JP2008060743A - 通信方法およびそれを利用した無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信性能の劣化を低減すること。
【解決手段】複数のサブキャリアブロックが配置されたタイムスロットに端末装置20を割り当てる基地局装置10は、まず、端末装置との間の信号の強度を取得する。つぎに、複数のグループのうち、取得した強度に対応するグループを特定する。ここで、複数のグループは、取得される強度の値の範囲がそれぞれ異なるように規定されている。また、グループごとに、割り当てるべきタイムスロットが規定されている。ここで、特定されたグループに対応したタイムスロットを選択し、選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのうち、端末装置20に割り当てるべきサブキャリアを選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に端末装置との間で無線通信を実行するための通信方法およびそれを利用した無線装置に関する。
一般的に、ワイヤレス通信においては、限りある周波数資源の有効利用が望まれている。特に、携帯電話や第二世代コードレス電話システムの普及に伴い、その要請はさらに高まっている。この要請に応えるための技術のひとつが、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式である。OFDMAとは、端末装置からの送信信号をそれぞれを直交する周波数帯域に割り当てることによって、同一タイミングにおいて、基地局装置と複数の端末装置との間で通信を実行する技術である。一般的に、OFDMAにおいては、それぞれの周波数帯に複数の端末装置を割り当てるためのスケジューリング処理が必要となる。従来、複数の周波数帯のうち、信号対雑音比の高い周波数帯に端末装置を割り当てていた(例えば、特許文献1参照。)。また、受信電力が近い端末装置同士をグループ化し、グループごとに周波数帯を割り当てていた(例えば、非特許文献1参照)
特表2005−502218号公報 馬場崇、他3名、「OFDMA/TDDシステムにおけるグループ制御型周波数領域スケジューリングに関する検討」、信学技報、RCS2005−212、Mar.2006、社団法人電子情報通信学会
一般的に、OFDMAにおいては、受信側において、同一のスロットに割り当てられた複数のサブキャリアからなる信号に対して、一括して、FFT(Fast Fourier Transform)処理やAGC(Automatic Gain Control)処理などの復調処理が実行される。しかしながら、同一のスロットにおいて異なる端末装置が割り当てられ、一方の端末装置の受信電力が他方の端末装置の受信電力より極端に低い場合、復調処理、たとえば、AGC処理の際に、高い受信電力を基準として振幅が調整されるため、低い受信電力となる端末装置の信号は十分なゲインが得られず、受信性能が劣化するといった課題があった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その総括的な目的は、受信性能の劣化を低減するための通信方法およびそれを利用した無線装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の無線装置は、複数のサブキャリアが配置されたタイムスロットに端末装置を割り当てる。この無線装置は、端末装置との間の信号の強度を取得する取得部と、取得部によって取得される強度に対し、強度の値の範囲がそれぞれ異なるように複数のグループが予め規定されており、複数のグループのうち、取得部によって取得された強度が含まれるグループを特定するグループ特定部と、グループ特定部での特定の対象となる複数のグループのそれぞれに対し、割り当てるべきタイムスロットが予め規定されており、グループ特定部によって特定されたグループに対応したタイムスロットを選択するスロット選択部と、スロット選択部によって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのうち、端末装置に割り当てるべきサブキャリアを選択するサブキャリア選択部と、スロット選択部によって選択されたタイムスロットと、サブキャリア選択部によって選択されたサブキャリアとを用いて、端末装置との間で通信を実行する通信実行部と、を備える。
ここで、「複数のサブキャリアが配置されたタイムスロット」は、周波数分割多重されたタイムスロットを含み、複数のユーザが同時に使用できるタイムスロットを含む。また、「信号の強度」は、信号の送信電力、受信電力などを含み、また、電力対雑音比や電力対干渉比などを含む。また、「信号の強度を取得」は、受信した信号の強度を測定することを含み、また、端末装置において測定した受信電力に関する情報や、端末装置の送信電力に関する情報を取得することを含む。
この態様によると、信号の強度の値の範囲に応じて特定されたグループに応じて、割り当てるべきタイムスロットを選択することによって、同一のタイムスロットに割り当てられた複数の端末装置は同様の信号の強度を有し、互いの受信性能に影響を与えることが少ないため、受信性能の劣化を低減できる。
無線装置は、スロット選択部によって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのすべてが、すでに他の端末装置に割り当てられている場合、当該端末装置に対し、送信電力の低減を指示する指示部をさらに備えてもよい。スロット選択部は、当該端末装置に新たに割り当てるタイムスロットとして、低減された電力に応じた強度を含んだグループに対応するタイムスロットを選択してもよい。
この態様によると、スロット選択部によって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのすべてが、すでに他の端末装置に割り当てられている場合、当該端末装置に対し、送信電力の低減を指示し、低減された電力に応じた強度を含んだグループに対応するタイムスロットを選択することによって、受信性能の劣化が小さく、容易に通信を確立できる。
無線装置は、他の無線装置に対して報知された制御チャネルの強度を各タイムスロットについて測定し、所定のしきい値を超えた個数をタイムスロットごとに検出する検出部と、検出部によって検出された結果、相対的に少ない個数が検出されたタイムスロットに、当該無線装置に対する制御チャネルを割り当てる制御チャネル割当部と、をさらに備えてもよい。スロット選択部での選択の対象となる複数のタイムスロットは、フレームに属し、かつ、フレームは繰り返し配置される。スロット選択部は、制御チャネル割当部によって制御チャネルが割り当てられたタイムスロットが属するフレームと異なるフレームのうち、制御チャネルが割り当てられたタイムスロットとフレーム内での相対的なタイミングが対応したタイムスロットに、複数のグループのうちの相対的に低い強度が含まれるグループが割り当てられるように、グループとタイムスロットとの関係を規定してもよい。
ここで、「複数のタイムスロットは、フレームに属し、かつ、フレームは繰り返し配置され」は、1フレームは複数のタイムスロットから構成されることを含み、また、複数のタイムスロットは、いずれのフレームにも配置されることを含む。また、「フレーム内での相対的なタイミングが対応したタイムスロット」は、フレームの先頭から、フレーム内に配置された所定のタイムスロットの先頭までの時間間隔が同一であるタイムスロットを含む。
この態様によると、制御チャネルが割り当てられ、他の無線装置からの信号の強度が低いタイムスロットと同様のタイムスロットを端末装置に割り当てるため、受信性能の劣化を低減できる。
スロット選択部は、複数のグループのうちの相対的に低い強度を含むグループに対応した特定タイムスロットと、他の無線装置において設定された特定タイムスロットとが重複しないように、グループとタイムスロットとの関係を規定してもよい。この場合、当該無線装置における特定タイムスロットを他の無線装置において設定された特定タイムスロットと重複しないように設定することによって、それぞれの無線装置におけるセルエッジ近傍の端末装置は、それぞれ重複しないタイムスロットを割り当てることができるため、互いの干渉による受信性能の劣化を低減できる。
スロット選択部は、他の無線装置での制御チャネルが割り当てられたタイムスロットと重複しないように、複数のグループのうちの相対的に低い強度を含むグループに対応するタイムスロットを規定してもよい。この場合、当該無線装置における相対的に低い強度を含むグループ割り当てるタイムスロットを、他の無線装置において制御チャネルが割り当てられた強度の低いグループに割り当てられるタイムスロットと重複しないように設定することによって、それぞれの無線装置におけるセルエッジ近傍の端末装置は、それぞれ重複しないタイムスロットを割り当てることができるため、互いの干渉による受信性能の劣化を低減できる。
本発明の別の態様は、複数のサブキャリアが配置されたタイムスロットに端末装置を割り当てて、端末装置との間で通信を実行する通信方法である。この通信方法は、端末装置との間の信号の強度を取得するステップと、取得される強度に対し、強度の値の範囲がそれぞれ異なるように複数のグループが予め規定されており、複数のグループのうち、取得するステップによって取得された強度が含まれるグループを特定するステップと、特定するステップにおいて特定の対象となる複数のグループのそれぞれに対し、割り当てるべきタイムスロットが予め規定されており、特定するステップによって特定されたグループに対応したタイムスロットを選択するステップと、タイムスロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのうち、端末装置に割り当てるべきサブキャリアを選択するステップと、スロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットと、サブキャリアを選択するステップによって選択されたサブキャリアとを用いて、端末装置との間で通信を実行するステップと、を含む。
本発明のさらに別の態様は、複数のサブキャリアが配置されたタイムスロットに端末装置を割り当てて、端末装置との間で通信を実行するプログラムであって、コンピュータに実行させるためのプログラムである。このプログラムは、端末装置との間の信号の強度を取得するステップと、取得される強度に対し、強度の値の範囲がそれぞれ異なるように複数のグループが予め規定されており、複数のグループのうち、取得するステップによって取得された強度が含まれるグループを特定するステップと、特定するステップにおいて特定の対象となる複数のグループのそれぞれに対し、割り当てるべきタイムスロットが予め規定されており、特定するステップによって特定されたグループに対応したタイムスロットを選択するステップと、タイムスロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのうち、端末装置に割り当てるべきサブキャリアを選択するステップと、スロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットと、サブキャリアを選択するステップによって選択されたサブキャリアとを用いて、端末装置との間で通信を実行するステップと、を含む。
このプログラムは、スロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのすべてが、すでに他の端末装置に割り当てられている場合、当該端末装置に対し、送信電力の低減を指示するステップをさらに含んでもよい。スロットを選択するステップは、当該端末装置に新たに割り当てるタイムスロットとして、低減された電力に応じた強度を含んだグループに対応するタイムスロットを選択してもよい。
このプログラムは、他の無線装置に対して報知された制御チャネルの強度を各タイムスロットについて測定し、所定のしきい値を超えた個数をタイムスロットごとに検出するステップと、検出するステップによって検出された結果、相対的に少ない個数が検出されたタイムスロットに、当該無線装置に対する制御チャネルを割り当てるステップと、をさらに含んでもよい。スロットを選択するステップでの選択の対象となる複数のタイムスロットは、フレームに属し、かつ、フレームは繰り返し配置される。スロットを選択するステップは、割り当てるステップによって制御チャネルが割り当てられたタイムスロットが属するフレームと異なるフレームであって、かつ、制御チャネルが割り当てられたタイムスロットとフレーム内での相対的なタイミングが対応したタイムスロットに、複数のグループのうちの相対的に低い強度が含まれるグループが割り当てられるように、グループとタイムスロットとの関係を規定してもよい。
スロットを選択するステップは、複数のグループのうちの相対的に低い強度を含むグループに対応した特定タイムスロットと、他の無線装置において設定された特定タイムスロットとが異なるように、グループとタイムスロットとの関係を規定してもよい。
スロットを選択するステップは、他の無線装置に対する制御チャネルが割り当てられたタイムスロットと異なるように、複数のグループのうちの相対的に低い強度を含むグループに対応するタイムスロットを規定してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、受信性能の劣化を低減できる。
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施形態は、通信システムに関する。この通信システムは、次世代のコードレス電話システムに好適である。次世代のコードレス電話システムは、高速通信を実現できるシステムが望まれており、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式やTDMA(Time Division Multiple Access)方式が組み合わされて適用される。FDMA方式は、複数の端末装置にそれぞれ異なる周波数帯域を割り当てて使用させる方式である。TDMA方式は、タイムスロットごとに、端末装置を割り当てて使用させる方式である。なお、以下においては、FDMA方式として、OFDMA方式を用いる場合について説明する。OFDMA方式とは、複数の端末装置20の間で、それぞれの周波数信号を直交させることによって、より多くの端末装置を収容できる方式である。OFDMA方式とTDMA方式を組み合わせることによって、1つのタイムスロットに複数の端末装置を割り当てることができるため、より多くの端末装置を割り当てることができる。また、上り送信と下り送信は、TDD(Time Division Duplex)方式により分離されている。TDD方式とは、同一の周波数帯域が用いられ、かつ、異なるタイムスロットが用いられる方式である。以下においては、説明の便宜上、上り送信についてのみ説明する。なお、本実施形態において、上り送信と下り送信は対称であるため、下り送信については説明を省略する。
本実施形態においては、端末装置からの信号の強度に応じて、割り当てるべきタイムスロットを選択する。選択の対象となるタイムスロットにおいては、あらかじめ、割り当てるべき端末装置に求められる信号の強度の範囲が規定されている。したがって、1つのタイムスロットに割り当てられる複数の端末装置のそれぞれは、規定された範囲内における信号の強度を有する。そうすると、同一のタイムスロット間において、信号の強度の差が小さくなり、復調時において、いずれかの端末装置の信号が他の端末装置の信号に影響されることがなく、受信性能の劣化を低減できることとなる。詳細は後述する。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システム100の構成例を示す図である。通信システム100は、基地局装置10と、端末装置20で代表される第1端末装置20aと第2端末装置20bと第3端末装置20cとを含む。なお、説明の便宜上、3台の端末装置20を図示したが、2台以下、もしくは、4台以上の端末装置20が存在してもよい。
図2は、図1の通信システム100におけるサブキャリアブロックの割当例を示す図である。通信システム100には、10MHzの幅を有し、複数のサブキャリアブロック200を含む周波数帯210が用いられる。周波数帯210は、N個のサブキャリアブロック、すなわち、第1サブキャリアブロック200a〜第nサブキャリアブロック200nを含む。サブキャリアブロック200は、第1サブキャリアブロック200a〜第nサブキャリアブロック200nを代表するものとする。それぞれのサブキャリアブロック200は、M個のサブキャリアを含む。したがって、周波数帯210は、N×M個のサブキャリアを含むこととなる。なお、以下においては、説明の便宜上、N、Mを2以上の整数として説明する。また、説明の便宜上、それぞれのサブキャリアブロック200に含まれるサブキャリアの個数はMとしたが、サブキャリアブロック200は、それぞれ異なる個数のサブキャリアを含んでいてもよい。
基地局装置10は、通信を実行する複数の端末装置20のそれぞれに対し、1つのサブキャリアブロック200を単位として、それぞれ異なるサブキャリアブロック200を割り当てる。端末装置20は、割り当てられたサブキャリアブロック200を用いて、基地局装置10との間で、通信を実行する。基地局装置10は、FFT処理を実行することにより、複数の端末装置20から送信された複数のサブキャリアブロック200からなる信号をN×M個のサブキャリアに分離する。ここで、それぞれのサブキャリアは、いずれかのサブキャリアブロック200に対応づけられているため、個々の端末装置20からの信号が識別できることとなる。
第1チャネル割当例220は、サブキャリアブロック200ごとに1台の端末装置20を割り当てた場合を示す。すなわち、通信システム100においては、最大N個の端末装置20を割り当てることができる。第2チャネル割当例230は、2つの端末装置20にそれぞれサブキャリアブロック200を割当て、それぞれの端末装置20に、異なる個数のサブキャリアブロック200が割り当てられることを示している。第2チャネル割当例230は、帯域をあまり必要としない低速通信を要求する第1端末装置20aと、多くの帯域を必要とする高速通信を要求する第2端末装置20bが同時に通信を実行するような場合に適用される。このように割り当てることによって、端末装置20が要求するサービスの態様に柔軟に対応でき、システムリソースを最適に配分できる。第3チャネル割当例240は、1つの端末装置20に全帯域を割当てた場合を示す。より高速な通信を要求する端末装置20が存在し、その通信の際に、他の基地局装置10からのチャネル割当要求がないような場合に、第3チャネル割当例240のように割り当てることによって、高速通信が可能となる。
以上のごとく、端末装置20ごとに割り当てるサブキャリアブロック200の数を調整することによって、端末装置20と基地局装置10との間の電波環境や要求されるサービス品質に応じた割当が可能となる。これにより、高速通信を可能にしつつ、システムリソースを最適化できる通信システム100が実現できることとなる。なお、以下においては、説明の便宜上、第1チャネル割当例220に示した割り当て例にもとづいて説明を行なう。
図3(a)〜(e)は、図1の通信システム100におけるタイムスロットの割当例を示す図である。横軸は時間を示す。縦軸は、上り送信もしくは下り送信の別を示す。図3(a)〜(e)において、1つのTDMAフレームの長さは、5msである。図3(a)〜(e)のぞれぞれは、1TDMAフレームあたりの上り送信用もしくは下り送信用のスロットの個数が異なることを示す。たとえば、図3(a)では、上り送信用として1スロットが割り当てられ、また、図3(b)では、上り送信用として2スロットが割り当てられている。同様に、図3(c)〜(e)では、上り送信用として、4、8、16スロットが割り当てられている。なお、下り送信は、上り送信と対称の構成をとるため、割り当てられるスロットの個数は上り送信と同一となる。以下においては、説明の便宜上、図3(c)に示した割当例にもとづいて説明を行なう。
図1に戻る。端末装置20は、通信を開始する際に、基地局装置10に対してチャネル割当を要求する。チャネルの割当が許可された場合、端末装置20は、基地局装置10から割当に関する情報を取得する。割当に関する情報は、割り当てられるタイムスロットとサブキャリアブロック200とを示す識別情報を含む。割当に関する情報を取得した後、端末装置20は、基地局装置10との間で通信を実行する。一方、チャネルの割当が許可されなかった場合、端末装置20は、基地局装置10から割当不許可に関する情報を取得する。
図4は、図1の基地局装置10の構成例を示す図である。基地局装置10は、受信部30と、ベースバンド処理部32と、送信部34と、チャネル割当部40と、メモリ50とを含む。受信部30は、割当要求を示す制御チャネルを端末装置20から受信する。また、端末装置20にタイムスロットおよびサブキャリアブロック200が割り当てられた後、受信部30は、データ通信に関する信号を端末装置20から受信する。また、受信部30は、受信した信号に対してFFT処理を実行することにより、所定のサブキャリアブロック200を複数のサブキャリアブロック200から分離し、ベースバンド処理部32に送る。
ベースバンド処理部32は、受信部30によってFFT処理などが実行された信号に対して、所定の復調処理を実行し、また、誤り訂正復号処理などを実行する。また、ベースバンド処理部32は、割り当ての諾否や割り当てるタイムスロットやサブキャリアブロック200を示す識別情報などを含む信号を生成して、誤り訂正符号化処理や所定の変調処理などを経て、送信部34に送信させる。送信部34は、ベースバンド処理部32によって符号化処理された信号に対し、IFFT(Inverse FFT)処理などを実行した後、端末装置20に送信する。
メモリ50は、グループとタイムスロットとの関係を記憶し、また、グループごとに、信号強度の所要範囲を記憶する。図5は、図4のメモリ50に記憶される割当テーブル300の構成例を示す図である。割当テーブル300は、グループ欄310と電力範囲欄320とスロット欄330とを含む。電力範囲欄320において、P、P、P、Pのそれぞれは、グループ欄310に示されるグループのそれぞれに対応したパラメータであって、信号強度Pの範囲の上限値または下限値を示すパラメータである。なお、それぞれの大きさの関係は、P<P<P<Pとなる。また、Pは、サブキャリアブロック200を割り当てることができる信号強度の最小値が設定されてもよい。この場合、Pより小さい信号強度を有する端末装置20には、サブキャリアブロック200は割り当てられない。サブキャリアブロック200を割り当てることができる信号強度Pより小さい信号強度を有する端末装置20は、サブキャリアブロック200を割り当てたとしても、正常に通信が実行できないためである。これにより、リソースを効率的に使用できる。
チャネル割当部40は、端末装置20ごとに、制御チャネルの信号強度を取得する。信号強度の取得は、制御チャネルの受信電力などを測定することによって取得される。つぎに、チャネル割当部40は、取得された受信電力が、メモリ50に記憶された電力範囲欄320のいずれの範囲に含まれるかを判定する。さらに、判定された範囲がメモリ50に記憶されたグループ欄310に含まれる複数のグループのうちのいずれかのグループに属するかを特定する。チャネル割当部40は、メモリ50に記憶されたスロット欄330のうち、特定されたグループに対応するスロット欄330を割り当てるべきタイムスロットとして選択する。ここで、選択されたタイムスロットにおけるサブキャリアブロック200が空いている場合であって、かつ、空いているサブキャリアブロック200が使用可能な場合、選択されたタイムスロットに端末装置20を割り当て、端末装置20に割当に関する情報を送信する。なお、サブキャリアブロック200が使用可能な場合とは、受信品質が良好な場合などを示す。
一方、選択されたタイムスロットにおけるサブキャリアブロック200が空いていない場合、すなわち、選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアブロック200のすべてが、すでに他の端末装置20に割り当てられている場合、チャネル割当部40は、他に割り当てられるタイムスロットを検索したり、端末装置20に送信電力を低減させることにより、再度、割当処理を試行する。試行の結果においても、割り当てるべきサブキャリアブロック200が存在しない場合、チャネル割当部40は、ベースバンド処理部32と送信部34を介して、端末装置20に、割当不許可を示す信号を送信する。
ここで、信号強度Pとグループの関係について具体的に説明する。図6(a)〜(b)は、図4のチャネル割当部40の第1、第2の割当例を示す図である。横軸は、周波数を示す。縦軸は、信号強度を示す。双方の割当例は、同一のタイムスロットにおける第1サブキャリアブロック200aと第2サブキャリアブロック200bに2つの端末装置20を割り当てる場合を示している。図示するごとく、図6(a)においては、第1サブキャリアブロック200aに、信号強度Pxを有する第1端末装置20aが割り当てられ、第2サブキャリアブロック200bに、信号強度Pyを有する第2端末装置20bが割り当てられる。
前述したように、第1端末装置20aと第2端末装置20bとから送信された信号は、受信部30によりFFT処理が実行されて、サブキャリアブロックごとに分離される。しかしながら、PxとPyの信号強度の差が大きい場合、いわゆる有限語長の問題により、小さいほうの信号が大きいほうの信号に埋もれてしまい、小さいほうの信号を正しく復調することができない場合がある。そうすると、小さいほうの信号を送信していた端末装置20は、通信を実行することが困難となる。
そこで、本実施形態においては、図6(b)に図示するように、1つのタイムスロットに割り当てられる端末装置20の信号強度は、所定の範囲内のものに限定することとした。図示するごとく、図6(b)においては、第1サブキャリアブロック200aに信号強度Pxを有する第1端末装置20aが割り当てられ、第2サブキャリアブロック200bに信号強度Pyを有する第2端末装置20bが割り当てられる。ここで、PxとPyの双方は、所定の範囲の下限値であるP0より大きく、上限値であるP1よりも小さい。このように、1つのタイムスロット内に割り当てられる端末装置20は、いずれもの所定の範囲内に収まるような信号強度を有するように割り当てることにより、AGC処理にて十分なゲインが得られないことによる受信性能の劣化を回避し、すべてのサブキャリアブロック200の信号を精度よく復調できることとなる。
ここで、所定の範囲の下限値と上限値は、図5の電力範囲欄320に図示されるごとく、グループごとに設定される。また、グループは、タイムスロットと対応づけられて規定される。図7は、図4のチャネル割当部40の第3の割当例を示す図である。横軸は、時間を示す。縦軸は、信号強度を示す。第3の割当例は、図5のグループ欄310とスロット欄330に示す関係にしたがって、第1タイムスロット510〜第4タイムスロット540の4つのタイムスロットのそれぞれに、第1グループA〜第4グループDが割り当てられることを示す。前述したように、第1タイムスロット510に割り当てられる第1グループAにおいては、割り当てられる端末装置20の信号強度の範囲として、下限値はP、上限値はPとなる。同様に、第2グループB〜第4グループDは、図5の電力範囲欄320に図示する上限値と下限値を有し、それぞれの範囲に含まれる信号強度を有する端末装置20が第2タイムスロット520〜第4タイムスロット540に割り当てられる。
図8は、図4のチャネル割当部40の構成例を示す図である。チャネル割当部40は、測定部42と、スロット割当部44と、サブチャネル割当部46とを含む。測定部42は、端末装置20ごとに、信号の強度を測定し、スロット割当部44に通知する。スロット割当部44は、メモリ50にアクセスし、通知された信号の強度が含まれるグループを特定する。さらに、スロット割当部44は、特定されたグループに対応したタイムスロットを選択する。サブチャネル割当部46は、スロット割当部44によって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのうち、端末装置に割り当てるべきサブキャリアブロックを選択する。端末装置20に割り当てるサブキャリアが存在する場合であって、かつ、そのサブキャリアが使用可能な場合、サブチャネル割当部46は、選択したタイムスロットとサブキャリアブロックとを割当に関する情報に含め、端末装置20に送信する。その後、基地局装置10は、選択されたタイムスロットと、サブキャリアブロックとを用いて、端末装置との間で通信を実行する。
端末装置20に割り当てるサブキャリアが存在しない場合、サブチャネル割当部46は、スロット割当部44に他のスロットを選択させる。選択させる他のスロットは、すでに選択されたスロットより下位のグループが設定されているスロットとなる。下位のグループとは、より小さい信号強度を含む範囲に対応したグループをいう。たとえば、図5のグループ欄310に示すグループのうち、すでに選択されたグループがCである場合、再度選択させるタイムスロットにかかるグループは、グループAかBとなる。このような場合、スロット割当部44は、まず、グループCの下位のグループのうち、グループCの信号強度の範囲に近い波にを有するグループBについて、対応したタイムスロット2を選択する。ここで、サブチャネル割当部46は、グループBに対応するタイムスロット2に含まれる複数のサブキャリアブロックのいずれかのサブキャリアブロックに、端末装置20を割り当てられるか否かを確かめる。
タイムスロット2のいずれかのサブキャリアブロックに割り当てられる場合、選択したタイムスロットとサブキャリアブロックとを割当に関する情報に含め、端末装置20に送信する。さらに、サブチャネル割当部46は、端末装置20に対し、送信電力の低減を指示する。送信電力を低減させる量は、タイムスロット2に対応する信号強度の範囲、すなわち、図5の電力範囲欄320に示されるように、端末装置20の信号強度がPより小さくなるように決定される。
一方、タイムスロット2についても、端末装置20に割り当てるサブキャリアブロックが存在しない場合、タイムスロット2よりも下位のグループに対応するタイムスロット1について、同様に、サブキャリアブロックを割り当てられるか否かを確かめる。ここで、タイムスロット1についても端末装置20に割り当てられるサブキャリアブロックが存在しない場合、サブチャネル割当部46は、割当を拒否する旨の信号を端末装置20に送信する。このように、割り当てられるサブキャリアブロックが見つかるまで、下位のグループに対するタイムスロットを検索することによって、通信の安定性を向上できる。
上述したこれらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
つぎに、動作について説明する。図9(a)〜(b)は、図4のチャネル割当部40の動作例を示すフローチャートである。この処理は、基地局装置10が端末装置20からの割り当て要求にかかる信号を受信したことを契機として、開始されてもよい。まず、チャネル割当部40は、端末装置20から送信された信号を測定して、信号強度を取得する(S30)。つぎに、チャネル割当部40は、メモリ50にアクセスし、取得した信号強度に対応するタイムスロットを選択する(S32)。
ここで、選択したタイムスロットに空きサブキャリアブロックが存在する場合(S34のY)、そのサブキャリアブロックが使用可能か否かを調べるために、キャリアセンスを実行する(S36)。キャリアセンスの結果、使用可能なサブキャリアブロックであった場合(S38のY)、チャネル割当部40は、割り当て処理を実行する(S40)。さらに、チャネル割当部40は、割当に関する情報を端末装置20に通知し(S42)、処理を終了する。
一方、選択したタイムスロットに空きサブキャリアブロックが存在しなかった場合(S34のN)や、そのサブキャリアブロックが使用不可能であった場合(S38のN)、図9(b)に示すS44以降の処理に移行する。チャネル割当部40は、メモリ50をアクセスし、選択したタイムスロットにかかるグループより下位のグループが存在するか否かを調べる。下位のグループが存在しない場合(S44のN)、割当を拒否し(S58)、割当拒否を示す信号を端末装置に通知する(S60)。一方、下位のグループが存在する場合(S44のY)、下位のグループにかかるタイムスロットを選択する(S46)。
ここで、選択したタイムスロットに空きサブキャリアブロックが存在する場合(S48のY)、そのサブキャリアブロックが使用可能か否かを調べるために、キャリアセンスを実行する(S50)。キャリアセンスの結果、使用可能なサブキャリアブロックであった場合(S52のY)、チャネル割当部40は、割り当て処理を実行する(S54)。さらに、チャネル割当部40は、割当に関する情報と送信電力を低減する旨の信号とを端末装置20に通知し(S56)、処理を終了する。一方、選択したタイムスロットに空きサブキャリアブロックが存在しなかった場合(S48のN)や、そのサブキャリアブロックが使用不可能であった場合(S52のN)、S44の処理に戻る。
本発明の実施形態によれば、信号の強度の値の範囲に応じて特定されたグループに応じて、割り当てるべきタイムスロットを選択することによって、同一のタイムスロットに割り当てられた複数の端末装置からの信号は互いに影響されることが少ないため、受信性能の劣化を低減できる。スロット選択部によって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのすべてが、すでに他の端末装置に割り当てられている場合、当該端末装置に対し、送信電力の低減を指示し、低減された電力に応じた強度を含んだグループに対応するタイムスロットを選択することによって、受信性能の劣化を伴うことなく、容易に通信を確立できる。スロット選択部によって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのすべてが、すでに他の端末装置に割り当てられている場合、当該端末装置に対し、送信電力の低減を指示し、低減された電力に応じた強度を含んだグループに対応するタイムスロットを選択することによって、受信性能の劣化を伴うことなく、容易に通信を確立できる。
次に、本発明の実施の形態の変形例を示す。まず概要を述べる。本変形例は、前述した実施形態と同様に通信システムに関する。本変形例における通信システムは、図1に示した構成例と同様の構成例をとる。また、基地局装置10は、図4に示す構成例をとる。本発明の実施の形態の違いは、図8に示すチャネル割当部40が、制御チャネル割当部をさらに含む点である。本変形例においては、図5のグループ欄310とスロット欄330の関係を設定することによって、基地局装置10における受信性能をより向上させる。なお、前述した実施の形態と共通する部分については同一の符号を付して説明を簡略化する。
図10は、本発明の実施形態の変形例にかかる通信システム400の通信領域を模式的に示す図である。通信システム400は、第1基地局装置10aと第2基地局装置10bとを含む。なお、第1基地局装置10aと第2基地局装置10bは、図2に図示するように、同一の周波数帯210を用いて、端末装置20との間で通信を実行しているものとする。また、以下においては、上り通信について説明し、下り通信については、説明を省略する。
第1基地局装置10aは、周囲に、通信可能な領域として第1領域A1〜第4領域D1を有し、それぞれの領域に所在する端末装置20との間で通信を実行する。第1領域A1は、第1基地局装置10aからもっとも離れた位置に所在し、第2領域B1、第3領域C1、第4領域D1の順で、第1基地局装置10aからの距離が短くなる。
一般的に、端末装置20から送信した信号は、距離に応じて減衰する。したがって、基地局装置10と端末装置20との間の距離が遠いほど、基地局装置における受信電力が小さくなる。図10においては、第1領域A1に所在する端末装置20からの受信電力がもっとも小さくなり、第2領域B1、第3領域C1、第4領域D1の順で、それぞれの領域に所在する端末装置20からの信号の受信電力が大きくなる。同様に、第2基地局装置10bは、第5領域A2〜第8領域D2のそれぞれの領域に所在する端末装置20との間で通信を実行する。また、第2基地局装置10bにおいては、第5領域A2に所在する端末装置20からの受信電力がもっとも小さくなり、第6領域B2、第7領域C2、第8領域D2の順で、それぞの領域に所在する端末装置20からの信号の受信電力が大きくなる。
ここで、図10に図示するごとく、第1領域A1と第5領域A2とは隣接している。そうすると、双方の領域にそれぞれ所在する端末装置20が同一のタイムスロットを使用している場合、受信電力の大きさが異なることによって、前述した実施形態と同様に、一方が他方の信号に埋もれてしまい、正しく復調できない場合がある。したがって、本変形例においては、基地局装置10の外側の領域に割り当てられたタイムスロットを他の基地局装置10における外側の領域に割り当てられたタイムスロットと異なるように設定する。
いいかえると、基地局装置10における受信電力が低いグループに属する端末装置20に割り当てるタイムスロット(以下、「特定タイムスロット」という。)は、他の基地局装置10における特定タイムスロットと異なるように設定する。図11(a)〜(b)は、図10にかかる通信システム400におけるタイムスロットの割当例を示す図である。縦軸は受信電力、横軸は時間を示す。図11(a)は第1基地局装置10aにおける割当例を示す。図11(b)は第2基地局装置10bにおける割当例を示す。図示するごとく、第1領域A1と第5領域A2は、それぞれ異なるタイムスロットに割り当てられる。このように割り当てることによって、双方の基地局装置10において、正確に基地局装置10からの信号を復調できる。
本変形例においては、上述のようにグループとタイムスロットとの関係を設定するために、制御チャネルに割り当てたタイムスロットを特定タイムスロットとする。一般的に、報知すべき情報を含む制御チャネルは、すべての領域に所在する端末装置20に通知する必要があるため、干渉の少ないタイムスロットに割り当てられて、通知される。干渉の少ないタイムスロットは、以下の手順によって検出される。まず、測定部42は、他の基地局装置10から報知した制御チャネルの強度を各タイムスロットについて測定し、所定のしきい値を超えた個数をタイムスロットごとに計算する。制御チャネル割当部は、測定部42によって計算された結果、相対的に少ない個数となったタイムスロットに、当該無線装置に対する制御チャネルを割り当てる。
ところで、制御チャネルにかぎらず、データに関するチャネルにおいても、良好な通信が望まれる。しかしながら、基地局装置10から遠い領域に所在する端末装置20と通信する場合、距離による伝搬損失があるため、復調性能に影響がでる。ここで、上述したように、制御チャネルは、干渉の少ないタイムスロットに割り当てられ、すべての領域に所在する端末装置20に通知される。したがって、基地局装置10から遠い領域、たとえば、第1基地局装置10aにおける第1領域A1に所在する端末装置20が属するグループは、制御チャネルが割り当てられたタイムスロットと同一のタイムスロットに割り当てればよい。なお、「同一のタイムスロット」とは、タイムスロットが属するフレームと異なるフレームであって、かつ、制御チャネルが割り当てられたタイムスロットとフレーム内での相対的なタイミングが対応したタイムスロットを示す。
具体的には、図5の電力範囲欄320に示されるうち、最も低い信号強度の範囲に対応するグループであるグループAにつき、対応するスロット欄330を特定タイムスロットとする。たとえば、特定タイムスロットが2である場合、グループAに対応するスロット欄330は、2と設定される。設定は、制御チャネル割当部が、メモリ50に対して行なうことによって実施される。このように割り当てることによって、受信性能をより向上できる。
図12は、図10の基地局装置にかかる動作例を示すフローチャートである。まず、基地局装置10は、他の基地局装置10に対して報知された制御チャネルの受信電力を測定する(S70)。ここで、測定した受信電力が所定のしきい値より大きい場合(S72のY)をカウントする(S74)。カウントは、測定された制御チャネルが割り当てられていたタイムスロットごとに実行される。一方、測定した受信電力が所定のしきい値より小さい場合(S72のN)、S70の処理に戻る。また、測定が終了していない場合(S76のN)も、S70の処理に戻る。
測定が終了した場合(S76のY)、カウントされた個数が最も少ないタイムスロットを選択し、そのタイムスロットを制御チャネルに割り当てる(S78)。さらに、制御チャネルを割り当てたタイムスロットに、最も低い受信電力を含む範囲に対応するグループが割り当てられるように、図5に図示する割当テーブル300を設定する(S80)。
本変形例によれば、制御チャネルが割り当てられ、他の無線装置からの信号の強度が低いタイムスロットと同様のタイムスロットを端末装置に割り当てるため、受信性能の劣化を低減できる。当該無線装置における特定タイムスロットを他の無線装置において設定された特定タイムスロットと異なるように設定することによって、それぞれの無線装置におけるセルエッジ近傍の端末装置は、異なるタイムスロットを割り当てることができるため、互いの干渉による受信性能の劣化を低減できる。当該無線装置における相対的に低い強度を含むグループ割り当てるタイムスロットを、他の無線装置において制御チャネルが割り当てられた強度の低いグループに割り当てられるタイムスロットと異なるように設定することによって、それぞれの無線装置におけるセルエッジ近傍の端末装置は、異なるタイムスロットを割り当てることができるため、互いの干渉による受信性能の劣化を低減できる。
以上、本発明について実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施形態および変形例において、通信システム100は、OFDMAとTDMAが適用されるとして説明したが、これにかぎらず、通信システム100は、少なくともTDMAが適用されていればよい。たとえば、TDMAとCDMA(Code Division Multiple Access)が適用されてもよく、また、TDMAとSDMA(Space Division Multiple Access)が適用されてもよい。また、上り通信について適用する場合について説明した。しかしながらこれにかぎらず、下り通信においても、変形例を適用できる。この場合、基地局装置10は、下り通信における送信電力制御の量も考慮して、端末装置20の信号強度を取得し、取得した信号強度が図5に示す電力範囲欄320のいずれの範囲に属するかを判定すればよい。
また、変形例において、基地局装置10は、通信可能領域が隣接する他の基地局装置10との関係において、互いに隣接する領域に所在する端末装置20に割り当てるタイムスロットをそれぞれ異なるように設定するとして説明したが、これにかぎらず、基地局装置10は、隣接していない他の基地局装置10との関係において、互いのセルエッジに所在する端末装置20に割り当てるタイムスロットをそれぞれ異なるように設定してもよい。基地局装置10は、隣接していない他の基地局装置10の通信可能領域のうち、外側の領域に所在する端末装置20からの信号により影響を受けるため、タイムスロットを異なるように設定することによって、より受信性能を向上できることとなる。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 図1の通信システムにおけるサブキャリアブロックの割当例を示す図である。 図3(a)〜(e)は、図1の通信システムにおけるタイムスロットの割当例を示す図である。 図1の基地局装置の構成例を示す図である。 図4のメモリに記憶される割当テーブルの構成例を示す図である。 図6(a)〜(b)は、図4のチャネル割当部の第1、第2の割当例を示す図である。 図4のチャネル割当部の第3の割当例を示す図である。 図4のチャネル割当部の構成例を示す図である。 図4のチャネル割当部の動作例を示すフローチャートである。 図4のチャネル割当部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例にかかる通信システムの通信領域を模式的に示す図である。 図11(a)〜(b)は、図10にかかる通信システムにおけるタイムスロットの割当例を示す図である。 図10の基地局装置にかかる動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 基地局装置、 20 端末装置、 30 受信部、 32 ベースバンド処理部、 34 送信部、 40 チャネル割当部、 42 測定部、 44 スロット割当部、 46 サブチャネル割当部、 50 メモリ、 100 通信システム、 200 サブキャリアブロック、 210 周波数帯、 300 割当テーブル、 310 グループ欄、 320 電力範囲欄、 330 スロット欄。

Claims (7)

  1. 複数のサブキャリアが配置されたタイムスロットに端末装置を割り当てる無線装置であって、
    端末装置との間の信号の強度を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得される強度に対し、強度の値の範囲がそれぞれ異なるように複数のグループが予め規定されており、前記複数のグループのうち、前記取得部によって取得された強度が含まれるグループを特定するグループ特定部と、
    前記グループ特定部での特定の対象となる複数のグループのそれぞれに対し、割り当てるべきタイムスロットが予め規定されており、前記グループ特定部によって特定されたグループに対応したタイムスロットを選択するスロット選択部と、
    前記スロット選択部によって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのうち、前記端末装置に割り当てるべきサブキャリアを選択するサブキャリア選択部と、
    前記スロット選択部によって選択されたタイムスロットと、前記サブキャリア選択部によって選択されたサブキャリアとを用いて、前記端末装置との間で通信を実行する通信実行部と、
    を備えることを特徴とする無線装置。
  2. 前記スロット選択部によって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのすべてが、すでに他の端末装置に割り当てられている場合、当該端末装置に対し、送信電力の低減を指示する指示部をさらに備え、
    前記スロット選択部は、当該端末装置に新たに割り当てるタイムスロットとして、低減された電力に応じた強度を含んだグループに対応するタイムスロットを選択することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 他の無線装置に対して報知された制御チャネルの強度を各タイムスロットについて測定し、所定のしきい値を超えた個数をタイムスロットごとに検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された結果、相対的に少ない個数が検出されたタイムスロットに、当該無線装置に対する制御チャネルを割り当てる制御チャネル割当部と、
    をさらに備え、
    前記スロット選択部での選択の対象となる複数のタイムスロットは、フレームに属し、かつ、フレームは繰り返し配置され、
    前記スロット選択部は、前記制御チャネル割当部によって制御チャネルが割り当てられたタイムスロットが属するフレームと異なるフレームのうち、前記制御チャネルが割り当てられたタイムスロットとフレーム内での相対的なタイミングが対応したタイムスロットに、前記複数のグループのうちの相対的に低い強度が含まれるグループが割り当てられるように、グループとタイムスロットとの関係を規定することを特徴とする請求項1または2に記載の無線装置。
  4. 前記スロット選択部は、前記複数のグループのうちの相対的に低い強度を含むグループに対応した特定タイムスロットと、他の無線装置において設定された特定タイムスロットとが重複しないように、グループとタイムスロットとの関係を規定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無線装置。
  5. 前記スロット選択部は、他の無線装置での制御チャネルが割り当てられたタイムスロットと重複しないように、前記複数のグループのうちの相対的に低い強度を含むグループに対応するタイムスロットを規定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の無線装置。
  6. 複数のサブキャリアが配置されたタイムスロットに端末装置を割り当てて、前記端末装置との間で通信を実行する通信方法であって、
    端末装置との間の信号の強度を取得するステップと、
    取得される強度に対し、強度の値の範囲がそれぞれ異なるように複数のグループが予め規定されており、前記複数のグループのうち、前記取得するステップによって取得された強度が含まれるグループを特定するステップと、
    前記特定するステップにおいて特定の対象となる複数のグループのそれぞれに対し、割り当てるべきタイムスロットが予め規定されており、前記特定するステップによって特定されたグループに対応したタイムスロットを選択するステップと、
    前記タイムスロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのうち、前記端末装置に割り当てるべきサブキャリアを選択するステップと、
    前記タイムスロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットと、前記サブキャリアを選択するステップによって選択されたサブキャリアとを用いて、前記端末装置との間で通信を実行するステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  7. 複数のサブキャリアが配置されたタイムスロットに端末装置を割り当てて、前記端末装置との間で通信を実行するプログラムであって、
    端末装置との間の信号の強度を取得するステップと、
    取得される強度に対し、強度の値の範囲がそれぞれ異なるように複数のグループが予め規定されており、前記複数のグループのうち、前記取得するステップによって取得された強度が含まれるグループを特定するステップと、
    前記特定するステップにおいて特定の対象となる複数のグループのそれぞれに対し、割り当てるべきタイムスロットが予め規定されており、前記特定するステップによって特定されたグループに対応したタイムスロットを選択するステップと、
    前記タイムスロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットに含まれる複数のサブキャリアのうち、前記端末装置に割り当てるべきサブキャリアを選択するステップと、
    前記タイムスロットを選択するステップによって選択されたタイムスロットと、前記サブキャリアを選択するステップによって選択されたサブキャリアとを用いて、前記端末装置との間で通信を実行するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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