁石174の回転軸方向の端面178と対向することにより、ステータコア42の内周側から外れるようにして当該コア42とは離間している。したがって、モータステータ190から各回転検出部182に作用する磁界が弱くなるので、それら回転検出部182による回転検出の精度が高くなる。
またさらに第三実施形態によると、各回転検出部182は、モータステータ190のボビン192を利用して固定されている。したがって、各回転検出部182を固定するための専用部品を用いることなく、それら回転検出部182の耐振動性を確保することができる。
加えて第三実施形態では、エンドフレーム14を廃止して、モータロータ170をモータドライバ150のカバーフレーム154に軸支させているので、部品点数がさらに少なくなっていると共に、モータロータ170の回転軸方向における体格が縮小している。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態は、図8に示すように第三実施形態の変形例である。第四実施形態では、モータドライバ200のホルダ201において中間フレーム202に設けられた充填孔部203がモータロータ170とは反対側へ向かって開口しており、当該充填孔部203のモータロータ170側が中間フレーム202の基板保持部204によって覆われている。そのため、モータセンサ210の各回転検出部212は、モータドライバ200の両面実装型の回路基板205に対して通電回路58の実装面68とは反対側に配置され、基板保持部204を貫通することによってモータロータ170側へ突出している。
本発明の第四実施形態は、図8に示すように第三実施形態の変形例である。第四実施形態では、モータドライバ200のホルダ201において中間フレーム202に設けられた充填孔部203がモータロータ170とは反対側へ向かって開口しており、当該充填孔部203のモータロータ170側が中間フレーム202の基板保持部204によって覆われている。そのため、モータセンサ210の各回転検出部212は、モータドライバ200の両面実装型の回路基板205に対して通電回路58の実装面68とは反対側に配置され、基板保持部204を貫通することによってモータロータ170側へ突出している。
ここで、具体的に各回転検出部212のリード214は、基板保持部204に設けられた貫通孔部206に挿通されていると共に、回路基板205を貫くスルーホール208を通じて実装面68上の通電回路58に電気接続されている。したがって、各回転検出部212のリード214は、充填孔部203内のインシュレータ54には収容されていない。
また、各回転検出部212の感知素子216は、リード214により貫通孔部206から突出してモータステータ190の固定部194に固定されている。したがって、各回転検出部212の感知素子216は、ロータ磁石174の端面178と回転軸方向において向き合っている。
このような第四実施形態によると、充填孔部203から万が一インシュレータ54が流れ出たとしても、充填孔部203の開口とは反対側のモータロータ170には当該流出物が達し難くなる。したがって、モータロータ170の回転運動等にインシュレータ54が干渉する事態を回避することができる。
(第五実施形態)
本発明の第五実施形態は、図9,10に示すように第三実施形態の変形例である。第五実施形態では、モータセンサ300の各回転検出部302がモータドライバ310の回路基板312の実装面68に実装されている。即ち、いずれの回転検出部302も通電回路58と同一の実装面68に実装されており、それによって回路基板312が安価な片面実装型となっている。また、各回転検出部302はインシュレータ54内に完全収容されており、当該インシュレータ54内において通電回路58と電気接続されている。
本発明の第五実施形態は、図9,10に示すように第三実施形態の変形例である。第五実施形態では、モータセンサ300の各回転検出部302がモータドライバ310の回路基板312の実装面68に実装されている。即ち、いずれの回転検出部302も通電回路58と同一の実装面68に実装されており、それによって回路基板312が安価な片面実装型となっている。また、各回転検出部302はインシュレータ54内に完全収容されており、当該インシュレータ54内において通電回路58と電気接続されている。
このように各回転検出部302が回路基板312に面実装されてインシュレータ54内に収容されている第五実施形態では、各回転検出部302の感知素子304とロータ磁石174との離間距離が長くなっている。そこで、回転検出部302と同一数の磁界伝達部材320をモータセンサ300に追加して、それら磁界伝達部材320を各回転検出部302の感知素子304とロータ磁石174との間にそれぞれ介在させている。
各磁界伝達部材320は、軟鋼材等の磁性材によって長手の棒状に形成されている。各磁界伝達部材320は回路基板312の実装面68側に配置され、モータステータ330の対応するボビン332の固定部334に固定されている。これにより、各磁界伝達部材320はロータ磁石174側からその回転軸方向に沿って延伸し、インシュレータ54内に挿入されている。
図9,11に示すように、第五実施形態において各磁界伝達部材320の一端面322は、インシュレータ54外において、ロータ磁石174の端面178と回転軸方向に隙間をあけて対向している。また、各磁界伝達部材320の他端面324は、インシュレータ54内において、対応する回転検出部302の感知素子304と回転軸方向に隙間をあけて対向している。これらのことから、磁界伝達部材320を回転軸方向に挟んでロータ磁石174とは反対側に、回転検出部302が配置された形となっている。尚、本実施形態では、磁界伝達部材320の端面324と回転検出部302の感知素子304とが挟む隙間にインシュレータ54が充填されており、それら要素320,302同士の振動による衝突が抑制されている。
こうした構成の第五実施形態において各磁界伝達部材320は、ロータ磁石174の発生磁界によって常に磁化された状態となる。ここで各磁界伝達部材320は、回転径方向の両側に相反磁極を形成するロータ磁石174に対し回転軸方向に対向する箇所から、当該回転軸方向に沿って延伸している。そのため、各磁界伝達部材320が磁化によって発生する磁界は、ロータ磁石174の発生磁界と略同一方向へ向かって磁束がそれら磁界伝達部材320を通過するものとなる。そして、このような各磁界伝達部材320の発生磁界は、対応する回転検出部302に作用することとなるが、これは、各磁界伝達部材320が対応の回転検出部302へロータ磁石174の発生磁界を伝達することと、見かけ上、等価となる。したがって、各回転検出部302が感知素子304により磁界強度を感知して出力する信号は、ロータ磁石174の発生磁界と相関するモータロータ170の回転位置を正確に表したものとなる。故に、通電回路58は、モータロータ170の回転位置を正しく把握することができるのである。
以上説明した第五実施形態によると、ロータ磁石174と各回転検出部302との間に磁界伝達部材320を介在させることで、ロータ磁石174から各回転検出部302への見かけ上の磁界伝達(以下、単に磁界伝達という)を実現している。これによれば、ロータ磁石174の発生磁界に基づくモータロータ170の回転検出を、従来よりも少ない部品点数且つ従来よりも簡素な構成にて実施することができるので、コスト性が向上する。
さらに第五実施形態によると、各磁界伝達部材320は、モータステータ330の樹脂製ボビン332に設けられた固定部334に固定されている。これにより、専用の部品を用いることなく各磁界伝達部材320を位置固定して、磁界伝達のばらつきを抑えることができる。また、各磁界伝達部材320については、延伸方向の長さを調整することによって両端面322,324の対向要素174,302へ近付けることができるので、端面322,324と要素174,302との間における磁界伝達の効率低下を抑制することができる。さらにまた、各磁界伝達部材320が対向するロータ磁石174においては、各磁石ブロック31の磁極が内周面36側及び外周面38側の双方において回転周方向に相互隣接して形成されている。故に、モータロータ170の回転時には、ロータ磁石174から各回転検出部302へ至るまでの磁界伝達が途切れることなく連続的に実現される。これらのことから各回転検出部302への磁界伝達が高精度且つ確実となる第五実施形態によれば、回転検出の精度を高めることができる。
またさらに第五実施形態によると、各磁界伝達部材320は、ロータ磁石174の回転軸方向の端面178と対向することにより、ステータコア42の内周側から外れるようにして当該コア42とは離間している。したがって、モータステータ190から各磁界伝達部材320に作用する磁界が弱くなるので、それら磁界伝達部材320による磁界伝達の精度、ひいては各回転検出部302による回転検出の精度が高くなる。
加えて第五実施形態によると、モータドライバ310において各回転検出部302が回路基板312に直に面実装されているので、それら回転検出部302の耐振動性を確保することができる。しかも、モータドライバ310のインシュレータ54内には、回路基板312及び通電回路58と共に各回転検出部302も収容されているので、それら要素312,58,302の耐久性を高めることもできる。
(第六実施形態)
本発明の第六実施形態は、図12に示すように第五実施形態の変形例である。第六実施形態では、モータステータ350のボビン352に固定部334が設けられない代わりに、モータドライバ360のホルダ361の樹脂製中間フレーム362に固定部364が設けられている。かかる固定部364は、中間フレーム362の充填孔部64の開口よりもモータロータ170側において、対応する磁界伝達部材320を固定するものである。したがって、第六実施形態によれば、専用の部品を用いることなく各磁界伝達部材320を位置固定して、磁界伝達のばらつきを抑えることができる。
本発明の第六実施形態は、図12に示すように第五実施形態の変形例である。第六実施形態では、モータステータ350のボビン352に固定部334が設けられない代わりに、モータドライバ360のホルダ361の樹脂製中間フレーム362に固定部364が設けられている。かかる固定部364は、中間フレーム362の充填孔部64の開口よりもモータロータ170側において、対応する磁界伝達部材320を固定するものである。したがって、第六実施形態によれば、専用の部品を用いることなく各磁界伝達部材320を位置固定して、磁界伝達のばらつきを抑えることができる。
(第七実施形態)
本発明の第七実施形態は、図13に示すように第六実施形態の変形例である。第七実施形態においてモータセンサ400の各回転検出部402は、第一実施形態に準じて回路基板312の実装面68側に配置され、インシュレータ54内に挿入のリード404によって通電回路58と電気接続されている。これにより各回転検出部402の感知素子406は、その一部がインシュレータ54外のモータロータ170側へ突出するように位置決めされている。そして特に本実施形態では、ロータ磁石174の回転径方向において各回転検出部402の感知素子406が内側から対応の磁界伝達部材320に当接しているのである。
本発明の第七実施形態は、図13に示すように第六実施形態の変形例である。第七実施形態においてモータセンサ400の各回転検出部402は、第一実施形態に準じて回路基板312の実装面68側に配置され、インシュレータ54内に挿入のリード404によって通電回路58と電気接続されている。これにより各回転検出部402の感知素子406は、その一部がインシュレータ54外のモータロータ170側へ突出するように位置決めされている。そして特に本実施形態では、ロータ磁石174の回転径方向において各回転検出部402の感知素子406が内側から対応の磁界伝達部材320に当接しているのである。
このような第七実施形態によると、互いに当接する回転検出部402及び磁界伝達部材320の間において磁界伝達の効率が低下し難くなるので、回転検出精度の向上に貢献することができる。しかも第七実施形態では、回転検出部402の当接をロータ磁石174の回転径方向において磁界伝達部材320の内側から実現しているで、当接要素402,320同士がロータ磁石174の回転軸方向に沿ってラップし、当該回転軸方向の体格が縮小し得る。尚、回転検出部402の当接については、図14に変形例を示すように、ロータ磁石174の回転径方向におおて磁界伝達部材320の外側から実現してもよい。
(第八実施形態)
本発明の第八実施形態は、図15に示すように第五実施形態の変形例である。第八実施形態においてモータハウジング450は、第一実施形態に準じてモータロータ170を軸受部452により軸支するエンドフレーム454を、ハウジング本体13に接合してなる。即ち、エンドフレーム454が特許請求の範囲に記載の「支持体」に相当している。
本発明の第八実施形態は、図15に示すように第五実施形態の変形例である。第八実施形態においてモータハウジング450は、第一実施形態に準じてモータロータ170を軸受部452により軸支するエンドフレーム454を、ハウジング本体13に接合してなる。即ち、エンドフレーム454が特許請求の範囲に記載の「支持体」に相当している。
さらに第八実施形態では、モータステータ460のボビン462に固定部334が設けられない代わりに、アルミニウム製エンドフレーム454の底壁部において各磁界伝達部材320が貫通する箇所にそれぞれ固定部456が設けられている。これにより各固定部456は、図15,16に示すように、中間フレーム152の充填孔部64の開口よりもモータロータ170側において、対応する磁界伝達部材320を固定する。
このように第八実施形態では、モータロータ170を軸支するエンドフレーム454を利用して各磁界伝達部材320を位置固定しているので、当該固定に専用の部品を用いることなく、磁界伝達のばらつきを抑えることができる。しかも第八実施形態では、第一実施形態に準ずるエンドフレーム454の働きによって、インシュレータ54の干渉回避効果を享受することができる。
(第九実施形態)
本発明の第九実施形態は、図17に示すように第五実施形態の変形例である。第九実施形態では、モータドライバ500のホルダ501において中間フレーム502に設けられた充填孔部503がモータロータ170とは反対側へ向かって開口しており、当該充填孔部503のモータロータ170側が中間フレーム502の基板保持部504によって覆われている。そのため、モータセンサ510の各回転検出部512は、モータドライバ500の両面実装型の回路基板505において通電回路58とは逆の実装面506に実装され、回路基板505を貫くスルーホール508を通じて実装面68上の通電回路58と電気接続されている。また、モータセンサ510の各磁界伝達部材514は回路基板505の実装面506側に配置され、対応する回転検出部512と共に基板保持部504を貫通することによってモータロータ170側へ突出している。
本発明の第九実施形態は、図17に示すように第五実施形態の変形例である。第九実施形態では、モータドライバ500のホルダ501において中間フレーム502に設けられた充填孔部503がモータロータ170とは反対側へ向かって開口しており、当該充填孔部503のモータロータ170側が中間フレーム502の基板保持部504によって覆われている。そのため、モータセンサ510の各回転検出部512は、モータドライバ500の両面実装型の回路基板505において通電回路58とは逆の実装面506に実装され、回路基板505を貫くスルーホール508を通じて実装面68上の通電回路58と電気接続されている。また、モータセンサ510の各磁界伝達部材514は回路基板505の実装面506側に配置され、対応する回転検出部512と共に基板保持部504を貫通することによってモータロータ170側へ突出している。
したがって、第九実施形態では、各磁界伝達部材514と各回転検出部512とが充填部503内のインシュレータ54には収容されず、各磁界伝達部材514の一端面516と各回転検出部512の感知素子518とがロータ磁石174の回転軸方向に磁気ギャップをあけて対向している。尚、第五実施形態の場合と同様に、各磁界伝達部材514はモータステータ330の固定部334に固定され、それら磁界伝達部材514の他端面519はロータ磁石174の端面178と回転軸方向に対向している。
このような第九実施形態によると、充填孔部503から万が一インシュレータ54が流れ出たとしても、充填孔部503の開口とは反対側のモータロータ170には当該流出物が達し難いので、モータロータ170の回転運動等へのインシュレータ54の干渉を回避することができる。
(他の実施形態)
ここまで本発明の複数の実施形態について説明してきたが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
ここまで本発明の複数の実施形態について説明してきたが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
例えば第一〜第九実施形態では、ロータ磁石30,174をロータコア26の内部に埋設してもよい。また、第一〜第九実施形態では、ロータ磁石30,174を構成する複数の磁石ブロック31を回転周方向に隙間をあけて配置し、それら磁石ブロック31により内周面36側及び外周面38側にそれぞれ形成される磁極が回転周方向に互いに離間して並ぶようにしてもよい。さらに第一〜第九実施形態では、モータドライバ50,150,200,310,360,500に充填部64,203,503やインシュレータ54を設けないようにしてもよい。またさらに第一〜第九実施形態では、モータロータ20,170の回転情報としての回転速度を、各回転検出部72,102,182,212,302,402,512により検出するようにしてもよい。
第一〜第九実施形態では、ロータ磁石30,174を構成する磁石ブロック31の個数について、例えば図2,10に示す数以外にも、仕様に応じて適宜設定することができる。また、第一〜第九実施形態では、回転検出部72,102,182,212,302,402,512の個数について、例えば図2,10に示す数以外にも、仕様に応じて適宜設定することができる。さらに第五〜第九実施形態では、磁界伝達部材320,514の個数について、例えば図10に示す数以外にも、回転検出部302,402,512の個数等に応じて適宜設定することができる。尚、この場合、磁界伝達部材320,514の個数を回転検出部302,402,512の個数と同一に設定してもよいし、一磁界伝達部材320,514が所定数の回転検出部302,402,512毎に共通となるように磁界伝達部材320,514の個数(例えば共通の一つ)を設定してもよい。
第一〜第四実施形態では、固定部18,194を設けないで、回転検出部72,102,182,212の感知素子76,104,184,216を固定しないようにしてもよい。また、第一及び第二実施形態では、第四実施形態に準ずる中間フレーム202を設け、充填孔部64がモータロータ20とは反対側へ向かって開口すると共に各回転検出部72,102がモータドライバ50からモータロータ20側へ突出するように、構成してもよい。
第三及び第四実施形態では、第一実施形態に準ずるエンドフレーム14を設け、モータステータ190の固定部194に加えて又は代えて回転検出部182,212を固定する固定部を、当該エンドフレーム14の固定部18により実現してもよい。また、第三及び第四実施形態では、第一実施形態に準ずる突出部34をロータ磁石174に設け、ロータ磁石174の回転軸方向において当該突出部34が各回転検出部182,212の感知素子184,216に対向するように、構成してもよい。さらに、第三及び第四実施形態では、第二実施形態に準じて、各回転検出部182,212の感知素子184,216をロータ磁石174の外周面38に対向させてもよい。
第五〜第九実施形態では、例えば第一実施形態に準ずる突出部34をロータ磁石174に設け、各磁界伝達部材320,514をロータ磁石174の内周面36又は外周面38と対向させてもよい。また、第五〜第八実施形態では、第九実施形態に準ずる中間フレーム502を設け、充填孔部64がモータロータ170とは反対側へ向かって開口すると共に各磁界伝達部材320がモータドライバ310,360からモータロータ170側へ突出するように、構成してもよい。
第五、第六、第八及び第九実施形態では、第七実施形態に準じて各磁界伝達部材320,514を、対応する回転検出部302,512に直に当接させてもよい。また、第五、第六、第八及び第九実施形態では、第七実施形態及びその変形例に準じて、ロータ磁石174の回転径方向における各磁界伝達部材320,514の外側又は内側に、対応する回転検出部302,512の感知素子304,518を配置してもよい。さらに、第五及び第九実施形態では、第六実施形態に準ずる中間フレーム362の固定部364や、第八実施形態に準ずるエンドフレーム454の固定部456(この場合、エンドフレーム454の追加が必要となる)を、モータステータ330の固定部334に加えて又は代えて設けてもよい。
第七実施形態及びその変形例では、第五実施形態に準じて各回転検出部402の感知素子406が、対応する磁界伝達部材320に隙間をあけて対向するように、構成してもよい。また、第七実施形態及びその変形例では、第五実施形態に準ずるモータステータ330の固定部334や、第八実施形態に準ずるエンドフレーム454の固定部456(この場合、エンドフレーム454の追加が必要となる)を、中間フレーム362の固定部364に加えて又は代えて設けてもよい。
10 ブラシレスモータ、12,160,450 モータハウジング、13 ハウジング本体、14,454 エンドフレーム(支持体)、15,16,156,452 軸受部、18,194,334,364,456 固定部、20,170 モータロータ、22,172 ロータ軸、26 ロータコア、30,174 ロータ磁石、31 磁石ブロック、32,176 作用部、34 突出部、36 内周面、38 外周面、40,190,330,350,460 モータステータ、42 ステータコア、44,192,332,352,462 ボビン、46 ステータコイル、48 ティース、50,150,200,310,360,500 モータドライバ、52,151,201,361,501 ホルダ、54 インシュレータ、56,205,312,505 回路基板、58 通電回路、60,152,202,362,502 中間フレーム、61,154 カバーフレーム、64,203,503 充填孔部、66,204,504 基板保持部、68,506 実装面、70,100,180,210,300,400,510 モータセンサ、72,102,182,212,302,402,512 回転検出部、74,214,404 リード、76,104,184,216,304,406,518 感知素子、178,322,324,516,519 端面、206 貫通孔部、208,508 スルーホール、320,514 磁界伝達部材
Claims (24)
- 通電により励磁するモータステータと、
ロータ磁石を有し、前記モータステータの発生する磁界を前記ロータ磁石が受けることにより回転するモータロータと、
前記モータステータを通電するモータドライバと、
前記モータドライバから前記モータロータ側へ突出して前記ロータ磁石と対向し、前記ロータ磁石の発生する磁界に基づいて前記モータロータの回転を検出する回転検出部と、
を備えることを特徴とするブラシレスモータ。 - 前記モータドライバは、前記モータステータと電気接続される通電回路と、前記通電回路が実装される回路基板と、前記通電回路及び前記回路基板を収容するゲル状のインシュレータとを有し、
前記回転検出部は前記インシュレータ内において前記通電回路と電気接続され、前記インシュレータ外へ突出して前記ロータ磁石と対向することを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。 - 前記回転検出部は、前記インシュレータ内に挿入されるリードにより前記通電回路と電気接続されることを特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータ。
- 前記モータドライバは、前記モータステータと電気接続される通電回路を有し、
前記回転検出部はリードにより前記通電回路と電気接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記モータドライバは、前記モータステータと電気接続される通電回路と、前記通電回路が実装される回路基板とを有し、
前記回転検出部は、前記回路基板における前記通電回路の実装面側に配置されて前記通電回路と電気接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記ロータ磁石は、相反する磁極を回転周方向に交互に形成し、
前記相反する磁極同士は前記ロータ磁石の回転周方向に相互に隣接することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記モータステータは、前記モータドライバから通電を受けるステータコイルと、前記ステータコイルが巻装されるステータコアとを有し、
前記ロータ磁石は、前記ステータコアが外周側に配置されて前記モータステータの発生磁界が作用する作用部と、前記作用部よりも回転軸方向へ突出して前記回転検出部と対向する突出部とを形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記回転検出部は、前記ロータ磁石の回転軸方向の端面と対向して配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
- 前記ロータ磁石は回転軸方向に沿う筒状であり、
前記回転検出部は、前記ロータ磁石における内周面又は外周面と対向して配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記モータロータを軸支する支持体を備え、
前記回転検出部は前記支持体に固定されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記回転検出部は前記モータステータに固定されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
- 通電により励磁するモータステータと、
ロータ磁石を有し、前記モータステータの発生する磁界を前記ロータ磁石が受けることにより回転するモータロータと、
前記モータステータを通電するモータドライバと、
前記モータドライバに装着され、前記ロータ磁石の発生する磁界に基づいて前記モータロータの回転を検出する回転検出部と、
前記回転検出部及び前記ロータ磁石の間に介在し、前記ロータ磁石の発生する磁界を前記回転検出部へ伝達する磁界伝達部材と、
を備えることを特徴とするブラシレスモータ。 - 前記磁界伝達部材は磁性材からなり、前記ロータ磁石の発生磁界により磁化されることを特徴とする請求項12に記載のブラシレスモータ。
- 前記ロータ磁石は回転軸方向に沿う筒状であり、回転径方向の両側にそれぞれ相反する磁極を形成し、
前記磁界伝達部材は前記ロータ磁石の回転軸方向の端面と対向することを特徴とする請求項13に記載のブラシレスモータ。 - 前記ロータ磁石は、相反する磁極を回転周方向に交互に形成し、
前記相反する磁極同士は前記ロータ磁石の回転周方向に相互に隣接することを特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記磁界伝達部材は、前記回転検出部に当接して配置されることを特徴とする請求項12〜15のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
- 前記磁界伝達部材は、前記ロータ磁石側から前記ロータ磁石の回転軸方向に沿って延伸し、
前記回転検出部は、前記磁界伝達部材を前記回転軸方向に挟んで前記ロータ磁石とは反対側に配置されることを特徴とする請求項12〜16のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記磁界伝達部材は、前記ロータ磁石側から前記ロータ磁石の回転軸方向に沿って延伸し、
前記回転検出部は、前記ロータ磁石の回転径方向において前記磁界伝達部材の内側又は外側に配置されることを特徴とする請求項12〜16のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記磁界伝達部材は、前記モータステータ及び前記モータドライバのうち少なくとも一方に固定されることを特徴とする請求項12〜18のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
- 前記モータロータを軸支する支持体を備え、
前記磁界伝達部材は前記支持体に固定されることを特徴とする請求項12〜19のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記モータドライバは、前記モータステータと電気接続される通電回路と、前記通電回路が実装される回路基板と、前記通電回路及び前記回路基板を収容するゲル状のインシュレータとを有し、
前記回転検出部は前記インシュレータ内において前記通電回路と電気接続され、
前記磁界伝達部材は前記インシュレータ内に挿入され、前記インシュレータ外において前記ロータ磁石と対向することを特徴とする請求項12〜20のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記モータドライバは、前記モータステータと電気接続される通電回路と、前記通電回路が実装される回路基板とを有し、
前記回転検出部は前記回路基板における前記通電回路の実装面に実装されることを特徴とする請求項12〜21のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。 - 前記磁界伝達部材は、前記回路基板における前記回路検出部の実装面側に配置されることを特徴とする請求項22に記載のブラシレスモータ。
- モータドライバからの通電により励磁するモータステータの発生磁界をモータロータのロータ磁石が受けることにより前記モータロータが回転するブラシレスモータに用いられるモータセンサであって、
前記モータドライバに装着され、前記ロータ磁石の発生する磁界に基づいて前記モータロータの回転を検出する回転検出部と、
前記ロータ磁石及び前記回転検出部の間に介在し、前記ロータ磁石の発生する磁界を前記回転検出部へ伝達する磁界伝達部材と、
を備えることを特徴とするモータセンサ。
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