JP2008060827A - 画像処理方法、撮像装置、画像処理装置およびプログラム - Google Patents

画像処理方法、撮像装置、画像処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】背景とのコントラストが低い被写体についてもあおり補正ができ、かつ、不要な領域を含まないで画像を保存することのできる画像処理方法を得る。
【解決手段】
あおり補正を行う画像処理方法であって、あおり補正の対象となる被写体とあおり補正に利用する基準図形である四辺形抽出ステップ(ステップS12)と、前記画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングするトリミングステップ(ステップS13)と、前記基準図形に基づき変換行列を算出し、前記トリミングを行った画像データを、前記変換行列を用いて射影変換する射影変換ステップ(ステップS14)と、を含む。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像処理方法、撮像装置、画像処理装置およびプログラムに関するものであり、特に入力画像にあおり補正を実施する画像処理方法、撮像装置、画像処理装置およびプログラムに関する。
デジタルカメラは撮影した画像を即座に閲覧、印刷できるという特徴を持つ。そのため、時刻表やポスターなどのメモ代わりとしてデジタルカメラによる撮影が行われるようになってきている。しかし、デジタルカメラで撮影された時刻表やポスターは撮影する位置によりあおり(台形ひずみ)が生じてしまう。その結果、撮影された時刻表やポスターは読みづらく、画像を再利用するために最適ではなかった。
そのため、たとえば、下記特許文献1〜4に開示されている技術により、撮影画像から撮影対象(被写体)の四辺形を抽出し、その四辺形の画像からあおり角を推定し、正対した位置から撮影した画像に変換する画像処理(あおり補正)が行われている。しかし、下記特許文献1〜3で開示されている画像処理手法では、背景と被写体を判別するために画像のコントラストを利用している。そのため、例えば白い机の上に白い印刷用紙を置いた場合などは、コントラストが低く背景と被写体を分離できず、撮影画像から被写体である四辺形を抽出することができないという問題があった。
この問題を解決するため、被写体となる文書などが載置されている平面の近隣に、四辺形のマーカを載置する方法が考えられる。しかし、マーカを載置した場合、保存される画像にマーカを含んでしまい、保存画像の2次利用を行う際に不便である。
さらに、下記特許文献1〜3で開示されている画像処理手法では、あおり補正対象の領域は四辺形に限られていた。一方、下記特許文献4に開示されている画像処理手法は、撮影画像から、被写体平面の相対角度を推定するための画像要素や画像要素間の関係を撮影者が指示するものである。この技術を用いれば、四辺形以外の被写体についてもあおり補正が可能であるが、一方で、撮影者の操作が煩雑になるという問題があった。
特開2005−122328号公報 特開2005−143092号公報 特開2004−363736号公報 特開平11−238123号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮影者が煩雑な操作をすることなしに、背景とのコントラストが低い被写体についてもあおり補正ができ、かつ、マーカ等の不要な領域を含まずに保存することができる画像処理方法、撮像装置、画像処理装置およびプログラムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、あおり補正を行う画像処理方法であって、あおり補正の対象となる被写体とあおり補正に利用する基準図形とを含む画像データから前記基準図形を抽出する基準図形抽出ステップと、前記画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングするトリミングステップと、前記基準図形に基づき変換行列を算出する変換行列算出ステップと、前記画像データを、前記変換行列を用いて射影変換する射影変換ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、前記射影変換ステップにおいては、トリミングされた画像を、前記射影変換することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、前記トリミングステップにおいては、前記射影変換された画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングすることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、前記トリミングする領域を、画像全体領域から前記基準図形を含む矩形領域を除いた領域としたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、前記トリミングステップのトリミング領域は、ユーザからの領域指定をうけることにより決定することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、あおり補正を行う撮像装置であって、あおり補正の対象となる被写体とあおり補正に利用する基準図形とを含む撮影対象領域を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像データから前記基準図形を抽出する基準図形抽出手段と、前記画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングするトリミング手段と、前記基準図形に基づき変換行列を算出する変換行列算出手段と、前記画像データを、前記変換行列を用いて射影変換する射影変換手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、前記射影変換手段は、トリミングされた画像を、前記射影変換することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、前記トリミング手段は、前記射影変換された画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングすることを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、ユーザの操作により選択された前記撮影対象領域の一部の領域であるデジタルズーム領域を拡大縮小するデジタルズーム手段、を備え、前記トリミング手段は、ユーザがデジタルズーム領域中からデジタルズーム手段の操作に基づき指定した領域にトリミングすることを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、前記撮影対象領域と前記デジタルズーム領域を同時に表示する表示手段、を備えることを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、ユーザの操作により焦点距離を変更できる光学ズーム手段と、撮影対象領域を仮設定する撮影対象領域仮設定手段と、を備え、前記基準図形抽出手段は、仮設定された撮影対象領域の画像データから基準図形を抽出し、前記光学ズーム手段は、前記仮設定された撮影対象領域において、前記基準図形抽出手段により基準図形が抽出されない場合には、自動的にズームアウトを行うことを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、あおり補正を行う画像処理装置であって、あおり補正の対象となる被写体とあおり補正に利用する基準図形とを含む画像データから前記基準図形を抽出する基準図形抽出手段と、前記画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングするトリミング手段と、前記基準図形に基づき変換行列を算出する変換行列算出手段と、前記画像データを、前記変換行列を用いて射影変換する射影変換手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項1に記載のあおり補正を行う画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施し、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施し、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。さらに、トリミングをしてから射影変換をすることにしたので処理時間が短くなるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施し、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、マーカ等を含む矩形部分を除いた領域を保存するようにしたので、トリミング領域が容易に設定できるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、ユーザがトリミング領域を指定するようにしたので、ユーザ要求に応じたトリミング領域が設定できるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施し、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施し、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。さらに、トリミングをしてから射影変換をすることにしたので処理時間が短くなるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施し、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、ユーザがデジタルズームによりトリミング領域を指定するようにしたので、ユーザ要求に応じたトリミング領域が設定できるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、撮影領域とデジタルズーム領域を同時に表示するようにしたので、ユーザがトリミング領域の指定を容易に設定できるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、光学ズームを用いて撮影領域を仮設定し、基準図形が仮撮影領域に含まれない場合には、自動でズームアウトするようにしたので、ユーザが基準図形を含む撮影領域を容易に設定できるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施し、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施し、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理方法、撮像装置、画像処理装置およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる撮像装置1の構成例を示すブロック図である。撮像装置1は、撮像部11、カメラ信号処理部12、CPU(Central Processing Unit)13、フレームメモリ14、I/F(インタフェース)15、表示部16、外部記憶装置17、ROM(Read Only Memory)18で構成されている。
撮像部11は、レンズ20、絞り21、シャッター22、光電変換素子23及び前処理部24より構成されている。撮像部11には、例えば、一般に市販されている「デジタルカメラ」またはその一部を利用してもよい。光電変換素子23には、例えば、CCD(電荷結合素子)が使用される。また、前処理部24は、プリアンプやAGC(自動利得制御)などのアナログ信号処理器や、A/D変換器を備えており、光電変換素子23から出力されたアナログ映像信号に対して増幅・クランプなどの前処理をした後、上記アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換する。
カメラ信号処理部12は、デジタル信号処理プロセッサ(DSP)などにより構成されており、前処理部24から出力されたデジタル映像信号に対して画像圧縮などの画像処理を行う。CPU13は、マイクロコンピュータなどにより構成され、カメラ信号処理部12および撮像部11の制御などを行う。フレームメモリ14は、カメラ信号処理部12の処理に利用されるメモリであり、一般的にVRAM,SRAM,DRAMなどの半導体メモリが使用される。I/F15は、カメラ信号処理部12、表示部16、外部記憶装置17の間を仲介する。
表示部16は、例えば、液晶表示装置などであり、画像信号の表示を行う。外部記憶装置17はカメラ信号処理部12において画像圧縮などの信号処理が施された後の画像信号が保存される記憶装置で、ICメモリカードや光磁気ディスクなどが使用される。ROM18は、プログラムなどの固定された情報が格納されているメモリである。
カメラ信号処理部12において画像圧縮などの信号処理が施された画像信号は、I/F15を介して外部記憶装置17に保存される。本実施の形態では、外部記憶部17であるICメモリカードや光磁気ディスクなどに画像信号を保存しているが、モデムカードやISDNカードを利用して、ネットワークを経由して画像信号を遠隔地の記録媒体に直接送信してもよい。また、外部記憶装置17に記録された圧縮された画像信号の読み出しは、カメラ信号処理部12がI/F15を介して外部記憶装置17から画像信号を取得し、画像信号に画像伸張を施すことにより行われる。
また、外部記憶装置17およびフレームメモリ14から読み出された画像信号の表示は、カメラ信号処理部12において画像信号に対してD/A変換や増幅などの信号処理を施した後、I/F15を介して表示部16に送信することによって行われる。
つづいて、本実施の形態にかかるあおり補正プログラムの動作について、図を用いて説明する。図2は、本実施の形態のあおり補正プログラムにかかる機能ブロック図である。あおり補正プログラムは、ROM18に記憶されており、カメラ信号処理部12で実行される。あおり補正プログラムは、図2に示すとおり、画像を入力として入力画像から四辺形を抽出する四辺形抽出部25と、四辺形抽出部25により抽出された四辺形を基に画像のトリミングを行うトリミング部26と、四辺形抽出部25により抽出された四辺形の形状から射影変換行列を算出し、画像に対して射影変換を施す射影変換処理部27とで構成される。
なお、本実施の形態では、マーカとして使用する形状の代表例として四辺形を画像から抽出しているが、マーカとして使用する形状は、これに限定されるものではない。マーカ自体の形状が既知であり、マーカの実際の形状と撮影された画像中のマーカの形状とに基づいて、あおり補正角を算出することができればよい。なお、あおり補正角の算出を簡単にする観点からは、実施の形態のような四辺形や、丸などの単純な形状であることが好ましい。四辺形抽出部25を、例えば「特開平3−94383号公報」で開示されているような技術を用いた形状抽出部とし、マーカの形状をあらかじめ撮像装置内の形状抽出部に登録しておくことにより、四辺形以外の任意の形状に関しても対応することができる。
図3に、本実施の形態にかかるあおり補正処理のフローチャートを示す。図3に基づいて、あおり補正処理を説明する。まず、撮像部11により撮影された画像が、外部記憶装置17に入力される(ステップS11)。次に、撮影された画像に対して、四辺形抽出部25が、マーカとして用いるための四辺形の抽出を行う(ステップS12)。四辺形抽出部25の四辺形抽出処理については、高速化の工夫がされた処理であることが望ましいが、一般的なハフ変換を用いた抽出方法でもよい。なお、四辺形抽出部25の四辺形抽出処理において四辺形が複数抽出される可能性もある。その際は、そのなかからひとつを選択する。選択方法としては、たとえば、四辺形に対して評価値を設定しておき、最も評価値の高いものを選ぶ方法、抽出された複数の四辺形を表示して撮影者が1つの四辺形を選択できる方法などがある。評価値は、たとえば、四辺形の大きさやコントラストの強さなどを考慮して決定する。
図4は、被写体101の近隣に、四辺形抽出部25にて容易に抽出できるような四辺形のマーカ102を配置して撮影した画像の例である。この図に示す画像100が撮影された場合は、マーカ102がステップS12で抽出される。
次に、トリミング部26が、ステップS12で抽出された四辺形(マーカ)が含まれないようにトリミングを行う(ステップS13)。図5は、図4で示した画像100のトリミング領域を説明する図である。トリミング部26は、まず、ステップS12で得られた四辺形(図4の例ではマーカ102)を含む矩形領域(図5の例では非トリミング領域104)を除いたトリミング領域を求め、その後、画像100から非トリミング領域を除いた領域をトリミング領域(図5の例では、トリミング領域103)として特定する。そして、このトリミング領域に対してトリミングを行う。
次に、射影変換処理部27が、ステップS12で抽出された四辺形(マーカ)に基づいて、あおり補正のための射影変換行列を算出する(ステップS14)。そして、トリミング部26で得られたトリミング領域27に対して、この射影変換行列を用いて射影変換を施し、変換された画像を外部記憶装置17に保存する。
なお、本実施の形態では、トリミング部26にて、トリミング領域を算出した後に、射影変換処理部27により射影変換を行ったが、射影変換処理部27により射影変換を行って得た射影変換画像に対して、マーカである四辺形を含む矩形領域以外の部分をトリミングし、外部記憶装置17に保存してもよい。
また、本実施の形態では、マーカを撮像部11の撮像領域にある任意の物体のなかから選択したが、撮像部11とは別に、撮像部11と同時に撮像を行う偏光フィルタを保持した撮像部を備えることとし、透明な偏光板でできた物体などを、マーカとして利用することもできる。この場合、マーカは偏光フィルタを保持した撮像部の撮像画像のみに含まれ、偏光フィルタのない撮像部11の撮像画像には含まれないため、トリミングは不要となる。
以上のように、本実施の形態によれば、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施したので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施できるという効果を奏する。また、マーカ等を含む部分を除いた領域を保存するようにしたので、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる撮像装置1aの構成例を示すブロック図である。実施の形態1と同様の部分については、図1と同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、フレームメモリ14,外部記憶装置17,ROM18の代わりに、それぞれフレームメモリ14a,外部記憶装置17a,ROM18aを備える。
図7は本実施の形態の撮像装置1aの機器構成例の背面図である。撮像装置1の背面には、表示部30、ズームインアウトボタン31、シャッターボタン32、ファインダー33、上ボタン34、左ボタン35、下ボタン36、右ボタン37、決定ボタン38が設けられている。表示部30は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画やメモリカードなどから読み出した再生画像などを表示可能である。また、撮影者は、表示部30に表示されたメニューや設定項目などを見ながら、上ボタン34、左ボタン35、下ボタン36、右ボタン37、決定ボタン38を操作することにより、メニューの選択や各メニューにおける各種項目の設定などもできる。ズームインアウトボタン31は、たとえば、左右方向に操作可能であり、左側に操作することで光学ズーム機能がズームイン方向へ、右方向に操作することで、光学ズーム機能がズームアウト方向に駆動される。
撮影者は、ファインダー33または表示部30に映し出されるリアルタイム画像(スルー画)を確認しながら、ズームインアウトボタン31を操作することにより画角を決定し、シャッターボタン32を押下して撮影を行う。
つづいて、本実施の形態にかかるあおり補正プログラムの動作について、図を用いて説明する。図8は、本実施の形態の本実施の形態のあおり補正プログラムにかかる機能ブロック図である。あおり補正プログラムは、ROM18aに格納されカメラ信号処理部12で実行されるものであり、四辺形抽出部25a,トリミング部26a,射影変換処理部27a,で構成される。また、あおり補正プログラムは、フレームメモリ14aのトリミング領域記憶部28と外部記憶装置17aの処理画像記憶部29を参照する。
四辺形抽出部25aは入力画像から四辺形を抽出し、トリミング部26aは撮影者がデジタルズームにより選択したトリミング領域をフレームメモリ14aのトリミング領域記憶部28に格納し、射影変換処理部27aは四辺形抽出部25aにより抽出された四辺形の形状から射影変換行列を算出する。トリミング領域記憶部28は、前述のとおり撮影者により選択されたトリミング領域を保存するためのメモリである。また、処理画像記憶部29は、射影変換処理部27aにより処理された画像を記憶する。
図9は、被写体105の近隣に、四辺形抽出部25aにて容易に抽出できる四辺形のマーカ106を配置して撮影した画像の例である。
図10に、本実施の形態にかかるあおり補正処理のフローチャートを示す。図8,図10を用いて、図9の画像を例に本実施の形態のあおり補正処理手順について説明する。
まず、撮影者は、あおり補正を所望する被写体105と、マーカ106を机の上に置き、表示部30に映し出されるリアルタイム画像を見ながら、被写体105とマーカ106が撮影領域に入るように、必要に応じてズームインアウトボタン31などを操作して撮影範囲を決定する(ステップS21)。なお、マーカ106は、四辺形抽出部25aによって抽出されるのに適切な四辺形を指すが、四辺形抽出部25aにより抽出される四辺形であれば、マーカ106をわざわざ用意する必要はなく、被写体の周りに存在する適当な四辺形を利用してもよい。
次に、撮影者はデジタルズームを設定する(ステップS22)。デジタルズームの操作は、たとえば、デジタルズームインの動作が割り振られている左ボタン35、デジタルズームアウトの動作が割り振られている右ボタン37を押下することにより行う。このとき、表示部30には、たとえば、図11のように、撮影対象の全体領域のうちデジタルズーム領域107外の輝度値を、撮影画像の輝度値よりも一定値低くして表示することによりデジタルズーム領域107を撮影者が認識できるようにする。なお、本実施の形態では、デジタルズーム領域107外の輝度値を低くすることにより、デジタルズーム領域107を識別するが、デジタルズーム領域107が撮影者に認識できれば、他の表示方法でもよい。撮影者は、この表示画像をみながら、デジタルズームの領域を決定ボタンの操作などにより決定する。
次に、撮影者はシャッターボタン32を押下することにより撮影を行う(ステップS23)。このとき、シャッターボタン32の押下を受けて、トリミング部26aは、選択されたデジタルズーム領域の画像をトリミング領域画像としてトリミング領域記憶部28に保存する。続いて、撮影された全体画像に対して四辺形抽出部21aにより、四辺形領域抽出が行われる(ステップS24)。四辺形抽出部21aは、実施の形態1の四辺形抽出部と同様の機能を有し、マーカとして使用する1つの四辺形を決定する。なお、本実施の形態では撮影された全体画像に対して、四辺形抽出部21aにより四辺形抽出を行うが、全体画像からトリミング領域記憶部28に記憶されたトリミング領域を除いた領域に対して四辺形抽出を行ってもよい。図9の画像の例では、四辺形抽出部21aによりマーカ106がマーカとして用いる四辺形として抽出、決定される。
次に、射影変換処理部27aは、四辺形抽出部21aで抽出・選択された四辺形(図9の例ではマーカ106)に基づいて、あおり補正のための射影変換行列を算出する。次に、算出された射影変換行列を用いて、トリミング領域記憶部28に保存されている画像を読み出し射影変換を施す(ステップS25)。そして処理後の画像を処理画像記憶部29に保存する。図11に示した撮影例において、射影変換処理後に保存される画像の例を図12に示す。
以上のように、本実施の形態によれば、撮影者がデジタルズームを用いて被写体の領域を選択し、被写体以外の四辺形をマーカとして自動抽出して被写体のあおり補正を実施するようにしたので、被写体と背景とのコントラストが低い場合についても任意の形状の被写体について、撮影者の煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、撮影者の保存した領域のみが保存できるという効果を奏する。
なお、第2の実施の形態にかかる撮像装置1aのこれ以外の構成および処理は、第1の実施の形態にかかる撮像装置1aの構成および処理と同様とする。
(第3の実施の形態)
図13は、本発明の第3の実施の形態にかかる撮像装置1bの構成例を示すブロック図である。実施の形態1と同様の部分については、図1と同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、外部記憶装置17,ROM18の代わりに、それぞれ外部記憶装置17b,ROM18bを備える。
つづいて、本実施の形態にかかるあおり補正プログラムの動作について、図を用いて説明する。図14は、本実施の形態の本実施の形態のあおり補正プログラムにかかる機能ブロック図である。あおり補正プログラムは、ROM18bに格納されカメラ信号処理部12で実行される。また、射影変換処理部26b,トリミング領域算出部27bで構成される。
四辺形抽出部21bは入力画像から四辺形を抽出し、射影変換処理部26bは四辺形抽出部21bにより抽出された四辺形の形状から射影変換行列を算出し、画像に対して射影変換を施し、トリミング領域算出部27bは入力画像からトリミング領域を算出する。処理画像記憶部29aは、射影変換処理部26bにより処理された画像を記憶するための外部記憶装置17bの領域である。
図15に、本実施の形態にかかるあおり補正処理のフローチャートを示す。また、本実施の形態の機器構成例は図7に示した実施の形態2と同様である。以下、図7,図14,図15を用いて、本実施の形態のあおり補正処理手順について説明する。
まず、撮影者は撮影を希望する撮影範囲を、表示部30に映し出されるリアルタイム画像を見ながら、必要に応じてズームインアウトボタン31などを利用して、希望する撮影範囲を決定し表示させる(ステップS31)。そのとき表示部30に表示される画像例を図16に示す。図16の例では、被写体108は楕円形をしたメモ用紙であり、そのメモ用紙を、あおり角を持つ位置から撮影するときの画像である。
撮影者がシャッターボタン32を半押しすると(ステップS32)、撮影範囲(表示部30に表示されている範囲)の画像(リアルタイム画像)に対して四辺形抽出部21bが四辺形抽出処理を行う(ステップS33)。
四辺形抽出部21bの処理により四辺形が一つも得られなかった場合は、自動的に光学ズームを一段階ズームアウトする(ステップS34)。そして、表示部30に、たとえば、図17のように、“補正処理できません。シャッターボタンを再度押してください”という文字を数秒間、リアルタイム画像に重畳表示する。そして、ステップS31に戻り撮影者は再度、シャッターボタン32を半押しする(ステップS32)。そして、再び、ステップS33のリアルタイム画像に対して四辺形抽出部21bが四辺形抽出処理を行う(ステップS33)。その結果、四辺形抽出部21bの処理により四辺形が得らない場合には、再度、ステップS34、ステップS31、ステップS32、ステップS33の処理を繰り返す。以降、ステップS33の処理で四辺形が得られるまで、S34、ステップS31、ステップS32、ステップS33を繰り返す。
四辺形抽出部21bの処理で四辺形が得られた場合のリアルタイム画像例を図18に示す。図18は、図17の撮影範囲例から、自動ズームアウト(ステップS34)により、周辺にある四辺形が撮影範囲に含まれるようになった例である。
ステップS33において、四辺形抽出部21bにより四辺形(図18の例では四辺形109)が抽出された場合には、図19に示すように表示部30に“シャッターボタンを押してください”の文字が重畳される。そして、撮影者はシャッターボタン32を半押し状態から、さらに押下しシャッターボタン32を押し切る(ステップS35)。
次に、四辺形抽出部21bは撮影画像に対して四辺形抽出を行う(ステップS36)。四辺形抽出部21bは、実施の形態1の四辺形抽出部と同様の機能を有し、マーカとして使用する1つの四辺形を抽出する。図18の例では四辺形109が抽出される。
次に、四辺形抽出部21bで抽出した四辺形(図18の例では四辺形109)を用いて、トリミング領域算出部27bが、画像のトリミングを行う(ステップS37)。まず、トリミング領域算出部27bは、全体撮像領域から、四辺形を含む矩形領域を除いた領域を、初期トリミング領域110として設定する(図20)。
次に、射影変換処理部26bとトリミング領域算出部27bは、四辺形抽出部21bで抽出した四辺形に基づいて、射影変換を次のように行う(ステップS38)。本実施の形態では、あおり補正後の保存される画像が矩形となるように射影変換を行う。
まず、射影変換処理部26bは、前記四辺形に基づいてあおり補正のための変換行列200を算出する。次に、トリミング領域算出部27bは、初期トリミング領域110を、射影変換行列200を用いて射影変換した変換後初期トリミング領域111を算出する(図21)。そして、変換後初期トリミング領域111に内接する矩形である変換後内接トリミング領域112を算出する。次に、射影変換行列200の逆行列である射影変換行列201を求める。次に、変換後内接トリミング領域112を、射影変換行列201を用いて逆変換した領域を算出し、算出した領域を内接トリミング領域113とする(図22)。そして、射影変換処理部26bは、算出された内接トリミング領域113に対応する入力画像に対して射影変換を施す。最後に、射影変換処理部26bは、射影変換した画像を処理画像記憶部24aに保存する。
なお、本実施の形態では、トリミング領域算出部27bが、内接トリミング領域113を作成するようにしたが、図23のように、変換後内接トリミング領域112のかわりに変換後外接トリミング領域115を求め、射影変換行列201により外接トリミング領域115を作成してもよい。また、実施の形態1と同様に初期トリミング領域110を直接射影変換してもよい。
なお、本実施の形態では、撮影画像に対して四辺形抽出を行って射影変換行列を求めたが、ステップS33の四辺形抽出(シャッター半押しの状態)によって抽出された四辺形を用いて射影変換行列を求めるようにしてもよい。この方法の場合には、半押しの状態とシャッターと押し切った状態とで、あおり補正の条件が同じになるよう撮像位置を保つ必要がある。たとえば、撮像装置1bを三脚などに固定しておいて、四辺形抽出をするまでは撮影範囲にマーカを置いておき、その後マーカを取り除く動作を行うことで実現できる。この方法によれば、トリミングすることなく、不要なマーカを画像内から除去できる。
以上のように、本実施の形態によれば、撮影者がデジタルズームを用いて撮影領域を選択し、マーカとなる四辺形を含まない場合にはズームアウト後に再選択するようにし、トリミング後にあおり補正を実施するようにしたので、煩雑な操作を必要とせずにあおり補正が実施でき、かつ、補正後保存画像に不要なマーカが含まれないという効果を奏する。
なお、第3の実施の形態にかかる撮像装置1bのこれ以外の構成および処理は、第1の実施の形態にかかる撮像装置1または第2の実施の形態の撮像装置1aの構成および処理と同様とする。
(第4の実施の形態)
図24は、本発明の第4の実施の形態にかかる画像処理装置2の構成例を示すブロック図である。実施の形態1と同様の部分については、図1と同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態の画像処理装置2は、実施の形態1の撮像装置のうち撮像部を除いたものである。
デジタルカメラなどで撮影されたあおり補正前の入力画像は、撮影後に外部記憶装置17に保存される。以降の処理は実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態では、画像処理装置を専用のハードウェアとしているが、汎用コンピュータなどのハードウェア資源を利用して実現することも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、画像処理装置であおり補正を行うこととしたので、高速にあおり補正を実施することができるという効果を奏する。
本発明は、画像処理方法、撮像装置、画像処理装置およびプログラムに有用であり、特に入力画像にあおり補正を実施する画像処理方法、撮像装置、画像処理装置およびプログラムに有用である。
第1の実施の形態の撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態のあおり補正プログラムにかかる機能構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態のフローチャートである。 被写体の横にマーカを配置して撮影した画像例を示す図である。 第1の実施の形態のトリミング領域を説明する図である。 第2の実施の形態の撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態の機器構成例の背面図である。 第2の実施の形態のあおり補正プログラムにかかる機能構成例を示すブロック図である。 被写体の近傍にマーカをおいた撮影画像例を示す図である。 第2の実施の形態のフローチャートである。 第2の実施のデジタルズーム領域の表示例を示す図である。 第2の実施の射影変換後の保存画像例を示す図である。 第3の実施の形態の撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。 第3の実施の形態のあおり補正プログラムにかかる機能構成例を示すブロック図である。 第3の実施の形態のフローチャートである。 マーカとなる四辺形を含まない撮影画像例を示す図である。 第3の実施の形態の警告表示例を示す図である。 マーカとなる四辺形を含むメッセージ画像例を示す図である。 第3の実施の形態の表示例を示す図である。 第3の実施の初期トリミング領域を説明する図である。 初期トリミング領域の射影変換を説明する図である。 変換後内接トリミング領域と内接トリミング領域を説明する図である。 変換後外接トリミング領域と外接トリミング領域を説明する図である。 第4の実施の形態の画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a,1b 撮像装置
2 画像処理
11 撮像部
12 カメラ信号処理部
13 CPU
14 フレームメモリ
15 I/F
16 表示部
17 外部記憶装置
18 ROM
20 レンズ
21 絞り
22 シャッター
23 光電変換素子
24 前処理部
25,25a,25b 四辺形抽出部
26,26a トリミング部
26b トリミング領域算出部
27,27a 射影変換処理部
28 トリミング領域記憶部
29,29a 処理画像記憶部
30 表示部
31 ズームインアウトボタン
32 シャッターボタン
33 ファインダー
34 上ボタン
35 右ボタン
36 下ボタン
37 右ボタン
38 決定ボタン
100 画像
101,105,108 被写体
102,106 マーカ
103 トリミング領域
104 非トリミング領域
107 デジタルズーム領域
109 四辺形
110 初期トリミング領域
111 変換後初期トリミング領域
112 変換後内接トリミング領域
113 内接トリミング領域
114 変換後外接トリミング領域
115 外接トリミング領域
200,201 変換行列

Claims (13)

  1. あおり補正を行う画像処理方法であって、
    あおり補正の対象となる被写体とあおり補正に利用する基準図形とを含む画像データから前記基準図形を抽出する基準図形抽出ステップと、
    前記画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングするトリミングステップと、
    前記基準図形に基づき変換行列を算出する変換行列算出ステップと、
    前記画像データを、前記変換行列を用いて射影変換する射影変換ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記射影変換ステップにおいては、トリミングされた画像を、前記射影変換することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記トリミングステップにおいては、前記射影変換された画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 前記トリミングする領域を、画像全体領域から前記基準図形を含む矩形領域を除いた領域としたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法。
  5. 前記トリミングステップのトリミング領域は、ユーザからの領域指定をうけることにより決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法。
  6. あおり補正を行う撮像装置であって、
    あおり補正の対象となる被写体とあおり補正に利用する基準図形とを含む撮影対象領域を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像データから前記基準図形を抽出する基準図形抽出手段と、
    前記画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングするトリミング手段と、
    前記基準図形に基づき変換行列を算出する変換行列算出手段と、
    前記画像データを、前記変換行列を用いて射影変換する射影変換手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 前記射影変換手段は、トリミングされた画像を、前記射影変換することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記トリミング手段は、前記射影変換された画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングすることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. ユーザの操作により選択された前記撮影対象領域の一部の領域であるデジタルズーム領域を拡大縮小するデジタルズーム手段、
    を備え、
    前記トリミング手段は、ユーザがデジタルズーム領域中からデジタルズーム手段の操作に基づき指定した領域にトリミングすることを特徴とする請求項6〜8いずれか1つに記載の撮像装置。
  10. 前記撮影対象領域と前記デジタルズーム領域を同時に表示する表示手段、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. ユーザの操作により焦点距離を変更できる光学ズーム手段と、
    撮影対象領域を仮設定する撮影対象領域仮設定手段と、
    を備え、
    前記基準図形抽出手段は、仮設定された撮影対象領域の画像データから基準図形を抽出し、
    前記光学ズーム手段は、前記仮設定された撮影対象領域において、前記基準図形抽出手段により基準図形が抽出されない場合には、自動的にズームアウトを行うことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の撮像装置。
  12. あおり補正を行う画像処理装置であって、
    あおり補正の対象となる被写体とあおり補正に利用する基準図形とを含む画像データから前記基準図形を抽出する基準図形抽出手段と、
    前記画像データを、前記基準図形を含まない領域にトリミングするトリミング手段と、
    前記基準図形に基づき変換行列を算出する変換行列算出手段と、
    前記画像データを、前記変換行列を用いて射影変換する射影変換手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項1に記載のあおり補正を行う画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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